JP2002516042A - 伝送ネットワークにおいてパケットの経路指定とスイッチングとの間をダイナミックにシフトする改良された方法及び装置 - Google Patents

伝送ネットワークにおいてパケットの経路指定とスイッチングとの間をダイナミックにシフトする改良された方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 スイッチング及びルーチングパケットの間を動的にシフトして、高度のスループットを達成する。本発明はフロー分類とラベリングを活用してフローをリディレクトするネットワークでアップストリームノードとダウンストリームノード間でパケットを送信する方法を与える。この方法は、アップストリームノードとダウンストリームノード(1602)間のデフォルト仮想チャンネルを確立し、ダウンストリームノードでパケットを受信し、パケットのダウンストリームノードでフロー分類を実行し、アップストリームノード(170)にリディレクトすべき特定のフローに当該パケットが属するかどうかを判断し、ダウンストリームノード(1668)でフリーラベルを選択し、該選択されタフリーラベルをつけて(1676)特定のフローに属する将来のパケットを送るべきアップストリームノードを通知するステップを有する。本発明の他の実施例は、基本スイッチングユニット(1、3)、スイッチケートウエイ(21)、及びネットワークにおいてパケットを送信するためのシステムにおいて使用されるスイッチングエージェントを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 伝送ネットワークにおいてパケットの経路指定とスイッチング との間をダイナミックにシフトする改良された方法及び装置 発明の背景 本発明は、ネットワーク通信の分野に関する。詳しく述べると、本発明の一実 施例では、完全インターネットプロトコル(IP)経路指定(ルーティング)機 能を維持しながら高いパケットスループットを与えるために、パケットのスイッ チングと経路指定との間を効率的に動的に移動させる方法及び装置を提供する。 本発明は、高速で大容量のマルチサービストラフィック能力と、簡易さ、スケー ラビリティ、及び頑丈さとを組合わせる。 IPを使用するインターネットが現在人気を博し、絶えず成長しているために 、IPは今日使用されている支配的なネットワーク・レイヤプロトコルに発展し た。IPは、プロトコルデータ単位(PDU)フォーマット、及びステーション とルータ、及びルータとルータ対話を指定している。IPは、インターネットの ネットワークに接続されたステーションのIPユーザに、コネクションレス型デ ータ転送(transfer)サービスを提供する。IPの基礎をなすコネクションレスモ デルは、統合サービスネットワークを構築する頑丈な、そして柔軟な基礎を提供 する。全ての主要オペレーティングシステムは、IPの実現、IP及びそのコン パニオントランスポートレイヤ(OSI基準モデルのレイヤ4)プロトコルの可 能化、実質的に全てのハードウェアプラットフォーム上で普遍的に使用される伝 送制御プロトコル(TCP)を含んでいる。IPの主要な長所の1つは、僅か数 人のユーザから、グローバルインターネットを含む企業サイズのネットワークま でのネットワークにおいて、動作を成功させるその巨大なスケーラビリティにあ る。 インターネットが急速に成長したために、普通のIPルータはインターネット 上のトラフィックを処理するそれらの能力が不十分になり始めている。今日、よ り高速なワークステーション、クライアントサーバ計算、及びより高帯域要求ア プリケーションが用いられるようになって、ネットワークは益々トラフィック輻 輳の課題に当面しつつある。典型的な課題は、例えば高度に可変のネットワーク 応答時間、より高いネットワーク故障率、遅延による影響を受け易いアプリケー ションを支援する能力が欠けているを含む。 ローカルエリアネットワーク(LAN)スイッチは、共用媒体LANセグメン ト上の輻輳を緩和する迅速且つ比較的安価な方法を提供する。共用媒体ハブまた は簡単なブリッジよりも効果的に、LAN内のトラフィックを管理し、帯域幅の 割り振りを可能にする手段として、スイッチング技術が開発されつつある。LA Nスイッチは、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、及び簡単なテーブルルッ クアップ機能の遂行を処理するデータリンクレイヤ(OSI基準モデルのレイヤ 2)パケット転送(forwarding)ハードウェアエンジンとして動作する。スイッチ をベースとするネットワークは、より高いスループットを提供することはできる が、同報が溢れたり、セキュリティが貧弱であるというような課題に悩まされる 。ネットワークレイヤ(OSI基準モデルのレイヤ3)において動作するルータ でも、これらの型の課題を解決する必要がある。しかしながら高速スイッチング 技術は、現ルータの能力を失わせてルータ隘路を発生させる。インターネットが 基礎としている伝統的なIPパケット転送デバイス、即ちIPルータでは、不十 分となる兆候を示している。ルータは、開発中のスイッチング技術に比して高価 であり、複雑であり、そしてスループットが制限される。大企業規模のネットワ ーク及びインターネットの増加したトラフィック要求を支援するために、IPル ータはより早く、より安価に動作する必要がある。 更に、例えば会議を含む実時間及びマルチメディアアプリケーションに対する 要望の増加を支援するためには、サービス品質(QOS)選択が必要である。現 在のTCP/IPAは、QOS選択を支援しない。多くの型のトラフィックが、 進歩した機能をIPで動作可能にするように要求しているにも拘わらず、伝統的 なIPはパケット転送デバイスとして充分ではない。 非同期転送モード(ATM)は、明日のルータレスネットワークの基石として 売り込まれた高速、スケーラブル、マルチサービス技術である。ATMは、極め て高いスループット及びスケーラビリティを有し、音声及びビデオ、並びにデー タを含む種々の型のトラフィックを支援する高効率のパケット転送技術である。 しかしながら、ATMは、それへ移動するための明白な経路が存在せず、従って IPのような現在のネットワーキングアーキテクチャとは異なるネットワーキン グ技術である。ATMは、極めて複雑な、実地に立証されていない付加的な多層 プロトコルセットを必要とするコネクション向きアーキテクチャであるために、 既存LANトラフィックを効果的に支援することは難しい。これらのプロトコル に伴う課題は、受入れ難い程長い相手先選択回路(SVC)接続準備時間によっ て証明されている。更に、SVCを使用してATMトラフィックを送受信するよ うにTCP/TPユーザを可能化するには、全く新しい、検証されていない、そ して極めて複雑なプロトコルを採用する必要がある。これらのプロトコルは、A TMのQOS特色を利用するためのTCP/IPプロトコル上で走るアプリケー ションを可能化しないので、ATMの主要便益の1つを可能化することなくネッ トワーク管理者に莫大な量のオーバヘッドを賦課する。また、多くのこれらのプ ロトコルは充分に確立されたTCP/IPプロトコル組の機能を重複させ、これ らの複雑なプロトコルを学習する必要があるために、ネットワーク内の問題を障 害追跡しなければならないネットワーク管理者に対して、ATMデバイスの所有 権のコストを増加させる。ATMへの移行の難しさは、インターネットの人気に よって証明されているように、時間試験され、デバッグされたIPがその巨大な 、且つ成長し続ける設置されたユーザベースと共に堅固に固定化されていること から考えても明白である。 これらの課題に対する現在の解決方法が不十分であることから、ベンダーは新 しい分布ルーティングネットワーキングアーキテクチャのホストを開発した。し かしながら、これらのアーキテクチャは複雑であり、混乱を招き、IPによって 提供される機能が重畳していることが多い。これらのアーキテクチャは、ネット ワーク管理者に対して益々複雑な問題をももたらす。例えば、機能の重複はネッ トワーク管理機能のひずみを増加させ、ネットワーク問題を分離するのを極めて 困難にする。隘路、及び増加するネットワーク管理の複雑さを回避するためには 高速経路指定のためのシステムが必要であることは理解されよう。更に、不要な 重複を生じさせることなく、IPと両立可能なネットワーキングアーキテクチャ を設けることが必要である。 発明の概要 本発明はネットワーク通信の分野に関し、詳しく述べれば、高いパケットスル ープットを提供するために、パケットのスイッチングと経路指定との間を効率的 且つ動的にシフトさせる方法及び装置を提供することによって、上述した課題を 解決する。 一実施例によれば、本発明は、ネットワークの上流ノードと、下流ノードとの 間でパケットを伝送する方法を提供する。下流ノードは、上流ノードの下流にあ る。本方法は、上流ノードと下流ノードとの間に省略時仮想チャネルを確立する ステップと、下流ノードにおいてパケットを受信するステップと、下流ノードに おいてそのパケットに対して流れ(フロー)分類を遂行し、そのパケットが上流 ノードにおいてリダイレクト(redirect)されるべき指定された流れに属するか否 かを決定するステップとを含む。本方法は、下流ノードにおいて自由ラベルを選 択するステップと、指定された流れに属するフューチャパケットを、添付された 選択済の自由ラベルを用いて送るべきであることを上流ノードに通報するステッ プとを更に含む。 別の実施例において、本発明は、第1ノードにおいて流れをスイッチングする 方法を提供する。第1ノードは、第2ノードへの下流リンクと、第3ノードへの 上流リンクとを有している。本方法は、第1ノードにおいて第1パケットに対し て流れ分類を遂行し、その第1パケットが指定された流れ(第3ノードにおいて リダイレクトすべきである)に属するか否かを決定するステップと、第1ノード において第1自由ラベルを選択するステップと、指定された流れに属するフュー チャパケットを、添付された選択済の第1自由ラベルを用いて送るべきであるこ とを第3ノードに通報するステップとを含む。本方法は、第2ノードにおいて第 2パケットに対して流れ分類を遂行し、その第2パケットが指定された流れ(第 3ノードへ転送すべきである)に属するか否かを決定するステップと、第2ノー ドにおいて第2自由ラベルを選択するステップと、指定された流れに属するフュ ーチャパケットを、添付された選択済の第2自由ラベルを用いて送るべきである ことを第1ノードに通報するステップとを更に含む。本方法は、上流リンクから の指定された流れを、下流リンクへの第1ノードによってレイヤ2でスイッチさ せることができるように動作する。 別の実施例によれば、本発明は、あるネットワークにおいてパケットを伝送す るシステム内の基本スイッチングユニットを提供する。本基本スイッチングユニ ットは、スイッチングハードウェア、及びこのスイッチングハードウェアに結合 されているコントローラを含む。プロセッサ及びメモリを含むコントローラが、 スイッチングハードウェアを制御する。基本スイッチングユニットは、有形媒体 上に固定されたソフトウェアを更に含む。このソフトウェアは、基本スイッチン グユニットが、レイヤ3 IPパケット経路指定と、レイヤ2スイッチングとの 間で動的にシフトすることを可能ならしめてパケットトラフィックスループット を最適化する。 更に別の実施例によれば、本発明は、あるネットワークにおいてパケットを伝 送するシステム内のスイッチゲートウェイユニットを提供する。本システムは、 通信リンクを介してスイッチゲートウェイユニットに結合される基本スイッチン グユニットを含む。スイッチゲートウェイユニットは、ゲートウェイコントロー ラ及びソフトウェアを含む。ゲートウェイコントローラは、プロセッサ、メモリ 、及び複数のNICを含む。有形媒体上に固定されたソフトウェアは、スイッチ ゲートウェイユニットが、パケットの流れを基本スイッチングユニットヘリダイ レクトすることを可能にし、またパケット経路指定と、スイッチングとの間で動 的にシフトすることを可能ならしめてパケットトラフィックスループットを最適 化する。 更に別の実施例によれば、本発明は、あるネットワークにおいてパケットを伝 送するシステム内のスイッチングエージェントを提供する。本システムは、通信 リンクを介してスイッチングエージェントに結合される基本スイッチングユニッ トを含み、基本スイッチングユニットはコントローラ及びスイッチングエンジン を含む。スイッチングエージェントは、プロセッサ、メモリ、及び複数のNIC を含む。これらのNICの指定された1つは通信リンクを提供し、これらのNI Cの少なくとも1つはネットワーク内の少なくとも1つのノードに接続可能であ る。スイッチングエージェントは、メモリのコンピュータ可読有形媒体上に 固定されたコンピュータ可読プログラムコードを更に含む。コンピュータ可読プ ログラムコードは、基本スイッチングユニットのコントローラが流れを分類し、 パケットの流れをネットワーク内の第1ノードから第2ノードヘリダイレクトす るのを可能にし、そして基本スイッチングユニットのコントローラがスイッチン グエージェントに命令してその流れのパケットをスイッチングエンジンを介して 第1ノードから第2ノードへ転送させることを可能にする。従って、パケット転 送が基本スイッチングユニットのコントローラからオフロードされる。 本発明のこれらの、及び他の実施例、並びにその長所及び特色を、以下に添付 図面に基づいて詳細に説明する。 図面の簡単な説明 図1aは、本発明の実施例によるシステムの基本スイッチングユニットの概要 図であり、図1bは、本発明の別の実施例によるシステムのスイッチゲートウェ イユニットの概要図である。 図1cは、本発明の更に別の実施例によるシステムのスイッチングエージェン トの概要図である。 図2a−2cは、本発明の実施例によるネットワーク構成の概要図である。 図3は、本発明の実施例により使用されるコンピュータシステムの概要ブロッ ク線図である。 図4は、本発明の実施例によるATMスイッチの概要ブロック線図である。 図5aは、本発明の実施例による各システムノードにおける初期化手順の簡易 流れ図である。 図5bは、システムノードの動作を示す簡易流れ図である。 図5cは、初期化後に、スイッチングエージェントのインタフェースの1つに パケットが到着した時のスイッチングエージェントにおける手順の簡易流れ図で ある。 図5dは、初期化後に、スイッチングエージェントからスイッチコントローラ (該コントローラには、例えばスイッチコントローラのスイッチングエンジンを 使用して、通信リンクを介して少なくとも1つのスイッチングエージェントを結 合することができる)の省略時チャネル上のインタフェースの1つにパケットが 到着した時のスイッチコントローラにおける手順の簡易流れ図である。 図6aは、あるシステムノードにおける流れのラベル付けに含まれる諸ステッ プを示す流れ図である。 図6bは、基本スイッチングユニットにおける流れのスイッチングに含まれる 諸ステップを示す流れ図である。 図6cは、あるシステムノード(またはスイッチングノード)におけるパケッ トの転送に含まれる諸ステップを示す流れ図であり、図6dは、スイッチコント ローラにおいて、源スイッチングエージェントから3つのシナリオで受信される パケットの流れにラベル付けを遂行する諸ステップを示す流れ図である。 図6eは、スイッチコントローラにおいて、ある結合されたスイッチングノー ドから受信され、ある結合されたスイッチングエージェント上のインタフェース へ導くことを意図するパケットの流れにラベル付けを遂行する諸ステップを示す 流れ図である。 図7a−7bは、「流れの型1」及び「流れの型2」の流れ識別子のフォーマ ットを示す図である。 図8aは、本発明の一実施例による一般的なIFMP隣接(adjacency)プロト コルメッセージの構造を示す図である。 図8bは、IFMPメッセージをカプセル封じすることができる可変長「デー タ」フィールドを有する一般的なIPパケットを(その現在のバージョンIPv 4で)示す図である。 図8cは、あるパケットを、入力IFMP隣接プロトコルメッセージと共に受 信した時のシステムノードの動作を示す流れ図である。 図8dは、入力IFMP隣接プロトコルメッセージがRSTACKメッセージ ではない時の送信側システムノードの動作を示す状態図である。 図9aは、本発明の一実施例による一般的なIFMPリダイレクションプロト コルメッセージの構造を示す図である。 図9bは、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージを受信した時のシ ステムノードの動作を示す流れ図である。 図9c−9gは、それぞれ、IFMPリダイレクションプロトコルページの「 メッセージ本体内の、「リダイレクト(REDIRECT)」メッセージ要素、「再要求(R ECLAIM)」メッセージ要素、「再要求肯定応答(RECLAIM ACK)」メッセージ要素、 「ラベル範囲(LABEL RANGE)」メッセージ要素、及び「エラー(ERROR)」メッセー ジ要素の構造を示す図である。 図10aは、本発明の一実施例によるATMデータリンク上の「ラベル」フィ ールドのフォーマットを示す図である。 図10b−10eは、それぞれ、本発明の実施例による「省略時」、「流れの 型0」、「流れの型1」、及び「流れの型2」カプセル封じされたTPパケット を示す図である。 図11aは、カプセル封じされたGSMPパケットのフォーマットを示す図で ある。 図11bは、GSMP隣接プロトコルメッセージのフォーマットを示す図であ る。 図11cは、あるパケットを、入力GSMP隣接プロトコルメッセージと共に 受信した時の送信側エンティティの動作を示す流れ図である。 図11dは、入力IFMP隣接プロトコルメッセージがRSTACKメッセー ジではない時の送信側エンティティの動作を示す状態図である。 図12は、一般的な「GSMPコネクション管理」メッセージのフォーマット を示す図である。 図13a−13eは、それぞれ、「GSMPコネクション管理枝追加」、「枝 削除」、「木削除」、「木検査(Verify)」、及び「全メッセージ削除」を受信し た時の受信側エンティティの動作を示す流れ図である。 図13fは、「GSMPコネクション管理根移動」メッセージのフォーマット を示す図である。 図13gは、あるパケットを、「GSMPコネクション管理根移動」メッセー ジと共に受信した時の送信側エンティティの動作を示す流れ図である。 図13hは、「GSMPコネクション管理枝移動」メッセージのフォーマット を示す図である。 図13iは、あるパケットを、「GSMPコネクション管理枝移動」メッセー ジと共に受信した時の送信側エンティティの動作を示す流れ図である。 図14は、「GSMPポート管理」メッセージのフォーマットを示す図である 。 図15aは、カプセル封じされたIFMP−Cパケット1000を示す図であ る。 図15bは、図15aのカプセル封じされたIFMP−Cパケット1000の 「IFMP−Cメッセージ」フィールド1006内に含ませることができる典型 的なIFMP−Cメッセージ1012の一般的な構造を示す図である。 図16aは、図15aのカプセル封じされたIFMP−Cパケット1000の 「IFMP−Cメッセージ」フィールド1006内に含ませることができる典型 的なIFMP−C隣接プロトコルメッセージ1040の一般的な構造を示す図で ある。 図16bは、IFMP−C隣接プロトコルの3つの考え得る状態にある送信側 (TFMP−Cコントローラ、またはIFMP−エージェントの何れか)の動作 を示す状態図である。 図17a及び17bは、それぞれ、「IFMP−Cインタフェースリスト」要 求及び応答メッセージの構造を示す図である。 図17c及び17dは、それぞれ、「IFMP−Cインタフェース照会」要求 及び応答メッセージの構造を示す図である。 図17eは、「IFMP−Cインタフェース構成」要求メッセージ1170の 構造を示す図である。 図18aは、「IFMP−C枝追加」要求メッセージ及び「IFMP−C枝削 除」要求メッセージのメッセージフォーマット1200を示す図である。 図18bは、図18aの「IFMP−C枝追加」要求メッセージ及び「IFM P−C枝削除」要求メッセージ内の「パケット短縮」変換型のための「データ変 換」フィールド1240を示す図である。 図18cは、「IFMP−C枝追加」応答メッセージ及び「IFMP−C枝削 除」応答メッセージのメッセージフォーマット1250を示す図である。 図18dは、「IFMP−C木削除」要求メッセージ1260の構造を示す図 である。 図18eは、「IFMP−C枝移動」要求メッセージ1300の構造を示す図 である。 図19aは、「IFMP−C木統計入手」要求メッセージ1400の構造を示 す図である。 図19bは、「木データ」フィールドが使用する「木データ」フィールド構造 1406を示す図である。 図20a及び20bは、それぞれ、「TFMP−C枝読み出し」要求メッセー ジ1420及び「IFMP−C枝読み出し」応答メッセージ1430の構造を示 す図である。 図21aは、「IFMP−Cノード情報」要求メッセージ1440の構造を示 す図である。 図21b及び21cは、それぞれ、「IFMP−Cインタフェース統計」要求 メッセージ1460及び「IFMP−Cインタフェース統計」応答メッセージ1 470の構造を示す図である。 図21dは、図21cの「IFMP−Cインタフェース統計」応答メッセージ 1470内の「インタフェース統計」フィールド1480の構造を示す図である 。 図21eは、図21cの「IFMP−Cインタフェース統計」応答メッセージ 1470内の「インタフェース統計」フィールド1480内の「一般統計」フィ ールド1494の構造を示す図である。 図21fは、図21cの「IFMP−Cインタフェース統計」応答メッセージ 1470内の「インタフェース統計」フィールド1480内の(ATMインタフ ェースのための)「特定統計」フィールド1530構造を示す図である。 図21gは、図21cの「IFMP−Cインタフェース統計」応答メッセージ 1470内の「インタフェース統計」フィールド1480内の(イーサネットイ ンタフェースのための)「特定統計」フィールド1540の構造を示す図である 。 特定実施例の詳細な説明 内容 I.概要 II.システムハードウェア A.コントローラハードウェア B.スイッチングハードウェア C.例示ハードウェア III.システムソフトウェア機能 A.IFMP及びラベル付けされたパケットの流れの伝送 B.GSMP C.IFMP−C IV.結論 I.概要 以下に、あるネットワーにおいてパケットを伝送するための改良された方法及 び装置を開示する。本方法及び装置は、特定のユーティリティ、即ち音声、ビデ オ、及びデータ信号をローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタン エリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インタ ーネット、等を通して運ぶことができるIPパケットの高スループット伝送に適 用するものとして説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発 明は、ネットワークを通してパケットを伝送することを望むさまざまなアプリケ ーションに用途を有している。 以下に説明するシステムは動的なスイッチング及び経路指定システムである。 本システムを一般的に「スイッチングシステム」として記述するが、本システム はデータリンクレイヤ2におけるスイッチング機能、及びネットワークレイヤ3 における経路指定及びパケット転送機能の両方を動的に行うものであることを理 解されたい。システムの「スイッチゲートウェイ」ユニットは既存LAN及びバ ックボーン環境を、基本スイッチングユニットのネットワークに接続可能にする アクセスデバイスとして動作する。スイッチゲートウェイユニットと同様に、 「スイッチングエージェント」も既存LAN及びバックボーン環境を、少なくと も1つの基本スイッチングユニットに接続可能にするアクセスデバイスとして動 作する。後述するように、スイッチゲートウェイユニット及び基本スイッチング ユニットは共に、独立した流れリダイレクト管理能力を有し、経路指定プロトコ ルを走らせ、そして流れリダイレクトが存在しない場合には独立的に経路指定決 定を行う。従って、スイッチゲートウェイユニットと基本スイッチングユニット とはピア(peer)である。これに対して、独立した流れリダイレクト管理能力を有 していないスイッチングエージェントは、マスター・スレーブスイッチングエー ジェントとして動作する基本スイッチングユニットからの命令に基づいてパケッ トを転送する。基本スイッチングユニットからの命令の下で動作するスイッチン グエージェントは、基本スイッチングユニットによって転送されたパケットの大 部分を、今度はエージェントによって既存LAN及びエージェントのインタフェ ース上のバックボーン環境へ転送できるように、基本スイッチングユニットから 受信したパケットを転送することができる。これらの環境は、イーサネット、高 速イーサネット、FDDI、ギガビットイーサネット、または他の型のLANを 含むことができる。このパケット転送はパケット転送命令に基づいてスイッチン グエージェントによって遂行されるから、基本スイッチングユニットは経路指定 プロトコルを走らせたり、転送されるパケットの待ち時間を短縮するような他の タスクを遂行するのにより多くの時間を持つことができる。スイッチングエージ ェントによるパケット転送の性能は、基本スイッチングユニットのスイッチコン トローラ上の負荷を軽減する。従って、あるノードにおいて独立した流れリダイ レクト管理能力を必要としないような、または基本スイッチングユニットの能力 をより良く利用することができるような若干の状況においては、スイッチングエ ージェントを使用することが適当であり得る。スイッチングエージェントは、ス イッチゲートウェイユニットの代わりとして低コストで使用することもできる。 システムは、インターネットプロトコル(IP)の現バージョン(IPv4)、 及びフューチャバージョン(例えば、IPv6)と両立可能である。システムは ルータの隘路を回避しながら最適の高速パケットスループットを与えるために、 ネットワークを通してパケットのスイッチングと経路指定との間で動的シフトを 行う。 図1aに示すように、本発明の一実施例によるスイッチングシステムの基本ス イッチングユニット1は、スイッチングエンジン3、スイッチコントローラ5、 及びスイッチコントローラ5上に設けられたシステムソフトウェア7をを含む。 詳述すれば、スイッチングエンジン3は、普通の、そして現在使用可能な非同期 転送モード(ATM)スイッチングハードウェアを使用する。勿論、アプリケー ションに依存して、例えば高速パケットスイッチング、フレームリレー、ギガビ ットイーサネット技術、その他のような他のスイッチング技術を使用して、本発 明のスイッチングエンジン3を構成することもできる。本実施例では、スイッチ ングエンジン3はATMスイッチである。「ATMアダプテーションレイヤ・タ イプ5(AAL−5)」より上の、通常はATMスイッチに関連している何れの ソフトウェアも完全に除去される。従って、信号方式、既存経路指定プロトコル 、及びLANエミュレーションサービスまたはアドレスリゾリューションサーバ 等は除去される。スイッチコントローラ5は、ATMネットワークアダプタまた はATMリンク11を介してスイッチンダエンジン3に接続されるネットワーク インタフェースカード(NIC)9を有するコンピュータである。システムソフ トウェア7は、基本スイッチングユニット1内に、詳しく言えばスイッチコント ローラ5として働くコンピュータ内に設けられる。 基本スイッチングユニット1のスイッチングエンジン3は、例えばデータ端末 装置(DTE)、データ通信装置(DCE)、サーバ、スイッチ、ゲートウェイ 等を含む種々のデバイスに接続することができる多重物理ポート13を有してい る。各物理ポート13は、ATMリンクを介してATMアダプタを設けたデバイ スに、または別の基本スイッチングユニットのポートに、またはスイッチゲート ウェイユニットのポートに、またはスイッチングエージェントのポートに接続す ることができる。基本スイッチングユニットのスイッチングエンジン3を構成す るATMスイッチングハードウェアは、データリンクレイヤ(OSI基準モデル のレイヤ2)において動作する。 システムソフトウェア7によって決定され、そして基本スイッチングユニット によって要求されると、スイッチングエンジン3は高速スイッチング機能を遂行 するように動作する。スイッチングシステムのスイッチング能力は、スイッチン グエンジン3内に使用されているハードウェアによってのみ制限される。従って 、本発明のこの実施例は、ATM技術の高速、大容量、広帯域幅能力を利用する ことができる。勿論、アプリケーションに依存して、例えば高速パケットスイッ チング、フレームリレー、ギガビットイーサネット技術、その他のような他のス イッチング技術を使用して本発明のスイッチングエンジン3を構成することもで きる。 本発明の一実施例においては、スイッチコントローラ5は、ATMリンク9を 介してATMスイッチハードウェア3に接続されるコンピュータである。「レイ ヤ3」における標準コネクションレスIP経路指定機能を遂行する他に、スイッ チコントローラ5は局部的な基準でパケットの流れ分類決定をも行う。 図1bに示すように、本発明の別の実施例によるスイッチングシステムのスイ ッチゲートウェイユニット21は、ゲートウェイスイッチコントローラ23、及 びゲートウェイスイッチコントローラ23上に設けられたシステムソフトウェア 25を含んでいる。ゲートウェイスイッチコントローラ23は、複数のネットワ ークアダプタ即ちNIC 27、及びATM NIC 29を含む。基本スイッ チングユニット1のスイッチコントローラ5と同様に、ゲートウェイスイッチコ ントローラ23もコンピュータ上に設けられたシステムソフトウェア25を有す るATM NIC 29を装備したコンピュータである。前述したように、スイ ッチゲートウェイユニット21は、既存LAN及びバックボーン環境を、基本ス イッチングユニットのネットワークに接続することを可能にするアクセスデバイ スとして動作する。従ってNIC 27は、例えば10BaseTイーサネット NIC、100BaseTイーサネットNIC、ファイバ分布データインタフェ ース(FDDI)NIC、その他、またはこれらの何れかの組合わせのような異 なる型であることができる。勿論、特定の型のNIC 27の使用は、スイッチ ゲートウェイユニット21がアクセスを与える既存LAN及びバックボーン環境 の型に依存する。複数のLANをスイッチゲートウェイユニット21に接続でき ることを理解されたい。ATM NIC 29は、スイッチゲートウェイユニッ ト21を、ATMリンクを介して基本スイッチングユニット1に接続するのを可 能にする。勿論、スイッチゲートウェイユニット21と別のスイッチゲートウェ イユニットとの間を接続できるようにするために、NIC 27もATMNIC であることができる。 基本スイッチングユニット及びスイッチゲートウェイユニットの他に、本シス テムは、適切に装備された高性能ホストコンピュータ、ワークステーション、ま たはサーバを更に含むことができる。詳しく述べれば、ホストを基本スイッチン グユニットに直接接続できるようにするために、適切なATM NICを装備し たホストコンピュータ、ワークステーション、またはサーバ上にシステムソフト ウェアのサブセットを設けることができる。 図1cに示すように、本発明の更に別の実施例によるスイッチングエージェン ト901は、既存LAN及びバックボーン環境、即ちATM NIC 905を 基本スイッチングユニット1に接続するための複数のネットワークアダプタ、即 ちNIC 903、及びスイッチングエージェント901を可能化し、命令によ ってパケットを基本スイッチングユニット1から転送させる適切なシステムソフ トウェア907を装備したコンピュータである。スイッチングエージェント90 1は、既存LAN及びバックボーン環境を少なくとも1つの基本スイッチングユ ニットに接続するのを可能にするアクセスデバイスとして動作する。従って、N IC 903は同一の型であることも、または例えば10BaseTイーサネッ トNTC、100BaseTイーサネットNIC、FDDI NIC、その他、 またはこれらの何れかの組合わせのような異なる型であることもできる。勿論、 特定の型のNIC 903の使用は、スイッチングエージェント901がアクセ スを与える既存LAN及びバックボーン環境の型に依存する。複数のLANをス イッチングエージェント901に接続できることを理解されたい。ATMNIC 905は、スイッチングエージェント901を、ATMリンクを介して基本ス イッチングユニット1に接続するのを可能にする。勿論、NIC 905は、基 本スイッチングユニット1内に使用されている特定のスイッチングエンジン技術 (本特定実施例においてはATM)に基づいて適切に選択される。 ユーザは、基本スイッチングユニット、スイッチゲートウェイユニット、スイ ッチングエージェント、及びシステムソフトウェアによって、ワークグループ、 キャンパス、及びWAN環境をターゲットにする柔軟なIPネットワークトポロ ジを構築することができ、現在のキャンパスバックボーンが輻輳する課題に対す る高性能でスケーラブルな解決手段が得られる。本システムを使用することによ り、終端間シームレスIPトラフィックの流れを与える広帯域幅、高スループッ ト、及び成分相互運用性を特色とする種々のネットワーク構成を実現することが できる。図2a−2cは、本発明により可能な多くのネットワーク構成の幾つか を示している。勿論、図2a−2cは単なる構成例に過ぎず、多くの代替構成が 可能である。 図2aは、基本スイッチングユニット1が既存LANへの接続を可能にする幾 つかのスイッチゲートウェイユニット21を有している、全キャンパスネットワ ークのための集中型IPパケット転送デバイスとして動作するようになっている キャンパスLAN構成の概要図である。基本スイッチングユニット1は、3つの サーバ31n(但し、n=1乃至3)を含むサーバファーム(farm)に接続されて いる。各サーバ31nには、システムソフトウェアのサブセット、及び対応する ATMリンク33n(これらは、OC−3(155Mbps)であり、n=1乃 至3である)を介して基本スイッチングユニット1への接続を可能にするATM NICが装備されている。高速ATMリンクを通して基本スイッチングユニッ ト1に直接結合されているサーバは、頻繁にアクセスされるサーバのパケットス ループットをブーストするように動作する。基本スイッチングユニット1は、対 応するATMリンク33n(これもまたOC−3リンクであり、n=4乃至6で ある)を介して3つのスイッチゲートウェイユニット21をも接続している。リ ンク334を介して基本スイッチングユニット1に接続されている第1スイッチ ゲートウェイユニット21は、適切なリンク391を介して、ある型のイーサネ ットまたはFDDIであることができるLANバックボーン351にも接続され ている。LANバックボーン351は、適切なNIC 43を介してPC、端末 、またはワークステーション41に接続される。同様に、リンク335及び336 を介してそれぞれ基本スイッチングユニット1に接続されている第2及び第3ス イッチゲートウェイユニット21は、それぞれイーサネットまたはFDDIリン ク392及び393を介してLANバックボーン352及び353 にも接続されている。従って、図2aの構成によれば、異なるLANに接続され ているユーザは、混雑に遭遇することなく、本発明によるシームレスIPトラフ ィックの流れを使用して通信し合うことができる。 図2bに示す別の例は、ワークグループ構成の概要図である。図2bは、幾つ かのホストコンピュータ45がATMリンク33mを介して複数の基本スイッチ ングユニット1に接続され、これらの基本スイッチングユニット1がユーザデバ イス41を有するLAN35に接続されているような高性能ワークグループ環境 を示している。この構成では、第1基本スイッチングユニット1は、ATMリン ク331(155Mbps)を介して第2基本スイッチングユニット1に接続さ れている。複数のホストコンピュータ45は、それぞれのATM NIC 47 から155MbpsのATMリンク33x(但し、x=2乃至5)を介して第1 基本スイッチングユニット1にそれぞれ接続されている。更に、複数のホストコ ンピュータ45は、それぞれのATM NIC 49から25MbpsのATM リンク33y(但し、y=8乃至10)を介して第2基本スイッチングユニット 1にそれぞれ接続されている。イーサネットまたはFDDIリンク39を介して 第1及び第2基本スイッチングユニット1とスイッチゲートウェイユニット21 とを接続することにより、ホストコンピュータ45のユーザはLAN 35に結 合されているユーザデバイス41と通信することができる。それによってホスト コンピュータのワークグループは、キャンパスネットワークの残余とシームレス 的に統合される。 更に別の例として、図2cには、基本スイッチングユニット1、幾つかのスイ ッチングエージェント911、913、及び915、及びシステムノード916 (例えば、別の基本スイッチングユニット、スイッチゲートウェイユニット、ま たはホスト)を使用する簡単な構成の概要が示されている。勿論、他の構成とし て、望むならば付加的なシステムノード及び他の組合わせを含むこともできる。 図2cには、幾つかのスイッチングエージェント911、913、及び915が 示されており、各エージェントは各々がユーザデバイス(図示してない)に接続 されている種々のイーサネットLAN 917n(但し、この特定の例における nは1乃至6の範囲である)へのそれぞれのインタフェースを有しており、各エ ージェントはATMリンク919m(但し、この特定の例におけるmは1乃至3 の範囲である)を介して基本スイッチングユニット1に接続されている。基本ス イッチングユニット1は、ATMリンク923によってスイッチングエンジン9 25に接続されているスイッチコントローラ921を含む。勿論、LAN917n は、FDDI、10BaseTイーサネットまたは100BaseTイーサネ ット、ギガビットイーサネット、他の型のネットワーク、またはこれらの何れか の型のネットワークの組合わせであることもできる。LAN 917nに接続さ れるユーザデバイスは、LAN 917nNI接続するための適切なNICを有 するPC、端末、プリンタ、サーバ、ワークステーション等であってよい。シス テムノード916は、ATMリンク9194を介して基本スイッチングユーザ1 のスイッチングエンジン925に結合される。 概述すれば、図2cのスイッチコントローラ921は、スイッチエージェント のそれぞれのインタフェースを調整することによって(パケットの送受信の場合) 、及び特定の流れの型の特定の流れで受信したパケットをどのように処理するか をスイッチエージェントに指示することによってスイッチエージェントを制御す る。特定の流れの型、並びに特定の流れは、IFMP−Cプロトコルの動作を介 してスイッチコントローラ921によって作成することができる。前述したよう に、スイッチコントローラ921はリンクレイヤスイッチ(ATMスイッチ92 5のような)に結合され、リンクレイヤスイッチはスイッチングエージェント( 911、913、915のような)及び/または別のシステムノード916に結 合することができる。初期化中に、スイッチコントローラ921はIFMP−C パケットをスイッチングエージェントへ送り、スイッチコントローラ921が各 スイッチングエージェントの特定の構成(設置されているネットワークインタフ ェース等)を学習できるようにする。次いでスイッチコントローラ921は、ス イッチングエージェントに結合された1つまたはそれ以上のネットワークインタ フェース917nを調整してパケットの受信を開始させる。スイッチコントロー ラ921は、若干の受信したパケットをスイッチコントローラ921へ伝送させ 、他の受信したパケット(例えば、もしそれらがスイッチコントローラ921に よって処理されないプロトコルに関して受信されていれば)をドロップできる ように、スイッチングエージェントにおけるパケット処理をも準備する。もしあ る流れを、スイッチコントローラ921を介在させなくてもスイッチングエージ ェントによって処理できることをスイッチコントローラ921が検出すれば、ス イッチコントローラ921はIFMP−Cを使用してスイッチングエージェント に指令して、そのパケットを処理させる(例えば、パケットをドロップさせるか 、1つまたはそれ以上の異なる出力フォーマットを使用して、またはパケットを 局部的に転送するための異なるクラスのサービスを使用して、1つまたはそれ以 上のインタフェースからパケットを転送させる)。パケットの転送に関連するの は、そのパケットに適用する変換(例えば、パケット内の「生存する時間」(Tim e to Live)のデクレメント、IPヘッダー検査合計の更新、異なる流れの型フォ ーマットのためのヘッダー管理等)である。スイッチングエージェント、スイッ チングノード、及びスイッチコントローラ(図2cに示す構成に示すような)の 相互運用の詳細に関しては後述する。 本発明によれば、システムはATMスイッチを制御するために、何等かの既存 ATMスイッチ制御ソフトウェアの代わりに、システムソフトウェアを使用する ことによってATM(または、他の実施例における代替技術)スイッチングハー ドウェアのトップに完全IP経路指定機能を追加する。従って、本システムは、 ルータの隘路の問題を生ずることなく、効率的な技法で高速、大容量のパケット 伝送を行うために、必要になった時のネットワークレイヤIP経路指定と、可能 である時のデータリンクレイヤスイッチングとの間を移動することができる。 詳細を後述するイプシロン流れ管理プロトコル(IFMP)を使用して、シス テムソフトウェアは、システムノード(基本スイッチングユニット、スイッチゲ ートウェイユニット、またはホストコンピュータ/サーバ/ワークステーション のような)に、IPパケットを、若干の共通の特徴に基づいて類似したパケット の「流れ」に属するものとして分類させることができる。流れは、特定の源から 特定の行先へ送られる(ユニキャストまたはマルチキャスト)パケット(これら のパケットは、それらが要求することができるそれらの経路指定、及び何等かの 局部処理ポリシーに関して関係付けられている)のシーケンスである。若干の型 の流れは、パケットの高速スイッチングを遂行するために、ATMスイッチング エンジンを使用して個々のATM接続にそれらを写像することよって処理するこ とができる。例えば実時間トラフィックを運ぶ流れ、サービス要求の品質を有す る流れ、または長い保持時間を有しそうな流れは、可能な時に何時でもスイッチ されるように構成することができる。例えば短い持続時間の流れ、またはデータ ベース照会のような他の型の流れは、コネクションレスIP経路指定によって処 理される。特定のパケットの流れを、特定のATMラベル(即ち、ATM仮想パ ス識別子(VPI)及び仮想チャネル識別子(VCI))に関連付けることがで きる。仮想チャネルは単方向性であるものとしているので、各リンクの入力方向 のATMラベルは、そのリンクが接続されている入力ポートによって支配される 。あるリンク上の各伝送方向は、別々に処理される。勿論、各方向に走行する流 れは、システムによって別々にではあるが、同じように処理される。 流れ分類は、局部的なポリシーの決定である。あるIPパケットがシステムノ ードによって受信されると、そのシステムノードはそのIPパケットを省略時チ ャネルを介して伝送する。またそのノードは、そのIPパケットを特定の流れに 属するものとして分類し、同一の流れに属するフューチャパケットを、ATMス イッチングエンジン内に好ましく直接スイッチすべきか、またはそのノード内の ルータによってホップ・バイ・ホップで転送し続けるべきかを相応に決定する。 もしパケットの流れをスイッチするものと決定されれば、その流れには先ずラベ ル付けしなければならない。ある流れにラベル付けするために、ノードは、その パケットを受信した入力ポートの使用可能なラベル(VPI/VCI)をその流 れのために選択する。流れにラベルを付けすることを決定したノードは、そのラ ベル、流れ識別子、及び生存期間を格納し、次いでそのパケットを送った上流の 先行ノードヘ「IFMPリダイレクト」メッセージを送る。流れ識別子は、その 流れを特徴付けるヘッダーフィールドのセットを含んでいる。生存期間は、リダ イレクションが有効である時間長を指定する。流れの状態がリフレッシュされな ければ、流れとラベルとの間の結合は、その生存期間が経過すると削除される。 流れの状態がリフレッシュされる前に生存期間が経過すると、その流れに属する 後続パケットは隣接ノード間の省略時転送チャネルで伝送されるようになる。元 のものと同一のラベル及び流れ識別子を有してはいるが、別の生存期間を有する 「リダイレクト」メッセージを上流へ送ることによって、流れの状態はリフレッ シュされる。「リダイレクト」メッセージは、流れ識別子によって識別される特 徴と一致する後続の全パケットを、そのラベルによって指定された仮想チャネル を介して伝送するように上流ノードに要求する。また、リダイレクションの決定 は上流ノードによって処理される局部的な決定であり、一方流れ分類決定は下流 ノードによって処理される局部的な決定である。従って、たとえ下流ノードが特 定のパケットの流れのリダイレクションを要求したとしても、上流ノードはその リダイレクションの要求を受入れるか、または無視するかを決定することができ る。更に、「リダイレクト」メッセージに対して肯定応答はなされない。そのよ うにはせずに、新しい仮想チャネルから第1パケットが到着したことによって、 リダイレクション要求が受入れられたことを指示するようになっている。 システムソフトウェアは、その流れの異なる流れの型に依存して、ラベル付け された流れに属するIPパケットをATMデータリンクで伝送するために異なる カプセル封じをも使用する。本実施例においては、4つの型のカプセル封じを使 用する。 IFMPに加えて、システムソフトウェアは別のプロトコル、即ち「汎用スイ ッチ管理プロトコル(GSMP)」をも使用し、ATMリンクを通してシステム の基本スイッチングユニットのスイッチコントローラとATMハードウェアスイ ッチングエンジンとの間に通信を確立し、それによって可能な時には「レイヤ2 」のスイッチングを可能にし、必要な時には「レイヤ3」のIP経路指定及びパ ケット転送を可能にする。詳しく述べれば、GSMPは、ATMスイッチを制御 するための汎用非対称プロトコルである。即ち、スイッチコントローラはマスタ ーとして動作し、ATMスイッチはスレーブとして動作する。GSMPは、初期 化時にスイッチコントローラとATMスイッチとの間のATMリンク上に確立さ れる仮想チャネル上を走る。単一のスイッチコントローラは、別々の仮想チャネ ルについてのGSMPの複数の手続き(instantiations)を使用して複数のATM スイッチを制御することができる。GSMP内には、GSMP隣接プロトコルも 含まれている。このプロトコルは、スイッチコントローラとATMスイッチとの 間のATMリンク上の状態を同期させて、リンクの他方の端におけるエンティテ ィのアイデンティティを見出し、そのエンティティのアイデンティティの変化を 検出するために使用される。 GSMPは、スイッチコントローラが、ATMスイッチにまたがる接続を確立 及び解放すること、1地点と複数地点との間の接続の許可(leaves)を追加及び削 除すること、スイッチポートを管理すること、構成情報を要求すること、及び統 計を要求することを許可する。またGSMPは、ATMスイッチがスイッチコン トローラへ、リンクがダウンしているというような事象を通報することを許可す る。 スイッチは、複数のポート(各ポートは、入力ポートと出力ポートの組合わせ である)を含むものとしている。ATMセルは、入力ポートにおける入力仮想チ ャネルを通して外部通信リンクからATMスイッチに到着し、また出力ポートか らの出力仮想チャネル上の外部通信リンクヘATMスイッチから出て行く。前述 したように、ポートまたはリンク上の仮想チャネルは、それらのVPI/VCI によって参照される。ATMスイッチにまたがる仮想チャネル接続は、入力仮想 チャネル(即ち、根)を1つまたはそれ以上の出力仮想チャネル(即ち、枝)に 接続することによって形成される。仮想チャネル接続は、それらが到着する入力 ポート、及びそれらの入力仮想チャネルのVPI/VCTによって参照される。 スイッチにおいては、各ポートは、入力ATMセルのVPI/VCIによって索 引されるハードウェアルックアップテーブルを有し、これらのテーブル内のエン トリはスイッチ内のローカル制御プロセッサによって制御される。 GSMPの場合、各仮想チャネル接続はそれを確立する時に優先順位を割当て ることによって、あるサービス品質(QOS)を確立することができる。同一出 力ポートを共用する仮想チャネル接続の場合、高い優先順位及び低い優先順位を 有する接続上のATMが同時にスイッチ内にあるものとすれば、高い優先順位を 有する接続上のATMの方が低い優先順位を有する接続上のATMよりもスイッ チを出て行くようになる。スイッチの各ポートが支援する優先順位の数は、ポー ト構成メッセージから得られる。異なるスイッチが異なる方法でマルチキャスト を支援できることが理解されよう。例えば、スイッチは、マルチキャスト接続の ための枝の数についての限度、支援されるマルチキャスト接続の数についての限 度、マルチキャスト接続の出力枝に割当て可能な異なるVPI/VCI値の数に ついての限度、及び/または同一出力ポート上の特定マルチキャスト接続の単一 の枝だけの支援を有することができる。必要に応じて、故障コードを相応に指定 することができる。 スイッチは、スイッチポートを記述するために、32ビットのポート番号を割 当てる。ポート番号は、スイッチの物理構造(例えば、シェルフ、スロット、ポ ート)に関係するサブフィールド内に構成することができる。各スイッチポート は、スイッチによって割当てられたポートセッション番号も維持する。ポートの ポートセッション番号は、ポートが連続的にアップしている間は同一に維持され る。しかしながら、もしポートがダウンした、または使用不能になった後に、ま たはパワーサイクルの後にアップ状態に戻れば、ポートのポートセッション番号 は変化する。ポートセッション番号はある形状の乱数を使用して割当てられ、ス イッチコントローラがリンク障害を検出し、状態を同期させ続けることを可能に する。 若干の実施例におけるシステムソフトウェアは、IFMP及びGSMPの他に 後述する別のプロトコル、即ち「クライアント用イプシロン流れ管理プロトコル (IFMP−C)」をも使用し、基本スイッチングユニットのスイッチコントロ ーラとスイッチングエージェントとの間のリンクを通して通信を確立し、それに よって、望む場合にはスイッチングエージェントへ転送するために「レイヤ3」 パケットを分散させる。詳しく述べれば、IFMP−Cは、スイッチングエージ ェントを制御するための汎用非対称プロトコルである。即ち、スイッチコントロ ーラはマスターとして動作し、スイッチングエージェントはスレーブとして動作 する。IFMP−Cを使用すると、スイッチングエージェント上のインタフェー スは、スイッチコントローラに局部的に結合されたインタフェースのように見え るので、スイッチコントローラ/スイッチングエージェントは外部からはシステ ムノードのように見える。一般的に言えば、IFMP−Cは、初期化時にスイッ チコントローラとスイッチングエージェントとの間のリンク上で確立される仮想 チャネル上を走る。単一のスイッチコントローラは、複数のスイッチングエージ ェントを制御するために別々の仮想チャネルを通してIFMP−Cの複数の手続 きを使用することができる。システムの起動時に、スイッチコントローラは、そ のスイッチコントローラに結合された各ATMインタフェース上のIFMP−C リスナー(このリスナーは、ATMインタフェースの省略時VCIに結合されて いる)を始動させ、スイッチングエージェントは省略時VCI上で周期SYNメ ッセージを送り始める。スイッチコントローラがスイッチングエージェントから このSYNメッセージを受信すると、スイッチコントローラはIFMP−Cプロ トコル内に含まれているIFMP−C隣接プロトコルを開始する。リンクの各側 によって使用されるIFMP−C隣接プロトコルは、スイッチコントローラとス イッチングエージェントとの間のリンクの状態を同期させ、リンクの他方の端に おけるエンティティのアイデンティティを見出し、そしてそのエンティティのア イデンティティの変化を検出するために使用される。IFMP−C隣接プロトコ ルが、リンクの他方の側と同期させるためにリンクの各側に確立された時、リン クの各側はそのリンクの他方の側を識別するインスタンス番号を有している。 同期を完了した後にIFMP−Cは、スイッチコントローラが、スイッチング エージェント上のどのポートまたはインタフェース(及びそれらの属性)が使用 可能であるかを決定し、各インタフェースを構成することを可能にするので、各 インタフェースを使用してパケットを転送することができるようになる。スイッ チングエージェントが複数のポートまたはインタフェースを含み、各インタフェ ースまたはポートが、入力ポート及び出力ポートの組合わせであるものとしてい る。一旦インタフェースが決定され、構成されると、IFMP−Cが使用されて 転送枝を作成し、変更し、そして削除する。各転送枝は、入力データ及び出力デ ータからなる。スイッチングエージェント内の各インタフェースは入力パケット の入力データ/出力データによって索引されるハードウェアルックアップテーブ ルを有し、テーブル内のエントリはスイッチングエージェント内のローカル制御 プロセッサによって制御される。入力データは、情報の幾つかの片または成分( 特定の実施例によれば、入力インタフェース、優先順位(precedence)、入力フラ グ、キーデータ、及びキーマスクのような)を含み、情報の各片は入力情報に寄 与する。もし入力データの何れかの成分が変化すれば、パケットは異なる転送入 力エントリを有していると見做される。出力データは、整合する入力データ を有するパケットをどのように転送すべきかを記述する幾つかの片または成分( 特定の実施例によれば、出力インタフェース、長さ除去、変換、データ変換、ヘ ッダーデータ、サービス品質型、及びサービス品質データ)を含む。1つの入力 エントリに対して、1つより多い出力エントリを有することが可能である。パケ ットがスイッチングエージェントのインタフェースに到着すると、スイッチング エージェントは、その入力インタフェースに関係のある入力エントリ全体を探索 する。エントリは、最低優先順位から最高優先順位へ探索することができる。整 合する入力エントリが見出されると、出力枝上の情報が使用され、そのパケット が転送される。 IFMP−Cにおいては、リンクレベルハードウェアの管理(例えば、イーサ ネット上で仮想チャネルを開き、ハードウェアアドレスフィルタを追加する)は 、スイッチングエージェントに残されている。もし入力キーマスタがリンクレベ ルアドレスのビットを含んでいれば、スイッチングエージェントはこれらのアド レスを受信することを保証すべきである。もしマスクがリンクデータアドレス指 定情報を含んでいなければ、スイッチングエージェントは、フィルタを調整すべ きではない。このように、スイッチングエージェントはそのハードウェアにとっ て最も効率的な手法でリンクレベルフィルタリングを制御することができ、スイ ッチコントローラはパケットを適切にフィルタするために充分なリンクレベル情 報をキー内に含まなければならない。スイッチコントローラは、無差別モード及 びマルチキャストモードのためにスイッチングエージェントの状態を管理するの で、スイッチングエージェントは所望の挙動を超えてコードパスを不適切に最適 化することを試みない。 IFMP、GSMP、及びIFMP−Cの詳細に関しては、本発明の特定実施 例に従って後述する。 II.システムハードウェア A.コントローラハードウェア 図3は、本発明のシステムソフトウェアを実行する基本スイッチングユニット 1内のスイッチコントローラ5(図1a参照)として使用できる典型的なコンピ ュータシステム51のブロック線図である。図3には、本発明のシステムソフト ウェアを実行するスイッチゲートウェイ21内のスイッチゲートウェイコントロ ーラ23として使用できるコンピュータシステムの例、及びシステムソフトウェ アのサブセットがロードされているホストコンピュータ/サーバ/ワークステー ションとして使用できる典型的なコンピュータの例も示されている。図3に示す ように、コンピュータシステム51は、中央プロセッサ69、システムメモリ7 1、I/Oコントローラ73、固定ディスク79、ネットワークインタフェース 81、及び読み出し専用メモリ(ROM)83のようなサブシステムを含む。勿 論、コンピュータシステム51は、ホストの場合にオプションで、モニタ53、 キーボード59、ディスプレイアダプタ75、及び取り外し可能ディスク77を 含む。85のような矢印は、コンピュータシステム51のシステムバスアーキテ クチャを表している。しかしながら、これらの矢印はサブシステムをリンクする のに役立つ相互接続計画の例示に過ぎない。例えばローカルバスは、中央プロセ ッサ69をシステムメモリ71及びROM 83に接続するために使用できる。 本発明に使用するのに適する他のコンピュータシステムは、付加的な、またはよ り少ないサブシステムを含むことができる。例えば、別のコンピュータシステム は、1つより多くのプロセッサ69(即ち、多重プロセッサシステム)、または キャッシュメモリを含むことができる。 本発明の一実施例においては、スイッチコントローラとして使用されるコンピ ュータは、標準周辺成分相互接続(PCI)バス、及びATMネットワークアダ プタまたはネットワークインタフェースカード(NIC)が装備されている標準 のインテルをベースとする中央処理ユニット(CPU)マシンである。コンピュ ータは、ATM NICを使用して155メガビット/秒(Mbps)ATMリ ンクに接続される。この実施例では、システムソフトウェアは、コンピュータの ハードドライブである固定ディスク79上に設けられている。当分野に精通して いれば理解されるように、システムソフトウェアは、コンピュータ可読コードを 格納するCD−ROM、フロッピーディスク、テープ、または他の有形媒体上に 格納することができる。 しかしながら、図3に示すコンピュータシステムは、本発明に(基本スイッチ ングユニットのスイッチコントローラとして、スイッチゲートウェイユニットの スイッチゲートウェイコントローラとして、またはホストコンピュータ/サーバ /ワークステーションとして)使用するのに適するコンピュータシステムの例に 過ぎない。更に、図3は、システムソフトウェアの少なくともサブセットを設け た(IFMP−C操作性を与えるために)、スイッチングエージェント901( 図1cに示したような)として使用できるコンピュータシステムの例を示してい る。経路指定プロトコルのためのシステムソフトウェアは、スイッチングエージ ェント901として使用するコンピュータシステムに設ける必要はなく、従って システムソフトウェアのこのサブセットは埋め込まれたデバイス上で走らせるこ とができることは理解されよう。同様に、スイッチングエージェント901とし て使用されるコンピュータシステムから固定ディスク79を省略することができ 、それによってスイッチゲートウェイユニットの代わりにスイッチングエージェ ント901を使用しているかも知れない若干のネットワークの設置費用を低下さ せることができる。本発明に使用するのに適するサブシステムの他の構成は、当 分野に精通していれば容易に理解されよう。更に、スイッチゲートウェイユニッ トには、種々の型のLANに接続できるように複数の他のNICを設置すること ができる。異なる型のLANバックボーンのために、他のNICまたは代替アダ プタをスイッチゲートウェイユニット内に使用することができる。例えば、SM C 10M/100MイーサネットNIC、またはFDDI NICを使用する ことができる。 本発明の範囲をどのようにも制限するものではないが、表1は、上記実施例に よるコントローラの動作に有用な市販の成分のリストである。当分野に精通して いれば、表1にリストした成分が本発明に関連して使用することができる成分を 表しており、本発明の1つの特定実施例によるデバイスの組立てを容易にする目 的で示したものに過ぎないことが理解されよう。当分野に精通していれば、さま ざまな成分を容易に置換することも、または機能を組合わせたり、分離したりす ることも可能であろう。 表 1 コントローラ成分 B.スイッチングハードウェア 上述したように、ATMスイッチハードウェアは、基本スイッチングユニット のスイッチングエンジンを構成する。ATMスイッチングエンジンは、ベンダー には無関係のATMスイッチングハードウェアを使用する。しかしながら、本発 明によるATMスイッチングエンジンは、その通常のコネクション型ATM経路 指定及び信号方式ソフトウェア(SSCOP、Q.2931、UNI3.0/3 .1及びP−NNT)の何れをも使用しない。そうではなく、どのATMプロト コル及びソフトウェアも完全に破棄され、基本スイッチングユニットはATMス イッチングエンジンを制御するのにシステムソフトウェアを使用する。システム ソフトウェアの詳細に関しては後述する。 別々に使用可能なATM成分を、典型的なATMスイッチアーキテクチャに組 立てることができる。例えば、図5は、本発明の実施例による基本スイッチング ユニットのスイッチングハードウェアエンジンとして使用することができるAT Mスイッチのアーキテクチャ(この例は16ポートスイッチを示している)のブ ロック線図である。しかしながら、市販されているATMスイッチを、本発 明の他の実施例による基本スイッチングユニットのスイッチングエンジンとして 動作させることもできる。スイッチングハードウェア3の主機能成分は、スイッ チコア、マイクロコントローラ複合体、及びトランシーバ副組立体を含む。概述 すれば、スイッチコアは「レイヤ2」スイッチングを遂行し、マイクロコントロ ーラ複合体はATMスイッチのためのシステム制御を行い、そしてトランシーバ 組立体は物理レイヤからの信号のインタフェース及び基本送受信を行う。本実施 例では、スイッチコアは、ホワイトチップ100、グレイチップ102、MBU Fチップ104、「ポートインタフェースデバイス(PIF)」106、及び共 通データメモリ108を含む「MMCネットワークATMS 2000ATMス イッチチップセット」を基本としている。スイッチコアは、オプションで、「V Cアクティビティ検出器」110、及び「早期パケット破棄」機能112をも含 むことができる。パケットカウンタも含まれているが、図示してない。ホワイト チップ100は構成制御及び状態を供給する。グレイチップ102は、状態及び 制御のためにホワイトチップ100と通信する他に、スイッチテーブルを用いて 直接アドレス指定及びデータ転送の責を負う。MBUFチップ104は、PIF チップ106と共通データメモリ108との間のセルトラフィックの移動に対す る責を負う。メモリ要素を含むVCアクティビティ検出器110は、全ての活動 状態にある仮想チャネル上に情報を供給する。早期パケット破棄112は、必要 に応じて若干のATMセルを破棄する能力を与える。パケットカウンタは、全て の入力及び出力ポートを通過する全てのパケットを計数する能力をスイッチに与 える。バス114、115、116、117、及び117は、スイッチの種々の 成分間のインタフェースを提供する。マイクロコントローラ複合体は、中央処理 ユニット(CPU)130、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM) 132、読み出し専用メモリ(ROM)134、フラッシュメモリ136、DR AMコントローラ138、デュアル万能非同期受信送信機(DUART)ポート 140及び142、及び外部タイマ144を含んでいる。CPU 130はマイ クロコントローラとして動作する。ROM 134はローカルブートROMとし て動作し、全スイッチコードイメージ、基本低レベル動作システム機能、及び診 断を含んでいる。DRAM 132は、普通のランダムア クセスメモリ機能を提供し、DRAMコントローラ138(フィールドプログラ マブルゲートアレイ(FPGA)デバイス等によって実現することができる)は DRAM 132のためのリフレッシュ制御を行う。フラッシュメモリ136は 、ハードウェア改訂制御、一連番号識別、及び可製造性及び追跡のための種々の 制御コードのためにマイクロコントローラによってアクセス可能である。DUA RTポート140及び142は、診断、監視、及び他の目的のために、通信資源 へのインタフェースとして設けられている。外部タイマ144は必要に応じてC PU 130に割込む。トランシーバ副組立体は、PIFチップ106と物理ト ランシーバ(図示してない)との間に配置された物理インタフェースデバイス1 46を含む。インタフェースデバイス146は、データストリームの処理を遂行 し、ATM物理レイヤを実現する。勿論スイッチの成分は、使用できるシャーシ に依存して、デスクトップ上に取付けるか、またはセットされるラック上に存在 し得る印刷回路基板上にあることができる。 本発明の範囲をどのようにも制限するものではないが、表2は、上記実施例に よるスイッチングエンジンの動作に有用な市販の成分のリストである。当分野に 精通していれば、表2にリストした成分が本発明に関連して使用することができ る成分を表しており、本発明の1つの特定実施例によるデバイスの組立てを容易 にする目的で示したものに過ぎないことが理解されよう。当分野に精通していれ ば、さまざまな成分を容易に置換することも、または機能を組合わせたり、分離 したりすることも可能であろう。勿論、前述したように、ATM以外の技術(例 えば、フレームリレー、高速パケットスイッチング、またはギガビットイーサネ ットのような)を使用するスイッチングエンジンは、適切な成分を使用すること になろう。 表 2 スイッチ成分 III.システムソフトウェア機能 先に概要を説明したように、IFMPは、レイヤ2「ラベル」を、指定された パケットの「流れ」に添付するように隣接ノードに命令するためのプロトコルで ある。流れは、特定の源から特定の1つまたは複数の行先(これらは、要求され るこれらの経路指定及び論理的処理ポリシーに関して関係付けられている)へ送 られるパケットのシーケンスである。ラベルは仮想チャネルを指定し、その流れ に関してキャッシュされた経路指定情報に効率的にアクセスできるようにする。 ラベルは、指定された流れに属するその後のパケットを、レイヤ3においてルー トするのではなく、レイヤ2においてスイッチできるようにもする。即ち、もし 上流及び下流の両リンクがネットワーク内のある特定ノードにおいて流れをリダ イレクトするものとすれば、その特定ノードはその流れを、ネットワークレイヤ においてルートし、転送するのではなく、データリンクレイヤにおいてスイッチ することができる。 図5aは、本発明の一実施例による各システムノードにおける初期化手順の概 要を示す流れ図である。ステップ160においてシステムが起動すると、ステッ プ162において各システムノードは全てのポート上に省略時仮想チャネルを確 立する。ステップ164において各システムノードは、何れかのポートにパケッ トが到着するのを待機する。 図5bは、本発明によるレイヤ3経路指定と、レイヤ2スイッチングとの間を 動的にシフトするシステムノードの動作を示す流れ図である。初期化の後に、ス テップ166において、システムのあるポートにパケットが到着する。もしその パケットが省略時仮想チャネルから受信されれば(ステップ168)、システム ノードはステップ170において、そのパケットの流れ分類を遂行する。流れ分 類は、そのパケットがある型の流れに属するか否かの決定を含む。ステップ17 2において、システムノードは、パケットが属している流れを好ましくスイッチ すべきか否かを決定する。もしシステムノードがその流れをスイッチすべきであ ると決定すれば、ステップ174においてシステムノードはその流れにラベル付 けし、次いでステップ176においてそのパケットの転送を遂行する。パケット を転送してしまうと、システムノードはステップ182においてパケットの到着 を待機する。パケットが到着すると、システムノードはステップ166へ戻る。 ステップ168において、もしシステムノードがそのパケットは省略時仮想チャ ネルから到着したのではないと決定すれば、システムノードはステップ 170におけるパケットに対する流れ分類を遂行しない。あるパケットが代替仮 想チャネルから到着した場合は、そのパケットは既にラベル付けされている流れ に属しているのである。従って、もしその流れも下流ラベル付けされていれば( ステップ178)、システムノードはステップ180においてその流れをスイッ チする。流れのスイッチングは、上流リンクのラベルと下流リンクのラベルとの 間のスイッチ内で接続を行うことを含む。スイッチ180において流れをスイツ チングさせた後、ステップ176においてシステムノードはパケットを下流へ転 送する。もしその流れが下流ラベル付けされていなければ(ステップ178)、 システムノードは流れをスイッチせず、その代わりにステップ176においてパ ケットを下流へ転送する。勿論、基本スイッチングユニットがステップ180を 遂行するのは、あるシステムノードだけであることを理解されたい。他のシステ ムノード(例えば、スイッチゲートウェイユニット、またはホスト)も図5bに 示すように動作するのであるが、ステップ178の結果がスイッチゲートウェイ ユニットまたはホストのためのものにはならないから(これらの型のシステムの は下流リンクを有していないので)、ステップ180は遂行されない。 図5c及び5dは、それぞれ、本発明のよるスイッチコントローラ、及び通信 リンクを介してスイッチコントローラに結合されているスイッチングエージェン トの動作を示す流れ図である。スイッチングエージェントは、図5aに示した初 期化手順を辿ることに注目されたい。図5cは、初期化が完了した後に、インタ フェースの1つにパケットが到着した時の(ステップ1600)スイッチングエ ージェントにおける手順を示している。もしパケットが省略時仮想チャネルから 受信されていなければ(ステップ1602において決定)、スイッチングエージ ェントは、スイッチング1604において指定されたチャネルへの木境界にアク セスする。パケットが省略時仮想チャネルから到着しなければ、そのパケットは 既にラベル付けされた流れに属しているのであり、その流れはスイッチされてい るのである。スイッチングエージェントはパケットを相応に転送し(ステップ1 606)、別のパケットが到着するのを待機する(ステップ1608)。しかし ながらもしパケットが省略時仮想チャネルから受信されたのであれば(ステップ 1602において決定)、ステップ1610においてスイッチングエージェン トはその枝テーブルを探索して入力枝と突き合わせる。もし一致する入力枝が見 出されなければ(ステップ1612)、スイッチング1614においてスイッチ ングエージェントはパケットをスイッチコントローラへ送り、別のパケットを待 機する(ステップ1616)。もし一致する入力枝が見出されれば(ステップ1 612)スイッチングエージェントはステップ1618においてパケットを指定 された通りに転送する。次いでスイッチングエージェントは、パケットに対して 「フォールスルー(fall through)」モードが指定されているか否かを調べる(ス テップ1620)。後述するように、フォールスルーモードは、スイッチングエ ージェントが次の優先順位レベルの入力枝と突き合わせるために枝テーブルの探 索を続行すべきことを指示する(パケットを伝送した後に、この入力枝エントリ と突き合わせるために)。もしフォールスルーモードが指定されていなければ( ステップ1620)、スイッチングエージェントは、単に次のパケットの到着を 待機するだけである(スイッチング1622)。しかしながら、もしフォールス ルーモードが指定されていれば(ステップ1620)、スイッチングエージェン トは、次の優先順位レベルの入力枝と突き合わせるために枝テーブルの探索を続 行する(ステップ1624)。ステップ1624から、スイッチングエージェン トは、次の優先順位レベルの入力枝に一致を見出したか否かを決定する(ステッ プ1626)。もし見出されなければ、スイッチングエージェントは次のパケッ トの到着を待機する(ステップ1622)。しかしながら、もし見出せば、スイ ッチングエージェントはステップ1626からステップ1618へ戻って指定さ れた通りにパケットを転送し、手順はステップ1620へ続く。 図5dは、初期化が完了した後に、省略時チャネル上のインタフェースの1つ を通してスイッチングエージェントからパケットを受信した時に、スイッチコン トローラにおける手順を示す流れ図である。(スイッチコントローラは、例えば スイッチコントローラのスイッチングエンジンを使用して、通信リンクを介して 少なくとも1つのスイッチングエージェントを結合することができる。)即ち、 図5は、パケットがスイッチコントローラへ送られた時の(図5cのスイッチ1 614)スイッチコントローラにおける手順を示している。スイッチングエージ ェントからパケットが到着した後に(ステップ1650)、スイッチコントロ ーラはステップ1652においてパケットに対して流れ分類を遂行する。前述し たように、流れ分類は、パケットがある型の流れに属するか否かを決定すること を含む。ステップ1652からステップ1654に進んでスイッチコントローラ は、そのパケットが属している流れをスイッチさせるべきか否かを決定する。ス テップ1654において、もし流れをスイッチさせるべきではないことをスイッ チコントローラが決定すれば、スイッチコントローラは流れをスイッチさせるこ となく、単にパケットを転送して(ステップ1656)、次のパケットを待機す る(ステップ1658)だけである。ステップ1654において、もし流れを好 ましくスイッチさせるべきであることをスイッチコントローラが決定すれば、ス イッチコントローラはステップ1660においてその流れにラベル付けし、パケ ットを転送して(ステップ1656)、次のパケットを待機する(ステップ16 58)。 図6aは、図5bのステップ174における流れのラベル付けのように、シス テムノード(またはスイッチングノード)の上流リンクにおける流れのラベル付 けに含まれる諸ステップを示す流れ図である。スイッチゲートウェイユニットま たはホストであるシステムノードの場合には、システムノードは、図6aのステ ップ190、192、200、及び202に示すように流れにラベル付けする。 流れにラベル付けするステップ(ステップ190)が開始されると、システムノ ードは、ステップ192において上流リンク上の自由ラベルxを選択する。次い でシステムノードは、ステップ200において上流リンク上に「IFMPリダイ レクト」メッセージを送る(破線193で示す)。次いでシステムノードはステ ップ202においてパケットを転送する。基本スイッチングユニットであるシス テムノードの場合の流れへのラベル付けも、ステップ194、196、及び19 8に示されている。流れにラベル付けするステップ(ステップ190)が開始さ れると基本スイッチングユニットは、ステップ192において上流リンク上の自 由ラベルxを選択する。基本スイッチングユニットのスイッチコントローラは、 ステップ194においてスイッチコントローラの制御ポート上の一時ラベルx’ を選択する。ステップ196において、スイッチコントローラは、GSMPメッ セージをハードウェアスイッチングエンジンへ送って、上流リンク上のラベ ルxを制御ポート1のラベルx’へ写像させる。スイッチコントローラは、写像 が成功したことを指示するGSMP肯定応答メッセージをハードウェアスイッチ ングエンジンから受信するまで、ステップ198において待機する。肯定応答を 受信すると、ステップ200において基本スイッチングユニットは上流リンク上 に「IFMPリダイレクト」メッセージを送る。ステップ200の後は、システ ムノードは図56のステップ176へ戻る。 図6bは、図5bのステップ180によって示されているように、基本スイッ チングユニットにおける流れスイッチングに含まれるステップを示す流れ図であ る。前述したように、基本スイッチングユニットが流れをスイッチするステップ を遂行できるのは、システムノードだけである。流れをスイッチする手順はステ ップ210から開始され、ステップ212において基本スイッチングユニット内 のスイッチコントローラは、GSMPメッセージを送って上流リンク上のラベル xを、下流リンク上のラベルyに写像させる。ラベルyは、基本スイッチングユ ニットより下流のノードがその流れに割当てたラベルである。勿論、この下流ノ ードは図5b及び6aによって指定されている手法で、その流れにラベル付けし ており、自由ラベルyはステップ192において選択される。ステップ212の 後に、基本スイッチングユニット内のスイッチコントローラは、ステップ214 において基本スイッチングユニット内のハードウェアスイッチングエンジンから 写像が成功したことを指示するGSMP肯定応答メッセージを待機する。それに よって、流れは基本スイッチングユニット内のハードウェアスイッチングエンジ ン内においてレイヤ2で完全にスイッチされる。次いでステップ176において 基本スイッチングユニットは、パケットを転送する。 図6cは、図5bのパケット転送ステップ176によって示されているように 、システムノードにおいてパケットを転送する際に含まれるステップを示す流れ 図である。システムノードはステップ218においてパケット転送手順を開始す る。もしそのパケットが属している流れが下流リンク上でラベル付けされていな ければ(ステップ220)、ステップ222においてシステムノードは下流リン ク上の省略時仮想チャネルでパケットを送り、次いで待機ステップ224に進ん でパケットの到着を待機する。しかしながら、もしそのパケットが属している流 れが 下流リンク上でラベル付けされていて、先に「IFMPリダイレクト」メッセー ジを受信したシステムノードがその流れにある生存期間に関するラベル付けした ことを指示すれば、システムノードはステップ226において、その流れのリダ イレクションのための生存期間が経過してしまったか否かを調べる。もし生存期 間が経過していなければ、ステップ228においてシステムノードは、「IFM Pリダイレクト」メッセージ内のラベル付けされた仮想チャネルでパケットを送 り、次いで待機状態(ステップ224)へ進む。もし生存期間が経過していれば 、ステップ230においてシステムのは流れリダイレクションを自動的に削除す る。次いでシステムノードは省略時チャネルでパケットを送り(ステップ222 )、図5bに示すようなステップ182の待機状態に戻る。 前述したように、図6a−6cは、スイッチングエージェントが係わらない時 のシステムノード(またはスイッチングノード)の相互運用に関している。図6 d−6eは、後述するように、少なくとも1つのスイッチングエージェントが基 本スイッチングユニットに結合された時のスイッチングノードの相互運用に関し ている。 図6dは、図5dの流れにラベル付けするステップ1660によって示されて いるような、結合された源スイッチングエージェントから受信したパケットの流 れにラベル付けする際にスイッチコントローラにおいて遂行されるステップを示 す流れ図である。図6dには、3つのシナリオが示されている。即ち、パケット の流れを源スイッチングエージェント上の別のインタフェースへ送ることが望ま れる場合、パケットの流れを別の結合されたスイッチングエージェント、即ち行 先スイッチングエージェント上のインタフェースへ送ることが望まれる場合、及 び、パケットの流れを別の結合されたノード(または、別の基本スイッチングユ ニット、スイッチゲートウェイユニット、またはホストのようなスイッチングノ ード)上のインタフェースへ送ることが望まれる場合である。 図6dに示すように、もし源スイッチングエージェントから受信したパケット の流れを、同一スイッチングエージェント上の別のインタフェースへ送ることが 望まれていれば(ステップ1662において決定)、スイッチコントローラは( ステップ1664において)IFMP−Cを使用して源スイッチングエージェ ントを調整し、その流れとして受信されるフューチャパケットを適切なヘッダー 及び変換を用いてそのスイッチングエージェントの行先インタフェース上へ転送 させる。 もし源スイッチングエージェントから受信されたパケットの流れが、同一スイ ッチングエージェントの別のインタフェースへ送られることを望まれていなけれ ば(ステップ1662において決定)、ステップ1666において、源スイッチ ングエージェントから受信されたパケットの流れが、行先スイッチングエージェ ントのインタフェースへ送られることを望まれているのか否かが決定される。も し望まれていれば、スイッチコントローラは、(ステップ1668において)ス イッチコントローラと源スイッチングエージェントとの間の上流リンク上で自由 ラベルxを選択し、(ステップ1670において)スイッチコントローラと行先 スイッチングエージェントとの間の下流リンク上の自由ラベルyを選択する。次 のステップ1672において、スイッチコントローラはGSMPを使用してxを yへ写像させる。ステップ1674において、スイッチコントローラはIFMP −Cを使用して行先スイッチングエージェントを調整し、ラベルyについて受信 された流れのフューチャパケットを、適切なヘッダー及び変換を用いて行先イン タフェースへ転送させる。次にスイッチコントローラは、(ステップ1676に おいて)IFMP−Cを使用して源スイッチングエージェントを調整し、その流 れのフューチャパケットを適切なヘッダー及び変換を用いてラベルxへ転送させ る。 もし源スイッチングエージェントから受信されたパケットの流れが、行先スイ ッチングエージェント上のインタフェースへ送られることを望まなければ(ステ ップ1666において決定)、源スイッチングエージェントから受信したパケッ トの流れは、別の結合されたシステムノード(または、別の基本スイッチングユ ニット、スイッチゲートウェイユニット、またはホストのような「スイッチング ノード」)上のインタフェースへ送られることを望んでいるのである。次にスイ ッチコントローラは(ステップ1680において)、スイッチコントローラと源 スイッチングエージェントとの間の上流リンク上の自由ラベルxを選択する。ス テップ1682においてスイッチコントローラは、下流リンク上の自由ラベルy がスイッチングノードによって選択され、IFMPを介して通信されるのを待機 する。次いでステップ1684においてスイッチコントローラは、GSMPを使 用してxをyへ写像させる。ステップ1686においてスイッチコントローラは 、IFMP−Cを使用して源スイッチングエージェントを調整し、その流れのフ ューチャパケットを適切なヘッダー及び変換を用いてラベルxへ転送させる。 図6eは、結合されたスイッチングノードから受信され、結合されたスイッチ ングエージェント上のインタフェースへ宛てられたパケットの流れにラベル付け する際に、スイッチコントローラにおいて遂行されるステップを示す流れ図であ る(ステップ1700から開始)。源スイッチングノードから受信されたパケッ トの流れが行先スイッチングエージェント上のインタフェースへ送られることを 望む場合には、スイッチコントローラは(ステップ1702において)スイッチ コントローラと源スイッチングノードとの間の上流リンク上の自由ラベルxを選 択し、(ステップ1704において)スイッチコントローラと行先スイッチング エージェントとの間の下流リンク上の自由ラベルyを選択する。次いでスイッチ コントローラは、ステップ1706においてGSMPを使用してxをyに写像さ せる。ステップ1708において、スイッチコントローラはIFMP−Cを使用 して行先スイッチングエージェントを調整し、ラベルyとして受信された流れの フューチャパケットを適切なヘッダー及び変換を用いて行先インタフェースへ転 送させる。ステップ1710において、スイッチコントローラはIFMPを使用 して上流スイッチングノードに流れのフューチャパケットをラベルxへ伝送させ る。以上に概要を説明したが、さらなる詳細に関しては後述する。 A.ATMデータリンク上でのIFMP及びラベル付けされた流れの伝送 1.IFMP システムソフトウェアは「イプシロン流れ管理プロトコル(IFMP)」を使 用し、システムノード(基本スイッチングユニット、スイッチゲートウェイユニ ット、またはホストコンピュータ/サーバ/ワークステーションのような)がI Pパケットを、若干の共通の特徴に基づいて類似パケットの流れに属するものと して分類することを可能にする。流れは「流れ識別子」によって指定される。 特定の流れのための流れ識別子は、その流れを定義するパケットヘッダーからの フィールドのセットの内容または値を与える。パケットヘッダーからのフィール ドのセットの内容は、その特定の流れに属する全てのパケットに同一である。幾 つかの「流れの型」を指定することができる。各流れの型は、その流れを識別す るために使用されるパケットヘッダーからのフィールドのセットを指定する。例 えば1つの流れの型は、ステーション上を走るアプリケーション間のデータを運 ぶパケットを有するものとして、その流れを識別するパケットヘッダーからのフ ィールドのセットを指定することができ、一方別の流れの型は、ステーション間 のデータを運ぶパケットを有するものとして、その流れを識別するパケットヘッ ダーからのフィールドのセットを指定することができる。 本発明の一実施例においては、3つ流れの型、即ち「流れの型0」、「流れの 型1」、及び「流れの型2」が指定される。勿論、異なる、または付加的な流れ の型を指定することもできる。「流れの型0」は、IPパケットのカプセル封じ を省略時のカプセル封じから変化させるために使用される。「流れの型0」の流 れ識別子のフォーマットは空白(null)であり、従って長さは0である。「流れの 型1」は、その流れを識別するパケットヘッダーからのフィールドのセットを、 ステーション上を走るアプリケーション間のデータを運ぶパケットを有するもの として指定する流れ型である。「流れの型1」は、IPヘッダーの後の最初の4 つのオクテットが、アプリケーションを指示するために使用される源ポート番号 及び行先ポート番号を指定するようになっているUDP及びTCPのようなプロ トコル用のパケットを有する流れに有用である。「流れの型1」の流れ識別子は 、4つの32ビットワードの長さを有している。図7aに番号240で示す「流 れの型1」の流れ識別子のフォーマットは、(最上位ビット(MSB)から最下 位ビット(LSB)への順番に)第1ワードとして、「バージョン」、「インタ ーネットヘッダー長(IHL)」、「サービスの型」、「生存する時間」、及び 「プロトコル」フィールドを含み、第2ワードとして「源アドレス」フィールド を、及び第3ワードとして「行先アドレス」フィールドを含んでいる。流れ識別 子内のこれらのフィールドは、「流れの型1」のIPパケットのヘッダーからの ものである。「流れの型1」の流れ識別子は、第4ワードとして「源ポート番号 及び行先ポート番号」フィールド(IPヘッダーの後のIPパケット内の最初の 4つのオクテット)をも含んでいる。「流れの型2」は、ステーション上で走る アプリケーションを指定することなく、ステーション間のデータを運ぶパケット を有するものとして、流れを識別するパケットヘッダーからのフィールドのセッ トを指定する流れの型である。「流れの型2」のための流れ識別子は、3つの3 2ビットワードの長さを有している。図7bに番号250で示す「流れの型2」 の流れ識別子のフォーマットは、IPパケットのヘッダーからの「バージョン」 、「インターネットヘッダー長(IHL)」、「サービスの型」、「生存する時 間」、「プロトコル」、「源アドレス」、及び「行先アドレス」フィールドを含 んでいる。「流れの型2」の流れ識別子のフォーマットは、第4ワードが存在し ないこと以外は「流れの型1」の流れ識別子のフォーマットと同一である。これ らの流れの型の流れ識別子の本質が階層的であるので、IPパケットに対して遂 行される最も特定の突き合わせ動作によって流れの分類が容易になる。 本発明は、流れの型に依存して、異なる型の流れを異なる手法で処理すること ができる。例えば、実時間トラフィックを運ぶ流れ、サービス品質要求を有する 流れ、または長い保持時間を有していそうな流れのような流れを、可能な時には 何時でもスイッチされるように構成することができる。例えば、短い持続時間の 流れ、またはデータベース照会のような他の型の流れは、コネクションレスIP パケット転送によって処理される。更に、各流れの型は、流れのこの型がリダイ レクトされた後に使用されるカプセル封じによって処理される。各流れの型毎の カプセル封じは、異なるデータリンタ技術に対して指定することができる。本実 施例においては、後述するように、システムはATMデータリンクのためにカプ セル封じを使用する。 パケットの特定の流れは、特定のATMラベルに関連付けることができる。本 実施例によれば、ラベルは仮想パス識別子及び仮想チャネル識別子(VPI/V CI)である。特定のポートのためのラベルの「範囲」は、そのポートにおいて 使用するのに使用可能なラベルのセット(VPI/VCI)である。仮想チャネ ルは単方向性であるものとしているので、各リンクの入力方向のラベルは、それ が接続されている入力ポートによって支配される。勿論、フレームリレーのよ うな他のスイッチング技術を使用する実施例の場合には、データリンク接続識別 子をラベルとして使用することができる。高速パケットスイッチング技術を使用 する実施例の場合には、データリンクチャネルマルチプレックス識別子をラベル として使用することができる。 前述したように、流れの分類は、局部的なポリシー決定である。IPパケット がシステムノードによって受信されると、システムノードは省略時チャネルを介 してIPパケットを伝送する。またノードは、IPパケットを特定の流れに属す るものとして分類し、同一の流れに属するフューチャパケットを、ATMスイッ チングエンジン内に直接スイッチすべきが、またはノード内のルータソフトウェ アによってホップ・バイ・ホップで転送するのかを相応に決定する。もしパケッ トの流れをスイッチすると決定されれば、ノードはその流れのために、パケット を受信した入力ポートの使用可能なラベル(VPI/VCI)を選択する。流れ をスイッチするとの決定がなされたノードは、ラベル、流れ識別子、及び生存期 間を格納し、パケットを送って来た上流の先行ノードへ「IFMPリダイレクト 」メッセージを送る。前述したように、流れ識別子は、その流れを特徴付けるヘ ッダーフィールドのセットを含む。生存期間は、リダイレクションが有効である 時間の長さを指定する。流れ状態がリフレッシュされない限り、流れとラベルと の間の結合は生存期間が経過した時に削除すべきである。流れ状態がリフレッシ ュされる前に生存期間が経過すると、その流れに属するその後のパケットは隣接 するノード間の省略時転送チャネルを通して伝送される。 流れ状態は、元と同一のラベル及び流れ識別子を有し、別の生存期間を有する 「リダイレクト」メッセージを上流に送ることによってリフレッシュされる。リ ダイレクションの決定も上流ノードによって処理される局部的な決定であり、一 方流れの分類決定は下流ノードによって処理される局部的な決定である。従って たとえ下流ノードがパケットの特定の流れのリダイレクションを要求しても、上 流ノードはそのリダイレクションの要求を受入れるか、または無視するかを決定 することができる。更に、「リダイレクト」メッセージは肯定応答されない。そ のようにはせず、新しい仮想チャネルから最初のパケットが到着したことによっ て、そのリダイレクション要求が受入れられたことを指示する。 本発明においては、システムソフトウェアのIFMPは、IFMP隣接プロト コル、及びIFMPリダイレクションプロトコルを含む。IFMP隣接プロトコ ルによって、システムノード(ホスト、基本スイッチングユニット、またはスイ ッチゲートウェイユニット)は、あるリンクの他方の端のシステムノードのアイ デンティティを発見することができる。更にIFMP隣接プロトコルが、リンク の状態を同期させ、リンクの他方の端のシステムノードが変化したことを検出し 、そしてリンクに割当てられたIPアドレスのリストを交換するために使用され る。IFMPリダイレクションプロトコルを使用すると、システムは、システム がIFMP隣接プロトコルを使用してリンクの他方の端の他のシステムノードを 識別し、リンクの状態同期を達成した後に限って、リンクを通して「リダイレク ト」メッセージを送ることができる。状態同期が達成されていないリンクを通し て受信された「リダイレクト」メッセージは、破棄されなければならない。IF MP隣接プロトコル及びIFMPリダイレクションプロトコルに関しては、シス テムの動作の詳細な説明に関連して後述する。 本システムの流れ分類及びリダイレクションを、図2aに示すようなLAN構 成を使用する特定の例について説明すると、システムの長所を理解するのに有用 である。詳しく述べると、この例は、図2aの第1及び第2のゲートウェイスイ ッチュニット21と基本スイッチングユニット1との間の対話に焦点を合わせて いる。システムが起動すると、基本スイッチングユニット1のコントローラ上で 走るシステムソフトウェアと、各近隣ノード(この例では、第1及び第2のゲー トウェイスイッチユニット21)との間に省略時転送ATM仮想チャネルが確立 される。ネットワークレイヤリンク391を通してLANバックボーン352から IPパケットが伝送されると、そのIPパケットは第1スイッチゲートウェイユ ニット21の適切なLAN NICを介して該ユニットによって受信される。次 いで、第1スイッチゲートウェイユニット21のシステムソフトウェアはそのT Pパケットを調べ、リンク334(スイッチゲートウェイユニット21のATM NICと基本スイッチングユニット1内のATMスイッチングハードウェアの 選択されたポートとの間に確立されている)を介して基本スイッチングユニット 1へ伝送するためにIPパケット内容の省略時カプセル封じを遂行する。 ATMスイッチングハードウェアは、ATMセルをスイッチコントローラ5内の ATM NIC9へ転送し、ATM NIC9はIP経路指定のためにパケット を再組立てしてTPデータグラムをスイッチコントローラ内のシステムソフトウ ェアへ転送する。スイッチコントローラは、始めに起動時に基本スイッチングユ ニット1と第2スイッチゲートウェイユニット21との間に確立された省略時転 送チャネルを通して、通常の手法でパケットを転送する。更に、基本スイッチン グユニット1内のスイッチコントローラはパケットに対して流れ分類を遂行し、 同一の流れに属するフューチャパケットをATMハードウェア内で直接スイッチ すべきなのか、またはシステムソフトウェアによってホップ・バイ・ホップでル ートさせ続けるのかを決定する。もしスイッチコントローラソフトウェアが、そ の流れをスイッチすべきであると局部的に決定すれば、それはそのパケットを受 信した入力ポート(ポートi)のラベル空間(ラベル空間は、単にVPI/VC Iラベルの範囲に過ぎない)から自由ラベル(ラベルx)を選択する。スイッチ コントローラは、その入力制御ポート(スイッチコントローラをATMスイッチ に接続する実または仮想ポート)上で自由ラベル(ラベルx’)をも選択する。 GSMPを使用してシステムソフトウェアは、ATMスイッチに入力ポートi上 のラベルxを制御ポートc上のラベルx’へ写像するように命令する。スイッチ がGSMP肯定応答メッセージをスイッチコントローラへ戻すと、スイッチコン トローラは、そのパケットを送って来た上流の先行ホップ(この例では、第1ス イッチゲートウェイユニット21)へ「IFMPリダイレクト」メッセージを送 る。この「リダイレクト」メッセージは単に、基本スイッチングユニット1から 第1スイッチゲートウェイユニット21へ、その「リダイレクト」メッセージの ラベルによって指定されているものと一致するヘッダーフィールドを有するその 後の全てのパケットを伝送することを要求するだけである。「リダイレクト」メ ッセージの生存期間が経過するまでに流れ状態がリフレッシュされなければ、流 れとリダイレクションメッセージのラベルとの間の結合は破棄すべきであり、そ の結果その流れ内のその後のパケットは、第1スイッチゲートウェイユニット2 1と基本スイッチングユニット1との間の省略時転送チャネル(始めに、起動時 に確立される)で伝送されるようになる。 もし第1スイッチゲートウェイユニット21が、基本スイッチングユニット1 によって送られた「リダイレクト」メッセージでなされた要求を受け入れれば、 その流れに属するパケットはATM VPI/VCIラベルx’と共にスイッチ コントローラのポートcに到着する。パケットは再組立てされ続け、システムソ フトウェアによってルートされるが、キャッシュされ且つシステムソフトウェア 内のラベルx’によって索引されている流れに対するの先行経路指定の結果とし て、プロセスはスピードアップしている。従って、流れはラベル付けすることは できるが、必ずしもスイッチはされないことが理解されよう。 スイッチの重要な便益の1つは、下流ノード(この例では、第2スイッチゲー トウェイユニット)も同一の流れのためのリダイレクション内に含まれるような 状況において明白である。基本スイッチングユニット1と第2スイッチゲートウ ェイユニット21との間の省略時転送チャネルを介して、基本スイッチングユニ ット1がその流れに属する初めのパケットを第2スイッチゲートウェイユニット 21へルートする場合、下流ノード(この例のこの部分においては、第2スイッ チゲートウェイユニット21)はパケットを再組立てし、それを通常の手法で転 送する。第2スイッチゲートウェイユニット21がそのポートjからパケットを 受信した場合には、第2スイッチゲートウェイユニット21も流れの分類を遂行 し、テーブル内に表された局部的なポリシーに基づいて、その流れに属するフュ ーチャパケットをスイッチするのか、またはパケットをコントローラにおいて転 送し続けるのかを決定する。もし第2スイッチゲートウェイユニット21がその 流れのフューチャパケットをスイッチすべきであると決定すれば、それはそれ自 体の「リダイレクト」メッセージ(そのポートj上の自由ラベルy)流れ識別子 、及び生存期間を有する)を基本スイッチングユニット1へ送る。勿論、基本ス イッチングユニット1は、リダイレクションの要求を受入れたり、無視したりす ることができる。基本スイッチングユニット1がその流れをスイッチさせること を決定した場合には、基本スイッチングユニット1のスイッチコントローラ内の システムソフトウェアは、ポートi上のラベルxをポートj上のラベルyへ写像 させる。従って、トラフィックはスイッチ制御プロセッサへ送られず、ATMス イッチハードウェアの要求された出力ポートへ直接スイッチされる。従って、そ の 流れに属するその後の全てのトラフィックは、基本スイッチングユニット1のA TMスイッチングハードウェア内で完全にスイッチすることができる。パケット が基本スイッチングユニット1のATMスイッチのポートから到着すると、その ATM NICを使用する第2スイッチゲートウェイユニット21は、ATMリ ンク335を通してパケットを受信する。次いで第2スイッチゲートウェイユニ ット21は、パケットを再組立し、そのNICを介し、リンク392を通してパ ケットをLAN 352へ送る。パケットの行先であるユーザデバイス41はユ ーザデバイスのNIC 43を介してそれをLAN 352から受信する。 システムノード(この例では、基本スイッチングユーザ1)が「リダイレクト 」メッセージを受入れると、システムノードはリダイレクトされた流れのために 使用されるカプセル封じをも変化させる。システムノードは、省略時転送チャネ ル上のIPパケットのために使用される省略時カプセル封じを使用するのではな く、流れの型に依存して異なる型のカプセル封じを使用することができる。例え ば、基本スイッチングユニット1はその流れに属するフューチャパケットをカプ セル封じし、それらをラベルyにノートされている指定された仮想チャネル上に 伝送する。若干の型のカプセル封じは、IPパケットから若干のフィールドを除 去することができる。これらのフィールドを除去した場合、「リダイレクト」メ ッセージを発行したシステムノードはこれらのフィールドを格納し、これらのフ ィールドと指定されたATM仮想チャネルとを結合させる。本例の場合には、も し第2スイッチゲートウェイユニット21が送った「リダイレクト」メッセージ を基本スイッチングユニット1が受入れるならば、基本スイッチングユニット1 はフィールドを格納し、フィールドとラベルyによって指定されたATM仮想チ ャネルとを結合させる。同様に、もし第1スイッチングユニット1が送った「リ ダイレクト」メッセージを第1スイッチゲートウェイユニット21が受入れるな らば、第1スイッチゲートウェイユニット21はフィールドを格納し、フィール ドとラベルxによって指定されたATM仮想チャネルとを結合させる。格納され たフィールドにアクセスするために到来するラベルを使用して、完全なパケット を再構成することができる。このアプローチは、例えばユーザが許可された行先 、またはファイヤボールに隠されたサービスにスイッチされた流れを確立し、禁 止され た行先へのアクセスを得るためにIPパケットヘッダーを変化させるのを防ぐこ とによって、ある程度のセキュリティを提供する。 各システムノードは、バックグラウンドリフレッシュタイマを維持している。 バックグラウンドリフレッシュタイマが時間切れになると、各流れの状態が調べ られる。もし最後のリフレッシュ期間以降にある流れがトラフィックを受信して いれば、システムノードは「リダイレクト」メッセージを、元の「リダイレクト 」メッセージと同一のラベル及び流れ識別子を有してはいるが、新しい生存期間 を使用して上流へ送ることによって、その流れの状態をリフレッシュする。もし 最後のリフレッシュ期間以降にその流れがトラフィックを受信していなければ、 システムノードはその流れのキャッシュされた状態を除去する。システムノード は、再使用のためにラベルを回収するように、上流へ「IFMP回収」メッセー ジを発行することによって流れの状態を除去する。しかしながら、上流ノードが 「IFMP回収肯定応答」メッセージを送り、それが「IFMP回収」メッセー ジを発行したノードによって受信されるまでは流れ状態は削除されず、ラベルは 再使用することはできない。「IFMP回収肯定応答」メッセージは、要求され たラベルの解放を承認するものである。システムノードは、ある流れがスイッチ されるか否かに依存して、その流れが2つの異なる方式でトラフィックを受信し たか否かを決定する。ラベル付けされてはいるが、スイッチされていない流れの 場合には、システムノードのためのコントローラは、それ自体の状態を調べてそ の流れが先行リフレッシュ期間内にトラフィックを受信したか否かを見出す。ス イッチされている流れの場合には、システムノードのためのコントローラは、G SMPメッセージを使用してATMスイッチハードウェアに問い合わせ、特定の チャネルが最近活動状態にあったか否かを見出す。従って本例では、基本スイッ チングユニット1は、その特定の流れが第1スイッチゲートウェイユニット21 から基本スイッチングユニット1の制御ポートへ写像されたのか、またはその特 定の流れが基本スイッチングユニット1内のATMスイッチを介して第1スイッ チゲートウェイユニット21から第2スイッチゲートウェイユニット21へ写像 されたのかについて、流れのトラフィックを監視する。もしその流れが、先行リ フレッシュ期間中に最新トラフィックを有していなければ、基本スイッチン グユニットは「IFMP回収」メッセージを送り、「IFMP回収肯定応答」メ ッセージを受信した時に流れ状態を除去する。第2スイッチングゲートウェイユ ニット21も、その特定の流れが基本スイッチングユニット1の制御ポートから 第2スイッチゲートウェイユニット21へ写像されたのか否かについて、流れの トラフィックを監視する。更に、適切なシステムソフトウェアを設けたホストコ ンピュータ/サーバ/ワークステーションには、バックグラウンドリフレッシュ タイマも設けられている。それに写像された流れのトラフィックを監視すること によって、ホストは「IFMP回収」メッセージを送り、「IFMP回収肯定応 答」メッセージを受信した時に流れ状態を除去することができる。 前述したように、IFMP隣接プロトコルは、状態同期を確立すること、並び に隣接システムノードを識別すること、及びIPアドレスを交換することのため に使用される。IFMP隣接プロトコルの目的から、システムノードは特定のリ ンクに関して3つの可能性のある状態、即ち、SYNSENT(送られた同期メ ッセージ)、SYNRCVD(受信した同期メッセージ)、及びESTAB(確 立された同期)を有している。システムがTFMPリダイレクションプロトコル を使用してリダイレクションメッセージを送ることができるようになる前に、あ るリンクにまたがる状態同期(システムノードがあるリンクのためにESTAB 状態に到達する)が要求される。 図8aは、一般的なIFMP隣接プロトコルメッセージ300の構造を示して いる。全てのIFMP隣接プロトコルメッセージは、IPパケット内にカプセル 封じされている。図8bは、IFMP隣接プロトコルメッセージをカプセル封じ することができる可変長「データ」フィールドを有する一般的なIPパケットを (その現バージョンIPv4で)示している。IPパケットがIFMPメッセー ジを含んでいることを指示するために、カプセル封じ用IPパケットのIPヘッ ダー内の「プロトコル」フィールドは、10進値101を含まなければならない 。IFMPメッセージをカプセル封じしているIPパケットのヘッダー内の「生 存する時間」フィールドは1にセットされる。また、全てのIFMP隣接プロト コルメッセージは、IPヘッダの「行先アドレス」フィールド内のアドレスを使 用して、制限された同報「IP行先アドレス」(255・255・255・25 5) へ送られる。図8aから明らかなように、IFMP隣接プロトコルメッセージ3 00は、以下のフィールドを(MSBからLSBへの順番に)含んでいる。即ち 、第1の32ビットワードとして、8ビットの「バージョン」(302)、8ビ ットの「演算コード」(304)、16ビットの「検査合計」(306)、第2 の32ビットワードとして「送信側インスタンス」(308)、第3の32ビッ トワードとして「ピアインスタンス」(310)、第4の32ビットワードとし て「ピアアイデンティティ」(312)、第5の32ビットワードとして「ピア 次のシーケンス番号」(314)、及び32ビットワードの可変数のフィールド である「アドレスリスト」(316)である。 IFMP隣接プロトコルメッセージ内の「バージョン」フィールド302は、 現在使用中のTFMPプロトコルのバージョン指定する(または、他のバージョ ンを考えてもよい)。「演算コード」304は、IFMP隣接プロトコルメッセ ージの機能を指定する。この実施例では、4つの可能性のある「演算コード」が 存在する。即ち、IFMP隣接プロトコルメッセージの機能、SYN(同期メッ セージ、演算コード=0)、SYNACK(肯定応答同期メッセージ、演算コー ド=1)、及びRSTACK(肯定応答リセットメッセージ、演算コード=2) である。各システムノードにおいては、SYN、SYNACK、及びACKメッ セージを周期的に生成するために、タイマが必要である。この実施例ではタイマ の周期は1秒であるが、他の周期を指定することもできる。もしタイマが時間切 れになり、システムノードがSYNRCVD状態にあれば、システムノードはタ イマをリセットし、SYNACK IFMP隣接プロトコルメッセージを送る。 もしタイマが時間切れになり、システムノードがESTAB状態にあれば、シス テムノードはタイマをリセットし、ACK IFMP隣接プロトコルメッセージ を送る。 「検査合計」306は、IFMP隣接プロトコルメッセージをカプセル封じし ているIPパケットからの源アドレス、行先アドレス、及びプロトコルフィール ド、及びIFMP隣接プロトコルメッセージの合計長の1の補数合計の16ビッ トの1の補数である。「検査合計」306は、エラー制御の目的のためにシステ ムによって使用される。 IFMPを説明するのに使用されている、「送信側」とはIFMPメッセージ を送るシステムノードのことであり、「ピア」とは送信側があるリンクのために IFMPメッセージを送るシステムノードのことである。 SYN、SYNACK、及びACK IFMP隣接プロトコルメッセージ内の 「送信側インスタンス」308は、そのリンクのための送信側の「インスタンス 数」である。あるリンクの特定のインスタンスを指示するインスタンス数は32 ビットの非0数であり、近過去内で独特であること、及びリンクまたはシステム ノードがダウンした後に復帰した時には変化することが保証されている。従って 、各リンクはそれ自体の独特なインスタンス数を有している。「送信側インスタ ンス」は、リンクがダウンした後に復帰したこと、またはリンクの他方の端のピ アのアイデンティティが変化したことを検出するために使用される。(「送信側 インスタンス」308は、TCPの初期シーケンス番号(ISN)と類似の手法 で使用される。)RSTACK TFMP隣接プロトコルメッセージの場合には 「送信側インスタンス」308は、RSTACKメッセージを生成させた入力メ ッセージの「ピアインスタンス」フィールド310の値にセットされる。 SYN、SYNACK、及びACK IFMP隣接プロトコルメッセージ内の 「ピアインスタンス」フィールド310は、送信側は、そのリンクのためのピア の現在のインスタンス数を信じていることを表している。もし送信側がそのリン クのためのピアの現在のインスタンス数を知っていなければ、「ピアインスタン ス」フィールド310は、RSTACKメッセージを生成させた入力メッセージ の「送信側インスタンス」フィールド308の値にセットされる。 SYN、SYNACK、及びACK IFMP隣接プロトコルメッセージの場 合、「ピアアイデンティティ」フィールド312は、送信側はピアのIPアドレ スがリンクの他方の端にあると信じていることを表している。送信側は、送信側 によって受信されたSYNまたはSYNACKメッセージをカプセル封じしてい るIPヘッダーの「源アドレス」フィールド内にあるIPアドレスを取り、それ が送るIFMP隣接プロトコルメッセージの「ピアアイデンティティ」フィール ド312にそのIPアドレスを使用する。送信側がリンクの他方の端におけるピ アのIPアドレスを知っていない場合には、「ピアアイデンティティ」フィール ド312は0にセットされる。RSTACKメッセージの場合、「ピアアイデン ティティ」フィールド312は、RSTACKメッセージを生成させた入力IF MP隣接プロトコルメッセージのIPヘッダーの「源アドレス」フィールドのI Pアドレスの値にセットされる。 「ピア次のシーケンス番号」フィールド314は、送信側が次のIFMPリダ イレクションプロトコルメッセージで到着することを期待しているピアの「シー ケンス番号」の値を与える。もし入力IFMP隣接プロトコル肯定応答メッセー ジ内の「ピア次のシーケンス番号」314の値が、「シーケンス番号」の値(入 力IFMP隣接プロトコル肯定応答メッセージを受信したポートから伝送された 最後のIFMPリダイレクションプロトコルメッセージの)+1よりも大きけれ ば、リンクはリセットすべきである。 「アドレスリスト」フィールド316は、IFMP隣接プロトコルメッセージ の送信側によってそのリンクに割当てられた1つまたはそれ以上のIPアドレス のリストである。このリストは、IFMP隣接プロトコルメッセージのIPヘッ ダーの「源アドレス」と同一の、少なくとも1つのエントリを有していなければ ならない。このリストの内容はIFMPによって使用されないが、経路指定プロ トコルに使用可能にすることができる。 図8cは、入力IFMP隣接プロトコルメッセージを有するパケットを受信し た時のシステムノードの動作を示す流れ図である。システムが起動した後、シス テムノードは、入力IFMP隣接プロトコルメッセージを有するパケットを受信 する(ステップ320)。ステップ322において、システムノードは入力IF MP隣接プロトコルメッセージがRSTACKメッセージであるか否かを決定す る。もし入力IFMP隣接プロトコルメッセージがRSTACKメッセージでな ければ(例えば、SYN、SYNACK、またはACKメッセージならば)、シ ステムノードは図8dの流れ図に示すように動作する。もし入力IFMP隣接プ ロトコルメッセージがRSTACKメッセージであれば、ステップ324におい てシステムノードは入力RSTACKメッセージ内の「送信側インスタンス」及 び「源IPアドレス」が、その入力RSTACKメッセージを受信したポートの 「ピア検証子更新」動作によって先行メッセージから格納した値と一致するか 否かを調べる。IFMP隣接プロトコルの場合、「ピア検証子更新」動作は、特 定のポート上のピアから受信したSYN、またはSYNACKメッセージから「 送信側インスタンス」及び「源IPアドレス」を格納することと定義される。も し値がステップ324からの値と一致すれば、ステップ326においてシステム ノードは入力RSTACKメッセージ内の「ピアインスタンス」及び「ピアアイ デンティティ」が、入力RSTACKメッセージを受信したポートから伝送され た全てのSYN、SUNACK、及びACKメッセージのために現在使用中の「 送信側インスタンス」及び「源IPアドレス」の値と一致するか否かを決定する 。もし値がステップ326からの値を一致すれば、ステップ328においてシス テムノードはシステムノードがSYNSENT状態にあるか否かを決定する。も しシステムノードがSYNSENT状態になければ、ステップ330においてシ ステムノードはリンクをリセットする。もし値がステップ324からの値と一致 しないか、または値がステップ326からの値と一致しなければ、システムノー ドはSYNSENT状態にあり、ステップ332においてシステムノードは入力 RSTACKメッセージを破棄し、別のパケットが到着するのを待機する。従っ てRSTACK TFMP隣接プロトコルメッセージがシステムノードに到着す ると、ステップ334、336、338、340、及び342によって示すよう に、システムノードはリンクをリセットする。ステップ334において、システ ムノードはそのリンクのための新しいインスタンス数を生成する。次いでステッ プ336においてシステムノードは、「ピア検証子」を削除する(即ち、そのピ アの「送信側インスタンス」及び「源IPアドレス」の格納された値を0にセッ トする)。ステップ338において、システムノードは「シーケンス番号」及び 「ピア次のシーケンス番号」を0にセットする。次いでステップ340において 、システムノードはSYN IFMP隣接プロトコルメッセージを送り、ステッ プ342においてSYNSENT状態に入る。次いで、システムノードは別のパ ケットを受信して処理する。 図8dは、入力IFMP隣接プロトコルメッセージがRSTACKメッセージ ではない時の送信側システムノードの動作を示す状態図である。以下の図8dの 説明において、条件「%B」は、入力メッセージ内の「送信側インスタンス」及 び「源TPアドレス」が、その入力IFMP隣接プロトコルメッセージを受信し たポートのための「ピア検証子更新」動作によって先行メッセージから格納した 値と一致することと定義される。図8dの条件「%C」は、入力メッセージ内の 「ピアインスタンス」及び「ピアアイデンティティ」が、その入力IFMP隣接 プロトコルメッセージをしたポートから伝送された全てのSYN、SUNACK 、及びACKメッセージのために現在使用中の「送信側インスタンス」及び「源 IPアドレス」の値と一致することと定義される。図8dにおいて、条件「A」 は送信側システムノードが入力SYNACK IFMP隣接プロトコルメッセー ジを受信し、条件%Cが満たされたことを表し、「B」は送信側システムノード が入力SYNACK IFMP隣接プロトコルメッセージを受信し、条件%Cが 満たされないことを意味し、条件「C」は送信側システムノードが入力ACK IFMP隣接プロトコルメッセージを受信し、条件%B及び%Cが共に満たされ たことを表し、「D」は送信側システムノードが入力ACK IFMP隣接プロ トコルメッセージを受信し、条件%B及び%Cが共に満たされないことを意味す る。 もし送信側がSYNSENT状態350にあり、リンクの他方の端上のピアか ら入力SYN IFMP隣接プロトコルメッセージを受信すれば、送信側は「ピ ア検証子更新」動作を遂行し、SYNACK IFMP隣接プロトコルメッセー ジをそのピアへ送る(ステップ352)。次いで、送信側はSYNSENT状態 350からSYNRCVD状態354へ移る。もし送信側が、SYNRCVD状 態354にある時に入力SYN IFMP隣接プロトコルメッセージを受信すれ ば、ステップ352において送信側は「ピア検証子更新」動作を遂行し、SYN ACK IFMP隣接プロトコルメッセージをそのピアへ送るが、SYNRCV D状態354に留まる。もし送信側がSYNRCVD状態354にあって、条件 Bまたは条件Dが満たされれば、送信側はRSTACK IFMP隣接プロトコ ルメッセージをそのピアへ送り(ステップ356)、SYNRCVD状態354に 留まる。もし送信側がSYNRCVD状態354にあって、条件Cが満たされれ ば、送信側はACK IFMP隣接プロトコルメッセージをそのピアへ送り(ス テップ358)、ESTAB状態360へ移る。もし送信側が SYNRCVD状態354にあって、条件Aが満たされれば、送信側は「ピア検 証子更新」動作を遂行し、ACK IFMP隣接プロトコルメッセージをそのピ アへ送り(ステップ362)、ESTAB状態360へ移る。もし送信側がSY NまたはSYNACK IFMP隣接プロトコルメッセージの何れかを受信する か、またはもし条件Cが満足されれば、送信側はESTAB状態360にあり、 そこに留まる。もし送信側がESTAB状態360にあって条件Dが満たされれ ば、送信側はESTAB状態360に留まってRSTACK IFMP隣接プロ トコルメッセージを送る(ステップ356)。SYNSENT状態350にある 送信側が、もしACK IFMP隣接プロトコルメッセージを受信するか、また は条件Bが満足されれば、送信側はSYNSENT状態350に留まってRST ACK IFMP隣接プロトコルメッセージを送る(ステップ356)。送信側 がSYNSENT状態350にある時に条件Aが満たされれば、送信側は「ピア 検証子更新」動作を遂行し、ACK IFMP隣接プロトコルメッセージを送り (ステップ362)、ESTAB状態360に入る。 前述したように、IFMPリダイレクションプロトコルは、システムがあるリ ンクの他方の端の、他のシステムノードを識別するためにTFMP隣接プロトコ ルを使用した後に、あるリンクを通してリダイレクションメッセージを送るのに 使用される。現在状態同期が達成されでいないリンクを通して受信されたIFM Pリダイレクションメッセージは破棄しなければならない。 図9aは、一般的なIFMPリダイレクションプロトコルメッセージ380の 構造を示している。全てのIFMP隣接プロトコルメッセージと同様に、全ての IFMPリダイレクションプロトコルメッセージはIPパケット内にカプセル封 じされる。図8bは、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージをカプセ ル封じすることができる可変長「データ」フィールドを有する一般的なIPパケ ットを(その現バージョンIPv4で)示している。IPパケットがIFMPメ ッセージを含んでいることの指示として、カプセル封じ用パケットのIPヘッダ ー内の「プロトコル」フィールドは10進値の101を含まなければならず、I FMPメッセージをカプセル封じしているIPパケットのヘッダー内の「生存す る時間」フィールドは1にセットされる。IFMPリダイレクションプロトコ ルメッセージは、IPヘッダーの「行先アドレス」フィールド内のIPアドレス を使用して、そのリンクの他方の端のピアのIPアドレス(このIPアドレスは 、IFMP隣接プロトコルから入手される)へ送られる。図9aに示すように、 IFMPリダイレクションプロトコルメッセージ380は(MSBからLSBへ の順番に)、以下のフィールドを含んでいる。即ち、第1の32ビットワードと して、8ビットの「バージョン」(382)、8ビットの演算コード(384) 、16ビットの「検査合計」(386)、第2の32ビットワードとして「送信 側インスタンス」(388)、第3の32ビットワードとして「ピアインスタン ス」(390)、第4の32ビットワードとして「シーケンス番号」(392) 、及び32ビットワードの可変数のフィールドである「メッセージ本体」(39 4)である。 IFMPリダイレクションプロトコルメッセージでは、「バージョン」フィー ルド382は、現在使用中のIFMPプロトコルのバージョンを指定する(他の バージョンを考えてもよい)。「演算コード」384は、IFMPリダイレクシ ヨンプロトコルメッセージの機能を指定する。本実施例では、可能性のある5つ の「演算コード」、即ちIFMPリダイレクションプロトコルメッセージの機能 が存在する。これらは、「リダイレクト」(流れリダイレクトメッセージ、演算 コード=4)、「再要求」(ラベル再要求メッセージ、演算コード=5)、「肯 定応答再要求」(ラベル肯定応答再要求メッセージ、演算コード=6)、「ラベ ル範囲」(ラベル範囲メッセージ、演算コード=7)、及び「エラー」(エラー メッセージ、演算コード=8)である。 「検査合計」386は、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージをカ プセル封じしているIPパケットからの源アドレス、行先アドレス、及びプロト コルフィールド、及びIFMPリダイレクションプロトコルメッセージの合計長 の1の補数合計の16ビットの1の補数である。「検査合計」386は、エラー 制御の目的でシステムによって使用される。 IFMPリダイレクションプロトコルメッセージでは、「送信側インスタンス 」388は、IFMP隣接プロトコルから得られた送信側のインスタンス数であ る。IFMPリダイレクションプロトコルメッセージでは、「ピアインスタンス 」フ ィールド390は、送信側はIFMP隣接プロトコルから得られたそのリンクの ためのピアの現在のインスタンス数を信じていることを表している。 「シーケンス番号」フィールド392によって、IFMPリダイレクションプ ロトコルメッセージを受信するシステムノードは、IFMPリダイレクションプ ロトコルメッセージを順番に処理することができる。「シーケンス番号」392 は、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージがあるリンクを通して送ら れる度に232進法で1ずつインクリメントされる。IFMP隣接プロトコルはそ のリンクがリセットされると、「シーケンス番号」を0にセットする。 「メッセージ本体」フィールド316は、1つまたはそれ以上のIFMPリダ イレクションプロトコルメッセージ要素のリストを含む。全IFMPリダイレク ションプロトコルメッセージに対して「演算コード」フィールド384が適用さ れるので、リスト内のメッセージ要素の全てが同一のメッセージ型を有している 。単一のパケット内に含まれるメッセージ要素の数は、IFMPリダイレクショ ンプロトコルメッセージの合計サイズが、基礎をなしているデータリンクの最大 伝送単位(MTU)サイズを超える原因であってはならない。「ラベル範囲」ま たは「エラー」IFMPリダイレクションプロトコルメッセージのためには、単 一のメッセージ要素が使用される。 図9bは、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージを受信した時のシ ステムノードの動作を示す流れ図である。起動の後、ステップ400においてシ ステムノードは、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージをカプセル封 じしているパケットを受信する。ステップ402においてシステムノードは、現 在IFMP隣接プロトコルがそのリンクのために状態同期を達成しているか否か を調べる。もし状態同期が達成されていなければ、システムノードは受信したI FMPリダイレクションプロトコルメッセージをカプセル封じしているパケット を破棄する(ステップ404)。もし状態同期が達成されていれば、ステップ4 06においてシステムノードは、IFMPリダイレクションプロトコルメッセー ジパケットの「IPヘッダー」からの「源IPアドレス」、「送信側インスタン ス」388、及び「「ピアインスタンス」390を調べる。ステップ408にお いて、もし入力IFMPリダイレクションプロトコルメッセージの「送信側イ ンスタンス」388及び「源IPアドレス」フィールドが、その入力IFMPリ ダイレクションプロトコルメッセージを受信したポートのためのIFMP隣接プ ロトコルの「ピア検証子更新」動作によって格納された値と一致しないとシステ ムノードが決定すれば、システムノードはその入力IFMPリダイレクションプ ロトコルメッセージパケットを破棄する(ステップ404)。ステップ408に おいてもし値が一致すれば、ステップ410においてシステムノードは「ピアイ ンスタンス」フィールド390が、IFMP隣接プロトコルの「送信側インスタ ンス」の現在の値と一致するか否かを決定する。ステップ408においてもし値 が一致しなければ、システムノードはそのパケットを破棄する(ステップ404) 。しかしながら、ステップ408においてもし値が一致すれば、システムノード は必要に応じて、ステップ412において受信したIFMPリダイレクションプ ロトコルメッセージを処理する。 概要を上述したように、IFMPリダイレタションプロトコルメッセージは、 隣接ノードに命令して1つまたはそれ以上のラベルを、指定された時間期間毎の 1つまたはそれ以上の指定された流れに属するパケットに付加するのに使用され る「リダイレクト」メッセージであることができる。下流ノードから「リダイレ クト」メッセージを受信したシステムノードは、その「リダイレクト」メッセー ジによってなされたリダイレクション要求を受入れるか否かを決定し、流れをリ ダイレクトする。「リダイレクト」メッセージは、形式的な手法では肯定応答さ れない。そのようにはされず、指定された流れのための付加されたラベルを有す るパケットが実際にリダイレクションされることによって、「リダイレクト」メ ッセージによってなされたリダイレクション要求をシステムノードが受入れたこ とを表す。「リダイレクト」メッセージの「メッセージ本体」394内の各「リ ダイレクト」メッセージ要素は、図9cに示す構造を有している。「リダイレク ト」メッセージ要素420は、MSBからLSBに向かって、第1の32ビット ワードとして、8ビットの「流れの型」フィールド422、8ビットの「流れI D長」フィールド424、及び16ビットの「生存期間」フィールド426、第 2の32ビットワードとして32ビットの「ラベル」フィールド428、及び3 2ビットワードの整数倍のフィールドである「流れ識別子」430を含む。 「流れの型」フィールド422は「流れ識別子」430内に含まれている流れ識 別子の流れの型を指定し、「流れID長」フィールド424は「流れ識別子」4 30の長さを32ビットワードの整数倍で指定する。「生存期間」フィールド4 26は、リダイレクションが有効である時間の長さ(秒)を指定する。概要を前 述したように、「生存期間」フィールド426に指定された時間期間が経過した 後は、流れ識別子とラベルとの結合は破棄すべきである。「ラベル」フィールド 428は指定された流れのためのラベルを、IFMPリダイレクションプロトコ ルメッセージが送られる物理リンクの型に依存するラベルのフォーマットで含む 。「流れ識別子」430は、「ラベル」フィールド428内に指定されたラベル を結合させるべき流れを識別する。 IFMPリダイレクションプロトコルメッセージ要素内の、「流れの型0」は 「流れの型=0及び流れID長=0」を有し、「流れの型1」は「流れの型=1 及び流れID長=4」を有し、「流れの型2」は「流れの型=2及び流れID長 =3」を有している。 送信側及びピアノードによる「リダイレクト」メッセージの一般的な動作の詳 細に関しては説明済みである。それに加えられる「リダイレクト」メッセージ要 素の他の特色は、ラベル管理とエラー制御である。もし「リダイレクト」メッセ ージ420の「ラベル」フィールド428内のラベルが、関連リンクを通して処 理できる範囲外にあれば、「ラベル範囲」メッセージを「リダイレクト」メッセ ージ要素の送信側に戻すことができる。「ラベル範囲」メッセージは、そのリン クを通して送ることができるラベルの範囲を送信側に通報する。もしシステムノ ードが既にリダイレクトされた流れを指定する「リダイレクト」メッセージ要素 を受信すれば、システムノードは受信した「リダイレクト」メッセージ要素内の 「ラベル」フィールドと、リダイレクトされた流れのために格納されたラベルと を調べる。もし両ラベルが一致すれば、システムノードはリダイレクトされた流 れの生存期間を、受信した「リダイレクト」メッセージ要素の「生存期間」フィ ールド426内に含まれる生存期間にリセットする。もし両ラベルが一致しなけ れば、システムノードは受信した「リダイレクト」メッセージ要素を無視し、そ の流れは省略時状態に戻される。もしシステムノードが「リダイレクト」メッセ ージ要素内の何れかのフィールド内にエラーを検出すれば、その特定の誤った「 リダイレクト」メッセージ要素は破棄される。しかしながら、同一「IFMPリ ダイレクトメッセージ本体」内にあることができる他の無エラー「リダイレクト 」メッセージ要素は破棄されることも、または何等の影響を受けることもない。 システムノードは、もしシステムノードが受信したIFMPメッセージ内のIF MPプロトコルのバージョンを理解しなければ、そのエラーの「リダイレクト」 メッセージ要素を送った隣接ノードへ「エラー」メッセージを戻す。また、もし 受信したIFMPメッセージ内の何れかの「リダイレクト」メッセージ要素内の 「流れの型」をシステムノードが理解しなければ、システムノードは理解されな い各「流れの型」毎に、「エラー」メッセージを各特定の「リダイレクト」メッ セージ要素を送った隣接ノードへ送る。 概要を前述したように、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージは、 1つまたはそれ以上の流れを、これらの流れを現在結合することができるラベル から解放、または分離させ、そのラベルを再使用のために自由にするように隣接 ノードに命令するために使用される。従って、「再要求」メッセージ要素を下流 ノードから受信したシステムノードはそのラベルを解放し、「再要求」メッセー ジへの形式的な肯定応答として「再要求肯定応答」メッセージ要素をその下流ノ ードへ送る。「再要求」メッセージの「メッセージ本体」394内の各「再要求 」メッセージ要素は、図9dに示す構造を有している。「再要求」メッセージ要 素432は、MSBからLSBに向かって、第1の32ビットワードとして、8 ビットの「流れの型」フィールド434、8ビットの「流れID長」フィールド 436、16ビットの「保留」フィールド438、第2の32ビットワードとし て32ビットの「ラベル」フィールド440、及び32ビットワードの整数倍の フィールドである「流れ識別子」442を含む。「流れの型」フィールド434 は「流れ識別子」442内に含まれる流れ識別子の流れの型を指定し、「流れI D長」フィールド436は32ビットワードの整数倍で「流れ識別子」442の 長さを指定する。本実施例においては、「保留」フィールド438は使用されず 、「再要求」メッセージ要素を送るシステムノードによって0にセットされ、そ の「再要求」メッセージ要素を受信するシステムノードによって無視される。 「ラベル」フィールド440は解放されるラベルを含んでいる。「流れ識別子」 442は、「ラベル」フィールド440が指定したラベルを解放すべき流れを、 識別する。各「再要求」メッセージ要素は、単一の流れ及び単一のラベルに当て る。システムノードが「再要求」メッセージ要素を受信してある流れをあるラベ ルから分離し、流れを省略時転送状態に戻した後に、システムノードは「再要求 肯定応答」メッセージ要素を発行しなければならない。「再要求肯定応答」メッ セージ要素は、1つまたはそれ以上の「再要求肯定応答」メッセージに一緒にグ ループ化し、再要求動作が完了したことの肯定応答として送信側へ戻すことがで きる。 更に「再要求」メッセージ要素の他の特色は、ラベル管理及びエラー制御を含 む。もしシステムノードが未知の流れを指定する「再要求」メッセージ要素を受 信すれば、そのシステムノードは同一の「ラベル」フィールド440及び「流れ 識別子」フィールド442を有する「再要求肯定応答」メッセージ要素を、その 「再要求」メッセージ要素の送信側へ戻す。もしシステムノードが、既知の流れ ではあるが現在はその流れに結合されていない「ラベル」フィールド440内の ラベルを指示する「再要求」メッセージ要素を受信すれば、そのシステムのはそ の流れを分離してその流れを省略時転送状態に戻し、その流れがそれまで結合さ れていた実際のラベルを含む「再要求肯定応答」メッセージ要素をその「再要求 」メッセージ要素の送信側に発行する。もしシステムノードが、「再要求」メッ セージ要素内の何れかのフィールドにエラーを検出すれば、その特定の誤った「 再要求」メッセージ要素は破棄される。しかしながら、同一「IFMP再要求メ ッセージ本体」内にあることができる他の無エラー「再要求」メッセージ要素は 破棄されることも、または何等の影響を受けることもない。システムノードは、 もしシステムノードが受信したIFMPメッセージ内のIFMPプロトコルのバ ージョンを理解しなければ、その誤った「再要求」メッセージ要素を送った隣接 ノードへ「エラー」メッセージを戻す。また、もし受信したIFMPメッセージ 内の何れかの「再要求」メッセージ要素内の「流れの型」をシステムノードが理 解しなければ、システムノードは理解されない各「流れの型」毎に、「エラー」 メッセージを各特定の「再要求」メッセージ要素を送った隣接ノードへ送る。 前述したように、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージは、1つま たはそれ以上の再要求されたラベルの解放が成功したことを承認するために使用 される「再要求肯定応答」メッセージであることができる。下流ノードから「再 要求」メッセージ要素を受信したシステムノードがそのラベルを解放した後に、 「再要求」メッセージ要素を送ったノードに「再要求肯定応答」メッセージが送 られる。もし可能であれば、そのリンクを通して伝送するために待たされている 全てのデータが、解放のために指定されたラベルを使用して送られてしまうまで 、各「再要求肯定応答」メッセージ要素は送られるべきではない。「再要求肯定 応答」メッセージの「メッセージ本体」394内の各「再要求肯定応答」メッセ ージ要素は図9eに示す構造を有している。「再要求肯定応答」メッセージ要素 444は、MSBからLSBに向かって、第1の32ビットワードとして、8ビ ットの「流れの型」フィールド446、8ビットの「流れID長」フィールド4 48、及び16ビットの「保留」フィールド450、第2の32ビットワードと して「ラベル」フィールド452、及び32ビットワードの整数倍のフィールド である「流れ識別子」454を含む。「流れの型」フィールド446は「流れ識 別子」454内に含まれる流れ識別子の流れの型を指定し、「流れID長」フィ ールド448は「流れ識別子」454の長さを32ビットワードの整数倍で指定 する。本実施例では、「保留」フィールド450は使用されず、「再要求肯定応 答」メッセージ要素を送るシステムノードによって0にセットされ、「再要求肯 定応答」メッセージ要素を受信するシステムノードによって無視される。「ラベ ル」フィールド452は、「ラベル」フィールド452で指定されたラベルを要 求した「再要求」メッセージ要素からの「流れ識別子」を含む。 「再要求肯定応答」メッセージ要素の他の特色は、ラベル管理及びエラー制御 を含む。もしシステムノードが、「再要求」メッセージ要素が発行されなかった 流れを指定する「再要求肯定応答」メッセージ要素を受信すれば、その「再要求 肯定応答」メッセージ要素は無視される。もしシステムノードが、その流れの「 再要求」メッセージで送ったラベルとは異なるラベルを指定する「再要求肯定応 答」メッセージ要素を受信すれば、そのシステムノードは、あたかも「再要求」 メッセージで送ったラベルのための再要求動作が成功したかのように、受信した 「再要求肯定応答」メッセージ要素を処理する。もしシステムノードが、「再要 求肯定応答」メッセージ要素内の何れかのフィールドにエラーを検出すれば、そ の特定の誤った「再要求肯定応答」メッセージ要素は破棄される。しかしながら 、同一「IFMP再要求肯定応答メッセージ本体」内にあることができる他の無 エラー「再要求肯定応答」メッセージ要素は破棄されることも、または何等の影 響を受けることもない。システムノードは、もしシステムノードが受信したIF MPメッセージ内のIFMPプロトコルのバージョンを理解しなければ、その誤 った「再要求肯定応答」メッセージ要素を送った隣接ノードへ「エラー」メッセ ージを戻す。また、もし受信したIFMPメッセージ内の何れかの「再要求肯定 応答」メッセージ要素内の「流れの型」をシステムノードが理解しなければ、シ ステムノードは理解されない各「流れの型」毎に、「エラー」メッセージを各特 定の「再要求肯定応答」メッセージ要素を送った隣接ノードへ送る。 前述したように、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージは、もし1 つまたはそれ以上の「リダイレクト」メッセージ要素で要求されたラベルが、そ の「リダイレクト」メッセージを受信したシステムノードが処理できる範囲外に あれば、「リダイレクト」メッセージに応答するのに使用される「ラベル範囲」 メッセージであることができる。「ラベル範囲」メッセージは、そのリンク上で 処理できるラベル範囲をその「リダイレクト」メッセージの送信側へ通報する。 ある「ラベル範囲」メッセージには、単一の「ラベル範囲」メッセージ要素が使 用される。「ラベル範囲」メッセージの「メッセージ本体」394内の「ラベル 範囲」メッセージ要素を図9fに示す。「ラベル範囲」メッセージ要素456は 、第1の32ビットワードとして「最小ラベル」フィールド458と、第2の3 2ビットワードとして「最大ラベル」フィールド460とを含む。「最小ラベル 」フィールド458及び「最大ラベル」フィールド460は、それぞれ、特定の リンク上のIFMPリダイレクションプロトコルメッセージで指定することがで きるラベルの最小及び最大値である。そのリンク上のIFMPリダイレクション プロトコルメッセージで指定することができるのは、「最小ラベル」から「最大 ラベル」(を含む)までの範囲内のラベルの値だけである。 前述したように、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージは、何等か のIFMPリダイレクションプロトコルメッセージに応答して送ることができる 「エラー」メッセージであることもできる。1つの「エラー」メッセージには、 単一の「エラー」メッセージ要素が使用される。「エラー」メッセージの「メッ セージ本体」394内の「エラー」メッセージ要素は、図9gに示す構造を有し ている。「エラー」メッセージ要素462は、MSBからLSBに向かって、3 2ビットワードとして、8ビットの「エラーコード」フィールド464と、24 ビットの「パラメータ」フィールド466とを含んでいる。「エラーコード」フ ィールド464は、どの型のエラーが発生したかを指定する。各「エラー」メッ セージは、単一の「パラメータ」を指定することができる。もしシステムノード が、IFMPリダイレクションプロトコルメッセージ要素内の何れかのフィール ド内にエラーを検出すれば、その特定の誤ったメッセージ要素は破棄され、「エ ラー」メッセージが発行される。もしシステムノードが、受信したIFMPメッ セージ内のTFMPプロトコルの特定のバージョンを処理できないか、または理 解しなければ、システムノードは、「エラーコード」464が値1にセットされ 、且つ送信側が理解または処理できるIFMPプロトコルの最新バージョンを規 定する「パラメータ」466を有する「エラー」メッセージを送る。また、もし エラーをもたらした受信したIFMPリダイレクトプロトコルメッセージの何れ かの「流れの型」をシステムノードが理解しなければ、システムノードは、「エ ラーコード」464が値2にセットされ、且つエラーをもたらした「流れの型」 を規定する「パラメータ」466を有する「エラー」メッセージを送る。 2.ATMデータリンク上でのラベル付けされた流れの伝送 本発明は、システムノード間でIPパケットを伝送するためにATMデータリ ンクを使用する。ATMデータリンク上で伝送されるパケットは、上述したよう に、ラベル付けされ、流れの型に依存して異なる手法でカプセル封じされた流れ である。本発明は、流れの分類を使用することによって、流れの型に依存して異 なる型の流れを異なる手法(レイヤ2の経路指定、またはレイヤ3のスイッチン グ)で効率的に処理することができる。更に、各流れの型は、この流れの型がリ ダイレクトされた後に使用されるカプセル封じを指定する。詳細を以下に説明す るように、本実施例では、システムは、ATMデータリンクのためのカプセル封 じを使用する。勿論、各流れの型のためのカプセル封じは、本発明と共に使用す ることができる異なるハードウェアスイッチングエンジンのための異なるデータ リンク技術のために指定することができる。 パケットの特定の流れは、特定のATMラベルに結合させることができる。図 10aは、本システムにおけるATMラベルのための32ビットの「ラベル」フ ィールドのフォーマットを示している。前述したように、ラベルは仮想パス識別 子及び仮想チャネル識別子(VPI/VCI)である(仮想チャネルが単方向性 であるものとする)。図10aに示すATM「ラベル」フィールド470は、M SBからLSBへ向かって、4ビットの「保留」フィールド472、12ビット 「VPI」フィールド474、及び16ビットの「VCI」フィールド476を 含む。本実施例では、「保留」フィールド472は送信側システムによって0に セットされ、ATMラベルを受信したシステムノードによって無視される。全1 2ビットのVPIを支援しないリンクの場合、「VPI」フィールド474内の 未使用ビットがフィールド474内のMSBであり、0にセットされる。また、 全16ビットのVCIを支援しないリンクの場合、「VCI」フィールド476 内の未使用ビットがフィールド476内のMSBであり、0にセットされる。 リダイレクトされない流れの中のどのパケットに対しても、システムノードは そのIPパケットのために省略時カプセル封じを使用する。もしシステムノード が、特定の流れの型をリダイレクトさせることを決定すれば、システムノードは 各流れの型に特定のカプセル封じを使用する。ある流れをリダイレクトする時、 システムノードはリダイレクトした流れに使用したカプセル封じを通常使用する 省略時カプセル封じから変化させる。省略時転送チャネル上でIPパケットのた めに使用される省略時カプセル封じを使用するのではなく、システムノードはリ ダイレクトされる流れの型に依存して、異なる型のカプセル封じを使用する。A TMカプセル封じされたIPパケットが、システムソフトウェアのサブセット、 基本スイッチングユニットまたはスイッチゲートウェイユニットを走らせるホス トコンピュータ/サーバ/ワークステーションへ、及びそれからのIFMPメッ セージをそれ自体カプセル封じするIPパケットであることができる。 前述したように本発明の一実施例では、3つの流れの型、即ち「流れの型0」 、「流れの型1」、及び「流れの型2」が指定される。「流れの型0」は、IP パケットのカプセル封じを省略時カプセル封じから変化させるのに使用される。 「流れの型1」は、ステーション上で走るアプリケーション間のデータを運ぶパ ケットのために使用される。「流れの型2」は、ステーション上で走らせること ができるアプリケーションを識別することなく、ステーション間のデータを運ぶ パケットのために使用される。 本発明においては、ATMデータリンク上のIPパケットのための省略時カプ セル封じは、図10bに示す「論理的リンク制御/サブネットワークアタッチメ ントポイント(LLC/SNAP)カプセル封じである。図10bは、省略時カ プセル封じされたIPパケット480を示している。基本的には、省略時カプセ ル封じは、「ATMアダプテーション」レイヤ・タイプ5「コモン・パート・コ ンバージェンス・サブレイヤ・プロトコル・データ・ユニット(AAL−5CP CS−PDU)のペイロード内にカプセル封じされているIPパケットに、LL C/SNAPヘッダーを前置する。省略時カプセル封じされたIPパケット48 0は、MSBからLSBの順に、第1の32ビットワードとして、LLC/SN APヘッダー(24ビットのLLCフィールド482とSNAPヘッダー484 の8ビットの部分、及びSNAPヘッダー484の残余の32ビットワードの部 分)、IPパケット486(32ビットワードの整数倍の長さを有している)、 「パッド」フィールド488、及び「AAL−5 CPCS−PDUトレーラ」 フイールド490を含んでいる。「パッド」フィールド488は0乃至47オク テットであることができ、「トレーラ」フィールド490は8オクテット(4つ の32ビットワード)である。省略時カプセル封じを使用するIPパケット48 6のMOTUは、1500オクテットである。省略時カプセル封じを使用するパ ケットは、特定の実施例(即ち、パケットが省略時仮想チャネルで転送される) による省略時VPI/VCIである所定のVPI/VCI(VPT=0、VCI =15)へ送られる。 「流れの型0」カプセル封じは、IPパケットのカプセル封じを省略時カプセ ル封じから変化させるために使用される。図10cは、「流れの型0」カプセル 封じされたIPパケット492を示している。「流れの型0」を使用するIPパ ケットは、LLC/SNAPヘッダーを前置しないAAL−5 CPCS−PD Uのペイロード内に直接カプセル封じされる。「流れの型0」カプセル封じされ たIPパケット492は、MSBからLSBの順に、IPパケット494(32 ビットワードの整数倍の長さを有している)、「パッド」フィールド496、及 び「AAL−5 CPCS−PDUトレーラ」フィールド498を含む。「パッ ド」フィールド496は0乃至47オクテットであることができ、「トレーラ」 フィールド498は8オクテット(4つの32ビットワード)である。「流れの 型0」を使用するIPパケット494のMOTUは、1500オクテットである 。省略時仮想チャネルからリダイレクトされる流れに属するパケットは「流れの 型0」を使用し、IPパケット494内にカプセル封じされた「IFMPリダイ レクト」メッセージ要素の「ラベル」フィールドで指定されたVPI/VCTへ 送られる(IPパケット494内にカプセル封じされた「TFMPリダイレクト 」メッセージ要素は「流れの型0」カプセル封じで送られる)。 省略時及び「流れの型0」カプセル封じは、カプセル封じされるIPパケット から何等のフィールドをも除去しない。しかしながら、「流れの型1」及び「流 れの型2」の「カプセル封じ」は、IPパケットから若干のフィールドを除去す ることを含む。これらのフィールドが除去されると、「リダイレクト」メッセー ジを発行したシステムノードは除去されたフィールドを格納し、それらのフィー ルドをATMラベル内に指定されたATM仮想チャネルと結合させる。従って、 行先において、格納されたフィールドにアクセスするための入力ATMラベルを 使用して完全なIPパケットを再構成することができる。 「流れの型1」は、ステーション上を走るアプリケーション間のデータを運ぶ パケットのために使用される。図10dは、「流れの型1」カプセル封じされた IPパケットを示している。「流れの型1」を使用するIPパケットは本質的に 分解され、分解されたIPパケットの選択された部分が、LLC/SNAPヘッ ダーを前置(プレフィックス)しないAAL−5 CPCS−PDUのペイロー ド内に直接カプセル封じされる。「流れの型1」カプセル封じされたIPパケッ ト500は、MSBからLSBの順に、第1の32ビットワードとして、16ビ ットの「合計長」フィールド502、及び分解されたIPパケットのIPヘッダ からの16ビットの「識別」フィールド(504を含む。「合計長」フィールド 502の値は変化せず、分解前のIPパケットの合計長のままである。「流れの 型1」カプセル封じされたIPパケット500は、第2の32ビットワードとし て、8ビットの「フラグ」フィールド506、12ビットの「フラグメントオフ セット」フィールド508、及び分解されたIPパケットのIPヘッダからの1 6ビットの「検査合計」フィールド510を更に含む。「検査合計」フィールド 510の伝送される値は、もしTTLフィールドが0にセットされていれば、I Pヘッダー全体について計算される検査合計値である。IPヘッダー内の「バー ジョン」、「IHL」、「TOS」、「TTL」、「プロトコル」、「源アドレ ス」、及び「行先アドレス」フィールドは、「流れの型1」カプセル封じされた IPパケット500の一部として伝送されることはない。更に、IPヘッダの直 後の最初の4オクテット(IHLによって決定される)も、「流れの型1」カプ セル封じされたIPパケット500の一部として伝送されない。これらの最初の 4オクテットは、例えば、TCP及びUDPデータグラムのための源ポート及び 行先ポートに対応する。源ポート及び行先ポートフィールドは、ステーション上 を走るアプリケーションを識別する。「流れの型1」カプセル封じされたIPパ ケット500は、「データ」512を更に含む。「データ」フィールド512に は、「パッド」フィールド514及び「AAL−5 CPCS−PDUトレーラ 」フィールド516が後続する。「パッド」フィールド514は0乃至47オク テットであることができ、「トレーラ」フィールド516は8オクテット(4つ の32ビットワード)である。「流れの型1」カプセル封じを使用するIPパケ ットのMOTUは、1484オクテットである。「流れの型1」カプセル封じを 使用してリダイレクトされる流れに属するパケットは、分解されたIPパケット 内にカプセル封じされた対応する「流れの型1」の「IFMPリダイレクト」メ ッセージ要素の「ラベル」フィールドで指定されたVPI/VCIへ送られる。 (「ラベル」フィールドは、TCPまたはUDP内の源及び行先ポートフィール ドに対応するように構成することができる)。 「流れの型2」は、どのアプリケーションがステーション上を走っているかに は関係なく、ステーション間のデータを運ぶパケットのために使用される。図1 0eは、「流れの型2」カプセル封じされたIPパケットを示す。「流れの型2 」カプセル封じを使用するIPパケットは本質的に分解され、分解されたIPパ ケットの選択された部分が、LLC/SNAPヘッダーを前置きしないAAL− 5 CPCS−PDUのペイロード内に直接カプセル封じされる。「流れの型2 」カプセル封じされたIPパケット520は、MSBからLSBへ、第1の32 ビットワードとして、16ビットの「合計長」フィールド522、及び分解され たIPパケットのIPヘッダーからの16ビットの「識別」フィールド524を 含んでいる。「合計長」フィールド522の値は変化せず、分解前のIPパケッ トの合計長のままである。「流れの型2」カプセル封じされたIPパケット52 0は、第2の32ビットワードとして、8ビットの「フラグ」フィールド526 、12ビットの「フラグメントオフセット」フィールド528、及び分解された IPパケットのIPヘッダからの16ビットの「検査合計」フィールド530を 更に含む。「検査合計」フィールド530の伝送される値は、もしTTLフィー ルドが0にセットされていれば、IPヘッダー全体について計算される検査合計 値である。IPヘッダー内の「バージョン」、「IHL」、「TOS」、「TT L」、「プロトコル」、「源アドレス」、及び「行先アドレス」フィールドは、 「流れの型2」カプセル封じされたIPパケット520の一部として伝送される ことはない。「流れの型1」カプセル封じとは異なり、IPヘッダの直後の最初 の4オクテット(IHLによって決定される)は、「流れの型2」カプセル封じ されたIPパケット520の一部として伝送される。「流れの型2」カプセル封 じされたIPパケット520は、「データ」532を更に含む。「データ」フィ ールド532には、「パッド」フィールド534及び「AAL−5 CPCS− PDUトレーラ」フィールド536が後続する。「パッド」フィールド534は 0乃至47オクテットにわたることができ、「トレーラ」フィールド536は8 オクテット(4つの32ビットワード)である。「流れの型2」カプセル封じを 使用するIPパケットのMOTUは、1488オクテットである。「流れの型2 」カプセル封じを使用してリダイレクトされる流れに 属するパケットは、分解されたIPパケット内にカプセル封じされた対応する 「流れの型2」の「IFMPリダイレクト」メッセージ要素の「ラベル」フィ ールドで指定されたVPI/VCIへ送られる。 前述したように、「流れの型0」、「流れの型1」、及び「流れの型2」カプ セル封じの場合、下流ノードによって送られた「IFMPリダイレクト」メッセ ージを受入れるシステムノードは、除去されたフィールドを格納し、そのフィー ルドをATMラベルによって指定されたATM仮想チャネルと結合し、リダイレ クトされたパケットのためのアクセス情報をキャッシュできるようにする。 B. GSWP システム・ソフトウェアもまた、スイッチ・コントローラと、システムのベー シック・スイッチング・ユニットのATMハードウェア・スイッチング・エンジ ンとの間の、ATMリンク上にコミュニケーションを樹立し、それによって、可 能なときにレイヤ2スイッチングを、また必要なときにレイヤ3IPルーチング をできるようにするために、GSMPプロトコルを利用する。特にGSMP、す なわちATMスイッチをコントロールする汎用非対称プロトコルは、初期設定時 に樹立された仮想チャネルの上で、スイッチ・コントローラとATMスイッチの 間のATMリンクを越えて動く。シングル・スイッチ・コントローラは、マルチ プルATMスイッチをコントロールするため、別々の仮想チャネル上でGSMP のマルチプル・インスタンシエーションを使用することもできる。GSMPはま たGSMP隣接プロトコルも含む。GSMP隣接プロトコルはスイッチ・コント ローラとATMスイッチ間のATMリンクを越えて状態を同期化し、リンクのも う一端でエンティティのアイデンティティを発見し、またそのエンティティのア イデンティティ変化を検出するために使われる。 GSMPは、スイッチ・コントローラが、ATMスイッチ全体にわたってコネ クションを樹立したり解除したりすること、ポイント・ツー・マルチポイント・ コネクション上でリーフを加えたり削除したりすること、スイッチ・ポートを管 理すること、コンフィギュレーション情報を要求すること、スタティスティクス を要求することなどを可能にする。GSMPはまた、ATMスイッチが、スイッ チ・コントローラにリンク・ゴーイング・ダウンのような事象を知らせることを 可能にする。 前述したように、GSMPはマスター・スレーブ・プロトコルである。スイッ チ・コントローラは、スイッチにリクエスト・メッセージを発行する。各リクエ スト・メッセージは、スイッチからのレスポンスが必要であるかどうかを示し、 そのレスポンスを特定のリクエストと結びつけるとことができるトランザクショ ン識別子を含んでいる。スイッチは、成功か失敗かを示すレスポンス・メッセー ジで応答する。本実施例では、GSMPは、コネクション・マネジメント、ポー ト・マネジメント、スタティスティクス、コンフィギュレーション、事象の五つ のメッセージクラスを有している。事象メッセージクラスを除いて、他の四つの クラスは、リクエスト−レスポンス・メッセージであり、それぞれリクエスト・ メッセージに対するフォーマットと、成功応答に対するフォーマットとを持って いる。別旨の表示がない場合、失敗応答メッセージは、コード・フィールドが失 敗の性質を示すこと以外は、失敗を引き起こしたリクエスト・メッセージと同じ である。四つのリクエスト−レスポンス・メッセージクラスに加えて、GSMP は事象メッセージクラスを含んでいるが、これはスイッチが、スイッチ・コント ローラに非同期式事象を知らせるための非同期式事象メッセージを生成すること を可能にする。スイッチ・コントローラは事象メッセージに応答しないため、事 象メッセージはシングルフォーマットを有している。本実施例においては、多く の異なるメッセージタイプ、すなわちGSMPメッセージの機能がある。五つの GSMPメッセージクラスのそれぞれが、ポート・マネジメントを除いて、多く の異なるメッセージタイプを有する。 また、GSMPは、GSMP隣接プロトコル・メッセージを含んでいるが、こ れには特定のメッセージタイプが割り当てられている。GSMP隣接プロトコル は、ATMリンク全体にわたって同期化を樹立し、ハンドシェイクを保持するた めに使われる。GSMP隣接プロトコル・メッセージを除いて、GSMP隣接プ ロトコルが状態同期化を達成するまで、他のGSMPメッセージがATMリンク をわたって送られることはない。目下、状態同期化を持たないATMリンク上で 受信された全てのGSMPメッセージは棄却される。 本発明において、GSMPパケットは可変長であり、図10bに関連して前述 した、ATMデータ・リンク上におけるIPパケットのためのデフォルト・カプ セル封じと同じ方法で、LLC/SNAPヘッダを前に付けたAAL-5・CP CS-PDUの中に、直接カプセル封じされている。図11aは、カプセル封じ されたGSMPパケット540を図示したものである。基本的にデフォルト・カ プセル封じは、AAL−5・CPCS-PDUのペイロード内にカプセル封じさ れたGSMPパケットの前にLLC/SNAPヘッダを付ける。MSBからLS Bへと述べられているが、デフォルト・カプセル封じされたGSMPパケット5 40はLLC/SNAPヘッダ(最初の32ビット・ワード中の、SNAPヘッ ダ544の8ビット部が後に続く24ビットLLCフィールド542、及びSN APヘッダ544の残りの32ビット・ワード部)、(32ビット・ワードの整 数の倍数の長さを持つ)GSMPメッセージ546、パッド・フィールド548 、AAL−5・CPCS−PDUトレイラー・フィールド550を含む。パッド ・フィールド548は、0から47オクテットまでの幅があり、トレイラー・フ ィールド550は8オクテット(4つの32ビット・ワード)である。デフォル ト・カプセル封じを使うGSMPメッセージ546のMOTUは、1500オク テットである。デフォルト・カプセル封じを使うパケットは、デフォルトVPI /VCI、すなわち、デフォルト仮想チャネルに送られる。 図11bは、図11aのカプセル封じされたGSMPパケット540のGSM Pメッセージ・フィールド546に含まれることもある、GSMP隣接プロトコ ル・メッセージ552の構造を図示している。図11bに見られるように、GS MP隣接プロトコル・メッセージ522は(MSBからLSDへという順番で記 述されている)以下のフィールドを含む。すなわち、8ビット・バージョン・フ ィールド554、8ビット・メッセージタイプ・フィールド556、8ビット結 果フィールド558、最初の32ビット・ワードとしての8ビット・コード・フ ィールド560、及び、2番目の32ビット・ワードとしてのセンダ・インスタ ンス・フィールド562、及び、3番目の32ビット・ワードとしての、センダ ・ポート・フィールド564、及び、次の48ビットとしてのセンダ・ネーム・ フィールド566、及び、次の48ビットとしてのレシーバ・ネーム・フィ ールド568、及び、次の32ビットとしてのレシーバ・ポート・フィールド5 70、及び、次の32ビットとしてのレシーバ・インスタンス・フィールド57 2である。GSMPメッセージを論じる際、「センダ」とはGSMPメッセージ を送るエンティティであり、「ピア」は、センダがATMリンク上でGSMPメ ッセージを送るエンティティである。エンティティは、スイッチ・コントローラ 、或いはATMスイッチでもよい。 GSMP隣接プロトコル・メッセージ552のなかで、バージョン・フィール ド554は、(他のバージョンが進展することがあるため)目下使用中のGSMP プロトコルのバージョンを指定する。メッセージタイプ・フィールド554はそ のGSMPメッセージを、GSMP隣接プロトコル・メッセージとして指定する ため、特定値(メッセージタイプ=96)にセットされる。GSMP隣接プロト コル・メッセージのためには使用されないので、結果フィールド556は、セン ダ・エンティティによってゼロにセットされ、GSMP隣接プロトコル・メッセ ージを受信するエンティティには認識されない。 GSMP隣接プロトコル・メッセージのためのコード・フィールド560は、 メッセージの機能を指定する。本実施例の中では、コード・フィールド560に 対する四つの可能な値、すなわち、GSMP隣接プロトコル・メッセージの機能 があり、それはSYN(同期化メッセージ、コード=0)、SYNACK(同期 化認知メッセージ、コード=1)、RSTACK(リセット認知メッセージ、コ ード=2)、そしてACK(認知メッセージ、コード=3)の四つである。各エ ンティティにおいて、SYN、SYNACK、ACKのGSMPメッセージの周 期的生成のためにタイマーが必要とされる。GSMP隣接プロトコル目的のため に、エンティティはある特定のリンクのための三つの可能な状態を持つ。すなわ ち、SYNSENT(送信された同期化メッセージ)、SYNRCVD(受信さ れた同期化メッセージ)、ESTAB(樹立された同期化)の三つである。(エ ンティティがリンクのためにESTAB状態に達するときの)全リンク上の状態 同期化は、エンティティが、GSMP隣接プロトコル・メッセージではないGS MPメッセージを送る前に必要とされる。本実施例では、タイマーの周期は一秒 であるが、他の秒数が指定されてもよい。もしタイマーが切れ、センダ・エ ンティティがSYNSENT状態にあれば、センダ・エンティティは、タイマー をリセットし、SYN・GSMP隣接プロトコルメッセージを送る。もしタイマ ーが切れ、センダ・エンティティがSYNRCVD状態にあれば、センダ・エン ティティはタイマーをリセットし、SYNACk・GSMP隣接プロトコル・メ ッセージを送る。もしタイマーが切れ、センダ・エンティティがESTAB状態 にあれば、センダ・エンティティはタイマーをリセットし、ACK・GSMP隣 接プロトコル・メッセージを送る。 SYN、SYNACK、ACKのGSMP隣接プロトコル・メッセージにおい て、センダ・インスタンス562は、そのリンクのためのセンダ・エンティティ のインスタンス・ナンバーである。リンクの特定のインスタンスを示すインスタ ンス・ナンバーは、近い過去に同一のものがないこと、また、ダウンした後リン クが戻るときに、あるいはリンクのもう一端でエンティティのアイデンティティ が変わるときに、変化することを保証されている、32ビットの非ゼロ・ナンバ ーである。従って、各リンクは独自のインスタンス・ナンバーを持つ。センダ・ インスタンス562は、ダウン後リンクがいつ戻るか、あるいは、いつATMリ ンクのもう一端のエンティティのアイデンティティが変化するかを検出するため に使われる。RSTACK・GSMP隣接プロトコル・メッセージのために、セ ンダ・インスタンス562は、RSTACKメッセージの生成を引き起こした、 入ってきつつあるGSMP隣接プロトコル・メッセージから、レシーバ・インス タンス・フィールド572の値へセットされる。 SYN、SYNACK、ACKのGSMP隣接プロトコル・メッセージにおい て、センダ・ポート・フィールド564は、GSMPメッセージが送信されるリ ンクのローカル・ポート・ナンバーである。先に論じたように、ポート・ナンバ ーは、32ビット値をローカルに割り当てられる。RSTACK・GSMP隣接 プロトコル・メッセージの為に、センダ・ポート・フィールド564は、RST ACKメッセージの生成を引き起こした、入ってくるGSMP隣接プロトコル・ メッセージから、レシーバ・ポート・フィールド570の値へセットされる。 SYN、SYNACK、ACKのGSMP隣接プロトコル・メッセージにとっ て、センダ・ネーム・フィールド566は、センダ・エンティティのネームであ る。48ビット・センダ・ネーム566は、ベーシック・スイッチング・ユニッ トの操作コンテクスト内で唯一のものである。例えば、IEEE802MACア ドレスを、センダ・ネーム・フィールドのために使用することができる。RST ACK・GSMP隣接プロトコル・メッセージのために、センダ・ネーム・フィ ールド566は、RSTACKメッセージの生成を引き起こした、入ってくるG SMP隣接プロトコル・メッセージから、レシーバ・ネーム・フィールド566 の値へセットされる。 SYN、SYNACK、ACKのGSMP隣接プロトコル・メッセージにとっ て、レシーバ・ネーム・フィールド568は、センダ・エンティティがATMリ ンクのもう一端にあると信じているエンティティの名前である。もしセンダ・エ ンティティがそのエンティティの名前を知らない場合は、レシーバ・ネーム・フ ィールド568は、ゼロにセットされる。RSTACK・GSMP隣接プロトコ ル・メッセージのために、レシーバ・ネーム・フィールド568は、RSTAC Kメッセージの生成を引き起こした、入ってくるGSMP隣接プロトコル・メッ セージから、センダ・ネーム・フィールド566の値へとセットされる。 SYN、SYNACK、ACKのGSMP隣接プロトコル・メッセージ内にお いて、レシーバ・ポート・フィールド570は、エンティティによってリンクの もう一端で割り当てられた、リンクのためのローカル・ポート・ナンバーだとセ ンダ・エンティティが信じているものである。もしセンダ・エンティティがその エンティティのポート・ナンバーを知らない場合は、レシーバ・ポート・フィー ルド570はゼロにセットされる。RSTACK・GSMP隣接プロトコル・メ ッセージにのために、レシーバ・ポート・フィールド570は、RSTACKメ ッセージの生成を引き起こした、入ってくるGSMP隣接プロトコル・メッセー ジから、センダ・ポート・フィールド564の値へセットされる。 SYN、SYNACK、ACKのGSMP隣接プロトコル・メッセージにおい て、レシーバ・インスタンス572は、エンティティによってリンクのもう一端 で割り当てられた、リンクのためのカレント・インスタンス・ナンバーだとセン ダ・エンティティが信じているものである。もしセンダ・エンティティが、リン クのもう一端でのカレント・インスタンス・ナンバーを知らない場合は、レシー バ・インスタンス・フィールド572はゼロにセットされる。RSTACK・G SMP隣接プロトコル・メッセージのために、レシーバ・インスタンス572は RSTACKメッセージの生成を引き起した、入ってくるGSMP隣接プロトコ ル・メッセージから、センダ・インスタンス・フィールド562の値にセットさ れる。 図11cは、入ってくるGSMP隣接プロトコル・メッセージの受信直後のセ ンダ・エンティティの操作を図示する簡略図である。始動後、センダ・エンティ ティは、ステップ582でGSMP隣接プロトコル・パケットを受信する。ステ ップ584では、センダ・エンティティは入ってくるGSMP隣接プロトコル・ メッセージがRSTACKメッセージかどうかを決める。もし入ってくるGSM P隣接プロトコル・メッセージがRSTACKメッセージでなければ(例えば、 SYN、SYNACK、あるいはACKメッセージであれば)、センダ・エンテ ィティは図11dの状態図で図示された方法で作動する。もし入ってくるGSM P隣接プロトコル・メッセージがRSTACKメッセージであれば、センダ・エ ンティティは、ステップ584で、入ってくるメッセージ内のセンダ・インスタ ンス、センダ・ポート、センダ・ネームのフィールドが、アップデート・ピア・ ベリファイア操作によって先のメッセージから記憶されていた値に、合致するか どうかをチェックする。GSMP隣接プロトコルにとって、アップデート・ピア ・ベリファイア操作は次のように定義される。すなわち、リンクのもう一端でエ ンティティから受信した、SYNあるいはSYNACKメッセージから、センダ ・インスタンス、センダ・ポート、センダ・ネームのフィールドの値を記憶する ことである。もしその値がステップ584から合致すれば、センダ・エンティテ ィはステップ586において、入ってくるRSTACKメッセージ内のレシーバ ・インスタンス、レシーバ・ポート、レシーバ・ネームのフィールドが、出て行 くSYN、SYNACK、ACKメッセージの中で、入ってくるRSTACKメ ッセージが受信されたポートに向けて、目下送られたセンダ・インスタンス、セ ンダ・ポート、センダ・ネームのフィールドの値に合致するかどうかを決める。 もしその値がステップ586から合致すれば、センダ・エンティ ティはステップ588で、センダ・エンティティがSNSENT状態にあるかど うかを決める。もしセンダ・エンティティがSYNSENT状態になければ、セ ンダ・エンティティは続いて、ステップ590でリンクをリセットする。その値 がステップ584から合致しない場合、あるいはその値がステップ586から合 致しない場合、また、センダ・エンティティがSYNSENT状態にある場合は 、センダ・エンティティはステップ592で、入ってくるRSTACKメッセー ジを棄却し、別のパケットの到着を待つ。従って、RSTACK・GSMP隣接 プロトコル・メッセージがセンダ・エンティティに届くと、ステップ594、5 96、598、600によって示されたように、センダ・エンティティはリンク をリセットする。ステップ594において、センダ・エンティティはリンクのた めの新しいインスタンス・ナンバーを生成する。それからステップ596におい て、センダ・エンティティは、アップデート・ピア・ベリファイア操作によって 前に記憶されていた、センダ・インスタンス、センダ・ポート、センダ・ネーム の記憶された値を削除(すなわちゼロにセット)する。次にステップ598にお いて、センダ・エンティティは、SYN・GSMP隣接プロトコル・メッセージ を送信し、ステップ600でSYNSENT状態に入る。それからセンダ・エン ティティは、処理の為に別のパケットを受信する。 図11dは、入ってくるGSMP隣接プロトコル・メッセージがRSTACK メッセージでないときの、センダ・エンティティの操作を示す状態図である。図 11dに続く説明において、条件「%B」は次のように定義される。すなわち、 入ってくるメッセージ内の、センダ・インスタンス、センダ・ポート、センダ・ ネームのフィールドが、アップデート・ピア・ベリファイア操作よって以前のメ ッセージから記憶された値と合致すること。図11dの条件「C%」は次のよう に定義される。すなわち、入ってくるメッセージ内のレシーバ・インスタンス、 レシーバ・ポート、レシーバ・ネームが、、出て行くSYN、SYNACK、A CKメッセージ内で目下送られているセンダ・インスタンス、センダ・ポート、 センダ・ネームの値に合致すること。図11dにおいて、条件「A」は、センダ ・エンティティが入ってくるSYNACK・GSMP隣接プロトコル・メッセー ジを受信し、条件%Cが満足されていることを意味する。条件「B」は、セン ダ・エンティティが入ってくるSYNACK・GSMP隣接プロトコル・メッセ ージを受信し、条件%Cが満足されていないことを意味する。条件「C」は、セ ンダ・エンティティが、入ってくるACK・GSMP隣接プロトコル・メッセー ジを受信し、条件%Bと%Cがどちらも満足されていることを意味する。条件「 D」はセンダ・エンティティが入ってくるACK・GSMP隣接プロトコル・メ ッセージを受信し、条件%Bと%Cがどちらも満足されていないことを意味する 。 センダ・エンティティがSYNSENT状態602にあり、リンクのもう一端 のピアから入ってくるSYN・GSMP隣接プロトコル・メッセージを受信する 場合、センダ・エンティティはアップデート・ピア・ベリファイア操作を行い、 ピアにSYNACK・GSMP隣接プロトコル・メッセージを送る(ステップ6 04として示されている)。次にセンダはSYNSENT状態602からSYN RCVD状態606に移行する。もしセンダがSYNRCVD状態606にある 間に、入ってくるSYN・GSMP隣接プロトコル・メッセージを受信すれば、 センダは、ステップ604においてアップデート・ピア・ベリファイア操作を行 い、ピアにSYNACK・GSMP隣接プロトコルを送信するが、SYNRCV D状態606に留まる。もしセンダがSYNRCVD状態606にあり、条件B か条件Dのどちらかが満足されていれば、センダはRSTACK・GSMP隣接 プロトコルをピアに送り(ステップ608として示される)、SYNRCVD状 態606に留まる。もしセンダがSYNRCVD状態606にあって、条件Cが 満足されていれば、センダはACK・GSMP隣接プロトコル・メッセージをピ アに送り(ステップ610として示されている)、ESTAB状態612に移行 する。もしセンダがSYNRCVD状態606にあり、条件Aが満たされていれ ば、センダはアップデート・ピア・アイデンティファイア操作を行い、ACK・ GSMP隣接プロトコル・メッセージをピアに送り(ステップ614として示さ れている)、ESTAB状態612に移行する。センダがSYNかSYNACK GSMP隣接プロトコル・メッセージを受けとるか、あるいは条件Cが満足され ていれば、センダはESTAB状態612にあり、そこに留まる。もしセンダが ESTAB状態612にある間に条件Dが満足されれば、 センダはESTAB状態612に留まったままで、RSTACK・GSMP隣接 プロトコル・メッセージを送信する(ステップ608として示されている)。S YNSENT状態602にあって、もしセンダがACK・GSMP隣接プロトコ ル・メッセージを受けとるか、あるいは条件Bが満足されれば、センダはSYN SENT状態602に留まり、RSTACK・GSMP隣接プロトコル・メッセ ージを送信する(ステップ608)。センダがSYNSENT状態602にある とき、条件Aが満足されれば、センダはアップデート・ピア・ベリファイ操作を 行ない、ACK・GSMP隣接プロトコル・メッセージを送信し(ステップ61 4)、ESTAB状態612に入る。 GSMP隣接プロトコル・メッセージに加えて、他のタイプのGSMPメッセ ージ546は、GSMPコネクション・マネジメント(CM)メッセージを含む が、これはリクエスト−レスポンス・メッセージである。ベーシック・スイッチ ング・ユニットにおいて、スイッチ・コントローラは、ATMスイッチを越えて 仮想チャネル・コネクションを、樹立し、削除し、修正し、照合するために、G SMP・CMメッセージを使用する。GSMP・CMメッセージは、スイッチ・ ポートのステータスに関わりなく出すことができ、コネクションは、スイッチ・ ポートがアップしたりやダウンしたりするとき、あるいはそれ以外で利用出来な いときに、樹立したり、削除したりすることができる。コネクション・マネジメ ント・メッセージには次のものが含まれる。すなわち、追加ブランチ、削除ブラ ンチ、削除ツリー、照合ツリー、全削除、移動ルート、移動ブランチである。先 に述べたように、仮想チャネル・コネクションは、一方向性であり、入力仮想チ ャネル一つと、少なくとも一つの出力仮想チャネルあるいはブランチを含んでい る。つまり、ユニキャスト仮想コネクションは一つの出力ブランチを持ち、マル チキャスト仮想コネクションは、二つかそれ以上の出力ブランチを持つ。 追加ブランチ・メッセージは、仮想チャネル・コネクションを樹立するため、 あるいは現存している仮想チャネル・コネクションに追加のブランチを加えるた めに使われるGSMP・CMメッセージである。本実施例では、ユニキャストと マルチキャストのコネクションに区別を付けていない。特定の入力ポート、入力 VPI、及び入力VCIのための最初の追加ブランチ・メッセージが、ユニキャ スト・コネクションを樹立する。同じ入力ポート、入力VPI、及び入力VCI を持つ2番目の追加ブランチ・メッセージは、もう一つ出力ブランチを加えるこ とによって、ユニキャスト・コネクションをマルチキャスト・コネクションに転 換する。他の出力ブランチを、さらなる追加ブランチ・メッセージとともに同様 に加えることができる。また、追加ブランチ・メッセージは、ATMスイッチ内 に記憶されたコネクション状態をチェックするために使うことができる。削除ブ ランチ・メッセージは、仮想チャネル・コネクションの単一のブランチを削除す るために使用されるGSMP・CMメッセージである。例えば、二つのブランチ を持つ、マルチキャスト仮想チャネル・コネクション上で削除ブランチ・メッセ ージを使用すると、一つブランチが削除され、マルチキャスト・コネクションが ユニキャスト・コネクションに転換される。削除ブランチ・メッセージは、仮想 チャネル・コネクション内の最後のブランチを削除することによって、コネクシ ョンを削除するために使用することもできる。もう一つのGSMP・CMメッセ ージである削除ツリー・メッセージは、コネクションの残りのブランチを全て削 除することにより、全ての仮想コネクションを削除するのに使われる。照合ツリ ー・メッセージは、仮想チャネル・コネクション上のブランチの数を照合するた めに使われるGSMP・CMメッセージである。全削除メッセージは、スイッチ 入力ポート上の全てのコネクションを削除するために使われるGSMP・CMメ ッセージである。移動ルート・メッセージは、その現在の入力ポート、入力VP I、入力VCIから、新しい入力ポート、入力VPI、入力VCIへ、仮想コネ クション・ツリー全体を移動させるために使われるGSMP・CMメッセージで ある。もう一つのGSMP・CMメッセージである移動ブランチ・メッセージは 仮想チャネル・コネクションの単一の出力ブランチを、その現在の出力ポート、 出力VPI、出力VCIから、同じ仮想チャネル・コネクション上の新しい出力 ポート、出力VPI、出力VCIへ移動させるために使用される。 図12は、追加ブランチ、削除ブランチ、削除ツリー、照合ツリー、全削除の メッセージのための、リクエストとレスポンスのどちらとしても使用される、一 般的GSMP・CMメッセージ620の構造を図示したものである。一般的GS MP・CMメッセージ620は、図11aでカプセル封じされたGSMPパ ケット540の、GSMPメッセージ・フィールド546の中に含ませることも できる。図12に見られるように、一般的GSMP・CMメッセージ620は、 (MSBからLSBへの順番に述べられた)次のようなフィールドを含んでいる 。8ビット・バージョン・フィールド622、8ビット・メッセージタイプ・フ ィールド624、8ビット結果フィールド626、8ビット・コード・フィール ド628、及び32ビット・ワード・トランザクション識別子フィールド630 、及び32ビット・ワード・ポート・セッション・ナンバー・フィールド632 、及び32ビット・ワード入力ポート・フィールド634、及び、ゼロにセット された4ビット・ワード636を含む32ビット・ワード入力ラベル・フィール ド、12ビット入力VPIフィールド638、16ビット入力VCIフィールド 640、及び32ビット・ワード出力ポート・フィールド642、及びゼロにセ ットされた8ビットワード644を含む32ビット・ワード出力ラベル・フィー ルド644、12ビット出力VPIフィールド646、16ビット出力VCIフ ィールド648、及び16ビット・ブランチ数フィールド650、及び8ビット 予約フィールド652、及び8ビット優先フィールド654である。 GSMP隣接プロトコル・メッセージを除いて、全てのGSMPメッセージは バージョン・フィールド622、メッセージタイプ・フィールド624、結果フ ィールド626、コード・フィールド628、トランザクション識別子フィール ド630を含むが、これらは通常同じ方法で使用される。例えば、GSMPメッ セージの中のバージョン・フィールド622は、(他のバージョンが進展するか もしれないため)目下使用中のGSMPプロトコルのバージョンを指定する。メ ッセージタイプ・フィールド624は、GSMPメッセージタイプを指定するた め特定の値にセットされる。例えば、GSMP・CM追加ブランチ・メッセージ は、メッセージタイプ・フィールド624のための特定値を割り当てられ、他の タイプのメッセージは他の特定値を割り当てられる。 リクエスト・メッセージであるGSMPメッセージのために、結果フィールド 626は、結果が成功であった場合、そのリクエスト・メッセージにレスポンス が必要かどうかを表示する。リクエスト・メッセージ中の結果フィールド626 は、NoSuccessAck(結果が成功だった場合レスポンスが必要でない ことを示す)か、AckAll(結果が成功だった場合にレスポンスが必要であ ることを示す)のための値を含んでいてもよい。あるタイプのGSMPリクエス ト・メッセージにとっては、AckAllがデフォルトであり、結果フィールド 626中のNoSuccessAckは無視される。レスポンス・メッセージで あるGSMPメッセージにとって、結果フィールド626はSuccess(リ クエストが成功したことを示す)か、Failure(リクエストが成功でなか ったことを示す)の値を含んでいてもよい。GSMP成功レスポンス・メッセー ジは、リクエストが成功裏に完結されるまでは送られない。GSMP成功レスポ ンス・メッセージは、Successを示す結果フィールド626と共に戻って きた、対応するGSMPリクエスト・メッセージのコピーである。成功した結果 を持たないGSMPリクエスト・メッセージに対して、GSMP失敗レスポンス メッセージが生成される。GSMP失敗レスポンス・メッセージは、Failu reを示す結果フィールド626と共に戻ってきた、対応するGSMPリクエス ト・メッセージのコピーである。GSMPリクエスト・メッセージの失敗した結 果に対応してGSMP失敗レスポンス・メッセージを発するスイッチは、スイッ チ内のコネクション状態を修正しない。 GSMPレスポンス・メッセージ内で、コード・フィールド628は、結果に ついての更なる情報を提供する。例えば、GSMP失敗レスポンス・メッセージ 内のコード・フィールド628は、失敗を引き起すエラーのタイプを特定するエ ラー・コードを含んでいてもよい。失敗であれ他のタイプであれ、様々な異なる コードを、コード・フィールド628内で使用するために、定義できることが認 められている。定義できる失敗コードの例には次のものが含まれる。すなわち、 特定のメッセージタイプに特有の失敗、他の失敗コードによってカバーされてい ない不特定の理由、無効なリクエスト・メッセージ、このスイッチ上では実行さ れていない指定されたリクエスト・メッセージ、無効ポート・セッション・ナン バー、少なくとも一つの指定されたポートが存在していない、少なくとも一つの 指定されたポートがダウンしている、少なくとも一つの指定されたポート上で少 なくとも一つの指定されたVPI/VCIが範囲外である、指定されたコネクシ ョンが存在しない、指定された出力ブランチが存在しない、指定された出力ポー ト上の指定されたマルチキャスト・コネクションのために既に樹立されている指 定された出力ブランチ、スイッチによってサポートされたマルチキャスト・コネ クションの最大リミットに達した、指定されたマルチキャスト・コネクションが サポートできるブランチの最大リミットに達した、あるいは、スイッチにサポー トされたマルチキャスト能力に関する一般的問題、などである。当然、他のコー ドを提供することもできる。加えて、コード・フィールド628は、成功したレ スポンスメッセージの中で、あるいは事象メッセージの中で、更なる情報を提供 することもできる。コード・フィールド628は、GSMPリクエスト・メッセ ージ内では使用されず、ゼロにセットされる。 トランザクション識別子フィールド630は、GSMPリクエスト・メッセー ジを、そのGSMPレスポンス・メッセージに結びつけるために使用される。G SMPリクエスト・メッセージでは、スイッチ・コントローラは、フィールド6 30に対しあらゆるトランザクション識別子の値を選択する。GSMPレスポン ス・メッセージでは、トランザクション識別子フィールド630の値は、GSM Pレスポンス・メッセージが対応しているGSMPリクエスト・メッセージから のトランザクション識別子の値にセットされる。GSMP事象メッセージはレス ポンスを必要としないので、トランザクション識別子フィールド630はゼロに セットされる。 バージョン、メッセージタイプ、結果、コード、トランザクション識別子の各 フィールドの前述の一般的な説明は、GSMP隣接プロトコルメッセージを除い て、全てのGSMPメッセージに当てはまることが認められている。一般的な説 明との違いは、適宜述べられる。 GSMP・CMメッセージに対して、ポート・セッション・ナンバー・フィー ルド632は、入力ポートのセッション・ナンバーを提供する。特に、ポート・ セッション・ナンバー・フィールド632内の値は、入力ポート・フィールド6 34に示されているスイッチ入力ポートのポート・セッション・ナンバーを与え る。各スイッチ・ポートは、スイッチによって割り当てられたポート・セッショ ン・ナンバーを保持する。ポートが継続的にアップする間、ポート・セッション ・ナンバーは変化しないままである。しかしながら、ポートがダウンしたり利 用できなかった後にアップした後は、新しい違ったポート・セッション・ナンバ ーが生成される。新しいポート・セッション・ナンバーは、ランダムに選ばれる ことが望ましい。もしスイッチ・コントローラが、ポート・セッション・ナンバ ー・フィールド632内に無効な値を持つGSMP・CMリクエスト・メッセー ジを送信したら、スイッチは、失敗を引き起す無効なポート・セッション・ナン バーを示すコード・フィールド628を含んだGSMP・CM失敗レスポンス・ メッセージを送ることによって、そのGSMP・CMリクエスト・メッセージを 拒否する。カレント・ポート・セッション・ナンバーは、GSMPコンフィギュ レーション・メッセージを使って獲得される。 GSMP・CMメッセージの中で、入力ポート・フィールド634は、スイッ チによって割り当てられた32ビット値を使ってスイッチ入力ポートを示す。入 力VPIフィールド638は、入力ポート・フィールド634の中で示されたス イッチ入力ポートに着くATM仮想パスを識別し、入力VCIフィールド640 は、入力VPIフィールド638の中で識別されたその仮想パス上で到着するA TM仮想チャネルを識別する。 GSMP・CMメッセージの中で、出力ポート・フィールド624は、スイッ チによって割り当てられた32ビット値を使ってスイッチ出力ポートを示す。出 力VPIフィールド646は、出力ポート・フィールド642の中で示されたス イッチ出力ポートから出るATM仮想パスを識別し、出力VCIフィールド64 8は、出力VPIフィールド646の中で識別されたその仮想パス上で出発する ATM仮想チャネルを識別する。 GSMP・CMメッセージに対して、ブランチ数フィールド650は、仮想チ ャネル・コネクション上の出力ブランチの数を与える。フィールド650は、G SMP・CM照合ツリー・メッセージの中で使われる。他の全てのGSMP・C Mメッセージに対して、フィールド650は、センダ・エンティティによってゼ ロにセットされ、レシーバ・エンティティからは無視される。本実施例において は、GSMP・CMメッセージのためには使われない予約フィールド652は、 センダ・エンティティによってゼロにセットされ、レシーバ・エンティティから は無視される。 GSMP・CMメッセージ内の優先フィールド654は、コネクションの優先 順位を与える。再優先順位にはゼロが付けられ、最も低い優先順位には、q−1 の番号がつけられる。ここで、qはスイッチ出力ポートがサポートできる優先順 位の数である。各スイッチ出力ポートのqはGSMPポート・コンフィギュレー ション・メッセージから得ることができる。各仮想チャネル・コネクションは、 樹立されるときにそれに優先権を割り当てることによって、一定の質のサービス (QOS)を伴って樹立することができる。同じ出力ポートを共有する仮想チャ ネル・コネクションに対して、どちらも同じスイッチ内にある場合、高優先順位 のコネクション上のATMセルの方が、優先順位の低いコネクション上のATM セルよりも、スイッチをより出やすい。優先フィールド654は、GSMP・C M追加ブランチ、及び、移動ブランチのメッセージ内で使われる。もし(追加ブ ランチか移動ブランチのための)GSMP・CMリクエスト・メッセージが、ス イッチがサポートしない値を優先フィールド654内に持っている場合、スイッ チは代わりに、それがサポートできる最も近接した優先順位を割り当てる。他の GSMP・CMメッセージの中では、優先フィールド654は、センダ・エンテ ィティによってゼロにセットされ、レシーバ・エンティティからは無視される。 追加ブランチ・メッセージは、仮想チャネル・コネクションを樹立したり、あ るいは現存する仮想チャネル・コネクションに追加のブランチを加えるために使 われる、GSMP・CMメッセージである。そのコネクションは、入力ポート・ フィールド634、入力VPIフィールド638、入力VCIフィールド640 によって指定され、その出力ブランチは、出力ポート・フィールド642、出力 VPIフィールド646、出力VCIフィールド648によって指定され、その コネクションの優先順位は優先フィールド654によって指定される。また、追 加ブランチ・メッセージは、ATMスイッチ内に記憶されたコネクション状態を チェックするために使うことができる。図13aは、スイッチ・コントローラか らGSMP追加ブランチ・リクエスト・メッセージを受信するATMスイッチの 作動を図示する概略線図である。ステップ660において、スイッチ・コントロ ーラは、ATMスイッチによって受信されたGSMP追加ブランチ・リクエスト ・メッセージを送信する。ATMスイッチは、受信した追加ブランチ・リクエス ト・メッセージの入力ポート・フィールド634、入力VPIフィールド638 、及び入力VCIフィールド640の中で指定されたように、仮想チャネル・コ ネクションがスイッチ内に存在するかどうかを、ステップ662で決定する。ス イッチがステップ662で仮想チャネル・コネクションが存在しないことを決定 すると、ATMスイッチは続いてステップ664で、追加ブランチ・リクエスト ・メッセージの中で指定されたコネクションを樹立する。もしスイッチが、ステ ップ662で、仮想チャネル・コネクションが存在すると決めれば、スイッチは ステップ666で、受信された追加ブランチ・リクエスト・メッセージの出力ポ ート・フィールド642、出力VPIフィールド646、出力VCIフィールド 648によって指定されたように、出力ブランチがスイッチ内に存在するかどう かを決める。もし出力ブランチが存在しないと決定された場合、ATMスイッチ は続いて、ステップ668で、追加ブランチ・リクエスト・メッセージ内で指定 されたように新しい出力ブランチを追加する。ステップ664か668の後、ス イッチは、ステップ670で、操作が成功したかどうかを決定する。もし操作が 成功しなかった場合は、ATMスイッチはステップ672で、失敗を示す結果フ ィールドと共に、受信した加算ブランチ・リクエスト・メッセージのコピーであ る、追加ブランチ・レスポンス・メッセージをスイッチコントローラに送信する 。その追加ブランチレスポンス・メッセージは、そのコード・フィールド628 中の適切な失敗コードで、失敗のタイプを特定することもできる。もし操作がス テップ670で成功裏に完結したと決定されれば、ATスイッチはステップ67 4で、リクエストが成功した際にレスポンスが必要かどうかを決定するために、 追加ブランチ・リクエスト・メッセージの結果フィールド626をチェックする 。もしリクエスト・メッセージの結果フィールドが、AckA1lを示していれ ば、ATMスイッチは、ステップ676でスイッチ・コントローラに成功レスポ ンスを送信する。追加ブランチ成功レスポンス・メッセージは、Success を示す結果フィールド626を伴う、受信された追加ブランチ・リクエスト・メ ッセージのコピーである。もしスイッチがステップ666で、追加ブランチ・リ クエスト・メッセージで指定された出力ブランチが、既に存在すると決定した場 合、スイッチはステップ680で、リクエスト・メッセージの優先フィールド6 54 で指定された優先順位が、出力ブランチの目下の優先順位と異なるかどうかをチ ェックする。もしスイッチが、リクエストされた優先順位が目下の優先順位と異 なると決定したら、スイッチはステップ682で、出力ブランチの優先順位を、 追加ブランチ・リクエスト・メッセージによって指定されたものに変える。もし 優先順位が同じであれば、スイッチは優先順位を変えない(これは684によっ て示されている)。 削除ブランチ・メッセージは、仮想チャネル・コネクションの単一のブランチ を削除したり、あるいは最後のブランチの場合には、コネクションを削除するた めに使用されるGSMP・CMメッセージである。コネクションは入力ポート・ フィールド634、入力VPIフィールド638、入力VCIフィールド640 によって指定され、出力ブランチは、出力ポート・フィールド642、出力VP Iフィールド646、出力VCIフィールド648によって指定される。図13 bは、スイッチ・コントローラからGSMP削除ブランチ・リクエスト・メッセ ージを受信するATMスイッチの作動を図示した概略線図である。ステップ69 0では、スイッチ・コントローラは、ATMスイッチによって受信されたGSM P削除ブランチ・リクエスト・メッセージを送信する。ATMスイッチは、受信 した削除ブランチ・リクエスト・メッセージの入力ポート・フィールド634、 入力VPIフィールド638、入力VCIフィールド640の中で指定されてい るように、仮想チャネル・コネクションがスイッチ内に存在しているかどうかを ステップ692で決定する。もしスイッチがステップ692において、仮想チャ ネル・コネクションが存在しないと決定したら、ステップ694においてスイッ チは、受信した削除ブランチ・リクエスト・メッセージの出力ポート・フィール ド642、出力VPIフィールド646、出力VCIフィールド648によって 指定されたように、出力ブランチがスイッチ内に存在するかどうかを決定する。 もし出力ブランチが存在すると決定されれば、スイッチは続いてステップ696 で、削除ブランチ・リクエスト・メッセージの中で指定されているように、出力 ブランチを削除する。ステップ696の後、スイッチはステップ698において 削除操作が成功したかどうかを決定する。もし削除が成功裏に完結したことが決 定されれば、スイッチはステップ700において、リクエストが成功し たときレスポンスが必要であるかどうかを、削除ブランチ・リクエスト・メッセ ージの結果フィールド626から決定する。もしリクエスト・メッセージの結果 フィールドがAckAll(成功レスポンスが必要)を示していれば、スイッチ はステップ702において、スイッチ・コントローラに削除ブランチ成功レスポ ンス・メッセージを送る。削除ブランチ成功レスポンス・メッセージは、Suc cessを示す結果フィールド626を伴う受信された削除ブランチ・リクエス ト・メッセージのコピーである。もしステップ700で、成功レスポンスが必要 ないと決定された場合は、スイッチは何のレスポンスも出さない(これは704 として示される)。もしステップ692においてスイッチが、削除ブランチ・リ クエスト・メッセージの中で指定されたコネクションが存在しないと決定した場 合、あるいは、スイッチがステップ694で、削除ブランチ・リクエスト・メッ セージ内で指定された出力ブランチが存在しないと決定した場合、または、スイ ッチがステップ698において、削除操作が失敗であると決定した場合には、ス テップ706においてスイッチは、適当な失敗コードと共に、スイッチ・コント ローラに削除ブランチ失敗レスポンス・メッセージを送る。削除ブランチ失敗レ スポンス・メッセージは、Failureを示す結果フィールド、及びコード・ フィールド628において適切な失敗コードによって示された失敗のタイプを伴 う、受信された削除ブランチ・リクエスト・メッセージのコピーである。 削除ツリー・メッセージは、残っているコネクションのブランチ全てを削除す ることによって全仮想チャネル・コネクションを削除するために使用される。そ のコネクションは、入力ポート・フィールド634、入力VPIフィールド63 8、入力VCIフィールド640によって指定される。削除ツリー・メッセージ の中の、出力ポート・フィールド642、出力VPIフィールド646、出力V CIフィールド648は使用されず、スイッチ・コントローラによってゼロにセ ットされ、スイッチには無視される。図13cは、スイッチ・コントローラから GSMP削除ツリー・リクエスト・メッセージを受信するATMスイッチの操作 を示した概略線図である。ステップ710において、スイッチ・コントローラは ATMスイッチによって受信されたGSMP削除ツリー・リクエスト・メッセー ジを送信する。ATMスイッチは、受信された削除ツリー・リクエスト・メ ッセージの入力ポート・フィールド634、入力VPIフィールド638、入力 VCIフィールド640によって指定されるように、仮想チャネル・コネクショ ンがスイッチ内に存在するかどうかをステップ712で決定する。もしスイッチ がステップ712において、仮想チャネルが存在すると決定すれば、スイッチは 続いて、ステップ714で削除ツリー・リクエスト・メッセージの中で指定され ているように、コネクションを(そしてそれによって、ツリー全体を)削除する 。ステップ714の後スイッチはステップ716において、削除操作が成功した かどうかを決定する。もし削除が成功裏に完結したと決定されれば、スイッチは ステップ718で、リクエストが成功したときにレスポンスが必要かどうかを、 削除ツリー・リクエスト・メッセージの結果フィールド626から決定する。も しリクエスト・メッセージの結果フィールドが、AckAll(成功レスポンス が必要)を示していれば、スイッチはステップ720で削除ツリー成功レスポン ス・メッセージをスイッチ・コントローラに送る。削除ツリー成功レスポンス・ メッセージは、Successを示す結果フィールド626を伴う、受信された 削除ツリーリクエスト・メッセージのコピーである。もしステップ716におい て、成功レスポンスが必要でないと決定されれば、スイッチは(722として示 されているように)レスポンスをしない。もしステップ712においてスイッチ が、削除ツリー・リクエスト・メッセージで指定されているコネクションが存在 しないと決定した場合、あるいはもしスイッチがステップ716において削除操 作が失敗であると決定した場合、スイッチはステップ724において、スイッチ ・コントローラに、適切な失敗コードと共に、削除ツリー失敗レスポンス・メッ セージを送る。削除ツリー失敗レスポンス・メッセージは、Failureを示 す結果フィールド626と、そのコード・フィールド628の中で適切な失敗コ ードによって示される失敗のタイプを伴う、受信された削除ツリー・リクエスト ・メッセージのコピーである。 照合ツリー・メッセージは、仮想チャネル・コネクション上でブランチの数を 照合するために使われる、GSMP・CMメッセージである。コネクションは入 力ポート・フィールド634、入力VPIフィールド638、及び入力VCIフ ィールド640によって指定される。照合ツリー・メッセージ中の出力ポート・ フィールド642、出力VPIフィールド646、出力VCIフィールド648 は使用されず、スイッチ・コントローラによってゼロにセットされ、スイッチに は無視される。指定された仮想チャネル・コネクションが含んでいるべきだとス イッチが信じるブランチの数は、照合ツリー・リクエスト・メッセージの中のブ ランチ数フィールド650によって与えられる。図13dは、スイッチ・コント ローラからGSMP照合ツリー・リクエスト・メッセージを受けとるATMスイ ッチの作動を図示した概略線図である。ステップ730において、スイッチ・コ ントローラは、ATMスイッチが受信するGSMP照合ツリー・リクエスト・メ ッセージを送信する。ATMスイッチは、受信された照合ツリー・リクエスト・ メッセージの入力ポート・フィールド634、入力VPIフィールド638、入 力VCTフィールド640によって指定されるように、仮想チャネル・コネクシ ョンがスイッチ内に存在するかどうかを、ステップ732で決定する。もしスイ ッチがステップ732において、仮想チャネル・コネクションが存在すると決定 すれば、スイッチは続いてステップ734で、指定されたコネクションに対する 実際の数をチェックし、受信した照合ツリー・リクエスト・メッセージのブラン チ数フィールド650内の数とその実際の数を比較する。スイッチがステップ7 36で、数が合うと決定すれば、照合操作は成功である。もし照合が成功裏に完 結したと決定されれば、スイッチはステップ738で、リクエストが成功したと きにレスポンスが必要かどうかを、照合ツリー・リクエスト・メッセージの結果 フィールド626から決定する。もしリクエスト・メッセージの結果フィールド が、AckAll(成功レスポンスが必要)を示していれば、ステップ740で スイッチは、照合ツリー成功レスポンス・メッセージをスイッチ・コントローラ に送る。照合ツリー成功レスポンス・メッセージは、Successを示す結果 フィールド626を伴う、受信された照合ツリーリクエスト・メッセージのコピ ーである。もしステップ738において、成功レスポンスが必要でないと決定さ れれば、スイッチは(742として示されているが)レスポンスしない。もしス テップ732においてスイッチが、照合ツリー・リクエスト・メッセージで指定 されているコネクションが存在しないと決定した場合、スイッチはステップ74 4において、スイッチ・コントローラに、適切な失敗コードと共に照合ツリ ー失敗レスポンス・メッセージを送る。照合ツリー失敗レスポンス・メッセージ は、Failureを示す結果フィールド626と、そのコード・フィールド6 28の中で適切な失敗コードによって示される失敗のタイプを伴う、受信された 照合ツリー・リクエスト・メッセージのコピーである。もしスイッチがステップ 636において、照合操作が失敗であると決定すれば、スイッチはステップ74 6において、実際のブランチの数を、照合ツリー失敗レスポンス・メッセージの ブランチ数フィールド650にセットし、それをゼロにセットされたコード・フ ィールド628とともにスイッチ・コントローラに送る。 全削除メッセージは、スイッチ入力ポート上の全てのコネクションを削除する ために使われるGSMP・CMメッセージである。スイッチ入力ポートは入力ポ ート・フィールド634によって指定される。全削除メッセージの中では、入力 VPIフィールド638、入力VCIフィールド640、出力ポート・フィール ド642、出力VPIフィールド646、出力VCIフィールド648は使用さ れず、スイッチ・コントローラによってゼロにセットされ、スイッチには無視さ れる。図13eは、スイッチ・コントローラからGSMP全削除リクエスト・メ ッセージを受けとるATMスイッチの作動を図示した概略線図である。ステップ 750において、スイッチ・コントローラは、ATMスイッチによって受信され るGSMP全削除リクエスト・メッセージを送信する。ステップ752で、AT Mスイッチは、受信された全削除リクエスト・メッセージの入力ポート・フィー ルド634の中で指定されたスイッチ入力ポート上に、何らかのコネクションが 存在するかどうかを決定する。もしスイッチがステップ752において、コネク ションが存在すると決定すれば、スイッチは続いてステップ754で、受信した 全削除リクエスト・メッセージの中で指定されたスイッチ入力ポートに対する全 てのコネクションを削除する。それからスイッチはステップ756において、完 全な削除操作が成功したことを決定する。もし操作が成功裏に完結したと決定さ れれば、スイッチはステップ758で、リクエストが成功したときにレスポンス が必要かどうかを、全削除リクエスト・メッセージの結果フィールド626から 決定する。もしリクエスト・メッセージの結果フィールドが、AckAll(成 功レスポンスが必要)を示していれば、ステップ760でスイッチは、全削 除成功レスポンス・メッセージをスイッチ・コントローラに送る。全削除成功レ スポンス・メッセージは、Successを示す結果フィールド626を伴う、 受信された全削除リクエスト・メッセージのコピーである。もしステップ758 において、成功レスポンスが必要でないと決定されれば、スイッチは(762と して示されているが)レスポンスをしない。もしステップ752においてスイッ チが全削除リクエスト・メッセージで指定されているスイッチ入力ポート上にコ ネクションが存在しないと決定すれば、スイッチはステップ764において、ス イッチ・コントローラに、適切な失敗コードと共に、全削除失敗レスポンス・メ ッセージを送る。全削除失敗レスポンス・メッセージは、Failureを示す 結果フィールド626と、そのコード・フィールド628の中で適切な失敗コー ドによって示される失敗のタイプを伴う、受信された全削除リクエスト・メッセ ージのコピーである。 移動ルート・メッセージは、現下の入力ポート入力VPI、入力VCIフィー ルドから、新しい入力ポート、入力VPI、入力VCTフィールドへと、仮想コ ネクション・ツリー全体を移動させるのに使われるGSMP・CMメッセージで ある。図13fは、リクエスト及びレスポンス両方として使われるGSMP・C M移動ルート・メッセージ770の構造を図示する。GSMP・CM移動ルート ・メッセージ770には、(MSBからLSBの順に記述される)以下のフィー ルドが含まれている。即ち、8ビット・バージョン・フィールド622、8ビッ ト・メッセージタイプ・フィールド624、8ビット結果フィールド626、8 ビット・コード・フィールド628、及び32ビット・ワード・トランザクショ ン識別子フィールド630、及び32ビット・ワード・ポート・セッション・ナ ンバー・フィールド632、及び32ビット旧入力ポート・フィールド772及 び、ゼロにセットされた4ビット・ワード774、12ビット旧入力VPIフィ ールド776、16ビット旧入力VCIフィールド778、及び32ビット新入 力ポート・フィールド780、及びゼロにセットされた8ビット・ワード782 、12ビット新入力VPIフィールド784、16ビット新入力VCIフィール ド786、及び32ビット予約フィールド788である。バージョン・フィール ド622、メッセージ・タイプ・フィールド624、結果フィールド 626、コード・フィールド628、トランザクション識別子フィールド630 、ポートセッション・ナンバー632は、先に論じたように、概ね他のGSMP ・CMメッセージと同じ方法で使用される。予約フィールド788は使用されず 、センダによってゼロにセットされ、レシーバには無視される。移動ルート・メ ッセージにおいては、現下の仮想チャネル・コネクションは、旧入力ポート・フ ィールド772、旧入力VPIフィールド776、旧入力VCIフィールド77 8によって指定され、新しい仮想チャネル・コネクションは、新入力ポート・フ ィールド780、新入力VPIフィールド784、新入力VCIフィールド78 6によって指定される。図13gは、スイッチ・コントローラからGSMP移動 ルート・リクエスト・メッセージを受けとるATMスイッチの作動を図示した概 略線図である。ステップ790において、スイッチ・コントローラは、スイッチ によって受信されるGSMP移動ルート・リクエスト・メッセージを送信する。 スイッチはステップ792で、仮想チャネル・コネクションが、受信された移動 ルート・リクエスト・メッセージの旧入力ポート・フィールド772、旧入力V PIフィールド776、旧入力VCIフィールド778の中で指定されているよ うに、スイッチ内に存在するかどうかを決定する。もしスイッチがステップ79 2において、仮想チャネル・コネクションが存在していると決定すれば、スイッ チはステップ794で、仮想チャネル・コネクションが、受信した移動ルート・ リクエスト・メッセージの新入力ポート・フィールド780、新入力VPIフィ ールド784、新入力VCIフィールド786によって指定されたように、割り 当てられていないかどうかを決定する。もしステップ794で仮想チャネル・コ ネクションが割り当てられていないと決定されれば、スイッチは続いてステップ 796において、移動ルート・リクエスト・メッセージ内で指定されたように、 新しい仮想チャネル・コネクションを樹立するために、現存する仮想チャネル・ コネクションの各出力ブランチを移動させる。ステップ796の後、スイッチは ステップ798において移動操作が成功したことかどうかを決定する。もし操作 が成功裏に完結したと決定されれば、スイッチはステップ800で、リクエスト が成功したときにレスポンスが必要かどうかを、移動ルート・リクエスト・メッ セージの結果フィールド626から決定する。もしリクエスト・メッセージ の結果フィールドが、AckAll(成功レスポンスが必要)を示していれば、 ステップ802で、スイッチは移動ルート成功レスポンス・メッセージをスイッ チ・コントローラに送る。移動ルート成功レスポンス・メッセージは、Succ essを示す結果フィールド626を伴う受信された移動ルート・リクエスト・ メッセージのコピーである。もしステップ800において、成功レスポンスが必 要でないと決定されれば、スイッチは(804として示されているが)レスポン スを供給しない。もしスイッチがステップ792において、移動ルート・リクエ スト・メッセージで指定されている旧コネクションが存在しないと決定した場合 、スイッチはステップ806において、適切な失敗コードと共に移動ルート失敗 レスポンス・メッセージをスイッチ・コントローラに送る。移動ルート失敗レス ポンス・メッセージは、Failureを示す結果フィールド626と、そのコ ード・フィールド628の中で適切な失敗コードによって示される失敗のタイプ を伴う、受信された移動ルート・リクエスト・メッセージのコピーである。もし ステップ794においてスイッチが、移動ルート・リクエスト・メッセージの中 で指定された新しい仮想チャネル・コネクションが割り当てられていると決定す れば、スイッチは現存するコネクションに修正を加えず、スイッチ・コントロー ラにステップ806で送信する前に、移動ルート失敗レスポンス・メッセージの 中でコード・フィールド628をゼロにセットする(これは808として示され る)。 もう一つのGSMP・CMメッセージである移動ブランチ・メッセージは、仮 想チャネルコネクションの単一の出力ブランチを、その現下の出力ポート出力V PI、出力VCIから、同一仮想チャネル・コネクション上の新しい出力ポート 、出力VPI、及び出力VCIフィールドへと移動させるために使われる。図1 3hは、リクエスト及びレスポンス両方として使われる、GSMP・CM移動ブ ランチ・メッセージ820の構造を図示する。GSMP・CM移動ブランチ・メ ッセージ820には、(MSBからLSBの順に記述される)以下のフィールド が含まれている。すなわち、8ビット・バージョン・フィールド622、8ビッ ト・メッセージタイプ・フィールド624、8ビット結果フィールド626、8 ビット・コード・フィールド628、及び32ビット・ワード・トランザクシ ョン識別子フィールド630、及び32ビット・ワード・ポート・セッション・ ナンバー・フィールド632、及び32ビット入力ポート・フィールド634、 及びゼロにセットされた4ビット・ワード636、12ビット入力VPIフィー ルド638、16ビット入力VCIフィールド640、及び32ビット旧出力ポ ート・フィールド822、及びゼロにセットされた8ビット・ワード824、1 2ビット旧出力VPIフィールド826、16ビット旧出力VCIフィールド8 28、及び32ビット新出力ポート・フィールド830、及びゼロにセットされ た8ビットワード832、12ビット新出力VPTフィールド834、16ビッ ト新出力VCIフィールド836、及び24ビット予約フィールド838、及び 優先フィールド940である。バージョン・フィールド622、メッセージタイ プ・フィールド624、結果フィールド626、コード・フィールド628、ト ランザクション識別子フィールド630、ポート・セッション・ナンバー632 は、先に論じたように、概ね他のGSMP・CMメッセージと同じやり方で使用 される。予約フィールド838は使用されず、センダによってゼロにセットされ レシーバには無視される。優先フィールド940は、GSMP・CMメッセージ の優先フィールド654で前述したものと同様の方法で使用される。移動ブラン チ・メッセージにおいては、仮想チャネル・コネクションは、入力ポート・フィ ールド634、入力VPIフィールド638、入力VCIフィールド640によ って指定される。仮想チャネル・コネクションの旧ブランチは、旧出力ポート・ フィールド822、旧出力VPIフィールド826、旧出力VCIフィールド8 28によって指定される。仮想チャネル・コネクションの新しいブランチは、新 出力ポート・フィールド830、新出力VPIフィールド834、新出力VCI フィールド836によって指定される。図13iは、スイッチ・コントローラか らGSMP移動ブランチ・リクエスト・メッセージを受けとるATMスイッチの 作動を図示した概略線図である。ステップ842において、スイッチ・コントロ ーラは、スイッチによって受信されるGSMP移動ブランチ・リクエスト・メッ セージを送信する。ステップ844において、スイッチは、受信された移動ブラ ンチ・リクエスト・メッセージの入力ポート・フィールド634、入力VPIフ ィールド638、入力VCIフィールド640のなかで指定されてい るように、仮想チャネル・コネクションがスイッチ内に存在するかどうかを決定 する。もしスイッチがステップ844において、仮想チャネル・コネクションが 存在すると決定すれば、スイッチはステップ846で、受信した移動ブランチ・ リクエスト・メッセージの旧出力ポート・フィールド822、旧出力VPIフィ ールド826及び旧出力VCIフィールド828によって指定されたように、旧 出力ブランチが仮想チャネル・コネクション上に存在しているかどうかを決定す る。もしステップ846で、旧出力ブランチが存在していると決定されれば、ス イッチは続いてステップ848で、移動ブランチ・リクエスト・メッセージ内の 新出力ポート・フィールド830、新出力VPIフィールド834、新出力VC Iフィールド836によって指定されたように新しい出力ブランチを加え、移動 ブランチ・リクエスト・メッセージ内で指定されたように旧出力ブランチを削除 する。ステップ848の後、スイッチはステップ850において、移動操作が成 功したことかどうかを決定する。もし操作が成功裏に完結したと決定されれば、 スイッチはステップ852で、リクエストが成功したときにレスポンスが必要か どうかを、移動ブランチ・リクエスト・メッセージの結果フィールド626から 決定する。もしリクエスト・メッセージの結果フィールドが、AckAll(成 功レスポンスが必要)を示していれば、ステップ854で、スイッチは移動ブラ ンチ成功レスポンス・メッセージをスイッチ・コントローラに送る。移動ブラン チ成功レスポンス・メッセージは、Successを示す結果フィールド626 を伴う、受信された移動ブランチ・リクエスト・メッセージのコピーである。も しステップ852において、成功レスポンスが必要でないと決定されれば、スイ ッチは(856として示されているが)レスポンスをしない。もしステップ84 4においてスイッチが、移動ブランチ・リクエスト・メッセージで指定されてい た仮想チャネル・コネクションが存在しないと決定した場合、あるいは、スイッ チがステップ846で、移動ブランチ・リクエスト・メッセージの中で指定され た旧ブランチが仮想チャネル・コネクション上に存在しないと決定した場合、ま たステップ850でスイッチが、移動ブランチ操作が失敗したと決定した場合、 スイッチはステップ858において、コネクション状態を何も修正することなく 、移動ブランチ失敗レスポンス・メッセージを適切な失敗コードと共に、スイッ チ ・コントローラへ送る。移動ブランチ失敗レスポンス・メッセージは、Fail ureを示す結果フィールド626と、そのコード・フィールド628の中で適 切な失敗コードによって示される失敗のタイプを伴う、受信された移動ブランチ ・リクエスト・メッセージのコピーである。 スイッチ・ポート・マネジメントを提供するGSMP・ポート・マネジメント (PM)メッセージは、ポートがサービスに入ったり、サービスから外れたり、 ループバックしたり、リセットしたりすることを可能にする。図14はリクエス ト及びレスポンス両方のメッセージとして使われるGSMP・PMメッセージ8 70の構造を図示する。GSMP・PMメッセージ870は、図11aでカプセ ル封じされたGSMPパケット540のGSMPメッセージ・フィールド546 に含まれていてもよい。図14に見られるように、GSMP・PMメッセージ8 70は、(MSBからLSMの順で記述されている)以下のフィールドを含んで いる。すなわち、8ビット・バージョン・フィールド622、8ビット・メッセ ージタイプ・フィールド624、8ビット結果フィールド626、8ビット・コ ード・フィールド628、及び32ビット・ワード・トランザクション識別子フ ィールド630、及び32ビット・ワード・ポート・フィールド872、及び3 2ビット・ワード・ポート・セッション・ナンバー・フィールド874、及び3 2ビット事象シーケンス・ナンバー・フィールド874、及び8ビット事象フラ グ・フィールド878、及び8ビット持続時間フィールド880、及び16ビッ ト機能フィールド882である。バージョン・フィールド622、メッセージタ イプ・フィールド624、結果フィールド626、コード・フィールド628、 トランザクション識別子フィールド630、ポート・セッション・ナンバー・フ ィールド874は、先に論じたように、通常他のGSMPメッセージと同じ方法 で使用される。ポート・フィールド872は、GSMP・PMメッセージが適用 されるポートのポート・ナンバーを与える。GSMP・PMメッセージは特定の メッセージ・タイプ・フィールドと、機能フィールド882で指定することので きる様々な機能をもつ。GSMP・PMメッセージの機能の幾つかには、以下の ものが含まれる。すなわち、ブリング・アップ機能、テイク・ダウン機能、イン ターナル・ループバック機能、エクスターナル・ループバック機能、両方向 ループバック機能、リセット入力ポート機能、リセット事象フラグ機能などであ る。各スイッチ・ポートは、事象シーケンス・ナンバーと、一連の事象フラグ( 各事象メッセージのタイプ毎に一つの事象フラグ)を保持する。事象シーケンス ・ナンバーはポートが初期化されるときゼロにセットされ、事象メッセージが送 られているか否かに関わらず、事象メッセージによって報告可能な非同期事象が そのポート上に検出される度に、増加される。スイッチ・ポートが事象メッセー ジを送信するとき、それはそのポート上に対応する事象フラグをセットする。こ のポートは、対応する事象フラグがGSMP・PMメッセージのリセット事象フ ラグ機能によってリセットされるまで、同じタイプの別の事象メッセージを送る ことはできない。この事象フラグを使用すれば、スイッチがスイッチ・コントロ ーラを事象メッセージで溢れさせるのを防ぐための単純なフロー・コントロール を手に入れることができる。GSMP・PMリクエスト・メッセージ内では、事 象シーケンス・ナンバー・フィールド876は使用されず、スイッチ・コントロ ーラによってゼロにセットされ、スイッチには無視される。GSMP・PM成功 レスポンス・メッセージ内では、事象シーケンス・ナンバー・フィールド876 は、受信されたGSMP・PMリクエスト・メッセージ内で指定されたスイッチ ・ポートの事象シーケンス・ナンバーの現在の値を与える。リセット事象フラグ を指定する機能フィールド882を含むGSMP・PMリクエスト・メッセージ においては、事象フラグ・フィールド878内の特定のビットを使って、ポート ・フィールド872によって指定されるスイッチ・ポート内で、対応する事象フ ラグをリセットすることができる。リセット事象フラグを指定する機能フィール ド882をもつGSMP・PM成功レスポンス・メッセージ内では、事象フラグ ・フィールド878内のビットは、リクエスト・メッセージの中で指定された事 象フラグがリセットされた後、指定されたポートに対し対応する事象フラグの現 在値にセットされる。リセット事象フラグ機能をもつGSMP・PMメッセージ の中で事象フラグフィールドを全てゼロにセットすることによって、スイッチ・ コントローラは事象フラグの状態を変えることなく、事象フラグの現在の状態と 指定されたポートの現在の事象シーケンス・ナンバーを手に入れることができる 。指定された異なる機能フィールド882を持つ他のGSMP・PMメッ セージの中では、事象フラグ・フィールド878は使用されず、スイッチ・コン トローラによってゼロにセットされ、スイッチには無視される。持続時間フィー ルド880は、インターナル・ループバック、エクスターナル・ループバック、 或いは、両方向ループバックとして指定された機能フィールド882を持つGS MP・PMメッセージの中でのみ使用される。持続時間フィールド880は、い ずれのループバックの状態も作動中である時間の幅を(秒単位で)提供する。持 続時間が終われば、ループバック内にあったポートは、自動的にサービスに戻る 。指定された異なる機能フィールド882をもつGSMP・PMメッセージの中 では、持続時間フィールド880は使用されず、スイッチ・コントローラによっ てゼロにセットされ、スイッチには無視される。GSMP・PMメッセー内では 、機能フィールド882は取るべき動作を指定する(ポートの現下のステータス に関わらず指定された動作が取られる)。ブリング・アップ機能は、ポートをサ ービスに入らせ、テイク・ダウン機能は、ポートをサービスから外す。インター ナル・ループバック機能は、インターナル・ループバックを行なう(スイッチ・ ファブリックから出力ポートに到着するATMセルは、入力ポートを通ってスイ ッチ・ファブリックへループバックする)。エクスターナル・ループバック機能 は、エクスターナル・ループバックを行なう(エクスターナル・コミュニケーシ ョン・リンクから入力ポートに届くATMセルは、入力ポートに入ることなく、 物理レイヤにおいてコミュニケーション・リンクへとループバックする)。両方 向ループバック機能は、インターナル、エクスターナル両方のループバックを行 なう。リセット入力ポート機能は、入力ポートをリセットする(コネクション・ テーブル内の指定された入力ポートに対する全てのVPI/VCI値がゼロにな るように、指定された入力ポートに着く全てのコネクションが削除され、入出力 ポート・ハードウェアは再初期化される)。リセット事象フラグ機能は、前述の ように事象フラグをリセットする。 GSMPスタティスティクス・メッセージは、スイッチ・コントローラが、ス イッチ入出力ポートや仮想チャネルと関係した様々なハードウェア・カウンタの 値をリクエストすることを可能にする。二つのクラスのスタティスティクス・メ ッセージ、すなわち、VCアクティビティ・メッセージと、ポート及びVCスタ ティスティクス・メッセージが提供される。VCアクティビティ・メッセージは 一つかそれ以上の特定の仮想チャネルが最近トラフィックを行なっていたかどう かを決めるために使われる。VCアクティビティ・メッセージは、一つかそれ以 上のVCアクティビティ・レコードを含んでいる。各VCアクティビティ・レコ ードは単一の指定された仮想コネクションに関するアクティビティ情報をリクエ ストし、これを戻すために使われる。もしスイッチが仮想チャネルごとのトラフ ィック計算をサポートする場合は、各指定された仮想コネクションに対するトラ フィック・カウンタの現在値が、VCアクティビティ・レコードのVCトラフィ ック・カウント・フィールド内に戻される。トラフィック・カウンタの現在値は 各仮想コネクションが、介入期間内にアクティブであったかどうかを決定するた めに、指定された仮想コネクションそれぞれの先の値と比較される。もしスイッ チが、トラフィック計算以外の他の方法で、仮想コネクションごとのトラフィッ ク検出をサポートするのであれば、その結果はVCアクティビティ・レコード内 のフラグ・フィールドを使って仮想コネクションのために示すことができる。ポ ート及びVCスタティスティクス・メッセージは、様々なポート及びVCの特定 のトラフィック及びエラーのカウンタを調べるために使われる。ポート・スタテ ィスティクス・メッセージはメッセージのポート・フィールド内で指定されたス イッチ・ポートのスタティスティクスを得るために使用され、VCスタティステ ィクス・メッセージは、メッセージのポート・フィールド内で指定されたスイッ チ入力ポート上で(メッセージのVPI/VCIフィールドで指定された)仮想 チャネルのためにスタティスティクスを得るため使用される。 GSMPコンフィギュレーション・メッセージは、スイッチ・コントローラが ベーシック・スイッチング・ユニット内でATMスイッチの能力を決定すること を可能にする。GSMPコンフィギュレーション・メッセージに対し以下の三つ のメッセージタイプが定義されている。すなわち、スイッチ・コンフィギュレー ション、ポート・コンフィギュレーション、及び全ポート・コンフィギュレーシ ョンの三つである。GSMPコンフィギュレーション・メッセージは、そのフィ ールドに異なる情報を含んでいるので、リクエスト・メッセージとレスポンス・ メッセージで異なるフォーマットを使用する。スイッチ・コントローラによって ATMスイッチに送られるスイッチ・コンフィギュレーション・リクエスト・メ ッセージは、特定のメッセージタイプ・フィールドによって示されているが、A TMスイッチに対して大域コンフィギュレーションを求める。次にスイッチは、 インストールされたスイッチ・コントロール・ファームウェアのバージョンと共 に、ATMスイッチのスイッチタイプやスイッチネームのためのフィールドを含 んでいるスイッチ・コンフィギュレーション・レスポンス・メッセージを、スイ ッチコントローラに返す。スイッチタイプは、スイッチ製品を見分けるためにス イッチの製造者によって割り当てられており、スイッチネームは、48ビットI EEE802MACアドレスでもよいし、あるいは、スイッチの操作コンテクス ト内で固有である他の数量でもよい。ポート・コンフィギュレーション・リクエ スト・メッセージは、それ自身の特定のメッセージタイプ・フィールドを有し、 スイッチ・コントローラによってATMスイッチに送られる。ポート・コンフィ ギュレーション・リクエスト・メッセージは、スイッチに、ポート・コンフィギ ュレーション・リクエスト・メッセージのポート・フィールドの中で指定されて いる単一のスイッチ・ポートのコンフィギュレーション情報を要求する。スイッ チは、指定されたポートの入出力両方の側のコンフィギュレーション情報を含む ポート・コンフィギュレーション成功レスポンス・メッセージを、スイッチ・コ ントローラに送信する。ポート・コンフィギュレーション成功レスポンス・メッ セージ内のコンフィギュレーション情報には以下のものが含まれる。すなわち、 ポートの現在のポート・セッション・ナンバー、GSMPがサポートできる入力 ポート上のコネクション・テーブルのVPI最小値、GSMPがサポートできる 入力ポート上のコネクション・テーブルのVPI最大値、GSMPがサポートで きる入力ポート上のコネクション・テーブルのVCI最小値、GSMPがサポー トできる入力ポート上のコネクション・テーブルのVCI最大値である。コンフ ィギュレーション情報はまた以下のものを含む。すなわち、ポートのセル・レー ト(ATMセルの毎秒速度)、ポートの現在のステータス(すなわち、ダウン、 アップ、使用不能、インターナル・ループバック、エクスターナル・ループバッ ク、あるいは両方向ループバック)、ポートタイプ(ポートの物理的トランスミ ッション・インタフェースのタイプ、例えば、未知のもの、155.52Mbp sで のSONET・STS・3c、44.736MbpsでのDS3、100Mbp sでの4B/5Bエンコーディング、155.52Mbpsでの8B/10Bエ ンコーディング、25MbpsATM・フォーラム物理レイヤ、あるいは51M bpsATMフォーラム物理レイヤ)、及び、出力ポートが仮想チャネル・コネ クションに割り当てることのできる優先順位の数である。提供されるコンフィギ ュレーション情報は、ポートのためのポート・レコードとして言及される。スイ ッチ・コントローラは、全てのスイッチ・ポートためのコンフィグレーション情 報を求めて、ATMスイッチに全ポート・コンフィギュレーション・リクエスト ・メッセージを送信するが、これはそれ自身の特定のメッセージタイプ・フィー ルドを有する。そのため、全ポート・コンフィギュレーション・リクエスト・メ ッセージは、特定のポートを指定しない。スイッチは、レスポンス・メッセージ が含むポート・レコードの数、各ポート・レコードのバイト長、及び各ポートに 対するポート・レコードを提供する、全ポート・コンフィギュレーション成功レ スポンス・メッセージを送信する。各ポートのポート・レコードは、ポート・コ ンフィギュレーション成功レスポンス・メッセージに関して論じられた、同じコ ンフィギュレーション情報である。当然ながら、もしポート・レコードの数が全 ポート・コンフィギュレーション成功レスポンス・メッセージのためにセットさ れた、指定の最大量を越えた場合、ポート・レコードは、それぞれが指定の最大 量を越えない、マルチプル成功レスポンス・メッセージの中で送信することがで きる。 GSMP事象メッセージは、ATMスイッチが、スイッチコントローラに、あ る種の非同期式事象を知らせることを可能にする。先に述べたように、事象メッ セージは応答されない。事象メッセージは、非同期事象に依って異なるメッセー ジタイプを持つことができる。異なる事象メッセージには、ポート・アップ事象 メッセージ、ポート・ダウン事象メッセージ、無効VPI/VCI事象メッセー ジ、新ポート事象メッセージ、デッド・ポート事象メッセージが含まれる。各ス イッチ・ポートは、事象シーケンス・ナンバーと、一連の事象フラグ(事象メッ セージの各タイプにつき一つの事象フラグ)を保持する。スイッチ・ポートが事 象メッセージを送信するとき、それはそのポート上に対応する事象フラグをセッ トする。ポートは、GSMPポート・マネジメント・メッセージのリセット事象 フラグ機能によって、対応する事象フラグがリセットされるまで、同じタイプの 別の事象メッセージを送信することはできない。事象フラグを使用すれば、スイ ッチが事象メッセージでスイッチ・コントローラを溢れさせることを防ぐための 単純なフロー・コントロールを手に入れることができる。事象シーケンス・ナン バーは、ポートが初期化されるときゼロにセットされ、事象メッセージが送信さ れるかどうかに関わらず、事象メッセージによって報告できる非同期事象がポー ト上で検知される度毎に、増加される。現在の事象シーケンス・ナンバーは、ポ ート上で起こったのに、単純なフロー・コントロール・メカニズムの動作のため 事象メッセージを通してまだ報告されていない非同期事象を、スイッチ・コント ローラに知らせるために、事象メッセージの中に含まれている。ポート・アップ 事象メッセージは、スイッチ・コントローラに、指定されたポートがダウン状態 からアップ状態に変化したことを知らせる。ポートがアップするとき、その入力 ポート上の全てのコネクションが削除され(入力ポートのコネクション・テーブ ルが空になり)、新しいポート・セッション・ナンバーがスイッチによって割り 当てられる。ポート・ダウン事象メッセージは、スイッチ・コントローラに、指 定されたポートがアップ状態からダウン状態に変化したことを知らせる。もしス イッチが、リンク失敗を検出することができる場合は、スイッチは、スイッチ・ コントローラにリンク失敗を報告するため、ポート・ダウン事象メッセージを送 信する。一つかそれ以上のATMセルが、目下仮想チャネル・コネクションに割 り当てられていないVPI/VCIと入力ポートに到着した場合、スイッチは、 スイッチ・コントローラに無効VPI/VCI事象メッセージを送る。無効VP I/VCI事象メッセージは入力ポートとVPI/PCIを、それぞれポート・ フィールド及びVPI/VCIフィールドの中で指定する。新しいポートの数を 指定する新ポート事象メッセージは、スイッチ・コントローラに、新しいポート がスイッチに加えられたことを知らせる。デッド・ポート事象メッセージは、ス イッチ・コントローラに、ポートがスイッチから外されたことを知らせる。デッ ド・ポート事象メッセージは、外されたポートの数と、そのポートが外される前 に有効だったポート・セッション・ナンバーを、ポート及びポート・セッショ ン・ナンバー・フィールドでそれぞれ指定する。 C.IFMP−C 実施例によっては、システムソフトウェアがIFMP−Cプロトコルを利用し て、スイッチングユニットのスイッチコントローラ(以後、IFMP−Cコント ローラと呼ぶ)とスイッチングエージェント(以後、IFMP−Cエージェント と呼ぶ)の間のリンクを通じたコミュニケーションを樹立してもよく、これによ り必要な時にレイア3パケットフォワーディングをディストリビュートする。特 に、IFMP−C、即ちIFMP−Cエージェントをコントロールする汎用非対 称プロトコルは、IFMP−CコントローラとIFMP−Cエージェント間のリ ンク越しに初期化時に樹立された仮想チャンネル上で作動する。単一のIFMP −Cコントローラは、複数のIFMP−Cエージェントをコントロールする独立 した仮想チャンネル越しにIFMP−Cの複数インスタンシエーションを使って もよい。IFMP−Cは、IFMP−CコントローラとIFMP−Cエージェン ト間のリンク越しの状態を同期するのに使われるプロトコルたるIFMP−C隣 接プロトコルを含んでおり、リンクの他端にいるエンティティの身元を明らかに し、そのエンティティの身元の変更を検出する。 IFMP−Cにより、IFMP−CコントローラはATMスイッチ越しのコネク ションを樹立・解除、ポイント・ツー・マルチポイントのコネクションに関する リーブの加除、IFMP−Cインタフェースのマネージ、インタフェースコンフ ィギュレーション情報のリクエスト、スタティティクスのリクエストが可能にな る。IFMP−Cはまた、リンクゴーイングダウンと言った事象をIFMP−C エージェントがIFMP−Cコントローラに知らせることを可能にする。 先述のように、IFMP−Cは、主従プロトコルである。IFMP−Cコントロ ーラは、IFMP−Cエージェントにリクエストメッセージを発する。各リクエ ストメッセージは、IFMP−Cエージェントからのレスポンスが必要であるか 否か、そのレスポンスを特別のリクエストに対して関連付け可能にするトランザ クション識別子を含んでいるか否かを示している。IFMP−Cエージェントは 、成功か失敗のどちらかを示すレスポンスメッセージを回答する。 IFMP−Cは、IFMP−C隣接プロトコルを含んでおり、このプロトコルは 特別のメッセージタイプの一組に割り当てられる。IFMP−C隣接プロトコル は、リンク越しの同期を樹立するため、又IFMP−CコントローラとIFMP −Cエージェント間のハンドシェイクを維持するために使われる。IFMP−C 隣接プロトコルメッセージ以外に、IFMP−C隣接プロトコルが状態同期を達 成する以前に、他のIFMP−Cメッセージがリンク越しに送られることはない 。状態同期を有さないリンク上で受信される他のIFMP−Cメッセージは全て 、捨て去られる。本実施例では、IFMP−Cは他に4メッセージのメッセージ を有する。インタフェイス、ブランチ、コントロール、マネージメントである。 この4クラスは、リクエストーレスポンスのメッセージクラスであり、各クラス 毎に、リクエストメッセージに関するフォーマットと成功レスポンスメッセージ に関するフォーマットを有している。別途指示のない限り、失敗レスポンスメッ セージは、コードフィールドが失敗の性格を示すことを除き、失敗を生じさせた リクエストメッセージと同じである。本実施例では、様々なメッセージタイプ、 即ち、IFMP−Cメッセージがある。特定の実施例では、IFMP−Cの各メ ッセージクラスは、多くの異なるメッセージタイプを有する。 本発明において、IFMP−Cパケットは可変長であり、図10bに関連して 前述した、ATMデータ・リンク上におけるIPパケットのためのデフォルト・ カプセル封じと同じ方法で、LLC/SNAPヘッダを前に付けたAAL-5・ CPCS-PDUの中に、直接カプセル封じされている。図15aは、カプセル 封じされたGSMPパケット1000を図示したものである。基本的にデフォル ト・カプセル封じは、AAL−5・CPCS-PDUのペイロード内にカプセル 封じされたIFMP−Cパケットの前にLLC/SNAPヘッダを付ける。MS B(最初に送信される)からLSBへと述べられているが、デフォルト・カプセ ル封じされたIFMP−Cパケット1000はLLC/SNAPヘッダ(最初の 32ビット・ワード中の、SNAPヘッダ1004の8ビット部が後に続く24 ビットLLCフィールド1002、及びSNAPヘッダ1004の残りの32ビ ット・ワード部)、(32ビット・ワードの整数の倍数の長さを持つ)IFMP −Cメッセージ1006、パッド・フィールド1008、AAL−5・ CPCS−PDUトレイラー・フィールド1010を含む。パッド・フィールド 1008は、0から47オクテットまでの幅があり、トレイラー・フィールド5 50は8オクテット(4つの32ビット・ワード)である。デフォルト・カプセ ル封じを使用するGSMPメッセージ1006のMOTUは、1500オクテッ トである。特定の実施例において、デフォルト・カプセル封じを使うパケットは 、デフォルトVPI=0,VCI=15(デフォルト仮想チャンネル)に送られ る。 図15bは、図15aのカプセル封じされたIFMPパケット1000のIF MP−Cメッセージ・フィールド1006に含まれることもある、代表的なIF MP−Cメッセージ1012の一般的な構造を図示している。図15bに見られ るように、代表的なIFMP−Cメッセージ1012は(MSBからLSDへと いう順番で記述されている)以下のフィールドを含む。即ち、最初の32ビット ・ワードとしての8ビット・バージョン・フィールド1014、8ビット・メッ セージタイプ・フィールド1016、8ビットコード・フィールド1018、8 ビット・フラッグ・フィールド1020、及び、2番目の32ビット・ワードと しての16ビット・トランザクション識別子・フィールド1022、16ビット ・メッセージレンス・フィールド1024、及び3番目32ビット・ワードとし てのセンダシンク・インスタンス・フィールド1026及び、4番目の32ビッ ト・ワードとしてのピアシンク・インスタンス・フィールド1028、及びメッ セージボデー・フィールド1030である。IFMP−Cメッセージを論じる際 、「センダ」とはIFMP−Cメッセージを送るエンティティであり、「ピア」 は、センダがリンク上でIFMP−Cメッセージを送る相手エンティティである 。エンティティは、IFMP−C・コントローラ、TFMP−Cエージェントの どちらでもよい。上記に論じた一般的なIFMP−Cメッセージ1012は、I FMP−C隣接プロトコルメッセージとの関係で幾つかの違い(以下に論ずる) を有する。 メッセージを送る際センダは、現に使われているIFMP−Cプロトコルのバ ージョンナンバー(他のIFMP−Cプロトコルのバージョンに展開する時)に 対応するようにバージョン・フィールド1014をセットする。メッセージタイ プ・フィールド1016は、メッセージボデー・フィールド1030のタイプと フォーマットをアイデンティファイする。特定の実施例において、各々の特別メ ッセージは固有のメッセージタイプを有する。コード・フィールド1018を使 ってオペレーションの成功・失敗を示し、フラッグ・フィールド1020を使っ てパケットをどう扱うべきか及びどんな種類の応答が必要かを示す。フラッグ・ フィールド1020は、オペレーション完了した旨の通知をセンダがレシーバー から要求している場合、認知完了(PLEASE_ACK)フラッグとしてセッ トしてもよい。オペレーションが失敗した場合のみセンダが通知を要求している 場合、センダはフラッグ・フィールド1020を認知否定(PLEASENAC K)としてセットしてもよい。オペレーションが成功しかつリクエストメッセー ジがフラッグ・フィールド1020にPLEASE_ACKを有する場合、フラ ッグ・フィールド1020は認知(ACK)にセットされかつコード・フィール ド1018はレスポンスメッセージ中の所定の値、例えば特定の実施例における 0、にセットされねばならない。しかし、オペレーションが失敗しかつリクエス トメッセージがフラッグ・フィールド1020にPLEASE_NACKを有す る場合、レスポンスメッセージのフラッグ・フィールド1020は、否定認知( NACK)にセットされるべきでかつコード・フィールド1018は失敗の特定 原因を示さねばならない。コード・フィールド1018に使う失敗のリスト全体 は後述する。トランザクション識別子・フィールド1022は、各メッセージを 固有に示す。メッセージがレスポンスを要求するとき、レスポンスメッセージは トランザクション識別子・フィールド1022と同じ値を有するので、メッセー ジを相関付けが可能になる。メッセージレンス・フィールド1024は特定の実 施例に従って、メッセージの長さ(IFMP−Cヘッダを含むがSNAP/LL C封じは含まない)をオクテットで与える。センダシンク・インスタンス・フィ ールド1026は、センダの現在の同期インスタンスをアイデンティファイする 値を含んでいる。この値は、以下に述べるように、IFMP−C隣接プロトコル の最中に交換される。センダからのメッセージを受信時、センダシンク・インス タンスの値が、IFMP−C隣接プロトコルからみたレシーバーにおけるローカ ル・ピア・インスタンスの値と比較される。インスタンスが一致しない場合、 レシーバーはパケットを無視する。ピアシンク・インスタンス・フィールド10 28は、センダがピアの現在の同期インスタンスと考えているものをアイデンテ ィファイする値を含む。この値は、IFMP−C隣接プロトコルの中で交換され る。センダからのメッセージを受信時、ピアシンク・インスタンス・フィールド 1028中の値は、IFMP−C隣接プロトコルからみたレシーバーにおけるロ ーカル・ピア・インスタンスの値と比較される。インスタンスがもし一致しない ければ、レシーバーはパケットを無視する。メッセージボデー・フィールド10 30は、様々なメッセージクラスのタイプに対し以下に詳述するように、メッセ ージ・スペシフィック・データを含んでいる。 図16aは、図15aのカプセル封じされたIFMPパケット1000のTF MP−Cメッセージ・フィールド1006に含まれることもある、IFMP−C 隣接プロトコルメッセージ1040の一般的な構造を図示している。図16aに 見られるように、IFMP−C隣接プロトコルメッセージ1040は(MSBか らLSDへの順番で記述される)以下のフィールドを含む。すなわち、バージョ ン・フィールド1014、メッセージタイプ・フィールド1016、コード・フ ィールド1018、32ビット・センダ・インスタンス・フィールド1042、 32ビット・ピア・インスタンス・フィールド1044、16ビット・センダ・ タイプ・フィールド1046、16ビット・ACK・インターバル・フィールド 1048、次の48ビットととしてのセンダ・ネーム・フィールド1050、次 の48ビットととしてのピア・ネーム・フィールド1052である。TFMP− C隣接プロトコルメッセージを論じる際、「センダ」とはIFMP−C隣接プロ トコルメッセージを送るエンティティであり、「ピア」は、センダがリンク上で IFMP−C隣接プロトコルメッセージを送る相手エンティティである。エンテ ィティは、IFMP−C・コントローラ、IFMP−Cエージェントのどちらで もよい。 IFMP−C隣接プロトコル・メッセージ1040のなかで、バージョン・フ ィールド1014、メッセージ・タイプ・フィールド1016、フラッグ・フィ ールド1020、トランザクション識別子・フィールド1022、及びメッセー ジレンス・フィールド1024は、上述のように、図15bの一般的なIFMP −Cメッセージのために使われる。IFMP−C隣接プロトコルメッセージ10 40のメッセージ・タイプ・フィールド1016は、IFMP−C隣接プロトコ ル・メッセージの特定のタイプを指定するため、特定値にセットされる。 本実施例の場合、IFMP−C隣接プロトコルメッセージ1040のメッセー ジ・タイプ・フィールド1016に対し、四つの可能な値があり、それはSYN (同期化メッセージ)、SYNACK(同期化認知メッセージ)、RSTACK (リセット認知メッセージ)、そしてACK(認知メッセージ)の四つである。 センダ・インスタンス・フィールド1042は、リンクに対するセンダの現在の インスタンスナンバーにセットされる。インスタンスナンバーを使い、リンクの 一方の側がいつ再開されたかを検出する。リンクに対するセンダのインスタンス ナンバーは最近の過去において固有なものでなければならず、またノードが再開 した時に固有なものでなければならない。ピア・インスタンス・フィールド10 44は、センダが考えるリンクのリモート側の現在のインスタンスナンバーにセ ットされる。所定の値、例えば特定実施例での0は、センダがリモートインスタ ンスを知らない時を示すために、ピア・インスタンス・フィールド1044使わ れる。この所定の値はこの目的用に取っておいても良く、センダ・インスタンス ・フィールド1042用の有効インスタンスナンバーとしては使用されない。セ ンダ・タイプ・フィールド1046は、メッセージを送るIFMP−Cエンティ ティ(定義されるタイプはIFMP−CコントローラないしIFMP−Cエージ ェント)のタイプを示す。エンティティがIFMP−C隣接メッセージを受信し た時、IFMP−Cコントローラが別のIFMP−Cコントローラと隣接を形成 しないように、ないしIFMP−Cエージェントが別のIFMP−Cエージェン トと隣接を形成しないようにすべく、レシーバーは受信したメッセージ中のセン ダ・タイプ・フィールド1046をレシーバーのタイプと比較する。タイプが同 一ないし未定義の場合、メッセージは無視される。タイプが相補的である(一つ がIFMP−Cコントローラであり、一つがIFMP−Cエージェントである) 場合、同期が進行する。ACK・インターバル・フィールド1048は、好まし い認知(ACK)インターバルを指示するため、IFMP−Cコントローラでセ ットされる。IFMP−Cエージェントは、隣接プロトコルを作動させるための タイムアウトインターバルとして、ACKインターバルを使用する。IFMP− C隣接プロトコルをセンドする際、IFMP−Cエージェントは、ACK・イン ターバル・フィールド1048を、IFMP−Cコントローラが無視する所定の 値、例えば特定実施例の0、にセットする。センダ・ネーム・フィールド105 0は、センダをアイデンティファイするデバイス(例えば利用可能なメディアア クセスコントローラ(MAC))のオペレーションコンテキスト内での固有な値 である。ピア・ネーム・フィールド1052は、センダが考えるリンクのリモー ト側のピアのネームにセンダによりセットされる。センダはピアネームが知られ ていない時を示すため、ピア・ネーム・フィールド1052を例えば特定実施例 の0、にセットする。 上述のように、IFMP−C隣接プロトコルを使って、IFMP−Cコントロ ーラとIFMP−Cエージェントを結ぶリンク越しに同期を樹立すると共に、リ ンク状態の変化と再開したリンクの他の側をアイデンティファイする。リンクの 各々の側は、IFMP−C隣接プロトコルを作動させる。TFMP−C隣接プロ トコルを目的とする場合、特定のリンクに対し三つの状態が可能である、すなわ ち、SYNSENT(同期メッセージ送信)、SYNRCVD(同期メッセージ 受信)、ESTAB(同期メッセージ樹立)である。IFMP−Cコントローラ とIFMP−CエージェントがIFMP−Cメッセージを送信してよい以前に、 リンク越しの状態同期(隣接が樹立された時、インタフェイスはESTAB状態 となる)が必要である。 IFMP−C隣接プロトコル中では、状態変化を生じさせる二つのタイプの事 象がある。タイマー駆動の事象とパケットアライバルである。これら状態変化を 図16bに示す。この図はIFMP−C隣接プロトコルの三つの可能状態におけ るセンダエンティティ(IFMP−CコントローラとIFMP−Cエージェント のいずれか)のオペレーションを示す状態図である。IFMP−Cコントローラ はIFMP−Cエージェント上のタイマーインターバルをセットするが、これは ACK・インターバル・フィールド1048を特定の値、例えば特定実施例の1 秒、にセットすることでなされる。勿論、タイマーインターバルに対し他の値を 他の実施例で使ってもよい。各エンティティにおいて、SYN、SYNAK、 ACKのIFMP−C隣接プロトコルメッセージに関する時間生成のためにタイ マーが以下に述べるように必要である。 IFMP−C隣接プロトコルに関するタイマー駆動の事象を述べる。図16b に示すように、タイマーが満了し(tで示す)かつセンダエンティティがSYN SENT状態1060にある場合、センダエンティティは、タイマーをリセット しSYN・IFMP−C隣接プロトコルメッセージ(1062で示す)を送信す る。このアクション(破線で示す)は、特定実施例に従い、SYNパケットを送 信して同期をイニシエートする責任を有するIFMP−Cエージェントだけによ り実行される。タイマーが満了しかつセンダエンティティがIFMP−Cコント ローラである場合、エンティティは単にタイマーをリセットするだけで、SYN パケットを送信しない。タイマーが満了しかつセンダエンティティがSYNRC VD状態1064にある場合、センダエンティティはタイマーをリセットしSY N・IFMP−C隣接プロトコルメッセージ(1066で示す)を送信する。タ イマーが満了しかつセンダエンティティがESTAB状態1068にある場合、 センダエンティティはタイマーをリセットしACK・IFMP−C隣接プロトコ ルメッセージ(1070で示す)を送信する。リンクの両サイドがリンクの両サ イドからACKパケットを受信せずにタイムアウト時間の所定のナンバー(例え ば、3)を通過する場合、IFMP−C隣接プロトコルをタイムアウトさせるた めには、リンクの両サイドがリセットを行いSYNSENT状態に入らねばなら ない。タイムアウトする時に、IFMP−CエージェントはACKインターバル をデフォルト値に戻さねばならない。 上述のタイマー駆動のトランジションに加え、状態トランジションはIFMP −C隣接パケットアライバルによりIFMP−Cプロトコル中に生じるので、こ れについて以下に述べる。IFMP−C隣接メッセージがエンティティに到着す ると、エンティティの現在の状態、メッセージ内容、メッセージタイプに基づい てアクションが取られる。IFMP−C隣接プロトコル中で以下のオペレーショ ンが実行される。アップデートピアオペレーションとリセットリンクオペレーシ ョンである。IFMP−C隣接プロトコルの各インスタンスは、ピアインスタン スとピアネーム(即ち、リンクのリモートサイドのピアエンティティのインスタ ンスとネーム)を定義する状態を保つ。アップデートピアオペレーションは、最 も最近に受信したIFMP−C隣接メッセージからのセンダ状態にマッチさせて ローカルピア状態をセットする。同期再開に併せて、リセットリンクオペレーシ ョンは、リンクのローカルサイド用の新しいインスタンスナンバーを生成し、ピ アインスタンスとピアネームをゼロにセットすることで、ピア状態全てを削除す る。 以下に続く図16b説明のため、条件「%X」を次のように定義する。すなわ ち、入ってくるメッセージ内のピア・インスタンスとピア・ネームのフィールド が、リンクに関係するインスタンスとネームの値と合致すること。図16bの条 件「%Y」を次のように定義する。即ち、入ってくるメッセージ内のセンダ・イ ンスタンスとセンダ・ネームのフィールドが、ピア・インスタンスとピア・ネー ムのためにストアされたセンダ・インスタンスとセンダ・ネームの値に合致する こと。図16bにおいて、条件「A」は、センダ・エンティティが入ってくるS YNACK・IFMP−C隣接プロトコル・メッセージを受信しかつ条件%Aが 満足されていることを意味する。条件「B」は、センダ・エンティティが、入っ てくるSYNACK・TFMP−C隣接プロトコルメッセージを受信し、条件% Xが満足されていないことを意味する。条件「C」は、センダエンティティが、 入ってくるACK・IFMP−C隣接プロトコル・メッセージを受信し、条件% Xと%Yがどちらも満足されていることを意味する。条件「D」はセンダ・エン ティティが入ってくるACK・IFMP−C隣接プロトコル・メッセージを受信 し、条件%Xと%Yがどちらも満足されていないことを意味する。条件「E」は センダエンティティが、入ってくるRSTACK・IFMP−C隣接プロトコル メッセージを受信し、条件%Xと%Yが両方満足されていることを意味する。条 件「F」はセンダエンティティが、入ってくるRSTACK・IFMP−C隣接 プロトコルメッセージを受信し、条件%Xと%Yが両方共満足されていないこと を意味する。条件「G」はセンダエンティティが、入ってくるSYNないしSY NACKのIFMP−C隣接プロトコルメッセージを受信し、条件%Xが満足さ れていることを意味する。条件「H」はセンダエンティティが、入ってくるSY NないしSYNACKのIFMP−C隣接プロトコルメッセージを受信し、 条件%Xが満足されていないことを意味する。 エンティティがSYNSENT状態1060である場合、多くのトランジショ ンが可能であることが、ここに述べられている。図16bに見られるように、セ ンダエンティティがSYNSENT状態1060にあり、入ってくるSYN・I FMP−C隣接プロトコルメッセージをリンクの他端上にあるピアから受信する 場合、センダエンティティはアップデートピアオペレーションを実行し、SYN ACK・IFMP−C隣接プロトコルメッセージをピアへ送信する(ステップ1 072として示す)。その後センダは、SYNSENT状態1060からSYN RCVD状態1064に移行する。SYNSENT状態1060のセンダが、入 ってくるRSTACK・IFMP−C隣接プロトコルメッセージを受信すると、 センダエンティティはSYNSENT状態1060のままに止まるが、メッセー ジをドロップする(ステップ1074として示す)。入ってくるACKIFMP −C隣接プロトコルメッセージをセンダが受信するか、ないし条件Bが満足され ている場合、センダエンティティはSYNSENT状態1060のままに止まり 、RSTACK・IFMP−C隣接プロトコルメッセージを送信する(ステップ 1076として示す)。SYNSENT状態1060の最中に、条件Bが満足さ れる場合、センダエンティティはアップデートピアオペレーションを実行し、A CKI・FMP−C隣接プロトコルメッセージを送信し、ESTAB状態106 8に移行する(ステップ1078として示す)。 エンティティがSYNRCVD状態1064である場合、多くのトランジショ ンが可能であることをここに述べる。図16bに見られるように、センダエンテ ィティがSYNRCVD状態1064にあり、入ってくるSYN・IFMP−C 隣接プロトコルメッセージをリンクの他端上にあるピアから受信する場合、セン ダエンティティはSYNRCVD状態1064に止まったままでアップデートピ アオペレーションを実行し、SYNACK・IFMP−C隣接プロトコルメッセ ージをピアへ送信する(ステップ1072として示す)。SYNRCVD状態1 064の最中に条件BないしDが満足されると、センダエンティティはSYNR CVD状態1064に止まったままで、RSTACK・IFMP−C隣接プロト コルメッセージを送信する(ステップ1078として示す)。 SYNRCVD状態1064の最中に条件Fが満足されると、センダエンティテ ィはSYNRCVD状態1064に止まるが、メッセージをドロップする(ステ ップ1080として示す)。SYNRCVD状態1064の最中に条件Eが満足 されると、センダエンティティはリセットリンクオペレーションを実行し、SY N・IFMP−C隣接プロトコルメッセージを送信し(ステップ1082として 示す)、SYNRCVD状態1064からSYNSENT状態1060に移行す る。SYNRCVD状態1064の最中に条件Aが満足されると、センダエンテ ィティはアップデートピアオペレーションを実行し、ACK・IFMP−C隣接 プロトコルメッセージを送信し(ステップ1078として示す)、SYNRCV D状態1064からESTAB状態1068に移行する。SYNRCVD状態1 064の最中に条件Cが満足されると、センダエンティティはACK・IFMP −C隣接プロトコルメッセージを送信し(ステップ1084として示す)、SY NRCVD状態1064からESTAB状態1068に移行する。 エンティティがESTAB状態1068にある場合、多くのトランジションが 可能であることをここに述べる。図16bに見られるように、ESTAB状態1 068の最中に条件DないしHが満足されると、センダエンティティはESTA B状態1068のままで、入ってくるSYN・IFMP−C隣接プロトコルメッ セージをリンクの他端上にあるピアから受信する場合、センダエンティティはE STAB状態1068に止まったままでRSTACK・IFMP−C隣接プロト コルメッセージを送信する(ステップ1088として示す)。ESTAB状態10 68の最中に条件Fが満足されると、センダエンティティはSYNRCVD状態 1068に止まるが、メッセージをドロップする(ステップ1080として示す )。ESTAB状態1068の最中に条件Eが満足されると、センダエンティテ ィはリセットリンクオペレーションを実行し、SYN・IFMP−C隣接プロト コルメッセージを送信し(ステップ1086として示す)、ESTAB状態10 68からSYNSENT状態11060に移行する。ESTAB状態1068の 最中に条件CないしGが満足されると、センダエンティティはACK・IFMP −C隣接プロトコルメッセージを送信し(ステップ1090として示す)、。ア ップデートピアオペレーションを実行し、SYNACK・IFMP− C隣接プロトコルメッセージをピアへ送信し(ステップ1090として示す)、 ESTAB状態1068に止まる。リンクの端の各エンティティは、特定の実施 例に従って、タイムアウト期間中の一つのパケット到着で生成されるACK・I FMP−C隣接プロトコルメッセージを複数個送信してはならない。 IFMP−Cインタフェースメッセージは、図15aのカプセル封じされたI FMP−CパケットのIFMP−Cメッセージフィールド1006中に含まれて もよい。上述のように、リンクの同期が樹立後、IFMP−Cインタフェースメ ッセージを使い、IFMP−Cエージェント上のインタフェースを発見・コンフ ィギュアする。特定の実施例において、IFMP−Cインタフェースメッセージ は、インタフェースリストリクエスト及びレスポンスのメッセージ、インタフェ ースリストエラーのメッセージ、インタフェースクウェリーリクエスト及びレス ポンスのメッセージ、インタフェースクウェリーエラーのメッセージ、インタフ ェースコンフィギュレーションリクエスト及びレスポンスのメッセージ、インタ フェースコンフィギュレーションエラーのメッセージを含む。IFMP−Cイン タフェースリストのメッセージとインタフェースクウェリーのメッセージは、メ ッセージタイプフィールド1016に特定の値を有する。勿論、追加メッセージ も可能で、類似の機能を実行するメッセージが他の実施例で可能である。 インタフェースリストリクエスト及びレスポンスのメッセージとインタフェー スリストエラーのメッセージを使い、どんなインタフェースがIFMP−Cエー ジェント上で利用できるかを決定する。図17a、17bはそれぞれ、インタフ ェースリストリクエスト及びレスポンスのメッセージの構造を図示する。図17 aに見るように、インタフェースリストリクエストメッセージ1100は、図1 5bに関連して前記した一般的フォーマットを有し、ネクストクッキーフィール ド1112を含むメッセージボデーフィールド1030、即ち、以前のインタフ ェースリストレスポンスから戻された32ビットの値である。ネクストクッキー フィールド1112は、複数のメッセージをスパンするインタフェースリストを 支援するのに使われる。ネクストクッキーフィールド1112の値は、TFMP −Cエージェントが戻した値であり、次のメッセージリクエストがインタフェー スリストのその場所で以前の終了メッセージを構成するのを可能にする。 予め定義された値、例えば特定実施例での0、を使ってインタフェースリストを 最初から始まるべきであることを示す。インタフェースリストリクエストメッセ ージが、フラッグフィールド1020にPLEASE_ACKフラッグを有しか つオペレーションが成功している場合、IFMP−Cエージェントはフラッグフ ィールド1020をACKフラッグにセットし、コードフィールド1018を所 定の値(特定実施例での0)にセットしてエラーがないことを示すインタフェー スリストレスポンスメッセージ1114を返却する(図17b参照)。図17b に示すように、インタフェースリストレスポンスメッセージ1114中のネクス トクッキーフィールド1112は、メッセージの一部として返却された32ビッ トの値である。ネクストクッキーフィールド1112の値が0である場合、イン タフェースの全てが数えられる。この値が0でない場合、この値は、残りのイン タフェースを得るための次のインタフェースリストメッセージに対する議論にを 使われる。IFMP−Cエージェントは、各インタフェースに固有の32ビット の識別子を割り当てるが、この識別子を他のIFMP−Cメッセージ中で使って 、特定インタフェースを参照する。インタフェースリストレスポンスメッセージ 1114は、レスポンスメッセージ中にリスト可能なIFMP−Cエージェント 上の各インタフェースの識別子全てを、インタフェース・識別子・1・フィール ド1118、インタフェース・識別子・2・フィールド1120等にリストする 。 インタフェースリストリクエストが失敗した場合、IFMP−Cエージェント は、TFMP−Cヘッダーから成るインタフェースリストエラーメッセージを返 却する。インタフェースリストエラーメッセージ中で、NACKフラッグはフラ ッグフィールド1020にセットされ、コードフィールド1018は失敗原因を 指示し、トランザクション識別子フィールド1022はインタフェースリストリ クエストメッセージ中の内容と同じでなければならない。失敗の典型的な原因と しては、それぞれが特定値をコードフィールド1018に有するが、クッキイー が無効である、IFMP−Cエージェントがレスポンスを完了させるメッセージ バッファーを割り当てられなかった、クライアントスペシフィックなエラーのた めリクエストが完了しなかった等が挙げられる。 インタフェースクウェリーリクエスト及びレスポンスのメッセージ、インタフ ェースクウェリーエラーメッセージは、IFMP−Cエージェント上の特定イン タフェースに関連する属性を得るために使われる。図17c、図17dは、それ ぞれインタフェースクウェリーリクエスト及びレスポンスのメッセージ構造を示 す。図17cに見られるように、インタフェースクウェリーリクエストのメッセ ージ1130は、図15bに関連して前記した一般的フォーマットを有し、イン タフェース識別子フィールド1132を含むメッセージボデーフィールド103 0、即ち、現在その属性が問われているインターフェイスを固有にアイデンティ ファイする32ビットの識別子である。上記のように、インタフェース識別子は IFMP−Cエージェントによって刻り当てられ、インタフェースリストメッセ ージにより得られる。IFMP−Cコントローラからのインタフェースクウェリ ーリクエストメッセージ1130が、フラッグフィールド1020にセットされ たPLEASE_ACKフラッグを有し、オペレーションが成功している場合、 IFMP−Cエージェントは、フラッグフィールド1020にACKがセットさ せコードフィールド1018をノーエラーを示す所定の値にセットさせたインタ フェースクウェリーレスポンスメッセージ1134(図17dに示す)を戻す。 図17dに見られるように、インタフェースクウェリーリスポンスメッセージ1 134のボデーフィールド1030は、問い合わせされたインタフェース(特定 実施例ではMACアドレスを使ってもよい)のネーム用の48ビットインタフェ ースネームフィールド1136、8ビットインタフェースタイプフィールド11 38(ATM、イーサネット、高速イーサネット、ギガビットイーサネット、F DDI、ないしLANインタフェースと言った種々のインタフェースタイプ用に 値を定義してもよい)、8ビットメディアタイプフィールド1140(インタフ ェースの物理的媒体、例えばマルチモードファイバー、カテゴリー5のトウィス テッドペア、シングルモードファイバー等を示す)を32ビットサポーテッドス ピードフィールド1142を含んでいる。加えて、インタフェースクウェリーレ スポンスメッセージ1134は、32ビットサポーテッドスピードフィールド1 142と32ビットカレントスピードフィールド1144をを含んでいる。サポ ーテッドスピードフィールド1142は、問い合わされたインタフェースがサポ ートする様々な送信速度(例えば、10メガビット(Mbps)毎秒、25 Mbps、100Mbps、155Mbps、622Mbps、1000Mbp s、その他)を示す。複数の送信速度をサポートするインタフェースでは、フィ ールド1142に複数のフラッグをセットできる。インタフェースがスピードセ ッティングの自動ネゴシエイションをサポートする場合、自動ネゴシエイション フラッグをサポーテッドスピードフィールド1142にセットしてもよい。カレ ントスピードフィールド1144は、問い合わされたインタフェースの現在の送 信速度を示す。インタフェースが自動コンフィギュアモードにある場合、カレン トインタフェーススピードは、カレントスピードフィールド1144に示され、 自動ネゴシエイションフラッグがサポーテッドスピードフィールド1142にセ ットされる。IFMP−Cインタフェースクウェリーレスポンスメッセージ11 34は、32ビットサポーテッドデュプレックスフィールド1146(問い合わ されたインタフェースによりサポートされるデュプレックス速度を示す、例えば 、ハーフデュプレックス、フルデュプレックス、デュプレックスセッティングの 自動ネゴシエイション、複数のデュプレックスセッティングをサポートするイン タフェースには、複数フラッグをセットしてもよい。)、32ビットカレントデ ュプレックスフィールド1148(即ち、インタフェースがデュプレックスセッ テイングに対して自動ネゴシエイションにある場合、フィールド1146その旨 表示する)を含む。更に、インタフェースクウェリーレスポンスメッセージ11 34は、32ビットインタフェーススロット識別子フィールド1150(インタ フェースがIFMP−Cエージェント上で占める物理的スロットをアイデンティ ファイする)、32ビットインタフェースポート識別子フィールド1152(イ ンタフェースがIFMP−Cエージェント上で占める物理的ポートをアイデンテ ィファイする)、16ビットインタフェースフラッグフィールド1154、16 ビットインタフェースステータスフィールド1156を含む。インタフェースフ ラッグフィールド1154は、異なる状態(例えば、インタフェースは管理上ア ップである、混乱モードである、マルチカストパケットを全て受け入れる等)を 示す各フラッグにより、問い合わされたインタフェース上のコンフィギュレーシ ョンオプションの現在のセッティングを特定する。インタフェースステータスフ ィールド1156は、IFMP−Cコントローラによってミュータブルでない リンクに関する現在のステータス情報(例えば、IFMP−Cコントローラがこ のインタフェース上で作動している、このインタフェース上のリンクはアップ状 態にある、等)を示す。更に、インタフェースクウェリーレスポンスメッセージ 1134は、32ビットミニマムレシーブラベルフィールド1158、32ビッ トマクシマムレシーブラベルフィールド1160、32ビットミニマムトランス ミットラベルフィールド1162、32ビットマクシマムトランスミットラベル フィールド1164を含む。インタフェースがATMにある場合、ミニマムトラ ンスミットラベルフィールド1162とマクシマムトランスミットラベルフィー ルド1164のそれぞれは、インタフェースが受信できるミニマムとマクシマム のVCTを示す。インタフェースがATMにある場合、ミニマムトランスミット ラベルフィールド1162とマクシマムトランスミットラベルフィールド116 4のそれぞれは、インタフェースが送信できるミニマムとマクシマムのVCIを 示す。問い合わされたインタフェースがATMにない場合、フィールド1158 、1160、1162、1164はゼロにセットされる。 インタフェースクウェリーリクエストが失敗すると、IFMP−Cエージェン トは、フラッグフィールド1020にNACKフラッグをセットしたIFMP− Cヘッダー、コードフィールド1018に示された失敗の適切な原因、インタフ ェースクウェリーリクエストメッセージ1130と同じトランザクション識別子 フィールド1022とから成るインタフェースクウェリーエラーメッセージを送 信する。インタフェースクウェリーエラーメッセージのコードフィールド101 8に示される典型的な失敗原因としては、インタフェース識別子が無効である、 IFMP−Cエージェントがレスポンスを完了させるメッセージバッファーを割 り当てられなかった、クライアントスペシフィックなエラーのためリクエストが 完了しなかった等が挙げられる。 インタフェースコンフィギュレーションリクエスト及びレスポンスのメッセー ジとインタフェースコンフィギュレーションエラーメッセージは、IFMP−C コントローラがIFMP−Cエージェント上のインタフェースコンフィギュレー ションを変えるのを可能にする。図17eは、インタフェースコンフィギュレー ションリクエストメッセージ1170の構造を図示する。図17aに見られるよ うに、インタフェースコンフィギュレーションリクエストメッセージ1170は 、図15bに関連して前記した一般的フォーマットを有しており、このフォーマ ットはインタフェース識別子フィールド1132(変化すべきコンフィギュレー ションのインタフェースを固有にアイデンティファイする)、16ビットクリア フラッグフィールド1172、16ビットのセットフラッグフィールド1174 、32ビットスピードフイールド1176、32ビットデュプレックスフィール ド1178、を含むメッセージボデーフィールド1030を有する。クリアフラ ッグフィールド1172は、インタフェースのオペレーションに影響する特定の インタフェースでIFMP−Cエージェントがクリアすべきフラッグを示す。ク リアリングフラッグの例としては、インタフェースをアドミニストレイティブに テーキングダウンする、インタフェース、インタフェースを混乱モードからテー キングダウンする、インタフェースがマルチカストパケットを全て受け入れるの を阻止する等が挙げられる。セットフラッグフィールド1174、インタフェー スのオペレーションに影響する特定のインタフェースでIFMP−Cエージェン トがセットすべきフラッグを示す。セッティングフラッグの例としては、インタ フェースをアドミニストレイティブにメーキングダウンする、インタフェースを 混乱モードにプットする、インタフェースにマルチカストパケットを全て受け入 れさせる等が挙げられる。スピードフィールド1176は、IFMP−Cコント ローラが特定のインタフェーススピードセッティング(インタフェースのサポー テッドスピードの中で、例えば、10Mbps、25Mbps、100Mbps 、155Mbps、622Mbps、1000Mbps、その他)を変えるのを 可能にするために使用される。デュプレックスフィールド1178は、IFMP −Cコントローラがデュプレックスセッティング(インタフェースのサポーテッ ドデュプレックスセッティングの中で、例えば、自動ネゴシエイテッドデュプレ ックス、ハーフデュプレックス、フルデュプレックス)。スピードフィールド1 176ないしデュプレックスフィールド1178を特定実施例での0といった所 定の値にセッティングすると、スピードないしデュプレックスセッティングを変 えてはならないことを示すことになる。IFMP−Cコントローラからのインタ フェースコンフィギュレーションリクエストメッセージ1170が、フラッグ フィールド1020にセットされたPLEASE_ACKフラッグを有し、オペ レーションが成功している場合、IFMP−Cエージェントは、フラッグフィー ルド1020にセットされたACKフラッグとノーエラーを示す所定値にセット されたコードフィールド1018と共に、IFMP−Cヘッダーフィールド(全 フィールドは図15bの通り、但しメッセージボデーフィールドを除く)から成 るインタフェースコンフィギュレーションレスポンスメッセージを返却する。 インタフェースコンフィギュレーションリクエストメッセージが失敗すると、 IFMP−Cエージェントは、IFMP−Cヘッダーから成るインタフェースコ ンフィギュレーションエラーメッセージを返却する。インタフェースリストエラ ーメッセージ中では、NACKフラッグはフラッグフィールド1020にセット されねばならず、コードフィールド1018は失敗の原因を示さねばならず、ト ランザクション識別子フィールド1022はインタフェースリストエラーメッセ ージの内容と同じでなければならない。失敗の典型的な原因としては、それぞれ が特定値をコードフィールド1018に有するが、インタフェース識別子が無効 である、無効なコンフィギュレーションパラメータが使われた、クライアントス ペシフィックなエラーのためリクエストが完了しなかった等が挙げられる。 IFMP−C隣接インタフェースメッセージに加えて、他のタイプのIFMP −Cメッセージ1012としては、IFMP−Cブランチ、レスポンス、エラー メッセージが挙げられる。IFMP−Cブランチメッセージは6つのタイプが有 り、ブランチのクリエイト、モディファイ、デリート、フォワーディングを行う 。特に、IFMP−Cブランチメッセージに含まれるものは、アドブランチ、デ リートブランチ、デリートツリー、ムーブブランチ、リードブランチ、ゲットツ リースタティスチックスである。各フォワーディングブランチにはプリファレン ス値が与えられる。複数の合致が起きた場合、、最も低いプリファレンス値のブ ランチが使われる。 先述のように、基本のフォワーディングはブランチを通じてなされるが、各ブ ランチは二つのコンポーネント、インプットデータとアウトプットデータから成 る。インプットデータは充分は情報を与え、入ってくるパケットがブランチにマ ッチするのを可能とし、アウトプットデータは、インプットデータとマッチする パケットをフォワードするのに必要な情報である。IFMP−Cエージェントの フォワーディング状態をモディファイする基本オペレーションは、アドブランチ とデリートブランチである。複数のブランチに同じインプットデータを加えると 入ってくる各パケットを複数のデスティネーションへフォワードするのに使用で きるツリーとなる。例えば、特別のインプットデータ一つと複数のアウトプット データを有する第一のアドブランチメッセージはユニカストパケットフォワーデ ィングを樹立する。同じインプットデータと他のアウトプットデータを有する第 二のアドブランチメッセージは、同じインプットデータに関係する別のアウトプ ットブランチを加えることにより、そのユニカストフォワーディングをマルチカ ストフォワーディングに変換する。他のアウトプットブランチに同様のやり方で 更にアドブランチメッセージを加えてもよい。デリートブランチメッセージは、 シングルブランチを削除するためのIFMP−Cブランチメッセージである。二 つのブランチを有するマルチカストコネクションに対しデリートブランチメッセ ージを使うと、特定のアウトプットデータを有するブランチを除き、マルチカス トフォワーディングをユニカストフォワーディングに変換することになる。別の IFMP−Cブランチメッセージであるデリートツリーは、同じインプットデー タを共有する全てのブランチを削除するのに使われる。別のIFMP−Cブラン チメッセージであるムーブブランチは、既存ブランチ上の既存アウトプット情報 を変えるのに使われる。追加のIFMP−Cブランチメッセージとして、ゲット ツリースタティスチックスメッセージとリードブランチメッセージがあるが、前 者はインプットデータが特定されたフォワーディングエントリーのスタティスチ ックスを得るのに使われ、後者はIFMP−Cエージェント上のフォワーディン グブランチ全てをIFMP−Cコントローラが検索出来るようにするための診断 ・デバッグ目的に使われる。 アドブランチメッセージとデリートブランチリクエストメッセージは、図18 aに示すように、同じメッセージフォーマット1200を使うIFMP−Cブラ ンチメッセージである。図18aに見られるように、IFMP−Cアド/デリー トブランチリクエストブランチメッセージフォーマット1200は、図15bに 関連して前記した一般的なフォーマットを有し、メッセージボデーフィ ールド1030を有する。このフィールドは、インプットインタフェース識別子 フィールド1201、16ビットインプットプレシーデンスフィールド1202 、16ビットインプットフラッグフィールド1204、32ビットアウトプット インタフェース識別子フィールド1206、24ビットリザーブドフィールド1 208、8ビットキーレンスフィールド1210、8ビットアウトプットヘッダ ーレンスフィールド1212、8ビットリムーブレンスフィールド1214、8 ビットトランスフォーメーションタイプフィールド1216、8ビットトランス フォーメーションデータレンスフィールド1218、32ビットクウォリティオ ブサービスハンドルフィールド1222、プリデファインドレンスインプットキ ーデータフィールド1224、プリデファインドレンスインプットキーマスクフ ィールド1226、プリデファインドレンスアウトプットヘッダーデータフィー ルド1228、トランスフォーメーションデータフィールド1230を含んでい る。 図18aに示されるフィールド(図18aに示した一般的なIFMP−Cヘッ ダーを除く)をここに述べる。IFMP−Cエージェントで割り当てられIFM P−Cインタフェースリストメッセージで得られたインプットインタフェース識 別子フィールド1201は、インプットブランチが適用されるべき特定のインプ ットインタフェースを、固有にアイデンティファイする。インプットプレシーデ ンスフィールド1202は、特定の実施例においては16ビット未サイン整数で あるが、ブランチへ割り当てられたプレシーデンスを表す。入ってくるパケット をインプットキーにマッチングさせると、最も低いプレシーデンスを持つキーが 最初にマッチする。複数のエントリーが同じプレシーデンスを持つ場合、IFM P−Cエージェントは、マッチングするブランチのどれを選択してパケットをフ ォワードしてもよい。インプットブランチへ適用されたインプットフラッグフィ ールド1204とこのフィールドに示されたフラッグは、パケットがこのフォワ ーディングエントリーにマッチする場合に取られるべき特定の挙動を、表すのに 使われる。こうした挙動の例として、「フォールスルー」−終了するよりもパケ ット送信後にむしろ、次のプレシーデンスレベルを探す、「ドロップ」−このイ ンプットエントリーにマッチするパケット全てをドロップする、を挙げる ことが出来る。アウトプットインタフェース識別子フィールド1206は、パケ ット送信に使われるインタフェースを固有にアイデンティファイする。リザーブ ドフィールド1208は、将来の使用の備えて保留ができ使わない場合、センダ エンティティが0にセットするか、特定実施例ではレシーバーエンティティが無 視してもよい。キーレンスフィールド1210は、特定実施例では8ビットの未 サイン整数であって、インプットキーデータフィールド1224とインプットキ ーマスクフィールド1226の長さをオクテットで示す。アウトプットヘッダー レンスフィールド1212は、特定実施例では8ビットの未サイン整数であって 、アウトプットヘッダーデータフィールド1228の長さをオクテットで示す。 リムーブレンスフィールド1214は、8ビットの未サイン整数であって、トラ ンスフォーメーションデータフィールド1230中に指示されたトランスフォー メーションを適用する以前にパケットの始まりから取り除くべきオクテットの数 を特定する。 トランスフォーメーションタイプフィールド1216は、送信前にパケットに なすべきモディフィケーションのタイプ(例えば、モディフィケーションなし、 IPパケットからIFMPフロータイプ1、IPパケットからIFMPフロータ イプ2、IFMPフロータイプ1からIPパケット、IFMPフロータイプ2か らIPパケット、スタンダードIPフォワーディング、トランケーティングパケ ット、その他のモディフィケーション)を特定する。モディフィケーションの幾 つかのタイプは、パケットの一部でないデータを必要とするので、この必要デー タがトランスフォーメーションデータフィールド1230中に与えられている。 特に、「IPパケットからIFMPフロータイプ1(ないし2)」のトランスフ ォーメーションタイプは、IPv4(ないし使用中の他のIPパケットバージョ ン)から以前に諭議したIFMPフロータイプ1(ないし2)カプセル封じへの 変換をする。「IFMPフロータイプ1(ないし2)からIPv4」のトランス フォーメーションタイプは、IFMPフロータイプ1(ないし2)として到着す るパケットから、トランスフォーメーションデータフィールド1230を使うI Pv4パケットの変換を行い、取り除かれたフィールドを再構築すると共に、T TLとIPヘッダーチェックサムのアップデートを行う。「スタンダードIPフ ォワーディング」トランスフォーメーションタイプは、IPヘッダー中のTTL を減らし、IPヘッダーチェックサムをアップデートする。「トランケートパケ ット」トランスフォーメーションタイプは、パケットサイズをフォワーディング データで(トランスフォーメーションデータフィールド1230中に)特定され たパケットサイズに制限する。 図18aに示すように、トランスフォーメーションデータレンスフィールド1 218は、8ビット未サインの整数であり、アド/デリートブランチリクエスト ブランチメッセージフォーマット1200に含まれるトランスフォーメーション データフィールド1230の長さを特定する。トランスフォーメーションが、ト ランスフォーメーションデータフィールド1230中の追加データを必要としな い場合、トランスフォーメーションデータレンスフィールド1218はゼロにセ ットされる。クウォリティオブサービスハンドルフィールド1222は、ブラン チにマッチングするパケットをIFMP−Cエージェントが如何に扱うべきかを 示す。長さがキーレンスフィールド1210で特定されるインプットキーデータ フィールド1224は、入ってくるパケットと比較されるデータを含み、フォワ ーディングエントリーにマッチするか否かを見極める。キーデータフィールド1 224中のデータは、MACアドレスといったリンクレベルの情報、IPアドレ スといったレイア3の情報等を有している。長さがキーレンスフィールド121 0で特定されるキーマスクフィールド1226は、インプットキーデータフィー ルド1224中の情報を入ってくるパケットと比較する際、キーデータの関連ビ ットを特定するのに使われる。長さがアウトプットヘッダーレンスフィールド1 212で特定されるアウトプットヘッダーデータフィールド1228は、送信前 にパケットにプリペンド(?プリペア?)されるべきヘッダー(例えばイーサネ ットインタフェース上のMACヘッダー、ATMインタフェース上のVPI/V CIといったリンクレベル情報)を含む。上述のように、トランスフォーメーシ ョンデータフィールド1230は、特定のトランスフォーメーションを実行する のに必要な情報を含んでいる。「IFMPフロータイプ1(ないし2)からIP v4」のトランスフォーメーションの場合、トランスフォーメーションデータフ ィールド1230中のデータは、図7a(ないしフロータイプ2用の図 7b、但し、幾つかの実施例でのサービス及びプロトコルフィールドを除く)に 示すフロー識別子に類似している。「トランケートパケット」トランスフォーメ ーションが、パケットの一部コピーを特定のデスティネーションに送信するよう 特定されている場合、トランスフォーメーションデータフィールド1230中の データ1240は、図18bに示すように、センダエンティティが0にセットす るかレシービングエンティティが無視してもよい16ビットリザーブドフィール ド1242と16ビットトランケートレンスフィールド1244とを含んでいる 。トランケートレンスフィールド1244は、パケットのどれだけのバイトがイ ンターフェイス外へ送信されるべきかを示す。到着パケットがこの数より長い場 合、パケットはこの数に切りつめられる。この切りつめられた長さは、バイトが 取り除かれた後のバイト数であり、加えてもよいアウトプットヘッダーを含んで いない。 IFMP−Cアド(ないしデリート)ブランチリクエストメッセージが、フラ ッグフィールド1020にセットされたPLEASE_ACKフラッグを有しか つオペレーションが成功している場合、図18cに示すフォーマットを有し、フ ラッグフィールド1020にセットされたACKフラッグとノーエラーを示す所 定値にセットされたコードフィールド1018と共に、TFMP−Cアド(ない しデリート)ブランチレスポンスメッセージ1250を、IFMP−Cエージェ ントは返却する。図18cに示すように、レスポンスメッセージは、一般的なI FMP−Cメッセージのヘッダーフィールドを持ち、16ビットリザーブドフィ ールド1252と16ビットアウトプットカウントフィールド1254とを含ん でいる。リザーブドフィールド1252は、将来の使用の備えて保留ができ使わ ない場合、センダが0にセットするか、レシーバーが無視してもよい。アウトプ ットカウントフィールド1254は未サインの整数であるが、現在のオペレーシ ョンが適用された後同じインプット情報を共有するアウトプットブランチの数を 含んでいる(ブランチの数が1ならユニカストブランチ、ブランチの数が1より 大ならマルチカストブランチ)。このフィールド1254は、各オペレーション 後のブランチの一貫性をIFMP−Cコントローラが証明するのに使われる。 IFMP−Cアドブランチ(ないしデリートブランチ)リクエストが失敗した 場合、IFMP−CエージェントはIFMP−Cアドブランチ(ないしデリート ブランチ)エラーメッセージを送信する。エラーメッセージは、IFMP−Cヘ ッダー、即ちリクエストメッセージと同じトランザクション識別子フィールド1 022と、フラッグフィールド1020にセットされたNACKフラッグと、エ ラー原因を示すようセットされたコードフィールド1018、から成る。失敗の 典型的な原因としては、インタフェース識別子の一つがが無効であるか否か、イ ンプットキーレンスがIFMP−Cエージェントがサポートする最大長さより長 いか否か、アウトプットトランスフォーメーションがIFMP−Cエージェント でサポートされないないし認められない、IFMP−Cエージェントがリクエス トを完了させるに充分なリソースを持たない、インプットキーは同じだがフラッ グが異なる別のブランチが存在する、サービスパラメーターの質が無効ないしI FMP−Cエージェントでサポートされない、インプットキーないしマスクがI FMP−Cエージェントでサポートされない、加えようとする特定ブランチが既 にIFMP−Cエージェント上に存在する、削除しようとする特定ブランチがI FMP−Cエージェント上に存在しない、クライアントスペシフィックなエラー のためリクエストが完了しなかった等が挙げられる。 図18dに示すように、IFMP−Cデリートツリーリクエストメッセージ1 260は、図18aに述べたフィールドの多くを含むメッセージフォーマットを 有する。デリートツリーリクエストメッセージ1260は、図15bに関連して 前記した一般的なフォーマットを有し、メッセージボデーフィールド1030を 有する。これには、インプットインタフェース識別子フィールド1201、16 ビットインプットプレシーデンスフィールド1202、インプットフラッグフィ ールド1204、56ビットリザーブドフィールド1262、キーレンスフィー ルド1210、プリデファインドレンスインプットキーデータフィールド122 4、プリデファインドレンスインプットキーマスクフィールド1226が含まれ ている。 インプットインタフェース識別子フィールド1201は、インプットブランチ (これに対してツリーが削除される)が適用されるべきインプットインタフェー スを固有にアイデンティファイする。インプットキーデータフィールド1224 は、入ってくるパケットと比較されるデータを与え、そのデータが削除さるべき フォワーディングエントリーにマッチするか否かを見極め、インプットキーマス クフィールド1226は、インプットキーデータを入ってくるパケットと比較す る時のキーデータの関連するビットを特定する。リザーブドフィールド1262 は、将来の使用の備えて保留ができ、センダが0にセットするか、レシーバーが 無視してもよい。 IFMP−Cデリートツリーリクエストメッセージ1260が、フラッグフィ ールド1020にセットしたPLEASE_ACKフラッグを有しかつオペレー ションが成功している場合、IFMP−Cエージェントは、フラッグフィールド 1020にセットされたACKフラッグとノーエラーを示す所定値にセットされ たコードフィールド1018と共に、IFMP−Cヘッダーフィールド(メッセ ージボデーフィールド以外を図15bに示す)であるIFMP−Cデリートツリ ーレスポンスメッセージメッセージを返却する。IFMP−Cデリートツリーリ クエストが失敗すると、IFMP−Cエージェントは、フラッグフィールド10 20にセットされたNACKフラッグとエラー原因(無効なインタフェース識別 子、リクエストに特定されたインプットキーを有するブランチが存在しない、イ ンプットキーは同じだがフラッグが異なる別のブランチが存在する等)をアイデ ンティファイするコードフィールド1018と共に、IFMP−Cヘッダーフィ ールド(メッセージボデーフィールド以外を図15bに示す)であるIFMP− Cデリートツリーエラーメッセージを返却する。 図18eにIFMP−Cムーブブランチリクエストメッセージ1300の構造 を示すが、同構造は図18aに述べたフィールドの多くを含む。ムーブブランチ リクエストメッセージ1300は、図15bに関連して前記した一般的フォーマ ットを有しており、メッセージボデーフィールド1030を有する。このフォー マットメッセージはボデーフィールド1030を有する。これには、インプット インタフェース識別子フィールド1201、インプットプレシーデンスフィール ド1202、インプットフラッグフィールド1204、32ビットオールドアウ トプットインタフェース識別子フィールド1302、24ビットリザーブドフィ ールド1304、8ビットキーレンスフィールド1210、8ビットオールドア ウトプットヘッダーレンスフィールド1308、8ビットオールドリムーブレン スフィールド1310、8ビットオールドトランスフォーメイションタイプデー タレンスフィールド1312、8ビットオールドトランスフォーメイションデー タレンスフィールド1314、32ビットオールドクウオリティオブサービスハ ンドルフィールド1318、32ビットニューアウトプットインタフェース識別 子フィールド1320、32ビットリザーブドフィールド1322、8ビットニ ューアウトプットヘッダーレンスフィールド1324、8ビットニューリムーブ レンスフィールド1326、8ビットニュートランスフォーメイションタイプフ ィールド1328、8ビットニュートランスフォーメイションデータレンスフィ ールド1330、32ビットニュークウォリティオブサービスハンドルフィール ド1334、プリデファインドレンスインプットキーデータフィールド1224 、プリデファインドレンスインプットキーマスクフィールド1226、プリデフ ァインドレンスオールドアウトプットヘッダーデータフィールド1340、プリ デファインドレンスオールドトランスフォーメイションデータフィールド134 2、プリデファインドレンスニューアウトプットヘッダーデータフィールド13 44、プリデファインドレンスニュートランスフォーメイションデータフィール ド1346が含まれる。上記のフィールドの多くは、図18aに述べられており 、ムーブブランチリクエストメッセージ1300の他の種々のフィールドは、旧 ブランチのアウトプットデータを定義する値が、新ブランチの値を定義するフィ ールドの値に置き換わったと気づくだけで簡単に理解できる。 IFMP−Cムーブブランチリクエストメッセージ1300が、フラッグフィ ールド1020にセットされたPLEASE_ACKフラッグを有しかつオペレ ーションが成功している場合、TFMP−Cエージェントは、フラッグフィール ド1020にセットされたACKフラッグとノーエラーを示す所定値にセットさ れたコードフィールド1018と共に、IFMP−Cアド/デリートレスポンス メッセージ(図18cに見られる)と同じフォーマット1250を持つIFMP −Cブランチムーブレスポンスメッセージを返却する。IFMP−Cムーブブラ ンチリクエストが失敗した場合、IFMP−Cエージェントは、フラッグフィー ルド1020にセットされたNACKフラッグとエラー原因(無効なインタフェ ース識別子、インプットキーレンスがザポートされる最大長さより長い、IFM P−Cエージェントが充分なリソースを持たない、アウトプットトランスフォー メーションがサポートされないないし認められない、リクエスト中のオリジナル ブランチ用に特定された同じインプットキーを持つブランチがない、オリジナル ブランチが存在せずかつ新たなブランチにマッチするブランチが存在がない、イ ンプットキーは同じだがフラッグが異なる別のブランチが存在する、サービスパ ラメーターの質が無効ないしサポートされない、クライアントスペシフィックな エラーのためリクエストが完了しなかった等)をアイデンティファイするコード フィールド1018と共に、IFMP−Cヘッダーフィールド(メッセージボデ ーフィールド以外を図15bに示す)であるIFMP−Cブランチムーブエラー メッセージを返却する。 別のIFMP−Cブランチメッセージタイプとして、ゲットツリースタティス チックスメッセージがIFMP−Cコントローラによって使用されるが、これは エントリーがもはや使用されなくなる時を決定し、これらのエントリーがリクレ ームされてもよいようにするためである。TFMP−Cエージェントは、エント リーがパケットをフォワードするのに使われる度に作動するカウンターを持って いる。エントリーは各ツリー毎にキープされるが、ツリー上の各ブランチが同じ 回数だけ使われるからである。図19aに見られるように、IFMP−Cゲット ツリースタティスチックスメッセージ1400は、図15bに関連して前記した 一般的フォーマットを有し、メッセージボデーフィールド1030を有する。こ のボデーフィールド1030はツリーデータ情報のリスト、即ち、特定実施例で のツリーデータ1フィールド1402とツリーデータ2フィールド1404であ る。追加のツリーデータフィールドが、メッセージボデーフィールド1030と して含まれるリスト中に含まれてもよい。図19bは、ツリーデータフィールド 全てが使うツリーデータフィールドの構造1406を示す。各ツリーデータフィ ールド構造1406(MSBからLSBの順に)は、インプットインタフェース 識別子フィールド1201、インプットプレシーデンスフィールド1202、イ ンプットフラッグフィールド1204、40ビットリザーブドフィールド140 8、18ビットレコードサイズフィールド1410、64ビットユーセイ ジカウントフィールド1412、プリデファインドレンスインプットキーデータ フィールド1224、プリデファインドレンスインプットキーマスクフィールド 1226を含んでいる。インプットインタフェース識別子フィールド1201は 、インプットブランチ(これに対してツリースタティスチックスが得ねばならな い)が適用されるべきインプットインタフェースを固有にアイデンティファイす る。リザーブドフィールド1408は、将来の使用の備えて保留ができ、センダ が0にセットするか、レシーバーが無視してもよい。レコードサイズフィールド 1410は特別のツリーレコードのサイズ(例えば、ツリーデータ1フィールド 1402において)を示すが、次のツリーレコード(例えば、ツリーデータ2フ ィールド1402において)の始まりを見つけるのに使われる。ユーセイジカウ ントフィールド1412は64ビット未サインの整数であるが、IFMP−Cエ ージェントが特定ツリーを使ってパケットをフォワードする度毎に増える。リク エストメッセージ中では、ユーセイジカウントフィールド1412は、センダに より0にセットされ、レシーバーにより無視される。残りのフィールドは、図1 8aと関連して既述したので、ここでは述べない。 IFMP−Cゲットツリースタティスチックスリクエストメッセージ1400 が、フラッグフィールド1020にセットされたPLEASE_ACKフラッグ を有しかつオペレーションが成功した場合、TFMP−Cエージェントは、フラ ッグフィールド1020にセットされたACKフラッグとノーエラーを示す所定 値にセットされたコードフィールド1018と共に、リクエストメッセージ(図 19aに見られる)1400と同じフォーマットを持つIFMP−Cゲットツリ ースタティスチックレスポンスメッセージを返却する。ゲットツリースタティス チックレスポンスメッセージもまた、ツリーデータフィールドのユーセイジカウ ントフィールド中の適切なカウンタ値を返却する。 IFMP−Cケットツリースタティスチックスリクエストメッセージ1400 が失敗すると、IFMP−Cエージェントは、フラッグフィールド1020にセ ットされたNACKフラッグとエラー原因(無効なインタフェース識別子、特定 のアウトプットツリーの内の一つがIFMP−Cエージェント上にない、インプ ットキーは同じだがフラッグが異なる別のツリーが存在する、等)をアイデンテ ィファイするコードフィールド1018と共に、TFMP−Cヘッダーフィール ド(メッセージボデーフィールド以外を図15bに示す)であるIFMP−Cブ ランチムーブエラーメッセージを返却する。 別のIFMP−Cブランチメッセージタイプとして、リードブランチメッセー ジが診断とデバッグを目的に使用されるが、、これはIFMP−Cエージェント 上のフォワーディングブランチ全てをIFMP−Cコントローラが検索できるよ うにするためである。IFMP−Cエージェント上のフォワーディングブランチ 全てを数えるため、リードブランチメッセージは「ゲットネクスト」オペレーシ ョンを使う。エントリーが準備される毎に、IFMP−Cエージェントは、次の リードオペレーションに対するアーギュメントととして使うクッキー同様に、ブ ランチ情報を返却する。クッキーは、IFMP−Cコントローラに対し不透明で あり、IFMP−Cエージェントが最後に読み終えて離れた個所を覚えておくた めに使われる。予め定義された値、例えば特定実施例における0、を取って置き 、IFMP−CコントローラがIFMP−Cエージェント上の最初のエントリー を得るために使ってもよい。リストの最後に到達したとの指示をIFMP−Cエ ージェントが返すまでのポイントで全テーブルが数え上げられるまでに、ゲット フォワーディングエントリーリクエストの連続ストリングが成功するであろう。 図20aと図20bは、リードブランチリクエストメッセージ1420とリー ドブランチレスポンスメッセージ1430の構造を示す。図20aに見られるよ うに、IFMP−Cリードブランチリクエストメッセージ1420は、図15b に関連して前記した一般的フォーマットを有し、インプットインタフェース識別 子フィールド1201と32ビットネクストクッキーフィールド1430を含む メッセージボデーフィールド1030を有する。インプットインタフェース識別 子フィールド1201は、ブランチが読まれるべきインプットインタフェースを 固有にアイデンティファイする。ネクストクッキーフィールド1430は、以前 のリードブランチレスポンスメッセージの一部として返却された不透明な32ビ ット値である。ネクストクッキーフィールド1112中の値は、最後のリードブ ランチリクエストの位置のトラックを保つために、IFMP−Cエージェントに よって保たれた状態である。予め定義された値は、例えば特定実施例における0 、 リストの最初から開始すべきを指示するを使われる。 IFMP−Cリードブランチリクエストメッセージが、フラッグフィールド1 020にセットされたPLEASE_ACKフラッグを有しかつオペレーション が成功した場合、IFMP−Cエージェントは、ACKフラッグにセットされた フラッグフィールド1020とノーエラーを示す所定値(特定実施例の0)にセ ットされたコードフィールド1018と共に、IFMP−Cリードブランチレス ポンスメッセージ1430(図20bに見られる)を返却する。図20bに示す ように、リードブランチレスポンスメッセージ1430は、図15bに関連して 前記した一般的フォーマットを有し、メッセージボデーフィールド1030を有 する。メッセージボデーフィールド1030は、インプットインタフェース識別 子フィールド1201、インプットプレシーデンスフィールド1202、インプ ットフラッグフィールド1204、アウトプットインタフェース識別子フィール ド1206、24ビットリザーブドフィールド1432、キーレンスフィールド 1210、アウトプットヘッダーレンスフィールド1212、リムーブレンスフ ィールド1214、トランスミッションタイプフィールド1216、トランスフ ォーメーションデータレンスフィールド1218、クウォリティオブサービスハ ンドルフィールド1222、ネクストクッキーフィールド1422、プリデファ インドレンスインプットキーデータフィールド1224、プリデファインドレン スインプットキーマスクフィールド1226、プリデファインドレンスアウトプ ットヘッダーデータフィールド1228、トランスフォーメーションデータフィ ールド1230を含む。リザーブドフィールド1432は、将来の使用の備えて 保留ができ、センダが0にセットするか、レシーバーが無視してもよい。ネクス トクッキーフィールド1422は、最後のリクエストの位置のトラックを保つた めに、IFMP−Cエージェントによって保たれた状態であり、ネクストリード ブランチメッセージに対するインプットととして使われる。 リードブランチリクエストが失敗すると、IFMP−Cエージェントは、IF MP−Cヘッダーから成るリードブランチエラーメッセージを返す。リードブラ ンチエラーメッセージは、フラッグフィールド1020にセットされたNACK フラッグとエラー原因を示すコードフィールド1018を除き、リード ブランチリクエストメッセージと同じでなければならない。失敗の典型的原因と しては、インタフェース識別子の一つが無効、クッキーが無効、IFMP−Cエ ージェントがレスポンスを完了させるメッセージバッファーを割り当てられなか った、クライアントスペシフィックなエラーのためリクエストが完了しなかった 等が挙げられる。 IFMP−C隣接/インタフェース/ブランチのメッセージに加え、IFMP −Cメッセージは、IFMP−Cリセットメッセージを含む。IFMP−Cリセ ットメッセージは、IFMP−CコントローラがIFMP−Cエージェントとの コミュニケーションを失った時ないしIFMP−CコントローラがIFMP−C エージェントは信頼できない状態にあると考えた場合に、TFMP−Cエージェ ントの状態を再初期化するのに使われる。IFMP−Cリセットリクエストメッ セージは、IFMP−Cエージェントに状態を初期条件をリセットするよう指示 する。リセットリクエストメッセージを受けると、IFMP−Cエージェントは フォワーディングブランチを全てを取り除き、IFMP−C隣接プロトコルの状 態をリセットすることなくインタフェースを初期化する。IFMP−Cリセット メッセージは、図15bに示すように、メッセージがリセットメッセージである ことを示すようセットされたメッセージタイプフィールド1016を有するIF MP−Cヘッダー(メッセージボデーフィールドを除く)からなる。リセットリ クエストメッセージが、フラッグフィールド1020にセットされたPLEAS E_ACKフラッグを有しかつオペレーションが成功した場合、IFMP−Cエ ージェントは、リセットリクエストメッセージと同じであるIFMP−Cヘッダ ーから成るIFMP−Cリセットレスポンスメッセージを返却するが、ACKフ ラッグにセットされたフラッグフィールド1020とノーエラーを示す所定値( 特定実施例の0)にセットされたコードフィールド1018を付けない。リセッ トリクエストが失敗すると、IFMP−Cエージェントは、リセットリクエスト メッセージと同じであるIFMP−Cヘッダーから成るIFMP−Cリセットレ スポンスメッセージを返却する。但し、NACKフラッグにセットされたフラッ グフィールド1020とエラーの特定原因(クライアントスペシフィックなエラ ーのためリクエストが完了しなかった等)を示す値にセットされたコード フィールド1018を付けない。 IFMP−C隣接/インタフェース/ブランチのメッセージに加え、IFMP −Cプロトコルは、ネットワークのマネジメントと診断に必要な情報を得るため に使われるIFMP−Cマネジメントメッセージを含む。IFMP−Cマネジメ ントメッセージには種々のメッセージタイプがあり、IFMP−Cノード情報メ ッセージとIFMP−Cインタフェーススタティスチックスメッセージがこれに あたる。 IFMP−Cノード情報メッセージは、ノードランニングIFMP−Cに関す る情報(例えばソフトウェアバージョン番号)を得る。IFMP−Cノードリク エスト情報メッセージは、IFMP−Cヘッダー(メッセージボデーフィールド 1030を除く、図15bに示す)の一般的フォーマットを有し、その情報がI FMP−Cノード情報メッセージであるとアイデンティファイするメッセージタ イプフィールド1016を有している。 IFMP−Cノード情報リクエストメッセージが、フラッグフィールド 1020にセットされたPLEASE_ACKフラッグを有しかつオペレーシ ョンが成功した場合、IFMP−Cエージェントは、ACKフラッグにセットさ れたフラッグフィールド1020とノーエラーを示す所定値(特定実施例の0) にセットされたコードフィールド1018と共に、IFMP−Cノード情報レス ポンスメッセージ1440(図21aに見られる)を返却する。図21aに示す ように、IFMP−Cノード情報レスポンスメッセージ1440は、図15bに 関連して前記した一般的フォーマットを有し、メッセージボデーフィールド10 30を有する。メッセージボデーフィールド1030は、48ビットノードID フィールド1442、48ビットペアレントIDフィールド1444、16ビッ トノードタイプフィールド1446、15ビットリザーブドフィールド1448 、32ビットペアレントスロットフィールド1450、32ビットペアレントシ ェルフフィールド1452、16ビットファームマイナーバージョンフィールド 1454、16ビットファームメジャーバージョンフィールド1456を含む。 ノードIDフィールド1442は、ノードを固有にアイデンティファイする値( 例えばノード用のMACアドレス)である。ノードがシャシーのボード といった大型システムの一部となる状況である場合、ペアレントTDフィールド 1444は、ノードのコンテナー(ペアレント)を固有にアイデンティファイす る値(ペアレントに対するMACアドレス)にセットされる。ノードがシャシー のボードといった大型システムの一部でない場合、ペアレントIDフィールド1 444は、ペアレントノードがないことを示す予め定義された値、例えば特定実 施例の0に、セットされる。ノードタイプフィールド1446は16ビット未サ インの整数であり、IFMP−Cノードのタイプを示す。ノードタイプフィール ド1446は、ノードIDとノードタイプのオーガニゼイションユニーク識別子 (OUI、MACアドレスの高次の24ビット)の組み合わせがIFMP−Cエ ージェントの各タイプに対し固有となるように、ノードIDベンダーが割り当て ても良い。リザーブドフィールド1448は、将来の使用の備えて保留ができ、 センダが0にセットするか、レシーバーが無視してもよい。ノードがシャシーの ボードといった大型システムの一部となる状況である場合、ペアレントスロット フィールド1450は、ノードのコンテナー(ペアレント)を固有にアイデンテ ィファイする値(ペアレントに対するMACアドレス)にセットされる。IFMP −Cエージェントが、スロット情報を決定できないないし大型システムの一部フ ィールドでない場合、ペアレントスロットフィールド1450は、ゼロにセット されてもよい。ノードがシャシーのボードといった大型システムの一部である場 合、ペアレントシェルフフィールド1452は、ノードがペアレントコンテナー 中で占めるスロットに対応するようセットされる。IFMP−Cエージェントが 、シェルフ情報を決定できないないし大型システムの一部フィールドでない場合 、ペアレントシェルフフィールド1452は、ゼロにセットされてもよい。ファ ームマイナーバージョンフィールド1454は、現在作動中のIFMP−Cエー ジェントのファームウェアのマイナーバージョンを示し、ファームメジャーバー ジョンフィールド1456は、現在作動中のIFMP−Cエージェントのファー ムウェアのメジャーバージョンを示す。 ノード情報リクエストが失敗するとIFMP−Cエージェントは、リセットリ クエストメッセージと同じであるIFMP−Cヘッダーから成るTFMP−Cノ ード情報エラーメッセージを返却する。ノード情報エラーメッセージは、フラッ グフィールド1020にセットされたNACKフラッグとエラー原因を示すコー ドフィールド1018を除き、リードブランチリクエストメッセージと同じでな ければならない。失敗の典型的原因としては、IFMP−Cエージェントがレス ポンスを完了させるメッセージバッファーを割り当てられなかった、クライアン トスペシフィックなエラーのためリクエストが完了しなかった等が挙げられる。 別のIFMP−Cネットワークマネジメントメッセージタイプとして、 IFMP−Cインタフェーススタティスチックスメッセージが、IFMP−C エージェント上の各インタフェースの情報を得るのに使われる。IFMP−Cイ ンタフェーススタティスチックスリクエストメッセージ1460は、IFMP− Cコントローラがシングルリクエストメッセージ中の複数インタフェースに関す るスタティスチックスをリクエスト出来るようにする。図21bに見られるよう に、インタフェーススタティスチックスリクエストメッセージ1460は、図1 5bに示した一般的フォーマットを有し、メッセージボデーフィールド1030 を有する。メッセージボデーフィールド1030は、16ビットリザーブドフィ ールド1462、16ビットナンバーオブインタフェースフィールド1464、 これに続くマルチプルインタフェース識別子フィールド1466、1468、そ の他を有する。リザーブドフィールド1462は、将来の使用の備えて保留され 、センダが0にセットするか、レシーバーが無視してもよい。ナンバーオブイン タフェースフィールド1464は、リクエストメッセージ中のインタフェース識 別子フィールドの数を示す。インタフェーススタティスチックスリクエストメッ セージ1460は、IFMP−Cコントローラが対象とする各インタフェースの 識別子を列挙する複数のインタフェース識別子フィールド(即ち、1466、1 468)を有する。特定の実施例の場合、IFMP−Cエージェントがシングル レスポンスメッセージに収まる多くの回答用にレスポンスを返すよう、回答はシ ングルメッセージに収まらねばならない。 IFMP−Cインタフェーススタティスチックスリクエストメッセージが、フ ラッグフィールド1020にセットされたPLEASE_ACKフラッグを有し かつオペレーションが成功した場合、IFMP−Cエージェントは、ACKフラ ッグにセットされたフラッグフィールド1020とノーエラーを示す所定値(特 定実施例の0)にセットされたコードフィールド1018と共に、IFMP−C インタフェーススタティスチックスレスポンスメッセージ1470(図21cに 見られる)を返却する。図21cに示すように、IFMP−Cインタフェースス タティスチックスレスポンスメッセージ1470は、図15bに関連して前記し た一般的フォーマットを有し、メッセージボデーフィールド1030を有する。 メッセージボデーフィールド1030は、インタフェースについての一般的スタ ティスチックス(異なるインタフェースタイプに渡って共通なスタティスチック ス)と特定なスタティスチックス(特定のインタフェースタイプに適用されるス タティスチックス)を与えるインタフェーススタティスチックスフィールド(即 ち、1472、1474)を含む。図21dに示すように、代表的なインタフェ ーススタティスチックスフィールド構造1480は、8ビットリザーブドフィー ルド1482、8ビットインタフェースタイプフィールド1484、16ビット レコードレンスフィールド1486、32ビットインタフェース識別子フィール ド1488、16ビットジェネラルスタティスチックスレンスフィールド149 0、スペシフィックスタティスチックスレンスフィールド1492、ジェネラル スタティスチックスフィールド1494、スペシフィックスタティスチックスフ ィールド1496を含む。スペシフィックスタティスチックスレンスフィールド 1482は、将来の使用の備えて保留され、センダが0にセットするか、レシー バーが無視してもよい。インタフェースタイプフィールド1484は、問い合わ されているインタフェースタイプ(即ち、ATM、イーサネット、ないし他のL AN)を述べる。インタフェース識別子フィールド1488は、スタティスチッ クスが述べるインタフェース固有に既述する。ジェネラルスタティスチックスレ ンスフィールド1490は、ジェネラルスタティスチックスフィールド1494 の長さをオクテットで特定し、スペシフィックスタティスチックスレンスフィー ルド1492は、スペシフィックスタティスチックスフィールド1496の長さ をオクテットで特定する。ジェネラルスタティスチックスフィールド1494は 全インタフェースに関連するジェネラルスタティスチックスを含んでおり、図2 1eに示す構造を有する。スペシフィックスタティスチックスフィールド149 6は、インタフェースタイプスペシフィックスタティスチックス を含み、典型的な構造(ATMとイーサネットのインタフェースの場合)を図2 1f、図21gに示す。LANインタフェースの場合は、他の構造を使ってもよ い。 図21eに見られるように、ジェネラルスタティスチックスフィールド 1494は、特定インタフェース上で受信されたオクテット数を示す64ビッ トレシーブドオクテットフィールド1500、マルチカストパケットとしてアド レスされ特定インタフェース上で受信されたパケット数を示す64ビットマルチ カストパケットフイールド1502、ブロードカストパケットとしてアドレスさ れ特定インタフェース上で受信されたパケット数を示す64ビットレシーブドブ ロードカストフィールド1504、ユニカストパケットとしてアドレスされ特定 インタフェース上で受信されたパケット数を示す64ビットレシーブドユニカス トフィールド1506、特定インタフェース用のインプットの際に棄却されたパ ケット数を示す64ビットレシーブドディスカードフィールド1508、特定イ ンタフェース上で受けつけエラー数を示す64ビットレシーブドエラーフィール ド1510、特定インタフェース上で未認知プロトコルを有していて受け付けら れたパケット数を示す64ビットレシーブドアンノウンフィールド1512、特 定インタフェース上に送信されたオクテット数を示す64ビットトランスミット オクテットフィールド1514、マルチカストパケットとしてアドレスされ特定 インタフェース上で受信されたパケット数を示す64ビットトランスミットマル チカストパケットフィールド1516、ブロードカストパケットとしてアドレス され特定インタフェース上で送信されたパケット数を示す64ビットトランスミ ットドブロードカストパケットフィールド1518、マルチカストパケット・ブ ロードカストパケットのいずれでもない形でアドレスされ特定インタフェース上 で送信されたパケット数を示す64ビットトランスミットユニカストパケットフ ィールド1520、特定インタフェース上での送信中に棄却されたパケット数を 示す64ビットトランスミットディスカードフィールド1522、特定インタフ ェース上で起きた送信エラー数を示す64ビットトランスミットエラーフィール ド1524を含む。 ATMとイーサネットのインタフェース用の特定のスタティスチックスに関す るスペシフィックスタティスチックスフィールド1496を、図21f、図21 gに示す。図21fに見られるように、ATMインタフェース用のスペシフィッ クスタティスチックスフィールド構造530は、特定インタフェース上で受信さ れたATMセル数を示す64ビットレシーブドセルフィールド1532、特定イ ンタフェース1ュで送信されたATMセル数を示す64ビットトランスミットセ ルフィールド1534、特定インタフェース上で受信された正しくないAAL5 サイクリックリダンダンシーチェックサム(CRC)を有するパケット数を示す 64ビットAAL5CRCエラーフィールド1535、特定インタフェース上で 起きた物理的エラーの数を示す64ビットフィジカルエラー1536を有する。 イーサネットインタフェース用の別のスペシフィックスタティスチックスフィー ルド構造1496は、不適当なCRCと共に特定インタフェース上で受信された パケット数を示す64ビットレシーブドCRCエラーフィールド1542、パケ ット送信中に特定インタフェース上で生成されたコリジョン数を示す64ビット トランスミットコリジョンフィールド1544を含む。 IMFP・Cインタフェーススタティスチックスリクエストが失敗するとIF MP−Cエージェントは、IFMP−Cヘッダーから成るIFMP−Cインタフ ェーススタティスチックスエラーメッセージを返却する。インタフェーススタテ ィスチックスエラーメッセージは、フラッグフィールド1020にセットされた NACKフラッグとエラー原因を示すコードフィールド1018を除き、インタ フェーススタティスチックスリクエストメッセージのIFMP−Cヘッダーと同 じでなければならない。失敗の典型的原因としては、インタフェース識別子が無 効、リストされたインタフェースの数がメッセージ中のインタフェースの数と一 致しない、IFMP−Cエージェントがレスポンスを完了させるメッセージバッ ファーを割り当てられなかった、クライアントスペシフィックなエラーのためリ クエストが完了しなかった等が挙げられる。結論 ここに請求する本発明は、ネットワーク上でパケットを送信するための改善さ れた方法と装置を提供する。上記説明は例示的なものであり制限的なものではな いことを理解すべきである。上記説明をみれば、多くの実施例は当業者には明ら かである。例として、主に音声、ビデオ、画像、ファクシミリ、データ信号を運 ぶことの出来るIPパケットを送信することとの関係で発明をここに図示した。 更なる例として、本発明を特定のコンポーネントとオペレーティング速度と関係 させて示したが、本発明をこれに限るものではない。更に、特定の実施例に関し て、特定の例のメッセージタイプ、エラー等があるにせよ、単なる例であり、他 の発明では異なる、追加的、より少ない、ないし、組み合わせで説明した特徴を 使える。従って、発明の範囲は、上記説明を参照して決めるのではなく、付属の 請求項を参照し、請求項に与えられた同等の全範囲に沿い、当業者によってて決 められるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 ニューマン ピーター アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94043 マウンテン ヴィュー ノース ショアライン ブールヴァード 750 ア パートメント 124 (72)発明者 ミンシャル グレッグ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94022 ロス アルトス ティンダール レーン 553 (72)発明者 ヒンデン ロバート アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94303 パロ アルト マーレイ ウェイ 3217 (72)発明者 リャウ フォン チン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94086 サニーヴェイル エイジャックス ドライヴ 775 (72)発明者 ホッフマン エリック アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94063 レッドウッド シティー シック スス アベニュー 740 (72)発明者 ヒューストン ローレンス ビー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94086 マウンテン ヴィュー アリーバ ドライヴ 237 アパートメント 9 (72)発明者 ロバーソン ウィリアム エイ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95066 スコッツ ヴァリー ロックウッ ド レーン 892 【要約の続き】 る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ネットワーク中の上流ノードと下流ノードの間でパケットを送信する方法に おいて、当該方法が、前記上流ノードと前記下流ノードの間にデフォルト仮想 チャンネルを確立するステップと、前記下流ノードでパケットを受信するステ ップと、前記パケットが前記上流ノードヘリダイレクトされるべき特定フロー に属するか否かを決めるため前記パケットに対するフロークラシフィケーショ ンを前記下流ノードで行うステップと、フリーラベルを前記下流ノードで選択 するステップと、前記特定フローに属するフューチュアパケットには前記選択 されたフリーラベルを添えて送信するべき旨を前記上流ノードに通知するステ ップとを含むことを特徴とした方法。 2.前記両上下流ノードが、ATMを使うことを特徴とした請求の範囲第1項に 記載の方法。 3.前記フリーラベルが、VPI/VCIを含むことを特徴とした請求の範囲第 2項に記載の方法。 4.前記ネットワークが、ローカルエリアコンピュータネットワークを含むこと を特徴とした請求の範囲第1項に記載の方法。 5.前記の通知をするステップが、前記両上下流ノード間のコミュニケーション を可能にするIFMPソフトウェアで実行されることを特徴とした請求の範囲 第4項に記載の方法。 6.フロー識別子がパケットからの特定ヘッダーフィールドを含み、前記のフロ ークラシフィケーションを実行するステップには、前記パケットが前記上流ノ ードヘリダイレクトされるべき特定フローに属するか否かを決めるためにパケ ットのフロー識別子を調べることと、特定フローに属する将来の前記パケット を保安防護上のために前記特定ヘッダーフィールドを取り除いた上で送信する ことが含まれることを特徴とした請求の範囲第1項に記載の方法。 7.フューチュアパケットを、前記特定フローの受信が許されたデスティネーシ ョンでフロー識別子を使って再構築してもよいことを特徴とした請求の範囲第 6項に記載の方法。 8.第二ノードに対する下流リンクと第三ノードに対する上流リンクとを有する 第一ノードでフローをスイッチングする方法において、当該方法が、第一パケ ットが第三ノードヘリダイレクトされるべき特定フローに属するか否かを決め るため前記第一パケットに対するフロークラシフィケーションを前記第一ノー ドで行うステップと、第一フリーラベルを前記第一ノードで選択するステップ と、前記特定フローに属するフューチュアパケットには前記選択された第一フ リーラベルを添えて送信するべき旨を前記第三ノードに通知するステップと、 第二パケットが第三ノードヘリダイレクトされるべき特定フローに属するか否 かを決めるため前記第二パケットに対するフロークラシフィケーションを前記 第二ノードで行うステップと、第二フリーラベルを前記第二ノードで選択する ステップと、前記特定フローに属するフューチュアパケットには前記選択され た第二フリーラベルを添えて送信するべき旨を前記第一ノードに通知するステ ップとを含み、前記上流リンクからの前記特定フローが前記第一ノードにより レイア2中で前記下流リンクにスイッチされてもよいことを特徴とした方法。 9.前記第二パケットが、前記第一パケットであることを特徴とした請求の範囲 第8項に記載の方法。 10.前記の第一ノード、第二ノード、第三ノードが、ATMを使うことを特徴と した請求の範囲第9項に記載の方法。 11.前記の第一フリーラベル、第二フリーラベルが、VPI/VCIを含むこと を特徴とした請求の範囲第10項に記載の方法。 12.前記の通知をするステップが、前記ノード間のコミュニケーションを可能に するIFMPソフトウェアで実行されることを特徴とした請求の範囲第9項に 記載の方法。 13.上流ノードと前記上流ノードに対する下流ノードを有するネットワーク中で ルーティングとスイッチングの間を動的にシフト可能とするコンピュータプロ グラム製品において、当該コンピュータプログラム製品が、パケットが前記上 流ノードヘリダイレクトされるべき特定フローに属するか否かを決めるため前 記パケットに対するフロークラシフィケーションを前記下流ノードで実行する コンピュータ読み取り可能コードと、第一フリーラベルを前記下流ノードで選 択するコンピュータ読み取り可能コードと、前記特定フローに属するフューチ ュアパケットには前記選択された第一フリーラベルを添えて送信するべき旨を 前記上流ノードに通知するコンピュータ読み取り可能コードと、コンピュータ 読み取り可能コードをストアするタンジブル媒体とを含むことを特徴としたコ ンピュータプログラム製品。 14.前記タンジブル媒体が、ハードディスクをコンピュータに有することを特徴 とした請求の範囲第13項に記載の方法。 15.前記タンジブル媒体を、CD−ROM、テープ、フロッピーディスク等から 成るグループから選択することを特徴とした請求の範囲第13項に記載の方法 。 16.ネットワーク中でパケットを送信するシステムの基本スイッチングユニット において、当該スイッチングユニットが、スイッチングハードウェアと、プロ セッサーとメモリーを有し、かつ前記スイッチを制御し、かつ前記スイッチン グハードウェアと接続されたコントローラと、タンジブル媒体上に固定され、 かつパケットトラフィックスループットが最適になるよう基本スイッチングユ ニットをルーティングとスイッチングの間で動的にシフト可能とするソフトウ ェアとを含むことを特徴としたスイッチングユニット。 17.前記ソフトウェアが、フロークラシフィケーションを利用することを特徴と した請求の範囲第16項に記載の基本スイッチングユニット。 18.前記スイッチングハードウェアが、非同期転送モード(ATM)スイッチン グ技術を利用することを特徴とした請求の範囲第17項に記載の基本スイッチ ングユニット。 19.前記フロークラシフィケーションが、VPI/VCIをラベルとして利用す ることを特徴とした請求の範囲第18項に記載の基本スイッチングユニット。 20.前記ソフトウェアが、前記スイッチングハードウェアと通信しかつ前記スイ ッチングハードウェア制御する前記コントローラに内蔵された第一ソフトウェ アサブセットを有することを特徴とした請求の範囲第18項に記載の基本スイ ッチングユニット。 21.前記ソフトウェアが、前記基本ユニットの内の二つの間での通信を可能とし かつフローリダイレクトメッセージと受取通知のフォーマットを定義する第二 ソフトウェアサブセットを、更に有することを特徴とした請求の範囲第20項 に記載の基本スイッチングユニット。 22.前記基本ユニットがローカルに、フロークラシフィケーション決定を下しか つリダイレクトメッセージ決定に応答することを特徴とした請求の範囲第21 項に記載の基本スイッチングユニット。 23.前記ネットワークが、コンピュータを含むエリアネットワークを有すること を特徴とした請求の範囲第16項に記載の基本スイッチングユニット。 24.前記第一ソフトウェアサブセットが、IFMPを有することを特徴とした請 求の範囲第20項に記載の基本スイッチングユニット。 25.前記第二ソフトウェアサブセットが、GSMPを有することを特徴とした請 求の範囲第22項に記載の基本スイッチングユニット。 26.前記ソフトウェアが、サービス能力の性質を与えることを特徴とした請求の 範囲第18項に記載の基本スイッチングユニット。 27.前記スイッチが、高速パケット技術を利用することを特徴とした請求の範囲 第17項に記載の基本スイッチングユニット。 28.前記スイッチが、フレームリレー技術を利用することを特徴とした請求の範 囲第17項に記載の基本スイッチングユニット。 29.前記スイッチが、ギガビットのイーサネット技術を利用することを特徴とし た請求の範囲第17項に記載の基本スイッチングユニット。 30.システムが、コミュニケーションリンク経由でスイッチゲートウェイユニッ トと連結された基本スイッチングユニットを含み、ネットワーク内にパケット を送信するシステム中のスイッチゲートウェイユニットにおいて、当該スイッ チゲートウェイユニットが、ゲートウェイコントローラとソフトウェアとを含 み、前記ゲートウェイコントローラは、プロセッサーとメモリーと複数のNI Cを含み、前記ソフトウェアは、タンジブルな媒体上に固定されてかつ、パケ ットトラフィックスループットが最適となるよう前記基本スイッチングユニッ トをルーティングとスイッチングの間で動的にシフトできるようにすべく、前 記パケットのフローのリダイレクトを可能にすることを特徴としたスイッチゲ ートウェイユニット。 31.前記ソフトウェアが、フロークラシフィケーションを利用することを特徴と した請求の範囲第30項に記載のスイッチゲートウェイユニット。 32.前記基本スイッチングユニットが、非同期転送モード(ATM)スイッチン グ技術を利用することを特徴とした請求の範囲第30項に記載のスイッチゲー トウェイユニット。 33.前記スイッチゲートウェイユニットと前記基本スイッチングユニットとが、 VPI/VCIをラベルとして利用することを特徴とした請求の範囲第32項 に記載のスイッチゲートウェイユニット。 34.前記ソフトウェアが、前記ゲートウェイコントローラ上にインストールされ た第一ソフトウェアサブセットを含み、前記第一ソフトウェアサブセットによ り、前記システム中の前記スイッチゲートウェイユニットと前記基本スイッチ ングユニットとの間のコミュニケーションを可能としフローリダイレクトのメ ッセージと認知に関するフォーマットを定義することを特徴とした請求の範囲 第33項に記載のスイッチゲートウェイユニット。 35.前記スイッチゲートウェイユニットがローカルに、フロークラシフィケーシ ョン決定を下しかつリダイレクトメッセージ決定に応答することを特徴とした 請求の範囲第34項に記載のスイッチゲートウェイユニット。 36.前記第一ソフトウェアサブセットが、IFMPを有することを特徴とした請 求の範囲第35項に記載のスイッチゲートウェイユニット。 37.前記基本スイッチングユニットが、ギガビットのイーサネット技術を利用す ることを特徴とした請求の範囲第30項に記載のスイッチゲートウェイユニッ ト。 38.基本スイッチングユニットは、コントローラとスイッチングエンジンを含み 、システムは、コミュニケーションリンク経由でスイッチングエージェントと 連結された基本スイッチングユニットを含み、ネットワーク内にパケットを送 信するシステム中のスイッチングエージェントにおいて、当該スイッチングエ ージェントが、プロセッサーとメモリーと複数のNICを含み、又コンピュー タ読み取り可能プログラムコードとを含み、前記複数のNICの内の特定の一 つは前記コミュニケーションリンクを与え、前記複数のNICの内の少なくと も一つが前記ネットワーク内の少なくとも一つのノードと接続可能であり、前 記 コンピュータ読み取り可能プログラムコードは、前記メモリーを含むタンジブ ルなコンピュータ読み取り可能媒体上に固定され、前記基本スイッチングユニ ットのコントローラがフローを分類し第一ノードからの前記パケットフローを 前記ネットワーク中の第二ノードにリダイレクトすることを可能にし、前記コ ンピュータ読み取り可能プログラムコードは、前記基本スイッチングユニット の前記コントローラが前記第一ノードから前記第二ノードへ前記スイッチング エンジン経由で前記フローのパケットフォワーディングを前記スイッチングエ ージェントに実行するよう指示可能とすることを特徴としたスイッチングエー ジェント。 39.前記第一ノードが、前記複数のNICの最初の一つを経由して前記スイッチ ングエージェントと接続され、前記第二ノードが、前記スイッチングエージェ ントの別の一つのスイッチングエージェント、前記基本スイッチングユニット の一つの基本スイッチングユニット、スイッチゲートウェイユニット、ないし ホストから成るグループから選択され、前記第二ノードが、前記基本スイッチ ングユニットの前記スイッチングエンジンと連結されることを特徴とした請求 の範囲第38項に記載のスイッチングエージェント。 40.前記第一ノードが、前記スイッチングエージェントの別の一つのスイッチン グエージェント、前記基本スイッチングユニットの一つの基本スイッチングユ ニット、スイッチゲートウェイユニット、ないしホストから成るグループから 選択され、前記第二ノードが、前記複数のNICの最初の一つを経由して前記 スイッチングエージェントと接続され、前記コンピュータ読み取り可能プログ ラムコードにより、前記基本スイッチングユニットの前記コントローラが前記 スイッチングエージェントに対して前記スイッチングエンジンから受信した前 記フロー中の前記パケットをどう扱うかを指示できるようにすることを特徴と した請求の範囲第38項に記載のスイッチングエージェント。 41.前記スイッチングエンジンが、非同期転送モード(ATM)、フレームリレ ー、高速パケットスイッチング、10Mbpsイーサネット、100Mbps イーサネット、ギガビットイーサネットのいずれかの技術を利用することを特 徴とした請求の範囲第38項に記載のスイッチングエージェント。 42.前記複数のNICの内の少なくとも一つが、イーサネットのNICであるこ とを特徴とした請求の範囲第38項に記載のスイッチングエージェント。 43.前記複数のNICの内の少なくとも一つが、ATMのNICであることを特 徴とした請求の範囲第38項に記載のスイッチングエージェント。 44.前記コンピュータ読み取り可能プログラムコードが、前記コンピュータ上に インストールされた第一サブセットと、前記スイッチングエージェントのメモ リー上にインストールされた第二サブセットとを含み、前記両第一・第二サブ セットが、システム中の前記スイッチングエージェントと前記基本スイッチン グユニットとの間のコミュニケーションを可能にすることを特徴とした請求の 範囲第38項に記載のスイッチングエージェント。 45.前記スイッチングエージェントが、ローカルにフロークラシフィケーション 決定を下しかつリダイレクトメッセージ決定に応答する前記基本スイッチング ユニットに対しスレイブとして働くことを特徴とした請求の範囲第44項に記 載のスイッチングエージェント。 46.前記コンピュータ読み取り可能プログラムコードが、IFMP−Cプロトコ ルソフトウェアを有することを特徴とした請求の範囲第44項に記載のスイッ チングエージェント。
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