JP2002514675A - カロチン含有材料からのカロチン類の抽出方法 - Google Patents

カロチン含有材料からのカロチン類の抽出方法

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JP2002514675A JP2000548408A JP2000548408A JP2002514675A JP 2002514675 A JP2002514675 A JP 2002514675A JP 2000548408 A JP2000548408 A JP 2000548408A JP 2000548408 A JP2000548408 A JP 2000548408A JP 2002514675 A JP2002514675 A JP 2002514675A
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ペーター、ジークフリート
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ペーター、ジークフリート
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Abstract

(57)【要約】 カロチン含有材料、特に、生物学的起源の脂肪類および油類から、カロチン類を抽出する方法であって、アセトニトリル、N-メチルピロリドン、N,N-ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、N,N-ジメチルアセタミド、フルフロール、モルホリン、4-ホルミルモルホリン、4-アセチルモルホリン、4-メチルモルホリン、4-フェニルモルホリンからなる群より選択される少なくとも1を含む抽媒を用いて前記カロチン含有材料の抽出を提供する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カロチン含有材料、特に、生物学的起源の脂肪類および油類からカ
ロチン類を抽出する方法に関する。
【0002】 カロチンの例を通して本発明を説明するが、「カロチン類」の用語は、カロチ
ンの異性体だけでなく、カロチノイド類も包含するものである。
【0003】 IUPACによる定義に従えば、カロチノイド類は、共役二重結合を有し且つ3から
8(またはそれ以上)のイソプレン部分を含む脂肪族または脂環式構造の化学的
化合物である。
【0004】 カロチノイド類は、植物および動物にもっとも広範に存在している最も重要な
天然の有色物質群である。これらは脂溶性で窒素を含まない黄色ないし紫色の材
料であり、イソプレンの連続的な配列部分、従って共役二重結合の発色団的集積
が着色を与える。全てのカロチン類はポリエン類であるから、それらは濃硫酸中
で青い溶液の色を呈する。
【0005】 カロチンは、最も古くから知られているカロチノイドである。それは、H.ワッ
カンドラー(H. Wackenroder)によって最初にニンジンから単離された(1831年)
。約100年後の1931年に、クーン(Kuhn)は、天然に存在するカロチンは三つの異
性体で構成されることを発見し、これらをα-カロチン、β-カロチンおよびγ-
カロチンと命名した。ニンジンの未処理のカロチンにおいて、それらは約15%、
85%および0.1%で夫々含有されている。P.カッラー(P. Karrer)およびH. H.イ
ンホーフェン(H. H. Inhoffen)による最初のカロチン合成(1950)以来、カロチ
ノイド類の商業的合成の分野における急速な開発が始まった。
【0006】 三つの全てのカロチン異性体は、1つの分子末端における1つのβ-イオノン
構造と、9個の二重結合、および8個の分岐を含む同一の基本構造を有している。
それらは、他の分子末端の構造において異なるのみである。
【0007】 その起源に依存して、カロチンは構造異性のポリエン炭化水素C4056(全て
トランスのα-カロチン、全てトランスのβ-カロチン、全てトランスのγ-カロ
チン)の種々の混合物である。処理および出発原料に依存して、シス異性体もま
た生じ得る。
【0008】 カロチンはニンジンだけでなく、他の多くの植物、特にクロロフィルを伴う植
物に存在し、最も頻繁に存在する植物の着色物質の1つである。カロチンは植物
油の中に比較的高い濃度で存在する。そのカロチン含量はヤシ油において特に高
く、0.05〜0.2%である。
【0009】 粗カロチンは、ワックス状の粘稠度を有する暗銅色ないし朱色の結晶性粉末で
ある。その溶液の色は黄色ないしオレンジ色である。
【0010】 β-カロチンは、動物および植物に最も多く存在するカロチンである。それは
、深い紫色の柱状結晶(ベンゼン/メタノールから析出)または多面体結晶(石
油エーテルから析出)である。溶媒100 cm3当りのグラム数で表した19℃におけ
るその溶解度は、二硫化炭素中で5.5;ベンゼン中で0.35;石油エーテル中で0.1
;エタノール中で0.008である。それは光学的に負活性である。α-カロチンは深
い紫色の柱状結晶(ベンゼン/メタノールから)または多面体結晶(石油エーテ
ルから)を形成する。それは、光学的に活性であり、且つβ-カロチンよりも容
易に溶解する。γ-カロチンは暗赤色の柱状結晶(ベンゼン/メタノールから)
を形成する。それは光学的に不活性であり、またβ-カロチンよりも容易に溶解
する。
【0011】 カロチンは、以下の調製物の形態で販売される:真空アンプル中の結晶化β-
カロチン;約80%で技術的に結晶化したもの;約3%の粉末形態にあるカロチン
濃縮物;約0.3〜0.5%の植物油中のカロチン溶液。
【0012】 ポリエン炭化水素類であるカロチン類は、テトラヒドロフラン、二硫化炭素、
ベンゼン、クロロホルムおよび油中において良好な溶解性を示し、エーテルおよ
び石油エーテルには低溶解性を示す。全てのカロチン類は、水に不溶性である。
生物学的起源の脂肪類および油類において、それらの溶解度は典型的には2〜3%
である。殆ど全てのカロチン類は高い融点(例えば、β-カロチンは183℃)を有
する。それらは酸、酸素および光に対する露出に敏感である。
【0013】 当該カロチン類は抗酸化剤として、および天然の着色材料として、栄養学的技
術において重要である。それらは、主に脂肪類および油類を着色するために供給
され、またマーガリン、栄養剤、および医薬のビタミンを豊富にするために供給
され、更に若年動物の飼育における濃縮餌、アイスクリーム若しくはシャーベッ
ト、および乳製品に対する添加剤として供給される。
【0014】 カロチノイド類は炭化水素または炭化水素に緊密に関連した化合物であり、著
しく親油性である。(ポリエンアルコール型のカロチノイド類は、アルコールお
よびアセトンに良く溶解する)。全トランス型は、対応するシス化合物のように
良好には溶解しない。天然には、カロチノイド類は殆ど細胞の脂質粒子中の溶液
として存在し、この理由から、リポクローム着色剤と称されることもある。それ
らは、親油性溶媒の手段によってのみ乾燥細胞物質から抽出することができる。
栄養植物から製造される食物の脂肪小球中に豊富に含まれるというカロチノイド
類、例えばトマトのリコピンは、この親油性の特徴を有すことが明らかにされた
。H.V.オイラー(Euler)は、プロビタミンAであるカロチンの性質を示した(1928
年)。β-カロチンはビタミンAに関与しており、後者は、2分子の水の組み込み
を伴って、当該カロチンの中央のC=Cの二重結合の分裂により形成されると考
えられる。また、ビタミンAの生合成はこの方法により明らかにされた。少なく
とも動物生体は、殆どの場合において、カロチン、特にβ-カロチンをビタミン
Aに変換することが可能である。ビタミンA欠乏症が、カロチンを含有する食物
の摂取により、容易に治療可能であることは興味深い。
【0015】 大抵、当該カロチンを摂取するためには、天然材料を50℃以下の温度で乾燥し
、当該カロチンを親油性溶媒を用いて抽出する。一緒に溶解される付随物質は、
鹸化または凍結することの何れかにより分離される。結晶化した粗カロチン(75-
90%)またはオイルベースのカロチン濃度(1-20%)が得られる。異性体のうち、β-
カロチンのみが純粋に得られる。出発生産物は、高カロチン含量を有し、例えば
、ニンジン(1kgの乾燥物質当たり1gの粗カロチン)、粗ヤシ油(3g/kgまで)、カボ
チャ種子またはルツェルン(lucerne、アルファルファ)、ニセホウレンソウ若し
くはブロッコリ(Brassica)等の緑色植物等の何れかであり、これからは、カロチ
ン類の他にも、更に、キサントフィルまたはクロロフィルが得られる。
【0016】 乾燥植物からカロチン類を抽出するためには、石油エーテル、ナフサ、頻繁で
はないがベンゼン、脂肪油が使用され、或いはまた、赤色ヤシ油の場合にはトリ
クロロエチレンが使用される。ニンジンからそれらを採取するためには、アキニ
ンジン(Herbstmohren)が最適であり、これは少なくとも10mg%[mg/100ml]のカロ
チンを10-15%の乾燥物質に含んでいる。1つには、乾燥ニンジンから(乾燥加工
方法)、またはオートクレーブで加工した材料、および液圧での圧搾(湿潤加工法
)から始める。当該乾燥方法は、1000kgのニンジン当たり67gのカロチンの収量を
得られる。当該湿潤方法では、テトラヒドロフランで抽出が行われ、90-100gの
カロチン含量のニンジン1000kg当たりで62-72gのカロチン収量が提供される。
【0017】 油ヤシの最も重要な栽培域は、アフリカ、インドネシア、マレーシアおよびブ
ラジルである。それらの起源および新鮮さの状態に依存して、ヤシ油は、透明黄
色(主としてα-カロチン)、赤色(リコピン)、橙色(主としてβ-カロチン)または
赤褐色(クロロフィルの存在)の色を呈する。一般的に、粗油は、アルカリで低水
石鹸に加工され、これから、当該カロチノイド類が、ベンゼン、トリクロロエチ
レンまたは石油エーテルにより抽出される。収率は、当該油の総カロチノイド類
の約80-90%である。1000gのヤシ油から、1つには、約3-4kgのカロチン抽出物が
得られる(20%のカロチン、6.5%のリコピンおよび6%の揮発油を含有する)。
【0018】 当該グリセリドの鹸化と、それに続く親油性溶媒での当該石鹸からの当該カロ
チン類の抽出の方法による、油および脂肪中に存在する当該カロチン類の回収は
、高価な方法である。その上、化学的に修飾されることなく、食物分野に回すよ
うな脂肪類および油類からのカロチン類は、この方法では入手できない。
【0019】 DE-A-195 31 245 は、酢酸エチルおよび/または酢酸ブチルおよび3から25wt.
%の生物学的起源油を含有する液体有機抽出混合物の手段により、酢酸エチルお
よび/または酢酸ブチルに関連して、40から125℃の間の温度で、固体の生物学
的材料からカロチン、特にβ-カロチンを抽出する方法を開示する。
【0020】 DE-A-44 29 506 は、高密ガスの手段による天然出発物質からのカロチノイド
類の抽出方法であって、当該前乾燥天然出発物質が、高密プロパンおよび/また
は高密ブタンにより、任意に有機添加溶剤の存在下で、20から100℃の間の温度
で、且つ10から200barの圧力で抽出される方法を開示する。
【0021】 EP-A-0 455 425 は、着色剤の濃縮物の製造方法であって、カロチンのような
前記天然着色剤の濃縮物が、有機媒体から、特にヤシ油から、当該油を揮発溶媒
と共に、ゲル透過クロマトグラフィに供する工程により製造する方法を開示する
【0022】 EP-A-0 242 148 は、カロチン含有濃縮物をクロマトグラフィーにより精製す
る方法であって、カロチン含有濃縮物を含有する液体が充填剤に送られ、該充填
剤で該濃縮物を吸収し、続いて当該カロチン成分を溶離し、溶離液を当該充填剤
に対して供給することにより回収する方法を開示する。
【0023】 EP-A-0 239 949 は、カロチノイド類の粉末最終分離調製物の製造方法であっ
て、当該カロチノイドが本質的に0.5μm未満の粒子サイズを有し、揮発性で水
相溶性の有機溶媒中に50から240℃の間の温度で、大気圧下または超大気圧下(su
peratmospheric)で10秒未満で当該カロチノイドを溶解すること、および当該溶
解したカロチノイドを0から50℃でミルクと迅速混合することによりコロイド状
の分散形態に析出することを具備する方法を開示する。
【0024】 WO-A-98/03480 は、天然起源から得た粗結晶調製物から高純度のβ-カロチン
結晶を回収する方法を開示する。不純物を除去するために、当該粗結晶をβ-カ
ロチン低溶解性の溶媒中で撹拌し、その後、当該結晶を濾取し、新鮮な溶媒を用
いて洗浄する。この方法を使用して、天然結晶性β-カロチン調製物を非常に高
純度で採取する。
【0025】 WO-A-96/29306 は、天然脂肪類または油類、特にヤシ油からカロチンを回収す
る方法であって、当該天然脂肪類または油類は、従来技術の手法において触媒と
しての4までのC鎖長を有するアルカノールにより脂肪アルキルエステルおよびグ
リセリンに変換されれる方法である。当該反応混合物の当該エステル相を蒸留に
供して当該脂肪酸アルキルエステルを分離する。第二工程において得られた当該
蒸留残渣を鹸化し、第三工程において得られた当該産物からカロチンを抽出し、
当該抽出相を蒸発により濃縮する。少なくとも約80%の収率が得られる。同時に
、脂肪酸アルキルエステルが更なる脂肪アルコールへの加工に提供される。
【0026】 JP-A-09048927 、即ち日本の特許要旨は、カロチノイド色素を含有する材料か
ら本来の特有の臭いと夾雑物とを除去することによって、食品、医薬品、準医薬
品および化粧品のために使用される高品質で無臭のカロチノイド色素を提供する
方法であって、1%以上のカロチノイドを含有する原料を水可溶性有機溶媒と、
続いて脂肪溶解性有機溶媒と混合すること、または脂肪溶解性有機溶媒と、続い
て当該材料を水可溶性有機溶媒と混合することによって精製カロチノイド色素を
得る方法を開示する。
【0027】 カロチン含有材料、特に生物学的起源の脂肪類および油類から直接的に抽出す
ることにより、カロチン類を採取するための方法が探索された。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主題は、カロチン含有材料からカロチン類を抽出する方法であって、
アセトニトリル、N-メチルピロリドン(NMP)、N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)、
テトラヒドロフラン、N,N-ジメチルアセトアミド、フルフロール、モルホリン、
4-ホルミルモルホリン、4-アセチルモルホリン、4-メチルモルホリン(NMM)、4-
フェニルモルホリンからなる群より選択される少なくとも1を含有する抽媒でカ
ロチン含有材料を抽出して、2液体相を形成することと[その1相がカロチン枯渇
ラフィネート相であり他の1相がカロチンエンリッチ抽出相である];並びに当
該2つの液相を分離することとを具備する方法である。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明の方法が適用可能であり、且つ経済的に興味深い含量でカロチノイド類
を含有したカロチン含有材料、特に生物学的起源の脂質類および油類が多く存在
する。ヤシ油はこの含量において特に好ましい。明記すべき更なる例は以下を含
む:ダイズ油、ナタネ油、トウモロコシ油、タイマ油、ヒマワリ油、オリーブ油
、アマニ油、ビート油、ヒマシ油、ゴマ油、ココアバター、コメ胚芽油、綿実油
、ブドウ種油、コムギ胚芽油、ヤシ種油、ココナッツ油、ピーナッツ油、ベニバ
ナ油およびその混合物。
【0030】 本発明の抽出は、好ましくは向流において実施される。これにより、分配係数
の小さな相違でさえも活かすことが可能になる。
【0031】 当該ラフィネート相および/または当該抽出相において溶解された抽出物は、
水による液体-液体抽出により(脂肪または油の融点以上であるが、室温と50℃の
間が好ましい)取り出すことが可能である。非常に高い分配係数の結果として、
これによって水溶液中に高濃度の抽出物が得られる。精留によって、水と抽出物
が夫々分離される。当該回収された抽出物を再循環してもよい。
【0032】 当該抽出物に関する当該ラフィネート相および/または抽出相の精製のもう1
つの可能性は、好ましくは減圧下において、窒素、蒸気(蒸気蒸留)またはメタノ
ール蒸気、エタノール蒸気およびイソプロパノール蒸気の中から選択されるアル
コール蒸気を用いたストリッピングによるラフィネート相および/または抽出相
から抽出物を取り出すことを具備する。
【0033】 更に、当該抽出物は、二酸化炭素、プロパン、プロペン、ブタンおよびその混
合物よりなる群から選択される高密ガスで、好ましくは近臨界条件下における抽
出により当該ラフィネート相および/または抽出相から取り出される。例として
、4-ホルミルモルホリンは、70℃および120barで、二酸化炭素中において9wt.%
の濃度で可溶性である。
【0034】 近臨界条件、即ち、本発明の骨組みにおいて、好ましくは約0.7から約1.3の換
算温度を具備する。「換算温度」の語は、等式Tr=T/Tにより限定される
[ここで、Trは、換算温度であり、Tは実際の運転温度であり、Tcは夫々のガス
の臨界温度である]。TおよびTcの単位はケルビン[K]である。従って、Trは単位
を持たない。例えば、ブタンは、室温で約0.69の換算温度を示す。
【0035】 当該抽出相に豊富なカロチンは、前記抽出相から結晶化および濾過により回収
される。純粋なカロチン類は激しい重合反応を受ける傾向があるので、油湿潤で
ある限りは、好ましくは、フィルターにより濾取されたカロチ類ンが商品化され
る。しかしながら、このように回収されたカロチン類は、また、通常の方法で精
製されてもよく、真空アンプル中に密閉されてもよい。当該残留するカロチン飽
和油は、そのように商品化されてもよい。或いは、また本油は再利用されてもよ
い。
【0036】 例えば、ジメチルホルムアミド、4-ホルミルモルホリン等の種々の抽媒は、補
助剤の添加なしに、殆どの油類および脂肪類との2相系を形成する。
【0037】 所望すれば、ほぼ2相状態に移行するために、水、好ましくは完全に水相溶性
のアルカノール、好ましくはメタノールの少量を当該抽媒に加える。
【0038】 当該中媒および当該カロチン含有油または脂肪の当該系における2相状態を確
立するためのもう1つの選択可能な手段は、高圧下における当該混合物への二酸
化炭素、プロパン、プロペンまたはブタンの添加を具備する。この中で、圧力お
よび温度が、ガス部分と溶媒との二成分系を単相、即ち、超臨界となるように選
択される。
【0039】 抽媒および油の当該相互溶解性を低減するための第三の方法は、例えば、プロ
パン、ブタン、ヘプタンまたは石油エーテル等のアルカンを当該油に対して添加
することである。例えば、ジメチルホルムアミドおよび4-ホルミルモルホリンは
、脂肪族炭水化物類およびグリセロールトリエステル類の例外を含むが、殆どの
有機溶媒と相溶性である。
【0040】 粘液性物質、固体および脂肪酸は、好ましくは、デガミング、濾過および脱酸
、並びにこれらの前処理の組合せにより最大推定量で取り出される。また、酸素
は、前もって適切に除去されるべきである。
【0041】 生物学的起源の脂肪または油は、任意に、当該抽出に先駆けて、メタノール、
エタノール、エタノール/水、イソプロパノール、イソプロパノール/水および
その混合物の中から選択された溶媒を用いて予備的な抽出に供することが可能で
ある。しかしながら、これは、本発明の当該抽出の前もって必要な条件ではない
【0042】 本発明の当該抽出のための抽媒として、N-メチルピロリドンとメタノールの混
合物、好ましくは30-70wt.%のメタノール、特に40-60wt.%のメタノールを含有す
る混合物、または4-メチルモルホリンと水の混合物、好ましくは、3-20wt.%の水
、特に、5-15wt.%の水を含有する混合物が良好に適切であることが明らかなった
【0043】 本発明のために特に良好に適切な抽媒は、4-ホルミルモルホリン、および4-ホ
ルミルモルホリンとメタノール、好ましくは、5-30wt.%のメタノール、特に5-10
wt.%のメタノールを含有する混合物である。
【0044】 本発明の抽出は、好ましくは約20から約120℃の範囲、特に約40から80℃の範
囲の温度で行われる。1つの適切な例は、夫々、脂肪または油の融点以上で成し
遂げられる。
【0045】 当該方法についての例を以下に記載するが、それらによって当該請求の範囲が
限定されるものではない。百分率およびppm表示は重量に関する。
【0046】
【実施例】
例1 320ppmのカロチンおよび4.4wt.%の遊離脂肪酸を含有する100gのヤシ油を、50g
のN-メチルピロリドンおよび50gのメタノールと、容器内で60℃で撹拌すること
によって完全に混合した。当該混合工程の中断と、当該2つの液相の分離に続い
て、サンプルが何れかの相から採取され分析された。該抽媒を差し引いた該ラフ
ィネート相(即ち、オイルリッチ相)は、2.9wt.%の遊離脂肪酸と300ppmのカロチ
ンを含有していた。該抽媒を差し引いた抽出相は、8.6wt。%の遊離脂肪酸と370pp
mのカロチンを含んでいた。
【0047】 例2 380ppmのカロチンと4.1wt.%の遊離脂肪酸とを含む100gのヤシ油を、87.5gの4-
メチルモルホリンおよび12.5gの水と、容器内で60℃で15分間に亘り撹拌するこ
とによって完全に混合した。当該混合工程の中断に続いて、当該2つの液相の分
離が生じさせ、次に、サンプルが何れかの相から採取され分析された。該抽媒を
差し引いた該ラフィネート相は、3.6wt.%の遊離脂肪酸と360ppmのカロチンを含
有した。該抽媒を差し引いた抽出相は、65wt。%の遊離脂肪酸と、約35wt.%のグリ
セリドと1030ppmのカロチンを含有した。抽出相の量は、2.8gに達し、これは当
該抽媒の負荷容量の約3wt.%に相当する。
【0048】 例3 含有量0.28wt.%の残留遊離脂肪酸と、含有量420ppmのカロチンとを含有する10
0gの脱酸ヤシ油を、12.5gの水および87.5gの4-メチルモルホリンと、容器内で60
℃で撹拌することによって完全に混合した。当該混合工程の中断に続き、当該2
つの液相の分離を生じさせ、次に、サンプルを両相から採取して分析した。当該
抽出物を差し引いたラフィネート相は、0.11wt.%の遊離脂肪酸と361ppmのカロチ
ンとを含有した。該抽媒を差し引いた抽出相は、約71.3wt.%の中性油(グリセリ
ド類)、約27.6wt.%の遊離脂肪酸および1150ppmのカロチンを含有した。
【0049】 例4 含有量0.47wt.%の残留遊離脂肪酸と、含有量290ppmのカロチンとを含む100gの
脱酸ヤシ油を、6gの水および94gの4-メチルモルホリンと、容器内で60℃で撹拌
することによって完全に混合した。当該混合工程の中断に続き、当該2つの液相
の分離を生じさせ、次に、サンプルを両相から採取して分析した。当該抽出物を
差し引いたラフィネート相は、0.36wt.%の遊離脂肪酸と280ppmのカロチンを含有
した。該抽媒を差し引いた抽出相は、約96.8wt.%の中性油、3.2wt.%の遊離脂肪
酸および480ppmのカロチンを含有した。
【0050】 例5 含有量420ppmのカロチンと、含有量290ppmのトコフェロールと、含有量590ppm
のトコトリエノールと、および含有量0.1wt.%の遊離脂肪酸とを含有する200gの
脱酸ヤシ油を、200gのメタノールと撹拌することによって混合した。当該混合工
程と当該2つの液相の分離に続いて、共存相を生じさせ、サンプルを何れかの相
から採取して分析した。当該メタノールを差し引いたオイルリッチラフィネート
相には、416ppmのカロチン、0.03wt.%の遊離脂肪酸、10ppmのトコフェロール、2
5ppmのトコトリエノールおよび10ppmのステロールが中性油に溶解されて含有さ
れた。当該メタノールを差し引いた抽出相には、1wt.%の遊離脂肪酸、173ppmの
カロチン、530ppmのトコフェロール、1500ppmのトコトリエノールおよび1300ppm
のステロールが中性油に溶解されて含有された。
【0051】 100gの当該ラフィネート相を、100gの4-ホルミルモルホリンと、撹拌すること
によって完全に混合した。当該混合工程と当該2つの液相の分離の中断に続き、
共存相を生じさせ、サンプルを何れかの相から採取して分析した。当該抽媒を差
し引いたオイルリッチラフィネート相は、320ppmのカロチンと0.01wt.%の遊離脂
肪酸を含有した。トコフェロールとステロールがほんの僅かに存在した。当該抽
出相には、1500ppmのカロチン、0.07wt.%の遊離脂肪酸、30ppmのトコフェロール
、90mmのトコトリエノールおよび30ppmのステロールが中性油に溶解されて含有
された。
【0052】 例6 420ppmのカロチン、4.0wt.%の遊離脂肪酸および約96wt.%のグリセリドを含有
する100gのヤシ油を、100gの4-ホルミルモルホリンと50℃で撹拌することによっ
て混合した。当該混合の中断に続いて、該2つの液相の完全な分離を生じさせ、
サンプルを両方の共在相から採取し、その組成物を分析した。当該抽媒を差し引
いた当該オイルリッチラフィネート相は、約97wt.%のグリセリド、3.0wt.%の遊
離脂肪酸および390ppmのカロチンを含有した。該抽媒を差し引いた4-ホルミルモ
ルホリンに富む当該抽出相は、1600ppmのカロチン、約68wt.%のグリセリドおよ
び約32wt.%の遊離脂肪酸を含有した。当該遊離脂肪酸の含有量を除いて、当該中
性油の含有量は2350ppmであった。
【0053】 例7 280ppmのカロチンと0.28wt.%の遊離脂肪酸を含有する100gの脱酸ヤシ油を、10
0gのジメチルホルムアミドと60℃で撹拌することによって混合した。当該混合工
程の中断に続き、当該2つの液相の分離が生じさせ、次に、サンプルを当該2つ
の共存相から得た。分析によって、抽媒を差し引いた当該2つの液相の以下のよ
うな組成が明らかになった:a)ラフィネート相:200ppmのカロチン、約99.8wt
.%のグリセリド、0.2wt.%の遊離脂肪酸;b)抽出相:950ppmのカロチン、約90.
5wt.%のグリセリドおよび9.5wt.%の遊離脂肪酸。
【0054】 例8 95.52wt.%の中性油、4.34wt.%の遊離脂肪酸、0.02wt.%のα-トコフェロール、
0.02wt.%のα-トコトリエノール、0.04wt.%のγ-トコトリエノール、0.01wt.%の
δ-トコトリエノール、0.01wt。%のスチグマステロール、0.03wt.%のシトステロ
ールおよび430ppmカロチンを含有する200gのヤシ油を、200gの4-ホルミルモルホ
リンおよび10gのヘプタンと90℃で混合した。当該混合工程の中断と形成された
当該2液相の分離に続いて、サンプルを何れかの相から採取して分析した。当抽
媒の負荷容量は2.7wt.%に達する。抽媒を差し引いた当該ラフィネート相は、96.
98wt.%の中性油、2.90wt.%の遊離脂肪酸、0.02wt.%のα-トコフェロール、0.02w
t.%のα-トコトリエノール、0.03wt.%のγ-トコトリエノール、0.01wt.%のδ-ト
コトリエノール、0.01wt.%のスチグマステロール、0.02wt.%のシトステロールお
よび380ppmのカロチンを含有した。当該抽出相は、72.75wt.%の中性油、26.60wt
。%の遊離脂肪酸、0.07wt.%のα-トコフェロール、0.08wt.%のα-トコトリエノー
ル、0.26wt.%のγ-トコトリエノール、0.08wt.%のδ-トコトリエノール、0.05wt
.%のスチグマステロール、0.11wt.%のシトステロールおよび940ppmのカロチンを
含有した。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年12月28日(1999.12.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 バイトナー、エックハルト ドイツ連邦共和国、デー − 91056 エ アランゲン、アム・ドルフバイハー 9 Fターム(参考) 4H006 AA02 AD16 AD17 AD18 BB11 BB14 BB17 BB21 BB23 BB24 BB25 BC51 BC52 UA00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カロチン含有材料からカロチン類を抽出する方法であって、
    アセトニトリル、N-メチルピロリドン、N,N-ジメチルホルムアミド、テトラヒド
    ロフラン、N,N-ジメチルアセタミド、フルフロール、モルホリン、4-ホルミルモ
    ルホリン、4-アセチルモルホリン、4-メチルモルホリン、4-フェニルモルホリン
    からなる群より選択される少なくとも1を含有する抽媒でカロチン含有材料を抽
    出して、2つの液相を形成することと[その1相はカロチン枯渇ラフィネート相
    であり、および他相は、カロチンエンリッチ抽出相である];並びに当該2つの
    液相を分離することとを具備する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、前記カロチン含有材料が、
    ヤシ油、ダイズ油、ナタネ油、トウモロコシ油、タイマ油、ヒマワリ油、オリー
    ブ油、アマニ油、ビート油、ヒマシ油、ゴマ油、ココアバター、コメ胚芽油、綿
    実油、ブドウ種油、コムギ胚芽油、ヤシ種油、ココナッツ油、ピーナッツ油、ベ
    ニバナ油およびその混合物からなる生物学的起源の脂肪類および油類の中から選
    択される方法。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の何れか1項に記載の方法であって、前記
    抽出が向流において実施される方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3の何れか1項に記載の方法であって、該抽媒
    が、水との液体−液体抽出により前記ラフィネート相と抽出相の少なくとも1か
    ら取り出される方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から3の何れか1項に記載の方法であって、該抽媒
    が、窒素、水蒸気またはメタノール、エタノールおよびイソプロパノール、並び
    にその混合物からなる群より選択されるアルコールの蒸気でストリッピングする
    ことにより前記ラフィネート相と抽出相の少なくとも1から、好ましくは減圧下
    で取り出される方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または3の何れか1項に記載の方法であって、該抽
    媒が、二酸化炭素、プロパン、プロペン、ブタンおよびその混合物からなる群よ
    り選択される高密度ガスでの抽出によって、好ましくは近臨界条件下で前記ラフ
    ィネート相と抽出相の少なくとも1から取り出される方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6の何れか1項に記載の方法であって、該カロ
    チン類が、結晶化と濾過により前記抽出相から回収される方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から7の何れか1項に記載の方法であって、抽出に
    先行して、該カロチン含有材料が、デガミング、濾過、脱酸およびその組合せの
    中から選択される前処理に供される方法。
  9. 【請求項9】 請求項1から8の何れか1項に記載の方法であって、該抽媒
    がN-メチルピロリドンおよびメタノールの混合物である方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の方法であって、前記混合物が、30から70
    wt.%のメタノール、好ましくは40から60wt.%のメタノールを含有する方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から8の何れか1項に記載の方法であって、該抽
    媒が、4-メチルモルホリンと水の混合物である方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法であって、前記混合物が3から20w
    t.%の水、好ましくは5から15wt.%の水を含有する方法。
  13. 【請求項13】 請求項1から8の何れか1項に記載の方法であって、該抽
    媒が4-ホルミルモルホリンとメタノールの混合物である方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の方法であって、前記混合物が、5から3
    0wt.%のメタノール、好ましくは5から10wt.%のメタノールを含有する方法。
  15. 【請求項15】 請求項1から14の何れか1項に記載の方法であって、該
    抽媒が、約20から約120℃の範囲内、好ましくは約40から約80℃の範囲内の温度
    で行われる方法。
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