JP2002514171A - クラリスロマイシンの結晶形態iiの製造 - Google Patents

クラリスロマイシンの結晶形態iiの製造

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エリスロマイシンAを6−O−メチルエリスロマインAに変換し、6−O−メチルエリスロマイシンAを、多数の一般的有機溶媒または一般的有機溶媒の混合物で処理することを含んで成る、6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形態IIの製造方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 クラリスロマイシンの結晶形態IIの製造 本出願は、1996年7月29日出願の係属中の米国出願第08/68169 5号の一部継続出願である。 技術分野 本発明は、治療的有効性を有する化合物およびその製造方法に関する。本発明 は特に、6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形態IIの直接単離の方法に関 する。 発明の背景 6−O−メチルエリスロマイシンA(クラリスロマイシン、BIAXIN)は 、グラム陽性細菌、いくつかのグラム陰性細菌、嫌気性細菌、Mycoplas ma、およびChlamidiaに対して優れた抗細菌活性を示す、式: 6−O−メチルエリスロマイシンA で示される半合成マクロライド抗生物質である。それは酸性条件下において安定 であり、経口投与した場合に有効である。クラリスロマイシンは、子供および成 人における上部気管の治療に有効である。 図面の簡単な説明 図1a、1bおよび1cは独立に、6−O−メチルエリスロマイシンA形態I の粉末X線回折スペクトル、赤外スペクトル、および示差走査熱量計(DSC) のサーモグラムを示す。 図2a、2bおよび2cはそれぞれ、6−O−メチルエリスロマイシンA形態 IIの粉末X線回折スペクトル、赤外スペクトル、および示差走査熱量計(DS C)のサーモグラムを示す。 発明の要旨 6−O−メチルエリスロマイシンAが、識別のために「形態I」および「形態 II」と称される少なくとも2種の結晶形態で存在しうることを我々は見い出し た。これらの結晶形は、それらの赤外スペクトル、示差走査熱量計サーモグラム 、および粉末X線回折パターンによって識別される。我々の研究室での調査にお いて、6−O−メチルエリスロマイシンAが、エタノール、テトラヒドロフラン 、酢酸イソプロピル、およびイソプ ロパノール、またはエタノール、テトラヒドロフラン、酢酸イソプロピル、また はイソプロパノールと他の一般的有機溶媒との混合物から再結晶された場合に、 これまでに同定されていない形態I結晶が限定的に形成されることが明らかにな った。6−O−メチルエリスロマイシンA形態Iは、同日の1996年7月29 日に出願の同時係属中の米国出願第08/681723号に開示されている。 現在市販されている薬剤は、熱力学的により安定な形態IIから製剤化されて いる。従って、現在市販されている薬剤の製造は、形態I結晶から形態IIへの 変換を必要とする。これは一般に、形態I結晶を80℃より高い温度において真 空下で加熱することによって行われる。従って、高温処理を必要としない6−O −メチルエリスロマイシンA形態IIの製造方法は、実質的に処理コストを節減 させることになる。 エタノール、テトラヒドロフラン、イソプロパノール、または酢酸イソプロピ ルからの再結晶は、形態I結晶を限定的に形成させるが、6−O−メチルエリス ロマイシンA形態IIを、多くの他の一般的有機溶媒、または一般的有機溶媒の 混合物を使用することによって直接的に単離することができ、それによ って追加的な変換段階を省くことができる。 従って、本発明は、 (a) エリスロマイシンAを6−O−メチルエリスロマイシンAに変換し; (b) 段階(a)において製造された6−O−メチルエリスロマイシンAを 、(i)炭素原子1〜5個のアルカノール、但し、該アルカノールがエタノール またはイソプロパノールではないことを条件とする、(ii)炭素原子5〜12 個の炭化水素、(iii)炭素原子3〜12個のケトン、(iv)炭素原子3〜 12涸のカルボキシルエステル、但し、該カルボキシルエステルが酢酸イソプロ ピルではないことを条件とする、(v)炭素原子4〜10個のエーテル、(vi )ベンゼン、(vii)炭素原子1〜4個のアルキル、炭素原子1〜4個のアル コキシ、ニトロ、およびハロゲンから成る群から選択される1つまたはそれ以上 の置換基で置換されたベンゼン、(viii)極性非プロトン溶媒、(ix)式 HNR12[式中、R1およびR2はそれぞれ、水素および炭素原子1〜4個のア ルキルから選択され、但し、R1およびR2の両方が水素でないことを条件とする 。]で示される化合物、(x)水、ならびに水混和性 有機溶媒および水混和性アルカノールから成る群から選択される第二溶媒、(x i)メタノール、ならびに炭素原子5〜12個の炭化水素、炭素原子2〜5個の アルカノール、炭素原子3〜12個のケトン、炭素原子3〜12個のカルボキシ ルエステル、炭素原子4〜10個のエーテル、ベンゼン、および炭素原子1〜4 個のアルキル、炭素原子1〜4個のアルコキシ、ニトロ、およびハロゲンから成 る群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で置換されたベンゼンから成る 群から選択される第二溶媒、および(xii)炭素原子5〜12個の炭化水素、 ならびに炭素原子3〜12個のケトン、炭素原子3〜12個のカルボキシルエス テル、炭素原子4〜10個のエーテル、ベンゼン、炭素原子1〜4個のアルキル 、炭素原子1〜4個のアルコキシ、ニトロ、およびハロゲンから成る群から選択 される1つまたはそれ以上の置換基で置換されたベンゼン、および極性非プロト ン溶媒から成る群から選択される第二溶媒、から成る群から選択される溶媒で処 理し;および (c) 6−O−メチルエリスロマイシンA形態II結晶を単離する; ことを含んで成る6−O−メチルエリスロマイシンA形態II の製造方法を提供する。詳細な説明 6−O−メチルエリスロマイシンAが、エリスロマイシンAの6−ヒドロキシ 基のメチル化によって製造される。しかし、6位の他に、エリスロマイシンAは 、11、12、2’および4”位にヒドロキシ基、および3’位に窒素を有し、 それらが全てアルキル化剤と潜在的に反応性である。従って、6−ヒドロキシ基 のアルキル化の前に、種々の反応性官能基を保護する必要がある。代表的な6− O−メチルエリスロマイシンAの製造が、米国特許第4331803号、第46 70549号、第4672109号および第4990602号、ならびに欧州特 許明細書第260938B1号に開示されており、これらは参照により本発明に 取り込まれる。保護基の最終除去に続き、6−O−メチルエリスロマイシンAが 、固形物、半固形物、または脱保護反応からの残留溶媒、無機塩および他の不純 物を含有するシロップとして存在する。6−O−メチルエリスロマイシンA形態 IIを、前記の溶媒系を使用して、シロップまたは半固形物から直接的に結晶化 することができる。あるいは、粗反応生成物が凝固する場合、該固形物を、前記 の溶媒系のいずれ かから再結晶することができる。純粋6−O−メチルエリスロマイシンA形態I Iも、形態I、または形態Iと形態IIとの混合物を、前記の溶媒系のいずれか から再結晶することによって得ることができる。本明細書において使用される「 6−O−メチルエリスロマイシンA」という用語は、純粋または混合物形態の6 −O−メチルエリスロマイシンA形態IまたはIIを意味する。 「処理」という用語は、前記に規定された6−O−メチルエリスロマイシンA を、前記溶媒系のいずれかから結晶化または再結晶することを意味する。 本明細書において使用される「炭化水素」という用語は、式Cn2n+2で示さ れる直鎖または分岐アルカンを意味する。6−O−メチルエリスロマイシンA形 態II結晶の単離において使用するのに好適な炭化水素は、ヘキサン、ヘプタン 、オクタン等を包含する。 「アルキル」という用語は、1つの水素原子の除去によって直鎖または分岐鎖 飽和炭化水素から誘導される一価の基を意味する。アルキル基は、メチル、エチ ル、n−およびイソ−プロピル、n−、sec−、イソ−およびtert−ブチ ル等によ って例示される。 「ケトン」という用語は、RC(O)R’[式中、RおよびR’は直鎖または 分岐アルキルである。]で示される溶媒を意味する。6−O−メチルエリスロマ イシンA形態II結晶の単離において使用するのに好適なケトンは、アセトン、 メチルエチルケトン、2−および3−ペンタノン等を包含する。 「カルボキシルエステル」という用語は、式RCO2R’[式中、RおよびR ’は直鎖または分岐アルキルである。]で示される溶媒を意味する。6−O−メ チルエリスロマイシンA形態II結晶の単離において使用するのに好適なカルボ キシルエステルは、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソブチル等を包含する。 「エーテル」という用語は、式ROR’[式中、RおよびR’は直鎖または分 岐アルキルである。]で示される溶媒を意味する。6−O−メチルエリスロマイ シンA形態II結晶の単離において使用するのに好適なエーテルは、エチルエー テル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル等を包含する 。 「極性非プロトン溶媒」という用語は、ヒドロキシ基を有さ ないが、比較的高い双極子モーメントを有する溶媒を意味する。6−O−メチル エリスロマイシンA形態II結晶の単離において使用するのに好適な極性非プロ トン溶媒は、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメ チルスルホキシド(DMSO)、1,1−ジメトキシエタン(DME)、ヘキサ メチルホスホリックトリアミド(HMPA)等を包含する。 「水混和性有機溶媒」という用語は、実質的に水と混和性の有機溶媒を意味す る。6−O−メチルエリスロマイシンA形態II結晶の水混和性有機溶媒−水混 合物からの単離において使用するのに好適な水混和性有機溶媒の例は、アセトン 、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホ キシド(DMSO)、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジ エチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル(グリム)(glyme )、およびジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)(diglym e)を包含する。 「アルカノール」という用語は、1つまたはそれ以上のヒドロキシ基で置換さ れた前記に規定された炭化水素を意味する。代表的なアルカノールは、メタノー ル、プロパノール、イソプ ロパノール、ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール等を包含する。 「水混和性アルカノール」という用語は、実質的に水と混和性である前記に規 定されたアルカノールを意味する。6−O−メチルエリスロマイシンA形態II 結晶の水混和性アルカノール−水混合物からの単離において使用するのに好適な 水混和性アルカノールの例は、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプ ロパノール、ブタノール、イソブタノールおよびtert−ブタノールを包含す る。 6−O−メチルエリスロマイシンAは、種々の合成経路によって、エリスロマ イシンAから製造される。1つの方法においては、エリスロマイシンAが、2’ −O−3’−N−ビス(ベンジルオキシカルボニル)−N−ジメチルエリスロマ イシンA(I) に変換される。次に、6−ヒドロキシ基を、ブロモメタンまたはヨードメタンの ようなアルキル化剤および塩基との反応によってメチル化する。触媒水素添加に よるベンゾイル基の除去、および3’N−の還元メチル化によって、6−O−メ チルエリスロマイシンAを生成する。米国特許第4331803号を参照。 他の合成経路は、6−O−メチルエリスロマイシンA−9−オキシムのメチル 化に関わる。6−O−メチルエリスロマイシンA−9−オキシムが、塩基の存在 下におけるエリスロマイシンAとヒドロキシルアミン塩酸塩との反応のような当 分野で既知の方法によって、または米国特許第5274085号に記載のような 、酸の存在下におけるヒドロキシルアミンとの反応によって製造される。該オキ シムとRX[式中、Rはアリルまたはベンジルであり、Xはハロゲンである。] との反応によって、2’−O,3’−N−ジアリルまたはジベンジルエリスロマ イシンA−9−O−アリルまたはベンジルオキシムハライドが生成される。前記 のようなこの第四級塩のメチル化、それに続くR基の除去および脱オキシムによ って、6−O−メチルエリスロマイシンAが生成される。米国特許第46705 49号を参 照。 式II: [式中、Rはアルキル、アルケニル、置換または非置換ベンジル、オキシアルキ ル、または置換フェニルチオアルキルであり、R2はベンゾイルであり、R3はメ チルまたはベンゾイルである。]で示される6−O−メチルエリスロマイシンA −オキシム誘導体のメチル化、それに続く脱保護、脱オキシム、およびR3がベ ンゾイルである場合の還元的メチル化によって、6−O−メチルエリスロマイシ ンAが生成される。米国特許第4672109号を参照。 6−O−メチルエリスロマイシンAの特に有効な製造法は、式III:[式中、R1は、アルケニル、置換または非置換ベンジル、またはアルコキシア ルキルであり、R2は、置換シリルであり、R3は、R2またはHである。]で示 されるオキシム誘導体のメチル化に関わる。次に、保護基の除去および脱オキシ ムを、酸での処理によって単一段階で行って、6−O−メチルエリスロマイシン Aを生成する。欧州特許明細書260938B1号および米国特許第49906 02号を参照。 6−O−メチルエリスロマイシンAの好ましい経路が、反応式1に略図で示さ れている。Streptomyces erythreusの発酵によって製造 されるエリスロマイシンAをオキシム化して、R1がアルコキシアルキルのオキ シム4を得る。基R1は、エリスロマイシンAと置換ヒドロキシルアミンR1ON H2との反応、または塩基の存在下におけるヒドロキシルアミン塩酸塩または酸 の存在下におけるヒドロキシルアミ ンと、エリスロマイシンAとの反応、それに続くR1Xとの反応によって導入す ることができる。次に、R2またはR3が同じである場合は、2つのヒドロキシ基 を同時に保護し、R2およびR3が異なる場合は逐次的に保護する。特に有用な保 護基は、トリメチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチ ルジフェニルシリル等のような置換シリル基である。次に、保護基を除去し、化 合物を脱オキシムして、6−O−メチルエリスロマイシンAを生成する。脱保護 /脱オキシムの順序は重要ではない。保護基が置換シリルである場合は、脱保護 および脱オキシムを、酸での処理によって、例えば蟻酸または亜硫酸水素ナトリ ウムを用いて、単一段階で行うことができる。米国特許第4990602号を参 照。 反応式1 前記のように製造される6−O−メチルエリスロマイシンAを、所望の溶媒に 懸濁し、溶媒の還流温度付近に加熱する。次に、加熱を継続し、固形物のほとん どが溶解するのに充分な時間、一般に約10分〜2時間、懸濁液を攪拌する。次 に、懸濁液を熱間濾過する。必要であれば、濾液を溶媒の還流温度かまたは還流 温度付近に加熱して、明澄な溶液を形成する。次に、濾液を周囲温度にゆっくり 冷まし、任意に氷水浴でさらに冷却してもよい。本明細書の目的のために、周囲 温度とは約20℃〜約25℃である。6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形 態IIを、濾過によって単離し、周囲温度〜約50℃の温度および水銀約2イン チ〜気圧の圧力下において真空炉中で乾燥して、残留溶媒を除去する。 6−O−メチルエリスロマイシンAを、水混和性有機溶媒および水、または水 混和性アルカノールおよび水で処理する場合は、有機溶媒またはアルカノール中 の6−O−メチルエリスロマイシンAの懸濁液を加熱還流し、熱間濾過する。必 要であれば、明澄な溶液が得られるまで、溶媒の還流温度付近において濾液を加 熱する。次に、明澄な溶液を水と混合し、周囲温度に冷まし、任意に氷浴でさら に冷却してもよい。水量の上限は、 混合物が2つの液相に分離する点である。好ましい比率は、水の容量部で約1: 1である。冷却後、6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形態IIを濾過によ って単離し、前記のように乾燥する。好ましい水混和性有機溶媒はテトラヒドロ フランである。好ましい水混和性アルカノールは、メタノール、エタノール、プ ロパノール、イソプロパノールを包含する。 本発明の他の側面においては、6−O−メチルエリスロマイシンAを、メタノ ールおよび第二溶媒の混合物で処理する。この場合、第二溶媒は、エタノール、 イソプロパノール、テトラヒドロフラン、および酢酸イソプロピルのような溶媒 を包含し、その結果、通常、形態I結晶が形成される。この薬剤は、メタノール および第二溶媒中において同等の溶解性を有するので、メタノールの量を、最大 回収を確実なものとするように慎重に制御しなければならない。メタノールの好 ましい量は、約1:3〜約1:1容量部である。特に好ましい比率は、メタノー ルの容量部約1:1である。本発明の側面によれば、第二溶媒中の6−O−メチ ルエリスロマイシンAの懸濁液を、加熱還流し、熱間濾過する。必要であれば、 明澄な溶液が得られるまで、第二溶媒の還流温度付近において濾液を加熱する。 次に、熱溶液 をメタノールと混合し、周囲温度に冷まし、任意に氷浴でさらに冷却してもよい 。あるいは、6−O−メチルエリスロマイシンAが、第二溶媒およびメタノール の両方において同等の溶解性を有する場合は、第二溶媒およびメタノールを約1 :1容量部の比率で予備混合し、該物質を溶媒混合物に懸濁し、次に、前記のよ うに、加熱し、濾過し、冷却する。冷却後、6−O−メチルエリスロマイシンA 結晶形態IIを濾過によって単離し、前記のように乾燥する。 6−O−メチルエリスロマイシンAを炭化水素−第二溶媒混合物で処理する本 発明の側面によれば、6−O−メチルエリスロマイシンAを、好ましい第二溶媒 に懸濁し、第二溶媒の還流温度付近に加熱する。次に、懸濁液を加熱し、固形物 のほとんどを溶解するのに充分な時間、一般に約10分〜2時間攪拌する。次に 、懸濁液を熱間濾過する。必要であれば、濾液を加熱還流して、明澄な溶液を形 成することもできる。次に、炭化水素溶媒を熱濾液に加え、混合物を周囲温度に ゆっくり冷まし、任意に氷浴でさらに冷却してもよい。冷却後、6−O−メチル エリスロマイシンA結晶形態IIを濾過によって単離し、前記のように乾燥する 。添加される炭化水素溶媒の量は、第二溶媒 および炭化水素溶媒中における物質の溶解度に依存し、当業者によって容易に決 めることができる。典型的な比率は、炭化水素溶媒の容量部約1:10〜約1: 1の範囲である。 好ましい実施態様においては、6−O−メチルエリスロマイシンAを、アセト ン、ヘプタン、トルエン、メチルtert−ブチルェーテル、N,N−ジメチル ホルムアミド、酢酸エチル、キシレン、エチルエーテル、酢酸アミル、ジイソプ ロピルエーテル、および酪酸イソプロピルから成る群から選択される溶媒で処理 することによって、6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形態IIを単離する 。 より好ましい実施態様においては、6−O−メチルエリスロマイシンAを、水 、ならびに水混和性有機溶媒および水混和性アルカノールから成る郡から選択さ れる溶媒で処理することによって、6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形態 IIを単離する。特に好ましい水混和性有機溶媒は、テトラヒドロフランである 。特に好ましい水混和性アルカノールは、メタノール、エタノール、プロパノー ル、およびイソプロパノールである。 溶媒混合物中において、水をメタノールで置き換える場合に、乾燥時間が短縮 されるかまたは乾燥をより低い温度で行うこと ができる。従って、さらに好ましい実施態様においては、メタノール、ならびに 炭素原子5〜12個の炭化水素、炭素原子2〜5個のアルカノール、炭素3〜1 2個のケトン、炭素原子3〜12個のカルボキシルエステル、炭素原子4〜10 個のエーテル、ベンゼン、および炭素原子1〜4個のアルキル、炭素原子1〜4 個のアルコキシ、ニトロおよびハロゲンから成る群から選択される1つまたはそ れ以上の置換基で置換されたベンゼンから成る群から選択される第二溶媒を含ん で成る溶媒で、6−O−メチルエリスロマイシンAを処理することによって、6 −O−メチルエリスロマイシンA結晶形態IIを単離することができる。本発明 の実施態様の好ましい溶媒はメタノールと炭素2〜5個のアルカノール、及びメ タノールと炭素3〜12個のカルボキシルエステルである。特に好ましい溶媒は 、メタノール−エタノールおよびメタノール−酢酸イソプロピルである。 本発明の最も好ましい実施態様においては、式HNR12[式中、R1および R2は独立に、水素および炭素原子1〜4個のアルキルから選択され、但し、R1 およびR2の両方が水素でないことを条件とする。]で示される溶媒で、6−O −メチルエリスロマイシンAを処理することによって、6−O−メチル エリスロマイシンA結晶形態IIを単離する。アルキルおよびジアルキルアミン が好ましく、その理由は、6−O−メチルエリスロマイシンAがそれらの溶媒中 で実質的に可溶性であり、該溶媒が容易に蒸発し、その結果、溶媒およびエネル ギーが低コストになるからである。最も好ましい溶媒は、イソプロピルアミンで ある。 例示のために示され、本発明の範囲を限定することを意図するものではない下 記の実施例を参照することによって、前記の記載がよりよく理解されるであろう 。 参考例 C−9カルボニルのオキシム化、C−2’およびC−4”ヒドロキシ基の保護 、C−6ヒドロキシ基のメチル化、脱オキシムおよび保護基の除去によって、エ リスロマイシンAから6−O−メチルエリスロマイシンAを製造し、米国特許第 4990602号の方法によってエタノールから再結晶して、6−O−メチルエ リスロマイシンA形態Iを得た。形態I結晶(0.40g)をガラス瓶に入れ、 真空炉(4〜9in Hg、100〜110℃)で18時間加熱して、6−O− メチルエリスロマイシンA形態II結晶を得た。 6−O−メチルエリスロマイシンA形態IIを、赤外スペク トル、示差走査熱量(DSC)サーモグラムおよび粉末X線回折図形によって特 性決定する。 示差走査熱量サーモグラムを、当分野で既知の方法によって得、図2cに示す 。6−O−メチルエリスロマイシンA形態IIが、223.4℃で溶融すること が、図2cから分かる。図2cにおいて、分解による場合もある283.3℃に おける吸熱ピークも見られる。DSC走査後、試料の色は黒であった。 6−O−メチルエリスロマイシンA形態IIの粉末X線回折パターンが、図2 aに示されている。粉末X線回折パターンは、Nicolet X線回折計を用 いて、当分野で既知の方法によって得られる。粉末X線回折パターンから生じる ピーク(最大ピークの15%より上の強度を有する)を、計算粉末回折パターン から得られる対応するピークと比較する。計算粉末回折パターンは、Rigak u AFC5R回折計を用いて当分野で既知の方法によって得られる単結晶X線 構造から導かれる。計算粉末パターンは、実験的に観察されるX線パターンにお けるピークが、クラリスロマイシン形態IIによるものであることを確認するた めに使用される。 下記表Iは、選択ピーク(最大ピークの15%より上の強度を有する)の2− Θ位置を示している。表Iにおける標準位置 は、少数第二位までで示した実験粉末パターンからのピーク位置を表す。実験粉 末パターンにおける1つのピーク(15.2802−Θ)は、計算粉末パターン に対応するピークを有さず、従って、それの位置は標準位置のリストに含まれて いない。 前記表Iからの標準2−Θ角度位置は、8.39、9.33、10.72、1 1.33、11.74、12.24、13.62、13.97、15.03、1 6.37、16.80、17.16、17.38、17.97、18.20、1 8.91、19.75、20.34、20.08、および24.79である。 比較において、図1aに示される6−O−メチルエリスロマイシンA形態Iの 粉末X線回折パターンにおける2−Θ角度位置は、8.52°±0.2、9.4 8°±0.2、10.84°±0.2、11.48°±0.2、11.88°± 0.2、12.36°±0.2、13.72°±0.2、14.12°±0.2 、15.16°±0.2、16.48°±0.2、16.92°±0.2、17 .32°±0.2、18.08°±0.2、18.40°±0.2、19.04 °±0.2、19.88°±0.2、および20.48°±0.2である。 実施例1 アセトンからの再結晶 アセトン(200mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(30g)の 懸濁液を、還流下に15分間加熱した。熱溶液を濾過し、固形物5.53gを除 去した。フィルターフラス コをアセトン(5mL)で濯いだ。合わせた濾液および濯ぎ液を加熱還流し、ア セトン(45mL)を加えて全ての残留固形物を溶解した。溶液を周囲温度に冷 まし、次に、氷水浴で冷却した。得られる固形物を濾過し、真空炉(4〜9in Hg、40〜45℃)で一晩乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形 態II(17.8g)を得た。 実施例2 ヘプタンからの再結晶 ヘプタン(1000mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(10g) の懸濁液を、還流(98℃)下に1.5時間加熱した。熱溶液を濾過し、固形物 1.91gを除去した。濾液を加熱還流し、35分間加熱した。明澄な溶液を周 囲温度に冷まし、次に、氷水浴で冷却した。得られる固形物を濾過し、真空炉( 4〜9in Hg、40〜45℃)で一晩乾燥して、6−O−メチルエリスロマ イシンA形態II(5.7g)を得た。 実施例3 トルエンからの再結晶 トルエン(100mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(30g)の 懸濁液を、還流(110〜112℃)下に1. 5時間加熱した。熱溶液を濾過し、フィルターフラスコをトルエン(10mL) で濯いだ。合わせた濾液および濯ぎ液を加熱還流し(110℃)、35分間加熱 した。溶液を周囲温度に冷まし、次に、氷水浴で冷却した。得られる固形物を濾 過し、真空炉(4〜9in Hg、40〜45℃)で一晩乾燥して、6−O−メ チルエリスロマイシンA形態II(5.7g)を得た。 実施例4 メチルtert−ブチルエーテルからの再結晶 メチルtert−ブチルエーテル(200mL)中の6−O−メチルエリスロ マイシンA(10g)の懸濁液を、還流(55℃)下に15分間加熱した。熱溶 液を濾過し、固形物2.6gを除去した。濾液を加熱還流し、メチルtert− ブチルエーテル(70mL)を加えて残留固形物を溶解した。溶液を周囲温度に 冷まし、次に、氷水浴で冷却した。得られる固形物を濾過し、真空炉(4〜9i n Hg、40〜45℃)で一晩乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA 形態II(4.6g)を得た。 実施例5 N,N−ジメチルホルムアミドからの再結晶 N,N−ジメチルホルムアミド(200mL)中の6−O−メチルエリスロマ イシンA(20g)の懸濁液を、還流(153℃)下に15分間加熱した。熱溶液を 濾過し、濾液を加熱還流した。明澄な溶液を周囲温度にゆっくり冷まし、次に、 4日間攪拌した。得られる固形物を濾過し、真空炉(4〜9in Hg、40〜 45℃)で一晩乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(7.4 g)を得た。 実施例6 酢酸エチルからの再結晶 酢酸エチル(100mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(15g) の懸濁液を、還流(77℃)下に30分間加熱した。熱溶液を濾過し、濾液を加 熱還流した。酢酸エチル(15mL)を濁った溶液に加えた。得られる明澄な溶 液を、一晩で周囲温度に冷ました。得られる固形物を濾過し、真空炉(4〜9i n Hg、40〜45℃)で91時間乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシ ンA形態II(8.7g)を得た。 実施例7 キシレンからの再結晶 キシレン(105mL)中の6−O−メチルエリスロマイシ ンA(35g)の懸濁液を、140℃に加熱し、明澄な溶液を得た。追加の6− O−メチルエリスロマイシンA(5.0g)を加え、熱溶液を濾過して、極微量 の不溶物を除去した。フィルターフラスコをキシレン(5mL)で濯ぎ、合わせ た濾液および濯ぎ液を還流下に15分間加熱した。溶液を周囲温度に冷まし、次 に氷水浴で冷却した。得られる固形物を濾過し、真空炉(4〜9in Hg、4 0〜45℃)で一晩乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(2 9g)を得た。 実施例8 イソプロパノール−水からの再結晶 6−O−メチルエリスロマイシンA(20g)およびイソプロパノール(10 0mL)の懸濁液を、加熱還流した(82℃)。熱溶液を濾過し、固形物1.1 6gを除去した。濾液をイソプロパノール(20mL)で希釈し、再び加熱還流 した。熱懸濁液を濾過し、3.5gの6−O−メチルエリスロマイシンAを採集 した。イソプロパノール(50mL)を濾液に加え、明澄な溶液が得られるまで 混合物を還流下に加熱した。明澄な溶液に水(100mL)を加え、溶液を氷浴 で冷却した。得られる固形物を濾過し、真空炉(4〜9in Hg、40〜45 ℃) で一晩乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(9.5g)を得 た。 実施例9 テトラヒドロフラン−水からの再結晶 THF(100mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(30g)の懸 濁液を、還流(66.5℃)下に20分間加熱した。熱溶液を濾過して極微量の 不溶物を除去した。濾液を加熱し(66.5℃)、固形物が形成される点で水( 100mL)を加えた。懸濁液を周囲温度に冷まし、濾過した。固形物を真空炉 (4〜9in Hg、40〜45℃)で4日間乾燥して、6−O−メチルエリス ロマイシンA形態II(24g)を得た。 実施例10 エタノール−水からの再結晶 エタノール(200mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(20g) の懸濁液を、78℃に加熱した。熱溶液を濾過し、固形物12.6gを除去した 。濾液を加熱還流し、水(200mL)を加えた。混合物を周囲温度に冷まし、 濾過した。固形物を真空炉(4〜9in Hg、40〜45℃)で乾 燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(8.8g)を得た。 実施例11 エチルエーテルからの再結晶 エチルエーテル(150mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(5. 0g)の懸濁液を、加熱還流した。不溶性固形物を濾過によって除去し、濾液を 周囲温度に冷ました。沈殿物がゆっくり現れ、濾過によって単離して、6−O− メチルエリスロマイシンA形態II(0.8g)を得た。濾液を周囲温度で一晩 攪拌して、追加の0.65gの6−O−メチルエリスロマイシンA形態IIを得 た。 実施例12 酢酸アミルからの再結晶 酢酸アミル(100mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンAの懸濁液を 、93℃に加熱し、このときに溶液がほぼ明澄になった。極微量の不溶性固形物 を、熱溶液の濾過によって除去し、濾液を周囲温度に冷ました。沈殿物がゆっく り現れ、濾過によって単離し、周囲温度で一晩乾燥した後(4〜9in Hg) 、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(6.9 g)を得た。 実施例13 酢酸イソプロピル−メタノールからの再結晶 酢酸イソプロピル(100mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(1 2g)の懸濁液を、加熱還流した。熱溶液を濾過し、濾液を他の容器に移した。 フィルターフラスコを酢酸イソプロピル(10mL)で濯ぎ、合わせた濾液およ び濯ぎ液を加熱還流した。メタノール(100mL)を加え、明澄な溶液を周囲 温度にゆっくり冷まし、その間に沈殿物が形成された。周囲温度で3時間後、沈 殿物を濾過によって採集した。固形物を真空炉(4〜9in Hg、40〜45 ℃)で乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(6.8g)を得 た。 実施例14 ジイソプロピルエーテルからの再結晶 6−O−メチルエリスロマイシンA(3.0g)およびジイソプロピルエーテ ル(150mL)の懸濁液を、加熱還流した。熱溶液を急速に濾過し、濾液を2 時間で周囲温度に冷ました。得られる固形物を濾過によって採集し、真空炉(7 〜9in Hg、45〜50℃)で乾燥して、6−O−メチルエリスロマイ シンA形態II(0.27g)を得た。 実施例15 酪酸イソプロピルからの再結晶 酪酸イソプロピル(100mL)中の6−O−メチルエリスロマイシンA(5 .0g)の懸濁液を、90℃に加熱した。得られる明澄な溶液を3時間で周囲温 度に冷まし、次に、氷水浴で30分間冷却した。得られる固形物を濾過によって 採集し、真空炉(2〜4in Hg、45〜50℃)で乾燥して、6−O−メチ ルエリスロマイシンA形態II(2.8g)を得た。 実施例16 イソプロピルアミンからの再結晶 6−O−メチルエリスロマイシンA(8.0g)をイソプロピルアミン(50 mL)に添加することによって得られる明澄な溶液を、周囲温度で一晩攪拌した 。沈殿物が形成されない場合は、追加の10.4gの6−O−メチルエリスロマ イシンAを添加した。明澄な溶液を周囲温度で一晩攪拌し、その間に沈殿物が形 成された。固形物を濾過によって採集し、真空炉(2〜4in Hg、45〜5 0℃)で乾燥して、6−O−メチルエリスロマイシンA形態II(16.2g) を得た。 実施例17 メタノール−エタノールからの再結晶 6−O−メチルエリスロマイシンA(15g)、エタノール(100mL)、 およびメタノール(100mL)の混合物を、69℃に加熱し、30分間攪拌し た。熱溶液を濾過し、濾液を他の容器に移した。明澄な溶液を2時間で周囲温度 に冷まし、次に、氷水浴で30分間攪拌した。得られる固形物を濾過によって採 集し、真空炉(2〜4in Hg、45〜50℃)で乾燥して、6−O−メチル エリスロマイシンA形態II(7.1g)を得た。 前記実施例は、例示のために示されており、本発明の範囲を限定することを意 図しない。当業者に明らかな変形および変更も、請求の範囲に規定されている本 発明の範囲および本質に含まれるものとする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,CZ,IL,JP,KR,MX,NZ,SG,TR

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 6−O−メチルエリスロマイシンA結晶形態IIの製造方法であって、該 製造方法が、 (a) エリスロマイシンAを6−O−メチルエリスロマイシンAに変換し; (b) 段階dにおいて製造された6−O−メチルエリスロマイシンAを、 (i)炭素原子1〜5個のアルカノール、但し、該アルカノールがエタノー ルまたはイソプロパノールではないことを条件とする、 (ii)炭素原子5〜12個の炭化水素、 (iii)炭素原子3〜12個のケトン、 (iv)炭素原子3〜12個のカルボキシルエステル、但し、該カルボキシ ルエステルが酢酸イソプロピルではないことを条件とする、 (v)炭素原子4〜10個のエーテル、 (vi)ベンゼン、 (vii)炭素原子1〜4個のアルキル、 炭素原子1〜4個のアルコキシ、 ニトロ、および ハロゲン、 から成る群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で置換されたベンゼン、 (viii)極性非プロトン性溶媒、 (ix)式HNR12[式中、R1およびR2はそれぞれ、水素および炭素原 子1〜4個のアルキルから選択され、但し、R1およびR2の両方が水素でないこ とを条件とする。]で示される化合物、 (x)水、ならびに 水混和性有機溶媒、および 水混和性アルカノール、 から成る群から選択される水混和性溶媒、 (xi)メタノール、ならびに 炭素原子5〜12個の炭化水素、 炭素原子2〜5個のアルカノール、 炭素原子3〜12個のケトン、 炭素原子3〜12個のカルボキシルエステル、 炭素原子4〜10個のエーテル、 ベンゼン、および 炭素原子1〜4個のアルキル、 炭素原子1〜4個のアルコキシ、 ニトロ、および ハロゲン、 から成る群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で置換されたベ ンゼン、 から成る群から選択される第二溶媒、および (xii)炭素原子5〜12個の炭化水素、ならびに 炭素原子3〜12個のケトン、 炭素原子3〜12個のカルボキシルエステル、 炭素原子4〜10個のエーテル、 ベンゼン、 炭素原子1〜4個のアルキル、 炭素原子1〜4個のアルコキシ、 ニトロ、および ハロゲン、 から成る群から選択される1つまたはそれ以上の置換 基で置換されたベンゼン、および 極性非プロトン溶媒、 から成る群から選択される第二溶媒、 から成る群から選択される溶媒で処理し;および (f) 6−O−メチルエリスロマイシンA形態II結晶を単離する; ことを含んで成る方法。 2. 工程(a)が、 (i) エリスロマイシンAをエリスロマイシンA9−オキシム誘導体に変換 し; (ii) 工程(i)で製造されるエリスロマイシンA9−オキシム誘導体の 2’および4”ヒドロキシ基を保護し; (iii) 工程(ii)の生成物をメチル化剤と反応させ; (iv) 工程(iii)の生成物を脱保護および脱オキシムして、6−O−メ チルエリスロマイシンAを生成する; ことを含んで成る請求項1に記載の方法。 3. 溶媒が、水、および水混和性有機溶媒または水混和性アルカノールを含ん で成る請求項2に記載の方法。 4. 溶媒が、水、および水混和性有機溶媒または水混和性ア ルカノールを、約1:1容量部の比率で含んで成る請求項3に記載の方法。 5. 溶媒が、水および水混和性有機溶媒を含んで成る請求項4に記載の方法。 6. 水混和性有機溶媒がテトラヒドロフランである請求項5に記載の6−O− メチルエリスロマイシンA結晶形態IIの製造方法。 7. 溶媒が、水および水混和性アルカノールを含んで成る請求項4に記載の方 法。 8. 水混和性アルカノールが、メタノール、エタノールおよびイソプロパノー ルから成る群から選択される請求項7に記載の方法。 9. 溶媒が、メタノール、ならびに 炭素原子5〜12個の炭化水素、 炭素原子2〜5個のアルカノール、 炭素原子3〜12個のケトン、 炭素原子3〜12個のカルボキシルエステル、 炭素原子4〜10個のエーテル、 ベンゼン、および 炭素原子1〜4個のアルキル、 炭素原子1〜4個のアルコキシ、 ニトロ、および ハロゲン、 から成る群から選択される1つまたはそれ以上の置換基で置換されたベンゼン 、 から成る群から選択される第二溶媒、を含んで成る請求項2に記載の方法。 10. 溶媒が、メタノール、ならびに 炭素原子2〜5個のアルカノール、または 炭素原子3〜12個のカルボキシルエステル、 を含んで成る請求項9に記載の方法。 11. 溶媒が、メタノール、ならびに炭素原子2〜5個のアルカノールまたは 炭素原子3〜12個のカルボキシルエステルを、約1:1容量部の比率で含んで 成る請求項10に記載の方法。 12. 溶媒が、メタノール、ならびにエタノールおよび酢酸イソプロピルから 成る群から選択される第二溶媒を含んで成る請求項11に記載の方法。 13. 溶媒が、式HNR12[式中、R1およびR2はそれぞれ、水素および炭 素原子1〜4個のアルキルから選択され、但し、R1およびR2の両方が水素でな いことを条件とする。]で示される化合物を含んで成る請求項2に記載の方法。 14. 溶媒がイソプロピルアミンである請求項13に記載の方法。 15. 溶媒が、 アセトン、 ヘプタン、 トルエン、 メチルtert−ブチルエーテル、 N,N−ジメチルホルムアミド、 酢酸エチル、 キシレン、 イソプロパノール−水、 テトラヒドロフラン−水、 エタノール−水、 エチルエーテル、 酢酸アミル、 酢酸イソプロピル−メタノール、 ジイソプロピルエーテル、 酪酸イソプロピル、 イソプロピルアミン、および メタノール−エタノール、 から成る群から選択される請求項2に記載の方法。 16.請求項2に記載の方法によって製造される6−O−メチルエリスロマイシ ンA形態II。
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