JP2002513827A - 第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー - Google Patents

第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー

Info

Publication number
JP2002513827A
JP2002513827A JP2000547140A JP2000547140A JP2002513827A JP 2002513827 A JP2002513827 A JP 2002513827A JP 2000547140 A JP2000547140 A JP 2000547140A JP 2000547140 A JP2000547140 A JP 2000547140A JP 2002513827 A JP2002513827 A JP 2002513827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epihalohydrin
tertiary amine
reaction
acid
prepolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000547140A
Other languages
English (en)
Inventor
ボウアー,バートン・ケイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hercules LLC
Original Assignee
Hercules LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hercules LLC filed Critical Hercules LLC
Publication of JP2002513827A publication Critical patent/JP2002513827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/02Polyamines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/48Polymers modified by chemical after-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/02Polyamines
    • C08G73/028Polyamidoamines
    • C08G73/0286Preparatory process from polyamidoamines and epihalohydrins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 低レベルのエピハロヒドリン副生物を有す第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーの製造方法。この方法において、第3アミンポリアミドアミンプレポリマーはエピハロヒドリンと版負うする。エピハロヒドリンのポリアミドアミンプレポリマー内の第3アミン基に対するモル比は1.0:1.0未満である。反応はさらに、約7.5〜約9.0のpH、非ハロゲン酸の存在下、そして約35℃以下の温度で実施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 本発明は第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー、及び第3
アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーの製造に関する。背景技術及び他の情報 エピハロヒドリンを、第3アミンとジカルボン酸及び/またはそれらの誘導体
から調製したプレポリマーと反応させることによって得られるポリマーが本技術
において既知である。これらのポリマーの紙用湿潤強度増強剤としての使用も既
知である。
【0002】 米国特許番号第4537657号及び4501862号は、エピハロヒドリン
と、メチルビスアミノプロピルアミンと蓚酸またのそのエステル及び尿素から誘
導された第3アミンポリアミドアミンプレポリマーと反応させることによって製
造された湿潤紙力増強用樹脂を開示する。塩酸のような水溶性の酸を、第3アミ
ンポリアミドアミンプレポリマーに、第3アミンポリアミドアミンプレポリマー
の第3アミンと本質的に当量で加えられる。硫酸、リン酸及び硝酸のような非ハ
ロゲン酸(nonhalide acid:ハロゲン化されていない酸)が適切であると教示さ
れている。中間体の水溶液のpHは、エピハロヒドリンの添加前または直後に、
通常約8.5〜約9.6に調節されると開示されている。これらの特許はさらに
、エピハロヒドリンと第3アミンポリアミドアミンプレポリマーとの反応中に、
全ての第3アミン基を第4アンモニウム基に転化するために充分なエピハロヒド
リンの使用を開示する。中間体の第3アミンの1モルあたり、1〜1.5モルの
エピハロヒドリンが満足なものであると示される。反応媒質の温度は、25℃に
おいて25%固形分のガードナー・ホルト粘度が約E〜Fに達するまで、約40
〜約100℃に維持される。
【0003】 米国特許番号第3311594号及び3332901号は、エピハロヒドリン
とポリアミドと反応させることによって製造される湿潤紙力増強用樹脂を開示し
、このポリアミドは、少なくとも1つの第3アミノ基を有するポリアミンと飽和
脂肪族ジカルボン酸から製造される。ポリアミドはエピハロヒドリンと約25℃
〜約70℃の温度で、25℃での20%固形分溶液の粘度がガードナー−ホルト
スケールで約C以上に達するまで反応される。これらの特許は、この反応が、エ
ピハロヒドリンの添加前またはエピハロヒドリンの添加直後に酸を加えてpHを
通常pH8.5〜9.5、場合により7.5に減じることによって和らげられる
ことも教示する。米国特許番号第4537657号及び4501862号の教示
に応じて、開示されるエピハロヒドリンの量は、実質的に全ての第3アミン基と
反応するために充分なものであることが好ましいことが示される。それより多い
かまたは少ないエピハロヒドリンの添加は反応速度を和らげるかまたは増すため
に許容されることも教示される。ポリアミドアミンの1モルあたり0.8〜2.
0モルのエピハロヒドリンが一般に企図されることが開示される。
【0004】 発明の開示 本発明は、低いエピハロヒドリン副生物含量を特徴とする、第3アミンポリア
ミドアミンポリマーを製造する方法に関する。本発明の方法において、第3アミ
ンポリアミドアミン(PAA)プレポリマーをエピハロヒドリンと、エピハロヒ
ドリン:第3アミンのモル比が1.0:1.0未満で反応させる。さらに、プレ
ポリマーとエピハロヒドリンとの反応中に、pHは約7.5〜約9.0の範囲に
維持される。さらに、反応は、少なくとも1種の非ハロゲン酸の存在下に、ゲル
化の前に反応を終了できるために充分に低い温度で実施される。好ましくは、こ
の反応は約35℃以下の温度で実施される。
【0005】 好ましくは、プレポリマー及びエピハロヒドリンの反応は、ハロゲン酸の実質
的な不存在下に実施される。また好ましい事項として、pHは約7.5〜約9.
0の範囲に、ポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリンとの反応中、少
なくとも1種の塩基及び/または少なくとも1種の非ハロゲン酸を加えることに
よって維持される。さらに好ましい事項として、ポリアミドアミンプレポリマー
とエピハロヒドリンとの反応は、反応内の全てのまたは実質的に全てのオキシラ
ン基がハロヒドリン基に転化されるために充分な酸の添加によって停止される。
【0006】 特に好ましい事項として、エピハロヒドリンとプレポリマーとの反応を停止さ
せるために使用される酸は1種以上の非ハロゲン酸である。従ってハロゲン酸は
、反応混合物中に不存在、または実質的に不存在であり、そしてエピハロヒドリ
ン副生物濃度(特に1,3−ジハロ−2−プロパノール(1,3DHP)含量)
はそれに応じて、プレポリマー生成物中で減じられる。
【0007】 第3アミンポリアミドアミンプレポリマーは好ましくは、少なくとも1種の第
3アミンポリアルキレンポリアミンと少なくとも1種の飽和脂肪族ジカルボン酸
及び/または少なくとも1種の非アシルハライド飽和脂肪族ジカルボン酸誘導体
との反応生成物を含む。酸と非アシルハライド誘導体の両方に関して、C1〜C1 2 飽和脂肪族ジカルボン酸が好ましい。適切な非アシルハライド誘導体はエステ
ル及びアミドを含む。
【0008】 本発明を実施するための最良の態様 本発明のポリマーは第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー
である。これらは、第3アミンポリアミドアミンプレポリマーをエピハロヒドリ
ンと反応させることによって得ることができる。この目的のために適した第3ア
ミンポリアミドアミンプレポリマーは、ジカルボン酸及び/または非アシルハラ
イドジカルボン酸誘導体の第3アミンポリアルキレンポリアミンとの縮重合また
は重縮合によって製造できる。特に、1種以上のジカルボン酸及び/または1種
以上の非アシルハライドジカルボン酸誘導体は、本発明の1種以上の第3アミン
ポリアルキレンポリアミンとのアミド形成をうける。
【0009】 本発明のジカルボン酸及び非アシルハライドジカルボン酸誘導体は2つのアミ
ド形成基を含む。「非アシルハライドジカルボン酸誘導体」は、アシルハライド
ジカルボン酸誘導体以外のジカルボン酸誘導体を意味すると理解される。ここで
さらに議論するように、使用できる非アシルハライドジカルボン酸誘導体は、ジ
カルボン酸のエステル誘導体及びアミド誘導体を含む。さらにここで議論するよ
うに、アシルハライドジカルボン酸誘導体は、第3アミンポリアルキレンポリア
ミンとの反応において不存在または実質的に不存在であるべきである。これはそ
れらが、有害であるハライドイオンを第3アミンポリアルキレンポリアミンとの
反応中に生成するからである。
【0010】 本発明のジカルボン酸のアミド形成基は、カルボキシル基を含む。ジカルボン
酸は飽和脂肪族ジカルボン酸、特にC1〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸である。
適切な特別のC1〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸は、炭酸、蓚酸、マロン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸、及びジグリコール酸を含む。
【0011】 本発明の非アシルハライドジカルボン酸誘導体は、示されたジカルボン酸の非
アシルハライドジカルボン酸誘導体である。適切な非アシルハライド誘導体はエ
ステル及びアミド誘導体を含む。
【0012】 エステル誘導体の場合には、アミド形成基はエステル基を含む。使用し得るジ
カルボン酸のエステル誘導体は飽和脂肪族ジカルボン酸、特にC1〜C12飽和脂
肪族のC1〜C3ジエステルを含む。適切な特別のジエステルは炭酸ジメチル、ア
ジピン酸ジメチル、蓚酸ジエチル、マロン酸ジメチル。マロン酸ジエチル、コハ
ク酸ジメチル、コハク酸ジエチル、及びグルタル酸ジメチルを含む。
【0013】 アミド誘導体と共に、アミド形成基はアミド形成第1アミド基のようなアミド
基である。使用し得るアミド誘導体は尿素である。 本発明のポリアルキレンポリアミンは、少なくとも1つの第3アミン基及び少
なくとも2つのアミド形成アミン基を含む第3アミンポリアルキレンポリアミン
である。好ましくは、アミド形成アミン基は、第1及び第2アミン基より成る群
から選択され、さらに好ましくはアミド形成アミン基は第1アミン基である。
【0014】 本発明のポリアルキレンポリアミンはさらに、少なくとも1つのエピハロヒド
リン反応性アミン基を含む。好ましくは少なくとも1つの第3アミン基は、少な
くとも1つのエピハロヒドリン反応性アミン基を含む。
【0015】 本発明の適切なポリアルキレンポリアミンは、第3アミンポリアルキレンポリ
アミン(少なくとも1つの第3アミド形成アミン基が少なくとも少なくとも1つ
のエピハロヒドリン反応性アミン基をみ、そして少なくとも2つのアミド形成ア
ミン基が少なくとも2つの第1アミン基を含む)を含む。特に好ましい第3アミ
ンポリアルキレンポリアミンは、エピハロヒドリン反応性基である1つの第3ア
ミン基を有し、かつ2つの第1アミン基を含むものである。特に適切な第3アミ
ンポリアルキレンポリアミンは、N,N−ビス(3−アミノプロピル)メチルア
ミン(MBAPA)及びN,N−ビス(2−アミノエチル)メチルアミンを含む
【0016】 本発明のために適したエピハロヒドリンは、エピクロロヒドリン、エピブロモ
ヒドリン、及びエピヨードヒドリンを含む。これらのうちで、エピクロロヒドリ
ンが好ましい。
【0017】 本発明のプレポリマーを調製するために使用されるジカルボン酸及び/または
非アシルハライド誘導体に関して、蓚酸及び尿素の両方が含まれることが好まし
い。使用される尿素と蓚酸とのモル比は好ましくは、約60:40〜約40:6
0の範囲である。このプレポリマーを調製するために好ましい第3アミンポリア
ルキレンポリアミンはMBAPAである。
【0018】 ニ酸及び非アシルハライド誘導体の全部の全ポリアルキレンポリアミンに対す
るモル比は好ましくは、約0.9:1〜約1.2:1の範囲である。さらに好ま
しくは、このモル比は1:1または約1:1である。これらのうちの1つを他の
過剰使用すると、得られるプレポリマーのモル比を減じることができる。
【0019】 アミド形成において、1種以上のニ酸及び/または1種以上の非アシルハラド
二酸誘導体からのアミド形成基は、1種以上のポリアルキレンポリアミンのアミ
ド形成基と反応してアミド官能価を形成する。この意味で、アミド形成基は、二
酸基及び/または非アシルハライド二酸誘導体基、及びポリアルキレンポリアミ
ン基を含むものとして理解され、これらはアミド形成を受ける。
【0020】 二酸が使用される場合には、アミド形成によって、アミド官能価を形成する際
に水を放出する。二酸のエステル誘導体については、アルコールが生じる。二酸
のアミド誘導体では、アンモニアが放出される。
【0021】 アシルハライドジカルボン酸誘導体は、アミド形成反応中には不存在、または
実質的に不存在であるべきであるが、これはそれらの第3アミンポリアルキレン
ポリアミンとの反応がハロゲン酸を生じ、これが次に解離してハライドイオンを
与えるだろうからである。ハライドイオンは、それらエピハロヒドリンと反応し
て、ここで議論するようにDHP種を与えるから不利である。
【0022】 ジカルボン酸及び/または非アシルハライド誘導体のポリアリキレンポリアミ
ンとの重縮合反応は、交互のアミド及び第3アミン基を含むポリマー鎖を含むプ
レポリマーを与える。好ましくは、本発明のプレポリマーは、ハロゲン酸の不存
在下、または実質的な不存在下に調製される。また、好ましい事項として、本発
明のプレポリマーは水に可溶性である。
【0023】 示した様に、本発明のポリアルキレンポリアミンは、第3アミンポリアルキレ
ンポリアミンである。本発明のポリアミドアミンプレポリマーは、第3アミンポ
リアミドアミンプレポリマーである。本発明のプレポリマーの分子量は、プレポ
リマー溶液の換算比粘度(RSV)と相関させ得る。
【0024】 貯蔵中のアミドの加水分解及び水性ポリアミドアミンプレポリマーの極限粘度
の損失を防ぐために酸が使用し得る。非ハロゲン酸がこの目的のために好ましい
。適切な非ハロゲン酸は硝酸、燐酸、及び硫酸を含む。
【0025】 プレポリマーとエピハロヒドリンを反応させて、本発明の第3アミンポリアミ
ドアミン−エピハロヒドリンポリマーを得ることは、以下の事項を含む条件で実
施される。
【0026】 ・エピハロヒドリンのプレポリマー中の第3アミン基に対するモル比は、1.
0:1.0未満である。このモル比は約0.7:1.0〜1.0:1.0または
約0.75:10若しくは約0.76:1〜1.0:1.0であり得る。このモ
ル比は、約0.7:1.0〜0.99:1.0、または約0.75:1若しくは
約0.76:1.0〜0.99:1.0であり得る。さらに、このモル比は、約
0.7:1.0〜0.95:1.0、または約0.75:1.0若しくは約0.
76:1〜0.95:1.0であり得る。またさらに、このモル比は、約0.8
:1.0〜1.0:1.0、または約0.8:1.0〜0.95:1.0であり
得る。好ましくは、このモル比は約0.8:1.0〜0.99〜1.0である、
さらに好ましくは約0.85:1〜約0.95:1である。好ましい事項として
、このモル比は約0.9:1である。
【0027】 ・プレポリマーとエピハロヒドリンの反応は、約7.5〜約9.0のpHで実
施される。好ましくは、反応は約7.5〜約8.75、または約7.5〜約8.
5、または約8.0〜約8.5の範囲で実施される。このpHはプレポリマーと
エピハロヒドリンの反応を通じて、意図される範囲に維持される。特に好ましい
事項として、pHはこの意図される範囲に、エピハロヒドリンとプレポリマーを
組みあわせる前から必要量の架橋が起こるまで、特にプレポリマーとエピハロヒ
ドリンの反応がその最終粘度目的値に達するまで維持される。25%の有機固形
分を有する最終生成物の25℃における目標ブルックフィールド粘度は50〜2
00cP、または約50cP〜約200cPである。
【0028】 ・プレポリマーとエピハロヒドリンとの反応は非ハロゲン酸の存在下に実施さ
れる。好ましくは、プレポリマーとエピハロヒドリンとの反応にハロゲン酸は存
在せず、または実質的に存在しない。好ましい事項として、プレポリマーとエピ
ハロヒドリンとの反応を停止させるために十分な酸が加えられる時には、この目
的のために使用される酸は非ハロゲン酸である。
【0029】 ・プレポリマーとエピハロヒドリンとの反応は、第3アミンポリアミドアミン
−エピハロヒドリンポリマーのゲル化の前に、この反応を終了させるのに十分に
低い温度で実施される。好ましくは、プレポリマーとエピハロヒドリンとの反応
は、約35℃以下の温度で実施される。好ましくは反応温度は約20℃〜約35
℃の範囲である。
【0030】 ・1.0:1.0未満のエピ:アミンの比を使用することが、最終生成物中に
、エピハロヒドリン副生物を最小化する目的のために重要である。このパラメー
ターは、他の上記パラメーターがpH範囲、温度範囲及び非ハロゲン及びハロゲ
ン酸の存在及び非存在に関するために、かつエピハロヒドリン副生物を減じるこ
とにおいて有効であるために必要である。
【0031】 ここに注記したように、エピクロロヒドリンは本発明のための好ましいエピハ
ロヒドリンである。従って、便宜上、エピクロロヒドリン及びエピクロロヒドリ
ン副生物に関して今後の議論をする。しかし、この議論はまたエピハロヒドリン
及びエピハロヒドリン副生物にも関係することが強調される。
【0032】 エピクロロヒドリン副生物は、4種のモノマーエピクロロヒドリン(エピ)、
1.3−ジクロロ−2−プロパノール(1,3DCP),2,3−ジクロロ−1
−プロパノール(2,3DCP)、及び3−クロロプロパン−1,2−ジオール
(CPD)を含む。DCP及びCPDの両方が有毒である。両方のDCP異性体
は有毒であるが、形成するDCPの約99%は1,3DCPであるので、この異
性体は2,3DCPよりももっと問題であう。
【0033】 エピクロロヒドリンが第3アミンポリアミドアミンプレポリマーと反応しない
限り、それはDCPまたはCPDに転化する。特に、エピクロロヒドリンは塩素
イオンと反応してDCPを形成し、そして水と反応してCPDを形成する。
【0034】 従って、本発明の第3アミンポリアミドアミン−エピクロロヒドリンポリマー
生成物中のエピクロロヒドリン副生物の量は、第3アミンと反応するエピクロロ
ヒドリンの比率を最大化することによって最小化される。これに関して、エピク
ロロヒドリンの第3アミンとの酸媒質中での反応は第4アミノクロロヒドリンを
生じる。こうして反応したエピクロロヒドリンは、塩素イオン及び水との、示さ
れた望ましくない反応(これはそれぞれDCP及びCPDを形成する)に利用さ
れない。
【0035】 エピクロロヒドリン副生物を最小化する望まれる結果に達するのを他の因子が
いかに助けることができたとしても、全ての第3アミン基を第4アンモニウム基
に転化するのに不十分なエピクロロヒドリンが存在し、同様に、全てのエピクロ
ロヒドリンと反応するために十分な第3アミンが存在することが不可欠である。
それは、示した様に、利用できる第3アミンポリアミドアミンエピクロロヒドリ
ン反応性部位を欠くエピクロロヒドリンがDCPまたはCPDに転化するからで
ある。エピクロロヒドリンを超える第3アミンのモル過剰は、エピクロロヒドリ
ン副生物の減少を容易化する因子、例えば最適pH及び温度範囲、非ハロゲン酸
の使用、が作用することを可能にする。
【0036】 しかし、望まれる程度の湿潤紙力増強効果を達成するために十分な第4アミノ
クロロヒドリン官能価を与えるように、第3アミンに対して十分なエピクロロヒ
ドリンが存在しなければならない。これが、本発明の方法において、エピクロロ
ヒドリン:アミンのモル比が好ましくは約0.7:1.0である理由である。
【0037】 pH範囲に関しては、反応のpHは、さらに多くの第4アミノクロロヒドリン
の形態で、従ってこれに応じてさらに少ない第4アミノメチロキシラン形態で第
3アミンエピクロロヒドリン付加物を維持する目的のために約9.0未満に維持
される。これに関して、第3アミンエピクロロヒドリン付加物は、第4アミノク
ロロヒドリン形態と第4アミノメチロキシラン形態との酸/塩基平衡にある。平
衡反応において、第4アミノクロロヒドリンはOH-と反応して第4アミノメチ
ロキシラン及びCl-を与え、一方逆に第4アミノメチロキシラン及びCl-はH - と反応して第4アミノクロロヒドリンを与える。
【0038】 分かる様に、付加物が第4アミノメチロキシラン形態である場合には、塩素イ
オンはDCPを形成するエピクロロヒドリンとの反応に利用できる。しかし、付
加物が第4アミノクロロヒドリン形態である場合には、塩素イオンが炭素と結合
して、従って望ましくないエピクロロヒドリンとの反応に利用されない。
【0039】 ここで、DCPは有毒ではないということが注意される。従って、反応混合物
(エピクロロヒドリンも存在する)中に存在する塩素イオン量を下げることが特
に重要である。
【0040】 従って、指示された平衡反応を第4アミノクロロヒドリンの方へと、そして第
4アミノメチロキシラン及び塩素イオンから遠ざけてシフトさせるために反応の
pHを下げ、それによってエピクロロヒドリンと反応してDCPを形成する塩素
イオンの利用可能性を少なくする。特に、pHが9.0未満である場合には、平
衡で、第4アミノクロロヒドリンは塩基によって50%未満、第4アミノメチロ
キシラン及び塩素イオンに脱ハロゲン化水素される。
【0041】 しかし、プレポリマーの第3アミン基の酸/塩基平衡反応のために、エピクロ
ロヒドリン及びプレポリマー反応混合物のpHはあまりにも低くてはならない。
これに関して、第3アミン形態とプロトン化第3アミン形態との間に酸/塩基平
衡がある。平衡反応において、第3アミンはH-と反応してプロトン化第3アミ
ンを与え、一方逆にプロトン化した第3アミンはOH-と反応して第3アミンを
与える。
【0042】 第3アミン形態が第4形態にプロトン化される限度で、エピクロロヒドリンと
の反応にそれは利用されない。それがエピクロロヒドリンが相応じて未反応のま
まである限度である。ここに議論するように、未反応のままのエピクロロヒドリ
ンは示された望ましくない反応、すなわちCPDを形成する水との反応、DCP
を形成する塩素イオンとの反応のために利用できるままである。従って、プロト
ン化第4形態に転化される第3アミンが多い程、望ましくない反応に利用される
エピクロロヒドリンが多く、そしてエピクロロヒドリンとプレポリマーとの反応
において形成されるエピクロロヒドリン副生物のレベルが高い。
【0043】 さらに、第3アミン形態が第4形態にプロトン化される範囲で、それは同様に
第4アミノメチロキシランとの反応に利用されない。プレポリマー鎖と、第4ア
ミン部位に結合しているヒドロキシプロピル部分との間の架橋を与えるのがこの
反応である。
【0044】 従って、pHは、OH-を上まわるあまりに過剰に優勢なOH-を有し、そして
これによって第3アミンからプロトン化第4アミンに平衡をあまりにシフトさせ
るように、あまりに低くしてはならない。特に反応のpHは約7.5以上である
【0045】 特に好ましい事項として、エピクロロヒドリンとプレポリマーのための反応混
合物のpHは約8.0〜約8.5の範囲である。好ましい8.5のpHの上限の
理由は、第3アミンエピクロロヒドリン付加物の酸/塩基平衡に関係し、好まし
い8.0のpHの下限の理由は、第3アミン及びプロトン化第4アミンの間の酸
/塩基平衡に関する。これらの酸/塩基平衡はここで議論する。
【0046】 これに関して、pHが8.5より高い場合には、第3アミノクロロヒドリンか
ら第3アミノメチロキシラン及び塩素イオンへのかなりの平衡のシフトがある。
議論したように、塩素イオンの存在は、未反応エピクロロヒドリンがある場合に
は特に不利であるが、これは塩素イオン及びエピクロロヒドリンは反応して特に
有毒なDCPを形成するためである。従って、pHを約8.5未満に維持し、そ
して塩素インの濃度を有意に減じることが重要である。さらに、pHが8.0未
満である場合には、第3アミン形態からプロトン化第3アミン形態への有意の平
衡シフトがある。議論したがこのシフトは、DCP及びCPD両方のレベルを増
し、そして架橋を減じる。従って、エピクロロヒドリン及びプレポリマーの反応
のpHを約8.0〜約8.5の間に維持することがさらに、エピクロロヒドリン
副生物を減じそして架橋を最適化するという重要な利点を与える。
【0047】 エピクロロヒドリンとプレポリマーとの反応の間、pHは、必要な時に必要な
量の酸及び/または塩基の添加によって必要な範囲に維持できる。使用し得る塩
基は水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを含む。適切な酸は、議論したように
、硝酸、硫酸及び燐酸を含む。
【0048】 酸の存在下にエピクロロヒドリンとプレポリマーとの反応を実施すること、特
に反応混合物中に酸を含めることは、pHを示された上限内に維持する要求に見
合うために必要である。これに関して、エピクロロヒドリンのプレポリマーとの
反応は弱塩基を消費し、そして強酸を同じモル速度で生じる。すなわち、消費さ
れる弱塩基の各モルについて1モルの強塩基が生じる。結果として、酸はpHを
下げるために使用しなくてはならず、下って、議論したように、第3アミンエピ
クロロヒドリン付加物の平衡を第4アミノクロロヒドリンの方に、そして第4ア
ミノメチロキシラン及び塩素イオンから遠ざけてシフトさせるために使用しなけ
ればならない。
【0049】 塩基の添加は、架橋反応の速度が第3アミンとエピクロロヒドリンとの反応の
速度を超えるときに不調である。架橋反応は1モルの弱塩基の消費してpHの低
下を起こす。pHがあまりに低いと、第3アミンは、エピクロロヒドリンとアミ
ンとの反応及び架橋反応が速度低下する程度にプロトン化する。これらの反応の
速度低下の結果は、アミノクロロヒドリンが形成されず、エピクロロヒドリンが
CPDに転化され、生成物のアミノクロロヒドリン官能価が減じられ、そして湿
潤紙力増強効果が減じられる。
【0050】 エピクロロヒドリンとプレポリマーとの反応が、特に1種以上の非ハロゲン酸
の存在下に実施されると、酸を使用する利点と共にさらにハライド(例えば塩素
)イオン濃度を下げるという追加の利点を与える。従ってエピクロロヒドリンの
エピクロロヒドリン副生物への転化は減じられる。適切な非ハロゲン酸は、硝酸
、硫酸及び燐酸を含む。
【0051】 好ましい事項として、エピハロヒドリンとプレポリマーとの反応は、非ハロゲ
ン酸の存在下に実施することを除き、ハロゲン酸の不存在下、または実質的に不
存在下に実施される。これに関して、有害なハライドをエピハロヒドリン系に添
加することを避けることは、エピハロヒドリンの存在下に利用できるハライドイ
オンの量を最小化するために特に重要である。特に望ましくないハライドイオン
をエピハロヒドリンと共に考慮することは、それらが特に有毒なDHPを形成す
るので、ハロゲン酸は本発明の方法において採用することが特に望ましくない程
にハライドイオンに富んだ源である。
【0052】 エピハロヒドリンとプレポリマーとを約35℃以下で反応させることは、反応
混合物中のハライドイオン濃度を減じるのを助けることができ、従って、生成す
るエピハロヒドリン副生物の量を減じることができる。特に安定した温度範囲で
操作することは、第3アミンエピハロヒドリン付加物の平衡を第4アミンクロロ
ヒドリン形態の方にシフトさせることができ、それによってハライドイオン濃度
を減じることができる。
【0053】 従って、エピハロヒドリン及びプレポリマーの反応を約35℃以下で実施する
ことは、第3アミンと第4アミノメチロキシランとの反応の速度を遅くする。こ
こに示したように、これが架橋反応である。架橋反応は、第4アミノクロロヒド
リンと第4アミノメチロキシラン及び塩素イオンとの示された平衡から第4アミ
ノメチロキシランを引き抜くことによってハライドイオン濃度を増すことができ
る。従って、架橋反応の速度は、反応混合物内のハライドイオン濃度を下げ得る
。ここに議論するように、ハライドイオン濃度を下げることは、第3アミンとの
望ましい反応と望ましくないハライドイオンとの反応との間のエピハロヒドリン
の好ましい区分けにつながる。
【0054】 いずれの場合にも、架橋反応の速度を遅くすることは、それがこの方法を通じ
て発揮されるさらなる制御を許容することにおいて有利である。本発明の方法は
、低いエピハロヒドリン:アミンのモル比による架橋の高い速度を特徴とする。
【0055】 特に、架橋が起こるように、両第4アミノメチロキシラン基、そしてさらにエ
ピハロヒドリンと未反応の第3アミン基もなくてはならない。低いエピハロヒド
リン:アミンのモル比によって、比較的に多量の第3アミンが、エピハロヒドリ
ンと反応せずに残り、従って、第4アミノメチロキシランとの架橋反応に自由に
参加する。従って、架橋の速度が増加する。対照的に、本技術において既知の方
法は過剰のエピハロヒドリンを使用する。従って、これらの方法において、エピ
ハロヒドリンと未反応(従って架橋反応に利用できる)遊離の第3アミン基の量
が減じられるので架橋速度は低い。
【0056】 しかし、本発明の方法において、第3アミンとエピハロヒドリンとの反応は、
もし温度があまりに高いと制御しがたく、架橋反応があまりに高速で起こるので
、ゲル化または固体生成物が生じる結果となる。もし粘度があまりに速く増加す
ると、有効にモニターすることができず、そして反応は適切な時点で停止できな
い。
【0057】 従って、プレポリマーとエピハロヒドリンは、ポリマーのゲル化の前に、この
反応の終了を許容するのに十分に低い温度で反応される。特に、反応温度は、架
橋反応を制御可能な速度に落として保持するために十分に低く維持される。その
結果、反応は、正確な程度の架橋が起こるとき、または他の方法で適切な時間に
停止できる。
【0058】 好ましくは、これらの目的を達成するために、エピハロヒドリンとプレポリマ
ーとの反応は約35℃以下の温度で実施される。特に好ましい事項として本反応
は約20〜約35℃で実施される。
【0059】 エピハロヒドリンとプレポリマーとの反応は好ましくは、全てのまたは実質的
に全てのエポキシド基をクロロヒドリン基に転化するために、すなわちオキシラ
ン及び塩素イオンをアミノクロロヒドリンに平衡を完全にシフトするのに十分な
量の酸を加えることによって停止される。このことは、第3アミンとの反応のた
めのオキシランを残さないので、架橋を終わらせる。
【0060】 オキシランのこの示された転化は、本発明の第3アミンポリアミドアミン−エ
ピハロヒドリンポリマーが貯蔵されることを許容する。もし、オキシランが残っ
ていると、架橋は貯蔵中も継続し、粘度は増加し、そしてゲル化及び/または固
化が生じ得る。
【0061】 特に好ましい事項として、エピハロヒドリン及びプレポリマー反応混合物にp
Hを約2.0に下げるために十分な量の酸が添加される。 エピハロヒドリン及びプレポリマーの反応を終わらせるために使用されるこの
酸は1種または複数種のハロゲン酸を含み得る。しかし、もしハロゲン酸が使用
されると、それはエピハロヒドリンが残存するとそれをDCPに転化する。一方
、非ハロゲン酸が反応のこの終了に使用されると、さらに多くのエピクロロヒド
リンがDCPではなくCPDに転化される。
【0062】 従って、この反応を終了さるために使用される酸が、1種または複数種の非ハ
ロゲン酸を含むことが好ましい。この目的のために適切な非ハロゲン酸は、硝酸
、硫酸及び燐酸を含む。特別の好ましい事項として、エピハロヒドリン及びプレ
ポリマーの反応のこの終了に、ハライドイオンは存在せず、または実質的に存在
しない。
【0063】 本発明の第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーは、セルロ
ース及び繊維質材料、特にセルロース及び繊維質ウエブ及びパルプ、そして特に
紙パルプ及び紙への添加及び組込みの処理のために適切である。本発明の方法に
よって製造される第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーは、
セルロース及び繊維質材料、特にセルロース及び繊維質ウエブ及びパルプ、そし
て最も特別には紙パルプ及び紙のための湿潤強度増強剤及び乾燥強度増強剤とし
て特に有用性を有する。特に示された紙に関して、これは、紙、厚紙のような重
質紙材料、並びに化粧紙、浴室ティッシュ、紙タオル及び紙ナプキンのようなよ
り軽質の紙材料を含む。
【0064】 さらに、本発明の方法によって与えられるポリマーのための適切な使用に関し
て、ここに議論したように、これらのポリマーはエピハロヒドリン副生物レベル
を特徴とする。環境の問題がますます重要になってきているので、この低いエピ
ハロヒドリン副生物含量もこれに応じて重要性が大きくなっている。例えば、国
々が厳格な環境的制限を執行している西欧においては、特にドイツ(有害と分類
された異なる物質の許容レベルに関する非常に厳格な法律を有する)においては
、このことは特に真実である。
【0065】 前述のことに関して、新しく設立されたユーロ紙幣はことなる有効な国によっ
て実施される有害物質含量制限に応じることが要求される。この理由のために、
特に低いエピハロヒドリン副生物レベルを特徴とする本発明のポリアミドアミン
−エピハロヒドリンポリマーは、ユーロ紙幣のための添加剤として特に適切であ
る。
【0066】 本発明の方法によって製造される第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒド
リンポリマーは、第4アミノハロヒドリン基の第4アミノメチロキシラン基の転
化によって活性化され得る。この転化は、遊離酸、プロトン化されたアミン、及
びハロヒドリン基の合計に当量、または少なくとも当量の塩基の添加によって実
施し得る。完全な活性化のために、ポリマーのpHは塩基の添加の後15分で、
9.5を超えなければならない。ポリマーの活性化のための適切な塩基は、水酸
化アルカリ金属、アルカリ金属カーボネート、水酸化カルシウム及び水酸化第4
アンモニウムを含む。
【0067】 本発明はさらに、(水性組成物を含む)本発明の方法から得られる第3アミン
ポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーを含む組成物に関する。本発明の
ポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーを含む組成物は、セルロース及び
繊維質材料、特にセルロース及び繊維質ウエブ及びパルプ、そして最も特別には
紙パルプ及び紙への添加及びこれらへの組み込みの処理のために適切である。本
発明の組成物、例えば本発明の第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリン
ポリマーの水溶液は好ましくは、意図される用途のために有効な量のポリマーを
含む。
【0068】 特に、本発明の組成物は、最も特別には本発明のポリアミドアミン−エピハロ
ヒドリンポリマーの水溶液は、セルロース及び繊維質材料、特にセルロース及び
繊維質ウエブ及びパルプ、そして最も特別には紙パルプ及び紙のための湿潤強度
増強用及び乾燥強度増強用組成物として適切である。これらの組成物は意図され
る(例えば湿潤強度または乾燥強度)機能のために有効な量のポリマーを含む。
【0069】 本発明の適切な水溶液は、約1〜60重量%のポリマー濃度を有するものを含
む。湿潤紙力増強用及び乾燥紙力増強用途のために、約1〜40重量%のポリマ
ー濃度が好ましい。約5〜35重量%の濃度がさらに好ましいが、最も好ましい
濃度は約10〜30重量%である。
【0070】 本発明はさらに、本発明の第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポ
リマーを含むセルロース及び繊維質材料、特にセルロース及び繊維質ウエブ及び
パルプ、そして最も特別には紙パルプ及び紙に関する。これらの材料は、好まし
くは意図される機能のために有効な量のポリマーを含む。
【0071】 湿潤強度及び乾燥強度増強剤として使用されるとき、本発明のポリマーは好ま
しくはセルロース剤用の乾燥重量を基準として約0.1〜5重量%の量で存在す
る。存在するポリマーの量は、最終製品において望まれる程度の湿潤及び乾燥強
度、及びセルロース繊維によって保持されるポリマーの量に依存する。
【0072】 本発明の組成物及びポリマーは、本技術で既知であるように、標準的な方法に
従って湿潤強度増強剤として使用できる。特に湿潤強度の用途のために、これら
の薬剤は、典型的には、シートが形成される前のいずれのときにでも、パルプ紙
料に加えられる。
【0073】 本発明はさらに、第3アミンポリアミドアミン−エピクロロヒドリンポリマー
の添加によって紙に湿潤紙力を与えることを含む方法によって紙を製造する方法
に関する。この方法は、紙パルプを与える行程、本発明のポリマーをパルプに加
える行程、ポリマーの添加の後に紙パルプからシートを形成する行程、及びシー
トを乾燥して紙を形成する行程を含む。
【0074】 従って、本発明のポリマーは特に、製紙機内の紙パルプ繊維に組み込むことに
よる、紙の強度増強剤として使用されることができる。好ましくは、ポリマーは
紙パルプ内に、パルプの乾燥重量に対して、ポリマーの乾燥重量で約0.1〜5
%の料で組み込まれる。良好な強度結果は、この範囲のポリマー含量で与えられ
る。
【0075】 さらに、本発明は、紙をリパルプ化する方法に関する。この方法は、本発明の
ポリマーを含む紙を与える行程、指定された紙から水及びパルプを含むスラリー
を形成する行程を含むことができる。本発明はさらに、上述のリパルプ法に従っ
て調製したパルプから紙を製造する方法及びこのパルプから製造した紙に関する
【0076】 事実、本発明のポリマーは、リパルプ化が望まれる湿潤紙力増強用途に特に有
利である。ポリ(メチルジアルリアミン)(PMDAA)プレポリマーから調製
したポリマーで製造した紙と比較して、本発明のポリマーで製造した紙の屑また
は切れ端は容易にリパルプされるが、これは、本発明のポリアミドアミン(PA
A)の化学構造による。特に、この容易なリパルプ可能性の理由は、PMDAA
プレポリマーと対照的に、本発明のPAAプレポリマーは塩基で加水分解可能な
アミド結合を含むことである。
【0077】 本発明は以下の手順及び実施例によって例示される。これらは代表的なものと
しての目的で与えられ、そして本発明の範囲を限定すると解されてはならない。
換算比粘度は2.00g/dLの濃度で1.0MのNH4Cl中で25℃におい
て測定される。他に示さない限り、全ての百分率、部数等は重量による。
【0078】 プレポリマーの合成 プレポリマーA−MBAPAを使用した、蓚酸:尿素が60:40のモル比の コポリマー 水(73.0g)をMBAPA(2.00モル、290.6g)に加え、1リ
ットルの樹脂ケトル内で攪拌を実施した。この混合物の温度を24℃から49℃
に上げた。26℃に冷却した後、蓚酸(1.20モル、108.1g)を40分
にわたり加え、同時に温度を76℃に上げた。
【0079】 次に反応混合物を45分で120℃に加熱し、その時点で蒸留を開始した。反
応混合物を3時間で180℃に加熱し、そして180℃に2.5時間保持した。 温度を169℃に下げ、次に尿素(0.80モル、48.2g)を30分にわ
たり加えた。尿素の反応から発生したアンモニアを10%硫酸スクラバー中でト
ラップした。次に温度を15分で190℃に上げ、そしてその温度で1.5時間
保持した。反応混合物を130〜150℃に冷却し、熱水(931g)を加え、
そして攪拌を一晩実施した。
【0080】 一晩の攪拌の後、硫酸(98%、102.1g)を加え、そしてプレポリマー
生成物を水(97g)で反応器からすすいだ。この生成物は6.0のpH、31
.5%の全固形分(生成物のオーブン乾燥の前後に、比較秤量で測定)、25.
0%の有機固形分(OS)濃度(出発物質の重量−縮合揮発物の重量を全最終生
成物重量で割って計算)、0.239dL/gの換算比粘度(RSV)(有機固
形分を基準として計算)、及び1.33meq/湿潤g(MBAPAのモル数を
全最終生成物重量で割って計算)を有する。
【0081】 プレポリマーB〜L これらのプレポリマーは、表1に示す成分、比率、処理条件、及び生成物の性
質を除き、上述のプレポリマーAの手順に従って調製した。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】 プレポリマーM〜R これらのプレポリマーのそれぞれを、MBAPAから合成された一定量の固体
ポリマー及び60:40のモル比の蓚酸及び尿素から調製し、そして水で希釈し
た。一定のプレポリマーを塩酸で酸性化し、他のものはしなかった。酸性化及び
他のプレポリマーの性質を表3に示す。
【0085】
【表3】
【0086】 ポリマーの合成 実施例1 一定量のプレポリマーA(コポリ(MBAPA、60:40の蓚酸:尿素モル
比)、RSV0.239dL/g、25.0%有機固形分、1.33meqアミ
ン、pH6.0、0.266モルアミン、200.0g)のpHを水酸化ナトリ
ウム(6.0モル/L、6.55g)で8.0に調整した。エピクロロヒドリン
(0.239モル、22.11g)を20分にわたり、25℃において攪拌して
いるこの反応混合物に加え、pHを硫酸(98%、1.24g)の添加によって
8.0に維持した。エピクロロヒドリン対アミンのモル比は0.90であった。
反応OS濃度は30.0%(プレポリマーの有機固体重量+エピクロロヒドリン
の重量を反応混合物の重量で割って計算)であった。
【0087】 反応混合物を20分で30℃に加熱し、30℃で11時間攪拌し、pHを水酸
化ナトリウム(6.0モル/L、10.40g)の添加によって7.9〜8.1
に維持した。この間、反応混合物試料の25℃におけるガードナーホルト粘度測
定を行った。11時間の反応時間において、粘度は<Lに増加した。次に架橋を
pHを2に下げるのに十分な量の塩酸(38%、3.76g)を加えることによ
って停止させた。貯蔵中の粘度増加からポリマーを安定化するために、pHを塩
酸(38%、6.64g)の添加によって2に維持しながら、生成物を70℃で
3.5時間加熱した。
【0088】 最終生成物は、28.4%の全固形分、22.4%のOS含量、1.8のpH
、25℃で68cPのブルックフィールド粘度、及び1,3−ジクロロ−2−プ
ロパノール(DCP)の3381湿潤ppm量または15105乾燥OSppm
の量を有すると決定された。塩基での活性化、1%のポリマーの紙への組み込み
、及び紙の下に述べるような硬化の後、湿潤引張強度の乾燥引張強度に対する比
(硬化湿潤/乾燥引張)は18.2%であると測定された。
【0089】 酸含量の滴定及び塩基による活性化 クロロヒドリン基のエポキシド基への転化のために要求される塩基の量は、ポ
リマーを製造する際に添加される正味量の酸にほぼ等しい。かわりに、それは塩
基でのポリマーの滴定によって測定できる。
【0090】 pHの滴定について、標準化された1Nの水酸化ナトリウムが約5%の増分で
5分の間隔で10%固形分のポリマーに添加された。この当量点は、pH対添加
塩基の曲線の最も急な上昇がpH9.5〜10.0の平らの後に起こった、pH
が約10.8のところでとった。3%固形分に希釈したポリマーを、紙パルプへ
の添加の前に、クロロヒドリン基のエポキシド基への添加のために必要な量の水
酸化ナトリウムを加えることによって活性化した。
【0091】 製紙 パルプは、Crown Vantage Burgess 硬木及びRayonier 漂白クラフトパルプの
70:30重量比の混合物であった。このパルプは、50ppmの硬度及び25
ppmのアルカリ度を有する水で希釈した。
【0092】 パルプを、ジョーンズの12インチダブルディスクレファイナー上で420カ
ナダ標準濾水度に叩解し、pHを水酸化ナトリウムで7.に調節した。パルプの
乾燥重量を基準として1%の量の活性化されたポリマーをこれに加えた。パルプ
を連続ラボフォーマー上でシート化して、ほぼ40ポンド/連(連は3000平
方フィート)の坪量の紙を得た。
【0093】 紙を45psigでウエットプレスし、そして次に、77℃の表面温度を有す
る7つの乾燥シリンダー上で4.5〜5.0%の水分含量に乾燥した。紙をオー
ブン内で80℃で30分間硬化した。湿潤強度について試験したシートを蒸留水
に浸漬した。湿潤強度は乾燥強度の百分率として示す。
【0094】 実施例2〜19 実施例2〜19のポリマーを、表4〜7に示した成分、比率、処理条件、及び
生成物の性質を除き、実施例1の手順に従って調製した。
【0095】
【表4】
【0096】
【表5】
【0097】
【表6】
【0098】
【表7】
【0099】 比較実施例20〜46のポリマーを、表8〜13に示した成分、比率、処理条
件、及び生成物の性質を除き、実施例1の手順に従って調製した。
【0100】
【表8】
【0101】
【表9】
【0102】
【表10】
【0103】
【表11】
【0104】
【表12】
【0105】
【表13】
【0106】 表4〜13の注記:1 Ox−オキサロイル(蓚酸から)2 Ur−カルボニル(尿素から)3 1,3DCP4 Ad−アジポニル(アジピン酸から) 最後に、本発明を特定の手段、材料及び態様に関して記述してきたが、本発明
が開示された特定のものに限定されず、それは特許請求の範囲内の均等のものへ
及ぶことが注意されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 4J001 DA01 DB01 DB03 DD13 EB02 EB03 EB05 EB06 EB07 EB08 EB09 EC77 EE23A EE27A EE38A EE43A FA01 FB03 FC03 FD05 JA20 JB50 JC08 4J043 PA04 PB08 PB12 QB53 RA63 SA05 SA06 SA78 SB01 TA37 TA53 TB01 UA622 UB221 WA06 ZA60 ZB33

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第3アミンポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリ
    ンとを (a)エピハロヒドリンの、ポリアミドアミンプレポリマー中の第3アミン基に
    対する比が1.0:1.0未満で、 (b)約7.5〜約9.0のpHにおいて、 (c)非ハロゲン酸の存在下で、そして (d)約35℃以下の温度において 反応させることを含む、第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマ
    ーを製造するための方法。
  2. 【請求項2】 第3アミンポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒド
    リンとを (a)エピハロヒドリンの、ポリアミドアミンプレポリマー中の第3アミン基に
    対する比が1.0:1.0未満で、 (b)約7.5〜約9.0のpHにおいて、 (c)非ハロゲン酸の存在下で、そして (d)第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマーのゲル化前に反
    応を終了させるのに充分に低い温度において 反応させることを含む、第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマ
    ーを製造するための方法。
  3. 【請求項3】 ポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリンとの反応
    に、塩基及び非ハロゲン酸より成る群から選択される少なくとも1種を添加する
    ことによって約7.5〜約9.0のpHを維持することをさらに含む、請求項1
    または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリンとの反応
    に、反応内の実質的に全てのオキシラン基をハロヒドリン基に転化するために充
    分な酸を添加することによってポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリ
    ンとの反応を停止させることをさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリンとの反応
    を停止するため加える酸が、非ハロゲン酸を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 ポリアミドアミンプレポリマーをエピハロヒドリンと、ハロ
    ゲン酸の実質的な不存在下に反応させることをさらに含む、請求項1または2に
    記載の方法。
  7. 【請求項7】 ポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリンとの反応
    に、反応内の実質的に全てのオキシラン基をハロヒドリン基に転化するために充
    分な酸を添加することによってポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリ
    ンとの反応を停止させることをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリアミドアミンプレポリマーとエピハロヒドリンとの反応
    を停止するために加えられる酸が非ハロゲン酸を含み、これによってハロゲン酸
    が実質的に不存在なままである、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 エピハロヒドリンのポリアミドアミンプレポリマー中の第3
    アミン基に対するモル比が約0.7:1〜1.0:1.0である、請求項1また
    は2に記載の方法。
  10. 【請求項10】 エピハロヒドリンのポリアミドアミンプレポリマー中の第
    3アミン基に対するモル比が約0.8:1〜0.99:1.0である、請求項9
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】 エピハロヒドリンのポリアミドアミンプレポリマー中の第
    3アミン基に対するモル比が約0.85:1〜0.99:1.0である、請求項
    10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 エピハロヒドリンのポリアミドアミンプレポリマー中の第
    3アミン基に対するモル比が約0.9:1である、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 pHが約8.0〜約8.5である、請求項9に記載の方法
  14. 【請求項14】 温度が約20℃〜約35℃である、請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 (a)エピハロヒドリンがエピクロロヒドリンを含み、そ
    して (b)第3アミンポリアミドアミンプレポリマーが (i)飽和脂肪族ジカルボン酸及び非アシルハライド飽和脂肪ジカルボン酸誘導
    体よりなる群から選択される少なくとも1種と (ii)第3アミンポリアルキレンポリアミドより成る群から選択される少なく
    とも1種 との反応生成物を含む、 請求項1または2に記載の方法。
  16. 【請求項16】 第3アミンポリアミドアミンプレポリマーが、 (a)C1〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸及び非アシルハライド飽和脂肪族C1
    12ジカルボン酸誘導体より成る群から選択される少なくとも1種と、 (b)第3アミンポリアルキレンポリアミン(少なくとも1つの第3アミン基が
    少なくとも1つのエピハロヒドリン反応性アミン基を含み、かつ少なくとも2つ
    のアミド形成アミン基が少なくとも2つの第1アミン基を含む)より成る群から
    選択される少なくとも1種 との反応生成物を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 非ハロゲン酸が、硝酸、リン酸及び硫酸より成る群から選
    択される少なくとも1種を含む、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 第3アミンポリアミドアミンプレポリマーが (a)尿素と、 (b)N,N−ビス(3−アミノプロピル)メチルアミン及びN,N−ビス(2
    −アミノエチル)−メチルアミンより成る群から選択される少なくとも1種の第
    3アミンポリアルケンポリアミン との反応生成物を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 【請求項19】 第3アミンポリアミドアミンプレポリマーが、少なくとも
    1種のC1〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸の反応生成物をさらに含む、請求項1
    8に記載の方法。
  20. 【請求項20】 尿素の、少なくともC1〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸に
    対するモル比が約40:60〜約60:40である、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 少なくとも1種のC1〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸が、
    蓚酸及びアジピン酸より成る群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1
    9または20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 飽和脂肪族ジカルボン酸及び非アシルハライド飽和脂肪族
    ジカルボン酸誘導体より成る群から選択される少なくとも1種を、第3アミンポ
    リアルキレンポリアミンより成る群から選択される少なくとも1種と反応させて
    、第3アミンポリアミドアミンプレポリマーを形成することをさらに含む、請求
    項1または2に記載の方法。
  23. 【請求項23】 (a)飽和脂肪酸ジカルボン酸がC1〜C12飽和脂肪族ジ
    カルボン酸を含み、 (b)非アシルハライド飽和脂肪族ジカルボン酸誘導体が非アシルハライドC1
    〜C12飽和脂肪族ジカルボン酸誘導体を含み、そして (c)第3アミンポリアルキレンポリアミンが第3アミンポリアルキレンポリア
    ミンを含み、 (i)少なくとも1つの第3アミン基が、少なくとも1つのエピハロヒドリン
    反応性アミン基を含み、そして (ii)少なくとも2つのアミド形成アミン基が少なくとも2つの第1アミン
    基を含む、 請求項22に記載の方法。
JP2000547140A 1998-05-04 1999-05-03 第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー Pending JP2002513827A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/071,902 1998-05-04
US09/071,902 US6111032A (en) 1998-05-04 1998-05-04 Tertiary amine polyamidoamine-epihalohydrin polymers
PCT/US1999/006562 WO1999057175A1 (en) 1998-05-04 1999-05-03 Tertiary amine polyamidoamine-epihalohydrin polymers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002513827A true JP2002513827A (ja) 2002-05-14

Family

ID=22104334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000547140A Pending JP2002513827A (ja) 1998-05-04 1999-05-03 第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー

Country Status (18)

Country Link
US (1) US6111032A (ja)
EP (1) EP1090059B1 (ja)
JP (1) JP2002513827A (ja)
KR (1) KR20010052301A (ja)
CN (1) CN1136251C (ja)
AR (1) AR015285A1 (ja)
AT (1) ATE301150T1 (ja)
AU (1) AU746483B2 (ja)
BR (1) BR9910203A (ja)
CA (1) CA2330915C (ja)
DE (1) DE69926509T2 (ja)
ES (1) ES2243057T3 (ja)
ID (1) ID27615A (ja)
PL (1) PL343824A1 (ja)
PT (1) PT1090059E (ja)
TW (1) TW506978B (ja)
WO (1) WO1999057175A1 (ja)
ZA (1) ZA200006349B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270418A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Seiko Pmc Corp 裏抜け防止用塗工剤、それを含有する塗工用組成物、塗工用組成物を塗布した紙及び新聞印刷用紙

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4666853B2 (ja) 1999-06-11 2011-04-06 ハーキュリーズ・インコーポレーテッド ポリアミン副生物ポリアミン−エピハロヒドリン樹脂
AU2004208655B2 (en) * 1999-06-11 2006-12-21 Solenis Technologies Cayman, L.P. Reduced byproduct polyamine-epihalohydrin resins
US6906133B2 (en) * 2002-01-07 2005-06-14 Hercules Incorporated Polyalkyldiallylamine-epihalohydrin resins as wet strength additives for papermaking and process for making the same
US20060014892A1 (en) * 2004-07-14 2006-01-19 Armin Michel Polyalkyldiallylamine-epihalohydrin resins as wet strength additives for papermaking and process for making the same
US20070251889A1 (en) * 2005-12-19 2007-11-01 Singleton Freddie L Biocide-enhanced mechanical treatment of water
US20070256986A1 (en) * 2005-12-19 2007-11-08 Singleton Freddie L Chemically-enhanced mechanical treatment of water
CN103547613A (zh) * 2011-04-21 2014-01-29 佐治亚-太平洋化工品有限公司 聚酰胺基胺-表卤醇树脂,其制造方法和用途
CN103362032B (zh) * 2013-07-17 2016-08-17 浙江和新科技有限公司 一种纸张湿强剂及其制备方法

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3311594A (en) * 1963-05-29 1967-03-28 Hercules Inc Method of making acid-stabilized, base reactivatable amino-type epichlorohydrin wet-strength resins
US3240664A (en) * 1964-02-03 1966-03-15 Hercules Powder Co Ltd Polyaminoureylene- epichlorohydrin resins and use in forming wet strength paper
US3332901A (en) * 1966-06-16 1967-07-25 Hercules Inc Cationic water-soluble polyamide-epichlorohydrin resins and method of preparing same
DE1595336A1 (de) * 1966-08-09 1970-09-03 Basf Ag Verfahren zur Herstellung wasserloeslicher kationischer Polykondensate
DE1771043C3 (de) * 1968-03-27 1979-05-23 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Selbstvernetzende wasserlösliche Produkte und deren Verwendung als Naßfestmittel für Papier
US3840504A (en) * 1970-01-26 1974-10-08 Hercules Inc Reaction products of epihalohydrin and polymers of diallylamine and their use in paper
US3772076A (en) * 1970-01-26 1973-11-13 Hercules Inc Reaction products of epihalohydrin and polymers of diallylamine and their use in paper
US3833531A (en) * 1970-04-22 1974-09-03 Hercules Inc Reaction products of epihalohydrin and polymers of diallylamine and salts thereof and their use in paper
US3700623A (en) * 1970-04-22 1972-10-24 Hercules Inc Reaction products of epihalohydrin and polymers of diallylamine and their use in paper
CA999300A (en) * 1970-09-22 1976-11-02 Rohm And Haas Company Wet-strength resins, paper and method of making it
US3966684A (en) * 1973-02-21 1976-06-29 Hercules Incorporated Cationic water soluble polymeric reaction product of polyaminopolyureylene-epichlorohydrin and nitrogen compound
US3966694A (en) * 1973-02-21 1976-06-29 Hercules Incorporated Cationic water soluble polymeric reaction product of poly(diallylamine)-epihalohydrin and nitrogen compound
US4388439A (en) * 1977-01-21 1983-06-14 Hercules Incorporated Wet-strength resin for paper and method of preparing same
US4184019A (en) * 1978-04-20 1980-01-15 Rohm And Haas Company Oxidatively stable ion exchange resin condensation product of an epichlorohydrin and a polyamine
US4222921A (en) * 1978-06-19 1980-09-16 Monsanto Company Polyamine/epihalohydrin reaction products
US4605709A (en) * 1983-04-27 1986-08-12 Hercules Incorporated Wet strength resin from methylbis(aminopropyl)amine, oxalic acid ester, saturated aliphatic diester and epihalohydrin
US4708772A (en) * 1983-04-27 1987-11-24 Hercules Incorporated Paper products containing wet strength resins
US4487884A (en) * 1983-04-27 1984-12-11 Hercules Incorporated Aqueous solution of cationic thermosetting resin from N-bis(aminopropyl)methylamine/oxalic acid
US4515657A (en) * 1983-04-27 1985-05-07 Hercules Incorporated Wet Strength resins
US4501862A (en) * 1983-05-23 1985-02-26 Hercules Incorporated Wet strength resin from aminopolyamide-polyureylene
US4537657A (en) * 1983-08-26 1985-08-27 Hercules Incorporated Wet strength resins
DE3808741A1 (de) * 1988-03-16 1989-09-28 Bayer Ag Polyamidamin-harze
JPH04328476A (ja) * 1991-04-30 1992-11-17 Toshiba Corp Lsi
US5316623A (en) * 1991-12-09 1994-05-31 Hercules Incorporated Absorbance and permanent wet-strength in tissue and toweling paper

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270418A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Seiko Pmc Corp 裏抜け防止用塗工剤、それを含有する塗工用組成物、塗工用組成物を塗布した紙及び新聞印刷用紙

Also Published As

Publication number Publication date
CN1299386A (zh) 2001-06-13
DE69926509D1 (de) 2005-09-08
AU3636399A (en) 1999-11-23
CA2330915C (en) 2004-11-23
DE69926509T2 (de) 2006-06-01
AR015285A1 (es) 2001-04-18
US6111032A (en) 2000-08-29
EP1090059B1 (en) 2005-08-03
CA2330915A1 (en) 1999-11-11
ID27615A (id) 2001-04-12
CN1136251C (zh) 2004-01-28
ES2243057T3 (es) 2005-11-16
PL343824A1 (en) 2001-09-10
KR20010052301A (ko) 2001-06-25
ZA200006349B (en) 2002-02-06
TW506978B (en) 2002-10-21
ATE301150T1 (de) 2005-08-15
PT1090059E (pt) 2005-10-31
WO1999057175A1 (en) 1999-11-11
EP1090059A1 (en) 2001-04-11
AU746483B2 (en) 2002-05-02
BR9910203A (pt) 2001-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3422610B2 (ja) 減じられたレベルの有機ハロゲン副生物を有する湿潤紙力増強用樹脂
US10633798B2 (en) Blends of polymers as wet strengthening agents for paper
US4144123A (en) Incorporating a crosslinked polyamidoamine condensation product into paper-making pulp
JP3163188B2 (ja) 紙の常態強度を高めるための紙製造法
EP2875064B1 (en) High efficiency wet strength resins from new cross-linkers
WO1993003222A1 (en) Wet strength resin composition and method of making same
JP2006522208A (ja) アミン末端ポリアミドからの高固形分樹脂の合成
US6429267B1 (en) Process to reduce the AOX level of wet strength resins by treatment with base
US4388439A (en) Wet-strength resin for paper and method of preparing same
US20170292222A1 (en) Strengthening resins for paper products
US5364927A (en) Wet strength resin composition and method of making same
US5503713A (en) Wet strength resin composition
JP2002513827A (ja) 第3アミンポリアミドアミン−エピハロヒドリンポリマー
EP0662542B1 (en) Composition for the manufacture of wet strengthened paper
EP1044235B1 (en) Process to reduce the aox level of wet-strength resins by treatment with base
JPH09511551A (ja) 湿潤紙力増強用樹脂組成物およびその製造方法
EP0508203A1 (en) Epihalohydrin/polyamine polymers containing low levels of dihalopropanols, process for making the same, and paper sizes made therefrom
MXPA00010673A (en) Tertiary amine polyamidoamine-epihalohydrin polymers
JP3329180B2 (ja) 陽イオン性熱硬化性樹脂水溶液の製造方法
CZ20004063A3 (cs) Polymery na bázi epihalohydrin-polyamidoamin s terciárními aminoskupinami
MXPA00006535A (en) Process to reduce the aox level of wet-strength resins by treatment with base

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090128

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090428

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090727