JP2002513547A - ワクチン・アジュバントとしてのインターロイキン−18の使用 - Google Patents

ワクチン・アジュバントとしてのインターロイキン−18の使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ワクチン・アジュバントとしてのインターロイキン−18(IL−18)の使用、該IL−18を含むアジュバント組成物及びワクチン、並びに該組成物及びワクチンにおいて使用される様々な組換えIL−18に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、アジュバントとしての組換えインターロイキン18(IL−18)
の使用、該IL−18を含むアジュバント組成物及びワクチン、並びに該組成物
及びワクチンにおいて使用される様々な組換えIL−18に関する。
【0002】 インターロイキン18(IL−18)は、肝臓から単離することができ、活性
化されたマクロファージにより主に産生される新規なサイトカインである。IL
−18は樹立されたTh1細胞におけるインターフェロン−γ(INF−γ)の
産生を誘導し、NK細胞の細胞障害性を刺激し、かつTh1細胞の増殖を活性化
しTh2細胞の増殖は活性化しないことが報告されている(Okamura e
t al.,Nature vol.378:88 (1995); Stol
l et al.,J.Immunol.vol.159(1):298(19
97))。さらに、IL−18は顆粒球−マクロファージ−CSF産生を増強し
、IL−10産生を減少させることが見出されたが、ConAにより刺激された
PBMCによるIL−4産生に対する効果を有することは見出されていない(U
shio et al.,J.Immunol.vol.156(11):42
74(1996); Kohno et al.,J Immunol.vol
.158(4):1541(1997))。
【0003】 これらの生物学的活性は、IL−12に関して報告されているものと類似して
いるようであるが、IL−18は、IL−12とは独立にこれらの効果を発揮す
る。この所見、及びIL−18がIL−12と構造的に異なっているという事実
は、IL−18とIL−12とが受容体結合及びシグナル伝達経路に関して機能
的に異なっていることを示している(Kohno et al.,J Immu
nol.vol.158(4):1541−1550(1997))。ネズミ及
びヒトのIL−18をコードするcDNAがクローニングされている(Okam
ura et al.,Nature vol.378:88−91,1995
; Ushio et al.,J.Immunol.156(11):427
1−4279,1996)。遺伝子は、IL−1シグナチャー(signatu
re)様配列に類似したリーダー配列を含有する前駆タンパク質をコードしてい
る。IL−18タンパク質及びIL−1βタンパク質はいずれも、このIL−1
シグナチャー様配列を含有するが、IL−18とIL−1とのアミノ酸配列の相
同性は、20%未満であり、それらの生物学的活性はINF−γの誘導に関して
異なっている(Ushio、前記)。
【0004】 EP−A−712931及びEP−A−は、AIDSのようなINF−γ感受
性疾患、尖形コンジローム;腎臓癌、顆粒球腫、菌状息肉腫及び脳腫瘍のような
悪性腫瘍、関節リウマチ、並びにアレルギーの症例における治療薬かつ/又は予
防薬としてのIL−18の使用を提案している。さらに、IL−18は、結腸癌
、直腸癌、胃癌、甲状腺癌、舌の癌、膀胱癌、絨毛癌、肝癌、前立腺癌、子宮癌
、喉頭肺癌、乳癌、悪性黒色腫、カポジ肉腫、脳腫瘍神経芽腫、卵巣の腫瘍、精
巣の腫瘍、骨肉腫、膵臓の癌などのような固形悪性腫瘍を治療するため、IL−
2を用いた、いわゆる「抗腫瘍免疫療法」において使用することが提案されてい
る。
【0005】 感染性疾患に対するワクチン投与は、病原体による感染に関連した臨床的症状
を制限する免疫応答を惹起することを目的としている。活性化されうる免疫メカ
ニズムの多くの型が、特定の病原体の抑制にとっては不適切なものであるため、
正しい型の免疫反応が誘発されることが重要である。ワクチン抗原に対する低い
応答性は、アジュバントと組み合わせて抗原を投与することにより克服されうる
。アジュバントとは、例えば、アルミニウム塩、油乳濁液(oil emuls
ion)、ムラミルペプチドの誘導体、モノホスフォリル・リピドA(mono
phosphoryl lipid A)、リポソーム、QS21、MF−59
、イスコムズ(Iscoms)などのような、抗原に対する免疫応答の増強に寄
与する抗原以外のワクチン製剤の成分と定義される。
【0006】 ワクチン投与後に活性化される細胞及び分子のメカニズムは、ワクチン抗原と
共に投与されるアジュバントの選択により強く影響を受ける。従って、アジュバ
ントの選択は、最適な効率の提供において、ワクチン抗原自体の選択と同程度に
重要である。
【0007】 本発明において、驚くべきことに、IL−18が、ワクチンに対する対象の免
疫応答に対して、強力なアジュバント効果を有することが見出された。このため
、IL−18はワクチン・アジュバントとして使用されうる。従って、一つの実
施態様において、本発明は、有効アジュバント量のIL−18を含むアジュバン
ト組成物を提供する。IL−18を含むアジュバント組成物は、ワクチン製剤と
同時又は連続的に投与されうる。
【0008】 別法として、IL−18は、ワクチン製剤に含まれていてもよい。従って、別
の一つの実施態様において、本発明は、少なくとも一つの活性薬物と、有効アジ
ュバント量のIL−18と、医薬的に許容される担体又は希釈剤とを含むワクチ
ンを提供する。好ましくは、対象動物又は患者において天然に見出されるIL−
18と密接に関連しているIL−18が、アジュバントとしての使用に適してい
る。従って、好ましくは、IL−18は、ワクチンが設計される種と同一の種に
由来するものであり、例えば、イヌにおいて使用するためのワクチンの場合には
イヌIL−18、ヒトにおいて使用するためのワクチンの場合にはヒトIL−1
8である。好ましい実施態様において、IL−18は、イヌ及びウマのワクチン
投与において使用するための、それぞれイヌ又はウマに由来するものである。
【0009】 本発明に係るIL−18は、完全な分子であってもよいし、又はそれらのアジ
ュバント能を保持している限りにおいて、それらの断片であってもよい。IL−
18の機能性等価物も、本発明において使用されうることを理解されたい。機能
性等価物とは、野生型IL−18とアミノ酸配列が異なるが、にもかかわらず野
生型IL−18と実質的に同一のアジュバント活性を有する、修飾されたIL−
18タンパク質と定義される。これらの修飾は、野生型IL−18のアミノ酸配
列内の一つ又は複数のアミノ酸の挿入、欠失、又は保存的置換を構成しうる。直
接的に、又は接合剤(リンカー)を使用することにより、他の分子と接合された
IL−18分子も、本発明の範囲内である。ただし、該接合は、IL−18のア
ジュバント効果を阻害又は妨害しないものである。
【0010】 本発明のIL−18は、天然起源からの抽出又は精製により、有機化学合成に
より、又は組み換えDNA技術により、入手されうる。最も好ましいのは、組み
換えDNA技術によるIL−18の産生である。IL−18の組み換え産生は、
該IL−18をコードする遺伝子又はヌクレオチド配列の使用を必要とする。I
L−18をコードするヌクレオチド配列は、ネズミIL−18、ヒトIL−18
及びラットIL−18に関して、それぞれ発表されている(Okamura、前
記; Ushio、前記; B.Conti et al.,J.Biol.C
hem.272(4),pp.2035−2037,1997)。
【0011】 さらなる実施態様において、本発明は、IL−18、特にイヌ及びウマのIL
−18をコードするヌクレオチド配列を提供する。イヌIL−18及びウマIL
−18をコードするヌクレオチド配列は、それぞれSEQ ID NO1及び3
に示されている。イヌ及びウマのIL−18の推定される一次アミノ酸構造は、
それぞれSEQ ID NO2及び4に与えられている。
【0012】 イヌ及びウマのIL−18をコードするヌクレオチド配列のクローニングは、
それぞれ、他のサイトカインを含まない純粋なIL−18の産生を可能にする。
これは、IL−18特異的抗体を産生する場合に特に有用である。これらの特異
的抗IL−18抗体は、一般的に利用可能な技術により産生されうる。好ましく
は、特異的抗IL−18抗体は、モノクローナル抗IL−18抗体である。従っ
て、本発明は、IL−18特異的抗体、より具体的にはイヌ及び/又はウマのI
L−18に特異的な抗体をさらに提供する。本発明に係るIL−18特異的抗体
は、診断における使用、又は粗調製物からのIL−18たんぱく質の単離及び精
製に適している。さらに、抗体は、インビトロのIL−18産生の定量的分析又
はインビボのIL−18レベルの定量的測定のためのアッセイを開発するために
使用されうる。
【0013】 本発明に係るアジュバント組成物は、IL−18と医薬的に許容される担体と
を含む。適当な医薬的担体は、水、生理食塩水などである。さらに、アジュバン
ト組成物は、油乳濁液、アルミニウム塩、ムラミルジペプチドの誘導体、モノホ
スフォリル・リピドA、リポソーム、QS21、MF−59、イスコムズなどの
ような、一つ又は複数の他のアジュバントを含んでいてもよい。好ましくは、I
L−18は、例えばIL−12のような他のサイトカインと共に使用される。好
ましい実施態様において、本発明に係るアジュバント組成物は、該IL−18を
発現することができるDNAプラスミドを含む。該DNAプラスミドは、転写制
御配列と機能的に連結したIL−18をコードするDNA配列を含む。IL−1
8と共に使用される他のサイトカインをコードするヌクレオチド配列は、同一の
DNAプラスミド上に存在してもよいし、別々のプラスミド上に存在してもよい
。そのようなDNAアジュバント組成物が対象へ投与される際、宿主細胞は、接
種されたDNAを取り込み、その上にコードされた遺伝子を発現し、該IL−1
8のインビボ発現をもたらす。
【0014】 本発明に係るワクチンは、ヒト及び動物、例えば、ブタ、ヒツジ、トリ、ウシ
、イヌ、ネコ、ウマ、サカナ、及び甲殻類の免疫化のために使用されうる。本発
明に係るワクチンは、少なくとも一つの活性薬物と、有効アジュバント量のIL
−18、即ち、該IL−18を含まないワクチンと比較して増強された免疫学的
応答を、ワクチン投与された対象に生じさせる量のIL−18とを含む。
【0015】 本発明に係るアジュバント組成物又はワクチン中のIL−18の必要とされる
有効量は、使用される活性薬物の型、免疫化される病原体の型、及びワクチン投
与される対象の型に依存する。有効量の決定は、医療現場の医師の通常の技術の
範囲内であり、一般的には0.001〜500μg/一回であろう。好ましくは
、その量は、0.01〜50μg/一回、より好ましくは0.1〜5μg/一回
であろう。
【0016】 本発明のワクチンにおいて使用するための活性薬物は、ウイルス、細菌、又は
寄生虫に由来するものでありうる。活性薬物は、疾患を引き起こす病原体全体で
あるか、又は該病原体に由来する成分からなる。活性薬物が病原体全体である場
合、該病原体は、生病原体又は不活化病原体でありうる。生病原体は、該病原体
の弱毒化された型、又は天然に存在する穏和な型のいずれかであると考えられる
。不活化病原体は、化学的又は物理学的な手段により殺傷された病原体であり、
即ち、不活化又は「殺傷された」病原体は、もはや複製能を有しない。化学的不
活化にとって適当な手段は、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、β−プロ
ピオラクトン(β−propiolactone)、エチレンイミン及び誘導体
などである。物理学的不活化にとって適当な手段は、UV照射、γ線照射、「熱
ショック」、X線照射などである。別法として、活性薬物は、該疾患を引き起こ
す病原体に由来する一つ又は複数の成分、例えば精製されたタンパク質、タンパ
ク質−多糖、タンパク質−リポ多糖、リポ多糖などを構成しうる。
【0017】 本発明の好ましい実施態様において、活性薬物は、病原体又は該病原体に由来
する選択された成分を、インビボで発現することができるDNAプラスミドであ
る。さらに、ワクチンは、インビボでIL−18アジュバントを発現することが
できるDNAプラスミドを含みうる。該IL−18アジュバントをコードするD
NAと、該病原体又は選択された成分をコードするDNAとは、一つの同一プラ
スミド上に存在してもよいし、又は別々のプラスミド上に存在してもよい。DN
Aワクチンが対象へ投与された際、宿主細胞は、それを取り込み、該活性薬物と
該IL−18とをインビボで発現する。DNAワクチンは、例えば、米国特許第
5,580,859号に記載されている。
【0018】 本発明に係るアジュバント組成物又はワクチン組成物を製剤化するために使用
されうる薬学的に許容される担体又は希釈剤は、例えば、水性緩衝液、生理食塩
水などのような、無菌であり、かつ生理学的に適合性のものである。さらに、安
定剤、保存料などが、これらの組成物に添加されうる。
【0019】 本発明に係るアジュバント組成物又はワクチンにおいて使用されうるDNAプ
ラスミドは、所望により、担体DNA断片、並びに転写制御配列、標的遺伝子、
及びその他の制御配列を含む適当な発現カセットを含有する。適当なプラスミド
の例には、pBR322、pUC18及びpUC19、pNeo、pSVL、p
MSG(ファルマシア・バイオテク(Pharmacia Biotech)よ
り商業的に入手可能)及びpMC1neo、pSG5、pXT1及びpBX(ス
トラタジーン(Stratagene)より商業的に入手可能)が含まれる。
【0020】 適当な転写制御配列の例には、(ヒト)サイトメガロウイルス極初期プロモー
ター(Seed,B.et al.,Nature 329,840−842,
1987; Fynan,E.F.et al.,PNAS 90,11478
−11482,1993; Ulmer,J.B.et al.,Scienc
e 259,1745−1748,1993)、ラウス肉腫ウイルスLTR(R
SV,Gorman,C.M.et al.,PNAS 79,6777−67
81,1982; Fynan et al.,前記; Ulmer et a
l.,前記)、MPSV LTR(Stacey et al.,J.Viro
logy 50,725−732,1984)、SV40極初期プロモーター(
Sprague J.et al.,J.Virology 45,773,1
983)、メタロチオネイン・プロモーター(Brinster,R.L.et
al.,Nature 296,39−42,1982)、Ad2の主要後期
プロモーター、β−アクチン・プロモーター(Tang et al.,Nat
ure 356,152−154,1992)のようなプロモーターが含まれる
。もまた適切である。
【0021】 制御配列には、終結因子及びポリアデニル化配列も含まれうる。使用されうる
配列には、周知のウシ成長因子ポリアデニル化配列、SV40ポリアデニル化配
列、ヒト・サイトメガロウイルス(hCMV)の終結因子及びポリアデニル化配
列が含まれる。
【0022】 原則として、例えばSambrook et al,Molecular C
loning,a Laboratory Manual,second ed
ition,Cold Spring Harbor Laboratory
Press,1989に記載されたような、真核細胞において遺伝子の転写を制
御することができる任意の転写制御配列が使用されうる。さらに、制御配列には
、コードされたタンパク質の発現を増加させる効果を有するイントロン、例えば
hCMVイントロンA(Chapman,B.S.et al.,Nuclei
c Acid Research 19,3979−3986,1991)も含
まれうる。
【0023】 本発明の組成物は、経口又は非経口投与に適する任意の形態をとりうる。経口
使用の場合、本発明に係るアジュバント又はワクチン組成物は、溶液、シロップ
、懸濁液、錠剤、カプセルなどとして製剤化されうる。非経口使用の場合、本発
明に係る組成物は、懸濁液、溶液、分散液、乳濁液などのような、注射に適した
形態で製剤化されうる。本発明に係る組成物の調製は、当業者にとって一般的な
手段により実施される。
【0024】 好ましい投与経路は、非経口経路、例えば筋肉内注射、静脈注射、皮内注射、
皮下注射、及び粘膜経路、例えば鼻腔内滴剤、点眼剤、(エアロゾル)スプレー
などである。
【0025】 以下、実施例により、本発明を制限することなく、本発明を例示する。
【0026】 実施例 実施例1 A.肺胞マクロファージの回収 肺に組織培養培地(ウマにはHBSS、イヌにはRPMI)を充填し、液体を
遠心分離容器へ注入して培地及び細胞を回収することにより、(死後の)ウマ又
はイヌの肺から、肺マクロファージを抽出した(肺由来の細胞の回収を最大にす
るため、この操作を数回実施し、例えば3リットルまでのイヌ「肺洗浄液」を回
収した)。イヌの場合は、環境からの細菌混入の可能性を最小限に抑えるため、
この操作を層流フード(laminar flow hood)内で実施した。
慎重な取り扱い及び肺の外表面からの混入の回避により、赤血球の混入を最少限
に抑えるための、あらゆる努力をした。
【0027】 A.1 イヌ 「肺洗浄液」を1700rpmで10分間遠心分離することにより肺洗浄材料
から回収された細胞を、20mlの培地中に再懸濁させ(洗浄工程)、1700
rpmで10分間遠心分離し、細胞ペレットを、ペレットのサイズに応じて20
ml又は40mlの培地中に再懸濁させた。フラスコ25cm当たり10ml
の細胞懸濁液を、組織培養フラスコに移した。フラスコにCO2を供給し、37
℃で4時間インキュベートして、マクロファージを接着させた。その後、未接着
の混入赤血球を除去するため培地を交換し、培養物を37℃で一晩インキュベー
トした。培養物をPMA(5ng/ml)で4時間刺激した。培地を除去するこ
とにより細胞を回収し、PBSで洗浄し、その後、ファルマシア・バイオテク・
クイック・プレップ(Pharmacia Baiotech Quick p
rep)mRNA精製キットにより細胞を溶解させた。
【0028】 培地: 10%FCS 20mMヘペス 100U/mlペニシリン 100μg/mlストレプトマイシン が添加されたダルベッコ改変イーグル培地(ギブコ(Gibco)カタログ番号
31966−021)。
【0029】 A.2 ウマ ウマ肺から回収された細胞を含むハンクス緩衝生理食塩水(HBSS)を、4
℃で1800gで10分間遠心分離した。細胞ペレットをHBSSに再懸濁させ
、細胞を4℃で1800gで10分間遠心分離した(洗浄工程)。この操作を繰
り返した。次に、完全培地を用いて細胞をさらに2回洗浄した。最終的な細胞ペ
レットを5〜10mlのRPMIに再懸濁させ、細胞を計数した。細胞懸濁液を
完全培地(下記参照)1ml当たり2×10細胞に希釈し、10細胞(50
mlの培地中)を162cmのフラスコに移した。細胞を、5%CO雰囲気
中37℃で一晩インキュベートした。一晩のインキュベーションの後、培地を除
去し、単層を完全培地で2回洗浄した。10μg/mlのリポ多糖(LPS)を
含有する40mlの完全培地を、各フラスコに添加し、培養物を6時間インキュ
ベートした(37℃、5%CO)。その後、培地を除去し、細胞スクレーパー
を使用してフラスコ表面から細胞を剥離した。回収された細胞を50mlの完全
培地に再懸濁させ、200gで5分間ペレット化した。ペレットを50mlの完
全培地に再懸濁させ、200gで5分間遠心分離した(洗浄工程)。上清を除去
し、細胞をドライアイス/100%エタノール中に浸漬することにより急速凍結
させた。凍結ペレットを−70℃で保存した。
【0030】 完全培地: RPMI1640 2%FCS 100U/mlペニシリン 100μg/mlストレプトマイシン 10mMヘペス緩衝液 2mMグルタミン 5×10−5β−メルカプトエタノール
【0031】 B.刺激された培養物からのmRNAの単離 ファルマシア・クイック・プレップ(Pharmacia Quick Pr
ep)(登録商標)キットを使用して、mRNAを単離した。新たに回収された
、又は以前に調製された細胞ペレット(−70℃で保存)を、mRNAの調製の
ための出発材料として使用した。mRNAの調製は、製造業者のプロトコルにわ
ずかな修飾を加えて、行った。
【0032】 B.1 イヌ 製造業者の指示に従い、ファルマシア第一鎖cDNA合成キットを用いた、第
一鎖cDNA合成のための鋳型として、0.6μgのmRNAを使用した。使用
されたプライマーは、キット中に供給されていた、5’−AACTGGAAGA
ATTCGCGGCCGCAGGAATTTTTTTTTTTTTTTTTT−
3’(SEQ ID NO5)なる配列のNotI−d(T)18二機能性プラ
イマーであった。第一鎖cDNA反応混合物の全最終容量は198μlであった
【0033】 B.2 ウマ mRNAを10mM水酸化メチル第二水銀で処理した。即ち、mRNAを20
μlのDEPC(ジエチルピロカルボネート(diethylpyrocarb
onate))で処理された水に再懸濁させ、65℃で5分間インキュベートし
、室温(RT)まで冷却した。RTにて1分間にわたり、2μlの100mM水
酸化メチル第二水銀を添加し、その後4μlの700mMベータ−メルカプトエ
タノールをRTにて5分間にわたり添加した。
【0034】 製造業者の指示に従い、ファルマシア第一鎖cDNA合成キットを用いた、第
一鎖cDNA合成のための鋳型として、0.5μgの処理されたmRNAを使用
した。使用されたプライマーは、キット中に供給されていた、5’−AACTG
GAAGAATTCGCGGCCGCAGGAATTTTTTTTTTTTTT
TTTT−3’(SEQ ID NO5)なる配列のNotI−d(T)18二
機能性プライマーであった。第一鎖cDNA反応混合物の全最終容量は86μl
であった。
【0035】 C.PCR反応 反応混合物 鋳型 1×PCR反応緩衝液 200μM dNTP[ウマPCR]、100μM dNTP[イヌPCR]
2mM MgCl 2ユニットのアンプリタック(Amplitaq)ポリメラーゼ[ウマPCR
]、1.25ユニット[イヌPCR] 50pmolのプライマー[ウマPCR]、20pmol[イヌPCR] パーキン・エルマー・シータス(perkin Elmer Cetus)キ
ットより供給 プライマーはクルアケム(Cruachem)(グラスゴー(Glasgow)
)より供給
【0036】 C.1 PCR反応 標的としてcDNAを用いたPCR反応を実施した。いくつかのプライマー組
み合わせは、一次PCR後に有意な産物を生成させず、この反応からのPCR産
物を、一次PCRにおいて使用したのと同一又は異なるプライマー条件を用いた
二次PCR反応において使用した。5μlのcDNAを一次PCRにおいて使用
し、1μlの一次PCR産物を二次PCRにおいて使用した。アニール化温度及
びサイクル条件は、ウマ及びイヌのIL−18cDNAの一部又は全部の増幅の
ため最適化された。PCR反応条件の例を、以下に詳細に示す。PCR機パーキ
ン・エルマー(Perkin Elmer)モデル9600をウマPCR反応に
使用し、パーキン・エルマー・ジーンアンプPCRシステム(Perkin E
lmer Geneamp PCR system)2400をイヌPCR反応
に使用した。 ’=分;s=秒 一次ウマPCR反応条件:プライマーA+B、C+B、A+D又はC+D 94℃/5’(94℃、5分間を意味する) 94℃/40s−45℃/55s−72℃/2’を30サイクル[全てのプライ
マー組み合わせ] 72℃/7’ PCR機から反応チューブが取り出されるまで4℃ A+B反応及びC+B反応からクローニング可能産物が回収された。 二次ウマPCR反応条件:プライマーC+D 94℃/5’ 94℃/45s−45℃/1’−72℃/2’を30サイクル[A+B反応:鋳
型 一次PCR A+B;C+D反応:鋳型 一次PCR A+D又はC+D]
72℃/7’ PCR機から反応チューブが取り出されるまで4℃ A+D、A+B又はC+Dを使用して一次反応を実施し、その後プライマーA+
B又はC+Dを用いて二次反応を実施することにより、クローニング可能なA+
B産物又はC+D産物が生成した。 一次イヌPCR反応条件:プライマーA+E、A+B、A+D 酵素添加の前に94℃/5’(「ホットスタート(hotstart)」)[A
+Eプライマー組み合わせのみ] 酵素添加の前に95℃/5’(「ホットスタート」)[A+Dプライマー組み合
わせのみ] 95℃/15s−55又は58℃/15s−72℃/15sを30サイクル[A
+D反応] 95℃/45s−50℃/45s−72℃/1’を30サイクル[A+B反応]
94℃/45s−58℃/1’−72℃/2’を30サイクル[A+E反応] 72℃/60’ PCR機から反応チューブが取り出されるまで4℃ A+E反応及びA+B反応のみからクローニング可能産物が回収された。
【0037】 その他のイヌIL−18クローンは、A+B、A+E及びC+Bを使用した二
次PCRのための標的として、プライマーAをプライマーB、D及びEと組み合
わせて用いた一次PCRを使用した、二次PCRにより回収された。 二次イヌPCR反応: 94℃/5’ホットスタート[場合による] 94℃/45s−54又は58℃/1’−72℃/2’を30サイクル[A+B
反応:鋳型 一次PCR A+D] 94℃/45s−58又は60℃/1’−72℃/2’を30サイクル[A+E
反応:鋳型 一次PCR A+E] 94℃/45s−45℃/1’−72℃/2’を30サイクル[C+B、C+D
反応:鋳型 一次PCR A+D] 72℃/7’ 72℃/53℃[場合による] PCR機から反応チューブが取り出されるまで4℃
【0038】 C.2 使用されたプライマー A(上流):5’−GCAGGAATAAAGATGGCTGC−3’(SEQ ID NO6) B(下流):5’−GCGTTTTGAACAGTGAACAT−3’(SEQ ID NO7) C(上流):5’−GACAATACGCTTTACTTTAT−3’(SEQ ID NO8) D(下流):5’−GGCATGAAATTTTAATAGCTA−3’(SE
Q ID NO9) E(下流)(イヌIL−18の場合にのみ使用):5’−GCTAGCTCTT
GTTTTGAACAG−3’(SEQ ID NO10)
【0039】 C.3 コンセンサス配列の導出 プライマー・セットA+B、C+B、A+E(イヌのみ)及びC+Dを使用し
た少なくとも3つの独立したPCR反応[一次及び二次]からのPCR反応産物
を、インビトロジェン(Invitrogen)TAクローニング・ベクターp
CR2.1にクローニングした。アマシャム(Amersham)のサーモシー
ケナーゼ・サイクル・シーケンシング(ThermoSequenase cy
cle sequencing)キット及びLI−COR自動DNAシーケンサ
ー・モデル4000Lを使用して、IL−18クローンを配列決定した。ウマ及
びイヌのIL−18cDNAのコンセンサス配列は、ウィスコンシン・パッケー
ジ・バージョン(Wisconsin Package Version)9.
0(ジェネティクス・コンピュータ・グループ(Genetics Compu
ter Group)(GCG)(ウィスコンシン州マディソン))を使用した
クローン配列の整列化により得られた。
【0040】 実施例2 C57BL/6ネズミ群(雌、6週齢)の上方脚筋肉に、抗原として不活化さ
れたシュードラビーズ(Pseudorabies)ウイルス(PRVと0.1
LF破傷風毒素(TT)との混合物;一回当たり106.7TCID50)を含
有するワクチン製剤を筋肉内(i.m)注射した。免疫化の直前、1〜2時間前
に、抗原調製物を、大腸菌(ペプロテック(Pepro Tech)、カタログ
番号315−04)において発現した0.1μgの組換えネズミIL−18と混
合した。平行して、ネズミ群を、対照ビヒクルの生理食塩水とワクチン抗原(P
RVとTTとの混合物;一回当たり106.7TCID50)との組合わせで免
疫化した。免疫化の4週間後、動物の眼窩後脈絡叢(retroorbital
plexus)から採血し、記載された方法(Schijns et al.
,J.Immunol 153: 2029,1994)を使用して、それらの
血清を抗原特異的抗体について分析した。
【0041】 採血の1日後、全てのネズミ群に、病原性PRV(ADVフィラキシア(ph
ylaxia)A25H、A−1015 1:600希釈)をi.m.接種した
。未感作のワクチン投与されていない動物は全て、3〜4日以内に感染のため死
亡した。抗原のみをワクチン投与された動物では、わずか30%(10匹中3匹
)が感染により死亡せず、同量の抗原をわずか0.1μgのIL−18と共に受
容した動物では、80%(10匹中8匹)が感染により死亡しなかった。
【0042】 さらに、抗原をIL−18と共に受容したネズミ群においては、抗原のみをワ
クチン投与された動物と比較して、PRV特異的抗体のレベルが増加しているこ
とが観察された(表1参照)。
【0043】
【表1】
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 抗原及び0.1μgのIL−18、又は抗原のみで免疫化されたネズミの、病
原性PRV感染後の生存率。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA ,CN,CU,CZ,EE,GE,HU,ID,IL, IN,IS,JP,KP,KR,LC,LK,LR,L T,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL ,RO,RU,SG,SI,SK,SL,TR,TT, UA,US,UZ,VN,YU,ZA Fターム(参考) 4B024 AA01 BA26 CA04 CA12 DA06 EA04 GA11 HA17 4C084 AA03 AA13 BA35 BA44 DA12 MA02 NA14 ZB261 ZC022 4C085 AA03 BB23 DD61 DD86 EE06 FF13 4H045 AA10 AA30 CA40 DA02 EA22 EA28 FA74

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量のIL−18を含むワクチン。
  2. 【請求項2】 ワクチン・アジュバントとして使用するためのIL−18。
  3. 【請求項3】 対象のワクチン投与のための医薬調製物の製造のためのIL
    −18の使用
  4. 【請求項4】 転写制御配列と機能的に連結したIL−18タンパク質をコ
    ードするヌクレオチド配列を含むDNAプラスミドを含むアジュバント組成物又
    はDNAワクチンであって、該DNAプラスミドが、ワクチン投与された対象の
    細胞において該IL−18をインビボ発現させることができるものである、アジ
    ュバント組成物又はDNAワクチン。
  5. 【請求項5】 該IL−18がワクチン投与される対象と同一の起源に由来
    することを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載のIL−18。
  6. 【請求項6】 IL−18はイヌ又はウマのIL−18であることを特徴と
    する、請求項1から5のいずれかに記載のIL−18。
  7. 【請求項7】 イヌ又はウマのIL−18活性を有するタンパク質。
  8. 【請求項8】 配列番号2(イヌIL−18)又は配列番号4(ウマIL−
    18)に示されたアミノ酸配列を有する、請求項7に記載のタンパク質。
  9. 【請求項9】 イヌ又はウマのIL−18活性を有するタンパク質をコード
    するヌクレオチド配列。
  10. 【請求項10】 配列番号2又は配列番号4に示されたアミノ酸配列を有す
    るタンパク質をコードする、請求項9に記載のヌクレオチド配列。
  11. 【請求項11】 配列番号1(イヌIL−18)又は配列番号3(ウマIL
    −18)に示されたヌクレオチド配列。
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