JP2002512125A - 引き抜き加工によってストランド状の金属製の被変形材料をコーティングしかつ変形する方法および装置 - Google Patents

引き抜き加工によってストランド状の金属製の被変形材料をコーティングしかつ変形する方法および装置

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JP2002512125A
JP2002512125A JP2000544451A JP2000544451A JP2002512125A JP 2002512125 A JP2002512125 A JP 2002512125A JP 2000544451 A JP2000544451 A JP 2000544451A JP 2000544451 A JP2000544451 A JP 2000544451A JP 2002512125 A JP2002512125 A JP 2002512125A
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ヴァインホールト ハリー
ヒュープナー アルミーン
クルツェ ベルンハルト
チョルン ゲルト
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エコフォルム ウムフォルムテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ストランド状の金属製の被変形材料を、固体から液体までの状態の潤滑剤を使用してコーティングし、かつ引き抜き加工によって変形する方法に関する。本発明によって、潤滑剤のシール問題が排除され、被変形材料に関する変形・およびコーティングプロセスの技術的なパラメータが改良され、高性能な変形と構成部品数の著しい減少がとが得られる。本発明によれば、被変形材料(1)は、潤滑剤低圧室(2)と、該潤滑剤低圧室(2)に接続された潤滑剤高圧室(3)とから成る複室構造によって潤滑剤でコーティングされ、潤滑剤低圧室(2)および潤滑剤高圧室(3)の出口に設けられた引き抜き加工型(5;6)によって変形される。潤滑剤低圧室(2)は潤滑剤供給装置(7)によって固体からペースト状の潤滑剤(8)で充填されており、低圧は潤滑剤低圧室(2)の外側で形成される。潤滑剤高圧は、コーティングされた被変形材料(1)が潤滑剤高圧室(3)に導入されることによって、潤滑剤高圧室(3)において形成される。潤滑剤圧力と潤滑剤温度との組み合わせは、潤滑剤(9)が固体から液体までの状態で存在するように調整される。本発明は特に線材引き込み加工に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 技術分野 本発明は冶金の分野に関連する。本発明は、ストランド状の金属製の被変形材
料を、固体から液体までの状態の潤滑剤を使用してコーティングし、かつ引き抜
き加工によって変形する方法および装置に関する。
【0002】 背景技術 引き抜き加工によって金属製の加工材料を変形するに際して、固体および半固
体、液体の潤滑剤が使用され、この潤滑剤によって、被変形材料に潤滑剤層が形
成される。
【0003】 金属製の加工材料を冷間変形加工するために固体または半固体の潤滑剤を塗布
する方法および装置が公知であって、この場合、圧力および/または温度の作用
下で液化された潤滑剤が設けられている閉鎖された室に被変形材料が送り込まれ
るようになっている(旧東ドイツ特許出願公開147209号明細書)。室は加
熱可能な圧力室として構成され、潤滑剤のための充填装置および圧力形成装置に
接続されている。コーティングしたい被変形材料を通走させるために、圧力室は
入口ノズルおよび出口ノズルを有している。
【0004】 単に潤滑剤を塗布するために適し、出口ノズルにおいて塗布と同時に行われる
変形には適していない前記方法および装置は、使用される潤滑剤が液化された状
態では低い粘性を有しているという欠点を備えている。これによって、変化幅が
層厚に関して制限され、このようにコーティングされた金属製の被変形材料は、
変形工具と被変形材料との両摩擦エレメントの間において得られる潤滑剤層が極
めて薄いことに基づいて、このようなコーティングでは1つまたはわずかな変形
段階しか通過することができない。さらに入口ノズルおよび出口ノズルのシール
が問題であり、この問題は同様に潤滑剤の粘性が低いことによってが生じる。
【0005】 さらに、ハイドロスタティックに潤滑剤圧力を形成する方法および装置が公知
である。この場合、線材が引き抜きダイに入る前に、液体の潤滑剤が存在する圧
力室を通る。潤滑剤圧力はポンプを介して形成される。圧力室の入口側をシール
するために、別の引き抜きダイがシールノズルとして使用される(J. Schiermey
er, Dissertation TU Clausthal 1979;米国特許第3413832号明細書)。
装置のこのような構成によると、主引き抜きノズル(Hauptziehduese)にハイド
ロダイナミックな潤滑条件を形成するのが望ましい。
【0006】 この従来技術の方法および装置では、シールノズルによる圧力室のシールが困
難である。というのはこの場合、僅かな変形が実施されると、この変形では付加
的な潤滑が必要であるからである。すでに潤滑剤が付着した線材を装置に使用し
なければならないという欠点も存在する。さらに別の欠点として、この装置によ
って変形された被変形材料が原則として、潤滑剤で新たにコーティングすること
なしには続いての変形段階のためには使用できないことが挙げられる。
【0007】 高圧で潤滑剤を引き抜きダイの変形領域に導入する別の可能性によれば、引き
抜きダイに大小の長さの導入部分が手前に接続されている。この導入部分は管ま
たは成形された漏斗であってよく、引き抜きダイスであってもよい(L. Gogecki
, T. Prajsnar, Draht-Fachzeitschrift 1972, 12, S. 768-771; J. Schiermeye
r, Dissertation TU Clausthal 1979)。この場合、導入部分の内径は導入される
線材の直径より僅かに大きくなっている。このような装置はハイドロダイナミッ
ク式圧力ノズルと呼ばれる。この場合、自動的に移動しかつ潤滑剤を搬送する線
材によって潤滑剤圧力が高められる(ハイドロダイナミック式圧力形成)。これ
によって、約300MPaの極めて高い潤滑剤圧力が形成される。このような方
法は、高圧のために、潤滑剤が加工工具から制御されずに押し出され、往々にし
て加工工具の損傷または破壊さえも起こり得るという欠点がある。
【0008】 すでにストランド状の被変形材料を変形および/またはコーティングする方法
および装置も公知であって、この場合、被変形材料のための入口ノズルおよび出
口ノズルを有し、固体からペースト状までの潤滑剤のための特別な供給装置を備
えている圧力室が1つ使用される(国際公開第96/14946号パンフレット
)。この場合、特別な装置を使用して、圧力室に存在する潤滑剤に数100MP
aの範囲の高圧が外部からもたらされる。潤滑剤圧力と潤滑剤温度との組み合わ
せを用いるのが望ましく、この場合、圧力室に存在する固体からペースト状まで
の潤滑剤の液化が防止される。この方法の欠点によれば、一方では高い潤滑剤圧
力の外部形成によって、装置コストが極めて高くなり、他方ではこの装置でも潤
滑剤が制御されずに引き抜き方向とは反対の方向で入口ノズルから頻繁に流出し
、特にペースト状の状態に潤滑剤が移行される際に流出する。特に往々にして丸
くない線材が引き抜かれる場合、かつ/または装置が高い潤滑剤圧力の範囲で作
動する場合に潤滑剤の流出が生じる。
【0009】 発明の開示 本発明の課題は、引き抜き加工によってストランド状の金属製の被変形材料を
コーティングしかつ変形する方法および装置を改良し、著しく低減された装置コ
ストで高性能な変形が可能で、同時にシール問題が排除され、各被変形材料に関
連して変形・およびコーティングプロセスにおける単数または複数の技術的なパ
ラメータがさらに改善された方法および装置を提供することである。
【0010】 この課題を解決する本発明に基づく方法によれば、ストランド状の金属製の被
変形材料を、固体から液体までの状態の潤滑剤を使用してコーティングし、かつ
引き抜き加工によって変形する方法において、潤滑剤低圧室と、該潤滑剤低圧室
に接続している潤滑剤高圧室とから成る複室配置構造によって潤滑剤で前記被変
形材料をコーティングし、これらの潤滑剤低圧室および潤滑剤高圧室の出口にそ
れぞれ設けられた引き抜き加工型を用いて前記被変形材料を変形するようになっ
ている。この際、外部の潤滑剤供給装置を用いて固体からペースト状までの潤滑
剤を前記潤滑剤低圧室に充填し、該潤滑剤供給装置を用いて前記潤滑剤低圧室内
の前記潤滑剤に低圧を形成して、固体から液体までの状態の潤滑剤でコーティン
グされた、前記潤滑剤高圧室に導入される前記被変形材料を介して前記潤滑剤高
圧室に潤滑剤高圧を形成するようになっている。前記潤滑剤高圧室における潤滑
剤圧力と潤滑剤温度との組み合わせを、潤滑剤が固体から液体の状態で存在する
ように調整するようになっている。
【0011】 本発明の方法によれば、たとえば前記潤滑剤低圧室における潤滑剤圧力および
潤滑剤温度、引き抜き加工速度、前記引き抜き加工型の幾何学的形状、変形度の
変化のような、変形・および方法パラメータの変化によって前記潤滑材高圧室内
の潤滑剤圧力に影響を及ぼすようになっている。
【0012】 本発明の有利な方法によれば、変形された前記被変形材料における潤滑剤膜の
厚さおよび/または前記潤滑剤低圧室および前記潤滑剤高圧室の少なくとも1つ
における潤滑剤圧力を測定して、引き抜き速度および/または潤滑剤圧力および
/または潤滑剤温度を制御または調整するために前記測定値を関与させるように
なっている。
【0013】 有利には、押出機および/または歯車ポンプを使用して1つだけの供給開口を
介して連続的に潤滑剤を前記潤滑剤低圧室に充填するようにした。この際に、本
発明の装置は有利な形式で同時に潤滑剤低圧室に必要な潤滑剤圧力を形成するよ
うにした。
【0014】 本発明の方法によれば、前記潤滑剤高圧室内に80MPaから少なくとも50
0MPaまでの潤滑剤圧力を調整するようになっている。
【0015】 前記潤滑剤高圧室に所望される潤滑剤圧力に関連して、前記潤滑剤低圧室に0
.2MPaから前記潤滑剤高圧室内に調整したい潤滑剤圧力の最大1/2までの
値の潤滑剤圧力を形成する。
【0016】 本発明による方法は、1つの作業段階プロセスで使用することができ、しかも
複数の作業段階プロセスにおける複数段階で使用することもできる。有利には、
変形プロセス中断後に、変形プロセス中に被変形材料と複室配置構造との間に存
在する相対運動を短時間反転させ、かつ/または潤滑材室に存在する圧力を低下
させる。
【0017】 本発明の装置によれば、装置が、固体からペースト状までの潤滑剤のための潤
滑剤低圧室と、該潤滑剤低圧室に接続している、固体から液体までの潤滑剤のた
めの潤滑剤高圧室とから成っている複室配置構造を備え、これらの潤滑剤低圧室
と潤滑剤高圧室とによって被変形材料がコーティングされかつ変形されるように
なっている。この場合、前記潤滑剤低圧室が前記被変形材料のために入口ノズル
を有し、該潤滑剤低圧室に接続された前記潤滑剤高圧室のための入口ノズルを同
時に形成する引き抜き加工型を前記潤滑剤低圧室が出口に備えている。前記潤滑
剤高圧室が別の引き抜き加工型を出口に備えている。固体からペースト状までの
潤滑剤を供給するためと前記潤滑剤低圧室内に潤滑剤圧力を形成するためとに潤
滑剤供給装置が前記潤滑剤低圧室に接続されている。さらに固体から液体までの
状態で潤滑剤が潤滑剤高圧室内に存在するように前記潤滑剤高圧室における潤滑
剤圧力と潤滑剤温度との組み合わせを調整可能にする装置が前記複室配置構造に
設けられている。
【0018】 本発明の装置によれば、前記複室配置構造の出口に、変形された前記被変形材
料における潤滑材料膜の厚さを測定するための装置が配置され、かつ/または前
記潤滑剤低圧室および潤滑剤高圧室の少なくとも1つに、潤滑剤圧力の測定値セ
ンサが配置されており、測定値出力端子が引き抜き加工速度および/または潤滑
剤圧力および/または潤滑剤温度の制御または調整装置に接続されている。
【0019】 本発明の有利な構成によれば、固体からペースト状までの潤滑剤を供給するた
めと潤滑剤圧力を形成するためとの歯車ポンプおよび/または押出機が前記潤滑
剤低圧室に接続されている。
【0020】 温度比および圧力比を制御および/または調整するために前記複室配置構造が
、冷却および/または加熱のための装置を備えることもできる。
【0021】 本発明による方法および装置は従来技術に対して一連の利点を有していること
を特徴としている。
【0022】 本発明の著しい利点は、低圧室と高圧室との間に配置された引き抜き加工型を
用いて変形しながら同時に低圧室から高圧室へ流れる比較的大きな潤滑剤質量流
が生じるという驚くべき結果に基づいている。大きな潤滑剤質量流は、高圧室の
ために得られる高い潤滑剤圧力を形成するためのベースとなっている。
【0023】 本発明で実現された連続的な潤滑剤供給によっても、従来技術に対する著しい
改善がみられる。有利な形式で使用可能な低圧室と高圧室との複室原理に基づい
て始めて、連続的な潤滑剤供給が可能であり、この連続的な潤滑剤供給は連続的
でない公知の潤滑剤供給(国際公開第96/14946号パンフレット)に対し
て顕著な利点をもたらしている。本発明による潤滑剤供給装置によって、全コー
ティングプロセスおよび装置における制御および調整が著しく簡単になり、必要
な装置システムおよび装置の運転のためのコストが著しく削減される。たとえば
エネルギ消費は約10%に削減される。連続的な潤滑剤供給装置によって、圧力
室において潤滑剤圧力を良好に一定に維持することもできる。これによって、コ
ーティング・および変形プロセスにおける安定したプロセスガイドが得られ、製
品品質の改善も得られる。できるだけ正確なプロセスガイドによって、高い要求
の場合でも、本発明の装置を技術的な全有効幅で使用する有利な条件が生じる。
【0024】 本発明の複室システムを導入することによって、潤滑剤高圧室において固体の
潤滑剤を液体の状態で使用することができる。なぜならば、たとえば従来技術(
国際公開第96/14946号パンフレット)では場合によっては起こりうるよ
うなシール問題が、本発明では入口および出口にそれぞれ設けられた引き抜き加
工型に基づいて潤滑剤高圧室ではシール問題はもはや起こらないからである。引
き抜き加工型によってシールされた潤滑剤高圧室によって、従来技術(旧東ドイ
ツ特許出願公開147209号明細書)の場合における固体潤滑剤膜よりも厚い
固体潤滑剤膜を塗布することができる。固体の潤滑剤を液体の状態で使用するこ
とによって、さらに被変形材料の高品質なコーティングが得られ、液体の状態の
潤滑剤を使用することによって、良好な潤滑剤膜付着性および良好な膜形成が得
られる。これは特に高合金化された加工材料を変形する場合と、特別な加工材料
を変形する場合とにおいて重要な意味をもつ。
【0025】 さらに本発明の複室システムは、潤滑室低圧室に存在する潤滑剤がペースト状
の状態であっても、この潤滑剤低圧室にとってもほとんどシール問題が生じない
ような低い潤滑剤圧力で作動することができる。
【0026】 次に本発明の実施例を詳しく説明する。
【0027】 図1に示した装置は複室配置構造で形成され、この装置を通って、変形したい
被変形材料1が矢印で示した方向で引っ張られる。複室配置構造には潤滑剤低圧
室2と、引き抜き方向で後置の潤滑剤高圧室3とが含まれる。
【0028】 潤滑剤低圧室2は被変形材料1のための入口において入口ノズル4が備え付け
られており、この入口ノズル4の直径は導入される被変形材料1の直径よりも0
.1mm大きくなっている。潤滑材低圧室2の出口には、潤滑材低圧室2を通過
する被変形材料1を変形するための引き抜き加工型5が配置されており、この引
き抜き加工型5は同時に潤滑剤高圧室3に対する入口を形成している。潤滑剤高
圧室3の出口には別の引き抜き加工型6が設けられている。
【0029】 潤滑剤低圧室2は、固体からペースト状までの潤滑剤8を供給するための潤滑
剤供給装置7に接続されている。潤滑剤供給装置7は押出機から成っている。こ
の押出機によって、潤滑剤低圧室2に約40MPaの範囲の潤滑剤圧力が形成さ
れる。潤滑剤8としてはたとえばカルシウムステアラードベース(Calciumstear
atbasis)の固体潤滑剤を使用することができる。
【0030】 潤滑剤高圧室3は固体から液体までの潤滑剤9を受容するために構成されてい
る。潤滑剤高圧室3には、測定値センサ10が接続されており、この測定値セン
サ10によって室内の潤滑材圧力が検出される。測定値センサ10の測定値出力
端子は、引き抜き加工速度および/または潤滑材低圧室2内の潤滑材圧力および
/または潤滑材低圧室2における潤滑剤温度の制御または調整装置11に接続さ
れている。潤滑剤温度に影響を及ぼすために、潤滑剤低圧室2に配置された加熱
装置12が使用される。さらに、引き抜き加工型5の領域において、装置の外壁
に冷却体13が配置されており、この冷却体13は複室を冷却するために使用可
能で、複室の温度制御も可能である。
【0031】 潤滑剤高圧室3には、該潤滑剤高圧室3を潤滑剤で満たすためと、高い潤滑剤
圧力を形成するためとの適当な装置が設けられていない。むしろ、潤滑剤高圧室
3内において必要な潤滑剤量が自動的に、潤滑剤低圧室2から、導入される被変
形材料1と共に潤滑剤高圧室3に搬送される。同時に潤滑剤高圧室3には、この
ような形式で、所望の250MPaの大きさの高い潤滑剤圧力が形成される。
【0032】 この装置によって、たとえば品質D43(Qualitaet D43)の鋼製線材がコー
ティングされかつ変形される。線材は、この装置において2m/sの引き抜き加
工速度で、約10%の横断面を減少する引き抜き加工型5と約15%の横断面を
減少する引き抜き加工型6とによって変形される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を実施するための装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 被変形材料、 2 潤滑剤低圧室、 3 潤滑剤高圧室、 4 入口ノズ
ル、 5,6 引き抜き加工型、 7 潤滑剤供給装置、 8,9 潤滑剤、
10 測定値センサ、 11 制御または調整装置、 12 加熱装置、 13
冷却体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 ベルンハルト クルツェ ドイツ連邦共和国 ドレスデン アルトニ ッケルン 11 (72)発明者 ゲルト チョルン ドイツ連邦共和国 ドレスデン ペルモー ザーシュトラーセ 3 Fターム(参考) 4E096 EA12 HA12 JA15 KA19 【要約の続き】 在するように調整される。本発明は特に線材引き込み加 工に使用される。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストランド状の金属製の被変形材料を、固体から液体までの
    状態の潤滑剤を使用してコーティングし、かつ引き抜き加工によって変形する方
    法において、 潤滑剤低圧室と、該潤滑剤低圧室に接続している潤滑剤高圧室とから成る複室
    配置構造によって潤滑剤で前記被変形材料をコーティングし、これらの潤滑剤低
    圧室および潤滑剤高圧室の出口にそれぞれ設けられた引き抜き加工型を用いて前
    記被変形材料を変形すること、外部の潤滑剤供給装置を用いて固体からペースト
    状までの潤滑剤を前記潤滑剤低圧室に充填し、該潤滑剤供給装置を用いて前記潤
    滑剤低圧室内の前記潤滑剤に低圧を形成して、固体から液体までの状態の潤滑剤
    でコーティングされた、前記潤滑剤高圧室に導入される前記被変形材料を介して
    前記潤滑剤高圧室に潤滑剤高圧を形成すること、前記潤滑剤高圧室における潤滑
    剤圧力と潤滑剤温度との組み合わせを、潤滑剤が固体から液体の状態で存在する
    ように調整することを特徴とする、引き抜き加工によってストランド状の金属製
    の被変形材料をコーティングしかつ変形する方法。
  2. 【請求項2】 たとえば前記潤滑剤低圧室における潤滑剤圧力および潤滑剤
    温度、引き抜き加工速度、前記引き抜き加工型の幾何学的形状、変形度の変化の
    ような、変形・および方法パラメータの変化によって前記潤滑材高圧室内の潤滑
    剤圧力に影響を及ぼす、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 変形された前記被変形材料における潤滑剤膜の厚さおよび/
    または前記潤滑剤低圧室および前記潤滑剤高圧室の少なくとも1つにおける潤滑
    剤圧力を測定して、引き抜き速度および/または潤滑剤圧力および/または潤滑
    剤温度を制御または調整するために前記測定値を関与させる、請求項1記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 押出機および/または歯車ポンプを使用して1つだけの供給
    開口を介して連続的に潤滑剤を前記潤滑剤低圧室に充填し、必要な潤滑剤圧力を
    形成する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記潤滑剤高圧室内に80MPaから少なくとも500MP
    aまでの潤滑剤圧力を調整する、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記潤滑剤高圧室に所望される潤滑剤圧力に関連して、前記
    潤滑剤低圧室に0.2MPaから前記潤滑剤高圧室内に調整したい潤滑剤圧力の
    最大1/2までの値の潤滑剤圧力を形成する、請求項1から5までのいずれか1
    項記載の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の方法を実施する装置において、 該装置が、固体からペースト状までの潤滑剤(8)のための潤滑剤低圧室(2
    )と、該潤滑剤低圧室(2)に接続している、固体から液体までの潤滑剤(9)
    のための潤滑剤高圧室(3)とから成っている複室配置構造を備え、これらの潤
    滑剤低圧室(2)と潤滑剤高圧室(3)とによって被変形材料(1)がコーティ
    ングされかつ変形されるようになっており、前記潤滑剤低圧室(2)が前記被変
    形材料(1)のために入口ノズル(4)を有し、該潤滑剤低圧室(2)に接続さ
    れた前記潤滑剤高圧室(3)のための入口ノズルを同時に形成する引き抜き加工
    型(5)を前記潤滑剤低圧室(2)が出口に備えており、前記潤滑剤高圧室(3
    )が別の引き抜き加工型(6)を出口に備えており、固体からペースト状までの
    潤滑剤(8)を供給するためと前記潤滑剤低圧室(2)内に潤滑剤圧力を形成す
    るためとに潤滑剤供給装置(7)が前記潤滑剤低圧室(2)に接続されており、
    固体から液体までの状態で潤滑剤(9)が潤滑剤高圧室(3)内に存在するよう
    に前記潤滑剤高圧室(3)における潤滑剤圧力と潤滑剤温度との組み合わせを調
    整可能にする装置が前記複室配置構造に設けられていることを特徴とする、引き
    抜き加工によってストランド状の金属製の被変形材料をコーティングしかつ変形
    する装置。
  8. 【請求項8】 前記複室配置構造の出口に、変形された前記被変形材料にお
    ける潤滑材料膜の厚さを測定するための装置が配置され、かつ/または前記潤滑
    剤低圧室(2)および潤滑剤高圧室(3)の少なくとも1つに、潤滑剤圧力の測
    定値センサ(10)が配置されており、測定値出力端子が引き抜き加工速度およ
    び/または潤滑剤圧力および/または潤滑剤温度の制御または調整装置(11)
    に接続されている、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 固体からペースト状までの潤滑剤(8)を供給するためと潤
    滑剤圧力を形成するためとの歯車ポンプおよび/または押出機が前記潤滑剤低圧
    室(2)に接続されている、請求項7記載の装置。
  10. 【請求項10】 温度比および圧力比を制御および/または調整するために
    前記複室配置構造が、冷却および/または加熱のための装置(12;13)を備
    えている、請求項7記載の装置。
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