JP2002511946A - 小型光音響分光計 - Google Patents

小型光音響分光計

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JP2002511946A JP51863599A JP51863599A JP2002511946A JP 2002511946 A JP2002511946 A JP 2002511946A JP 51863599 A JP51863599 A JP 51863599A JP 51863599 A JP51863599 A JP 51863599A JP 2002511946 A JP2002511946 A JP 2002511946A
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Abstract

(57)【要約】 本発明の1つの目標は、第1の半導体基板(4)に組み込まれた赤外線源(4,18)と第2の半導体基板(6)の助けを借りて組み込まれたフィルターと第3の半導体基板に形成されたマイクロトラフ(12)と前記第3の半導体基板および第4の半導体基板(10)の助けを借りて組み込まれたマイクロフォン(14,34,38)と、を有する光音響分光計である。

Description

【発明の詳細な説明】 小型光音響分光計技術分野と先行技術 本発明は、例えば気体分析用に使用される光音響分光計装置に関するものであ り、特には、小型光音響分光計に関するものである。この装置は、マイクロエレ クトロニクスで使用されるタイプの基板エッチング、金属蒸着、および基板アセ ンブリ技術により組み込むことが可能な基礎コンポーネントのスタックにより組 み込まれるものである。 気体分析用の音響分光法の原理は、“The Bruel Kjaer Photoacoustic Transd ucer System and its Physical Properties.”のタイトルでJ.Christensenによ って雑誌で議論された。この中で記述された装置は、 赤外線高温源と、 この線源の強度を変調する機械的チョッパーと、 干渉光学フィルターと、 円筒形トラフと、 2つの整合したマイクロフォンと、 を備え、これらのマイクロフォンから発生した信号を集めることにより光音響 信号を二倍にしかつ外部振動体によるノイズをゼロを除去することが可能である 。 この装置においては、線源は気体の熱を避けるためにトラフから離れて配置さ れている。そのため、線源に結合された楕円ミラーを使用することにより光ビー ムの適切なコリメーションを得ることが可能になる。 国際特許出願公開第96/24831号公報は、測定される気体を収容するチャンバー と、このチャンバーを通過することができる赤外線ビームと、赤外線ビームによ り誘起されたチャンバー内の圧力変動の測定することができる圧力センサーとを 有する光音響検出器が示されている。チャンバーは、ブレナ技術により組み込ま れる2つの半導体部材、例えばシリコンあるいは石英部材のようなもののアセン ブリにより形成される。圧力の変動は膜により検出される。 全部材(照射源、フィルター、トラフ、マイクロフォン)を小型に集積した縮 小サイズの光音響分光計の完成は知られていない。発明の開示 本発明の目的は、電気的に変調することが可能な赤外線源と干渉フィルターと マイクロフォンとマイクロ−トラフとを備えた光音響分光計であり、これらの部 材は全て、例えばシリコンから成る1つの半導体基板上に、あるいは少なくとも 1つの半導体基板上に、あるいは少なくともに1つの半導体基板の助けを借りて 集積される。 故に本発明の目的は、半導体基板上に集積された4つの部材、すなわち電気的 に変調可能な赤外線源と干渉光学ファイバーとマイクロトラフとマイクロフォン とを組立ることあるいは密閉することによって得られる光音響分光計である。 本発明による分光計を成す個々の部材は、1つあるいは2つの半導体基板上に 集積されうる、あるいはその助けを借りて実現されうる。 第一の実施形態によれば、本発明の対象は、 第1の半導体基板に組み込まれた赤外線源と、 第2の半導体基板の助けを借りて組み込まれたフィルターと、 第3の半導体基板に形成されたマイクロトラフと、 第3の半導体基板および第4の半導体基板の助けを借りて組み込まれたマイク ロフォンと、を備えた光音響分光計である。 第二の実施形態によれば、本発明の対象は、 第1の半導体基板に組み込まれた赤外線源と、 第2の半導体基板および第3の半導体基板の助けを借りて形成されたファブリ −ペロー干渉フィルターと、 第3の半導体基板および第4の半導体基板のそれぞれに部分的に組み込まれた マイクロトラフと、 第4の半導体基板および第5の半導体基板の助けを借りて組み込まれたマイク ロフォンと、を備えた光音響分光計である。 第三の特別な実施形態によれば、本発明の対象は、 第1の半導体基板に組み込まれた赤外線源と、 第1の半導体基板および第2の半導体基板の助けを借りて形成されたファブリ −ペロー干渉フィルターと、 第2の半導体基板に組み込まれたマイクロトラフと、 第3の半導体基板の表面に組み込まれたマイクロフォンと、を備えた光音響分 光計である。 第四の特別な実施形態によれば、本発明の対象は、 第1の半導体基板に組み込まれた赤外線源と、 第1の半導体基板および第2の半導体基板の助けを借りて組み込まれたファブ リ−ペロー干渉フィルターと、 第2の半導体基板に組み込まれたマイクロトラフおよびマイクロフォンと、を 備えた光音響分光計である。 本発明による装置においては、ビームの機械的チョッピングを赤外線源におけ る注入電流の直接の電気的変調に置き換えることができる。 赤外線源は半導体基板にエッチングされたキャビティ上の膜により支持された 金属グリッドあるいは金属フィラメントを有していてもよい。このグリッドある いはフィラメントは、例えば窒化シリコン、あるいは白金、あるいはタンタル、 あるいはチタン、あるいはタングステン、あるいはモリブデン、あるいはクロム 、あるいはニッケル、あるいはこれらの合金、あるいは窒化チタンから成るもの である。 好ましくは、赤外線源はキャビティ内に配置される。このキャビティを真空下 に置くことによりさらに、小型化装置において決定的になりうるガス媒体による 加熱の問題を回避することが可能になる。 干渉フィルターは、フィルター基板となりうる。 これはまた、ファブリ−ペロー同調フィルターにもなりうる。 これは、第1の固定ミラーと第2の可動ミラーとこれら第1及び第2のミラー とそれぞれ関連する第1及び第2の制御電極とを有し、それらのミラーは静止位 置で長さdの共鳴キャビティの範囲を決めるものであり、前記制御電極間に電圧 を印加することにより固定ミラーに対して可動ミラーを変位させ、それにより共 鳴キャビティの長さdを変更するものである。 他の実施形態では、ファブリ−ペロー同調式フィルターは、 浮動電極に関連する第1のミラーと、 第1および第2の制御電極に関わる第2のミラーと、 前記第1および第2のミラーにより区切られた長さdの共鳴キャビティとを有 し、 前記第1および第2のミラーのうちの一方は固定のもであり他方は可動のもの であり、前記の2つの制御電極間に電圧を印加することにより固定ミラーに対し て可動ミラーを変位させ、それにより共鳴キャビティの長さdを変更するもので ある。 この実施形態では、2つのミラーのうちの一方は浮動電極であり、このミラー 側にはコンタクト接続が組み込まれていない。故に、このシステムでは、制御電 極じ相当するコンタクトによるただひとつのレベルだけがある。ミラーの両レベ ルでのコンタクト接続は困難でありかつ高ドープ層の局所的なスタックを要する ので、装置の組み込みはより容易である。 固定及び可動ミラーは、半導体基板の表面のγ/4の位置には多層のスタッキン グにより組み込まれうる。 可動ミラーは、半導体基板に組み込まれたキャビティ上に位置する膜により組 み込まれうる。 浮動電極および関連するするミラーは半導体基板の一方の表面に組み込まれう る。 制御電極および関連するミラーは半導体基板の他方の表面に組み込まれうる。 例えば、可動ミラーは第2の半導体基板にエッチングされた膜から成りうる。 制御電極は、それに関連するミラーの反射領域のいずれの側にも形成されうる 。言い換えると、このミラーは反射中心領域と制御電極が形成される側面領域を 有する。 この反射中心領域は、円形形状を有していてもよい。静電引力は、絞りフィル ター出力を有することを可能にするこの領域の周辺においてのみ生じるので、制 御電極により形成された円形形状は、関連するミラーが可動ならば、可動反射領 域の完全に面変位を可能にするものである。 制御電極は金属堆積物上に組み込まれてもよい。さらに、電気的なコンタクト は制御電極が形成される基板表面上の制御電極上に直接なされてもよい。 好ましくは、制御電極はマイクロトラフの入力絞りをも形成することである。 他の態様では、マイクロトラフの壁の一方は、マイクロフォンの膜により形成 されている。 さらに他の態様は、マイクロフォンが膜とこの膜に関連するあるいはこの膜上 に形成された第1の電極と第2の電極とを有していてもよく、マイクロトラフの 過剰の圧力は第1と第2の電極とにより形成された空気ギャップのキャパシタン スの変動により検出されることである。 さらに他の態様は、マイクロフォンが一方の半導体基板に組み込まれた膜とこ の膜に関連した第1の電極と他の半導体基板に組み込まれた第2の電極とを有す ることである。 マイクロトラフの壁の一方がマイクロフォンの膜により形成されると、前記膜 はドープされた半導体材料に組み込むことができ、マイクロフォンは対向電極も 有する。後者は、ドープされた半導体材料の膜と対向電極とにより形成されたキ ャパシタンスの変動を計測することにより膜の振動を検出することを可能にする 。 マイクロフォンの膜は、膜の下にエッチングされた基板の表面に位置してもよ い。 可変フィルターが膜を有するときは、後者はフィルター膜とマイクロフォン膜 の両者として使うことができる。この場合では、フィルターの制御と圧力変動の 検出が1つの同じシステムの助けを借りて実施される。フィルターを制御するの と同じ電極は、マイクロトラフに形成された過度の圧力を測定するために使用す ることができる。すなわち、フィルターとマイクロフォンはまるで結合されよう であり、ひとつの共通の膜に押し込まれている。この場合、測定されるガスの吸 収あるいは同時に存在する他のガスの吸収によりキャビティ内に寄生光音響信号 が発生しないように、キャビティは好ましくは不活性な雰囲気例えばアルゴンガ ス雰囲気下にあることが望ましい。原理的には、トラフ内に発生した過剰の圧力 は十分小さいので、波長が消失しないようにフィルターを調整することができる 。しかしながら、さらに、いかなる離調を制限するためにも、膜の自動位置制御 の 手段を備えることができる。図面の簡単な説明 いかなる場合にも、本発明の特徴と利点は、以下の記載に照らしてより明瞭に 現れるだろう。この記載は、説明のためのもので限定のないものである実施形態 の例に関わるものであり、次のような図面が参照される。 図1は、本発明による光音響分光計の第一の実施形態を示している。 図2は、本発明による光音響分光計の第二の実施形態を示している。 図3は、本発明による光音響分光計の第三の実施形態を示している。 図4は、本発明による光音響分光計の第四の実施形態を示している。 図5Aから5Kは、本発明による装置の組み込みのステップを示している。 図6Aから6Jは、本発明による他の装置の組み込みのステップを示している。本発明の実施形態の詳細な説明 第一の実施形態によると、本発明による装置1は真空下にある赤外線源(半導 体材料のウェーハあるいは基板2,4)と、標準光学フィルター(半導体材料の ウェーハあるいは基板6)と、マイクロトラフ12(半導体材料のウェーハある いは基板8)と、容量性マイクロフォン14(半導体材料のウェーハあるいは基 板8,10)とを備え、それらはトータルで5個の基板内にあり、そのうちの4 個は機械加工されたものである。 ウェハ2および4(例えば、標準シリコンから成る)は真空下のキャビティ1 6,20に囲繞された赤外線源を形成する。これは、例えば、小さな孔を有し、 シリカで被覆された窒化チタンの完全シートであり、窒化シリコン18により支 持される。その膜は、犠牲層(sacrificial layer:樹脂あるいはタングステン (W))のエッチングによりウェハ4の前面に束縛されず、基板にキャビティ2 0を残していく。ウェハ2により形成されたカバーはキャビティ16がエッチン グされたものであるが、そのカバーはシーリング22が施されたときに、真空下 に赤外線源を置くことを可能にする。キャビティ16の底の金属堆積物24は、 反射手段を形成し、かつ、線源により発せられたほとんど全ての光を回復する事 を可能にする。そのカバーの両端における2つの小さなキャビティ26,28は 、切り込みとともに接触接合領域30,32との接触接合を容易にする。 線源は例えば20Hz近傍に変調されている。 シーリング22は、例えば、真空下の樹脂シーリングである。 ウェハ6はフィルターを構成する。最終シーリングが施されたとき、それはシ ステムに挿入される。 トラフ12は、マイクロフォンの膜34をエッチングするときに、ウェハ8( これは例えばSOIウェハであり、厚さ0.7μmの二酸化シリコン層と厚さ0.3μmの ドープされたシリコンとを備えたものである。標準SOIを使用してもよく、例え ば、0.4μmの二酸化シリコン層と厚さ0.2μmのドープされたシリコンとを備えた ものである。)に機械加工される。シリカパッド36の列により、ウェハ8と1 0との間の空気ギャップ14の厚さを制御することが可能になる。最後に2つの 対向する面上の金属堆積物は2つの測定電極を構成し、浮動電極は膜34により 形成される。シーリング40,42,44は樹脂シーリングでもよく、外圧と内 圧を等しくするための通気口を少なくとも1つ備えている。通気口の直径は、低 いカットオフ周波数、典型的には1Hzを有するように計算される。 各要素の大きさとしては、線源の膜18は2x2mm2の表面領域を、そしてマイ クロフォンの膜34は同じサイズを、トラフは2mm程度の幅を、通気口は10μm程 度の直径を有するものにすることができる。 図2のスタックは、整調可能なフィルターを集積する図1のスタックを繰り返 している。図1と同一な数字の参照は、同一あるいは相当する要素を示している 。スタックは、6個の半導体基板2,8,10,50,52,54により得られ 、そのうちの3個は真空気密である。 ウェハ2(カバーとして働く)と50は線源を形成し、その線源の膜18はウ ェハ50の後面に束縛されない。ウェハ2および50は例えば標準シリコン基板 である。 ウェハ52は例えばSOIウェハ(例えば、厚さ0.7μmの二酸化シリコン層と厚 さ0.3μmのシリコン層)である。それは、整調可能なファブリ−ペローの膜56 に束縛されない後面に対する他のものの間で使用される。 厚さγ/2(γは作用波長である)のシリカパッド58の列により、共鳴キャビ ティ60(ファブリ−ペローキャビティ)の幅を制御することが可能である。ウ ェハ54の前面の環状金属堆積物62はフィルターの制御電極を形成し、また、 マイクロトラフ67の入力における絞り関数を提供する。基板52,54の面5 6,47は(γ/4に)誘電多層膜の堆積により反射するように形成される。この スタックは、線源とフィルターとの間の光学的経路を自由にする利点を有する。 樹脂シーリング22および64は好ましくは大気中で組み込まれる。シーリン グ66は真空下で線源/ファブリ−ペローアセンブリを配置することを可能にす る。真空下でフィルターを配置することは膜56に良い機械的挙動を与える。 ボリューム67は、ウェハ54(SOI型(例えば厚さ0.7μmの二酸化シリコン 層と厚さ0.3μmのシリコン層)の後面にエッチングされたものであり、例えば、 基板の半分以上の深さであり、その口径は無駄なボリュームを最小にするために フィルターの絞り出力の口径と同一である。 マイクロフォン14はウェハ8と10に組み込まれる。ボリューム12のウェ ハ8の後面へのエッチング(例えば厚さ0.7μmの二酸化シリコン層と厚さ0.3μm のシリコン層)は、ドープされたシリコンの検出膜34での出入りを自由にし、 これによりトラフは基板1つ半程度の深さ(ボリューム67+ボリューム12) を有する。対向するウェハ10(標準半導体あるいは標準基板)の前面の金属堆 積物38は、マイクロフォンの対向電極を構成し、浮動電極は膜34により形成 されている。空気ギャップ14の厚さは、フィルター58に対して使用されるシ リカパッド36と同じ原理で制御される。 ウェハ54,8,10の樹脂シーリング68,44により、内圧と外圧とを等 しくするための通気口を提供することができる。 ウェハ2,52,8の側面キャビティ26,28により、コンタクトを自由に するための切り込み経路を形成することができる。 単純化されたスタックが図3に示されている。図1あるいは図2の数字の符号 と同一の符号は同一あるいは相当する要素を示している。ウェハ2と4は、ウェ ハ4の前面に支持されない窒化シリコン膜18により支持された真空下での線源 を形成する。シーリング22は真空下での樹脂シーリングである。 ウェハ4と70(SOI型:例えば、厚さ0.7μmの二酸化シリコン層と厚さ0.3μ mのシリコン層)は、同時にフィルターとトラフ72を形成する。シリカパッド 7 4は、2つの誘電ミラー76と78との間の空気キャビティを形成する。膜76 上の金属堆積物80は制御電極を形成し、絞り関数を備えることもできる。浮動 電極はミラー78の表面でのドープされたシリコン層により形成されている。キ ャビティ26,28は、切り込み時におけるコンタクト30,32,80,81 ,84,86をクリアにするためにウェハ2,4,70の後面にエッチングされ たものである。 マイクロフォンは、ウェハ72(SOI型:例えば、標準SOIでは厚さ0.4μmの二 酸化シリコン層と厚さ0.2μmのシリコン層;あるいはより厚いものも使用できる )にドープされたシリコン膜82を自由に出入りする前面により組み込まれてい る。測定キャパシタンスは膜82と対向電極(対向電極は二酸化シリコン層をエ ッチングした後クリアにされた基板72の表面85により形成されている)とか らコンタクト84,86により形成されている。エッチングされた後ろボリュー ム88は膜の偏向時の液体圧縮問題を除去する。 ウェハ4と70の樹脂シーリング90,92はマイクロフォン上のマイクロト ラフを閉塞する。内圧と外圧を等しくする通気口を備えることもできる。 最後に、図4に示されたより簡単な解決はフィルターとマイクロフォンとを共 通にするものを含んでいる。これは、共通膜76とトラフ72とを備えたフィル ターとマイクロフォンとを同時に形成するウェハ4と70(SOI型:例えば、厚 さ0.7μmの二酸化シリコン層と厚さ0.3μmのシリコン層)を除いて、前のもの( 図3)に類似したスタックである。膜76上の金属堆積物80が制御電極と測定 電極との両方として、可能ならば絞りとしても使用される。シーリング90が不 活性な雰囲気(例えばアルゴン)の下で組み込まれる。 ウェハ70と100の最後の樹脂シーリング92はマイクロトラフを閉塞し、 内圧と外圧を等しくするための通気口を備えてもよい。 上記のいろいろな実施形態において、孔を有し、シリカで被覆された完全シー ト状窒化チタン層に参照して、線源が記載されている。本発明による装置の説明 文の範囲内で、他の型の線源が組み込まれてもよい。特に、線源は、金属グリッ ドあるいはフィラメントから成り、膜に支持され、半導体基板にエッチングされ たキャビティ上に形成されてとよい。グリッドあるいはフィラメントは、例えば 窒化シリコン、あるいは白金、あるいはタンタル、あるいはチタン、あるいはタ ングステン、あるいはモリブデン、あるいはクロム、あるいはニッケル、あるい はこれらの合金から成るものでもよい。 線源は例えば、仏国特許文献FR-96 11866(1996年9月30日)に記載の小型赤 外線源であってもよい。このような線源は、金属材料で成り、電流の作用で赤外 線を発する少なくとも1つの自己支持されたマイクロフィラメントを有している 。このマイクロフィラメントは、低熱慣性を有し、赤外線の放射周期と同程度で あるように十分に薄い厚さの膜の形状を有していてもよい。このマイクロフィラ メントは、少なくとも赤外スペクトルの一部をスペクトルに有し、マイクロフィ ラメントの放射率を改善する材料の少なくとも1つの薄い層で被覆された金属ス トリップでできていてもよい。 金属材料は、上記の材料のリストから選択することができる。マイクロフィラ メントの放射率を改善する材料は、好ましくは、窒化物(例えば、S13N4)、シ リサイド(例えば、SiC,SiMo)、酸化物(例えば、SiO2,Al2O3)あるいは臭化物 から選択される。 全ての場合において、放射線源は干渉フィルターを通過してトラフに到達する (そこでは吸収も生じる)赤外線を発する。マイクロフォンは、トラフでの圧力 変動を検出するために配置される。 図3および図4に関連した上記実施形態において、使用されたフィルターは静 電的に制御された同調式ファブリ−ペロー干渉フィルターである。 この構造は、浮動電極に関わる第1の固定ミラー78を有する。後者は、基板 4のドープされた層の形成により構成することができ、ミラーの一体化された一 部を形成する:これは誘電ミラーの外側の層である。固定ミラー79に面して、 分光計のXX’に沿って可動な第2のミラー76がある。この第2のミラーとと もに、符号80で示された2つの関連した制御電極がある。前記電極は、例えば 、第2のミラー76を形成する反射膜の一部の金属化により組み込まれる。 2つのミラーは、互いに他方に対して距離dで隔てられている。この距離は、 ミラー76,78により区切られた共鳴キャビティの長さである。 2つのミラーは、パッド74の助けを借りて、図3及び図4の距離dで隔てら れている。これはブレースあるいはクロスピースによっても達成されうる。 図に示されていない手段の助けを借りて、制御電極80間の電圧の印加により 、固定ミラーに対して軸XX’に沿った可動ミラーの変位を生じさせ、それによ り共鳴キャビティの長さを変える。 ファブリ−ペローのキャビティの長さdは次の関係を満足する。 2nd=mλ (1) ここで、dは反射面を隔てる長さであり、mは整数であり、nは2つのミラー の間に位置する媒体の屈折率であり、λは波長である。故にdにおけるいかなる 変動も、干渉計の通過帯域の中心波長における変動を生じる。 こうして、形成されたキャビティは、電気的な観点から、制御電極80と浮動 電極79との間のキャパシタンスC1を形成する。実際、制御電極間の電圧の印 加により、空気ギャップのキャパシタンスC1を介して浮動電極79のポテンシ ャルを変え、可動ミラー76は固定ミラーの方向に引かれる。 浮動電極は基板70に組み込むみ(可動ミラー76と一つにまとめたり、ある いはその上に組み込んだりして)、制御電極は固定ミラーと一つにまとめること ができる。 各ミラー(固定および可動)に関わる制御電極は、組み込むことも可能である 。しかしながら、システムを浮動電極とともに組み込むことは、装置および組み 込みの方法を簡略化する接触接合の1つのレベルを避けることを可能にする。 図2において、表面で浮動電極(ドープされたシリコン層)を支持するのは膜 56である。 図2に関連してすでに上記の型の装置を組み込む方法が、図5Aから図5Kに 関連して記載される。 第1段階(図5A)は、半導体基板2(好ましくはシリコン製)がエッチング され、金属堆積物17はエッチングにより得られた一方のチャンバーの底に組み 込まれる。 次(図5B)に、Si3N4-SiO2-TiN堆積物19が半導体基板50の第1面に組み 込まれる。 この堆積物19はエッチングされる(図5C)。それから、膜の出入り口が基 板の後面に、膜をエッチングすることにより形成される(図5D)。 次(図5E)に、SiO2堆積物が“SOI”型ウェハ52の後面に組み込まれ、パ ッド58,60がこの層にエッチングされる。膜56を組み込むために、この基 板52が次にエッチングされる。 他の“SOI”型基板54において、制御電極62を得るためにエッチングされ る前面に金属堆積物が組み込まれる(図5G)。次に基板54が、マイクロトラ フ66をクリアにするためにエッチングされる(図5H)。 “SOI”型の第4のウェハ8が、前面の膜34を組み込むためにエッチングさ れる(図51)。金属堆積物35が、基板8の前面に組み込まれる(図5J)。 “SOI”型の基板10では、金属堆積物、例えば金の堆積物が組み込まれ、次 にマイクロフォン38を組み込むためにエッチングされる(図5K)。 次にシリカパッドにより異なるウェハを他に関して調整することが可能になる 。樹脂シーリング22,64,66,68,44は、図2に示されたスタックを 得ることを可能にする。 図3及び図4に関連して上記した装置の組み込み方法が、図6Aから図6Jに 関連して記載される。 最初に、第1段階(図6A)では、キャビティをクリアにするために、半導体 材料(望ましくはシリコン)の第1のウェハ2がエッチングされる。1つのキャ ビティの底では、金属堆積物17が組み込まれる。 それから(図6B)、Si3N4-SiO2-TiN堆積物19が“SOI”型基板4の第1後 面に組み込まれる。 次にこの堆積物に孔がエッチングされる(図6C)。 それから(図6D)、SiO2堆積物が、コンタクト支持部を開口するために組み 込まれ、かつエッチングされる:これらのコンタクト支持部上の金堆積物により コンタクト32の組み込みが可能になる(図6D)。 SiO2堆積物が次に、パッド22をクリアにするために、前面に組み込まれ、次 いでエッチングされる(図6E)。 層18がエッチングされた孔の下の領域がエッチングされることにより、膜1 8が開放される(図6F)。側面のキャビティは反対の基板上に形成されたコン タクトを促進するためにクリアにされうる。 次に(図6G)、SOI”型のウェハ70の前面に、金属堆積物が組み込まれ、 次いでエッチングされる。膜76をクリアにし、マイクロトラフ72を形成する ために次に、このウェハは後面でエッチングされる(図6H)。 図4の装置は、上記の要素と半導体材料の4番目のウェハ100とを組み合わ せることによって組み込むことができる。この組み込みは、上記と同様な方法( パッドの使用と樹脂シールによるシーリング)により組み込まれる。 図3の実施形態では、方法は図6Iと6Jに示されたステップのように続く。 SOI”型のウェハ72は、マイクロフォンの背後になる後部ボリューム88を クリアにするためにエッチングされる。 それから(図6J)、膜を出入りするための孔89がエッチングされ、膜は基 板72の前面で出入りされる。側面エッチングと金属堆積物とがコンタクト84 ,86の組み込みを可能にする(図3を見よ)。前記基板を有するこの基板のア センブリは、上記の方法で組み込まれる。 図1に関連して上記のような装置を組み込む方法は、図3の装置のウェハ2, 4を組み込みかつ機械加工する(ただし、ミラー78と電極79とを組み込むこ となく)ステップと、図2の装置のウェハ8,10の組み込み(マイクロトラフ とマイクロフオンの組み込み)のためのステップとを含む。故に、図5Aから5 Kと図6Aから6Jに関連して上記の方法ステップから必要な方法ステップを選 択するにはそれで十分である。 上記の全実施形態で、選択された基板は好ましくはシリコン基板である。それ から、機械加工されたウェハは、数百ミクロン(100μmから1mmの間、例えば、4 50あるいは500μm)のオーダーの膜厚を有する。本発明に関連して、機械加工さ れたウェハ4,5,6の重ね合わせは、トータル厚さ500μmから2〜3mmを有する 装置につながるものである。マイクロトラフ12(図1,2)、72(図3,4 )は、典型的には2mmx2mmの部分を有する。一方、膜34(図1,2)、76( 図3,4)は、典型的には0.1μmと数μmの間の厚さを有する(最大10μm、例え ば5μm)。 さらには、基板の結合技術は上記の通りであり;パッドが2つの基板間の空気 厚さを制御するために使用される。一方、シーリングは高温(200℃)で樹脂に より行われる。マイクロエレクトロニクスに由来する他の基板のアセンブリ技術 も使用可能である。例えば、いわゆる“陽極結合(Anodic Bonding)”法(ガラ ス上で400℃の電界の下でのシリコンのシーリング)により、本発明による装置 を組み込む。 いわゆるSDB(“Silicon Direct Bonding”)法(高温(>800℃)で酸化物上 の酸化物のシーリング)あるいは“Sensers and Actuators”A45,p227-236に記 載されている共晶はんだ付け法を使用することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボノ,ヒューバート フランス国 38560 オート ジャリー シュマン デュ ボン ルポ 188 (72)発明者 コンスタンティン,オリヴィエ フランス国 38100 グレノーブル リュ レオ ラグランジ 9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 第1の半導体基板(4)に組み込まれた赤外線源(4,18)と、 第2の半導体基板(6)の助けを借りて組み込まれたフィルターと、 第3の半導体基板に形成されたマイクロトラフ(12)と、 第3の半導体基板および第4の半導体基板(10)の助けを借りて組み込まれ たマイクロフォン(14,34,38)と、を有する光音響分光計。 2. 第1の半導体基板に組み込まれた赤外線源(50,18)と、 第2および第3の半導体基板(52,54)の助けを借りて形成されたファブ リ−ペロー干渉フィルター(56,57,60)と、 前記第3の半導体基板および第4の半導体基板(8)のそれぞれに部分的に組 み込まれたマイクロトラフ(67)と、 前記第4の半導体基板および第5の半導体基板(8,10)の助けを借りて組 み込まれたマイクロフォン(14,34,38)と、を有する光音響分光計。 3. 第1の半導体基板(4)に組み込まれた赤外線源(4,18)と、 前記第1および第2の半導体基板(4,70)の助けを借りて形成されたファ ブリ−ペロー干渉フィルター(76,78)と、 前記第2の半導体基板(70)に組み込まれたマイクロトラフ(72)と、 第3の半導体基板の表面に組み込まれたマイクロフォン(82,84,86) と、を有する光音響分光計。 4. 第1の半導体基板(4)に組み込まれた赤外線源(4,18)と、 前記第1および第2の半導体基板(4,70)の助けを借りて組み込まれたフ ァブリ−ペロー干渉フィルター(76,78)と、 前記第2の半導体基板(70)に組み込まれたマイクロトラフおよびマイクロ フォンと、を有する光音響分光計。 5. 請求項1から4のいずれかに記載の分光計において、 前記赤外線源が電気的に変調されうることを特徴とする光音響分光計。 6. 請求項1から5のいずれかに記載の分光計において、 前記赤外線源が第1の半導体基板(4,50)にエッチングされたキャビティ トの膜により支持された金属グリッドあるいはフィラメント(18)を有するこ とを特徴とする光音響分光計。 7. 請求項6に記載の分光計において、 前記金属グリッドまたはフィラメントは、窒化シリコン、あるいは白金、ある いはタンタル、あるいはチタン、あるいはタングステン、あるいはモリブデン、 あるいはクロム、あるいはニッケル、あるいはこれらの合金から成ることを特徴 とする光音響分光計。 8. 請求項1から7のいずれかに記載の分光計において、 前記赤外線源が真空下のキャビティ内に配置されていることを特徴とする光音 響分光計。 9. 請求項1から8のいずれかに記載の分光計において、 前記赤外線源の近傍にエッチングされた基板(2)を有し、この基板にエッチ ングされたキャビティ内に配置された反射要素(24)を有することを特徴とす る光音響分光計。 10. 請求項1に記載の分光計において、 前記干渉フィルターがフィルタリング基板(6)であることを特徴とする光音 響分光計。 11. 請求項2から4、または請求項2から4のいずれかに協同した請求項5 から10のいずれかに記載の分光計において、 前記干渉フィルターがファブリ−ペロー同調式フィルター(56,57,60 ;76,78)であることを特徴とする光音響分光計。 12. 請求項11に記載の分光計において、 前記干渉フィルターが、第1の固定ミラー(57)と第2の可動ミラー(56 )と前記第1および第2のミラーにそれぞれ関連する第1および第2の制御電極 とを有し、それらのミラーは静止位置で長さdの共鳴キャビティを形成し、前記 の2つの制御電極間に電圧を印加することにより、固定ミラーに対して可動ミラ ーを変位させ、それにより共鳴キャビティの長さdを変更するものであることを 特徴とする光音響分光計。 13. 請求項11に記載の分光計において、 前記ファブリ−ペロー同調式フィルターが、 浮動電極に関連する第1のミラーと、 第1および第2の制御電極に関わる第2のミラーと、 前記第1および第2のミラーにより区切られた長さdの共鳴ミラーとを有し、 前記第1および第2のミラーのうちの一方は固定のもであり、他方は可動のも のであり、 前記の2つの制御電極間に電圧を印加することにより、固定ミラーに対して可 動ミラーを変位させ、それにより共鳴キャビティの長さdを変更するものである ことを特徴とする光音響分光計。 14. 請求項12または13に記載の分光計において、 前記可動ミラーが前記第2の半導体基板に組み込まれたキャビティ上に位置す る膜により組み込まれていることを特徴とする光音響分光計。 15. 請求項12または13に記載の分光計において、 前記可動ミラーが前記第2の半導体基板にエッチングされた膜から成ることを 特徴とする光音響分光計。 16. 請求項12から15のいずれかに記載の分光計において、 前記フィルターのミラーが、前記第1および第2の半導体基板の表面あるいは 前記第2および第3の半導体基板の表面のλ/4の位置に多層のスタッキングによ り組み込まれていることを特徴とする光音響分光計。 17. 請求項13に記載の分光計において、 前記制御電極が前記第2のミラーの可動反射領域の一方の側面に形成されてい ることを特徴とする光音響分光計。 18. 請求項17に記載の分光計において、 前記可動反射領域が環状形状を有することを特徴とする光音響分光計。 19. 請求項12から18のいずれかに記載の分光計において、 前記制御電極が前記マイクロトラフの入力絞りを形成することを特徴とする光 音響分光計。 20. 請求項1から19のいずれかに記載の分光計において、 前記マイクロトラフ(12,72)の一方の壁が、マイクロフォンの膜により 形成されていることを特徴とする光音響分光計。 21. 請求項1から20のいずれかに記載の分光計において、 前記マイクロフォンが、膜(34,82,76)とこの膜に関連した第1の電 極(39)と第2の電極(38)とを有し、前記マイクロトラフの過剰の圧力が 第1と第2の電極との間の空気ギャップ(14)のキャパシタンスの変動により 検出されることを特徴とする光音響分光計。 22. 請求項1または2に記載の分光計、または請求項1あるいは2あるいは に協同した請求項5から9あるいは20あるいは21のいずれかに記載の分光計 、または請求項2に協同した請求項11から19のいずれかに記載の分光計おい て、 前記マイクロフォンが、膜とこの膜に関連した第1の電極(39)と第2の電 極(38)とを有し、前記膜と前記第1の電極とが共に前記第3あるいは第4の 半導体基板に組み込まれ、前記第2の電極が前記第4あるいは前記第5の半導体 基板に組み込まれていることを特徴とする光音響分光計。 23. 請求項3あるいは4に記載の分光計、または請求項3あるいは4に協同 した請求項3から請求項20のいずれかに記載の分光計において、 前記マイクロフォン膜が、ドープされた半導体材料に組み込まれ、前記マイク ロフォンが対向電極(84)を有していることを特徴とする光音響分光計。 24. 請求項23に記載の分光計において、 前記マイクロフォン膜が、前記第3または前記第4の基板の表面に配置され、 後者は前記膜の下にエッチングされていることを特徴とする光音響分光計。 25 請求項12から19のいずれか、または請求項21から23のいずれか に記載の分光計において、 前記同調式フィルターの膜は前記同調式フィルターの可動ミラーも構成するこ とを特徴とする光音響分光計。 26. 請求項1に記載の光音響分光計、または請求項1に協同した請求項5か ら10あるいは請求項20から25のいずれかに記載の光音響分光計を組み込む 方法において、 第1の半導体基板(4)への赤外線源の組み込みと、 第2の半導体基板(6)の助けを借りての干渉フィルター(60)の組み込み と、 第3の半導体基板(8)へのマイクロトラフの組み込みと、 前記第3の半導体基板(8)および第4の半導体基板(10)の助けを借りた マイクロフォンの組み込みと、 基板のアセンブリによる前記赤外線源と前記フィルターと前記マイクロトラフ と前記マイクロフォンとのアセンブリと、を含む光音響分光計を組み込む方法。 27. 請求項2に記載の光音響分光計、または請求項2に協同した請求項5か ら25のいずれかに記載の光音響分光計を組み込む方法において、 第1の半導体基板(50)への赤外線源の組み込みと、 第2および第3の半導体基板の助けを借りた同調式干渉フィルター(56,5 7,60)の組み込みと、 前記第3の半導体基板および第4の半導体基板(8)の双方へのマイクロトラ フ(67)の一部づつの組み込みと、 前記第4の半導体基板および第5の半導体基板(8,10)の助けを借りたマ イクロフォン(14,34,38)の組み込みと、を含む光音響分光計を組み込 む方法。 28. 請求項3に記載の光音響分光計、または請求項3に協同した請求項5か ら25のいずれかに記載の光音響分光計を組み込む方法において、 第1の半導体基板(4)への赤外線源の組み込みと、 前記第1(4)および第2(70)の半導体基板の助けを借りたフィルターの 組み込みと、 前記第2の半導体基板(70)へのマイクロトラフ(72)の組み込みと、 第3の半導体基板の表面へのマイクロフォンの組み込みと、 基板のアセンブリによる前記赤外線源と前記フィルターと前記マイクロトラフ と前記マイクロフォンとのアセンブリと、を含む光音響分光計を組み込む方法。 29. 請求項4に記載の光音響分光計を組み込む方法において、 第1の半導体基板(4)への赤外線源(4,18)の組み込みと、 前記第1(4)および第2の半導体基板(70)の助けを借りた干渉フィルタ ーとマイクロフォンとの組み込みと、 前記第2の半導体基板(70)へのマイクロトラフ(72)の組み込みと、 前記第1および前記第2の基板のアセンブリによる前記赤外線源と前記フィル ターと前記マイクロトラフと前記マイクロフォンとのアセンブリと、を含む光音 響分光計を組み込む方法。 30. 請求項26から29のいずれかに記載の方法において、 前記アセンブリが“陽極結合”あるいは基板のシーリングによって組み込まれ る光音響分光計を組み込む方法。 31. 請求項30に記載の方法において、 前記アセンブリが樹脂シーリングによって組み込まれている光音響分光計を組 み込む方法。 32. 請求項27から31のいずれかに記載の方法において、 前記フィルターがファブリ−ペロー干渉フィルターであるとともに、 その組み込みが第1のミラーおよび第1の関連した制御電極の組み込みと、 第2のミラーおよび第2の関連した制御電極の組み込みとを含み、 前記第1および前記第2のミラーのうちの一方は固定され、他方は可動である 光音響分光計を組み込む方法。 33 請求項27から31のいずれかに記載の方法において、 前記フィルターがファブリーペロー干渉フィルターであるとともに、 その組み込みが第1のミラーおよび浮動電極の組み込みと、 第2のミラーおよび関連した制御電極の組み込みとを含み、 前記第1および前記第2のミラーのうちの一方は固定され、他方は可動である 光音響分光計を組み込む方法。 34. 請求項26から33のいずれかに記載の方法において、 前記マイクロトラフが、膜が得られるまで少なくとも1つの半導体基板でエッ チングにより組み込まれ、 次に前記マイクロフォンが前記膜上の電極の形成および他の基板上の電極の形 成によって組み込まれる方法。 35. 請求項32あるいは33に記載の方法において、 前記可動ミラーが前記基板の一方のエッチングにより組み込まれ、エッチング されたボリュームがマイクロトラフを形成する方法。 36. 請求項28に記載の方法において、 前記マイクロフォンが導電性膜をクリアにするために前記第3の基板(70) をエッチング、対向電極(84)を形成することによって組み込まれる方法。
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