JP2002511551A - 直噴・プラグ点火式エンジンインジェクタのための傾けられ向けられているジェットをもつ噴霧器、ならびにこのような噴霧器を備えたインジェクタ - Google Patents

直噴・プラグ点火式エンジンインジェクタのための傾けられ向けられているジェットをもつ噴霧器、ならびにこのような噴霧器を備えたインジェクタ

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JP2002511551A
JP2002511551A JP2000543726A JP2000543726A JP2002511551A JP 2002511551 A JP2002511551 A JP 2002511551A JP 2000543726 A JP2000543726 A JP 2000543726A JP 2000543726 A JP2000543726 A JP 2000543726A JP 2002511551 A JP2002511551 A JP 2002511551A
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spray
plug
jet
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ミカエル・ポントピダン
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マニェティ・マレリ・フランス
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Abstract

(57)【要約】 本発明はジェット傾斜装置7を有する噴霧器6を備えたインジェクタに関するものである。このジェット傾斜装置7は、インジェクタのノズル5と一体化されるかあるいはインジェクタのノズル5に直接取り付けられるとともに、開口する少なくとも1つの噴射オリフィス17により装置7の外部と連通され、かつ燃料をインジェクタの軸線に対して約10゜〜約90゜の間の範囲内、好適には約50゜〜約60゜の間の範囲内の角度で傾く少なくとも1つのジェットとして噴霧するように形成されるとともに方向付けられている。霧化された燃料は約140゜に達しうる全体的な広がり角にわたって末広流により噴き出される。本発明は点火プラグ式点火装置を有する内燃機関における直噴インジェクタに適用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグ点火式内燃機関の燃焼室の中に燃料を直接噴射し、少なくと
も1つのプラグがボディ内の対応するシートに対して並進移動するようなボディ
をもち、噴射を可能にするために燃料を選択的に供給される少なくとも1つの燃
料計量オリフィスがあけられたノズルを有するインジェクタのための噴霧器に関
する。
【0002】 また本発明は、本発明による噴霧器を備えたこのような直噴インジェクタにも
関する。
【0003】
【従来の技術】
このようなインジェクタは、一般に、燃料の流れをカットするためにシートに
当接するポジションから、燃料の噴射を可能にするためにシートから遠ざかるポ
ジションへ移動するプラグが、ボディによって支えられている動作手段によりシ
ートから遠ざかるポジションへ移動するときに、1つまたは複数の燃料計量オリ
フィスがボディのシートを通して燃料を供給されるタイプである。
【0004】 たいていの場合、このようなインジェクタは間欠作動式であり、それらの動作
手段はインジェクタのボディに配置されたソレノイドコイルを備える電磁的手段
である。このソレノイドコイルはコイルに電流を流すことによってシートの閉ポ
ジションから開ポジションへのプラグの移動を制御する。この移動は少なくとも
1つの戻しばねに逆らってなされる。この戻しばねはコイルへの通電の終了時に
プラグがそのシートに押し当たることによってインジェクタをシャットオフする
【0005】 燃焼室において燃料空気混合気の良好な形成を確保するために、燃焼室の中に
噴霧されて噴き出されるほぼ円錐形の燃料ジェットを形作る1つまたは複数の燃
料ジェットを提供するインジェクタが普通用いられる。そのため、たとえば、‘
突起’タイプといわれるタイプのインジェクタが用いられる。このようなインジ
ェクタはプラグに固定されているデビエーション突起を有しており、このデビエ
ーション突起は単一の計量オリフィスにこのオリフィスの壁と接触することなく
はまっており、かつ少なくともプラグの閉ポジションにおいてこのオリフィスの
下流側に突き出ている。なお、計量オリフィスは軸方向に位置する、すなわちそ
の中心線はボディ内のシートに対するプラグの移動方向に対応する、インジェク
タのメイン中心線と平行であるか同一である。
【0006】 また、プラグの移動方向に対して斜めに向けられている複数の計量オリフィス
をもつインジェクタも用いられる。この場合、これらの計量オリフィスの中心線
は、これらの計量オリフィスがほぼ円錐形のナップ(nappe)に沿った燃料の分
散を引き起こすように、インジェクタと同軸の円錐形表面の母線に沿って、イン
ジェクタの中心線周りに対称的に延びている。
【0007】 また、‘ロータリジェット’といわれるタイプのインジェクタを用いても同じ
効果が得られる。
【0008】 直噴インジェクタは、対応するプラグの配置に応じて、中央に設置されてもよ
いし、燃焼室の中心線に対して斜めに、この燃焼室を画定しているシリンダヘッ
ドのくぼみ部の側面部に設置されてもよい。たとえば、燃焼室の頂部において、
吸排気ポートと対応するバルブとの間に設置されることができる。
【0009】 インジェクタが側面に斜めに設置される場合には、円錐形の噴霧流を作り出す
ためにアキシャルジェット型、ロータリジェット型または突起型インジェクタあ
るいは複数のオリフィスをもつインジェクタの使用は、燃焼室の中に噴射された
燃料の一部が、インジェクタから対応するピストンまでの間において、インジェ
クタ側に位置する燃焼室の側壁に付着するという欠点を有している。
【0010】 したがって、このようなインジェクタの側面取付は、燃焼室における最良の燃
焼を助長する上で、噴射された燃料の一部を最大限に利用していないという欠点
がある。
【0011】 また、米国特許第 1,536,931 号明細書によって、上述のタイプのインジェク
タのための噴霧器であって、ディーゼルまたはセミディーゼルタイプの内燃機関
の燃焼室の中に燃料を直接噴射するための噴霧器が知られている。この噴霧器は
インジェクタのノズルに一体化されるあるいは直接取り付けられる、燃料ジェッ
トを傾ける装置を含んでおり、この装置は装置の外部に通じる少なくとも3つの
噴霧オリフィスがあけられている。これらのオリフィスは、インジェクタの1つ
または複数の計量オリフィスから受け取った燃料を、インジェクタのボディ内の
プラグの移動方向に対して傾けられている少なくとも3つの燃料ジェットとして
噴霧するように形づけられているとともに向けられている。なお、この場合にお
ける角変位は約10゜〜約90゜の範囲内に含まれる。噴霧燃料は約140゜に
達しうる全体的な広がり角にわたって末広流により噴き出される。また、前記少
なくとも3つの噴霧オリフィスは、プラグの移動方向を含むインジェクタの対称
面の同じ側において相互に隣接していなく相互に相遠ざかる少なくとも3つの燃
料ジェットを噴き出す。
【0012】 噴霧燃料ジェットのこの傾きと全体的な噴霧広がり角により、偏心したインジ
ェクタまたは燃焼室の壁の側面に取り付けられたインジェクタは、プラグのアー
クゾーンにおいて、インジェクタの中心線に対して傾けられており燃焼室内のガ
ス溜まりに向けられている噴霧を確保する。しかしながら、米国特許第 1,536,9
31 号明細書における噴霧オリフィスは、図2の例では、噴霧器の片側にて半径
方向に位置決めされた複数の小さなスリットであり、燃料を、中心線がほぼ同一
平面上にあるジェットとして、あるいは表面がほぼ円錐台形の非常に開いている
ジェットとして噴霧するスリットであるので、この傾けられている噴霧は、最良
の燃焼状態を享受する上で、プラグ周りにおいて、燃焼室の他のゾーンより十分
に濃い燃料空気混合気を得ることを可能にしない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、この欠点を解消することであるとともに、特に燃焼室の側面
に取り付ける上で、公知のインジェクタやインジェクタ用噴霧器よりも様々な実
際の諸要件により適したインジェクタ用噴霧器および直噴インジェクタを提供す
ることである。
【0014】 また本発明の目的は、燃料がインジェクタ側において燃焼室の壁に付着するこ
とを回避することであり、および、燃焼室における混合気のより良い層状化を得
ることによって非常に希薄な混合気での燃焼を首尾よく成し遂げ、それによって
、出力が同じにて比消費量の低下を、あるいは消費量が同じにてより高い比出力
を確保するために、良好な燃焼により有利な方法で全噴射燃料を噴霧するととも
に向けることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
そのため、米国特許第 1,536,931 号明細書によって公知のタイプであり、上
述のタイプである、本発明による噴霧器は、噴霧オリフィスが円筒形または尖頭
円筒形の孔の形をしていること、およびこれらの噴霧オリフィスが、燃料をV状
二面形の不連続なナップをほぼ形成する複数の円錐形のジェットとして噴き出す
ように、インジェクタノズルと反対側に向けられている先端部を有するV状の形
状に従ってアダプタ上に配分されることを特徴とする。
【0016】 かくして、Vの先端部あたりの少なくとも1つのジェットはプラグ周りのゾー
ンに向けられており、少なくとも他の2つの横ジェットの各々は燃焼室の2つの
向かい合った側のうちのそれぞれ一方の側に向いている。したがって、燃料は中
央においてリッチローブとして、両サイドにおいてリーンローブとして噴霧され
る。
【0017】 変形実施形態では、噴霧器がV状に配置される少なくとも3つのオリフィスで
はなく、プラグの移動方向にほぼ直角な全体的向きをもって延びており、かつ燃
料ジェットを前記の全体的な広がり角にわたって連続した噴霧流として噴き出す
スリットの形をした単一の噴霧オリフィスを有していても、同じ利点がほぼ得ら
れるとともに、有利なことに、それに加えて、傾けられている方向において、お
よび提案される全体的な広がり角において噴霧燃料ジェットの均一な伝播を得る
ことができる。
【0018】 噴霧スリットは、ほぼ平面的な連続した噴霧流として噴霧燃料ジェットを噴き
出すように、ストレートスリットであってもよいが、噴霧燃料ジェットがほぼV
状二面形の連続した噴霧流であって、かつその中央ゾーンにおいて濃く、プラグ
と対向する燃焼室の中央に向けられている噴霧流として噴き出されるように、イ
ンジェクタのノズルと反対側に向けられている先端部を有するほぼV状の形状を
呈している方が有利である。
【0019】 1つの噴霧スリットまたは少なくとも3つの噴霧オリフィスをもち、噴霧器の
ジェットを傾ける装置は、有利には、インジェクタのノズル上を終端とするキャ
ップであることができる。この装置は、直接取り付けられるか、あるいはテーパ
センタリング後にたとえばレーザ溶接によって一体化されるされる。また前記の
角変位は、好ましくは、約50゜〜約60゜の範囲内に含まれる。
【0020】 また本発明は、上述のタイプの、たとえば突起型またはロータリジェット型の
インジェクタであって、かつジェットを傾ける装置がインジェクタのノズルと一
体になっている、本発明による、上述の噴霧器を備えた直噴インジェクタも目的
とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明のその他の利点および特徴は、添付の図を参照して行う実施形態につい
ての非限定的な以下の説明を読むことによって明らかになるであろう。
【0022】 図1は、プラグ点火式エンジンの燃焼室の中に直接燃料を噴射するためのイン
ジェクタを概略的に示している。インジェクタは間欠作動式の電磁タイプであり
、ボディ2に通じる燃料入口1をもつ。この燃料入口1は管状であり、特にソレ
ノイドコイルを収容する。ソレノイドコイルは、4という参照番号で図示されて
いる電気コネクタによってインジェクタに接続される電気導線3から電流が供給
される。またボディ2は、インジェクタのノズル5まで延びている可動部も収容
する。可動部は、燃料入口1の延長線上にほぼあるが、この入口1に対してボデ
ィ2の反対側にある。インジェクタは噴霧器6を備え、噴霧器6はアダプタ7の
形をした、ジェットを傾ける装置を備える。この装置はノズル5上を終端として
おりボディ2と一体化しているキャップとして配置される。
【0023】 図2に概略的に示されているように、ノズル5はインジェクタのメイン中心線
X−Xとセンタリングされた、円筒形の軸方向の単一の計量オリフィス8があけ
られる。ボディ2の内部から来る加圧ガソリンジェットの通路用であるこのオリ
フィス8は、円錐台形のシート9によってノズル5の内部へと曲がっている平坦
な面5aにつながっている。このシート9に、インジェクタの閉ポジションにお
いてプラグ10が押し当たる。プラグ10は、この例では、インジェクタのボデ
ィ2の可動部のプランジャ11の下端と一体になっている球冠の形を呈している
。またこのプラグ10は、インジェクタのボディ2と当接している圧縮コイルば
ね12によってシート9の方へ押されている。インジェクタのコイル13に電流
が流れると、プランジャ11およびプラグ10は、ばね12に逆らって(すなわ
ちばね12は圧縮される)、中心線X−Xに沿ってボディ2の内部へと移動する
。その結果、プラグ10はシート9から遠ざかり、ボディ2内のガソリンが計量
オリフィス8から流れる。
【0024】 図2に図示されているインジェクタは‘突起’型といわれるタイプであり、プ
ラグ10はデビエーション突起14によって(インジェクタの対称中心線X−X
に沿って)軸方向に延びている。したがって、デビエーション突起14は計量オ
リフィス8内に、その壁と接触せずに軸方向に配置されており、このオリフィス
8の出口を通り越して軸方向に突き出ている。プラグ10に固定されている突起
14は、インジェクタの開閉時に、プラグ10と一緒に、軸方向の往復運動にお
いて移動する。この突起14は、円筒形の小ロッドの先端において、下流側の末
細の円錐形部分へと続く末広の円錐台形部分を有しており、アダプタ7の上面に
て軸方向に設けられノズル5へと曲がっている円筒形の中央くぼみ部15の内部
にて中空円錐によるフューエルプロジェクション効果をもたらす環状の通路をオ
リフィス8と協働して画定する。このくぼみ部15は、アダプタ7とノズル5と
のセンタリングのために、ノズル5の外面上の対応する円錐台形当たり面と合わ
される円錐台形当たり面16で囲まれている。このセンタリングは、16aとい
う参照番号で示されているレーザ溶接によってこれら2つの要素を相互に一体化
する前になされる。
【0025】 また変形実施形態として、アダプタ7は、他のあらゆる精密な位置決め手段に
よって、ノズル5に直接取り付けられることができる。
【0026】 アダプタ7の中央くぼみ部15に達した燃料を直接噴射するにあたっては、こ
の燃料は単一の噴霧オリフィス17から噴き出される。なお、この噴霧オリフィ
ス17はくぼみ部15から、このオリフィス17が通じているアダプタ7の側壁
までつながっている。
【0027】 この例では、この噴霧オリフィス17は長方形の横断面をもつストレートスリ
ットであり、その長さ方向はインジェクタのメイン中心線X−Xにほぼ垂直に向
けられている。この噴霧スリット17は下流側に向かって多少末広がりである、
すなわちその横断面はくぼみ部15から側壁内のその開口部まで徐々に増加して
いる。スリット17の下側と上側の側壁は多少徐々に相互に離隔しており(図2
参照)、このスリット17の正中面はインジェクタの可動部の移動の中心線X−
Xに対して約10゜〜約90゜の範囲内に、好ましくは50゜〜60゜の範囲内
に含まれる角度αだけY−Y方向に沿って傾けられている。
【0028】 また、図3aおよび図3bに示されているように、スリット17は、その正中
面内において横方向に、約120゜〜約140゜の範囲内に含まれる全体的な広
がり角βにわたって末広がりになっている。
【0029】 ストレートスリット17のこの形状と向きは、計量スリット8から中央くぼみ
部15に達した燃料を、図3bにおいて18という参照番号で概略的に図示され
ている、平面的な噴霧流の形を呈しており、かつインジェクタのボディ2内のプ
ラグの移動方向X−Xに対して角変位αをもつように傾けられている噴霧燃料ジ
ェットとして噴き出すことを可能にする。さらに、この場合、噴霧燃料は上述の
全体的な広がり角にわたる末広流として均一に伝播しながら噴き出される。
【0030】 したがって、インジェクタが燃焼室の壁の側面に、その中心線X−Xが対応す
るシリンダの中心線に対して傾けられているように配置されるならば、噴霧燃料
ジェットの傾きαと全体的な噴霧広がり角βは、噴霧器6がインジェクタの中心
線X−Xに対して傾けられているとともに燃焼室の中央部分内のガス溜まりに向
けられている噴霧を確保することを可能にする。
【0031】 この傾けられ向けられている連続ナップ噴霧は、燃焼室の壁への燃料の付着を
回避することを可能にすると同時に、燃料ナップの中央部分によって供給される
燃焼室の中央容積において、燃料ナップのサイド部分によって供給される燃焼室
の両サイドよりも濃い空気燃料混合気を得ることを可能にする。
【0032】 たとえば、スリット17の幅は0.9mmであることができ、その長さはアダ
プタ7の側面内のその開口部位までにおいて約7mmであることができる。燃料
供給圧力が12MPaであるとき、このインジェクタを用いるならば、周囲温度
が23℃で、燃焼室内圧力が大気圧である場合に、40m/sという、静止ガス
溜まりへの燃料の平均浸透速度が得られるのに対して、この平均浸透速度は、直
噴インジェクタとして現在の技術で用いられている突起型インジェクタについて
は約100m/sであろうし、ロータリジェット型インジェクタについては約7
0m/sであろう。この平均浸透速度がより低いということは、傾けられ向けら
れている噴霧燃料ジェットがインジェクタと反対側の燃焼室の壁にぶつかる割合
がより少ないという結果になる。したがって、燃焼室の壁への液体薄膜燃料の付
着リスクがその分だけ減る。
【0033】 図4は、単一スリット17’がもはやストレートではなく、V状をしている変
形実施形態を示している。その一般的向きはインジェクタのメイン中心線X−X
に対して直角であり、Vの先端部は燃焼室の内部に向けられている、すなわちノ
ズル5と反対側に向けられている。したがって、燃料の噴霧流はやはり連続した
噴霧流ではあるが、もはや平面的な噴霧流ではなく、V状二面形の噴霧流18’
である。
【0034】 この変形実施形態は、プラグのアークゾーンにおいて、燃焼室の2つの向かい
合ったサイド部分よりも濃い空気燃料混合気を得ることができるので有利である
【0035】 燃焼室に向けられている先端部を有するV状の噴霧スリット17’の別の利点
は、このようにして得られる噴霧の方が燃焼室を画定している表面においてアク
ティブな形状をもつピストンを備えたエンジンにより良く適していることである
。なぜなら、V状二面形の連続した均一な噴霧流による燃料のこの噴き出しはピ
ストンの凹凸上における噴霧流の中央ゾーンの燃料リバウンドを助長するからで
ある。
【0036】 図5の実施形態では、噴霧器は3つの噴霧オリフィス19を有する。これらの
噴霧オリフィス19は、各々が、一方において中央くぼみ部15に通じており、
他方においてアダプタ7の側面に通じている。これらのオリフィス19は、円筒
形の孔であるか、あるいは内側から外側に末広がりの多少円錐形の孔であるか、
もしくは尖頭円筒形の孔である。これらの孔の中心線は、インジェクタのメイン
中心線X−Xに対して約10゜〜約90゜の範囲内に、好ましくは約50゜〜約
60゜の範囲内に含まれる角度αだけ、図2の平面Y−Yのように、傾けられて
いる1つの同一平面内にほぼ含まれている。また、これら3つのオリフィス19
の中心線は、くぼみ部15において、それらの平面と中心線X−Xとの交点にて
一点で交わる。これら3つのオリフィス19の各々によって、燃料は円錐形の噴
霧流20として噴き出され噴霧される。また、中央オリフィス19の中心線と2
つの各横オリフィス19の中心線との間の角度は約60゜である。したがって、
これら3つの円錐形のジェット20は隣接していないが、一緒になって、1つの
不連続なナップを構成する。このナップの中央ジェット20(なおこのジェット
は、より濃い燃料を中央に供給するために、中央オリフィス19の断面を横オリ
フィス19より大きくすることによって他の2つのジェットの断面より大きな断
面をもつようにする方が好ましい)は、プラグと対向する燃焼室の中央ゾーンに
向けられる。その一方において、2つの横ジェット20の各々は燃焼室の2つの
向かい合ったサイドゾーンのうちのそれぞれ一方のゾーンに向けられる。燃焼室
の中に傾きをもってこのようにして噴き出される不連続な噴霧燃料ナップは、や
はり、約140゜という全体的な広がり角にわたって延びる。したがって、これ
らの噴霧オリフィス19は、中心線がほぼ同一平面上にある末広がりの円錐形の
噴霧燃料ジェット束20を形成する。それゆえに、図2、図3aおよび図3bの
実施形態と同じ利点がほぼ得られる。つまり、燃料は、特に中央オリフィス19
がたとえば約2mmである横オリフィスの直径より多少大きい直径をもつならば
、中央においてリッチローブとして、両サイドにおいてリーンローブとして噴霧
される。
【0037】 V状スリットをもつ、図4の変形実施形態と同じ利点をほぼ得るには、図6に
概略的に図示されているように、アダプタに3つの噴霧オリフィス19’をあけ
ることが可能である。この場合、これら3つのオリフィス19’はアダプタ上に
おいてV字を形成し、その先端部は2つの横オリフィス19’よりもインジェク
タの中心線X−Xに対してさらに傾けられている中央オリフィス19’に対応す
る。ただし、横オリフィス19’と同様に中央オリフィスの傾きは、約10゜〜
約90゜の角度範囲内に含まれる。また、これらのオリフィス19’の長手方向
の中心線は、中心線X−X上の同じ点にて、すなわちアダプタ7の中央くぼみ部
15のほぼ底部にて一点で交わる。したがって、これらのオリフィス19’から
出る3つの円錐形の噴霧燃料ジェット20’は、これらのオリフィス19’がV
状に配置されているがゆえに、およびこれら3つのジェット20’が隣接してい
ないがゆえに、二面形の不連続な噴霧流を形成する。
【0038】 噴霧オリフィスの数、幾何および配置を変えることによって、本発明の噴霧器
は、当該燃焼室のエアロダイナミックス領域への非常に大きな適応能力を提供す
る。したがって、化学量論的な噴霧流または気化流が燃焼室内の適切な場所にお
いてより容易に得られる。
【0039】 上述の噴霧器6は突起型インジェクタと協働するが、当然のことながら、この
噴霧器は別のタイプのインジェクタ、特にロータリジェット型インジェクタにも
取り付けられることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プラグ点火式エンジンにおける、特にガソリンの直噴インジェク
タの概略的な側面図である。
【図2】 ノズル部を覆っているスリット式噴霧器における図1のインジェ
クタの軸方向の部分断面図である。
【図3】 (a)は図1に示されているインジェクタの噴霧器の概略的な斜
め方向の部分断面図、(b)は図2に示されているインジェクタの噴霧器の概略
的な斜め方向の側面図である。
【図4】 V状スリットをもつ噴霧器についての図3(b)に類似した図で
ある。
【図5】 中心線が同一平面上にある複数の噴霧オリフィスをもつ噴霧器に
ついての図3(b)に類似した図である。
【図6】 噴霧オリフィスが噴霧器上でV状に配分される場合における図5
に類似した図である。
【符号の説明】 1 燃料入口 2 ボディ 3 電気導線 4 電気コネクタ 5 ノズル 6 噴霧器 7 アダプタ 8 燃料計量オリフィス 9 シート 10 プラグ 13 動作手段 14 デビエーション突起 17 噴霧オリフィス 17’噴霧オリフィス 18 燃料ジェット 18’燃料ジェット 19’噴霧オリフィス 20’燃料ジェット
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月8日(2000.1.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記の角変位が約50゜〜約60゜の範囲内に含まれること
を特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の噴霧器。
【請求項】 プラグ点火式内燃機関の燃焼室の中に燃料を直接噴射するイ
ンジェクタであって、燃料の流れをカットするためにシート(9)に当接するポ
ジションから、燃料の噴射を可能にするためにシート(9)から遠ざかるポジシ
ョンへボディ(2)内を移動するプラグ(10)が、ボディ(2)によって支え
られている動作手段(13)によりシート(9)から遠ざかるポジションへ移動
するときに、ボディ(2)のシート(9)を通して燃料を供給される少なくとも
1つの計量オリフィス(8)があけられたノズル(5)を有するボディ(2)を
備え、ジェットを傾ける装置(7)がインジェクタのノズル(5)と一体になっ
ている請求項1からのいずれか1項に記載の噴霧器(6)を備えることを特徴
とするインジェクタ。
【請求項】 ノズル(5)に単一の計量オリフィス(8)があけられてい
ること、およびプラグ(10)に固定されているデビエーション突起(14)が
前記の計量オリフィス(8)の壁に接触することなく、前記の計量オリフィス(
8)に軸方向にはまっており、かつ少なくともプラグ(10)の閉ポジションに
おいて前記のオリフィスの下流側に突き出ていることを特徴とする請求項に記
載のインジェクタ。
【請求項】 ‘ロータリジェット’型といわれるタイプであることを特徴
とする請求項に記載のインジェクタ。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 米国特許第 4,313,407 号明細書によって、上述のタイプのインジェクタのた
めの噴霧器であって、プラグ点火式エンジンの燃焼室の中に燃料を直接噴射する ための噴霧器も知られている。この噴霧器も、インジェクタのノズルに一体化さ れるあるいは直接取り付けられる、燃料ジェットを傾ける装置を含んでおり、こ の装置はこの装置の外部に通じる1つの噴霧オリフィスがあけられている。この オリフィスは、1つまたは複数の計量オリフィスから受け取った燃料を、ボディ 内のプラグの移動方向に対して傾けられている1つの燃料ジェットとして噴霧す るように形づけられているとともに向けられている。なお、この場合における角 変位は約10゜〜約90゜の範囲内に含まれる。噴霧燃料は約140゜に達しう る全体的な広がり角にわたって末広流により噴き出される。また、噴霧オリフィ スは、プラグの移動方向にほぼ直角な全体的な向きをもって延びており、かつ燃 料ジェットを前記の全体的な広がり角にわたって連続した噴霧流として噴き出す スリットの形をしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
0014
【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、この欠点を解消することであるとともに、特に燃焼室の側面
に取り付ける上で、公知のインジェクタやインジェクタ用噴霧器よりも様々な実
際の諸要件により適したインジェクタ用噴霧器および直噴インジェクタを提供す
ることである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
0015】 また本発明の目的は、燃料がインジェクタ側において燃焼室の壁に付着するこ
とを回避することであり、および、燃焼室における混合気のより良い層状化を得
ることによって非常に希薄な混合気での燃焼を首尾よく成し遂げ、それによって
、出力が同じにて比消費量の低下を、あるいは消費量が同じにてより高い比出力
を確保するために、良好な燃焼により有利な方法で全噴射燃料を噴霧するととも
に向けることである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
0016
【課題を解決するための手段】 そのため、米国特許第 1,536,931 号明細書によって公知のタイプであり、上
述のタイプである、本発明による噴霧器は、噴霧オリフィスが円筒形または尖頭
円筒形の孔の形をしていること、およびこれらの噴霧オリフィスが、燃料をV状
二面形の不連続なナップをほぼ形成する複数の円錐形のジェットとして噴き出す
ように、インジェクタノズルと反対側に向けられている先端部を有するV状の形
状に従ってアダプタ上に配分されることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
0017】 かくして、Vの先端部あたりの少なくとも1つのジェットはプラグ周りのゾー
ンに向けられており、少なくとも他の2つの横ジェットの各々は燃焼室の2つの
向かい合った側のうちのそれぞれ一方の側に向いている。したがって、燃料は中
央においてリッチローブとして、両サイドにおいてリーンローブとして噴霧され
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 本発明による噴霧器がV状に配置される少なくとも3つのオリフィスではなく 、米国特許第 4,313,407 号明細書によって知られているタイプである場合でも
、すなわちプラグの移動方向にほぼ直角な全体的向きをもって延びており、かつ 燃料ジェットを前記の全体的な広がり角にわたって連続した噴霧流として噴き出 すスリットの形をした単一の噴霧オリフィスを有している場合でも、同じ利点が ほぼ得られるとともに、有利なことに、それに加えて、傾けられている方向にお いて、および提案される全体的な広がり角において噴霧燃料ジェットの均一な伝 播を得ることができる。この場合、本発明による噴霧器は、噴霧スリットが、噴 霧燃料ジェットをほぼV状二面形の連続した噴霧流であって、かつその中央ゾー ンにおいて濃く、プラグと対向する燃焼室の中央に向けられている噴霧流として 噴き出すように、インジェクタのノズルと反対側に向けられている先端部を有す るほぼV状の形状をもつことを特徴とする。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグ点火式内燃機関の燃焼室の中に燃料を直接噴射し、少
    なくとも1つのプラグ(10)が対応するシート(9)に対して並進移動するボ
    ディ(2)をもち、燃料を噴射するために選択的に燃料を供給される少なくとも
    1つの燃料計量オリフィス(8)があけられたノズル(5)を有するタイプのイ
    ンジェクタのための噴霧器であって、インジェクタのノズル(5)に一体化され
    るあるいは直接取り付けられる、燃料ジェットを傾ける装置(7)であり、この
    装置(7)の外部に通じており、かつ1つまたは複数の計量オリフィス(8)か
    ら受け取った燃料を、約10゜〜約90゜の範囲内に含まれる角変位をもってボ
    ディ(2)内のプラグ(10)の移動方向(X−X)に対して傾けられている少
    なくとも3つの燃料ジェット(20’)として噴霧するように形づけられている
    とともに向けられている少なくとも3つの噴霧オリフィス(19’)があけられ
    た装置(7)を備え、噴霧燃料が約140゜に達しうる全体的な広がり角にわた
    って末広流により噴き出され、前記の少なくとも3つの噴霧オリフィス(19’
    )がプラグの移動方向(X−X)を含むインジェクタの対称面の同じ側において
    相互に隣接していなく相互に相遠ざかる少なくとも3つの燃料ジェット(20’
    )を噴き出す噴霧器であり、前記の噴霧オリフィス(19’)が、燃料をV状二
    面形の不連続なナップをほぼ形成する複数の円錐形のジェット(20’)を噴き
    出すように、円筒形または尖頭円筒形の孔の形をしているとともに、インジェク
    タのノズル(5)と反対側に向けられている先端部を有するV状の形状に従って
    アダプタ(7)上に配分されることを特徴とする噴霧器。
  2. 【請求項2】 プラグ点火式内燃機関の燃焼室の中に燃料を直接噴射し、少
    なくとも1つのプラグ(10)が対応するシート(9)に対して並進移動するボ
    ディ(2)をもち、燃料を噴射するために選択的に燃料を供給される少なくとも
    1つの燃料計量オリフィス(8)があけられたノズル(5)を有するタイプのイ
    ンジェクタのための噴霧器であって、インジェクタのノズル(5)に一体化され
    るあるいは直接取り付けられる、燃料ジェットを傾ける装置(7)であり、この
    装置(7)の外部に通じており、かつ1つまたは複数の計量オリフィス(8)か
    ら受け取った燃料を、約10゜〜約90゜の範囲内に含まれる角変位をもってボ
    ディ(2)内のプラグ(10)の移動方向(X−X)に対して傾けられている少
    なくとも1つの燃料ジェット(18,18’)として噴霧するように形づけられ
    ているとともに向けられている少なくとも1つの噴霧オリフィス(17,17’
    )があけられた装置(7)を備え、噴霧燃料が約140゜に達しうる全体的な広
    がり角にわたって末広流により噴き出される噴霧器であり、プラグ(10)の移
    動方向(X−X)にほぼ直角な全体的な向きをもって延びており、かつ燃料ジェ
    ット(18,18’)を前記の全体的な広がり角にわたって連続した噴霧流とし
    て噴き出すスリットの形をした単一の噴霧オリフィス(17,17’)を備える
    ことを特徴とする噴霧器。
  3. 【請求項3】 噴霧スリットが燃料ジェットをほぼ平面的な連続した噴霧流
    (18)として噴き出すストレートスリットであることを特徴とする請求項2に
    記載の噴霧器。
  4. 【請求項4】 噴霧スリット(17’)がノズル(5)と反対側に向いてい
    る先端部を有するほぼV状の形状をもつことによって、その結果、燃料ジェット
    がほぼV状二面形の形をした、その中央ゾーンにおいて濃い連続した噴霧流(1
    8’)として噴き出されることを特徴とする請求項2に記載の噴霧器。
  5. 【請求項5】 ジェットを傾ける装置(7)がインジェクタのノズル(5)
    上を終端とするキャップの形をしていることを特徴とする請求項1から4のいず
    れか1項に記載の噴霧器。
  6. 【請求項6】 前記の角変位が約50゜〜約60゜の範囲内に含まれること
    を特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の噴霧器。
  7. 【請求項7】 プラグ点火式内燃機関の燃焼室の中に燃料を直接噴射するイ
    ンジェクタであって、燃料の流れをカットするためにシート(9)に当接するポ
    ジションから、燃料の噴射を可能にするためにシート(9)から遠ざかるポジシ
    ョンへボディ(2)内を移動するプラグ(10)が、ボディ(2)によって支え
    られている動作手段(13)によりシート(9)から遠ざかるポジションへ移動
    するときに、ボディ(2)のシート(9)を通して燃料を供給される少なくとも
    1つの計量オリフィス(8)があけられたノズル(5)を有するボディを備え、
    ジェットを傾ける装置(7)がインジェクタのノズル(5)と一体になっている
    請求項1から6のいずれか1項に記載の噴霧器(6)を備えることを特徴とする
    インジェクタ。
  8. 【請求項8】 ノズル(5)に単一の計量オリフィス(8)があけられてい
    ること、およびプラグ(10)に固定されているデビエーション突起(14)が
    前記の計量オリフィス(8)の壁に接触することなく、前記の計量オリフィス(
    8)に軸方向にはまっており、かつ少なくともプラグ(10)の閉ポジションに
    おいて前記のオリフィスの下流側に突き出ていることを特徴とする請求項7に記
    載のインジェクタ。
  9. 【請求項9】 ‘ロータリジェット’型といわれるタイプであることを特徴
    とする請求項7に記載のインジェクタ。
JP2000543726A 1998-04-15 1999-04-12 直噴・プラグ点火式エンジンインジェクタのための傾けられ向けられているジェットをもつ噴霧器、ならびにこのような噴霧器を備えたインジェクタ Pending JP2002511551A (ja)

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