JP2002508313A - 慢性閉塞性肺疾患の処置における置換アミジノ化合物 - Google Patents

慢性閉塞性肺疾患の処置における置換アミジノ化合物

Info

Publication number
JP2002508313A
JP2002508313A JP2000538678A JP2000538678A JP2002508313A JP 2002508313 A JP2002508313 A JP 2002508313A JP 2000538678 A JP2000538678 A JP 2000538678A JP 2000538678 A JP2000538678 A JP 2000538678A JP 2002508313 A JP2002508313 A JP 2002508313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
alkyl
phenyl
hydroxy
aliphatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000538678A
Other languages
English (en)
Inventor
ポール・ジェイムズ・マーシャル
ロジャー・アキ・フジモト
Original Assignee
ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト filed Critical ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JP2002508313A publication Critical patent/JP2002508313A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/13Amines
    • A61K31/155Amidines (), e.g. guanidine (H2N—C(=NH)—NH2), isourea (N=C(OH)—NH2), isothiourea (—N=C(SH)—NH2)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/16Amides, e.g. hydroxamic acids
    • A61K31/165Amides, e.g. hydroxamic acids having aromatic rings, e.g. colchicine, atenolol, progabide
    • A61K31/166Amides, e.g. hydroxamic acids having aromatic rings, e.g. colchicine, atenolol, progabide having the carbon of a carboxamide group directly attached to the aromatic ring, e.g. procainamide, procarbazine, metoclopramide, labetalol
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 慢性閉塞性肺疾患の処置のための医薬における、式 【化1】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る:R1は脂肪族炭化水素基、アラリファティック炭化水素基、芳香族基および環状脂肪族炭化水素基からなる置換基で一または二置換されているアミノ、または二価脂肪族炭化水素基または酸素で中断されている該基で二置換されているアミノである;R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、または脂肪族、アラリファティックもしくは芳香族アルコールで、またはカルボキシ、エステル化カルボキシもしくはアミド化カルボキシで置換された脂肪族アルコールでエーテル化されたヒドロキシ、または脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシである;R3は水素または、有機炭酸、有機カルボン酸、硫酸もしくはカルバミン酸由来のアシル基である;X1およびX3は、互いに独立して酸素(−O−)または硫黄(−S−);およびX2は、芳香族基で中断されていてもよい二価脂肪族炭化水素基である;式Iのフェニル環は、互いに独立してハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシおよび脂肪族アルコールによりエーテル化されているヒドロキシ、または脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸によりエステル化されているヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る;上記定義のアリールは、互いに独立して更にハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、および脂肪族アルコールでエーテル化されたヒドロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る;環状脂肪族炭化水素基は、脂肪族基で更に置換され得る〕の化合物またはその薬学的に許容される塩の使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、慢性閉塞性呼吸器疾患、特に、気腫、嚢胞性繊維症および特に慢性
気管支炎を含む、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の処置における、有機化合物、特に置
換アミジノ化合物の使用に関する。
【0002】 COPDは、アメリカおよびヨーロッパにおける死亡および疾病の主要な原因であ
り、疾病の進行を阻止する、現在利用可能な有効な治療がない。最も一般的な原
因機作は喫煙であり、これは慢性気管支炎を導く。喫煙者の約15%は進行性気
流制限(airflow limitation)を発症し、これは多くは気腫のためである。
【0003】 本発明は、一つの態様において、慢性閉塞性肺疾患の処置のための医薬の製造
のための、式
【化4】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1は脂肪族炭化水素基、アラリファティック炭化水素基、芳香族基および環状 脂肪族炭化水素基から選択される置換基で一または二置換されているアミノ、ま
たは二価脂肪族炭化水素基または酸素で中断されている該基で二置換されている
アミノである; R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、 または脂肪族、アラリファティックもしくは芳香族アルコールで、またはカルボ
キシ、エステル化カルボキシもしくはアミド化カルボキシで置換された脂肪族ア
ルコールでエーテル化されたヒドロキシ、または脂肪族もしくはアラリファティ
ックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシである; R3は水素または、有機炭酸、有機カルボン酸、硫酸もしくはカルバミン酸由来 のアシル基である; X1およびX3は、互いに独立して酸素(−O−)または硫黄(−S−);および X2は、芳香族基で中断されていてもよい二価脂肪族炭化水素基である; 式Iのフェニル環は、互いに独立してハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭
化水素基、ヒドロキシおよび脂肪族アルコールによりエーテル化されているヒド
ロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸によりエステル化さ
れているヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され
得る; 上記定義のアリールは、互いに独立して更にハロゲン、トリフルオロメチル、脂
肪族炭化水素基、ヒドロキシ、および脂肪族アルコールでエーテル化されたヒド
ロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエステル化された
ヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る; 環状脂肪族炭化水素基は、脂肪族基で更に置換され得る〕 の薬学的に活性な化合物、または薬学的に許容されるその塩の使用を提供する。
【0004】 他の態様において、本発明は慢性閉塞性肺疾患の処置に使用するための、薬理
学的に活性な式Iの化合物および薬学的に許容されるその塩を提供する。 更なる態様において、本発明は処置を必要とする哺乳類に、前記で定義の薬理
学的に活性な式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩の有効量を投与する
ことを含む、慢性閉塞性肺疾患の処置法を提供する。
【0005】 C(=NH)−NHR3基が互換体または異性体形である式Iの化合物は、式I1
【化5】 〔式中、R1、R2、R3、X1、X2およびX3は式Iで定義した意味である〕 で示される。
【0006】 式Iの化合物が塩基性中心を有するため、それらは酸付加塩、特に薬学的に許
容される塩を形成できる。これらは、例えば、硫酸、リン酸またはヒドロハリッ
ク酸のような鉱酸のような無機酸、または、例えば、非置換またはハロゲンで置
換された(C1−C4)アルカンカルボン酸、例えば、酢酸のような、飽和または不
飽和ジカルボン酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマ
ール酸、フタル酸またはテレフタル酸のような、ヒドロキシカルボン酸、例えば
、アスコルビン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸またはクエン酸のよ
うな、アミノ酸、例えば、アスパラギン酸またはグルタミン酸のような、安息香
酸のような有機カルボン酸、または、非置換または例えばハロゲンで置換されて
いる(C1−C4)−アルカン−またはアリール−スルホン酸、例えば、メタン−ま
たはトルエン−スルホン酸のような有機スルホン酸と形成される。好ましい塩は
塩酸、メタンスルホン酸およびマレイン酸、特にマレイン酸と形成される塩であ
る。
【0007】 以下に使用する一般的な定義は、異なって定義しない限り、以下の意味を有す
る: 脂肪族炭化水素基は、例えば、低級アルキル、低級アルケニルおよび2級低級
アルキニルである。 アラリファティック炭化水素基は、例えば、所望により置換されていてもよい
フェニル−低級アルキルおよびこれに加えてフェニル−低級アルケニルおよびフ
ェニル−低級アルキニルである。 環状脂肪族炭化水素基は、例えば、シクロアルキルおよび2級シクロアルケニ
ルであり、非置換であるか、または、例えば、低級アルキルにより一または多置
換、例えば二置換されている。
【0008】 二価脂肪族炭化水素基は、例えば、低級アルキレンである。 酸素により中断されている二価脂肪族基は、例えば、酸素により中断されてい
る低級アルキレン、例えば、エチレン−O−エチレンである。 芳香族基により中断されている二価脂肪族炭化水素基は、例えば、低級アルキ
レン−フェニレン−低級アルキレンまたは低級アルキレン−ナフチレン−低級ア
ルキレンである。 脂肪族アルコールは、例えば、低級アルカノールまたは低級アルケノール、お
よびアラリファティックアルコールは、例えば、フェニル−低級アルカノール、
例えば、ベンジルアルコールである。
【0009】 脂肪族またはアラリファティックアルコールによりエーテル化されているヒド
ロキシは、例えば、低級アルコキシまたは低級アルケニルオキシおよびフェニル
−低級アルコキシである。
【0010】 カルボキシ、エステル化カルボキシまたはアミド化カルボキシにより置換され
た脂肪族アルコールによりエーテル化されているヒドロキシは、例えば、カルボ
キシ、低級アルコキシカルボニル、アリール低級アルコキシカルボニル、アミノ
カルボニルまたはモノまたはジ低級アルキルアミノカルボニルで置換された低級
アルコキシである。
【0011】 脂肪族カルボン酸は、例えば、低級アルカン酸または低級アルケン酸およびア
ラリファティックカルボン酸は、例えば、フェニル−低級アルカン酸である。 脂肪族またはアラリファティックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシは
、例えば、低級アルカノイルオキシ、低級アルケノイルオキシまたはフェニル−
低級アルカノイルオキシである。
【0012】 有機カルボン酸から由来するアシル基は、例えば、低級アルカノイル、フェニ
ル−低級アルカノイル、または、ベンゾイル、ナフトイル、インダノイルまたは
フルオレノイルのような非置換または置換アロイル、またはピリジルカルボニル
、チエニルカルボニル、ピロリルカルボニル、フラニルカルボニルおよびイミダ
ゾリルカルボニルのようなヘテロアロイルである。 有機炭酸から由来するアシル基は、例えば、いずれの場合も非置換であるか、
芳香族基により置換されているアルコキシカルボニルまたはアルケニルカルボニ
ル、または非置換または低級アルキルにより置換されているシクロアルコキシカ
ルボニルである。 スルホン酸から由来するアシル基は、例えば、アルカンスルホニル、アリール
アルカンスルホニル、シクロアルカンスルホニルまたはアリールスルホニルであ
る。 カルバミン酸から由来するアシル基は、例えば、非置換またはアルキル、アリ
ールアルキルまたはアリールにより置換されているアミノ−カルボニルである。
【0013】 芳香族基は、例えば、非置換または一置換もしくは多置換のように置換された
、例えば、二置換もしくは更に、三置換された、フェニル、ナフチル、インダニ
ルまたはフルオレニルのような炭素環式アリール、またはピリジル、チエニル、
ピロリル、フラニルおよびイミダゾリルのようなヘテロ環式アリールである。 アリールは、好ましくは単炭素環式アリール、有利には、フェニル自体、また
は例えば低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲンまたはトリフルオロメチルで
置換されたフェニルのような、所望により置換されていてもよいフェニルである
【0014】 式IおよびI1のフェニル環および前記および後記の芳香族環は、一般に非置 換であるか、または特に、例えば、ハロゲン、トリフルオロメチル、低級アルキ
ル、低級アルケニル、低級アルキニル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アル
ケニルオキシ、フェニル−低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、低級アル
ケノイルオキシ、およびフェニル−低級アルカノイルオキシからなる群から選択
される置換基により、一置換または多置換、例えば、二置換または第2位を三置
換されている。好ましくは、式IおよびI1のフェニル環は、更なる置換基を有 しない。
【0015】 式Iの対応するフェニル環における以下の構造要素の好ましい位置は:−CO
−R1に関して位置4(パラ)または5(メタ)、R2−に関して位置2(オルト)また
は3(メタ)および−C(=NH)−NHR3基に関しては位置4(パラ)であり、互 換体および異性体形の両方が本発明に包含される。
【0016】 “一個またはそれ以上の置換基により置換”なる用語は、好ましくは、1個、
2個または3個のこのような置換基、有利には1個または2個を意味する。 “低級”なる表現は、対応する基および化合物が、いずれの場合も特に7個を
超えない、好ましくは4個を超えない炭素原子を含むことを意味する。 ハロゲンは、特にフッ素、塩素または臭素、および更にヨウ素を含む。 低級アルキルは、特に、C1−C7−アルキルであり、例えば、メチル、エチル
、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert −ブチルであり、さらに対応するペンチル、ヘキシルおよびヘプチル基を含む。
1−C4アルキルが好ましい。
【0017】 低級アルケニルは、特にC3−C7−アルケニルであり、例えば、2−プロペニ
ルまたは1−、2−または3−ブテニルである。C3−C5−アルケニルが好まし
い。 低級アルキニルは、特に、C3−C7−アルキニルであり好ましくはプロパルギ
ルである。
【0018】 フェニル−低級アルキルは、特にフェニル−C1−C4−アルキルであり、好ま
しくはベンジル、1−および2−フェネチルであるが、フェニル−低級アルケニ
ルおよびフェニル−低級アルキニル、特に、フェニル−C2−C5−アルケニルお
よび−アルキニル、特に2−フェニル−ビニル、3−フェニルアリルおよび3−
フェニルプロパルギルである。
【0019】 シクロアルキルは、特に、C3−C7−シクロアルキルであり、例えば、シクロ
プロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチ
ルである。シクロペンチルおよびシクロヘキシルが好ましい。 シクロアルケニルは、特に、C3−C7−シクロアルケニルであり、好ましくは
、シクロペンテ−2−または−3−エニル、またはシクロヘキセ−2−および−
3−エニルである。
【0020】 例えば、低級アルキレンにより二置換されているアミノにおける低級アルキレ
ンは、特に、C2−C6−アルキレンであり、例えば、ブチレン、ペンチレン、ま
たは2,6−ヘキシレンである。好ましいのはC4−C5−アルキレン、特に、ペ ンチレンである。 低級アルキレンX2は、特に、好ましくは、直鎖であるC2−C8−アルキレン であり、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、
ヘプチレンおよびまたオクチレンである。C4−C7−アルキレンは、好ましくは
、特にペンチレン、およびまたブチレン、ヘキシレンまたはヘプチレンである。
【0021】 フェニル基(X2)により中断されている低級アルキレンは、特に、好ましくは 直鎖であるC2−C4アルキレン−フェニレン−C2−C4−アルキレンまたはC2 −C4−アルキレン−ナフチレン−C2−C4−アルキレンのような低級アルキレ ン−フェニレン−低級アルキレンまたは低級アルキレン−ナフチレン−低級アル
キレンであり、例えば、メチレン−フェニレン−メチレン、1,2−エチレン− 1,4−フェニレン−1,2−エチレンのような1,2−エチレン−フェニレン− 1,2−エチレン、1,3−プロピレン−1,4−フェニレン−1,3−プロピレン
のような1,3−プロピレン−フェニレン−1,3−プロピレン、またはブチレン
−フェニレン−ブチレン基、および対応する1,2−エチレン−ナフチレン−1,
2−エチレン基である。
【0022】 C2−C4−アルキレン−フェニレン−C2−C4−アルキレンまたはC2−C3
アルキレン−ナフチレン−C2−C3−アルキレンは、好ましくは、特に、1,2 −エチレン−1,4−フェニレン−1,2−エチレンである。 低級アルコキシは、特に、C1−C7−アルコキシであり、例えば、メトキシ、
エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、n−ブチルオキシ、イソ
ブチルオキシ、sec−ブチルオキシ、tert−ブチルオキシおよび更に対応するペ ンチルオキシ、ヘキシルオキシおよびヘプチルオキシ基を含む。C1−C4−アル
コキシが好ましい。
【0023】 低級アルケニルオキシは、特に、C3−C7−アルケニルオキシであり、例えば
、アリルオキシまたはブテ−2−エン−またはブテ−3−エニルオキシである。
3−C5−アルケニルオキシが好ましい。 フェニル−低級アルコキシは、特に、ベンジルオキシ、1−または2−フェニ
ルエチルオキシ、または1−、2−または3−フェニルプロピルオキシのような
フェニル−C1−C4−アルコキシである。
【0024】 低級アルカノイルオキシは、特に、C2−C8−アルカノイルオキシ、特に、ア
セチルオキシ、プロピオニルオキシまたはピバロイルオキシのようなC2−C5
アルカノイルオキシである。 低級アルケノイルオキシは、特に、C3−C8−アルケノイルオキシ、特に、プ
ロペノイルオキシのようなC3−C5−アルケノイルオキシである。 フェニル−低級アルカノイルオキシは、特に、フェニル−C2−C8−アルカノ
イルオキシ、特に、フェニルアセチルオキシ、フェニルプロピオニルオキシまた
はフェニルピバロイルオキシのようなフェニル−C2−C5−アルカノイルオキシ
である。
【0025】 アルコキシカルボニルは、特に、C2−C12−アルコキシカルボニルであり、 例えば、メトキシ−、エトキシ−、プロピルオキシ−ピバロイルまたはオキシチ
ルオキシ−カルボニル(oxtyloxy-carbonyl)である。C2−C9−アルコキシカル ボニルが好ましい。 アルケニルオキシカルボニルは、特に、C3−C12−アルケニルオキシカルボ ニル、例えば、アリルオキシカルボニルである。好ましいのは、C3−C5−アル
ケニルオキシカルボニルである。
【0026】 シクロアルキルオキシカルボニルは、特に、C3−C7−シクロアルキルオキシ
カルボニル、好ましくは、シクロペンチルオキシカルボニルまたはシクロヘキシ
ルオキシカルボニルである。 アルカンスルホニルは、特に、C1−C7−アルカンスルホニルであり、例えば
、メタン−、エタン−、n−プロパン−またはイソプロパンスルホニルである。
1−C4−アルカンスルホニルが好ましい。
【0027】 アリールアルカンスルホニルは、特に、フェニル−C1−C7アルカンスルホニ
ル、例えば、ベンジル−または1−および2−フェニルエタン−スルホニルであ
る。フェニル−C1−C4−アルカン−スルホニルが好ましい。 シクロアルカンスルホニルは、特に、C3−C7−シクロアルカンスルホニル、
好ましくは、シクロペンタンスルホニルまたはシクロヘキサンスルホニルである
【0028】 ナフチルは1−または2−ナフチルである。 インダニルは、例えば、1−、2−、3−または4−インダニルである。 フルオレニルは、例えば、1−、2−、3−、4−または5−フルオレニルで
ある。 低級アルカノイルは、特に、C1−C7−アルカノイルであり、例えば、ホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリルまたはピバボリル(pivav
olyl)である。C2−C5−アルカノイルが好ましい。
【0029】 フェニル−低級アルカノイルは、特に、フェニル−C2−C7−アルカノイルで
あり、例えば、フェニルアセチルまたは2−または3−フェニルプロピオニルで
ある。フェニル−C2−C4−アルカノイルが好ましい。 置換アロイルは、例えば、低級アルコキシ、低級アルキル、ヒドロキシ、ヒド
ロキシメチルまたはアシルオキシメチルで置換されている、低級アルカノイルオ
キシメチルまたはベンゾイルオキシメチルのような、ベンゾイルのようなアロイ
ルを意味する。
【0030】 ナフトイルは1−または2−ナフトイルである。 インダノイルは、例えば、1−、2−、3−または4−インダノイルである。 フルオレノイルは、例えば、1−、2−、3−、4−または5−フルオレノイ
ルである。 エステル化カルボキシルは、好ましくは、低級アルコキシカルボニルまたはア
リール−低級アルコキシカルボニルである。
【0031】 アミド化カルボキシルは、好ましくは、アミノカルボニル、モノ−またはジ−
低級アルキルアミノカルボニル、(モノ−アリール−モノ−低級アルキル)アミノ
カルボニル、モノ−またはジ−(アリール−低級アルキル)アミノカルボニルまた
は(モノ−アリール−低級アルキル−モノ−低級アルキル)アミノカルボニルであ
る。
【0032】 本発明は、好ましくは: 式中、R1が低級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、フェニル−低級 アルキル、フェニル−低級アルケニル、フェニル−低級アルキニル、フェニル、
ナフチル、インダニル、フルオレニル、シクロアルキルおよびシクロアルケニル
、各々低級アルキルにより一または多置換されているシクロアルキルおよびシク
ロアルケニルから選択される置換基で一または二置換されたアミノ、または低級
アルキレンで二置換されたアミノである; R2が水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、低級アルキル、低級アルケニル、 低級アルキニル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級アルケニルオキシ、フェニ
ル−低級アルコキシ、フェノキシ、カルボキシで置換された低級アルコキシ、低
級アルコキシカルボニル、アミノカルボニルまたはモノ−またはジ−低級アルキ
ルアミノカルボニル、低級アルカノイルオキシ、低級アルケノイルオキシまたは
フェニル−低級アルカノイルオキシである; R3が水素、各々非置換またはフェニル、ナフチル、インダニルもしくはフルオ レニルで置換されているアルコキシカルボニルまたはアルケニルオキシカルボニ
ル、または非置換または低級アルキルで一または多置換されているシクロアルコ
キシカルボニル、低級アルカノイルまたはフェニル低級アルカノイル、またはベ
ンゾイル、ナフトイル、インダノイルまたはフルオレノイル、またはC1−C7
アルカンスルホニル、フェニル−C1−C7−アルカンスルホニル、C3−C7−シ
クロアルカンスルホニルまたはフェニルスルホニル、または低級アルキル、フェ
ニル−低級アルキルもしくはフェニルで置換されているアミノカルボニルである
; X1およびX3が互いに独立してOまたはS; X2が低級アルキレン、低級アルキレン−フェニレン−低級アルキレンまたは低 級アルキレン−ナフチレン−低級アルキレンである; 式Iのフェニル環が、互いに独立して、ハロゲン、トリフルオロメチル、低級ア
ルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、低級
アルケニルオキシ、フェニル−低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、低級
アルケノイルオキシおよびフェニル−低級アルカノイルオキシから選択される1
個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい; 上記定義中の芳香族基が、互いに独立して、ハロゲン、トリフルオロメチル、低
級アルキル、低級アルケニル、低級アルキニル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、
低級アルケニルオキシ、フェニル−低級アルコキシ、低級アルカノイルオキシ、
低級アルケノイルオキシおよびフェニル−低級アルカノイルオキシから選択され
る1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい: である式Iの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0033】 本発明は、特に: 式中、R1がC1−C7−アルキル、フェニル−C1−C7−アルケニル、フェニル およびC3−C6−シクロアルキル、非置換またはC1−C7アルキルにより一また
は多置換されているC3−C6シクロアルキルから選択される置換基で一または多
置換されたアミノ、またはC3−C6アルキレンで二置換されたアミノである; R2が水素、ヒドロキシ、C1−C7−アルコキシ、カルボキシで置換されたC1
7アルコキシまたは低級アルコキシカルボニルまたはフェニル−C1−C4アル コキシである; R3が水素、C1−C12−アルコキシ−カルボニル、C2−C5−アルカノイル、フ
ェニル−C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロメチル
、C1−C7−アルキルもしくはC1−C7−アルコキシで置換されたベンゾイル、
非置換またはC1−C7−アルキルで置換されたC3−C6−シクロアルキルカルボ
ニル、またはベンゾイル、ナフトイル、インダノイルまたはフルオレノイル、ま
たはC1−C7アルカンスルホニル、フェニル−C1−C7アルカンスルホニル、C 3 −C7−シクロアルカンスルホニルまたはフェニルスルホニル、またはC1−C7 −アルキル、フェニル−C1−C7−アルキルまたはフェニルて置換されているア
ミノカルボニルである; X1およびX3が各々−O−、または、更に互いに独立して−O−または−S−で
ある; X2がC2−C7−アルキレンまたはC2−C4−アルキレン−フェニレン−C2−C 4 アルキレンである; 式Iのフェニル環が非置換であるか、更に、互いに独立して、ハロゲン、トリフ
ルオロメチル、C1−C7−アルキルおよびC1−C7−アルコキシから選択される
1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい; 上記定義中のフェニルが非置換であるか、更に、互いに独立して、ハロゲン、ト
リフルオロメチル、C1−C7−アルキルおよびC1−C7−アルコキシから選択さ
れる1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい: である式Iの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0034】 本発明は、特に、−CO−R1が、対応するフェニル環の−X1−に対して位置
4(パラ)または3もしくは5(メタ)に位置する;R2が、対応するフェニル環の −X1−に対して位置2(オルト)または3(メタ)に位置する;そして−C(=NH
)−NHR3が、対応するフェニル環の−X3−に対して位置4(パラ)に位置する 、式Iの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0035】 本発明は、特に、式IA
【化6】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1はジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1−C4− アルキルアミノ、フェニル−イソプロピル−アミノのようなC1−C4アルキル−
(フェニル)アミノ、メチル−ベンジル−アミノのようなC1−C4アルキル−(フ ェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC1−C4アルキルで置換 されているジ−シクロヘキシルアミノのようなジ−C3−C6−シクロアルキルア
ミノ、または2−メチル−1−ピペリジノのようなC1−C4−アルキルで置換さ
れている1−ピペリジノである; R2は水素、メトキシのようなC1−C4−アルコキシまたはカルボキシ、低級ア ルコキシカルボニル、アミノカルボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキ
ルアミノカルボニルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3は水素、メトキシカルボニルまたはオクチルオキシカルボニルのようなC1
12−アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルのようなフェニル−C 1 −C4−アルコキシカルボニル、アセチルのようなC2−C5−アルカノイル、3
,4−ジメトキシベンゾイルのような非置換またはハロゲン、トリフルオロメチ ル、C1−C4−アルキルでもしくはC1−C4−アルコキシで置換されているベン
ゾイル、2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキシルカルボニルのような非
置換またはC1−C4アルキルで置換されているC3−C6−シクロアルキルカルボ
ニルである; X1およびX3は−O−である; X2はペンチレンのようなC4−C7−アルキレンである; 式IAのフェニル環は非置換であるか、または更に、互いに独立してハロゲン、
トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシから選択
される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る〕 の化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0036】 本発明は、特に: 式中、R1がジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1
4−アルキルアミノ、フェニル−イソプロピル−アミノのようなC1−C4アル キル−(フェニル)−アミノ、メチル−ベンジル−アミノのようなC1−C4アルキ
ル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC1−C4アルキル
で置換されているジ−シクロヘキシルアミノのようなジ−C3−C6−シクロアル
キルアミノ、または2−メチル−1−ピペリジノのようなC1−C4−アルキルで
置換されている1−ピペリジノである; R2が水素、メトキシのようなC1−C4−アルコキシまたはカルボキシ、低級ア ルコキシカルボニル、アミノカルボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキ
ルアミノカルボニルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3がメタン−、エタン−またはイソプロパンスルホニルのようなC1−C4アル カンスルホニル、ベンジルスルホニルのようなフェニル−C1−C4−アルカンス
ルホニル、シクロヘキサンスルホニルのようなC3−C7−シクロアルカン−スル
ホニル、またはフェニルスルホニル、またはC1−C4−アルキル、フェニル−C 1 −C4−アルキルもしくはフェニルにより置換されているアミノカルボニルであ
る; X1およびX3が−O−である; X2がペンチレンのようなC4−C7−アルキレンである である式IAの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0037】 本発明は、特に: 式中、R1がジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1
4−アルキルアミノ、フェニル−イソプロピル−アミノのようなC1−C4アル キル−(フェニル)−アミノ、メチル−ベンジル−アミノのようなC1−C4アルキ
ル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC1−C4アルキル
で置換されているジ−シクロヘキシルアミノのようなジ−C3−C6−シクロアル
キルアミノ、または2−メチル−1−ピペリジノのようなC1−C4−アルキルで
置換されている1−ピペリジノである; R2が水素、メトキシのようなC1−C4−アルコキシまたはカルボキシ、エトキ シカルボニルメチルのようなC1−C4アルコキシカルボニルで置換されている、
またはアミノカルボニルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3が水素;またはR3がアセチルのような低級アルカノイルである; X1およびX3が−O−である; X2がペンチレンのようなC4−C7−アルキレンである である式IAの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0038】 本発明は、更に、特に: 式中、R1がジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1−C4−アルキルアミノで ある; R2が水素、メトキシのようなC1−C4−アルコキシまたはC1−C4アルコキシ カルボニルでもしくはアミノカルボニルで置換されているC1−C4アルコキシで
ある; R3がメトキシカルボニルまたはオクチルオキシカルボニルのようなC1−C12
アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルのようなフェニル−C1−C4 −アルコキシカルボニル、アセチルのようなC2−C5−アルカノイル、3,4− ジメトキシベンゾイルのような非置換またはハロゲン、トリフルオロメチル、C 1 −C4−アルキルまたはC1−C4−アルコキシで置換されているベンゾイル、2
−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキシルカルボニルのような非置換または
1−C4−アルキルで置換されているC3−C6−シクロアルキルカルボニルであ
る; X1およびX3が−O−である; X2がC4−C7−アルキレン、特にペンチレンである である式IAの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0039】 本発明は、更に、特に: 式中、R1がジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1
4−アルキルアミノである; R2が水素、メトキシのようなC1−C4−アルコキシまたはエトキシカルボニル のようなC1−C4アルコキシカルボニルでもしくはアミノカルボニルで置換され
ているC1−C4アルコキシである; R3が水素またはアセチルのようなC1−C4−アルカノイルである; X1およびX3が−O−である; X2がC4−C7−アルキレン、特にペンチレンである である式IAの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0040】 本発明は、また、特に、式IB
【化7】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1はジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1−C4− アルキルアミノ、フェニル−イソプロピル−アミノのようなC1−C4アルキル−
(フェニル)アミノ、メチル−ベンジル−アミノのようなC1−C4アルキル−(フ ェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC1−C4アルキルで置換 されているジ−シクロヘキシルアミノのようなジ−C3−C6−シクロアルキルア
ミノ、または2−メチル−1−ピペリジノのようなC1−C4−アルキルで置換さ
れている1−ピペリジノである; R2はヒドロキシ、またはカルボキシ、低級アルコキシカルボニル、アミノカル ボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキルアミノカルボニルで置換されて
いるC1−C4アルコキシである; R3は水素、メトキシカルボニルまたはオクチルオキシカルボニルのようなC1
12−アルコキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルのようなフェニル−C 1 −C4−アルコキシカルボニル、アセチルのようなC2−C5−アルカノイル、3
,4−ジメトキシベンゾイルのような非置換またはハロゲン、トリフルオロメチ ル、C1−C4−アルキルでもしくはC1−C4−アルコキシで置換されているベン
ゾイル、2−イソプロピル−5−メチル−シクロヘキシルカルボニルのような非
置換またはC1−C4アルキルで置換されているC3−C6−シクロアルキルカルボ
ニルである; X1およびX3は−O−である; X2はペンチレンのようなC4−C7−アルキレンである; 式IBのフェニル環は非置換であるか、または更に、互いに独立してハロゲン、
トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシから選択
される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る〕 の化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0041】 本発明は、特に: 式中、R1がジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1
4−アルキルアミノ、フェニル−イソプロピル−アミノのようなC1−C4アル キル−(フェニル)−アミノ、メチル−ベンジル−アミノのようなC1−C4アルキ
ル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC1−C4アルキル
で置換されているジ−シクロヘキシルアミノのようなジ−C3−C6−シクロアル
キルアミノ、または2−メチル−1−ピペリジノのようなC1−C4−アルキルで
置換されている1−ピペリジノである; R2がヒドロキシまたはカルボキシ、低級アルコキシカルボニル、アミノカルボ ニルまたはモノ−もしくはジ−低級アルキルアミノカルボニルで置換されている
1−C4アルコキシである; R3がメタン−、エタン−またはイソプロパンスルホニルのようなC1−C4アル カンスルホニル、ベンジルスルホニルのようなフェニル−C1−C4−アルカンス
ルホニル、シクロヘキサンスルホニルのようなC3−C7−シクロアルカン−スル
ホニル、またはフェニルスルホニル、またはC1−C4−アルキル、フェニル−C 1 −C4−アルキルまたはフェニルにより置換されているアミノカルボニルである
; X1およびX3が−O−である; X2がペンチレンのようなC4−C7−アルキレンである である式IBの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0042】 本発明は、特に: 式中、R1がジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1
4−アルキルアミノ、フェニル−イソプロピル−アミノのようなC1−C4アル キル−(フェニル)−アミノ、メチル−ベンジル−アミノのようなC1−C4アルキ
ル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC1−C4アルキル
で置換されているジ−シクロヘキシルアミノのようなジ−C3−C6−シクロアル
キルアミノ、または2−メチル−1−ピペリジノのようなC1−C4−アルキルで
置換されている1−ピペリジノである; R2がヒドロキシまたはエトキシカルボニルメトキシのようなC1−C4アルコキ シカルボニルで置換されている、またはアミノカルボニルで置換されているC1 −C4アルコキシである; R3が水素;またはR3がアセチルのような低級アルカノイルである; X1およびX3が−O−である; X2がペンチレンのようなC4−C7−アルキレンである である式IBの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0043】 本発明は、更に、特に: 式中、R1がジ−エチルアミノまたはジ−イソプロピルアミノのようなジ−C1
4−アルキルアミノである; R2がヒドロキシまたはエトキシカルボニルメトキシまたはアミノカルボニルメ トキシのようなC1−C4アルコキシカルボニルメトキシである; R3が水素またはアセチルのようなC2−C5−アルカノイルである; X1およびX3が−O−である; X2がC4−C7−アルキレン、特にペンチレンである である式IBの化合物および薬学的に許容されるその塩の使用に関する。
【0044】 具体的に非常に好ましい化合物は、WO94/11341、EP0518819、US5451700および
US5488160、特に、これらの刊行物の実施例部分に記載のものである。
【0045】 本発明は、特に、R1がジ−イソプロピルアミノ、R2がメトキシ、R3が水素 、X1およびX3が−O−およびX2がペンチレンである式IAの化合物および薬 学的に許容されるその塩、およびR1がジ−イソプロピルアミノ、R2がヒドロキ
シ、R3が水素、X1およびX3が−O−およびX2がペンチレンである式IBの化
合物および薬学的に許容されるその塩、特に該化合物のマレイン酸塩に関する。
【0046】 R2がカルボキシ、エステル化カルボキシまたはアミド化カルボキシで置換さ れた脂肪族によりエーテル化されたヒドロキシである式Iの化合物およびその塩
ならびにその製造は、WO94/11341に記載されている。式Iの他の化合物およびそ
の塩ならびにその製造法は、EP0518819、US5451700およびUS5488160に記載され ている。
【0047】 式IBの化合物は、また式
【化8】 〔式中、R1、R2、R3、X1、X2およびX3は式IBで定義の通り〕 を触媒的水素化し、示されるヒドロキシイミノ基をイミノに還元する、例えば、
式IBを、所望によりマレイン酸塩のような他の塩または遊離アミジンに既知の
方法を使用して変換し得る酢酸塩として単離する場合、エタノールと酢酸の混合
物中のパラジウム−炭素を使用することによりまた製造し得る。
【0048】 式IIの化合物まはた米国特許第5455274号に記載のように製造し得る。 式中、R1がジ−イソプロピルアミノ、R2がヒドロキシ、R3が水素、X1およ
びX3が−O−およびX2がペンチレンである式IBの化合物のマレイン酸(2− ブテンジオエート)塩は、それ自体新規である。この塩である4−[5−[4−(ア
ミノイミノメチル)フェノキシ]ペントキシ]−2−ヒドロキシ−N,N−ビス(1 −メチルエチル)ベンズアミド(Z)−2−ブテンジオエートは、下記実施例に記 載のように製造し得る。
【0049】 式Iの化合物は、可能性のある異性体の一つの形に、またはそれらの混合物と
して、例えば、実質的に純粋な幾何(シスまたはトランス)異性体、光学異性体( アンチポード)、ラセミ体またはこれらの混合物として製造し得る。 異性体の得られる混合物は、組成の物理化学的差異に基づいて、純粋幾何また
は光学異性体、ジアステレオマー、ラセミ体に、例えば、クロマトグラフィーお
よび/または分画結晶により分割できる。
【0050】 最終産物または中間体の得られるラセミ体は、光学アンチポードに、既知の方
法により、例えば、光学的に活性な酸または塩基により得たそのジアステレオ異
性体塩の分離、および光学的に活性な酸性または塩基性化合物の遊離により分割
できる。ラセミ体アミジン(式中、R3が水素である)は、このように、その光学 アンチポードに、例えば、光学活性酸と形成された塩の分画結晶化により分割で
きる。
【0051】 遊離化合物とその塩の形の化合物の密接な関係の観点から、これに関連して化
合物を言及する場合、その情況下でこれが可能であるか適当である限り、対応す
る塩もまた意図される。 その塩を含む本化合物は、その水和物、または結晶化に使用した他の溶媒を含
む形でも使用できる。
【0052】 式Iの化合物およびその塩は、経口または経直腸のような経腸的に、肺経路に
より、例えば、吸入により、経皮的または非経腸的に、ヒトを含む哺乳類に、有
効量を単独で、または1個またはそれ以上の薬学的に許容される担体との組合わ
せで投与できる。
【0053】 活性化合物は、例えば約0.1から約95%、例えば、約1%から約80%、 約10%から約80%、または好ましくは約20%から約60%の活性化合物を
含む組成物で投与し得る。経腸または非経腸投与の医薬組成物の例は、被覆錠剤
、錠剤、カプセルまたは坐薬、およびアンプルのような単位投与形のものである
。これらは、それ自体既知の方法で、例えば、慣用の混合、造粒、被覆、溶解ま
たは凍結乾燥法で製造する。このように、経口使用の医薬製品は、活性化合物と
固体賦形剤を合わせ、適当な場合、得られた混合物を造粒し、混合物または顆粒
を、所望によりまたは必要な場合、適当な助剤の添加後、錠剤または被覆錠剤の
コアに加工することにより得ることができる。
【0054】 経腸または非経腸投与の好ましい組成物は、活性成分をa)希釈剤、例えば、 ラクトース、デキストロース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、セル
ロースおよび/またはグリシン;b)滑沢剤、例えば、シリカ、タルク、ステア リン酸、そのマグネシウムまたはカルシウム塩および/またはポリエチレングリ
コール;錠剤のためにはまたc)結合剤、例えば、ケイ酸アルミニウムマグネシ ウム、澱粉ペースト、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロースナトリウムおよび/またはポリビニルピロリドン;所望により
d)崩壊剤、例えば、澱粉、寒天、アルギン酸またはそのナトリウム塩、または 発泡性混合物;および/またはe)吸収剤、色素、香味剤および甘味剤を含む、 錠剤およびゼラチンカプセルである。注射用組成物は、好ましくは水性等張性溶
液または懸濁液、および坐薬は有利には脂肪エマルジョンまたは懸濁剤から製造
する。該組成物は、滅菌し得および/または防腐剤、安定化剤、湿潤剤または乳
化剤、溶液プロモーター、浸透圧調節用塩および/または緩衝剤を含み得る。被
覆錠剤のコアは、とりわけ、所望によりアラビアゴム、タルク、ポリビニルピロ
リドン、ポリエチレングリコールおよび/または二酸化チタンを含む濃縮糖溶液
、適当な有機溶媒または溶媒混合物中のラッカー溶液、または腸溶性コーティン
グの製造のために、フタル酸アセチルセルロースまたはフタル酸ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロースのような適当なセルロース生産物の溶液を使用して、適当
な、所望により腸溶性のコーティングを施す。着色剤または色素を錠剤または被
覆錠剤のコーティングに、例えば、活性化合物の種々の量を同定または指示する
ために添加できる。加えて、それらはまた他の治療的に有用な物質を含み得る。
該組成物は、慣用の混合、造粒またはコーティング法により、各々製造し、約0
.1から75%、好ましくは約1から50%の活性成分を含む。
【0055】 肺投与に適した医薬、即ち、医薬組成物は、前記で定義の式Iの化合物または
薬学的に許容されるその塩を、所望により薬学的に許容される担体との混合物と
して含み得、化合物または混合物は吸入可能な剤形である。例えば、医薬は、既
知の方法により製造できるエアロゾルの形、または例えば、細かく粉砕された活
性成分を、細かく粉砕されたラクトースのような担体と共に含む細かく粉砕され
た粒子形であり得る。このような医薬は、吸入可能な剤形に適した吸入装置を使
用して投与し得、このような装置は当分野で既知である。
【0056】 本発明の方法での使用に適したエアロゾル組成物は、溶液中の、または分散し
た、または過フッ化炭化水素のような当分野で既知の推進剤から選択され得る推
進剤中の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を含む。推進剤中の活性
成分の量は、約5重量%まで、例えば、0.1から5重量%、0.1から3重量%
、0.1から2重量%、0.2から2重量%、0.5から2重量%または1から2 重量%である。
【0057】 細かく粉砕された粒子形の吸入用医薬は、式Iの化合物または薬学的に許容さ
れるその塩を、単独またはグルコース、ラクトース、マンニトール、ソルビトー
ル、リボース、マンノース、アラビノース、サッカロース、ガラクトース、フル
クトースまたはキシロースのような細かく粉砕された固体担体とともに含み得る
。このような医薬において、式Iの化合物またはその塩は、適当には10ミクロ
ンまで、好ましくは5ミクロンまで、特に3ミクロンまでの平均粒子サイズを有
する。適当には、このような粒子状医薬に存在する粒子の少なくとも70%、好
ましくは少なくとも80%が、10ミクロンまで、好ましくは5ミクロンまで、
特に3ミクロンまでの平均粒子サイズである。
【0058】 前記にしたがって、本発明はまた慢性閉塞性肺疾患の処置のための、前記に定
義の式Iの化合物または薬学的に許容されるその塩を活性成分として含む医薬組
成物を提供する。
【0059】 他の活性成分との組み合わせに関して、式Iの化合物または薬学的に許容され
るその塩は、同時に、他の活性成分の投与前または後に、別々にまたは同じまた
は別の投与経路で、または同じ医薬製剤として一緒に投与し得る。
【0060】 投与する活性成分の量は、温血動物(哺乳類)種、体重、年齢および個々の状態
、および投与の形に依存する。約70kgの哺乳類への経口投与の単位投与量は、
例えば、1日当り、約1から約1000mg/kgの活性成分を含み得る。
【0061】 慢性閉塞性肺疾患の処置における式Iの化合物または薬学的に許容されるその
塩の作用は、リポポリサッカライドの鼻腔内注入を介して誘導した肺好中球増加
症のマウスモデルで試験できる。細菌性リポポリサッカライド(LPS)は、インビ ボで投与されたとき、炎症反応の引き金を引く、細菌の巨大分子細胞表面抗原で
ある。このLPS-誘導肺炎症モデルの主な特徴であるマクロファージ活性化、腫瘍
壊死因子−α(TNF-α)産生ならびに好中球浸潤および活性化は、慢性閉塞性肺疾
患の特徴である。このモデルは、気道管腔で2から4時間後に起こる急性損傷と
して肺炎症をもたらし、全ての炎症パラメーターが気管支肺胞洗浄(BAL)により 評価できる。
【0062】 試験する化合物は、ジメチスルスフオキシド(DMSO)に溶解し、得られる溶液に
、滅菌リン酸緩衝食塩水(PBS)(50μl)を添加する。DMSOの最終濃度は2%であ
る。雌Balb/Cマウス(20−25g)をハロタン/酸素/一酸化二窒素麻酔剤下に
、試験する化合物を適当量(0.1−30mg/kg)含むPBS DMSO希釈剤でまたは希 釈剤単独で、30分後、0.3mg/kgのLPS(Salmonella Typhosa, Sigma)で、鼻 腔内処理する。動物を24℃に室温調節したプラスチックケージで飼う。餌およ
び水は自由に利用できる。LPSの鼻腔内投与3時間後、致死的な麻酔をペントバ ルビタールナトリウム(60mg/kg、i.p.)で誘導し、腹腔を開け、動物を主な血
管から血を抜くことにより放血する。
【0063】 気管にカニューレ挿入し、気管支肺胞洗浄(BAL)を、気管を通して肺に0.3ml
のPBSを4回注入することにより行う。次いで、液を直ぐに回収し、細胞懸濁液 を氷上に保つ。全細胞数をサイトスピン調製物(Shandon Scientific Ltd, Chesh
ire, UK)を調製する。細胞をDif-Quick(Baxter Dade AG, Dudingen, Switzerlan
d)で染色し、200細胞の差異計数を標準形態学的基準により行う。残りの洗浄
液を1200rpmで10分遠心し、上清を等分し、−80℃で貯蔵する。
【0064】 BALミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性を、96ウェルプレート形式比色アッセ
イを使用して、新たなBAL上清で測定する。デュプリケートの50μlのサンプル
を、100μlの基質緩衝液と5分、室温で混合する(リン酸ナトリウム50mM、
pH6.0、0.5%ヘキサデシルトリメチルアンモニウムブロミド、0.167n
M o−ジアニシジン二塩酸塩および0.4mM H22含有)。反応を蒸留水中の 100μlの5%アジ化ナトリウムで停止させ、光学密度(OD)を450nmで読む 。結果を、ヒト白血球ミエロペルオキシダーゼで確立されている標準曲線を使用
して、U/mlで示す(Sigma)。
【0065】 試験した化合物の肺炎症における阻害作用は、希釈剤単独の投与後に得られた
ものとの比較した、化合物の投与後に得られた好中球数の減少および/または減
少したMPO活性により示される。
【0066】 上記方法の修飾において、試験する化合物(または比較目的のための希釈剤単 独)を、同じ投与量で、LPSの投与6時間後に2回目に鼻腔内に投与し、致死的麻
酔を2回目の投与の18時間後に行う。使用できる上記方法の別の修飾は、Gonc
alves de Moraes et al., 1996 British Journal of Pharmacology, 117, 1792-
1796に記載されている。
【0067】 (実施例) 米国特許第5455274に記載のように製造した4−[5−[4−(アミノ(ヒドロキ シイミノ)メチル)フェノキシ]ペントキシ]−2−ヒドロキシ−N,N−ビス(1−
メチルエチル)ベンズアミド(100.76g)、370mLの酢酸および800mLの
エタノールを穏やかに振盪し、50−52℃に温め、僅かに黄色い溶液を作る。
10%パラジウム−炭素(13.2g)を添加し、混合物を60psiで52−54℃
で24時間水素化する。温反応混合物をセライトを通して濾過し、フィルターケ
ーキを2回75mLの2:1エタノール/酢酸で洗浄する。次いで、溶媒を真空で
75℃で除去する。トルエン(200mL)を残渣に添加し、溶媒を真空で蒸発させ
る。これを2回繰り返し、痕跡量の酢酸およびエタノールを除去する。残渣に、
10gの活性炭および50mLの2−プロパノールを添加し、混合物を75℃に加
熱する。スラリーを熱いまま濾過し、2回50mLの2−プロパノールで洗浄する
。4−[5−[4−(アミノイミノメチル)フェノキシ]ペントキシ]−2−ヒドロキ
シ−N,N−ビス(1−メチルエチル)ベンズアミド一酢酸塩を2−プロパノール からm.p.197−199℃の生産物として結晶化する。
【0068】 C273836に関して計算したCHN 理論値: %C:64.78 %H:7.65 %N:8.40 実測値: %C:64.80 %H:8.10 %N:8.13
【0069】 4−[5−[4−(アミノイミノメチル)フェノキシ]ペントキシ]−2−ヒドロキ
シ−N,N−ビス(1−メチルエチル)ベンズアミド一酢酸塩(75.24g)を55
0mLの無水エタノール(550mL)に懸濁し、窒素雰囲気下で撹拌し、75℃に加
熱する。75mLの水中の34.82gのマレイン酸の溶液を75℃に加熱し、混 合物に急速に添加する。次いで、7gの活性炭を添加し、黒色スラリーを80°
に加熱し、セライト層を通して濾過する。フィルターケーキをエタノール/水( 85mL/15mL)で洗浄し、一晩室温に冷却する。反応混合物を2時間3〜5℃ に冷却し、4−[5−[4−(アミノイミノメチル)フェノキシ]ペントキシ]−2−
ヒドロキシ−N,N−ビス(1−メチルエチル)ベンズアミド(Z)−2−ブテンジ オエート(1:1)を、白色結晶、m.p.212℃として回収する。
【0070】 C293938に関して計算したCHN 理論値: %C:62.46 %H:7.05 %N:7.54 実測値: %C:62.20 %H:6.92 %N:7.38
【手続補正書】
【提出日】平成12年6月22日(2000.6.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1は脂肪族炭化水素基、アラリファティック炭化水素基、芳香族基および環状 脂肪族炭化水素基から選択される置換基で一または二置換されているアミノ、ま
たは二価脂肪族炭化水素基または酸素で中断されている該基で二置換されている
アミノである; R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、 または脂肪族、アラリファティックもしくは芳香族アルコールで、またはカルボ
キシ、エステル化カルボキシもしくはアミド化カルボキシで置換された脂肪族ア
ルコールでエーテル化されたヒドロキシ、または脂肪族もしくはアラリファティ
ックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシである; R3は水素または、有機炭酸、有機カルボン酸、スルホン酸もしくはカルバミン 酸由来のアシル基である; X1およびX3は、互いに独立して酸素(−O−)または硫黄(−S−)である;およ
び X2は、芳香族基で中断されていてもよい二価脂肪族炭化水素基である; なお、式Iのフェニル環は、互いに独立してハロゲン、トリフルオロメチル、脂
肪族炭化水素基、ヒドロキシおよび脂肪族アルコールによりエーテル化されてい
るヒドロキシまたは、脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸によりエス
テル化されているヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に
置換されていてもよい; また、上記定義のアリールは、互いに独立して更にハロゲン、トリフルオロメチ
ル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、および脂肪族アルコールでエーテル化され
たヒドロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエステル化
されたヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換されて
いてもよい; なおまた、環状脂肪族炭化水素基は、脂肪族基で更に置換されていてもよい〕 の薬学的に活性な化合物、またはその薬学的に許容される塩を有効成分として含
む、慢性閉塞性肺疾患処置用薬剤。
【化2】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1はジ−C1−C4−アルキルアミノ、C1−C4アルキル−(フェニル)アミノ、 C1−C4アルキル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC 1 −C4アルキルで置換されているジ−C3−C6−シクロアルキルアミノ、または
1−C4−アルキルで置換されている1−ピペリジノである; R2は水素、C1−C4−アルコキシまたはカルボキシ、低級アルコキシカルボニ ル、アミノカルボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキルアミノカルボニ
ルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3は水素、C1−C12−アルコキシカルボニル、フェニル−C1−C4−アルコキ
シカルボニル、C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロ
メチル、C1−C4−アルキルでもしくはC1−C4−アルコキシで置換されている
ベンゾイル、非置換またはC1−C4アルキルで置換されているC3−C6−シクロ
アルキルカルボニルである; X1およびX3は−O−である; X2はC4−C7−アルキレンである; 式IAのフェニル環は非置換であるか、または更に、互いに独立してハロゲン、
トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシから選択
される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る〕 である、請求項1記載の薬剤。
【化3】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1はジ−C1−C4−アルキルアミノ、C1−C4アルキル−(フェニル)アミノ、 C1−C4アルキル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC 1 −C4アルキルで置換されているジ−C3−C6−シクロアルキルアミノ、または
1−C4−アルキルで置換されている1−ピペリジノである; R2はヒドロキシ、またはカルボキシ、低級アルコキシカルボニル、アミノカル ボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキルアミノカルボニルで置換されて
いるC1−C4アルコキシである; R3は水素、C1−C12−アルコキシカルボニル、フェニル−C1−C4−アルコキ
シカルボニル、C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロ
メチル、C1−C4−アルキルでもしくはC1−C4−アルコキシで置換されている
ベンゾイル、非置換またはC1−C4アルキルで置換されているC3−C6−シクロ
アルキルカルボニルである; X1およびX3は−O−である; X2はC4−C7−アルキレンである; 式IBのフェニル環は非置換であるか、または更に、互いに独立してハロゲン、
トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシから選択
される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る〕 である、請求項1記載の薬剤。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 本発明は、一つの態様において、慢性閉塞性肺疾患の処置のための医薬の製造
のための、式
【化4】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1は脂肪族炭化水素基、アラリファティック炭化水素基、芳香族基および環状 脂肪族炭化水素基から選択される置換基で一または二置換されているアミノ、ま
たは二価脂肪族炭化水素基または酸素で中断されている該基で二置換されている
アミノである; R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、 または脂肪族、アラリファティックもしくは芳香族アルコールで、またはカルボ
キシ、エステル化カルボキシもしくはアミド化カルボキシで置換された脂肪族ア
ルコールでエーテル化されたヒドロキシ、または脂肪族もしくはアラリファティ
ックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシである; R3は水素または、有機炭酸、有機カルボン酸、スルホン酸もしくはカルバミン 酸由来のアシル基である; X1およびX3は、互いに独立して酸素(−O−)または硫黄(−S−);および X2は、芳香族基で中断されていてもよい二価脂肪族炭化水素基である; 式Iのフェニル環は、互いに独立してハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭
化水素基、ヒドロキシおよび脂肪族アルコールによりエーテル化されているヒド
ロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸によりエステル化さ
れているヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され
得る; 上記定義のアリールは、互いに独立して更にハロゲン、トリフルオロメチル、脂
肪族炭化水素基、ヒドロキシ、および脂肪族アルコールでエーテル化されたヒド
ロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエステル化された
ヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る; 環状脂肪族炭化水素基は、脂肪族基で更に置換され得る〕 の薬学的に活性な化合物、または薬学的に許容されるその塩の使用を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 以下に使用する一般的な定義は、異なって定義しない限り、以下の意味を有す
る: 脂肪族炭化水素基は、例えば、低級アルキル、低級アルケニルおよび2級低級
アルキニルである。 アラリファティック(芳香脂肪族)炭化水素基は、例えば、所望により置換され
ていてもよいフェニル−低級アルキルおよびこれに加えてフェニル−低級アルケ
ニルおよびフェニル−低級アルキニルである。 環状脂肪族炭化水素基は、例えば、シクロアルキルおよび2級シクロアルケニ
ルであり、非置換であるか、または、例えば、低級アルキルにより一または多置
換、例えば二置換されている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 4C086 BC21 DA17 MA04 NA14 ZA59 4C206 AA01 GA08 HA10 MA04 NA14 ZA59 4H006 AA01 AB25 【要約の続き】 たは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエ ステル化されたヒドロキシから選択される1個またはそ れ以上の置換基で更に置換され得る;環状脂肪族炭化水 素基は、脂肪族基で更に置換され得る〕の化合物または その薬学的に許容される塩の使用。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 慢性閉塞性肺疾患の処置のための医薬の製造のための、式 【化1】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1は脂肪族炭化水素基、アラリファティック炭化水素基、芳香族基および環状 脂肪族炭化水素基から選択される置換基で一または二置換されているアミノ、ま
    たは二価脂肪族炭化水素基または酸素で中断されている該基で二置換されている
    アミノである; R2は水素、ハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭化水素基、ヒドロキシ、 または脂肪族、アラリファティックもしくは芳香族アルコールで、またはカルボ
    キシ、エステル化カルボキシもしくはアミド化カルボキシで置換された脂肪族ア
    ルコールでエーテル化されたヒドロキシ、または脂肪族もしくはアラリファティ
    ックカルボン酸でエステル化されたヒドロキシである; R3は水素または、有機炭酸、有機カルボン酸、硫酸もしくはカルバミン酸由来 のアシル基である; X1およびX3は、互いに独立して酸素(−O−)または硫黄(−S−)である;およ
    び X2は、芳香族基で中断されていてもよい二価脂肪族炭化水素基である; 式Iのフェニル環は、互いに独立してハロゲン、トリフルオロメチル、脂肪族炭
    化水素基、ヒドロキシおよび脂肪族アルコールによりエーテル化されているヒド
    ロキシまたは、脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸によりエステル化
    されているヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換さ
    れ得る; 上記定義のアリールは、互いに独立して更にハロゲン、トリフルオロメチル、脂
    肪族炭化水素基、ヒドロキシ、および脂肪族アルコールでエーテル化されたヒド
    ロキシまたは脂肪族もしくはアラリファティックカルボン酸でエステル化された
    ヒドロキシから選択される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る; 環状脂肪族炭化水素基は、脂肪族基で更に置換され得る〕 の薬学的に活性な化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用。
  2. 【請求項2】 式中、R1がC1−C7−アルキル、フェニル−C1−C7−ア ルケニル、フェニルおよびC3−C6−シクロアルキル、非置換またはC1−C7
    ルキルにより一または多置換されているC3−C6シクロアルキルから選択される
    置換基で一または二置換されたアミノ、またはC3−C6アルキレンで二置換され
    たアミノである; R2が水素、ヒドロキシ、C1−C7−アルコキシ、カルボキシで置換されたC1
    7アルコキシまたは低級アルコキシカルボニルまたはフェニル−C1−C4アル コキシである; R3が水素、C1−C12−アルコキシ−カルボニル、C2−C5−アルカノイル、フ
    ェニル−C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロメチル
    、C1−C7−アルキルもしくはC1−C7−アルコキシで置換されたベンゾイル、
    非置換またはC1−C7−アルキルで置換されたC3−C6−シクロアルキルカルボ
    ニル、またはベンゾイル、ナフトイル、インダノイルまたはフルオレノイル、ま
    たはC1−C7アルカンスルホニル、フェニル−C1−C7アルカンスルホニル、C 3 −C7−シクロアルカンスルホニルまたはフェニルスルホニル、またはC1−C7 −アルキル、フェニル−C1−C7−アルキルもしくはフェニルで置換されている
    アミノカルボニルである; X1およびX3が各々−O−、または、更に互いに独立して−O−または−S−で
    ある;および X2がC2−C7−アルキレンまたはC2−C4−アルキレン−フェニレン−C2−C 4 アルキレンである; 式Iのフェニル環が非置換であるか、更に、互いに独立して、ハロゲン、トリフ
    ルオロメチル、C1−C7−アルキルおよびC1−C7−アルコキシから選択される
    1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい; 上記定義中のフェニルが非置換であるか、更に、互いに独立して、ハロゲン、ト
    リフルオロメチル、C1−C7−アルキルおよびC1−C7−アルコキシから選択さ
    れる1個またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい: である請求項1の使用。
  3. 【請求項3】 −CO−R1が、対応するフェニル環の−X1−に対して位置
    4(パラ)または3もしくは5(メタ)に位置する;R2−が、対応するフェニル環 の−X1−に対して位置2(オルト)または3(メタ)に位置する;そして−C(=N
    H)−NHR3が、対応するフェニル環の−X3−に対して位置4(パラ)に位置す る、請求項1または2記載の使用。
  4. 【請求項4】 化合物が、式IA 【化2】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1はジ−C1−C4−アルキルアミノ、C1−C4アルキル−(フェニル)アミノ、 C1−C4アルキル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC 1 −C4アルキルで置換されているジ−C3−C6−シクロアルキルアミノ、または
    1−C4−アルキルで置換されている1−ピペリジノである; R2は水素、C1−C4−アルコキシまたはカルボキシ、低級アルコキシカルボニ ル、アミノカルボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキルアミノカルボニ
    ルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3は水素、C1−C12−アルコキシカルボニル、フェニル−C1−C4−アルコキ
    シカルボニル、C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロ
    メチル、C1−C4−アルキルでもしくはC1−C4−アルコキシで置換されている
    ベンゾイル、非置換またはC1−C4アルキルで置換されているC3−C6−シクロ
    アルキルカルボニルである; X1およびX3は−O−である; X2はC4−C7−アルキレンである; 式IAのフェニル環は非置換であるか、または更に、互いに独立してハロゲン、
    トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシから選択
    される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る〕 である、請求項1記載の使用。
  5. 【請求項5】 式中、R1がジ−C1−C4−アルキルアミノである; R2が水素、C1−C4−アルコキシまたはC1−C4アルコキシカルボニルでもし くはアミノカルボニルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3がC1−C12−アルコキシカルボニル、フェニル−C1−C4−アルコキシカル
    ボニル、C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロメチル
    、C1−C4−アルキルもしくはC1−C4−アルコキシで置換されているベンゾイ
    ル、非置換またはC1−C4−アルキルで置換されているC3−C6−シクロアルキ
    ルカルボニルである; X1およびX3が−O−である; X2がC4−C7−アルキレンである 請求項4記載の使用。
  6. 【請求項6】 式中、R1がジ−C1−C4−アルキルアミノである; R2が水素、C1−C4−アルコキシまたはC1−C4アルコキシカルボニルでもし くはアミノカルボニルで置換されているC1−C4アルコキシである; R3が水素またはC1−C4−アルカノイルである; X1およびX3が−O−である; X2がC4−C7−アルキレンである; 請求項4記載の使用。
  7. 【請求項7】 式中、R1がジ−イソプロピルアミノ、R2がメトキシ、R3 が水素、X1およびX3が−O−、およびX2がペンチレンである、請求項4記載 の使用。
  8. 【請求項8】 式Iの化合物が式IB 【化3】 〔式中、C(=NH)−NHR3基は互換体または異性体であり得る: R1はジ−C1−C4−アルキルアミノ、C1−C4アルキル−(フェニル)アミノ、 C1−C4アルキル−(フェニル−C1−C4−アルキル)−アミノ、非置換またはC 1 −C4アルキルで置換されているジ−C3−C6−シクロアルキルアミノ、または
    1−C4−アルキルで置換されている1−ピペリジノである; R2はヒドロキシ、またはカルボキシ、低級アルコキシカルボニル、アミノカル ボニルでもしくはモノ−またはジ−低級アルキルアミノカルボニルで置換されて
    いるC1−C4アルコキシである; R3は水素、C1−C12−アルコキシカルボニル、フェニル−C1−C4−アルコキ
    シカルボニル、C2−C5−アルカノイル、非置換またはハロゲン、トリフルオロ
    メチル、C1−C4−アルキルでもしくはC1−C4−アルコキシで置換されている
    ベンゾイル、非置換またはC1−C4アルキルで置換されているC3−C6−シクロ
    アルキルカルボニルである; X1およびX3は−O−である; X2はC4−C7−アルキレンである; 式IBのフェニル環は非置換であるか、または更に、互いに独立してハロゲン、
    トリフルオロメチル、C1−C4−アルキルおよびC1−C4−アルコキシから選択
    される1個またはそれ以上の置換基で更に置換され得る〕 である、請求項1記載の使用。
  9. 【請求項9】 式中、R1がジ−C1−C4−アルキルアミノである; R2がヒドロキシまたはC1−C4アルコキシカルボニルメトキシ、またはアミノ カルボニルメトキシである; R3が水素またはC2−C5−アルカノイルである; X1およびX3が−O−である; X2がC4−C7−アルキレンである、 請求項8記載の使用。
  10. 【請求項10】 式中、R1がジイソプロピルアミノ、R2がヒドロキシ、R 3 が水素、X1およびX3が−O−およびX2がペンチレンである、請求項8記載の
    使用。
  11. 【請求項11】 疾病が慢性気管支炎である、請求項1から10のいずれか
    に記載の使用。
  12. 【請求項12】 請求項1から10に記載の式Iの化合物または薬学的に許
    容されるその塩を活性成分として含む、慢性閉塞性肺疾患の処置に使用するため
    の医薬組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1から10に記載の式Iの化合物または薬学的に許
    容されるその塩を、所望により薬学的に許容される担体との混合物で含み、化合
    物または混合物が吸入可能な形である、肺投与に適した医薬。
  14. 【請求項14】 処置を必要とする哺乳類に、有効量の請求項1から10に
    記載の式Iの薬理学的活性化合物または薬学的に許容されるその塩を投与するこ
    とを含む、慢性閉塞性肺疾患の処置法。
  15. 【請求項15】 マレイン酸塩の形である、請求項10に記載の式IBの化
    合物。
JP2000538678A 1997-12-12 1998-12-10 慢性閉塞性肺疾患の処置における置換アミジノ化合物 Pending JP2002508313A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11200297P 1997-12-12 1997-12-12
US60/112,002 1997-12-12
PCT/EP1998/008066 WO1999030695A1 (en) 1997-12-12 1998-12-10 Substituted amidino compounds in the treatment of chronic obstructive pulmonary disease

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002508313A true JP2002508313A (ja) 2002-03-19

Family

ID=22341609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000538678A Pending JP2002508313A (ja) 1997-12-12 1998-12-10 慢性閉塞性肺疾患の処置における置換アミジノ化合物

Country Status (15)

Country Link
US (1) US6380259B2 (ja)
EP (1) EP1037617A1 (ja)
JP (1) JP2002508313A (ja)
KR (1) KR20010033018A (ja)
CN (1) CN1281360A (ja)
AU (1) AU2270399A (ja)
BR (1) BR9813538A (ja)
CA (1) CA2314395A1 (ja)
HU (1) HUP0100733A3 (ja)
ID (1) ID24720A (ja)
IL (1) IL136663A0 (ja)
NO (1) NO20002943L (ja)
PL (1) PL340910A1 (ja)
SK (1) SK8812000A3 (ja)
WO (1) WO1999030695A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1450787A4 (en) 2001-11-15 2006-01-25 Galileo Pharmaceuticals Inc FORMULATIONS AND METHODS FOR THE TREATMENT OR AMELIORATION OF INFLAMMATORY CONDITIONS
GB2445920A (en) * 2007-01-25 2008-07-30 Mucokinetica Ltd Amidino compounds for treatment of respiratory disease
WO2016040570A2 (en) 2014-09-12 2016-03-17 Children's Medical Center Corporation Dietary emulsion formulations and methods for using the same

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5246965A (en) 1991-06-11 1993-09-21 Ciba-Geigy Arylethers, their manufacture and methods of treatment
US5451700A (en) 1991-06-11 1995-09-19 Ciba-Geigy Corporation Amidino compounds, their manufacture and methods of treatment
US5488160A (en) * 1991-06-11 1996-01-30 Ciba-Geigy Corporation Amidino compounds, their manufacture and method of treatment
ES2165122T3 (es) 1992-02-05 2002-03-01 Boehringer Ingelheim Pharma Nuevos derivados de amidina, su preparacion y utilizacion como medicamentos con efecto antagonista de ltb4.
US5455274A (en) * 1992-12-09 1995-10-03 Ciba-Geigy Corporation Hydroxyamidine derivatives
US5846963A (en) * 1995-06-07 1998-12-08 University Of Utah Research Foundation Methods for preventing progressive tissue necrosis, reperfusion injury, bacterial translocation and adult respiratory distress syndrome
DE4309285A1 (de) 1993-03-23 1994-09-29 Boehringer Ingelheim Kg Heterocyclen enthaltende Amidinderivate, ihre Herstellung und Verwendung
DE4424713A1 (de) 1994-07-13 1996-01-18 Boehringer Ingelheim Kg Substituierte Benzamidine, ihre Herstellung und Verwendung als Arnzneistoffe
DE4424714A1 (de) 1994-07-13 1996-01-18 Boehringer Ingelheim Kg Neue chemische Verbindung, ihre Herstellung und ihre Verwendung als Arnzneistoff
DE19546452A1 (de) 1995-12-13 1997-06-19 Boehringer Ingelheim Kg Neue Phenylamidinderivate, Verfahren zu ihrer Herstelung und ihre Verwendung als Arzneimittel

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010033018A (ko) 2001-04-25
PL340910A1 (en) 2001-03-12
AU2270399A (en) 1999-07-05
US6380259B2 (en) 2002-04-30
WO1999030695A1 (en) 1999-06-24
BR9813538A (pt) 2000-10-10
WO1999030695A8 (en) 1999-07-29
ID24720A (id) 2000-08-03
NO20002943D0 (no) 2000-06-08
IL136663A0 (en) 2001-06-14
HUP0100733A3 (en) 2003-07-28
HUP0100733A2 (hu) 2001-08-28
EP1037617A1 (en) 2000-09-27
SK8812000A3 (en) 2000-12-11
CA2314395A1 (en) 1999-06-24
CN1281360A (zh) 2001-01-24
NO20002943L (no) 2000-06-08
US20010000341A1 (en) 2001-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3490739B2 (ja) 3,4,5−置換ベンゾイルグアニジン、それらの製法ならびにそれらを含有する医薬
US5723495A (en) Benzamidoxime prodrugs as antipneumocystic agents
US20030092771A1 (en) Inhibitors of transcription factor NF-kappaB
JPH08503466A (ja) 置換アミジノ化合物、それらの製法および治療方法
CN105682655B (zh) 抗微生物化合物
US6998410B2 (en) Compositions
JPH08503970A (ja) 薬理活性のピリミジンアミン誘導体およびその製造方法
JP2001517620A (ja) サイトカインにより媒介される疾患の処置用のアミド誘導体
JP2003505337A (ja) サイトカインにより仲介される疾病を処置するためのベンズアミド誘導体
WO2001003739A1 (fr) Inhibiteurs de fibrose contenant comme ingredient actif l'agoniste du recepteur de sphingosine-1-phosphate ou la sphingosine-1-phosphate
JP2007530580A (ja) 肥満細胞トリプターゼインヒビターとしての[4−(5−アミノメチル−2−フルオロ−フェニル)−ピペリジン−1−イル]−(4−ブロモ−3−メチル−5−プロポキシ−チオフェン−2−イル)−メタノンヒドロクロリド
JP7543350B2 (ja) 肺高血圧症の治療のための併用療法
JPH0725728B2 (ja) N‐〔〔(2,6‐ジ置換)フエニル〕‐n′‐ジアリールアルキル〕尿素
EP1313731B1 (en) Thiazolidine derivatives and its use as antifungal agent
TW201522291A (zh) 胍基苯甲酸酯化合物
JPH10502646A (ja) 新規化合物、その製造及びその薬学組成物中での利用
WO2009051910A1 (en) Compounds having activity in increasing ion transport by mutant-cftr and uses thereof
JP2002508313A (ja) 慢性閉塞性肺疾患の処置における置換アミジノ化合物
JP2000514042A (ja) 新規合成カテコール誘導体、その製造方法及びその使用方法
JPH0753500A (ja) グアニジノ安息香酸誘導体及びこれらを有効成分とする蛋白分解酵素阻害剤
JP2003512450A (ja) 可溶性ヒトcd23形成阻害剤としてのヒドロキサム酸誘導体
CZ20002135A3 (cs) Substituované amidinové sloučeniny a jejich použití při léčení chronického obstrukčního plicního onemocnění
JP2021515811A (ja) 3”,5”−ジアルコシベンゾイル−3’−アミノ−3’−デオキシアデノシン−5’−三リン酸及びその医薬用途
EP0562796A1 (en) Phenoxyacetic acid compounds and medical preparations containing them
JPH11228415A (ja) Il−1産生抑制剤