JP2002506753A - 熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造する方法およびそれに従って製造される半製品 - Google Patents

熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造する方法およびそれに従って製造される半製品

Info

Publication number
JP2002506753A
JP2002506753A JP2000536556A JP2000536556A JP2002506753A JP 2002506753 A JP2002506753 A JP 2002506753A JP 2000536556 A JP2000536556 A JP 2000536556A JP 2000536556 A JP2000536556 A JP 2000536556A JP 2002506753 A JP2002506753 A JP 2002506753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semi
sheet
brushing
roll
finished product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000536556A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴァーグナー,ヴェルナー
Original Assignee
アドヴァンスト・デザイン・コンセプツ・ゲー・エム・ベー・ハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アドヴァンスト・デザイン・コンセプツ・ゲー・エム・ベー・ハー filed Critical アドヴァンスト・デザイン・コンセプツ・ゲー・エム・ベー・ハー
Publication of JP2002506753A publication Critical patent/JP2002506753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C39/00Shaping by casting, i.e. introducing the moulding material into a mould or between confining surfaces without significant moulding pressure; Apparatus therefor
    • B29C39/14Shaping by casting, i.e. introducing the moulding material into a mould or between confining surfaces without significant moulding pressure; Apparatus therefor for making articles of indefinite length
    • B29C39/148Shaping by casting, i.e. introducing the moulding material into a mould or between confining surfaces without significant moulding pressure; Apparatus therefor for making articles of indefinite length characterised by the shape of the surface
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
    • B29C59/02Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
    • B29C59/022Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing characterised by the disposition or the configuration, e.g. dimensions, of the embossments or the shaping tools therefor
    • B29C59/025Fibrous surfaces with piles or similar fibres substantially perpendicular to the surface

Abstract

(57)【要約】 本発明は、熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造する方法に関する。まず、所望の構造に対して雌型構造(母型)に仕上げられた微細なキャビティを持つ表面(5)上に溶融状態又はシート状の熱可塑性樹脂を供給する。固化した後、樹脂材料を表面から剥がし引き抜くと、キャビティに入り込んだ熱可塑性材料は、突起状のけば(12)を形成する。けば(12)を形成する突起は、くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのいずれか又は全て(22〜27)によって延伸される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の前提部による工程によって、熱可塑性樹脂製の表面構造
化されたシート状半製品を製造する方法に関する。さらに、本発明は前記方法に
従って製造される製品および本法を実施するための装置に関する。
【0002】 ドイツ特許公報19524076C1によって、溶融状態の熱可塑性樹脂を、
温度調節が可能な円筒形ロール表面に押し出して熱可塑性樹脂材料をロール表面
の表面構造に密着させ、熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状の半製品を
製造することは公知である。溶融した熱可塑性樹脂は−表面に置いたままで−冷
却し、固化させる。固化した樹脂材料をロール表面から剥がし取る。その際、存
在する微細なキャビティに合わせて、けば状のつまりけば立たせた、表面を持つ
シート状半製品が形成される。
【0003】 さらに、繊維混和物を充填したゴム製シートを繊維状の表面を有するマットに
加工して、次いでそのゴム表面をレリーフにして凹凸を持たせることも公知であ
る(米国特許1881337)。突出部所に、たとえばブラシ掛けをしてゴムの
一部を取り去り、繊維に類似した構造を作り出す。それに対して、くぼんだ場所
ではそのような取り去りはない。従って、この方法はでは、表面層を取り払った
後に再び繊維状の表面が出現するので、まず弾性のある基本体に繊維を混ぜ込む
ことから出発しなければならない。
【0004】 また、樹脂シートを型押しするか、深絞り法によって成形することも知られて
いる。しかし、この方法では、型押し型又は深絞り型の深いキャビティからシー
トの細毛を傷つけないで取り出すことは極めて困難であるため、細く長い毛で表
面が覆われた樹脂シートを得ることは難しい。経験によると、樹脂シートの毛髪
の何パーセントかは必ずキャビティ内に残り、それが次の成形工程ではがれ落ち
るため、短期間で成形型が使用不可能となり、その結果、出来上がる製品も使用
不能となる。
【0005】 それに対して、平均直径が突起の長さと同じか半分の節(Noppen)又は突起は、
母型(マトリックス)流し込み法で作ることができる。深絞りでも同様である。
【0006】 従って、繊維などの異種混和物を加えないで、熱可塑性樹脂を用いて流し込み
法又は被せ法によって、節構造ばかりでなく、かなり微細な繊維状のものから毛
髪様のものまで、表面がビロード状の半製品を製造することが課題となる。
【0007】 この課題は、冒頭部で述べた方法において、けば(Flor)を形成する突起を、く
し掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのいずれか又は全てによ
って延伸し、その際前記けばの突起の平均長さを元の長さの2倍に伸ばし、その
突起を毛髪状繊維にまで伸張させているとともに少なくとも片面に繊維状の構造
を持たせた半製品を作り出すことを特徴とすることで解決される。
【0008】 織物産業でよく知られているような、織り構造から個々の繊維を引き出す節と
は異なり、この場合は、樹脂シートの通過面は事実上完全に無傷のままである。
織物産業でも一部で普通に行われている適切な硬さのブラシを使った処理では、
節をつかんで大きく長く伸ばして、短時間の加工時間で半製品の一方の側に毛髪
構造が作られる。
【0009】 驚いたことに、既にある突起は伸張されるのに対して、平滑なシートを引っ掻
き処理してもこうした効果は現れないことが分かった。
【0010】 作業工程として挙げたくし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶ
しのいずれか又は全ての工程は、すべて、他の表面より突出している突起、節、
ピン(Stifte)や残りの樹脂材料から形成されるそのようなものをつかんで引き
伸ばし、長くすることを目的としている。経験から明らかなように、突起が引き
伸ばされて形成された毛でビロード状の表面が短時間で出来上がる。
【0011】 ブラシ掛けの状況と加工時間によって出来上がる毛髪構造の毛の平均長さは変
化する。くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのいずれか又
は全てを行う時の温度も重要な役割を果たす。処理温度は、室温すなわち20℃
とすることもできるが、高い温度の方が好ましく、最高120℃まで上げること
ができる。ただし、半製品の溶融温度より低い温度にすべきである。
【0012】 延伸前の突起および節の長さは80ないし140μm、繊維の直径は少なくと
も40μmである。突起および毛髪繊維のcm2当たり占有密度は、それぞれ3 ,000本および2,000本である。
【0013】 くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしは、織物産業技術で
よく知られている設備が好適であることが分かった。たとえば、くし掛け又はブ
ラシ掛けは、1個又は複数個の引っ掻きけば立てロール(Kratzrauhwalzen)を使 って行うことが出来る(HAMANN/HOFF,Musterhandbuc
h der Webwarenkunde,第2版,Franz Steine
r Verlag,ヴィースバーデン,1952年を参照)。上に挙げた方法の
場合、少なくとも1つのブラシ掛けロールとその後に続く1つのくし掛けロール
を用いた加工も有利であることが分かった。
【0014】 この加工は、節形成された樹脂材料をドラム表面に固定して行う場合に好まし
い。しかし、樹脂材料を同じ表面に固定してそこで加工することも可能である。
【0015】 樹脂材料に作用する引っ張り、圧縮およびせん断力は、かなり大きい。そのた
め、多くの場合固有の昇温が見られる。それゆえ、突起自体の伸張が終わった後
で、柔らかいブラシでブラシ掛けして伸ばした毛状繊維を再度ほぐすようにする
ことが好ましい。
【0016】 くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのいずれか又は全て
を行う前につや出し剤(Aviviermitteln)で突起を処理することも有利である。
【0017】 本発明の方法に好適な樹脂として、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレ
タン、ポリエーテルエステル、ポリアミド、ポリエステルアミドおよびそれらの
混合物又は共重合体の群から選択された熱可塑性樹脂を挙げることができる。
【0018】 延伸が可能であり、この延伸がそのままの状態で残ることが本質的に重要であ
る。
【0019】 本発明の方法を実施するための装置には、表面に多くのキャビティと場合によ
っては他の表面構造をも有する温度調節可能な母型が使用される。基部又は繊維
の直径がおよそ40μmで直径が約80ないし140μmの節又は突起構造を基
本とするが、けばの密度、高さ、そしてその他のパラメーターに合わせて適宜変
えることができる。
【0020】 この装置の特徴は、母型面、たとえばロールを有する装置の後ろに、半製品の
繊維状けばで覆う側が開放されるように半製品を固定できる作業面を備えた装置
が接続され、かつ、くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしの
いずれか又は全てに使用する作業装置、たとえば、けば立て装置、くし掛けロー
ル、ブラシ掛けロールなどが、毛髪状繊維を作り出す作業面領域に配置されるこ
とである。
【0021】 作業面は円筒状で、ドラムの外側に配置され、その際そのドラムは多数の穴を
持った真空ドラムとすることが好ましい。
【0022】 ドラムに半製品を装填したり離脱させたりするには、方向変換ロールおよび引
き出しロールが使用される。
【0023】 少なくともそれぞれ1つのブラシ掛けロールおよびくし掛けロールが、ドラム
周面にわたって、方向変換ロールと引き出しロールとの間で、作業の流れに沿っ
て分散配置される。
【0024】 また、ロールの数を増やせば、延伸効果を高めることができる。その場合、方
向転換ロールと引き出しロールの間に第1のブラシ掛けロール、第2のくし掛け
ロール、第2のブラシ掛けロール、第2のくし掛けロール、そして第3のくし掛
けロールを配置することが考えられる。
【0025】 ブラシ掛けロールとしては、鋼製又は樹脂製の毛又は小片で覆われたロールや
、場合によっては、繊維を一定方向にそろえるロールを使用することができる。
【0026】 請求項15ないし18に従えば、一定のシート半製品が得られるが、それにつ
いては後述の実施例によって説明する。本発明は、上記の種類のシート切片で製
造される衛生用品にも適用される。
【0027】 図1は、シート状半製品の製造装置を示す。実施の形態では、最初にポリエチ
レン製の節構造を持った2層中間生産物が製造される。
【0028】 2基の押し出し機(図示されていない)から、溶融した均質な材料を2つの押
し出し機の出口2および2’に供給される。押し出し機の圧縮比は1:2.5に
、そしてスクリューの温度は250℃に設定される。両ポリエチレン溶融物3,
3’は一定の圧力で、出口2、2’を持ったノズルから120℃に加熱された母
型ロール4上に与えられる。雌型構造として形成された母型5を設けた回転可能
な母型ロール4は、多数の微細な袋状のキャビティを備えている。母型ロールの
表面温度は、最初120℃に保持される。第1の出口ノズル2の先端に図番17
が付与されている。このロールの構造は、ドイツ特許19524076に記載さ
れているものとほとんど同じである。
【0029】 2つの供給ノズル2,2’の前側には、ロールの幅全体に対応する真空室6が
配置されている。真空室6の終端は、滑りリップの形でロール表面に接触し、真
空ポンプ(図示されていない)によってロール面まで真空が形成され、側面から
流入する空気によって実質的な妨害を受けない。押し出し機出口2のすぐ前方は
0.25ないし0.5barの負圧にされる。
【0030】 形成される真空度が比較的高いと、上に母型5を持つロール面は、外側から全
域的に負圧にされるが、その負圧は出口2の先端17のすぐ前方で最大となり、
出口先端17がキャビティに達した時に、母型5に設けられたキャビティは実質
的に真空となる。その結果、キャビティは溶融熱可塑性樹脂3で満たされること
になる。
【0031】 直接母型5に入る樹脂に関しては、平均分子量がメルトインデックスで18(
2.16kg/190℃)のLLDPポリマーが対象となる。第1層の上に置か
れ、母型ロールに直接接触しない第2層は、変形性がより小さく強度がより大き
なポリエチレンで形成される。
【0032】 もしキャビティが上記のような袋状ではなくて、母型ロールの壁部を貫通して
設けられた貫通孔になっており、それに真空を接続する方式では、ロール4の内
部からキャビティの排気を行うことができる。
【0033】 いずれにしても、キャビティの深さは100ないし300μm、キャビティ直
径は40ないし80μmとなるようにすべきである。充填の深さは、キャビティ
深さの95ないし50%にすることが好ましい。深さが浅い場合は、真空を使用
しなくても充填することができる。その場合は樹脂に圧力をかけることが好まし
い。
【0034】 成形した樹脂材料は、水浴又は冷却空気などの冷却手段で固化させる。かくし
て、母型に接触した側の材料は相応な面構造を受け取ることになる。
【0035】 固化したら樹脂材料をロール面からはぎ取り、中間生産物10として、さらに
次の加工が施される。母型ロールからのはぎ取りは引き出しロール11で行われ
る。表面に構造を持たせた中間生産物は、約40ないし80℃に加熱した回転ド
ラムに送られる。母型ロール4から引き出された中間生産物は、多数の節と突起
を持っているが、あまり突き出ていないけば12の形となっている。シートの上
側で測定したけばの高さは、約80ないし140μm、直径は約40ないし80
μmである。すなわち、まだ比較的コンパクトであって、典型的な繊維又は毛髪
状としての形態をもった突起ではない。
【0036】 中間生産物は圧着ロール21を通って回転ドラム20の外套面に向かって進み
、そこで真空作用によって固定される。中間生産物は作業ステーションに沿って
の走行において、まず、第1けば立てロール22で加工される。けば立てロール
22は金属製の引っ掻き部材23で覆われており、この引っ掻き部材は、弾力的
な作用を実現するためにかぎ形をしている。ロールの直径が100mmの場合、
引っ掻き部材の長さは約5mmである。節および突起は、引っ掻き部材23によ
ってつかまれ、その長さにまで伸ばされて2倍ないし20倍に延伸される。比較
的”ずんぐりした形”をしていた節突起は繊維状の延伸された形になり、中間生
産物のこの加工を施した側は、繊維状の構造をした表面となり、その際突起は毛
髪繊維の長さに近いが、平均的にはまだ最終的な長さには達していない。
【0037】 中間生産物はさらに数段階の加工が施される。けば立てロール22の後ろには
、くし掛けロール24が設置されており、大きく引っ張られ、既に毛髪状に伸び
た材料にくしが掛けられて繊維の方向が整えられる。その後ろには、けば立てロ
ール22と構造的に似た第2のけば立てロール25が続き、突起、節および毛髪
状繊維がさらに延伸される。再度、くし掛けロール26が続く。この後、さらに
もう1つのけば立てロール27が続く。最終的には、非常に長い繊維状の羊毛に
似た形状が得られ、その際しかし織物の節と違って、それは表面近くに限られ基
礎部分は変化を受けない。加工が終了した半製品は、さらに方向変換ロール28
を通って引き取られ、貯蔵又は裁断ステーションに送られる。
【0038】 突起を伸ばし延伸することができる他のブラシ又は引っ掻き部材が、けば立て
ブラシ22の代わりに使用することができる。比較的平滑な最初の構造をブラシ
又はシヤリングつぶしによって延伸し、けばの突起の平均長さを少なくとも最初
の長さの2倍に伸ばすことが本質的に重要である。一般的には、これより遥かに
大きな値に達し、突起の延伸は10倍を超える。
【0039】 ドラム20の外套面に中間生産物を保持するため、ドラム20の内部を真空に
する。柔軟性を持つ中間生産物は、ドラムに開けられた孔33を通して外套面に
吸引される。けば立てロール23および27の2つのロールの間の加工領域で定
義される加工区間より外側では、孔33は封鎖装置34によって封鎖されるため
、封鎖部材の開始位置より後ろでは材料に傷をつけないで簡単にドラムから引き
剥がすことができる。
【0040】 ドラム20の外套上で行われる加工は、室温より高い温度、たとえば40℃か
ら120℃までの温度範囲で、かつ半製品の溶融温度より低い温度で行われる。
いくらか硬めに作られる中間生産物の下部(最初は上部)は伸長工程および延伸
工程で接触がなく損傷を受けないため、製造される半製品31として製造された
シートの優れた下地を形成する。
【0041】 熱可塑性樹脂としては、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアルコー
ル、ポリウレタン、ポリエーテル、ポリアミド、ポリエステルアミドおよびそれ
らの混合物又は共重合体が好適であり、多層構造の場合は、材料間での入れ替え
も可能である。
【0042】 専門家であれば、開発される用途に応じて広範囲な樹脂を選択使用可能である
。特に、衛生用品の場合は、それに対応して所定の温度および強度に適合する化
学的に中性なポリオレフィンが推奨される。
【0043】 繊維を形成させるだけでなく、シートに孔を開けたり、新たに別の下地の上を
覆ったりすることも可能である。このシートの裏側に繊維又は羊毛を備えるよう
にしてもよい。
【0044】 図1の変形として、初めから共押し出しした単層シート又は多層シートを使用
する方法が可能である。すなわち、母型ロール4と接触する層が溶融状態におい
て成形可能な流動性を示し、真空の作用を受けて対応するキャビティに入り込み
、その場所で、母型表面での加工を終えた中間生産物10に特徴的な節構造つま
り突起構造を形成する。押し出し機の出口2、2’に代わって、それに相応する
圧着ロール(図示されていない)が使用される。この圧着ロールは出てくるシー
トを母型ロールに圧着させる。中間生産物に成形したら、図1を使って説明した
ように、表面加工が行われる。
【0045】 多層押し出し法によって作られた多層シートから出発する。その場合、シート
の裏側は、好ましくは、厚さが20ないし50μmでMFIが約2ないし3の、
粘性が高く、比較的高い機械的負荷に耐えるポリマーから作られる。裏側自体は
多層構造であってもよい。層は充填が可能であるため、延伸によって微細なキャ
ビティが生じる。それに対して、後でビロード層に加工される表の層は、MPI
が18ないし30、層の厚さが20ないし60μmのポリマーを使って作られる
。表の層の処方は、大きな流動性と変形性を与えることになる。
【0046】 多層シートを使用すれば成形可能なシートを予め表面に置くことができる。粘
性のある裏側層はさらに加工を進めるのに必要な特性を備えている。成形特性の
違いは、成形体のキャビティへの侵入深さを決定し制御するために特に重要であ
る。
【0047】 図2は、ドラム20の外套面上でなくて、平板加工台36上に固定して中間生
産物を加工する別の加工方法を示したものである。
【0048】 まず、比較的短く太い節つまり突起を持つ中間生産物10を先に置き、それか
ら、鋼の剛毛を備えたブラシ掛けロール32で加工する。この場合も、最初のけ
ばの突起を少なくとも最初の長さの2倍だけ伸張および延伸し、少なくとも片面
が繊維状の構造を持った半製品31を作り出す。この時、過度の張力がかからな
いよう、材料を相対的に前進させ、場合によっては加工中の材料上でロールを走
らせる。ここでも複数個のけば立てロール、ブラシ掛けロールおよび繊維を一定
方向にそろえるロールを順次作用させることができる。
【0049】 図3は、ここに記述した方法で製造される3層で構成されるシート状半製品の
拡大図である。HDPEで形成された粘性の高い機械的に堅牢な下地層37の上
をポリプロピレン層38が被覆し、そのポリプロピレン層は上述の方法に従って
形成された毛髪状繊維けば39を備えている。成形層38の厚さは約20ないし
30μm、そして下地層の厚さは30ないし40μmである。
【0050】 HDPEで出来た下地層には羊毛層40が張り付けられ、両者合わせた層に孔
が開けられる(孔41)。その結果、シート状半製品の両側は柔らかいけば状で
吸水性を有し、シートの一方から他方へ蒸気又は水の交換が可能である。
【0051】 現在の技術水準で知られているように、繊維を一定方向にそろえるロールを使
えば、シート状半製品に一定の方向性を持たせること、すなわち繊維を一定の方
向に整列させることもできるし、方向を交互に変えることもできる。
【0052】 ブラシ掛けに代わる別の加工も可能である。節を押さえて長く引っ張るブレー
ド掛けでも、節を長く伸ばして毛髪状繊維にする効果を出させることができる。
【0053】 一般には、シヤリングつぶしすなわち突起の根元をつかみ、同時に根元から上
の先端まで伸張させる装置が用いられる。
【0054】 特徴的な製造法として2つの実施例を挙げておく:
【0055】 実施例1: 少なくとも2基の押し出し機を有する多重ノズル装置で、成形しようとする厚
さ25±2μmの表層シートと、厚さ30ないし40μmの支持体シートとから
成る多層シートを形成させる。厚さ20μmの表層を形成するポリマーは、メル
トインデックスが30(190℃/2.16kgで測定)で密度が0.902g
/cm3のHDDPE材30部と、メルトインデックスが30で密度が0.88 5g/cm3のHDDPE材70部から成る。
【0056】 支持体シートは、密度が0.930g/cm3でメルトインデックスが2.1 (190℃/2.16kgで測定)の軟質PEシートの製造に対して最適化され
た、標準的な特性を持つHDDPEから作られる。
【0057】 この複合シートは、押し出し機から母型ロール4上に押し出され、成形が可能
な表層が母型ロールと直接接触することになる。母型ロールのキャビティ内から
空気が、内部に向かって押し出され、そのキャビティを柔らかく流動性のあるポ
リマー層が埋める。
【0058】 冷却後、母型ロールから中間生産物を剥がし取る。上述した形式の2個のけば
立てロールと、1個のくし掛けロールでしかるべく加工されたシートが作り出さ
れ、長いけば構造を形成したシート状の半製品が得られる。
【0059】 実施例2 2基の押し出し設備で60μmのシートを作るが、その際、シートの成形可能
な表層の厚さは20±2μm、支持シートの厚さは40±5μmである。表層シ
ートには密度が異なる2つのポリマーの混合物が選択される。そのようなポリマ
ーとしては、DOW−Chemical社からInsite−PE−Plast
omerの商品名で市販されているメタロセン法で製造される2種類のHDDP
E製品が該当する。混合物は、メルトインデックスが18(190℃/2.16
kg/10分)のAffinity HM1100が70部と、メルトインデッ
クスが30で密度が0.885g/cm3のAffinity HM1250が 30部とから成る。支持体シートにはメルトインデックスが2.1、密度が0.
920g/cm3のHDDPEが使用される。
【0060】 シートにはさらに滑剤、色素、安定剤および離型剤が10重量%まで添加され
る。
【0061】 シートはいわゆるチルロール法によって作られる。シートは、平板加工台上で
加工され、けば立てロールに2回通して緻密な流動性けばが生じる。
【0062】 実施形態および実施例によって製造されるシート状半製品は、様々な用途に適
している。このようなシートは特に衛生用品に使用されるが、鞄の製造および既
製服製造にもこのようなシートは使用される。
【0063】 このようなシートは、さらに家具調度用張り布および自動車内装にも使用され
る。適切な支持材と組み合わせれば広範な用途が生まれ、衣料分野、シート張り
家具産業、自動車天蓋用布材、上張り材などへの用途を挙げることができる。
【0064】 シートは単層とすることもできるし多層とすることもできる。両面をビロード
状にけば立てた製品も製造することができる。別の様々な材料を被覆したり張り
合わせることができる。2枚のシートを一体化して外側に平滑面、中間層に繊維
状材料を持つドレーンシートも製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ドラムを使用する熱可塑性半製品製造装置の概略側面図
【図2】 半製品を平面状に配置する製造方法
【図3】 好適な実施態様に従って製造された半製品の層構造断面図
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月23日(2000.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】 欧州公開特許0057590A2に節を有する表面が記載されている。節は、
材料を凍結させ、節を作り出すためのブラシ加工を行い、それから表面を解凍す
ることによって作り出される。 欧州公開特許0199126A2から、ほぐされた繊維を持つ樹脂表面が公知
である。樹脂部分を抜き取ることができるように、繊維がほぐされていない樹脂
表面を粘弾性状態又は可塑性状態にして。そのため母型は樹脂表面と接触し、母
型が表面から引き剥がされる。 次なる従来技術としてのドイツ特許公報19524076C1によって、溶融
状態の熱可塑性樹脂を、温度調節が可能な円筒形ロール表面に押し出して熱可塑
性樹脂材料をロール表面の表面構造に密着させ、熱可塑性樹脂製の表面構造化さ
れたシート状の半製品を製造することは公知である。溶融した熱可塑性樹脂は−
表面に置いたままで−冷却し、固化させる。固化した樹脂材料をロール表面から
剥がし取る。その際、存在する微細なキャビティに合わせて、けば状のつまりけ
ば立たせた、表面を持つシート状半製品が形成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),AM,AU,B A,BG,BR,BY,CA,CN,CZ,EE,GE ,HU,JP,KE,KG,KR,KZ,LC,LT, LV,MX,NO,NZ,PL,RO,RU,SK,T J,TR,UA (71)出願人 RATHENAUSTRASSE 12,D −30156 HANNOVER, BUND ESREPUBLIK DEUTSCHL AND Fターム(参考) 4F209 AA03 AA19 AA24 AA29 AA42 AG01 AG05 PA03 PB02 PC05 PN07 PQ01 PW26 4F213 AA03 AA19 AA24 AA29 AA31 AA32 AG28 WA10 WA12 WA43 WA53 WA92 WA97 WB01 WK02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造す
    る方法であって、次に挙げる工程:すなわち、 −所望の構造に対する雌型構造(母型)として形成された、温度調整が可能で
    あるとともに微細キャビティ、好ましくは微細孔を備えた表面(5)に熱可塑性
    樹脂を溶融状態又はシート状形態で置く工程、 −前記キャビティを含む母型を少なくとも部分的に熱可塑性樹脂材料で満たす
    工程、 −成形した熱可塑性樹脂を冷却して固化させ、その際母型表面と接触した側が
    それに対応する面構造となる工程、 −固化させた後で、母型表面から樹脂材料を剥がし取り、その際、この熱可塑
    性樹脂が、キャビティ内に押し込められ、そこから引き抜かれた熱可塑性樹脂が
    突起から成るけばを形成する工程、 を有する方法において、 前記けばを形成する突起を、くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリン
    グつぶしのいずれか又は全てによって延伸し、その際前記けばの突起の平均長さ
    を元の長さの2倍に伸ばし、その突起を毛髪状繊維にまで伸張させているととも
    に少なくとも片面に繊維状の構造を持たせた半製品を作り出すことを特徴とする
    方法。
  2. 【請求項2】 前記表面(5)を外部又は内部から負圧にさらして、母型に
    備えられたキャビティを吸引し、キャビティに達する樹脂材料のよくすることを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 延伸および伸張させる前の突起および節の長さが、80ない
    し140μm、そして直径が少なくとも40μmであることを特徴とする、請求
    項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 突起又は毛髪状繊維の占有密度が、3,000から20,0
    00本/cm2の範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の 方法。
  5. 【請求項5】 1個又は複数個の引っ掻きけば立てロール又は少なくとも1
    個のブラシ掛けロールと、それに続く1個のくし掛けロールで、くし掛け又はブ
    ラシ掛けを行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 樹脂材料をドラムの表面又は平面に固定して、くし掛け、ブ
    ラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのいずれか又は全てを行うことを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしの
    いずれか又は全てを行った後で、延伸した毛髪状繊維を柔らかい毛のブラシをか
    けてほぐすことを特徴とする、上記請求項の少なくとも1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 20℃から120℃までの温度範囲で、かつ半製品の溶融温
    度より低い温度でくし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのい
    ずれか又は全てを行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしの
    いずれか又は全てを行う前に突起のけばをつや出し剤で処理することを特徴とす
    る請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂として、ポリオレフィン、ポリエステル、ポ
    リビニルアルコール、ポリウレタン、ポリエーテルエステル、ポリアミド、ポリ
    エステルアミドおよびそれらの混合物又は共重合体からなる群から選択されたも
    のを使用することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1および場合によってはさらに別の請求項に記載の
    方法を実施する装置であって、多数のキャビティを備えた構造を有する温度調整
    可能な母型面を持つものにおいて、 母型面、たとえばロールを有する装置の後ろに、半製品の繊維状けばで覆う側
    が開放されるように半製品を固定できる作業面を備えた装置が接続され、かつ、
    くし掛け、ブラシ掛け、ブレード掛け、シヤリングつぶしのいずれか又は全てに
    使用する作業装置、たとえば、けば立て装置、くし掛けロール、ブラシ掛けロー
    ルなどが、毛髪状繊維を作り出す作業面領域に配置されることを特徴とする装置
  12. 【請求項12】 前記作業面が円筒形状であり、そしてドラムの外側、好ま
    しくは多数の穴を有する真空ドラムの外側に配置されていることを特徴とする請
    求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 ブラシ掛けロールとして、鋼毛又は鋼片を備えた回転ロー
    ル又は一定方向にそろえる回転ロールが用いられていることを特徴とする請求項
    11に記載の装置。
  14. 【請求項14】 方法に関する上記請求項の少なくとも1つにより単層又は
    多層製品として製造されるシート半製品。
  15. 【請求項15】 2つの層から成る請求項14に記載のシート半製品におい
    て、けばを有する層が高温時に流動性に富むポリマーから成り、その裏側の層が
    より高粘度のポリマーから成ることを特徴とするシート半製品。
  16. 【請求項16】 繊維けばで覆われる側をけば立たせ、その際、繊維けばの
    繊維の平均長さが少なくとも2倍に引き伸ばされることを特徴とする請求項14
    に記載の繊維けばを持つシート半製品。
  17. 【請求項17】 繊維けばから離れた側が、支持材料、たとえば、織布、ニ
    ット地又は羊毛と接合されることを特徴とする請求項14に記載の繊維けばを持
    つシート半製品。
  18. 【請求項18】 上記請求項14ないし17のいずれか1つによるシート片
    で形成されたシート半製品。
JP2000536556A 1998-03-19 1999-03-17 熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造する方法およびそれに従って製造される半製品 Pending JP2002506753A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19812097A DE19812097C1 (de) 1998-03-19 1998-03-19 Verfahren zur Herstellung eines oberflächenstrukturierten, folienartigen Halbzeugs aus einem Thermoplasten
DE19812097.4 1998-03-19
PCT/EP1999/001756 WO1999047339A1 (de) 1998-03-19 1999-03-17 Verfahren zur herstellung eines oberflächenstrukturierten, folienartigen halbzeugs aus einem thermoplasten, sowie nach dem verfahren hergestelltes halbzeug

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002506753A true JP2002506753A (ja) 2002-03-05

Family

ID=7861556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000536556A Pending JP2002506753A (ja) 1998-03-19 1999-03-17 熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造する方法およびそれに従って製造される半製品

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP1064142B1 (ja)
JP (1) JP2002506753A (ja)
CN (1) CN1293611A (ja)
AT (1) ATE206659T1 (ja)
AU (1) AU3413899A (ja)
CA (1) CA2324313A1 (ja)
DE (2) DE19812097C1 (ja)
MX (1) MXPA00009089A (ja)
WO (1) WO1999047339A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018016562A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
WO2019049897A1 (ja) * 2017-09-06 2019-03-14 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
WO2019146635A1 (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
WO2020196638A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
JP7321770B2 (ja) 2019-05-21 2023-08-07 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19843109C2 (de) * 1998-09-21 2000-11-09 Hcd Gmbh Verfahren zur Herstellung eines oberflächenstrukturierten, folienartigen Halbzeugs mit Druckanwendung
EP1198338B1 (en) * 1999-07-16 2003-12-17 Advanced Design Concepts GmbH Thermoplastic articles comprising a fringed surface structure
US6946182B1 (en) 1999-07-16 2005-09-20 Allgeuer Thomas T Fringed surface structures obtainable in a compression molding process
DE19953039A1 (de) * 1999-11-03 2001-05-23 Hcd Gmbh Verfahren zur Herstellung eines mehrschichtigen oberflächenstrukturierten Halbzeugs aus thermoplastischen Kunststoffen
US6872438B1 (en) 2000-07-17 2005-03-29 Advanced Design Concept Gmbh Profile or molding having a fringed surface structure
DE10035597A1 (de) * 2000-07-21 2002-02-07 Corovin Gmbh Haarfilmerzeugungseinheit mit Ausstoßvorrichtung
EP1951511B1 (en) 2005-10-26 2018-09-12 Dow Global Technologies LLC Multi-layer, elastic articles
JP4991742B2 (ja) 2005-10-26 2012-08-01 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 多層の、予備延伸された弾性製品
DE102009026190A1 (de) 2009-07-16 2011-01-27 Fachhochschule Lausitz Vorrichtung zum Prägen variabler Oberflächenstrukturen in ebene Flächengebilden mit Hilfe walzenförmiger Prägestempel

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1881337A (en) * 1931-01-13 1932-10-04 Tanseib Company Sheet material and method of making same
US3719537A (en) * 1968-02-16 1973-03-06 R Wilcox Process of making pile fabric floor covering
US3950582A (en) * 1971-08-05 1976-04-13 Pnc Company Fibrillated textile structure and process of producing same
FR2270361A1 (en) * 1974-05-10 1975-12-05 Mortamet Ets J Woven textile web pile finishing appts. - with cylinder having heated surface and smoothing bars and carding brushes in contact with the web
US4044183A (en) * 1976-11-04 1977-08-23 Norman Forrest Synthetic suede and process therefor
US4308649A (en) * 1979-03-21 1982-01-05 Milliken Research Corporation Apparatus to pattern brush pile fabric
JPS57126631A (en) * 1981-01-30 1982-08-06 Junkosha Co Ltd Raised continuous porous fluororesin material and its manufacture
DE3511126A1 (de) * 1985-03-27 1986-10-02 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V., 8000 München Verbundfreundliche kunststoffoberflaeche und verfahren zu deren herstellung
US5066348A (en) * 1989-12-04 1991-11-19 James River Corporation Method of making a flannelized film
DE19524076C1 (de) * 1995-07-01 1996-10-24 Hcd Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines oberflächenstrukturierten, folienartigen Halbzeugs aus einem Thermoplasten

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7049246B2 (ja) 2016-07-20 2022-04-06 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
US11904518B2 (en) 2016-07-20 2024-02-20 Denka Company Limited Thermoplastic resin sheet having hairlike bodies and molded product thereof
KR20190032398A (ko) * 2016-07-20 2019-03-27 덴카 주식회사 모상체를 갖는 열가소성 수지 시트 및 그 성형품
JPWO2018016562A1 (ja) * 2016-07-20 2019-06-06 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
KR102393696B1 (ko) * 2016-07-20 2022-05-02 덴카 주식회사 모상체를 갖는 열가소성 수지 시트 및 그 성형품
WO2018016562A1 (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
KR20200049782A (ko) * 2017-09-06 2020-05-08 덴카 주식회사 모상체를 갖는 수지 시트 및 그 성형품
US11623424B2 (en) 2017-09-06 2023-04-11 Denka Company Limited Resin sheet having capillaceous bodies and molded product thereof
WO2019049897A1 (ja) * 2017-09-06 2019-03-14 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
KR102578303B1 (ko) * 2017-09-06 2023-09-13 덴카 주식회사 모상체를 갖는 수지 시트 및 그 성형품
JPWO2019049897A1 (ja) * 2017-09-06 2020-08-20 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
JP7320450B2 (ja) 2017-09-06 2023-08-03 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
JP7149965B2 (ja) 2018-01-24 2022-10-07 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
WO2019146635A1 (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
JPWO2019146635A1 (ja) * 2018-01-24 2021-01-07 デンカ株式会社 毛状体を有する熱可塑性樹脂シート及びその成形品
WO2020196638A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
US20220184917A1 (en) 2019-03-26 2022-06-16 Denka Company Limited Resin sheet having hair-like bodies and molded article thereof
JPWO2020196638A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01
JP7446284B2 (ja) 2019-03-26 2024-03-08 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品
US11987032B2 (en) 2019-03-26 2024-05-21 Denka Company Limited Resin sheet having hair-like bodies and molded article thereof
JP7321770B2 (ja) 2019-05-21 2023-08-07 デンカ株式会社 毛状体を有する樹脂シート及びその成形品

Also Published As

Publication number Publication date
CN1293611A (zh) 2001-05-02
DE19812097C1 (de) 1999-09-02
EP1064142B1 (de) 2001-10-10
ATE206659T1 (de) 2001-10-15
CA2324313A1 (en) 1999-09-23
EP1064142A1 (de) 2001-01-03
MXPA00009089A (es) 2002-04-24
DE59900306D1 (de) 2001-11-15
WO1999047339A1 (de) 1999-09-23
AU3413899A (en) 1999-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002506753A (ja) 熱可塑性樹脂製の表面構造化されたシート状半製品を製造する方法およびそれに従って製造される半製品
RU2303531C2 (ru) Композитные ткани с дискретными эластичными полимерными областями
JP2002526669A (ja) 圧力を利用した表面構造化フィルム状半製品の製造方法
RU2744279C2 (ru) Усовершенствованное удерживающее устройство, включающее в себя усиленные удерживающие элементы
DE60007318T2 (de) Thermoplastische gegenstände mit einer oberflächenstreifenstruktur
US5560794A (en) Method for producing an apertured abrasive absorbent composite nonwoven web
US4258093A (en) Molding nonwoven, needle punched fabrics into three dimensional shapes
JP2627821B2 (ja) 型付き工程紙及びその製造方法
JPH01272438A (ja) 熱可塑性材料製多孔性フィルムおよび網状織物
KR20010080417A (ko) 주름잡힌 다성분 섬유 및 그 제조 방법
US5565255A (en) Sheet material having a fibrous surface and method of making same
JPH0583058B2 (ja)
JP2002512660A (ja) 構造化されたボリュームのある不織布を製造するためのエンボス方法
JPH07502576A (ja) 成形可能なタフト付きポリオレフィン絨毯の製造法
CN101657326A (zh) 非对称弹性薄膜非织造层合物
FI58738B (fi) Foerfarande foer att framstaella en naetkonstruktion
FR2473415A1 (fr) Structures composees a base de plaques en polyolefine rigide revetues de couches de polyolefine flexible et procede de preparation
KR20050107467A (ko) 네트 구조체 및 제조 방법
JP2001501266A (ja) 熱接着されてカールした二成分繊維のスパンボンド布の集中製造方法
WO1995001863A1 (en) Back-to-back hook fastener
JP5350044B2 (ja) 加飾成形用シート、加飾成形体、加飾成形用シート構成体、及び、加飾成形体の製造方法
JP5537885B2 (ja) 樹脂成形品の成形方法
JP2019111825A (ja) 樹脂成形品の成形方法、及び、熱可塑性樹脂の成形装置
JPH0371828A (ja) 積層成形体の製造方法
JP2007500629A (ja) 三次元フィルムおよびその製造法