JP2002506153A - 壁システム用の頭上構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 建物空間を分割する壁構造体は、内部開放形仕切りパネル、消音仕切りパネル、ガラス支持形仕切りパネルおよび戸口支持形仕切りパネルなどの幾つかの異なった自立形ベースパネルを含むと共に、構造用エキスプレスウェイ構造体、トランザムサブフレーム、サブフレーム用のカバー、およびサブフレームに取り付け可能なガラスモジュールを有する頭上システムを含む。構造用エキスプレスウェイ構造体は、支持部をベースパネルの垂直側縁部から離れた内側位置から垂直側縁部へ移動させるトルクボックスブラケットを有する。トランザムサブフレームは、様々なベースパネルの上に取り付けられ、天井チャネルにはめ合い係合する位置へ入れ子式に伸張する。天井チャネル、構造用エキスプレスウェイ構造体の上部、およびトランザムサブフレーム間の開口部は、カバーか、天井チャネル、構造用エキスプレスウェイ構造体およびサブフレーム上の構造体に選択的に係合する窓サブアセンブリのいずれかによって覆われる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【背景】

本発明は、建物空間を柔軟に分割するための再構成可能な壁システムに関し、
特に、様々なベース仕切りと、ベース仕切りの上方で建物天井まで延在した頭上
システムとを含み、頭上システムは再構成可能であり、ベース仕切りの上方にワ
イヤおよびケーブルを通すことができるように構成され、また、ベース仕切りの
上方で建物天井までの頭上空間を、共に異なった天井高さに適応するカバーまた
は窓システムで選択的に覆うことができるように構成されている壁システムに関
する。

【０００２】 建物空間を分割する壁システムは、ビジネスの常に変化する必要に対応するよ
うに構成することが重要である。多くの製造者が、建物床から約２メートル１３
センチ（約８４インチ）高さまでの床空間を分割する仕切りを提供している。し
かし、８４インチより上方で天井までの頭上領域を覆うことは、視覚的、物理的
および音響プライバシーに大きく影響すると共に、周囲光レベル、システム全体
の魅力および美的外観、壁システムの再構成可能性および再配置可能性、壁シス
テムの全体的機能性、および壁システムのコストに影響を与えるため、空間分割
の重要な態様がこの頭上空間で発生する。特に、頭上空間に装飾的カバーおよび
窓を選択的に取り付けることができるようにする改良が頭上システムで望まれ、
この場合、頭上システムには、様々な天井高さに柔軟に適応するだけでなく、見
た目が美しく所定位置に固定保持される部材で頭上空間を完全に覆うこともでき
る共通の部材が使用される。さらに、その下にあるベース壁システムを再構成お
よび再配置する時に頭上システムを再構成および再配置することができるだけで
なく、分割中の領域全体で天井高さが同一でない場合でも、ほとんど既存の部材
を使用してこの再構成および再配置を行うことができるようにする改良が望まれ
る。

【０００３】 最近の壁システムは、コンピュータ、電話および他の電気器具およびそれらの
接続の多用のため、ワイヤおよびケーブルを高密度に収容できなければならない
。壁内の頭上領域は、一般的にそれに接して設けられる家具および他の物によっ
て遮断または妨害されないため、必要に応じてワイヤおよびケーブルを追加する
ために接近しやすい状態のままでいられる、壁の内部の頭上空間はワイヤおよび
ケーブルを収容するのに好都合な領域である。しかし、最近の壁システムは、作
業者の仕事を支援する特殊機能を有する作業工具付属品、たとえばマーカーボー
ド、照明器具などを支持するためにも使用される。したがって、頭上システムで
は、ワイヤおよびケーブルを柔軟に通すことができるが、壁システムの構造的一
体性や、作業工具付属品を支持する能力あるいはそれの外観を犠牲にしないよう
にしてそれを行うことができる改良が望まれる。

【０００４】 多くの壁システムは、吸音性、防火性、光透過性および外観などの特定の機能
特性で仕切り部分を特殊化している。頭上システムが様々な特殊化仕切り部分の
いずれにも取り付け可能であると同時に、壁の外観を損なうことなく特殊機能と
調和してその特殊機能を補助することが重要である。

【０００５】 したがって、上記問題を解決すると共に、上記必要を満たす壁システムが望ま
れる。

【０００６】

【発明の概要】

本発明の１つの態様によれば、構造用ワイヤ路構造体が、垂直側縁部を有する
ベース仕切りパネルの上に取り付けられて、その上方に延在するトランザム構造
体を支持することができる。構造用ワイヤ路構造体は、１対の外向きの細長いワ
イヤ路トラフと、ワイヤ路トラフの端部付近でその間に取り付けられて、ワイヤ
路トラフの端部にねじり強さを与えるトルクボックスブラケットとを備えている
。トルクボックスブラケットおよびワイヤ路トラフは、ワイヤ路トラフの端部の
内側付近の位置にポケットを形成している。ワイヤ路トラフおよびトルクボック
スブラケットは、それらの上方の荷重を支持することができる構造ユニットを形
成している。少なくとも１つの細長い縁部コネクタが、ポケット内へ延出してト
ルクボックスブラケットおよびトラフの一方に連結された下端部分を有すると共
に、上方へ延出してトランザム構造体と連結することができる上端部分を有する
。縁部コネクタは、ワイヤ路トラフの端部に位置し、１つの垂直側縁部でトラン
ザム構造体を構造的に支持するように構成されている。

【０００７】 本発明の別の態様によれば、床および天井を含む建物空間を分割する壁システ
ムが、フレームを有するベース仕切りパネルと、天井に取り付けられるように構
成されて、下向きのフランジを有する天井チャネルと、下端部で仕切りフレーム
に取り付けられ、上端部で天井チャネルに取り付けられた調節式伸張可能なトラ
ンザムサブフレームとを備えており、トランザムサブフレームおよび仕切りフレ
ームの一方が、フレームの上縁部付近でベース仕切りパネルの面に近接した位置
に上向きに延出したフランジを含む。仕切りフレームの上縁部と天井との間の空
間を覆う形状のトランザムカバーが設けられており、トランザムカバーは、上向
きに延出したフランジに係合するフック付き下側コネクタを含むと共に、天井チ
ャネル上の下向きフランジに係合するように構成された上側コネクタを有する上
縁部を含む。

【０００８】 本発明の別の態様によれば、床および天井を含む建物空間を分割する壁システ
ムが、上表面を形成するフレーム部材を含むフレームを有するベース仕切りパネ
ルと、天井に取り付けられるように構成された天井チャネルと、下端部でフレー
ム部材に取り付けられ、上端部で天井チャネルに取り付けられた調節式伸張可能
なトランザムサブフレームとを備えている。フレームの上縁部と天井との間の空
間にはめ込まれる形状の窓構造体が設けられており、窓構造体は、上表面にはめ
合い係合するように構成された下部分と、壁システムの面からサブフレームに摺
動可能にはめ合い係合する形状を有する側部分と、天井チャネルにはめ合い係合
する形状を有する上部分とを備えた窓フレームを含む。

【０００９】 本発明の別の態様によれば、仕切りシステムと天井との間の頭上空間を閉鎖す
る方法が、垂直側縁部および上縁部を有するベース仕切りパネルを準備する段階
と、１対の調節式伸張可能なトランザムサブフレームを垂直側縁部の各々の上縁
部と天井チャネルとに取り付けて、サブフレームがベース仕切りパネルおよび天
井チャネルと結合して頭上空間を形成するようにする工程とを含む。本方法はさ
らに、頭上空間を覆う形状を有し、天井チャネルおよびベース仕切りパネルに取
り付けられるように構成されたコネクタを含むトランザムカバーを準備する工程
と、サブフレーム、天井チャネルおよびベース仕切りパネルの上縁部にはめ合い
係合する形状を有する窓フレームを備えて、頭上空間を覆う形状を有する窓アセ
ンブリを提供する段階と、トランザムカバーおよび窓アセンブリの１つを選択し
て、頭上空間内に固定する段階とを含む。

【００１０】 本発明の別の態様によれば、壁パネルシステムおよび天井間の頭上空間を閉鎖
するキットが、垂直側縁部および上縁部を有するベース仕切りパネルと、天井に
取り付けられるように構成された天井チャネルと、下端部が垂直側縁部の各々の
上縁部に取り付けられるように構成され、上端部が天井チャネルに取り付けられ
るように構成されて、ベースパネルおよび天井チャネルに取り付けられた時に頭
上空間を形成する１対の伸張可能なトランザムサブフレームとを備えている。頭
上空間を覆う形状を有しており、サブフレーム、天井チャネルおよびベースパネ
ルの少なくとも１つに取り付けられるように構成されたコネクタを含むトランザ
ムカバーが設けられている。頭上空間を覆う形状を有しており、サブフレーム、
天井チャネルおよびベースパネルにはめ合い係合する形状を有する窓フレームを
含む窓アセンブリが設けられており、これによって、頭上空間を覆うために、ト
ランザムカバーおよび窓アセンブリを選択的に使用することができる。

【００１１】 本発明の別の態様によれば、建物空間を分割する壁システムが、垂直側縁部お
よび上縁部分を有すると共に側板を含む剛直フレームを有する仕切りパネルと、
側板に取り付けられて、上縁部分に沿って水平通路を形成しており、重量に耐え
て作業工具付属品を支持するように構成された１対の外向きの細長いワイヤ路ト
ラフとを備えている。ワイヤ路トラフの一方に連結される形状を有する取り付け
フランジを含むと共に、取り付けフランジから側方に離して設けられて１つのワ
イヤ路トラフ上で付属品を支持するように構成された本体を含むブラケットが設
けられている。

【００１２】 本発明の別の態様によれば、建物空間を分割する壁システムが、垂直側縁部お
よび上縁部を有する壁仕切りパネルを備えており、壁仕切りパネルは、垂直側縁
部付近に側板を設けたフレームを含むと共に、垂直側縁部に沿って側板に取り付
けられた１対の細長い垂直方向に延在するコネクタを含み、この垂直方向に延在
するコネクタは、上縁部の上方に延出した上端部を含み、また壁仕切りパネルは
前後面を有してその間に垂直方向／長手方向中心面を定めている。１対の入れ子
式調節可能なトランザムサブフレームの各々が、対応の垂直方向に延在するコネ
クタの上端部に取り付けられた下側の細長いフレーム部材と、天井チャネルに連
結されるフランジを有する上側の入れ子式調節可能なフレーム部材とを含み、下
側の細長いフレーム部材は、垂直方向／長手方向中心面に対して不均一な断面を
定めるフランジを有する。

【００１３】 本発明の別の態様によれば、建物空間を分割する壁システムが、ベース仕切り
パネルと、天井チャネルと、ベース仕切りパネルおよび天井チャネル間に取り付
けられるように構成された伸張可能なトランザムフレームと、作業現場で容易に
切断することができる材料で形成された上縁部分を有するトランザムカバーとを
備えている。取り外し可能な上側コネクタが、上縁部分に取り付けられて、取り
外して、トランザムカバーの上縁部分の一部を切り離した後にトランザムカバー
に取り付け直すことができるように構成されており、上部コネクタは、天井チャ
ネルおよび伸張可能なトランザムフレームの一方に固定的に係合することによっ
てトランザムフレームを覆う位置にトランザムカバーを保持するように構成され
ており、これによってトランザムカバーを作業現場で所望寸法に切断することが
できる。

【００１４】 本発明の別の態様によれば、建物空間を分割する壁システムが、オフィス領域
を形成するために相互連結することができる複数の異なったベース仕切りパネル
を備えており、異なったベース仕切りパネルの各々は、上縁部分および向き合っ
た垂直側縁部を含む。異なったベース仕切りパネルは、ユーティリティを柔軟に
収容することができる内部開放形仕切りパネルと、吸音仕切りパネルと、ガラス
支持形仕切りパネルとを含む。異なった仕切りパネルの各々は、それぞれの上縁
部分に沿って形成された高架ワイヤ路を有する。複数の異なった仕切りパネルの
各々は、高架ワイヤ路が整合するように配置されて、オフィス領域を形成するた
めに相互連結される。

【００１５】 本発明の別の態様によれば、天井を有する建物空間を分割する壁システムが、
オフィス領域を形成するために相互連結された複数の異なったベース仕切りパネ
ルを備えている。異なったベース仕切りパネルの各々は上表面を有する。異なっ
たベース仕切りパネルは、ユーティリティを柔軟に収容することができる内部開
放形仕切りパネルと、吸音仕切りパネルと、ガラス支持形仕切りパネルとを含む
。トランザムシステムが、複数の垂直方向に延在した同様形状のトランザムフレ
ームを含み、トランザムフレームの少なくとも１つが異なったベース仕切りパネ
ルの各々に取り付けられて、対応の異なったベース仕切りパネルの上表面から天
井まで延在している。

【００１６】 本発明の上記および他の特徴、利点および目的は、以下の明細書、請求の範囲
および添付図面を参照することによって当該技術分野の専門家には十分理解され
るであろう。

【００１７】

【好適な実施の形態の詳細な説明】

ここでは説明上、「上」、「下」、「右」、「左」、「後」、「前」「垂直」
、「水平」およびその派生語は、図１の向きにあり、人が壁システムの近くに立
っている時の本発明について言うものとする。しかし、本発明は、そうでないこ
とが特記されている場合を除き、他の様々な向きをとることができることを理解
されたい。また、添付図面に示されて以下の明細書に記載されている特定の装置
および方法は、添付の請求項で定義される発明的概念の例示的な実施形態にすぎ
ないことも理解されたい。したがって、ここに開示する実施形態に関する特定の
寸法および他の物理的特徴は、そうでないことが請求項に特記されていなければ
、制限的と見なすべきではない。

【００１８】 建物空間を分割する壁システム４０（図１）は、内部開放形仕切りパネル４１
（「セグメント」と呼ばれる）、消音／防火仕切りパネル４２（「中実クオティ
エント」と呼ばれる）、ガラス支持形仕切りパネル４３（「ガラスクオティエン
ト」と呼ばれる）、戸口支持形仕切りパネル４４（「玄関」または「入口」と呼
ばれる）などの幾つかの異なった自立形ベースパネルを含むと共に、さらにベー
スパネルの上部に取り付けられて建物天井まで延在する頭上システム４５を含む
。頭上システム４５は、構造用「エキスプレスウェイ」またはワイヤ路構造体４
６（「エキスプレスウェイ」と呼ばれる）と、構造用エキスプレスウェイ構造体
４６の上に取り付けられて天井チャネル５１とはめ合い係合する位置まで延在す
る伸張可能な仕切り／天井間サブフレーム４７（「トランザム」サブフレームと
呼ばれる）と、天井チャネル５１および構造用エキスプレスウェイ構造体４６間
の開放領域４９を覆う頭上カバー４８（「トランザム」カバーと呼ばれる）と、
対のサブフレーム４７間でやはり天井チャネル５１と構造用エキスプレスウェイ
構造体４６の上部との間に取り付けられるガラス支持窓構造体５０（「高窓」と
呼ばれる）とを含む。好ましくは、ベースパネル４１〜４４と、部材４６〜４８
、５０および５１を含む頭上システムとは、個人およびビジネスの必要に適応す
るように構成することができる能力と共に、個人の好み、作業習慣およびビジネ
ス／作用処理の変化に適応して再構成および配置することができる能力の点で秀
でた融通性を備えている。さらに、再構成および再配置は、最小限の「新しい」
部材および労働でありながら最大限の速度および効率で実施することができる。

【００１９】 仕切りパネル４１は、フレーム５２と、フレーム５２を床面上に支持する床チ
ャネル５３と、フレーム５２を覆う取り外し式仕切りカバーパネル５４とを含む
。フレーム５２は、間隔を置いて設けられた少なくとも２つの垂直側板５５と、
複数の水平フレーム部材５６Ａ〜５６Ｆとを備えている。水平フレーム部材５６
Ａ〜５６Ｆの一部を省略することができ、また必ずしもすべてのフレーム５２が
水平フレーム部材５６Ａ〜５６Ｆのすべてを１つずつ含むわけではないことに注
意されたい。水平フレーム部材５６Ａ〜５６Ｆの各々は、家具ユニットを支持す
るために選択的に係合することができる水平列状のスロット５７を有する前後の
外側面を含む。考えられる家具ユニットには、収納棚、戸棚、作業天板など様々
な家具部材や、この仕切りシステムに取り付けることができるか、それと組み合
わせられる他の仕切りパネルなどが含まれる。フレーム５２は、非常に開放的で
あることを特徴としているために高密度のワイヤおよびユーティリティを収容し
、このことは、コンピュータ、通信機器およびケーブルおよび他の電気器具を多
用する最近のオフィスで望ましい。上部水平フレーム部材５６Ａ（図２および図
３）は管状であり、上向きのチャネル５８と、スロット５７を有する外側面５９
と、側板５５の側部まで下向きに延在する傾斜補強フランジ６０とを備えている
。上部水平フレーム部材５６Ａのチャネル５８には、対応の側板５５の内側の位
置に垂直開口が形成されている。管状差し込み式支柱コネクタ６１（図２）が、
側板５５の内側に取り付けられて、上部水平フレーム部材５６Ａを貫通して上方
に延出している。窓構造体５０の側部押し出し部材が窓構造体５０の垂直側縁部
に位置し、数インチ内側の位置にないため、コネクタ６１は上部水平フレーム部
材５６Ａの端部の内側で、窓構造体５０の取り付け部分とぶつかる位置に配置さ
れている。後述するように、エキスプレスウェイ構造体４６は、構造支持体をコ
ネクタ６１の内側から垂直側縁部へ移動させる。

【００２０】 構造用エキスプレス構造体４６（図７）は、トルクボックスブラケット６４の
対向側部に各端部で溶接によって固定された外向きの対向Ｃ字形チャネル６３を
含む。Ｃ字形チャネル６３は、垂直中央フランジ６５と、Ｓ字形上フランジ６６
と、Ｌ字形下フランジ６７とを有する。Ｌ字形下フランジ６７（図８）は、上部
水平フレーム部材５６Ａの上部に載置された水平脚部６８と、エキスプレスウェ
イカバー７０（図１１）を当接支持する上向き脚部６９とを含む。Ｓ字形上フラ
ンジ６６（図６）は、Ｕ字形エキスプレスウェイ上チャネル／プレート７２を支
持する第１水平脚部７１と、水平脚部７１から下向きに延出した下向き脚部７３
と、下向き脚部７３から外向きに延出した第２外側水平脚部７４とを含む。エキ
スプレスカバー７０（図１１）は、構造用エキスプレス構造体４６を覆う装飾的
平形パネル７５を含む。上クリップ７６が、第２水平脚部７４に弾性的に摩擦係
合するように構成されており、さらに、取り付け時に下側の足部分７７が上向き
脚部６９に当接係合するように構成されている。

【００２１】 トルクボックスブラケット６４（図７）は、Ｃ字形であり、中央脚部７９と、
上下水平脚部８０および８１と、上脚部８０から延出した下向き脚部８２と、下
脚部８１から延出した上向き脚部８３とを含む。中央脚部７９は、一方のＣ字形
チャネル６３に取り付けられており、下向きおよび上向き脚部８２および８３は
他方のＣ字形チャネル６３に取り付けられている。Ｃ字形チャネル６３およびト
ルクボックスブラケット６４を互いに溶接して構成されたエキスプレス構造体４
６は、エキスプレスウェイが２または３フィートを超える長さであるか、比較的
高い応力環境で使用される場合を除き、ほとんどの用途で十分な剛度を有する。
高応力環境の場合、Ｕ字形補強材７８をＣ字形チャネル６３間にそれの上側およ
び下側に沿って固定する。補強材７８の端部は、エキスプレスウェイ構造体４６
の各端部でトルクボックスブラケット６４から離れた位置にあって、管状コネク
タ６１の上端部を収容するためのポケットを形成している。管状支柱コネクタ６
１は、ねじを中央フランジ６５に挿通して管状コネクタ６１にねじ込むことによ
ってエキスプレスウェイ構造体４６に固定されている。任意であるが、トルクボ
ックスブラケット６４は、コネクタ取り付けねじを受けるフランジも備えている
。中央フランジ６５に複数の正方形または矩形の切り欠き８５が設けられて、そ
の重量を減少させると共に、Ｃ字形チャネル６３間に形成されたキャビティに沿
って通されたワイヤおよびケーブルを交差させることができるようにしている。
トルクボックスブラケット６４はまた、Ｃ字形チャネル６３の対応端部から離れ
た位置にあって、エキスプレスウェイ構造体４６の端部に第２ポケット８７Ａを
形成している。第２ポケット８７Ａは、第２管状差し込み式支柱コネクタ８７を
はめ込むことができる形状を有する。注目すべき点として、支柱コネクタ８７は
正方形（図１３を参照）、矩形（図１４Ａを参照）またはＵ字形（図１４を参照
）にすることができる。管状コネクタ８７の下部分は、ねじをＣ字形チャネル６
３の開口８８にはめ込むことによってＣ字形チャネル６３に連結され、それの上
部分は、後述するように、トランザムサブフレーム４７に連結されている。第２
外側コネクタ８７はＣ字形チャネル６３に溶接またはねじ留めされることによっ
て、内側コネクタ６１および外側コネクタ８７の位置で荷重のねじり支持を行う
ことができる剛直な構造用エキスプレスウェイフレームを形成している。注目す
べき点として、トルクボックスブラケット６４は、構造的支持を、仕切りパネル
４１の垂直側縁部の内側の仕切りフレーム５２によって支持された内側コネクタ
６１の内側位置から移動させ、その支持を仕切りパネル４１の垂直側縁部の位置
でそれと整合した外側コネクタ８７の位置へ移動させる。トルクボックスブラケ
ット４６の形状と、それをＣ字形チャネル６３に溶接で取り付けていることによ
って、この配置は特に構造的に強く、後述するように、ユーティリティ支持ブラ
ケット８９（図８）、作業工具レール９０、作業工具付属品、照明器具などをエ
キスプレスウェイ構造体４６に取り付けた時に生じるようなねじり荷重に対する
ねじり抵抗力が強くなる。

【００２２】 上プレート７２（図７）は、Ｃ字形チャネル６３の底部の上向き脚部６９と垂
直方向に整合した上向き脚部８６を外側縁部に含む。エキスプレスウェイをそれ
ほど強調しないことが望ましい環境では、細長いトランザムカバー４８Ａが下向
きに延出してエキスプレスウェイ構造体４６を覆っており、Ｃ字形チャネル６３
の底部の上向き脚部６９に係合するコネクタを備えている（図８の右側）。エキ
スプレスウェイを強調させたい、すなわち目立たせたい環境では、エキスプレス
ウェイカバー７０を使用して、トランザムカバー４８はエキスプレスウェイ構造
体４６の手前で切断されており、上プレート７２の上向き脚部８６に係合するコ
ネクタを含む（図８の左側）。（図１にも示されているが、図１では図示の中央
壁セクションは「表出」されないで、エキスプレス構造体４６を覆う単一のトラ
ンザムカバー４８を含み、左上壁部分は、トランザムカバー４８とエキスプレス
ウェイカバー７０とを有する「表出された」エキスプレスウェイを含んでいる。
）

【００２３】 ユーティリティ支持ブラケット８９（図８〜図１０）は、帽子形断面を有して
おり、平坦な中央フランジ９１（図９）と、対向側部フランジ９２および９３と
、中央フランジ９１に平行に延在した取り付けフランジ９４および９５とを含む
。中央フランジ９１を補強するために、補強フランジ９６が中央フランジ９１の
端部に形成されている。下取り付けフランジ９５は、支持ブラケット８９をＣ字
形チャネル６３の内部に配置した時に支持ブラケット８９の中央フランジ９１を
Ｃ字形チャネル６３の上向き脚部６９から上方に離す（図８）ことができるよう
に延出している。そのように配置した時、取り付けフランジ９４および９５が中
央フランジ６５に当接して、中央フランジ６５にねじ留めされる。対向側部フラ
ンジ９２および９３は、中央フランジ９１をエキスプレスウェイカバー７０の平
形パネル７５の内側でそれに近接した位置に置き、エキスプレスウェイカバー７
０の対応開口内に電気接続部またはコンセントを支持できるようにしている。中
央フランジ９１は、コンセントまたは電気接続箱をはめ込んで収容することがで
きる形状の開口９１Ａと、コンセントまたは電気接続箱を開口９４内に取り付け
るねじ用のねじ穴９１Ｂとを有する。ユーティリティ支持ブラケット８９は、作
業工具レール９０および照明器具９０Ａの両方またはいずれか一方などの付属品
を構造的に支持する。

【００２４】 所望される場合、作業工具レール９０（図８）がエキスプレスウェイカバー７
０の外表面９６に取り付けられる。作業工具レール９０は、水平に延在する構造
壁部分９７と、エキスプレスウェイカバー７０を介してユーティリティ支持ブラ
ケット８９内に固定するための上向き取り付けフランジ９８と、エキスプレスウ
ェイカバー７０の下縁部に当接して構造壁部分９７をエキスプレスウェイ構造体
４６から外向きに片持ち式に保持する下向き取り付けフランジ９９とを有する押
し出し部材である。逆Ｔ字形部分１００が構造壁部分９７の外端部に支持されて
垂れ下がっている。Ｔ字形部分１００は、ステム部分１０１とアーム１０２およ
び１０３とを含み、各アームの外縁部に沿って上向きリップ１０４が設けられて
いる。作業工具レール９０は、壁に沿って所望の個別位置、重なり位置および重
ならない位置またはそのいずれかに移動／配置することができるマーカーボード
、タックボードなどの作業工具付属品を可動式または非可動式に支持することが
できる１対のトラック１０５および１０６を形成するように構成されている。

【００２５】 所望される場合、照明器具９０Ａ（図１１）をユーティリティ支持ブラケット
８９およびエキスプレスウェイ構造体４６に取り付けることができる。照明器具
９０Ａは、バラストハウジング９０Ｂと、電球ハウジング９０Ｃと、レンズ９０
Ｄとを含む。器具９０Ａの代わりに様々な器具を使用することができると考えら
れる。

【００２６】 頭上システムが必要ないか、望まれない環境においても、構造用エキスプレス
ウェイ構造体４６を使用することができると考えられる。そのような状況では、
上部エキスプレスウェイカバー１０８（図１１）を使用してエキスプレスウェイ
構造体４６を装飾的に覆う。上部エキスプレスウェイカバー１０８は、布張りま
たは他の処理をして視覚的に満足できる上表面を有する平形の上パネル１０９を
含む。間隔を置いた１対の弾性フィンガ１１０が、平形パネル１０９から下向き
に延出している。フィンガ１１０の端部にフック１１１が設けられており、これ
らはＣ字形チャネル６３のＳ字形上フランジ６６の下向き脚部７３のほぼ中間に
位置するリッジ１１２または他の機構に摩擦係合するように構成されている。平
形パネル１０９の縁部１１３は、エキスプレスウェイカバー７０の上縁部に近接
した位置にあり、このようにして形成されたコーナーでエキスプレスウェイカバ
ー７０の縁部に整合することができるリッジまたは機構を含むことができる。

【００２７】 トランザムサブフレーム４７（図１２）は、ねじ１１４を使用して外側コネク
タ８７の上部にねじ留めされている。トランザムサブフレーム４７は、固定の下
側「Ｇ字形」支柱またはフレーム部材１１５と、下側支柱１１５上で伸張して天
井チャネル５１に取り付けられる上側ブラケットまたは天井チャネル係合ブラケ
ット１１６とを含む。固定下側支柱１１５は、Ｇ字形断面（図１３）を有し、内
側フランジ１１７、仕切りパネル４１の垂直側縁部１２３に隣接して配置された
第１横フランジ１１８、中間側部フランジ１１９、第２横フランジ１２０および
外縁部フランジ１２１を含んで環状に延在する平形フランジを含む。注目すべき
点として、中間側部フランジ１１９は、フランジ１１９を補強すると共に矩形管
状コネクタ８７Ａを受け取るリセスを形成する屈曲部分１１９Ａを含むことがで
きる。下側部材１１５のこの断面は幾つかの理由から選択されている。フランジ
１１８〜１２１は比較的大きい断面を形成し、したがって小さい断面より改善さ
れたねじり安定性を与える。同時に、外縁部フランジ１２１および垂直側縁部１
２３間の空間１２２と、外縁部フランジ１２１および内側フランジ１１７間に同
時に生じる空間１２２Ａとによって、後述するように、大型のガラス支持窓構造
体５０を１２４の方向からサブフレーム４７に取り付けることができ、これによ
って「支柱」領域の（少なくとも外側から）見える外観が小さくなるため、美観
的に改善される。また、空間１２２は、窓構造体５０のフレームの縁部を受け取
るポケットを形成するため、さらにしっかりして安定した配置を行うことができ
る。また、フランジ１１８〜１２１は、様々なコネクタをはめ込むためのコーナ
ー１２５Ａを有する内部キャビティを形成する。たとえば、図１３、図１４、図
１４Ａ、図２８および図２９を比較されたい。すなわち、異なった仕切りパネル
４１〜４４に接続するためのコネクタは異なった形状であることが多く、Ｇ字形
支柱１１５はそのような異なった形状に各々をはめ込んでそれに係合することが
できるように構成されている。コネクタ８７は、フランジ１１９および１２０に
よって定められるコーナーにはめ合い係合し、フランジ１２０にねじ込まれたね
じ１１４によってねじ留めされる。注目すべき点として、Ｇ字形支柱１１５を逆
向きにすることによて、窓アセンブリ５０を収容するためのリセスを壁システム
４０の反対側に移すことができる。

【００２８】 上側ブラケット１１６（図７）は、Ｇ字形支柱１１５のフランジ１１８〜１２
０（図１４）にはめ合い係合するＵ字形下端部分１２５を含む。端部分１２５の
中間フランジのスロット１２６（図７）が、端部分１２５を支柱１１５に固定す
るためにＧ字形支柱１１５のフランジ１１９にねじ込まれるねじ１２７Ａ（図１
４）を受け取る。スロット１２６は、上側ブラケット１１６をＧ字形支柱１１５
に沿って入れ子式に伸張させて、様々な天井高さに調節することができるように
する。また、様々な天井高さに合わせるために、上側ブラケット１１６を様々な
長さにする、すなわち、現場で切断することができる。上側ブラケット１１６の
上端部は、Ｕ字形下端部分１２５の一側部から側方に延出した水平フランジ１２
７（図７）を含む。フランジ１２７には、フランジ１２７を天井チャネル５１に
取り付けるためのねじをはめ込む１対の穴１２８が設けられている。

【００２９】 天井チャネル５１（図１５）は、中央フランジ１３０と、垂直の縦フランジ１
３１および１３２と、天井当接フランジ１３３および１３４と、天井当接フラン
ジ１３３および１３４に平行に延出した側方フランジ１３５および１３６と、外
側下向きフランジ１３７および１３８とを含む押し出し部材である。天井当接フ
ランジ１３３および１３４は、それぞれ側方フランジ１３５および１３６と協働
してリセス１３９を形成している。Ｌ字形トリム部材１４１が脚部１４２を含み
、この脚部１４２は、リセス１３９に圧入された時にリセス１３９に摩擦係合す
るように構成されたリブを有する。トリム部材１４１は、建物天井付近において
頭上システム４５の上部で建物天井に沿った空間を装飾的に覆う形状を有する。
トリム部材１４１はさらに、後述するように、下向きに延出してトランザムカバ
ー４８の上縁部に重なる下向き脚部１４３を含む。垂直フランジ１３１および１
３２は、中央フランジ１３０の下方で下向きに延出して、トランザムサブフレー
ム４７の上側ブラケット１１６の取り付けフランジ１２７にはめ合い係合するリ
セスを形成している。天井当接フランジ１３３および１３４は垂直フランジ１３
１および１３２と結合して、中央フランジ１３０を建物天井から離しており、こ
れによって上側ブラケット１１６の取り付けフランジ１２７を天井チャネル５１
の中央フランジ１３０に固定するねじのための空間が形成されている。空間中央
フランジ１３０の上方に延在する垂直フランジ１３１および１３２の内側部分に
突起１４４（図１５）を設けるか、ばち形溝を形成する傾斜縁部１４５（図２２
）を設けることができることに注意されたい。これらの機構１４４または１４５
は、隣接した天井チャネル５１を整合させて固定するために、整合した天井チャ
ネル５１内に順にはめ込まれるインライン・トング状コネクタプレート（特に図
示せず）を入れ子式に捕らえる形状を有する空間１４６を形成している。垂直フ
ランジ１３１および１３２の下縁部に、フランジ１３７および１３８の安定性を
増す拡大リッジ１４７（図１５）またはウェブ１４８（図２２）を設けることが
できる。

【００３０】 トランザムカバー４８（図１６）は大型の板金パネル１５０を含み、このパネ
ル１５０を補強するために、その上に上下および側部の各縁部フランジ１５１、
１５２および１５３が設けられている。さらなる補強材１５０Ａを追加すること
もできる。あるいは、トランザムカバー４８は、複合材料または他の軽量材料製
の大型パネルにして、強化するために縁部押し出し部材または圧延成形品を縁部
および後面に取り付けて形成することもできる。下縁部フランジ１５１は、エキ
スプレスウェイ構造体４６の上の上プレート７２の上向きフランジ８６にはめ合
い係合する（図１５）か、エキスプレスウェイ構造体４６のＣ字形チャネル６３
の下側Ｌ字形フランジ６７の上向き脚部６９にはめ合い係合する（図８の右側）
下向きフック形コネクタを形成する折り曲げすなわちフック形フランジ１５４を
含む。上縁部フランジ１５１の上部に沿って上側コネクタ１５５が取り付けられ
ている。上側コネクタ１５５（図１６Ａ）は、パネル１５０の上縁部フランジ１
５１の露出縁部を受け取ることができる折り返しリップ１５７を備えたフラッグ
形取り付けフランジ１５６を含む。取り付けフランジ１５６の穴１５８にねじを
挿通して上側フランジ１５１にねじ込むことによって、上側コネクタ１５５を上
縁部フランジ１５１上の所定位置に固定することができる。あるいは、上側コネ
クタ１５５を溶接、接着または他の方法で固定することもできる。細長い屈曲可
能の可撓性アーム部分１５９が取り付けフランジ１５６から延出しており、スロ
ット１６１を有するタブ１６０が細長いアーム部分１５９の端部から延出してい
る。ねじ１６２（図１５）をスロット１６１にはめて下向きフランジ１３７（ま
たは１３８）にねじ込むことによって、上側コネクタ１５５を天井チャネル５１
に取り付けることができる。細長いアーム部分１５９は屈曲可能であり、ねじ穴
に整合させる場合など、必要に応じてタブ１６０を下向きフランジ１３７（また
は１３８）に整合させることができる。前述したように、トリム部材１４１を天
井チャネル５１の側部に取り付けて、建物天井のすぐ下側で天井チャネル５１に
近接した空間を覆うことができる。同時に、天井トリム部材を用いないで天井構
造を構成することもできると考えられる（図２２を参照されたい）。

【００３１】 変更形上側コネクタ構造によって支持された変更形トランザムカバー３５０が
、図１７〜図１７Ｂに示されている。トランザムカバー３５０は、板金、複合材
料などで形成された平形の本体３５１を含み、側縁部補強材または側部フランジ
３５２を含む。図示の板金製の本体パネル３５１の上縁部は折り返されて、平形
上部分３５３と後フランジ３５４とを形成している。トランザムカバー３５０用
の上側コネクタ３５５が、本体パネル３５１に平行に延在する平形下部分３５６
を含む。側部および下フランジ３５７および３５８が下部分３５６上に形成され
るか、それに取り付けられて、本体パネル３５１の後側に安定的に当接する箱形
プラットフォームを形成している。

【００３２】 下部分３５６は、ねじを穴３５６Ａにはめて穴３５２Ａ（図１７Ｂ）にねじ込
むことによって、所望高さで側縁部補強材３５２にねじ付けられる。上側コネク
タ３５５の上部分３５９は、後方に曲がったフランジ３６０と、天井チャネル５
１の外フランジ１３８に当接するスタンドオフフランジ３６１と、前方に曲がっ
たフランジ３６２とを含む。下向きフランジ３６３が、前方に曲がったフランジ
３６２から延出しており、装飾外観用の線を生じると共に本体パネル３５１の面
に当接する丸み付きリッジ３６４を含む。下向きフランジ３６３の後方にカール
したリップ３６５が、カール状リップ３６５上のばりまたは凹凸を隠していると
共に、トランザムカバー３５０上の布張りまたはビニルカバーを確実に保持する
ためのグリップになっている。カール状リップ３６５は、現場切断カバーで問題
になる布張りまたは織物の解れも防止する。

【００３３】 Ｊ字形ばねクリップ３６６が、下部分３５６に取り付けられる取り付け脚部３
６７と、弾性Ｕ字形下脚部３６８とを含む。取り付け脚部３６７は、下部分３５
６にしっかり係合してクリップ３６６を上側コネクタ３５５に固定できるように
構成されて曲がったタブ３６９を含む。

【００３４】 アダプタブラケット３７０（図１７Ａ）が、トランザムサブフレーム４７のＧ
字形支柱１１５にはめ合い係合する形状を有する下端部タブ３７１を含み、それ
にねじ付けるための穴３７２が設けられている。逆Ｕ字形部分３７３が下縁部３
７１から延出しており、下向きフランジ３７４および３７５を有するアームを含
む。アダプタブラケット３７０は、トランザムカバー３５０の設置時に下向きフ
ランジ３７４（または３７５）がばねクリップ３６６の下脚部３６８に係合する
ようにして、Ｇ字形支柱１５５に取り付けられる。アダプタブラケット３７０は
、各Ｇ字形支柱１１５に取り付けられている。

【００３５】 トランザムカバー３５０を現場で切断するには、穴３５２Ａおよび３５６Ａ内
のねじを取り外して上側コネクタ３５５を取り除いてから、カバー３５０の上縁
部を所望高さに切断する。次に、ねじを穴３５６Ａからトランザムカバー３５０
の新しく選択された穴３５２Ａにねじ込むことによって、上側コネクタ３５５を
取り付け直す。アダプタブラケット３７０を所望高さで対応のＧ字形支柱１１５
に取り付ける。次に、ばねクリップ３６６をアダプタブラケット３７０の下向き
フランジ３７４にはめ合い係合させ、下側フックコネクタ１５４を降下させて上
向きフランジ８６に係合させることによって、トランザムカバー３５０を取り外
し可能に取り付ける。注目すべき点として、装飾性を改善するために望まれる場
合、トランザムカバー３５０に可撓性ライトシール３７７をその底部で設けるこ
とができる。

【００３６】 窓構造体５０（図１８）はまた、１対のトランザムサブフレーム４７と組み合
わされてその間にはまるように構成されており、窓構造体５０はエキスプレスウ
ェイ構造体４６の上方に天井チャネル５１まで延在している。窓構造体５０は、
窓構造体５０の前面１８４に隣接した位置に配置されたガラス板１６４と、上下
および側部フレーム押し出し部材１６５、１６６および１６７を含むガラス板１
６４保持用の周縁構造フレームとを備えている。周縁フレームは、壁システムに
隣接した床の上で構成されて、（ガラス板１６４の有無に関係なく）上縁部を天
井チャネル５１に挿入してから、下縁部をエキスプレスウェイ構造体４６上まで
降下させることによって頭上に取り付けられるように設計されている。下フレー
ム押し出し部材１６６（図２１）は、エキスプレスウェイ構造体４６の上に組み
合わされて載る形状を有する。下フレーム押し出し部材１６６は、間隔を置いた
下向きフランジ１７０および１７９を含み、これらによって形成されたリセスに
構造用エキスプレスウェイ構造体４６の上部がはめ込まれ、下向きフランジ１７
０および１７９がＣ字形チャネル６３の上部をまたぐ。窓構造体５０を使用する
予定の時は、Ｕ字形上プレート７２が省略されると考えられる。

【００３７】 様々な幅の平形上部を有する「包括的」ベース仕切りパネル用に、下壁部分ア
ダプタ１６８が設けられている。下壁部分アダプタ１６８は、「包括的」ベース
仕切りの上部にねじで取り付けられるか、エキスプレスウェイ構造体４６の突起
、リッジまたは溝によってエキスプレスウェイ構造体に固定されるか、ベース仕
切り４１の上部のはめ合わせ機構に係合することによってベース仕切り４１の上
部に固定されることができる。下壁部分１６８に、上プレート７２に係合するよ
うに構成された下向きフランジまたは部分を設けることによって、窓構造体５０
の底部をエキスプレスウェイ構造体４６に保持する手段として、結合した下押し
出し部材およびアダプタ１６６および１６８の底部を上プレート７２にはめ合い
式に取り外し可能に係合させることができると考えられる。

【００３８】 下押し出し部材１６６は、Ｕ字形断面を有しており、これの１対の対向フラン
ジ１６９および１７０が下押し出し部材１６６の「前」側に位置して、ガラス縁
部支持ブロック１７１がはまるリセスを形成している。１対の内向きの溝が対向
フランジ１６９および１７０内に形成されて、ガラスワイパ／リテーナ１７２お
よび１７３を支持できるようにしている。ガラス板１６４の下縁部が支持ブロッ
ク１７１に載置されて、ワイパ１７２および１７３がガラス板１６４の両側を摺
動可能に押しつけて、それを安定させると共に、ガラス板１６４を支持ブロック
１７１上の中心に配置できるようにしている。間隔を置いた第２対の上向きフラ
ンジ１７４および１７５が下壁部分１６８から延出している。第２上向きフラン
ジ１７４および１７５は、フック付き端部を有する。第３の上向きフランジ１７
６も、第１上向きフランジ１６９および１７０から遠い位置で下壁部分１６８か
ら延出している。下押し出し部材１６６は、ガラス板１４６の周囲にきれいな周
縁内向き縁部を形成するための平形パネル１７８を含む。フック付きアームまた
はフランジ１７９と内側フランジ１７０のデテント１８０とが下押し出し部材１
６６から延出して、上向きフランジ１７４および１７５にはめ合わされて摩擦係
合することによって、下壁部分１６８を下押し出し部材１６６に保持できるよう
にしている。下壁部分１６８の端部１８１および１８２は、下押し出し部材１６
６とはめ合わされてその間にきれいな接合線を形成するように構成されている。
所望ならば、下押し出し部材１６６および壁部分１６８の中央部分を支持するた
めにスペーサ１７７を使用することができる（図３０を参照されたい）。注目す
べき点として、ガラス板１６４は、仕切りパネル４１の一方の面とほぼ面一であ
って仕切りパネル４１の中心面から大きく離れた位置に固定される。さらに具体
的に言うと、仕切りパネル４１は、長手方向および垂直方向に延びた中心面１８
３を定めており、ガラス板１６４はこの中心面１８３から仕切りパネル４１の前
面１８４寄りに位置し、この前面が、ガラス窓構造体５０を取り付ける面である
。

【００３９】 上フレーム押し出し部材１６５（図２２および図２３）は、第１端部分１８６
が前面１８４に位置し、第２端部分１８７が第１端部分１８６の反対側に位置す
る平形パネル１８５を有する第１押し出し部材１６５Ａを含む。第１端部分１８
６は、逆Ｕ字形部分１８８を含み、これはガラス板１６４の上縁部１９０を受け
取るリセス１８９を形成しており、ガラス板１６４を保持すると共にガラス板１
６４をリセス１８９の中心に配置するためにガラスワイパまたはガスケット１９
２を保持する対向ノッチが設けられている。リセス１８９は、ガラス板１６４の
上縁部１９０をリセス１８９内へ「行き過ぎ位置まで」挿入できる十分な深さを
有して、ガラス板１６４の下縁部を下押し出し部材１６６の上方に置いてから降
下させてそれのガラス保持リセスにはめ込むことができるようにしている。Ｌ字
形フランジ１９３がＵ字形部分１８８の上方に延出しており、垂直脚部１９４と
内向きの水平脚部１９５とを含む。水平脚部１９５の端部に、天井チャネル５１
の垂直下向きフランジ１３７の側部に摺動可能に係合するようにワイパ１９６を
支持するリセスが設けられている。第２端部分１８７は、上向きフランジ１９７
と、このフランジ１９７の外側に位置する１対の短い突起１９８および１９９と
を含む。Ｔ字形構造側部押し出し部材２００が、上向きフランジ１９７に当接す
るように構成された下部分２０１を含み、その下端部２０２が上向きフランジ１
９７の基部と内側の短い突起１９８との間に形成された空間にはまっている。ね
じ２０３が下部分２０１の穴にはめ込まれて、上向きフランジ１９７にねじ込ま
れている。フック２０４も上向きフランジ１９７の上端部に係合して、側部押し
出し部材２００を上向きフランジ１９７にさらに固定している。Ｔ字形側部押し
出し部材２００の内側アーム２０５にワイパ２０６が設けられ、これは他方のワ
イパ１９６と向き合って垂直下向きフランジ１３８の側部に摺動可能に係合する
。Ｔ字形側部押し出し部材２００の外側アーム２０５Ａは、デテントバンプ２０
７を含む。トリム部材２０８が平形パネル２０９を含み、さらに外側突起１９９
に取り外し可能に摩擦係合する下フック２１０と、デテントバンプ２０７に取り
外し可能に摩擦係合する上弾性フック２１１とを含む。平形パネル２０９は、上
部付近に直線リッジ２１２を含み、これは上フレーム押し出し部材１６５のＬ字
形フランジ１９３の垂直フランジ１９４上の同様な直線リッジ２１３と一致して
いる。組み立てた時、上押し出し部材が天井チャネル５１に摺動可能に係合し、
これによって建物天井の高さのばらつきに合わせることができる。

【００４０】 側部フレーム押し出し部材１６７（図２５）の各々は、主側部押し出し部材２
１４と、両側の後面押し出し部材２１５と、ガラス固定具２１６とを含む。主側
部押し出し部材２１４は、トランザムサブフレーム４７のＧ字形支柱１１５のフ
ランジ１１９に当接する形状を有する内側フランジ２１７と、窓構造体５０の前
面１８４に向かって延びた外側フランジ２２０とを有するＬ字形脚部２１６’を
含む。短い部分２２１がＬ字形脚部２１６’から延出しており、ガラスワイパ２
２２を支持するためのノッチを外側に有する。第２Ｌ字形脚部２２３が脚部２１
６’から延出している。第２Ｌ字形脚部２２３は、外側フランジ２２０に直交す
る方向に延出した第１フランジ２２４と、前面１８４に向かって延びた第２フラ
ンジ２２５とを含む。デテントバンプ２２６が第２フランジ２２５の外端部に形
成されており、第２Ｌ字形脚部２２３が第１Ｌ字形脚部２１６’と結合する位置
付近で外側フランジ２２０に第２バンプ２２７が形成されている。ガラス固定具
２１６はＴ字形であり、内向きに延出したフランジ２２８と、窓構造体５０の前
面１８４に平行でそれと面一に延在する面隣接フランジ２２９とを含む。内向き
延出フランジ２２８は、端部にフック２３０を、中間位置にエルボー２３１を含
む。Ｔ字形ガラス固定具２１６の一方のアーム２３３にノッチが形成され、その
ノッチにガラスワイパ２３４が入っている。ガラス固定具２１６を設置した時、
フック２３０がデテントバンク２２７に係合し、エルボー２３１が他方のデテン
トバンプ２２６に係合することによって、ガラスワイパ２３４がガラス板１６４
に係合してガラス板１６４を他方のガラスワイパ２２２に押しつける。

【００４１】 主側部押し出し部材２１４はさらに、傾斜壁部分２３５と、前後壁部分２３６
とを含む。１対のねじはめ込みボスフランジ２３７および２３８が、それぞれ傾
斜壁部分２３５および前後壁部分２３６の内側面に形成されている。前後壁部分
２３６には、壁部分２３５および２３６の接合部によって形成されるコーナーか
ら離れた位置にハイライト線機構２３９が形成されている。Ｌ字形フランジ２４
０がボスフランジ２３８から延出しており、前後壁部分２３６の端部分２４１に
平行に延在している。Ｌ字形フランジ２４０は、デテントリッジ２４２を含む。
後面押し出し部材２１５は、Ｌ字形フランジ２４０および端部分２４１間にはま
る形状を有する脚部２４３を含むと共に、デテントリッジ２４２に摩擦係合する
形状を有する拡大部分２４４を含む。平形パネル２４５が脚部２４３にほぼ直交
する方向に延在しており、Ｓ字形脚部２４６が平形パネル２４５の縁部からＧ字
形支柱１１５に向かって内向きに延出している。Ｓ字形脚部２４６の最内側端部
２４８には、Ｇ字形支柱１１５の内側フランジ１１７に当接係合するワイパ２４
９を支持するノッチが設けられている。Ｓ字形脚部２４６はまた、中間部分２４
７を含む。後面押し出し部材２１５を主側部押し出し部材２１４に取り付けた時
、ワイパ２４９および内側フランジ２１７がＧ字形支柱１１５の両側に係合し、
これによって、図２４に示されているように、窓構造体５０をトランザムサブフ
レーム４７上の所定位置に保持する。第１窓構造体５０に隣接して第２窓構造体
５０が存在する場合（図１と図１８の右側とを参照されたい）、Ｓ字形脚部２４
６の中間部分２４７が当接すると共に、第２Ｌ字形脚部２２３の外側フランジ２
２５も当接して（図１９）、２つの隣接した窓構造体５０の整合を助ける。窓構
造体５０に隣接した位置にトランザムカバー４８が配置されている時、ガラス板
１６４は頭上システム４５の前面のトランザムカバー４８とほぼ面一に並ぶ（図
２４）。窓構造体５０の縁部２５０が何かに隣接した位置になく、縁部２５０が
開放したままであって見える時、縁部カバー２５１（図２６）が取り付けられる
。縁部カバー２５１は平形パネル２５２を含む。１対のスタンドオフフランジ２
５３および２５４が平形パネル２５２の後側から延出して、Ｇ字形支柱１１５の
フランジ１１８およびＳ字形脚部２４６に当接する位置まで延出している。１対
の「クリスマスツリー」コネクタフランジ２５５および２５６がＬ字形脚部２２
３およびＳ字形脚部２４６に摩擦係合する位置まで延出して、縁部カバー２５１
をガラス窓構造体５０に保持している。

【００４２】 窓構造体５０の押し出し部材１６５〜１６７（図２０）は、仕切りパネル４１
に隣接した床面上の作業現場などで設置前に互いにねじ留めされる。ねじ２５８
を上押し出し部材１６５の穴にはめ込み、ボスフランジ２３７および２３８にね
じ込む（図２２を参照、図２０および図２５も参照されたい）。同様に、ねじ２
５９（図２０）を下押し出し部材１６６の穴にはめ込み、ボスフランジ２３７お
よび２３８にねじ込む（図２０および図２５）。ガラス板１６４を好ましくは床
面上で組み付け押し出し部材１６５〜１６７に挿入し、上記のさらなる押し出し
部材およびカバーを押し出し部材１６５〜１６７に組み付けることによって、後
面押し出し部材２１５を除いて完成なアセンブリが形成される。後面押し出し部
材２１５は、窓構造体５０を対応のトランザムサブフレーム４７間のトランザム
領域にはめ込んだ後、窓構造体５０に組み付けられる。すなわち、窓構造体５０
は、その上縁部を天井チャネル５１（図２２および図２７）に滑りはめ合い係合
する位置に挿入することによって取り付けられる。窓構造体５０を上方へ、その
下縁部がエキスプレスウェイ構造体４６の上に位置することができるまで滑らせ
てから、窓構造体５０を降下させて、それをエキスプレスウェイ構造体４６の上
部にはめ合い係合させる。その後、後面押し出し部材２１５を窓構造体５０に組
み付け、必要に応じて追加のねじまたはコネクタを取り付ける。追加されるねじ
および他のコネクタの数は、製造者の特定の設計基準および政府規則および購買
者またはそのいずれかによって決まる。設置者が好む場合はいつも、補助カバー
およびトリム部材が取り付けられる。Ｇ字形支柱１１５を逆転させて、窓アセン
ブリ５０を受け取るリセスが壁システム４０の反対面から受け取られるようにす
ることもできることに注意されたい。

【００４３】 吸音仕切りパネル（図２８）およびその構造用エキスプレスウェイ構造体４６
Ａは、内部開放形仕切りパネル４１（図１〜図３）および構造用エキスプレスウ
ェイ構造体４６と同様な構造を有する。

【００４４】 吸音仕切りパネル４２は、側板５５Ａと、選択された水平フレーム部材５６Ａ
’とを含む。水平フレーム部材５６Ａ’は、それが少なくとも１つの水平列状ス
ロット５７を有する面を含む点で、水平フレーム部材５６Ａ〜５６Ｆと同様であ
る。しかし、吸音仕切りパネル４２は、乾式壁または石膏パネルなどの吸音シー
ト２６０か、他の吸音材料シートを含む。任意であるが、このシート２６０も防
火性（乾式壁の場合）である。シート２６０は、対向する水平フレーム部材５６
Ａ’間に配置されて、側板５５Ａ間で仕切りパネル４２内に水平方向／長手方向
に延在している。側板５５Ａは、多数の屈曲部分または波形を含み、仕切りパネ
ル４２の第１面２６３に面する第１Ｕ字形チャネル２６２と、仕切りパネル４２
の第２面２６５に面する第２Ｕ字形チャネル２６４とを形成するＳ字形部分２６
１を含む。チャネル２６２および２６４は、ワイヤおよびケーブルを通すための
垂直通路を形成している。内側フランジ２６６が、シート２６０の縁部を支持し
ている。外側フランジ２６７が、仕切りパネル４２の垂直側縁部２６８まで延在
している。垂直当接形縁部コネクタ２６９が、垂直側縁部２６８の位置に取り付
けられており、支持ストラップ２７０が内向きに延出して、側板５５Ａの両側部
に取り付けられている。Ｃ字形チャネルコネクタ２７１が、側板５５Ａの上部か
ら上向きに延出している。Ｃ字形チャネルコネクタ２７１は、後述するトランザ
ムサブフレーム４７のＧ字形支柱１１５にはめ合い係合するように構成されてい
る。注目すべき点として、以下の理由から望ましい場合、Ｃ字形チャネルコネク
タ２７１を垂直方向に伸張することができる。Ｃ字形チャネルコネクタ２７１は
、トランザム構造体４６のポケット８７Ａ（すなわち、仕切りパネル４１の垂直
側縁部付近でコネクタ８７が係合するとして前述したポケット８７Ａ）に上向き
にはまるように構成されている。Ｃ字形チャネルコネクタ２７１がエキスプレス
ウェイ構造体４６の上方に延在できる十分な長さに形成されている場合、それは
Ｇ字形支柱１１５との連結を行うと共に、エキスプレスウェイ構造体４６の取り
付けも行うことができる。

【００４５】 しかし、図示の吸音仕切りパネル４２は、仕切りパネル４２の吸音性を補足す
るための一体成形エキスプレスウェイ４６Ａを有する（すなわち、仕切りパネル
４２は一体成形エキスプレス４６Ａを有するため、通常、別体のエキスプレスウ
ェイ構造体４６が仕切りパネル４２の上部に取り付けられていない）。一体成形
エキスプレスウェイ構造体４６Ａは、帽子形上チャネル２７３と、１対の下チャ
ネル２７４とを含む。上チャネル２７３は平形の横中央ウェブ２７５を含み、Ｃ
字形チャネルコネクタ２７１を受ける開口２７６と、Ｕ字形チャネル２６２およ
び２６４の一方または両方に整合した別の開口２７７とを含み、ワイヤまたはケ
ーブルがチャネル２６２および２６４から開口２７７を通って外へ出て、チャネ
ル２６２および２６４の他方に戻ることができ、これによってワイヤを仕切りパ
ネル４２の横方向に通すことができるようにしている。上チャネル２７３はさら
に、各側の下向きフランジ２７８と、上向きフランジ２８２および２８３とを含
む。下チャネル２７４は、側板５５Ａの各側に配置されており、それぞれ側板５
５Ａに取り付けるための内側取り付けフランジ２８４と、外向きフランジ２８５
と、上向きフランジ２８６とを含む。上向きフランジ２８２および２８６は、ト
ランザムカバー４８の下フックコネクタまたは下向きフランジ１５４が係合可能
な取り付け機構を形成している。下チャネル２７４の外向きフランジ２８５は、
水平列状スロット５７を有する水平フレーム部材５６Ａ’に載っている。エクス
プレスウェイカバー２８７が、平形パネル２８８と、下側の上向きフランジ２８
６に摩擦係合する形状を有するＵ字形下向きコネクタ２８９とを含み、コネクタ
２８９は、カバー２８７の上部分２９０を上側の上向きフランジ２８２に押しつ
けることによって、カバー２８７が一体形エキスプレスウェイ構造体４６Ａの側
部に密着係合してそれを覆うことができるように構成されている。Ｇ字形支柱１
１５は、前述したように（図１３、図１４および図１９を比較されたい）、Ｃ字
形チャネルコネクタ２７１の上部分に取り付けられ、さらに、前述したように（
図１４および図１５を参照されたい）、天井チャネル５１に連結される。トラン
ザムカバー４８および窓構造体５０は、前述した方法と同一またはほぼ同様にし
て一体形エキスプレスウェイ構造体４６Ａを有する仕切りパネル４２の上に取り
付けられるため、説明を繰り返す必要はない。

【００４６】 ガラス支持形仕切りパネル４３は、建物床から約８４インチまで延在して下ガ
ラス板２９３を支持するように構成された周縁「窓」フレーム２９２を含む。フ
レーム２９２は、特に上押し出し部材２９４および側部押し出し部材２９５（図
３０）を含む。仕切りパネル４３用の上押し出し部材２９４は、ねじ２９７によ
って側部押し出し部材２９５に取り付けられた平形パネル２９６を含み、窓構造
体５０内で上フレーム押し出し部材１６５を側部フレーム押し出し部材１６７に
取り付ける方法とは異なった組付けである。平形パネル２９６の一端部に成形端
部分２９８が形成されており、上向きフランジ２９９を含む。下向きフランジ３
００が平形パネル２９６から延出しており、平形パネル２９６の端部から離れた
第１垂直フランジ３０１と、外向きに延出した第２水平フランジ３０２と、下向
きに延出した第３垂直フランジ３０３とを含む。第１および第２フランジ３０１
および３０２がリセス３０４を形成している。平形パネル２９６の端部の下側で
リセス３０４に近接した位置にデテント３０５Ａが形成されている。Ｌ字形ガラ
ス固定具３０５は、仕切りパネル４３の前面３０７と面一に延出した外側脚部３
０６と、内向きに延出した脚部３０８とを含む。内向きに延出した脚部３０８は
、デテント３０５に摩擦係合するエルボー３０９を含み、さらに、リセス３０４
内に延出するアーム３１０を含む。アーム３１０は、第２フランジ３０２を押し
つけると共に、エルボー３０９と協働して、外側脚部３０６の反対端部３１１を
第３フランジ３０３の方へ押しつける。第３フランジ３０３および反対端部３１
１は、下ガラス板２９３に係合するようにそれぞれガラスワイパ３１２および３
１３を支持する対向ノッチを含む。下向きフランジ３１５が、平形パネル２９６
の「後部」から下方に延出している。第３フランジ３０３および下向きフランジ
３１５の下端部に対向デテントリッジ３１６および３１７が設けられている。ト
リム部材３１８が、平形パネル３１９を含み、さらにデテントリッジ３１６およ
び３１７に係合してトリム部材３１８をガラス支持形仕切りパネル４３の上押し
出し部材２９４の下内側に固定保持するための１対の上向きフック３２０を含む
。１対の上向きフランジ２９９および２９９Ａが、仕切りパネル４３の上押し出
し部材２９４の上方に延出している。

【００４７】 上押し出し部材２９４は、中央垂直ウェブ３２２と、上側横ウェブ３２３とを
含むＩ字形ビーム状部材３２１を含み、このＩ字形ビームの下側横ウェブは平形
パネル２９６によって形成されている。Ｉ字形ビーム状部材３２１は、対向する
ワイヤ路キャビティ３２４および３２５を形成している。Ｉ字形ビーム状部材３
２１は、構造用エキスプレスウェイ構造体４６および４６Ａの両方またはいずれ
か一方と整合し、ワイヤ路キャビティ３２４および３２５は、壁システム４０の
その特定部分に仕切りパネル４１、４２または４３のいずれがあるかに関係なく
、ワイヤおよびケーブルを壁システム４０に沿って連続的に通すことができるよ
うにする。中央垂直ウェブ３２２は、Ｉ字形ビーム状部材３２１の端部にエンド
カバーなどの部材を取り付けるためのねじを受けるように構成された上下ねじ受
けボスフランジ３２６および３２７を含むと共に、さらに、側方へ延出した水平
取り付けフランジ３２８と、下向き脚部３３０を有するＬ字形取り付けフランジ
３２９とを含む。フランジ３２８および３２９は、前述のＪ−ボックスブラケッ
ト８９などのブラケットに係合してそれを支持するように構成されており、上下
取り付けフランジ９４および９５がフランジ３２８および３３０に取り付けられ
ている。これによって、Ｊ−ボックスブラケット８９の中央フランジ９１がＩ字
形ビーム状部材３２１上に位置決めされるため、接続ボックス、照明器具または
作業工具レールなどの作業付属品をそれに取り付けることができる。

【００４８】 逆Ｌ字形フランジ３２２および３２３（図３１）が、上側横ウェブ３２３の両
端部に形成されている。「ガラス側」すなわち前面３０７に近いＬ字形フランジ
３２２は、側方に延出した脚部３２４を含む。前述のエキスプレスウェイカバー
７０は、脚部３２４に取り外し可能に摩擦係合するように構成された上クリップ
７６を含み、足部分７７が上向きフランジ２９９および２９９Ａに押しつけられ
て係合し、平形パネル７５がＩ字形ビーム状部材３２１の側部を覆っている。Ｌ
字形フランジ３２３も同様に、Ｉ字形ビーム状部材３２１の反対側でエキスプレ
スウェイカバー７０を支持するように構成されている。Ｉ字形ビーム状部材３２
１の上側横ウェブ３２３は、窓構造体５０下押し出し部材１６６にはめ合い係合
するように構成されている。すなわち、１対の突起３２５および３２６がウェブ
３２３の上方に延出して、下押し出し部材１６６のフック付きアーム１７９およ
びデテント１８０に摩擦係合することができる。

【００４９】 サブフレームコネクタ３２８（図２９）が、トランザムサブフレーム４７のＧ
字形支柱１１５にはめ合い係合してねじ３３０で取り付けられるように構成され
た管部材３２９を含む。平形足プレート３３１が管部材３２９の底部に溶接され
ている。足プレート３３１は矩形であり、上向き突起３２５および３２６の間の
位置で上側ウェブ３２３の上部にはめ合い係合するように構成されている。足プ
レート３３１は、足プレート３３１を上側ウェブ３２３に取り付けるためのねじ
３３４を受ける形状のノッチ３３３を有する側縁部３３２を含む。窓構造体５０
の下押し出し部材１６６は、管部材３２９を受け取るためのノッチ３３５を各端
部に含む。

【００５０】 戸口支持形仕切りパネル４４（図３２）は、Ｉ字形ビーム状部材３２１の上側
横ウェブ３２３の上縁部とほぼ同じ上壁部材３３７を有する箱形上フレーム部材
３３６を含む。足プレート３３１がＧ字形支柱１１５に溶接されて、トランザム
サブフレーム４７を戸口支持形仕切りパネル４４の上部に取り付けるために使用
されている。戸口支持形仕切りパネル４４も、本発明の頭上システム４５を壁シ
ステム４０の「包括的」ベース仕切りパネルに使用することができることを示し
ている。

【００５１】 以上の説明において、開示されている概念から逸脱することなく本発明の変更
を加えることができることは当該技術分野の専門家には明らかであろう。そのよ
うな変更は、そうでないことが特記されていなければ、請求の範囲に含まれるも
のと考えられたい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明を具現する建物空間の分割用の壁構造体の斜視図であり、
内部開放形仕切りパネル、吸音仕切りパネル、ガラス支持形仕切りパネルおよび
戸口支持形仕切りパネルを含む幾つかの異なった自立形ベースパネルを含むと共
に、構造用エキスプレスウェイ構造体、トランザムサブフレーム、サブフレーム
用のカバー、およびサブフレームに取り付け可能なガラスモジュールを有する頭
上システムを含む。

【図２】 図１に示されている内部開放形仕切りパネルに取り付けられた頭
上システムの破断した正面図であり、エキスプレスウェイ構造体およびトランザ
ムサブフレームをわかりやすくするためにカバーを取り除いている。

【図３】 図１に示されている内部開放形仕切りパネルに取り付けられた頭
上システムの破断した端面図であり、エキスプレスウェイ構造体およびトランザ
ムサブフレームをわかりやすくするためにカバーを取り除いている。

【図４】 トランザムサブフレームの下部分を含む構造用エキスプレスウェ
イ構造体の破断した斜視図あり、対向端部はそれの鏡像である。

【図５】 トランザムサブフレームの下部分を含む構造用エキスプレスウェ
イ構造体の破断した正面図であり、対向端部はそれの鏡像である。

【図６】 トランザムサブフレームの下部分を含む構造用エキスプレスウェ
イ構造体の破断した端面図であり、対向端部はそれの鏡像である。

【図７】 図４に示されている構造用エキスプレスウェイ構造体の分解斜視
図であり、内部開放形仕切りパネルに取り付けるための構造体を含む。

【図８】 図５に示されている構造用エキスプレスウェイ構造体の破断端面
図であり、ユーティリティ支持ブラケットおよび作業工具レールを含む。

【図９】 図８に示されている支持ブラケットの斜視図である。

【図１０】 図８に示されている支持ブラケットの平面図である。

【図１１】 内部開放形仕切りパネルの上に取り付けられている構造用エキ
スプレスウェイ構造体を示すが、それに取り付けられるトランザムサブフレーム
がないためにその上部が覆われている状態にある破断端面図である。

【図１２】 図２と同様であるが、部分的に断面で示す拡大破断側面図であ
る。

【図１３】 図２のＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線に沿った断面図である。

【図１４】 図２のＸＩＶ−ＸＩＶ線に沿った断面図である。

【図１４Ａ】 図１４と同様であるが、変更形状の断面図である。

【図１５】 図３のＸＶ−ＸＶ線に沿った拡大破断断面図である。

【図１６】 図１５に示されているトランザムカバーの後側の斜視図である
。

【図１６Ａ】 図１６に示されているトランザムカバーに付けられた上コネ
クタの斜視図である。

【図１７】 図１５と同様の、変更形上コネクタを有する変更形トランザム
カバーの破断縦断面図である。

【図１７Ａ】 図１７のＸＶＩＩＡ円で囲んだ部分の拡大図である。

【図１７Ｂ】 図１７Ａの斜視図である。

【図１８】 図１に示されているガラス支持窓構造体の拡大破断図である。

【図１９】 図１８のＸＩＸ−ＸＩＸ線に沿った断面図である。

【図２０】 窓フレームを形成する押し出し部材を含むが、ガラス板を含ま
ないガラス支持トランザム構造体の分解正面図である。

【図２０Ａ】 ガラス板を含む窓フレームを形成する押し出し部材の分解斜
視図である。

【図２０Ｂ】 窓フレームアセンブリを形成する押し出し部材の斜視図であ
り、ガラス板およびガラス固定具を分解して示している。

【図２１】 図１８のＸＸＩ−ＸＸＩ線に沿った断面図である。

【図２１Ａ】 図２１と同様であるが、窓アセンブリの下押し出し部材を平
形上部を有するベース仕切りパネルに取り付けるための下チャネルアダプタを含
む断面図である。

【図２２】 図１８のＸＸＩＩ−ＸＸＩＩ線に沿った断面図である。

【図２３】 図２２の分解図である。

【図２４】 図１８のＸＸＩＶ−ＸＸＩＶ線に沿った断面図である。

【図２５】 図２４の分解図である。

【図２６】 図２５に示されている図と同様であるが、外側縁部を壁の見え
る端部に使用できるように窓フレームの外側縁部をトリムカバーで覆った場合の
断面図である。

【図２７】 ガラス支持トランザム構造体を天井チャネルとベース仕切りパ
ネルの構造用エキスプレスウェイ構造体の上部との間でベース仕切りパネルに組
み付ける方法を示す斜視図である。

【図２７Ａ】 ガラス板を含み、トランザムサブフレームに当ててベース仕
切りパネル上に配置する準備ができている窓フレームアセンブリの斜視図であり
、後側からトランザムサブフレームの背後に当てる後部材を分解して示している
。

【図２８】 図４および図７と同様であるが、図１に示されている消音仕切
りパネルに取り付けるための構造体を含む構造用エキスプレスウェイ構造体の分
解斜視図である。

【図２９】 ガラス支持形ベースパネル用の構造用エキスプレスウェイ構造
体と、それと組み合わされるトランザムサブフレーム取り付け部とを示す分解斜
視図である。

【図３０】 図２９に示されている構造用エキスプレスウェイ構造体の断面
図である。

【図３１】 図３０に示されている構造用エキスプレスウェイ構造体の分解
図である。

【図３２】 戸口支持形ベースパネルの上に取り付けられた構造用エキスプ
レスウェイ構造体と、それと共に使用するように構成されたトランザムサブフレ
ームとの分解斜視図である。

【符号の説明】

４６ 構造用エキスプレスウェイ構造体 ４７ トランザムサブフレーム ６１ コネクタ ６４ トルクボックスブラケット

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年５月１２日（２０００．５．１２）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＵ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＥＥ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＲ， ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＬＣ，Ｌ Ｋ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＶ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＸ，ＮＯ ，ＮＺ，ＰＬ，ＲＯ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ (72)発明者 バティー、デイヴィッド・ジェイ アメリカ合衆国、ミシガン州、ケントウッ ド、ビリングス・コート・エス・イー 1116、アパートメント ３ビー (72)発明者 チャーチル、デイヴィッド・ピー アメリカ合衆国、ミシガン州、カラマズ ー、サウス・シックスス・ストリート 7261 (72)発明者 デイヴィーズ、ジェイムズ・エイチ カナダ国、オンタリオ・エム４ピー・２エ イ８、トロント、シャーウッド・アベニュ ー 152 (72)発明者 ドロート、グレッグ・アール アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ス トウ、クレッセント・ストリート 138 (72)発明者 エルショルツ、マイケル・ディ アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、スリー・マイル・ロード 3472 (72)発明者 フィンク、ロイ・ダブリュ アメリカ合衆国、ミシガン州、ポーテジ、 マンハッタン・ストリート 6725 (72)発明者 グッドマン、スティーヴン・エフ アメリカ合衆国、ミシガン州、ワイオミン グ、セントラル・エス・ダブリュ 2601 (72)発明者 ゴートシマ、スティーヴン・シー アメリカ合衆国、ミシガン州、グランドヴ ィル、ハッピー・ホロウ 4581 (72)発明者 グリーンバーグ、ピーター・シー アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、サ マーヴィル、シダー・ストリート 22 (72)発明者 ヘイガー、アレン・シー アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、アウィクサ・アベニュー・エ ヌ・ダブリュ 1762 (72)発明者 ハルヴォーソン、ハロルド・ジュニア アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、レイナード・ストリート・エ ヌ・イー 700 (72)発明者 ハウダ、ジェイムズ・ディ アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、スプリング・ストリート・エ ヌ・イー 718 (72)発明者 ジェファーズ、ロバート・イー アメリカ合衆国、ミシガン州、エイダ、グ ランド・リバー・ドライブ・エヌ・イー 5866 (72)発明者 ジューリン、ガリー・エス アメリカ合衆国、ミシガン州、カレドニ ア、テリース・コート 8028 (72)発明者 ラチェッティ、ロバート・ジェイ アメリカ合衆国、マサチューセッツス州、 ケンブリッジ、クリーヴランド・ストリー ト ５ (72)発明者 ミード、カール・ジェイ アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、ウォーリンウッド・アベニュ ー・エヌ・イー 36 (72)発明者 ラッセル、スコット・エイチ アメリカ合衆国、ミシガン州、カラマズ ー、イーグル・リッジ 6318 (72)発明者 シャウアー、ピーター・ジェイ カナダ国、オンタリオ・エム１イー・４ダ ブリュ７、スカボロー、リヴォニア・プレ イス 30、アパートメント 817 (72)発明者 シップマン、デイヴィッド・エイ アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、プロスペクト・エヌ・イー 139 (72)発明者 スタチョウィーク、アンソニー・エイ アメリカ合衆国、ミシガン州、ベルモン ト、セヴン・マイル・ロード 5814 (72)発明者 ティングリー、マイケル アメリカ合衆国、オレゴン州、ポートラン ド、ノースイースト・コーチ 3256 (72)発明者 ウィング、ジェネヴィエーヴ アメリカ合衆国、ミシガン州、グランド・ ラピッズ、プレインフィールド・エヌ・イ ー 1711

Claims (48)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 垂直側縁部を有するベース仕切りパネルの上に取り付けるこ
   とができ、その上方に延在するトランザム構造体を支持することができる構造用
   ワイヤ路構造体であって、 １対の外向きの細長いワイヤ路トラフと、 該ワイヤ路トラフの端部付近でその間に取り付けられて、前記ワイヤ路トラフ
   の端部にねじり強さを与えるトルクボックスブラケットとを備えており、該トル
   クボックスブラケットおよび前記ワイヤ路トラフは、前記ワイヤ路トラフの端部
   の内側付近の位置にポケットを形成しており、また、前記ワイヤ路トラフおよび
   トルクボックスブラケットは、それらの上方の荷重を支持することができる構造
   ユニットを形成しており、さらに、 該ポケット内へ延出して前記トルクボックスブラケットおよび前記トラフの一
   方に連結された下端部分を有すると共に、上方へ延出して前記トランザム構造体
   と連結することができる上端部分を有する少なくとも１つの細長い縁部コネクタ
   を備えており、該縁部コネクタは、ワイヤ路トラフの端部に位置し、１つの垂直
   側縁部で前記トランザム構造体を構造的に支持するように構成されている構造用
   ワイヤ路構造体。
2. 【請求項２】 前記トルクボックスブラケットに取り付けられてそれから下
   方に延出する支柱コネクタを含み、該支柱コネクタは、前記ワイヤ路構造体を仕
   切りパネルに構造的に連結するように構成されている請求項１記載の構造用ワイ
   ヤ路構造体。
3. 【請求項３】 第２トルクボックスブラケットを含み、前記第１および第２
   トルクボックスブラケットの１つが前記ワイヤ路トラフの各端部に配置されてい
   る請求項２記載の構造用ワイヤ路構造体。
4. 【請求項４】 第２支柱コネクタを含み、前記第１および第２支柱コネクタ
   は、それぞれ前記第１および第２トルクボックスブラケットの内向きの側縁部に
   取り付けられており、前記第１および第２支柱コネクタは共に、壁パネルの前記
   垂直側縁部から内側に離れている請求項３記載の構造用ワイヤ路構造体。
5. 【請求項５】 前記ワイヤ路トラフに平行に延在し、前記ワイヤ路トラフに
   沿った多数の位置で前記ワイヤ路トラフに構造的に相互連結された細長い補強ブ
   レースを含む請求項４記載の構造用ワイヤ路構造体。
6. 【請求項６】 前記縁部コネクタに取り付けられて、前記トルクボックスの
   ほぼ上方で前記ワイヤ路トラフ上に支持されたトランザムサブフレームを含み、
   該トランザムサブフレームは、調節式に伸張可能であって、建物天井に連結でき
   るように構成されている請求項２記載の構造用ワイヤ路構造体。
7. 【請求項７】 前記ワイヤ路トラフの上方で建物天井までの空間を覆うため
   に、前記ワイヤ路トラフの一方に取り外し可能に取り付けられる装飾外装体を含
   む請求項６記載の構造用ワイヤ路構造体。
8. 【請求項８】 前記トランザムサブフレームおよび前記ワイヤ路トラフの上
   部にはめ合い式に取り付けられるように構成されていると共に、前記ワイヤ路ト
   ラフの上方で建物天井までの空間を満たすように構成された窓アセンブリを含む
   請求項６記載の構造用ワイヤ路構造体。
9. 【請求項９】 前記ワイヤ路トラフはそれぞれＣ字形であって、それに設け
   られた上下フランジ間に空間を形成しており、該空間を覆うために上下フランジ
   の少なくとも一方にスナップ式に取り付けられたカバーを含む請求項１記載の構
   造用ワイヤ路構造体。
10. 【請求項１０】 前記ワイヤ路トラフの一方に取り付けられて、作業関連の
    仕事をしやすくする付属品を支持するための支持ブラケットおよび作業工具レー
    ルを含む請求項１記載の構造用ワイヤ路構造体。
11. 【請求項１１】 前記ワイヤ路トラフの一方に取り付けられた照明器具を含
    む請求項１記載の構造用ワイヤ路構造体。
12. 【請求項１２】 床および天井を含む建物空間を分割する壁システムであっ
    て、 仕切りフレームを有するベース仕切りパネルと、 天井に取り付けられるように構成されて、下向きのフランジを有する天井チャ
    ネルと、 下端部で前記仕切りフレームに取り付けられ、上端部で前記天井チャネルに取
    り付けられた調節式伸張可能なトランザムサブフレームとを備えており、該トラ
    ンザムサブフレームおよび前記仕切りフレームの一方が、前記仕切りフレームの
    上縁部付近でベース仕切りパネルの面に近接した位置に上向きに延出したフラン
    ジを含み、さらに、 前記仕切りフレームの上縁部と天井との間の空間を覆う形状のトランザムカバ
    ーを備えており、該トランザムカバーは、上向きに延出したフランジに係合する
    フック付き下コネクタを含むと共に、前記天井チャネル上の下向きフランジに係
    合するように構成された上側コネクタを有する上縁部を含む壁システム。
13. 【請求項１３】 前記上側コネクタは、前記トランザムカバーの着脱を容易
    にする第１位置と、前記トランザムカバーの上縁部を前記天井チャネルに保持す
    る位置である調節された第２位置との間を移動可能な可動取り付けフランジを含
    む請求項１２記載の壁システム。
14. 【請求項１４】 前記取り付けフランジは、前記第２位置にある時、前記下
    向きフランジに近接した位置にあり、前記下向きフランジにねじ留めしやすくす
    るねじ穴を含む請求項１３記載の壁システム。
15. 【請求項１５】 前記取り付けブラケットは、前記取り付けフランジを作動
    可能に支持する細長い可撓性アームを含む請求項１４記載の壁システム。
16. 【請求項１６】 前記可撓性アームは、平形クロス部分を有し、水平に延出
    して、前記取り付けフランジを垂直方向に移動させるように屈曲可能である請求
    項１５記載の壁システム。
17. 【請求項１７】 前記上側コネクタは、下向きフランジを天井チャネルに摩
    擦係合させるばねクリップを含む請求項１２記載の壁システム。
18. 【請求項１８】 前記カバーパネルの上方で天井までの隙間を覆うために、
    天井に隣接した位置で前記天井チャネルに取り付けられるように構成されたトリ
    ム部材を含む請求項１２記載の壁システム。
19. 【請求項１９】 前記天井チャネルは、溝を形成しており、前記トリム部材
    は、前記トリム部材を所定位置に固定するために該溝に摩擦係合する形状のコネ
    クタを含む請求項１８記載の壁システム。
20. 【請求項２０】 前記ベース仕切りパネルは、前記ベース仕切りパネルの上
    に取り付けられた構造用エキスプレスウェイ構造体を含み、該構造用エキスプレ
    スウェイ構造体は、前記トランザムカバー上の下側コネクタと係合するように上
    向きに延出したフランジを含み、前記トランザムカバーは、水平方向調節するた
    めに該上向きに延出したフランジに沿って摺動可能である請求項１２記載の壁シ
    ステム。
21. 【請求項２１】 床および天井を含む建物空間を分割する壁システムであっ
    て、 上表面を有するフレーム部材を含むフレームを有するベース仕切りパネルと、 天井に取り付けられるように構成された天井チャネルと、 下端部で前記フレーム部材に取り付けられ、上端部で前記天井チャネルに取り
    付けられた調節式伸張可能なトランザムサブフレームと、 前記フレームの上縁部と天井との間の空間にはめ込まれる形状の窓構造体とを
    備えており、該窓構造体は、前記上表面にはめ合い係合するように構成された下
    部分と、壁システムの面から前記サブフレームに摺動可能にはめ合い係合する形
    状を有する側部分と、前記天井チャネルにはめ合い係合する形状を有する上部分
    とを備えた窓フレームを含む壁システム。
22. 【請求項２２】 前記トランザムサブフレームは、前記側部分を壁システム
    の前部から所定深さまでに受け取る矩形の周縁リセスを形成している請求項２１
    記載の壁システム。
23. 【請求項２３】 前記ベース仕切りパネルは、非平面的上表面を含み、前記
    下部分は、上部チャネルにかみ合い係合する請求項２１記載の壁システム。
24. 【請求項２４】 前記側部分の各々は、前記トランザムサブフレームにはめ
    合い係合する主押し出し部材を含み、さらに、該主押し出し部材に取り付けてそ
    の間に前記トランザムサブフレームを捕らえることができる後部取り付け押し出
    し部材を含む請求項２１記載の壁システム。
25. 【請求項２５】 前記上部分は、主押し出し部材と、後部取り付け押し出し
    部材とを含み、それぞれが前記天井チャネルの対向側部に当接するフランジを含
    む請求項２１記載の壁システム。
26. 【請求項２６】 前記ベース仕切りパネルは、長手方向／垂直方向中心面を
    有し、前記窓構造体は、前記ベース仕切りパネルの前記長手方向／垂直方向中心
    面から前方寄りの位置でそれに取り付けられた単一のガラス板を含む請求項２１
    記載の壁システム。
27. 【請求項２７】 前記トランザムサブフレームは、前記窓構造体を収容する
    ための前方開放周縁リセスを形成して、前記窓構造体を前記ベース仕切りパネル
    の前部から挿入することができるようにした請求項２１記載の壁システム。
28. 【請求項２８】 仕切りシステムと天井との間の頭上空間を閉鎖する方法で
    あって、 垂直側縁部および上縁部を有するベース仕切りパネルを準備する工程と、 １対の調節式伸張可能なトランザムサブフレームを前記垂直側縁部の各々の上
    縁部と天井チャネルとに取り付けて、該サブフレームが前記ベース仕切りパネル
    および前記天井チャネルと結合してその間に頭上空間を形成するようにする工程
    と、 前記頭上空間を覆う形状を有し、前記天井チャネルおよび前記ベース仕切りパ
    ネルに取り付けられるように構成されたコネクタを含むトランザムカバーを準備
    する工程と、 前記サブフレーム、前記天井チャネルおよび前記ベース仕切りパネルの上縁部
    にはめ合い係合する形状を有する窓フレームを備えて、前記頭上空間を覆う形状
    を有する窓アセンブリを提供する工程と、 前記トランザムカバーおよび前記窓アセンブリの１つを選択して、前記頭上空
    間内に固定する工程とを含む方法。
29. 【請求項２９】 前記選択段階は、前記トランザムカバーを選択することを
    含み、さらに、前記トランザムカバー上の下側コネクタを前記ベース仕切りパネ
    ルの上縁部に取り外し可能に係合させる工程を含む請求項２９記載の方法。
30. 【請求項３０】 前記トランザムカバーは、上縁部と、その上の可動コネク
    タとを含み、さらに、前記トランザムカバーを前記天井チャネルに取り付けるた
    めに該可動コネクタを垂直方向に調節する工程を含む請求項３０記載の方法。
31. 【請求項３１】 前記トランザムサブフレームは、リセスを形成しており、
    前記窓アセンブリを前記トランザムサブフレームの該リセスと整合させる工程を
    含む請求項３０記載の方法。
32. 【請求項３２】 壁パネルシステムおよび天井間の頭上空間を閉鎖するキッ
    トであって、 垂直側縁部および上縁部を有するベース仕切りパネルと、 天井に取り付けられるように構成された天井チャネルと、 下端部が前記垂直側縁部の各々の上縁部に取り付けられるように構成され、上
    端部が前記天井チャネルに取り付けられるように構成されて、前記ベースパネル
    および前記天井チャネルに取り付けられた時に頭上空間を形成する１対の伸張可
    能なトランザムサブフレームと、 前記頭上空間を覆う形状を有しており、前記サブフレーム、前記天井チャネル
    および前記ベースパネルの少なくとも１つに取り付けられるように構成されたコ
    ネクタを含むトランザムカバーと、 前記頭上空間を覆う形状を有しており、前記サブフレーム、前記天井チャネル
    および前記ベースパネルにはめ合い係合する形状を有する窓フレームを含む窓ア
    センブリとを備えており、これによって、前記頭上空間を覆うために、前記トラ
    ンザムカバーおよび前記窓アセンブリを選択的に使用することができるようにし
    たキット。
33. 【請求項３３】 前記トランザムカバーおよび前記窓アセンブリの少なくと
    一方は、前記上縁部にはめ合い係合するように構成された下表面を有する請求項
    ３３記載のキット。
34. 【請求項３４】 前記トランザムカバーは、可動コネクタを取り付けた上縁
    部を含み、該可動コネクタは、前記天井チャネルに取り付けることができるよう
    に調節可能である請求項３３記載のキット。
35. 【請求項３５】 建物空間を分割する壁システムであって、 垂直側縁部および上縁部分を有すると共に側板を含む剛直フレームを有する仕
    切りパネルと、 該側板に取り付けられて、前記上縁部分に沿って水平通路を形成しており、重
    量に耐えて作業工具付属品を支持するように構成された１対の外向きの細長いワ
    イヤ路トラフと、 該ワイヤ路トラフの一方に連結される形状を有する取り付けフランジを含むと
    共に、該取り付けフランジから側方に離して設けられて前記一方のワイヤ路トラ
    フ上に付属品を支持するように構成された本体を含むブラケットとを備えた壁シ
    ステム。
36. 【請求項３６】 前記ワイヤ路トラフ間に配置されてそれに取り付けられた
    １対のトルクボックスブラケットを含み、該トルクボックスブラケットの各々は
    、差し込み式コネクタの対応のものに取り付けられる取り付け面を有する請求項
    ３６記載の壁システム。
37. 【請求項３７】 前記ブラケットに取り付けられた照明器具を備えた請求項
    ３６記載の壁システム。
38. 【請求項３８】 前記ワイヤ路トラフの一方に取り付けられて、天井チャネ
    ルに連結されるように構成された調節式伸張可能なトランザムサブフレームを備
    えた請求項３６記載の壁システム。
39. 【請求項３９】 構造用エキスプレスウェイ構造体の一側部のブラケットに
    取り付けられた付属品を支持する作業工具レールを備えた請求項３６記載の壁シ
    ステム。
40. 【請求項４０】 建物空間を分割する壁システムであって、 垂直側縁部および上縁部を有する壁仕切りパネルを備えており、該壁仕切りパ
    ネルは、該垂直側縁部付近に側板を設けたフレームを含むと共に、前記垂直側縁
    部に沿って前記側板に取り付けられた１対の細長い垂直方向に延在するコネクタ
    を含み、該垂直方向に延在するコネクタは、前記上縁部の上方に延出した上端部
    を含み、また前記壁仕切りパネルは前後面を有してその間に垂直方向／長手方向
    中心面を定めており、さらに、 前記垂直方向に延在するコネクタの対応のものの上端部に取り付けられた下側
    の細長いフレーム部材と、天井チャネルへの連結に適用されるフランジを有する
    上側の入れ子式調節可能なフレーム部材とをそれぞれが含む１対の入れ子式調節
    可能なトランザムサブフレームを備えており、前記下側の細長いフレーム部材は
    、垂直方向／長手方向中心面に対して不均一な断面を定めるフランジを有する壁
    システム。
41. 【請求項４１】 前記下側の細長いフレーム部材の前記フランジは、窓フレ
    ームアセンブリを収容するための拡大リセスを前面に形成する第１フランジを含
    むと共に、前記窓フレームに当接して前記窓フレームを所定の挿入深さに位置決
    めする第２フランジを含み、前記第１フランジは、垂直方向／長手方向中心面か
    ら離れた位置にあって、前記第２フランジより大きい寸法を有して前記サブフレ
    ームに改善されたねじりおよび引張り強さを与えることができる請求項４１記載
    の壁システム。
42. 【請求項４２】 前記下側の細長いフレーム部材は、Ｇ字形断面を有する請
    求項４２記載の壁システム。
43. 【請求項４３】 前記トランザムサブフレーム対の間で構造用エキスプレス
    ウェイ構造体の上に取り付けられるように構成された窓構造体を備えており、該
    窓構造体は、前記垂直方向／長手方向中心面から前方寄りの位置にガラス板を含
    む請求項４１記載の壁システム。
44. 【請求項４４】 前記壁仕切りパネルは、Ｓ字形断面を有する側板を含む請
    求項４１記載の壁システム。
45. 【請求項４５】 建物空間を分割する壁システムであって、 ベース仕切りパネルと、 天井チャネルと、 前記ベース仕切りパネルおよび前記天井チャネル間に取り付けられるように構
    成された伸張可能なトランザムフレームと、 作業現場で容易に切断することができる材料で形成された上縁部分を有するト
    ランザムカバーとを備えており、該上縁部分に取り付けられて、取り外して、前
    記トランザムカバーの上縁部分の一部を切り離した後に前記トランザムカバーに
    取り付け直すことができるように構成された取り外し可能な上側コネクタを含み
    、該上側コネクタは、前記天井チャネルおよび前記伸張可能なトランザムフレー
    ムの一方に固定的に係合することによって前記トランザムフレームを覆う位置に
    前記トランザムカバーを保持するように構成されており、これによって前記トラ
    ンザムカバーを作業現場で所望寸法に切断することができるようにした壁システ
    ム。
46. 【請求項４６】 建物空間を分割する壁システムであって、 オフィス領域を形成するために再配置可能に相互連結することができる複数の
    異なったベース仕切りパネルを備えており、該異なったベース仕切りパネルの各
    々は、上縁部分および向き合った垂直側縁部を含み、前記異なったベース仕切り
    パネルは、ユーティリティを柔軟に担持することができる内部開放形仕切りパネ
    ルと、吸音仕切りパネルと、ガラス支持形仕切りパネルとを含み、前記異なった
    仕切りパネルの各々は、それぞれの上縁部分に沿って形成された高架構造ワイヤ
    路を有し、前記複数の異なった仕切りパネルの各々は、該高架ワイヤ路を垂直方
    向に調節して整合させるように構成されたレベラーを有して、オフィス領域を形
    成するために相互連結されている壁システム。
47. 【請求項４７】 前記異なったベース仕切りパネルは、戸口形成用仕切りパ
    ネルを含む請求項４７記載の壁システム。
48. 【請求項４８】 天井を有する建物空間を分割する壁システムであって、 オフィス領域を形成するために相互連結された複数の異なったベース仕切りパ
    ネルを備えており、該異なったベース仕切りパネルの各々は上表面を有し、前記
    異なったベース仕切りパネルは、ユーティリティを柔軟に収容することができる
    内部開放形仕切りパネルと、吸音仕切りパネルと、ガラス支持形仕切りパネルと
    を含み、さらに、 複数の垂直方向に延在した同様形状のトランザムフレームを含むトランザムシ
    ステムを備えており、前記トランザムフレームの少なくとも１つが前記異なった
    ベース仕切りパネルの各々に取り付けられて、対応の異なったベース仕切りパネ
    ルの上表面から天井まで延在している壁システム。