JP2002505581A - 脱水されたジャガイモ製品をマイクロ波を用いて作る方法 - Google Patents

脱水されたジャガイモ製品をマイクロ波を用いて作る方法

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Abstract

(57)【要約】 特にフライドポテトを作ることに適した、脱水されたジャガイモのチップスライスと、それを用いてフライドポテトを製造する方法であって、選択された真空状態の下でマイクロ波エネルギーの適用及び、特定の範囲のマイクロ波エネルギーの適用によって、水の活性度合が0.85未満である乾燥ジャガイモを作る方法。

Description

【発明の詳細な説明】 脱水されたジャガイモ製品をマイクロ波を用いて作る方法 [0001]発明の分野 本発明は、フライドポテトチップスを作るための、貯蔵性のある(shelf stabl e)ジャガイモの生産に関する。 [0002]発明の背景 フライドポテトを作る従来の方法は、例えばマクドナルドやバーガーキング等 のチェーン店については、細長片の様な適当な形に予め薄切りされており、生で 、湯通しした(blanched)又は、パーフライした(par-frled)冷凍ジャガイモを配 給することである。各地のレストラン等は、レストラン内でこれらの冷凍のフラ イドポテトを解凍し、それらをディープフライする。この様な冷凍ジャガイモの 輸送及び配給が、輸送中及び店舗での保存中に必要な冷凍から考えて、かなりの 費用を要することは明らかである。冷凍されたチップスを、それらが使われるま で、冷凍の侭で維持するために必要とされるレストラン内の冷凍用スペースも、 経費の一因となっている。 [0003] フライドポテトの調理に適した、生のジャガイモスライス(slice raw potatoe s)等を供給するための試みが行われ、冷凍を必要としないで、かなり長期の保存 期間を有するスライス等を供給することは、以前よりこの産業の目的であった。 しかし、出願人の知る限りでは、例えばレストランが受け入れできる程度の品質 であって、脱水された製品を製造することに誰も成功していない。従って、冷凍 で生のフライドポテトを使用する方法は、新鮮なジャガイモが、店舗で皮を剥か れ、薄切りされ、調理される場合を除くと、実際的である。 [0004] 1978年2月14日にスタンディング オブ ザピルスバリー社へ付与され た米国特許第4,073,952号には、フライドポテトを作ることに適した、脱 水された未調理の又は少しだけ予め調理されたチップを製造するための、特別な 試みが開示されている。この製法に於いて、ジャガイモは、皮が剥かれ、薄切り され、湯通しされ、約80°F以下まで冷却される。この後、生のチップスの周 囲の熱気中で、選定された相対湿度の状態の下で乾燥され、マイクロウェーブエ ネルギーを使い、総乾燥エネルギー入力の約50−90%を供給して、水分含有 量を12%以下にまで下げる。 [0005] この技術は、適度に脱水された製品を提供する。しか し、これは、事業を行う者によって、十分なものとは考えられていないので、業 務用には採用されていない。 [0006]本発明の簡単な説明 本発明の目的は、特にフライドポテトを作ることに適した、脱水されたジャガ イモの製造方法を提供することである。 概括的には、本発明は、特にフライドポテトを作ることに適した、脱水ジャガ イモを製造する方法に関する。この方法は、ジャガイモの皮を剥き、洗浄し、切 って、フライドポテトを製るのに適した形状のジャガイモチップスライスを作り 、前記ジャガイモチップスライスをブランチ(blanching)して、乾燥に適した、 ブランチされた未調理のチップスライスを作り、前記ブランチされたチップスラ イスを、真空マイクロ波乾燥工程へ置く。該乾燥工程において、前記ブランチさ れたチップスは、水銀柱で少なくとも20インチの負圧で真空状態に晒され、こ の間、チップスライスが膨らみ過ぎることによって、ブランチされたチップスラ イスの構造上の一体性(integrity)を著しく損なうことがない様に、ブランチさ れたジャガイモチップスライスの縮みを抑制する割合で、且つブランチされたジ ャガイモチップスライスの水分含有量を、水の活性度合(water activity)が0. 85未満にまで減じる量のマイクロ波エネルギーを供給し、フライドポ テトの製造に適した、乾燥された未調理のジャガイモチップスライスを製る。 [0007] 前記のブランチされたジャガイモスライスは、真空状態と、マイクロ波に晒さ れている間、混合され、真空マイクロ波乾燥工程の際にチップスライスから遊離 した水分を、運び去ることが出来る程の気流に吹かれることが望ましい。 前記ブランチは、ジャガイモチップスライスのパーフライ(par frying)を含む ことが望ましい。 前記真空状態は、少なくとも水銀柱24インチが望ましく、26〜28インチ が更に望ましい。 前記マイクロ波エネルギーは、少なくとも始めに、ブランチされたジャガイモ チップスライス1kg毎に2〜4kwの割合で供給されることが望ましい。 水分の活性度合(moisture activity)は、0.6以下であることが望ましい。 乾燥未調理の前記ポテトチップスライスは、水分と酸素との接触を制限した保 護状態で包装されることが望ましく、少なくとも6ケ月の保存期間のある未調理 チップスライスの包装製品として提供される。 [0008]図面の簡単な説明 更なる特徴、目的及び利点は、添付図面と関係付けら れた、下記の本発明の望ましい実施例の詳細な説明から、明らかになるであろう 。 図1は、本発明の望ましい実施例を示す、概略的なフロー図である。 [0009]望ましい実施例の説明 図1を参照して、第1工程は、1に示す様に、ジャガイモの皮を剥いて洗浄す ることであって、次にこれらを、フライドポテトを製るために望まれる様な、要 求される形状及び大きさのスライスに切られる。次に、これらのジャガイモのス ライスは、3に示す様に、ブランチされる。ブランチ工程は、熱湯や水蒸気の中 でブランチされる場合、スライスに、燐酸ソーダ及び塩化ナトリウムを加えるこ とと対になっていることが望ましい。また、望まれる場合、チップスライスは、 これらの成分を含む溶液に予め浸してからブランチされてもよい。塩化ナトリウ ム及び燐酸ソーダを加える工程は、必要不可欠なものではないが、塩化ナトリウ ムの添加、例えばブランチする水又は浸す水の重量を基準として約5%の量を加 えることは、乾燥製品内の水の活性度合を減らすことに役立つ。ブランチする水 の重量を基準として約1.5%の燐酸ソーダを添加することは、メイラード褐色 化(Maillard browning)に対して、より抵抗力がある製品を生成し、製品の安定 性を改良する。 [0010] ブランチは、任意の従来の方法、例えば水蒸気によって、或いは熱湯中又は単 に65〜100℃の間の温度で加熱することによって、行われてもよい。また、 ブランチ工程のときに、チップスライスが油で揚げられたり、短時間で炒められ たりして、幾分かは水分を追い出すが、チップスライスの実質的な調理はしない 、チップスライスのパーフライをする事も可能である。 次に、ブランチ技術によっては、ブランチの直後に粘着防止工程(sticking re tardation step)4に於いて、チップスライスをすすいで(rinse)、又は乾かして 、ブランチされた、生のチップスライスの表面の澱粉を多少取り除き、これによ ってスライスどおしのくっつきを減らすことが望ましい。即ち、ブランチされた チップスライスの表面の澱粉は、チップスライスが互いにくっつき合うという結 果になることがあり、後の乾燥工程をより困難にするからである。 粘着防止工程4は、ブランチされたチップスライスの状態即ち、スティッキン グの問題がどれ程深刻であるかによって行なわれる随意なものである。 [0011] ブランチされた未調理のチップスライスは次に、5で示す真空マイクロ波乾燥 工程へ置かれる。チップスライスが工程5で受ける条件は、本発明の使用によっ て望ま しい結果を得るためには極めて重要である。 チップスライスは、ブランチされたチップスライス1キログラム当たり3〜5 キロワット(kw)オーダーの、適当な高い強度のマイクロ波エネルギーが当てられ る。ブランチされたチップスライス1キログラム当たり約4kwで、少なくとも1 7分間当てることが望ましいが、チップスライスを実質的に調理する程の時間で はない。チップスライスがマイクロ波エネルギーを当てられると同時に、チップ スライスが、少なくとも水銀柱(Hg)が20インチの真空状態に晒されることも 必要不可欠であり、少なくとも水銀柱24インチの真空状態で操作されることが 望まれる。最も良い結果が得られるのは、真空状態が、水銀柱26〜28の間に 維持される場合である。 [0012] チップスライスが、真空マイクロ波乾燥工程5に晒されている時、チップスラ イスは、激しく動かされ、例えば毎分3〜15回転(rpm)で回転されており、空 気で吹き飛ばされていることが望ましく、この工程5の間にチップスライスから 漏れ出る水蒸気を少しでも運び去るために要求される様な状態にされる即ち、水 蒸気が、真空状態及びマイクロ波エネルギーの適用によって生成される時、直ち に運び去られる。 真空状態が低く維持され、エネルギーが、真空状態と調和して働き、それによ って、チップスライスの温度は、 チップスライスに調理が入る様な温度及び加熱時間にまでは上昇しない様にし、 マイクロウェーブ乾燥工程5の際にチップスライスに実質的な見だった調理が加 えられないことが、大変重要である。 [0013] 真空マイクロ波乾燥工程5は、乾燥されたジャガイモチップスライスの水分含 有量が、約20%のオーダーになるまで減じられたときに終えられる。より詳細 には、水の活性度合(Aw)が、0.85を越えない、望ましくは0.65、更に望 ましくは0.6を越えないことが重要である。 この説明中に使用される水の活性度合(Aw)は、溶液又は水を含んだ固体の特 性を定める。これは、同じ温度の真水から出る水蒸気の平衡分圧に対する、上部 の空間中の水蒸気の平衡分圧の比である。従って、水の活性度合(Aw)は、1( 1)と0(0)の間の値を有するであろう。 [0014] マイクロ波エネルギーは、チップスライスから、それの構造上の一体性を著し く損なうことなく、実際的に出来るだけ速く水を取り除く速度で加えられること が望ましい。即ち、マイクロ波エネルギーを高強度に加えすぎたことによって製 品に層の剥離を起し、そのため末端消費者に提供するには著しく不適当で、受入 れられない程に製品を損うことがない様にするのが大切である。 真空マイクロ波で乾燥された製品又は、乾燥製品(チップスライス)は、例えば 、風乾(air-drying)又は赤外線乾燥(infraired drying)等によって、工程6に示 す様に更に乾燥されるが、チップスライスの加熱調理はしない。チップスライス の水分含有量が、Awが0.6未満になるように十分減少されている場合、この 追加的な乾燥工程は、必要とされないことが一般的である。 [0015] こうして生産された乾燥製品(加熱調理はされていないチップスライス)は次に 、7に示す様に包装されるが、製品の水分含有量が実際に増すことを防ぎ、酸化 を減らすために、実際的に水分不浸透性(moisture impevious)及び酸素不透過性 である容器に詰められることが望ましい。特に、Aw=0.6より高い水の活性 度合を有する、これらの乾燥された未調理のチップスライスは、任意の工程8で 示すように、チップスライスを低温雑菌し、望ましくは実質的な調理がチップに 加わらない短時間で高温度を加えることによって、貯蔵期間は改善される。 従って、製造され詰められたチップスライスは、工程9に示す様に、望まれる 期間室温で貯蔵される。この様に製造され、詰められたチップスライスは、チッ プスライス品質を殆ど低下することなく、最低6ヶ月の期間貯蔵される。 [0016] 包装された未調理チップスライスを使用(調理)することが望まれるとき、工程 9によって示す様に、チップを水和(hydrate)させることが必要であって、これ は例えば、沸騰水へ20分間浸ける。 又は水に浸けて加熱し、時間をかけて製品を水和させる。この場合、水和工程 の全体を沸騰水で行なうなら20分間であるが、一般的には20分以上の時間を 掛けることが必要である。 水和の間に、塩化カルシウムを水和水へ加えることも望ましく、これは、容器 から取り出された際、チップスライスの重量を基準として約0.2%を使用する ことが、調理されたフライドポテト製品の強度の特性を改良するのに役立つこと からわかる。チップスライスは、一旦水和されると、通常、10で示す様に水が 切られ、それらが食べられようとする直前にフライされる。フライは、あらゆる 従来の器具を用いて従来的な方法で行われ、次にフライされたチップスは、12 で示す如く望まれるように調味される。 [0017]実施例 下記の実施例は、本発明の適用を説明し、これによって得られた製品と、市販 の対抗製品とを比較する。工程は、図1中のものと対応するように番号が付され ており、該製法を実行するための各工程に於いて使用される特定 の状態を説明する。1.ジャガイモの皮剥き/洗浄。 各地で購入されるラセットポテト(Russet potatoes)は、一般に入手可能な 、手で握られるジャガイモ用皮剥機を使って、手で皮が剥かれた。これらは、蛇 口から流れ出る冷水の下で洗われた。収量データが収集された。1回に10〜1 5kgが同時に処理された。 更に、冷凍のマクドナルドのフライ(断面積1/4×1/4インチ)は、それの供給業 者から得られた。冷凍のマクケインの靴紐状(shoe string)のフライ(断面積1/4 ×1/4インチ)は、各地の食料雑貨店から得られた。両方の業務用製品は、伝えら れるところによると、パーフライした後に冷凍された。 [0018]2.細長片状に切る 1で説明した、皮が剥かれたラセットポテトは、適当な取付具で固定されたホ バートカッター(Hobart Cutter)(モデル84142)で、フライドポテトの細長片状に 切られた。3つの異なった大きさ即ち、断面積1/2×1/2インチ、3/8×3/8インチ 及び1/4×1/4インチの細長片が切られた。皮が剥かれたポテトの各々は、手でカ ッターへ供給された。ポテトは、フライドポテトの長さを最大にするために、長 手方向に並べられた。良い細長片とは、少なくとも真直ぐな3辺を有するものだ と考えられた。それらは、 スライバー(sliver)から分離されて、遊離した(free)澱粉を取り除くために、蛇 口から流れ出る冷水の下で洗われ、水切りされ、またブランチの前に計量された 。 [0019]3.ブランチ 3つの異なったブランチ工程の例が、下記の段落a)、b)及びc)で説明され、そ れぞれが、本発明を実行するために用いることができることを示している。 a) NaCl 及びSAPPの沸騰溶液中で実施 上記の段落1及び2で説明された様に下ごしらえされた、生で、洗浄されたフ ライドポテト片は、水に塩化ナトリウム(NaCl)1%〜7%及び、ソジウムアシッ ドピロホスフェート(sodium acid pyrophosphate)(SAPP)0.5〜2.5%を含む 沸騰溶液中へ置かれた。各大きさの細長片についての最小限のブランチの必要条 件は、実験的に決定された。1分〜7分の範囲で、異なる長さの時間、沸騰溶液 中に置かれた。ポリフェノールオキシダーゼ(PO)の活動に因る、黒色の発生(b lack color development)は、熱処理の適切さに関する示標として利用された。1 /4インチの細長片には2分間のブランチが必要であり、3/8及び1/2インチの細長 片には3分間のブランチが必要であった。 溶液中のNaClは、風味のため及び、乾燥製品内の水の活性度合(Aw)の減退を 助けるために使われた。SAPPは、 延長された貯蔵期間中の乾燥フライに発生すると思われる、主に非酵素メイラー ド反応(non-enzymatic Maillard reaction)に因る褐色の発生(brown color deve lopment)を防止する。この溶液中で茹でられる時間の上限は、3/8及び1/2インチ 片については7分であり、1/4インチ片については5分である。これらの時間を 越えると、細長片は調理しすぎになる。 b) 蒸気中で実施 上記のジャガイモ片は、金網の上へ置かれ、沸騰水を容れた蒸気ジャケット式 の2フィート直径の鍋の上方に配置と、じゃがいも片の上から蓋を鍋の上へしっ かりと置いて、蒸気でブランチした。 細長片は、3、5及び10分間蒸気に晒した後に取り出されて、冷却され、1 2〜20時間後、黒色の発生について観察された。いずれのサンプルも黒色を発 生しなかったので、3分間は、3つの大きさの細長片全てに於いて、POを不活 性にするに足りる処理であるとみなされた。 c) マイクロ波中で実施 ジャガイモの細長片を切って、そろえ、洗浄した後、1.5kgのサンプルは乾 燥は続け、真空が加えられる以前に、真空マイクロ波乾燥(VMD)機によって最 大パワー(4KW)で、2、5及び7分間、晒された。乾燥ポテトは、処理の有効 性の示標として、黒色の形成について観 察された。POの適切な不活性化には、大気圧で7分間マイクロ波加熱すること が必要であると判った。 蒸気でブランチされた及び、マイクロ波でブランチされたサンプルは、上記の パラグラフ3.a)に従って、同様の効果を達成するために、NaClとSAPPの溶液中 で浸されることが出来る。 上記3.a)で説明した様なブランチされたジャガイモは、下記の工程に於ける 製法を論証するために使用された。 [0020]4.粘着の防止 パラグラフ3.a).で説明した様なブランチの後、ジャガイモの細長片は、蛇 口から流れ出る冷水(およそ15℃)で、約15秒間すすがれ、表面の澱粉を洗い 流し、これによってVMD時の粘着性(stickiness)を減らす。ジャガイモは、水 切りのために針金製のメッシュスクリーン(mesh screen)へ移され、更に乾燥の ためにVMD回転式ドラム(VMD rotating drum)へ移された。 [0021]5.VMD乾燥 真空マイクロ波乾燥は、4kwのマイクロ波乾燥機内で行われる。サンプルのバ スケットは、水切りされたフライドポテト片を5kgまで保持できる。この実施例 に於いて、1.5kgのサンプルが使用された。バスケットの回転 速度は、毎秒0〜20回転(rpm)に合わされる。通例、6rpmが使われた。最大パ ワーは、水銀柱(Hg)が27インチの真空状態で、16分間使用された。この間 、1,138gの水が取り除かれた。サンプルの水分含有量は、重量で81%か ら約30%まで減じられた。サンプルは、エアードライヤ(air drier)へ移され 、乾燥工程を終える。 乾燥のVMD部分のエネルギー消費は、マイクロ波エネルギーの75%は食品 サンプルによって吸収されると考えられるので、除去水あたり2.53KJ/g計算 された(即ち、4kw(75%有効性)×16分×60秒/分=2,880KJ/除去水1,138g=2.5 3KJ/g)。VMDは、毎分平均71gの水をフライドポテト片から除去した。風乾 は、遥かにゆっくりであって、平均速度0.45g/分で水分を取り除いた。 [0022]6.風乾 VMDサンプルは、65〜73℃に温度設定されたエアードライヤへ移された 。3.5時間後、サンプルの水分は、追加の94gによって、重量で11.2% まで減少された。この時点で、水の活性度合(Aw)は0.546であった。VMD乾燥のフライドポテトと、真空ではないマイクロ波乾燥(NVMD)のフライド ポテトとの密度比較 マクドナルドの冷凍ポテトフライを1.5kg用いてNV MDサンプルは準備された。これらのポテトフライは、マイクロ波チャンバーの 内部の5kg容量の回転ドラム内に置かれ、チャンバーのドアは閉められ、ドラム は6rpmで回転し、4kwのマイクロ波が、5分間大気圧で(真空ではない)加えら れた。5分後、チャンバーは開けられ、チャンバーの内壁から水滴は拭われた。 この手順は4回繰り返され、総計909gの水が取り除かれた。 [0023] 次に、パワーは2kwまで下げて、ドライヤは、更に5分間運転され、更に、1 .5kwのマイクロ波パワーを加えて5分間の追加運転がなされた。この時点で、 1071gの水がサンプルから取り除かれた。 この様に乾燥されたサンプルは次に、65〜73℃の温度で2時間風乾され、 さらに104gの水が追加的に取り除かれ即ち、総計1175gの水が取り除か れた。 次に、このサンプルは計量され、室温まで冷却され、室温で一晩ビニール袋に 入れて保存された。サンプルの水の活性度合Awは次に、21℃で0.657に 決定され、水分含有量は重さで15.3%であった。 [0024] 3種類の1/4インチのフライドポテトについてのVMD及びCVMDバージョ ンのかさ密度(bulk density)は、アブラナの種子(rape seeds)を使用する容量変 位方法(volume displacement method)によって決定された。40 0mlの量のアブラナの種子は、500mlの目盛付きのシリンダー内で使われた。 この約50gの乾燥フレンチフライサンプルに対して、テーブル表面に軽く叩 きながら種子を加えて、十分に詰め、シリンダ中に空間ポケットを無いようにし た。 最初の量の400mlは、フライドポテトのサンプルの総量を決定するために、 混ぜ合わせた量から差し引かれた。各サンプルを詰め込むことは、3回繰り返さ れた。3個の別々のサンプル50gは、各加工について使用された。これには、 マクドナルドのポテト、マクケインのポテト及び実験室で準備した1/4インチの ポテトが含まれた。各加工によるポテトは、真空を伴う及び伴わない状態で、電 子レンジ内で乾燥された。各加工について真空乾燥されたサンプルの平均密度は 、統計的に、真空を利用せずに乾燥されたサンプルと比較された。表1は、これ らの結果の要約である。 表1 真空を伴う場合及び伴わない場合に於ける、マイクロ波エネルギーによっ て乾かされたフライドポテト用ジャガイモ片のかさ密度1の統計学的な比較。 1サンプル(d.b.)をその量で割った重量g/ml。2 9回の読取りの平均。3 標準偏差。4 有意水準(例えば、P=0.05又は0.01)より低い全てのt-統計値は、統計的な差異 を示す。5 戻され(reconstituted)、真空マイクロ波乾燥された(VMD)マクドナルドのフラ イドポテト。6 真空は伴わなず戻されマイクロ波乾燥された(NVMD)マクドナルドのフライドポ テト。7 戻され、VMDされたMcCainのフライドポテト。8 戻されNVMDされたMcCainのフライドポテト。9 戻され、VMDされた、実験用に準備されたフライドポ テト。10 戻されNVMDされた、実験用に準備されたフライドポテト。 [0025] これらの結果から、真空状態の利用によって、乾かされたフライドポテトのか さ密度を大いに減少することが見受けられる。視覚的に、VMDのポテトは、真 空を伴わずに乾かされた同様なポテトより皺が少なく、全体により多孔性であっ て、一般的により魅力的であった。これらは、NVMDのものより、水を加えて 元に戻される(re-hydrated)速度が若干速く、水を加えて元に戻された状態であ るときに、その全体性を良く保った。 [0026]7.包装。 ここで説明した様に製造された、乾燥フライドポテトの包装は、水分及び酸素 に不透過性の可撓性包装に詰められ、物理的な保護及び包装を完全にするために 、大きめのリブのある(ridged)容器の内に入れられることが望ましい。 [0027]8.低温殺菌−随意的 この工程は、イーストやカビによって腐敗を最小限にするために、テストされ たのではない。製品についての微生物に対する健康安全を保証するために、Aw は、0. 85以下まで低減されなくてはならない。Awが0.60以下まで減少された場 合、製品には何も生えない。Awが0.6〜0.85の間である場合、種々の微生 物が発生し、製品を無駄にするかもしれない。従って、乾燥が、0.60<Aw <0.85の時期に終了される場合、第2の安全のための処理が、包装システム 中で行なわれる。これは、包装後の製品の低温殺菌によって又は、CO2を60 〜75%含む雰囲気中に於ける変性大気包装(modified atmosphere packaging)( MAP)によって達成されるであろう。これらの加工のそれぞれについての正確 な条件は、加工が各製品について特異であるから、実験的に決定されることが必 要であって、製品が初めに有していた微生物の量によって決まる。 [0028] 低温殺菌の場合は、乾燥されたポテトは、望まれる保存期間を実現できるよう に、真空状態で可撓性の包装に詰められ、次に、85℃までのヒートトンネル(h eat tunnel)又は熱い液体を通して低温殺菌される。 熱処理がフライドポテトの品質について有害な影響を有する場合、製品は、同 様な可撓性の包装に、60〜75%がCO2でその残りが窒素である大気を満た しながら、詰められるべきである。CO2含量の多い大気には、カビの成長を抑 える効力がある。この技術は、食品産業に於いて一般的に使用されており、比較 的安価である。 この他、ポテトがAw0.60以下まで乾かされる場合、それらをガス及び水 分不透過性の袋に詰めることによって、十分な保存期間を有する製品が製造され るはずである。 [0029]9.水和 本発明を利用して製られた乾燥ポテトは、0.2%(水に対する重量)の塩化カ ルシウム(CaCl2)溶液中で茹でることによって水和された。別の方法では、乾燥 ポテトは、1〜5分間茹でられ更に、同じ液体の中でもう45〜60分間浸され た。沸騰は、水和を容易にしながら、乾燥ポテト片を柔らかくする役目をする。 また、ポテトを更に調理もする。その結果、フライの調理には、時間を掛けなく てよい。 [0030] このサンプルに於いて水和されたジャガイモ片は、その重量のおよそ3.3倍 の水を、水中で30分以内に吸収した。ジャガイモ片の原型は、水和によっても 保たれた。ジャガイモの風味も保たれた。水和されたフライドポテト片は、TA −XT2組織分析器(イギリス、サリー州のスタブルマイクロシステム社製)によ って、組織形状分析(texture profile analysis)(TPA)へ出され、これによっ て、3つの1/4インチの細長片は、毎秒0.5mmのヘッド切断速度(cross head sp eed)で、3mm刃付き断裁機 (guillotine)によって裁断された。TPA曲線は、水和されたVMDポテト、真 空は伴わずに乾燥され、水和されたマイクロ波ポテト及び、管理の時に解凍され たマクドナルドのポテトについて得られた。3種類のポテトの各セットに対して 、3回の読取りが行われた。3種類のポテトの4セットは、各サンプルにつき合 計12回の読取りについて分析された。平均値及び標準偏差が決定された。平均 値は、平均値の比較のために、t−検定によって較べられた。この結果は、表2 に表われている。 [0031] これらの結果から、フライ前に、真空状態で乾燥され、戻されたフライドポテ ト(A)は、統計的には異なるけれども、真空状態なしでマイクロ波乾燥されたも の(B)よりも、管理サンプル(control sample)(C)に似ていたことが判る。これ は、視覚的及び感覚器官の評価によっても確かめられた。この様になったのは、 真空状態では、蒸発温度が低いことに拠って、構造的な損害が、真空状態を伴わ ずに乾燥が行われた場合よりもかなり小さいからであると、我々は信じている。 表2 ディープフライ前のフライドポテト用ジャガイモ片に於ける、硬さ11の統 計学的な比較。 11ニュートン(N)で測定された、第1の組織形状分析曲線の高さ12 9回の読取りの平均。13 標準偏差。14 有意水準(例えば、P=0.05又は0.01)より低い全てのt-統計値は、統計的な差異 を示す。15 戻され、真空マイクロ波乾燥された(VMD)マクドナルドのフライドポテト。16 真空は伴わなわず、戻されマイクロ波乾燥されたマクドナルドのフライドポテ ト。17 解凍されたマクドナルドのフライドポテト。 [0032]10 .水切り 脱水後、ジャガイモ片は、蛇口から流れ出る冷水で洗われた。これらは次に、 フライされる前に、孔明き棚で 10〜30分間放置することによって水切りされた。 [0033]11 .フライ。 水を加えて元に戻されたジャガイモ片は、180〜185℃で1.5分間、カ ノラオイル(Canola oil)中でフライされ、一方冷凍のマクドナルドのサンプルは 、2.5分間ディープフライされた。フライの間に、52〜54.5%の水分が失 われた。生じたフライドポテトは、直径3mmの円筒状のパンチプローブ(punch p robe)を用いることによって、TPAへ提出された。1つのフライドポテト片か ら、3回の連続した読取りが行われた。各加工から、5片がテストされた。9回 の読取りの平均が計算された。統計的な比較は、VMD、NVMD及びマクドナ ルドの冷凍サンプルの間で行われた。すべての読取りは、ディープフライ後の7 分以内に行われた。この結果は、表3に示されている。 [0034] これらの結果から、VMDによるフライドポテトの表面の硬さは、NVMDフ ライ及びマクドナルドの管理(control)によるものより硬かった。同様に、NV MDフライによるものは、マクドナルドの管理によるものより硬かった。感覚的 に、これを、よりカリカリしたフライドポテトだと解釈した。比較された3つの サンプルに関して、VMDが最もカリカリしていた。これらの中実は柔 らかかった。 表3 ディープフライ後のフライドポテト用ジャガイモ片に於ける、硬さ18の統 計学的な比較。 18表2の全ての脚注は、表3にあてはまる。19 15回の読取りの平均が取られた。 [0035]12 .調味 フライした後、フライドポテトは、粒状の食塩で調味されたが、どの種類の調 味料も使用されることが出来る。 本発明を説明してきたが、当該分野の専門家であれば、添付の請求の範囲に規 定される発明の範囲から逸脱することなく変更をなし得ることが明白であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 メイヤー,リチャード シュローマー アメリカ合衆国 ワシントン 98443 タ コマ,エイティース ストリート 3813 イースト (72)発明者 マカラ,ドラガン カナダ国 ブイ5ジェイ 3ビー3 ブリ ティッシュ コロンビア,バーナビー,パ トリック ストリート 5632

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.特にフライドポテトを作ることに適した、脱水されたジャガイモの製造方法 であって、 ジャガイモの皮を剥き、洗浄し、切って、フライドポテトを製るのに適した 形状のジャガイモチップスライスを作り、 前記ジャガイモチップスライスをブランチして、乾燥に適した、ブランチさ れた未調理のチップスライスを作り、 前記ブランチされたチップスライスを、真空マイクロ波乾燥工程へ置き、 該乾燥工程において、前記ブランチされたチップスは、水銀柱(Hg)が少な くとも20インチの負圧で真空状態に晒され、この間に、チップスライスが膨ら み過ぎることによって、ブランチされたチップスライスの構造上の一体性を著し く損なうことなく、ブランチされたジャガイモチップスライスの縮みを抑制する 割合であり、ブランチされたジャガイモチップスライスの水分含有量を水の活性 度合(Aw)0.85未満まで減じる量のマイクロ波エネルギーを供給し、 これらによって、フライドポテトの製造に適した、乾燥された未調理のジャ ガイモチップスライスが製られる脱水ジャガイモの製造方法。 2.前記のブランチされたジャガイモスライスは、真空状態に晒され、マイクロ 波が利用されている時、混合動作の下に置かれて、真空マイクロ波乾燥工程の間 にチップスライスから発散された水分を運び去ることが出来る程の気流によって 吹き飛ばされる、請求項1に規定された方法。 3.前記ブランチは、前記ジャガイモチップスライスのパーフライを含む、請求 項1に規定された方法。 4.前記真空状態は、少なくとも水銀柱24インチである、請求項1、2又は3 に規定された方法。 5.前記真空状態は、水銀柱26〜28インチである、請求項4に規定された方 法。 6.前記マイクロ波エネルギーは、少なくとも始めに、ブランチされたジャガイ モチップスライス1kg毎に2〜4kwの割合で供給される、請求項1、2、3、4 又は5に規定された方法。 7.水の活性度合は、0.6未満である、請求項1、2、3、4、5、6又は7 に規定された方法。 8.乾燥された未調理のジャガイモチップスライスは、少なくとも6ヶ月の保存 期間を有する、未調理のチップスライスを詰めた製品を供給するために、水分及 び酸素との接触を制限するための保護状況下で包装される、請求項1、2、3、 4、5、6、7又は8に規定された方法。
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