JP2002505201A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 穴ぐり用バイトにおいて、
   中ぐり作用時に主要な軸線回りに回転可能であって該主要な軸線に沿って前進可能な本体を具備し、
   前記主要な軸線に対して固定された第二の軸線回りに回転するために前記本体に取り付けられた丸形回転式切削要素を担持し、
   該切削要素は、前記本体が前進する中ぐり方向に向かって概ね対面している切削用表面を形成する円形切れ刃を有しており、前記主要な軸線および前記第二の軸線の関係は、前記バイトの穴ぐり作用時に前記主要な軸線から半径方向に前記切れ刃の最大距離をおいて配置される前記切削要素上の切削点において、前記第二の軸線回りの選択された方向に前記切削要素を回転させられるようにするために、前記切削用表面が互いに形成された前記主要な軸線に対する半径方向すくい角および軸線方向すくい角を有していることである穴ぐり用バイト。
2. 前記半径方向すくい角および前記軸線方向すくい角が負である請求項１に記載の穴ぐり用バイト。
3. 前記軸線方向すくい角の値が前記半径方向すくい角の値よりも約２倍だけさらに負である請求項１に記載の穴ぐり用バイト。
4. 穴ぐり用バイトにおいて、
   中ぐり作用時に主要な軸線回りに回転可能であって該主要な軸線に沿って前進可能な本体を具備し、
   前記主要な軸線に対して固定された第二の軸線回りに回転するためにそれぞれが前記本体に取り付けられた複数の丸形回転式切削要素を担持し、
   該切削要素のそれぞれは、前記本体が前進する中ぐり方向に向かって概ね対面している切削用表面を形成する円形切れ刃を有しており、前記主要な軸線および前記第二の軸線の関係は、前記主要な軸線から半径方向に前記切削要素の前記切れ刃の最大距離をおいて配置される前記各切削要素上の切削点において、前記第二の軸線回りの選択された方向に前記切削要素を回転させられるようにするために、前記切削要素の前記切削用表面が互いに形成された前記主要な軸線に対する半径方向すくい角および軸線方向すくい角を有していることであり、前記複数の切削要素上の前記切削点が、前記主要な軸線に沿って軸線方向および前記主要な軸線から半径方向のうちの少なくとも一方の方向に互いに対して食い違い部を形成する穴ぐり用バイト。
5. 前記複数の切削要素上の前記切削点が、前記穴ぐり用バイト上における前記主要な軸線に沿った共通の場所以外の場所、および前記主要な軸線からの共通の半径以外の場所に配置されている請求項４に記載の穴ぐり用バイト。
6. 前記複数の切削要素上の前記切削点のそれぞれが前記主要な軸線に沿って別個の場所を有している請求項５に記載の穴ぐり用バイト。
7. 前記複数の切削要素上の前記切削点のそれぞれが前記主要な軸線からの別個の半径方向間隔を有している請求項４に記載の穴ぐり用バイト。
8. 自己推進式回転式切削要素によって特定の材料からなる工作物内に特定の直径の中ぐり部を機械加工する機械加工方法において、
   前記工作物の材料の特性を参照して切削要素の切削速度、切込み深さおよび軸線方向送りの第一の操作値を決定し、
   これら第一の操作値に関して、接線方向、半径方向および軸線方向の切削力、ならびに切削要素の角速度およびトルクに対する前記切削要素の軸線方向すくい角および半径方向すくい角の関係を確立し、
   前記切削要素の回転軸線回りの要求される方向の最大のトルクに関して切削要素のすくい角を確認し、
   確認されたすくい角において切削要素を支持する力を形成し、
   回転式切削要素を担持する回転可能穴ぐり用バイトを形成し、該切削要素は、前記バイトの回転軸線から特定の中ぐり部の直径の半分だけ半径方向に離間された切削点と、該切削点において確認された軸線方向すくい角および半径方向すくい角を有しており、
   さらに、
   前記特定の材料からなる前記工作物内に中ぐり部を機械加工するために、前記決定された切削速度を生じさせる角速度でかつ、決定された軸線方向送りでもって前記穴ぐり用バイトを操作する機械加工方法。
9. 前記軸線方向すくい角および前記半径方向すくい角が負であり、前記軸線方向すくい角が前記半径方向すくい角よりも約２倍だけさらに負である請求項８に記載の機械加工方法。
10. 中ぐり作用時に、バイトの軸線回りに回転可能であって該バイトの軸線に沿って前進可能な本体を有する穴ぐり用バイトにおいて有用な丸形回転可能切削部材のための切削部材用取付部において、
    ベースと、切削部材用軸線回りに回転するために前記ベース上に回転可能に担持されるシャフトとを有し、
    前記切削部材は、前記切削部材用軸線からほぼ半径方向に延びる面と、該面を形成している周方向切れ刃とを有しており、
    前記取付部は、前記取付部が前記本体に対して所定の関係をなして前記本体に剛固に連結可能であるというダブテール式連絡部の一つの半部分を形成しており、前記切削部材の前記面はバイトの軸線回りに回転する穴ぐり方向に概ね開放しており、前記バイトの軸線から前記切削部材の前記切れ刃の最大距離をおいた場所における前記切削部材上の切削点において、前記面は前記バイトの軸線に対して選択された軸線方向すくい角および半径方向すくい角を有しており、
    前記一つのダブテール式連結部の前記半部分が前記取付部内において前記カッタ用軸線から横断方向にずれている切削部材用取付部。