JP2002504920A - エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシドの異性化触媒としての中強度酸の使用 - Google Patents

エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシドの異性化触媒としての中強度酸の使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エポキシドα位にカルボニル官能基を有するエポキシドを異性化する方法に関し、極性の低い媒体に溶解した前記エポキシドに、そのpKa(水性媒体中で測定)が0〜3でありかつベンゼン中の溶解度が50℃〜150℃において少なくとも低い("Handbook of Chemistry and Physics"におけるシンボルdもしくはδ)酸を作用させることを特徴とする。本発明は有機合成に適用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシドの異性化触媒とし ての中強度酸の使用 本発明は、エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシドの異 性化を触媒するための中強度酸の使用に関する。本発明は、詳細には、エチレン 結合を含むα−ヒドロキシエステルへのα,β−エポキシ化エステルの異性化に 関する。 本発明は下式(I)の化合物の異性化に関する。 上式中、R1は水素又はヒドロキシであり、又は有利には炭化水素をベースと する基(すなわち水素及び炭素を含む基)、好ましくはアルコキシルより選ばれ る。R1が含む炭素原子は、有利には約20個以下、好ましくは10個以下である。 好ましくはないが、R1は樹脂の分枝鎖であってもよい。 R2、R3及びR4は同一でも相異なっていてもよく、水素及び炭化水素をベー スとする基(すなわち水素及び炭素を含む基)より選ばれ、R2、R3及びR4は 有利にはアリール及びアルキルであり、好ましくはアルキルである(本明細書に おいて、アルキルはアルコール(もしくはオール)官能基を除去した後のアルカ ノールの炭化水素残基を意味する)。R2、R3及び/又はR4は同一でも相異な っていてもよく、有利には約10個以下、好ましくは4個以下の炭素原子を含む。 炭素原子の合計は約50個以下、好ましくは30個 以下であることが望ましい。 エポキシドを形成し、カルボニル官能基に結合していない炭素は2つの炭化水 素をベースとする基、有利にはアリールもしくはアルキル基を有する。 式(I)の化合物は異性化され、一方においてアルキル官能基を与え、他方にお いてアルコール官能基のアリル部位においてエチレン官能基を与える。 しかし、この反応はいくつかの副反応を生じ、その例は出発化合物の重合及び 形成される化合物の重合である。この重合は酸によって触媒される。 特に問題である他の副反応は、下記の反応式で表される反応によるエポキシド の転化である。 この反応は直接起こり、又は所望の化合物を介して進行する。上記ケト化合物 への所望の生成物の異性化も酸によって触媒される。さらに、工業上の経済的な 制約のため、高価な極性溶剤の使用は制限されている。従って、反応溶剤として 、石油画分であってもよい脂肪族もしくは芳香族タイプの反応溶剤を用いること が考えられている。 工業上最も一般に推奨されている溶剤のうち、芳香族溶剤、特に約10個以下の 炭素原子を含むものが例示される。本明細書において、「約」は、これがついて いる値が数学的に端数を切り捨てたことを意味し、特に最も右の数字が零である 場合、この零は、特に示さない限り、意味のある数字ではなく位取りの零である 。 アルキル置換基を有するベンゼンの例は、例えばトルエン、キシレン、トリメ チルベンゼン及びエチルベンゼンである。 このタイプの反応に今日最も一般に用いられている酸はパラトルエンスルホン 酸(PTSA)であり、これは時にはトシル酸と呼ばれ、スルホン酸の例の1つ である。 しかし、この反応は特に実施困難であり、形成した所望の生成物が破壊する危 険性がある。 さらに、温度制御が特に問題である。 従って、本発明の目的の1つは、所望の生成物のその後の転移を低下させる方 法を提供することである。 本発明の他の目的は、環境問題を避けるため、回収、再利用及び破壊が容易な 高価でない酸の使用を可能にする上記タイプの方法を提供することである。 これらの目的及び以下の記載から明らかとなるであろう他の目的は、エポキシ ドに対してα位のカルボニル官能基を含むエポキシドを異性化する方法によって 達成され、この方法において、比較的非極性媒体に溶解された前記エポキシドは 、約50℃〜150℃においてベンゼンにおける溶解度が少なくとも「プアー」であ る(すなわち”Handbook of Chemistry and Physics”におけるシンボルdもし くはδに相当する)中強度酸の作用を受ける。 酸の溶解度が高い場合、用いられる酸の量は、反応媒体に対して有利には10質 量%以下、好ましくは5質量%以下に制限される。 本発明に係る反応は下記の反応式2で示される。 前記比較的非極性の媒体は、有利には10以下の誘電率εを有する。 これを行うため、比較的非極性溶剤を選択すべきである。 「比較的非極性溶剤」とは、その誘電率(これは温度によってはほとんど変化 しないが、有利には約20℃で測定したものである。John Wiley & Sons発行の”T ECHNIQUES OF CHEMISTRY;ORGANIC SOLVENTS,Physical properties and methods of purification”by John A RIDDICK,William B.BUNGER and Theodore K.S AKANOを参照されたい)が約10以下(相対誘電率ε)である溶剤を意味すると理 解すべきである。このεの値は溶剤の主要な成分が有すればよいが、溶剤全体が この誘電率を満たすことが好ましい。 有利には、εの最大値は10以下(有効数字2桁)、好ましくは5(クロロベン ゼンの値)である。 本発明によれば、溶剤の主要成分はわずかに塩基性である、すなわちそのドナ ーインデックスもしくはドナー数が約20以下、好ましくは20以下(有効数字2桁 )であることが好ましい。この下限は特に意味があるものではない。 ドナーインデックス(ドナー数)の規定については、Christian Reinhardt:"S olvents and solvent effects in organic chemistry",p.19(1988)を参照さ れたい。ここでこの規定は、希釈ジクロロエタン溶液中の溶剤と五塩化アンチモ ンの間の相互作用の負のエンタルピー(キロカロリー/molで表される−ΔH) と示されている。 しかし、異なる化合物の混合物を溶剤として用いる場合、その1種が小さな比 率で所定レベルの塩基性を有することが有利である。 この溶剤は、石油画分を含む混合物であってもよい。操作条件においては、こ の溶剤は用いられる物質及び試薬に対して不活性でな ければならないことは当然である。 好ましい溶剤群は、炭化水素、芳香族誘導体、エーテル、エステル及びハロゲ ン化溶剤からなる群より選ばれる。 これらの族の例は、ハロゲン化脂肪族誘導体(例えばジクロロメタン、1,2-ジ クロロエタン及び1,1,1-トリクロロエタン)、芳香族誘導体(例えばトルエン) 、ハロ芳香族誘導体(例えばクロロベンゼン)、エステル(例えば酢酸エチル及 び酢酸イソプロピル)、エーテル(例えばt−ブチルメチルエーテル及びアニソ ール)、並びに高級アルコール、すなわち上記不混和性の条件を満たすものであ る。 工業上の経済性のため、この溶剤は大気圧又は一次もしくは二次真空において 蒸留可能であることが好ましい。 前記比較的非極性溶剤は芳香族性の溶剤、すなわち芳香族環を少なくとも1つ 含む溶剤より選択することが望ましい。この芳香族環は溶剤の少量成分でも主要 成分であってもよい。この溶剤が単一の化合物からなる場合には、この化合物に 芳香族環が存在してよい。 この溶剤は、その融点が反応が起こるに必要な温度より低いように選択しなけ ればならない。従って、反応混合物の融点が70℃以下、有利には50℃以下である 芳香族溶剤から比較的非極性溶剤を用いることが望ましい。 通常、この比較的非極性溶剤は、ハロ芳香族誘導体、メステル、フェニルエー テル及びこれらの混合物の脂肪族及び/又は芳香族カーバイドより選択した溶剤 である。 従って、前記比較的非極性媒体は、有利にはその沸点(大気圧における)が70 〜150℃である少なくとも1種の芳香族溶剤を含む。 有機媒体中の酸の強度を定量することは困難であるが(特に配位結合する中強 度酸のため)(例えば、カルボン酸より形成される半 二量体の場合)、本発明において、中強度酸はそのpKa(水中で測定)が0より高 く、約7以下である酸である。 しかし、単独で用いる場合(遊離形態もしくは塩基性化合物の存在下)、この pKa(水性媒体中で測定)は5以下、有利には3以下であることが好ましい。従っ て、遊離形態(単独)で用いられる酸のpKa(水性媒体中で測定)は有利には0〜 3である。この条件において、カルボン酸は望ましくなく、触媒活性は低い。 本発明の有利な態様によれば、塩基性化合物が酸と共に用いられる。これは広 範囲のpKaスペクトルの使用を可能にし、特に強酸(0以下のpKaを有するアリー ルもしくはアルキルスルホン酸)(溶解度の最小レベルも必要である)の使用を可 能にする。スルホン酸もしくはリン含有酸(例えばモノ及びジアルキルホスフェ ート、ホスホン酸もしくはホスフィン酸誘導体)は有利には少なくとも5個の炭 素原子を有する。 これらの塩基性化合物は塩基性溶剤を構成し、塩さえも形成する。従って、強 酸を用いる場合、本発明によれば、少量(50%未満)の塩基性溶剤(少なくとも 20、好ましくは25のドナー数DN)の存在下で行うことが必要である。 塩を与える塩基性化合物は有利には、中強度塩基、特にアミン及びホスフィン 、有利には3級アミン及びホスフィンより選ばれるが、好ましい塩基はその塩基 性が分子内のピリジン環(例えばキノリン、ピコリン、ピリジン自身等)の存在 による塩基である。この塩基中の炭素原子の数は、特に塩の溶解性のため、有利 には少なくとも5であり、通常30以下である。 酸が強酸である場合、上記塩基と塩を形成する理論量、又は実質上理論量(理 論量の1.1−0.9S、好ましくは1.05〜0.95)で導入することが好ましい。酸が中 強度酸である場合、この値以下が有利で あるが、理論量以下も用いてよい。この場合、中強度酸は強酸と、塩を形成する のに十分な強度を有する塩基、通常は中強度塩基、との塩である。 本発明の1つの好ましい実施態様によれば、前記酸は酸素含有酸、有利には少 なくとも1つの酸素が二重結合(ドナー供与結合を含む)に含まれる酸である。 通常、この酸はその酸性水素(プロトン)が、他の1以上の酸素に結合してい る原子によりそれ自身が保持されている酸素によって保持されている酸素含有酸 である。より詳細には、前記酸はその酸性水素が、酸素及び他の1以上の酸素に 二重結合している原子にそれ自身が保持されている酸素に保持されている酸素含 有酸である。 本発明によれば、前記酸がアミド官能基を含む場合にとても良好な結果が得ら れることを示すことが可能である。従って、前記酸は、その酸性水素が窒素原子 に結合した原子にそれ自身が保持されている酸素に保持されている酸素含有酸で あることが好ましい。 この窒素原子は置換していてもよいが、置換していないことが好ましい。従っ て、前記酸は、その酸性水素がアミド官能基(アニリドを含む)を形成する窒素 原子に結合した原子にそれ自身が保持されている酸素に保持されている酸素含有 酸であってもよい。 本発明によれば、前記酸は、所望により窒素上で置換したスルホン酸であるこ とが好ましい。このタイプの反応にはスルファミン酸が特に好ましく、この理由 は、反応温度においてわずかに可溶であるが、その条件が冷たくなるとその溶解 度が低下し、それにより反応媒体から分離し、回収することが可能になるからで ある。 カルボニル官能基はエステル官能基であることが望ましい。 また、カルボニル官能基に結合しておらず、エポキシドを形成する炭素は2つ の炭化水素をベースとする基を有することが望ましい 。 本発明の主題は、エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシ ドを異性化するための触媒としての酸の使用であり、前記酸は中強度の酸であり 、ベンゼン中に少なくとも所定レベルの溶解度を有する。 この場合、前記カルボニル官能基はエステル官能基であることが望ましい。 有利には、カルボニル官能基に結合しておらず、エポキシドを形成する炭素は 2つの炭化水素をベースとする基を有する。 以下の限定しない実施例は本発明を説明する。実施例1:EHMB(エチル2−ヒドロキシ−3−メチル−3−ブタノエート) の半連続合成 方法 500gの無水トルエン及びxgの触媒を2.5リットルの反応器に入れる。ある場合 には、Dean-Stark装置により還流(約140℃の油)してトルエンを乾燥する。水 が蒸発しなくなったら蒸留を止める。 次に、この系を90℃(又はテストSTG 9702 065の場合には110℃)に冷却し、15 00gのエポキシド(48.1%溶液又は50.3%のエポキシドOP9のいずれか)を1時間 かけて加える。この添加の最後において、サンプルを取り出し、GCによって分 析し、そしてエポキシド含有率が0.5%未満になるまで1/2時間ごとにサンプ ルを取り出し、分析する。次いで系を約70℃に冷却し、21.0gの炭酸水素ナトリ ウムを攪拌しながら一回で加える。次いで150gの蒸留水を加え、トルエンを充填 したバブラーにより二酸化炭素の脱気をモニターする。この混合物を70〜80℃に おいて10分間攪拌し、次いで攪拌を止める。10分間静置して相を分離させる。こ の中和を、実施例2を 除いてすべてのテストにおいて行う。次いで安定性テストを行う。 上の有機層を計量し、EHMBを含む有機層を分析研究室によりアッセイする 。最後に、異性化率を計算する。 硫酸(110℃において1時間、硫酸とトルエンの反応)及びスルファミン酸よ り現場において形成された触媒としてPTSAを用いて以下のテストを行う。 実施例2:安定性 110℃でスルファミン酸によるEHMBの半連続的な合成について、テストSTG 9702 065により出発して、EHMBの安定性を調べる。生成物を反応器に戻し 、110℃の温度に戻し、EHMBの時間変化をモニターする。この分析はGCに より行う。 結果を以下の表に示す。 スルファミン酸により触媒されたこの反応の最後における反応体の安定性 分解率=[(26.8−24.4)/26.8]×100=9%(110℃で10時間) EHMBの損失は、この結果によれば、ケトエステル及びより重い画分への分 解に相当する。実施例3 反応条件:触媒2.5モル%、100℃で4時間 [EHMG]/トルエン=40% これらの触媒は酸性度(pK)により分類した。 実施例4:速度論 操作条件 濃度(edmg/(edmg+トルエン)) 39.10% 温度 98℃ 添加時間 1時間0分 保持時間 5時間15分 触媒 ピリジニウムp-トルエンスルホン酸 量 0.05eq添加した反応体 トルエン中のEDMG 55.4% w/w(g) 34.76 トルエン(g) 12.68 ピリジニウムp-トルエンスルホン酸(g) 1.737 反応体総質量 49.177 サンプルPO-P6(g) 無視できると考えられる 冷却 35℃まで
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CN,CU,CZ,EE,GE,HU,ID,I L,IS,JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LK ,LR,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX, NO,NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN ,YU (72)発明者 デスムール,ジャン−ロジェール フランス国,エフ―69360 サン シンホ リアン ドゾン,コムネイ,ルート ドゥ トゥルネイ,ラ ジョンキエール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシドを異性化す る方法であって、比較的非極性媒体に溶解した前記エポキシドを約50℃〜150℃ の温度において、そのベンゼン中の溶解度が少なくとも「プアー」("Handbook o f Chemistry and Physics"におけるシンボルdもしくはδ)である中強度酸を作 用させることを特徴とする方法。 2. 前記比較的非極性媒体が10以下の誘電率(ε)を有することを特徴とする 、請求項1記載の方法。 3. 前記比較的非極性媒体が少なくとも1種の芳香族溶剤を含むことを特徴と する、請求項1又は2記載の方法。 4. 前記比較的非極性媒体が、その大気圧における沸点が70〜150℃である少 なくとも1種の芳香族溶剤を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1 項に記載の方法。 5. 前記酸が酸素含有酸であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1 項に記載の方法。 6. 前記酸が、少なくとも1つの酸素がドナー受容体結合を含む二重結合に含 まれる酸素含有酸であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載 の方法。 7. 前記酸が、その酸性水素が1より多い他の酸素に結合した原子によってそ れ自身が保持されている酸素に保持されている酸素含有酸であることを特徴とす る、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。 8. 前記酸が、その酸性水素が酸素及び少なくとも1より多い他の酸素に二重 結合した原子によってそれ自身が保持されている酸素に保持されている酸素含有 酸であることを特徴とする、請求項1〜 7のいずれか1項に記載の方法。 9. 前記酸が、その酸性水素が窒素原子に結合した原子によってそれ自身が保 持されている酸素に保持されている酸素含有酸であることを特徴とする、請求項 1〜8のいずれか1項に記載の方法。 10.前記酸が、その酸性水素がアミド基(アニリドを含む)を形成する窒素 原子に結合した原子によってそれ自身が保持されている酸素に保持されている酸 素含有酸であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。 11.前記カルボニル官能基がエステルであることを特徴とする、請求項1〜 10のいずれか1項に記載の方法。 12.エポキシドを形成しかつカルボニル官能基に結合していない炭素が2つ の炭化水素をベースとする基を有することを特徴とする、請求項1〜11のいず れか1項に記載の方法。 13.前記酸が、所望により窒素上で置換したスルファミン酸であることを特 徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。 14.前記酸がスルファミン酸であることを特徴とする、請求項1〜13のい ずれか1項に記載の方法。 15.エポキシドに対してα位にカルボニル官能基を含むエポキシドを異性化 するための触媒としての酸の使用であって、この酸が中強度を有しかつ少なくと も所定レベルのベンゼンへの溶解度を有することを特徴とする使用。 16.前記カルボニル官能基がエステルであることを特徴とする、請求項15 記載の使用。 17.エポキシドを形成しかつカルボニル官能基に結合していない炭素が2つ の炭化水素をベースとする基を有することを特徴とする、請求項1〜16のいず れか1項に記載の使用。 18.前記酸が中強度塩基の塩の形態で導入されることを特徴とする、請求項 1〜17のいずれか1項に記載の使用。 19.前記中強度酸が、ベンゼンに可溶の強酸と中強度塩基の化学量論混合物 もしくは実質的に化学量論混合物であることを特徴とする、請求項1〜17のい ずれか1項に記載の使用。
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