JP2002503618A - アニオン性クレーの連続製造方法 - Google Patents

アニオン性クレーの連続製造方法

Info

Publication number
JP2002503618A
JP2002503618A JP2000531399A JP2000531399A JP2002503618A JP 2002503618 A JP2002503618 A JP 2002503618A JP 2000531399 A JP2000531399 A JP 2000531399A JP 2000531399 A JP2000531399 A JP 2000531399A JP 2002503618 A JP2002503618 A JP 2002503618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source
anionic clay
aluminum
reactor
anionic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000531399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4338065B2 (ja
Inventor
スタミレス,デニス
ブラディ,マイク
ジョーンズ,ウィリアム
クーリ,ファシ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akzo Nobel NV filed Critical Akzo Nobel NV
Publication of JP2002503618A publication Critical patent/JP2002503618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4338065B2 publication Critical patent/JP4338065B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J21/00Catalysts comprising the elements, oxides, or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium, or hafnium
    • B01J21/16Clays or other mineral silicates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/007Mixed salts
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/02Aluminium oxide; Aluminium hydroxide; Aluminates
    • C01F7/16Preparation of alkaline-earth metal aluminates or magnesium aluminates; Aluminium oxide or hydroxide therefrom
    • C01F7/162Magnesium aluminates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01FCOMPOUNDS OF THE METALS BERYLLIUM, MAGNESIUM, ALUMINIUM, CALCIUM, STRONTIUM, BARIUM, RADIUM, THORIUM, OR OF THE RARE-EARTH METALS
    • C01F7/00Compounds of aluminium
    • C01F7/78Compounds containing aluminium and two or more other elements, with the exception of oxygen and hydrogen
    • C01F7/784Layered double hydroxide, e.g. comprising nitrate, sulfate or carbonate ions as intercalating anions
    • C01F7/785Hydrotalcite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/20Two-dimensional structures
    • C01P2002/22Two-dimensional structures layered hydroxide-type, e.g. of the hydrotalcite-type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/50Solid solutions
    • C01P2002/52Solid solutions containing elements as dopants
    • C01P2002/54Solid solutions containing elements as dopants one element only
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2002/00Crystal-structural characteristics
    • C01P2002/70Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data
    • C01P2002/72Crystal-structural characteristics defined by measured X-ray, neutron or electron diffraction data by d-values or two theta-values, e.g. as X-ray diagram
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/30Particle morphology extending in three dimensions
    • C01P2004/32Spheres

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、カーボネートおよび/またはハイドロオキサイドアニオンを電荷のバランスをとる層間種として有するアニオン性クレーの経済的で環境に優しい連続合成方法を記載する。この方法は、アルミニウム3水和物および/またはその焼成した形態を含むスラリーをマグネシウム源と反応させることを含む。生成物を洗浄またはろ過する必要はない。それは、噴霧乾燥されて直接に小球を形成するか、または押出されて成形体を形成することができる。生成物は、触媒、吸着剤、医薬、化粧品、洗剤および他の日用品製品の製造において、他の成分と組合わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
(発明の背景) 本発明は、アニオン性クレーの連続的製造および、アニオン性クレーの熱処理
によるMg−Al固溶体の製造を含む。アニオン性クレーは、金属水酸化物の特
定の組合せからできた正に荷電した層からなる結晶構造を有し、その層間にアニ
オンおよび水分子がある。ハイドロタルサイト(Hydrotalcite)は、天然に生じる
アニオン性クレーの例であり、その中では、カーボネートが、存在する主たるア
ニオンである。メイクスネライト(Meixnerite)は、ヒドロキシルが、存在する主
なアニオンであるアニオン性クレーである。
【0002】
【従来の技術】
ハイドロタルサイトのようなアニオン性クレーにおいては、ブルーサイト(Bru
cite)のような主層は、水分子とアニオン、より特にはカーボネートイオンが分 布されている中間層と交互になっている八面体からできている。中間層は、アニ
オン例えばNO3 -、OH-、Cl-、Br-、I-、SO4 2-、SiO3 2-、CrO4 2 - 、BO3 2-、MnO4 -、HGaO3 2-、HVO4 2-、ClO4 -、BO3 2-、柱状構 造をなすアニオン(pillaring anion)例えばV1028 6-、Mo724 6-、モノカル
ボキシレート例えばアセテート、ジカルボキシレート例えばオキザレート、アル
キルスルホネート例えばラウリルスルホネートを含むことができる。
【0003】 本願特許明細書においてアニオン性クレーと称する物質を記載するために種々
の用語が使用されることに注意すべきである。ハイドロタルサイトのようなもの
、および層をなす二重の水酸化物は、当業者によって交換可能に使用される。本
願特許明細書においては、その用語の範囲内でハイドロタルサイトのような物質
および層をなす二重の水酸化物物質を含む物質をアニオン性クレーと称する。
【0004】 アニオン性クレーの製造は、多くの従来技術刊行物に記載されている。 最近では、アニオン性クレー化学について2つの主な概説が公開され、そこに
は、アニオン性クレーの合成のために利用可能な合成方法が要約されている。F.
カバニ(Cavani)ら、「ハイドロタルサイトタイプのアニオン性クレー:製造、特
性および適用(Hydrotalcite-like anionic clays: Preparation, Properties an
d Applications)」, キャタリシス トゥディ(Catalysis Today), 11 (1991年) 、エルセビア サイエンス パブリッシャーズ(Elsevier Science Publishers)
B.V. アムステルダム(Amsterdam)。
【0005】 J.P.ベッセ(Besse)ら、「アニオン性クレー:柱状構造物の化学、その合成お よびミクロ細孔性固体における傾向(Anionic clays: trends in pillary chemis
try, its synthesis and microporous solids)」(1992年), 2, 108, 編集者:M.
I. オセリ(Occelli)、H.E. ロブソン(Robson)、ファン ノストランド レイン ホールド(Van Nostrand Reinhold)、ニューヨーク。
【0006】 これらの概説において、著者らは、アニオン性クレーの特徴は、500℃での穏 やかな焼成によって、無秩序のMgO様生成物が形成されることであると述べて
いる。該無秩序のMgO様生成物は、(ひどく焼成すると得られる)スピネルお
よびアニオン性クレーとは区別できる。本願特許明細書においては、該無秩序の
MgO様物質をMg−Al固溶体と称する。さらに、これらのMg−Al固溶体
は、そのような焼成した物質を水にさらすとアニオン性クレー構造を再形成する
、よく知られた記憶効果(memory effect)を含む。
【0007】 アニオン性クレーに関する研究について、以下の文献が参照される:Helv. Chim. Acta , 25, 106-137および555-569 (1942年)、J. Am. Ceram. Soc. ,42, 3号、121(1959年)、ケミストリー レターズ(Chemistry Letters)(日本) 、843(1973年)クレーズ アンド クレー ミネラルズ(Clays and Clay Minerals) , 23, 369 (
1975年)、クレーズ アンド クレー ミネラルズ(Clays and Clay Minerals) , 28, 50 (1
980年)、クレーズ アンド クレー ミネラルズ(Clays and Clay Minerals) , 34, 507 (
1996年)、マテリアルズ ケミストリー アンド フィジークス(Materials Chemistry and Physics) , 14, 569 (1986年)。
【0008】 さらに、アニオン性クレーの使用およびそれらの製造方法について大量の特許
文献がある。
【0009】 欧州特許出願第0,536,879号は、pH依存性アニオンをクレーに導入する方法を 記載する。このクレーは、Al(NO3)3およびMg(NO32の溶液を、ボレー
トアニオンを含む塩基性溶液に加えることによって製造される。次に生成物をろ
過し、水で繰返し洗浄し、1晩乾燥する。追加的に、Zn/Mgの混合物が使用
される。
【0010】 ミヤタによる「複合体金属水酸化物(Composite Metal Hydroxides)」という題
の米国特許第3,796,792号明細書においては、Sc、La、Th、In等を含む 広範囲のカチオンが組み込まれる、ある範囲の物質が製造される。与えられた実
施例においては、2価および3価のカチオンの溶液が製造され、塩基と混合され
て共沈を引き起こす。得られる生成物はろ過され、水洗され、80℃で乾燥される
。実施例1はMgおよびAlに言及し、実施例2はMgおよびBiに言及する。
他の例が与えられ、各場合において、高pHでアニオン性クレーを沈殿させる前に
、可溶塩を使用して溶液を作る。
【0011】 ミヤタによる「複合体金属水酸化物(Composite Metal Hydroxides)」という題
の米国特許第3,879,523号明細書においてはまた、多数の製造例が概説される。 しかしながら、基礎をなす化学はまた、可溶塩の共沈、次いで洗浄および乾燥に
基づく。洗浄は、そのような製造の必要な部分であることを強調することが重要
である。というのは、金属イオンの共沈のための塩基性環境を作るために塩基性
溶液が必要とされ、これは、NaOH/Na2CO3溶液により与えられるからで
ある。例えば残留するナトリウムは、触媒または酸化物担体としての生成物の後
の性能に有意に有害な影響を及ぼし得る。
【0012】 米国特許第3,879,525号明細書(ミヤタ)には、非常に類似の手順がまた記載 されている。
【0013】 ミヤタらによる米国特許第4,351,814号明細書には、繊維状のハイドロタルサ イトを作る方法が記載されている。そのような物質は、通常のプレート様のモル
フォロジー(plate-like morphology)とは構造が異なる。この合成はまた、可溶 塩を含む。例えば、MgCl2およびCaCl2の混合物の水性溶液が製造され、
適当にねかされる。これから、針状生成物Mg2(OH)3Cl・4H2Oが沈殿す
る。次に、アルミン酸ナトリウムの別の溶液を、オートクレーブ中で固体Mg2 (OH)3Cl・4H2Oと反応させ、生成物を再びろ過し、水洗し、乾燥する。
【0014】 熱処理されたアニオン性クレーがアルドール縮合反応のための触媒として記載
されている、レイクル(Reichle)による米国特許第4,458,026号明細書では、マグ
ネシウムとアルミニウムの硝酸塩溶液がまた使用されている。そのような溶液は
、NaOHおよびNa2CO3の第2の溶液に添加される。沈殿後、スラリーをろ
過し、蒸留水で2回洗浄した後、125℃にて乾燥する。
【0015】 ミスラ(Misra)による米国特許第4,656,156号明細書には、活性アルミナおよび
ハイドロタルサイトの混合に基づく新規な吸収剤の製造が記載されている。ハイ
ドロタルサイトは、活性MgO(マグネシウム化合物例えば炭酸マグネシウムま
たは水酸化マグネシウムを活性化させることによって製造される)をアルミネー
ト、カーボネートおよびヒドロキシルイオンを含む水性溶液と反応させることに
よって作られる。例として、NaOH、Na2CO3およびAl23から溶液が作
られる。特に、この合成は、Al源として工業用バイヤー液(Bayer liquor)の使
用を含む。得られる生成物を洗浄し、ろ過した後、105℃で乾燥する。
【0016】 ミスラ(Misra)による米国特許第4,904,457号明細書には、活性マグネシアを、
アルミネート、カーボネートおよびヒドロキシルイオンを含む水性溶液と反応さ
せることによる、ハイドロタルサイトを高収率で製造する方法が記載されている
【0017】 方法論は、米国特許第4,656,156号明細書に繰り返されている。 ケルカー(Kelkar)らによる米国特許第5,507,980号明細書では、合成ハイドロ タルサイト様バインダーを含む、新規な触媒、触媒担体および吸収体を作る方法
が記載されている。典型的なシートのハイドロタルサイトの合成は、酢酸が添加
された偽ベーマイト(pseudo-boehmite)を反応させて偽ベーマイトを解膠するこ とを含む。これを次にマグネシアと混合する。より重要なことには、この特許の
要約は、この発明が、モノ有機カルボン酸例えばギ酸、プロピオン酸およびイソ
酪酸を使用することをはっきりと述べている。この特許においては、ハイドロタ
ルサイトを製造するための慣用のアプローチが示されている。
【0018】 米国特許第5,439,861号明細書には、ハイドロタルサイトに基づく合成ガス製 造のための触媒の製造方法が開示されている。この製造方法はまた、例えばRh
Cl3、Mg(NO32およびAl(NO33の溶液を、Na2CO3およびNa OHの溶液に添加することにより、塩基と混合することによる可溶塩の共沈に基
づく。
【0019】 ハイドロタルサイトに基づくニッケル含有触媒の製造における、バッタッチャ
リャ(Bhattacharyya)による米国特許第5,399,537号明細書にはまた、可溶なマグ
ネシウムおよびアルミニウムの塩の共沈が使用されている。
【0020】 バッタッチャリャ(Bhattacharyya)による米国特許第5,591,418号明細書におい
ては、硫黄酸化物または窒素酸化物を気体混合物から除去するための触媒が、ア
ニオン性クレーを焼成することによって作られ、該アニオン性クレーは、Mg(
NO32、Al(NO33およびCe(NO33の溶液の共沈により製造された
ものである。生成物はまたろ過され、脱イオン水で繰返し洗浄される。
【0021】 ピンナバイア(Pinnavaia)らによる米国特許第5,114,898号明細書/国際特許出
願公開WO 9110505号は、煙道ガスから硫黄酸化物を除去するための、層をなす二
重の水酸化物吸着剤を記載し、この層をなす二重の水酸化物は、AlおよびMg
の硝酸塩または塩化物の溶液を、NaOHおよびNa2CO3の溶液と反応させる
ことによって製造される。米国特許第5,079,203号明細書/国際特許出願公開WO
9118670号においては、ポリオキソアニオンを間に入れた、層をなす二重の水酸 化物が記載されており、共沈の技術によって親クレーが作られる。
【0022】 アルコア(Alcoa)の名で出願された米国特許第5,578,286号明細書においては、
メイクスネライト(Meixnerite)の製造方法が記載されている。該メイクスネライ
トは、ジカルボキシレートまたはポリカルボキシレートアニオンと接触されてハ
イドロタルサイト様の物質を形成することができる。比較例1-3においては、30 気圧より大きいCO2雰囲気中で、ハイドロマグネサイト(hydromagnesite)がア ルミニウム3水和物と接触される。これらの例では、ハイドロタルサイトは得ら
れなかった。
【0023】 米国特許第5,514,316号明細書では、酸化マグネシウムおよび遷移アルミナを 用いた、メイクスネライトの製造方法が記載されている。比較の目的のために、
アルミニウム3水和物が、酸化マグネシウムと組合せて使用された。この方法は
、遷移アルミナを用いた方法ほどうまくいかないことが示された。
【0024】 米国特許第4,454,244号明細書および米国特許第4,843,168号明細書は、アニオ
ン性クレーにおいて、柱状構造をなすアニオン(pillaring anion)を使用するこ とを記載する。
【0025】 ファン ブレークホベン(van Broekhoven)による米国特許第4,946,581号明細 書および米国特許第4,952,382号明細書では、可溶塩、例えばMg(NO32お よびAl(NO33の、希土類塩を組み込んで、および組み込まないでの共沈を
、触媒成分および添加剤としてのアニオン性クレーの製造に使用した。種々のア
ニオンならびに2価および3価のカチオンが記載されている。
【0026】 前記した従来技術の記載に示したように、アニオン性クレーの多くの用途があ
る。これらとしては、限定されることはないが、触媒、吸着剤、石油掘穿マッド
(drilling mud)、触媒の支持体および担体、増量剤ならびに医療分野での適用を
包含する。特に、ファン ブレークホベンは、SOx減少の化学におけるそれら の使用について記載した。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
これらの物質についてのこの広範な大規模の工業的応用の故に、より費用効率
的で、環境的に問題のない、アニオン性クレーの製造方法を提供するために、代
替的な安価な原料物質を使用し、連続方式で行うことができる新しい方法が必要
とされている。特に、上記した従来技術から、以下の方法で製造方法を改善でき
ることを推断することができる:反応体のより安い供給源の使用、反応体をより
容易に取り扱う方法(したがって洗浄もしくはろ過が必要ない)の使用、これら
の細かい粒状物質に関連するろ過の問題を減らすこと、アルカリ金属(ある種の
触媒用途のためには特に不都合であり得る)の回避。従来技術の製造では、有機
酸を使用してアルミナを解膠した。有機酸の使用は高価であり、合成プロセスに
追加の段階を導入し、したがって費用効率的でない。さらに、従来技術のプロセ
スによって製造されたアニオン性クレーの乾燥および焼成においては、窒素酸化
物、ハロゲン、硫黄酸化物等の気体放出に遭遇し、これは環境汚染問題を引き起
こす。さらに、従来技術に記載された製造方法のいずれも、アニオン性クレーの
製造のための連続プロセスを提供しない。
【0028】
【課題を解決するための手段】
(発明の概要) 本発明は、安価な原料物質を使用し、連続方式で行うのに非常に適した単純な
プロセスでそのような原料物質を使用する、アニオン性クレーの製造方法を包含
する。該方法は、環境温度または高められた温度で、大気圧または高められた圧
力にて、水中で、撹拌し、または撹拌せずに、混合物を反応させることを含む。
そのような連続プロセスは、標準の工業装置で運転することができる。より詳細
には、洗浄またはろ過の必要がなく、反応生成物におけるMg/Alの広範囲の
比が可能である。
【0029】 本発明の連続方法においては、アルミニウム源およびマグネシウム源、例えば
酸化マグネシウムまたはブルーサイトを反応器に供給し、水性懸濁物中で反応さ
せてアニオン性クレーを得る。本発明は、アルミナ源として、アルミナ3水和物
(例えばギブサイト(gibbsite)、バイエライト(bayerite)もしくはノルドストラ
ンダイト(nordstrandite))またはそれらの熱的に処理された形態の使用を含む 。反応は、環境温度または高められた温度および大気圧または高められた圧力に
て行い、反応混合物は、反応器から連続して回収されたスラリーを簡単に乾燥す
ることによって得ることができるアニオン性クレーの直接形成をもたらす。粉末
X線回折パターン(PXRD)は、生成物が他の標準の(バッチ)方法によって製造さ
れたアニオン性クレーに匹敵することを示唆する。生成物の物理的および化学的
性質はまた、他の慣用の方法によって製造されたアニオン性クレーに匹敵する。
本発明の全体にわたるプロセスは非常に融通がきき、広範囲のアニオン性クレー
組成物およびアニオン性クレー様物質(例えばカーボネート、水酸化物および他
のアニオンを含む)が、経済的にかつ環境的にやさしいやり方で製造されること
を可能にする。
【0030】 (発明の詳細な説明) 本発明は、アニオン性クレーの連続的製造を含む。特に、アルミニウム源およ
びマグネシウム源を反応器に供給し、水性懸濁物中で反応させてアニオン性クレ
ーを得、アルミニウム源は、アルミニウム3水和物またはその熱的に処理された
形態である、アニオン性クレーの製造方法を記載する。該マグネシウム源は、マ
グネシウム塩、固体のマグネシウム含有化合物またはこの2つの混合物からなる
ことができる。Mg源と、アルミニウム3水和物またはその熱的に処理された形
態との間の反応は、アニオン性クレーの直接形成をもたらす。該反応は室温以上
の温度で起こる。100℃より高い温度では、反応は好ましくは自発条件下で行わ れる。本発明の方法においては、例えば可溶塩を反応器に供給することによって
反応媒体中に備えられた、または合成中に大気から吸収された、カーボネート、
ヒドロキシルもしくは他のアニオンまたはそれらの混合物が、必要な電荷のバラ
ンスをとるアニオンとして層間領域中に組み込まれる。
【0031】 この方法によって製造されたアニオン性クレーは、慣例の先に開示された方法
によって製造されたアニオン性クレーに通常関連する、よく知られた性質および
特性(例えば、化学分析、粉末X線回折パターン、FTIR、熱分解特性、表面
積、細孔容積および細孔径分布)を示す。
【0032】 加熱されると、アニオン性クレーは一般に、Mg−Al固溶体を形成し、より
高温ではスピネルを形成する。触媒、吸着剤(例えば触媒的クラッキング反応の
ためのSOx吸着剤)または触媒担体として使用されるときには、本発明のアニ オン性クレーは普通、製造中に加熱され、それでMg−Al固溶体の形態である
。FCCユニットにおける使用中に、触媒または吸着剤は、アニオン性クレーから Mg−Al固溶体へと転化される。
【0033】 したがって、本発明はまた、本発明の連続方法により製造されたアニオン性ク
レーが300〜1200℃の温度で熱処理されてMg−Al含有固溶体および/または スピネルを形成する方法に関する。
【0034】 本発明のアニオン性クレーは、一般式
【化1】 に対応する、層をなす構造を有する。ここで、mおよびnは、m/n=1〜10、
好ましくは1〜6であるような値を有し、bは、0〜10の範囲の値、一般には2〜6 の値、しばしば約4の値を有する。Xは、CO3 2-、OH-または、アニオン性ク
レーの層間に通常存在する任意の他のアニオンであることができる。m/nが2 〜4の値、より特には3に近い値であるのがより好ましい。
【0035】 本願に開示された連続方法は生成物の洗浄またはろ過を必要としないので、過
液廃棄物または気体放出(例えば酸分解からの)がなく、この方法を特に環境に
優しくし、工業用の運転にますます負わされる環境的制約に、より適合させる。
生成物は噴霧乾燥されて直接に小球(microsphere)を形成することができ、また は押出されて成形体を形成することができる。
【0036】アルミニウム源 本発明は、結晶アルミニウム3水和物(ATH)、例えば、レイノルズ アルミニ ウム カンパニー(Reynolds Aluminium Company) RH−20(商標)またはJ
M ヒューバー ミクラル(Huber Micral)(商標)等級によって提供されるギブ
サイトの使用を含む。また、BOC(ボーキサイト オレ コンセントレート(B
auxite Ore Concentrate))、バイエライトおよびノルドストランダイトが適当 なアルミニウム3水和物である。BOCは最も安いアルミナ源である。アルミナ
3水和物は、小さい粒径を有するのが好ましい。本発明の別の実施態様において
は、ギブサイトの熱的に処理された形態が使用される。アルミニウム3水和物と
、アルミニウム3水和物の熱的に処理された形態との組合せをまた使用できる。
焼成されたアルミニウム3水和物は、アルミニウム3水和物(ギブサイト)を10
0〜800℃の範囲の温度で15分間〜24時間熱的に処理することによって容易に得ら
れる。とにかく、焼成されたアルミニウム3水和物を得るための焼成温度および
時間は、バイヤー プロセス(Bayer process)によって生成されたままの、一般 に30〜50m2/gであるギブサイトの表面積を考慮して、表面積の測定可能な増 加を引き起こすのに十分でなければならない。フラッシュ焼成された(flash cal
cined)アルミナは一般に全く異なるアルミナであると考えられるが、本発明の範
囲内で、アルミニウム3水和物の熱的に処理された形態であるとまた考えられる
ことに注意すべきである。フラッシュ焼成されたアルミナは、米国特許第4,051,
072号明細書および米国特許第3,222,129号明細書に記載されているように、特別
の工業用装置で800〜1000℃の温度で非常に短時間、アルミニウム3水和物を処 理することによって得られる。アルミニウム3水和物の種々の熱的に処理された
形態の組合せがまた使用できる。好ましくは、アルミニウム源をスラリーの形状
で反応器に供給する。特に、解膠性のアルミナ源を使用する必要がなく(ギブサ
イトは解膠性ではない)、その結果、無機もしくは有機の酸を添加して混合物の
pHを変える必要がないことを強調する。本発明の方法においては、アルミニウ
ム3水和物またはその熱的に処理された形態のほかに、他のアルミニウム源、例
えばアルミニウムの酸化物および水酸化物(例えば、ゾル、フラッシュ焼成した
アルミナ、ゲル、偽ボーエマイト、ボーエマイト)、アルミニウム塩、例えば硝
酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミニウムクロロハイドレートおよびア
ルミン酸ナトリウムを反応器に供給することができる。該他のアルミニウム源は
水に可溶または不溶であることができ、アルミニウム3水和物および/またはそ
の熱的に処理された形態に加えることができ、あるいは、固体、溶液、または懸
濁物として別々に反応器に供給することができる。
【0037】マグネシウム源 使用することができるMg生成源は、MgO、Mg(OH)2、酢酸マグネシ ウム、ギ酸マグネシウム、ヒドロキシ酢酸マグネシウム、ハイドロマグネサイト
(hydromagnesite)(Mg5(CO34(OH)2)、炭酸マグネシウム、重炭酸マ
グネシウム、硝酸マグネシウム、塩化マグネシウム、ドロマイト(dolomite)およ
びセピオライト(sepiolite)を包含する。固体Mg源および可溶性Mg塩が適当 である。また、Mg源の組合せが使用できる。マグネシウム源は、固体、溶液ま
たは好ましくはスラリーとして反応器に供給することができる。マグネシウム源
はまた、反応器に添加される前にアルミニウム源と合わせることができる。
【0038】条件 簡単である故に、この方法は、連続方式で行うのに特に適している。アルミニ
ウム源およびマグネシウム源を反応器に供給し、水性懸濁物中で反応させてアニ
オン性クレーを得る。本発明の範囲内で、反応器は、アルミニウム源とマグネシ
ウム源との間の反応が起こる任意の区画された帯域であると考えられる。反応器
は、撹拌機、バッフル(baffle)等を備えて、反応体の均質な混合を確実にするこ
とができる。反応は、撹拌して、または撹拌しないで、環境温度または高められ
た温度で、大気圧または高められた圧力にて起こることができる。通常、0〜100
℃の温度が、大気圧以上で使用される。室温よりむしろ50℃より上の温度でプロ
セスを行うのが好ましい。というのは、これによって、X線回折パターンにおい
て、室温で得られるアニオン性クレーより鋭いピークを有するアニオン性クレー
を結果として生じるからである。反応器は、任意の加熱源、例えば炉、マイクロ
波、赤外線源、加熱ジャケット(電気的なものまたは加熱流体を用いるもの)、
ランプ等によって加熱することができる。
【0039】 反応器中の該水性懸濁物は、出発物質のスラリーを一緒にもしくは別々に反応
器に供給するか、またはマグネシウム源をアルミナ3水和物および/もしくはそ
の焼成した形態のスラリーに加え、またはこれを逆にし、そして得られるスラリ
ーを反応器に供給することによって得ることができる。例えばアルミニウム3水
和物のスラリーを高められた温度で処理し、次いでMg源それ自体を、またはス
ラリーもしくは溶液中のMg源を、反応器もしくはアルミニウム源のスラリーに
加えることが可能である。入手可能な特定の装置が与えられたら、連続プロセス
を水熱反応的に行うことができる。このことは特に有利である。というのは、こ
れはより速く、かつより高い転化率が得られるからである。他の製造方法を使用
するときにしばしば遭遇する、望まないイオン(例えばナトリウム、アンモニウ
ム、塩化物、硫酸塩)が生成物中に存在しないので、生成物を洗浄またはろ過す
る必要がない。
【0040】 本発明の更なる実施態様においては、プロセスは、多段階プロセスで行う。例
えば、ATHおよびMg源のスラリーを第1の反応器中で穏やかな温度にて熱的
に処理し、次いで第2の反応器中で水熱処理する。所望なら、予備形成されたア
ニオン性クレーを反応器に添加することができる。該予備形成されたクレーは、
反応混合物からリサイクルされたアニオン性クレーまたは本発明もしくは任意の
他の方法に従う方法により別途に製造されたアニオン性クレーであることができ
る。
【0041】 所望なら、有機もしくは無機の酸および塩基を、例えばpHを調節するために 反応器に供給することができ、または反応器に供給される前にマグネシウム源も
しくはアルミニウム源に加えることができる。好ましいpH調節剤の例は、アン モニウム塩基である。というのは、乾燥すると、有害なカチオンがアニオン性ク
レー中に残らないからである。
【0042】 所望なら、本発明の連続方法によって製造したアニオン性クレーをイオン交換
に供することができる。イオン交換すると、層間の電荷バランスをとっているア
ニオンが他のアニオンで置換される。該他のアニオンは、アニオン性クレー中に
普通に存在するものであり、柱状構造をなすアニオン(pillaring anion)、例え ばV1028 6-、Mo724 6-、PW1240 3-、B(OH)4 -、B45(OH)4 2- 、HBO4 2-、HGaO3 2-、CrO4 2-を包含する。適当な柱状構造をなすアニ オンの例は、米国特許第4,774,212号明細書に与えられており、この特許は、引 用することによりこの目的のために本明細書に含まれる。該イオン交換は、スラ
リー中に形成されたアニオン性クレーを乾燥する前または後に行うことができる
【0043】 本発明の連続方法は、広範囲のMg:Al比を有する生成物を製造するのに広
い融通性を与える。Mg:Al比は、0.1〜10、好ましくは1〜6、より好ましく は2〜4、特に好ましくは3に近い範囲で変わることができる。
【0044】 幾つかの用途のために、金属および非金属の両方の添加剤、例えば希土類金属
、Si、P、B、第VI族、第VIII族、アルカリ土類(例えばCaおよびB
a)および/または遷移金属(例えばMn、Fe、Ti、Zr、Cu、Ni、Z
n、Mo、Sn)を存在させるのが望ましい。該金属および非金属は、本発明の
アニオン性クレーまたは固溶体上に容易に堆積することができ、またはそれらは
、反応器へ一緒にまたは別々に供給されるアルミニウム源またはマグネシウム源
に添加されることができる。金属または非金属の適当な供給源は、酸化物、ハロ
ゲン化物または任意の他の塩、例えば塩化物、硝酸塩等である。多段階プロセス
の場合には、該金属および非金属は、任意の段階で添加することができる。アニ
オン性クレー中の金属および非金属の分布を調節するのが特に有利であり得る。
【0045】 いかなる意味によっても限定的であると考えられるべきではない以下の実施例
により、本発明を説明する。
【0046】
【実施例】
従来技術の状況に基づく比較例比較例1 Mg−Alカーボネートアニオン性クレーの市販されていて入手可能な試料を
、リヘイス ケミカル カンパニー(Reheis Chemical Company)から得た。その PXRDパターンを図1に例示する。
【0047】
【表1】
【0048】比較例2 この比較例は、MgおよびAl塩溶液が塩基の溶液に添加される、共沈法を説
明する(米国特許第3,979,523号明細書、譲受人、キョウワ ケミカル インダ ストリー(Kyowa Chemical Industry)、日本)。
【0049】 蒸留水100ml中の0.04MのAl(NO32・9H2Oおよび0.08MのMg(NO3 2 ・6H2Oを含む溶液を、激しく撹拌しながら、室温にて0.05MのNa2CO3を含
む蒸留水150mlに滴下して加えた。Mg/Al比は2.0であった。3NのNaOH
の添加によってpHを10付近に維持し、得られるスラリーを室温で1晩ねかせた
。遠心によって沈殿を分離し、熱蒸留水で数回洗浄し、次いで65℃で1晩乾燥し
た。
【0050】 この試料から得られたPXRDパターンを図2に示す。結果は以下のようであ
った:
【0051】
【表2】
【0052】 熱重量分析は、約100℃、250℃および450℃での3つの重量損失を示し、これ は、物理的吸着(physisorbed)水、層間水の損失およびCO2損失および格子のデ
ヒドロキシル化に帰する。
【0053】比較例3 実施例1から得られた生成物を500℃で12時間焼成した。生成物は、Mg:A l比2〜5を有する他の確立された方法によって製造された焼成アニオン性クレー
の試料について得られるのと同様の、45および63度の2θで幅広いX線回折線を
与えた。
【0054】比較例4 実施例2から得られた生成物を500℃で12時間焼成した。生成物は、Mg:A l比2〜5を有する他の確立された方法によって製造された焼成アニオン性クレー
の試料について得られるのと同様の、45および63度の2θで幅広いX線回折線を
与えた。
【0055】比較例5 比較例3からの生成物0.15gを、室温にて75mlの水に加え、12時間撹拌した 。生成物をろ過し、洗浄し、80℃で乾燥した。PXRDパターンは、アニオン性
クレー構造が、PXRDにおいて11.5、23.5および35°で特徴的な線を有して再
形成されたことを示した。
【0056】比較例6 実施例4からの生成物0.15gを、室温にて水に加え、12時間撹拌した。生成物 をろ過し、80℃で乾燥した。PXRDパターンは、生成物が比較例5に類似して
いることを示し、アニオン性クレー構造が再形成されたことを確認した。
【0057】 本発明の実施例 窒素下または二酸化炭素を含まない雰囲気下でアニオン性クレーを製造するこ
とができ、よってアニオン性クレーは、電荷バランスをとるアニオンとして主と
してカーボネートよりむしろヒドロキシドを主として含む。アニオン性クレーが
、電荷バランスをとるアニオンとしてカーボネート優勢で生じるように、二酸化
炭素を反応器に供給することがまた可能である。
【0058】 以下の実施例は、アルミナ源としてJM ヒューバー (Huber)から得られるギ
ブサイト(ミクラル(Micral) 916(商標))の使用またはBOCの使用を説明す
る。
【0059】実施例7 懸濁物中のMgOおよび、懸濁物中の実施例2の生成物5%を有するBOCを
反応器に供給し、170℃で水熱反応的に処理した。得られる生成物を次に、空気 中で65℃にて1晩乾燥した。
【0060】実施例8 懸濁物中のMgOおよびギブサイトを反応器に供給し、240℃で水熱反応的に 処理した。生成物を65℃にて18時間乾燥した。
【0061】実施例9 ギブサイトを空気中で400℃にて2時間焼成した。焼成したギブサイトおよび 懸濁物中のMgOを反応器に供給し、200℃で水熱反応的に処理した。生成物を1
00℃で乾燥した。
【0062】実施例10 ギブサイトの試料を空気中で400℃で2時間焼成した。焼成したギブサイトを 次に、水中のMgOと混合した。HNO3の添加により混合物のpHを6に調整 し、反応器に供給し、ここで、混合物は200℃で水熱反応的に処理された。生成 物を110℃で乾燥した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、市販されていて入手可能なMg−Alカーボネートアニオン性クレー
のPXRDパターンを示す。
【図2】 図2は、共沈によって製造されたMg−Alカーボネートアニオン性クレーの
PXRDパターンを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),CA,CN,J P (72)発明者 ブラディ,マイク アメリカ合衆国,カリフォルニア州 91604,ステューディオ シティ,ローデ ス アベニュー 4248 (72)発明者 ジョーンズ,ウィリアム イギリス国, ケンブリッジ シービー2 2エヌジェイ, ラントリー クレッセ ント 56 (72)発明者 クーリ,ファシ 305−0031 日本国茨城県つくば市吾妻4 −209−313 Fターム(参考) 4G076 AA10 AA16 AA18 AB02 AB06 AB09 AB18 BA42 CA03 DA01 DA16 DA25

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム源およびマグネシウム源を反応器に供給し、水
    性懸濁物中で反応させてアニオン性クレーを得るアニオン性クレーの連続製造方
    法において、アルミニウム源が、アルミニウム3水和物および/またはその熱的
    に処理された形態である方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウム源が、アルミニウム3水和物の熱的に処理され
    た形態である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アルミニウム源が、アルミニウム3水和物である請求項1ま
    たは2記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルミニウム3水和物および/またはその熱的に処理された
    形態の他に、他のアルミナ源が反応器に供給される請求項1〜3のいずれか1項
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 アルミニウム源がスラリーの形状で反応器に供給される請求
    項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 マグネシウム源が、酸化マグネシウムおよび/またはMg(
    OH)2および/またはMgCO3である請求項1〜5のいずれか1項記載の方法
  7. 【請求項7】 マグネシウム源がスラリーの形状で反応器に供給される請求
    項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 反応が、大気圧以上で0〜100℃の温度にて起こる請求項1〜
    7のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 反応が、大気圧以上で50℃より上の温度にて起こる請求項1
    〜8のいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 反応が、100℃より上の温度かつ高められた圧力にて行わ れる請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 金属または非金属が反応器に供給される請求項1〜10の
    いずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 金属または非金属が、アルミニウム源スラリーに添加され
    る請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 金属または非金属が、マグネシウム源スラリーに添加され
    る請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】 アニオン性クレーが、イオン交換処理に供される請求項1
    〜11のいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 アニオン性クレーが、V1028 6-およびMo724 6-ある いは他の柱状構造をなすアニオンでイオン交換される請求項1〜12のいずれか
    1項記載の方法。
  16. 【請求項16】 金属または非金属がアニオン性クレー上に沈積される請求
    項1〜13のいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 Al−Mg含有固溶体および/またはスピネルの製造方法
    であって、請求項1〜15のいずれか1項記載の方法によって得られるアニオン
    性クレーを、300〜1200℃の温度での熱処理に供する方法。
JP2000531399A 1998-02-11 1999-02-09 アニオン性クレーの連続製造方法 Expired - Lifetime JP4338065B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US2183998A 1998-02-11 1998-02-11
US09/021,839 1998-02-11
US09/239,143 1999-01-28
US09/239,143 US6440887B1 (en) 1998-02-11 1999-01-28 Continuous process for producing anionic clay
PCT/EP1999/000858 WO1999041195A1 (en) 1998-02-11 1999-02-09 Continuous process for producing anionic clay

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002503618A true JP2002503618A (ja) 2002-02-05
JP4338065B2 JP4338065B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=26695156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000531399A Expired - Lifetime JP4338065B2 (ja) 1998-02-11 1999-02-09 アニオン性クレーの連続製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6440887B1 (ja)
EP (1) EP1054837B1 (ja)
JP (1) JP4338065B2 (ja)
CN (1) CN1194894C (ja)
CA (1) CA2320094C (ja)
DE (1) DE69929421T2 (ja)
WO (1) WO1999041195A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520789A (ja) * 2004-11-22 2008-06-19 アルベマール・ネーザーランズ・ベー・ブイ アルミニウムと二価金属を含んでなる触媒組成物を用いる炭化水素変換法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6376405B1 (en) * 1998-02-11 2002-04-23 Akzo Nobel N.V. Process for producing anionic clay using two types of alumina compounds
US6541409B1 (en) * 1999-01-29 2003-04-01 Akzo Nobel N.V. Process for producing anionic clay using non-peptized boemite and compositions produced therefrom
WO2000044672A1 (en) * 1999-01-29 2000-08-03 Akzo Nobel N.V. Process for hydrothermally producing anionic clay using boehmite which has been peptized with inorganic acid
US6716785B2 (en) * 1999-08-11 2004-04-06 Akzo Nobel Nv Composite and process for the in-situ preparation of a composite comprising a cationic clay and binder/matrix material
CA2437609C (en) 2001-02-09 2010-06-22 Akzo Nobel Nv Doped anionic clays
EP1358128B1 (en) * 2001-02-09 2005-08-31 Akzo Nobel N.V. Process for the preparation of anionic clay
DE60224006T2 (de) 2001-02-09 2008-12-04 Akzo Nobel N.V. Verfahren zur herstellung von anionischer tonerde und böhmit-enthaltenden zusammensetzungen, zusammensetzungen die anionische tonerde und böhmit enthalten und daraus hergestellte katalysatoren
JP4276622B2 (ja) 2002-06-25 2009-06-10 アルベマーレ ネザーランズ ビー.ブイ. カチオン性層状物質の使用法、これらの物質を含む組成物、及びカチオン性層状物質の製造法
US7303654B2 (en) 2002-11-19 2007-12-04 Akzo Nobel N.V. Cellulosic product and process for its production
BRPI0407455B1 (pt) 2003-02-13 2020-01-07 Albemarle Netherlands B.V. Composição que contém um ou mais hidróxi-sais metálicos, um material de matriz, ligante ou veículo, uso da dita composição e uso de uma forma calcinada da composição
US7431825B2 (en) * 2003-12-05 2008-10-07 Intercat, Inc. Gasoline sulfur reduction using hydrotalcite like compounds
MX2007003775A (es) * 2007-03-29 2008-10-28 Mexicano Inst Petrol Procedimiento de preparacion de arcillas anionicas multimetalicas y producto resultante.
EP2263976A1 (en) 2009-06-03 2010-12-22 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Layered double hydroxide with a specific morphology, its preparation and use
EP2261177A1 (en) 2009-06-11 2010-12-15 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Layered double hydroxide, its preparation and use
WO2011031155A1 (en) * 2009-09-14 2011-03-17 Universiteit Utrecht Holding B.V. An inorganic ion exchange adsorbent for removing toxic trace elements from water
RU2689599C2 (ru) 2015-01-28 2019-05-28 СЭСОЛ (ЮЭсЭй) КОРПОРЕЙШН Способ производства магний-алюминатных шпинелей

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3222129A (en) 1962-02-26 1965-12-07 Kaiser Aluminium Chem Corp Method for producing active alumina nodules
US3796792A (en) 1969-12-12 1974-03-12 Kyowa Chem Ind Co Ltd Composite metal hydroxides
US3844978A (en) * 1972-12-01 1974-10-29 Chevron Res Layered clay minerals and processes for using
US3844979A (en) * 1972-12-01 1974-10-29 Chevron Res Layered clay minerals, catalysts, and processes for using
US4904457A (en) 1974-03-30 1990-02-27 Aluminum Company Of America Synthetic hydrotalcite
US4051072A (en) 1976-04-05 1977-09-27 General Motors Corporation Method for making pellet type catalyst
US4351814A (en) 1980-12-18 1982-09-28 Kyowa Chemical Industry Co., Ltd. Hydrotalcites having a hexagonal needle-like crystal structure and process for production thereof
US4458026A (en) 1982-06-02 1984-07-03 Union Carbide Corporation Catalysts for aldol condensations
DE3306822C2 (de) * 1983-02-26 1985-01-03 Giulini Chemie Gmbh, 6700 Ludwigshafen Kristallines, basisches Aluminium-Magnesium-Carbonat
US4454244A (en) 1983-03-28 1984-06-12 Ashland Oil, Inc. New compositions
US4656156A (en) 1986-01-21 1987-04-07 Aluminum Company Of America Adsorbent and substrate products and method of producing same
US4866019A (en) 1987-01-13 1989-09-12 Akzo N.V. Catalyst composition and absorbent which contain an anionic clay
CA1321383C (en) * 1987-11-25 1993-08-17 Hwaili Soo Monoalkylene glycol production using mixed metal framework compositions
US4774212A (en) 1987-12-22 1988-09-27 Amoco Corporation Pillared hydrotalcites
US4843168A (en) 1987-12-22 1989-06-27 Amoco Corporation Catalysis using pillared hydrotalcites
US5202496A (en) * 1989-04-18 1993-04-13 Aristech Chemical Corporation Method of making isophorne
US5153156A (en) * 1989-04-18 1992-10-06 Aristech Chemical Corporation Process for making efficient anionic clay catalyst, catalysts made thereby, and method of making isophorone
GB8922359D0 (en) * 1989-10-04 1989-11-22 British Petroleum Co Plc Process for the preparation of catalysts
US5114898A (en) 1990-01-18 1992-05-19 Board Of Trustees Operating Michigan State University Layered double hydroxide sorbents for the removal of SOx from flue gas and other gas streams
US5116587A (en) 1990-01-18 1992-05-26 Board Of Trustees Operating Michigan State University Layered double hydroxide sorbents for the removal of sox from flue gas resulting from coal combustion
US5079203A (en) 1990-05-25 1992-01-07 Board Of Trustees Operating Michigan State University Polyoxometalate intercalated layered double hydroxides
US5214142A (en) * 1990-09-20 1993-05-25 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Processes for the preparation of aminoethers
US5247103A (en) * 1990-09-20 1993-09-21 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Processes for the preparation of cyclic ethers
US5104987A (en) * 1990-09-20 1992-04-14 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Alkoxylation of active hydrogen-containing compounds
US5474602A (en) * 1990-09-26 1995-12-12 Alcan International Limited Treatment of magnesium hydroxide and its use as plastics filler
US5439861A (en) 1991-08-16 1995-08-08 Amoco Corporation Catalyzed vapor phase process for making synthesis gas
US5246899A (en) * 1991-08-16 1993-09-21 Amoco Corporation Simplified preparation of hydrotalcite-type clays
US5260495A (en) * 1991-08-23 1993-11-09 Union Carbide Chemicals & Plastics Technology Corporation Monoalkylene glycol production using highly selective monoalkylene glycol catalysts
JP2649630B2 (ja) 1992-05-29 1997-09-03 東陶機器株式会社 陶磁器の鋳込み成形方法
US5939353A (en) * 1992-12-21 1999-08-17 Bp Amoco Corporation Method for preparing and using nickel catalysts
US5399537A (en) 1992-12-21 1995-03-21 Amoco Corporation Method for preparing synthesis gas using nickel catalysts
US5507980A (en) 1993-07-06 1996-04-16 Aristech Chemical Corporation Basic inorganic binders
US5407652A (en) * 1993-08-27 1995-04-18 Engelhard Corporation Method for decomposing N20 utilizing catalysts comprising calcined anionic clay minerals
US5514361A (en) * 1994-04-29 1996-05-07 Aluminum Company Of America Method for making a synthetic meixnerite product
US5578286A (en) 1994-04-29 1996-11-26 Aluminum Company Of America Two powder synthesis of hydrotalcite-like compounds with divalent or polyvalent organic anions
US5426083A (en) 1994-06-01 1995-06-20 Amoco Corporation Absorbent and process for removing sulfur oxides from a gaseous mixture
CZ293606B6 (cs) * 1994-08-15 2004-06-16 Aluminum Company Of America Způsob výroby vrstveného podvojného hydroxidu a hydrotalkitu podobných sloučenin ve formě prášku
DE19511016A1 (de) 1995-03-25 1996-09-26 Henkel Kgaa Kationische Schichtverbindungen, deren Herstellung und deren Verwendung als PVC-Stabilisatoren
US6028023A (en) * 1997-10-20 2000-02-22 Bulldog Technologies U.S.A., Inc. Process for making, and use of, anionic clay materials

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008520789A (ja) * 2004-11-22 2008-06-19 アルベマール・ネーザーランズ・ベー・ブイ アルミニウムと二価金属を含んでなる触媒組成物を用いる炭化水素変換法

Also Published As

Publication number Publication date
CA2320094C (en) 2007-09-04
CA2320094A1 (en) 1999-08-19
CN1290231A (zh) 2001-04-04
EP1054837B1 (en) 2006-01-11
JP4338065B2 (ja) 2009-09-30
CN1194894C (zh) 2005-03-30
DE69929421D1 (de) 2006-04-06
US6440887B1 (en) 2002-08-27
EP1054837A1 (en) 2000-11-29
WO1999041195A1 (en) 1999-08-19
DE69929421T2 (de) 2006-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6468488B1 (en) Mg-Al anionic clay having 3R2 stacking
JP4307717B2 (ja) 酢酸マグネシウムを用いるアニオン性クレーの製造方法
US6171991B1 (en) Process for producing an anionic clay-containing composition
JP4338065B2 (ja) アニオン性クレーの連続製造方法
US6815389B2 (en) Process for producing anionic clay using two types of alumina compounds
CA2381277C (en) Process for producing al-containing non-mg-anionic clay
US6541409B1 (en) Process for producing anionic clay using non-peptized boemite and compositions produced therefrom
US6800578B2 (en) Process for producing anionic clay using boehmite which has been peptized with an acid
JP2003524569A (ja) 2つのタイプのアルミナ化合物を用いるアニオン性クレーの製造方法
WO2000044672A1 (en) Process for hydrothermally producing anionic clay using boehmite which has been peptized with inorganic acid
JP4445124B2 (ja) アニオン性クレー含有組成物の製造方法
EP1054838B1 (en) Process for producing anionic clay using two types of alumina compounds

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060208

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090316

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090409

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090518

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term