JP4445124B2 - アニオン性クレー含有組成物の製造方法 - Google Patents

アニオン性クレー含有組成物の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
(発明の背景)
本発明は、アニオン性クレーの製造および、アニオン性クレーの熱処理によるMg−Al固溶体の製造を含む。アニオン性クレーは、金属水酸化物の特定の組合せからできた正に荷電した層からなる結晶構造を有し、その層間にアニオンおよび水分子がある。ハイドロタルサイト(Hydrotalcite)は、天然に生じるアニオン性クレーの例であり、その中では、カーボネートが、存在する主たるアニオンである。メイクスネライト(Meixnerite)は、ヒドロキシルが、存在する主なアニオンであるアニオン性クレーである。
【0002】
【従来の技術】
ハイドロタルサイトのようなアニオン性クレーにおいては、ブルーサイト(Brucite)のような主層は、水分子とアニオン、より特にはカーボネートイオンが分布されている中間層と交互になっている八面体からできている。中間層は、アニオン例えばNO3 -、OH-、Cl-、Br-、I-、SO4 2-、SiO3 2-、CrO4 2-、BO3 2-、MnO4 -、HGaO3 2-、HVO4 2-、ClO4 -、BO3 2-、柱状構造をなすアニオン(pillaring anion)例えばV1028 6-、Mo724 6-、モノカルボキシレート例えばアセテート、ジカルボキシレート例えばオキザレート、アルキルスルホネート例えばラウリルスルホネートを含むことができる。
【0003】
本願特許明細書においてアニオン性クレーと称する物質を記載するために種々の用語が使用されることに注意すべきである。ハイドロタルサイトのようなもの、および層をなす二重の水酸化物は、当業者によって交換可能に使用される。本願特許明細書においては、その用語の範囲内でハイドロタルサイトのような物質および層をなす二重の水酸化物物質を含む物質をアニオン性クレーと称する。
【0004】
アニオン性クレーの製造は、多くの従来技術刊行物に記載されている。
最近では、アニオン性クレー化学について2つの主な概説が公開され、そこには、アニオン性クレーの合成のために利用可能な合成方法が要約されている。F.カバニ(Cavani)ら、「ハイドロタルサイトタイプのアニオン性クレー:製造、特性および適用(Hydrotalcite-like anionic clays: Preparation, Properties and Applications)」, キャタリシス トゥディ(Catalysis Today), 11 (1991年)、エルセビア サイエンス パブリッシャーズ(Elsevier Science Publishers) B.V. アムステルダム(Amsterdam)。
【0005】
J.P.ベッセ(Besse)ら、「アニオン性クレー:柱状構造物の化学、その合成およびミクロ細孔性固体における傾向(Anionic clays: trends in pillary chemistry, its synthesis and microporous solids)」(1992年), 2, 108, 編集者:M.I. オセリ(Occelli)、H.E. ロブソン(Robson)、ファン ノストランド レインホールド(Van Nostrand Reinhold)、ニューヨーク。
【0006】
これらの概説において、著者らは、アニオン性クレーの特徴は、500℃での穏やかな焼成によって、無秩序のMgO様生成物が形成されることであると述べている。該無秩序のMgO様生成物は、(ひどく焼成すると得られる)スピネルおよびアニオン性クレーとは区別できる。本願特許明細書においては、該無秩序のMgO様物質をMg−Al固溶体と称する。さらに、これらのMg−Al固溶体は、そのような焼成した物質を水にさらすとアニオン性クレー構造を再形成する、よく知られた記憶効果(memory effect)を含む。
【0007】
アニオン性クレーに関する研究について、以下の文献が参照される:
Helv. Chim. Acta, 25, 106-137および555-569 (1942年)、
J. Am. Ceram. Soc.,42, 3号、121(1959年)、
ケミストリー レターズ (Chemistry Letters) (日本)、843(1973年)
クレーズ アンド クレー ミネラルズ (Clays and Clay Minerals), 23, 369 (1975年)、
クレーズ アンド クレー ミネラルズ (Clays and Clay Minerals), 28, 50 (1980年)、
クレーズ アンド クレー ミネラルズ (Clays and Clay Minerals), 34, 507 (1996年)、
マテリアルズ ケミストリー アンド フィジークス (Materials Chemistry and Physics), 14, 569 (1986年)。
【0008】
さらに、アニオン性クレーの使用およびそれらの製造方法について大量の特許文献がある。
【0009】
欧州特許出願第0,536,879号は、pH依存性アニオンをクレーに導入する方法を記載する。このクレーは、Al(NO3)3およびMg(NO32の溶液を、ボレートアニオンを含む塩基性溶液に加えることによって製造される。次に生成物をろ過し、水で繰返し洗浄し、1晩乾燥する。追加的に、Zn/Mgの混合物が使用される。
【0010】
ミヤタによる「複合体金属水酸化物(Composite Metal Hydroxides)」という題の米国特許第3,796,792号明細書においては、Sc、La、Th、In等を含む広範囲のカチオンが組み込まれる、ある範囲の物質が製造される。与えられた実施例においては、2価および3価のカチオンの溶液が製造され、塩基と混合されて共沈を引き起こす。得られる生成物はろ過され、水洗され、80℃で乾燥される。実施例1はMgおよびAlに言及し、実施例2はMgおよびBiに言及する。他の例が与えられ、各場合において、高pHでアニオン性クレーを沈殿させる前に、可溶塩を使用して溶液を作る。
【0011】
ミヤタによる「複合体金属水酸化物(Composite Metal Hydroxides)」という題の米国特許第3,879,523号明細書においてはまた、多数の製造例が概説される。しかしながら、基礎をなす化学はまた、可溶塩の共沈、次いで洗浄および乾燥に基づく。洗浄は、そのような製造の必要な部分であることを強調することが重要である。というのは、金属イオンの共沈のための塩基性環境を作るために塩基性溶液が必要とされ、これは、NaOH/Na2CO3溶液により与えられるからである。例えば残留するナトリウムは、触媒または酸化物担体としての生成物の後の性能に有意に有害な影響を及ぼし得る。
【0012】
米国特許第3,879,525号明細書(ミヤタ)には、非常に類似の手順がまた記載されている。
【0013】
ミヤタらによる米国特許第4,351,814号明細書には、繊維状のハイドロタルサイトを作る方法が記載されている。そのような物質は、通常のプレート様のモルフォロジー(plate-like morphology)とは構造が異なる。この合成はまた、可溶塩を含む。例えば、MgCl2およびCaCl2の混合物の水性溶液が製造され、適当にねかされる。これから、針状生成物Mg2(OH)3Cl・4H2Oが沈殿する。次に、アルミン酸ナトリウムの別の溶液を、オートクレーブ中で固体Mg2(OH)3Cl・4H2Oと反応させ、生成物を再びろ過し、水洗し、乾燥する。
【0014】
熱処理されたアニオン性クレーがアルドール縮合反応のための触媒として記載されている、レイクル(Reichle)による米国特許第4,458,026号明細書では、マグネシウムとアルミニウムの硝酸塩溶液がまた使用されている。そのような溶液は、NaOHおよびNa2CO3の第2の溶液に添加される。沈殿後、スラリーをろ過し、蒸留水で2回洗浄した後、125℃にて乾燥する。
【0015】
ミスラ(Misra)による米国特許第4,656,156号明細書には、活性アルミナおよびハイドロタルサイトの混合に基づく新規な吸収剤の製造が記載されている。ハイドロタルサイトは、活性MgO(マグネシウム化合物例えば炭酸マグネシウムまたは水酸化マグネシウムを活性化させることによって製造される)をアルミネート、カーボネートおよびヒドロキシルイオンを含む水性溶液と反応させることによって作られる。例として、NaOH、Na2CO3およびAl23から溶液が作られる。特に、この合成は、Al源として工業用バイヤー液(Bayer liquor)の使用を含む。得られる生成物を洗浄し、ろ過した後、105℃で乾燥する。
【0016】
ミスラ(Misra)による米国特許第4,904,457号明細書には、活性マグネシアを、アルミネート、カーボネートおよびヒドロキシルイオンを含む水性溶液と反応させることによる、ハイドロタルサイトを高収率で製造する方法が記載されている。
【0017】
方法論は、米国特許第4,656,156号明細書に繰り返されている。
ケルカー(Kelkar)らによる米国特許第5,507,980号明細書では、合成ハイドロタルサイト様バインダーを含む、新規な触媒、触媒担体および吸収体を作る方法が記載されている。典型的なシートのハイドロタルサイトの合成は、酢酸が添加された偽ベーマイト(pseudo-boehmite)を反応させて偽ベーマイトを解膠することを含む。これを次にマグネシアと混合する。より重要なことには、この特許の要約は、この発明が、モノ有機カルボン酸例えばギ酸、プロピオン酸およびイソ酪酸を使用することをはっきりと述べている。この特許においては、ハイドロタルサイトを製造するための慣用のアプローチが示されている。
【0018】
米国特許第5,439,861号明細書には、ハイドロタルサイトに基づく合成ガス製造のための触媒の製造方法が開示されている。この製造方法はまた、例えばRhCl3、Mg(NO32およびAl(NO33の溶液を、Na2CO3およびNaOHの溶液に添加することにより、塩基と混合することによる可溶塩の共沈に基づく。
【0019】
ハイドロタルサイトに基づくニッケル含有触媒の製造における、バッタッチャリャ(Bhattacharyya)による米国特許第5,399,537号明細書にはまた、可溶なマグネシウムおよびアルミニウムの塩の共沈が使用されている。
【0020】
バッタッチャリャ(Bhattacharyya)による米国特許第5,591,418号明細書においては、硫黄酸化物または窒素酸化物を気体混合物から除去するための触媒が、アニオン性クレーを焼成することによって作られ、該アニオン性クレーは、Mg(NO32、Al(NO33およびCe(NO33の溶液の共沈により製造されたものである。生成物はまたろ過され、脱イオン水で繰返し洗浄される。
【0021】
ピンナバイア(Pinnavaia)らによる米国特許第5,114,898号明細書/国際特許出願公開WO 9110505号は、煙道ガスから硫黄酸化物を除去するための、層をなす二重の水酸化物吸着剤を記載し、この層をなす二重の水酸化物は、AlおよびMgの硝酸塩または塩化物の溶液を、NaOHおよびNa2CO3の溶液と反応させることによって製造される。米国特許第5,079,203号明細書/国際特許出願公開WO 9118670号においては、ポリオキソアニオンを間に入れた、層をなす二重の水酸化物が記載されており、共沈の技術によって親クレーが作られる。
【0022】
アルコア(Alcoa)の名で出願された米国特許第5,578,286号明細書においては、メイクスネライト(Meixnerite)の製造方法が記載されている。該メイクスネライトは、ジカルボキシレートまたはポリカルボキシレートアニオンと接触されてハイドロタルサイト様の物質を形成することができる。比較例1-3においては、30気圧より大きいCO2雰囲気中で、ハイドロマグネサイト(hydromagnesite)がアルミニウム3水和物と接触される。これらの例では、ハイドロタルサイトは得られなかった。
【0023】
米国特許第5,514,316号明細書では、酸化マグネシウムおよび遷移アルミナを用いた、メイクスネライトの製造方法が記載されている。比較の目的のために、アルミニウム3水和物が、酸化マグネシウムと組合せて使用された。この方法は、遷移アルミナを用いた方法ほどうまくいかないことが示された。
【0024】
米国特許第4,454,244号明細書および米国特許第4,843,168号明細書は、アニオン性クレーにおいて、柱状構造をなすアニオン(pillaring anion)を使用することを記載する。
【0025】
ファン ブレークホベン(van Broekhoven)による米国特許第4,946,581号明細書および米国特許第4,952,382号明細書では、可溶塩、例えばMg(NO32およびAl(NO33の、希土類塩を組み込んで、および組み込まないでの共沈を、触媒成分および添加剤としてのアニオン性クレーの製造に使用した。種々のアニオンならびに2価および3価のカチオンが記載されている。
【0026】
前記した従来技術の記載に示したように、アニオン性クレーの多くの用途がある。これらとしては、限定されることはないが、触媒、吸着剤、石油掘穿マッド(drilling mud)、触媒の支持体および担体、増量剤ならびに医療分野での適用を包含する。特に、ファン ブレークホベンは、SOx減少の化学におけるそれらの使用について記載した。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
これらの物質についてのこの広範な大規模の工業的応用の故に、より費用効率的で、環境的に問題のない、アニオン性クレーの製造方法を提供するために、代替的な安価な原料物質を使用し、連続方式で行うことができる新しい方法が必要とされている。特に、上記した従来技術から、以下の方法で製造方法を改善できることを推断することができる:反応体のより安い供給源の使用、反応体をより容易に取り扱う方法(したがって洗浄もしくはろ過が必要ない)の使用、これらの細かい粒状物質に関連するろ過の問題を減らすこと、アルカリ金属(ある種の触媒用途のためには特に不都合であり得る)の回避。従来技術の製造では、有機酸を使用してアルミナを解膠した。有機酸の使用は高価であり、合成プロセスに追加の段階を導入し、したがって費用効率的でない。さらに、従来技術のプロセスによって製造されたアニオン性クレーの乾燥および焼成においては、窒素酸化物、ハロゲン、硫黄酸化物等の気体放出に遭遇し、これは環境汚染問題を引き起こす。
【0028】
【課題を解決するための手段】
(発明の概要)
本発明は、安価な原料物質を使用し、連続方式で行うのに非常に適した単純なプロセスでそのような原料物質を使用する、アニオン性クレー含有組成物の製造方法を包含する。該方法は、環境温度または高められた温度で、大気圧または高められた圧力にて、水中で、撹拌し、または撹拌せずに、混合物を反応させることを含む。そのようなプロセスは、標準の工業装置で運転することができる。より詳細には、洗浄またはろ過の必要がなく、反応生成物におけるMg/Alの広範囲の比が可能である。
【0029】
本発明の方法においては、アルミニウム源およびマグネシウム源、例えば酸化マグネシウムまたはブルーサイトを水性懸濁物中で反応させてアニオン性クレーおよび未反応のアルミニウム源を含有する組成物を得る。本発明は、アルミニウム源として、アルミナ3水和物(例えばギブサイト(gibbsite)、バイエライト(bayerite)またはノルドストランダイト(nordstrandite))またはそれらの熱的に処理された形態の使用を含む。反応は、環境温度または高められた温度および大気圧または高められた圧力にて行い、反応混合物は、アニオン性クレーの直接形成をもたらす。粉末X線回折パターン(PXRD)は、生成物が他の標準の(バッチ)方法によって製造されたアニオン性クレーに匹敵することを示唆する。生成物の物理的および化学的性質はまた、他の慣用の方法によって製造されたアニオン性クレーに匹敵する。本発明の全体にわたるプロセスは非常に融通がきき、広範囲のアニオン性クレー含有組成物およびアニオン性クレー様物質(例えばカーボネート、水酸化物および他のアニオンを含む)が、経済的にかつ環境的にやさしいやり方で製造されることを可能にする。
【0030】
(発明の詳細な説明)
本発明は、アニオン性クレー含有組成物の製造を含む。特に、アルミニウム源およびマグネシウム源を水性懸濁物中で反応させてアニオン性クレーおよび未反応のアルミニウム源含有組成物を得、アルミニウム源はアルミニウム3水和物またはその熱的に処理された形態である、アニオン性クレー含有組成物の製造方法を記載する。該マグネシウム源は、マグネシウム塩、固体のマグネシウム含有化合物またはこの2つの混合物からなることができる。Mg源と、アルミニウム3水和物またはその熱的に処理された形態との間の反応は、アニオン性クレーの直接形成をもたらす。本発明の方法においては、アルミニウム源の一部が未反応のままであり、アニオン性クレー含有組成物中でそのままになる。該反応は室温以上の温度で起こる。100℃より高い温度では、反応は好ましくは自発条件下で行われる。本発明の方法においては、例えば可溶塩を反応器に供給することによって反応媒体中に備えられた、または合成中に大気から吸収された、カーボネート、ヒドロキシルもしくは他のアニオンまたはそれらの混合物が、必要な電荷のバランスをとるアニオンとして層間領域中に組み込まれる。
【0031】
この方法によって製造されたアニオン性クレーは、慣例の先に開示された方法によって製造されたアニオン性クレーに通常関連する、よく知られた性質および特性(例えば、化学分析、粉末X線回折パターン、FTIR、熱分解特性、表面積、細孔容積および細孔径分布)を示す。
【0032】
加熱されると、アニオン性クレーは一般に、Mg−Al固溶体を形成し、より高温ではスピネルを形成する。触媒、吸着剤(例えば触媒的クラッキング反応のためのSOx吸着剤)または触媒担体として使用されるときには、本発明のアニオン性クレーは普通、製造中に加熱され、それでMg−Al固溶体の形態である。FCCユニットにおける使用中に、触媒または吸着剤は、アニオン性クレーからMg−Al固溶体へと転化される。
【0033】
したがって、本発明はまた、本発明の方法により製造されたアニオン性クレー含有組成物が300〜1200℃の温度で熱処理されてMg−Al含有固溶体および/またはスピネル含有組成物を形成する方法に関する。
本発明の組成物中のアニオン性クレーは、一般式
【0034】
【化1】
Figure 0004445124
に対応する、層をなす構造を有する。ここで、mおよびnは、m/n=1〜10、好ましくは1〜6であるような値を有し、bは、0〜10の範囲の値、一般には2〜6の値、しばしば約4の値を有する。Xは、CO3 2-、OH-または、アニオン性クレーの層間に通常存在する任意の他のアニオンであることができる。m/nが2〜4の値、より特には3に近い値であるのがより好ましい。
【0035】
本願に開示された方法は生成物の洗浄またはろ過を必要としないので、過液廃棄物または気体放出(例えば酸分解からの)がなく、この方法を特に環境に優しくし、工業用の運転にますます負わされる環境的制約に、より適合させる。生成物は噴霧乾燥されて直接に小球(microsphere)を形成することができ、または押出されて成形体を形成することができる。
【0036】
アルミニウム源
本発明は、結晶アルミニウム3水和物(ATH)、例えば、レイノルズ アルミニウム カンパニー(Reynolds Aluminium Company) RH−20(商標)またはJM ヒューバー ミクラル(Huber Micral)(商標)等級によって提供されるギブサイトの使用を含む。また、BOC(ボーキサイト オレ コンセントレート(Bauxite Ore Concentrate))、バイエライトおよびノルドストランダイトが適当なアルミニウム3水和物である。BOCは最も安いアルミナ源である。アルミナ3水和物は、小さい粒径を有するのが好ましい。上記したように、本発明においては、アルミニウム3水和物の一部が未反応のままであり、得られるアニオン性クレー含有組成物中でそのままになる。本発明の方法においては、アルミニウム3水和物のほかに、他のアルミニウム源、例えばアルミニウムの酸化物および水酸化物(例えば、ゾル、フラッシュ焼成したアルミナ、ゲル、偽ボーエマイト、ボーエマイト)、アルミニウム塩、例えば硝酸アルミニウム、塩化アルミニウムおよびアルミニウムクロロハイドレートを水性懸濁物に添加することができる。該他のアルミニウム源は水に可溶または不溶であることができ、アルミニウム3水和物に加えることができ、あるいは、固体、溶液、または懸濁物として別々に水性懸濁物に添加することができる。
【0037】
マグネシウム源
使用することができるMg生成源は、酸化マグネシウムおよび/またはMg(OH) 2 および/またはMgCO 3 である。固体Mg源および可溶性Mg塩が適当である。また、Mg源の組合せが使用できる。マグネシウム源は、固体、溶液または好ましくはスラリーとして反応器に供給することができる。マグネシウム源はまた、反応器に添加される前にアルミニウム源と合わせることができる。
【0038】
条件
簡単である故に、この方法は、連続方式で行うのに特に適している。アルミニウム源およびマグネシウム源を反応器に供給し、水性懸濁物中で反応させてアニオン性クレー含有組成物を得る。バッチプロセスの場合には、アルミニウム源およびマグネシウム源を反応器に添加し、水性懸濁物中で反応させてアニオン性クレー含有組成物を得る。
【0039】
本発明の範囲内で、反応器は、アルミニウム源とマグネシウム源との間の反応が起こる任意の区画された帯域であると考えられる。反応器は、撹拌機、バッフル(baffle)等を備えて、反応体の均質な混合を確実にすることができる。反応は、撹拌して、または撹拌しないで、環境温度または高められた温度で、大気圧または高められた圧力にて起こることができる。通常、0〜100℃の温度が、大気圧以上で使用される。室温よりむしろ50℃より上の温度でプロセスを行うのが好ましい。というのは、これによって、X線回折パターンにおいて、室温で得られるアニオン性クレー含有組成物より鋭いピークを有するアニオン性クレーを結果として生じるからである。反応器は、任意の加熱源、例えば炉、マイクロ波、赤外線源、加熱ジャケット(電気的なものまたは加熱流体を用いるもの)、ランプ等によって加熱することができる。
【0040】
反応器中の該水性懸濁物は、出発物質のスラリーを一緒にもしくは別々に反応器に添加するか、またはマグネシウム源をアルミナ3水和物および/またはその焼成された形態のスラリーに加え、もしくはこれを逆にし、そして得られるスラリーを反応器に添加することによって得ることができる。例えばアルミニウム3水和物のスラリーを高められた温度で処理し、次いでMg源それ自体を、またはスラリーもしくは溶液中のMg源を、反応器もしくはアルミニウム源のスラリーに加えることが可能である。入手可能な特定の装置が与えられたら、連続プロセスを水熱反応的に行うことができる。このことは特に有利である。というのは、これはより速く、かつより高い転化率が得られるからである。他の製造方法を使用するときにしばしば遭遇する、望まないイオン(例えばナトリウム、アンモニウム、塩化物、硫酸塩)が生成物中に存在しないので、生成物を洗浄またはろ過する必要がない。
【0041】
本発明の更なる実施態様においては、プロセスは、多段階プロセスで行う。例えば、ATHおよびMg源のスラリーを第1の反応器中で穏やかな温度にて熱的に処理し、次いで第2の反応器中で水熱処理する。所望なら、予備形成されたアニオン性クレーを反応器に添加することができる。該予備形成されたクレーは、反応混合物からリサイクルされたアニオン性クレーまたは本発明もしくは任意の他の方法に従う方法により別途に製造されたアニオン性クレーであることができる。
【0042】
所望なら、有機もしくは無機の酸および塩基を、例えばpHを調節するために反応器に供給することができ、または反応器に供給する前にマグネシウム源もしくはアルミニウム源に加えることができる。好ましいpH調節剤の例は、アンモニウム塩基である。というのは、乾燥すると、有害なカチオンがアニオン性クレー中に残らないからである。
【0043】
所望なら、本発明の方法によって製造したアニオン性クレー含有組成物をイオン交換に供することができる。イオン交換すると、層間の電荷バランスをとっているアニオンが他のアニオンで置換される。該他のアニオンは、アニオン性クレー中に普通に存在するものであり、柱状構造をなすアニオン(pillaring anion)、例えばV1028 6-、Mo724 6-、PW1240 3-、B(OH)4 -、B45(OH)4 2-、HBO4 2-、HGaO3 2-、CrO4 2-を包含する。適当な柱状構造をなすアニオンの例は、米国特許第4,774,212号明細書に与えられており、この特許は、引用することによりこの目的のために本明細書に含まれる。該イオン交換は、スラリー中に形成されたアニオン性クレーおよびアルミニウム源含有組成物を乾燥する前または後に行うことができる。
【0044】
本発明の方法は、広範囲のMg:Al比を有する生成物を製造するのに広い融通性を与える。Mg:Al比は、0.1〜10、好ましくは1〜6、より好ましくは2〜4、特に好ましくは3に近い範囲で変わることができる。
【0045】
幾つかの用途のために、金属および非金属の両方の添加剤、例えば希土類金属、Si、P、B、第VI族、第VIII族、アルカリ土類(例えばCaおよびBa)および/または遷移金属(例えばMn、Fe、Ti、Zr、Cu、Ni、Zn、Mo、Sn)を存在させるのが望ましい。該金属および非金属は、本発明のアニオン性クレーまたは固溶体上に容易に堆積することができ、またはそれらは、反応器へ添加されるまたは反応器へ別々に添加されるアルミニウム源またはマグネシウム源に添加されることができる。金属または非金属の適当な供給源は、酸化物、ハロゲン化物または任意の他の塩、例えば塩化物、硝酸塩等である。多段階プロセスの場合には、該金属および非金属は、任意の段階で添加することができる。アニオン性クレー中の金属および非金属の分布を調節するのが特に有利であり得る。
【0046】
上記しように、本発明においては、アルミニウム3水和物またはその熱的に処理された形態の一部が未反応のままであり、得られるアニオン性クレー含有組成物中でそのままになる。該得られる組成物は、吸着剤として、または触媒添加剤もしくはマトリックスとして、有利に使用される。この組成物はすでに、組成物においてアニオン性クレーのためのバインダーとして働くアルミニウム3水和物またはその熱的に処理された形態を含む。したがって、本発明はまた、本発明の方法により製造されたアニオン性クレー含有組成物に関する。
【0047】
いかなる意味によっても限定的であると考えられるべきではない以下の実施例により、本発明を説明する。
【0048】
【実施例】
従来技術の状況に基づく比較例
比較例1
Mg−Alカーボネートアニオン性クレーの市販されていて入手可能な試料を、リヘイス ケミカル カンパニー(Reheis Chemical Company)から得た。そのPXRDパターンを図1に例示する。
【0049】
【表1】
Figure 0004445124
【0050】
比較例2
この比較例は、MgおよびAl塩溶液が塩基の溶液に添加される、共沈法を説明する(米国特許第3,979,523号明細書、譲受人、キョウワ ケミカル インダストリー(Kyowa Chemical Industry)、日本)。
【0051】
蒸留水100ml中の0.04MのAl(NO32・9H2Oおよび0.08MのMg(NO32・6H2Oを含む溶液を、激しく撹拌しながら、室温にて0.05MのNa2CO3を含む蒸留水150mlに滴下して加えた。Mg/Al比は2.0であった。3NのNaOHの添加によってpHを10付近に維持し、得られるスラリーを室温で1晩ねかせた。遠心によって沈殿を分離し、熱蒸留水で数回洗浄し、次いで65℃で1晩乾燥した。
【0052】
この試料から得られたPXRDパターンを図2に示す。結果は以下のようであった:
【0053】
【表2】
Figure 0004445124
【0054】
熱重量分析は、約100℃、250℃および450℃での3つの重量損失を示し、これは、物理的吸着(physisorbed)水、層間水の損失およびCO2損失および格子のデヒドロキシル化に帰する。
【0055】
比較例3
実施例1から得られた生成物を500℃で12時間焼成した。生成物は、Mg:Al比2〜5を有する他の確立された方法によって製造された焼成アニオン性クレーの試料について得られるのと同様の、45および63度の2θで幅広いX線回折線を与えた。
【0056】
比較例4
実施例2から得られた生成物を500℃で12時間焼成した。生成物は、Mg:Al比2〜5を有する他の確立された方法によって製造された焼成アニオン性クレーの試料について得られるのと同様の、45および63度の2θで幅広いX線回折線を与えた。
【0057】
比較例5
比較例3からの生成物0.15gを、室温にて75mlの水に加え、12時間撹拌した。生成物をろ過し、洗浄し、80℃で乾燥した。PXRDパターンは、アニオン性クレー構造が、PXRDにおいて11.5、23.5および35°で特徴的な線を有して再形成されたことを示した。
【0058】
比較例6
実施例4からの生成物0.15gを、室温にて水に加え、12時間撹拌した。生成物をろ過し、80℃で乾燥した。PXRDパターンは、生成物が比較例5に類似していることを示し、アニオン性クレー構造が再形成されたことを確認した。
本発明の実施例
【0059】
窒素下または二酸化炭素を含まない雰囲気下でアニオン性クレーを製造することができ、よってアニオン性クレーは、電荷バランスをとるアニオンとして主としてカーボネートよりむしろヒドロキシドを主として含む。アニオン性クレーが、電荷バランスをとるアニオンとしてカーボネート優勢で生じるように、二酸化炭素を反応器に供給することがまた可能である。
【0060】
以下の実施例は、アルミナ源としてJM ヒューバー (Huber)から得られるギブサイト(ミクラル(Micral) 916(商標))の使用またはBOCの使用を説明する。
【0061】
実施例7
3.92gのMgOを、空気雰囲気でビーカー中で65℃にて、50clの脱イオン水に懸濁させた。次に、3gのミクラル(Micral) 916ギブサイトを添加し、混合物を65℃に1晩保持した。得られる生成物を次に、空気中で65℃にて1晩乾燥した。生成物は、カーボネート含有アニオン性クレーおよび未反応のギブサイトの混合物からなっていた(図3)。
【0062】
実施例8
3.92gのMgOを、空気雰囲気でビーカー中で65℃にて、50clの脱イオン水に懸濁させた。次に、3gのミクラル(Micral) 916ギブサイトを添加し、混合物を90℃に24時間保持した。得られる生成物を次に、空気中で65℃にて1晩乾燥した。生成物は、カーボネート含有アニオン性クレーおよび未反応のギブサイトの混合物からなっていた。
【0063】
実施例9
3.92gのMgOを、空気雰囲気でビーカー中で65℃にて、50clの脱イオン水に懸濁させた。次に、3gのミクラル(Micral) 916ギブサイトを、5重量%の実施例2の生成物と共に添加し、混合物を65℃に24時間保持した。得られる生成物を次に、空気中で65℃にて1晩乾燥した。生成物は、カーボネート含有アニオン性クレーおよび未反応のギブサイトの混合物からなっていた。
【0064】
実施例10
3.92gのMgOを、空気雰囲気でビーカー中で65℃にて、50clの脱イオン水に懸濁させた。次に、3gのミクラル(Micral) 916ギブサイトを、5重量%の実施例2の生成物と共に添加し、混合物を170℃で1時間水熱反応的に処理した。得られる生成物を次に、空気中で65℃にて1晩乾燥した。生成物は、カーボネート含有アニオン性クレーおよび未反応のギブサイトの混合物からなっていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、市販されていて入手可能なMg−Alカーボネートアニオン性クレーのPXRDパターンを示す。
【図2】 図2は、共沈によって製造されたMg−Alカーボネートアニオン性クレーのPXRDパターンを示す。
【図3】 図3は、本発明の方法によって製造されたMg−Alアニオン性クレー含有組成物のPXRDパターンを示す。

Claims (12)

  1. アルミニウム源およびマグネシウム源を水性懸濁物中で反応させてアニオン性クレーおよび未反応のアルミニウム源を含有する組成物を得る、アニオン性クレー含有組成物を製造する方法であって、アルミニウム源が、アルミニウム3水和物であり、マグネシウム源が、酸化マグネシウムおよび/またはMg(OH)2および/またはMgCO3であり、かつ懸濁物がアルカリ金属を含まない方法。
  2. アルミニウム3水和物の他に、他のアルミニウム源が水性懸濁物中に存在する請求項1記載の方法。
  3. 反応が、大気圧以上で0〜100℃の温度にて起こる請求項1〜2のいずれか1項記載の方法。
  4. 反応が、大気圧以上で50℃より上の温度にて起こる請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 金属または非金属が、水性懸濁物、アルミニウム源および/またはマグネシウム源に添加される請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. 金属または非金属が、アルミニウム源に添加される請求項5記載の方法。
  7. 金属または非金属が、マグネシウム源に添加される請求項5記載の方法。
  8. アニオン性クレーが、イオン交換処理に供される請求項1〜7のいずれか1項記載の方法。
  9. アニオン性クレーが、V1028 6-およびMo724 6-あるいは他の柱状構造をなすアニオンでイオン交換される請求項8記載の方法。
  10. 金属または非金属がアニオン性クレー上に沈積される請求項1〜9のいずれか1項記載の方法。
  11. Al−Mg含有固溶体および/またはスピネルの製造方法であって、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法によって得られるアニオン性クレーを、300〜1200℃の温度での熱処理に供する方法。
  12. 請求項1〜10のいずれか1項記載の方法によって得ることができるアニオン性クレー含有組成物。
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