JP2002503242A - 植物抽出物を含む化粧用製品 - Google Patents

植物抽出物を含む化粧用製品

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、特に脱色、抗酸化及び老化防止作用を有する植物抽出物を含有する化粧用製品に関する。更に本発明は、皮膚、粘膜及び/又は表皮性産物に局所使用する化粧用製品製造の際の有効成分として、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ、グーアニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ、ランディア アルマータ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選択される少なくとも1以上の植物由来の抽出物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 植物抽出物を含む化粧用製品 本発明は、化粧品、特に皮膚用化粧品の分野に関し、その対象は、皮膚、粘膜 及び/又は表皮性産物(髪、爪等)用の化粧品の製造において、植物抽出物、特 にオーマロニ(Haut−Maroni、フランス領ギアナ)にて発見された植 物の抽出物を用いるものに関する。 アルク(Aluku)族(オーマロニ、フランス領ギアナ)の女性は、毎朝晩 、女性の生涯の各段階に特異的に対応した、多くの上着の植物を用いる植物性の 煎じ薬により性的意味合いを持つ儀式的な禊ぎを行う。 該植物は、月経サイクルにおける時期及び要求される効果に応じ、煎じ薬の形 態に調製されて臀部浴(hip bath)に用いられる。 該植物は、月経サイクルにおける時期及び要求される効果に応じ、煎じ薬の形 態に調製されて臀部浴(hip bath)に用いられる。 これら多種の植物の研究によりいくつかの薬理特性、即ち、 time des femmes Aluku en Guy ologique",Marie Fleury著,Proeeding of the 2nd European Colloquium on Ethn opharmacology and the 11th internati onal Conference on Ethnomedicine、ハイデ ルベルグ、1993年3月24−27日、参照)。 本発明の発明者等は、予期せぬことに、そして驚くべきことに、上記のいくつ かの植物の抽出液が上記の薬理特性のみならず、明白な抗フリーラジカル、老化 防止及び還元型グルタチオンの自己合成を刺激する特性及び作用をも有すること を発見した。そして、該特性及び作用は、優るとは言えないが少なくとも化粧品 に通常用いられる有効成分の作用に匹敵するものであった。 従って、本発明の主な対象は、皮膚、粘膜及び/又は表皮性 産物に局所使用する化粧品の製造のための有効成分として、スポンジアス モム ビン(Spondias mombin)、マプロウニア ギアネンシス(Ma prounea guianensis)、ワルテリア インディカ(Walt heria indica)、グーアニア ブランケテイアナ(Gouania blanchetiana)、コルディア ションバーキ(Cordia s chomburgkii)、ランディア アルマータ(Randia arma ta)及びハイビスカス フルセラータス(Hibiscus furcell atus)からなる群から選択される植物由来の、高い抗ラジカル及び高い還元 型グルタチオンの自家合成を刺激する作用を特に有する、少なくとも一つの抽出 物又は該抽出物の混合物を利用することにある。 上記作用は、特に、老化防止性、抗物理的ストレス(紫外線、寒さ、暑さ、風 )及び抗化学的ストレス性(特に汚染に対する)及び光防護性の化粧品、並びに 抗ストレス性及び光防護性の毛髪用調剤又は日光に曝された時またはその後に用 いる製品において有用である。 上記の抽出物は、例えば全植物体または複数の植物体より調 製することができる。 しかし、該植物抽出物は、植物体の気中部分、例えば茎、葉、花及び/又は芽 から得る方が有利である。 目的となる植物又はその一部が採取された後直ちに、また場合によっては乾燥 後にそれらは抽出工程に付され、該工程は、2種類の異なった抽出物を与える2 通りの連続した操作を含むのが好ましい。それに用いる抽出溶剤は、水、異なっ たpHを有する水溶液、C1−C6のアルコール類、ケトン類(アセトン、メチ ルケトン、ジエチルケトン)、ハロゲン化炭化水素、エステル類(酢酸エチル、 酢酸プロピル、酢酸ブチル等)、多価アルコール(グリコール、ジエチレングリ コール、プロパンジオール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール)又 はこれらの物質の少なくとも2以上の混合物からなる群から選択することが有利 である。 本発明の別の実施形態においては、該植物抽出物は、1または複数の上記植物 からの、1または2の抽出され、精製され、分離されたフラクションを含む。 現在化粧品に使用されている老化防止活性成分よりも良好な、皮膚の弾性繊維 の防護及び回復をもたらす高い抗エラスターゼ 活性をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に含有される活性成分が、ス ポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケテ ィアナ、ワルテリア インディカ、及びコルディア ションバーキからなる群か ら選択される少なくとも1つの植物抽出物であることが有利である。 高い抗コラゲナーゼ活性をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に含有 される活性成分がスポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワル テリア インディカ、及びランディア アルマータからなる群から選択される少 なくとも1つの植物抽出物であることが有利である。 強い抗UVA光線効果をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に含有さ れる活性成分がスポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス及びワル テリア インディカからなる群から選択される少なくとも1つの植物抽出物であ ることが有利である。 更に、強い抗UVB光線効果をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に 含有される活性成分がスポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、 ワルテリア インディカ、グーアニア ブランケティアナ及びランディア アル マータか らなる群から選択される少なくとも1つの植物抽出物であることが有利である。 更に、現行の脱色成分より優れた脱色効果を包含する、高い抗チロシナーゼ活 性をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に含有される活性成分がスポン ジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス及びグーアニア ブランケティ アナからなる群から選択される少なくとも1つの植物抽出物であることが有利で ある。 強い細胞の代謝刺激作用をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に含有 される活性成分がスポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グー アニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ及びハイビスカス フル セラータスからなる群から選択される少なくとも1つの植物抽出物であることが 有利である。 高い抗グリケーション作用をも有する化粧品組成物を得るには、該組成物に含 有される活性成分がスポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グ ーアニア ブランケティアナ及びコルディア ションバーキからなる群から選択 される少なくとも1つの植物抽出物であることが有利である。 優れた抗チロシナーゼ活性、大変強い抗プロテアーゼ(抗エラスターゼ及び抗 コラゲナーゼ)活性、大変強い抗UVA及び抗UVB作用、際立った細胞の代謝 刺激作用及び際立った抗グリケーション作用を同時に有する活性成分を製造する 場合の本発明の好ましい実施形態においては、該活性成分は、好ましくはスポン ジアス モムビン及び/又はマプロウニア ギアネンシス植物体から得られる抽 出物又はその抽出物の混合物であることが了解されるであろう。 非限定的な例示により、上述の植物抽出物を作るために好適に用いられる種々 の方法をここに記載する。 かくて、水性抽出物を調製するための方法は、例えば、以下の段階を含んでも 良い。 −反応器内で、磨砕した植物体を5乃至10倍容の蒸留水に懸濁する; −撹拌しつつ、85−90℃で一時間抽出する; −室温に冷却する; −5000gで15分間遠心分離するか、粗目に濾過する; −必要に応じ、0.5μmまでの濾紙を用いて清澄化する; −集められた抽出物E1の容積を記録し、乾燥分含量を決定す る; −湿った残さを上記と同様の条件で抽出、処理して抽出物E2を得る; −該植物抽出物を、場合によってはマルトデキストリン等の添加剤を(添加剤2 /3に対して抽出物1/3の割合等)混合した後、スプレイすることにより該2種 類の抽出物を脱水する[導入温度:185−190℃/出口温度:75−80℃ ]。 含水アルコール性抽出物を調製するための方法は、例えば、以下の段階を含ん でも良い。 −反応器内で、磨砕した植物体を5乃至10倍容の含水エタノールに懸濁する; −撹拌しつつ、還流下、一時間抽出する; −濾紙を装着したブフナーロートにより濾過する; −上清物質を回収し、減圧下にエタノール相を留去し、必要に応じて5000g で10分間遠心分離して不溶物を除き、濾過する; −湿った残さを上記と同様の条件で抽出、処理して抽出物E2を得る; −該植物抽出物を直接スプレイするか、場合によってはマルト デキストリン等の添加剤を(添加剤2/3に対して抽出物1/3の割合等)混合し た後、スプレイして該2種類の抽出物を脱水する。 アルコール性抽出物を調製するための方法は、例えば、以下の段階を含んでも 良い。 −反応器内で、磨砕した植物体を5乃至10倍容のエタノールに懸濁する; −撹拌しつつ、還流下、一時間抽出する; −室温に冷却する: −濾紙を装着したブフナーロートにより濾過する; −減圧下、45℃にてアルコールを留去する; −オーブン内で40℃にて乾燥する; −湿った残さを上記と同様の条件で抽出、処理して抽出物E2を得る。 以下の実施例1〜7に示すように、上記の調製工程を実施して、目的の植物か ら種々の抽出物か得られた。実施例 1: スポンジアス モムビンの乾燥葉を上述の操作方法により処理して 、水性、アルコール性及び含水アルコール性抽出物を得た。 以下の結果が得られた: 抽出回収量とは、溶液中に存在する抽出物に対応するもの、つまり、 [(抽出物の容積×乾燥分含量)×100]/(出発物質の重量) であり、また乾燥後の実回収量とは、乾燥工程中のロスがみこまれる、乾物とし て得られた物質の回収量に対応するものである。実施例2: マプロウニア ギアネンシスの乾燥葉を上述の操作方法により処理し た。 以下の結果か得られた: 実施例3:グーアニア ブランケティアナの乾燥葉を上述の操作方法により処理 した。 以下の結果が得られた: 実施例4:コルディア ションバーキの乾燥葉を上述の操作方法により処理して 、アルコール性及び含水アルコール性抽出物を得た。 本実施例においては、アルコール性抽出物の抽出物E1及びE2を乾燥前に混 合した:(含水アルコール性抽出物については、スプレイ前に添加剤が混合され た:該添加剤の重量を計算 に入れていない乾物の重量を対応する重量とした。) 以下の結果が得られた: 実施例5:ワルテリア インディカの乾燥葉及び芽を上述の操作方法により処理 して、水性、アルコール性及び含水アルコール性抽出物を得た。 以下の結果が得られた: 実施例6:ランディア アルマータの乾燥葉を上述の操作方法により処理して、 水性、アルコール性及び含水アルコール性抽出物を得た。 本実施例においては、抽出物E1及びE2は乾燥前に混合された。(水性及び 含水アルコール性抽出物についてはスプレイ 前に添加剤が混合された:該添加剤の重量を計算に入れていない乾物の重量を対 応する重量とした。) 以下の結果が得られた: 実施例7:ハイビスカス フルセラータスの乾燥した、葉をつけた茎を上述の操 作方法により処理して、アルコール性及び含水アルコール性抽出物を得た。 本実施例においては、含水アルコール性抽出物の抽出物E1及びE2は乾燥前 に混合された。(含水アルコール性抽出物についてはスプレイ前に添加剤が混合 された:該添加剤の重量を計算に入れていない乾物の重量を対応する重量とした 。) 以下の結果が得られた: 本発明者等によって発見された、上述の植物抽出物の化粧品における重要な特 性及び作用は、当業者にとて周知の種々のテストによって定量的に評価され、実 証された。以下に、それを簡単に説明し、その結果を表1にまとめた。1)脱色作用の証拠 L−DOPAからの酸化反応生成物であるDOPACHROMEを以下の段階 を実施することにより測定して、上記抽出物の脱色力を決定するためにそのチロ シナーゼ作用を評価した(HS Mason法(1948年)による)。 −リン酸バッファー中で自動ピペットを用いて、チロシナーゼとL-DOPAを 混合する。 −475nmの光学濃度を2分間測定する。次いで、 −酵素反応の初速度を計算する。そして、 −CI50(DOPACHROME生成の初速度を半減させる濃度)を決定する 。 上述の表1に示されるように、上記の実験において、植物抽出物は驚くべきこ とに且つ予期せぬことに、対照として用いた物質(ハイドロキノン)に匹敵する か、より優れた明白な抗チロシナーゼ効果を示した。2)抗ラジカル作用の証拠 フリーラジカルによる攻撃は、外部環境内のストレス因子による皮膚損傷機構 の主なものの一つである。 フリーラジカル、特に反応種の酸素(スーパーオキサイドO2 、ヒドロキシラ ジカルHO・、1重項酸素O2 1、過酸化水素H22)は、細胞レベルで作用し: 特に、リポパーオキサイドを形成して膜リピドに損傷を与え、タンパク質を変性 させ、酵素系をブロックし、核の主要な遺伝子を変質させる。又、コラーゲン、 エラスチン及びグリコアミノグリカンのような皮膚の細胞外マトリックスの巨大 分子においても有害な効果を及ぼす。 本発明で得られた種々の抽出物は、同じく驚くべきことに且つ予期せぬことに 強力な抗ラジカル作用を有することが観察された(下の表1参照)。 この作用は、以下のin tuboでの化学的及び生化学的試験により評価さ れた。 a)抗フリーラジカル作用:DPPHテスト(C Deby、1970年) DPPH(ジフェニルピクリルヒドラジル)はメタノールに 溶解した場合紫色の溶液を与える安定なラジカルである。抗ラジカル作用を有す る化合物は、DPPHをロイコ誘導体(無色)へと安定化する。 b)抗HO・作用:サリチル酸法(M Tien、1982年)鉄のエチレンジ アミン四酢酸錯体は水溶液内でH22と接触させることによりHO・を生成する 。 該ヒドロキシラジカルは、サリチル酸(S.A.)と反応して赤色の物質を生 成する。 抗ラジカル作用を有する化合物は、該HO・ラジカルを吸収して赤色化合物の 生成を減少させる。 c)抗HO・作用:デオキシリボース法(Halliwell法、1987年又 はArouma法、1988年) ヒドロキシラジカルHO・は、フェントン反応により生成させた: Fe+++H22→Fe++++HO・+OH- Halliwell法においては鉄がEDTAと錯体化されるが、Aurom a法においては被検化合物の捕捉能力を評価するために錯体化されない(例えば 、デスフェリオキサミン(desferrioxamine)は、鉄を捕捉する ことに よってフェントン反応を不活性化する)。 該ヒドロキシラジカルの存在は、HO・の存在下、チオバルビツル酸(TBA )と反応して、桃色の蛍光性縮合物状の化合物を生成する糖やデオキシリボース (DNAに存在)を用いることで確認される。 d)抗O2 -・作用:ルミノール法(GM Oyamburo、1970年) ある種の酵素系(ヒポキサンチン/キサンチンオキシダーゼ:XOD)はスー パーオキサイドアニオンのラジカルO2 -・を生成し、該ラジカルはルミノールと 反応して中間体を生成する;該中間体化合物が安定化されると、それは光電子マ ルチプライアーにより記録される蛍光を発する。 抗ラジカル作用を有する化合物はO2 -・アニオンを吸収するか破壊して蛍光の 生成を減少させる。 e)抗O2 -・及びH22作用:ルミノール+ミクロパーオキシダーゼ法(M I srael、1985年) ある種の酵素系(ヒポキサンチン/キサンチンオキシダーゼ:XOD)はスー パーオキサイドアニオンのラジカルO2 -・を生成し、該ラジカルは徐々にH22 とO2に不均化される。 H22とO2 -・はミクロパーオキシダーゼ(M)と反応してO2 1(1重項酸素) を生成し、それはルミノール(Lu)を分解して蛍光性の化合物を生成する。該 化合物からの光の放出は光電子マルチプライアーにより記録される。 抗ラジカル化合物は、H22、O2 -・又はO2 1のいずれかを吸収し、蛍光の生 成を減少させる。 f)抗O2 -・作用:ブルーネオテトラゾリウム(NBT)法(NOhkuma、 1987年) ある種の酵素系(ヒポキサンチン/キサンチンオキシダーゼ)はスーパーオキ サイドアニオンのラジカルO2 -・を生成する。該O2 -・アニオンは、NBTと反 応し、赤色の化合物であるホルマザン(formazan)を生成する。 抗ラジカル化合物は、O2 -・アニオンを吸収するか破壊してホルマザンの生成 を減少させる。3)抗UV-A作用の証拠 UV−Aの照射は、皮膚マトリックスの変質又は細胞の損傷のいずれかを通じ て、皮膚の老化を決定する因子である。 本発明により得られた種々の植物抽出物は、驚くべきことに且つ予期せぬこと に明白なUV−Aからの細胞の防護効果を示 すことが観察された。 MRC5タイプのヒト繊維芽細胞を、成長培地中で、該細胞のマットが飽和す るまで培養した。 次いで、成長培地を、種々の濃度の被検抽出物をそれぞれ含んだ標準培地(D MEM+SVF、1%)へと交換した(表1参照)。 37℃で48時間培養後、該種々の培地を生理食塩水溶液(Hanks)に交 換し、蛍光管を用いて上部より照射した。 照射後、直ちに生理食塩水溶液を回収し、熱チオバルビツル酸と反応させてマ ロニルジアルデヒド(MDA)を定量した(560nmの蛍光により)。MDA は生体膜を構成する不飽和脂肪酸の分解産物である。MDAは、酵素を阻害し、 リポフスチン(老化によるしみ)を生成する架橋の原因となり変異原性である。 MRC5細胞は、稀水酸化ナトリウム中に回収し、蛍光プローブ(Hissi n、1976年)を用いて、タンパク質(Bradford法)及びグルタチオ ン(GSH)含量を測定した。GSHは、細胞機構の的確な動作のために原形質 に還元電位を与えると共に、活性種の酸素を捕捉し、またグルタチ オンパーオキシダーゼに過酸化脂質の更正能力を付与する。4)イン・ビトロでの生存ヒト・ケラチノサイトにおけるUVBに対する細胞保 護効果の証拠 UVB光はホスホリパーゼA2を活性化し、炎症(紅斑、浮腫)を誘発する。 この酵素は、細胞膜のリン脂質からアラキドン酸を遊離する。このアラキドン 酸は炎症の仲介物質であるプロスタグランジンの前駆体であり、プロスタグラン ジンE2(PGE2)がそのようにしてシクロオキシゲナーゼにより合成される 。 A431ケラチノサイトを、子牛胎児血清を添加した標準培地に接種した。 5%炭酸ガス雰囲気中で37℃、72時間培養後、該培地を被検植物抽出物を 含む生理食塩水と交換した。 該ケラチノサイトを直ちにUVB(30mJ/cm2、DUKE FL40E タイプの蛍光管)で照射し、37℃で24時間培養後、培地上清中のPGE2と LDHの含量を測定した。 パーティクルカウンターを用いて(トリプシン処理後の)付着ケラチノサイト 数を計測し、ELISAによりPGE2含量を測定した。 細胞の損傷のマーカーであるLDH(ラクトースデヒドロゲナーゼ/細胞質酵 素)の含量も、酵素反応により測定した。 被検植物抽出物の作用は、対照化合物について得られた値と比較した上記の2 つのマーカーの値の変動として表した(2回の試験の平均、試験はそれぞれ2回 繰り返した。表1参照)。5)老化防止作用の証拠 エラスチンは、ネットワーク構造として構成され、皮膚に弾力のある特性を付 与する皮膚の巨大分子である。 エラスチンのネットワークは加齢と共に分解し、最もその損傷がひどいのは、 むき出しで太陽光線に曝露される部分であり、その結果、皮膚にとって重要な弾 力及び柔軟性が失われる。 この過程のメカニズムの1つは、内因性のエラスターゼによるエラスチン繊維 の消化の際の酵素の機能亢進にあり、老化防止活性物質としてエラスチン阻害剤 の有益な効果が知られている。 驚くべきことに且つ予期せぬことに、本発明により得られた抽出物に明瞭な抗 エラスターゼ活性が観察された(表1参照)。 エラスターゼ阻害は、主に以下の段階を含む合成基質を用いた方法により実証 された。 −TRIS緩衝液(pH=8)内の1mM N−スクシニル−(アラニル)3− パラ−ニトロアニリドを使用する。 −化合物をエラスターゼ及び基質と共に20℃で20分間インキュベートする。 −黄色の発色を、410nmで分光光度法により測定する。6)in tuboにおける抗コラゲナーゼ作用の証拠(Van Wart法1 981年) 炎症時、多形核性好中球から又はUVA照射を受けた繊維芽細胞から分泌され るプロテアーゼは、皮膚の細胞外マトリックスを構成するタンパク質を分解する 。 in tuboでの抽出物の抗コラゲナーゼ活性を、クロストリヂウム・ヒス トリチシアム(Clostridium hystoliticium)由来コ ラゲナーゼと合成発色基質FALGPAを用いて測定した。 インキュベーションを室温で30分間行い、324nmの光学濃度を測定した 。 結果は、活性物質を加えない対照物に比較した酵素の阻害%で表した(表1) 。7)in tuboにおける非酵素的グリケーション阻害作用の証拠(「抗グリ ケーション」作用、Devi 1990年及びMonnier 1984年) 非酵素的グリケーションはヒトの組織の老化を決定するプロセスであり、糖尿 病時に観察される病理に大きく関与する細胞外マトリックスと基底膜との架橋を 説明するものである。 更に、シッフ塩基は、非酵素的グリケーションの作用を悪化させる活性酸素種 の生成を触媒する。 in tubo試験は1%グルコースの存在下、タイプIコラーゲンを用い、 45℃で21日間インキュベートして行い、シッフ塩基の含量を350nmのデ ンシトメトリーと430nmの蛍光光度法(350nmで励起)により評価した 。 結果は、対照サンプルに比較したシッフ塩基の生成阻害%として表した(表1 )。8)細胞の代謝刺激の証拠 代謝刺激作用により酸素消費が増加する。この作用を有する活性成分は細胞の 再生の改善に寄与し、また、疲弊し、ストレスを受け、又は汚染に曝露された皮 膚の処置や老化作用に抵抗するために有効に利用され得る。酸素消費は、Gil sonに より作製されいわゆるClark電極を装着した酸素計を用いて、上皮細胞ホモ ジネートのポーラログラフィー測定により決定される。 酸素消費は、初めに対照条件(緩衝液中に上被細胞を入れた状態)下で記録し 、次いで被検化合物の終濃度を1%として培地中に添加した状態で記録する。 酸素消費は、ポーラログラフィー曲線から計算し、その効果は、対照条件(被 検有効成分の非存在下)と比較した酸素消費の増加%として表す。 結果は、3回の試験の平均値+/−平均値の標準誤差に対応する(表1)。 上記の8種類の試験の結果を含む以下の表1に示されるように、本発明により 得られた全ての植物抽出物は、老化防止化粧品及び物理的ストレス(紫外線、寒 さ、熱、風)又は化学的なストレス(例えば化学汚染)に対抗する化粧品に用い るための、顕著な抗ラジカル作用、還元型グルタチオンの自己合成を刺激する作 用を有する。 本発明はまた、単独又は少なくとも1つの他の活性成分と共に、特に高い強度 を持つ抗ラジカル作用、還元型グルタチオンの自己合成刺激作用を有する活性成 分として、スポンジアスモムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ、グーアニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ、ラン ディア アルマータ及びハイビスカス フルセラータスを含む群から選択される 少なくとも1つの植物抽出物を含有する、皮膚、粘膜及び/又は表皮性産物に対 する外部局所使用の化粧用組成物又は化粧用製品に関する。 本発明の第1の好ましい実施態様であり、上記の有利な特性に加えて強い抗チ ロシナーゼ作用、抗エラスターゼ作用、抗UVB作用、抗グリケーション作用を 同時に有する化粧品組成物を得るためには、スポンジアス モムビン、マプロウ ニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナから構成される群から選ば れる少なくとも1つの植物抽出物が有効成分となる。 本発明の第2の好ましい実施態様であり、上記の有利な特性に加えて強い抗プ ロテアーゼ(抗エラスターゼ、抗コラゲナーゼ)作用、強い抗UVA及び抗UV B効果を同時に有する化粧品組成物を得るためには、スポンジアス モムビン、 マプロウ ニア ギアネンシス、ワルテリア インディカから構成される群から選ばれる少 なくとも1つの植物抽出物が有効成分となる。 該化粧用組成物は、単独で又は他の有効成分と共に、以上に定義した植物抽出 物又は該抽出物類の混合物を、有効成分として0.001から20重量%、好ま しくは0.1から3重量%の範囲内で含有するのが好ましい。 本発明の実施形態の非限定的な例示として、上述の植物抽出物又は該抽出物類 の混合物を含有する種々の化粧用製品又は化粧用調製品を以下に記載する。例1 本発明による皮膚の漂白クリーム状の化粧用製品は、例えば、次のフラクショ ンA)B及びCからなる以下の重量組成を有してよい。 フラクションB: −水 72.20% −メチルパラベン 0.20% −イミダゾリジニル尿素 0.30% −グーアニア ブランケティアナのエタノール 抽出物(実施例3による) 0.50% フラクションC: −香料 0.30% 上記クリームの調製及び製造方法は、75℃で撹拌しながらフラクションAを 溶解し、75℃でフラクションBを調製後、タービンで撹拌しながらフラクショ ンBにフラクションAを注ぎ、遊星ギヤで撹拌しながら冷却しつつフラクション Cを添加することを含む。例2 本発明による手のシミ防止乳剤状の化粧用製品は、例えば、次のフラクション A、B及びCからなる以下の重量組成を有してよい。 本発明によれば、該乳剤はまた、特に、抗ラジカル、抗UVA、抗UVB、抗 プロテアーゼ、抗グリケーション及び細胞代謝刺激作用といった多作用を有する 製品となり得る。 フラクションB: −水 62.30% −エレスタブ388(Elestab 388) (ラボラトワール セロビオロジック製) 2.50% −マプロウニア キアネンシスの水 抽出物(実施例2による) 1.00% −スポンジアス モムビンのエタノール 抽出物(実施例1による) 0.50% −プロピレングリコール 5.00% フラクションC: −ポリアクリルアミド(及び)イソパラフィン (及び)ローレス7(Laureth7) 2.00% 上記乳剤の調製及び製造方法は、フラクションA及びBを別個に75℃で調製 し、75℃でタービンにより撹拌しながらフラクションAをフラクションBに加 えた後、得られた該混合物を50℃になるまで冷却しフラクションCを加えて、 最後に、最終混合物を室温に冷却することを含む。例3 本発明による乾いた髪の抗ストレス、光防護用コンディショナー状の化粧用製 品は、例えば、次のフラクションA及びBからなる以下の重量組成を有してよい 。 フラクションA: −セチルアルコール 2.00% −液状パラフィン 2.00% −ステアリン酸ソルビトール 1.00% −パルミチン酸イソプロピル(及び) ひまし油 1.00% フラクションB: −グリセリン 2.00% −ローレス20(Laureth20) 1.00% −塩化セトリモニウム 2.00% −スポンジアス モムビンのエタノール 抽出物(実施例1による) 0.50% −ランディア アルマータの水抽出物 0.10% −エレスタブ388(Elestab 388) (ラボラトワール セロビオロジック製) 1.50% −水 全体を100%とするのに十分量 上記コンディショナーの調製及び製造方法は、フラクションA及びBを別個に 80℃で撹拌して調製し、タービンで撹拌しつつフラクションAをフラクション Bに添加し、最後に得られた該混合物を室温まで冷却することを含む。例4 本発明による保護性且つ抗ストレス性のボディークリーム状 の化粧用製品は、例えば、次のフラクションA、B及びCからなる以下の重量組 成を有してよい。 フラクションB: −グリセリン 3.00% −小麦タンパク質水解物 0.50% −ハイビスカス フルセラータスのエタノール 抽出物(実施例7による) 1.25% −ランディア アルマータの水 抽出物(実施例6による) 0.60% −コルディア ションバーキのエタノール 抽出物(実施例4による) 0.20% −水 78.25% フラクションC: −香料 0.20% 上記乳剤の調製及び製造方法は、フラクションA及びBを別個に80℃で撹拌 して調製し、タービンで撹拌しつつフラクションAをフラクションBに添加し、 得られた該混合物を室温に戻した後フラクションCを添加することを含む。例5 本発明による老化防止、多作用(抗ラジカル、抗UVA、及び抗エラスターゼ )昼間クリーム状の化粧用製品は、例えば、次のフラクションA及びBからなる 以下の重量組成を有してよい。 フラクションB: −プロピレングリコール 5.00% −マプロウニア ギアネンシスのエタノール 抽出物(実施例2による) 0.75% −ワルテリア インディカの水 抽出物(実施例5による) 1.00% −ランディア アルマータのエタノール 抽出物(実施例6による) 0.50% −エレスタブ4112(Elestab 4112) (ラボラトワール セロビオロジック製) 0.40% −水 全体を100%とするのに十分量 フラクションC: −香料 0.20% 上記クリームの調製及び製造方法は、フラクションA及びBを別個に80℃で 撹拌して調製し、タービンで撹拌しつつフラクションAをフラクションBに添加 し、得られた該混合物を45℃に冷却した後フラクションCを添加し、最後に最 終混合物を室温に戻すことを含む。 本発明は、当然、上述の実施態様に限定されるものではない。本発明の保護範 囲を超えない限りにおいて、特に、異なった要素による構成や均等な技術による 置換に関しては、本発明の修飾が可能である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年7月8日(1999.7.8) 【補正内容】 請求の範囲 1.高い抗ラジカル作用及び還元型グルタチオンの自己合成を刺激する作用を有 する皮膚、粘膜及び/又は表皮性産物に局所使用する化粧用製品を調製する際の 、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インデ ィカ、グーアニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ、ランディア アルマータ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選択される植物 の少なくとも1つの抽出物の有効成分としての使用。 2.上記の植物抽出物が、該植物の気中部分から得られることを特徴とする請求 項1に記載の使用。 3.抽出を実行するために使用する溶媒が、水、異なったpHの水溶液、C1-C6 のアルコール、ケトン、ハロゲン化炭化水素、エステル、多価アルコール、及び 少なくとも2以上のこれらの物質の混合物からなる群から選択されることを特徴 とする請求項1又は2に記載の使用。 4.上記の植物抽出物又は抽出物類が、1以上の上記の植物から抽出され、精製 され、分離された1以上のフラクションを含 むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の使用。 5.更に、有効成分が、高い抗エラスターゼ作用をも有しており、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナ、ワ ルテリア インディカ及びコルディア ションバーキからなる群から選択される 少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいず れか一項に記載の使用。 6.更に、有効成分か、高い抗コラゲナーゼ作用をも有しており、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ及びランデ ィア アルマータからなる群から選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を 含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の使用。 7.更に、有効成分が、高い抗UVA効果をも有しており、スポンジアス モム ビン、マプロウニア ギアネンシス及びワルテリア インディカからなる群から 選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃 至4のいずれか一項に記載の使用。 8.更に、有効成分か、高い抗UVB効果をも有しており、ス ポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ 、グーアニア ブランケティアナ及びランディア アルマータからなる群から選 択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃至 4のいずれか一項に記載の使用。 9.更に、有効成分が、高い抗チロシナーゼ効果をも有しており、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナ及び ワルテリア インディカからなる群から選択される少なくとも1以上の植物の抽 出物を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の使用。 10.更に、有効成分が、強い細胞の代謝刺激作用をも有しており、スポンジア ス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナ、 コルディア ションバーキ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選 択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃至 4のいずれか一項に記載の使用。 11.更に、有効成分が、高い抗グリケーション作用をも有しており、スポンジ アス モムビン、マプロウニア ギアネンシ ス、グーアニア ブランケティアナ及びコルディア ションバーキからなる群か ら選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1 乃至4のいずれか一項に記載の使用。 12.上記の有効成分が、スポンジアス モムビン及び/又はマプロウニア ギ アネンシス植物体から得られる抽出物又は抽出物の混合物を含むことを特徴とす る請求項1乃至11のいずれか一項に記載の使用。 13.高い抗ラジカル作用及び還元型グルタチオンの自己合成を刺激する作用を 有する有効成分として、単独で又は少なくとも1つの他の有効成分と共に、スポ ンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ、 グーアニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ、ランディア アル マータ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選択される植物の少な くとも1つの抽出物を含有することを特徴とする、皮膚、粘膜又は表皮性産物に 局所使用する化粧用組成物。 14.高い抗チロシナーゼ作用、抗エラスターゼ作用、抗UVB作用及び抗グリ ケーション作用を特に有する有効成分であっ て、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス及びグーアニア ブ ランケティアナからなる群から選択される植物の少なくとも1つの抽出物を含む ものを含有することを特徴とする請求項13に記載の化粧用組成物。 15.高い抗プロテアーゼ作用、とりわけ高い抗エラスターゼ作用及び抗コラゲ ナーゼ作用を有し、並びに高い抗UVA効果及び抗UVB効果を有する有効成分 であって、スポンジアスモムビン、マプロウニア ギアネンシス及びワルテリア インディカからなる群から選択される植物の少なくとも1つの抽出物を含むも のを含有することを特徴とする請求項13に記載の化粧用組成物。 16.単独で又は他の有効成分と共に、有効成分として0.001重量%から2 0重量%、好ましくは0.1重量%から3重量%の範囲で、請求項13乃至15 のいすれか一項に記載の植物抽出物又はその混合物を含むことを特徴とする、高 い抗ラジカル作用及び高い還元型グルタチオン自己合成刺激作用を特に有する皮 膚に局所使用する化粧品組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61P 17/00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.高い抗ラジカル作用及び還元型グルタチオンの自己合成を刺激する作用を特 に有する皮膚、粘膜及ひ/又は表皮性産物に局所使用する化粧用製品を調製する 際の、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア イ ンディカ、グーアニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ、ランデ ィア アルマータ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選択される 植物の少なくとも1つの抽出物の有効成分としての使用。 2.上記の植物抽出物が、該植物の気中部分から得られることを特徴とする請求 項1に記載の使用。 3.抽出を実行するために使用する溶媒が、水、異なったpHの水溶液、C1-C 6のアルコール、ケトン、ハロゲン化炭化水素、エステル、多価アルコール、及 び少なくとも2以上のこれらの物質の混合物からなる群から選択されることを特 徴とする請求項1又は2に記載の使用。 4.上記の植物抽出物又は抽出物類が、1以上の上記の植物から抽出され、精製 され、分離された1以上のフラクションを含 むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の使用。 5.更に、有効成分が、高い抗エラスターゼ作用をも有しており、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナ、ワ ルテリア インディカ及びコルディア ションバーキからなる群から選択される 少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいず れか一項に記載の使用。 6.更に、有効成分が、高い抗コラゲナーゼ作用をも有しており、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ及びランデ ィア アルマータからなる群から選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を 含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の使用。 7.更に、有効成分が、高い抗UVA効果をも有しており、スポンジアス モム ビン、マプロウニア ギアネンシス及びワルテリア インディカからなる群から 選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃 至4のいずれか一項に記載の使用。 8.更に、有効成分が、高い抗UVB効果をも有しており、ス ポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディカ 、グーアニア ブランケティアナ及びランディア アルマータからなる群から選 択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃至 4のいずれか一項に記載の使用。 9.更に、有効成分が、高い抗チロシナーゼ効果をも有しており、スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス及びグーアニア ブランケティアナか らなる群から選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とす る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の使用。 10.更に、有効成分が、強い細胞の代謝刺激作用をも有しており、スポンジア ス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナ、 コルディア ションバーキ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選 択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特徴とする請求項1乃至 4のいずれか一項に記載の使用。 11.更に、有効成分が、高い抗グリケーション作用をも有しており、スポンジ アス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、グーアニア ブランケティアナ 及びコルディア ションバ ーキからなる群から選択される少なくとも1以上の植物の抽出物を含むことを特 徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の使用。 12.上記の有効成分が、スポンジアス モムビン及び/又はマプロウニア ギ アネンシス植物体から得られる抽出物又は抽出物の混合物を含むことを特徴とす る請求項1乃至11のいずれか一項に記載の使用。 13.高い抗ラジカル作用及び還元型グルタチオンの自己合成を刺激する作用を 特に有する有効成分として、単独で又は少なくとも1つの他の有効成分と共に、 スポンジアス モムビン、マプロウニア ギアネンシス、ワルテリア インディ カ、グーアニア ブランケティアナ、コルディア ションバーキ、ランディア アルマータ及びハイビスカス フルセラータスからなる群から選択される植物の 少なくとも1つの抽出物を含有することを特徴とする、皮膚、粘膜又は表皮性産 物に局所使用する化粧用組成物。 14.高い抗チロシナーゼ作用、抗エラスターゼ作用、抗UVB作用及び抗グリ ケーション作用を特に有する有効成分であって、スポンジアス モムビン、マプ ロウニア キアネンシス及 びグーアニア ブランケティアナからなる群から選択される植物の少なくとも1 つの抽出物を含むものを含有することを特徴とする請求項13に記載の化粧用組 成物。 15.高い抗プロテアーゼ作用、とりわけ高い抗エラスターゼ作用及び抗コラゲ ナーゼ作用を有し、並びに高い抗UVA効果及び抗UVB効果を有する有効成分 であって、スポンジアスモムビン、マプロウニア ギアネンシス及びワルテリア インディカからなる群から選択される植物の少なくとも1つの抽出物を含むも のを含有することを特徴とする請求項13に記載の化粧用組成物。 16.単独で又は他の有効成分と共に、有効成分として0.001重量%から2 0重量%、好ましくは0.1重量%から3重量%の範囲で、請求項13乃至15 のいすれか一項に記載の植物抽出物又はその混合物を含むことを特徴とする、高 い抗ラジカル作用及び高い還元型グルタチオン自己合成刺激作用を特に有する皮 膚に局所使用する化粧品組成物。
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