JP2002502372A - 殺菌製剤 - Google Patents

殺菌製剤

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、希釈剤に溶解して殺菌溶液とすると、環境の殺菌処理用に適当となる殺菌製剤に関する。当該製剤は、希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のアルカリ度が100以下、好ましくは50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度となるに十分な量の希釈剤アルカリ度中和剤を含有する。当該製剤はまた、希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のpHが5.0〜8.0、好ましくは6.0〜6.8となるに十分な量のpH中和剤を含有する。当該製剤はまた、殺菌上有効な量のアルカリ度感受性殺菌剤を含有する。当該製剤は、殺菌上有効な期間にわたって殺菌上有効な量のアルカリ度感受性殺菌剤を放出するように適応される。

Description

【発明の詳細な説明】 殺菌製剤 本発明は希釈剤である水に溶解して殺菌溶液をつくるための殺菌製剤に関し、 当該製剤は希釈剤として用いられる水の総アルカリ度を中和するアルカリ度中和 剤を含有する。 ハロゲン供与体、特に塩素およびヨウ素の供与体由来の多様な殺生物剤、殺菌 剤および消毒剤を如何に製造するかについてはよく知られている。 そのような供与体の典型的なものとしては、次亜塩素酸ナトリウムおよび次亜 塩素酸カルシウム、クロラミン類、ヨードフォアおよびジクロロイソシアヌル酸 ナトリウム(NaDCC)がある。これら全ての供与体について、殺菌上有効な 薬剤の原料(例えば次亜塩素酸)としての有効性が、広範な微生物に対し種々に 薬剤の濃度をかえて行なう様々な実験室レベルでの実験において示されてきたも のの、現場では実験室レベルでの実験から期待された程の殺菌効果はみられなか った。 詳細な研究および更なる試験の後、驚くべきことに殺菌溶液の有効性に最も影 響を与える要因が、その調製に用いる水であることが分かった。 本発明は、希釈剤に溶解して殺菌溶液にすると環境の殺菌処理用に適当な殺菌 製剤を提供する。該製剤は、希釈剤に溶解後、該殺菌溶液中のアルカリ度が10 0以下、好ましくは50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度となるに十分な量の 希釈剤アルカリ度中和剤;希釈剤に溶解後、該殺菌溶液中のpHが5.0〜8. 0、好ましくは6.0〜6.8となるに十分な量のpH中和剤および殺菌上有効 な量のアルカリ度感受性殺菌剤を含有するものであって、該製剤は、殺菌上有効 な期間にわたって殺菌上有効な量のアルカリ度感受性殺菌剤を放出するように適 応させられている。 好ましくは、該アルカリ度感受性殺菌剤は有効ハロゲンの供給源である。 より好ましくは、該製剤は、使用すると次亜ハロゲン酸および/または次亜ハ ロゲン酸塩の有機供給源/前駆体から有効ハロゲンを放出するように適応させら れている。 該製剤をpH制御に適応させることによって、該有機供給源/前駆体化合物が 水溶液中で殺菌上有効な期間にわたって殺菌上有効な量の次亜ハロゲン酸および /または次亜ハロゲン酸塩を放出することが都合がよい。 該アルカリ度中和剤は食用可能であるとより都合がよい。 好ましくは、該有機供給源/前駆体化合物は、ハロゲン化イソシアヌル化合物 またはその塩である。 より好ましくは、殺菌上有効な次亜ハロゲン酸および/または次亜ハロゲン酸 塩の供給源/前駆体化合物は、ジハロイソシアヌル酸ナトリウム、ジハロイソシ アヌル酸カリウムまたはトリハロイソシアヌル酸から選ばれ、好ましくはジクロ ロイソシアヌル酸ナトリウムである。 さらにより好ましくは、殺菌上有効な量の次亜ハロゲン酸は、1〜5000p pmの固体の供給源/前駆体化合物から放出され、殺菌上有効な期間は10秒〜 48時間の範囲である。 該微生物は、大腸菌またはシュードモナスから選ばれるかあるいは抵抗性の微 生物であることが都合がよく、より好ましくは低温殺菌抵抗性の微生物であり、 さらにより好ましくは耐熱性生物または好熱性生物であり、最も好ましくはバチ ルス、ミクロコッカス、ミクロバクテリウム、クロストリジウム、リステリア、 アルカリゲネス、アルトロバクター、ラクトバチルス、セラチアまたはその他任 意の胞子形成種から選択される微生物種である。 該環境は、食品や飲料の生産、調製または加工に用いられる器具の外表面ある いはルーメン(lumen)を含むことがより有利である。 さらにより有利には、該環境は、加工液あるいは人間または動物が消費するた めの液体を含む。 好ましくは、該アルカリ度中和剤は、食用可能な酸またはその塩もしくはそれ の混合物であり、好ましくは食用可能な有機酸である。 より好ましくは、該アルカリ度中和剤はコハク酸またはその塩である。 いっそう好ましくは、該アルカリ度中和剤はクエン酸またはその塩である。 該殺菌製剤は、粉末、顆粒または錠剤の形態であると都合がよい。 アルカリ度は、次亜ハロゲン酸そのものを中和することによって、また環境に おける殺菌製剤のpHに影響を及ぼすことによって、次亜ハロゲン酸および/ま たはその次亜ハロゲン酸塩の殺菌活性に影響を及ぼすと仮定される。 実験室レベルでの実験で通常用いられている蒸留水に相対して、希釈剤として 用いられる通常の、すなわち「フィールド(field)」水の研究により、重炭 酸塩アルカリ度または総アルカリ度が、殺菌溶液の有効性を減ずる原因であるこ とが判明した。このことは、何故現場での結果が実験室レベルでの試験と比較し た場合に期待外れなものであったのかを説明している。 溶解した重炭酸無機塩がハロゲン供与体の解離産物と結合し、その殺菌作用へ の利用可能性を減少させていることがわかった。このことは、殺菌溶液を大容量 の希釈水中、低い(低遊離有効塩素濃度)レベルで作用させなくてはならない場 合に特に顕著であった。殺菌剤に対する希釈水の容量/割合が大きくなればなる ほど、溶解した重炭酸塩はより殺菌剤と結合することが可能となり、その有効性 は著しく減少する。 最も驚くべきことに、この要因は従来技術では考慮されていないようで、本出 願人は希釈剤の総アルカリ度が変化するというフィールド状態での既知殺菌剤の 相対的な殺菌効果に関する従来技術を見出すことができない。 蒸留水またはアルカリ度が既知の水を希釈剤として用いた実験室レベルでの実 験を比較すべく試験を行なった。これらの比較は、希釈剤としてアルカリ度の高 い水に溶解させた場合の殺菌剤の有効性について、新たなそしてとても驚くべき 結果を与えた。 「フィールド」水の総アルカリ度がどのように殺菌活性に影響を与えるのか理 解するために、「総アルカリ度」すなわちANC(酸中和許容量)とは本当は何 なのかを理解しようと研究を始めた。 アルカリ度は、滴定で求められる塩基の総量であり、酸中和許容量(ANC) の尺度である。水の総アルカリ度は、主に炭酸塩、重炭酸塩および水酸化物のレ ベルの総量であるが、ホウ酸塩、リン酸塩、ケイ酸塩またはその他の塩基が存在 する場合には、それらからの寄与をも含んでいてよい。重炭酸塩が、「フィール ド」水の総アルカリ度に主に寄与している。 水のアルカリ度は、pHと相関してはいるがpH依存性ではなく、例えば、水 はpH6.4およびアルカリ度320mg/lであり得、逆に、pH8.0およ びアルカリ度95mg/lであり得る。アイルランド内で得られた様々なフィー ルド水のpHと総アルカリ度との間に関係のないことを示す添付の図面−図1を 参照。 水の供給源中に見出されそうな総アルカリ度のレベルに対して主に影響を及ぼ すものは地質的な要因である。すなわち、石灰石/苦灰石領域での水の滞留時間 が長くなればなるほど、高アルカリ度の可能性がより高まる。逆に、花崗石/砂 岩地域由来の水は、総アルカリ度が低いか、また比較的低いだろう。 本明細書で使用される定義の幾つかは、本明細書に関してかなり特定の意味を 有するものでありこれから説明する。 「ANC」という表現は、「酸中和許容量」を意味する。「総アルカリ度」は 、依然、応用水化学の分野で最も広く用いられている用語であるけれども、今回 、この「ANC」という用語を古典的な表現である「総アルカリ度」と置き換え て用いることとする。応用水化学の分野外では、pHとは区別した概念としての 総アルカリ度は、全くよく理解されていない。 「FAH」およ「FAC」という表現は、それぞれ「遊離有効ハロゲン」およ び「遊離有効塩素」、すなわち殺菌上活性な形態のハロゲンまたは塩素を意味する 。塩素に関して言えば、塩素、次亜塩素酸および次亜塩素酸イオンの総濃度が殺 菌溶液の「FAC」である(極端にpHが低い状態を除いて塩素は無視できる)。 添付図面の図1は、3つのFAC種それぞれについてのpH分布曲線を示してい る(C1濃度1.0mM、温度28℃と規定する必要がある)。図2は、pHが3 より大きい場合には有意なCl2の寄与が合理的に無視できることに基づいた、 FAC種の簡略化したpH分布曲線を示している(この場合Cl2濃度を規定する 必要はない)。図3は、これら2つのFAC種のpH依存性を示す(個々のパーセ ンテージはモルを基準にしている)。 例えば、塩素供与体化合物とは、しばしば、グラムあたりおよそ500mgの 有効塩素を有するものをいう。これは有効な塩素の総量を表してはいるが、所定 時間での形態、その活性およびその利用可能性(それらは全て該溶液の殺菌効果 に影響を及ぼすであろう)のいずれをも表すものでない。 例えばアジピン酸またはコハク酸などの滑沢剤は、錠剤化工程によく用いられ る。しかしながら今日までに開示されているそれらの唯一の機能は、滑沢剤とし てあるいは現存する滑沢剤の代わりとしてだった。 あらゆる所定の殺菌溶液中の殺菌剤の有効性に重炭酸塩アルカリ度が及ぼす影 響に関して、これらの化合物等を中和剤として作用させるべく適用しようとする 試みは、従来の技術において行なわれたことがなかった。 上述した化合物以外に、例えばあらゆる食用可能な酸またはその塩等の、多く の他の化合物をこの機能を果たす目的で取り入れることができる。しかしながら 、実際には、適当な滑沢剤のレベルは、希釈水の総アルカリ度すなわちANC値 の、あらゆる所定の殺菌溶液の殺菌効果への影響を、すなわちそれを中和するよ うに調整するべきである。 この知見に基づいて、あらゆる所定の希釈水の総アルカリ度すなわちANCを 中和するために「従来の」殺菌製剤に必要とされるであろう調整を見積もるとき 、滑沢剤成分を考慮するようになってきた。上述のように、総アルカリ度はpH に相関してはいるがpH依存性ではなく、アルカリ度を中和するための食用酸の 使用は塩素供与体NaDCCの解離のために最適なpHを実現するという付加的 な利点を有していた。従って、食用酸(またはその塩)が更なる試験用に選択さ れた。 本発明は、希釈水のANCを中和する(減少させるまたは排除する)ことを目 的とするので、いったん該製剤が希釈水に添加されて充分な溶解が起こると、成 分添加後(dosed)の水(希釈剤に溶解した製剤)は、5.0〜8.0、好まし くは6.0〜6.8という目的とする成分添加後(dosed)pHを、そして10 0mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度、好ましくは50mg/l以下の重炭酸塩 アルカリ度という目的とする成分添加後(dosed)ANCを達成した。 NaDCCベースの錠剤は、錠剤化を容易にし、また泡立ちによる錠剤の溶解 を促進するために習慣的に用いられる様々な成分に加えて、錠剤が希釈水に完全 に溶解したときに成分添加後(dosed)水において所望の目的pHおよびFAC(遊 離有効塩素)値を達成するのに特に調整された量の食用可能な薬剤を含んで調製 された。溶解には、錠剤の成分の全てが希釈剤中で一様に分布し、該溶液が殺菌 剤として用いるために要求される希釈状態まで充分に希釈され、それに続く、発 泡により引き起こされた過剰な溶存二酸化炭素の一部または事実上完全な損失が 必要となる。 食用酸(またはその塩)は、「通常の」錠剤化剤および/または起泡剤に補足 的な食用可能な薬剤であってもよいが、食用可能な薬剤の量は、過剰な溶存二酸 化炭素が隣接する気相に失われた後に、所望のpHおよびFAC値に達するよう に特に決定されなければならない。 成分添加後(dosed)水において所望のpHおよびFAC値を得るために要求 される食用可能な薬剤の量は、以下の要因を考慮して計算することによって決定 される: (i) 希釈水のpH; (ii) 希釈水の酸中和許容量(ANC)〔古典的には総アルカリ度(AP HA Standard Methodsにより定義されるように )と言われる〕; (iii) 製剤の他の投与物(dosant)の量と共に、希釈水単位容量に添加さ れるべきNaDCCのようなハロゲン供与体の量; (iv) 希釈水の条件に適切で、且つNaDCCのようなハロゲン供与体由 来の相互変換する化学種、炭酸塩および重炭酸塩由来の化学種、製 剤中の任意の滑沢剤由来の化学種(その目的で混合される食用酸を 含む)、および上記で定義されたpHおよびFAC調節種として機 能する食用酸由来の化学種のセットの平衡状態を決定する、平衡定 数の完全なセットの数値; (v) 製剤の完全な溶解後、過剰の二酸化炭素の一部あるいは事実上完全 な損失(下記パラグラフ(vii)で「二酸化炭素の最終あるいは究 極の飽和の程度」として定義される)後の、成分添加後(dosed) 水に所望されるpH; (vi) 製剤の完全な溶解ならびにパラグラフ(v)で記載した過剰な溶存 二酸化炭素の損失後の成分添加後(dosed)水に所望される、遊離 有効 ハロゲン供与体あるいは塩素(FAHあるいはFAC)濃度、もし くはその代わりに次亜塩素酸濃度、もしくはその代わりに次亜塩素 酸イオン濃度。該所望の最終FACまたは次亜塩素酸もしくは次亜 塩素酸イオン濃度は、その所望の希釈において、希釈水に導入され ている全塩素濃度(ClT)の割合として、該製剤のNaDCC成 分によって規定されてもよい(しかし必須に規定されるものではな い)〔単位容量あたりのモル量として表わされるClTは希釈剤の 単位容量に添加されるNaDCCのモル数の2倍〕。 (vii) パラグラフ(v)で言及されている「二酸化炭素の飽和の程度」と は、水(この場合成分が添加され(dosed)且つ十分に希釈された水 である)中の遊離の二酸化炭素の濃度であり、二酸化炭素の分圧が 既知あるいは規定されている隣接気相と水が平衡状態にある場合に 存在するであろう遊離二酸化炭素濃度の割合として表現される; (viii) パラグラフ(vii)で言及されている「遊離」二酸化炭素濃度は、 CO2自体の濃度と解釈することができる〔炭酸(H2CO3)およ びその解離生成物、重炭酸(HCO3 -)および炭酸イオン(CO3 - )に加えて溶解している分子種CO2を含む「溶存」二酸化炭素濃 度とは相反して〕。 (ix) パラグラフ(vii)で言及されている「二酸化炭素の飽和の程度」 の数値は、気相における二酸化炭素の分圧に、該水の状態の為の二 酸化炭素ならびにパラグラフ(viii)に記載されている別の解釈に 従った「遊離」二酸化炭素についてのヘンリーの法則の定数の値を 乗ずることによって得られる。 ハロゲン供与体(NaDCC)として通常使用される活性成分を含有する発泡 錠製剤での、総アルカリ度すなわちANCの殺菌効果への影響の研究は、アルカ リ度を考慮し、それを中和する薬剤を該製剤に添加した場合、以下の実施例に記 載される比較試験で示されるように、即座に殺菌効果が改善されることを明確に 示している。これらの実験室レベルでの実験は、選択されるハロゲンとして3つ の塩素供与体(市販の殺菌剤では塩素が通常使用されるハロゲンである為)、すな わち次亜塩素酸ナトリウム;市販のNaDCCをベースにした製品−Agris eptR Tabs;および希釈剤のアルカリ度を中和するための薬剤をさらに 含有する以外はAgriseptR Tabsと同一の製剤である試験製品を用 いて行なった。 通常、上述の計算が適用される場合、2つの決定的な要因が変化すると、必要 とされるアルカリ度中和剤の量もまた変化する。フィールド条件によっておそら く最も変化するであろう2つの要因が、希釈水の総アルカリ度すなわちANC; および希釈水の容量であるということがわかっている。 ANCが増加すると、アルカリ度中和剤の必要量もまた増加するということは 明らかである。しかしながら、希釈水の容量が増加するとその水中のANCの総 量もまた増加するがどんな所定の錠剤においてもアルカリ度中和剤の量は固定さ れることを覚えておくべきである。 上述の要因(i)〜(ix)に基づいた予測コンピュータープログラムを用いると 、2つの可能性のあるアルカリ度中和剤(クエン酸およびコハク酸)の量をどの ように変えれば、特定の容量の希釈剤を使用して、また異なる容量の希釈剤を使 用して目的とする成分添加後のANC値にすることができるのかを計算すること が可能である。 表1は、この予測コンピュータープログラムを用いて、他の全ての要因は一定 にしたままで希釈剤のANCを変えることによる影響を示している。製剤は2. 21gのNaDCC、1.13gのアジピン酸、1.036gの重炭酸ナトリウ ムおよび0.044gの炭酸ナトリウムを含有している(アルカリ度降下剤は除 く)。希釈水のpHは7.5であり、その容量は1Lである。目的とする成分添 加後のpHおよび全Clに対するFAC比はそれぞれ6.0および0.5である 。 表1 表2は、該予測コンピュータープログラムを用いて、他の全ての要因は一定に したままで希釈剤の容量を変えることによる影響を示している。製剤は2.21 gのNaDCC、1.13gのアジピン酸、1.036gの重炭酸ナトリウムお よび0.044gの炭酸ナトリウムを含有している(アルカリ度降下剤は除く)。 希釈水のpHは7.5であり、その容量は10Lである。目的とする成分添加後 のpHおよび全Clに対するFAC比はそれぞれ6.0および0.5である。 表2 表3は、他の全ての要因は一定にしたままでアジピン酸(通常の滑沢剤)の量 を変えることによる影響を示している。製剤の組成は上述の表1および表2で述 べた通りである。希釈水の容量は1Lであり、そのpHは7.5、およびその総 アルカリ度は400mg/lである。目的とする成分添加後のpHおよび全Cl に対するFAC比はそれぞれ6.0および0.5である。 表3 ハロゲンがベースとなる殺菌剤、特に、またより一般的には溶液中のその活性 が希釈水のANC値によって影響を受けるかあるいは低下する任意の殺菌剤の殺 菌効果への影響を以下に示す: 表4 本発明の殺菌製剤が、特に、上述の中程度および重大なネガティブ影響を中和 するのに適用できること、とりわけ、上述の重大なネガティブ影響を中和するの に適用できることが理解されるであろう。 本発明は、例示のためだけに提供された以下のその好ましい態様の記載からこ こでより詳細に理解されるであろう。実施例1 本発明の殺菌製剤は、以下の好ましい組成を有する: 1%ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム水溶液のpHは5.5〜7.0の範囲 内にある。コハク酸等のアルカリ度降下剤を混合することによりアルカリ度(主 として重炭酸塩アルカリ度)が確実に中和される。このことは、ジクロロイソシ アヌル酸ナトリウム溶液中に存在する次亜ハロゲン酸および/または次亜ハロゲ ン酸塩の名目量が実際に利用できることを確かなものにしている。当然、最終p Hは存在する次亜ハロゲン酸および次亜ハロゲン酸塩の相対量を決定するであろ う。 アジピン酸を混合することにより、錠剤化に適した安定な処方を保証し、また 、発泡性の賦形剤を混合することにより、供給源から溶液中への次亜ハロゲン酸 および/または次亜ハロゲン酸塩の効果的且つ迅速な放出が保証される。 本発明の殺菌製剤を使用する最終的な要求もしくは条件に応じて、賦形剤の本 質を変更することができ、または賦形剤を除くことができることが理解されるで あろう。 本発明の殺菌製剤は、所定の容量の水もしくは他の任意の適切な溶媒中、粉末 、顆粒あるいは錠剤の形態(いずれも正確に殺菌上不活性な供給源や賦形剤の量 を正確に定量化することができる)で等しく適切に使用できる。残りの実施例に 述べる研究は以下の組成を有する本発明の殺菌製剤の錠剤を用いて行なった: 成分 重量(g/錠) コハク酸 5.00 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム 2.21 重炭酸ナトリウム 1.036 アジピン酸 1.13 炭酸ナトリウム 0.044 総錠剤重量 9.42 アルカリ度降下剤を該殺菌製剤中に一構成成分として混合してもよい。もしく はアルカリ度降下剤を粉末、顆粒もしくは錠剤の態様である該殺菌製剤上のコー ティング中に存在させることができ、その場合、アルカリ度降下剤は、該殺菌上 活性な薬剤が溶液中に放出されるよりも前に、溶液中に放出されアルカリ度のレ ベルを低下させる。粉末製剤あるいは顆粒製剤においては錠剤化剤や滑沢剤が必 要ないことは理解されよう。 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが殺菌上不活性な供給源である場合には、 最終溶液の所望のpHは5.0〜8.0、好ましくは6.0〜6.8の範囲であ る。 次亜塩素酸の次亜塩素酸イオンへの解離はpH依存性である。つまり、pH6 .0では97.3%の次亜塩素酸が解離しておらず、pH7.0では78.1% の次亜塩素酸が解離していない。 本殺菌製剤において使用される殺菌上不活性な供給源としては無水物の形態が 好ましい。実施例2 水のアルカリ度を変えることによる環境中での殺菌製剤のpHへの影響につい て以下の方法で調べた:− 1リットルの脱イオン水に304mgのCaCl2および139mgのMgC l2・6H2Oを溶解して硬度342mg/lの硬水を調製する。1リットルの脱 イオン水に、304mgのCaCl2と139mgのMgCl2・6H2Oに加え 、NaHCO3をそれぞれ200mg、400mgまたは600mg溶解して、 アルカリ度100mg/l、200mg/lまたは300mg/lの硬水を調製 する。 本発明の殺菌製剤は、付加(added)アルカリ度0、100mg/l、200 mg/lまたは300mg/lの十分量の硬水に溶解し、25ppmの有効塩素 を生み出す実施例1の9.42gの錠剤1つを含有する。 比較製剤は以下の組成を有する: 成分 重量(1錠あたりの重量%) ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム 50 重炭酸ナトリウム 22 アジピン酸 24 炭酸ナトリウム 4 比較製剤1錠(5g)は、付加アルカリ度0、100mg/l、200mg/ lもしくは300mg/lの十分量の硬水に溶解し、25ppmの有効塩素を生 み出す。各場合において、pHを10℃で測定し、結果を表5に示す。 表5 アルカリ度のpHへの影響 次亜塩素酸の次亜塩素酸塩への解離に及ぼすアルカリ度の影響、およびそれゆ えの殺菌効果に及ぼす影響は上述の結果により示唆されている。つまり、標準的 な硬水で得られた本実験データは、アルカリ度がしばしば存在するフィールド条 件では正確ではなさそうである。 付加アルカリ度は比較製剤溶液および本発明製剤溶液のどちらにおいてもpH に影響を及ぼすことは明らかである。特に、付加アルカリ度が100mg/lを 超えると、比較製剤溶液のpHは所望される6.0〜6.8のpH範囲から外れ る。対照的に、付加アルカリ度が300mg/lの場合でさえも、本発明製剤溶 液のpHは依然所望される6.0〜6.8のpH領域内にある。実施例3 自動化搾乳システムのクリーニングおよび消毒を実施する、通常の推奨される 方法は冷循環クリーニングとして知られている。 この手順によると、搾乳システムのルーメンを朝の搾乳過程の終了時に冷水で 予めリンスした後、0.5%(227g/45リットル(0.5lb/10gal ))の認可苛性洗剤を含む洗剤溶液45リットルを循環させることを含む洗浄シー ケンスを10分間行い、次いで、二回目の毎日の洗浄に再利用するため、洗剤溶 液を洗浄トラフ中に回収する。搾乳システムのルーメン上での首尾よいクリーニ ングと殺菌作用は、この苛性残留物とルーメン表面との延長された接触に依ると 信じられているので、次の搾乳の直前までルーメンから苛性溶液残留物を後すす ぎしないことが提唱される。就中、規則的に間隔をおいて熱洗浄することが、堆 積したミルクの沈澱を除去するお決まりの手順における必須部分である。冷クリ ーニングから最適な結果を得るために、以下の指示が広く受け入れられている。 指示されるルーチン操作: A)冷循環クリーニング ジェッターとクラスターの外側とを洗浄し、クラスターをジェッターに付ける 。システムルーメンをクラスターあたり14リットル(3gal)の冷水でリン スする。認可苛性洗剤を、227g/45リットル(0.5lb/10gal) の比率で冷水中に溶解し、クラスターあたり約9リットル(2gal)の溶液を 割り当てる。最初の5リットル(1gal)を流して廃棄してから、該溶液を1 0分間循環させる。全溶液を洗浄トラフに戻し、二回目の毎日の洗浄のために保 存する。クラスターはジェッター上に残す。次の搾乳前にシステムルーメンをク ラスターあたり14リットル(3gal)の冷水でリンスして苛性洗剤残留物を 除去する。農業グレードの次亜塩素酸塩28ml(1fl.oz)を最終67リ ットル(10gal)のすすぎ水に加える。 B)規則的な熱洗浄(2週間隔が推奨される) 同じ農場の2つの搾乳所から表6に示すデータを得た。そのうちの1つ(対照 搾乳所)は上記の指示されるルーチン操作を使用し、他方(試験搾乳所)は以下 の代替ルーチン操作を使用した。搾乳システム用の代替ルーチン操作 ジェッターとクラスターの外側とを洗浄し、クラスターをジェッターに付ける 。搾乳システム全体をクラスターあたり14リットルの冷清浄水でリンスする。 認可苛性洗剤を、227g/45リットル(0.5lb/10gal)の比率で 冷水中に溶解し、クラスターあたり約9リットル(2gal)の溶液を割り当て る。この冷洗浄を毎日行い、2回だけ使用する。最初の5リットル(1gal) を流して廃棄してから、該溶液を10分間循環させる。残った全溶液を洗浄トラ フに戻し、二回目の毎日の洗浄のために保存する。クラスターはジェッター上に 残す。次に、(朝の使用後午後2時に、あるいはタ方の使用直後に)該システム を、クラ スターあたり14リットル(3gal)の冷清浄水で後すすぎして痕跡量の苛性 洗剤残留物をすべて除去する。本発明の殺菌製剤を調製し(9.42gの錠剤2 錠を約1Lの水に溶解する;該錠剤はコハク酸5.0g、ジクロロイソシアヌル 酸ナトリウム2.21g、重炭酸ナトリウム1.036g、アジピン酸1.13 gおよび炭酸ナトリウム0.044gを含む)、それを最終リンスサイクルのす すぎ水66Lに加える。搾乳システム全体を吸引して、完全に排水させる。 試験を2週間継続した。試験期間中循環後にプラントをリンスした際の1週お よび2週における微生物カウントの結果を表6に示す。 表6:プラントのリンスによる微生物カウント(すすぎ水1mlあたりのカウン ト) 1週および2週のそれぞれについて、全細菌カウントおよび向精神性カウント については、本発明の殺菌製剤は優れた挙動を示す。さらに、本発明の殺菌製剤 の使用2週間後に、蛋白質様の薄膜の集積の形跡は殆どなかった。実施例4 実施例1に記載した試験製剤、実施例2に記載した比較製剤(5g錠剤)およ びLennox Chemicals(ダブリン、アイルランド)より調達した次亜塩素酸ナトリ ウム溶液(Merck)の殺菌効果を測定するために、実験室レベルでの比較を行っ た。その目的は、本発明の製剤が、従来の次亜塩素酸ナトリウム溶液や実施例2 のような従来の打錠された製剤よりも、「フィールド」水中で殺菌剤としてより有 効であることを立証することであった。試験スケジュールの一般的フォーマット はBS3286:1960から導いた。試験はローディング有機物(organic lo ad)として0.1%ミルクを使用して行った。使用したミルクは約300×103 の体細胞カウントを有する低温殺菌処理されていないミルクであった。試験生 物は、乳牛の乳腺炎の臨床例から分離されたスタフィロコッカス・アウレウス(S taphylococcus aureus)およびATCCから入手した対照培養である枯草菌であ った。3つの製品に対する接触時間は5分、10分、6時間および24時間であ った。 3つの製品の濃度は有効塩素に関して25ppm(mg/l)であった。試験 は10℃で実施した。すべての場合において、希釈は、炭酸カルシウム(CaC O3)当量で表すと300mg/lのアルカリ度、並びに炭酸カルシウム(Ca CO3)で表すと342mg/lの硬度を有する水を含む希釈剤中で行った。こ の水のpHを試験製品の添加前後にチェックした。適当な接触時間の後、無菌の 不活性化液9ml中に反応混合物1mlをおくことにより試験中の製品を不活性 化した。不活性化により消毒剤の効果は中和されるだろう。記載した接触時間に 希釈を行い、標準的な実験室のプラクティスを用いて不活性化した液を血液寒天 およびMacConkey寒天上に培養した。37℃で18〜24時間インキュベーショ ンした。接種物は、試験生物(1×104生物/ml)6ml+0.1%ミルク 4mlからなっていた。消毒剤希釈物:接種物比は50:50であった。〔対照 は、試験製品の代わりに水、すなわち342mg/lの硬度と300mg/lの アルカリ度を有する水に置換した。要求される最小レベル(合格基準)は生存カ ウント(cfu/ml)の99.99%であろう。〕 不活性化液は、レシチン−大豆(3g)、Tween80(30ml)、チオ硫 酸ナトリウム(5g)、L−ヒスチジン(1g)、リン酸緩衝液(0.25N;10 ml)および精製水(1リットルにする)を含む。不活性化液は121℃で15 分間滅菌した。 「フィールド」希釈剤はNaHCO3(600mg)、CaCl2(304mg) およびMgCl2・6H2O(1339mg)を含み、脱イオン水で1,000m lにしたものである。 結果 表7 表8 生物:枯草菌 N/G=生育せず 対照カウント 1×104 *>100cfu/mlの表示は生物が多すぎて定量できなかったことを意味 する。 表9 生物:スタフィロコッカス・アウレウス N/G=生育せず 対照カウント 1×104 実施例5 対照条件下、2つの異なる濃度での、実施例1に記載された試験製剤の、従来 の殺菌剤である次亜塩素酸ナトリウムに対する効率の実験室レベルでの比較。そ の目的は、本発明の製剤が、非常に低濃度である25ppmにおいて、次亜塩素 酸ナトリウムに比べて殺菌剤としてより有効であること、並びに、たとえ濃度を 10倍の250ppmに増しても、本発明の製剤は「フィールド」水中でずっと より効率的であることを立証することであった。 以下の補正を行った上で、実施例4の試験手順に従った。試験生物は枯草菌、 サルモネラ・ティフィムリウム(Salmonella typhimurium)(ファージ タイプ1 04)、リステリア・モノチトゲネス(Listeria monocytogenes)およびクロス トリジウム・ブチリカム(Clostridiumbutyricum)であった。濃度は、次亜塩素酸 塩と本発明の製剤のそれぞれについて25ppmと250ppmであった。ロー ディングする有機物は、0.1%ミルク(25ppm)または5%酵母(250 ppm)であった。 表10 生物:サルモネラ・ティフィムリウム ファージ タイプ104表11 生物:リステリア・モノチトゲネス 表12 生物:クロストリジウム・ブチリカム 表13 生物:枯草菌 これらのデータは次亜塩素酸ナトリウムと本発明の製剤の間の相違を示すもの である。両方の製品について同時に、2つの異なる濃度25ppmおよび250 ppmで試験を実施した。試験結果は、250ppmにおいて、本発明の製剤が 従来の次亜塩素酸塩よりも殺菌力が優れていることを明らかに示している。25 ppmでは違いは小さいが、ほとんどの場合において本発明の製剤がやはり優れ ている。実施例6 製剤 (A)全製剤重量・・・・・3.2グラム 組成:ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム.....25%(w/w)..........800mg 重炭酸ナトリウム.....................35%(w/w).........1120mg 炭酸ナトリウム........................5%(w/w)..........160mg コハク酸.............................35%(w/w).........1120mg 製剤 (B)全製剤重量・・・・・5.56グラム 組成:ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム.....14.39%(w/w)..........800mg 重炭酸ナトリウム.....................20.14%(w/w).........1120mg 炭酸ナトリウム........................2.88%(w/w)..........160mg コハク酸.............................62.59%(w/w).........3480mg 試験スケジュールの一般的フォーマットはBS3286:1960から導き、 以下の補正を行った上で、実施例4の試験手順に従った。ローディングする有機 物として0.1%ミルクを用いて試験した。試験生物はATCCから入手した対 照培養である枯草菌BGAであった。各製剤につき、接触時間は5分、10分、 1時間および6時間であった。各製剤の濃度は、希釈水5リットルの容量中で有 効塩素として100ppm(mg/l)であった。試験はすべて10℃で行った 。希釈水は、炭酸カルシウム(CaCO3)当量で表すと400mg/lの総ア ルカリ度、および炭酸カルシウム(CaCO3)で表すと342mg/lの硬度 を有していた。この水のpHを各種製剤の添加前後に測定した。不活性化した液 を標準的な実験室でのプラクティスを用いてColombia血液寒天上に培養した。3 7℃で18時間インキュベーションした。接種物の濃度は1.25×106生物 /mlで あった。「フィールド」希釈剤はNaHCO3(750mg)、CaCl2(304 mg)およびMgCl2・6H2O(1339mg)を含み、脱イオン水で1,0 00mlに調製したものである。 表14 表15 *>100cfu/mlの表示は生物が多すぎて定量できなかったことを意味す る。 その結果、記載された条件下では、試験製剤Bが試験製剤Aよりも枯草菌BG Aの生育抑制に優れていることがわかる。該生物の残存耐性は製剤の殺菌活性を 制限する種々の要因、特に微生物の胞子形態、高濃度の接種生物の使用および希 釈剤の高い総アルカリ度のせいである。 本発明の殺菌製剤は、(実施例3で例示したような)搾乳後の装置洗浄手順の終 わりに搾乳装置に適用できること、いかなる低温殺菌前の保持システムにも適用 できること、並びにいかなる低温殺菌後の装置においても低温殺菌後に夾雑する 微生物に対して適用できることが理解されるだろう。 上記の結果は搾乳装置ルーメンの滅菌に関するものであるが、本発明の殺菌製 剤は、水の処理−世界保健機関(WHO)は現在、残存塩素の限度を処理水中で わずか5mg/lに設定している−に特に適しているだろう。すなわち、少なく ともいくつかの次亜ハロゲン酸/次亜ハロゲン酸塩は存在するアルカリ度によっ て中和されるので、従来の殺菌製剤ではこのような水は十分に処理されず、もし 従来の殺菌製剤を過剰に供給すれば、今度は、低アルカリ度の領域でWHOの制 限を越えてしまうかもしれない。 したがって、本発明の殺菌製剤が、WHOの推奨する限度を越えずに有効な殺 菌効果を与えることによって有効な水処理を提供することが理解されるだろう。 搾乳装置について例示したが、本発明の殺菌製剤が食品や飲料の製造、調製ま たは加工に使用されるいかなる装置にも一般に適用可能であること、また実際に 、ヒトや動物が消費するための水または加工液の処理に適用可能であることも理 解されるだろう。実施例7 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 0.561g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして1 00mg/lおよび総炭酸性炭素2.1mmol/l(計算値)を有する希釈剤 5リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0および 全Clに対するFAC比1.0が達成される。実施例8 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 2.619g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして4 00mg/lおよび総炭酸性炭素8.5mmol/l(計算値)を有する希釈剤 5リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0および 全Clに対するFAC比1.0が達成される。実施例9 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 0.218g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして5 0mg/lおよび総炭酸性炭素1.1mmol/l(計算値)を有する希釈剤5 リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0および全 Clに対するFAC比1.0が達成される。実施例10 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 13.589g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして4 00mg/lおよび総炭酸性炭素8.5mmol/l(計算値)を有する希釈剤 25リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0およ び全Clに対するFAC比1.0が達成される。実施例11 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 3.303g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして1 00mg/lおよび総炭酸性炭素2.1mmol/l(計算値)を有する希釈剤 25リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0およ び全Clに対するFAC比1.0が達成される。実施例12 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 0.428g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして4 00mg/lおよび総炭酸性炭素8.5mmol/l(計算値)を有する希釈剤 1リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0および 全Clに対するFAC比1.0が達成される。実施例13 ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム = 2.210g アジピン酸 = 1.130g 重炭酸ナトリウム = 1.036g 炭酸ナトリウム = 0.044g コハク酸 = 0.017g 上記組成の殺菌製剤が、pH7.5、総アルカリ度が炭酸カルシウムとして1 00mg/lおよび総炭酸性炭素2.1mmol/l(計算値)を有する希釈剤 1リットル中に溶解した後に有用であり、該希釈剤に溶解後、pH6.0および 全Clに対するFAC比1.0が達成される。 実施例7〜13に関しては、実施例13は希釈水の総アルカリ度が非常に小さ な役割しか果たしていない例であり、そこでは目標の成分添加後のpH6.0を 達成するために、該殺菌製剤中に既に存在するアジピン酸に対してコハク酸を0 .017gしか加える必要がない。 実施例7、9および12に関しては、希釈水の総アルカリ度は小さな役割を果 たしており、そこでは目標の成分添加後のpH6.0を達成するために、該殺菌 製剤中に既に存在するアジピン酸に対してコハク酸を0.2〜0.6、好ましく は0.218〜0.561g加える必要がある。 実施例8に関しては、希釈水の総アルカリ度は中程度の役割を果たしており、 そこでは目標の成分添加後のpH6.0を達成するために、該殺菌製剤中に既に 存在するアジピン酸に対してコハク酸を2.619g加える必要がある。 実施例10および11に関しては、希釈水の総アルカリ度は主要な役割を果た しており、そこでは目標の成分添加後のpH6.0を達成するために、該殺菌製 剤中に既に存在するアジピン酸に対してコハク酸を3〜15g、好ましくは3. 303〜13.589g加える必要がある。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年6月28日(1999.6.28) 【補正内容】 する場合には、それらからの寄与をも含んでいてよい。重炭酸塩が、「フィール ド」水の総アルカリ度に主に寄与している。 水のアルカリ度は、pHと相関してはいるがpH依存性ではなく、例えば、水 はpH6.4およびアルカリ度320mg/lであり得、逆に、pH8.0およ びアルカリ度95mg/lであり得る。アイルランド内で得られた様々なフィー ルド水のpHと総アルカリ度との間に関係のないことを示す添付の図面−図4を 参照。 水の供給源中に見出されそうな総アルカリ度のレベルに対して主に影響を及ぼ すものは地質的な要因である。すなわち、石灰石/苦灰石領域での水の滞留時間 が長くなればなるほど、高アルカリ度の可能性がより高まる。逆に、花崗石/砂 岩地域由来の水は、総アルカリ度が低いか、また比較的低いだろう。 本明細書で使用される定義の幾つかは、本明細書に関してかなり特定の意味を 有するものでありこれから説明する。 「ANC」という表現は、「酸中和許容量」を意味する。「総アルカリ度」は 、依然、応用水化学の分野で最も広く用いられている用語であるけれども、今回 、この「ANC」という用語を古典的な表現である「総アルカリ度」と置き換え て用いることとする。応用水化学の分野外では、pHとは区別した概念としての 総アルカリ度は、全くよく理解されていない。 「FAH」および「FAC」という表現は、それぞれ「遊離有効ハロゲン」お よび「遊離有効塩素」、すなわち殺菌上活性な形態のハロゲンまたは塩素を意味す る。塩素に関して言えば、塩素、次亜塩素酸および次亜塩素酸イオンの総濃度が 殺菌溶液の「FAC」である(極端にpHが低い状態を除いて塩素は無視できる) 。 請求の範囲 1.希釈剤に溶解して殺菌溶液とすると、環境の殺菌処理用に適当となる殺菌製 剤であって、該環境が食品または飲料の生産、調製または加工に用いられる器具 の外表面あるいはルーメン、加工液および人間または動物が消費するための液体 からなる群より選択されるものであって、該製剤が:− 希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のアルカリ度が100mg/l以下、好ましくは 50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度となるに十分な量の、食用可能な酸また はその塩もしくはそれらの混合物である希釈剤アルカリ度中和剤; 希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のpHが5.0〜8.0、好ましくは6.0〜6 .8となるに十分な量のpH中和剤;および 殺菌上有効な量の、ジハロイソシアヌル酸ナトリウム、ジハロイソシアヌル酸カ リウムおよびトリハロイソシアヌル酸からなる群より選択されるハロゲン化イソ シアヌル化合物またはその塩から水溶液中で放出される有効ハロゲンであるアル カリ度感受性殺菌剤;を含有し、 殺菌上有効な期間にわたって殺菌上有効な量の有効ハロゲンを放出するように適 応させられているものである殺菌製剤。 2.該ハロゲン化イソシアヌル化合物がジクロロイソシアヌル酸ナトリウムであ る、請求の範囲1の殺菌製剤。 3.殺菌上有効な量の有効ハロゲンが、1〜5000ppmのハロゲン化イソシ アヌル化合物またはその塩から放出され、殺菌上有効な期間が10秒〜48時間 の範囲で ある、請求の範囲1または請求の範囲2の殺菌製剤。 4.大腸菌またはシュードモナスに対して有効な、あるいは抵抗性の微生物、さ らにより好ましくは耐熱性生物または好熱性生物に対して有効な、最も好ましく はバチルス、ミクロコッカス、ミクロバクテリウム、クロストリジウム、リステ リア、アルカリゲネス、アルトロバクター、ラクトバチルス、セラチアまたはそ の他任意の胞子形成種から選択される微生物種に対して有効な、上記請求の範囲 のいずれか1つの殺菌製剤。 5.該希釈剤アルカリ度中和剤がコハク酸またはその塩である、上記請求の範囲 のいずれか1つの殺菌製剤。 6.該希釈剤アルカリ度中和剤がクエン酸またはその塩である、請求の範囲1〜 5のいずれか1つの殺菌製剤。 7.炭酸カルシウムとして総計2gのアルカリ度を含む希釈剤に溶解するのに適 当な上記請求の範囲のいずれか1つの殺菌製剤であって、該希釈剤アルカリ度中 和剤が該殺菌製剤の53.3(重量)%を構成するものである殺菌製剤。 8.炭酸カルシウムとして総計10gのアルカリ度を含む希釈剤に溶解するのに 適当な請求の範囲1〜6のいずれか一つの殺菌製剤であって、該希釈剤アルカリ 度中和剤が該殺菌製剤の55.7〜83.1(重量)%、好ましくは57.4〜 81.7(重量)%を構成するものである殺菌製剤。 9.希釈剤に溶解して殺菌溶液とすると、環境の殺菌処理用に適当となる殺菌製 剤であって、該環境が食品または飲料の生産、調製または加工に用いられる器具 の外表面あるいはルーメン、食品加工液および人間または動物が消費するための 液体からなる 群より選択されるものであって、該製剤が:− 希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のアルカリ度が100mg/l以下、好ましくは 50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度となるに十分な量の、食用可能な酸また はその塩もしくはそれらの混合物である希釈剤アルカリ度中和剤; 希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のpHが5.0〜8.0、好ましくは6.0〜6 .8となるに十分な量のpH中和剤;および 殺菌上有効な量の、ジハロイソシアヌル酸ナトリウム、ジハロイソシアヌル酸カ リウムおよびトリハロイソシアヌル酸からなる群より選択されるハロゲン化イソ シアヌル化合物またはその塩から水溶液中で放出される有効ハロゲンであるアル カリ度感受性殺菌剤; 滑沢剤;を含有し、 殺菌上有効な期間にわたって殺菌上有効な量の有効ハロゲンを放出するように適 応させられている殺菌製剤、但し35(重量)%を超える有機酸が希釈剤アルカ リ度中和剤として存在する。 10.用時希釈剤に溶解させて殺菌溶液とするための殺菌製剤の殺菌効果を最適 化する方法であって、当該方法が希釈剤に溶解後に殺菌溶液中のアルカリ度が1 00mg/l以下、好ましくは50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度となるに 十分な量の希釈剤アルカリ度中和剤を殺菌製剤中に供給することを含む方法。 11.希釈剤に溶解した、粉末、顆粒または錠剤の形態の殺菌製剤を含有する殺 菌溶液であって、該溶液が 100mg/l以下、好ましくは50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度; 5.0〜8.0、好ましくは6.0〜6.8のpH;および 使用時にジハロイソシアヌル酸ナトリウム、ジハロイソシアヌル酸カリウムおよ びトリハロイソシアヌル酸からなる群より選択されるハロゲン化イソシアヌル化 合物またはその塩から放出される有効ハロゲンであるアルカリ度感受性殺菌剤の 殺菌上有効な量;を有し、 該溶液が、殺菌上有効な期間にわたって殺菌上有効な量のアルカリ度感受性殺菌 剤を放出するように適応されているものである殺菌溶液。 12.希釈剤アルカリ度中和剤が食用可能な有機酸またはその塩もしくはそれら の混合物である請求の範囲1または請求の範囲9の殺菌製剤。 【図1】【図2】
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.希釈剤に溶解して殺菌溶液とすると、環境の殺菌処理用に適当となる殺菌製 剤であって、当該製剤が、希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のアルカリ度が100 以下、好ましくは50mg/l以下の重炭酸塩アルカリ度となるに十分な量の希 釈剤アルカリ度中和剤;希釈剤に溶解後に該殺菌溶液中のpHが5.0〜8.0 、好ましくは6.0〜6.8となるに十分な量のpH中和剤および殺菌上有効な 量のアルカリ度感受性殺菌剤を含有するものであり;該製剤が、殺菌上有効な期 間にわたって殺菌上有効な量のアルカリ度感受性殺菌剤を放出するように適応さ せられているものである殺菌製剤。 2.アルカリ度感受性殺菌剤が有効ハロゲンの供給源である、請求の範囲1の殺 菌製剤。 3.該製剤が、使用すると次亜ハロゲン酸および/または次亜ハロゲン酸塩の有 機供給源/前駆体から有効ハロゲンを放出するよう適応されるものである、請求 の範囲2の殺菌製剤。 4.該製剤をpH制御に適応させることによって、該有機供給源/前駆体化合物 が水溶液中で殺菌上有効な期間にわたって殺菌上有効な量の次亜ハロゲン酸およ び/または次亜ハロゲン酸塩を放出するものである、請求の範囲3の殺菌製剤。 5.該アルカリ度中和剤が食用可能なものである、上記請求の範囲のいずれか1 つの殺菌製剤。 6.該有機供給源/前駆体化合物がハロゲン化イソシアヌル化合物またはその塩 である、請求の範囲3または請求の範囲4の殺菌製剤。 7.殺菌上有効な次亜ハロゲン酸および/または次亜ハロゲン酸塩の該供給源/ 前駆体化合物がジハロイソシアヌル酸ナトリウム、ジハロイソシアヌル酸カリウ ムまたはトリハロイソシアヌル酸から選択されるもの、好ましくはジクロロイソ シアヌル酸ナトリウムである、請求の範囲6の殺菌製剤。 8.殺菌上有効な量の次亜ハロゲン酸が、1〜5000ppmの固体の供給源/ 前駆体化合物から放出され、殺菌上有効な期間が10秒〜48時間の範囲である 、請求の範囲3または請求の範囲4の殺菌製剤。 9.該微生物が、大腸菌またはシュードモナスから選ばれるかあるいは抵抗性の 微生物であり、より好ましくは低温殺菌抵抗性の微生物であり、さらにより好ま しくは耐熱性生物または好熱性生物であり、最も好ましくはバチルス、ミクロコ ッカス、ミクロバクテリウム、クロストリジウム、リステリア、アルカリゲネス 、アルトロバクター、ラクトバチルス、セラチアまたはその他任意の胞子形成種 から選択される微生物種である、上記請求の範囲のいずれか1つの殺菌製剤。 10.該環境が、食品または飲料の生産、調製または加工に用いられる器具の外 表面あるいはルーメンを含むものである、上記請求の範囲のいずれか1つの殺菌 製剤。 11.該環境が、加工液あるいは人間または動物が消費するための液体を含むも のである、請求の範囲1〜9のいずれか1つの殺菌製剤。 12.該アルカリ度中和剤が、食用可能な酸またはその塩もしくはそれらの混合 物であり、好ましくは食用可能な有機酸である、上記請求の範囲のいずれか1つ の殺菌製剤。 13.該アルカリ度中和剤がコハク酸またはその塩である、請求の範囲12の殺 菌製剤。 14.該アルカリ度中和剤がクエン酸またはその塩である、請求の範囲12の殺 菌製剤。 15.粉末、顆粒または錠剤の形態である、上記請求の範囲のいずれか1つの殺 菌製剤。
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