JP2000198707A - 殺菌スペクトルが広く（殺菌対象菌種が広範囲）低コストの殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液 - Google Patents
殺菌スペクトルが広く（殺菌対象菌種が広範囲）低コストの殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液Info
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- JP2000198707A JP2000198707A JP11033346A JP3334699A JP2000198707A JP 2000198707 A JP2000198707 A JP 2000198707A JP 11033346 A JP11033346 A JP 11033346A JP 3334699 A JP3334699 A JP 3334699A JP 2000198707 A JP2000198707 A JP 2000198707A
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来、殺菌を目的とする浸漬、噴霧、含浸液に
はアルコール系と次亜塩素酸ソーダを中心とした塩素系
があるが、前者においては、酵母、カビ等を殺菌するた
めに対象物に対し１０％強の高濃度を必要とし、コスト
高のうえ効果が限定され後者においては毒性、呈味、臭
い等問題が多かった。最近開発された超電解イオン水生
成装置により生成される強酸性水においても期待通りの
効果を示さなかった。本発明者は、強アルカリ水に着目
し、大腸菌群、一般生菌、酵母、カビ等広いスペクトル
に対して顕著な効果を示し、コストも大巾に下げられる
殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液の発明に至った。 【構成】食塩水を電気分解して得るＰＨ９．０以上の強
アルカリ水と次亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）
を混合することを主成分とし、又はＮａＯＨ等アルカリ
製剤で調整して得るＰＨ９・０以上の強アルカリ水と次
亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）を混合する事を
主成分とする。
はアルコール系と次亜塩素酸ソーダを中心とした塩素系
があるが、前者においては、酵母、カビ等を殺菌するた
めに対象物に対し１０％強の高濃度を必要とし、コスト
高のうえ効果が限定され後者においては毒性、呈味、臭
い等問題が多かった。最近開発された超電解イオン水生
成装置により生成される強酸性水においても期待通りの
効果を示さなかった。本発明者は、強アルカリ水に着目
し、大腸菌群、一般生菌、酵母、カビ等広いスペクトル
に対して顕著な効果を示し、コストも大巾に下げられる
殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液の発明に至った。 【構成】食塩水を電気分解して得るＰＨ９．０以上の強
アルカリ水と次亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）
を混合することを主成分とし、又はＮａＯＨ等アルカリ
製剤で調整して得るＰＨ９・０以上の強アルカリ水と次
亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）を混合する事を
主成分とする。
Description
【０００１】最近注目されている新技術として超電解イ
オン水生成装置により生成される超電解酸性イオン水は
強力な除菌清浄効果により有効とされ、医療現場、およ
び食品工業における使用器具、備品の殺菌、さらには手
指の殺菌に使用され始め効果をあげつつある。この超電
解イオン水の菌に対する作用機作はその電解酸性イオン
の水質特性であるＰＨ２．７以下、ＯＲＰ（酸化還元電
位）１．１００ｍＶ以上、残留塩素３０ｐｐｍ以上であ
り、大腸菌群、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブ
リオの広範囲の菌スペクトルに１０２〜１０７オーダー
の高い濃度に対し１分以内の瞬時に効果を表し、食用ア
ルコールや次亜塩素酸ソーダに替わる速攻性を持つ優れ
た殺菌清浄水とされている。発明者の超電解イオン水を
用いたテストの結果もほぼ上記の成績に近い結果を示し
たが、一部の大腸菌群、乳酸菌、耐塩性乳酸菌、酵母、
カビ等については期待通りの効果を示しえなかった。低
ＰＨ域に強い、大腸菌群乳酸菌、酵母、カビ等にとって
はある意味では納得できる結果であった。医療現場等で
は超電解イオン酸性水の殺菌スペクトル拡大のために弱
酸性水（ＰＨ４・５〜６・０）に次亜塩索酸ソーダを５
０ｐｐｍ〜１５０ｐｐｍ添加し、殺菌効果の持続性を強
化する方法が提案されている。しかし次亜塩素酸ソーダ
を酸性領域で用いることは塩素ガスが発生することから
人体に計り知れない害を与えることが懸念され実用的で
ない。そこで発明者は、食塩水を電気分解して得るいわ
ゆる超電解イオン生成装置で生成されるアルカリ水に着
目し、種々テストした結果、超電解イオン水ＰＨ９．０
％以上と次亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）を混
合して調整した殺菌液が殺菌対象菌種が広くかつ従来の
アルコール系次亜塩素酸系に比べ大巾にコストダウン出
来ることを発見した。 ［産業上の利用分野］
オン水生成装置により生成される超電解酸性イオン水は
強力な除菌清浄効果により有効とされ、医療現場、およ
び食品工業における使用器具、備品の殺菌、さらには手
指の殺菌に使用され始め効果をあげつつある。この超電
解イオン水の菌に対する作用機作はその電解酸性イオン
の水質特性であるＰＨ２．７以下、ＯＲＰ（酸化還元電
位）１．１００ｍＶ以上、残留塩素３０ｐｐｍ以上であ
り、大腸菌群、黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブ
リオの広範囲の菌スペクトルに１０２〜１０７オーダー
の高い濃度に対し１分以内の瞬時に効果を表し、食用ア
ルコールや次亜塩素酸ソーダに替わる速攻性を持つ優れ
た殺菌清浄水とされている。発明者の超電解イオン水を
用いたテストの結果もほぼ上記の成績に近い結果を示し
たが、一部の大腸菌群、乳酸菌、耐塩性乳酸菌、酵母、
カビ等については期待通りの効果を示しえなかった。低
ＰＨ域に強い、大腸菌群乳酸菌、酵母、カビ等にとって
はある意味では納得できる結果であった。医療現場等で
は超電解イオン酸性水の殺菌スペクトル拡大のために弱
酸性水（ＰＨ４・５〜６・０）に次亜塩索酸ソーダを５
０ｐｐｍ〜１５０ｐｐｍ添加し、殺菌効果の持続性を強
化する方法が提案されている。しかし次亜塩素酸ソーダ
を酸性領域で用いることは塩素ガスが発生することから
人体に計り知れない害を与えることが懸念され実用的で
ない。そこで発明者は、食塩水を電気分解して得るいわ
ゆる超電解イオン生成装置で生成されるアルカリ水に着
目し、種々テストした結果、超電解イオン水ＰＨ９．０
％以上と次亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）を混
合して調整した殺菌液が殺菌対象菌種が広くかつ従来の
アルコール系次亜塩素酸系に比べ大巾にコストダウン出
来ることを発見した。 ［産業上の利用分野］
【０００２】本発明は、従来から多用されている医療現
場、および食品工業における使用器具、備品、施設とそ
こに働く人々の手指、身に付ける着衣等さらに今後期待
される除菌ティッシュ等日用雑貨等のトイレタリー分野
等と広範囲に至る。 ［従来の技術］
場、および食品工業における使用器具、備品、施設とそ
こに働く人々の手指、身に付ける着衣等さらに今後期待
される除菌ティッシュ等日用雑貨等のトイレタリー分野
等と広範囲に至る。 ［従来の技術］
【０００３】旧来医療現場および食品工業における使用
器具、備品の殺菌にあたっては古典的な手法として煮沸
消毒と言われる熱湯による殺菌であり、手指の殺菌に当
っては最もポピュラーな殺菌用液は７５度のアルコール
であったその後、使用器具、備品の殺菌については毒性
を考慮したアルコール系次亜塩素系をアレンジした種々
の薬剤が開発され、更に紫外線、オゾンを使用した手法
等が開発され、現場に定着してきたが、その毒性、呈味
性、有効性で一長一短があり、手指の殺菌に当ってはい
わゆる７５度のアルコールと称される純度６７％前後に
種々の添加物を混入した変性アルコールを使用する以外
に有効な方法がなく、数年前から発生したＯ−１５７対
策とＨＡＣＣＰのハードルをクリアーしようとするメー
カー側の最近の動きに対し、その有効性の点からもコス
トアップの大きな要因となりつつあった。 ［発明が解決しようとする課題］
器具、備品の殺菌にあたっては古典的な手法として煮沸
消毒と言われる熱湯による殺菌であり、手指の殺菌に当
っては最もポピュラーな殺菌用液は７５度のアルコール
であったその後、使用器具、備品の殺菌については毒性
を考慮したアルコール系次亜塩素系をアレンジした種々
の薬剤が開発され、更に紫外線、オゾンを使用した手法
等が開発され、現場に定着してきたが、その毒性、呈味
性、有効性で一長一短があり、手指の殺菌に当ってはい
わゆる７５度のアルコールと称される純度６７％前後に
種々の添加物を混入した変性アルコールを使用する以外
に有効な方法がなく、数年前から発生したＯ−１５７対
策とＨＡＣＣＰのハードルをクリアーしようとするメー
カー側の最近の動きに対し、その有効性の点からもコス
トアップの大きな要因となりつつあった。 ［発明が解決しようとする課題］
【０００４】従来、医療現場および食品工業における使
用施設、器具、備品、手指、着衣等の殺菌に多用されて
いるアルコール系は最も毒性が少なく殺菌スペクトルが
広いことから多用されているが高濃度が必要とされ、コ
ストアップの要因となり、同じく多様されている塩素系
においてはｐｐｍ単位で効果を発揮するが独特の臭いと
呈味、毒性から使用が制限されていた。さらに最近注目
されている新技術として超電解イオン水生成装置により
生成される超電解酸性イオン水は協力な除菌洗浄効果が
あるとされているが、殺菌スペクトルが狭く（殺菌対象
菌種が狭く）カビ等については低減制菌効果はあるが絶
対的効果が認められなかった。本発明は上記の課題を低
コストで解決するものである。 ［課題を解決しようとする手段］
用施設、器具、備品、手指、着衣等の殺菌に多用されて
いるアルコール系は最も毒性が少なく殺菌スペクトルが
広いことから多用されているが高濃度が必要とされ、コ
ストアップの要因となり、同じく多様されている塩素系
においてはｐｐｍ単位で効果を発揮するが独特の臭いと
呈味、毒性から使用が制限されていた。さらに最近注目
されている新技術として超電解イオン水生成装置により
生成される超電解酸性イオン水は協力な除菌洗浄効果が
あるとされているが、殺菌スペクトルが狭く（殺菌対象
菌種が狭く）カビ等については低減制菌効果はあるが絶
対的効果が認められなかった。本発明は上記の課題を低
コストで解決するものである。 ［課題を解決しようとする手段］
【０００５】食塩水を電気分解して得る電解イオンアル
カリ水に着目し、ＰＨ９．０以上のアルカリ水に次亜塩
素酸ソーダを（１０〜５００ｐｐｍ）添加することによ
り、前記課題を解決するに至ったものである。なお、こ
の効果はＮａＯＨで調整したアルカリ水についても同様
の効果を示した。 ［作用］
カリ水に着目し、ＰＨ９．０以上のアルカリ水に次亜塩
素酸ソーダを（１０〜５００ｐｐｍ）添加することによ
り、前記課題を解決するに至ったものである。なお、こ
の効果はＮａＯＨで調整したアルカリ水についても同様
の効果を示した。 ［作用］
【０００６】ＰＨ９．０以上のアルカリ側においては、
一部球菌、低温生菌、中温生菌、高温生菌、乳酸菌等は
生育出来ないとされているが、これに次亜塩素酸ソーダ
（１０〜５００ｐｐｍ）を添加することにより、大腸群
をはじめより広い殺菌スペクトルを有し、超電解イオン
アルカリ水においては著効を示した。 ［実施例］
一部球菌、低温生菌、中温生菌、高温生菌、乳酸菌等は
生育出来ないとされているが、これに次亜塩素酸ソーダ
（１０〜５００ｐｐｍ）を添加することにより、大腸群
をはじめより広い殺菌スペクトルを有し、超電解イオン
アルカリ水においては著効を示した。 ［実施例］
【０００７】メロン表皮（大腸菌２×１０３、一般生菌
４×１０４、酵母１×１０４）を使
４×１０４、酵母１×１０４）を使
【０００８】アルカリ水（ＰＨ９．０）＋次亜塩素酸ソ
ーダ（３０〜３００ｐｐｍ）で比較、有異性を示した。
ーダ（３０〜３００ｐｐｍ）で比較、有異性を示した。
【０００９】ティッシュにアルカリ水（ＰＨ１０．０）
＋次亜塩素酸ソーダ（１０〜３０ｐｐｍ）を含浸させた
殺菌用ティッシュは臭いもなく有効な殺菌効果を示し、
洗浄効果も高かった。 ［発明の効果］
＋次亜塩素酸ソーダ（１０〜３０ｐｐｍ）を含浸させた
殺菌用ティッシュは臭いもなく有効な殺菌効果を示し、
洗浄効果も高かった。 ［発明の効果］
【００１０】殺菌効果については次亜塩素酸ソーダに比
し、約１．５倍以上、アルコール（７５度）については
３倍以上であり、コストはアルコールに比し、初期投資
を除いて約１／１０以下である。
し、約１．５倍以上、アルコール（７５度）については
３倍以上であり、コストはアルコールに比し、初期投資
を除いて約１／１０以下である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０２Ｆ 1/50 ５６０ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５６０Ｆ
Claims (1)
- 【請求項１】本発明は、新規性のある広殺菌スペクトル
を持つ低コストの殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液に関す
るものであり、主として医療現場における手術用器具、
備品、手指等の殺菌、食品工場における製造用器具備
品、手指等の殺菌に用い、殺菌対象物を浸漬して用いる
か又は噴霧器等にて直接噴霧して用いるのに最適な殺菌
用液体に関するものであり、具体的には超電解イオン水
又はアルカリ性剤で調整したアルカリ水ＰＨ９．０％以
上と次亜塩素酸ソーダ（１０〜５００ｐｐｍ）を混合し
て調整した殺菌液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033346A JP2000198707A (ja) | 1999-01-04 | 1999-01-04 | 殺菌スペクトルが広く（殺菌対象菌種が広範囲）低コストの殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11033346A JP2000198707A (ja) | 1999-01-04 | 1999-01-04 | 殺菌スペクトルが広く（殺菌対象菌種が広範囲）低コストの殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000198707A true JP2000198707A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=12384019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11033346A Pending JP2000198707A (ja) | 1999-01-04 | 1999-01-04 | 殺菌スペクトルが広く（殺菌対象菌種が広範囲）低コストの殺菌用（浸漬、噴霧、含浸）液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000198707A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6863798B2 (en) | 2001-12-28 | 2005-03-08 | Omega Co., Ltd. | Method of producing washing, cleaning and sterilizing solution and system using such solution |
| CN115414508A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-12-02 | 山东领能电子科技有限公司 | 一种物资自动浸泡消杀系统及浸泡消杀方法 |
-
1999
- 1999-01-04 JP JP11033346A patent/JP2000198707A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6863798B2 (en) | 2001-12-28 | 2005-03-08 | Omega Co., Ltd. | Method of producing washing, cleaning and sterilizing solution and system using such solution |
| CN115414508A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-12-02 | 山东领能电子科技有限公司 | 一种物资自动浸泡消杀系统及浸泡消杀方法 |
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