JPS60217888A - 塩化マグネシウムを利用する殺菌及び消毒方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩化マグネシウムを利用した牛乳。

果汁、飲料水等液体若しくは牛舎、豚舎１食器類等固体
の殺菌及び消毒方法に関するものである。

従来これら液体の腐敗の原因である微生物及び伝染病の
病原菌を殺すために添加したり、あるいは食品Ｈ進用機
械、器具、牛舎等の殺菌。

消毒に使用される殺菌料は、周知のように殺菌作用を有
することからそれだけ毒性も強いものが多い。それが為
に毒性も低く、その効果が確実で持続性があシ、食品に
使用した場合には、それに悪い影響を与えないこと。ま
た使用法が容易であることなどの諸条件を充足すること
が可能な理想的な殺菌及び消毒方法が蚕請されていた。

そこで本発明は、前述の理想的な殺菌及び消毒方法を創
作し、ここに塩化マグネシウムの特質を利用した殺菌及
び消毒方法を提供することにある。

以下、本発明の一実施例を説明する。

先ず本発明者の出願に係る特願昭５８−１３８１５０号
の′豆腐の製造方法、に於ける実験で会得した塩化マグ
ネシウムが水に対して一定の組成を保つ性質があること
、及びこの塩化マグネシウムが水に対して一定の殺菌性
があることに着目し本発明を創作したものである。即ち
、牛乳、果汁、飲料水等の液体では、概ね１１に対して
０．００２〜３ｇの固形塩化マグネシウムを添加する。

例えば牛乳では、牛の乳房を３〜５ｆの水溶性塩化マグ
ネシウムで消毒し、搾乳された乳１ｊに対して固形塩化
マグネシウムを０．００２〜３ｇ入れてホモジナイザに
よって均一に乳化混合させ、ついですぐに冷却するＯ望
ましくは密封状態で冷却するとよい０このように温度変
化を与えるととにより、その殺菌効果が一層促進される
ものと思われる。以後は従来と同様に濾過、充てん等の
過程をへて貯蔵される０そしてこの実施例による実験結
果では大腸菌が０、細菌数が１ｆ中１０００程度となり
ました０したがって従来の通常行われている殺菌方法例
えば低温殺菌、高温殺菌等というわずられしい手間を要
することなく、本発明ではまことに簡易に殺菌及び消毒
が可能と思われます。ｆた、例えば牛舎、豚舎では、水
１ｊに対して固形塩化マグネシウム３〜５ｇを入れ、こ
の水溶性塩化マグネシウムを噴霧若しくは塗布して殺菌
及び消毒をする０したがって従来のように次亜塩素酸ナ
トリウム等塩素系消毒殺菌剤を使用せずとも、毒性の低
い塩化マグネシウムで、しかも常温に於てその殺菌及び
消毒が可能となると思われる。

更に例えば食品製造用機械、器具等にも２〜３ｆの水溶
性塩化マグネシウムを噴霧若しくは塗布することによっ
て、これらの殺菌及び消毒が可能と思われます０このよ
うに本発明では、固形等の塩化マグネシウムが水に対し
て一定の組成を保とうとする性質があることから、水を
媒体として塩化マグネシウムは一定の組成を形成しつつ
殺菌作用をなす。よって前述の如く殺菌及び消毒が可能
となると考えられるのであります０本発明は以上詳述し
た通９であって、塩化マグネシウムの前述の特質を利用
する殺菌及び消毒方法であるので、従来のようにわずら
れしい手間を要さず、殺菌及び消毒が可能となるし、本
発明者の実験結果では、前述の如く方法で殺菌の均質化
が達成されると思われるし、自然の摂理を利用した優れ
た殺菌及び消毒方法と考えられます。また、塩化マグネ
シウムは毒性も低く安心して使用することができ、簡便
でありまことに重宝する処である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 牛乳、果汁、飲料水等液体若しくは牛舎、豚舎１食器類
   等固体に固形塩化マグネシウム若しくは水溶性塩化マグ
   ネシウムを添加若しくは噴霧、塗布するようにした塩化
   マグネシウムを利用する殺菌及び消挿方法。