JP2002501542A - グラム陰性細菌に対する残留効果を提供する液体抗菌クレンジング組成物 - Google Patents

グラム陰性細菌に対する残留効果を提供する液体抗菌クレンジング組成物

Info

Publication number
JP2002501542A
JP2002501542A JP50260699A JP50260699A JP2002501542A JP 2002501542 A JP2002501542 A JP 2002501542A JP 50260699 A JP50260699 A JP 50260699A JP 50260699 A JP50260699 A JP 50260699A JP 2002501542 A JP2002501542 A JP 2002501542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
rinse
cleansing composition
composition
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP50260699A
Other languages
English (en)
Inventor
ウィリアム ビアース,ピーター
マイケル モーガン,ジェフリー
グリーショップ ベイアー,カスリーン
グレゴリー バートロ,ロバート
アン バッケン,テレサ
エリザベス キャリザース,メリー
リチャード サイン,マーク
リー クラップ,マニー
ワレン,ラファエル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/969,077 external-priority patent/US6214363B1/en
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2002501542A publication Critical patent/JP2002501542A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q17/00Barrier preparations; Preparations brought into direct contact with the skin for affording protection against external influences, e.g. sunlight, X-rays or other harmful rays, corrosive materials, bacteria or insect stings
    • A61Q17/005Antimicrobial preparations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/34Alcohols
    • A61K8/347Phenols
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/44Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
    • A61K8/442Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof substituted by amido group(s)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/46Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur
    • A61K8/463Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur containing sulfuric acid derivatives, e.g. sodium lauryl sulfate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • A61P17/10Anti-acne agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin

Abstract

(57)【要約】 本発明は、約0.001%〜約5%の抗菌活性物質、約1%〜約80%の陰イオン性界面活性剤、約0.1%〜約12%のプロトン供与剤、約0.1%〜約30%の沈着補助剤、および約3%〜約98.8%の水を包含するリンスオフ抗菌クレンジング組成物であって、該組成物が約3.0〜約6.0のpHに調整され、リンスオフ抗菌クレンジング組成物が0.3より大きいグラム陰性残留効果指数を有し、そしてリンスオフ抗菌クレンジング組成物が0.3より大きい低刺激性指数を有する組成物に関する。本発明はまた、これらの物質を用いて皮膚をクレンジングし、そしてグラム陰性細菌に対する残留効果を提供する方法も包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 グラム陰性細菌に対する残留効果を提供する液体抗菌クレンジング組成物 技術分野 本発明は、増強された抗菌効果を提供する低刺激性リンスオフ(濯ぎ落し)パ ーソナルクレンジング組成物に関する。特に本発明のパーソナルクレンジング組 成物は、一過性グラム陰性細菌に対するこれまで見たこともない残留効果を提供 する。 発明の背景 ヒトの健康は、多数の微生物の存在に強い影響を受ける。ウイルスおよび細菌 による接種は、広範な種々の病気および不快を引き起こす。食物中毒、連鎖球菌 感染などの場合に対するメディアの注目は、微生物問題についての一般の人々の 意識を増大しつつある。 抗菌または非薬用石鹸で硬質表面、食物(例えば果実または野菜)および皮膚 、特に手を洗浄すると、洗浄された表面から多数のウイルスおよび細菌が除去さ れ得ることは周知である。ウイルスおよび細菌の除去は、石鹸の界面活性および 洗浄操作の機械的作用による。したがって、人々が頻繁に洗浄してウイルスおよ び細菌の蔓延を低減することは、知られており且つ推奨される。 皮膚上に見出される細菌は、2群に分けられ、即ち、在住性細菌と一過性細菌 である。在住性細菌は、皮膚の表面および最外層上の恒久的微小コロニーとして 確立され、その他のより有害な細菌および真菌のコロニー形成を阻止するのに重 要且つ有用な役割を演じるグラム陰性細菌である。 一過性細菌は、皮膚の正常在住フロラの一部ではないが、しかし風媒性汚染物 質が皮膚上に付いた場合、または汚染物質がそれに物理的に接触させられる場合 に沈着され得る細菌である。一過性細菌は、典型的には、2つの亜綱、即ち、グ ラム陽性とグラム陰性に分けられる。グラム陽性細菌には、黄色ブドウ球菌(St aphylococcus aureus)、化膿連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)およびボツ リヌス菌(Clostridium botulinum)のような病原体が含まれる。グラム陰 性細菌には、サルモネラ菌(Salmonella)、大腸菌(Escherichia coli)、ク レブシエラ属(Klebsiella)、ヘモフィルス属(Haemophilus)、緑膿菌(Pseudomona s aeruginosa)、プロテウス属(Proteus)および志賀赤痢菌(Shigella dysenteria e)のような病原体が含まれる。グラム陰性細菌は一般に、局所性抗細菌活性に低 感受性であるグラム陰性細菌を一般的に生じる付加的な保護細胞膜によりグラム 陽性細菌と区別される。 抗菌クレンジング製品は、しばらくの間、種々の形態で市販されてきた。形態 としては、デオドラント石鹸、硬質表面クリーナーおよび外科用消毒剤が挙げら れる。これらの伝統的リンスオフ抗菌製品は、洗浄中に細菌除去を提供するよう 処方されてきた。抗菌石鹸もグラム陽性細菌に対する残留効果を提供することが 示されているが、しかしグラム陰性細菌に対する残留効果が制限されている。残 留効果とは、表面での細菌増殖が、洗浄/濯ぎ工程後のいくらかの期間、制御さ れることを意味する。抗菌液体クレンザーは、米国特許第4,847,072号(Bissett ら、1989年7月11日発行)、第4,939,284号(Degenhardt、1990年7月3日発行 )および第4,820,698号(Degenhardt、1989年4月11日発行)(これらの記載内 容はすべて、参照により本明細書中に含まれる)に開示されている。 販処方物は、陰イオン界面活性剤、抗細菌性活性物質およびpH調整剤としての クエン酸を包含した。Head & Shoulders(商品名)は、フケを生じる真菌類のピチ ロスポルム属(Pityrosporum ovale)を制御した。PCT出願WO92/18100(Ke eganら、1992年10月29日公開)(「キーガン」)およびPCT出願WO95/32705(Fuj iwaraら、1995年12月7日公開)(「フジワラ」)は、低刺激性界面活性剤、抗 細菌剤およびpHを緩衝するための酸性化合物を包含し、改良された微生物敵対 作用を提供する液体皮膚クレンザーを教示する。しかし、含まれる低レベルの酸 化合物の使用は、グラム陰性細菌に対する残留効果を提供するのに必要な、非解 離性酸を供給しない組成物をもたらす。この情況は、非イオン性界面活性剤を含 めた低刺激性界面活性剤の選択により、キーガンおよびフジワラに処方される。 これらの抗菌製品のいくつか、特に硬質表面クリーナーおよび外科用消毒剤は 、 皮膚組織を乾燥させ、刺激することが示されている高レベルのアルコールおよび /または界面活性剤を利用する。理想的なパーソナルクレンジング剤は、皮膚を 穏やかにクレンジングし、刺激をほとんどまたは全く引き起こさず、そして高頻 度の使用後に皮膚または毛髪をひどく乾燥したままにせず、好ましくは皮膚に潤 い効果を提供すべきである。 米国特許第3,141,821号(Compeau、1964年7月21日発行)およびCiba-Giegy,In c.からのIrgasan DP 300(Triclosan(商品名))技術文献である「Basic Formula tion for Hand Disinfection 89/42/01」は、ある種の陰イオン性界面活性剤、 抗菌活性物質および酸を用いてグラム陰性細菌に対して残留効果を提供し得る抗 細菌皮膚クレンジング組成物を記載する。しかしながら、その場合の高活性界面 活性剤の選択は、皮膚に対して乾燥し、ざらついたパーソナルクレンジング組成 物をもたらす。 サルモネラ菌、大腸菌および赤痢菌のようなグラム陰性細菌の重篤な健康への 影響が示された場合には、これらのグラム陰性細菌に対する残留効果を提供し、 そして皮膚に対して低刺激性(mildness)である抗菌クレンジング組成物を処方す ることが非常に望ましい。既存の消費者製品はグラム陰性残留効果も低刺激性も 達成できていない。 出願人らは、このような低刺激性およびグラム陰性細菌に対するこのような残 留効果を提供するリンスオフ抗菌クレンジング組成物が、そのすべてが皮膚上に 沈着されるプロトン供与剤としての特定の有機および/または無機酸、ならびに 特定の陰イオン性界面活性剤と組合せて既知の抗菌活性物質を用いることにより 処方され得る、ということを見出した。沈着したプロトン供与剤および陰イオン 性界面活性剤は、選択された活性物質を増強し、皮膚に接触する細菌に対する新 規のレベルの敵対作用を提供する。 発明の概要 本発明は、約0.001%〜約5%の抗菌活性物質、約1%〜約80%の陰イ オン性界面活性剤、約0.1%〜約12%のプロトン供与剤、約0.1〜約30 %の沈着補助剤および約3%〜約98.8%の水を包含するリンスオフ抗菌クレ ン ジング組成物に関する。本発明の組成物は、約3.0〜約6.0のpHを有する 。リンスオフ抗菌クレンジング組成物はさらに、約0.3より大きいグラム陰性 残留効果指数と、0.3より大きい低刺激性指数を有する。 本発明はまた、本明細書中に記載したリンスオフ抗菌クレンジング組成物を用 いた一過性グラム陰性細菌の蔓延をクレンジングし、低減するための方法にも関 する。 発明の詳細な説明 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、表面、特に皮膚をクレンジン グするのに非常に有効で、一過性グラム陰性細菌に対する残留抗菌効果を提供し 、そして皮膚に低刺激性である。 「リンスオフ」という用語は、本明細書中では、本発明の組成物が、製品の適 用後または適用中に処理表面(例えば皮膚または硬質表面)から組成物が完全に 濯ぎまたは洗浄される状況で用いられることを意味する。 「抗菌クレンジング組成物」という用語は、本明細書中で用いられる場合、一 過性グラム陰性細菌の成育および生存率を補助的に制御する、汚物、油等を除去 するために表面に適用するのに適した組成物を意味する。本発明の好ましい実施 態様は、ヒト皮膚上に用いるのに適したクレンジング組成物である。 本発明の組成物は、ざ瘡(ニキビ)の治療にも有用であり得る。本明細書中で 用いる場合、「ざ瘡を治療する」とは、哺乳類皮膚におけるざ瘡形成の過程を防 止し、遅延し、および/または阻止することを意味する。 本発明の組成物は、皮膚への組成物の適用後の皮膚外観に、本質的にすぐの( 即ち急性の)視覚的改良を提供するのに有用である可能性もある。特に、本発明 の組成物は、皮膚における視覚的および/または触覚的不連続性の調節を含めた 皮膚状態を調節するのに有用であり、その例としては、例えば皮膚の肌理および /または色の視覚的および/または触覚的不連続性、特に皮膚の老化に伴う不連 続性が挙げられるが、これらに限定されない。このような不連続性は、内部およ び/または外部因子により誘発されるかまたは引き起こされる。外因性因子とし ては、紫外線照射(例えば日光曝露による)、環境汚染、風、熱、低湿度、刺激 性 の界面活性剤、研磨剤等が挙げられる。内因性因子としては、経時的老化および その他の皮膚内部からの生化学的変化が挙げられる。 皮膚状態の調節には、皮膚状態の予防的および/または治療的調節が含まれる 。本明細書中で用いる場合、皮膚状態の予防的調節には、皮膚の視覚的および/ または触覚的不連続性の遅延、最小化および/または阻止が含まれる。本明細書 中で用いる場合、皮膚状態の治療的調節には、このような不連続性の改善、例え ば縮小、最小化および/または削除が含まれる。皮膚状態の調節は、皮膚の外観 および/または感触を改良すること、例えばよりすべすべした、より平らな外観 および/または感触を提供することを包む。本明細書中で用いる場合、皮膚状態 の調節は、老化の徴候の調節を含む。「皮膚老化の徴候の調節」には、1つ以上 のこのような徴候の予防的調節および/または治療的調節が含まれる(同様に、 皮膚老化の所定の徴候、例えば線、皺または孔の調節には、その徴候の予防的調 節および/または治療的調節が含まれる)。 「皮膚老化の徴候」としては、すべての外面上の視覚的および触覚的に感知で きる症状発現、ならびに皮膚老化によるいかなるその他のマクロまたはミクロの 影響が挙げられるが、これらに限定されない。このような徴候は、内在性因子ま たは外在性因子、例えば経時的老化および/または環境的損傷により誘発される かまたは引き起こされ得る。これらの徴候は、細かい表在性の皺と粗くて深い皺 の両方を含めた皺、皮膚の線、裂溝、突起、大型孔(例えば付属器構造、例えば 汗腺管、皮脂腺または毛包に関連)、鱗屑、薄片、および/または皮膚の非平坦 性または粗さのその他の形態、皮膚弾性の喪失(機能性皮膚エラスチンの喪失お よび/または不活性化)、たるみ(目の周囲および下顎の腫れを含む)、皮膚の 引き締まりの喪失、皮膚の張りの喪失、変形からの皮膚の反動の喪失、変色(眼 の下の隈を含む)、痣、血色の悪さ、色素過剰化皮膚領域、例えば老斑およびそ ばかす、角化症、異常分化、角化亢進、弾力繊維症、コラーゲン分解、ならびに 角質層、真皮、表皮、皮膚血管系(例えば毛細血管拡張症またはクモ状血管)お よび下層組織、特に皮膚のすぐ近くの組織におけるその他の組織学的変化のよう な肌理の不連続性の発現を含むが、これらに限定されない過程に起因し得る。 本明細書中で用いられるパーセンテージおよび比率はすべて、別記しない限り 、 重量で示され、測定はすべて、別記しない限り、25℃で実施される。本発明は 、必須のならびに任意の成分、そして本明細書中に記載した構成成分を包含し、 それらで構成され、または本質的にそれらから成る。 I.成分 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、抗菌活性物質、陰イオン性界 面活性剤、プロトン供与剤および沈着補助剤を包含する。これらの構成成分は、 本明細書中の組成物に関して後述される効能および低刺激性要件を満たすよう、 選択される。各構成成分の選択は、必然的に、その他の構成成分の各々の選択に よっている。例えば、弱酸がプロトン供与剤として選択される場合には、有効な 組成物を実現するために、より生物学的に活性な(しかしあまり低刺激性でない 可能性のある)界面活性剤が用いられねばならず、および/または処方範囲内で の高レベルの酸が用いられねばならず、および/または特に有効な活性物質が用 いられねばならず、および/または処方範囲内での高レベルの沈着補助剤が用い られねばならない。同様に、低刺激性ではあるが有効でない界面活性剤が用いら れる場合、有効な組成物を実現するには、より強い酸および/または高レベルの 酸および/または高レベルの沈着補助剤を用いる必要がある。刺激性の界面活性 剤が用いられる場合には、低刺激作用物質が利用されねばならず、または親油性 皮膚モイスチャライザー成分が沈着補助剤として用いられねばならない。個々の 構成成分の選択のためのガイドラインは、本明細書中に提示されている。 A.抗菌活性物質 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、約0.001%〜約5%、好 ましくは約0.01%〜約2%、さらに好ましくは約0.05%〜約1.5%、 最も好ましくは約0.1%〜約1.0%の抗菌活性物質を包含する。組成物中に 用いられる抗菌活性物質の正確な量は、活性物質は効力を変えるため、利用され る特定の活性物質による。非陽イオン性活性物質は、本発明の陰イオン性界面活 性剤との相互作用を回避するために必要とされる。 本発明に有用な非陽イオン性抗菌活性物質の例を以下に示す。 ピリチオン、特に亜鉛錯体(ZPT) オクトピロックス(商品名) ジメチルジメチロールヒダントイン(グリダント(商品名)) メチルクロロイソチアゾリノン/メチルイソチアゾリノン(カトンCG(商品 名)) 亜硫酸ナトリウム 亜硫酸水素ナトリウム イミダゾリジニル尿素(ゲルマル115(商品名)) ジアゾリジニル尿素(ゲルマルII(商品名)) ベンジルアルコール 2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(ブロノポール(商品名) ) ホルマリン(ホルムアルデヒド) ヨードプロペニルブチルカルバメート(ポリフェーズP100(商品名)) クロロアセトアミド メタンアミン メチルジブロモニトリルグルタロニトリル(1,2−ジブロモ−2,4−ジシ アノブタンまたはテクタマー(商品名)) グルタルアルデヒド 5−ブロモ−5−ニトロ−1,3−ジオキサン(ブロニドックス(商品名)) フェネチルアルコール o−フェニルフェノール/ナトリウムo−フェニルフェノール ナトリウムヒドロキシメチルグリシネート(サットシドA(商品名)) ポリメトキシビシクロオキサゾリジン(ヌオセプトC(商品名)) ジメトキサン チメルサル ジクロロベンジルアルコール カプタン クロルフェンネシン(chlorphenenesin) ジクロロフェン クロルブタノール グリセリルラウレート ハロゲン化ジフェニルエーテル 2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル(トリ クロサン(商品名)またはTCS) 2,2’−ジヒドロキシ−5,5’−ジブロモジフェニルエーテル フェノール化合物 フェノール 2−メチルフェノール 3−メチルフェノール 4−メチルフェノール 4−エチルフェノール 2,4−ジメチルフェノール 2,5−ジメチルフェノール 3,4−ジメチルフェノール 2,6−ジメチルフェノール 4−n−プロピルフェノール 4−n−ブチルフェノール 4−n−アミルフェノール 4−tert−アミルフェノール 4−n−ヘキシルフェノール 4−n−ヘプチルフェノール モノ−およびポリ−アルキルおよび芳香族ハロフェノール p−クロロフェノール メチルp−クロロフェノール エチルp−クロロフェノール n−プロピルp−クロロフェノール n−ブチルp−クロロフェノール n−アミルp−クロロフェノール sec−アミルp−クロロフェノール n−ヘキシルp−クロロフェノール シクロヘキシルp−クロロフェノール n−ヘプチルp−クロロフェノール n−オクチルp−クロロフェノール o−クロロフェノール メチルo−クロロフェノール エチルo−クロロフェノール n−プロピルo−クロロフェノール n−ブチルo−クロロフェノール n−アミルo−クロロフェノール tert−アミルo−クロロフェノール n−ヘキシルo−クロロフェノール n−ヘプチルo−クロロフェノール o−ベンジルp−クロロフェノール o−ベンジル−m−メチルp−クロロフェノール o−ベンジル−m,m−ジメチルp−クロロフェノール o−フェニルエチルp−クロロフェノール o−フェニルエチル−m−メチルp−クロロフェノール 3−メチルp−クロロフェノール 3,5−ジメチルp−クロロフェノール 6−エチル−3−メチルp−クロロフェノール 6−n−プロピル−3−メチルp−クロロフェノール 6−イソ−プロピル−3−メチルp−クロロフェノール 2−エチル−3,5−ジメチルp−クロロフェノール 6−sec−ブチル−3−メチルp−クロロフェノール 2−イソ−プロピル−3,5−ジメチルp−クロロフェノール 6−ジエチルメチル−3−メチルp−クロロフェノール 6−イソ−プロピル−2−エチル−3−メチルp−クロロフェノール 2−sec−アミル−3,5−ジメチルp−クロロフェノール 2−ジエチルメチル−3,5−ジメチルp−クロロフェノール 6−sec−オクチル−3−メチルp−クロロフェノール p−クロロ−m−クレゾール p−ブロモフェノール メチルp−ブロモフェノール エチルp−ブロモフェノール n−プロピルp−ブロモフェノール n−ブチルp−ブロモフェノール n−アミルp−ブロモフェノール sec−アミルp−ブロモフェノール n−ヘキシルp−ブロモフェノール シクロヘキシルp−ブロモフェノール o−ブロモフェノール tert−アミルo−ブロモフェノール n−ヘキシルo−ブロモフェノール n−プロピル−m,m−ジメチルo−ブロモフェノール 2−フェニルフェノール 4−クロロ−2−メチルフェノール 4−クロロ−3−メチルフェノール 4−クロロ−3,5−ジメチルフェノール 2,4−ジクロロ−3,5−ジメチルフェノール 3,4,5,6−テトラブロモ−2−メチルフェノール 5−メチル−2−ペンチルフェノール 4−イソプロピル−3−メチルフェノール パラクロロメタキシレノール(PCMX) クロロチモール フェノキシエタノール フェノキシイソプロパノール 5−クロロ−2−ヒドロキシジフェニルメタン レゾルシノールおよびその誘導体 レゾルシノール メチルレゾルシノール エチルレゾルシノール n−プロピルレゾルシノール n−ブチルレゾルシノール n−アミルレゾルシノール n−ヘキシルレゾルシノール n−ヘプチルレゾルシノール n−オクチルレゾルシノール n−ノニルレゾルシノール フェニルレゾルシノール ベンジルレゾルシノール フェニルエチルレゾルシノール フェニルプロピルレゾルシノール p−クロロベンジルレゾルシノール 5−クロロ2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン 4’−クロロ2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン 5−ブロモ2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン 4’−ブロモ2,4−ジヒドロキシジフェニルメタン ビスフェノール化合物 2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノール) 2,2’−メチレンビス(3,4,6−トリクロロフェノール) 2,2’−メチレンビス(4−クロロ−6−ブロモフェノール) ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)スルフィド ビス(2−ヒドロキシ−5−クロロベンジル)スルフィド 安息香酸エステル(パラベン) メチルパラベン プロピルパラベン ブチルパラベン エチルパラベン イソプロピルパラベン イソブチルパラベン ベンジルパラベン ナトリウムメチルパラベン ナトリウムプロピルパラベン ハロゲン化カルバニリド 3,4,4’−トリクロロカルバニリド(トリクロカルバン(商品名)また はTCC) 3−トリフルオロメチル−4,4’−ジクロロカルバニリド 3,3’,4−トリクロロカルバニリド 本発明に有用な別の種類の抗細菌剤は、天然精油とよばれる、いわゆる「天然 」抗細菌活性物質である。これらの活性物質は、植物中のそれらの天然の存在か らその名前が由来する。典型的天然精油抗細菌活性物質としては、アニス、レモ ン、オレンジ、ローズマリー、ヒメコウジ、タイム、ラベンダー、クローブ、ホ ップ、チャ、シトロネラ、コムギ、オオムギ、レモングラス、スギの葉、スギ材 、シナモン、ノミヨケソウ、ゼラニウム、サンダルウッド、スミレ、クランベリ ー、ユーカリ、クマツヅラ、ペパーミント、アンソクコウノキ、バジル、フェン ネル、モミ、バルサム、メントール、マヨラナ、ヒダスティス カラデンシス( Hydastis carradensis)、ベルベリダシエー ダシエー(Berberidaceae daceae )、ラタンヒエー(Ratanhiae)およびウコン(Curcuma longa)の油が挙げられ る。抗菌効果を提供することが判明している植物油の主要化学成分も、この種の 天然精油に含まれる。これらの化学物質としては、アネトール、カテコール、カ ンフェン、チモール、オイゲノール、ユーカリプトール、フェルラ酸、ファルネ ソール、ヒノキチオール、トロポロン、リモネン、メントール、メチルサリチレ ート、チモール、テルピネオール、ベルベノン、ベルベリン、ラタンヒエ抽出物 、酸化カリオフェレン、シトロネル酸、クルクミン、ネロリドールおよびゲラニ オールが挙げられるが、これらに限定されない。 さらなる活性作用物質は、抗細菌金属塩である。この種のものとしては一般に 、3b〜7b、8および3a〜5a族の金属の塩が挙げられる。特に、アルミニ ウム、ジルコニウム、亜鉛、銀、金、銅、ランタン、錫、水銀、ビスマス、セレ ン、ストロンチウム、スカンジウム、イットリウム、セリウム、プラセオジム、 ネオジウム、プロメチウム、サマリウム、ヨーロピウム、ガドリニウム、テルビ ウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、 ルテチウムおよびそれらの混合物の塩である。 本明細書中で用いるための好ましい抗菌作用物質は、トリクロサン(商品名)、 およびそれらの主要成分、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される広 範囲のスペクトルの活性物質である。本発明に用いるのに最も好ましい抗菌活性 物質は、トリクロサン(商品名)である B.陰イオン性界面活性剤 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物の液体実施態様は、パーソナルク レンジング組成物の重量を基礎にして、約1%〜約80%、好ましくは約3%〜 約50%、さらに好ましくは約5%〜約25%の陰イオン性界面活性剤を包含す る。本発明の固体棒状実施態様は、好ましくは約10%〜約70%、さらに好ま しくは約20%〜約60%の陰イオン性界面活性剤を包含する。理論に縛られず に考えると、陰イオン性界面活性剤は細菌の細胞膜中の脂質を崩壊させると思わ れる。本明細書中に用いられる特定の酸は、細菌の細胞壁上の負電荷を低減し、 界面活性剤によって弱められた細胞膜を通り抜け、そして細菌の細胞質を酸性化 する。その後、抗菌活性物質は弱められた細胞壁をより容易に通過し、より有効 に細菌を毒殺し得る。 本発明の組成物に有用な陰イオン性起泡性界面活性剤の例は、McCutcheonのDe tergents and Emulsifiers,North American Edition(1990)Manufacturing Co nfectioner Publishing Co.刊;McCutcheonのFunctional Materials,North Ame rican Edition(1992);及び米国特許第3,929,678号(Laughlinら、1975年12月 30日発行)(これらの記載内容はすべて、参照により本明細書中に含まれる)に 開示されているが、これらに限定されない。 広範な種々の陰イオン性界面活性剤が本明細書中で有用であり得る。陰イオン 性起泡性界面活性剤の例としては、アルキルおよびアルキルエーテルスルフェー ト、硫酸化モノグリセリド、スルホン化オレフィン、アルキルアリールスルホネ ート、第一または第二アルカンスルホネート、アルキルスルホスクシネート、ア シルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネ ート、スルホン化メチルエステル、スルホン化脂肪酸、アルキルホスフェート、 アシルグルタメート、アシルサルコシネート、アルキルスルホアセテート、アシ ル化ペプチド、アルキルエーテルカルボキシレート、アシルラクチレート、陰イ オン性フルオロ界面活性剤ならびに、それらの混合物から成る群から選択される ものが挙げられるが、これらに限定されない。陰イオン性界面活性剤の混合物は 、本発明に有効に用いられ得る。 クレンジング組成物中に用いるための陰イオン性界面活性剤としては、アルキ ルおよびアルキルエーテルスルフェートが挙げられる。これらの物質は、それぞ れ式R1O−SO3MおよびR1(CH24O)x−O−SO3M(式中、R1は炭素数 約8〜約24の飽和または不飽和の、分枝鎖または非分枝鎖アルキル基であり、 xは1〜10であり、Mは水溶性陽イオン、例えばアンモニウム、ナトリウム、 カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン及びモノ エタノールアミンである)を有する。アルキルスルフェートは、典型的には、三 酸化硫黄を用いた一価アルコール(炭素数約8〜約24)の硫酸化により、また はその他の既知の硫酸化技法により、製造される。アルキルエーテルスルフェー トは、典型的にはエチレンオキシドと一価アルコール(炭素数約8〜約24)の 縮合生成物として製造され、その後硫酸化される。これらのアルコールは、脂肪 、例えばココナッツ油または獣脂(タロウ)から誘導でき、または合成物である こともできる。クレンザー組成物中に用い得るアルキルスルフェートの特定の例 は、ラウリルまたはミリスチルスルフェートのナトリウム、アンモニウム、カリ ウム、マグネシウムまたはTEA塩である。用い得るアルキルエーテルスルフェ ートの例としては、アンモニウム、ナトリウム、マグネシウムまたはTEAラウ レス−3スルフェートが挙げられる。 別の適切な種類の陰イオン性界面活性剤は、式R1CO−O−CH2−C(OH) H−CH2−O−SO3M(式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和 の分枝鎖または非分枝鎖アルキル基であり、そしてMは水溶性陽イオン、例えば アンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、 ジエタノールアミンおよびモノエタノールアミンである)の形の硫酸化モノグリ セリドである。これらは、典型的にはグリセリンと脂肪酸(炭素数約8〜約24 )を反応させてモノグリセリドを生成し、その後このモノグリセリドを三酸化硫 黄を用いて硫酸化することにより製造される。硫酸化モノグリセリドの例は、ナ トリウムココモノグリセリドスルフェートである。 その他の適切な陰イオン性界面活性剤としては、式R1SO3M(式中、R1は 炭素数約12〜約24のモノオレフィンであり、Mは水溶性陽イオン、例えばア ンモニウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジ エタノールアミンおよびモノエタノールアミンである)のオレフィンスルホネー トが挙げられる。これらの化合物は、非錯化三酸化硫黄を用いたαオレフィンの スルホン化と、その後の、反応で生成されていたあらゆるスルホンが加水分解さ れて対応するヒドロキシアルカンスルホネートを生じるような条件での酸性反応 混合物の中和により生成され得る。スルホン化オレフィンの一例は、ナトリウム C14〜C16のαオレフィンスルホネートである。 その他の適切な陰イオン性界面活性剤は、式R1−C64−SO3M(式中、R1 は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和の分枝鎖または非分枝鎖アルキル基 であり、Mは水溶性陽イオン、例えばアンモニア、ナトリウム、カリウム、マグ ネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびモノエタノールア ミンである)の直鎖アルキルベンゼンスルホネートである。これらは、三酸化硫 黄による直鎖アルキルベンゼンのスルホン化により生成される。この陰イオン性 界面活性剤の一例は、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネートである。 このクレンジング組成物に適したさらに別の陰イオン性界面活性剤としては、 式R1SO3M(式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和の、分枝鎖 または非分枝鎖アルキル鎖であり、Mは水溶性陽イオン、例えばアンモニウム、 ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノールア ミンおよびモノエタノールアミンである)の第一または第二アルカンスルホネー トが挙げられる。これらは、一般に、塩素および紫外線の存在下で二酸化硫黄を 用いたパラフィンのスルホン化により、または別の既知のスルホン化法により生 成される。スルホン化は、アルキル鎖の第二または第一位置で起こり得る。本明 細書中で有用なアルカンスルホネートの例は、アルカリ金属またはアンモニウム C13〜C17のパラフィンスルホネートである。 さらに別の適切な陰イオン性界面活性剤はアルキルスルホスクシネートであり 、その例としては、ジナトリウムN−オクタデシルスルホスクシナメート、ジア ンモニウムラウリルスルホスクシネート、テトラナトリウムN−(1,2−ジカ ルボキシエチル)−N−オクタデシルスルホスクシネート、ナトリウムスルホコ ハク酸のジアミルエステル、ナトリウムスルホコハク酸のジヘキシルエステルお よびナトリウムスルホコハク酸のジオクチルエステルが挙げられる。 タウリンを基礎にしたタウレートも有用であり、これは2−アミノエタンスル ホン酸としても知られている。タウレートの例としては、N−アルキルタウリン 、例えば、米国特許第2,658,072号(この記載内容は、参照により本明細書中に 含まれる)の教示にしたがって、ドデシルアミンをナトリウムイセチオネートと 反応させることにより調製されるものが挙げられる。タウリンを基礎にしたその 他の例としては、n−メチルタウリンと脂肪酸(炭素数約8〜約24)とを反応 させることにより生成されるアシルタウリンが挙げられる。 クレンジング組成物中に用いるのに適した別の種類の陰イオン性界面活性剤は 、アシルイセチオネートである。アシルイセチオネートは、典型的には式R1C O−O−CH2−CH2SO3M(式中、R1は炭素数約10〜約30の飽和または 不飽和の分枝鎖または非分枝鎖アルキル基であり、そしてMは陽イオンである) を有する。これらは、典型的には脂肪酸(炭素数約8〜約30)とアルカリ金属 イセチオネートとの反応により生成される。これらのアシルイセチオネートの例 としては、アンモニウムココイルイセチオネート、ナトリウムココイルイセチオ ネート、ナトリウムラウロイルイセチオネートおよびそれらの混合物が挙げられ るが、これらに限定されない。 さらに他の適切な陰イオン性界面活性剤は、式R1−OCH2−C(OH)H−C H2−SO3M(式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和の分枝鎖 または非分枝鎖アルキル基であり、そしてMは水溶性陽イオン、例えばアンモニ ウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、トリエタノールアミン、ジエタノ ールアミンおよびモノエタノールアミンである)のアルキルグリセリルエーテル スルホネートである。これらは、エピクロロヒドリンおよび亜硫酸水素ナトリウ ムと脂肪酸(炭素数約8〜24)との反応により、またはその他の既知の方法に より生成され得る。一例は、ナトリウムココグリセリルエーテルスルホネートで ある。 その他の適切な陰イオン性界面活性剤としては、式R1−CH(SO4)−COO Hの形のスルホン化脂肪酸および式R1−CH(SO4)−CO−O−CH3の形の スルホン化メチルエステル(式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽 和の分枝鎖または非分枝鎖アルキル基である)が挙げられる。これらは、脂肪酸 またはアルキルメチルエステル(炭素数約8〜約24)の三酸化硫黄によるスル ホン化により、または別の既知のスルホン化法により生成され得る。一例はαス ルホン化ココナツ脂肪酸およびラウリルメチルエステルである。 その他の陰イオン性物質としては、リン酸塩、例えば五酸化リンと炭素数約8 〜24の一価の分枝鎖または非分枝鎖アルコールとの反応により生成されるモノ アルキル、ジアルキル及びトリアルキルリン酸塩が挙げられる。これらは、その 他の既知のリン酸化法によっても生成され得る。この種の界面活性剤の一例は、 ナトリウムモノまたはジラウリルホスフェートである。 その他の陰イオン性物質としては、式R1CON(COOH)−CH2CH2CO2 M(式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和の分枝鎖または非分枝 鎖アルキル又はアルケニル基であり、Mは水溶性陽イオンである)に対応するア シルグルタメートが挙げられる。その例としてはナトリウムラウロイルグルタメ ートおよびナトリウムココイルグルタメートが挙げられるが、これらに限定され ない。 その他の陰イオン性物質としては、式R1CON(CH3)−CH2CH2CO2M (式中、R1は炭素数約10〜約20の飽和または不飽和の分枝鎖または非分枝 鎖アルキル又はアルケニル基であり、Mは水溶性陽イオンである)に対応するア ルカノイルサルコシネートが挙げられる。その例としてはナトリウムラウロイル サルコシネート、ナトリウムココイルサルコシネートおよびアンモニウムラウロ イルサルコシネートが挙げられるが、これらに限定されない。 その他の陰イオン性物質としては、式R1(OCH2CH2)x−OCH2−CO2M (式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和の分枝鎖または非分枝鎖 アルキル又はアルケニル基であり、xは1〜10であり、そしてMは水溶性陽イ オンである)に対応するアルキルエーテルカルボキシレートが挙げられる。その 例としてはナトリウムラウレスカルボキシレートが挙げられるが、これに限定さ れない。 その他の陰イオン性物質としては、式R1CO−[O−CH(CH3)−CO]x−C O2M(式中、R1は炭素数約8〜約24の飽和または不飽和の分枝鎖または非分 枝鎖アルキル又はアルケニル基であり、xは3であり、そしてMは水溶性陽イオ ンである)に対応するアシルラクチレートが挙げられる。その例としてはナトリ ウムココイルラクチレートが挙げられるが、これに限定されない。 その他の陰イオン性物質としてはカルボキシレートが挙げられ、その例として は、ナトリウムラウロイルカルボキシレート、ナトリウムココイルカルボキシレ ートおよびアンモニウムラウロイルカルボキシレートが挙げられるが、これらに 限定されない。陰イオン性フルオロ界面活性剤も用いられ得る。 如何なる対陽イオンMも、陰イオン性界面活性剤に用いられることができる。 好ましくは対陽イオンは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム、モノエタノー ルアミン、ジエタノールアミンおよびトリエタノールアミンから成る群から選択 される。さらに好ましくは、対陽イオンはアンモニウムである。 本明細書中の抗細菌クレンジング組成物に用いられる界面活性剤を選択する場 合、3つの因子を考慮しなければならない。即ち、1)細菌の細胞膜での界面活 性剤分子の活性、2)界面活性剤中の選択された活性物質の溶解度特性および3 )それが抗菌性組成物に関する低刺激性指数(本明細書中で後述)に影響を及ぼ す限りにおいての界面活性剤の低刺激性の3つである。 界面活性剤の生物活性/低刺激性 概して、界面活性剤の生物活性が高いほど、より大きい残留効果が界面活性剤 を包含する組成物によってもたらされる。しかしながら、典型的には、界面活性 剤の生物活性と界面活性剤の低刺激性は逆比例する。即ち界面活性剤の生物活性 が高いほど界面活性剤は刺激性であり、そして界面活性剤の生物活性が低いほど 界面活性剤はより低刺激性である。生物学的に活性であるがより刺激性の界面活 性剤を望むか、または低刺激性ではあるが生物学的に不活性な界面活性剤が望ま しいかは、もちろん、その他の成分の選択によっている(または影響する)。 純粋な界面活性剤の生物活性/低刺激性は、分析法の節で後述するミクロトッ クス反応試験(Microtox Response Test)により直接測定可能であり、そしてミ クロトックス反応指数として報告される。「純粋な界面活性剤」とは、本質的に 単一の界面活性剤実体から成り、その実体が、ある鎖長、先頭基および塩対イオ ンを本質的に有する化学組成物を意味する。高生物活性の見地から、本発明の抗 菌クレンジング組成物の好ましい陰イオン性界面活性剤は、約150未満、さら に好ましくは約100未満、最も好ましくは約50未満のミクロトックス反応指 数を有する。低刺激性の見地からは、本発明の抗菌クレンジング組成物の好まし い陰イオン性界面活性剤は、約25より大きい、さらに好ましくは約50より大 きい、そして最も好ましくは約100より大きいミクロトックス反応指数を有す る。約25〜約150の範囲のミクロトックス反応指数を有する界面活性剤が、 典型的には程よく生物学的に活性であり、程よく低刺激性である。 純粋な界面活性剤というよりむしろ界面活性剤の混合物である界面活性剤組成 物(これは、異なる鎖長を有する実体の混合物を典型的には包含し、より高レベ ルの不純物を有する可能性がある「商業等級」の界面活性剤を含む)に関しては 、個々の界面活性剤構成成分のいずれものミクロトックス反応指数は生物活性ま たは低刺激性の信頼できる測定値ではない。混合物の場合、各々の個々の構成成 分のミクロトックス指数が確定でき、混合物の個々の構成成分のすべてが分かっ ている場合には、重量平均が混合物に関する指数として用いられる。混合物の個 々の構成成分が分からない場合には、界面活性剤混合物の先頭基および鎖長は生 物活性/低刺激性のより良い指標である。 炭素数が主に約8〜約24、好ましくは主に約10〜約18、最も好ましくは 主に約12〜約16の範囲の鎖長を有する陰イオン性界面活性剤または界面活性 剤の混合物が、高生物活性の見地から好ましい。本明細書中で用いる場合、「主 に」とは、少なくとも約50%を意味する。低刺激性の見地からは、C12を最小 限にするのが望ましい。 生物活性の見地から、陰イオン性界面活性剤の先頭基は約15オングストロー ム未満、好ましくは約10オングストローム未満、さらに好ましくは約7オング ストローム未満であるのが好ましい。「先頭基」とは、最初の極性原子から分子 の末端までに測定される陰イオン性界面活性剤の親水性部分(非炭化水素)と定 義される。先頭基サイズは、原子のファンデルワールス半径および界面活性剤分 子の立体配座から概算される。約7オングストローム未満のサイズを有する先頭 基としては、硫酸塩、スルホン酸塩およびリン酸塩が挙げられる。低刺激性の見 地から、先頭基サイズは約7オングストロームより大きい、さらに好ましくは約 10オングストロームより大きいのが好ましい。約10オングストロームより大 きいサイズを有する先頭基としては、エトキシル化硫酸塩、グリセリルエーテル スルホン酸塩およびイセチオン酸塩が挙げられる。先端基サイズが増大すると、 細胞壁でのより多くの立体障害が界面活性剤による崩壊を阻止し、したがって生 物活性が低減され、低刺激性が増大される、と考えられる。 界面活性剤または界面活性剤の混合物の低刺激性は、界面活性剤低刺激性を測 定するための多数のその他の既知の従来の方法によっても確定できる。例えば、 T.J.Franz,J.Invest.Dermatol.,1975,64,pp.190-195および米国特許第4,6 73,525号(Smallら、1987年6月16日発行)(これらの記載内容はともに、参照 により本明細書中に含まれる)に記載されているバリア破壊試験(Barrier Dest ruction Test)は、界面活性剤の低刺激性を測定する一方法である。概して、界 面活性剤が低刺激性であるほど、バリア破壊試験で破壊される皮膚バリアは少な くなる。皮膚バリア破壊は、試験溶液から皮膚表皮を経て、拡散チャンバ中に含 入された生理的緩衝水へ通ってきた放射能標識化水の相対量により測定される。 可能な限り0に近い値から約75までの相対皮膚バリア浸透値を有する界面活性 剤は、本明細書中の目的についての低刺激性であると考えられる。約75より大 きい相対皮膚バリア浸透値(Relative Skin Barrier Penetration Value)を有 する界面活性剤は、本明細書中の目的についての刺激性であると考えられる。 陰イオン性界面活性剤中の抗菌活性物質の溶解度勾配 好ましい陰イオン性界面活性剤は、部分的に皮膚上に抗菌活性物質を沈着する 界面活性剤の能力を基礎にしても、選択される。本明細書中で用いるための界面 活性剤は活性物質を保有するのに十分な溶解度を有さねばならなず、さらに、溶 解度が非常に高くて使用中に溶液中に保持され、その結果、皮膚に沈着されない 活性物質を生じるようではいけない。この均衡は、抗菌活性物質の溶解度対水中 の界面活性剤の濃度の曲線の勾配によりもっともよく測定される、ということが 判明した。以後溶解度勾配と呼ばれるこの勾配Kは、分析法の節に後述する試験 方法により確定される。 本発明の好ましい陰イオン性界面活性剤は、0.60未満、好ましくは0.4 0未満、さらに好ましくは約0.25未満、最も好ましくは約0.10未満の溶 解度勾配Kを包含する。 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、皮膚上に、好ましくは約0. 01μg/cm2〜約100μg/cm2、さらに好ましくは約0.1μg/cm2 〜約50μg/cm2、最も好ましくは約1μg/cm2〜約20μg/cm2の 抗菌活性物質を沈着する。 本明細書中のパーソナルクレンジング組成物が有効であるためには、界面活性 剤の生物活性と界面活性剤中に用いられる特定の活性物質の溶解度との両方を考 慮に入れねばならない。 例えば、ラウリル硫酸アンモニウムALSは、生物学的に非常に活性である( ミクロトックス指数=1.0)が、しかし相対的に高い溶解度勾配(K=0.3 )を有する。ALSを包含する組成物は、より低いレベルの抗細菌活性物質およ びプロトン供与剤を用いた場合でも、その活性のために非常に有効な残留抗細菌 効果を提供し得る。しかしながら、皮膚上に活性物質を沈着する(これは本明細 書中に記載した効能要件を満たすために必要である)ためには、より高いレベル の活性物質が、高溶解度勾配の結果として必要である。さらに、ALSを含有す る組成物は、本発明の最も好ましい低レベルを達成するために、本明細書中の任 意の成分の節に記載する補助界面活性剤またはポリマーの付加を要し得る。 界面活性剤としてのラウレス硫酸アンモニウム(ミクロトックス=120およ びK=0.5)の選択は、非常に低刺激性であるが、しかし本発明の残留効果を 達成するためにはより高レベルのプロトン供与剤および抗菌活性物質を必要とす る組成物を生じる。 る商業等級界面活性剤である、小先頭基および15.5の平均鎖長(K=0.1 )を有するパラフィンスルホネートは、比較的活性な界面活性剤であり、活性物 質の非常に高度の沈着を提供する。低レベルの活性物質および酸を包含する組成 物は高レベルのパラフィンスルホネートとともに用い得るが、この場合、界面活 性剤は残留効果のより多い構成成分を提供する。あるいは、低レベルのパラフィ ンスルホネートを包含する組成物は、低刺激性および有効な組成物を達成するた めに、より高レベルの活性物質とさえ併合され得る。中等度レベルの活性物質は 、その溶解度指数がこのような組成物が活性物質の非常に高度の沈着を有するこ とを示すため、パラフィンスルホネートと一緒に用い得る。 本明細書中で有用な好ましい陰イオン性界面活性剤の例としては、主に炭素数 12および14の鎖長のナトリウムおよびアンモニウムアルキルスルフェートお よびエーテルスルフェート、主に炭素数14および16の鎖長のオレフィンスル フェート、炭素数13〜17の鎖長のパラフィンスルホネート、ならびにそれら の混合物から成る群から選択されるものが挙げられるが、これらに限定されない 。本明細書中で用いるのに特に好ましいのは、ラウリル硫酸アンモニウムおよび ナトリウム;ミリスチル硫酸アンモニウムおよびナトリウム;ラウレス−1、ラ ウレス−2,ラウレス−3およびラウレス−4硫酸アンモニウムおよびナトリウ ム;C14〜C16のオレフィンスルホン酸アンモニウムおよびナトリウム;C13〜 C17のパラフィンスルホン酸、ならびにそれらの混合物である。 非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤およびそれら の混合物から成る群の非陰イオン性界面活性剤は、高レベルの陰イオン性界面活 性剤とともに用いた場合、残留効果利益を実際に低減することが判明した。これ は、陽イオン性および両性界面活性剤の場合に最も明白であって、その場合、こ れらの界面活性剤は、細胞膜中の脂質を破壊する陰イオン性界面活性剤の能力を 妨げる(電荷−電荷の相互作用)と考えられる。これらの非陰イオン性界面活性 剤の量と陰イオン性界面活性剤の量との比は、1:1未満、好ましくは約1:2 未満、さらに好ましくは約1:4未満であるべきである。 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、好ましくはヒドロトロピック スルホネート、特にテルペノイドの塩、あるいは単核または二核芳香族化合物、 例えばショウノウ、トルエン、キシレン、クメンおよびナフテンのスルホン酸塩 を包含しない。 C.プロトン供与剤 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、パーソナルクレンジング組成 物の重量を基礎にして、約0.1%〜約12%、好ましくは約0.5%〜約10 %、さらに好ましくは約1%〜約7.5%、最も好ましくは約2.5%〜約5% のプロトン供与剤を包含する。「プロトン供与剤」とは、使用後に皮膚上に非解 離酸の存在をもたらす如何なる酸化合物またはその混合物をも意味する。プロト ン供与剤は、有機酸、例えば高分子酸、鉱酸またはそれらの混合物であり得る。 有機酸 有機酸であるプロトン供与剤は、正味組成物中で少なくとも部分的に非解離の ままであり、そして洗浄および濯ぎ中に組成物が希釈される場合、非解離のまま である。有機酸プロトン供与剤は、5.5より低いpKa値を少なくとも1つは 有さねばならない。これらの有機ブロトン供与剤は酸形態で組成物に直接付加さ れ得るか、または所望の酸の共役塩基と、塩基から非解離酸を生成するのに十分 強い十分量の別個の酸を付加することにより生成され得る。 有機酸の生物活性指数 好ましい有機プロトン供与剤は、それらの生物活性を基礎にして選択される。 この活性は、生物活性指数Zで表され、これは以下のように定義される: Z=1+0.25pKa1+0.42logP 生物活性指数は酸の解離特性と親水性とを結びつける。組成物の非解離プロト ン供与剤が皮膚上に沈着されて細胞壁上の負電荷を低減する、ということは重要 である。酸の解離定数pKa1は、それが組み入れられる媒質のpHに対するそ の化学物質のプロトン供与能力を示す。より非解離化した酸が組成物中では好ま しいため、より高いpKaを有する酸は一般に、所定の生成物pHのために好ま しい。オクタノール−水分配係数Pは、油かまたは水を好む溶液中の物質の傾向 を表す。これは基本的に溶液中の物質の親水性が尺度であり、すなわち、分配係 数が高いほど、物質はより油溶性で且つ低水溶性である。組成物中の解離酸は適 用時に水性クレンザーから出てきて、油ベースの皮膚上に沈着し、濯ぎ中もその ままであるのが望ましいため、高オクタノール−水分配係数を有する有機酸がよ り好ましい。 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物の好ましい有機プロトン供与剤は 、約0.5より大きい、好ましくは約1.0より大きい、さらに好ましくは約1 .5より大きい、最も好ましくは2.0より大きい生物活性指数を有する。鉱酸 鉱酸であるプロトン供与剤は、正味組成物中で、または組成物が洗浄および濯 ぎ中に希釈される場合にずっと非解離のままではない。これにもかかわらず、鉱 酸は本明細書中で用いるための有効なプロトン供与剤であり得る、ということが 判明した。理論に縛られずに考えると、強鉱酸は皮膚細胞のタンパク質中のカル ボン酸(carboxylic)およびホスファチジル基をプロトン化し、それによりin-sit u非解離酸を提供すると思われる。これらのプロトン供与剤は、酸形態で組成物 に直接付加され得るだけである。 pH プロトン供与剤からの非解離酸(沈着またはin-situに生成)はプロトン化形 態で皮膚上に残存する、という本発明の利点を達成することは重要である。した がって、本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物のpHは、皮膚上に実質的 非解離酸を生成または沈着するために、十分に低レベルに調整されねばならない 。組成物のpHは、約3.0〜約6.0、好ましくは約3.0〜約5.0、さら に好ましくは約3.5〜約4.5の範囲を有するよう調整され、好ましくは緩衝 されるべきである。 プロトン供与剤として用い得る有機酸の例としては、アジピン酸、酒石酸、ク エン酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、グリコール酸、グルタル酸、安息香 酸、マロン酸、サリチル酸、グルコン酸、高分子酸、それらの塩および、それら の混合物が挙げられるが、これらに限定されない。本明細書中で用いるための鉱 酸は、塩酸、リン酸、硫酸およびそれらの混合物であるが、これらに限定されな い。 高分子酸は、それらが他の酸よりも皮膚に対して低刺激性であり、起泡時にそ れらが他の酸よりも少ない悪い影響を有し、そしてそれらがいくらかの消費者に 好まれる持続性(draggy)濯ぎ感に寄与し得るという観点から、本明細書中に用い るための特に好ましい酸である。本明細書中で用いる場合、「高分子酸」という 用語は、1つの鎖に一緒に連結されるカルボン酸基の反復単位を有する酸を指す 。適切な高分子酸としては、ホモポリマー、コポリマーおよびターポリマーが挙 げられるが、少なくとも30モル%のカルボン酸基を含有しなければならない。 本明細書中で有用な適切な高分子酸の特定の例としては、ポリ(アクリル)酸お よびそのイオン性および非イオン性のコポリマー(例えばマレイン酸−アクリル 酸、スルホン酸−アクリル酸およびスチレンーアクリル酸コポリマー)、約25 0,000未満、好ましくは約100,000未満の分子量を有する架橋ポリア クリル酸、ポリ(α−ヒドロキシ)酸、ポリ(メタクリル)酸、ならびに天然高 分子酸、例えばカラギーナン酸、カルボキシメチルセルロースおよびアルギン酸 が挙げられる。直鎖ポリ(アクリル)酸が、本明細書中に用いるには特に好まし い。 D.沈着補助剤 本明細書中の液体リンスオフ抗菌パーソナルクレンジング組成物は、約0.1 %〜約30%、好ましくは約1%〜約30%、さらに好ましくは約3%〜約25 %、最も好ましくは約5%〜約25%の沈着補助剤を包含する。沈着補助剤を含 有する組成物は、沈着補助剤を含有しない組成物に比して、改良された抗細菌効 果を有することが判明した。本明細書中で用いられる沈着補助剤は、皮膚上の抗 菌活性物質またはプロトン供与剤の沈着を、少なくとも約20%、好ましくは少 なくとも約30%、さらに好ましくは少なくとも約50%増大するものである。 本明細書中で用いるのに適した沈着補助剤としては、例えば親油性皮膚保湿剤 (moisturizing agent)、陽イオン性ポリマー、非イオン性ポリマー、ゼオライト 、クレーおよびそれらの混合物が挙げられる。陽イオン性ポリマーが有効な沈着 補助剤であると考えられる理由の一つは、それらが陰イオン性界面活性剤とコア セルベートを形成し得ることである。 本明細書中で沈着補助剤として用いるための適切な陽イオン性および非イオン 性ポリマーとしては、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、加 水分解シルクプロテイン、加水分解ミルクプロテイン、加水分解ケラチンプロテ イン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ポリクアト、シリコー ンポリマーおよびそれらの混合物が挙げられる。陽イオン性または非イオン性ポ リマーが沈着補助剤として用いられる場合、それらは、組成物の重量の約0.1 %〜約1.0%、好ましくは約0.15%〜約0.8%、さらに好ましくは約0 .2%〜約0.6%の範囲のレベルで用いられる。親油性皮膚保湿剤は、本発明 の沈着補助剤として特に好ましい。沈着補助剤を含有しない組成物に比して改良 された抗細菌効果を提供する他に、脂質皮膚保湿剤は、親油性皮膚保湿剤が使用 者の皮膚に沈着されると、パーソナルクレンジング製品の使用者に保湿化効果を 提供する。親油性皮膚保湿剤が本明細書中で沈着補助剤として用いられる場合、 それらは組成物の重量の約1%〜約30%、好ましくは約3%〜約25%、最も 好ましくは約5%〜約25%のレベルで用いられる。 2種類の流動学的パラメーターを用いて、本明細書中で用いられる親油性皮膚 保湿剤を定義する。親油性皮膚保湿剤の粘度は、粘稠度(k)および剪断指数(n) により表される。本明細書中で用いるための親油性皮膚保湿剤は、分析法の節に 後述する粘稠度(k)法により測定した場合に、典型的には約5〜約5,000 ポアズ、好ましくは約10〜約3,000ポアズ、さらに好ましくは約50〜約 2,000ポアズの範囲の粘稠度を有する。本明細書中で用いるための適切な親 油性皮膚保湿剤はさらに、分析法の節に後述する剪断指数法により測定した場合 に、約0.01〜約0.9、好ましくは約0.1〜約0.5、さらに好ましくは 約0.2〜約0.5の範囲の剪断指数(n)を有する。 理論に縛られずに考えると、本明細書中に記載した以外の流動学的性質を有す る親油性皮膚保湿剤は、非常に容易に乳化され、それゆえ沈着しないか、または 非常に「堅く」て皮膚に接着または沈着せず、保湿化効果を提供しない。さらに 、親油性皮膚保湿剤の流動学的性質は、使用者の知覚にとっても重要である。い くつかの親油性皮膚保湿剤は、皮膚に沈着する場合に、堅すぎると考えられ、使 用者に好まれない。 いくつかの場合、親油性皮膚保湿剤は、望ましくは、VaughanによりCosmetics and Toiletries,Vol.103,p.47-69,October 1988に記載されているような溶解 度パラメーターに関して定義され得る。5〜10、好ましくは5.5〜9のVaug han溶解度パラメーター(VSP)を有する親油性皮膚保湿剤は、本明細書中の 液体パーソナルクレンジング組成物中に用いるのに適している。 広範な種々の脂質型物質および物質の混合物は、本発明の抗菌パーソナルクレ ンジング組成物中に担体として使用するのに適している。好ましくは、親油性皮 膚コンディショニング剤は、炭化水素油および蝋、シリコーン、脂肪酸誘導体、 コレステロール、コレステロール誘導体、ジ−およびトリグリセリド、植物油、 植物油誘導体、液体非消化性(non-digestible)油、例えば米国特許第3,600,186 号(Mattson、1971年8月17日発行)および米国特許第4,005,195号および第4,00 5,196号(Jandacekら、ともに1977年1月25日発行)(これらの記載内容は参照 により本明細書中に含まれる)に記載されているもの、あるいは液体消化性また は非消化性油と固体ポリオールポリエステルとのブレンド物、例えば米国特許第 4,797,300号(Jandacekら、1989年1月10日発行)、米国特許第5,306,514号、第5, 306,516号および第5,306,515号(Lettonら、1994年4月26日発行)(これらの記 載内容はすべて、参照により本明細書中に含まれる)に記載されているもの、な らびにアセトグリセリドエステル、アルキルエステル、アルケニルエステル、ラ ノリンおよびその誘導体、ミルクトリグリセリド、蝋エステル、蜜蝋誘導体、ス テロール、リン脂質、そしてそれらの混合物から成る群から選択される。脂肪酸 、脂肪酸石鹸および水溶性ポリオールは、親油性皮膚保湿剤の我々の定義から特 に除外される。 炭化水素油および蝋:いくつかの例は、ペトロラタム、鉱油微晶質蝋、ポリ アルケン(例えば硬化および非硬化ポリブテンおよびポリデセン)、パラフィン、 セラシン、オゾケライト、ポリエチレンおよびぺルヒドロスクアレンである。ペ トロラタム対ポリブテンの比が約90:10〜約40:60の範囲であるペトロ ラタムと硬化および非硬化高分子量ポリブテンとのブレンド物も、本明細書中の 組成物中に親油性皮膚保湿剤として用いるのに適している。 シリコーン油:いくつかの例はジメチコーンコポリオール、ジメチルポリシ ロキサン、ジエチルポリシロキサン、高分子ジメチコーン、混合C1〜C30のア ルキルポリシロキサン、フェニルジメチコーン、ジメチコノールおよびそれらの 混合物である。さらに好ましいのは、ジメチコーン、ジメチコノール、混合C1 〜C30のアルキルポリシロキサンおよびそれらの混合物から選択される不揮発性 シリコーンである。本明細書中で有用なシリコーンの例は、米国特許第5,011,68 1号(Ciottiら、1991年4月30日発行)(この記載内容は、参照により本明細書 中に含まれる)に記載されているが、これに限定されない。 ジ−およびトリグリセリド:いくつかの例は、ヒマシ油、ダイズ油、誘導化 ダイズ油、例えばマレイン酸化ダイズ油、紅花油、綿実油、コーン油、クルミ油 、落花生油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油およ びゴマ油、植物油および植物油誘導体、ヤシ油および誘導化ヤシ油、綿実油およ び誘導化綿実油、ホホバ油、ココアバター等である。 アセトグリセリドエステルが用いられ、その一例はアセチル化モノグリセリ ドである。 ラノリンおよびその誘導体が好ましく、そのいくつかの例は、ラノリン、ラ ノリン油、ラノリン蝋、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、イソプロピルラ ノレート、アセチル化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール、ラノリンアル コールリノレエート、ラノリンアルコールリコノレエートである。 親油性皮膚コンディショニング剤の少なくとも75%が、以下のものから成る 群から選択された脂質で構成される場合が最も好ましい:ペトロラタム、ペトロ ラタムと高分子量ポリブテンとのブレンド物、鉱油、液体非消化性油(例えば、 液体綿実スクロースオクタエステル)、あるいは液体消化性または非消化性油と 固体ポリオールポリエステルとの比が約96:4〜約80:20の範囲である液 体消化性または非消化性油と固体ポリオールポリエステルとのブレンド物(例え ば、C22の脂肪酸から調製されるスクロースオクタエステル)、硬化または非硬 化ポリブテン、非晶質蝋、ポリアルケン、パラフィン、セラシン、オゾケライト 、ポリエチレン、ペルヒドロスクアレン、ジメチコーン、アルキルシロキサン、 ポリメチルシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ならびにそれらの混合 物。ペトロラタムとその他の脂質とのブレンド物として用いられる場合、ペトロ ラタムとその他の選択された脂質(硬化または非硬化ポリブテンまたはポリデセ ン、あるいは鉱油)との比は、好ましくは約10:1〜約1:2、さらに好まし くは約5:1〜約1:1である。 E. 本発明の液体リンスオフ抗菌クレンジング組成物は、約35%〜約98.8% 、好ましくは約45%〜約98%、さらに好ましくは約55%〜約97.5%、 最も好ましくは約65%〜約95.99%の水を包含する。本発明の固体棒状実 施態様は、好ましくは約2%〜約25%、さらに好ましくは約3%〜約20%、 最も好ましくは約5%〜約15%の水を包含する。 本発明の液体リンスオフ抗菌クレンジング組成物は、好ましくは26.7℃で 約500cps〜約60,000cps、好ましくは5,000〜30,000 cpsの見かけのまたは正味の粘度を有する。「粘度」という用語は、本明細書 中で用いる場合、別記しない限り、1RPMで3分間、スピンドルCP−41を 用いてBrookfield RVTDCPにより測定した場合の粘度を意味する。「正味の」粘 度とは、非希釈液体クレンザーの粘度である。 F.好ましい任意の成分 低刺激性増強剤 本発明の必要な低刺激性を達成するためには、皮膚に対する低刺激性を増強す るための任意の成分を付加し得る。これらの成分としては、陽イオン性および非 イオン性ポリマー、補助界面活性剤、モイスチャライザーおよびそれらの混合物 が挙げられる。本明細書中で有用なポリマーとしては、ポリエチレングリコール 、ポリプロピレングリコール、加水分解シルクプロテイン、加水分解ミルクプロ テイン、加水分解ケラチンプロテイン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウム クロリド、ポリクアト、シリコーンポリマーおよびそれらの混合物が挙げられる 。使用する場合、低刺激性増強ポリマーは、リンスオフ抗菌クレンジング組成物 の重量を基礎にして組成物の約0.1%〜約1%、好ましくは約0.2%〜約1 .0%、さらに好ましくは約0.2%〜約0.6%を構成する。本明細書中で有 用な補助界面活性剤(cosurfactant)としては、非イオン性界面活性剤、例えばジ ェナポール(Genapol(商品名))24シリーズのエトキシル化アルコール、POE (20)ソルビタンモノオレエート(トウイーン(商品名)80)、ポリエチレン グリコールココエートおよびプルロニック(Pluronic(商品名))プロピレンオキ シド/エチレンオキシドブロックポリマー、ならびに両性界面活性剤、例えばア ルキルベタイン、アルキルスルタイン、アルキルアンフォアセテート、アルキル アンフォジアセテート、アルキルアンフオプロピオネート、およびアルキルアン フォジプロピオネートが挙げられる。使用する場合、補助溶媒は、クレンジング 組成物の約20重量%〜約70重量%、好ましくは約20重量%〜約50重量% の陰イオン性界面活性剤を包含する。 安定剤 親油性皮膚保湿剤が本明細書中の液体抗菌組成物中の沈着補助剤として用いら れる場合、安定剤も、本組成物の約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約 0.1重量%〜約8重量%、さらに好ましくは約0.1重量%〜約5重量%の範 囲のレベルで含入される。 安定剤は、親油性皮膚保湿剤の小滴が製品中で癒合したり相分離するのを防止 する液体クレンジング組成物中の結晶安定化ネットワークを形成するために用い られる。ネットワークは、剪断後に粘性の時間依存性回復を示す(例えば、チオ キソトロピー)。 本明細書中で用いられる安定剤は、界面活性剤ではない。安定剤は、改良され た保存性および応力安定性を提供するが、起泡時に液体パーソナルクレンジング 組成物を分離させ、それにより皮膚上への親油性皮膚保湿剤の沈着増大を提供す る。これは、例えば米国特許第5,144,744号(Campagnoli、1992年9月8日発行 )(この記載内容は、参照により本明細書中に含まれる)に記載されているよう に、本発明のクレンジングエマルジョンが高分子ダイヤモンドメッシュスポンジ 用具と一緒に用いられる場合に特に言えることである。 本発明の一実施態様では、本明細書中のパーソナルクレンジング組成物中に用 いられる安定剤は、結晶ヒドロキシル含有安定剤を包含する。この安定剤は、ヒ ドロキシル含有脂肪酸、脂肪エステルまたは脂肪石鹸水不溶性蝋様物質等である ことができる。 結晶ヒドロキシ含有安定剤は、以下のものから成る群から選択される: (i)2はR1またはHであり、 R3はR1またはHであり、 R4はC0-20のアルキルであり、 R5はC0-20のアルキルであり、 R6はC0-20のアルキルであり、 R4+R5+R6=C10-22 そして1≦x+y≦4) (ii) (式中、R7は−R4(CHOH)x5(CHOH)y6であり、 MはNa+、K+またはMg++、あるいはHである) (iii)それらの混合物。 いくつかの好ましいヒドロキシル含有安定剤としては、12−ヒドロキシステ アリン酸、9,10−ジヒドロキシステアリン酸、トリ−9,10−ジヒドロキ システアリンおよびトリ−12−ヒドロキシステアリン(硬化ヒマシ油は大抵、 トリ−12−ヒドロキシステアリンである)が挙げられる。トリ−12−ヒドロ キシステアリンは、本明細書中のエマルジョン組成物中に用いるには最も好まし い。 これらの結晶ヒドロキシル含有安定剤が本発明のパーソナルクレンジング組成 物中に用いられる場合、それらは典型的には、液体パーソナルクレンジング組成 物の約0.1%〜10%、好ましくは0.1%〜8%、さらに好ましくは0.1 %〜約5%で存在する。安定剤は、周囲から周囲条件に近い条件下では、水に不 溶性である。 あるいは、本明細書中のパーソナルクレンジング組成物中に用いられる安定剤 は、高分子増粘剤を包含することができる。本明細書中のパーソナルクレンジン グ組成物中の安定剤として高分子増粘剤が用いられる場合、それらは典型的には 、組成物の重量の約0.01%〜約5%、好ましくは約0.3%〜約3%の範囲 の量で含まれる。高分子増粘剤は、好ましくは、1,000〜3,000,00 0の分子量を有する陽イオン性グアーゴムクラスの陽イオン性多糖、アクリルお よび/またはメタクリル酸から誘導される陰イオン性、陽イオン性および非イオ ン性ホモポリマー、陰イオン性、陽イオン性および非イオン性セルロース樹脂、 ジメチルジアルキルアンモニウムクロリドとアクリル酸の陽イオン性コポリマー 、ジメチルアンモニウムクロリド、陽イオン性ポリアルキレンおよびエトキシポ リアルキレンイミンの陽イオン性ホモポリマー、100,000〜4,000, 000の分子量のポリエチレングリコール、ならびにそれらの混合物から成る群 から選択される陰イオン性、非イオン性、陽イオン性または疎水性的改質剤ポリ マーである。好ましくは、ポリマーは、ナトリウムポリアクリレート、ヒドロキ シエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロースおよびポリクォーター ニウム10から成る群から選択される。 あるいは、本明細書中のパーソナルクレンジング組成物中に用いられる安定剤 は、C10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルを包含し得る。C10〜C22 のエチレングリコール脂肪酸エステルは、望ましくは、前述の高分子増粘剤と組 合せて用いることもできる。エステルは、好ましくはジエステル、さらに好まし くはC14〜C18のジエステル、最も好ましくはエチレングリコールジステアレー トである。C10〜C22のエチレングリコール脂肪酸エステルが本明細書中のパー ソナルクレンジング組成物中の安定剤として用いられる場合、それらは典型的に は、パーソナルクレンジング組成物の約3%〜約10%、好ましくは約5%〜約 8%、さらに好ましくは約6%〜約8%で存在する。 本発明のパーソナルクレンジング組成物中に用い得る別の種類の安定剤は、ヒ ュームドシリカおよび沈降シリカならびにそれらの混合物から成る群から選択さ れる分散非晶質シリカを包含する。本明細書中で用いる場合、「分散非晶質シリ カ」という用語は、約100ミクロン未満の平均アグロメレート粒子サイズを有 する小微粉砕非結晶シリカを指す。 アークシリカとしても知られていヒユームドシリカは、水素酸素炎中での四塩 化ケイ素の蒸気相加水分解により生成される。燃焼工程は二酸化シリコーン分子 を生じ、これを濃縮して粒子を生成する、と考えられる。粒子は衝突し、結合し て、一緒に焼結する。この工程の結果は、三次元分枝鎖集合体(アグリゲート) である。アグリゲートが一旦シリカの融点である約1710℃以下に下がると、 さらなる衝突が鎖の機械的もつれを引き起こして、凝集体(アグロメレート)を 生成する。沈降シリカおよびシリカゲルは一般に、水性溶液中に作られる(Cabo t Technical Data Pamphlet TD-100、表題「CAB-O-SIL(商品名)Untreated Fumed Silica Properties and Functions」1993年10月、およびCabot Technical Data Pamphlet TD-104、表題「CAB-O-SIL(商品名)Fumed Silica in Cosmetic and Pe rsonal Care Products」1992年3月参照。ともにその記載内容は、参照により本 明細書中に含まれる)。 ヒュームドシリカは、好ましくは約0.1ミクロン〜約100ミクロン、好ま しくは約1ミクロン〜約50ミクロン、さらに好ましくは約10ミクロン〜約3 0ミクロンの平均アグロメレート粒子サイズを有する。アグロメレートは、約0 .01ミクロン〜約15ミクロン、好ましくは約0.05ミクロン〜約10ミク ロン、さらに好ましくは約0.1ミクロン〜約5ミクロン、最も好ましくは約0 .2ミクロン〜約0.3ミクロンの範囲の平均粒子サイズを有するアグリゲート から成る。シリカは、好ましくは50sq.m/gより大きい、さらに好ましく は約130sq.m/gより大きい、最も好ましくは約180sq.m/gより 大きい表面積を有する。 非晶質シリカを本明細書中の安定剤として用いる場合、それらは典型的には約 0.1%〜約10%、好ましくは約0.25%〜約8%、さらに好ましくは約0 .5%〜約5%の範囲のレベルで本エマルジョン組成物中に含入される。 本発明のパーソナルクレンジング組成物中に用い得る第四の種類の安定剤は、 ベントナイトおよびヘクトライトならびにそれらの混合物から成る群から選択さ れる分散緑粘土を包含する。ベントナイトは、コロイド状アルミニウム粘土硫酸 塩である(Merck Index,Eleventh Edition,1989,entry 1062,p.164参照。こ の記載内容は、参照により本明細書中に含まれる)。ヘクトライトは、ナトリウ ム、マグネシウム、リチウム、ケイ素、酸素、水素およびフッ素を含有する粘土 である(Merck Index,Eleventh Edition,1989,entry 4538,p.729参照。この 記載内容は、参照により本明細書中に含まれる)。 緑粘土を本発明のパーソナルクレンジング組成物中の安定剤として用いる場合 、それは典型的には約0.1%〜約10%、好ましくは約0.25%〜約8%、 さらに好ましくは約0.5%〜約5%の範囲の量で含まれる。 その他の既知の安定剤、例えば脂肪酸および脂肪アルコールも、本明細書の組 成物中に用いられ得る。ラウリンおよびパルミチン脂肪酸は、本明細書中で用い るための特に好ましい安定剤である。 G.その他の任意の成分 本発明の組成物は、広範な種々の任意の成分を包含し得る。CTFA Internation al Cosmetic Ingredient Dictionary,Sixth Edition,1995(この記載内容は、 参照により本明細書中に含まれる)は、スキンケア産業に一般に用いられる広範 な種々の化粧品および製剤成分(これらに限定されない)を記載しているが、こ れらは本発明の組成物中に用いるのに適している。機能性成分クラスの例(これ らに限定されない)は、この参考文献の537ページに記載されている。これら の機能性成分クラスの例としては、研磨剤、抗ざ瘡剤、凝結防止剤、酸化防止剤 、結合剤、生物学的添加剤、増量剤、キレート化剤、化学的添加剤、着色剤、化 粧用収斂剤、化粧用殺生物剤、変性剤、薬用収斂剤、乳化剤、外用鎮痛剤、皮膜 形成剤、芳香成分、湿潤剤、不透明剤、可塑剤、防腐剤、噴射剤、還元剤、皮膚 漂白剤、スキンコンディショニング剤(皮膚軟化剤、湿潤剤、混成物、閉塞性の 薬剤)、皮膚保護剤、溶剤、発泡増進剤、ヒドロトロピー剤、可溶化剤、沈殿防 止剤(非界面活性剤)、サンスクリーン剤、紫外線吸収剤および粘度増加剤(水 性および非水性)が挙げられる。本明細書で有用なその他の機能性物質クラスの 例は当業者には周知であり、その例としては可溶化剤、金属イオン封鎖剤および 角 質溶解剤等が挙げられる。 II.特性 本明細書中のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、以下の特徴を有する。 A.グラム陰性残留効果指数 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、約0.3(50%減)より大 きい、好ましくは約1.0(90%減)より大きい、さらに好ましくは約1.3 (95%減)より大きい、そして最も好ましくは約2.0(99%減)より大き いグラム陰性残留効果指数を有する。グラム陰性残留効果指数は、分析法の節に 後述する大腸菌試験におけるin vivo残留効果により測定される。その指数は、 試験サンプルと対照物との間の細菌濃度のlog10値における差を表す。例えば 、指数0.3は、0.3のlog値の低減(△log=3)を示し、これはつま り細菌数の50%減を表す。 B.低刺激性指数 本発明のリンスオフ抗菌クレンジング組成物は、約0.3より大きい、好まし くは約0.4より大きい、さらに好ましくは約0.6より大きい低刺激性指数を 包含する。低刺激性指数は、分析法の節に後述する前腕制御適用試験(FCAT )により測定される。 III.リンスオフ抗菌クレンジング組成物の製造方法 本発明のリンスオフ抗菌パーソナルクレンジング組成物は、種々の形態のパー ソナルクレンジング製品に関する業界で認められた技法により製造される。 IV.リンスオフ抗菌クレンジング組成物の使用方法 本発明のリンスオフ抗菌パーソナルクレンジング組成物は、パーソナルクレン ジングに、特に手のクレンジングに有用である。典型的には、適切なまたは有効 な量のクレンジング組成物を、クレンジングされる領域に塗布する。あるいは適 量のクレンジング組成物を、布巾、スポンジ、パッド、コットンボール、パフま たはその他の塗布用具への中間塗布を介して塗布できる。所望により、クレンジ ングされる領域を水で予め湿らせておくことができる。本発明の組成物は、クレ ンジング工程中は水と併合され、そして皮膚から濯ぎ落とされる。一般に、使用 される製品の有効量は、個人の必要性と使用習慣によっている。クレンジングの ために有用な本発明の典型的な量は、クレンジングされる皮膚1cm2当たりで 約0.1mg/cm2〜約10mg/cm2、好ましくは約0.6mg/cm2〜 約5mg/cm2の範囲である。 分析試験方法 ミクロトックス反応試験 参考文献:Microtox Manual:A Toxicity Testing Handbook,1992 Volume I-I V;Microbics Corporation 設備:Microtox M500毒性試験ユニット;Microbics Corporation 前記の参考文献にしたがってデータ獲得および分析のためにコンピュー ターに接続。 手順: 1.標本ストック溶液(標準濃度:1000ppm)の調製 被験陰イオン性界面活性剤サンプルのストック溶液を調製して、ストック溶液 として用い、これから他の希釈液すべてを作る。標準「出発濃度」、すなわち試 験される最高濃度は、500ppmである(500ppmの出発濃度から計算可 能結果を出せない場合には、例えば活性界面活性剤が全ての希釈液で全ての試薬 をつぶしてしまう場合には、出発濃度は、予め試験した界面活性剤の既知の範囲 のEC50値を基礎にして調整し得る)。ストック溶液は、開始濃度の2倍に調 製される。 a)0.1g(または必要な場合は調整量)の陰イオン性界面活性剤(原 料の活性の元である)を、ビーカーに付加する。 b)ミクロトックス希釈液(2%NaCl、Microtox Corp.)を付加して 全量を100gとする。 c)溶液を攪拌して十分な混合を確実にする。 2.ミクロトックス試薬の再構成およびアッセイの再構成 a)試験ユニットを作動して、試薬ウエル温度を5.5℃に平衡させ、イ ンキュベーターを遮断し、ウエル温度を読み取って15℃に平衡させる。 b)きれいなキュベット(Microbics Corp.)を試薬ウエル中に入れて、 1.0mlのミクロトックス再構成溶液(希釈水、Microbics,Corp.)を充填す る。15分間冷却させる。 c)1.0mlの冷却した再構成溶液を試薬バイアルに迅速に付加するこ とにより、ミクロトックス急性中毒試薬(ビブリオ フィシェリオ(Vibrio fis cherio)、MicrobicsCorp.)の標準バイアルを再構成する。 d)試薬バイアル中の溶液を2〜3秒間かき回した後、再構成試薬を冷却 キュベット中に注ぎ戻して、バイアルを試薬ウエルに戻す。15分間安定させる 。 e)500μlのミクロトックス希釈液を含有する8つのキュベットを、 アッセイの場合には、試験ユニットのインキュベーターウエル中に入れる。15 分間冷却させる。 3.被験物質希釈液 標本ストック溶液から被験物質の7つの連続希釈液を調製する。全キュベット の最終容量は1.0mlでなければならない。 a)8つの空のキュベットを試験管ラックに入れる。 b)1.0mlのミクロトックス希釈溶液を試験管1〜7に付加する。 c)2.0mlの標本ストック溶液(1000ppm)をキュベット8中 に付加する。 d)キュベット8からの1.0ml溶液をキュベット7に移して、キュベ ット7をかき混ぜる。 e)新たに生成された溶液からの1.0mlを順次その後のキュベット( 7→6、6→5等)に移す。キュベット2から1.0mlの溶液を取り出し、廃 棄する。キュベット1は、ミクロトックス希釈液だけを含有するブランクである 。キュベットを試験ユニットのインキュベーションウエルに入れて、最低〜最高 濃度の順にそれらを保持する。これらのキュベットは、前記の工程2で調製した 8つのキュベットと一致するはずである。15分間冷却させる。 4.アッセイおよびサンプル生物発光試験 a)10μlの再構成試薬を、前記の工程2で調製したアッセイ物の8つ の予備冷却キュベット(500μlの希釈液を含有)に付加する。試薬を15分 間おいて安定させる。 b)ミクロトックスデータ捕捉およびレポーティングソフトウエア(Micr obics Corp.)を開始し、「START TESTING」を選択して、ファイル 名および説明を入力し、出発濃度(ppm)(標準濃度を用いる場合には500 )、ならびに対照(1)および希釈液(7)の数を修正する。時間1は5分を選 択すべきであり、時間2はNONEである。enterを押し、次にスペースバ ーを押して、試験を開始する。 c)試験ブランクに対応する試薬を含有するアッセイキュベットを読み取 りウェルに入れて、SETを押す。キュベットの表面を新しくして、READを 押し、コンピューターで値を捕捉する。 d)READウエル中の正しいキュベットに関してREADボタンを押す ことにより、コンピューターに促された時に、同様に、残り7つの試薬を含有す るキュベットを読み取る。 e)8つのすべての初期読み取りを行った後、500μlの希釈被験物質 を試薬を含有するそれらの対応するキュベットに移す。ボルテックスするかまた はふり回して攪拌し、インキュベーションウエルに戻す。コンピューターは5分 間計数して、最終読み取りを開始するよう促す。 f)試薬および希釈被験界面活性剤を含有する修正キュベットを読み取り ウエルに入れて最終読み取りを行い、コンピューターに促されたらREADを押 す。 5.データ分析 ミクロトックス急性中毒試薬の生物発光を出発値から50%低減する被験物質 の濃度(ppm)(EC50値)は、ミクロトックスソフトウエア(推奨)のRu n Statistics on Data Fileオプションを用いて、またはデータの線形回帰(低 減%対log濃度)を実施することにより算出し得る。低減%は、以下の式を用 いて算出される。 ミクロトックス指数はEC50値(ppm)である。 溶解度勾配K 装置:使用する液体シンチレーション流体に関する修正クエンチ曲線を備えた 液体シンチレーション計数器(Ultima Gold,Packard Instrumennt Co.) a)5.00gの標準トリクロサン(TCS)粉末を20mlバイアルに 付加する。 b)10μCiの14C TCSおよび1mlのアセトンを付加する。 c)溶液を3分間、またはTCSがすべて溶解するまで、攪拌する。 d)それが再び固化するまで、N2中でブローして、ほとんどの溶媒を除 去する。 e)固体を粉砕して粉末にし、それをN2下で一夜乾燥して、使用される 標識化物質を生成する。 f)DPM/g中のTCSの活性を測定してその後のサンプル用の換算因 子として用いる。 1.前記の工程eからの約0.1gの粉末化TCS(重量に留意)を液 体シンチレーションバイアルに入れる。 2.10mlの液体シンチレーション流体(Ultima Gold)を付加する 。 3.液体シンチレーション計数器中に入れて、サンプルの壊変/分(D PM)を計数する。 4.DPMを工程1−f−1からのTCS重量で割って、換算因子(D PM/gTCS)を確定する。 2.溶解度プロトコール a)7〜9グレインの水道水中に16%の陰イオン性界面活性剤レベルを 有する配合物から得られるTCSのストック溶液を調製する。 b)8つの空のキュベットを試験管ラックに入れる。 c)3mlのストック溶液をシンチレーションバイアル1に付加する。 d)5つのシンチレーションバイアル中にストック溶液の1:2、1:4 、1:8、1:16および1:32希釈液である5種類の個々の3ml溶液を調 製する(最終濃度は8%、4%、2%、1%および0.5%)。 e)各々のバイアルに、約0.05gの放射能標識化TCS(前記の工程 1−eから)と、磁気攪拌棒を付加する。これらのバイアルを1群として、少な くとも2時間攪拌する。TCSの固相が消失したら、さらにTCSを付加して、 相平衡を確実にする。 f)各希釈液に関して、約1.0mlを取り出し、1.5ml微小遠心分 離管に入れ、1500RPMで5分間遠心分離する。 g)遠心分離標本の上層から約0.1〜0.4g(重量に留意)を取り出 し、きれいな液体シンチレーションバイアルに入れる。 h)10mlの液体シンチレーションカクテル(Ultima Gold)をバイア ルに付加する。 i)液体シンチレーション計数器を用いてバイアルのDPMを計数する。 j)前記の工程1−fからの変換因子を用いてDPMをTCSに変換する 。 k)工程2−gからの重量で割ることにより、TCS%(サンプル中の最 大溶解度)を算出する。 l)陰イオン界面活性剤の各々の連続希釈液に関して、g〜lを繰り返す 。 3.Kの計算 下記で考察する制限内で、最大TCS溶解度対界面活性剤濃度の線形回帰を実 施することにより、溶解度勾配Kが計算される。 a)ほとんどすべての界面活性剤に関して、1〜2%の間の界面活性剤の 溶解度曲線の勾配はKで表される。 b)いくつかの界面活性剤に関しては、最大TCS溶解度曲線は1〜2% の界面活性剤領域の外側でも依然として線形である。その場合、Kはこの全線形 領域、例えば0〜4%、1〜4%または0.5〜2%の界面活性剤レベルから算 出されねばならない。 これが希釈クレンジング組成物中の界面活性剤のおよその濃度であるために、 Kが2%の界面活性剤範囲付近で算出されることが重要である。 大腸菌におけるinvivo残留効果 参考文献:Aly,R:Maibach,H.I.;Aust,L.B.;Corbin,N.C.;Finkey,M.B.199 4. 1.病原性細菌の2つの株に対する1.5%および0.8%トリクロロカル バニリドを含有する抗菌棒状石鹸のin vivo効果。J.Soc.Cosmet.Chem.,35,3 51-355,1981. 2.局所抗菌剤のin vivo試験方法。J.Soc.Cosmet.Chem.,32,317-323 . 1.試験計画 液体および棒状石鹸抗菌製品の残留抗細菌効果を、以下の方法で定量する。被 験者の前腕の一方に用いられた対照、即ち、更なる処理を伴わない非抗細菌性プ ラセボ石鹸から低減が報告されている。抗細菌プラセボの定義により、試験での 残留効果は認められない。 2.予備試験相 試験前7日間は抗細菌物質を用いないよう、被験者に指図する。試験直前に、 皮膚の切り傷/破損に関して被験者の手を調べて、それらが認められた場合には 試験から予め排除される。 3.洗浄手順 a)対照石鹸で1回、両前腕を洗浄して、あらゆる汚染物または一過性細 菌を除去する。前腕を濯ぎ、乾燥する。 b)試験モニターは手袋を着用した手を湿らせ、被験者の前腕上に1.0 mlの液体被験物質(前記の参考文献にしたがって棒処理が成される)を載せて、 手で45秒間、前腕の掌側全体を泡立てる。 c)次に被験者の前腕を90〜100°Fの水道水で、1GPMの速度で 15秒間濯ぎを行う。 d)被験物質に関して、工程b〜cを2回反復する(計3回洗浄)。 e)紐タオルで叩いて腕を乾かし、被験部位に印を付ける(ゴム印で〜8 .6cm2の円形に)。 f)この全手順(a〜e)を、対照製品を用いて被験者の他方の腕におい て繰り返す。 4.接種手順 a)大腸菌接種物(ATCC1O536、37℃で18〜24時間、ダイ ズカゼインブロス中で凍結乾燥ストックから増殖させた)を約108生物体/m l(分光光度計で0.45伝染率対TSBブランク)に調整する。 b)各試験部位に10μlの大腸菌を接種する。接種物を接種ループで〜 3cm2の円形に広げ、ヒルトップチェンバー(Hilltop Research Inc.)で覆う 。 c)各々の前腕上で、各試験部位に関してこの手順を繰り返す。 5.細菌のサンプリング(抽出法) a)水中に0.04%KH2PO4、1.01%Na2HPO4、0.1%ト リトンX−100、1.5%ポリソルベート80、0.3%レシチンを溶解し、 1N HClを用いてpH7.8に調整したサンプリング溶液を調製する。 b)接種後きっかり60分に、ヒルトップチェンバー(Hilltop Chamber) をサンプルが採取される部位から取り除く。8.6cm2のサンプリングカップ をその部分にかぶせる。 c)5mlのサンプリング溶液をカップに付加する。 d)ガラス製のポリスマンで30秒間、部位をそっと擦って細菌を抽出す る。 e)ピペットでサンプリング溶液を取り出し、ラベルを貼った滅菌試験管 に入れる。 f)5mlのサンプリング流体で抽出を繰り返す。この全抽出手順を、接 種後60分に各々の部位に関して繰り返す。 6.細菌の定量 a)1N HClでpH7.2〜7.4に調整した0.117%Na2H PO4、0.022%NaH2PO4および0.85%NaClのリン酸緩衝溶液 を調製する。 b)1.1mlのサンプリング溶液を試験管から無菌的に取り出して、0 .1mlの溶液を、1.5%ポリソルベート80を含有するトリプチカーゼダイ ズ寒天上に塗沫する。残りの1mlを9mlの滅菌リン酸緩衝液に入れて、サン プリング溶液の1:10希釈液を作り上げる。この手法をさらに3回繰り返す( 各々連続希釈液)。 c)プレートを逆さにして、35℃で24時間インキュベートする。 d)プレート上に形成されたコロニーを次に数え上げて、その数に希釈因 子(元の標本=10、一次希釈液=100、二次希釈液=1000等)を掛けて 、結果を算出し、最終結果をコロニー形成単位/ml(CFU/ml)の数とし て報告する。 7.指数計算 グラム陰性残留効果指数= log10(CFU/プラセボ部位1ml)−log10(CFU/試験物質部位1ml) 前腕制御塗布試験(FCAT) 参考文献:Ertel,K.D.,etal.,;"A Forearm Controlled Application Techni que for Estimating the Relative Mildness of Personal Cleansing Products" ;J.Soc.Cosmet.Chem.46(1995)67-76. 前腕制御塗布試験またはFCATは、皮膚に対する製品の低刺激性の差を区別 する比較試験である。被験製品は、標準石鹸主体のクレンジング棒状対照物と比 較される。 試験群制限 石鹸で定期的に洗浄する年齢18〜55歳の被験者20〜30名の試験群を用い る。(1)初期検査中に査定した場合に、前腕で3.0またはそれ以上の初期乾 燥等級を有する、(2)前腕に皮膚癌、湿疹または乾癖を有する、(3)インス リン注射を摂取中である、(4)妊娠または授乳中である、あるいは(5)皮膚 に問題を有するためにまたは接触性アレルギーのために治療を受けているかまた はその可能性のある被験者は、除外する。被験者は、試験期間中は、熱い湯に入 ったり、水泳したり、日焼け用照明に曝されることは避け、いかなる石鹸、クレ ンジング製品、クリームまたはゲルの前腕への塗布も控える。被験者は、等級評 価の少なくとも2時間前には、前腕に水がかからないようにする。ブラインド、 無作為製品順フォーマットを用いて、試験を実行する。臨床助手は、正しい治療 結果を確かめ、各被験者の洗浄前にこのようであったことを実証する必要がある 。 製品を前腕に計9回適用する。試験の最初の4日間は毎日2回、そして最終日 に1回である。洗浄のために試験施設を訪れるのは、最低3時間の間隔をあけね ばならない。 臨床的助手は全員、洗浄操作中は使い捨て手袋を装着し、処置の間はそれらを 濯ぎ、被験者毎に取り換えなければならない。 対照製品 対照製品は、以下のものを含有する円筒棒状石鹸である: 56.1% ナトリウムタロウエート 18.7% ナトリウムココエート 0.7% 塩化ナトリウム 24% 水 0.5% 微量物質(香料、不純物) 製品塗布手順 被験製品および対照製品の両方を同一腕で試験する。以下の試験手順を用いる 。 1.被験者は、水道水の流水の下に腕を短時間保持し、95〜100°Fの 水道水で彼/彼女の掌側の前腕の全表面をぬらす。 インチ)を湿らせた後、タオルをそっと絞って、余分の水を除去する。 3.臨床助手は、以下のような適切な手法を用いて、腕に製品を塗布し、肘 に最も近い部位に示された物質を用いて開始する。 液体製品 a.注射器から印を付けた適切な領域の中心に0.10ccの試験製品を 分配する。 b.流水下で手袋(ラテックス)を装着した手の2本の指(人差し指と中 指)を湿らせる。 c.濡らした指を塗布部位全体に円を描くように10秒間動かして、製品 を起泡させる。 d.起泡を塗布部位に90秒間残存させ、その後、流水で15秒間濯ぎ、 隣接部位から泡を洗い落とさぬよう注意する。10秒間の濯ぎが完了した後に、 臨床助手は彼女の2本の手袋装着指で、残り5秒間の濯ぎ中に、濯いでいる部位 をそっと擦る。 棒状製品 a.流水下で手袋(ラテックス)を装着した手の2本の指(人差し指と中 指)を湿らせる。 b.流水下で棒を短時間保持して棒を湿らせる。試験棒は毎日開始時に流 水下で湿らせねばならない。 c.湿らせた指を棒の表面全体に円を描くように15秒間擦って、棒およ び指上に泡を生じさせる。 d.泡の着いた指を塗布部位全体に円を描くように10秒間擦って、製品 を起泡させる。 e.起泡を塗布部位に90秒間残存させ、その後、流水で15秒間濯ぎ、 隣接部位から泡を洗い落とさぬよう注意する。10秒間の濯ぎが完了した後に、 臨床助手は彼女の2本の手袋装着指で、残り5秒間の濯ぎ中に、濯いでいる部位 をそっと擦る。 拭き取り式製品 a.ハンカチを対角線で半分に畳み、適切な領域内でハンカチを円を描く ように静かに擦る。 b.その部位を90秒間風乾する。その部位を濯がない。 リーブオン製品 a.注射器から印を付けた適切な領域の中心に0.10ccの試験製品を 分配する。 b.手袋を装着した指を塗布部位全体に円を描くように10秒間動かす。 c.その部位を90秒間風乾する。その部位を濯がない。 4.90秒間の滞留時間を待って、それが完了後に、その腕の残りの塗布部 位で、手首方向に向かって下がりながら作業して、前記の手順を繰り返す。 5.工程1〜4を適切な試験領域で反復して、試験領域に2回の製品適用を 行う。 6.全適用領域に製品を2回適用後に、臨床助手は被験者の腕を使い捨て紙 タオルでそっと叩いて乾燥させる。 評価 ベースラインで、そして最終試験洗浄後3時間に専門の判定者が、各処置領域 の皮膚を評価する。処置領域は、制御光(General Electric Cool White,22 ワット、8インチのサークライン蛍光球)を用いて、2.75倍の倍率(KFM −1A型Luxo照明拡大灯、Marshall Industries,Dayton,OH)で評価する。 皮膚は、乾燥度に関して専門の判定者が評価し、等級は下記の定義に基づいて 割り当てる。 表1 前腕等級尺度 等級 皮膚の乾燥度 0 乾燥なし 1.0 わずかに粉末状物のパッチおよび時折小規模パッチが認められ る。 2.0 汎化したわずかな粉末状物。初期ひび割れまたは時折小規模の 浮き上がった鱗屑が存在し得る。 3.0 汎化した中等度の粉末状物質および/または重度のひび割れお よび浮き上がった鱗屑。 4.0 汎化した重度粉末状物質および/または重度ひび割れおよび浮 き上がった鱗屑。 5.0 汎化した重度のひび割れおよび浮き上がった鱗屑。湿疹様変化 が認められ得る。粉末状物質は存在し得るが顕著でない。出血 性ひび割れが認められ得る。 6.0 汎化した重度のひび割れ。湿疹様変化が認められ得る。出血性 ひび割れが認められ得る。鱗屑は大きく、消失が始まっている 。 FCATは一般に、軽度〜中等度の皮膚刺激を生じるが、しかしながら、処置 部位が5.0以上の判定等級に達する場合には、試験中のあらゆる時点で、その 被験者のすべての部位の処置を中断すべきである。 データ 試験終了時に全被験者を評価した後に、以下の値が確定される。 Rc0=ベースラインでの対照製品領域の平均等級 Rcf=試験終了時の対照製品領域の平均等級 Rt0=ベースラインでの試験製品領域の平均等級 Rtf=試験終了時の試験製品領域の平均等級 相対湿度および水の軟度のような、FCATに影響を及ぼし得る多数の外的条 件が存在する。対照製品に対して十分な反応が皮膚で観察される場合にのみ、試 験は妥当である。対照反応は、試験が妥当であるためには、1.0より大きく( 即ち、Rcf−Rc0≧1.0)なければならない。 妥当な試験がなされた場合、被験製品の低刺激性指数は2つの製品に対する皮 膚反応の差である。 低刺激性指数=(Rcf−Rc0)−(Rtf−Rt0親油性皮膚保湿剤の粘稠度(k)および剪断指数(n) Carrimed CSL 100制御応力流動計を用いて、本明細書中で用いられる親油性皮 膚保湿剤の剪断指数nおよび粘稠度kを確定する。確定は、典型的には51ミク ロンのギャップを有して設定される4cmの2°円錐測定システムを用いて、3 5℃で実施され、そして経時的にプログラムされた剪断応力(典型的には、約0 .06dyne/sq.cm〜約5,000dyne/sq.cm)の適用によ り実施される。この応力が標本の変形を生じると、即ち測定中の幾何学の少 なくとも10〜4rad/秒の歪みが生じると、この歪み率が剪断率として報告 される。これらのデータを用いて、その物質に関する粘度μ対剪断率γ’流動曲 線が作られる。次に、この流動曲線をモデルにして、特定限度内の剪断応力およ び剪断率内の物質の行動を説明する数学的表現が提供され得る。これらの結果は 、以下の良好に許容される力の法則モデル(例えば、Chemical Engineering,by Coulsow and Richardson,Pergamon,1982またはTransport Phenomena by Bird ,Stewart and Lightfoot,Wiley,1960参照)に適合した: 粘度μ=k(γ')n-1 液体パーソナルクレンジング組成物の粘度 Wells-Brookfield円錐/平板モデルDV−II+粘度計を用いて、本明細書中 の液体パーソナルクレンジング組成物の粘度を確定する。確定は、それぞれの円 錐および平板上の2つの小さなピンの間の0.013mmのギャップを有する2 .4cm°円錐(スピンドルCP−41)測定システムを用いて、25℃で実施 される。測定は、円錐と平板との間に分析される0.5mlのサンプルを注入し 、1rpmの設定速度で円錐を回転させて実施される。円錐の回転に対する抵抗 は、液体サンプルの剪断応力に比例するトルクを生じる。トルクの量を読み取っ て、円錐の幾何学定数、回転速度および応力関連トルクを基礎にして、粘度計に より絶対センチポアズ単位(mPa)でコンピユーター処理する。 実施例 以下の実施例で、本発明の範囲内の実施態様を説明し、実証する。以下の実施 例では、成分はすべて活性レベルで列挙される。実施例は説明のためだけのもの であって、本発明はこれらに限定されず、その多数の変更は、本発明の精神およ び範囲を逸脱しない限り可能である。 成分は化学名またはCTFA名で同定される。 *ポリアクリレートはB.F.Goodrichにより販売されているK7058である。 示された液体ハンドソープはすべて、約0.3より大きいグラム陰性残留効果 指数および0.3より大きい低刺激性指数を有する。 示したシャワーゲルはすべて、約0.3より大きいグラム陰性残留効果指数お よび0.3より大きい低刺激性指数を有する。 ハンドソープおよびシャワーゲルの製造方法 1.ハンドソープ実施例1および2、ならびにシャワーゲル実施例2および3 ペトロラタム、活性物質および香料以外のすべての成分を一緒に付加し、安定 剤が融解するのに必要な点まで加熱する(トリヒドロキシステアリンに関しては 約190°F)。115°F以下に冷却し、活性物質、ぺトロラタムおよび香料 を付加する。NaOHまたは緩衝塩を用いて最終pHを調整する。残りの水を付 加して、製品を完成する。 2.シャワーゲル実施例1 保湿油および補助界面活性剤を一緒に付加し、溶解するまで成分を130〜1 40°Fに加熱する。別の容器中で、一次界面活性剤、酸、緩衝塩、防腐剤、粘 度ビルダー(塩)およびポリマーを付加する。溶解するまで130〜140°F に加熱する。ともに130〜140°Fになったときに2つの混合物を併合し( ま たは、油が存在しない場合には単一混合物を用いる)、次に冷却を開始する。混 合物が115°Fになったら、抗細菌性活性物質および香料を付加する。NaO Hまたは残りの緩衝塩を用いて、最終pHを調整する。残りの水を付加して、製 品を完成させる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ベイアー,カスリーン グリーショップ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ハンリー、ロード 3660 (72)発明者 バートロ,ロバート グレゴリー アメリカ合衆国オハイオ州、モンゴメリ ー、ヘザーリッジ、レーン 8652 (72)発明者 バッケン,テレサ アン アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ブライトシルクス、レーン 11956 (72)発明者 キャリザース,メリー エリザベス アメリカ合衆国オハイオ州、ウエスト、チ ェスター、オレゴン、パス 6454 (72)発明者 サイン,マーク リチャード アメリカ合衆国オハイオ州、モロー、イー スト、ユーエス 22 アンド 3、2631 (72)発明者 クラップ,マニー リー アメリカ合衆国オハイオ州、メイソン、レ キシントン、コート 5042 (72)発明者 ワレン,ラファエル アメリカ合衆国オハイオ州、アンバーリ ー、ヴィレッジ、ウエスト、ファーム、エ ーカーズ、ドライブ 6715

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の、 a.0.001%〜5%の抗菌活性物質、 b.1%〜80%の陰イオン性界面活性剤、 c.0.1%〜12%のプロトン供与剤、 d.0.1%〜30%の沈着補助剤、および e.3%〜98.8%の水 を包含することを特徴とするリンスオフ抗菌クレンジング組成物であって、 該組成物が3.0〜6.0のpHに調整され、 該リンスオフ抗菌クレンジング組成物が0.3より大きいグラム陰性残留効果 指数を有し、そして 該リンスオフ抗菌クレンジング組成物が0.3より大きい低刺激性指数を有す る当該組成物。 2.以下の、 a.0.001%〜5%の抗菌活性物質、 b.1%〜80%の陰イオン性界面活性剤、 c.0.1%〜12%のプロトン供与剤、 d.1%〜30%の親油性保湿剤、 e.0.1%〜10%の安定剤、および f.3%〜98.8%の水 を包含することを特徴とするリンスオフ抗菌クレンジング組成物であって、 該組成物が3.0〜6.0のpHに調整され、 該リンスオフ抗菌クレンジング組成物が1.0より大きいグラム陰性残留効果 指数を有し、そして 該リンスオフ抗菌クレンジング組成物が0.4より大きい低刺激性指数を有す る当該リンスオフ抗菌クレンジング組成物。 3.前記抗菌活性物質がトリクロサン(商品名)、トリクロカルバン(商品名) 、オクトピロックス(商品名)、PCMX、ZPT、天然精油およびそれらの主要 成分、ならびにそれらの混合物から成る群から選択される前記請求の範囲のいず れかに記載のリンスオフ抗菌クレンジング組成物。 4.前記陰イオン性界面活性剤が0.60未満の溶解度勾配Kを有し、15 0未満のミクロトックス指数を有する前記請求の範囲のいずれかに記載のリンス オフ抗菌クレンジング組成物。 5.前記プロトン供与剤が0.5より大きい生物活性指数Zを有する有機酸 である前記請求の範囲のいずれかに記載のリンスオフ抗菌クレンジング組成物。 6.前記組成物が3.5〜5.0のpHに調整される前記請求の範囲のいず れかに記載のリンスオフ抗菌クレンジング組成物。 7.前記プロトン供与剤がアジピン酸、酒石酸、クエン酸、マレイン酸、リ ンゴ酸、コハク酸、グリコール酸、グルタル酸、安息香酸、マロン酸、サリチル 酸、グルコン酸、ポリアクリル酸、それらの塩およびそれらの混合物から成る群 から選択される前記請求の範囲のいずれかに記載のリンスオフ抗菌クレンジング 組成物。 8.非陰イオン性界面活性剤の量と陰イオン性界面活性剤の量との比が1: 1未満である前記請求の範囲のいずれかに記載のリンスオフ抗菌クレンジング組 成物。 9.前記親油性皮膚保湿剤が炭化水素油および蝋、シリコーン、脂肪酸エス テル、コレステロール、ジグリセリド、トリグリセリド、液体非消化性油、アセ トグリセリドエステル、アルキルエステル、アルケニルエステル、ラノリン、ス テロール、リン脂質ならびにそれらの混合物から成る群から選択される前記請求 の範囲のいずれかに記載のリンスオフ抗菌クレンジング組成物。 10.前記陰イオン性界面活性剤が、主に炭素数12および14の鎖長を有す るナトリウムおよびアンモニウムアルキルスルフェートおよびエーテルスルフェ ート、主に炭素数14および16の鎖長を有するオレフィンスルフェート、炭素 数13〜17の平均鎖長を有するパラフィンスルホネート、ならびにそれらの混 合物から成る群から選択される前記請求の範囲のいずれかに記載のリンスオフ抗 菌クレンジング組成物。 11.前記プロトン供与剤が直鎖ポリ(アクリル)酸およびそのコポリマー、 250,000未満の分子量を有する架橋ポリ(アクリル)酸、ポリ(α−ヒド ロキシ)酸およびそのコポリマー、ポリ(メタクリル)酸およびそのコポリマー 、カラギーナン酸、カルボキシメチルセルロースおよびアルギン酸から成る群か ら選択される前記請求の範囲のいずれかに記載のリンスオフ抗菌清浄組成物。 12.ヒト皮膚上での前記請求の範囲のいずれかの安全且つ有効量の前記組成 物の使用を包含するグラム陰性細菌に対する残留効果を提供するための方法。 13.ヒト皮膚上での前記請求の範囲のいずれかの安全且つ有効量の前記組成 物の使用を包含するざ瘡の治療方法。
JP50260699A 1997-06-04 1998-05-29 グラム陰性細菌に対する残留効果を提供する液体抗菌クレンジング組成物 Abandoned JP2002501542A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US86930497A 1997-06-04 1997-06-04
US08/869,304 1997-06-04
US08/969,077 1997-11-12
US08/969,077 US6214363B1 (en) 1997-11-12 1997-11-12 Liquid antimicrobial cleansing compositions which provide residual benefit versus gram negative bacteria
PCT/US1998/010976 WO1998055095A1 (en) 1997-06-04 1998-05-29 Liquid antimicrobial cleansing compositions which provide residual benefit versus gram negative bacteria

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002501542A true JP2002501542A (ja) 2002-01-15

Family

ID=27128106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50260699A Abandoned JP2002501542A (ja) 1997-06-04 1998-05-29 グラム陰性細菌に対する残留効果を提供する液体抗菌クレンジング組成物

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0996419A1 (ja)
JP (1) JP2002501542A (ja)
CN (1) CN1129422C (ja)
AR (1) AR012238A1 (ja)
AU (1) AU7704698A (ja)
CO (1) CO4940391A1 (ja)
PE (1) PE77499A1 (ja)
WO (1) WO1998055095A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005029532A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Asahi Kasei Chemicals Corp 皮膚洗浄料
JP2009513650A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 抗菌性組成物および方法
JP2015511939A (ja) * 2012-02-06 2015-04-23 デブ アイピー リミティド ヒドロキシエチルセルロースを含む組成物

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9803831D0 (en) * 1998-02-25 1998-04-22 Cussons Int Ltd Washing composition
CA2371925C (en) * 1999-06-23 2009-02-17 The Dial Corporation Antibacterial compositions
FR2825618B1 (fr) * 2001-06-07 2008-01-18 Oreal Utilisation d'un additif polaire dans une composition cosmetique comprenant une phase grasse liquide structuree par au moins un organogelateur pour donner a la composition un caractere thixotrope
US7658959B2 (en) 2003-06-12 2010-02-09 Cargill, Incorporated Antimicrobial salt solutions for food safety applications
US7588696B2 (en) 2003-06-12 2009-09-15 Cargill, Incorporated Antimicrobial water softener salt and solutions
US7883732B2 (en) 2003-06-12 2011-02-08 Cargill, Incorporated Antimicrobial salt solutions for cheese processing applications
US7090882B2 (en) 2003-06-12 2006-08-15 Cargill, Incorporated Antimicrobial salt solutions for food safety applications
EP2348838B1 (en) 2008-10-20 2013-05-08 Unilever NV An antimicrobial composition
US9132103B2 (en) 2009-09-24 2015-09-15 Conopco, Inc. Disinfecting agent comprising eugenol, terpineol and thymol
EA022986B1 (ru) 2010-12-07 2016-04-29 Юнилевер Нв Композиция для ухода за полостью рта
EA024551B1 (ru) 2011-11-03 2016-09-30 Юнилевер Н.В. Индивидуальная композиция для очищения
CN104173248B (zh) * 2014-09-05 2017-05-10 南京市清泫堂生物科技有限公司 一种含天然植物精油的消毒洗手液及其制备方法和应用
MX2019007657A (es) 2016-12-27 2019-09-04 Unilever Nv Una composicion antimicrobiana.
CN114081848A (zh) * 2021-11-19 2022-02-25 上海琪维生物科技有限公司 用于皮肤护理的组合物及其应用
CN114958820B (zh) * 2022-05-11 2023-10-31 西南石油大学 一种水溶性天然溶蜡剂及其制备方法与应用

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4927563A (en) 1988-01-26 1990-05-22 Procter & Gamble Company Antidandruff shampoo compositions containing a magnesium aluminum silicate-xanthan gum suspension system
AU1881792A (en) * 1991-04-15 1992-11-17 Procter & Gamble Company, The Antibacterial mild liquid skin cleanser
AU3916593A (en) 1992-03-17 1993-10-21 Procter & Gamble Company, The Mild shampoo compositions
US5393519A (en) 1992-03-27 1995-02-28 Helene Curtis, Inc. Shampoo compositions
DE69418465T2 (de) * 1993-07-03 1999-12-09 Procter & Gamble Persönliches reinigungsmittel
GB2288811B (en) * 1994-04-26 1998-07-15 Procter & Gamble Cleansing compositions
US5681802A (en) * 1994-06-01 1997-10-28 Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. Mild antimicrobial liquid cleansing formulations comprising buffering compound or compounds as potentiator of antimicrobial effectiveness
US5540853A (en) 1994-10-20 1996-07-30 The Procter & Gamble Company Personal treatment compositions and/or cosmetic compositions containing enduring perfume
CA2206771C (en) * 1994-12-09 2007-07-03 Unilever Plc Improvements relating to antimicrobial cleaning compositions
CN1176595A (zh) * 1995-01-09 1998-03-18 普罗克特和甘保尔公司 人体用超级软性多泡抗菌的液态洗洁组合物
TW449485B (en) * 1995-03-31 2001-08-11 Colgate Palmolive Co Skin care products containing anti itching/anti irritant agents
US6133212A (en) * 1995-05-27 2000-10-17 The Procter & Gamble Company Cleansing compositions
WO1997003637A1 (en) 1995-07-14 1997-02-06 Unilever Plc Antimicrobial hair treatment composition

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005029532A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Asahi Kasei Chemicals Corp 皮膚洗浄料
JP2009513650A (ja) * 2005-10-25 2009-04-02 ダウ グローバル テクノロジーズ インコーポレイティド 抗菌性組成物および方法
JP2015511939A (ja) * 2012-02-06 2015-04-23 デブ アイピー リミティド ヒドロキシエチルセルロースを含む組成物

Also Published As

Publication number Publication date
PE77499A1 (es) 1999-10-06
CN1129422C (zh) 2003-12-03
CN1264293A (zh) 2000-08-23
CO4940391A1 (es) 2000-07-24
WO1998055095A1 (en) 1998-12-10
AR012238A1 (es) 2000-09-27
AU7704698A (en) 1998-12-21
EP0996419A1 (en) 2000-05-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6190675B1 (en) Mild, rinse-off antimicrobial liquid cleansing compositions which provide improved residual benefit versus gram positive bacteria
US6183757B1 (en) Mild, rinse-off antimicrobial cleansing compositions which provide improved immediate germ reduction during washing
JP2002505670A (ja) 液体抗菌クレンジング組成物
US6214363B1 (en) Liquid antimicrobial cleansing compositions which provide residual benefit versus gram negative bacteria
KR20010013377A (ko) 마일드한 잔류성 항균 조성물
US6183763B1 (en) Antimicrobial wipes which provide improved immediate germ reduction
US6488943B1 (en) Antimicrobial wipes which provide improved immediate germ reduction
US6217887B1 (en) Leave-on antimicrobial compositions which provide improved immediate germ reduction
US6284259B1 (en) Antimicrobial wipes which provide improved residual benefit versus Gram positive bacteria
US6197315B1 (en) Antimicrobial wipes which provide improved residual benefit versus gram negative bacteria
JP2002540898A (ja) 抗菌材
JP2002501541A (ja) リーブオン抗菌組成物
JP2001518942A (ja) 抗菌性ワイプ
JP2002541181A (ja) 抗菌拭き取り用品
JP2002501542A (ja) グラム陰性細菌に対する残留効果を提供する液体抗菌クレンジング組成物
JP2001518943A (ja) サリチル酸を含有する抗菌性でマイルドなすすぎ落とし液体洗浄組成物
JP2001518944A (ja) 酸性界面活性剤を含有する抗菌性でマイルドなすすぎ落とし液体洗浄組成物
JP2001518940A (ja) 抗菌性でマイルドなすすぎ落とし液体洗浄組成物
WO1998055093A1 (en) Mild, rinse-off antimicrobial liquid cleansing compositions
JP2002504115A (ja) マイルドな抗菌性ワイプ
CA2291249C (en) Mild, leave-on antimicrobial compositions
MXPA99011307A (en) Mild, rinse-off antimicrobial liquid cleansing compositions
MXPA99011319A (en) Liquid antimicrobial cleansing compositions which provide residual benefit versus gram negative bacteria
MXPA99011300A (en) Mild, leave-on antimicrobial compositions
CZ427499A3 (cs) Jemné topické antimikrobiální přípravky

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040726