JP2002501476A - アクリロニトリルの精製法 - Google Patents

アクリロニトリルの精製法

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Abstract

(57)【要約】 アクリロニトリル製造工程におけるクエンチ系の汚れ率は、クエンチ系への水性再循環流において高沸点有機化合物のレベルを低く維持することにより減少する。

Description

【発明の詳細な説明】 アクリロニトリルの精製法 発明の背景 本発明は、プロピレンの接触アンモ酸化により製造されたアクリロニトリルの 回収および精製に関する。 プロピレン、アンモニアおよび酸素(空気)からの商業的アクリロニトリル製 造法では、リアクター流出液には、所望のアクリロニトリル生成物に加えて、副 成物であるシアン化水素、アセトニトリル、並びにスクシノニトリルおよび他の ニトリル類などの不純物がかなり含まれている。流出液の正確な組成およびそれ に含まれる副生成物および不純物は、アンモ酸化反応条件および触媒によりかな り異なり得る。 アクリロニトリル生成物とシアン化水素およびアセトニトリルなどの所望の副 生成物を分離し回収するために記載した型の反応流出液の処理工程は公知である 。例えば、米国特許第3,399,120号;第3,433,822号;第3, 936,360号;第4,059,492号;第4,166,008号;および 第4,404,064号参照。これらの開示は引用して本明 細書に取り込む。典型的には、これらの工程にはリアクター流出液をクエンチチ ャンバーに導入し、そこで水(通常、反応の過剰のアンモニアを中和するために 硫酸を含む)と接触させ、流出液を冷却し、リアクターで生成したポリマーなど の不純物を除去することが含まれる。冷却された流出ガスはクエンチ流から吸収 カラムへと移動し、そこで水と接触する。吸収カラムの底からの液流は、反応で 生成した大半のニトリルおよび不純物を含んでおり、抽出蒸留カラムに送られる 。抽出蒸留カラムの大部分のアクリロニトリルはカラムの上部(留出物)で得ら れるが、一方、水および不純物はカラムの下流から得られる。当分野の慣例に従 って、この底流をしばしば二次蒸留すなわちストリッパーカラムに送り、上流で アセトニトリルおよび水を分離し、一方、水および種々の不純物を含む二次カラ ム底流はクエンチカラムに再循環される。明らかに、再循環流の不純物はクエン チ系では許容できると信じられてきた。(例えば、米国特許第3,960,36 0号参照)。クエンチカラムに大量のクエンチ液体が必要とされることおよび廃 棄処理を考慮すると、再循環水を適切に使用することは重要な工程事項である。 従って、再循環法における改良は当業者により研究されている。 発明の要約 例えばストリッパーカラム系からクエンチ系における、高沸点有機化合物に富 む循環流の公知の方法は、汚れ(fouling)を促進することが分かってい る。本発明によると、クエンチに送られる高沸点有機化合物液体含量は、500 0ppm未満に維持されている。本発明はさらに、クエンチカラムの汚れの原因 であると信じられている高沸点有機不純物による再循環流の汚染を最小限に留め る方法に関する。本発明は図面および好ましい態様の記載から理解されよう。 図面の記載 図面は、単純化した工程フローチャートの形で本発明を図解的に表示してある 。簡潔にするために、工程と併せて一般的に使用される種々の再循環流および熱 供給/回収方法は示さない。 好ましい態様の記載 本発明は、有利には、アクリロニトリルがプロピレンの接触アンモ酸化により 製造されるリアクター由来の反応生成物流出液の処理に使用することができる。 かかる反応によるアクリロニトリルの商業的製造法はよく知られている。かかる 反応の生成物流出液には、通常、アクリロニトリルに加えて、副生成物 であるシアン化水素、アセトニトリル、アクロレイン、シアン化水素の付加生成 物および高沸点およびレジン性有機化合物が含まれている。本発明においては、 「高沸点有機化合物」または「高沸点化合物(high boilers)」と いう語句は、スクシノニトリルおよびスクシノニトリルと同じ温度またはそれ以 上の温度で沸騰する有機化合物を含むと定義する。かかる物質は、クエンチカラ ムへのその再循環がクエンチカラムの汚れに関与していることが判明したために 重要である。これは、例えば、「クエンチ系で許容できることが判明したので、 これらの不純物の正確な特性は重要でない」と表現された米国特許第3,936 ,360号に示された以前の考えと相反する。 本発明の工程において、クエンチ系における高沸点化合物の有害作用の認識に 基づき、クエンチ系に送られるクエンチ液の高沸点化合物含量は重量にして50 00ppmに制限されている。 高沸点有機化合物は、リアクターにおいてのみ発生するのではなく、工程系の 他の「発生点」でも発生する。クエンチ系においては、例えば、スクシノニトリ ルは、アクリロニトリルおよびシアン化水素の反応から製造される。スクシノニ トリルの 形成は温度およびpHが高くなるにつれて増加する。さらに、高沸点化合物の形 成がクエンチの下流で起こる。事実、温度や酸性度などの変数によって、クエン チチャンバーの下流系はしばしば高沸点化合物発生の最も頻発する発生源である 。 一次反応における温度、酸性度および他の条件並びに生成物分離法を、第一に 、生成物の収率および回収を促進するために選択しなければならないので、高沸 点化合物形成の最小化条件の選択範囲は限られている。それ故、実際的な方法と して、クエンチ液体の高沸点化合物の含量を減少させて汚れを減少させるには、 クエンチ液体を適切に選択することが必要であり、ある場合においては、工程に 変更を加えて高沸点化合物含量の少ない再循環流を得ることも含まれる。 高沸点化合物含量の低いクエンチ液体は、1つの実施態様においては、「清浄 な」水のみを系に供給することにより得られる。例えば、新鮮な水または収集し た雨水または本質的に重金属を含まない凝縮水を使用することができる。あるい は、清浄な水を用いて、高沸点化合物の豊富な再循環水を許容できる高沸点化合 物濃度に希釈することができる。しかし、このような添加水並びに全体の工程で 生成された水も、結局取り除かなけ ればならず、全工程の水が甚だしく増加する場合には、許容できないまたは費用 のかかる廃棄問題が浮上する。従って、可能な限りクエンチ液体を工程再循環流 から誘導することが通常望ましい。それ故、本発明の好ましい態様は、クエンチ 液体が少なくとも一部は高沸点化合物の含量の低い工程再循環流から誘導されて いる工程から成る。 本発明を、図面に言及することにより記載する。しかし、当業者は、記載の特 定の分離法の別法が数多く知られており、本発明の本質「クエンチ系に供給され る高沸点化合物の低減」はあらゆる方法に便利に適用できることを理解するだろ う。 図面に戻り、本発明において、慣用法のように、アンモ酸化リアクター流出液 (これは所望であれば予備冷却してよい)を管1に通してクエンチカラム2に通 過させ、ここでライン14を通して導入されたクエンチ液体と接触させる。(こ の図面はクエンチカラムを示してあるが、代替として、クエンチ系は、例えばベ ンチュリ塔、スプレー塔などの任意のガス−液体接触装置でもよい)。このクエ ンチ液体は主に水であり、後述する二次ストリッパーカラムからの蒸留物として 得られたものとして示されている。しかし、図示されていないが、所望であれば 、 クエンチ液体の全てまたは一部は他の源から得られ得る。上記で説明したように 、工程源の再循環クエンチ液体は「清浄な」水で補充または置換し得る。クエン チ液体の55%から75重量%が再循環蒸留物であることが好ましい。本発明で は、クエンチ系に導入されるクエンチ液体が重量にして5000ppm以上の高 沸点有機化合物を含まないことが必要である。好ましくは、クエンチ液体は25 00ppm未満の高沸点有機化合物を含む。さらに、過剰のアンモニアを中和す るために十分量の硫酸を加え得る。クエンチ系自体の高沸点化合物の形成を最小 限に留めるために、該系は好ましくは、他の工程の条件と調和させて実行可能な できるだけ低い温度及びpHで操作する。 水および、通常、高濃度の有機化合物および硫酸塩を含有する底流はクエンチ カラムを出て、管3を通り廃棄またはさらに処理され、一方、冷却されたリアク ター流出ガスは管4を通り排出され、吸収カラム5に供給される。このガスは管 7を通して導入された水と接触する。凝縮不可能なガスが管6を通して上部に排 出され、一方、アクリロニトリル、アセトニトリルおよび不純物を含む水性の底 流は管8を通り排出され、抽出蒸留カラム9に供給される。好ましくは、水性流 7の組成は、この 流れの源の選択および下記の抽出蒸留カラムの制御により調節され、温度も慣用 的な方法で制御されており、管6を通り排出される流れは、アクリロニトリルリ アクターで形成されたフマロニトリルおよびマレオニトリルの大部分、並びに精 装工程で形成されたシアンプロパナールの大部分を含む。抽出蒸留カラムのデザ インは様々であって、しばしば熱回収装置が装備されており、カラム中のまたは 別の工程ユニットからの逐次再循環流を使用して分離効率および/または経済性 が最適化されている。このカラムおよび前述したクエンチおよび吸収カラムのデ ザインは本発明にとって重要ではなく、商業的に実行可能なデザインを使用でき る。一般的に、抽出蒸留カラムでは、水を管11を通して導入し(通常、吸収体 からの底流の供給点よりも上部に位置する)、50−100またはそれ以上のト レイを通常含むカラムで抽出蒸留を行う。上記吸収カラムにおける最適の組成を 得るために、管11の引き出し口は好ましくは管7の引き出し口の2−10トレ イ下である。管11の引き出し口が管7よりも下であることは必須ではない。し かし、これらの引き出し口の低い方の下に少なくとも5−40トレイがあること が重要であり、それによってフマロニトリル、マレオニトリル、 シアンプロパナールおよび類似の沸点を有する他の物質などの有機体が、ストリ ッパーからの管14中に再循環して蓄積することなく上部排出口6及び10を通 して取り除かれ得る。アクリロニトリルおよびシアン化水素は管10を通り上部 へ排出される。好ましくは、アセトニトリルを管17を通して抽出蒸留カラムか ら除去する。これは必須ではないが、そうでなければ管6を通ってストリッパー から上部へ排出される上部への流れにはかなりの量のアセトニトリルが含まれる ことになる。 本発明の好ましい態様では、水および不純物を含有する抽出蒸留カラムからの 底流を管12を通して除去し、多くのストリッパートレイを含む二次ストリッパ ーカラムに送る。この流れの水分含量は高く、時には99重量%まで高くなる。 ストリッパーは管12からの流れを、管14を通り排出され高沸点化合物が少な い蒸留物および管15を通して排出される高沸点化合物の豊富な低流に分けられ る。蒸留物は、クエンチ液体としてクエンチ系に再循環され、本発明により必要 とされる高沸点化合物含量が少ないクエンチ液体を得ることができる。蒸留物の 量が再循環に必要/所望な量より多ければ、全てまたは一部の蒸留物の流れを、 他の用途、処理または廃棄するために、管16 (点線で示す)に分けることができる。有機物含量が低い該流れは生物処理工程 に使用し易くなる。高沸点化合物および水は管15を通して除去し、廃棄するか 、または焼却炉/燃料回収工程で使用するか酸性植物にまく。 ストリッパーのデザインに関しては、トレイの数は重要ではない。1−40の トレイで高沸点有機物の顕著な分離を達成することができるが、5つより多くを 用いるとわずかに改善される。供給物を最上部のストリッパートレイに導入する ことが好ましく、これにより管14を通り排出される蒸留物における高沸点有機 物を最大限に減少させ得る。 前記の議論の目的のために、ストリッパーユニットは別のカラムとして示され ている。しかし、好ましければ、ストリッパーを物理的に抽出蒸留カラムの一部 として統合できる。商業的に実施するには、通常、慣用的な熱回収方法を使用す る。例えば、別々のストリッパーカラム由来の蒸留物を熱交換器で凝縮して、別 々の抽出蒸留ユニットにおけるリボイラーで使用する熱を供給することができる 。 当業者は、全てのカラムに、その意図する機能を発揮するための必要な熱が与 えられ、経済的には、その様な熱の多くが、 処理する液体をカラムに供給するかまたは種々の成分が改善された濃度/分離を 提供するために使用する再循環流から得られることを理解するだろう。かかる再 循環および熱回収技術は慣用的に行われていることであり、単純化するために、 図面に示したり、または本明細書で詳細に記載しない。 本発明はさらに以下の実施例により説明する: 実施例1 アンモ酸化触媒の存在下、プロピレンとアンモニアおよび空気との反応から得 られた生成物流を232℃の温度まで冷却し、クエンチカラムに移した。生成物 流の組成は、Aに対して、10.14重量%アクリロニトリル、0.09%アセ トニトリル、1.48%シアン化水素、0.07%アクロレイン、0.33%重 有機化合物、3.85%COおよびCO2、62.73%窒素、3.46%酸素 、0.44%プロパン、0.09%プロピレン、0.42%アンモニア、16. 90%水である。生成物流を、硫酸を添加した後述のストリッパーカラムからの 蒸留物を含む水性クエンチ液体と接触させる。カラムに供給されたクエンチ液体 は、2500ppm未満の高沸点有機化合物を含む。生成物流のクエンチカラム への供給速度は2988.54 kg/hであり、クエンチ液体のそれは349.74kg/hである。 生成物の凝縮/溶解成分を、カラム底の近くで水性廃棄流として除去し、一方 、非疑縮性ガス成分を上部から除去して吸収カラムに送り、水と接触させる。溶 解した成分を抽出蒸留カラムに供給し、そこでアクリロニトリルを上から除去し 、アセトニトリルを副流として除去し、高沸点有機物および水を底流として除去 して5つのスリッパートレイを含むストリッパーカラムの最上部に供給した。こ の供給物の組成は0.6重量%高沸点有機化合物および99.4%水である。 10重量%の高沸点有機物質を含有する底流は、廃棄物として除去し、250 0ppm未満の高沸点有機物質を含有する蒸留物はクエンチ液体としてクエンチ カラムに最循環する。 比較するために、上記の方法を、蒸留物の代わりにクエンチカラムからの底流 をクエンチ液体として最循環することを除いて反復する。クエンチカラムのより 急速な汚れが認められる。 さらに比較するために、最初の方法を、抽出蒸留カラムの底流をストリッパー カラムの底トレイに移すことを除いて反復す る。蒸留物は、供給が最上部のトレイになされる場合よりも高い濃度の高沸点有 機化合物を含んでいることが認められる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月11日(1998.12.11) 【補正内容】 請求の範囲 1.アクリロニトリルおよび不純物を含むアンモ酸化リアクター流出液をクエン チ系において水性クエンチ液体と接触させるアクリロニトリルの精製方法におい て、該クエンチ液体の高沸点有機化合物含量を重量にして5000ppm未満の レベルに維持することを特徴とする上記方法。 2.該水性クエンチ液体の少なくとも一部は上記方法のその後の操作から得られ たものであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3.アクリロニトリルの精製方法において、アクリロニトリルおよび不純物を含 むアンモ酸化リアクター流出液を、クエンチ系において水性クエンチ液体と接触 させ;クエンチ系から流出ガスを除去し、吸収カラムにおいて水中に該流出ガス を吸収させて水溶液を形成させ;該水溶液を、多くのトレイを有する抽出蒸留カ ラムに給送し;該水溶液の給送口よりも上部まで水を導入し、抽出蒸留を行って 、アクリロニトリルを含有する上部流と水および不純物を含有する底流を形成さ せ;抽出蒸留カラムからの底流を多数のストリッパートレイを含むストリッパー カラムに給送して、ストリッパーカラムからの底流として水および高沸点有機化 合物を除去し、ストリッパーカラムからの上部流として蒸留物を含有する水を除 去し、蒸留水をクエンチカラムに再循環させることを含む方法であって、前記再 循環蒸留液の高沸点有機化合物含有量を、重量にして5000ppm未満に維持 することを特徴とする前記方法。 4.ストリッパーカラムからの蒸留液が2500ppm未満の高沸点有機化合物 を含有していることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 5.抽出蒸留カラムからの底流を、ストリッパーカラムの最上部のストリッパー トレイに給送することを特徴とする、請求項3に記載の方法。 6.ストリッパーからの上部流が、クエンチカラムに再循環する前に熱回収手段 を通過することを特徴とする、請求項3に記載の方法。 7.吸収カラムから抽出蒸留カラムへの供給における大部分のアセトニトリルは 、ストリッパーカラムに供給されない副流において、抽出蒸留カラムから除去さ れることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 8.再循環された蒸留液は、水性クエンチ液体において、55%から75重量% の水分を提供する、請求項3に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ウオード,グレゴリー アメリカ合衆国、フロリダ・32561、ガル フ・ブリーズ、ジヤグアー・サークル・ 1152

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アクリロニトリルおよび不純物を含むアンモ酸化リアクター流出液をクエン チ系において水性クエンチ液体と接触させるアクリロニトリルの精製方法におい て、該クエンチ液体が重量にして5000ppm未満の高沸点有機化合物を含む ことを特徴とする方法。 2.該水性クエンチ液体の少なくとも一部は、上記工程のその後の操作から得ら れるものであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 3.アクリロニトリルの精製方法において、アクリロニトリルおよび不純物を含 むアンモ酸化リアクター流出液を、クエンチ系において水性クエンチ液体と接触 させ;クエンチ系から流出ガスを除去し、吸収カラムにおいて水中に該流出ガス を吸収させて水溶液を形成させ;該水溶液を、多くのトレイを有する抽出蒸留カ ラムに給送し;該水溶液の給送口よりも上部まで水を導入し、抽出蒸留を行って アクリロニトリルを含有する上部流と水および不純物を含有する底流を形成させ ;抽出蒸留カラムからの底流を多数のストリッパートレイを含むストリッパーカ ラムに給送し、ストリッパーカラムからの底流として水および高沸点有機化合物 を除去し、ストリッパーカラムからの上部流として蒸留物を含有する水を除去し 、蒸留水をクエンチカラムに再循環させることを含む方法であって、再循環した 蒸留液が、重量にして5000ppm未満の高沸点有機化合物を含むことを特徴 とする方法。 4.ストリッパーカラムからの蒸留液が2500ppm未満の高沸点有機化合物 を含有していることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 5.抽出蒸留カラムからの底流を、ストリッパーカラムの最上部のストリッパー トレイに給送することを特徴とする、請求項3に記載の方法。 6.ストリッパーからの上部流が、クエンチカラムに再循環する前に熱回収手段 を通過することを特徴とする、請求項3に記載の方法。 7.吸収カラムから抽出蒸留カラムへの供給における大部分のアセトニトリルは 、ストリッパーカラムに供給されない副流において、抽出蒸留カラムから除去さ れることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 8.再循環された蒸留液は、水性クエンチ液体において、55%から75重量% の水分を提供することを特徴とする、請求項3に記載の方法。
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