JP2002501331A - リンク構成方法および装置 - Google Patents

リンク構成方法および装置

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JP2002501331A JP2000528055A JP2000528055A JP2002501331A JP 2002501331 A JP2002501331 A JP 2002501331A JP 2000528055 A JP2000528055 A JP 2000528055A JP 2000528055 A JP2000528055 A JP 2000528055A JP 2002501331 A JP2002501331 A JP 2002501331A
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Abstract

(57)【要約】 本発明はRcF1661に従って標準PPP等の、シーケンシャル構成フェーズを必要とする、チャッティプロトコルを使用する回路交換リンクもしくは衛星リンク等のハイレイテンシーリンクのリンク構成速度を改善する方法および装置に関する。初期リンク構成フェーズにおいて、標準LCPパケットが送り出され、続いて少なくとも1つのマスクしたパケットが送られそれは標準プロトコルに従って動作するピアによりサイレント廃棄されるが、その内容は本発明に従って動作するピアにより処理される。初期標準LCPパケットは標準プロトコルとのコンパチビリティを生じ、構成情報を含むマスクしたパケット(PAP,CHAP,ICPC等)を送ることにより本発明に従って動作する2つのピアは構成フェーズを並列に遂行して、リンクを構成しIPパケット等のネットワークレベルパケットをPPP等の標準プロトコルの場合よりも遥かに迅速に送信する準備を完了するようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術的背景) 本発明はリンク、好ましくはパケット交換により動作する通信網にアクセスす
る、リンクを構成するのに使用される通信装置および方法に関する。このような
通信網の例はインターネットである。
【0002】 インターネットはコンピュータのネットワークであり、通信はパケットと呼ば
れる単位により行われる。それは伝送される情報がこのようなパケットを介して
配信されることを意味し、これらのパケットはネットワークを介して個別に独立
して送ることができる。この通信は、ここではいわゆるインターネットプロトコ
ルIPである、プロトコルにより支配される。プロトコルはフォーマットおよび
一般的な通信手順を決定する1組のルールであり、ネットワークの各メンバーは
他のメンバーと通信できるためにはプロトコルに従わなければならない。
【0003】 インターネットへアクセスするためのさまざまな可能性がある。最も基本的な
のは専用回線、すなわちネットワークの一部であるもう1つのコンピュータに常
時接続されている回線、を経由することである。したがって、専用回線を経由し
てネットワークへアクセスするコンピュータはネットワークのメンバーとなる、
すなわちネットワークはそれによって拡張される。回線に沿った通信はIPに従
って行われる。しかしながら、専用回線は費用がかかり、このような構成はイン
ターネットへの永久アクセスおよび/もしくは大量データの迅速な伝送を必要と
するユーザにしか意味をなさない。
【0004】 専用回線に替わるものは擬似専用接続でありそれはインターネットとの接続が
必要である場合しか確立されないが、確立されれば専用回線のように作用する。
このような接続の典型的な例は単一ユーザから、大学コンピュータや商業インタ
ーネットアクセスサーバ等の、インターネット内のサーバへのモデムリンクであ
る。ユーザは必要な時にインターネットとの接続を確立するだけであり、専用回
線に伴う高いコストはかからないが接続は専用回線のように作用するため、確立
された接続によりユーザはインターネットの完全なメンバーとされる。
【0005】 2つのポイント(一方ではインターネットに一時的にアクセスしたいコンピュ
ータ、他方では典型的に複数の他のインターネットメンバーに接続されるインタ
ーネット内のサーバ)間のこのような擬似専用接続にはそれ自体のプロトコルが
必要である。2つの既知のプロトコルはSLIP(シリアルラインインターネッ
トプロトコル)およびPPP(ポイントツーポイントプロトコル)である。近年
、PPPがこのような擬似専用接続に対する支配的なプロトコルとなってきてい
る。
【0006】 PPPはNetworking Group RfC(Request fo
r Comments)1661,編集者ダブリュー.シンプトン,1994年
7月に定義されている。PPPは3つの主要要素からなり、それはマルチプロト
コルデータグラムのカプセル化方法(データグラムはネットワークレイヤ(IP
等)における伝送単位)、データリンク接続を確立、構成およびテストするリン
ク制御プロトコル(LCP)、およびさまざまなネットワークレイヤプロトコル
を確立かつ構成するためのネットワーク制御プロトコル(NCP)のファミリー
である。ポイントツーポイントプロトコルは2つのいわゆるピア間、すなわちプ
ロトコルに従うリンクの2つの端部間でパケットを移送するように設計されてい
る。これらのリンクは全二重同時双方向動作を提供する。
【0007】 PPPにより確立されたリンクの両端間の通信はデータグラム、すなわちIP
等のネットワークレイヤにおける伝送単位、が1つ以上のフレーム内へカプセル
化されてデータリンクレイヤへ通されるように遂行される。データリンクレイヤ
上の伝送単位フレームであり、それはいくつかのデータユニットと共にヘッダー
および/もしくはトレーラ(trailer)を含むことができる。通常、パケ
ットはフレームへマップされる。
【0008】 カプセル化フォーマットオプション(encapsulation form
at option)を取り決め、パケットサイズの変化する限界を処理し、構
成エラーを検出し、リンクを終端するためにLCPが使用される。他のオプショ
ナルなファシリティはリンク上のそのピアのアイデンティティの認証、およびリ
ンクが適切に機能している時および故障している時の決定である。
【0009】 図2にRfC1661に従ったPPPカプセル化(フォーマット)を示す。参
照番号1はプロトコルフィールド、2は情報フィールド、3はパディングフィー
ルド(padding field)を示す。これらのフィールドは左から右の
順で伝送される。
【0010】 プロトコルフィールド1は1もしくは2オクテット(オクテットは8−ビット
からなるバイトに対する別の表現)であり、その値はパケットの情報フィールド
2内にカプセル化されたデータグラムを識別する。“0***”から“3***”の範
囲内のプロトコルフィールド値は特定のパケットに対するネットワークレイヤプ
ロトコルを識別し、“8***”から“b***”の範囲内の値は、存在する場合の、
関連するNCPに属するパケットを識別する。“4***”から“7***”の範囲内
のプロトコルフィールド値は関連するNCPが無い低ボリュームトラフィックを
有するプロトコルに対して使用される。“c***”から“f***”の範囲内のプロ
トコルフィールド値はパケットをLCP等のリンクレイヤ制御プロトコルとして
識別する。
【0011】 RfC1661は前記値に対して下記を予約している。
【表1】
【0012】 情報フィールドは0以上のオクテットである。情報フィールドはプロトコルフ
ィールド内に指定されたプロトコルに対するデータグラムを含んでいる。情報フ
ィールドの最大長は最大受信単位(MRU)と呼ばれ、それはパディングを含め
て1500オクテット(バイト)にデフォルトする。交渉により、許可するPP
PインプリメンテーションはMRUに対する他の値を使用することができる。
【0013】 最後に、情報フィールドにMRUまでの任意数のオクテットをパディング(パ
ッド(pad)として付加)することができる。このパディング(paddin
g)はパディングフィールド内に含まれパディングオクテットと実際の情報とを
識別するのは各プロトコルの責任である。
【0014】 RfC1661に従って、ポイントツーポイントリンクを介した通信を確立す
るために、PPPリンクの各端部は最初にデータリンクを構成しテストするため
のLCPパケットを送らなければならない。それは絶対的必要条件である。リン
クが確立された後で、ピアを認証することができ、すなわちそれはオプションで
ある。次に、PPPは1つ以上のネットワークレイヤプロトコルを選択し構成す
るためのNCPパケットを送らなければならず、それも絶対的必要条件である。
選択した各ネットワークレイヤプロトコルが構成されていると、各ネットワーク
レイヤプロトコルからのデータグラムをリンクを介して送ることができる。明確
なLCPパケットがリンクダウンを閉じるか、あるいはある外部イベントが生じ
る(例えば、非動作タイマーが切れる)までリンクは通信のために構成されたま
まとされる。
【0015】 リンクを介した構成要求パケットの受信に応答してピアが送り出す基本的返答
に次の3つがあることは留意すべきである。すなわち、例えば受信パケット内に
提示した設定が受理されることを示すACKパケット(受信応答)を送り出す、
例えば提示した設定が受理されないことを示すNACKパケット(非受信応答)
を送り出す、あるいは例えば誤ったシンタクスを有するため拒否パケットを送出
して受信パケットを受理できないことを示す、ことである。またピアは拒否パケ
ットを送り出すことなくそれを廃棄することによりパケットの受信に反応するこ
ともできる。したがって、それは“サイレント(silent)”廃棄と呼ばれ
る。
【0016】 前記したように、構成パケットの交換を介した接続を確立するためにリンク制御
プロトコル(LCP)が使用される。この交換は完全であり、構成ACK(受信
応答)パケットが送り出され受信されておればLCP開放状態に入る。このいわ
ゆるリンク確立フェーズ中は、LCPしか処理されずいかなる非LCPパケット
も必ず処理されずに廃棄される。
【0017】 リンク確立フェーズの後に、認証フェーズが続くことがある、すなわちオプシ
ョナルである。しかしながら、ピアがある特定の認証プロトコルで認証すること
をインプリメンテーションが所望する場合には、リンク確立フェーズ中にその認
証プロトコルの使用を必ず要求しなければならない。リンク確立フェーズに続く
ことがあるもう1つのフェーズはリンク品質決定フェーズであり、そこではリン
ク品質決定パケットが交換される。認証およびリンク品質決定は同時に行われる
ことがある。認証フェーズの後で、NCPパケットを交換する後続フェーズに入
るのは認証が成功する場合だけであり、そうでなければリンク終端が行われる。
このフェーズ中に、LCPパケット、認証プロトコルパケットおよびリンク品質
決定パケットだけが処理され、このフェーズ中に受信される他の全てのパケット
は必ず処理されずに廃棄される。
【0018】 前記したフェーズがうまく完了すると、各ネットワークレイヤは必ず適切なネ
ットワーク制御プロトコル(NCP)により別々に構成しなければならない。こ
のようなNCPの例はIPCP(インターネットプロトコル制御プロトコル)で
ある。NCPが開放状態に達した後で、PPPは対応するネットワークレイヤプ
ロトコルパケットを運ぶ。対応するNCPが開放状態ではない時に受信されるサ
ポートしたネットワークレイヤプロトコルパケットはどれも必ず処理せずに廃棄
しなければならない。
【0019】 最後に、リンク終端フェーズはLCPを使用して終端パケットの交換によりリ
ンクを閉じることを含んでいる。このフェーズ中に受信される非LCPパケット
は必ず処理せずに廃棄しなければならない。
【0020】 (本発明がかかわる問題) 近年、通信手段および情報ツールとしてのインターネットの重要性が高まって
いるだけでなく、セルラー電話網等のワイヤレス通信網の提供も普遍的となって
きている。その結果、ワイヤレスすなわちセルラー加入者に対してインターネッ
トへのリンクを確立するための装置および方法に対する要求が生じている。
【0021】 セルラーネットワークを介してインターネットがアクセスされる場合には、予
め確立された回路交換リンクの構成にポイントツーポイントプロトコル(PPP
)が最も広く使用される。それを図3について説明する。
【0022】 図3の底部はモバイルノード10内の端末装置TEがインターネットと通信す
るためにネットワークノードと通信する構造を示す。端末装置TEは例えばラッ
プトップコンピュータである。TEはMS/TAFに接続されており、それは移
動局/端末アダプテーション機能を意味する。移動局は例えば移動電話機であり
、端末アダプテーション機能は例えば移動電話機およびラップトップコンピュー
タを接続するPCMCIAにより実現される。移動局MSは移動体通信交換局M
SCとの通信リンクを確立する。移動体通信交換局はインターワーキング機能I
WFを介してアクセスユニットAUに接続されている。アクセスユニットAUは
回路交換接続を終端させネットワークレイヤPDUをインターネットに対してル
ーティングする。
【0023】 図3の上部に示すように、モバイルノード10内の端末装置(TE)およびダ
イレクトアクセスユニット(AU)はそれらの間に予め確立されたトラフィック
チャネルがPPPに従って構成され、次にネットワークレイヤプロトコルデータ
ユニット(PDU)、例えばIPパケット、がチャネルを介して伝送されるよう
に制御される。二重矢符号40はTEおよびAU間の構成されたリンクを表わし
、前記リンクはPPPに従って構成されIPパケットを伝送する。802の数字
はLANに対するフレーミング標準を表わす。
【0024】 前記したPPPが必要とするさまざまな通信フェーズを図4に略示する。基本
通信リンクが確立されている、すなわちリンクはアップである、ことをTEおよ
びAU内の2つのピアが知らされる(例えば、メッセージを受信する)時に通信
が開始する。図3の例では、モバイルユニット、例えばセルラー電話機、は端末
装置、例えばラップトップコンピュータ、への確認された回路交換接続を示す。
前記した例では、この基本リンクは移動局MSおよび移動体通信交換局MSCが
属するセルラーシステムにより提供される回路交換リンクである。判り易くする
ために、図4には端末装置(TE)により送られる要求およびアクセスユニット
(AU)により送られる受信応答しか図示されていないが、アップである基本リ
ンクに応答して、事実両方のピアがこれらの要求をほとんど同時に伝送開始する
と理解すべきものである。また、図4はPPPに従って構成および通信する絶対
的理想ケースを示している、すなわち最少量の情報交換しか示していない、点も
重要である。
【0025】 第1のフェーズすなわちリンク確立フェーズにおいて、LCP要求パケットお
よびLCP要求受信応答パケットが交換される。前記したように、このフェーズ
は強制的でありPPPリンクを確立する目的に役立つ。図示する第2のフェーズ
は認証フェーズであり、それはPAP/CHAP要求パケットおよびPAP/C
HAP要求受信応答パケットを交換する(PAP=パスワード認証プロトコル、
CHAP=チャレンジ−ハンドシェークプロトコル)。このフェーズはオプショ
ナルであるが、セキュリティを高めるため通常利用される。第3のフェーズはN
CPフェーズ、ここではIPCPフェーズ(IPCP=インターネットプロトコ
ル制御プロトコル)である、すなわち開かれるネットワーク制御プロトコルはイ
ンターネット制御プロトコルである。このフェーズはIPCP要求パケットとI
PCP要求受信応答パッケージの交換を含む。このフェーズは強制的である。こ
のIPCPフェーズの後でのみ、IPパケットが交換できしたがってモバイルノ
ード10内の端末装置が完全にインターネットに接続されるように、PPPおよ
びIPに従ったリンクが確立される。
【0026】 1セットのパケットを交換するための持続時間はラウンドトリップ時間(RT
T)と呼ばれる、図4参照。すなわち、ラウンドトリップ時間は要求パケットの
送り出しと対応する受信応答パケットの受信との間で経過する時間である。
【0027】 図4に示すように、TEにより開始されるPAPが必要とする2方向ハンドシ
ェークとは反対に、CHAPはAUにより開始される3方向ハンドシェーク(図
4には図示せず)を必要とすることに留意すべきである。しかしながら、AUは
第1のCHAPパケットをそれが送り出す最後のLCP要求受信応答パケットに
相次いで返送することができるため、それによってフェーズの持続時間が増すこ
とはない。
【0028】 RfC1661にレイアウトされたPPPに対する必要条件に従って、前記し
た各フェーズは次のフェーズを開始できないうちに完了しなければならない。し
たがって、IPパケットを送り出すことができる前の絶対最少構成時間は認証が
選択されるか否かに応じて2もしくは3RTTとなる。実際上、リンクを確立す
るための持続時間は7RTT以上となることがある。それはLCPもしくはIP
CPにおける交渉によるものである。PPPピアが異なるリンク設定を望む場合
には、NACK(受信応答されていない)および新しい要求は交換しなければな
らないため、LCPおよびNCPにより処理されるオプションの交渉は数RTT
となることがある。リンク品質決定プロトコルパケットがさらに交換される場合
には、確立時間はさらに長くなる。セルラーネットワーク内のトラフィックチャ
ネルのRTTは850msにも達することがある。GSMでは、セルラー標準の
例として、HSCSD(高速回路交換データ)において行われるようにどれだけ
多くのトラフィックチャネルが単一接続のために一緒に束ねられるかとは無関係
に、RTTは600msよりも少なくなることはなく通常は750ms程度であ
る。
【0029】 ユーザがインターネットを介してデータを送り出すもしくは受信するまでの待
機時間とみなすこの長いリンク確立時間の問題はユーザにとって煩わしいもので
ある。この問題はRfC1661にレイアウトされたPPPに従って動作するシ
ステムに限定されるものではなく、後に続く接続フェーズを開始できないうちに
特定の接続フェーズを完了させることに関する前記した厳しい必要条件を有する
任意のシステムにおいて遭遇することに注目すべきである。
【0030】 (発明の目的) したがって、本発明の目的はパケット交換網(例えば、インターネット)との
リンクを確立するように設計される装置を制御するための改良された方法を提供
することである。
【0031】 本発明のもう1つの目的は対応する装置を提供することである。
【0032】 (発明の開示) これらの目的は以下の通信装置制御方法により達成される。通信装置は通信リ
ンクによりもう1つの通信装置に接続されて前記通信リンクがパケット交換用に
構成される。前記2つの通信装置の一方は他方側で第1のプロトコル(例えば、
IP)に従うパケット交換網に接続される。前記通信装置制御方法は少なくとも
前記第1のプロトコルをカプセル化しかつ前記リンクを確立し構成するための第
3のプロトコル(例えば、LCP)を含む第2の予め決められたプロトコル(例
えば、PPP)に従ってパケットを交換することにより前記リンクを介した通信
が行われるように前記装置を制御する可能性を含んでおり、 前記第2のプロトコルによる要件は、 −前記リンクを介して送られるパケットが、前記第3のプロトコルに対し少な
くとも1つの特定値が予約され他の所定値は前記第2のプロトコルにより使用さ
れないようにして、予め決められたプロトコルに対し予め決められた値が予約さ
れるプロトコルフィールドと、前記プロトコルフィールド内に含まれる値により
示されるプロトコルに関連するデータを含む情報フィールドとを含むことと、 −リンクを構成するプロセスが、プロトコルフィールド内の前記第3のプロト
コルを示すパケットしか処理されず他の全てのパケットは廃棄されるようによう
にパケットが交換される少なくとも1つのフェーズを含むことであり、 前記通信装置制御方法はさらに、 前記第2のプロトコルに従う前記リンクを介してそのプロトコルフィールド内
の前記第3のプロトコルを示す第1のタイプのパケットを送り出すステップと、 引き続き前記第2のプロトコルにより許可はされるが使用されない値をそのプ
ロトコルフィールド内に有する第2のタイプの少なくとも1つのパケットを送り
出し、前記第2のパケットは前記第2のプロトコルに従って動作する通信装置に
より拒否はされないが処理せずに廃棄されるようにするステップと、 前記第1のタイプのパケットの受信を待機し受信されればそれを格納し、前記
第2のタイプのパケットの引き続く受信を所定時間待機するステップと、 第2のタイプのパケットが受信されなければ前記第1のタイプの前記格納され
たパケットを処理して引き続き前記第2のプロトコルに従って動作するステップ
と、 このようなパケットが受信されれば前記第2のタイプのパケットを処理するス
テップとを含んでいる。
【0033】 本発明に従って、リンクに接続された2つのピアが前記方法に従って動作する
場合、必要な全ての情報(例えば、LCP,IPCP等)を並列に、すなわち両
方向に同時に、送ることにより第2のプロトコル(例えば、PPP)により利用
されるリンク構成のシーケンシャルステップを回避することができる。それによ
りリンク構成の速度が著しく増加する。一方、本発明に従って一方のピアしか動
作せず他方のピアは前記第2のプロトコルに従う場合には、本発明によるピアは
前記第2のプロトコルに従う動作モードへ自動的に戻る。したがって、コンパチ
ビリティが保持される。
【0034】 その結果、第2のプロトコル(例えば、標準PPP)に従って動作する他のシ
ステムとのコンパチビリティ問題を生じることなく本発明を既存のシステム内に
統合することができる。一方、ポイントツーポイントリンクを形成する両方のピ
アが本発明に従う場合には、パケット交換によるデータ通信を第2のプロトコル
(例えば、標準PPP)に従うよりも遥かに速く確立することができる。
【0035】 したがって、本発明はセルラー通信システムのインターネットのようなパケッ
ト交換網へのポイントツーポイントリンクの構成を処理する部分へ応用すれば特
に有利である。しかしながら、本発明はそこに限定されるものではなく他の全て
のハイレイテンシ通信リンク、例えば衛星リンク、および/もしくは他のいわゆ
る“チャッティ(chatty)”プロトコル、すなわちリンクを構成する時に
極端な数のパケットを交換する必要があるプロトコル、RfC1661に従った
標準PPPはその一例にすぎない、の修正にも有利に応用することができる。
【0036】 (詳細な説明) 現在本発明の最善の実施態様と考えられる本発明の好ましい実施例に従って、
セルラー通信網のインターネット等のパケット交換網とのポイントツーポイント
リンクを確立する責任のある部分へ発明概念が応用される。それらは図3に示す
端末装置(TE)および直接アクセスユニット(AU)である。したがって、図
3の下部のハードウェアの前記説明は繰り返さない。
【0037】 この好ましい実施例では、本発明は予め確立された回路交換リンクをRfC1
661に明記されたPPPとは異なるが前記標準PPPとのコンパチビリティは
保持される修正に従って構成するのに使用される。したがって、既知のポイント
ツーポイントプロトコルに関する前記開示は本発明の開示に完全に組み込まれる
【0038】 以下の説明において、標準PPPピア(peer)という用語はRfC166
1に定義されたPPPにしか従わないピアのことであり、CSD−PPPピアは
本発明の概念に従って動作する、すなわち本発明のパケット交換モードに従う、
が標準PPPに従って動作することもできるピアのことである。CSDという用
語は回路交換されたデータを意味し、したがって本実施例が回路交換リンクを構
成するのに使用されるという事実に関係する。
【0039】 また、マスクしたPPPパケットという用語はRfC1661に定義されたシ
ンタクス(syntax)およびセマンテクス(semantics)を有する
が“不正”プロトコルフィールドをもつパケット(LCP,PAP,CHAP,
IPCPもしくはIPパケット等)を指示するのに使用される。“不正”をもつ
パケットは意味しない。“不正”はマスクしたPPPパケットのプロトコルフィ
ールド内でプロトコルを示すのに使用される値が必ずしも予約はされないが、一
方では有効プロトコルフィールドがどのように定義されるかに関してRfC16
61に従うように一意的に選択されるべきことを意味する。例として、0x80
01から0x801fの16進範囲からの値は受理できる候補である(表1参照
)。これらの必要条件は標準PPPピアがこれらの“不正”パケットを廃棄しな
ければならずそれらを拒否してはならないという事実から生じる。標準PPPピ
アが例えばリンク確立フェーズであれば、それはLCPパケットを処理するだけ
でPAPやCHAP等の他のパケットは廃棄する。
【0040】 その結果、標準PPPピアがマスクしたPPPパケットを受信すると、そのパ
ケットはサイレント廃棄される。
【0041】 一方、CSD−PPPピアはマスクしたPPPパケットを識別できるように制
御される。マスクしたパケットはあるプロトコル(例えば、LCP)がPPPパ
ケットのプロトコルフィールド内に含めることができる値、すなわち標準PPP
に受理される値、に割り当てられるがそれにより使用はされない(例えば、前記
した0x8001から0x801fの16進範囲)パケットである。マスクした
パケットの情報フィールド内に含まれる情報は標準パケットに対するものと同じ
ルールに従う。例として、ピアがMRUを所与の値にリセットするLCPパケッ
トを送り出す場合には、標準パケットおよび対応するマスクしたパケットは同一
情報フィールドを有するが、異なるプロトコルフィールドを有し、標準パケット
はPPPにより規定される値を含みマスクしたパケットはPPPパケット内のプ
ロトコルフィールドに対しては許可されるがPPPにより使用はされない、すな
わちPPPにより特定プロトコルに対して保存されない前記した値(表1参照)
の1つを含んでいる。
【0042】 CSD−PPPピアは次にマスクしたパケットを処理してリンクを確立しマス
クしたパケット内の情報に従ってデータを伝送する。本発明に従ったシステムお
よび方法は標準PPPにより要求されるフェーズの厳密な分離(図4参照)を必
要としないように設計される。両方のピアは予め定義された1組のLCPおよび
IPCPオプション、例えば下記の表2に明記されたセット、を採用してまずL
CP、認証およびIPCPフェーズおよびIPパケットの交換を同時に開始する
。“同時に”という意味は構成されるリンクが“アップ”である(確立された)
というメッセージに応答して、両方のCSD−PPPピアがほとんど同時にパケ
ットを送り始めるが、標準PPPとは対照的に次のフェーズが始まらないうちに
各フェーズをうまく完了させなければならない図4に示す手順には従わないこと
を意味する。むしろコンパチビリティを保証するために、最初に前記した標準L
CPパケットを送り出し次に1つ以上のマスクしたパケットを送り出す。両方の
ピア共リンクアップメッセージに応答して送出開始するため、マスクしたパケッ
トのこの送り出しは双方向でありほとんど同時である。これらのマスクしたパケ
ットはリンクを構成するための所望もしくは所要パケット、例えば図4の例で逐
次送られるパケット、の一部もしくは全部を含んでいる。すなわち、図4に示す
シーケンシャル処理は並列に遂行することができる。その結果、特にハイレーテ
ンシリンクに対して、構成速度は途方もなく増加する。例として、2つのCSD
−PPPピアがいかなる設定も交渉する必要がなく全ての構成が相互に受理でき
る場合には、本発明のシステムにおいて構成時間は0.5RTTへ低減される。
構成フェーズを並列とするこの基本的アスペクトについては図5から図7に関し
て後述する。
【表2】
【0043】 リンクを確立するプロセスはCSD−PPPピアにより最初にLCPパケット
(標準PPPに従った正規のリンク確立プロセスに完全に従うパケット)が相次
いで送られ、その後マスクしたパケット好ましくは1組のマスクしたパケットが
相次いで送られるように行われる。受信ピアが標準PPPピアであれば、それは
第1のLCPパケットを受理して処理しマスクしたパケットをサイレント廃棄す
る。このようにして、コンパチビリティが保持される。
【0044】 受信ピアがCSD−PPPであれば、標準LCPパケットをサイレント廃棄し
て替わりにマスクしたパケットを処理するように制御される。それは最初に標準
LCPパケットを一時的に格納し次にマスクしたパケットが続くかどうかを調べ
るために待機して行われる。マスクしたパケットが続く場合には、格納された標
準LCPパケットはサイレント廃棄されてマスクしたパケットが処理される。し
かしながら、マスクしたパケットが続かない場合には、標準LCPパケットが処
理され標準PPPに従って標準PPPリンクを完全に確立する。それは図4に示
すフェーズのシーケンシャルな完了が追従することを意味する。したがって、C
SD−PPPピアが標準PPPピアと通信する場合には、自動的に標準PPPへ
戻って標準PPPピアのように作用するように制御される。
【0045】 同じ動作がCSD−PPPピアでも実施され、前記したように、それは標準L
CPパケットおよびそれに続く1組のマスクしたパケットを送り出すが、標準L
CPパケットだけを受信して他のピアからのマスクしたパケットは受信しない。
したがって、このCSD−PPPピアは他のピアが標準PPPピアであることを
学習し、自動的に標準PPPモードへ戻るように制御される。
【0046】 要約すれば、前記実施例はパケットリンクを確立するためにCSD−PPPピ
アが最初に標準[PPP]LCPパケットを送り出しそれに相次いでマスクした
パケットの初期セットを送り出すように働き、前記マスクしたパケットが含んで
いるのはLCP情報だけではない。これらのマスクしたパケットは好ましくは標
準PPPシステムにおいてシーケンシャルフェーズで送られる構成情報の全ても
しくは少なくとも一部を含んでいる(図4参照)。本発明のシステムでは、図4
に示すシーケンシャルフェーズにおいて標準パケット内で送られる情報は前記最
初の標準LCPパケットの後のマスクしたパケットの初期セット内で送られる。
このようにして、本発明のシステムおよび方法により並列構成プロセスが与えら
れる。
【0047】 受信CSD−PPPピアは標準LCPパケットをサイレント廃棄してマスクし
たパケットの初期セットを処理しマスクしたパケット内の情報に従ってリンクを
確立して使用する。一方、受信ピアが標準PPPピアであれば、それは標準LC
Pパケットを処理してマスクしたパケットの初期セットをサイレント廃棄し、標
準PPPリンクを確立する、すなわちシーケンスおよびタイプが標準PPPに完
全に従う応答パケットを戻すだけである。CSD−PPPピアが標準LCPパケ
ットしか受信しない(すなわちマスクしたパケットが続かない)すなわちそのマ
スクしたパケットに対するいかなるマスクした応答パケットも受信しない場合に
は、自動的に標準PPPモードへ戻って標準PPPピアのように機能する。
【0048】 処理すなわち廃棄のアクションは本発明のこの実施例のシステムおよび方法に
よりマスクしたパケットが標準PPPにより拒否されないようにPPPパケット
の標準プロトコルフィールドに対して許された値を使用して達成され、前記値は
一方では標準PPPにより使用するために保存はされず、それらは標準PPPに
より処理されずにサイレント廃棄されるだけである。一般的に、それはマスクし
たパケットがPPPにより拒否されずにサイレント廃棄されるように定義される
ことにより本発明の実施例が標準PPPとコンパチブルとなるように設計される
ことを意味する。
【0049】 本発明の基本的方法を図1のフロー図により説明する。最初のステップS1に
おいて、装置は通信リンクが確立されるまで待機する。例えば、図3に示す端末
装置は回路交換リンクが確立されていることを示す移動局MSからのリンクアッ
プメッセージを受信する。次に、ステップS2において、標準PPPに従う標準
LCPパケットが送り出され、バックツーバック(back to back)
で少なくとも1つのマスクしたパケット、好ましくは1組のマスクしたパケット
が送り出される。ステップS3において、装置はリンクの他端から標準LCPパ
ケットが受信されるまで待機する。この標準LCPパケットが受信されると、そ
れはステップS4において格納される。ステップS5において、装置はリンクの
他端がマスクしたパケットを送っているかどうかを調べる。送ったのであれば、
方法はステップS6へ分岐し、そこでマスクしたパケットは処理されてマスクし
たパケットおよび恐らくはそれに続くマスクしたパケット内の情報に従って通信
が行われる。一方、ステップS5における判断が否定的であれば、方法はステッ
プS7へ分岐し、そこで装置は標準PPPモードへ戻り、標準PPPに完全に従
うリンクを確立するために標準PPPに従うパケットだけを処理する。
【0050】 ステップS7に従う処理は標準PPPに完全に従うことに留意すべきである。
ステップS6に従う処理はCSD−PPPピアがリンクの構成後にマスクしたパ
ケット、例えばマスクしたIPパケット、を送って処理し続けるか、あるいはマ
スクしたパケットが構成にしか使用されずリンク構成後にCSD−PPPピアは
標準ネットワークレベルパケット、例えばPPPに従う標準IPパケット、の送
り出しに戻るようなものとすることができる。
【0051】 この実施例に従って、マスクしたパケットの初期セットは、第1の構成フェー
ズにおいてLCPパケットしか許可しない標準PPPとは対照的に、LCP,P
AP,CHAP,IPCP,IPその他の任意タイプの情報を含むことができる
。本発明の本実施例のシステムおよび方法は、標準PPPについて前記したシー
ケンシャルプロセスとは対照的に、並列構成プロセスの可能性を提供する。その
結果、前記実施例に従ったシステムは僅か0.5RTT後に迅速にリンクを確立
してIPパケット送り始めることができ、それは標準PPPに比べて著しい速度
増加である。
【0052】 どのタイプのパケット(PAP,CHAP,等)がマスクしたパケットとして
送られるかは個別の必要条件およびインプリメンテーションによって決まる。例
えば、1つのインプリメンテーションはPAPパスワードが常に与えられる必要
があるという必要条件を含み、もう1つのインプリメンテーションはPAPパス
ワードが特定の条件下にあればよくさらにもう1つのインプリメンテーションは
PAPに対する規定がなにもない。インタラクトする2つのCSD−PPPピア
の例が下記に示され、前記した実施例に基づく本発明のさらなる実施例を構成す
る。
【0053】 もう1つの実施例として、CSD−PPPピアは前記したマスクしたパケット
の初期セットの一部として適切なマスクしたLCPもしくはIPCPパケットを
送ることにより予め定められたLCPもしくはIPCP設定を変えることができ
る。設定のこのような変更の例はMRUを296および1500間の値へ調節す
ることである。このような変更がなされる場合、受信CSD−PPPピアはそれ
を受理したりしなかったりすることができる。したがって、受信CSD−PPP
ピアはマスクしたACK(受信応答)もしくはNACK(非受信応答)により応
答する。
【0054】 さらにもう1つの例として、CSD−PPPピアはPAPおよびCHAPの両
方をサポートすることができるが、AU内のCSD−PPPピア(図3参照)は
使用される認証プロトコルを指示する。認証が必要であれば、認証フェーズ中に
CSD−PPPピアにより受信されるIPパケットはバッファしなければならず
(すなわち、一時的に格納される)かつ認証フェーズが成功しないうちに受信I
Pピア(すなわち、TE内のCSD−PPPピアがAU内のCSD−PPPピア
を介して接続されると思われるインターネット内のピア)へ転送してはならない
【0055】 前記したCSD−PPPピア動作の例外のケース、例えばIPアドレスが既に
割り当てられておりかつ/もしくはIPパケットが既に受信されているのに認証
に失敗した場合においては、リンクを終端させなければならずAUにより割り当
てられるIPアドレスを割当て解除して受信IPパケットを廃棄しなければなら
ない。
【0056】 以下に、図4の標準PPPが必要とする手順と比べられる図5から図7の線図
に関していくつかの例について説明する。図4のケースと同様に、図5から図7
ではTE内のピア(図3参照)がAU内のピアと通信するものと仮定され、図5
から図7はCSD−PPPピアを示し図4は標準PPPピアを示すにすぎない。
また、実際の通信は常に反対方向でも行われる、すなわち通信は常に双方向であ
るため、図4と同様に、図5から図7に示す通信は説明の目的で簡単化されてい
る。図4に関して前記したように、それは図5から図7にはAUからTEへの最
初の送信が示されているが、TEはほぼ同時にそのパケット、すなわち最初のL
CPパケット、を送り始め次に相次いでマスクしたパケットの第1セットを送る
ことを意味する。すなわち、リンクがアップであるという信号に応答して2つの
サイドが共に送り始め、リンクがアップであることを一般的に両サイドがほぼ同
時に確認する。
【0057】 また、簡単化しかつ大要をよく掴むために、前記した予め定められた設定を変
更するためのオプションでマスクしたLCPおよびIPCPパケットおよび対応
する前記したACKおよびNACKは図5から図7には含まれていない。
【0058】 さらに、それ自体をCSD−PPPピアとして識別するためにCSD−PPP
ピアにより標準LCPパケットの後で相次いで送られる初期マスクしたLCPパ
ケット(好ましくは、予め定められた設定を変更する必要がない場合でも送られ
、その場合前記パターンは空である)も示されていない。
【0059】 最後に、初期マスクしたLCPパケットよりも先に送られる標準LCPパケッ
トも示されていない。したがって、図5から図7に示されたパケットは全てマス
クしたパケットである。
【0060】 図5はAUがCHAP(チャレンジハンドシェーク認証プロトコル)を必要と
する実施例を示す。したがって、リンクアップメッセージに応答して、AUは最
初に標準LCPパケットを送り相次いでマスクしたLCPパケット(前記したよ
うに、図示せず)を送り次にAUはCHAP−チャレンジ(challenge
)を送る。さらに、AUはCHAPパケットに相次いでIPCPパケットも送り
、これら2つのパケットは先行するマスクしたLCPパケット(図示せず)と共
に1組のマスクしたパケットを形成し、それによりシステムは構成、認証および
ネットワーク制御を同時に実施することができる。このセットに応答して、TE
はユーザIDおよび/もしくはCHAPパケットおよび第1のIPパケットに対
応するパスワードを送る。したがって、認証およびネットワークレイヤパケット
交換は同時に実施され、ネットワークレイヤ(IP)パケットの交換は0.5R
TT後に既に始まるようにされる。それは図4に示す標準PPPに関して著しい
増加である。図4は標準PPPに対する最少(すなわち、理想的)構成しか示し
ていないことを再度留意すべきである。
【0061】 図6はAUがPAP(パスワード認証プロトコル)を必要とする実施例を示す
。PAPが必要とされていることを示すパケットはPAPが予め定められた設定
ではないため予め定められた設定のこの変更を示す適切なマスクしたLCPパケ
ットであることを注記しなければならない点を除けば、手順は図5に示すものに
非常に類似している。すなわち、図5に示す実施例と同様に、リンクアップメッ
セージに応答して、AUは最初に標準LCPパケット(図示せず)を送り出し次
にPAPを要求する前記マスクしたLCPパケットを送り出し、その後IPCP
パケットが送り出される。それに応答して、TEは第1のIPパケットだけでな
く、PAPユーザIDおよび/もしくはパスワードを送る。図5のケースと同様
に、ネットワークレイヤパケット交換は0.5RTT後に開始することができる
【0062】 最後に、図7に認証が必要とされずすなわち要求されずかつTEが第1のマス
クしたIPパケットを送ることにより応答する初期標準LCPパケットおよびマ
スクしたLCPパケット(前記したように、図示せず)の後でAUがマスクした
IPCPパケットを送る実施例を示す。ここでも、ネットワークレイヤパケット
交換は0.5RTT後に開始することができる。
【0063】 前記した実施例によりセルラー網を介したインターネットアクセスに対する全
体接続時間が低減される。認証が必要とされるか否かにかかわらず、ポイントツ
ーポイント構成は0.5RTTに低減される。えられる利点は標準PPPにおい
て認証があるもしくはない場合にそれぞれ最少の1.5もしくは2.5RTTと
なることである(図5から図7と比べた図4参照)。GSMセルラー網ではそれ
は例えば認証がない場合のおよそ1000msおよび認証がある場合の1600
msに対応する。大概の場合、利得はそれよりも遥かに高くおよそ2秒から4秒
であり4秒から8秒となることもある。
【0064】 図5、図6および図7に関して説明した前記実施例では、最初のIPパケット
(より一般的には最初のネットワークパケット)はTEが前記したIPCPパケ
ット内のAUからソースIPアドレスを受信した後でしか送られない。しかしな
がら、本発明のもう1つの実施例に従って、TEはリンクがアップとなる後に送
られるマスクしたパケットの最初のセットにより最初のIPパケットおよび恐ら
くはさらなるIPパケットを送ることもできる。これらのIPパケットは適切な
フィールド内にソースIPアドレスを持たない。この場合、AUは消失アドレス
をこれらのIPパケット内へ挿入する。TEがAUからIPアドレスを受信した
後で、前記した実施例と同様に、TE自体が後続するIPパケット内へアドレス
を書き込むことができる。
【0065】 したがって、前記した実施例では下層リンクがアップとなる直後に所望のデー
タ通信(すなわち、IPパケットの送り出し)を開始することができる。
【0066】 図5、図6および図7にそれぞれ対応する図8、図9および図10に関してそ
れを幾分詳細に説明する。3つの図面の全てにおいて、インプリメンテーション
(TE)を送っているIPパケットおよびインプリメンテーション(AU)を受
信しているIPはリンクがアップであることを同時に確認ししたがって同時にパ
ケットを送り始めるものと仮定する。ここでも、標準LCPパケットおよび最初
のマスクしたLCPパケットは図示されていない。
【0067】 図5のそれに対応する状況を示す図8のケースでは、TEはリンクがアップで
あることを確認した直後に送られるパケット列内で最初のIPパケット(および
恐らくはそれ以上のパケット)を送る。このIPパケットは適切なフィールド内
にIPアドレスを持たないが、この実施例のインプリメンテーションはそれでも
パケットが送られるようにされている。ここでも判り易くするためにTEにより
送られる初期標準LCPパケットおよびマスクしたLCPパケットは図示されて
いない。図8に示す状況では、CHAPは必要とされるものとする。したがって
、この実施例のインプリメンテーションはCHAP認証が受信されるまでAUは
1つ以上のIPパケットをバッファするようにされる。CHAPチャレンジが正
しく返答されている、すなわちTEがそれ自体を正しく識別している、ことがA
Uにより確認されている場合には、AUは消失IPアドレスを挿入して対応する
IPパケットを送る。AUからIPアドレスを受信した後でTEにより送られる
他方のIPパケットは適切なフィールド内にIPアドレスを有し、それらはAU
によりいつものように処理することができる。
【0068】 同様な状況が図9に示されており、それは図6に対応する。ここではAUはP
APが必要とされるパケットを送り、それにIPアドレスが続き、同時にTEが
IPアドレスを欠く最初のIPパケットを送る。AUは正しいパスワードが受信
されるまでIPパケットをバッファし、次にIPアドレスを挿入してIPパケッ
トを送る。IPアドレス受信後にTEにより送られるIPパケットはその中に含
まれたアドレスを有する。
【0069】 図9に関して説明した実施例は次のように修正することもできる。TEにおけ
るインプリメンテーションは、必要条件メッセージを受信せずに、マスクしたパ
ケットの最初の列内でPAPパスワードを送るようにTEを設定できるようなも
のとすることができる。リンクがアップである直後にマスクしたパケットの最初
の列でユーザIDもしくはパスワードを送るように、すなわちPAPが必要とさ
れるというメッセージを受信せずに自動的に、TEが設定される場合には、AU
はただちにパスワードを受信し最初のIPパケットをバッファする必要がない。
次にAUは即座にパスワードをチェックすることができる。それが正しければ、
消失ソースIPアドレスを受信IPパケットへ挿入することができこれらのパケ
ットを遅延なく送ることができる。このような能力は一般的に常に同じパートナ
ーとの接続を確立する、例えば常に同じインターネットサービスプロバイダに接
続するユーザに対する、装置におけるインプリメンテーションに対して特に有利
である。
【0070】 当然、この能力はPAPパスワードに限定はされず考えられる任意のパスワー
ドもしくは識別方式において実現することができる。それはIPパケットに対す
る遅延をさらに低減する利点を有する。
【0071】 図7に対応する図10では、AUはIPパケットをバッファする必要がないた
め状況はさらに単純となる。より正確にいえば、AUはIPアドレスを送り、T
EはIPアドレスを欠く最初のIPパケットを送る。このIPパケットは単にA
Uにより受信され、それはIPアドレスを挿入し次にパケットを送る。ここでも
、前のケースと同様に、AUからIPアドレスを受信した後でTEにより送られ
るパケットは適切なIPアドレスを含んでいる。
【0072】 一般的に、それはインプリメンテーションがネットワークパケット(すなわち
、IPパケット)の送り手として作用することを意味し、これらのパケットがネ
ットワークアドレスを含まなくても、リンクがアップであるという確認に続くマ
スクしたパケットの最初の列で最初のネットワークパケットを送ることができる
。状況に応じて、受け手として作用するインプリメンテーションはネットワーク
アドレスを挿入し、恐らくは所与の状況に応じて予め決められた条件が満たされ
るまでバッファすることによりこれらのネットワークパケットを適切に処理する
【0073】 本発明はそれをよく理解しかつ発明者が現在本発明の最善の実施態様と考える
ことを当業者に詳細に説明するために提示した前記例に限定されるものではない
【0074】 例えば、本発明はRfC1661のポイントツーポイントプロトコルの修正に
限定はされず、独立項に概説された性質を有するいかなるプロトコルにも当然応
用することができる。すなわち、本発明は例えば極端な量のパケット交換を必要
とする任意の“チャッティ”プロトコルに有利に応用することができる。その結
果、マスクしたパケット(LCP,CHAP,PAP等)に関して前記した特定
のプロトコルは、選択した応用に適切な、他のプロトコルで置換もしくは補足す
ることができる。
【0075】 また、本発明は図3に示す回路交換リンクの特定例の構成に限定されるもので
もない。それはいかなるタイプの回路交換リンクにも応用することができる。さ
らに、本発明は回路交換リンクに限定されるものでもない。それはいかなるタイ
プのリンクにも応用することができる。セルラー網における回路交換リンク等の
ハイレイテンシリンクに関して利点は特に顕著であるが、本発明を典型的にはや
はりハイレイテンシを有する、例えば衛星リンク、に応用する場合にも同様に顕
著な利点がえられる。
【0076】 したがって、本発明を詳細な例に関して説明してきたが、本発明はそれに限定
されるものではないことが分る。当業者ならば、特定の必要条件および制約に応
じて、さまざまな修正および変更が可能である。したがって、本発明の範囲は添
付した特許請求の範囲およびそれに相当するものにより明示される。
【0077】 特許請求の範囲の参照符合は理解しやすくするためのものであり、特許請求の
範囲を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的方法を説明するフロー図である。
【図2】 RfC1661に従ったポイントツーポイントプロトコルに対するカプセル化
を示す図である。
【図3】 セルラー通信システムのモバイルノードとネットワークノード間に接続を確立
して前記モバイルノードからインターネットへの接続を確立することを示す略図
である。
【図4】 標準ポイントツーポイントプロトコルに従ってリンクが確立される時の図3の
モバイルノード内の端末装置と図3のネットワークノード内の直接アクセスユニ
ットとの間のパケット交換のシーケンスを示す図であり、TEにより開始される
一連のパケットだけが図示されており考えられる最高速リンク構成を示している
【図5】 本発明の実施例に従ってリンクを確立する時にモバイルノードとネットワーク
ノード間で交換されるパケットのシーケンスを示す図である。
【図6】 本発明のもう1つの実施例に従ってリンクを確立する時にモバイルノードとネ
ットワークノード間で交換されるパケットのシーケンスを示す図である。
【図7】 本発明のさらにもう1つの実施例に従ってリンクを確立する時にモバイルノー
ドとネットワークノード間で交換されるパケットのシーケンスを示す図である。
【図8】 ネットワークノードからIPアドレスが受信される前にモバイルノードから最
初のIPパケットが送られる点を除けば、図5の実施例に対応するリンクを確立
する時にモバイルノードとネットワークノード間で交換されるパケットのシーケ
ンスを示す図である。
【図9】 ネットワークノードからIPアドレスが受信される前にモバイルノードから最
初のIPパケットが送られる点を除けば、図6の実施例に対応するリンクを確立
する時にモバイルノードとネットワークノード間で交換されるパケットのシーケ
ンスを示す図である。
【図10】 ネットワークノードからIPアドレスが受信される前にモバイルノードから最
初のIPパケットが送られる点を除けば、図7の実施例に対応するリンクを確立
する時にモバイルノードとネットワークノード間で交換されるパケットのシーケ
ンスを示す図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年11月22日(1999.11.22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項13
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 ユーザがインターネットを介してデータを送り出すもしくは受信するまでの待
機時間とみなすこの長いリンク確立時間の問題はユーザにとって煩わしいもので
ある。この問題はRfC1661にレイアウトされたPPPに従って動作するシ
ステムに限定されるものではなく、後に続く接続フェーズを開始できないうちに
特定の接続フェーズを完了させることに関する前記した厳しい必要条件を有する
任意のシステムにおいて遭遇することに注目すべきである。 WO96/21984にはパケット無線システムおよび対応する端末装置が開 示されている。この従来技術の文献ではGSMにおける一般的なパケット無線サ ービスGPRSが検討され、特に特殊な無線リンクプロトコルのリンク内にPP Pパケットをカプセル化する時に、冗長情報がこのように伝送されるために帯域 幅が無駄に使われてしまう問題が指摘されている。その結果、この文献はPPP データフレームから不要なフィールドの一部を除去することにより制御データを 低減することを示唆している。すなわち、PPPデータフレームの無線リンクプ ロトコル内に既に含まれている部分がPPPフレームから除去される。しかしな がら、この文献はPPPリンクのセットアップには関連していない。 WO96/00468には不完全メッシュネットワーク(IMN)上でPPP プロトコルを使用する方法が説明されている。特に、この文献は不完全メッシュ 通信網を介したポイントツーポイントデータ通信リンクのエミュレーションに関 連している。典型的にIMNは正しい順序の伝送を保証できないため、この従来 技術の文献はIMNを横切ってPPPパケットを転送する問題について検討して いる。この文献に記載された展開はいわゆるライトウェイトトランスポートプロ トコル、すなわち順序正しい送出しを保証しないプロトコル、をIMN上で使用 することからなっている。その利点は従来のシステムで使用されるIMNにおけ る付加再送信により性能が不必要に劣化するようにPPP等の高レイヤプロトコ ルが以前に再送信を行う事実にある。しかしながら、この文献はリンクの確立に は関連していない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 (発明の開示) これらの目的は以下の通信制御方法により達成される。通信装置は、通信リン
クによりもう1つの通信装置に接続されて前記通信リンクがパケット交換用に構
成される。前記2つの通信装置の一方は他方側で第1のプロトコル(例えば、I
P)に従うパケット交換網に接続される。前記通信装置制御方法は少なくとも前
記第1のプロトコルをカプセル化しかつ前記リンクを確立し構成するための第3
のプロトコル(例えば、LCP)を含む第2の予め決められたプロトコル(例え
ば、PPP)に従ってパケットを交換することにより前記リンクを介した通信が
行われるように前記装置を制御することが可能であり、 前記第2のプロトコルによる要件は、 −前記リンクを介して送られるパケットが、前記第3のプロトコルに対し少な
くとも1つの特定値が予約され他の所定値は前記第2のプロトコルにより使用さ
れないようにして、予め決められたプロトコルに対し予め決められた値が予約さ
れるプロトコルフィールドと、前記プロトコルフィールド内に含まれる値により
示されるプロトコルに関連するデータを含む情報フィールドとを含むことと、 −リンクを構成するプロセスが、プロトコルフィールド内の前記第3のプロト
コルを示すパケットしか処理されず他の全てのパケットは廃棄されるようにパケ
ットが交換される少なくとも1つのフェーズを含むことであり、 前記通信装置制御方法はさらに、 前記第2のプロトコルに従う前記リンクを介してそのプロトコルフィールド内
の前記第3のプロトコルを示す第1のタイプのパケットを送り出すステップと、 引き続き前記第2のプロトコルにより許可はされるが使用されない値をそのプ
ロトコルフィールド内に有する第2のタイプの少なくとも1つのパケットを送り
出し、前記第2のパケットは前記第2のプロトコルに従って動作する通信装置に
より拒否はされないが処理せずに廃棄されるようにするステップと、 前記第1のタイプのパケットの受信を待機し受信されればそれを格納し、前記
第2のタイプのパケットの引き続く受信を所定時間待機するステップと、 第2のタイプのパケットが受信されなければ前記第1のタイプの前記格納され
たパケットを処理して引き続き前記第2のプロトコルに従って動作するステップ
と、 このようなパケットが受信されれば前記第2のタイプのパケットを処理するス
テップとを含んでいる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 5K034 AA02 EE11 HH01 HH02 HH12 HH16 HH26 HH61 HH63 HH65 LL01 MM25

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信リンクによりもう1つの通信装置に接続される通信装置
    を制御して前記通信リンクをパケット交換用に構成する方法であって、前記2つ
    の通信装置の一方は他方側で第1のプロトコル(IP)に従うパケット交換網に
    接続され、前記方法は前記リンクを介した前記通信装置間の通信が少なくとも前
    記第1のプロトコル(IP)をカプセル化しかつ前記リンクを確立し構成する第
    3のプロトコル(LCP)を含む第2の予め決められたプロトコル(PPP)に
    従ってパケットを交換して行われるように前記装置を制御する可能性を含み、前
    記第2のプロトコル(PPP)は、 −前記リンクを介して送られるパケットが、前記第3のプロトコル(LCP)
    に対し少なくとも1つの特定値が予約され、他の予め決められた値は前記第2の
    プロトコル(PPP)により予約されないようにして、予め決められたプロトコ
    ルに対する予め決められた値が予約されるプロトコルフィールド(1)と、前記
    プロトコルフィールド(1)内に含まれる値により示されるプロトコルに関連す
    るデータを含む情報フィールド(2)とを含むこと、および −リンクを構成するプロセスが、プロトコルフィールド内の前記第3のプロト
    コル(LCP)を示すパケットだけ処理されて他の全てのパケットは廃棄される
    ようにパケットが交換される少なくとも1つのフェーズを含むこと、 とを必要とし、 前記方法はさらに、 前記第2のプロトコル(PPP)に準じておりそのプロトコルフィールド内の
    前記第3のプロトコル(LCP)を示す第1のタイプのパケットを前記リンクを
    介して送り出すステップと、 続いて前記第2のプロトコル(PPP)により許可はされるが前記第2のプロ
    トコル(PPP)により予約はされない値をそのプロトコルフィールド内に有す
    る少なくとも1つの第2のタイプのパケットを送り出し、前記第2のパケットは
    前記第2のプロトコル(PPP)に従って動作する通信装置により拒否はされな
    いがそれにより処理されることなく廃棄されるようにするステップと、 前記第1のタイプのパケットの受信を待機し受信したパケットを格納し、引き
    続き前記第2のタイプのパケットを受信するまで予め決められた時間待機するス
    テップと、 第2のタイプのパケットが受信されない場合には、前記第1のタイプの前記格
    納されたパケットを処理し引き続き前記第2のプロトコル(PPP)に従って動
    作するステップと、 このようなパケットが受信される場合には、前記第2のタイプの前記パケット
    を処理するステップと、 を含む、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、前記第2のタイプの前記少な
    くとも1つのパケットは前記第1のタイプの前記パケットに対しバックツーバッ
    クで送られる、方法。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2記載の方法であって、第2のタイ
    プの複数のパケットが第1のタイプの前記パケットの後で送られ、前記複数の内
    に含まれる前記パケットはバックツーバックで送られる、方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれか1項記載の方法であって、
    前記通信リンクはシリアルリンクである、方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法であって、前記通信リンクは回路交換リ
    ンクもしくは衛星リンクである、方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4のいずれか1項記載の方法であって、
    前記第1のプロトコル(IP)はインターネットプロトコルであり、前記第2の
    プロトコル(PPP)は標準ポイントツーポイントプロトコルであり、前記第3
    のプロトコル(LCP)はリンク構成プロトコルである、方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の方法であって、前記標準ポイントツーポイン
    トプロトコルはRcF1661に従う、方法。
  8. 【請求項8】 請求項6あるいは請求項7記載の方法であって、前記第1の
    タイプのパケットは前記標準ポイントツーポイントプロトコルに従うリンク構成
    プロトコルパケットであり、前記少なくとも1つの引き続く第2のタイプのパケ
    ットは前記標準ポイントツーポイントプロトコルに従うパケットに対して許可は
    されるが前記標準ポイントツーポイントプロトコルにより使用するために予約さ
    れることはない範囲内の値をそのプロトコルフィールド内に有するリンク構成プ
    ロトコルパケットである、方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の方法であって、前記第2のタイプのリンク構
    成プロトコルパケットにはパスワード認証プロトコルパケット、リンク品質報告
    パケット、チャレンジハンドシェーク認証プロトコルパケット、インターネット
    プロトコル構成プロトコルパケットおよびインターネットプロトコルパケットの
    少なくとも1つが続き、前記第2のタイプのリンク構成プロトコルパケットに続
    く1つ以上の前記各パケットも第2のタイプである、方法。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の方法であって、 −前記通信装置がネットワークレイヤプロトコルパケットの送り手(TE)と
    して作用する場合には、少なくとも1つのネットワークレイヤプロトコルパケッ
    トが前記複数の第2のタイプのパケット内で送られ、前記少なくとも1つのネッ
    トワークレイヤプロトコルパケットは適切なネットワークプロトコルソースアド
    レスを欠き、 −前記通信装置がネットワーク行き先へ送るネットワークレイヤプロトコルパ
    ケットの受け手(AU)として作用する場合には、前記通信装置は適切なネット
    ワークプロトコルアドレスを欠くこれらのネットワークレイヤプロトコルパケッ
    トへネットワークプロトコルソースアドレスを挿入する、方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法であって、前記通信装置がネットワ
    ークレイヤプロトコルパケットの受け手(AU)として作用する場合には、前記
    通信装置は予め決められた条件が満たされるまで適切なネットワークプロトコル
    ソースアドレスを欠くこれらのネットワークレイヤプロトコルパケットをバッフ
    ァする、方法。
  12. 【請求項12】 請求項10あるいは請求項11記載の方法であって、前記
    ネットワークレイヤプロトコルパケットはインターネットプロトコルパケットで
    あり前記ネットワークプロトコルアドレスはインターネットプロトコルアドレス
    である、方法。
  13. 【請求項13】 通信リンクによりもう1つの通信装置に接続されるように
    制御される通信装置であって、前記装置は前記通信リンクをパケット交換のため
    に構成するように制御され、前記2つの通信装置の一方は他方側で第1のプロト
    コル(IP)に従うパケット交換網に接続され、前記制御は前記リンクを介した
    前記通信間の通信が少なくとも前記第1のプロトコル(IP)をカプセル化しか
    つ前記リンクを確立し構成する第3のプロトコル(LCP)を含む第2の予め決
    められたプロトコル(PPP)に従ってパケットを交換して行われるように前記
    装置を制御する可能性を含み、前記第2のプロトコル(PPP)は、 −前記リンクを介して送られるパケットが、前記第3のプロトコル(LCP)
    に対し少なくとも1つの特定値が予約され、他の予め決められた値は前記第2の
    プロトコル(PPP)により予約されないようにして、予め決められたプロトコ
    ルに対する予め決められた値が予約されるプロトコルフィールド(1)と、前記
    プロトコルフィールド(1)内に含まれる値により示されるプロトコルに関連す
    るデータを含む情報フィールド(2)とを含むこと、および −リンクを構成するプロセスが、プロトコルフィールド内の前記第3のプロト
    コル(LCP)を示すパケットだけ処理されて他の全てのパケットは廃棄される
    ようにパケットが交換される少なくとも1つのフェーズを含むこと、 とを必要とし、 前記装置はさらに、 前記第2のプロトコル(PPP)に準じており、そのプロトコルフィールド内
    の前記第3のプロトコル(LCP)を示す第1のタイプのパケットを前記リンク
    を介して送り出す手段と、 続いて前記第2のプロトコル(PPP)により許可はされるが前記第2のプロ
    トコル(PPP)により予約はされない値をそのプロトコルフィールド内に有す
    る少なくとも1つの第2のタイプのパケットを送り出し、前記第2のパケットは
    前記第2のプロトコル(PPP)に従って動作する通信装置により拒否はされな
    いがそれにより処理されることなく廃棄されるようにする手段と、 前記第1のタイプのパケットを受信した後で格納し、引き続き前記第2のタイ
    プのパケットを受信するために予め決められた時間待機する手段と、 第2のタイプのパケットが受信されない場合には前記第1のタイプの前記格納
    されたパケットを処理し、引き続き前記第2のプロトコル(PPP)に従って動
    作するように装置を制御する手段と、 このようなパケットが受信される場合には、前記第2のタイプのパケットを処
    理する手段と、 を含む、装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の装置であって、前記第2のタイプの前記
    少なくとも1つのパケットは前記第1のタイプの前記パケットに対しバックツー
    バックで送られる、装置。
  15. 【請求項15】 請求項13もしくは請求項14記載の装置であって、第2
    のタイプの複数のパケットが第1のタイプの前記パケットの後で送られ、前記複
    数の内に含まれる前記パケットは相次いで送られる、装置。
  16. 【請求項16】 請求項13から請求項15のいずれか1項記載の装置であ
    って、前記通信リンクはシリアルリンクである、装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の装置であって、前記通信リンクは回路交
    換リンクもしくは衛星リンクである、装置。
  18. 【請求項18】 請求項13から請求項16のいずれか1項記載の装置であ
    って、前記第1のプロトコル(IP)はインターネットプロトコルであり、前記
    第2のプロトコル(PPP)は標準ポイントツーポイントプロトコルであり、前
    記第3のプロトコル(LCP)はリンク構成プロトコルである、装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の装置であって、前記標準ポイントツーポ
    イントプロトコルはRcF1661に従う、装置。
  20. 【請求項20】 請求項18あるいは請求項19記載の装置であって、前記
    第1のタイプのパケットは前記標準ポイントツーポイントプロトコルに従うリン
    ク構成プロトコルパケットであり、前記少なくとも1つの引き続く第2のタイプ
    のパケットは前記標準ポイントツーポイントプロトコルに従うパケットに対して
    許可はされるが前記標準ポイントツーポイントプロトコルにより使用するために
    予約されることはない範囲内の値をそのプロトコルフィールド内に有するリンク
    構成プロトコルパケットである、装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の装置であって、前記第2のタイプのリン
    ク構成プロトコルパケットにはパスワード認証プロトコルパケット、リンク品質
    報告パケット、チャレンジハンドシェーク認証プロトコルパケット、インターネ
    ットプロトコル構成プロトコルパケットおよびインターネットプロトコルパケッ
    トの少なくとも1つが続き、前記第2のタイプのリンク構成プロトコルパケット
    に続く前記1つ以上の各パケットも第2のタイプである、装置。
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