JP3697711B2 - Ppp終端装置、ネットワーク装置及びlcpエコー要求応答方法 - Google Patents

Ppp終端装置、ネットワーク装置及びlcpエコー要求応答方法 Download PDF

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    • H04L69/324Intralayer communication protocols among peer entities or protocol data unit [PDU] definitions in the data link layer [OSI layer 2], e.g. HDLC

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PPP終端装置と、ルータ等のネットワーク装置に関し、特に、LCPエコー要求に対する応答処理を高速に処理するPPP終端装置、ネットワーク装置及びLCPエコー要求応答方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
PPP(Point-to-Point Protocol)終端装置は、従来より、主にルータ等のネットワーク装置をPPPリンクを使用して接続する際に用いられている。
【0003】
PPP終端装置に要求されるPPPリンク終端数は、POS(Packet over SONET)等の非多重化インターフェイスでは回線数に1対1で対応するが、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)やチャネル化インターフェイス等の多重化インターフェイスを収容する場合は、VPI/VCI(virtual path identifier / virtual channel identifier)、あるいはチャネル毎にPPPリンクを設定することが可能である。このため、1台のPPP終端装置が終端するPPPリンク数を、数千〜数万までも可能とすることが必要となっている。
【0004】
PPP終端に必要な処理には、大きく分けて、リンクの確立処理とリンクの維持処理の2つがある。前者のリンクの確立処理は、リンクの対向先とのネゴシエーションを行ないPPPの接続に必要なパラメータの決定や認証を行なう処理である。
【0005】
後者のリンクの維持処理には、主にPPPリンク確立後に、リンクの正常性を確認するために数秒間隔で送受されるLCP(Link Control Protocol)エコー要求パケットへの応答処理がある。このLCPエコー要求を送信した側の装置では、もし定められた一定時間内に対向するPPP終端装置からの応答がない場合には、そのリンクを無効と判断してリンクの切断処理を行なう。このため、PPP終端装置は、このLCPエコー要求を受信した場合には必ず一定時間内に応答を返す必要がある。このLCPエコー要求への応答処理は、リンク数が多い場合には受信するLCPエコー要求の数も多くなるため、プロセッサにとって負荷の大きい処理となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のPPP終端装置では、以下に述べるような問題点があった。
【0007】
従来技術における上記LCPエコー要求に対する応答処理は、主に汎用のマイクロプロセッサを使用して処理されている。しかし、PPP接続数が増加するにつれてマイクロプロセッサの負荷が増加することになり、例えば、前述のリンク確立処理においては、全てのリンクを接続完了するまでに必要な時間が長くなり、またリンクが確立できた場合にも、マイクロプロセッサにおいて処理可能なLCPエコー要求数に相当する数のPPPリンクしか維持することができない。このように、従来では、実際の多重化インターフェイスにおいて設定可能なPPP接続数を、はるかに下回る処理性能しか得られないという問題点があった。
【0008】
本発明の第1の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、PPP終端処理におけるLCPエコー処理を高速化することにより、回線側で収容可能なPPP接続数に相当する処理性能を実現するPPP終端装置、ネットワーク装置及びLCPエコー要求応答方法を提供することである。
【0009】
本発明の第2の目的は、上記従来技術の欠点を解決し、上記第1の目的を達成するため、従来ではマイクロプロセッサを使用してソフトウェアで処理していたLCPエコー処理において、ハードウェア制御による高速処理を実現するPPP終端装置、ネットワーク装置及びLCPエコー要求応答方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のPPP終端装置は、スイッチファブリックと接続し、PPPリンクを終端するPPP終端装置において、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されている当該PPP終端装置自身が送信したパケットであるかどうかを示すヘッダ情報に基づいて、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定した場合に、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成し返信することを特徴とする。
【0011】
請求項2の本発明のPPP終端装置は、前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されているマジックナンバを、当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバと比較し、前記マジックナンバが不一致である場合に、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定し、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えると共に、前記LCPヘッダのマジックナンバを当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバに設定することにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする。
【0012】
請求項3の本発明のPPP終端装置は、前記LCPエコー応答生成手段によって生成された前記応答パケットを、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、前記スイッチファブリックから当該応答パケットの送信を受け付けて、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする。
【0013】
請求項4の本発明のPPP終端装置は、スイッチファブリックと接続し、PPPリンクを終端するPPP終端装置において、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであった場合に、当該LCPエコー要求パケットに対して、当該LCPエコー要求に対する応答の生成を前記LCPエコー応答生成手段に対して指示するためのLCPエコー応答フラグを設定し、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、前記LCPエコー応答生成手段が、前記スイッチファブリックから送信されるパケットに前記LCPエコー応答フラグが設定されているかどうかを検出し、前記LCPエコー応答フラグが設定されている場合には、当該パケットのLCPヘッダを書き換えて前記応答パケットを生成し、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする。
【0014】
請求項5の本発明のPPP終端装置は、前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダのCODEフィールドの値を、LCPエコー要求パケットを示す“9”から、応答パケットを示す“10”に書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする。
【0015】
請求項6の本発明のネットワーク装置は、PPPリンクを終端する複数のPPP終端装置を、スイッチファブリックに接続して備えるネットワーク装置において、各前記PPP終端装置は、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されている当該PPP終端装置自身が送信したパケットであるかどうかを示すヘッダ情報に基づいて、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定した場合に、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成し返信することを特徴とする。
【0016】
請求項7の本発明のネットワーク装置は、各前記PPP終端装置の前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されているマジックナンバを、当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバと比較し、前記マジックナンバが不一致である場合に、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定し、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えると共に、前記LCPヘッダのマジックナンバを当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバに設定することにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする。
【0017】
請求項8の本発明のネットワーク装置は、各前記PPP終端装置は、前記LCPエコー応答生成手段によって生成された前記応答パケットを、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、前記スイッチファブリックから当該応答パケットの送信を受け付けて、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする。
【0018】
請求項9の本発明のネットワーク装置は、PPPリンクを終端する複数のPPP終端装置を、スイッチファブリックに接続して備えるネットワーク装置において、各前記PPP終端装置は、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、各前記PPP終端装置は、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであった場合に、当該LCPエコー要求パケットに対して、当該LCPエコー要求に対する応答の生成を前記LCPエコー応答生成手段に対して指示するためのLCPエコー応答フラグを設定し、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、前記LCPエコー応答生成手段が、前記スイッチファブリックから送信されるパケットに前記LCPエコー応答フラグが設定されているかどうかを検出し、前記LCPエコー応答フラグが設定されている場合には、当該パケットのLCPヘッダを書き換えて前記応答パケットを生成し、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする。
【0019】
請求項10の本発明のネットワーク装置は、各前記PPP終端装置の前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダのCODEフィールドの値を、LCPエコー要求パケットを示す“9”から、応答パケットを示す“10”に書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする。
【0020】
請求項11の本発明のネットワーク装置は、ルータとすることを特徴とする。
【0021】
請求項12の本発明のLCPエコー要求応答方法は、PPPリンクを終端するPPP終端装置のLCPエコー要求応答方法において、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出ステップと、受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成ステップを備え、前記LCPエコー応答生成ステップで、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されている当該PPP終端装置自身が送信したパケットであるかどうかを示すヘッダ情報に基づいて、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定した場合に、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成し返信することを特徴とする。
【0022】
請求項13の本発明のLCPエコー要求応答方法は、前記LCPエコー応答生成ステップにおいて、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されているマジックナンバを、当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバと比較し、前記マジックナンバが不一致である場合に、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定し、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えると共に、前記LCPヘッダのマジックナンバを当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバに設定することにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする。
【0023】
請求項14の本発明のLCPエコー要求応答方法は、前記LCPエコー応答生成ステップで生成された前記応答パケットを、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、前記スイッチファブリックから当該応答パケットの送信を受け付けて、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする。
【0024】
請求項15の本発明のLCPエコー要求応答方法は、PPPリンクを終端するPPP終端装置のLCPエコー要求応答方法において、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出ステップと、受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成ステップを備え、受信したパケットがLCPエコー要求パケットであった場合に、当該LCPエコー要求パケットに設定に対して、当該LCPエコー要求に対する応答の生成を指示するためのLCPエコー応答フラグを設定し、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、前記スイッチファブリックから送信されるパケットに前記LCPエコー応答フラグが設定されているかどうかを検出し、前記LCPエコー応答フラグが設定されている場合には、当該パケットのLCPヘッダを書き換えて前記応答パケットを生成し、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする。
【0025】
請求項16の本発明のLCPエコー要求応答方法は、前記LCPエコー応答生成ステップにおいては、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダのCODEフィールドの値を、LCPエコー要求パケットを示す“9”から、応答パケットを示す“10”に書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明はPPP(Point-to-Point Protocol)を使用した接続を提供する装置における、PPPリンク制御処理のLCP(Link Control Protocol)エコー要求メッセージの処理を、マイクロプロセッサの処理によらず、ハードウェアによる、LCPヘッダの書き換えとスイッチファブリック(Switch Fabric)による折り返しを行なうことにより実現することを特徴とする。
【0027】
図1は、本発明の第1の実施の形態によるPPP終端装置100の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施の形態によるルータ200の構成を示すブロック図である。
【0028】
図2に示されるように、本実施の形態のルータ200は、図1に示される本実施の形態のPPP終端装置100を、スイッチファブリック60を介して複数実装する構成である。本実施の形態のPPP終端装置100は、ATMやチャネライズ回線等の多重化回線インターフェイスを収容し、VCやチャネル等の論理回線単位にPPPリンクを設定する。
【0029】
図1を参照すると、本実施の形態のPPP終端装置は、外部からパケットを受信する回線受信部10、受信したパケットの中からLCPエコー要求メッセージを検出するLCPエコー要求検出部20、ネットワーク層(レイヤ3)のパケットを処理するレイヤ3処理部30、LCPエコー要求メッセージを書き換えて応答メッセージを生成するLCPエコー応答生成部40、スイッチファブリック60にデータを送信するファブリック送信部50、スイッチファブリック60からデータを受信するファブリック受信部70、外部にパケットを送信する回線送信部80、装置内の各部の処理を制御するマイクロプロセッサ90を備えている。
【0030】
回線受信部10は、物理回線を収容し、外部から送信されるパケットを受信する。LCPエコー要求検出部20は、回線受信部10により論理回線単位に組み立てられたパケットと回線番号を受信し、受信したパケットの中からLCPエコー要求メッセージを検出すると、当該メッセージをLCPエコー応答生成部40へ転送する。
【0031】
LCPエコー応答生成部40は、受信したメッセージがLCPエコー要求であった場合に、そのメッセージをLCPエコー要求検出部20から受け取り、そのLCPエコー要求メッセージのヘッダ情報を書き換えることによりLCPエコー応答メッセージを生成する。つまり、LCPエコー応答生成部40は、メッセージのヘッダ情報を書き換えるこにより、メッセージの意味をエコー要求からエコー応答に変更するのである。
【0032】
ファブリック送信部50とファブリック受信部70は、スイッチファブリック60との間でデータの送受を行なう。LCPエコー応答生成部40がLCPエコー応答メッセージを生成した場合には、ファブリック送信部50は、スイッチファブリック60に対して、そのエコー応答メッセージを、要求メッセージを受信したインターフェイス宛て(当該PPP終端装置100宛て)に返送するようにLCPヘッダに宛て先情報を追加して送信する。
【0033】
そして、スイッチファブリック60は、宛て先情報をもとに同一カードへ(当該PPP終端装置100へ)その応答メッセージを転送し、ファブリック受信部70が、そのエコー応答メッセージを受信する。そして、ファブリック受信部70がエコー応答メッセージを受信すると、回線送信部80は、ファブリック受信部70が指定した論理回線番号へそのLCPエコー応答メッセージを送信する。
【0034】
マイクロプロセッサ90は、LCPエコー要求の受信時には、上述のようにLCPエコー要求検出部20、LCPエコー応答生成部40を制御してLCPエコー要求を処理する。
【0035】
この他に、図1の例のPPP終端装置100には、レイヤ3処理部30を備えており、受信したパケットがネットワーク層のパケットであった場合に、ネットワーク層の宛て先アドレスに基づきパケットの宛て先解決を行なうが、これは本発明とは直接関係するものではなく詳細な説明は省略する。
【0036】
図3は、本実施の形態のLCPエコー要求検出部20の構成を示すブロック図である。図3を参照すると、本実施の形態のLCPエコー要求検出部20は、LCPエコー要求の受信を検出するLCPエコー検出部21、LCPエコー要求以外のパケットを処理するNCP処理部22、マイクロプロセッサ90と接続するためのプロセッサインターフェイス部23を備えている。
【0037】
LCPエコー検出部21は、各論理回線毎に受信したパケットがLCPエコー要求であるかどうかをLCPヘッダ情報のCODEフィールドの値が“9”であるかどうかにより判断する。LCPヘッダ情報のCODEフィールドは、LCPエコー要求パケットの場合に“9”であり、LCPエコー要求への応答パケットの場合に“10”である。LCPエコー検出部21は、パケットがLCPエコー要求であった場合には、LCPエコー応答生成部40にそのパケットを転送する。
【0038】
NCP処理部22は、LCPエコー検出部21から、LCPエコー要求以外のLCP、NCP(Network Control Protocol)あるいはネットワーク層パケットを受信し、それぞれLCP/NCPについては全てマイクロプロセッサ90へ転送し、ネットワーク層パケットについてはNCPが確立しているときのみレイヤ3処理部30へ転送する。マイクロプロセッサ90は、プロセッサインターフェイス部23を介して、NCP処理部22を制御する。
【0039】
図4は、本実施の形態のLCPエコー応答生成部40の構成を示すブロック図である。
【0040】
図4を参照すると、本実施の形態のLCPエコー応答生成部40は、マジックナンバ一致比較部41、LCPCODE書き換え部42、マジックナンバ書き込み部43、送信先付加部44、プロセッサインターフェイス部45を備えている。
【0041】
マジックナンバ一致比較部41は、LCPエコー要求検出部20から入力されるLCPエコー要求パケットのヘッダから、マジックナンバ(Magic Number)を取り出し、予めマイクロプロセッサにより設定されていたマジックナンバと比較する。
【0042】
LCPCODE書き換え部42は、マジックナンバ一致比較部41によるマジックナンバーの比較の結果が不一致であった場合に限り、LCPヘッダのCODEフィールドの値を“9”(LCPエコー要求)から“10”(応答)に書き換える。
【0043】
ここで、LCPCODE書き換え部42がLCPヘッダのCODEフィールドの値を書き換えた場合に、マジックナンバ書き込み部43は、予めマイクロプロセッサ90から設定されたマジックナンバ一致比較部41が比較に使用したのと同一のマジックナンバを、LCPヘッダのマジックナンバフィールドに上書きする。そして、送信先付加部44は、予め設定された自スロット番号と、パケットの論理回線番号から送信先情報を生成、パケットの先頭に付加する。
【0044】
また、マイクロプロセッサ90は、プロセッサインターフェイス部45を介して、マジックナンバ一致比較部41とマジックナンバ書き込み部43を制御する。マジックナンバの初期値は、予めマイクロプロセッサ90により、マジックナンバ一致比較部41に設定されているものとする。
【0045】
次に、本実施の形態の動作を図面を参照して詳細に説明する。図5は、本実施の形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【0046】
図5を参照すると、まず、回線受信部10が外部からパケットを受信し(ステップ501)、LCPエコー要求検出部20が、そのパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検査する(ステップ502)。
【0047】
その結果、LCPエコー要求パケットであった場合は、LCPエコー応答生成部40において、マジックナンバオプションが設定されているかどうかをチェックする(ステップ503)。マジックナンバオプションが設定されている場合は、予め保持しているマジックナンバと、受信パケットのマジックナンバが同一であるかどうか比較する(ステップ504)。
【0048】
その結果、マジックナンバが一致している場合には、そのパケットは以前自分が送出したパケットであり、そのリンクがループバック設定になっている可能性が高いため、そのパケットをマイクロプロセッサ90へ転送し、マイクロプロセッサ90の側で適切な処理を行なう(ステップ505)。
【0049】
マジックナンバが不一致であった場合には、そのパケットは自分が送出したパケットではないためそのリンクを正常とみなし、LCPエコー応答生成部40により、LCPヘッダの書き換えを行なう(ステップ506)。
【0050】
図6は、ヘッダフォーマットの書き換えを説明するための図である。
【0051】
図6(a)は書き換えが行われる前のLCPヘッダであり、この内CODEを“9”(LCPエコー要求)から“10”(応答)に書き換え、マジックナンバについては予めプロセッサにより設定された番号を設定することにより、図6(b)の書き換え後のLCPヘッダを得る。
【0052】
LCPエコー応答生成部40によりLCPエコー応答が生成された後、送信先付加部44は、宛て先のスロット番号と論理回線番号をLCPヘッダ先頭に付加する(ステップ507)。この際のヘッダフォーマットは図6(c)のようになる。この際、論理回線番号には、回線受信部10から受信した入力論理回線番号が、またスロット番号には、パケットを受信したのと同一の回線スロット番号を設定する。
【0053】
この後、上記パケットを受信したファブリック送信部50は、自スロットに宛ててパケットをスイッチファブリック60に送出し、更にスイッチファブリック60からパケットを受信したファブリック受信部70は、回線送信部80に対してLCPヘッダから抽出した論理回線番号を指定してLCPエコー応答を出力させる。
【0054】
なお、前記ステップ502において受信したパケットがLCPエコー要求でなかった場合には、そのパケットがLCPあるいはNCPパケットかどうかのチェックを行ない(ステップ509)、LCPパケットやNCPパケットであった場合には、マイクロプロセッサ90へ転送して処理を行なう(ステップ510)。
【0055】
また、それ以外のパケットすなわちネットワーク層のパケットであった場合には、NCP状態が確立しているかどうかをチェックし(ステップ511)、既にNCP状態が確立していた場合にはパケットをレイヤ3処理部30へ転送し(ステップ513)、ネットワーク層の情報に基づきパケットの処理を行なう。なお、NCPが非確立状態であった場合には、そのパケットを廃棄する(ステップ512)。
【0056】
以上のように本実施の形態のPPP終端装置100は、受信したエコー要求そのもののヘッダ情報を書き換えることにより、エコー要求応答メッセージを生成し応答処理を行なう。また更に、エコー要求以外のLCPパケットやNCPパケットも適切に処理することができ、また、ループバックされたパケットもマジックナンバーを参照してこれを検出し適切に処理することができる。このため、エコー要求応答の処理のための、複雑なコンピュータプログラムを実行するマイクロプロセッサの介在が不要になり、マイクロプロセッサの処理負担が大幅に軽減できる。更に、このため、PPP終端装置において同時に維持することが可能なPPPリンク数を増やすことができる。
【0057】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態によるPPP終端装置の構成を示すブロック図である。
【0058】
第1の実施の形態においては、LCPエコー応答生成部40を回線の受信側に設置する方式であったが、図7に示される本実施の形態においては、LCPエコー応答生成部40aを回線の送信側に備えるものであり、この場合においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
ただしこの場合においても、パケットに送信先情報の付加処理を行なうための第1の実施の形態の送信先付加部44の機能や、応答パケットの生成を出力側に指示するためのフラグ情報を設定する機能を、回線の受信側において備える必要があり、図7においてはこれらの機能をLCPエコー要求検出部20a内に備えるものとする。この場合における、LCPエコー要求検出部20aが出力するLCPヘッダフォーマットを、図6(d)に示す。
【0060】
そして、本実施の形態のLCPエコー応答生成部40aは、回線の送信側において、回線の受信側からスイッチファブリック60を介して送られたパケットに対して、応答パケットの生成を指示するフラグ情報の有無を検出し、そのフラグ情報が設定されている場合には第1の実施の形態と同様にCODEを“9”(LCPエコー要求)から“10”(応答)に書き換え、マジックナンバに対しても必要な処理を実行することにより、LCPヘッダを書き換えて応答パケットを生成する。
【0061】
以上好ましい実施の形態及び実施例をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【0062】
例えば、上記各実施の形態では、PPP終端装置をネットワーク装置としてのルータに適用した場合を説明したが、これに限定されるものではなく、本発明のPPP終端装置は、ルータ以外のネットワーク装置、例えば中継装置等にも適用することができる。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のPPP終端装置、ネットワーク装置及びLCPエコー要求応答方法によれば、以下のような効果が達成される。
【0064】
本発明によれば、回線インターフェイスから受信したLCPエコー要求パケットの応答処理を、制御用マイクロプロセッサに負荷を与えることなく実行することができる。なぜなら、受信したLCPエコー要求に対する応答パケットの生成処理等の一連の処理を、プロセッサの側に転送して行なう必要がなく、ハードウェアによるヘッダ情報の書き換えとスイッチファブリックの折り返しにより処理することができるからである。更に、上記ハードウェア処理は、容易に通常の回線速度においてリアルタイムに処理することが可能であるため、処理性能を低下させることなく従来の装置よりもより多くのPPPリンク数を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態によるPPP終端装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態によるルータの構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態のLCPエコー要求検出部の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態のLCPエコー応答生成部の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の書き換え処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】 本発明の各実施の形態のヘッダフォーマットを示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態によるPPP終端装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 PPP終端装置
200 ルータ
10 回線受信部
20、20a LCPエコー要求検出部
21 LCPエコー検出部
22 NCP処理部
23 プロセッサインターフェイス部
30 レイヤ3処理部
40、40a LCPエコー応答生成部
41 マジックナンバ一致比較部
42 LCPCODE書き換え部
43 マジックナンバ書き込み部
44 送信先付加部
45 プロセッサインターフェイス部
50 ファブリック送信部
60 スイッチファブリック
70 ファブリック受信部
80 回線送信部
90、90a マイクロプロセッサ

Claims (16)

  1. スイッチファブリックと接続し、PPPリンクを終端するPPP終端装置において、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、
    受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、
    前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されている当該PPP終端装置自身が送信したパケットであるかどうかを示すヘッダ情報に基づいて、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定した場合に、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成し返信することを特徴とするPPP終端装置。
  2. 前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されているマジックナンバを、当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバと比較し、前記マジックナンバが不一致である場合に、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定し、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えると共に、前記LCPヘッダのマジックナンバを当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバに設定することにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする請求項1に記載のPPP終端装置。
  3. 前記LCPエコー応答生成手段によって生成された前記応答パケットを、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、
    前記スイッチファブリックから当該応答パケットの送信を受け付けて、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のPPP終端装置。
  4. スイッチファブリックと接続し、PPPリンクを終端するPPP終端装置において、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、
    受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであった場合に、当該LCPエコー要求パケットに対して、当該LCPエコー要求に対する応答の生成を前記LCPエコー応答生成手段に対して指示するためのLCPエコー応答フラグを設定し、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、
    前記LCPエコー応答生成手段が、前記スイッチファブリックから送信されるパケットに前記LCPエコー応答フラグが設定されているかどうかを検出し、前記LCPエコー応答フラグが設定されている場合には、当該パケットのLCPヘッダを書き換えて前記応答パケットを生成し、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とするPPP終端装置。
  5. 前記LCPエコー応答生成手段は、
    受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダのCODEフィールドの値を、LCPエコー要求パケットを示す“9”から、応答パケットを示す“10”に書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のPPP終端装置。
  6. PPPリンクを終端する複数のPPP終端装置を、スイッチファブリックに接続して備えるネットワーク装置において、
    各前記PPP終端装置は、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、
    受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、
    前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されている当該PPP終端装置自身が送信したパケットであるかどうかを示すヘッダ情報に基づいて、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定した場合に、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成し返信することを特徴とするネットワーク装置。
  7. 各前記PPP終端装置の前記LCPエコー応答生成手段は、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されているマジックナンバを、当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバと比較し、前記マジックナンバが不一致である場合に、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定し、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えると共に、前記LCPヘッダのマジックナンバを当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバに設定することにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする請求項6に記載のネットワーク装置。
  8. 各前記PPP終端装置は、
    前記LCPエコー応答生成手段によって生成された前記応答パケットを、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、
    前記スイッチファブリックから当該応答パケットの送信を受け付けて、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のネットワーク装置。
  9. PPPリンクを終端する複数のPPP終端装置を、スイッチファブリックに接続して備えるネットワーク装置において、
    各前記PPP終端装置は、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出手段と、
    受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成手段を備え、
    各前記PPP終端装置は、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであった場合に、当該LCPエコー要求パケットに対して、当該LCPエコー要求に対する応答の生成を前記LCPエコー応答生成手段に対して指示するためのLCPエコー応答フラグを設定し、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、
    前記LCPエコー応答生成手段が、前記スイッチファブリックから送信されるパケットに前記LCPエコー応答フラグが設定されているかどうかを検出し、前記LCPエコー応答フラグが設定されている場合には、当該パケットのLCPヘッダを書き換えて前記応答パケットを生成し、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とするネットワーク装置。
  10. 各前記PPP終端装置の前記LCPエコー応答生成手段は、
    受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダのCODEフィールドの値を、LCPエコー要求パケットを示す“9”から、応答パケットを示す“10”に書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする請求項6から請求項9のいずれか1つに記載のネットワーク装置。
  11. ルータとすることを特徴とする請求項6から請求項10のいずれか1つに記載のネットワーク装置。
  12. PPPリンクを終端するPPP終端装置のLCPエコー要求応答方法において、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出ステップと、
    受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成ステップを備え、
    前記LCPエコー応答生成ステップで、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されている当該PPP終端装置自身が送信したパケットであるかどうかを示すヘッダ情報に基づいて、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定した場合に、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成し返信することを特徴とするLCPエコー要求応答方法。
  13. 前記LCPエコー応答生成ステップにおいて、受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダに設定されているマジックナンバを、当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバと比較し、前記マジックナンバが不一致である場合に、前記LCPエコー要求パケットが当該PPP終端装置自身が送信したパケットでないと判定し、前記LCPエコー要求パケットのLCPヘッダを書き換えると共に、前記LCPヘッダのマジックナンバを当該PPP終端装置自身に設定されているマジックナンバに設定することにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする請求項12に記載のLCPエコー要求応答方法。
  14. 前記LCPエコー応答生成ステップで生成された前記応答パケットを、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、
    前記スイッチファブリックから当該応答パケットの送信を受け付けて、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のLCPエコー要求応答方法。
  15. PPPリンクを終端するPPP終端装置のLCPエコー要求応答方法において、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであるかどうかを検出するLCPエコー要求検出ステップと、
    受信したLCPエコー要求パケットに対する応答パケットを生成するLCPエコー応答生成ステップを備え、
    受信したパケットがLCPエコー要求パケットであった場合に、当該LCPエコー要求パケットに設定に対して、当該LCPエコー要求に対する応答の生成を指示するためのLCPエコー応答フラグを設定し、当該PPP終端装置自身を宛先に指定して前記スイッチファブリックに対し送信し、
    前記スイッチファブリックから送信されるパケットに前記LCPエコー応答フラグが設定されているかどうかを検出し、前記LCPエコー応答フラグが設定されている場合には、当該パケットのLCPヘッダを書き換えて前記応答パケットを生成し、当該LCPエコー要求の応答先へ当該応答パケットを送信することを特徴とするLCPエコー要求応答方法。
  16. 前記LCPエコー応答生成ステップにおいては、
    受信したLCPエコー要求パケットのLCPヘッダのCODEフィールドの値を、LCPエコー要求パケットを示す“9”から、応答パケットを示す“10”に書き換えることにより、当該LCPエコー要求に対する応答パケットを生成することを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか1つに記載のLCPエコー要求応答方法。
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