JP2002374195A - 衛星通信用送受信装置および衛星通信信号の送受信方法 - Google Patents

衛星通信用送受信装置および衛星通信信号の送受信方法

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JP2002374195A
JP2002374195A JP2001180369A JP2001180369A JP2002374195A JP 2002374195 A JP2002374195 A JP 2002374195A JP 2001180369 A JP2001180369 A JP 2001180369A JP 2001180369 A JP2001180369 A JP 2001180369A JP 2002374195 A JP2002374195 A JP 2002374195A
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signal
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access control
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Shoji Endo
昭次 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化・通信時間の短縮化を図った衛
星通信用送受信装置を得る。 【解決手段】 一の基本装置9aと少なくとも一の増設
装置9bとを有し、一方の基本装置9aは第1のアクセ
ス制御部5aと信号選択部4とを備え、他方の増設装置
9bは第2のアクセス制御部5bと送信データ衝突検出
部7とを備え、送信データ衝突検出部7と第1のアクセ
ス制御部5aおよび第2のアクセス制御部5bとの間が
衝突検出信号線8a、8bで接続される。本構成におい
て、送信データ衝突検出部7が送信パケットの衝突の発
生を検出し、基本装置9aからの送信パケット信号Sb
の送信タイミングと増設インタフェース部6bからの送
信パケット信号Sdの送信タイミングとの衝突を回避さ
せて再送する。従って、送信パケット信号Sb、Sd
は、地上中心局から送られてくる送達確認信号を待たず
に再送され、時間が短縮される。さらに、送信パケット
信号Sb、Sdの平均伝送遅延時間が等しくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衛星通信用送受信
装置および衛星通信信号の送受信方法に関し、特に、マ
イクロ波帯域を用いた衛星通信用送受信装置および衛星
通信信号の送受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星通信用送受信装置および衛星
通信信号の送受信方法は一般に、衛星通信システムを構
成する送受信装置として適用される。この衛星通信シス
テムでは、マイクロ波帯域の有効活用を図るため、デー
タ伝送にランダムアクセス方式を採用する場合がある。
例えば、超小型地球局(VSAT)は、地上中心局と通
信衛星と複数の周辺局とで構成されており、地上中心局
と周辺局とがスター型のパケットデータ通信を行ってい
る。この場合、複数の周辺局は、同一の周波数を使用
し、複数の伝送データが衝突した場合に再送を行うラン
ダムアクセス方式を採用し、占有帯域幅を少なくしてい
る。
【0003】図3は、従来の衛星通信用送受信装置の構
成を示すブロック図である。本図3において、この衛星
通信用送受信装置は、VSATであり、通信衛星に仰角
および方位を設定して電波の放射および受信を行うパラ
ボラ型などのアンテナ11と、このアンテナ11を通じ
て地上中心局への送信または受信を処理する送受信機1
2と基本装置9cとを有している。基本装置9cは、送
受信機12からの受信信号よりデータを復調し、また送
信データを変調して送出する変復調器13と、地上中心
球局のデータ伝送におけるマイクロ波無線回線を効率よ
く使用するためのアクセス制御部14と、受信パケット
データ信号Seを出力し、かつ、外部の図示しない端末
装置から入力される送信パケットデータ信号Sfを処理
するデータインタフェース部15とを有している。
【0004】次に、この実施例の構成における動作につ
いて説明する。受信の場合、まず地上中心局からの電波
がアンテナ11で受信される。このアンテナ11から受
信信号が送受信機12、変復調器13を通じて復調され
る。この復調データがアクセス制御部14に入力され
る。アクセス制御部14は、復調データにおけるアドレ
スを管理しており、自己宛アドレスに対応する復調デー
タを、データインタフェース部15を通じて、受信パケ
ットデータ信号Seとして図示しない外部の端末装置へ
送出する。
【0005】送信の場合は、外部の端末装置からの送信
パケットデータ信号Sfが、データインタフェース部1
5に入力される。送信パケットデータ信号Sfは、デー
タインタフェース部15を通じてアクセス制御部14に
入力される。このアクセス制御部14では、複数の伝送
データが衛星上で衝突し地上中心局に到達しない現象が
発生する。このために、地上中心局からの自己アドレス
宛の送達確認信号が受けられなかった場合に、再送する
ランダムアクセス処理を行う。アクセス制御部14から
の伝送データ(送信パケットデータ信号Sf)を変復調
器13で変調し、この変調データが送受信機12、アン
テナ11を通じて電波として放射される。
【0006】このような従来の衛星通信用地球局送受信
装置にあっては、データインタフェース部15は、物理
的なインタフェースとともにデータ端末との論理的なイ
ンタフェースとしての処理も行う。すなわち、プロトコ
ル処理機能を必要とするため、通常、マイクロプロセッ
サ(MPU)とメモリとで構成される。
【0007】この種の従来の改善提案として、先願発明
例1として特開平2−090822号公報の「衛星通信
システム」、先願発明例2として特開昭63−1663
29号公報の「回線制御方式」、先願発明例3として特
開昭63−062422号公報の「強制停波方式」、先
願発明例4として特開平6−350604号公報の「衛
星通信用地球局送受信装置」、先願発明例5として特開
2000−295156号公報の「衛星通信用送受信装
置」を挙げることができる。
【0008】なお、上記の先願発明例5の特開2000
−295156号公報は本発明者によるものであるが、
本願発明は回転切替方式(ラウンドロビン方式)を用い
た発明であり、先願発明例5と本願発明とは技術内容が
相違するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、慣用的なMPUを使用した場合、その処
理でサポートできる図示しない外部端末装置との物理イ
ンタフェースの数は、その処理能力による限界がある。
従って、複数のMPUとバスライン、デュアルポートメ
モリなどを用いた並列処理によって、処理能力の向上を
図る必要がある。この場合、物理インタフェース数を増
加できるが装置規模が増大化する。
【0010】このため、同一地上局サイトで数多くの物
理インタフェースが必要な場合、すなわち、より多くの
データ量のパケットデータ信号を地上中心局との間で送
受信する場合は、図3に示す構成の衛星通信用送受信装
置を複数設置する必要がある。この場合、装置規模が増
大して、コストが嵩むとともに運搬が面倒であり、しか
も設置場所も広く必要になる問題を伴う。
【0011】先願発明例1の特開平2−090822号
公報に開示された「衛星通信システム」、先願発明例2
の特開昭63−166329号公報に開示された「回線
制御方式」、先願発明例3の特開昭63−062422
号公報に開示された「強制停波方式」の例では、処理規
模が大きく、慣用的なMPUでは実現できない。また、
より多くのパケットデータ信号を伝送する場合は、規模
の大きい物理インタフェースが必要であり、同様に慣用
的なMPUでの実現が困難である。従って、伝送データ
の量に応じて装置を増設または縮小できず、運搬および
設置の容易性が求められるVSATなどには利用し難
い、等の欠点がある。
【0012】また、先願発明例4の特開平6−3506
04号公報の「衛星通信用地球局送受信装置」では、回
路規模の縮小化が可能である。しかし、複数の送信デー
タパケット信号が同時送信された場合、破棄された送信
データパケットデータ信号の再送に時間がかかり、伝送
遅延の増大化になる。また、先願発明例5の特開200
0−295156号公報の「衛星通信用送受信装置」の
例では、増設装置からの送信パケットデータ信号の平均
伝送遅延時間が、基本装置からの送信パケットデータ信
号の平均伝送遅延時間に比べ長くなるという欠点があ
る。
【0013】本発明は、装置の小型化・通信時間の短縮
化を図った衛星通信用送受信装置および衛星通信信号の
送受信方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の衛星通信用送受信装置は、超
小型地球局システム(VSAT)に適用され、所定の送
信周波数を共用して一つの地上中心局に通信衛星を経由
してランダムアクセスする衛星通信用送受信装置であ
り、一の基本装置と少なくとも一の増設装置とを有し、
基本装置は第1のアクセス制御部と信号選択部とを備
え、増設装置は第2のアクセス制御部と送信データ衝突
検出部とを備え、送信データ衝突検出部と第1のアクセ
ス制御部および第2のアクセス制御部との間が衝突検出
信号で接続され、送信データ衝突検出部が送信パケット
の衝突の発生を検出し、基本装置からの送信パケット信
号の送信タイミングと増設装置からの送信パケット信号
の送信タイミングとの衝突を回避させて、再送すること
を特徴としている。
【0015】また、上記基本装置からの送信パケット信
号の送信タイミングと増設装置からの送信パケット信号
の送信タイミングとを交互に遅らせて回避を行い、再送
し、当該衛星通信用送受信装置と接続された地上中心局
からの送達確認信号を待たずに送信パケット信号の送信
タイミングを遅らせて、衝突状態解消後直ちに再送を実
行するとよい。
【0016】請求項4記載の発明の衛星通信信号の送受
信方法は、超小型地球局システム(VSAT)に適用さ
れ、所定の送信周波数を共用して一つの地上中心局に複
数の衛星通信用送信装置が通信衛星を経由してランダム
アクセスする衛星通信用信号の送受信方法であり、一の
基本送信信号と少なくとも一の増設送信信号の送信アク
セスを制御する送信アクセス制御工程と、基本送信信号
と増設送信信号との間の送信データの衝突の発生有無を
検出する衝突検出工程と、衝突検出工程による検出信号
により基本送信信号および増設送信信号の両方もしくは
いずれか一方の送信タイミングを遅延させる送信タイミ
ング遅延工程とを有し、基本送信信号の送信タイミング
と増設送信信号との送信タイミングの衝突を回避させ
て、再送することを特徴としている。
【0017】また、上記基本信号の送信パケット信号の
送信タイミングと増設信号の送信パケット信号の送信タ
イミングとを交互に遅らせて回避を行い、再送し、当該
衛星通信信号の接続された地上中心局からの送達確認信
号を待たずに送信パケット信号の送信タイミングを遅ら
せて、衝突状態解消後直ちに再送を実行するとよい。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による衛星通信用送受信装置および衛星通信信号の送受
信方法の実施形態を詳細に説明する。図1および図2を
参照すると、本発明による衛星通信用送受信装置および
衛星通信信号の送受信方法の一実施形態が示されてい
る。
【0019】図1に示す本実施形態の衛星通信用送受信
装置は、アンテナ1、送受信機2、基本装置9a、増設
装置9b、を有する。なお、一方の基本装置9aは、変
復調器3、信号分配選択部4、アクセス制御部5a、デ
ータインタフェース部6a、を有して構成される。ま
た、他方の増設装置9bは、送信データ衝突検出部7、
アクセス制御部5b、データインタフェース部6b、を
有して構成される。
【0020】信号系として、一方の基本装置9aと他方
の増設装置9bとの間において、衝突検出信号8a、送
信信号選択制御信号10、が敷設されている。また、入
出力信号系として、受信パケットデータ信号Sa、S
c、送信パケットデータ信号Sb、Sd、が設けられて
いる。
【0021】図2は送信データ衝突検出部7の動作を動
作を示すフローチャートである。図1および図2におい
て、送信データ衝突検出部7が、データインタフェース
部6aとアクセス制御部5aとを経由してきた送信パケ
ット信号Sbと、データインタフェース部6bとアクセ
ス制御部5bとを経由してきた送信パケット信号Sdと
の衝突を検出する(ステップS1)。そして、衝突の発
生が奇数回目か偶数回目かをチェックする(ステップS
2)。
【0022】奇数回目の場合(ステップS2/YES)
衝突検出部7は、衝突検出信号8bをアクセス制御部5
bに通知し(ステップS3)、アクセス制御部5bは、
地上中心局からの送達確認信号を待たずに送信パケット
信号Sdの送信タイミングを遅らせて(ステップS
5)、衝突状態解消後直ちに再送する(ステップS
6)。
【0023】また、偶数回目の場合は(ステップS2/
NO)、衝突検出信号8aをアクセス制御部5aに通知
し(ステップS4)、アクセス制御部5aは、地上中心
局からの送達確認信号を待たずに送信パケット信号Sb
の送信タイミングを遅らせて(ステップS5)、衝突状
態解消後直ちに再送する(ステップS6)。
【0024】次に、再び送信データ衝突検出部7が、デ
ータインタフェース部6aとアクセス制御部5aとを経
由してきた送信パケット信号Sbと、データインタフェ
ース部6bとアクセス制御部5bとを経由してきた送信
パケット信号Sdとの衝突を検出した場合の例を考え
る。衝突検出部7は衝突検出信号8aをアクセス制御部
5aに通知し、アクセス制御部5aは地上中心局からの
送達確認信号を待たずに送信パケット信号Sbの送信タ
イミングを遅らせて、衝突状態解消後直ちに再送する。
【0025】上記のように、送信データ衝突検出部7
は、送信データの衝突を検出する毎に、交互に衝突検出
信号8aと衝突検出信号8bを、それぞれアクセス制御
部5aとアクセス制御部5bに通知する。
【0026】従って、送信パケット信号Sbと送信パケ
ットSdとは、信号が衛星を2ホップ分経由した時間後
に地上中心局から送られてくる送達確認信号を待たずに
再送される。このため、送信パケットSbと送信パケッ
トSdとがそれぞれデータインタフェース部6aとデー
タインターフェース部6bとに入力されてから地上中心
局に到達するまでの時間が短縮されるという効果が得ら
れる。さらに、送信パケット信号Sbと送信パケットデ
ータSdとの平均伝送遅延時間が等しくなるという効果
も得られる。
【0027】また、アンテナ1、送受信機2、変復調機
3を共用し、信号分配選択部4により基本装置9aから
の送信パケット信号Sbと増設装置9bからの送信パケ
ット信号Sdを選択し、変復調部3に送信パケット信号
を送り、また変復調部3からの復調信号を基本装置9a
のアクセス制御部5aと増設装置9bのアクセス制御部
5bとに分配する構成をとる。このことにより、信号処
理規模および装置規模が増大化せず、伝送データ量に応
じた装置構成の自由度が得られ、かつ、運搬および運搬
後の装置設置を容易にすることができる効果が得られ
る。
【0028】次に、本発明による衛星通信用送受信装置
および衛星通信信号の送受信方法の実施例について図面
を参照しながら説明する。図1は、本実施形態による衛
星通信用送受信装置の実施例の構成を示すブロック図で
ある。図1において、この衛星通信用送受信装置は、V
SATの例であり、通信衛星に仰角および方位を設定し
て電波の放射および受信を行うパラボラ型などのアンテ
ナ1と、このアンテナ1を通じて地上中心局への送信ま
たは受信を処理する送受信機2と、送受信機2からの受
信信号よりデータを復調し、また送信パケットデータS
bおよび送信パケットデータScを変調して送出する変
復調器3とを有している。
【0029】さらに、この衛星通信用送受信装置は、地
上中心局とデータ伝送におけるマイクロ波無線回線を効
率良く使用するためのランダムアクセス制御を行うアク
セス制御部5aと、変復調部3からの復調データを分岐
して出力し、かつ、送信する伝送データ(受信パケット
データ信号Saとして出力されるデータおよび送信パケ
ットデータ信号Sb)の一方を選択する信号分配選択部
4と、伝送データを処理するデータインタフェース部6
aとを有している。
【0030】また、増設装置9bは、信号分配選択部4
に接続されて、ランダムアクセス制御を行うアクセス制
御部5bと、伝送データ(受信パケットデータ信号Sc
として出力されるデータおよび送信パケットデータ信号
Sd)を処理するデータインタフェース部6bとを有し
ている。
【0031】信号分配選択部4は、アクセス制御部5
a、5bからの送信パケットデータ信号Sb、Sdの一
方を選択して変復調器3に出力する。また、変復調器3
は、地上中心局からの電波をアンテナ1、送受信機2、
を通じて復調し、信号分配選択部4は、復調された復調
データをアクセス制御部5a、5bの両方に同時に出力
する。送信データ衝突検出部7は、アクセス制御部5
a、5bからの送信伝送データ(送信パケットデータ信
号Sb、Sd)の送信タイミングを監視し、同時送信を
検出した場合、衝突検出信号8aと衝突検出信号8bと
をそれぞれアクセス制御部5aとアクセス制御部5bと
に交互に送り、アクセス制御部5aおよびアクセス制御
部5bは、それぞれの伝送データ(送信データパケット
データSbと送信パケットデータ信号Sd)の送信タイ
ミングを遅らせて衝突状態が解消されると、直ちに再送
を開始する。
【0032】次に、この実施例の構成における動作につ
いて説明する。受信の場合、まず地上中心局からの電波
がアンテナ1で受信される。このアンテナ1から受信信
号が送受信機2、変復調器3を通じて復調される。この
復調データが信号分配選択部4を通じて2分岐され、そ
れぞれのアクセス制御部5a、5bに入力される。アク
セス制御部5aは、復調データにおけるアドレスを管理
しており、自己宛アドレスに対応する復調データを、デ
ータインタフェース部6aを通じて、受信パケットデー
タ信号Saとして図示されていない外部の端末装置へ送
出する。また、アクセス制御部5bも復調データにおけ
るアドレスを管理しており、自己宛アドレスに対応する
復調データを、データインタフェース部6bで処理し、
その受信パケットデータ信号Sdが図示されていない外
部の端末装置へと送出される。なお、アクセス制御部5
aとアクセス制御部5bは、それぞれ異なる自己アドレ
スを有する。
【0033】送信の場合は、外部の端末装置からの送信
パケットデータ信号Sbおよび送信パケットデータ信号
Sdがそれぞれデータインタフェース部6a、6bに同
時または、時間がずれて入力される。送信パケットデー
タ信号Sbは、データインタフェース部6aを通じてア
クセス制御部5aに入力される。このアクセス制御部5
aでは、複数の伝送データが衛星上で衝突し地上中心局
に到達しないことがあり得るため、地上中心局からの自
己アドレス宛の送達確認信号受けられなかった場合に再
送するランダムアクセス処理を行う。また、送信パケッ
トデータ信号Sdは、データインタフェース部6bを通
じてアクセス制御部5bに入力される。
【0034】このアクセス制御部5bでは、複数の伝送
データが衛星上で衝突し地上中心局に到達しないことが
あり得る。このために、地上中心局からの自己アドレス
宛の送達確認信号受けられなかった場合に、再送するラ
ンダムアクセス処理を行う。さらに、アクセス制御部5
aおよびアクセス制御部5bは、外部の端末装置からの
送信パケットデータ信号Sbおよび送信パケットデータ
信号Sdがそれぞれデータインタフェース部6a、6b
に同時に入力され、アクセス制御部5aとアクセス制御
部5bとから同時に送信され、送信データ衝突検出部7
からの衝突検出信号8a、または、衝突検出信号8bが
出力された場合に、それぞれ送信パケットデータSaと
送信パケットデータ信号Sdとの送信タイミングを遅ら
せる。さらに、送信データ検出部7からのそれぞれ衝突
検出信号8a、衝突検出信号8bがなくなると、直ちに
再送を開始する処理を行う。
【0035】従って、外部の端末装置からの送信パケッ
トデータ信号Sbおよび送信パケットデータ信号Sdが
それぞれデータインタフェース部6a、6bに同時に入
力された場合は、信号分配選択部4で送信パケットデー
タSaと送信パケットデータ信号Sdとが交互に破棄さ
れる。しかし、送信データ衝突検出部7からの衝突検出
信号8a(または、衝突検出信号8b)が出力され、ア
クセス制御部5a(または、アクセス制御部5b)が送
信パケットデータSa(または、送信パケットデータ信
号Sd)の送信タイミングを遅らせ、衝突状態解消後直
ちに再送処理を行う。このため、地上中心局からの自己
アドレス宛の送達確認信号を待たずに、アクセス制御部
5a(または、アクセス制御部5b)で送信パケットデ
ータSa(または、送信パケットデータ信号Sd)を再
送できる。また、送信パケット信号Sdと送信パケット
データSbとの平均伝送遅延時間を等しくすることがで
きる。
【0036】この実施例では、二つの送信パケットデー
タ信号Sb、Sdの送信について説明したが、3つ以上
の送信パケットデータ信号についても衝突検出信号を衝
突毎に順次それぞれのアクセス制御部に通知する。この
ことで、同様の処理で送信を完了させることができる。
【0037】このように、複数の受信パケットデータ信
号を分岐し、かつ、送信パケットデータ信号の一方を選
択するとともに、破棄された送信パケットデータ信号が
送信タイミングを遅らせて直ちに再送される。このこと
によって、再送による伝送遅延を最小限に留め、かつ、
基本装置と増設装置とからの送信パケットデータ信号の
平均伝送遅延時間を等しくでき、かつ、アンテナ1およ
び送受信装置2以外の物理インタフェースを慣用的なマ
イクロプロセッサ(MPU)を用いた簡単な構成で実現
できる。また、アンテナ1および送受信装置2が共有可
能であることから、外部端末装置との物理インターフェ
ースの数を増加させる際にも、アンテナおよび送受信装
置を複数の装置を運搬し、かつ、現場などでの設置する
ことが容易になる。
【0038】上記構成の衛星通信用送受信装置および衛
星通信信号の送受信方法は、アンテナおよび送受信手段
を共用するとともに、複数の送信データのいずれかを選
択し、この際、同時送信により破棄された送信データを
直ちに再送している。このため、再送による伝送遅延を
最小限に留め、かつ、基本装置と増設装置とからの送信
パケットデータ信号の平均伝送遅延時間を等しくでき、
かつ、信号処理規模および装置規模が増大化しない。さ
らに、伝送データ量に応じた装置構成の変更の自由度が
得られ、かつ、運搬および装置の設置が容易になるとい
う効果を有する。
【0039】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例である。ただし、これに限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形
実施が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
による衛星通信用送受信装置および衛星通信信号の送受
信方法は、一の基本送信信号と少なくとも一の増設送信
信号の送信アクセスを制御し、基本送信信号と増設送信
信号との間の送信データの衝突の発生有無を検出し、検
出信号により基本送信信号および増設送信信号の両方も
しくはいずれか一方の送信タイミングを遅延させ、基本
送信信号の送信タイミングと増設送信信号の送信タイミ
ングとの衝突を回避させて再送している。この結果、再
送による伝送遅延が短縮され、信号処理規模および装置
規模が小型化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衛星通信用送受信装置の第1の実
施形態における構成を示すブロック図である。
【図2】送信データ衝突検出部の動作を動作例を示すフ
ローチャートである。
【図3】従来の衛星通信用送受信装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送受信機 3 変復調器 4 信号分配選択部 5a、5b、14 アクセス制御部 6a、6b、15 データインタフェース部 7 送信データ衝突検出部 8a、8b 衝突検出信号 9a、9c 基本装置 9b 増設装置 10 送信信号選択制御信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超小型地球局システム(VSAT)に適
    用され、所定の送信周波数を共用して一つの地上中心局
    に通信衛星を経由してランダムアクセスする衛星通信用
    送受信装置において、 一の基本装置と少なくとも一の増設装置とを有し、 前記基本装置は第1のアクセス制御部と信号選択部とを
    備え、 前記増設装置は第2のアクセス制御部と送信データ衝突
    検出部とを備え、 該送信データ衝突検出部と前記第1のアクセス制御部お
    よび前記第2のアクセス制御部との間が衝突検出信号で
    接続され、 前記送信データ衝突検出部が送信パケットの衝突の発生
    を検出し、前記基本装置からの送信パケット信号の送信
    タイミングと前記増設装置からの送信パケット信号の送
    信タイミングとの衝突を回避させて、再送することを特
    徴とする衛星通信用送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記基本装置からの送信パケット信号の
    送信タイミングと前記増設装置からの送信パケット信号
    の送信タイミングとを交互に遅らせて前記回避を行い、
    前記再送することを特徴とする請求項1記載の衛星通信
    用送受信装置。
  3. 【請求項3】 当該衛星通信用送受信装置と接続された
    地上中心局からの送達確認信号を待たずに前記送信パケ
    ット信号の送信タイミングを遅らせて、衝突状態解消後
    直ちに前記再送を実行することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の衛星通信用送受信装置。
  4. 【請求項4】 超小型地球局システム(VSAT)に適
    用され、所定の送信周波数を共用して一つの地上中心局
    に複数の衛星通信用送信装置が通信衛星を経由してラン
    ダムアクセスする衛星通信用信号の送受信方法におい
    て、 一の基本送信信号と少なくとも一の増設送信信号の送信
    アクセスを制御する送信アクセス制御工程と、 前記基本送信信号と前記増設送信信号との間の送信デー
    タの衝突の発生有無を検出する衝突検出工程と、 該衝突検出工程による検出信号により前記基本送信信号
    および前記増設送信信号の両方もしくはいずれか一方の
    送信タイミングを遅延させる送信タイミング遅延工程と
    を有し、 前記基本送信信号の送信タイミングと前記増設送信信号
    との送信タイミングの衝突を回避させて、再送すること
    を特徴とする衛星通信信号の送受信方法。
  5. 【請求項5】 前記基本信号の送信パケット信号の送信
    タイミングと前記増設信号の送信パケット信号の送信タ
    イミングとを交互に遅らせて前記回避を行い、前記再送
    することを特徴とする請求項4記載の衛星通信信号の送
    受信方法。
  6. 【請求項6】 当該衛星通信信号の接続された地上中心
    局からの送達確認信号を待たずに前記送信パケット信号
    の送信タイミングを遅らせて、衝突状態解消後直ちに前
    記再送を実行することを特徴とする請求項4または5に
    記載の衛星通信信号の送受信方法。
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