JP2000295156A - 衛星通信用送受信装置 - Google Patents
衛星通信用送受信装置Info
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/185—Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
- H04B7/18528—Satellite systems for providing two-way communications service to a network of fixed stations, i.e. fixed satellite service or very small aperture terminal [VSAT] system
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 信号処理規模および装置規模を増大させるこ
となく、再送による伝送遅延を最小限に留めることがで
き、かつ、運搬、設置を容易にする。 【解決手段】 送信データ衝突検出部７は、アクセス制
御部５ａを経由してきた送信パケット信号Ｓｂとアクセ
ス制御部５ｂを経由してきた送信パケット信号Ｓｄとの
衝突を検出すると、衝突検出信号８をアクセス制御部５
ｂに通知する。アクセス制御部５ｂは、地上中心局から
の送達確認信号を待たずに、送信パケット信号Ｓｄの送
信タイミングを遅らせて再送する。
となく、再送による伝送遅延を最小限に留めることがで
き、かつ、運搬、設置を容易にする。 【解決手段】 送信データ衝突検出部７は、アクセス制
御部５ａを経由してきた送信パケット信号Ｓｂとアクセ
ス制御部５ｂを経由してきた送信パケット信号Ｓｄとの
衝突を検出すると、衝突検出信号８をアクセス制御部５
ｂに通知する。アクセス制御部５ｂは、地上中心局から
の送達確認信号を待たずに、送信パケット信号Ｓｄの送
信タイミングを遅らせて再送する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ伝送にラン
ダムアクセス方式を用いる衛星通信用送受信装置に関す
る。
ダムアクセス方式を用いる衛星通信用送受信装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】衛星通信システムでは、マイクロ波帯域
の有効活用を図るため、採用する場合がある。例えば、
超小型地球局（ＶＳＡＴ）は、地上中心局と通信衛星と
複数の周辺局とで構成されており、地上中心局と周辺局
とがスター型のパケットデータ通信を行っている。この
場合、複数の周辺局は、同一の周波数を使用し、複数の
伝送データが衝突した場合に再送を行うランダムアクセ
ス方式を採用し、占有帯域幅を少なくしている。
の有効活用を図るため、採用する場合がある。例えば、
超小型地球局（ＶＳＡＴ）は、地上中心局と通信衛星と
複数の周辺局とで構成されており、地上中心局と周辺局
とがスター型のパケットデータ通信を行っている。この
場合、複数の周辺局は、同一の周波数を使用し、複数の
伝送データが衝突した場合に再送を行うランダムアクセ
ス方式を採用し、占有帯域幅を少なくしている。
【０００３】図２は、従来の衛星通信用送受信装置の構
成を示すブロック図である。図２において、この衛星通
信用送受信装置は、ＶＳＡＴであり、通信衛星に仰角お
よび方位を設定して電波の放射および受信を行うパラボ
ラ型などのアンテナ１１と、このアンテナ１１を通じて
地上中心局への送信または受信を処理する送受信機１２
とを有している。さらに、この衛星通信用送受信装置
は、送受信機１２からの受信信号からデータを復調し、
また送信データを変調して送出する変復調器１３と、地
上中心局とデータ伝送におけるマイクロ波無線回線を効
率よく使用するためのランダムアクセス制御部１４と、
受信パケットデータ信号Ｓｅを出力し、かつ、外部の図
示しない端末装置から入力される送信パケットデータ信
号Ｓｆを処理するデータインターフェース部１５とを有
している。
成を示すブロック図である。図２において、この衛星通
信用送受信装置は、ＶＳＡＴであり、通信衛星に仰角お
よび方位を設定して電波の放射および受信を行うパラボ
ラ型などのアンテナ１１と、このアンテナ１１を通じて
地上中心局への送信または受信を処理する送受信機１２
とを有している。さらに、この衛星通信用送受信装置
は、送受信機１２からの受信信号からデータを復調し、
また送信データを変調して送出する変復調器１３と、地
上中心局とデータ伝送におけるマイクロ波無線回線を効
率よく使用するためのランダムアクセス制御部１４と、
受信パケットデータ信号Ｓｅを出力し、かつ、外部の図
示しない端末装置から入力される送信パケットデータ信
号Ｓｆを処理するデータインターフェース部１５とを有
している。
【０００４】次に、上述した従来の衛星通信用送受信装
置の動作について説明する。受信の場合、まず、地上中
心局からの電波がアンテナ１１で受信される。このアン
テナ１１で受信された受信信号は、送受信機１２，変復
調器１３を通じて復調される。この復調データがアクセ
ス制御部１４に入力される。アクセス制御部１４は、復
調データにおけるアドレスを管理しており、自己宛アド
レスに対応する復調データであれば、データインターフ
ェース部１５を通じて、受信パケットデータ信号Ｓｅと
して図示しない外部の端末装置へ送出する。
置の動作について説明する。受信の場合、まず、地上中
心局からの電波がアンテナ１１で受信される。このアン
テナ１１で受信された受信信号は、送受信機１２，変復
調器１３を通じて復調される。この復調データがアクセ
ス制御部１４に入力される。アクセス制御部１４は、復
調データにおけるアドレスを管理しており、自己宛アド
レスに対応する復調データであれば、データインターフ
ェース部１５を通じて、受信パケットデータ信号Ｓｅと
して図示しない外部の端末装置へ送出する。
【０００５】送信の場合には、外部の端末装置からの送
信パケットデータ信号Ｓｆがデータインターフェース部
１５に入力される。送信パケットデータ信号Ｓｆは、デ
ータインターフェース部１５を通じてアクセス制御部１
４に入力される。このアクセス制御部１４では、複数の
伝送データが衛星上で衝突し地上中心局に到達しないた
めに地上中心局からの自己アドレス宛の送達確認信号受
けられなかった場合に再送するランダムアクセス処理を
行う。アクセス制御部１４からの伝送データ（送信パケ
ットデータ信号Ｓｆ）は、変復調器１３で変調され、送
受信機１２，アンテナ１１を通じて電波として放射され
る。
信パケットデータ信号Ｓｆがデータインターフェース部
１５に入力される。送信パケットデータ信号Ｓｆは、デ
ータインターフェース部１５を通じてアクセス制御部１
４に入力される。このアクセス制御部１４では、複数の
伝送データが衛星上で衝突し地上中心局に到達しないた
めに地上中心局からの自己アドレス宛の送達確認信号受
けられなかった場合に再送するランダムアクセス処理を
行う。アクセス制御部１４からの伝送データ（送信パケ
ットデータ信号Ｓｆ）は、変復調器１３で変調され、送
受信機１２，アンテナ１１を通じて電波として放射され
る。
【０００６】このような従来の衛星通信用送受信装置に
あっては、データインターフェース部１５は、物理的な
インターフェースとともにデータ端末との論理的なイン
ターフェースとしての処理も行う。すなわち、プロトコ
ル処理機能を必要とするため、通常、マイクロプロセッ
サ（ＭＰＵ）とメモリとで構成される。慣用的なＭＰＵ
を使用した場合、その処理でサポートできる図示しない
外部端末装置との物理インターフェースの数は、その処
理能力に応じて限界が生じる。したがって、複数のＭＰ
Ｕとバスライン、デュアルポートメモリなどを用いた並
列処理によって処理能力の向上を図る必要がある。この
場合、物理インターフェース数を増加できるが、装置規
模が増大化するという欠点がある。
あっては、データインターフェース部１５は、物理的な
インターフェースとともにデータ端末との論理的なイン
ターフェースとしての処理も行う。すなわち、プロトコ
ル処理機能を必要とするため、通常、マイクロプロセッ
サ（ＭＰＵ）とメモリとで構成される。慣用的なＭＰＵ
を使用した場合、その処理でサポートできる図示しない
外部端末装置との物理インターフェースの数は、その処
理能力に応じて限界が生じる。したがって、複数のＭＰ
Ｕとバスライン、デュアルポートメモリなどを用いた並
列処理によって処理能力の向上を図る必要がある。この
場合、物理インターフェース数を増加できるが、装置規
模が増大化するという欠点がある。
【０００７】また、同一地上局サイトで数多くの物理イ
ンターフェースが必要な場合、すなわち、より多くのデ
ータ量のパケットデータ信号を地上中心局との間で送受
信する場合には、図２に示す構成を有する衛星通信用送
受信装置を複数設置する必要がある。この場合、装置規
模が増大して、コストアップにつながるとともに、運搬
が面倒になり、しかも広い設置場所も必要になるという
欠点がある。
ンターフェースが必要な場合、すなわち、より多くのデ
ータ量のパケットデータ信号を地上中心局との間で送受
信する場合には、図２に示す構成を有する衛星通信用送
受信装置を複数設置する必要がある。この場合、装置規
模が増大して、コストアップにつながるとともに、運搬
が面倒になり、しかも広い設置場所も必要になるという
欠点がある。
【０００８】そこで、上述した問題を解決する技術とし
て、例えば、特開平２−０９０８２２号に公報された
「衛星通信システム」、特開昭６３−１６６３２９号に
公報された「回線制御方」、特開昭６３−０６２４２２
号公報に開示された「強制停波方式」、特開平６−３５
０６０４「衛星通信用地球局送受信装置」を挙げること
ができる。
て、例えば、特開平２−０９０８２２号に公報された
「衛星通信システム」、特開昭６３−１６６３２９号に
公報された「回線制御方」、特開昭６３−０６２４２２
号公報に開示された「強制停波方式」、特開平６−３５
０６０４「衛星通信用地球局送受信装置」を挙げること
ができる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
２−０９０８２２号に開示されている「衛星通信システ
ム」、特開昭６３−１６６３２９号に開示されている
「回線制御方」、特開昭６３−０６２４２２号に開示さ
れている「強制停波方式」では、処理規模が大きく慣用
的なＭＰＵでは実現できない。また、より多くのパケッ
トデータ信号を伝送する場合には、大規模な物理インタ
ーフェースが必要であり、同様に慣用的なＭＰＵでの実
現が困難であるという問題があった。したがって、伝送
データの量に応じて装置を増設または縮小できず、運搬
および設置の容易性が求められるＶＳＡＴなどには、適
用することが難しいという問題がある。また、特開平６
−３５０６０４に開示されている「衛星通信用地球局送
受信装置」では、回路規模の縮小が可能であるが、複数
の送信データパケット信号が同時送信された場合、破棄
された送信データパケットデータ信号の再送に時間がか
かり、伝送遅延の増大になるという問題がある。
２−０９０８２２号に開示されている「衛星通信システ
ム」、特開昭６３−１６６３２９号に開示されている
「回線制御方」、特開昭６３−０６２４２２号に開示さ
れている「強制停波方式」では、処理規模が大きく慣用
的なＭＰＵでは実現できない。また、より多くのパケッ
トデータ信号を伝送する場合には、大規模な物理インタ
ーフェースが必要であり、同様に慣用的なＭＰＵでの実
現が困難であるという問題があった。したがって、伝送
データの量に応じて装置を増設または縮小できず、運搬
および設置の容易性が求められるＶＳＡＴなどには、適
用することが難しいという問題がある。また、特開平６
−３５０６０４に開示されている「衛星通信用地球局送
受信装置」では、回路規模の縮小が可能であるが、複数
の送信データパケット信号が同時送信された場合、破棄
された送信データパケットデータ信号の再送に時間がか
かり、伝送遅延の増大になるという問題がある。
【００１０】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、信号処理規模および装置規模を増大させること
なく、再送による伝送遅延を最小限に留めることがで
き、かつ、伝送データ量に応じた装置構成の変更の自由
度が得られ、さらに、容易に運搬、設置することができ
る衛星通信用送受信装置を提供することを目的とする。
もので、信号処理規模および装置規模を増大させること
なく、再送による伝送遅延を最小限に留めることがで
き、かつ、伝送データ量に応じた装置構成の変更の自由
度が得られ、さらに、容易に運搬、設置することができ
る衛星通信用送受信装置を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項１記載の発明では、ランダムアクセス
処理によってパケットデータの送受信を行う衛星通信用
送受信装置において、複数の外部端末装置毎に設けら
れ、各々の外部端末装置からの送信データをランダムア
クセス処理する複数のアクセス制御手段と、前記複数の
アクセス制御手段から同時に複数の送信データが送信さ
れ、送信データが衝突したことを検出する検出手段と、
前記複数のアクセス制御手段からの複数の送信データの
うち、いずれか１つを選択する選択手段と、前記選択手
段により選択された送信データを送信可能な信号に変換
する送信手段と、前記送信手段からの送信信号を電波と
して放射するアンテナとを具備し、前記複数のアクセス
制御手段は、前記検出手段により複数の送信データの衝
突が検出された場合、送信データの送信タイミングを遅
らせて再送することを特徴とする。
るために、請求項１記載の発明では、ランダムアクセス
処理によってパケットデータの送受信を行う衛星通信用
送受信装置において、複数の外部端末装置毎に設けら
れ、各々の外部端末装置からの送信データをランダムア
クセス処理する複数のアクセス制御手段と、前記複数の
アクセス制御手段から同時に複数の送信データが送信さ
れ、送信データが衝突したことを検出する検出手段と、
前記複数のアクセス制御手段からの複数の送信データの
うち、いずれか１つを選択する選択手段と、前記選択手
段により選択された送信データを送信可能な信号に変換
する送信手段と、前記送信手段からの送信信号を電波と
して放射するアンテナとを具備し、前記複数のアクセス
制御手段は、前記検出手段により複数の送信データの衝
突が検出された場合、送信データの送信タイミングを遅
らせて再送することを特徴とする。
【００１２】また、請求項２記載の発明では、請求項１
記載の衛星通信用送受信装置において、前記複数のアク
セス制御手段は、送信データを再送する際、地上中心局
からの送達確認信号を待たずに再送することを特徴とす
る。
記載の衛星通信用送受信装置において、前記複数のアク
セス制御手段は、送信データを再送する際、地上中心局
からの送達確認信号を待たずに再送することを特徴とす
る。
【００１３】また、請求項３記載の発明では、請求項１
または２記載の衛星通信用送受信装置において、前記ア
ンテナは、送受信兼用であり、前記アンテナにより受信
された受信信号を、信号処理可能な受信データに変換す
る受信手段を具備し、前記選択手段は、前記受信手段か
らの受信データを、前記複数のアクセス制御手段に供給
し、前記複数のアクセス手段は、自己宛アドレスに対応
する受信データのみを、対応する外部端末装置へ送出す
ることを特徴とする。
または２記載の衛星通信用送受信装置において、前記ア
ンテナは、送受信兼用であり、前記アンテナにより受信
された受信信号を、信号処理可能な受信データに変換す
る受信手段を具備し、前記選択手段は、前記受信手段か
らの受信データを、前記複数のアクセス制御手段に供給
し、前記複数のアクセス手段は、自己宛アドレスに対応
する受信データのみを、対応する外部端末装置へ送出す
ることを特徴とする。
【００１４】この発明では、アクセス制御手段は、衝突
検出手段により、複数のアクセス制御手段からの送信デ
ータの衝突が検出されると、地上中心局からの送達確認
信号をまたずに送信データの送信タイミングを遅らせて
再送する。したがって、再送による伝送遅延を最小限に
留めることが可能となる。また、アンテナ、送信手段
を、複数の外部端末装置で共用することにより、信号処
理規模および装置規模が増大化させることなく、伝送デ
ータ量に応じた装置構成の自由度を向上させることが可
能となり、かつ、運搬および運搬後の装置設置を容易に
することが可能となる。
検出手段により、複数のアクセス制御手段からの送信デ
ータの衝突が検出されると、地上中心局からの送達確認
信号をまたずに送信データの送信タイミングを遅らせて
再送する。したがって、再送による伝送遅延を最小限に
留めることが可能となる。また、アンテナ、送信手段
を、複数の外部端末装置で共用することにより、信号処
理規模および装置規模が増大化させることなく、伝送デ
ータ量に応じた装置構成の自由度を向上させることが可
能となり、かつ、運搬および運搬後の装置設置を容易に
することが可能となる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 Ａ．実施形態の構成 図１は、本発明の実施形態による衛星通信用送受信装置
の構成を示すブロック図である。図において、この衛星
通信用送受信装置は、ＶＳＡＴの例であり、通信衛星に
仰角および方位を設定して電波の放射及び受信を行うパ
ラボラ型などのアンテナ１と、このアンテナ１を通じて
地上中心局への送信または受信を処理する送受信機２
と、基本装置９ａと、増設装置９ｂとから構成されてい
る。
の形態を説明する。 Ａ．実施形態の構成 図１は、本発明の実施形態による衛星通信用送受信装置
の構成を示すブロック図である。図において、この衛星
通信用送受信装置は、ＶＳＡＴの例であり、通信衛星に
仰角および方位を設定して電波の放射及び受信を行うパ
ラボラ型などのアンテナ１と、このアンテナ１を通じて
地上中心局への送信または受信を処理する送受信機２
と、基本装置９ａと、増設装置９ｂとから構成されてい
る。
【００１６】基本装置９ａは、変復調器３、信号分配選
択部４、アクセス制御部５ａおよびデータインターフェ
ース部６ａを備えている。変復調器３は、送受信機２か
らの受信信号を復調して信号分配選択部４に供給すると
ともに、アクセス制御部５ａからの送信パケットデータ
Ｓｂまたはアクセス制御部５ｂからの送信パケットデー
タＳｄを変調して送出する。信号分配選択部４は、変復
調部３からの復調データを分岐し、アクセス制御部５ａ
およびアクセス制御部５ｂに供給するとともに、アクセ
ス制御部５ａ，５ｂからの送信パケットデータ信号Ｓ
ｂ，Ｓｄのいずれか一方を選択して変復調器３に出力す
る。アクセス制御部５ａは、地上中心局とデータ伝送に
おけるマイクロ波無線回線を効率良く使用するためのラ
ンダムアクセス制御を行う。データインターフェース部
６ａは、外部装置とのインターフェース機能を有し、伝
送データ（受信パケットデータ信号Ｓａおよび送信パケ
ットデータ信号Ｓｂ）を処理する。
択部４、アクセス制御部５ａおよびデータインターフェ
ース部６ａを備えている。変復調器３は、送受信機２か
らの受信信号を復調して信号分配選択部４に供給すると
ともに、アクセス制御部５ａからの送信パケットデータ
Ｓｂまたはアクセス制御部５ｂからの送信パケットデー
タＳｄを変調して送出する。信号分配選択部４は、変復
調部３からの復調データを分岐し、アクセス制御部５ａ
およびアクセス制御部５ｂに供給するとともに、アクセ
ス制御部５ａ，５ｂからの送信パケットデータ信号Ｓ
ｂ，Ｓｄのいずれか一方を選択して変復調器３に出力す
る。アクセス制御部５ａは、地上中心局とデータ伝送に
おけるマイクロ波無線回線を効率良く使用するためのラ
ンダムアクセス制御を行う。データインターフェース部
６ａは、外部装置とのインターフェース機能を有し、伝
送データ（受信パケットデータ信号Ｓａおよび送信パケ
ットデータ信号Ｓｂ）を処理する。
【００１７】また、増設装置９ｂは、送信データ衝突検
出部７、アクセス制御部５ｂおよびデータインターフェ
ース部６ｂを備えている。アクセス制御部５ｂは、信号
分配選択部４に接続されて、地上中心局とデータ伝送に
おけるマイクロ波無線回線を効率良く使用するためのラ
ンダムアクセス制御を行う。特に、アクセス制御部５ｂ
は、送信時に送信データ衝突検出部７から衝突検出信号
８が供給されると、伝送データ（送信パケットデータ信
号Ｓｄ）の送信タイミングを遅らせ、アクセス制御部５
ａからの伝送データがなくなると、衛星を２ホップ分経
由した時間後に地上中心局から送られてくる送達確認信
号を待たずに、直ちに再送する。データインターフェー
ス部６ｂは、外部装置とのインターフェース機能を有
し、伝送データ（受信パケットデータ信号Ｓｃおよび送
信パケットデータ信号Ｓｄ）を処理する。送信データ衝
突検出部７は、アクセス制御部５ａ，５ｂからの送信伝
送データ（送信パケットデータ信号Ｓｂ、Ｓｄ）の送信
タイミングを監視し、同時送信を検出した場合、衝突検
出信号８をアクセス制御部５ｂに供給する。
出部７、アクセス制御部５ｂおよびデータインターフェ
ース部６ｂを備えている。アクセス制御部５ｂは、信号
分配選択部４に接続されて、地上中心局とデータ伝送に
おけるマイクロ波無線回線を効率良く使用するためのラ
ンダムアクセス制御を行う。特に、アクセス制御部５ｂ
は、送信時に送信データ衝突検出部７から衝突検出信号
８が供給されると、伝送データ（送信パケットデータ信
号Ｓｄ）の送信タイミングを遅らせ、アクセス制御部５
ａからの伝送データがなくなると、衛星を２ホップ分経
由した時間後に地上中心局から送られてくる送達確認信
号を待たずに、直ちに再送する。データインターフェー
ス部６ｂは、外部装置とのインターフェース機能を有
し、伝送データ（受信パケットデータ信号Ｓｃおよび送
信パケットデータ信号Ｓｄ）を処理する。送信データ衝
突検出部７は、アクセス制御部５ａ，５ｂからの送信伝
送データ（送信パケットデータ信号Ｓｂ、Ｓｄ）の送信
タイミングを監視し、同時送信を検出した場合、衝突検
出信号８をアクセス制御部５ｂに供給する。
【００１８】Ｂ．実施形態の動作 次に、上述した実施形態の動作について説明する。受信
の場合、まず地上中心局からの電波がアンテナ１で受信
される。このアンテナ１から受信信号が送受信機２，変
復調器３を通じて復調される。この復調データが信号分
配選択部４を通じて２分岐され、それぞれのアクセス制
御部５ａ，５ｂに供給される。アクセス制御部５ａは、
復調データにおけるアドレスを管理しており、自己宛ア
ドレスに対応する復調データを、データインターフェー
ス部６ａで処理し、受信パケットデータ信号Ｓａとして
図示しない外部の端末装置へ送出する。また、アクセス
制御部５ｂも復調データにおけるアドレスを管理してお
り、自己宛アドレスに対応する復調データを、データイ
ンターフェース部６ｂで処理し、その受信パケットデー
タ信号Ｓｃとして図示しない外部の端末装置へ送出す
る。
の場合、まず地上中心局からの電波がアンテナ１で受信
される。このアンテナ１から受信信号が送受信機２，変
復調器３を通じて復調される。この復調データが信号分
配選択部４を通じて２分岐され、それぞれのアクセス制
御部５ａ，５ｂに供給される。アクセス制御部５ａは、
復調データにおけるアドレスを管理しており、自己宛ア
ドレスに対応する復調データを、データインターフェー
ス部６ａで処理し、受信パケットデータ信号Ｓａとして
図示しない外部の端末装置へ送出する。また、アクセス
制御部５ｂも復調データにおけるアドレスを管理してお
り、自己宛アドレスに対応する復調データを、データイ
ンターフェース部６ｂで処理し、その受信パケットデー
タ信号Ｓｃとして図示しない外部の端末装置へ送出す
る。
【００１９】送信の場合には、外部の端末装置からの送
信パケットデータ信号Ｓｂおよび送信パケットデータ信
号Ｓｄがそれぞれデータインターフェース部６ａ，６ｂ
に同時または、時間がずれて供給される。送信パケット
データ信号Ｓｂは、データインターフェース部６ａを通
じてアクセス制御部５ａに入力される。このアクセス制
御部５ａでは、複数の伝送データが衛星上で衝突し地上
中心局に到達しないために地上中心局からの自己アドレ
ス宛の送達確認信号受けられなかった場合に再送するラ
ンダムアクセス処理が行われる。該送信パケットデータ
信号Ｓｂは、信号分配選択部４および送信データ衝突検
出部７に供給される。
信パケットデータ信号Ｓｂおよび送信パケットデータ信
号Ｓｄがそれぞれデータインターフェース部６ａ，６ｂ
に同時または、時間がずれて供給される。送信パケット
データ信号Ｓｂは、データインターフェース部６ａを通
じてアクセス制御部５ａに入力される。このアクセス制
御部５ａでは、複数の伝送データが衛星上で衝突し地上
中心局に到達しないために地上中心局からの自己アドレ
ス宛の送達確認信号受けられなかった場合に再送するラ
ンダムアクセス処理が行われる。該送信パケットデータ
信号Ｓｂは、信号分配選択部４および送信データ衝突検
出部７に供給される。
【００２０】また、送信パケットデータ信号Ｓｄは、デ
ータインターフェース部６ｂを通じてアクセス制御部５
ｂに入力される。このアクセス制御部５ｂでは、複数の
伝送データが衛星上で衝突し地上中心局に到達しないた
めに地上中心局からの自己アドレス宛の送達確認信号受
けられなかった場合に再送するランダムアクセス処理が
行われる。該送信パケットデータ信号Ｓｄは、送信デー
タ衝突検出部７に供給される。
ータインターフェース部６ｂを通じてアクセス制御部５
ｂに入力される。このアクセス制御部５ｂでは、複数の
伝送データが衛星上で衝突し地上中心局に到達しないた
めに地上中心局からの自己アドレス宛の送達確認信号受
けられなかった場合に再送するランダムアクセス処理が
行われる。該送信パケットデータ信号Ｓｄは、送信デー
タ衝突検出部７に供給される。
【００２１】このとき、外部の端末装置からの送信パケ
ットデータ信号Ｓｂおよび送信パケットデータ信号Ｓｄ
がそれぞれデータインターフェース部６ａ，６ｂに同時
に入力され、アクセス制御部５ａとアクセス制御部５ｂ
とから同時に送信された場合、送信データ衝突検出部７
から衝突検出信号８がアクセス制御部５ｂに供給され
る。アクセス制御部５ｂでは、上記衝突検出信号８が供
給されると、送信パケットデータ信号Ｓｄの送信タイミ
ングを遅らせ、アクセス制御部５ａからの伝送データが
なくなると直ちに再送する処理を行う。
ットデータ信号Ｓｂおよび送信パケットデータ信号Ｓｄ
がそれぞれデータインターフェース部６ａ，６ｂに同時
に入力され、アクセス制御部５ａとアクセス制御部５ｂ
とから同時に送信された場合、送信データ衝突検出部７
から衝突検出信号８がアクセス制御部５ｂに供給され
る。アクセス制御部５ｂでは、上記衝突検出信号８が供
給されると、送信パケットデータ信号Ｓｄの送信タイミ
ングを遅らせ、アクセス制御部５ａからの伝送データが
なくなると直ちに再送する処理を行う。
【００２２】したがって、外部の端末装置からの送信パ
ケットデータ信号Ｓｂおよび送信パケットデータ信号Ｓ
ｄがそれぞれデータインターフェース部６ａ，６ｂに同
時に入力された場合には、送信データ衝突検出部７から
の衝突検出信号８が出力されるので、送信パケットデー
タ信号Ｓｄは、信号分配選択部４で一旦破棄される。し
かし、アクセス制御部５ｂは、送信パケットデータ信号
Ｓｄの送信タイミングを遅らせ、直ちに再送する処理を
行うため、地上中心局からの自己アドレス宛の送達確認
信号を待たずにアクセス制御部５ｂから再送される。こ
の実施形態では、２つの送信パケットデータ信号Ｓｂ、
Ｓｄの送信について説明したが、３つ以上の送信パケッ
トデータ信号についても、同様の処理で送信を完了させ
ることができる。
ケットデータ信号Ｓｂおよび送信パケットデータ信号Ｓ
ｄがそれぞれデータインターフェース部６ａ，６ｂに同
時に入力された場合には、送信データ衝突検出部７から
の衝突検出信号８が出力されるので、送信パケットデー
タ信号Ｓｄは、信号分配選択部４で一旦破棄される。し
かし、アクセス制御部５ｂは、送信パケットデータ信号
Ｓｄの送信タイミングを遅らせ、直ちに再送する処理を
行うため、地上中心局からの自己アドレス宛の送達確認
信号を待たずにアクセス制御部５ｂから再送される。こ
の実施形態では、２つの送信パケットデータ信号Ｓｂ、
Ｓｄの送信について説明したが、３つ以上の送信パケッ
トデータ信号についても、同様の処理で送信を完了させ
ることができる。
【００２３】このように、複数の受信パケットデータ信
号を分岐し、かつ、送信パケットデータ信号の一方を選
択するとともに、破棄された送信パケットデータ信号
を、送信タイミングを遅らせて直ちに再送することによ
って、再送による伝送遅延を最小限に留め、かつ、アン
テナ１および送受信装置２以外の物理インターフェース
を慣用的なマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）を用いた簡単
な構成で実現できる。また、アンテナ１および送受信装
置２が共有可能であることから、外部端末装置との物理
インターフェースの数を増加させる際にも、複数の装置
を運搬し、かつ、現場などで設置することが容易にな
る。
号を分岐し、かつ、送信パケットデータ信号の一方を選
択するとともに、破棄された送信パケットデータ信号
を、送信タイミングを遅らせて直ちに再送することによ
って、再送による伝送遅延を最小限に留め、かつ、アン
テナ１および送受信装置２以外の物理インターフェース
を慣用的なマイクロプロセッサ（ＭＰＵ）を用いた簡単
な構成で実現できる。また、アンテナ１および送受信装
置２が共有可能であることから、外部端末装置との物理
インターフェースの数を増加させる際にも、複数の装置
を運搬し、かつ、現場などで設置することが容易にな
る。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アンテナおよび送受信手段を共用するととともに、複数
の送信データのいずれかを選択可能とし、この際、同時
送信により破棄された送信データを、送信タイミングを
遅らせて直ちに再送するようにしたため、再送による伝
送遅延を最小限に留めることができ、かつ、信号処理規
模および装置規模を増大させることがないという利点が
得られる。さらに、伝送データ量に応じた装置構成の変
更の自由度が得られ、かつ、容易に運搬、設置すること
ができるという利点が得られる。
アンテナおよび送受信手段を共用するととともに、複数
の送信データのいずれかを選択可能とし、この際、同時
送信により破棄された送信データを、送信タイミングを
遅らせて直ちに再送するようにしたため、再送による伝
送遅延を最小限に留めることができ、かつ、信号処理規
模および装置規模を増大させることがないという利点が
得られる。さらに、伝送データ量に応じた装置構成の変
更の自由度が得られ、かつ、容易に運搬、設置すること
ができるという利点が得られる。
【図１】 本発明の実施形態による衛星通信用送受信装
置の構成を示すブロック図である。
置の構成を示すブロック図である。
【図２】 従来の衛星通信用送受信装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
１ アンテナ ２ 送受信機（送信手段、受信手段） ３ 変復調器（送信手段、受信手段） ４ 信号分配選択部（選択手段） ５ａ，５ｂ アクセス制御部（複数のアクセス制御手
段） ６ａ，６ｂ データインターフェース部 ７ 送信データ衝突検出部（検出手段） ８ 衝突検出信号 ９ａ 基本装置 ９ｂ 増設装置
段） ６ａ，６ｂ データインターフェース部 ７ 送信データ衝突検出部（検出手段） ８ 衝突検出信号 ９ａ 基本装置 ９ｂ 増設装置
フロントページの続き Ｆターム(参考） 5K030 GA02 GA05 HA08 JL02 KA13 LA01 LB02 LB12 MB01 MC08 5K033 AA02 AA04 CA08 CB01 CB03 CC01 DA01 DA18 DB17 EA06 5K034 AA02 AA11 CC01 EE03 FF01 FF02 HH01 HH11 MM03 TT02 5K072 AA23 BB02 BB22 BB25 BB27 CC34 DD01 DD16 DD17 EE06 FF04 GG02 GG04 GG11 GG31
Claims (3)
- 【請求項１】 ランダムアクセス処理によってパケット
データの送受信を行う衛星通信用送受信装置において、 複数の外部端末装置毎に設けられ、各々の外部端末装置
からの送信データをランダムアクセス処理する複数のア
クセス制御手段と、 前記複数のアクセス制御手段から同時に複数の送信デー
タが送信され、送信データが衝突したことを検出する検
出手段と、 前記複数のアクセス制御手段からの複数の送信データの
うち、いずれか１つを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された送信データを送信可能な
信号に変換する送信手段と、 前記送信手段からの送信信号を電波として放射するアン
テナとを具備し、 前記複数のアクセス制御手段は、前記検出手段により複
数の送信データの衝突が検出された場合、送信データの
送信タイミングを遅らせて再送することを特徴とする衛
星通信用送受信装置。 - 【請求項２】 前記複数のアクセス制御手段は、送信デ
ータを再送する際、地上中心局からの送達確認信号を待
たずに再送することを特徴とする請求項１記載の衛星通
信用送受信装置。 - 【請求項３】 前記アンテナは、送受信兼用であり、 前記アンテナにより受信された受信信号を、信号処理可
能な受信データに変換する受信手段を具備し、 前記選択手段は、前記受信手段からの受信データを、前
記複数のアクセス制御手段に供給し、 前記複数のアクセス手段は、自己宛アドレスに対応する
受信データのみを、対応する外部端末装置へ送出するこ
とを特徴とする請求項１または２記載の衛星通信用送受
信装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10335999A JP2000295156A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 衛星通信用送受信装置 |
| US09/546,215 US6711139B1 (en) | 1999-04-09 | 2000-04-10 | Transmitting and receiving apparatus for satellite communications |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10335999A JP2000295156A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 衛星通信用送受信装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000295156A true JP2000295156A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14351946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10335999A Pending JP2000295156A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 衛星通信用送受信装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6711139B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000295156A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2242774T3 (es) * | 2001-10-12 | 2005-11-16 | Nokia Corporation | Sistema adaptativo de radiocomunicaciones de microondas de punto a punto. |
| CN107079502A (zh) * | 2014-11-04 | 2017-08-18 | 瑞典爱立信有限公司 | 用于改进的随机接入传输的无线通信设备、网络节点及其中的方法 |
| WO2020025136A1 (en) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | Vestel Elektronik Sanayi Ve Ticaret A.S. | Monitoring apparatus, electronic device, single cable satellite system, and monitoring method |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58215148A (ja) | 1982-06-08 | 1983-12-14 | Nec Corp | ロ−カル・ネツトワ−ク通信方式 |
| US4504946A (en) * | 1982-06-11 | 1985-03-12 | Rca Corporation | Time division multiple access communication systems |
| JPS59154844A (ja) | 1983-02-24 | 1984-09-03 | Nec Corp | パケツト通信装置 |
| US4594706A (en) * | 1983-04-22 | 1986-06-10 | Nec Corporation | Packet communication systems |
| JPS62299142A (ja) | 1986-06-19 | 1987-12-26 | Mitsubishi Electric Corp | パケツト再送制御方式 |
| JPS63166329A (ja) | 1986-12-26 | 1988-07-09 | Toshiba Corp | 回線制御方式 |
| JP2810063B2 (ja) | 1988-09-28 | 1998-10-15 | 株式会社日立製作所 | 衛生通信システム |
| JPH0445020A (ja) | 1990-06-11 | 1992-02-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録紙ケース |
| JP2526788B2 (ja) | 1993-06-08 | 1996-08-21 | 日本電気株式会社 | 衛星通信用地球局送受信装置 |
| FR2760161B1 (fr) * | 1997-02-27 | 1999-09-24 | Alsthom Cge Alcatel | Reseau informatique a acces non deterministe, mais a temps d'acces deterministe |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP10335999A patent/JP2000295156A/ja active Pending
-
2000
- 2000-04-10 US US09/546,215 patent/US6711139B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6711139B1 (en) | 2004-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030624 |