JP2002374122A - 円偏波アンテナ装置及びそれを用いた無線装置 - Google Patents

円偏波アンテナ装置及びそれを用いた無線装置

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JP2002374122A JP2001182077A JP2001182077A JP2002374122A JP 2002374122 A JP2002374122 A JP 2002374122A JP 2001182077 A JP2001182077 A JP 2001182077A JP 2001182077 A JP2001182077 A JP 2001182077A JP 2002374122 A JP2002374122 A JP 2002374122A
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electrode
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Hisashi Akiyama
恒 秋山
Kazuya Kawabata
一也 川端
Moichi Ito
茂一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円偏波アンテナ装置の小型化に伴って、放射
電極に於ける導体損失が大きくなり、アンテナの利得が
低下する。 【解決手段】 基体11に、放射電極18及び接地電極
22を設けると共に放射電極18に縮退分離したモード
の2つの共振電流を励起する縮退分離手段25,26,
27,28を設ける。また、放射電極18は、基体11
の表主面12に形成した主放射電極19と、基体11の
側面14,15に形成した従放射電極20,21から構
成して放射電極18の面積を拡大し、主放射電極19に
於ける導体損失を低くしてアンテナ利得を高くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円偏波アンテナ装
置及びこの円偏波アンテナ装置を実装した無線装置に関
するものである。
【0002】
【背景技術】近年、自動車や船舶等の移動体に搭載され
ているGPS(Global PositioningSystem)やDAB(Dig
ital Audio Broadcast)等の円偏波を使用する無線装置
には、例えば、特開2000−183637号公報に記
載されているような小型の円偏波アンテナ装置が実装さ
れている。
【0003】このアンテナ装置は、図10に示すよう
に、直方体の基体1の表主面2に縮退分離素子3を形成
した矩形状の放射電極4が設けられ、基体1の裏主面5
には図示しない接地電極が設けられている。また、基体
1の側面6には裏主面5側から表主面2側に向けて伸張
するストリップ状の給電電極7が設けられ、この給電電
極7の両側には接地電極に接続された幅広の容量装荷電
極8が配設されており、これらの構成によりアンテナ装
置の小型化を実現している。
【0004】このアンテナ装置に於いて、放射電極4の
各端縁の長さは、放射する電磁波の実効波長λの二分の
一(λ/2)に設定されており、また、給電電極7の先
端部分は、表主面2に回り込んで放射電極4の端縁の中
央部と間隙を介して対向し、放射電極4と容量結合して
いる。更に、給電電極7に設けた縮退分離素子3は、例
えば、放射電極4に於ける一方の対角線方向の角部を切
り欠いて2つの対角線方向の電気長に差が生じる如く構
成されている。
【0005】この構成により、給電電極7に信号電力が
供給されると、放射電極4の直交する対角線方向に90
度位相が異なる2つの共振電流が励起される。この2つ
の共振電流を励振源として、給電電極7の法線方向へ空
間的に直交し且つ周波数の異なる2つの電磁波が放射さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
アンテナ装置では、小型化を実現するため、容量装荷電
極8による装荷容量を大きくすると共に表主面2に形成
した放射電極4の面積を小さく構成している。この結
果、必然的に、放射電極4に励起する2つの共振電流が
小さな面積の放射電極4を流れることになるので、給電
電極7に供給する信号電力を大きくして放射する電磁波
の電界強度を強くしようと意図しても放射電極4に於け
る導体損失が大きくなり、アンテナの利得が低下する課
題があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するために成さ
れたものであり、その目的は、高いアンテナ利得が得ら
れる小型の円偏波アンテナ装置及びこの円偏波アンテナ
装置を用いた無線装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は次に示す構成をもって課題を解決する手
段としている。即ち、第1の発明の円偏波アンテナ装置
は、表裏主面及び側面を有する誘電体又は磁性体の基体
と、この基体に形成した放射電極と、基体の裏主面に形
成した接地電極と、放射電極に励振電力を供給する給電
手段と、放射電極に縮退分離したモードの2つの共振電
流を励起する縮退分離手段とを備えた構成であり、特徴
として、放射電極は主放射電極と従放射電極からなり、
主放射電極を基体の表主面に設けると共に、従放射電極
を主放射電極と略等幅とし、主放射電極に連続して基体
の側面に設ける構成をもって課題を解決する手段として
いる。
【0009】この発明によれば、放射電極は、表主面の
範囲を超えて側面にまで伸張して形成されるので、表主
面のみに放射電極を形成した場合に比べて、少なくとも
従放射電極の面積だけ放射電極の面積が大きくなる。こ
のため、放射電極に励起された2つの共振電流が流れる
経路が長くなり、主放射電極に於ける導体損失を低く抑
えることができ、また、放射電極の面積を大きく形成す
るため、基体を小さくでき、アンテナ装置の小型化が可
能となる。
【0010】また、縮退分離手段により、従放射電極を
含む放射電極の2つの対角線方向に於ける電気長が異な
っているので、給電手段から放射電極に信号電力が供給
されたとき、放射電極の対角線方向に2つの共振電流が
励起される。また、放射電極の各端縁は、従放射電極を
基体側面に設けたにも拘わらず、放射する電磁波の実効
波長λのほぼ1/2の長さとなっている。ここに、2つ
の共振電流は、互いに90度の位相差を持ち且つほぼ直
交して流れるものとなる。
【0011】第2の発明の円偏波アンテナ装置では、上
述の発明に於いて、基体は、表裏主面及び4つの側面を
有する直方体として構成すると共に、放射電極の主放射
電極を基体の表主面に、放射電極の従放射電極を基体の
対向する2つの側面に夫々設けることを特徴として構成
されている。
【0012】この発明に於いて、放射電極は、表主面及
び2つの側面に亘って形成されるので、表主面の範囲に
形成された主放射電極に2つの側面に形成された従放射
電極の面積を加えた分、放射電極の面積が広くなる。こ
れにより、一方の側面の角部から他方の側面の対角に向
かう電流路が長くなるので、主放射面となる主放射電極
に於ける導体損失が低下する。また、基体の2つの側面
に従放射電極を設けても、基体の残りの側面には従放射
電極を設けないので、放射される電磁波の電界強度に及
ぼす影響はない。
【0013】第3の発明の円偏波アンテナ装置では、上
述の何れかの発明に於いて、縮退分離手段は、従放射電
極を設けた基体の側面に、一端を接地電極に接続し且つ
長さの異なる2本の容量装荷電極を従放射電極の角部分
に向け伸張して構成することを特徴としている。
【0014】この構成によれば、各容量装荷電極と従放
射電極との間の間隙は夫々異なっているので、放射電極
に給電手段から信号電力が供給されたとき、従放射電極
と各容量装荷電極は容量値の異なる装荷容量を介して結
合し、放射電極には縮退分離したモードの2つの共振電
流が励起される。なお、従放射電極を形成した対向する
2つの側面に容量装荷電極を設ける場合には、放射電極
の同じ対角線方向の容量装荷電極は、同じ長さに形成さ
れるので、確実に縮退分離したモードとなる。
【0015】また、容量装荷電極を設けた基体側面に於
ける装荷容量は、共振電流が放射電極の対角線方向に流
れる電流路を形成するので、共振電流は主放射電極及び
従放射電極に亘って流れるようになり、換言すれば、放
射電極を流れる共振電流の経路が長くなり、主放射電極
に於ける導体損失が小さくなる。
【0016】第4の発明の円偏波アンテナ装置では、上
述の何れかの発明に於いて、縮退分離手段は、放射電極
に於ける2つの対角線方向の内、一方の対角線方向に於
ける従放射電極の角部分を切り欠いて構成することを特
徴としている。
【0017】この構成によれば、縮退分離手段の形成
は、基体側面に形成した従放射電極に限られるので、電
磁波を放射する主放射面となる主放射電極の面積を維持
したままで、放射電極には、周波数の異なる2つの共振
電流が励起される。また、この構成に於いても、上述同
様に、主放射電極及び従放射電極に亘って共振電流が流
れるので、主放射電極に於ける導体損失を低くすること
が可能となる。
【0018】第5の発明の円偏波アンテナ装置は、上述
の何れかの発明に於いて、従放射電極を設けた方向に延
びる放射電極の主放射電極の両側縁に切欠部を設けたこ
とを特徴として構成されている。
【0019】この構成の採用により、放射電極に於ける
従放射電極を設けた方向の電気長が長くなる。換言すれ
ば、切欠部の深さ及び切欠部の数を設定することによ
り、放射電極の対角線方向の電気長が変化する。従っ
て、切欠部を適宜に形成することにより、縮退分離した
2つの共振電流の共振周波数を容易に調整することがで
き、同時に、縮退分離したモードに於ける2つの共振電
流の角度を調整することが可能となる。
【0020】また、切欠部により放射電極の対角線方向
の電気長が長くなるので、この電気長を考慮することに
より、従放射電極と各容量装荷電極の間に形成される装
荷容量を小さくすることができる。換言すれば、従放射
電極と容量装荷電極を印刷形成するとき、印刷バラ付き
の許容範囲が大きくなるので、円偏波アンテナ装置を製
造するときの歩留まりを向上させることができる。
【0021】第6の発明の円偏波アンテナ装置は、第1
乃至第4の何れかの発明に於いて、主放射電極に、放射
電極の一方の対角線方向に延びるスリットを設けたこと
を特徴として構成されている。
【0022】この構成によれば、放射電極の2つの対角
線方向の電気長は、スリットが伸張する対角線方向の電
気長に比べてスリットと交差する対角線方向の電気長が
長くなる。また、スリットと交差する方向の電気長は、
スリットの長さを変えることにより調整できるので、2
つの共振電流の周波数差を調整することができる。ま
た、スリットと容量装荷電極の相乗作用により、放射電
極に於ける縮退分離が確実となる。そして、この構成に
於いても、上述の第5の発明と同様に、装荷容量を小さ
くすることができる。
【0023】第7の発明の円偏波アンテナ装置では、上
述の何れかの発明に於いて、給電手段は、基体の裏主面
側から従放射電極の端縁に向け伸張して基体の側面に形
成されたストリップ状の給電電極であることを特徴とし
て構成されている。
【0024】この給電電極は、その伸張端と従放射電極
の端縁を容量結合する形態、又は、その伸張端と従放射
電極の端縁を直接接続する形態の何れでも良く、簡素に
構成することができる。また、給電電極は、従放射電極
及び容量装荷電極と同時に印刷形成することができるの
で、円偏波アンテナ装置の製造工程を短縮することがで
き、更には、給電電極は基体自身に形成されるので、表
面実装技術を用いて円偏波アンテナ装置を無線装置の回
路基板に実装することができる。
【0025】第8の発明の円偏波アンテナ装置では、第
1乃至第6の何れかの発明に於いて、給電手段は、裏主
面から基体を貫通し且つ接地電極から絶縁された給電線
であることを特徴として構成されている。
【0026】この構成によれば、放射電極に対する給電
は、給電線のインピーダンスに整合した給電点に直接行
われる。従って、インピーダンス整合回路が必要なく、
給電回路の構成が簡略になる。
【0027】第9の発明の無線装置は、無線周波の受信
回路又は送受信回路を形成した回路基板を備え、この回
路基板に、上述した何れかの発明の円偏波アンテナ装置
を実装すると共に、給電手段を受信回路又は送受信回路
の入力端子に接続して構成したことを特徴としている。
【0028】上述の円偏波アンテナ装置は、小型になり
且つアンテナ利得を高く構成できるので、無線装置は、
より遠い地点との通信が可能となり、また、弱い電波の
受信が可能となる。更に、この円偏波アンテナ装置を使
用することにより、無線装置全体を小型にすることがで
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る実施形態例
を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る円偏波
アンテナ装置の実施形態例を示す。
【0030】図1に於いて、アンテナ装置10は、直方
体の基体11を用いて構成される。基体11は、セラミ
ックスや合成樹脂等の誘電材料又は磁性材料を用いて形
成され、表主面12及び裏主面13と、これらの間に介
在する4つの側面、即ち、前側面14、後側面15、左
側面16及び右側面17から構成されている。
【0031】基体11には、放射電極18が形成されて
いる。この放射電極18は、表主面12に形成された主
放射電極19と、前側面14に形成された従放射電極2
0及び後側面15に形成された従放射電極21から構成
されている。詳言すれば、主放射電極19は、表主面1
2の前後側面14,15方向へ延びて主放射面を形成
し、また、従放射電極20,21は、主放射電極19と
ほぼ同じ幅で且つ主放射電極19に連続して、表主面1
2から前側面14及び後側面15の途中まで回り込んで
形成されている。また、基体11の裏主面13には、後
述する給電端子の周りを除き、全面に接地電極22が形
成されている。
【0032】基体11の前側面14には、従放射電極2
0の水平な端縁20aの中央に向け、裏主面13側から
表主面12側へ延びるストリップ状の給電電極23が形
成されている。この給電電極23の下端は、基体11の
裏主面13側に回り込んで形成され、給電端子24とな
っている。また、前側面14には、給電電極23から左
右に離れた両側位置に、一端が接地電極22に接続され
たストリップ状の容量装荷電極25,26が、従放射電
極20の角部分に向けて伸張形成されている。
【0033】給電電極23の右側に位置する容量装荷電
極26は、左側の容量装荷電極25よりも長く形成され
ており、その先端部分と従放射電極20の端縁20aと
の間の間隔g1は、左側の容量装荷電極25の先端部分
と従放射電極20の端縁20aとの間の間隔g2よりも
狭くなっている。従って、間隔g1により与えられる装
荷容量は、間隙g2で与えられる装荷容量よりも大きく
なる。
【0034】また、基体11の後側面15には、前側面
14と同様に、ストリップ状の容量装荷電極27,28
が伸張形成されている。この場合、放射電極18の同じ
対角線方向に位置する容量装荷電極25と27及び容量
装荷電極26と28は、夫々同じ長さであり、従放射電
極21の端縁21aと容量装荷電極27の先端との間隔
g4は、端縁21aと容量装荷電極28との間隔g3よ
りも広くなっている。従って、間隔g4により与えられ
る装荷容量は、間隙g3で与えられる装荷容量よりも小
さくなる。
【0035】上述に於いて、本発明の特徴的な構成は、
放射電極18を表主面12及び前後側面14,15に亘
って形成し、放射電極18の電極面積を広く構成した点
にある。この構成により、放射電極18を流れる2つの
共振電流の経路が物理的に長くなり、放射電極18に於
ける導体損失が小さくなる。
【0036】また、放射電極18に於ける2つの対角線
方向の装荷容量は、間隙g2,g4で付加される装荷容
量よりも間隙g1,g3で与えられる装荷容量が大きく
なり、2つの対角線方向の電気長に差が生じる。このた
め、給電電極23から従放射電極20に信号電力が供給
されたとき、放射電極18には、2つの対角線方向に縮
退分離した2つの共振電流が流れる。この共振電流は、
電気長の差に起因する共振条件に従って周波数の異なる
ものとなり、また、空間的に直交する電磁波の励振源と
なる。
【0037】実験結果を図2に示す。実験に用いた基体
11は、高さ6mm、幅12mm、奥行き8mmの寸法
とし、比誘電率は90である。従放射電極20,21の
幅は11mmである。従放射電極20,21の長さLの
長短に伴って、容量装荷電極25,26,27,28を
伸張又は短縮した。この場合に於いて、従放射電極2
0,21の端縁20aと各容量装荷電極25,26,2
7,28の先端部分の間隙g1,g2,g3,g4は一
定に設定した。
【0038】図2は、基体11の高さ方向に於ける従放
射電極20,21の長さLを、L=0mm、L=1.5
mm、L=3mmとしたときのアンテナの最大利得(d
Bi)を示す。図2の特性曲線aから明白なように、従
放射電極20,21の長さLを長くすると、アンテナの
最大利得は高くなる。
【0039】図3乃至図5は、本発明に係る円偏波アン
テナ装置の他の実施形態例を示す。これらの実施形態例
は、放射電極に縮退分離素子を形成した点に特徴があ
る。なお、図1に示す実施形態例と同一構成部分には同
一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0040】図3に於いて、縮退分離素子30,31
は、放射電極18に於ける従放射電極20の容量装荷電
極25側の角部分と従放射電極21の容量装荷電極27
側の角部分を斜めに切り欠いて形成される。この構成に
より、放射電極18の縮退分離素子30と縮退分離素子
31を結ぶ対角線方向の長さは、縮退分離素子を設けて
いない従放射電極20の容量装荷電極26側の角部分と
従放射電極21の容量装荷電極28側の角部分を結ぶも
う1つの対角線方向の長さに比べて短くなる。
【0041】この2つの対角線方向に於ける長さの違い
が、放射電極18に電気長の異なる2つの共振電流路を
形成し、放射電極18には、給電電極23から供給され
た信号電力により縮退分離したモードの2つの共振電流
が励起される。この縮退分離したモードは、容量装荷電
極25,26,27,28による縮退分離の動作と相乗
し、確実に出現する。
【0042】また、上述の構成では、縮退分離素子3
0,31は、基体側面14,15の従放射電極20,2
1に形成され、主放射電極19の面積はそのまま維持さ
れるので、主放射電極19に於ける導体損失は低く保持
される。
【0043】更に、従放射電極20,21に設けた縮退
分離素子30,31が十分な縮退分離の動作をするとき
には、従放射電極20,21と容量装荷電極25,2
6,27,28による装荷容量を小さく構成して、放射
電極19と容量装荷電極25,26,27,28の容量
結合を弱めることができる。これは、例えば、従放射電
極20,21と容量装荷電極25,26,27,28の
間隙を広げ、或いは、容量装荷電極25,26,27,
28の幅を狭めることにより実現できる。
【0044】更にまた、縮退分離素子30,31による
縮退分離の動作に着目して、図4に示すように、基体1
1の側面14,15から容量装荷電極25,26,2
7,28を取り除いても良い。この構成では、縮退分離
素子30,31による縮退分離の動作を確実なものとす
るため、、従放射電極20,21の面積を下方向に広
げ、角部分に於ける切り欠きを大きくして、縮退分離素
子30,31の機能を強化することができる。この場合
には、主放射電極19に於ける導体損失は一層低いもの
となる。
【0045】図5に於いて、主放射電極19には、従放
射電極20,21の容量装荷電極25,27側の角部分
を結ぶ対角線方向に延びるスリット32が形成されてい
る。この構成により、放射電極18に於けるスリット3
2の伸張方向の電気長は、スリット32を設けない場合
の電気長と殆ど変わらないのに対し、スリット32と交
差する方向の電気長、即ち、従放射電極20,21の容
量装荷電極26,28側の角部分を結ぶ対角線方向の電
気長は、スリット32を設けない場合の電気長と比べて
長くなる。
【0046】この2つの電気長の差異に基いて、放射電
極18には縮退分離したモードの共振電流が励起され
る。また、スリット32と交差する方向の電気長は、ス
リット32の長さにより変化するから、スリット32の
長さを変えることにより、スリット32の伸張方向の電
気長を基準にして、スリット32と交差する方向の電気
長を調整することができ、換言すれば、2つの共振電流
の周波数差を調整することができる。この構成の放射電
極18に於ける縮退分離は、容量装荷電極による縮退分
離の動作が相乗したものとなる。
【0047】図6は、本発明に係る円偏波アンテナ装置
の更に他の実施形態例を示す。なお、図1に示す実施形
態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分
の重複説明は省略する。この実施形態例の特徴は、主放
射電極に切欠部を設けた点にある。
【0048】図6に於いて、表主面12に形成した主放
射電極19には、両側縁から浅く切り込んで切欠部3
3,34が形成されている。即ち、放射電極18の従放
射電極20,21方向に延びる側縁は、切欠部33,3
4を設けたことにより長く構成される。この構成によ
り、放射電極18に於ける2つの対角線方向の電気長が
長くなり、2つの共振電流の共振周波数が変化する。
【0049】従って、切欠部33,34の切り込みの深
さ及び切欠部33,34の数を適宜に設定すれば、縮退
分離した2つの共振電流の共振周波数を調整することが
できる。また、放射電極8の幅は変わらないので、切欠
部33,34の形成により、縮退分離した2つのモード
の角度が変化する。このことから、2つの共振電流を励
振源とする2つの電磁波の空間的な角度を調整すること
が可能となる。なお、切欠部33,34の深さ及び数
は、両側縁に於いて異なっていても良い。また、上述の
縮退分離素子30,31,32と併用することもでき
る。
【0050】また、切欠部33,34により、放射電極
18の対角線方向の電気長が長くなることから、その
分、従放射電極20,21と容量装荷電極25,26,
27,28の間に形成される装荷容量を小さくすること
ができる。これに付随して、従放射電極20,21及び
容量装荷電極25,26,27,28の印刷精度を引き
下げることができるので、印刷バラ付きの許容範囲を大
きくすることが可能となる。この結果、円偏波アンテナ
装置の製造工程に於ける歩留まりを高めることができ
る。
【0051】上述した各実施形態例では、放射電極に対
する給電手段として、基体11の側面14に給電電極2
3を設け、給電電極23と従放射電極20の間を容量結
合した容量給電について説明したが、図7に示すよう
に、基体11の側面14にストリップ状に形成した給電
電極35を従放射電極20に直接接続しても良い。この
構成により、放射電極18には、給電電極35から直接
信号電力が投入される。
【0052】また、給電手段は、図8に示すように、基
体11を裏主面13側から給電線36を貫通して、放射
電極18の給電線36のインピーダンスと整合する給電
点19aに接続して構成しても良い。これにより、例え
ば、給電線36のインピーダンスを50Ωとしたとき、
放射電極18に於ける50Ωの給電点19aに給電され
るので、インピーダンス整合回路を設けなくても効率よ
く信号電力を供給することができる。
【0053】更に、上述した各実施形態例では、直方体
状の基体11について説明したが、図9に示すように、
円柱状の基体38を用いても良い。この場合でも、放射
電極18の面積を広げることができるので、主放射電極
19に於ける導体損失を確実に低くすることができる。
【0054】上述の如く構成した円偏波アンテナ装置
は、小型に構成されているので、無線装置の回路基板に
直接搭載される。無線装置は、GPS等の受信専用機と
して、又は携帯端末等の送受両用機として構成され、回
路基板には無線周波の受信回路又は送受信回路を備えて
いるので、円偏波アンテナ装置の給電手段23,35,
36は受信回路又は送受信回路の入力端子に接続され、
また、接地電極22はグランド層に接続される。
【0055】
【発明の効果】請求項1の円偏波アンテナ装置によれ
ば、基体の表主面だけでなく基体側面にも放射電極を設
けたので、円偏波アンテナ装置を小型化することができ
るばかりでなく、主放射電極に於ける導体損失を低くし
て、アンテナ利得を高くすることができる。
【0056】請求項2の円偏波アンテナ装置によれば、
放射電極を基体の表主面だけでなく対向する2つの側面
にも設けるので、放射電極に励起される2つの共振電流
が流れる経路を長くすることができる。また、従放射電
極は、対向する2つの側面にのみ形成されるので、電磁
波の放射を阻害することなく、円偏波アンテナ装置を小
型化することができる。
【0057】請求項3の円偏波アンテナ装置によれば、
基体側面に従放射電極と容量装荷電極を設けて放射電極
を縮退分離したモードで励振するので、装荷容量により
共振条件を調整することができ、また、2つの共振電流
は、夫々容量装荷電極を設けた方向へ流れるので、放射
電極を流れる共振電流の経路を長く設定することができ
る。
【0058】請求項4の円偏波アンテナ装置によれば、
縮退分離手段を基体側面の従放射電極に設けたことによ
り、電磁波を放射する主放射面となる主放射電極の面積
を縮小する必要がないので、基体の表主面にのみ放射電
極を設けた従来のアンテナ装置よりもアンテナ利得を高
くすることができる。
【0059】請求項5の円偏波アンテナ装置によれば、
主放射電極に両側縁から切欠部を設けたので、この切欠
部により従放射電極方向の電気長を調整することがで
き、2つの共振電流の共振周波数の調整が容易になる。
また、従放射電極と容量装荷電極間に形成される装荷容
量を小さく構成できるので、従放射電極及び容量装荷電
極形成時の印刷バラ付きが少なくなる。
【0060】請求項6の円偏波アンテナ装置によれば、
主放射電極に、放射電極の一方の対角線方向に延びるス
リットを設けたので、放射電極に於ける2つの対角線方
向の電気長の差を調整して、2つの共振電流の周波数差
を大きくすることができる。
【0061】請求項7の円偏波アンテナ装置によれば、
給電手段として基体側面に給電電極を設けるので、給電
電極の形成が容易であり、また、表面実装可能な円偏波
アンテナ装置とすることができる。
【0062】請求項8の円偏波アンテナ装置によれば、
放射電極に対し基体を貫通する給電線により直接給電す
るので、給電線とのインピーダンスの整合が取れた給電
点に給電することができ、信号電力を効率よく投入する
ことができる。
【0063】請求項9の無線装置によれば、アンテナ利
得の高い円偏波アンテナ装置を用いたので、従来と同じ
送信電力で従来の無線装置よりも遠くまで送信でき、ま
た、従来の無線装置よりも受信感度を高めることができ
る。更に、円偏波アンテナ装置自体を小型に構成できる
ので、無線装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る円偏波アンテナ装置の実施形態例
を示し、(A)は正面斜視図、(B)は背面斜視図であ
る。
【図2】図1の円偏波アンテナ装置に於ける従放射電極
の長さをパラメータとしたアンテナの最大利得を示す特
性図である。
【図3】本発明に係る円偏波アンテナ装置の他の実施形
態例を示し、(A)は正面斜視図、(B)は背面斜視図
である。
【図4】本発明に係る円偏波アンテナ装置の更に他の実
施形態例を示し、(A)は正面斜視図、(B)は背面斜
視図である。
【図5】本発明に係る円偏波アンテナ装置の更に他の実
施形態例を示す正面斜視図である。
【図6】本発明に係る円偏波アンテナ装置の更に他の実
施形態例を示す正面斜視図である。
【図7】本発明の円偏波アンテナ装置に於ける給電手段
の他の構成を示す正面斜視図である。
【図8】本発明の円偏波アンテナ装置に於ける給電手段
の他の構成を示す正面斜視図である。
【図9】本発明に係る円偏波アンテナ装置の更に他の実
施形態例を示す正面斜視図である。
【図10】従来の円偏波アンテナ装置を示す正面斜視図
である。
【符号の説明】
10 アンテナ装置 11,38 基体 12 表主面 13 裏主面 14 前側面 15 後側面 18 放射電極 19 主放射電極 20,21 従放射電極 22 接地電極 23,35 給電電極 25,26,27,28 容量装荷電極 30,31 縮退分離素子 32 スリット 33,34 切欠部 36 給電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 茂一 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J045 AA01 AA02 AA06 DA09 EA07 HA03 MA04 NA01 5J046 AA01 AA02 AA07 AA09 AB06 PA07 5J047 AA01 AA02 AA07 AA09 AB06 EF04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏主面及び側面を有する誘電体又は磁
    性体の基体と、該基体に形成した放射電極と、前記基体
    の前記裏主面に形成した接地電極と、前記放射電極に励
    振電力を供給する給電手段と、前記放射電極に縮退分離
    したモードの2つの共振電流を励起する縮退分離手段と
    を備え、 前記放射電極は主放射電極と従放射電極からなり、前記
    主放射電極を前記基体の表主面に設けると共に、前記従
    放射電極を前記主放射電極と略等幅とし、前記主放射電
    極に連続して前記基体の側面に設けることを特徴とする
    円偏波アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記基体は、表裏主面及び4つの側面を
    有する直方体として構成すると共に、前記放射電極の主
    放射電極を前記基体の表主面に、前記放射電極の従放射
    電極を前記基体の対向する2つの側面に夫々設けること
    を特徴とする請求項1に記載の円偏波アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記縮退分離手段は、前記従放射電極を
    設けた前記基体の側面に、一端を前記接地電極に接続し
    且つ長さの異なる2本の容量装荷電極を前記従放射電極
    の角部分に向け伸張して構成することを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の円偏波アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記縮退分離手段は、前記放射電極に於
    ける2つの対角線方向の内、一方の対角線方向に於ける
    前記従放射電極の角部分を切り欠いて構成することを特
    徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載の円
    偏波アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記従放射電極を設けた方向に延びる前
    記放射電極の主放射電極の両側縁に切欠部を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載
    の円偏波アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記主放射電極に、前記放射電極の一方
    の対角線方向に延びるスリットを設けたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の円偏波ア
    ンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記給電手段は、前記基体の裏主面側か
    ら前記従放射電極の端縁に向け伸張して前記基体の側面
    に形成されたストリップ状の給電電極であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の円偏
    波アンテナ装置。
  8. 【請求項8】 前記給電手段は、前記裏主面から前記基
    体を貫通し且つ前記接地電極から絶縁された給電線であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つ
    に記載の円偏波アンテナ装置。
  9. 【請求項9】 無線周波の受信回路又は送受信回路を形
    成した回路基板を備え、該回路基板に、請求項1乃至請
    求項8の何れかに記載の円偏波アンテナ装置を実装する
    と共に、前記給電手段を前記受信回路又は送受信回路の
    入力端子に接続して構成したことを特徴とする無線装
    置。
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