JP2002373398A - 施設情報提供システムおよび施設情報提供方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車施設の空きエリア情報やその周辺の商業
施設に関する有益な情報を無料で手軽に提供し、利用者
の利便性や施設利用の促進が図れるようにする。 【解決手段】 駐車施設を管理する複数の駐車管理装置
１０、１２、１４の空きエリア情報を情報集約装置１６
やその上位の集約装置の管制センター１８で集約すると
共に、駐車施設周辺の各商業施設からその商業施設に関
する各種情報を管制センター１８や情報集約装置１６で
集約する。利用者の携帯端末の近距離無線通信機能を使
って駐車管理装置や商業施設との間で、ワイヤレスで手
軽にデータ転送することにより、情報提供を受けた駐車
施設の空きエリア情報や商業施設に関する有益な情報を
活用することが可能となり、利用者の利便性や施設利用
の促進を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、施設情報提供シス
テムおよび施設情報提供方法に係り、更に詳しくは、駐
車施設を管理する駐車管理装置とその周辺の商業施設か
らそれぞれ提供される情報を集約する情報集約装置を備
え、駐車管理装置や商業施設に設けられた近距離無線通
信手段と近距離無線通信機能を有する利用者の携帯端末
との間で駐車施設や商業施設に関する情報をやり取りす
ることにより、効率の良い施設利用が可能な施設情報提
供システムとその施設情報提供方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、車両を駐車させる駐車施設と
しては、路上に設置されたパーキングメータ、駐車エリ
アに駐車車両のタイヤをロックさせる昇降可能なロック
板と自動精算機が設けられたパークロック装置、あるい
は駐車場の入出庫口に昇降ゲートと精算機が設けられた
駐車場装置といった複数の種類があり、さらにこの種の
駐車施設が市街地内に多数分布している。このため、利
用者が自動車などの車両を使って、目的地のデパート、
スーパーマーケット、あるいはイベント会場などの商業
施設へ出かけたい場合は、当該商業施設にできるだけ近
く、空きエリアのある駐車施設を探す必要があった。そ
こで、従来は、目的地付近のパーキングメータ、パー
クロック装置、あるいは駐車場装置が設置されている場
所を実際に車で走り回って、１つ１つ空きエリアの有無
をチェックする必要があった。また、最近では、一般
に普及しつつある携帯電話やＰＨＳなどの通信携帯端末
やカーナビゲーションシステムを利用してインターネッ
ト（例えば、ｉモードなど）に接続すれば、目的地周辺
の駐車場施設の空きエリア情報などが容易に得られるよ
うになってきている。さらに、特開平１１−２７２９
９７号公報に記載されている「パーキングメータ駐車案
内システム、及びパーキングメータ管理システム」で
は、路上に設置された複数のパーキングメータがそれぞ
れテレメータ・テレコントロール等に用いられる周波数
４００（ＭＨｚ）帯の特定小電力無線を備えていて、バ
ケツリレー方式で空き状況データをやり取りすること
で、表示装置に複数のパーキングメータの空き状況を表
示させていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の駐車施設にあっては、上記の場合、目的地
近辺のパーキングメータ、パークロック装置、あるいは
駐車場装置が設置された場所を実際に車で走り回って空
きエリアを探すのは非常に効率が悪く、時間がかかる
上、他の車も同じように実行すれば交通渋滞を招きかね
ないという問題があった。また、上記のように、携帯
電話やＰＨＳなどの通信携帯端末やカーナビゲーション
システムを利用してインターネットなどに接続し、目的
地周辺の駐車場施設の空きエリア情報を得る場合は、そ
の都度通信料や利用料が利用者側の負担となって課金さ
れるため、利用者がいつでも手軽に利用できるシステム
になっていないという問題があった。さらに、上記に
示した公報例のように、パーキングメータ相互間で空き
状況データをやり取りする場合は、対象となる駐車施設
がパーキングメータに限られ、表示可能な空き状況デー
タも一定のエリア内のパーキングメータに限定されてし
まうため、パークロック装置や駐車場装置といった他の
種類の駐車施設の空き状況、あるいは、現在地と離れた
場所にある駐車施設の空き状況データまでは提供できな
いという問題があった。本発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであり、所望の駐車施設の空きエリア情報を
通信料を払うことなく様々な場所で手軽に提供が受けら
れる上、その駐車施設の周辺に存在する商業施設に関す
る有益な情報提供が受けられるようにし、利用者の利便
性や施設利用の促進を図ることができる施設情報提供シ
ステムおよび施設情報提供方法を提供することを目的と
している。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の施設情
報提供システムは、駐車施設の空きエリアに車両を駐車
させて管理を行う駐車管理装置と、複数の前記駐車管理
装置から少なくとも空きエリア情報を集約する情報集約
装置と、を備え、前記駐車管理装置と前記情報集約装置
とは、通信回線を介して相互に情報をやり取りすること
が可能な通信手段をそれぞれ具備し、前記駐車管理装置
は、利用者が携帯している近距離無線通信機能を持った
携帯端末との間で近距離でのみ情報をやり取りすること
が可能な近距離無線通信手段をさらに具備し、前記利用
者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って前記駐車管
理装置の近距離無線通信手段に対して駐車施設の空きエ
リア情報を要求すると、当該駐車管理装置の空きエリア
情報および前記情報集約装置を介した他の駐車管理装置
における空きエリア情報が得られるようにしたことを特
徴とする。これによれば、駐車管理装置により駐車施設
の空きエリアに車両を駐車させて管理を行い、情報集約
装置によって複数の駐車管理装置から少なくとも空きエ
リア情報の集約が行われる。この駐車管理装置と情報集
約装置は、通信回線を介して相互に情報のやり取りが可
能な通信手段をそれぞれ具備していて、駐車管理装置
は、近距離無線通信機能を持った利用者の携帯端末との
間で近距離でのみ情報のやり取りが可能な近距離無線通
信手段を具備している。このため、利用者が携帯端末の
近距離無線通信機能を使って駐車管理装置の近距離無線
通信手段に対して駐車施設の空きエリア情報を要求する
と、情報集約装置で集約された複数の駐車管理装置の空
きエリア情報を通信料を払わずに、様々な場所で手軽に
提供を受けることができる。

【０００５】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の施設情報提供システムにおいて、前記駐車施設周辺に
存在する商業施設は、前記情報集約装置の通信手段との
間で通信回線を介して相互に情報をやり取りすることが
可能な通信手段をさらに備え、前記駐車管理装置の近辺
で利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って駐車
施設の空きエリア情報を要求したり、実際に駐車したこ
とを示す駐車情報を送信すると、前記情報集約装置で集
約された情報に基づく空きエリア情報やその周辺の商業
施設に関する情報が得られるようにしたことを特徴とす
る。これによれば、駐車施設周辺の商業施設は、情報集
約装置の通信手段との間で通信回線を介して相互に情報
がやり取り可能な通信手段をさらに備えているため、駐
車管理装置の近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通信
機能を使って駐車施設の空きエリア情報を要求したり、
実際に駐車したことを示す駐車情報を送信することによ
り、空きエリア情報やその周辺の商業施設に関する情報
を通信料を払わずに、様々な場所で手軽に提供を受ける
ことができる。請求項３に記載の発明は、請求項２に記
載の施設情報提供システムにおいて、前記商業施設は、
利用者が携帯している近距離無線通信機能を持った携帯
端末との間で近距離でのみ情報をやり取りすることが可
能な近距離無線通信手段をさらに備え、前記商業施設の
近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って
情報をやり取りすることにより、前記商業施設の通信手
段を介して前記情報集約装置で集約された情報に基づく
駐車施設の空きエリア情報や他の商業施設に関する情報
が得られるようにしたことを特徴とする。これによれ
ば、商業施設は、利用者の携帯端末との間で近距離での
み情報がやり取り可能な近距離無線通信手段をさらに備
えているため、商業施設の近辺で利用者が携帯端末の近
距離無線通信機能を使って情報をやり取りするだけで、
商業施設の通信手段を介して情報集約装置で集約された
情報に基づく駐車施設の空きエリア情報や他の商業施設
に関する情報を通信料を払わずに、様々な場所で手軽に
提供を受けることができる。請求項４に記載の発明は、
請求項２に記載の施設情報提供システムにおいて、前記
駐車管理装置の近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通
信機能を使って取得可能な周辺の商業施設に関する情報
としては、商業施設の所在地情報、当該商業施設におけ
る特別販売情報や特別サービス情報、あるいは当該商業
施設における割引クーポン情報やサービスポイント情報
の少なくとも１つが含まれていることを特徴とする。こ
れによれば、駐車管理装置の近辺で利用者が携帯端末の
近距離無線通信機能を使って取得可能な周辺の商業施設
に関する情報として、商業施設の所在地情報、当該商業
施設における特別販売情報や特別サービス情報、あるい
は当該商業施設における割引クーポン情報やサービスポ
イント情報の少なくとも１つが含まれているため、利用
者は何れかの駐車管理装置の近辺で携帯端末を使うだけ
で、その周辺にある商業施設の所在地を通信料を払わず
に、様々な場所で手軽に知ることができると共に、どの
商業施設でどのような特別販売や特別サービスが行われ
ているかも事前にわかり、さらにそれらの商業施設にお
ける割引クーポン情報やサービスポイント情報について
も併せて取得することができる。

【０００６】請求項５に記載の発明は、請求項３に記載
の施設情報提供システムにおいて、前記商業施設の近辺
で利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使ってやり
取りする情報としては、利用者が前記駐車管理装置の近
辺で携帯端末の近距離無線通信機能を使って取得した、
割引クーポン情報やサービスポイント情報、実際に駐車
した駐車施設情報などを提供すると共に、商業施設を利
用したことによる駐車施設の割引クーポン情報を得るよ
うにしたことを特徴とする。これによれば、商業施設の
近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って
やり取りする情報として、利用者が駐車管理装置近辺で
携帯端末の近距離無線通信機能を使って取得した割引ク
ーポン情報やサービスポイント情報、あるいは実際に駐
車した駐車施設情報などを提供し、商業施設を利用した
ことによる駐車施設の割引クーポン情報を得るようにし
たため、商業施設利用時に割引クーポンやサービスポイ
ントを使うことで商業施設における特典を享受すること
ができると共に、駐車施設の料金精算時に駐車施設の割
引クーポンを使うことで駐車施設における特典を享受す
ることができる。請求項６に記載の発明は、請求項２〜
５の何れか一項に記載の施設情報提供システムにおい
て、前記商業施設は、その商業施設に関する情報を前記
情報集約装置を介して駐車施設の駐車管理装置に流し、
その中のある駐車施設を利用した利用者が駐車管理装置
の近距離無線通信手段を介して得た商業施設の所在地情
報、特別販売情報や特別サービス情報、あるいは割引ク
ーポン情報やサービスポイント情報の何れかを用いて商
業施設を利用した場合に、各駐車施設の主体に対して商
業施設の利用度合に応じた利益還元を行うようにしたこ
とを特徴とする。これによれば、商業施設に関する情報
を情報集約装置を介して駐車施設の駐車管理装置へ流
し、その駐車施設の利用者が得た商業施設の所在地情
報、特別販売情報や特別サービス情報、あるいは割引ク
ーポン情報やサービスポイント情報を用いて商業施設が
利用した場合、駐車施設内での情報提供がきっかけとな
って商業施設の利用が図られたと考えることができるた
め、駐車施設の主体に対して商業施設の利用度合に応じ
て利益を還元すれば、相互理解が一層深まり、連携する
ことでさらなる集客効果が見込めるようになる。

【０００７】請求項７に記載の発明は、駐車施設に車両
を駐車させて管理する駐車管理装置と、該駐車管理装置
の周辺に存在する商業施設とに対し、それぞれ通信回線
と通信手段とを介して接続され、各施設から提供される
情報を集約する情報集約装置を備え、前記駐車管理装置
や前記商業施設に設けられた近距離無線通信手段を介し
て利用者が近距離無線通信機能を有する携帯端末を使っ
て駐車施設や商業施設に関する情報をやり取りする施設
情報提供方法であって、利用者が前記駐車管理装置の近
辺で携帯端末を用いて駐車施設の空きエリア情報を要求
すると、当該駐車管理装置および情報集約装置を介して
他の駐車管理装置の空きエリア情報が提供される過程
と、該空きエリア情報に基づいて車両を駐車させると、
その駐車施設周辺の商業施設に関する所在地情報、特別
販売情報、特別サービス情報、割引クーポン情報、およ
びサービスポイント情報の少なくとも１つの情報が提供
される過程と、該商業施設に関する情報に基づいて利用
者が所望の商業施設を選択して利用する際に、提供され
た割引クーポン情報やサービスポイント情報によって一
定の特典が享受される過程と、が含まれていることを特
徴とする。これによれば、駐車管理装置の近辺で利用者
が携帯端末を用いて駐車施設の空きエリア情報を要求す
ることにより、複数の駐車管理装置における空きエリア
情報が提供され、その空きエリア情報に基づいて車両を
駐車すると、商業施設に関する所在地情報、特別販売情
報、特別サービス情報、割引クーポン情報、およびサー
ビスポイント情報の少なくとも１つの情報が提供され、
その提供された商業施設に関する情報の中から所望の商
業施設を選んで利用する際に、割引クーポンやサービス
ポイントを用いればさらなる特典が享受可能となり、利
用者にとって駐車場を利用する本来の目的（買い物、コ
ンサートなど）に沿った的確な情報を通信料を払わず
に、手軽に様々な場所で提供が受けられる上、商業施設
を利用する際に特典が享受できることもある。

【０００８】請求項８に記載の発明は、請求項７に記載
の施設情報提供方法において、駐車施設の利用者が商業
施設を利用した際に、商業施設の利用度合に応じた駐車
施設の利用に対する割引クーポン情報やサービスポイン
ト情報などが提供される過程と、利用者による駐車施設
の駐車料金精算時に、提供された割引クーポン情報やサ
ービスポイント情報によって一定の特典が享受される過
程と、がさらに含まれていることを特徴とする。これに
よれば、駐車施設の利用者が商業施設を利用した際に、
商業施設の利用度合に応じた駐車施設の利用に対する割
引クーポン情報やサービスポイント情報が提供され、駐
車施設の駐車料金精算時に割引クーポンやサービスポイ
ントを用いることで駐車施設における特典が享受できる
ため、駐車場利用者の利便性が図れると共に、駐車施設
や商業施設の利用率をアップすることができる。請求項
９に記載の発明は、請求項７または８に記載の施設情報
提供方法において、駐車施設の利用者が商業施設を利用
した際に、商業施設の利用度合に応じて各駐車施設の主
体に対して一定の利益還元を行う過程がさらに含まれて
いることを特徴とする。これによれば、駐車施設の利用
者が商業施設を利用した際に、商業施設の利用度合に応
じて各駐車施設の主体に対して一定の利益還元を行うよ
うにしたため、駐車施設と商業施設の相互理解が一層深
まり、連携して行動することでさらなる集客効果が見込
めるようになる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図１は、本実施の形態に
おける施設情報提供システムの概略構成を説明する全体
図であり、図２は、図１に対応した各部の機能ブロック
図である。本実施の形態の施設情報提供システムでは、
デパートなどの商業施設２６を利用するため、車２４に
乗って来場した利用者２０が最寄りの駐車施設（パーキ
ングメータ、パークロック装置、駐車場装置など）の空
きエリアを探して駐車し、デパートにて商品を購入して
帰るまでの一連の動作を、種々の施設情報の提供を受け
ながら行っているものである。

【００１０】図１の施設情報提供システムは、駐車施設
としてパーキングメータ、パークロック装置、あるいは
駐車場装置などがそれぞれ設置されていて、その中の何
れかの空きエリアに車を駐車させて管理する各駐車管理
装置１０、１２、１４の空きエリア情報を、情報集約装
置１６に集約し、集約された情報は、さらに上位の集約
装置である管制センター１８にて集約される。駐車管理
装置１０、１２、１４には、本発明の特徴的な構成であ
る近距離無線通信手段として、例えばワイヤレス・ネッ
トワーク技術のブルートゥース（登録商標）（Ｂｌｕｅ
ｔｏｏｔｈ （登録商標））等を用いている。このブル
ートゥースという仕様は、世界中で利用可能な２．４５
ＧＨｚという帯域を利用しており、免許なしで使うこと
ができる。その基本仕様は、データ転送速度が最大１Ｍ
ｂｐｓであり、伝送距離は約１０ｍ程度であることか
ら、近距離であれば高速のデータ通信を行うことができ
る。これを図２で見ると、駐車管理装置１０、１２、１
４の通信部１０ｂ、１２ｂ、１４ｂと、利用者２０が所
持している携帯端末（携帯電話、情報端末、カーナビゲ
ーションシステムなど）２２の通信部２２ｂ、および後
述する商業施設２６の端末通信部２６ｄには、それぞれ
ブルートゥースを用いており、アンテナ１０ａ、１２
ａ、２６ａとアンテナ２２ａとの間で種々のデータを転
送することにより、所望の情報提供を要請したり、その
結果提供された情報をワイヤレスで、通信料を払わずに
手軽にやり取りすることができる。なお、本実施の形態
では、近距離無線通信手段の一例としてブルートゥース
を用いたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、
種々の無線通信手段を用いることができる。

【００１１】上記した駐車管理装置１０、１２、１４と
情報集約装置１６との間は、有線あるいは無線による通
信回線で接続されていて、相互にデータのやり取りが可
能な通信手段として、一般的な通信部１０ｂ、１２ｂ、
１４ｂ、１６ｂで構成されている。また、上記した情報
集約装置１６と管制センター１８との間は、有線あるい
は無線による通信回線で接続されていて、相互にデータ
のやり取りが可能な通信手段として、一般的な通信部１
６ｂ、１８ｂで構成されている。さらに、上記した管制
センター１８と商業施設２６との間は、一般公衆回線
（電話回線）などを用いて接続されており、相互にデー
タのやり取りが可能な通信手段として、サーバなどの一
般的な通信部１８ｂ、２６ｂを用いて構成されている。
また、上記の商業施設２６と駐車施設事業者などの駐車
施設主体２８との間も一般公衆回線（電話回線）などで
接続されており、相互にデータのやり取りが可能な通信
手段として、サーバなどの一般的な通信部２６ｂ、２８
ｂで構成されている。上記した駐車管理装置１０、１
２、１４、情報集約装置１６、管制センター１８、携帯
端末２２、商業施設２６、および駐車施設主体２８にお
ける各情報処理部１０ｃ、１２ｃ、１４ｃ、１６ｃ、１
８ｃ、２２ｃ、２６ｃ、２８ｃは、ＭＰＵ（マイクロ・
プロセッサ・ユニット）やＲＯＭやＲＡＭなどのメモリ
で構成されており、ＲＯＭに書き込まれた基本プログラ
ムに従ってＭＰＵを駆動することにより、データの記
憶、加工、あるいは転送処理などを行うことができる。
さらに、利用者２０が所持する携帯端末２２には、さら
にデータやコマンドを入力するための操作部２２ｄや、
提供された情報を画面表示する表示部２２ｅなどを具備
している。また、上記した駐車管理装置１０、１２、１
４の近辺で利用者２０が携帯端末２２を使ってブルート
ゥースにより取得可能な周辺の商業施設に関する情報と
しては、ここでは商業施設２６の所在地情報、特別販売
情報、特別サービス情報、割引クーポン情報、あるいは
サービスポイント情報などを想定しているが、必ずしも
これらに限定されない。さらに、上記した商業施設２６
の近辺で利用者２０が携帯端末のブルートゥースを使っ
てやり取りする情報としては、利用者２０が駐車管理装
置１０、１２、１４の近辺で取得した、割引クーポン情
報、サービスポイント情報、実際に駐車した駐車施設情
報、あるいは、商業施設を利用したことによる駐車施設
の割引クーポン情報などを想定しているが、必ずしもこ
れらに限定されない。

【００１２】次に、動作について説明する。図３および
図４は、本実施の形態の動作を説明するフローチャート
である。まず、図１および図２のように構成された施設
情報提供システムでは、各駐車管理装置１０、１２、１
４でそれぞれ管理している空きエリア情報を情報集約装
置１６およびその上位の集約装置である管制センター１
８に集約させておくことにより（ステップＳ１００）、
利用者２０が携帯端末２２のブルートゥースを使って何
れかの駐車管理装置１０、１２、１４と通信した場合で
も、情報集約装置１６や管制センター１８に間接的にア
クセスすることにより、当該駐車管理装置（例えば、１
２）の空きエリア情報は勿論のこと、その他の駐車管理
装置（例えば、１０、１４）の空きエリア情報について
も容易に把握することができる。また、図１および図２
のように構成された施設情報提供システムでは、各駐車
管理装置１０、１２、１４の周辺に存在する商業施設２
６などに関する情報を、上記管制センター１８や情報集
約装置１６に集約させておくことにより（ステップＳ１
０２）、利用者２０が携帯端末２２のブルートゥースを
使って駐車管理装置１０、１２、１４や商業施設２６と
の間で通信を行っても、情報集約装置１６や管制センタ
ー１８に間接的にアクセスすることにより、当該商業施
設２６に関する情報は勿論のこと、他の商業施設（図示
していない）に関する情報についても容易に把握するこ
とができる。

【００１３】このような前提に基づいて、図１に示す利
用者２０が車２４に乗って、或るパークロック装置の駐
車管理装置１２の近くまで来て、空きエリアを探してい
る場合は、携帯端末２２のブルートゥースを使って駐車
管理装置１２に空きエリアのある駐車施設の情報（空き
エリア情報）の提供を要求する（ステップＳ１０４）。
これにより、駐車管理装置１２は、情報集約装置１６や
管制センター１８に対してさらに通信を行って、利用者
が要望する場所に最も近い駐車施設における空きエリア
情報を検索し、その空きエリア情報を利用者２０の携帯
端末２２に転送することで提供される（ステップＳ１０
６）。利用者２０は、提供された空きエリア情報を確認
し、実際に車２４をその空きエリアに駐車すると、駐車
したことを示す駐車情報を携帯端末２２から駐車管理装
置１２に送り、駐車管理装置１２から利用者２０の携帯
端末２２に対して、関連する商業施設２６に関する情報
（所在地情報、特別販売情報、特別サービス情報、割引
クーポン情報、サービスポイント情報など）がブルート
ゥースによって提供される（ステップＳ１１０）。これ
らの提供情報は、携帯端末２２の情報処理部２２ｃ内の
ＲＡＭに格納され、表示部２２ｅに表示して確認するこ
とができる。また、実際に駐車したことを示す駐車情報
を携帯端末２２から駐車管理装置１２に送ると、情報集
約装置１６から管制センター１８を経由して商業施設２
６に提供される（ステップＳ１１２）。

【００１４】次いで、利用者２０は駐車施設から商業施
設２６のデパートへ向かう際に、携帯端末２２のＲＡＭ
に格納された商業施設２６の所在地情報（例えば、地
図）を参考にすれば、道に迷うことなく行くことができ
る。また、デパート内で買い物をしたり、サービスを受
けたりする場合は、ＲＡＭに格納されている特別販売情
報や特別サービス情報を見て参考にすることができる。
さらに、実際にデパート内で買い物をしたり、サービス
を受けて精算を行う場合は（ステップＳ１１４）、情報
を流している駐車施設に駐車した利用者であれば（ステ
ップＳ１１６）、割引クーポンやサービスポイントなど
の情報が携帯端末２２のＲＡＭに格納されているので、
精算時のレジにて割引クーポン情報あるいはサービスポ
イント情報をブルートゥースのような近距離無線通信機
能で送信することにより精算金額の割引サービスを受け
ることができる（ステップＳ１１８）。その上、デパー
トで買い物をしたりサービスを受けた利用者が駐車施設
の利用者であれば、レジに設けられた端末通信部２６ｄ
から携帯端末２２へ駐車施設の割引クーポンがブルート
ゥースのような近距離無線通信機能で発行される（ステ
ップＳ１２０）。なお、ステップＳ１１６で情報を流し
ていない駐車施設に駐車した利用者でも、デパート側が
発行する割引クーポンが使える駐車施設に駐車している
場合は、ステップＳ１１６でＮＯが選択され、ステップ
Ｓ１１８を飛ばしてステップＳ１２０に移行することに
なる。

【００１５】次いで、利用者２０は、携帯端末２２を持
って駐車施設に戻り、車２４を出庫する際に駐車料金の
精算が行われるが（ステップＳ１２２）、駐車施設の割
引クーポンを持っているので（ステップＳ１２４）、駐
車施設の駐車管理装置１２に対して携帯端末２２からブ
ルートゥースのような近距離無線通信機能で割引クーポ
ン情報を送ることで、駐車料金の精算金額の割引サービ
スが受けられる（ステップＳ１２６）。最後に、商業施
設２６であるデパートは、来場者のうち商業施設に関す
る情報を流している駐車施設の利用者については、提供
情報の宣伝広告効果により来場して利用している可能性
が高いため、商業施設２６の利用度合に応じて駐車施設
の主体（事業者）に対するバックマージンという形で利
益還元をしても良い（ステップＳ１２８）。

【００１６】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、駐車施設の管理を行っている複数の駐車管理装置か
ら空きエリア情報が通信回線を介して集約装置や管制セ
ンターに送られ、情報が集約されると共に、その駐車施
設の周辺に存在する商業施設からは各商業施設に関する
所在地情報、特別販売情報、特別サービス情報、割引ク
ーポン情報、あるいはサービスポイント情報などが通信
回線を介して管制センターや集約装置に送られ、集約さ
れる。そして、利用者の所持する携帯端末、駐車管理装
置、商業施設などには、ブルートゥースのような近距離
無線通信機能を持たせているので、データ転送をワイヤ
レスで手軽に行うことができる。本実施の形態の施設情
報提供システムでは、このような構成や機能を持たせて
いるので、利用者が所望の場所の駐車施設の空きエリア
情報の提供が無料で手軽に受けられると共に、駐車施設
周辺の商業施設に関する有益な情報も同様にして無料で
手軽に受けられる。このことは、利用者の利便性を図る
だけでなく、駐車施設や商業施設の利用率（稼動率）が
アップさせることにつながり、関係した施設間で情報を
共有化することにより、相互に宣伝や集客効果を得るこ
とができる。なお、上記実施の形態では、商業施設とし
てデパートを例にあげて説明したが、これに限定され
ず、スーパーマーケット、あるいは、映画館、コンサー
ト会場、劇場など種々の施設に対して上記と同様に適用
することができる。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明によれば、駐車管理装置により駐車施設の空きエリ
アに車両を駐車させて管理を行い、情報集約装置によっ
て複数の駐車管理装置から少なくとも空きエリアの情報
集約が行われる。この駐車管理装置と情報集約装置に
は、通信回線を介して相互に情報のやり取りが可能な通
信手段をそれぞれ具備し、さらに駐車管理装置は、近距
離無線通信機能を持った利用者の携帯端末との間で近距
離でのみ情報のやり取りが可能な近距離無線通信手段を
具備している。このため、利用者が携帯端末の近距離無
線通信機能を使って駐車管理装置の近距離無線通信手段
に対して駐車施設の空きエリア情報を要求すると、情報
集約装置で集約された複数の駐車管理装置の空きエリア
情報を通信料を払わずに、様々な場所で手軽に提供を受
けることができる。請求項２に記載の発明によれば、駐
車施設周辺の商業施設は、情報集約装置の通信手段との
間で通信回線を介して相互に情報がやり取り可能な通信
手段をさらに備えているので、駐車管理装置の近辺で利
用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って駐車施設
の空きエリア情報を要求したり、実際に駐車したことを
示す駐車情報を送信することにより、空きエリア情報や
その周辺の商業施設に関する情報を通信料を払わずに、
様々な場所で手軽に提供を受けることができる。請求項
３に記載の発明によれば、商業施設は、利用者の携帯端
末との間で近距離でのみ情報がやり取り可能な近距離無
線通信手段をさらに備えているので、商業施設の近辺で
利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って情報を
やり取りするだけで、商業施設の通信手段を介して情報
集約装置で集約された情報に基づく駐車施設の空きエリ
ア情報や他の商業施設に関する情報を通信料を払わず
に、様々な場所で手軽に提供を受けることができる。

【００１８】請求項４に記載の発明によれば、駐車管理
装置の近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を
使って取得可能な周辺の商業施設に関する情報として、
商業施設の所在地情報、当該商業施設における特別販売
情報や特別サービス情報、あるいは当該商業施設におけ
る割引クーポン情報やサービスポイント情報の少なくと
も１つが含まれているので、利用者は何れかの駐車管理
装置の近辺で携帯端末を使うだけで、その周辺にある商
業施設の所在地を通信料を払わずに、様々な場所で手軽
に知ることができると共に、どの商業施設でどのような
特別販売や特別サービスが行われているかも事前にわか
り、さらにそれらの商業施設における割引クーポン情報
やサービスポイント情報についても併せて取得すること
ができる。請求項５に記載の発明によれば、商業施設の
近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って
やり取りする情報として、利用者が駐車管理装置近辺で
携帯端末の近距離無線通信機能を使って取得した割引ク
ーポン情報やサービスポイント情報、あるいは実際に駐
車した駐車施設情報などを提供し、商業施設を利用した
ことによる駐車施設の割引クーポン情報を得るようにし
たので、商業施設利用時に割引クーポンやサービスポイ
ントを使うことで商業施設における特典を享受すること
ができると共に、駐車施設の料金精算時に駐車施設の割
引クーポンを使うことで駐車施設における特典を享受す
ることができる。請求項６に記載の発明によれば、商業
施設に関する情報を情報集約装置を介して駐車施設の駐
車管理装置へ流し、その駐車施設の利用者が得た商業施
設の所在地情報、特別販売情報や特別サービス情報、あ
るいは割引クーポン情報やサービスポイント情報を用い
て商業施設が利用した場合、駐車施設内での情報提供が
きっかけとなって商業施設の利用が図られたと考えるこ
とができるので、駐車施設の主体に対して商業施設の利
用度合に応じて利益を還元すれば、相互理解が一層深ま
り、連携することでさらなる集客効果が見込めるように
なる。

【００１９】請求項７に記載の発明によれば、駐車管理
装置の近辺で利用者が携帯端末を用いて駐車施設の空き
エリア情報を要求することにより、複数の駐車管理装置
における空きエリア情報が提供され、その空きエリア情
報に基づいて車両を駐車すると、商業施設に関する所在
地情報、特別販売情報、特別サービス情報、割引クーポ
ン情報、およびサービスポイント情報の少なくとも１つ
が提供されるようにしたので、提供された商業施設に関
する情報の中から商業施設を選ぶ際に、割引クーポンや
サービスポイントを基準にして選べば特典を享受するこ
とができる。このように、利用者にとって駐車施設を利
用する本来の目的（買い物やイベントなど）を達成する
のに必要な情報を通信料を払わずに、手軽に様々な場所
で提供が受けられる上、商業施設利用時に特典を享受す
ることができる。請求項８に記載の発明によれば、駐車
施設の利用者が商業施設を利用した際に、商業施設の利
用度合に応じた駐車施設の利用に対する割引クーポン情
報やサービスポイント情報が提供され、駐車料金精算時
に割引クーポンやサービスポイントを用いれば駐車料金
の割引サービスが受けられるので、駐車場利用者の利便
性が図れると共に、駐車施設や商業施設の利用率をアッ
プすることができる。請求項９に記載の発明によれば、
駐車施設の利用者が商業施設を利用した際に、商業施設
の利用度合に応じて各駐車施設の主体に対して一定の利
益還元を行うようにしたので、駐車施設と商業施設の相
互理解が一層深まり、連携して行動することでさらなる
集客効果が見込めるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施の形態における施設情報提供システムの
概略構成を説明する全体図である。

【図２】図１に対応した各部の機能ブロック図である。

【図３】本実施の形態の動作を説明するフローチャート
である。

【図４】本実施の形態の動作を説明するフローチャート
である。

【符号の説明】

１０、１２、１４ 駐車管理装置、１０ａ、１２ａ、２
２ａ、２６ａ アンテナ、１０ｂ、１２ｂ、１４ｂ、１
６ｂ、１８ｂ、２６ｂ、２８ｂ 通信部、１０ｃ、１２
ｃ、１４ｃ、１６ｃ、１８ｃ、２２ｃ、２６ｃ、２８ｃ
情報処理部、１６ 情報集約装置、１８ 管制センタ
ー、２０ 利用者、２２ 携帯端末、２２ｂ 通信部、
２２ｄ 操作部、２２ｅ 表示部、２４ 車、２６ 商
業施設、２６ｄ 端末通信部、２８ 駐車施設主体。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０６ Ｇ０６Ｆ 17/60 ５０６ Ｇ０７Ｂ 15/00 Ｇ０７Ｂ 15/00 Ｕ Ｇ０７Ｆ 17/00 Ｇ０７Ｆ 17/00 Ｚ Ｈ０４Ｑ 7/20 Ｈ０４Ｑ 7/04 Ｚ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 駐車施設の空きエリアに車両を駐車させ
   て管理を行う駐車管理装置と、 複数の前記駐車管理装置から少なくとも空きエリア情報
   を集約する情報集約装置と、 を備え、前記駐車管理装置と前記情報集約装置とは、通
   信回線を介して相互に情報をやり取りすることが可能な
   通信手段をそれぞれ具備し、 前記駐車管理装置は、利用者が携帯している近距離無線
   通信機能を持った携帯端末との間で近距離でのみ情報を
   やり取りすることが可能な近距離無線通信手段をさらに
   具備し、 前記利用者が携帯端末の近距離無線通信機能を使って前
   記駐車管理装置の近距離無線通信手段に対して駐車施設
   の空きエリア情報を要求すると、当該駐車管理装置の空
   きエリア情報および前記情報集約装置を介した他の駐車
   管理装置における空きエリア情報が得られるようにした
   ことを特徴とする施設情報提供システム。
2. 【請求項２】 前記駐車施設周辺に存在する商業施設
   は、前記情報集約装置の通信手段との間で通信回線を介
   して相互に情報をやり取りすることが可能な通信手段を
   さらに備え、 前記駐車管理装置の近辺で利用者が携帯端末の近距離無
   線通信機能を使って駐車施設の空きエリア情報を要求し
   たり、実際に駐車したことを示す駐車情報を送信する
   と、前記情報集約装置で集約された情報に基づく空きエ
   リア情報やその周辺の商業施設に関する情報が得られる
   ようにしたことを特徴とする請求項１に記載の施設情報
   提供システム。
3. 【請求項３】 前記商業施設は、利用者が携帯している
   近距離無線通信機能を持った携帯端末との間で近距離で
   のみ情報をやり取りすることが可能な近距離無線通信手
   段をさらに備え、 前記商業施設の近辺で利用者が携帯端末の近距離無線通
   信機能を使って情報をやり取りすることにより、前記商
   業施設の通信手段を介して前記情報集約装置で集約され
   た情報に基づく駐車施設の空きエリア情報や他の商業施
   設に関する情報が得られるようにしたことを特徴とする
   請求項２に記載の施設情報提供システム。
4. 【請求項４】 前記駐車管理装置の近辺で利用者が携帯
   端末の近距離無線通信機能を使って取得可能な周辺の商
   業施設に関する情報としては、商業施設の所在地情報、
   当該商業施設における特別販売情報や特別サービス情
   報、あるいは当該商業施設における割引クーポン情報や
   サービスポイント情報の少なくとも１つが含まれている
   ことを特徴とする請求項２に記載の施設情報提供システ
   ム。
5. 【請求項５】 前記商業施設の近辺で利用者が携帯端末
   の近距離無線通信機能を使ってやり取りする情報として
   は、利用者が前記駐車管理装置の近辺で携帯端末の近距
   離無線通信機能を使って取得した、割引クーポン情報や
   サービスポイント情報、実際に駐車した駐車施設情報な
   どを提供すると共に、商業施設を利用したことによる駐
   車施設の割引クーポン情報を得るようにしたことを特徴
   とする請求項３に記載の施設情報提供システム。
6. 【請求項６】 前記商業施設は、その商業施設に関する
   情報を前記情報集約装置を介して駐車施設の駐車管理装
   置に流し、その中のある駐車施設を利用した利用者が駐
   車管理装置の近距離無線通信手段を介して得た商業施設
   の所在地情報、特別販売情報や特別サービス情報、ある
   いは割引クーポン情報やサービスポイント情報の何れか
   を用いて商業施設を利用した場合に、各駐車施設の主体
   に対して商業施設の利用度合に応じた利益還元を行うよ
   うにしたことを特徴とする請求項２〜５の何れか一項に
   記載の施設情報提供システム。
7. 【請求項７】 駐車施設に車両を駐車させて管理する駐
   車管理装置と、該駐車管理装置の周辺に存在する商業施
   設とに対し、それぞれ通信回線と通信手段とを介して接
   続され、各施設から提供される情報を集約する情報集約
   装置を備え、前記駐車管理装置や前記商業施設に設けら
   れた近距離無線通信手段を介して利用者が近距離無線通
   信機能を有する携帯端末を使って駐車施設や商業施設に
   関する情報をやり取りする施設情報提供方法であって、 利用者が前記駐車管理装置の近辺で携帯端末を用いて駐
   車施設の空きエリア情報を要求すると、当該駐車管理装
   置および情報集約装置を介して他の駐車管理装置の空き
   エリア情報が提供される過程と、 該空きエリア情報に基づいて車両を駐車させると、その
   駐車施設周辺の商業施設に関する所在地情報、特別販売
   情報、特別サービス情報、割引クーポン情報、およびサ
   ービスポイント情報の少なくとも１つの情報が提供され
   る過程と、 該商業施設に関する情報に基づいて利用者が所望の商業
   施設を選択して利用する際に、提供された割引クーポン
   情報やサービスポイント情報によって一定の特典が享受
   される過程と、 が含まれていることを特徴とする施設情報提供方法。
8. 【請求項８】 駐車施設の利用者が商業施設を利用した
   際に、商業施設の利用度合に応じた駐車施設の利用に対
   する割引クーポン情報やサービスポイント情報などが提
   供される過程と、 利用者による駐車施設の駐車料金精算時に、提供された
   割引クーポン情報やサービスポイント情報によって一定
   の特典が享受される過程と、 がさらに含まれていることを特徴とする請求項７に記載
   の施設情報提供方法。
9. 【請求項９】 駐車施設の利用者が商業施設を利用した
   際に、商業施設の利用度合に応じて各駐車施設の主体に
   対して一定の利益還元を行う過程がさらに含まれている
   ことを特徴とする請求項７または８に記載の施設情報提
   供方法。