JP2002372699A - 投射型表示装置および投射型表示装置の製造方法 - Google Patents

投射型表示装置および投射型表示装置の製造方法

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JP2002372699A
JP2002372699A JP2001182999A JP2001182999A JP2002372699A JP 2002372699 A JP2002372699 A JP 2002372699A JP 2001182999 A JP2001182999 A JP 2001182999A JP 2001182999 A JP2001182999 A JP 2001182999A JP 2002372699 A JP2002372699 A JP 2002372699A
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light
light valve
display device
beam splitter
optical block
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Application number
JP2001182999A
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English (en)
Inventor
Hisao Ozeki
尚夫 大関
Tetsuo Hattori
徹夫 服部
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏光ビームスプリッタと反射型ライトバルブと
を空隙を設けて接着する。 【解決手段】第1一体化部材201は、直接取り付け部
2013Uと2013Lとで偏光ビームスプリッタ10
7Gに接着される。ライトバルブ109Gが取り付けら
れたライトバルブ一体化部材203は、第1一体化部材
201の半田付け取り付け部2011Uおよび2011
Lに半田付けされる。第1一体化部材201を偏光ビー
ムスプリッタ107Gの上面107Uおよび下面(不図
示)に接着する際、偏光ビームスプリッタ107Gの面
107Sと第1一体化部材201の当接部2015との
間に補助部材2016(図3)を挟んで両者間の位置決め
を行う。直接取り付け部2013Uと2013Lに設け
られた穴HUおよびHLに接着剤をそれぞれ充填し、接
着剤が硬化後、補助部材2016(図3)を除去して面1
07Sと当接部2015との間に空隙CH(図4)を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】反射型ライトバルブを用いた投射型表示
装置が知られている。この投射型表示装置では、偏光ビ
ームスプリッタを出射した光が直接、もしくはプリズム
を介して反射型ライトバルブに入射される。ライトバル
ブで反射射出された光は、入射光と反対方向に進んで再
び偏光ビームスプリッタへ導かれる。このような装置で
は、たとえば、ライトバルブを金属部材に固着し、ライ
トバルブへ光を出射する光学部材に上記金属部材を接着
することにより光学部材とライトバルブとが固着され
る。この金属部材を光学部材に接着するとき、光学部材
の光軸がライトバルブの中央部に一致するように位置決
めしてから接着したいという需要がある。このため、ラ
イトバルブに対して垂直な軸に平行な光学部材の面に当
接する位置決め部が金属部材に設けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】装置の使用環境により
温度変化が生じると、光学部材、金属部材および接着部
材に生じる熱膨張収縮によって接着部に不要な力が発生
する。このとき、光学部材と金属部材とが当接している
と、光学部材とライトバルブとの位置関係がずれやすく
なる。この結果、投射画像にいわゆる画素ずれが生じて
画質が低下するおそれがあった。
【0004】本発明の目的は、接着後の熱膨張収縮を原
因とするライトバルブおよび光学ブロック間の位置ずれ
を抑えるようにした投射型表示装置、およびその製造方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
一実施の形態を示す図7、図8、図6に対応づけて本発
明を説明する。 (1)請求項1に記載の発明による投射型表示装置は、
照明光を供給する光源101と、照明光を第1色光と第
2色光とに色分解する色分解光学系403,408,4
04,406と、第1の画像信号に基づいて、第1色光
を射出する第1のライトバルブ413Bと、第2の画像
信号に基づいて、第2色光を射出する第2のライトバル
ブ413Gと、第1のライトバルブ413Bから射出さ
れた光を第1の入射面から入射するとともに第2のライ
トバルブ413Gから射出された光を第2の入射面から
入射し、双方の入射光を色合成して射出する色合成光学
系411,410,407を有する光学ブロック40
5,406,407,408,410,411と、光学
ブロック405,406,407,408,410,4
11から射出された色合成光を投射する投射光学系41
4と、光学ブロック405,406,407,408,
410,411の面のうち第1の入射面と交わる面であ
って光を通過しない第1の面406U、および第1の入
射面の双方の面に交わる光学ブロック405,406,
407,408,410,411の第2の面406Sと
の間に空隙を設けて位置決めした状態で第1の面406
Uに接着することにより光学ブロック405,406,
407,408,410,411に第1のライトバルブ
413Bを固着する第1の固着部材201と、光学ブロ
ック405,406,407,408,410,411
の面のうち第2の入射面と交わる面であって光を通過し
ない第3の面、および第2の入射面の双方の面に交わる
光学ブロック405,406,407,408,41
0,411の第4の面との間に空隙を設けて位置決めし
た状態で第3の面に接着することにより光学ブロック4
05,406,407,408,410,411に第2
のライトバルブ413Gを固着する第2の固着部材とを
有することにより、上述した目的を達成する。 (2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の投射
型表示装置において、第1の固着部材201は、光学ブ
ロック405,406,407,408,410,41
1の第2の面406Sに対して位置決めを行う第1の位
置決め部2015を有し、第2の固着部材は、光学ブロ
ック405,406,407,408,410,411
の第4の面に対して位置決めを行う第2の位置決め部を
有し、空隙は、光学ブロック405,406,407,
408,410,411の第2の面406Sと第1の位
置決め部2015との間、および光学ブロック405,
406,407,408,410,411の第4の面と
第2の位置決め部との間にそれぞれ設けられることを特
徴とする。 (3)請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の投射
型表示装置において、投射型表示装置が使用される温度
範囲の最高温度の環境に所定時間おかれた後、さらに使
用される温度範囲の最低温度の環境に所定時間おかれた
後、投射光学系414によって投射される第1のライト
バルブ413Bの像と第2のライトバルブ413Gの像
とのずれ量をライトバルブの1/2画素ピッチに相当す
る像の長さ以内とするように、空隙の寸法が設定されて
いることを特徴とする。 (4)請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の投射
型表示装置において、空隙は、投射型表示装置が使用さ
れるいずれの温度範囲においても光学ブロック405,
406,407,408,410,411と第1の位置
決め部2015、および光学ブロック405,406,
407,408,410,411と第2の位置決め部と
が当接しない長さに設定されていることを特徴とする。 (5)請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の投射
型表示装置において、第1のライトバルブ413Bおよ
び第2のライトバルブ413Gはそれぞれ反射型液晶ラ
イトバルブであり、光学ブロックは、色分解光学系40
3,408,404,406と、第1のライトバルブ4
13B側および第2のライトバルブ413G側のそれぞ
れに射出する偏光ビームスプリッタ406、405とを
含み、第1のライトバルブ413Bと光学ブロック40
5,406,407,408,410,411との間に
配設され、入射された光の振動方向を変えて射出する第
1の波長位相板412Bと、第2のライトバルブ413
Gと光学ブロック405,406,407,408,4
10,411との間に配設され、入射された光の振動方
向を変えて射出する第2の波長位相板412Gとをさら
に有し、第1の固着部材201は、第1の波長位相板4
12Bをさらに固着し、第2の固着部材は、第2の波長
位相板412Gをさらに固着することを特徴とする。 (6)請求項6に記載の発明による投射型表示装置の製
造方法は、光学ブロック303にライトバルブ307B
を固着する固着部材201に、ライトバルブ307Bを
固着し、光学ブロック303の面のうち光を通過しない
第1の面303U、およびライトバルブ307Bから射
出された光を入射する光学ブロック303の入射面の双
方の面に交わる第2の面303aもしくは第2の面30
3aに含まれる稜線303Lと固着部材201とを空隙
部材を介して当接し、第1の面303Uと固着部材20
1とを接着し、空隙部材を除去して第2の面303aも
しくは第2の面303aに含まれる稜線303Lと固着
部材201との間に空隙を設けることにより、上述した
目的を達成する。 (7)請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の投射
型表示装置の製造方法において、投射型表示装置が使用
される温度範囲の最高温度の環境に所定時間おかれた
後、さらに使用される温度範囲の最低温度の環境に所定
時間おかれた後、投射型表示装置によって投射されるラ
イトバルブ307Bの像のずれ量をライトバルブ307
Bの1/2画素ピッチに相当する像の長さ以内とするよ
うに、空隙の寸法が設定されていることを特徴とする。 (8)請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の投射
型表示装置の製造方法において、空隙は、投射型表示装
置が使用されるいずれの温度範囲においても光学ブロッ
ク303と固着部材201とが当接しない長さに設定さ
れていることを特徴とする。 (9)請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の投射
型表示装置の製造方法において、ライトバルブは反射型
液晶ライトバルブ307Bであり、光学ブロックは偏光
ビームスプリッタ302を含み、第1の面303Uと固
着部材201とを接着後、ライトバルブ307Bおよび
偏光ビームスプリッタ302に対して波長位相板306
Bの位置をさらに調整し、波長位相板306Bを固着部
材201に固着することを特徴とする。 (10)請求項10に記載の発明による投射型表示装置
の製造方法は、光学ブロック303にライトバルブ30
7Bを固着する固着部材201に、ライトバルブ307
Bを固着し、光学ブロック303の面のうち光を通過し
ない第1の面303U、およびライトバルブ307Bか
ら射出された光を入射する光学ブロック303の入射面
の双方の面に交わる第2の面303aもしくは第2の面
303aに含まれる稜線303Lを固着部材201に当
接し、固着部材201をライトバルブ307Bの射出面
に対して平行移動して第2の面303aもしくは第2の
面303aに含まれる稜線303Lと固着部材201と
の間に所定の空隙を設け、第1の面303Uと固着部材
201とを接着固定することにより、上述した目的を達
成する。 (11)請求項11に記載の発明は、請求項10に記載
の投射型表示装置の製造方法において、投射型表示装置
が使用される温度範囲の最高温度の環境に所定時間おか
れた後、さらに使用される温度範囲の最低温度の環境に
所定時間おかれた後、投射型表示装置によって投射され
るライトバルブ307Bの像のずれ量をライトバルブ3
07Bの1/2画素ピッチに相当する像の長さ以内とす
るように、空隙の寸法が設定されていることを特徴とす
る。 (12)請求項12に記載の発明は、請求項10に記載
の投射型表示装置の製造方法において、空隙は、投射型
表示装置が使用されるいずれの温度範囲においても光学
ブロック303と固着部材201とが当接しない長さに
設定されていることを特徴とする。 (13)請求項13に記載の発明は、請求項10に記載
の投射型表示装置の製造方法において、ライトバルブは
反射型液晶ライトバルブ307Bであり、光学ブロック
は偏光ビームスプリッタ302を含み、第1の面303
Uと固着部材201とを接着後、ライトバルブ307B
および偏光ビームスプリッタ302に対して波長位相板
306Bの位置をさらに調整し、波長位相板306Bを
固着部材201に固着することを特徴とする。
【0006】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態に
限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 −第一の実施の形態− 図1は、本発明の第一の実施の形態による投射型表示装
置の基本構成図である。図1において、投射型表示装置
は、光源101と、クロスダイクロイックミラー102
と、折り曲げミラー103および104と、ダイクロイ
ックミラー105と、R光用フィールドレンズ106R
と、G光用フィールドレンズ106Gと、B光用フィー
ルドレンズ106Bと、R光用偏光ビームスプリッタ1
07Rと、G光用偏光ビームスプリッタ107Gと、B
光用偏光ビームスプリッタ107Bと、1/4波長位相
板108Rと、1/4波長位相板108Gと、1/4波
長位相板108Bと、R光用反射型ライトバルブ109
Rと、G光用反射型ライトバルブ109Gと、B光用反
射型ライトバルブ109Bと、光路長補正部材110
R、110Gおよび110Bと、クロスダイクロイック
プリズム111と、投射レンズ112とを有する。
【0008】光源101は、ランプ101aならびに放
物面形状の凹面鏡101bから構成される。光源101
から射出された略平行光束の光源光は、クロスダイクロ
イックミラー102に入射される。クロスダイクロイッ
クミラー102は、ダイクロイックミラー102Bと、
ダイクロイックミラー102RGとで構成される。ダイ
クロイックミラー102Bおよびダイクロイックミラー
102RGは、それぞれ入射光軸に対して入射角度45
度を有してクロス形状に配置されている。ダイクロイッ
クミラー102Bは、B(青)光反射特性を有する。一
方、ダイクロイックミラー102RGは、R(赤)光な
らびにG(緑)光反射特性を有する。クロスダイクロイ
ックミラー102は、入射された光源光を、入射光軸に
垂直で互いに反対方向に進行するB光と、R光およびG
光の混合光とに色分解する。
【0009】色分解されたB光は、折り曲げミラー10
3にて反射され、B光用フィールドレンズ106Bを経
てB光用偏光ビームスプリッタ107Bに入射される。
R光およびG光の混合光は、折り曲げミラー104にて
反射され、ダイクロイックミラー105に入射される。
ダイクロイックミラー105は、光軸に対して45度を
なすように配置され、G光を反射するとともにR光を透
過する特性を有する。ダイクロイックミラー105は、
入射された混合光を、入射光軸に対して直交する方向に
進むG光と、入射光軸と同じ方向に進むR光とに色分解
する。このように、クロスダイクロイックミラー102
およびダイクロイックミラー105は、光源光をR光、
G光、ならびにB光からなる光の3原色に色分解する色
分解光学系を構成する。
【0010】色分解されたR光は、R光用フィールドレ
ンズ106Rを経てR光用偏光ビームスプリッタ107
Rに入射される。また、色分解されたG光は、G光用フ
ィールドレンズ106Gを経てG光用偏光ビームスプリ
ッタ107Gに入射される。各色光用の偏光ビームスプ
リッタにそれぞれ入射された各色光は、偏光分離部を反
射して偏光ビームスプリッタを射出するS偏光と、偏光
分離部を透過して偏光ビームスプリッタを射出するP偏
光とに偏光分離される。第一の実施の形態では、S偏光
をライトバルブに向けて射出する照明光として使用し、
P偏光を不要光として廃棄する構成とする。
【0011】R光用偏光ビームスプリッタ107Rを射
出したR色のS偏光は、1/4波長位相板108Rを経
て反射型ライトバルブ109Rに入射される。G光用偏
光ビームスプリッタ107Gを射出したG色のS偏光
は、1/4波長位相板108Gを経て反射型ライトバル
ブ109Gに入射される。B光用偏光ビームスプリッタ
107Bを射出したB色のS偏光は、1/4波長位相板
108Bを経て反射型ライトバルブ109Bに入射され
る。
【0012】ここで、反射型ライトバルブ109R、1
09Gおよび109Bについて説明する。反射型ライト
バルブは、電気書き込み式反射型ライトバルブである。
すなわち、シリコン基板上にTFT等の非線形スイッチ
ング素子が複数の画素にそれぞれ対応するように設けら
れ、これらTFTの画素を構成する液晶層に対して画像
信号に応じて選択的に電圧が印加される。電圧が印加さ
れた液晶層は、液晶分子の配列が変わり、当該液晶層が
位相板の役目を果たすようになる。したがって、反射型
ライトバルブに入射された偏光光を当該液晶層を経由し
て反射層に導き、反射層で反射して反射型ライトバルブ
から射出させることにより、入射された偏光と振動方向
が異なる偏光が変調光として射出される。一方、反射型
ライトバルブの非選択の画素に対応する部分、すなわ
ち、電圧が印加されないTFTに入射された偏光は、液
晶分子の初期の配向の捻れ構造に従って進行して反射層
にて反射される。この反射光は再び捻れ構造に従って逆
に進行することより、入射された偏光と振動方向が同じ
偏光として射出される。このように、反射型ライトバル
ブの反射射出光は、変調光であるP偏光と、非変調光で
あるS偏光とからなる混合光である。
【0013】R色光用のライトバルブ109Rを反射射
出したR色光は、再度1/4波長位相板108Rを経て
偏光ビームスプリッタ107Rに入射され、偏光分離部
を透過するP偏光の変調光と、偏光分離部を反射するS
偏光の非変調光とに偏光分離される。偏光ビームスプリ
ッタ107Bで反射される非変調光は、光源101方向
に進行して廃棄される。同様に、G色光用のライトバル
ブ109Gを反射射出したG色光は、再度1/4波長位
相板108Gを経て偏光ビームスプリッタ107Gに入
射され、偏光分離部を透過するP偏光の変調光と、偏光
分離部を反射するS偏光の非変調光とに偏光分離され
る。また、B色光用のライトバルブ109Bを反射射出
したB色光は、再度1/4波長位相板108Bを経て偏
光ビームスプリッタ107Bに入射され、偏光分離部を
透過するP偏光の変調光と、偏光分離部を反射するS偏
光の非変調光とに偏光分離される。これにより、各色の
非変調光が光源101方向に進行して廃棄される。
【0014】1/4波長位相板108R、1/4波長位
相板108G、および1/4波長位相板108Bについ
て説明する。1/4波長位相板は、反射型ライトバルブ
で反射される光の振動方向を、偏光ビームスプリッタの
偏光分離部にとって最適な方向に変換するために用いら
れる。光源101により発せられ、上述した反射型ライ
トバルブに入射される光には、光軸に対して傾きを有す
る光線が存在する。反射型ライトバルブに入射される偏
光の振動方向は、光線の進行方向と、偏光ビームスプリ
ッタの偏光分離面の法線方向とによって決定される。具
体的には、本実施の形態の場合は、偏光ビームスプリッ
タの偏光分離部により反射されるS偏光なので、当該光
は反射進行方向ベクトルと法線ベクトルの外積ベクトル
に対して平行な振動方向を有する。上述した反射型ライ
トバルブのスイッチング素子が全画素に対応して非選択
状態にされている場合(黒画像を投射する場合)、当該ラ
イトバルブで反射される光線は全てS偏光(非変調光)に
なる。この反射S偏光の振動方向が偏光ビームスプリッ
タの偏光分離部にとって最適な方向の振動方向と一致し
ていないと、反射S偏光に含まれる偏光成分のうち、偏
光ビームスプリッタを透過してしまう成分がある。反射
S偏光の一部が偏光ビームスプリッタを透過すると、投
射像のコントラストの低減を招く。
【0015】1/4波長位相板は、反射型ライトバルブ
から反射射出される反射S偏光(非変調光)が偏光ビーム
スプリッタの偏光分離部で全て反射されるように、当該
1/4波長位相板を光軸の回りに回転させてその位置が
調整される。実際の調整は、黒い画像を投射する画像信
号を反射型ライトバルブに与え(スイッチング素子を全
画素に対応して非選択状態にする)、投射画像の黒色が
1番沈む状態、すなわち、投射像のコントラストが1番
高くとれるように1/4波長位相板を回転させる。投射
像のコントラストが最良になるとき、反射型ライトバル
ブから反射射出される反射S偏光の振動方向が偏光ビー
ムスプリッタの偏光分離部に最適な方向となる。
【0016】なお、上記の説明では、反射型ライトバル
ブと偏光ビームスプリッタとの間に1/4波長位相板を
配置する構成とした。この構成は、使用する反射型ライ
トバルブが理想的なミラーとみなせる場合、あるいは、
ライトバルブの液晶層中の液晶分子のプレチルト分の補
正が1/4波長位相板の回転によって補正できる場合に
適用できるものである。ライトバルブに使用される液晶
によっては、1/4波長位相板を用いて投射像のコント
ラストを最適に調整することができない場合もある。そ
の場合には、1/4波長位相板の代わりに1/4波長と
異なる波長位相板を使用し、当該波長位相板を光軸の回
りに回転させてコントラストが最高になるように調整し
て固定すればよい。
【0017】R色光用の偏光ビームスプリッタ107R
を透過したP偏光(変調光)、すなわち、検光光は、R色
光用の偏光ビームスプリッタ107Rの射出面とクロス
ダイクロイックプリズム111間に配置された光路長補
正部材110Rを経てクロスダイクロイックプリズム1
11に入射される。G色光用の偏光ビームスプリッタ1
07Gを透過したP偏光(変調光)、すなわち、検光光
は、G色光用の偏光ビームスプリッタ107Gの射出面
とクロスダイクロイックプリズム111間に配置された
光路長補正部材110Gを経てクロスダイクロイックプ
リズム111に入射される。また、B色光用の偏光ビー
ムスプリッタ107Bを透過したP偏光(変調光)、すな
わち、検光光は、B色光用の偏光ビームスプリッタ10
7Bの射出面とクロスダイクロイックプリズム111間
に配置された光路長補正部材110Bを経てクロスダイ
クロイックプリズム111に入射される。
【0018】光路長補正部材110R、光路長補正部材
110G、および光路長補正部材110Bは、各色光用
ライトバルブから投射レンズ112までの光路長を同じ
にするとともに、クロスダイクロイックプリズム111
と各色光用偏光ビームスプリッタとを一体化する役目を
担う。
【0019】クロスダイクロイックプリズム111は、
その内部に、R光反射ダイクロイック膜111Rと、B
光反射ダイクロイック膜111Bとが互いに直交するよ
うに配置された複合プリズム部材である。クロスダイク
ロイックプリズム111に入射したR色の検光光は、R
光反射ダイクロイック膜111Rによって投射レンズ1
12側に反射される。また、クロスダイクロイックプリ
ズム111に入射したB色の検光光は、B光反射ダイク
ロイック膜111Bによって投射レンズ112側に反射
される。さらに、クロスダイクロイックプリズム111
に入射したG色の検光光は、両ダイクロイック膜111
R、111Bを透過して投射レンズ112側へ進む。こ
れにより、R色、G色およびB色の検光光は、クロスダ
イクロイックプリズム111の同一面から色合成された
光として射出される。色合成光は、投射レンズ112に
入射され、不図示のスクリーン上にフルカラー像が投射
される。このように、クロスダイクロイックプリズム1
11が色合成光学系を構成する。
【0020】投射レンズ112について説明する。投射
レンズ112は、その内部に、不図示の開口絞りと前群
レンズおよび後群レンズとを有する。前群レンズは、開
口絞りよりクロスダイクロイックプリズム111側(図
1において右側)に配設される。投射レンズ112は、
前群レンズの焦点距離の位置に開口絞りが配設され、い
わゆる前側にテレセントリックな構成を有する。投射レ
ンズ12の開口絞りの中央部を通る光線として主光線を
定義し、この主光線を投射レンズ12を逆行して辿る
と、主光線は以下のように進む。投射レンズ12→クロ
スダイクロイックプリズム111、各色偏光ビームスプ
リッタ107R、107G、107B→各色1/4波長
位相板108R、108G、108B→各色ライトバル
ブ109R、109G、109B→各色1/4波長位相
板108R、108G、108B、→各色偏光ビームス
プリッタ107R、107G、107B、各色フィール
ドレンズ106R、106G、106Bである。以上の
光路においては光軸に平行となり、光軸に対してテレセ
ントリックな構成となっている。
【0021】各色フィールドレンズ106R、106
G、106Bによってそれぞれ折り曲げられた各色の主
光線は、色分解光学系105,102を進行して光源1
01のランプ101aに集光される。このように、フィ
ールドレンズ106R、106G、106Bは、当該フ
ィールドレンズと投射レンズ12との間の光路の主光線
のテレセントリック性を担保する。したがって、偏光ビ
ームスプリッタの偏光分離特性、1/4波長位相板の位
相分離特性、ライトバルブの変調層の変調特性、および
クロスダイクロイックプリズム中のダイクロイック膜の
光学特性は、それぞれ入射光線の入射角度に依存した特
性変化を有するにも関わらず、主光線に関しては全て光
軸に平行にされているので、投射像におけるコントラス
トの低減、カラーシェーディングの発生が抑えられてい
る。
【0022】本発明は、以上説明した図1の構成の投射
型表示装置おいて、各色光用の反射型ライトバルブと偏
光ビームスプリッタなどの光学部材との一体化について
特徴を有する。図2は、図1の投射型表示装置の偏光ビ
ームスプリッタ、1/4波長位相板ならびにライトバル
ブの取り付けを説明する分解構成図である。図2におい
て、図1と同一部材には同一符号を記す。ここで、クロ
スダイクロイックプリズム111に固着される偏光ビー
ムスプリッタには、G光用偏光ビームスプリッタ107
G、R光用偏光ビームスプリッタ107R、およびB光
用偏光ビームスプリッタ107Bの3つがある。各偏光
ビームスプリッタには、それぞれ各色用1/4波長位相
板、各色用反射型ライトバルブが取り付けられるが、そ
の取り付け方法は3組とも同じである。そこで、代表と
してG色光用偏光ビームスプリッタ107Gに対する1
/4波長位相板108Gと反射型ライトバルブ109G
との取り付けについて説明し、R色とB色用各部材の取
り付けについての図示および説明は省略する。
【0023】図2において、偏光ビームスプリッタ10
7Gに第1一体化部材201が取り付けられる。第1一
体化部材201は枠形状を有する。すなわち、その中央
部にライトバルブ109Gへの入射光、ならびにライト
バルブ109Gからの反射射出光を通過させる略方形状
の開口部201Hが設けられている。開口部201Hの
上部および下部のそれぞれには、開口部201Hの上部
から下部に、開口部201Hの下部から上部に向かって
それぞれ延設され、偏光ビームスプリッタ107側に折
り曲げられた曲げ部2013U(上部)および2013L
(下部)が設けられている。この曲げ部2013Uおよび
2013Lは、偏光ビームスプリッタ107Gに直接接
着させる直接取り付け部である。これら直接取り付け部
2013U、2013Lには、偏光ビームスプリッタ1
07Gとの接着の際に接着剤溜部として使用される貫通
穴HUおよびHLがそれぞれ設けられている。
【0024】開口部201Hの左部および右部の一方に
は、偏光ビームスプリッタ107Gに対して第1一体化
部材201を位置出しするための当接部2015が設け
られている。当接部2015は、直接取り付け部201
3Uならびに2013Lが設けられる開口部201Hの
上部および下部を除いて設けられる。図2の例では、開
口部201Hの右部の一部が左部に向かって延設され、
偏光ビームスプリッタ107側に折り曲げられることに
より当接部2015が形成される。
【0025】第1一体化部材201の上部ならびに下部
の略中央部には、後述する1/4波長位相板取り付け部
材202を取り付けるために、貫通穴部2012Uおよ
び2012Lが設けられている。貫通穴部2012Uの
上側の一辺と、貫通穴部2012Lの下側の一辺とは、
1/4波長位相板取り付け部材202を回転できるよう
に円弧形状にされている。
【0026】第1一体化部材201において、貫通穴部
2012Uの上側、および貫通穴部2012Lの下側に
は、それぞれ上下に延設された半田付け取り付け部20
11Uおよび2011Lが設けられる。この半田付け取
り付け部2011Uおよび2011Lに対し、後述する
ライトバルブ一体化部材203が半田付け固着される。
【0027】第1一体化部材201にはさらに、開口部
201Hの左右部の一方において、直接取り付け部20
13Uならびに2013Lの折り曲げ方向と反対方向
に、突起ボス部2014Uおよび2014Lが設けられ
る。これら突起ボス部2014Uおよび2014Lは、
後述する1/4波長位相板一体化部材202に形成され
ている回転位置出し用の貫通穴に嵌入される。
【0028】以上説明した第1一体化部材201は、偏
光ビームスプリッタ107G側に折り曲げられた直接取
り付け部2013Uと2013Lとで、偏光ビームスプ
リッタ107Gを挟み込むように接着固着される。図3
は、偏光ビームスプリッタ107Gに第1一体化部材2
01を取り付ける様子を示す斜視図である。直接取り付
け部2013Uおよび2013L(不図示)に、偏光ビー
ムスプリッタ107Gの光が通過しない上面107Uお
よび下面(不図時)の、G光を射出および入射する面に近
接する部分を挟み込ませる。このとき、偏光ビームスプ
リッタ107Gの上面107Uと交わる側面107Sと
第1一体化部材201の当接部2015との間に補助部
材2016を挟んで当接し、偏光ビームスプリッタ10
7Gおよび第1一体化部材201間の位置決めを行う。
【0029】第1一体化部材201の直接取り付け部2
013Uと2013Lとで偏光ビームスプリッタ107
Gの上下面を挟み込んでいるので、偏光ビームスプリッ
タ107Gの光の通過面が開口部201Hの中心に対し
て上部および下部に偏ることがない。また、偏光ビーム
スプリッタ107Gを開口部201Hの右側の当接部2
015に補助部材2016を挟んで当接しているので、
偏光ビームスプリッタ107Gの光の通過面が開口部2
01Hの中心に対して右部および左部に偏ることがな
い。つまり、偏光ビームスプリッタ107Gを通過する
光束が第1一体化部材201によってけられることがな
いから、偏光ビームスプリッタ107Gの光の通過面を
有効に使用することができる。
【0030】上述したように位置出しを行った状態で、
貫通穴(開口)HUおよびHL(不図示)に接着剤ADを充
填し、硬化させて第1一体化部材201と偏光ビームス
プリッタ107Gとを固着する。図3において、偏光ビ
ームスプリッタ107Gの下面に直接取り付け部201
3Lが取り付けられるが、この部分の図示は省略されて
いる。接着剤ADが半硬化後、補助部材2016を除去
することにより、偏光ビームスプリッタ107Gの面1
07Sと第1一体化部材201の当接部2015との間
に、補助部材2016の挟持された部分の厚さに相当す
る空隙CHを得る(図4)。その後、接着剤ADがさらに
硬化する。
【0031】使用する接着剤は、エポキシ性接着剤、シ
リコン性接着剤および紫外線硬化型等の光接着剤のいず
れでもよい。なお、直接取り付け部2013Uおよび2
013L(不図示)を偏光ビームスプリッタ107Gの光
が通過しない上下面に接着するとき、接着剤ADが当該
偏光ビームスプリッタ107Gの偏光分離部PSをまた
がないように接着する。偏光分離部PSをまたがないよ
うにすることで、偏光分離部PSに対して接着材硬化、
および硬化後の周囲の温度変化に起因する熱収縮にとも
なう応力が与えられなくなり、偏光ビームスプリッタ1
07Gの偏光分離特性に悪影響をおよぼすことがない。
【0032】第1一体化部材201は、たとえば、SU
S410板部材をプレス板金加工して形成される。そし
て、第1一体化部材201を偏光ビームスプリッタ10
7Gに接着する前に、この部材の半田付け取り付け部2
011U、2011Lに対して半田メッキを施してお
く。
【0033】補助部材2016は、たとえば、プラスチ
ック箔または薄板を使用する。プラスチックの他に、ビ
ニル、紙、自己潤滑シートなどを用いてもよい。補助部
材2016は、偏光ビームスプリッタ107Gの材質よ
りやわらかく、除去する際に滑りやすい材質であって、
挟持部の厚さは、たとえば、0.1mm程度のものがよ
い。
【0034】空隙CHの値は、0.1mmに限ることな
く、各部材の熱膨張収縮係数を考慮して決定される。す
なわち、接着剤ADが硬化後に周囲温度が変化し、偏光
ビームスプリッタ107G、接着剤AD、および第1一
体化部材201のそれぞれが熱膨張収縮しても、偏光ビ
ームスプリッタ107Gが当接部2015に当接しない
必要最小限の長さがよい。もし、偏光ビームスプリッタ
107Gが当接部2015に当接していると、熱膨張収
縮による位置ずれは、当接していない方向に対するずれ
量が当接している方向に対するずれ量より大きくなる。
このことは、投射型表示装置による投射像のR光、G
光、B光の3色の像のずれを招く。
【0035】補助部材2016の挟持部(偏光ビームス
プリッタ107Gおよび当接部2015で挟まれるとこ
ろ)厚さは、空隙CHの設計値に応じて決定される。周
囲温度の変化を投射型表示装置の仕様で定められる温度
範囲とすると、たとえば、−20℃〜+60℃の範囲で
ある。この場合、投射型表示装置を+60℃の環境に5
分間放置し、続いて−20℃の環境に5分間放置する。
この後、投射型表示装置により投射される投射像におい
て、R光、G光、B光の3色の像のずれを確認する。こ
の場合の投射像のずれを1/2画素ピッチに相当するず
れ量以内にするように、空隙CHの値が決定される。
【0036】1/4波長位相板108Gの一体化につい
て説明する。図2において、1/4波長位相板一体化部
材202の中央部に設けられた開口部202Hを塞ぐよ
うに、方形状の1/4波長位相板108Gが第1一体化
部材201側から貼り付けられている。1/4波長位相
板一体化部材202の上部ならびに下部の略中央部に設
けられた保持部2021Uおよび2021Lが、第1一
体化部材201の貫通穴部2012U、2012Lにそ
れぞれはめ込まれる。また、1/4波長位相板一体化部
材202に形成された円弧状穴2022Uおよび202
2Lに、第1一体化部材201の突起ボス部2014U
および2014Lがそれぞれ嵌入される。
【0037】ライトバルブ一体化部材203について説
明する。ライトバルブ一体化部材203は、その中央部
にライトバルブ109Gへの入射光、ならびにライトバ
ルブ109Gからの反射射出光を通過させる略方形状の
開口部203Hが設けられている。この開口部203H
には、反射型ライトバルブ109Gが第1一体化部材2
01と反対側から取り付けられる。
【0038】ライトバルブ一体化部材203の開口部2
03Hの上側、および開口部203Hの下側には、それ
ぞれ上下に延設され、第1一体化部材201側に斜めに
折り曲げられた半田付け取り付け部2031Uおよび2
031Lが設けられている。半田付け取り付け部203
1Uおよび2031Lの先端は、それぞれ第1一体化部
材201と平行になるように折り曲げられている。半田
付け取り付け部2031Uの先端は、第1一体化部材2
01の半田付け取り付け部2011Uに半田付けされ
る。また、半田付け取り付け部2031Lの先端は、第
1一体化部材201の半田付け取り付け部2011Lに
半田付けされる。
【0039】ライトバルブ一体化部材203を第1一体
化部材201に半田付け固着する前に、上述した第1一
体化部材201の偏光ビームスプリッタ107Gへの接
着固着と、1/4波長位相板108Gが取り付けられた
1/4波長位相板一体化部材202の第1一体化部材2
01への一体化とを行っておく。また、G光用の各部材
の取り付けと同様に、R光用部材ならびにB光用部材に
ついても行っておく。そして、G光用のライトバルブ一
体化部材203の半田取り付け部2031U、2031
Lを、第1一体化部材201の半田取り付け部2011
U、2011Lに、それぞれ半田付け固着させる。
【0040】G光用のライトバルブ一体化部材203を
第1一体化部材201に半田付け固着してから、G光に
よる投射像をスクリーンに投射させる。このG光による
投射像を基準にして、R光用ライトバルブ109Rの画
素位置がG光用ライトバルブ109Gの画素位置に一致
するように、R光用ライトバルブ一体化部材(不図示)を
R光用第1一体化部材(不図示)に半田付け固着させる。
同様にして、B光用ライトバルブ109Bの画素位置が
G光用ライトバルブ109Gの画素位置に一致するよう
に、B光用ライトバルブ一体化部材(不図示)をB光用第
1一体化部材(不図示)に半田付け固着させる。これによ
り、投射像においてR光、G光、B光の3色の画素を一
致させる(レジストレーションを達成する)ことができ
る。
【0041】以上説明した第一の実施の形態によれば、
次の作用効果が得られる。 (1)偏光ビームスプリッタ107Gに反射型ライトバ
ルブ109Gを一体化固着する第1一体化部材201を
枠形状にしたので、たとえば、コの字型形状に比べて部
材の鋼性を高くすることができるから、固着強度が向上
する。 (2)枠形状の第1一体化部材201を偏光ビームスプ
リッタ107Gに固着するとき、偏光ビームスプリッタ
107Gの光が通過しない上面107Uおよび下面(不
図示)に、第1一体化部材201の直接取り付け部20
13Uおよび2013L(不図示)をそれぞれ接着固着す
るようにしたので、偏光ビームスプリッタ107Gの光
が通過する面に接着代を設けなくてよい。これにより、
偏光ビームスプリッタ107Gを小型化してコストを低
減することが可能になる。 (3)第1一体化部材201を偏光ビームスプリッタ1
07Gに接着する際、偏光ビームスプリッタ107Gの
上面107Uおよび下面(不図示)に交わる面107Sと
第1一体化部材201の当接部2015との間に補助部
材2016を挟んで両者間の位置決めを行うようにし
た。この結果、偏光ビームスプリッタ107Gの光軸が
反射型ライトバルブ109Gの中心と一致するように、
偏光ビームスプリッタ107Gに対する第1一体化部材
201の固着位置を設計値に正確に合わせることができ
る。このように装置の組立精度が向上すると、偏光ビー
ムスプリッタ107Gの光の通過面を有効に使用できる
ので、偏光ビームスプリッタ107Gをさらに小型化
し、コストを低減することが可能になる。 (4)接着剤ADが硬化後、補助部材2016を除去す
ることにより、偏光ビームスプリッタ107Gの光を通
過しない面107Sと第1一体化部材201の当接部2
015との間に、補助部材2016の挟持部の厚さに相
当する空隙CHを得るようにした。接着剤ADが硬化後
に周囲温度が変化することに起因して偏光ビームスプリ
ッタ107G、接着剤AD、および第1一体化部材20
1のそれぞれが熱膨張収縮しても、空隙CHにより偏光
ビームスプリッタ107Gが当接部2015に当接しな
い。この結果、偏光ビームスプリッタ107Gと反射型
ライトバルブ109G間の位置関係のずれを抑えて、投
射画像の画素ずれによる画質低下を低減することができ
る。
【0042】−第二の実施の形態− 図5は、本発明の第二の実施の形態による投射型表示装
置の基本構成図である。図5において、投射型表示装置
は、光源301と、偏光ビームスプリッタ302と、第
1プリズム303と、第2プリズム304と、第3プリ
ズム305と、1/4波長位相板306Bと、1/4波
長位相板306Rと、1/4波長位相板306Gと、B
光用反射型ライトバルブ307Bと、R光用反射型ライ
トバルブ307Rと、G光用反射型ライトバルブ307
Gと、投射レンズ308と、フィールドレンズ309と
を有する。
【0043】光源301は、ランプ301aならびに放
物面形状の凹面鏡301bから構成される。光源301
から射出された略平行光束の光源光は、フィールドレン
ズ309を経て偏光ビームスプリッタ302に入射され
る。偏光ビームスプリッタ302は偏光分離部を有し、
偏光分離部によって反射されるS偏光と、偏光分離部を
透過するP偏光とに偏光分離する。このうちS偏光は不
要光として廃棄される。
【0044】偏光ビームスプリッタ302を透過射出さ
れたP偏光は、第1プリズム303の面303aから入
射される。プリズム303の面303aから入射した光
は、第1プリズム303内をそのまま進行し、面303
bに形成されたダイクロイック膜によってB光が反射さ
れ、R光およびG光が透過される。面303bに形成さ
れているダイクロイック膜は、B光を反射し、R光およ
びG光を透過する特性を有する。面303bのダイクロ
イック膜によって反射されたB光は第1プリズム303
内を進行し、第1プリズム303の面303aにて全反
射作用を受ける。全反射されたB光はさらに第1プリズ
ム303内を進行し、第1プリズム303の面303c
から射出される。一方、第1プリズム303の面303
bのダイクロイック膜を透過して第1プリズム303か
ら射出したR光およびG光は、第2プリズム304に面
304aから入射される。
【0045】第1プリズム303と第2プリズム304
とは、空隙を隔てて固着一体化されている。第2プリズ
ム304および第3プリズム305は、第2プリズム3
04の面304bと第3プリズム305の面305aと
の間にダイクロイック膜を挟んで接着一体化されてい
る。第2プリズム304および第3プリズム305間の
ダイクロイック膜は、R光を反射し、G光を透過する特
性を有する。
【0046】第2プリズム304に面304aから入射
されたR光とG光の混合光は、第2プリズム304内を
そのまま進行し、面304bに形成されたダイクロイッ
ク膜にてR光が反射され、G光が透過される。反射され
たR光は第2プリズム304内を進行し、第2プリズム
304の面304aにて全反射作用を受ける。全反射さ
れたR光は第2プリズム304内を進行し、第2プリズ
ム304の面304cから射出される。一方、第2プリ
ズム304の面304bのダイクロイック膜を透過して
第2プリズム304から射出したG光は、第3プリズム
305に面305aから入射される。G光は第3プリズ
ム305内を進行し、第3プリズム305の面305b
にて全反射作用を受ける。全反射されたG光は第3プリ
ズム305内を進行し、第3プリズム305の面305
cから射出される。
【0047】第1プリズム303の面303cから射出
されたB光は、第1プリズム303の射出面303cの
近傍に配設された1/4波長位相板306Bを経てB光
用反射型ライトバルブ307Bに照明光として入射され
る。B光と同様に、第2プリズム304の面304cか
ら射出されたR光、ならびに第3プリズム305の面3
05cから射出されたG光は、それぞれ各プリズムの射
出面近傍に配設された1/4波長位相板306R、なら
びに1/4波長位相板306Gを経てR光用反射型ライ
トバルブ307R、ならびにG光用反射型ライトバルブ
307Gに照明光としてそれぞれ入射される。各色用反
射型ライトバルブは、第一の実施の形態で用いたものと
同一であり、その説明は省略する。
【0048】B光用反射型ライトバルブ307Bを反射
射出したB光は、入射光軸を逆方向に進行し、第1プリ
ズム303の面303cから第1プリズム303に入射
され、第1プリズム303の面303aから射出され
る。B光と同様に、R光用反射型ライトバルブ307
R、ならびにG光用反射型ライトバルブ307Gを反射
射出したR光ならびにG光は、それぞれ入射光軸を逆方
向に進行する。R光は、第2プリズム304の面304
cから第2プリズム304に入射され、第1プリズム3
03の面303aから射出される。また、G光は第3プ
リズム305の面305cから第3プリズム305に入
射され、第1プリズム303の面303aから射出され
る。つまり、第1プリズム303の面303aからは、
B光、R光ならびにG光の色合成光が射出される。射出
された色合成光は、偏光ビームスプリッタ302に面3
02aから入射され、偏光分離部によって変調光(S偏
光)は反射光として、非変調光(P偏光)は透過光とし
て偏光分離(検光)される。このうち、S偏光は偏光ビ
ームスプリッタ302の面302bから出射され、投射
レンズ308に入射されて不図示のスクリーンにフルカ
ラー像として投射される。一方、P偏光は不要光として
廃棄される。なお、第1プリズム303、第2プリズム
304ならびに第3プリズム305が色分解合成複合プ
リズムを構成する。
【0049】1/4波長位相板306B、306R、3
06Gは、第一の実施の形態と同様に、スクリーン上の
投射像のコントラストを向上させる機能を有する。1/
4波長位相板306B、306R、306Gは、1/4
波長と異なる波長の波長位相板であってもよい。この理
由は、第一の実施の形態の説明で記述した理由の他に、
上述したダイクロイック膜ならびに各プリズムの全反射
膜によって偏光状態を制御することが可能であることに
よる。
【0050】フィールドレンズ309は、第一の実施の
形態のフィールドレンズと同様に、投射レンズ308中
の不図示の開口絞りによって決定される主光線が、当該
フィールドレンズ309と投射レンズ308間において
光軸に平行になることを目的に配設される。第一の実施
の形態ではフィールドレンズを各色光ごとに3つ配設し
たが、本実施形態では1個である。フィールドレンズ3
09により、偏光ビームスプリッタ302、色分解合成
複合プリズム303、304,305、1/4波長位相
板306B、306R、306G、反射型ライトバルブ
307B、307Rならびに307Gの光路において、
主光線が光軸に平行なテレセントリックな構成になる。
【0051】図6は、図5の投射型表示装置の色分解合
成複合プリズム、1/4波長位相板ならびにライトバル
ブの取り付けを説明する分解構成図である。図6におい
て、図5ならびに第一の実施の形態による図2と同一の
一体化部材には同一符号を記す。色分解合成プリズムに
は、B色用、R色用ならびにG色用1/4波長板と、B
色用、R色用ならびにG色用反射型ライトバルブがそれ
ぞれ取り付けられるが、その取り付け方法は各色とも同
じである。そこで、第1プリズム303に対する1/4
波長位相板306B、および反射型ライトバルブ307
Bの取り付けを例にあげて説明し、R色とG色用各部材
の取り付けについての図示および説明は省略する。
【0052】第1一体化部材201、1/4波長位相板
一体化部材202ならびにライトバルブ一体化部材20
3の構造は、第一の実施の形態と同じである。第二の実
施の形態では、第1一体化部材201を第1プリズム3
03に接着固着する点が異なる。すなわち、第1一体化
部材201の直接取り付け部2013Uおよび2013
Lに、第1プリズム303の光が通過しない上下面の、
光入出射面に近接する部分を挟み込ませる。このとき、
第1プリズム303の上面303Uと交わる面303S
と第1一体化部材201の当接部2015との間に補助
部材(不図示)を挟んで当接し、第1プリズム303およ
び第1一体化部材201間の位置決めを行う。
【0053】上述したように位置出しを行った状態で、
貫通穴(開口)HUおよびHLに接着剤を充填し、硬化さ
せて第1一体化部材201と第1プリズム303とを固
着する。接着剤が半硬化後、補助部材(不図示)を除去す
ることにより、第1プリズム303の面303Sと第1
一体化部材201の当接部2015との間に、補助部材
の挟持部の厚さに相当する空隙が得られる。
【0054】1/4波長位相板一体化部材202、およ
びライトバルブ一体化部材203の取り付け手順は、第
一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。ま
た、各ライトバルブのレジストレーション調整(画素合
わせ)についても、第一の実施の形態と同様に行う。
【0055】以上説明した第二の実施の形態によれば、
第一の実施の形態と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0056】以上の説明では、第1プリズム303の面
303Sと第1一体化部材201の当接部2015との
間に補助部材を挟んで当接し、第1プリズム303およ
び第1一体化部材201間の位置決めを行うようにした
が、当接部2015に対して必ずしも平行な面を当接面
にしなくてもよい。たとえば、図6において破線で示す
ように、第1プリズム303の面303aと面303c
とが稜線303Lを形成する場合に、第1プリズム30
3の稜線303Lと第1一体化部材201の当接部20
15との間に補助部材を挟んで当接し、第1プリズム3
03および第1一体化部材201間の位置決めを行う。
このように、第1プリズム303の光を通過しない面3
03Uと交わる面303a(303c)が当接部2015
に平行な面でなくても、面303a(303c)に含まれ
る当接部2015に最近接の稜線303Lが、補助部材
を介して当接部2015に当接される。
【0057】−第三の実施の形態− 図7は、本発明の第三の実施の形態による投射型表示装
置の基本構成図である。図7において、投射型表示装置
は、光源401と、偏光照明装置402と、波長選択性
位相板403と、偏光ビームスプリッタ404と、偏光
ビームスプリッタ405と、偏光ビームスプリッタ40
6と、偏光ビームスプリッタ407と、波長選択性位相
板408と、波長選択性位相板409と、1/2波長位
相板410と、波長選択性位相板411と、1/4波長
位相板412Bと、1/4波長位相板412Rと、1/
4波長位相板412Gと、B光用反射型ライトバルブ4
13Bと、R光用反射型ライトバルブ413Rと、G光
用反射型ライトバルブ413Gと、投射レンズ414
と、フィールドレンズ415とを有する。
【0058】光源401は、ランプ401aならびに放
物面形状の凹面鏡401bから構成される。光源401
から射出された光源光束は、偏光照明装置402により
略単一偏光(P偏光)に変換される。この偏光照明装置
402は、フライアイインテグレータ、偏光ビームスプ
リッタアレイ、1/2波長位相板ならびにコンデンサレ
ンズから構成されている。フライアイインテグレータ
は、複数のレンズを平面的に配列した第1のレンズ板
と、同様な第2のレンズ板とから構成される。偏光ビー
ムスプリッタアレイは、複数の偏光ビームスプリッタが
アレイ状に形成されたもので、フライアイインテグレー
タの射出面に配置される。1/2波長位相板は、偏光ビ
ームスプリッタアレイの所定偏光ビームの射出面に配置
される。コンデンサレンズは、上記偏光ビームスプリッ
タアレイ、および上記1/2波長位相板から射出される
単一偏光を集光する。これらの構成により、光源401
による光源光が単一偏光(本実施形態ではP偏光)に変
換される。
【0059】偏光照明装置402から射出された単一偏
光は、フィールドレンズ415を経て波長選択性位相板
403に入射される。波長選択性位相板403は、入射
されたP偏光のうち、G光波長領域の成分のみを振動方
向が異なるS偏光に変換して射出し、R光波長領域なら
びにB光波長領域の成分はP偏光のまま射出する。ここ
で、波長選択性位相板403、および後述する波長選択
性位相板408,409,411は、入射される単一偏
光のうち、特定の波長域のみを入射偏光と異なる振動方
向の偏光に変換して射出する機能を有するもので、たと
えば、米国特許5751384号、5990996号、
5999240号等に開示されている。
【0060】フィールドレンズ415の役目は、第一お
よび第二の実施形態と同様に、当該フィールドレンズ4
15と投射レンズ414との間の光路において、投射レ
ンズ414の開口絞りによって決定される主光線が光軸
に対して平行になるようにすることにある。
【0061】波長選択性位相板403を射出した光は、
偏光ビームスプリッタ404に入射される。偏光ビーム
スプリッタ404は偏光分離部を有し、偏光分離部によ
って反射されるS偏光と、偏光分離部を透過するP偏光
とに偏光分離する。これにより、偏光ビームスプリッタ
404の入射光は、P偏光であるR光とB光の混合光
と、S偏光であるG光とに色分解される。色分解された
G光は、隣接する偏光ビームスプリッタ405に入射さ
れ、当該偏光ビームスプリッタ405の偏光分離部によ
って反射射出される。偏光ビームスプリッタ405から
射出されたG光は、射出面近傍に配設された1/4波長
位相板412Gを経てG光用反射型ライトバルブ413
Gに照明光として入射される。第三の実施の形態で用い
られる反射型ライトバルブは、第一および第二の実施の
形態で用いられたものと同一であり、その説明は省略す
る。
【0062】偏光ビームスプリッタ404を透過射出さ
れたR光およびB光の混合光は、偏光ビームスプリッタ
404の射出面近傍に配設された波長選択性位相板40
8に入射される。波長選択性位相板408は、入射され
たP偏光のうち、B光波長領域の成分のみを振動方向が
異なるS偏光に変換して射出し、R光波長領域の成分は
P偏光のまま射出する。波長選択性位相板408を射出
した光は、偏光ビームスプリッタ406に入射される。
偏光ビームスプリッタ406の入射光は、P偏光である
R光と、S偏光であるB光とに色分解される。色分解さ
れたR光とB光は、それぞれ偏光ビームスプリッタ40
6の異なる射出面から射出され、射出面近傍に配設され
た1/4波長位相板412R、412Bを経て、反射型
ライトバルブ413R、413Bに照明光としてそれぞ
れ入射される。このように、偏光ビームスプリッタ40
4および偏光ビームスプリッタ406は、色分解光学系
を構成する。
【0063】B色光用のライトバルブ413Bを反射射
出したB色光は、再度1/4波長位相板412Bを経て
偏光ビームスプリッタ406に入射され、偏光分離部を
透過するP偏光の変調光と、偏光分離部を反射するS偏
光の非変調光とに偏光分離(検光)される。偏光ビーム
スプリッタ406で反射される非変調光は、光源401
方向に進行して廃棄される。同様に、R色光用のライト
バルブ413Rを反射射出したR色光は、再度1/4波
長位相板412Rを経て偏光ビームスプリッタ406に
入射され、偏光分離部を反射するS偏光の変調光と、偏
光分離部を透過するP偏光の非変調光とに偏光分離(検
光)される。偏光ビームスプリッタ406を透過する非
変調光は、光源401方向に進行して廃棄される。
【0064】偏光ビームスプリッタ406を射出された
R光とB光の検光光は、偏光ビームスプリッタ406の
射出面近傍に配設された波長選択性位相板411に入射
される。波長選択性位相板411は、入射されたS偏光
のうち、R光波長領域の成分のみを振動方向が異なるP
偏光に変換して射出し、B光波長領域の成分はP偏光の
まま射出する。波長選択性位相板411を射出した光
は、偏光ビームスプリッタ407に入射される。
【0065】一方、G色光用のライトバルブ413Gを
反射射出したG色光は、再度1/4波長位相板412G
を経て偏光ビームスプリッタ405に入射され、偏光分
離部を透過するP偏光の変調光と、偏光分離部を反射す
るS偏光の非変調光とに偏光分離(検光)される。偏光
ビームスプリッタ405で反射される非変調光は、光源
401方向に進行して廃棄される。
【0066】偏光ビームスプリッタ405を射出された
G光の検光光は、偏光ビームスプリッタ405の射出面
近傍に配設された1/2波長位相板410に入射され
る。1/2波長位相板410は、入射されたP偏光を振
動方向が異なるS偏光に変換して射出する。1/2波長
位相板410を射出した光は、偏光ビームスプリッタ4
07に入射される。
【0067】偏光ビームスプリッタ407は、図7の上
側から入射されるP偏光であるB光およびR光の変調光
を透過し、図7の右側から入射されるS偏光であるG光
の変調光を偏光分離部で反射して図7の下側へ射出す
る。偏光ビームスプリッタ407の射出面近傍には、波
長選択性位相板409が配設される。波長選択性位相板
409は、入射光のうちG光波長領域の成分のみを振動
方向が異なる偏光に変換して射出する。波長選択性位相
板409を経ることにより、全ての波長域の変調光がP
偏光として投射レンズ414に入射され、不図示のスク
リーン上にフルカラー像が投射される。上述したよう
に、偏光ビームスプリッタ406は、R光およびB光の
変調光の色合成を行う。また、偏光ビームスプリッタ4
07は、R光およびB光の色合成光と、G光の変調光と
の色合成を行う。このように、偏光ビームスプリッタ4
06および偏光ビームスプリッタ407は、色合成光学
系を構成する。
【0068】図8は、図7の投射型表示装置の偏光ビー
ムスプリッタ、1/4波長位相板ならびにライトバルブ
の取り付けを説明する分解構成図である。図8におい
て、図7ならびに第一および第二の実施の形態による図
2、図6と同一の一体化部材には同一符号を記す。偏光
ビームスプリッタ405には、G色用1/4波長板41
2GとG色用反射型ライトバルブ413Gとが取り付け
られる。偏光ビームスプリッタ406には、B色用1/
4波長板412BとB色用反射型ライトバルブ413
B、およびR色用1/4波長板412RとR色用反射型
ライトバルブ413Rがそれぞれ取り付けられる。これ
ら各部材の取り付け方法は各色とも同じであるので、偏
光ビームスプリッタ406に対する1/4波長位相板4
12B、および反射型ライトバルブ413Bの取り付け
を例にあげて説明し、R色とG色用各部材の取り付けに
ついての図示および説明は省略する。
【0069】第1一体化部材201、1/4波長位相板
一体化部材202ならびにライトバルブ一体化部材20
3の構造は、上述した第一および第二の実施の形態と同
じである。第三の実施の形態では、第1一体化部材20
1を偏光ビームスプリッタ406に接着固着する点が異
なる。すなわち、第1一体化部材201の直接取り付け
部2013Uおよび2013Lに、偏光ビームスプリッ
タ406の光が通過しない上下面の、光入出射面に近接
する部分を挟み込ませる。このとき、偏光ビームスプリ
ッタ406の上面406Uと交わる面406Sと第1一
体化部材201の当接部2015との間に補助部材(不
図示)を挟んで当接し、偏光ビームスプリッタ406お
よび第1一体化部材201間の位置決めを行う。
【0070】上述したように位置出しを行った状態で、
貫通穴(開口)HUおよびHLに接着剤を充填し、硬化さ
せて第1一体化部材201と偏光ビームスプリッタ40
6とを固着する。接着剤が半硬化後、補助部材(不図示)
を除去することにより、偏光ビームスプリッタ406の
面406Sと第1一体化部材201の当接部2015と
の間に、補助部材の挟持部の厚さに相当する空隙が得ら
れる。
【0071】1/4波長位相板一体化部材202、およ
びライトバルブ一体化部材203の取り付け手順は、第
一の実施の形態と同様であるので説明を省略する。ま
た、各ライトバルブのレジストレーション調整(画素合
わせ)についても、第一の実施の形態と同様に行う。
【0072】以上説明した第三の実施の形態によれば、
第一および第二の実施の形態と同様の作用効果が得られ
る。
【0073】−第四の実施の形態− 上述した第一の実施の形態〜第三の実施の形態では、偏
光ビームスプリッタやプリズムなどの光学部材と、第1
一体化部材201の当接部2015との間に空隙部材を
挟んで当接後に接着し、接着材が硬化後に補助部材を外
して光学部材と第1一体化部材201の当接部2015
との間に空隙を設けるようにした。この代わりに、光学
部材と第1一体化部材201の当接部2015とを直接
当接し、第1一体化部材201を光学部材から徐々に離
して当接部2015と光学部材との間に空隙を設けた状
態で光学部材と第1一体化部材とを接着するようにして
もよい。
【0074】図9は、本発明の第四の実施の形態により
偏光ビームスプリッタに第1一体化部材を取り付ける様
子を示す斜視図である。図9において、偏光ビームスプ
リッタ107Gが不図示の台座によって支持されてい
る。第1一体化部材201は、偏光ビームスプリッタ1
07Gによって保持されている。すなわち、第1一体化
部材201の直接取り付け部2013Uおよび2013
Lで偏光ビームスプリッタ107Gの光が通過しない上
下面を挟み込んでいる。このとき、偏光ビームスプリッ
タ107Gの側面107Sと第1一体化部材201の当
接部2015とが直接当接されている。なお、この場合
に第1一体化部材201を保持するとは、当該第1一体
化部材201が偏光ビームスプリッタ107Gから離脱
しないように仮に固定された状態のことをいう。
【0075】偏光ビームスプリッタ107Gを支持する
不図示の台座はさらに、位置決め治具501を支持して
いる。位置決め治具501は、偏光ビームスプリッタ1
07Gに対する第1一体化部材201の固着位置の位置
出しを行う際に、上記台座にあらかじめ設けられている
位置決め治具501用支持部にセットされる。
【0076】位置決め治具501の精密送り機構501
aの可動先端部501bを第1一体化部材201に当接
させた状態で、可動先端部501bを第1一体化部材2
01の開口部201Hが形成する面に平行に、たとえ
ば、図9において0.1mm右方に動かす。これにより、
可動先端部501bによる押圧で第1一体化部材201
が移動し、偏光ビームスプリッタ107Gの側面107
Sと第1一体化部材201の当接部2015との間に
0.1mmの空隙CHが形成される。
【0077】上述したように位置出しを行った状態で、
貫通穴(開口)HUおよびHL(不図示)に接着剤を充填
し、硬化させて第1一体化部材201と偏光ビームスプ
リッタ107Gとを固着する。接着剤が硬化後、位置決
め治具501を除去する。
【0078】以上説明した第四の実施の形態によれば、
偏光ビームスプリッタ107Gの側面107Sと第1一
体化部材201の当接部2015との間に0.1mmの空
隙CHが形成され、第一の実施の形態と同様の作用効果
が得られる。
【0079】位置決め治具501が可動先端部501b
により第1一体化部材201を押して移動させる代わり
に、第1一体化部材201を引いて移動させるようにし
てもよい。図10は、この様子を説明する斜視図であ
る。図10において、第1一体化部材201の当接部2
015の近傍に穴201aがさらに設けられる。位置決
め治具501の精密送り機構501aの可動先端部50
1cにフックを設け、このフックを上記穴201aに係
合させる。この状態で可動先端部501cを第1一体化
部材201の開口部201Hが形成する面に平行に、た
とえば、図10において0.1mm右方に動かす。これに
より、可動先端部501cによる引力で第1一体化部材
201が移動し、偏光ビームスプリッタ107Gの側面
107Sと第1一体化部材201の当接部2015との
間に0.1mmの空隙CHが形成される。
【0080】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の第一の実施の形態における各構成要素との対応につ
いて説明する。クロスダイクロイックミラー102およ
びダイクロイックミラー105が、色分解光学系に対応
する。反射型ライトバルブ109Gが、第1のライトバ
ルブに対応する。反射型ライトバルブ109Bが、第2
のライトバルブに対応する。クロスダイクロイックプリ
ズム111が、色合成光学系に対応する。クロスダイク
ロイックプリズム111、偏光ビームスプリッタ107
G、偏光ビームスプリッタ107Bおよび偏光ビームス
プリッタ107Rが、光学ブロックに対応する。投射レ
ンズ112が投射光学系に対応する。面107Uが、第
1の面に対応する。面107Sが、第2の面に対応す
る。第1一体化部材201が、第1の固着部材および第
2の固着部材に対応する。当接部2015が第1および
第2の位置決め部に対応する。
【0081】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の第二の実施の形態における各構成要素との対応につ
いて説明する。第1プリズム303、第2プリズム30
4、および第3プリズム305が、色分解光学系、色合
成光学系、および光学ブロックに対応する。反射型ライ
トバルブ307Bが、第1のライトバルブに対応する。
反射型ライトバルブ307Rが、第2のライトバルブに
対応する。投射レンズ308が投射光学系に対応する。
面303Uが、第1の面に対応する。面303aが、第
2の面に対応する。第1一体化部材201が、第1の固
着部材および第2の固着部材に対応する。当接部201
5が第1および第2の位置決め部に対応する。
【0082】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の第三の実施の形態における各構成要素との対応につ
いて説明する。波長選択性位相板403、408、偏光
ビームスプリッタ404、406が、色分解光学系に対
応する。反射型ライトバルブ413Bが、第1のライト
バルブに対応する。反射型ライトバルブ413Gが、第
2のライトバルブに対応する。波長選択性位相板41
1、1/2波長位相板410、偏光ビームスプリッタ4
07が、色合成光学系に対応する。偏光ビームスプリッ
タ405、406、407、1/2波長位相板410、
波長選択性位相板408、411が、光学ブロックに対
応する。投射レンズ414が投射光学系に対応する。面
406Uが、第1の面に対応する。面406Sが、第2
の面に対応する。第1一体化部材201が、第1の固着
部材および第2の固着部材に対応する。当接部2015
が第1および第2の位置決め部に対応する。
【0083】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
装置では、光学ブロックとライトバルブとを固着部材に
よって固着するとき、ライトバルブからの光が入射され
る光学ブロックの入射面と交わる面であって、光を通過
しない光学ブロックの第1の面および上記入射面の双方
に交わる光学ブロックの第2の面と固着部材との間に所
定の空隙を設け、上記第1の面と固着部材とを接着する
ようにした。この結果、固着後の温度変化に起因して生
じる熱膨張収縮によって接着部に不要な力が発生して
も、光学ブロックと固着部材とが当接していないから従
来の装置に比べて固着後の位置ずれがおこりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態による投射型表示装置の基本
構成図である。
【図2】図1の投射型表示装置の偏光ビームスプリッ
タ、1/4波長位相板ならびにライトバルブの取り付け
を説明する分解構成図である。
【図3】偏光ビームスプリッタに第1一体化部材を取り
付ける様子を示す斜視図である。
【図4】補助部材を除去した様子を示す斜視図である。
【図5】第二の実施の形態による投射型表示装置の基本
構成図である。
【図6】図5の投射型表示装置の色分解合成プリズム、
1/4波長位相板ならびにライトバルブの取り付けを説
明する分解構成図である。
【図7】第三の実施の形態による投射型表示装置の基本
構成図である。
【図8】図7の投射型表示装置の偏光ビームスプリッ
タ、1/4波長位相板ならびにライトバルブの取り付け
を説明する分解構成図である。
【図9】第四の実施の形態により偏光ビームスプリッタ
に第1一体化部材を取り付ける様子を示す斜視図であ
る。
【図10】第四の実施の形態の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
101,301,401…光源、 102…クロ
スダイクロイックミラー、103,104…折り曲げミ
ラー、 105…ダイクロイックミラー、107
R,107G,107B,302,404,405,406,
407…偏光ビームスプリッタ、108R,108G,1
08B,306B,306G,306R,412B,412
G,412R…1/4波長位相板、109R,109G,
109B,307B,307G,307R,413B,41
3G,413R…反射型ライトバルブ、111…クロス
ダイクロイックプリズム、112,308,414…投射
レンズ、201…第1一体化部材、 20
2…1/4波長位相板一体化部材、203…ライトバル
ブ一体化部材、 303…第1プリズム、304…
第2プリズム、 305…第3プリズ
ム、402…偏光変換装置、403,408,409,4
11…波長選択性位相板、410…1/2波長位相板、
2015…当接部、2016…補助部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13363 G02F 1/13363 G03B 21/00 G03B 21/00 E 33/12 33/12 H04N 9/31 H04N 9/31 B Fターム(参考) 2H042 CA07 CA09 CA10 CA14 CA16 CA17 2H043 AE02 AE22 2H088 EA14 EA16 EA19 HA13 HA15 HA20 HA29 MA20 2H091 FA10Z FA14Z FA26X FA26Z FA41Z FD11 LA04 LA30 MA07 5C060 GA01 GB02 GB10 HC22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照明光を供給する光源と、 前記照明光を第1色光と第2色光とに色分解する色分解
    光学系と、 第1の画像信号に基づいて、前記第1色光を射出する第
    1のライトバルブと、 第2の画像信号に基づいて、前記第2色光を射出する第
    2のライトバルブと、 前記第1のライトバルブから射出された光を第1の入射
    面から入射するとともに前記第2のライトバルブから射
    出された光を第2の入射面から入射し、双方の入射光を
    色合成して射出する色合成光学系を有する光学ブロック
    と、 前記光学ブロックから射出された色合成光を投射する投
    射光学系と、 前記光学ブロックの面のうち前記第1の入射面と交わる
    面であって光を通過しない第1の面、および前記第1の
    入射面の双方の面に交わる前記光学ブロックの第2の面
    との間に空隙を設けて位置決めした状態で前記第1の面
    に接着することにより前記光学ブロックに前記第1のラ
    イトバルブを固着する第1の固着部材と、 前記光学ブロックの面のうち前記第2の入射面と交わる
    面であって光を通過しない第3の面、および前記第2の
    入射面の双方の面に交わる前記光学ブロックの第4の面
    との間に空隙を設けて位置決めした状態で前記第3の面
    に接着することにより前記光学ブロックに前記第2のラ
    イトバルブを固着する第2の固着部材とを有することを
    特徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記第1の固着部材は、前記光学ブロックの第2の面に
    対して位置決めを行う第1の位置決め部を有し、 前記第2の固着部材は、前記光学ブロックの第4の面に
    対して位置決めを行う第2の位置決め部を有し、 前記空隙は、前記光学ブロックの第2の面と前記第1の
    位置決め部との間、および前記光学ブロックの第4の面
    と前記第2の位置決め部との間にそれぞれ設けられるこ
    とを特徴とする投射型表示装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の投射型表示装置におい
    て、 投射型表示装置が使用される温度範囲の最高温度の環境
    に所定時間おかれた後、さらに前記使用される温度範囲
    の最低温度の環境に所定時間おかれた後、前記投射光学
    系によって投射される前記第1のライトバルブの像と前
    記第2のライトバルブの像とのずれ量を前記ライトバル
    ブの1/2画素ピッチに相当する像の長さ以内とするよ
    うに、前記空隙の寸法が設定されていることを特徴とす
    る投射型表示装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記空隙は、投射型表示装置が使用されるいずれの温度
    範囲においても前記光学ブロックと前記第1の位置決め
    部、および前記光学ブロックと前記第2の位置決め部と
    が当接しない長さに設定されていることを特徴とする投
    射型表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の投射型表示装置におい
    て、 前記第1および第2のライトバルブはそれぞれ反射型液
    晶ライトバルブであり、 前記光学ブロックは、前記色分解光学系と、前記第1の
    ライトバルブ側および前記第2のライトバルブ側のそれ
    ぞれに射出する偏光ビームスプリッタとを含み、 前記第1のライトバルブと前記光学ブロックとの間に配
    設され、入射された光の振動方向を変えて射出する第1
    の波長位相板と、 前記第2のライトバルブと前記光学ブロックとの間に配
    設され、入射された光の振動方向を変えて射出する第2
    の波長位相板とをさらに有し、 前記第1の固着部材は、前記第1の波長位相板をさらに
    固着し、 前記第2の固着部材は、前記第2の波長位相板をさらに
    固着することを特徴とする投射型表示装置。
  6. 【請求項6】光学ブロックにライトバルブを固着する固
    着部材に、前記ライトバルブを固着し、 前記光学ブロックの面のうち光を通過しない第1の面、
    および前記ライトバルブから射出された光を入射する前
    記光学ブロックの入射面の双方の面に交わる第2の面も
    しくは前記第2の面に含まれる稜線と前記固着部材とを
    空隙部材を介して当接し、 前記第1の面と前記固着部材とを接着し、 前記空隙部材を除去して前記第2の面もしくは前記第2
    の面に含まれる稜線と前記固着部材との間に空隙を設け
    ることを特徴とする投射型表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の投射型表示装置の製造方
    法において、 投射型表示装置が使用される温度範囲の最高温度の環境
    に所定時間おかれた後、さらに前記使用される温度範囲
    の最低温度の環境に所定時間おかれた後、前記投射型表
    示装置によって投射される前記ライトバルブの像のずれ
    量を前記ライトバルブの1/2画素ピッチに相当する像
    の長さ以内とするように、前記空隙の寸法が設定されて
    いることを特徴とする投射型表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】請求項6に記載の投射型表示装置の製造方
    法において、 前記空隙は、投射型表示装置が使用されるいずれの温度
    範囲においても前記光学ブロックと前記固着部材とが当
    接しない長さに設定されていることを特徴とする投射型
    表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の投射型表示装置の製造方
    法において、 前記ライトバルブは反射型液晶ライトバルブであり、 前記光学ブロックは偏光ビームスプリッタを含み、 前記第1の面と前記固着部材とを接着後、前記ライトバ
    ルブおよび前記偏光ビームスプリッタに対して波長位相
    板の位置をさらに調整し、 前記波長位相板を前記固着部材に固着することを特徴と
    する投射型表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】光学ブロックにライトバルブを固着する
    固着部材に、ライトバルブを固着し、 前記光学ブロックの面のうち光を通過しない第1の面、
    および前記ライトバルブから射出された光を入射する前
    記光学ブロックの入射面の双方の面に交わる第2の面も
    しくは前記第2の面に含まれる稜線を前記固着部材に当
    接し、 前記固着部材を前記ライトバルブの射出面に対して平行
    移動して前記第2の面もしくは前記第2の面に含まれる
    稜線と前記固着部材との間に所定の空隙を設け、 前記
    第1の面と前記固着部材とを接着固定することを特徴と
    する投射型表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項10に記載の投射型表示装置の製
    造方法において、 投射型表示装置が使用される温度範囲の最高温度の環境
    に所定時間おかれた後、さらに前記使用される温度範囲
    の最低温度の環境に所定時間おかれた後、前記投射型表
    示装置によって投射される前記ライトバルブの像のずれ
    量を前記ライトバルブの1/2画素ピッチに相当する像
    の長さ以内とするように、前記空隙の寸法が設定されて
    いることを特徴とする投射型表示装置の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項10に記載の投射型表示装置の製
    造方法において、 前記空隙は、投射型表示装置が使用されるいずれの温度
    範囲においても前記光学ブロックと前記固着部材とが当
    接しない長さに設定されていることを特徴とする投射型
    表示装置の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項10に記載の投射型表示装置の製
    造方法において、 前記ライトバルブは反射型液晶ライトバルブであり、 前記光学ブロックは偏光ビームスプリッタを含み、 前記第1の面と前記固着部材とを接着後、前記ライトバ
    ルブおよび前記偏光ビームスプリッタに対して波長位相
    板の位置をさらに調整し、 前記波長位相板を前記固着部材に固着することを特徴と
    する投射型表示装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005055587A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Sony Corp 半導体基板、液晶表示装置及びプロジェクタ
JP2006337791A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Hitachi Ltd 投射型映像表示装置、それに用いる光学ユニット及び偏光分離用部材

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