JP2002372243A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP2002372243A
JP2002372243A JP2001179448A JP2001179448A JP2002372243A JP 2002372243 A JP2002372243 A JP 2002372243A JP 2001179448 A JP2001179448 A JP 2001179448A JP 2001179448 A JP2001179448 A JP 2001179448A JP 2002372243 A JP2002372243 A JP 2002372243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
time
weight
data table
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001179448A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Ishikawa
友義 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001179448A priority Critical patent/JP2002372243A/ja
Publication of JP2002372243A publication Critical patent/JP2002372243A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 庫内温度を検出手段により重量センサーの温
度を検出する場合、追随性が悪いため、正確な重量セン
サーの温度を得ることができない場合があり、結果、正
確な重量検出結果を得ることができないという問題があ
った。 【解決手段】 加熱手段61と、被加熱物の重量を検出
する重量検出手段63と、加熱時間カウント手段71に
より計測した時間を記憶する加熱時間記憶手段72と、
インターバル時間カウント手段73により計測した時間
を記憶するインターバル時間記憶手段74と、加熱時間
とインターバル時間とに基づいて前記重量検出手段に用
いる特性式を選択可能なデータテーブル90とを備え、
前記重量検出手段63は前記データテーブル90で選択
された特性式を用いて被加熱物の重量を検出し、この検
出した結果にもとづいて加熱調理を実行する加熱制御手
段69を具備してなることを特徴とする加熱調理器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量センサを備
え、ヒータにより被加熱物を加熱するオーブン機能を備
えた加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヒータにより被加熱物を加熱
調理するオーブン機能を備えた加熱調理器(オーブンレ
ンジ)においては、自動調理を行う際、ターンテーブル
上の調理物の重量を検出する重量センサを加熱室底面側
に設け、この重量センサの検出信号に基づき調理物の重
量を検出し、その重量に対応した加熱時間を設定するこ
とにより、加熱制御を行っている。この種の重量センサ
は、ターンテーブル及び調理物の荷重を受ける回転軸の
下部に可動センサ板を設けるとともに、フレームにはそ
れと対向する固定センサ部を設けて可変容量型コンデン
サを構成し、このコンデンサを発振回路に組み込み、可
動センサ板と固定センサ部との間隙(ギャップ)の変化
に応じて発振回路の発振周波数が変化することによっ
て、調理物の重量を検出するよう構成されている。
【0003】ところで、重量センサは、重量センサの温
度によって異なる特性を有するため、同じ発振周波数を
検出しても重量センサの温度によって異なる重量が得ら
れ、調理物の重量を正確に検出することができない。
【0004】この結果、重量センサの温度を検出するこ
とが望まれるが、重量センサ専用の温度センサを取付け
ることは、コスト高等の問題がある。
【0005】一方、オーブンレンジにおいては、調理室
内の雰囲気温度を検知する温度検知手段としてのサーミ
スタは調理室内側壁側に設けられているが、調理室内の
雰囲気温度を検出するためのものであり、重量センサは
調理室底面壁外側に設けていることから、サーミスタで
検出した温度をそのまま実際の重量センサの温度とする
ことは困難である。
【0006】結果、被加熱物の重量検出誤差が大きくな
り、誤った加熱時間が設定されるので加熱調理が失敗す
るという問題が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、庫内
温度を検出手段により重量センサー温度を検出する場
合、正確な重量センサーの温度を得ることができない場
合があり、結果、正確な重量検出結果を得ることができ
ないという問題があった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、調理物の重量の検出精度の高いオー
ブンレンジを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の加熱調
理器は、調理室内の雰囲気温度を上昇させる加熱手段
と、この加熱手段により加熱される被加熱物の重量を検
出する重量検出手段と、前記加熱手段により加熱した時
間を計測するタイマ手段と、このタイマ手段により計測
した時間を記憶する加熱時間記憶手段と、加熱時間とイ
ンターバル時間から前記重量検出手段に用いる特性式を
記憶したデータテーブルと、前記加熱手段による加熱終
了後から次の調理開始までのインターバル時間を計測す
るインターバル時間検出手段と、このインターバル時間
検出により検出した時間を記憶するインターバル時間記
憶手段と、前記加熱時間記憶手段に記憶した加熱時間と
インターバル時間記憶手段に記憶したインターバル時間
とから特性式を選択し、前記重量検出手段はこの選択し
た特性式に基づいて被加熱物の重量を検出し加熱調理を
実行する制御手段を設けた構成としたものである。
【0010】この構成によれば、重量センサーによる検
出精度が向上し、失敗の少ない加熱調理をすることがで
きる。
【0011】請求項2に記載の加熱調理器は、前記調理
室内の雰囲気温度を検出する温度検出手段を備え、前記
制御手段は前記温度検出手段による検出温度によりデー
タテーブル又はデータテーブルで選択するデータを変更
することを特徴とする。この構成によれば、さらに、重
量センサーによる被調理物の重量検出精度が向上し、失
敗の少ない加熱調理を行うことができる。
【0012】請求項3に記載の加熱調理器は、加熱手段
としてのヒータ出力を可変するヒータ出力可変手段と、
このヒータ出力を記憶するヒータ出力記憶手段とを備
え、前記加熱制御手段は、前記ヒータ出力に基づいて前
記データテーブル又はデータテーブルで選択するデータ
を変更することを特徴とする。
【0013】この構成によれば、さらに、重量センサー
による被調理物の重量検出精度が向上し、失敗の少ない
加熱調理を行うことができる。
【0014】請求項4に記載の加熱調理器は、調理室に
開閉自在に設けられたドアと、このドアの開閉回数をカ
ウントするドア開閉回数カウント手段と、前記ドアの開
閉時間をカウントするドア開閉時間カウント手段と、前
記ドア開閉回数カウント手段又はドア開閉時間カウント
手段によりカウントした回数又は時間の少なくとも1つ
を記憶するドア開閉状態記憶手段とを備え、前記加熱制
御手段は、前記ドア開閉状態記憶手段により記憶したド
ア開閉状態に応じて前記データテーブル又はデータテー
ブルで選択されるデータを変更することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、さらに、重量センサー
による被調理物の重量検出精度が向上し、失敗の少ない
加熱調理を行うことができる。
【0016】請求項5に記載の加熱調理器は、所定時間
操作が行われない場合に電源供給を自動的に停止するオ
ートパワーオフ機能を備え、このオートパワーオフ機能
は前記データテーブルで設定する最大インターバル時間
以上の時間に設定されていることを特徴とする。
【0017】この構成によれば、インターバル時間の間
はオートパワーオフ機能が働かないので、重量センサー
による被調理物の重量検出精度が向上し、失敗の少ない
加熱調理を行うことができる。
【0018】請求項6に記載の加熱調理器は、所定時間
操作が行われない場合に電源供給を自動的に停止するオ
ートパワーオフ機能を備え、このオートパワーオフ機能
は前記データテーブルで選択されたインターバル時間の
間インターバル時間を遅延させることを特徴とする。
【0019】この構成によれば、オートパワーオフ時間
を固定する場合に比し、さらに省電力化を図ることで
き、併せて重量センサーによる検出精度が向上し、失敗
の少ない加熱調理を行うことができる。
【0020】請求項7に記載の加熱調理器は、調理開始
前の重量データを記憶する重量データ記憶手段を備え、
前記加熱制御手段は前記重量データに応じて前記データ
テーブル又はデータテーブルにより選択するデータを変
更することを特徴とする。
【0021】この構成によれば、重量センサーによる検
出精度が向上し、失敗の少ない加熱調理を行うことがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。
【0023】まず、オーブンレンジの概略的な外観を示
す。図1において、キャビネット1は前面が開口した矩
形箱状をなすものであり、その内部に前面が開口した矩
形容器状の調理室3が形成されていると共に、前面部に
調理室3の開口部を開閉するためのドア5が回動可能に
装着されている。6は、ドアの開閉有無を検出するドア
スイッチである。
【0024】キャビネット1内には、調理室3の側方に
隣接して機械室7が形成されており、機械室7内には、
マグネトロン11及び図示しない送風ファンなどが収納
されいる。キャビネット1における機械室7の前面側位
置には操作パネル15が設けられており、この操作パネ
ル15には、調理開始用のスタートスイッチ17,複数
種類の調理メニューに対応した自動調理スイッチ19,
調理時間を設定するための時間設定ダイヤル21,調理
情報や時間情報などを表示するための表示部としてのL
CDパネル23が配設されている。
【0025】調理室3の機械室側の側壁には励振口12
が設けられ、導波管10を介して調理室内にマグネトロ
ン11から発振するマイクロ波が供給される。
【0026】マイクロ波の発振により調理室3内に載置
された食品は、高周波加熱される。
【0027】調理室3内の天井部には、オーブン調理及
びグリル調理用のヒータ25が設けられている。調理室
3内の底部には、被加熱物たるトースト等の食品を載置
する円形状の回転板27が設けられている。この回転板
27は、例えば鋼板のような導電材料の表面にほうろう
処理を施したもので、特にレンジ調理時には、回転板2
7上に円形状の調理皿としてのターンテーブル29が載
置される構成となっている。
【0028】図2は本発明の構成を示すブロック図であ
る。図2においては、加熱室の回転板27又はターンテ
ーブル29上に載置された被調理物を加熱する加熱手段
61(ヒータ25、マグネトロン11)と、調理物の重
量を検出しその検出信号を出力する重量検出手段63
と、重量検出手段63たる重量センサからの検出信号を
重量データとして処理する検出信号処理手段67と、重
量データに基づいて調理物の加熱時間を演算し加熱手段
61を制御する制御手段69を備えられ、前回のヒータ
加熱調理した時間を更新しながら記憶する加熱時間記憶
手段72と、前回のヒータ加熱終了から次回加熱調理を
開始する迄のインターバル時間を検出するインタバール
時間検出手段73と、前回の加熱時におけるヒータ出力
を記憶するヒータ出力記憶手段78と、ドア5の開閉回
数計測するドア開閉回数カウント手段75,ドア5の開
閉時間をカウントするドア開閉時間カウント手段76,
及びこれらカウント手段75,76を記憶するドア開閉
状態記憶手段77と、重量センサの推定温度およびイン
ターバル時間に対応する重量検出手段63に用いる特性
式を記憶したデータテーブル90とを備えている。加熱
制御手段69は、次回の重量センサを使用する加熱開始
指示を受けた際に、検出した重量データとデータテーブ
ルから選択した特性式から被調理物の重量を得て加熱手
段61(マグネトロン11,ヒータ25)を制御するこ
とを特徴とする加熱調理器である。
【0029】図3は本発明の加熱調理器の制御系を示す
ブロック図である。図3において、31aは制御部31
を構成するマイクロコンピュータであり、このマイクロ
コンピュータ31aには、CPU、ROM、RAM、タ
イマーが内蔵されている。また、このROMには、調理
物の重量を演算する重量演算プログラム、重量に対応す
る加熱時間を演算する加熱時間演算プログラム、調理物
を加熱制御する制御プログラム等の各種プログラム及び
加熱時間とインターバル時間とに対応する重量センサ温
度・特性式の関係のデータテーブル90等、各種定数等
が格納されている。また、このRAMには、前回加熱調
理した調理物の加熱時間および加熱終了後からインター
バル時間,ドアの開閉回数,ドアの開閉時間,被調理物
の重量を更新しながら記憶するRAM34が用いられ
る。また、EEPROMを別途用いてもよい。
【0030】オーブン加熱調理終了後から次の加熱調理
開始迄の経過時間(インターバル時間)を計測するイン
ターバル時間カウント手段73として、タイマが用いら
れる。
【0031】マイクロコンピュータ31aには、重量検
出手段63たる重量センサ32の検出信号を重量に対応
した発振周波数に変換する信号検出処理手段67たる発
振回路33を介して接続され、変換した発振周波数から
重量データに変換するA/D変換回路が内蔵されてい
る。また、マイクロコンピュータ31aには、スイッチ
17,19、マグネトロン11、及びターンテーブル2
9等の負荷を駆動する駆動回路40と、キー入力したメ
ニューや加熱状況を表示するLCDパネル(表示部)2
3が接続されている。さらに、重量データを記憶する不
揮発性のメモリ34としてEEPROMが接続されてい
る。
【0032】加熱調理を行う際、ターンテーブル29上
に置かれた調理物の重量が重量センサ32で検出される
と、発振回路33で重量に対応した発振周波数に変換さ
れ、さらに、マイクロコンピュータ31aに内蔵された
周波数カウンターで重量データに変換される。制御部3
1が、重量データから加熱時間を設定しマグネトロン1
1を駆動して加熱する際に、EEPROMのメモリ34
から前回の加熱終了後に記憶した加熱時間及び前回加熱
終了後からのインターバル時間を呼び出し、ROMに格
納されたテーブル90から特性式を読み出して、被調理
物の重量データを得る。この推定した重量データに基づ
き加熱制御手段69加熱時間を設定して、マグネトロン
11、及びターンテーブル29等の負荷を駆動する。
【0033】38は加熱室3内に設けられ、定常時の調
理室3内の雰囲気温度や、ヒータ25による加熱された
調理室3内の雰囲気温度を検知するサーミスタであり、
温度検出手段79に相当するものである。
【0034】図4は重量センサの構造を示す断面図であ
る。図4に示すように、まずシャフト41は、回転板2
7及びターンテーブル29を支持するとともに、ギア4
2を介してギアモータ(図示せず)からの駆動力を回転
板27に伝達し、その上のターンテーブル29を回転さ
せる。これにより、ターンテーブル29に載置された被
調理物も回転し、均一加熱されることになる。
【0035】シャフト41は、ターンテーブル29上の
加熱物の荷重を可動センサ板43の板バネに伝える。可
動センサ板43はプリント基板45上に印刷成形されて
いる固定センサ部45の固定センサ電極45aとの間隙
(ギャップ)に静電容量Cを構成しており、調理物の荷
重に応じて可動センサ板43の板バネと固定センサ部4
5の電極とのギャップが図4中破線のごとく変化するこ
とで静電容量Cが変化する。なお、47は重量センサ3
2を固定するフレーム、49は可動センサ板43と固定
センサ部45(プリント基板44)をフレーム47に固
定するネジである。
【0036】図5は重量センサに適用される発振回路の
一例を示す回路図である。図5に示すように、3段イン
バータI1〜I3と可変容量コンデンサCと抵抗R、R
sによる発振回路を構成することで、以下の式に示す発
振周波数が発生する。また、Rsは電流制限用抵抗で通
常、10数kΩを使用している。f(発振周波数)=1
/2.2CRの関係が成立する。また、この発振回路3
3の出力端子は、マイクロコンピュータ31の入力ポー
トに接続され、マイクロコンピュータ31に内蔵された
周波数カウンターで重量データに処理され、重量データ
記憶手段80たるメモリ34に格納される。また、この
発振回路33はマイクロコンピュータ31aに内蔵する
こともできる。
【0037】ここで、調理物の重量Wは発振周波数に比
例するので以下の一次式で表される。 補正前の重量:W=a(f−fO)/△f f:ターンテーブル5の重量を含んだ調理物の重量を示
す発振周波数である。
【0038】fO:ターンテーブル5に調理物が載置さ
れていない重量を示す発振周波数である。
【0039】a:△fの基準となる単位重量である。
【0040】マイクロコンピュータ31に内蔵された周
波数カウンターにより発振周波数がカウントされ、さら
に、カウントされた発振周波数と重量の関係式から、重
量データに変換される。
【0041】ターンテーブル29に載置した食品の荷重
がシャフト41に加わったとき、その荷重が可動センサ
板43にかかるため、可動センサ板43が下方に移動す
る。可動センサ板43が下方に移動すると、固定センサ
板45と可動センサ板43の距離が大きくなり、発振回
路33のコンデンサCの容量が小さくなる。コンデンサ
Cの容量が小さくなると発振回路33の出力fの発振周
波数が変化して高くなるので、重量に応じた発振周波数
を発振回路33から出力されることになる。
【0042】図6は、前回のヒータ加熱時間とインター
バル時間から推定される重量センサの温度と当該温度と
特性式の関係を示したデータテーブルである。
【0043】図7は、図6で選択された重量センサ温度
別の特性式である。
【0044】特性式が、50℃までしか設けていないの
は、50℃以上は同じ特性であるため、共通の特性式を
使用できるからである。 (第1の実施の形態)本発明の動作について、図8のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0045】ドアを開にし、調理室内に食品を載置す
る。
【0046】自動調理キー19の入力により、ヒータを
用いて調理するいわゆるオーブン調理かどうかを判別し
(S1)、ヒータ25がオンとなりオーブン調理を開始
する。手動調理キー21の場合は入力後スタートスイッ
チ17を押すことで調理が開始する。このときタイマに
より加熱間をカウントする(S2〜S4)。
【0047】ヒータ加熱調理終了と判断すると、加熱時
間記憶手段72としてのメモリー34aに、前回の加熱
調理時間として記憶される(S5〜S6)。
【0048】調理終了の判断は、単に加熱時間のみによ
るものや、図示しない赤外線センサー等の食品の表面温
度等によるものがある。
【0049】加熱調理終了後直ちに、次回の加熱調理ま
でのインターバル時間を検出する。 (S7)インターバル時間の検出は、次回に重量センサ
32を使用する調理が選択されるまで行われる。重量セ
ンサー32を使用する加熱調理か否かは、自動調理キー
19や手動調理キー21等のいわゆるメニューキーの入
力により判断される。
【0050】前回の加熱調理終了後、重量センサを使用
しない調理が選ばれた場合は、通常の加熱制御を行う
(S17)。
【0051】重量センサー32を使用する加熱調理が選
択された場合、インターバル時間記憶手段74としての
メモリー34bにタイマで計測したインターバル時間を
記憶する(S8〜S9)。
【0052】メモリー34aに記憶した前回の加熱調理
時間によって、加熱時間に対応するデータテーブル列が
決定する(S10)。すなわち、推定された重量センサ
ー温度がサーミスタ38で検出した温度と同じ定常時の
温度にもどるインターバル時間が決定する。
【0053】本実施例では、1200W,15L(リッ
トル)のオーブンレンジを用いている。そして、図6は
定常時10℃の雰囲気温度におけるデータテーブルを示
す。データテーブルでは加熱時間2分ごとに10℃変更
している。
【0054】加熱時間18分以上は、出力をオン/オフ
制御に加熱室内の温度が一定に保たれ、重量センサーの
温度もほぼ一定であり、加熱室内の温度が250度の場
合、加熱室外の重量センサーの温度は約90度前後に保
たれている。このため図6のデータテーブルでは重量セ
ンサーの最大温度を90℃としている。
【0055】メモリー34bに記憶したインターバル時
間とSTEP10で決定したデータテーブル列から実際
の重量センサーの推定温度が決定する。(S11)長時
間調理がなかった場合、すなわちインターバル時間中に
重量センサの初期温度は、庫内温度センサと同じ温度に
戻る(STARTに戻る)。
【0056】次回加熱開始時の重量センサーの温度が推
定されると、これに対応した特性式が図7から選択され
(S12)、この特性式に基づいて載置される食品重量
を検出する(S13)。
【0057】例えば、加熱時間13分で、インターバル
時間が14分の場合、重量センサーの温度は40℃と推
定され、結果、IV式の特性式を用いて重量検出が行われ
る。被調理物がターンテーブル29上に載置されること
により検出される発振周波数fと選択された特性式から
被調理物の重量が得られる。
【0058】被調理物の重量から、加熱時間等を決定
し、この加熱時間等に基づいて加熱調理制御が行われる
(S14)。
【0059】以上より、重量センサーの近傍に専用の温
度センサーを設けることなく、重量センサーの温度を推
定することができるので、重量センサーによる被調理物
の重量検出精度が向上し、失敗の少ない加熱調理を行う
ことができる。
【0060】なお、定常時の雰囲気温度に応じてそれぞ
れデータテーブルを用いてもよいし、図6のデータテー
ブルを用いて定常時の温度ごとにデータを変更してもか
まわない。このデータテーブルは、ヒータの出力、調理
時間、調理室内の容量によってさらに変更するものであ
る。 (第2の実施の形態)本実施例では、ヒータの出力の度
合に応じてデータテーブルを補正する。
【0061】すなわち、第1の実施の形態では、ヒータ
1200Wの場合であったが、第2の実施の形態では、
ヒータの出力が可変可能である。ヒータ出力を低減(オ
ン/オフ時間の比率の低減を含む。)させた場合、図1
0に示すように、加熱室内の温度上昇も1200Wの場
合に比して遅い。
【0062】このため、ヒータの出力に応じて、120
0Wの出力時に選択されるデータより上のデータをデー
タテーブルから選択する。例えば、600W出力時には
1マス上、300W出力時には3マス上、200W出力
時には4マス上のデータを選択する。
【0063】具体的には、加熱時間13分、インターバ
ル時間14分の場合、1200W出力時では、重量セン
サーの温度は40℃と推定されるが、ヒータの出力が6
00Wの場合、1マス上の30℃が重量センサの温度と
なり、式IIIが選択される。以上より、さらに、重量セ
ンサーによる被調理物の重量検出精度が向上し、失敗の
少ない加熱調理を行うことができる。 (第3の実施の形態)本実施例では、ドアの開閉により
インターバル時間を補正する。
【0064】すなわち、加熱終了時の重量センサー温度
が推定され、選択されたインターバル時間が15分の場
合、ドア開閉回数をカウントするドアカウンタによりド
アの開閉の回数をカウントするか、または、ドア開閉時
間カウント用のタイマによりカウントしたドアの開時間
によりインターバル時間を短縮する補正を行う。
【0065】ドアが開けられると、加熱室内の温度、ひ
いては重量センサの温度の下降も促進されるからであ
る。補正された場合の特性式選択データテーブルを別途
設けてもかまわない。
【0066】例えば、ドア開時間10秒又はドア開1回
ごとに1マス右又は上のデータを選択する。
【0067】具体的には、加熱時間13分、インターバ
ル時間14分の場合、重量センサの温度は40℃とされ
るが、ドアが20秒開いていた場合は、2マス右の20
℃が重量センサの温度として選択され、II式が選択され
る。以上により、さらに重量センサーの実際の温度を検
出でき、ひいては重量センサーの検出精度を向上するこ
とができるため、失敗の少ない加熱調理を行うことがで
きる (第4の実施の形態)本実施例は、インターバル時間を
カウントしている間、オートパワーオフを行わないオー
ブンレンジについてである。
【0068】通常、オートパワーオフは調理終了後、約
1分経過するとオートパワーオフ機能が働くが、本実施
例では、オートパワーオフ機能が働く時間を、インター
バル最大時間以上と設定しておくことで、重量センサー
の検出精度に影響を与えることなく、失敗の少ない加熱
調理を行うことができる。
【0069】また、他の実施例として、インターバル時
間をカウントしている間オートパワーオフ機能を延長さ
せ、インターバル時間終了後オートパワーオフを機能さ
せるオートパワーオフ遅延制御を備えたものである。
【0070】この場合、オートパワーオフ時間を固定す
る場合に比し、さらに省電力化を図ることでき、併せて
重量センサーによる検出精度が向上し、失敗の少ない加
熱調理を行うことができる。
【0071】(第5の実施の形態)本実施例は、被加熱
物の重量に応じて加熱終了後の重量センサ温度を補正値
を変更するものである。
【0072】被加熱物により熱が奪われるため、同じヒ
ータ出力であっても被加熱物の重量が重いほど、重量セ
ンサの温度が低くなるからである。
【0073】図6のデータテーブルにおいて、選択され
た重量センサ温度データに対し、前回の加熱調理時に重
量を検出し、その検出値に応じて、当該温度データより
上のデータを選択する。
【0074】例えば、1kgの被調理物(スポンジケー
キやロールケーキ等)が載置された場合当該データより
2つ上の重量センサ温度データを選択し、500gの場
合は1つ上の重量センサ温度データを選択する。
【0075】以上により、さらに重量センサによる検出
精度が向上し、失敗の少ない加熱調理を行うことができ
【0076】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のオーブンレンジにおいては、重量センサーによる検出
精度が向上し、失敗の少ない加熱調理を行うことができ
る有益な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーブンレンジの全体構成を示す斜視
図である。
【図2】本発明のブロック図である。
【図3】本発明の制御系のブロック図である。
【図4】本発明の重量センサの断面図である。
【図5】本発明の発振回路を示す図である。
【図6】本発明の重量センサ温度とインターバル時間に
対応する特性式を示したデータテーブルである。
【図7】本発明の重量センサ温度に対応した特性式を示
した図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるフローチャ
ートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるヒータ出力
と温度上昇の関係を示した図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態における被調理物
の重量と温度上昇の関係を示した図である。
【符号の説明】
3は調理室、31は制御部、31aはマイクロコンピュ
ータ、32は重量センサ、33は発振回路、34はメモ
リー、38はサーミスタ、61は加熱手段、63は重量
検出手段、67は検出信号処理手段、69は加熱制御手
段、71は加熱時間カウント手段、72は加熱時間記憶
手段、73はインターバル時間カウント手段、74はイ
ンターバル時間記憶手段、75はドア開閉時間カウント
手段、76はドア開閉回数カウント手段、77はドア開
閉状態記憶手段、78はヒータ出力記憶手段、79は温
度検出手段、80は重量データ記憶手段、90はデータ
テーブルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24C 15/16 F24C 15/16 K // H05B 6/68 320 H05B 6/68 320N 350 350Z Fターム(参考) 3K086 AA07 AA08 BA02 CA01 CA03 CA20 CB03 CB20 CC01 CD04 CD11 CD19 CD24 3L086 AA02 AA04 BC20 CB04 CB20 CC12 DA20 DA21 DA27 3L087 AA01 BB04 BB05 DA20 DA21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室内の雰囲気温度を上昇させる加熱
    手段と、 この加熱手段により加熱される被加熱物の重量を検出す
    る重量検出手段と、 前記加熱手段により加熱した時間を計測するタイマ手段
    と、 このタイマ手段により計測した時間を記憶する加熱時間
    記憶手段と、 加熱時間とインターバル時間から前記重量検出手段に用
    いる特性式を記憶したデータテーブルと、 前記加熱手段による加熱終了後から次の調理開始までの
    インターバル時間を計測するインターバル時間検出手段
    と、 このインターバル時間検出により検出した時間を記憶す
    るインターバル時間記憶手段と、 前記加熱時間記憶手段に記憶した加熱時間とインターバ
    ル時間記憶手段に記憶したインターバル時間とから特性
    式を選択し、前記重量検出手段はこの選択した特性式に
    基づいて被加熱物の重量を検出し加熱調理を実行する制
    御手段を具備してなることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記調理室内の雰囲気温度を検出する温
    度検出手段を備え、前記制御手段は前記温度検出手段に
    よる検出温度によりデータテーブル又はデータテーブル
    で選択するデータを変更することを特徴とする請求項1
    記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱手段としてのヒータ出力を可変する
    ヒータ出力可変手段と、このヒータ出力を記憶するヒー
    タ出力記憶手段とを備え、 前記加熱制御手段は、前記ヒータ出力に基づいて前記デ
    ータテーブル又はデータテーブルで選択するデータを変
    更することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 調理室に開閉自在に設けられたドアと、
    このドアの開閉回数をカウントするドア開閉回数カウン
    ト手段と、前記ドアの開閉時間をカウントするドア開閉
    時間カウント手段と、前記ドア開閉回数カウント手段又
    はドア開閉時間カウント手段によりカウントした回数又
    は時間の少なくとも1つを記憶するドア開閉状態記憶手
    段とを備え、 前記加熱制御手段は、前記ドア開閉状態記憶手段により
    記憶したドア開閉状態に応じて前記データテーブル又は
    データテーブルで選択されるデータを変更することを特
    徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 所定時間操作が行われない場合に電源供
    給を自動的に停止するオートパワーオフ機能を備え、こ
    のオートパワーオフ機能は前記データテーブルで設定す
    る最大インターバル時間以上の時間に設定されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 所定時間操作が行われない場合に電源供
    給を自動的に停止するオートパワーオフ機能を備え、こ
    のオートパワーオフ機能は前記データテーブルで選択さ
    れたインターバル時間の間インターバル時間を遅延させ
    ることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 調理開始前の重量データを記憶する重量
    データ記憶手段を備え、 前記加熱制御手段は前記重量データに応じて前記データ
    テーブル又はデータテーブルにより選択するデータを変
    更することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
JP2001179448A 2001-06-14 2001-06-14 加熱調理器 Pending JP2002372243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001179448A JP2002372243A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001179448A JP2002372243A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002372243A true JP2002372243A (ja) 2002-12-26

Family

ID=19020004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001179448A Pending JP2002372243A (ja) 2001-06-14 2001-06-14 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002372243A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011984A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Zojirushi Corp 製パン機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011984A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Zojirushi Corp 製パン機
JP4668856B2 (ja) * 2006-07-04 2011-04-13 象印マホービン株式会社 製パン機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2229951C (en) Cooking apparatus including infrared ray sensor
US6875969B2 (en) Microwave oven and method of controlling the same
EP0498669B1 (en) Heating apparatus
EP1021067B1 (en) Microwave oven operating method
US7132633B2 (en) Combination toaster microwave oven and method for operating the same
JPH0634143A (ja) 加熱調理器
JP2999193B2 (ja) 電子レンジの被調理物容量検出装置と、これを備えた電子レンジ及びその制御方法
JP2002372243A (ja) 加熱調理器
JP3792495B2 (ja) 電子レンジ
EP0503898A1 (en) Heating apparatus
KR100507039B1 (ko) 전자레인지의 심머요리 제어방법
JP2001221446A (ja) 加熱調理器
JP2829155B2 (ja) 電子レンジ
JPH08312966A (ja) 加熱調理器
JPS61262526A (ja) 加熱器
JP2525843B2 (ja) 調理器
JP3332716B2 (ja) 加熱調理器
JP3268930B2 (ja) 加熱調理器
KR960007115B1 (ko) 전자렌지의 출력보상방법
JPH08121780A (ja) 電子レンジ
JP2994049B2 (ja) 加熱調理器の制御装置
JPH0942674A (ja) 加熱調理器
JPH0251094B2 (ja)
KR20040069431A (ko) 토스터의 요리 제어방법
JP2004003698A (ja) 加熱調理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050427

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050620