JP2002372091A - 液体封入式防振装置 - Google Patents

液体封入式防振装置

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JP2002372091A
JP2002372091A JP2001183369A JP2001183369A JP2002372091A JP 2002372091 A JP2002372091 A JP 2002372091A JP 2001183369 A JP2001183369 A JP 2001183369A JP 2001183369 A JP2001183369 A JP 2001183369A JP 2002372091 A JP2002372091 A JP 2002372091A
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Japan
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liquid chamber
liquid
type vibration
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JP2001183369A
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English (en)
Inventor
Takashi Uchiyama
高 内山
Yuji Kaida
優二 開田
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構造にすることによりコンパクト化を図
り、コストの低減化を可能にした液体封入式防振装置を
提供する。 【解決手段】その中央部にオリフィス通路を形成する中
央孔1aを有するリング状の第1連結基板1と、第1連
結基板1の一方面に固着された筒状支持部2aと該筒状
支持部2aの他端部開口を閉塞し第1連結基板1との間
に主液室2dを形成する閉塞部2bとからなる第1弾性
支持部材2と、第1連結基板1の他方面に重合固定され
るリング状の第2連結基板3と、第2連結基板3の他方
面側に一体に連結形成された筒状の第2弾性支持部材4
と、第2弾性支持部材4の内周部にその外周縁部を保持
され、第1連結基板1との間に副液室5dを形成するダ
イヤフラム5とから構成され、全体形状が扁平状に形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば一般住宅の
床や吊り天井等に配設されて、床等に発生する振動や衝
撃音を低減する液体封入式防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般住宅等においては、床に飛び跳ねや
踏み台からの降下等による衝撃が加わると振動が発生
し、その振動が不快音や不快震動等の原因となることか
ら問題となる。さらに、戸建住宅やマンション等におい
ては、居室や廊下の床に発生する振動や衝撃音が階下に
直接的に伝搬されるため、階下の住人にとっては甚だし
い騒音となる場合がある。
【0003】そこで、一般住宅等の床に発生する振動を
抑制するために、従来より種々の対策が講じられてお
り、例えば特開平9−72035号公報等に開示されて
いるような液体封入式防振装置が知られている。この液
体封入式防振装置は、一般に、一方の取付相手部材に固
定される第1取付部材と、他方の取付相手部材に固定さ
れる第2取付部材と、第1取付部材と第2取付部材との
間に介在して両者を一体的に連結し、その内部に液体が
封入される液室を有するゴム弾性体と、前記液室を主液
室と副液室とに仕切りかつその二つの液室を連通するオ
リフィス付きの仕切部材と、から構成されている。
【0004】この液体封入式防振装置は、例えば第1取
付部材を床パネル枠に固定するとともに、第2取付部材
を梁材等の構造躯体に固定することにより、床パネルと
構造躯体との間に複数のものが配設され、その床パネル
を弾性支持するように取付けられる。そして、床パネル
に飛び跳ねや踏み台からの降下等による衝撃が加わって
振動が発生すると、ゴム弾性体が上下に圧縮変形するこ
とによりその衝撃が緩和されるとともに、二つの液室の
容積変化に伴ってオリフィスを流動する液体の液柱共振
作用によりその振動が効果的に吸収されるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
液体封入式防振装置は、ゴム弾性体の内部に液体が封入
された液室が設けられ、更にその液室を二つに仕切ると
ともに二つの液室を互いに連通するオリフィス付きの仕
切部材を有することから、その構造が複雑になってい
る。しかも、床パネル枠や構造躯体等の取付相手部材に
固定される第1及び第2取付部材を有することから、多
くの構成部品が採用されている。そのため、製造が煩雑
となり、コスト上昇の要因ともなっている。
【0006】本発明は、上記実状に鑑みなされたもので
あり、簡易な構造にすることによりコンパクト化を図
り、コストの低減化を可能にした液体封入式防振装置を
提供することを解決すべき課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段、発明の作用及び効果】上
記課題を解決する請求項1記載の発明に係る液体封入式
防振装置は、その中央部に厚さ方向に貫通する中央孔を
有するリング状の第1連結基板と、該第1連結基板の一
方面にその一端面が固着されて前記第1連結基板と同軸
状に配置された筒状支持部と該筒状支持部の他端部開口
を閉塞し前記第1連結基板との間に主液室を形成する閉
塞部とからなる第1弾性支持部材と、前記第1連結基板
の他方面に重合固定されるリング状の第2連結基板と、
該第2連結基板の一方面にその一端面が結合固定されて
前記第2連結基板と同軸状に配置された筒状の第2弾性
支持部材と、該第2弾性支持部材の内周部にその外周縁
部を保持され、前記第1連結基板との間に前記中央孔を
介して前記主液室と連通する副液室を形成するダイヤフ
ラムと、から構成され、全体形状が扁平状に形成されて
いるという手段を採用している。
【0008】本発明の液体封入式防振装置は、一般住宅
の床や吊り天井等において、第1弾性支持部材が上方側
の部材に当接し第2弾性支持部材が下方側の部材に当接
する状態で上下両側の部材の間に介装され、上方側の部
材を弾性支持するように設置される。このように設置さ
れた液体封入式防振装置に対して、例えば上方側の部材
から衝撃や振動が入力すると、第1弾性支持部材及び第
2弾性支持部材が上下に圧縮されて弾性変形することに
よってその衝撃が緩和される。
【0009】これと同時に、第1弾性支持部材及び第2
弾性支持部材の弾性変形により主液室及び副液室の容積
が変化し、この容積変化に伴って第1連結基板の中央孔
を流動する液体の液柱共振作用によりその振動が効果的
に吸収される。その結果、上方側の部材の振動や衝撃音
が有効に低減される。
【0010】このように、封入された液体の流動に基づ
いて振動低減作用が発揮される構造を有する本発明の液
体封入式防振装置は、第1連結基板と第1弾性支持部材
と第2連結基板と第2弾性支持部材とダイヤフラムとか
ら構成されているため、簡易な構造となる。また、上下
両側の部材に固定するための取付部材を有せず、全体形
状が扁平状に形成されていることから、構造を簡略化し
てコンパクト化することができ、コストの大幅な低減も
可能となる。
【0011】したがって、本発明の液体封入式防振装置
によれば、簡易な構造にすることによりコンパクト化を
図ることができ、コストを大幅に低減することができ
る。
【0012】本発明における第1連結基板は、その中央
部にオリフィス通路として利用可能な中央孔を有する。
この中央孔をオリフィス通路として利用する場合には、
その孔径(オリフィス通路の断面積)や孔長さ(オリフ
ィス通路の長さ)が低減を目的とする振動の周波数に合
わせて適宜設定される。この第1連結基板は、例えばポ
リプロピレン(PP)やポリアミド(PA)等の硬質樹
脂、或いは例えば鉄系やアルミニウム系等の金属により
形成することができる。ここでの硬質樹脂とは、JIS
K6253タイプDの硬度計で硬さ50以上の熱可塑性
樹脂である。なお、硬質樹脂には、例えばガラス繊維等
の補強材を適宜量添加してもよい。
【0013】本発明における第1弾性支持部材は、比較
的短い長さに形成される筒状支持部と、その筒状支持部
の他端部開口を閉塞する閉塞部とからなり、その内部に
主液室が形成される。この第1弾性支持部材は、第2弾
性支持部材よりも柔らかい弾性体で形成されているのが
好ましいことから、このような弾性体形成材料としてゴ
ムが好適に採用される。ゴム材料としては、例えば天然
ゴムや合成ゴム、天然ゴムと合成ゴムのブレンド材等を
好適に採用することができる。
【0014】本発明における第2連結基板は、第1連結
基板と同様に、例えばポリプロピレン(PP)やポリア
ミド(PA)等の硬質樹脂、或いは例えば鉄系やアルミ
ニウム系等の金属により形成することができる。この第
2連結基板は、リング状に形成されて、第1連結基板の
他方面にその一方面が重合固定される。第1連結基板と
第2連結基板との固定は、両者が硬質樹脂で形成されて
いる場合には例えば振動溶着や粘着剤、接着剤による接
着等の手段を好適に採用することができ、両者が金属で
形成されている場合には例えばかしめ等の手段を好適に
採用することができる。なお、第2連結基板を硬質樹脂
で形成する場合には、第2弾性支持部材と同じ樹脂材料
により一体に形成することができる。
【0015】本発明における第2弾性支持部材は、第1
弾性支持部材よりも硬い弾性体で形成されているのが好
ましいことから、このような弾性体形成材料として軟質
樹脂が好適に採用される。ここでの軟質樹脂とは、JI
SK6253タイプAの硬度計で硬さ80以下の熱可塑
性エラストマ(TPE)であり、TPEの中にはオレフ
ィン系、スチレン系、ブタジエン系等がある。
【0016】本発明におけるダイヤフラムは、例えばゴ
ムや軟質樹脂等の弾性材により円形の薄膜状に形成さ
れ、その外周縁部を第2弾性支持部材の内周部に保持さ
れるようにして配置される。このダイヤフラムと第1連
結基板との間には、第1連結基板の中央孔を介して主液
室と連通する副液室が形成される。副液室の壁部となる
ダイヤフラムの剛性は、主液室の壁部となる第1弾性支
持部材の閉塞部の剛性よりも小さくなるように設定され
る。このダイヤフラムを形成するゴム材としては、例え
ばブチルゴムや天然ゴム等を好適に採用することができ
る。また、軟質樹脂としては、例えばオレフィン系(T
PO)、熱可塑性エラストマ(TPE)等を好適に採用
することができる。特に、ダイヤフラムを第2弾性支持
部材と2色成形する場合には、オレフィン系(TPO)
を採用すれば、成形が容易になるため有利となる。
【0017】そして、請求項2記載の発明に係る液体封
入式防振装置は、請求項1記載の発明において、前記第
1連結基板の内周端部と前記第2連結基板の内周端部と
によりその外周端部を狭持されてその両側に形成される
前記主液室と前記副液室とを仕切り、その中央部に前記
主液室と前記副液室とを連通するオリフィス通路を有す
る仕切板を備えているという手段を採用している。
【0018】この手段によれば、主液室と副液室とを連
通するオリフィス通路が仕切板に設けられているため、
第1連結基板の中央孔をオリフィス通路として利用しな
くてもよくなる。これにより、例えば第1連結基板と第
1弾性支持部材とを2色成形により形成する場合に、第
1連結基板の中央孔の大きさを第1弾性支持部材の筒状
支持部の内径に合わせるようにすれば、アンダカット部
が無くなるため、2色成形を容易に行うことが可能にな
る。
【0019】なお、本発明における仕切板は、例えば、
ポリプロピレン(PP)やポリアミド(PA)等の樹
脂、或いは鉄系やアルミニウム系の金属により形成する
ことができる。
【0020】また、請求項3記載の発明に係る液体封入
式防振装置は、請求項1又は2記載の発明において、前
記第1弾性支持部材の剛性は、前記第2弾性支持部材の
剛性よりも小さく設定されているという手段を採用して
いる。
【0021】この手段によれば、振動入力時における主
液室の容積変化が大きくなり、第1連結基板の中央孔
(オリフィス通路)を流動する液体の流動量が増大する
ことから、液柱共振作用が促進され、より良好な振動低
減効果を得ることができる。
【0022】また、請求項4記載の発明に係る液体封入
式防振装置は、請求項1又は2記載の発明において、前
記第2連結基板は、前記第1連結基板の前記中央孔と同
じ大きさに形成されて前記中央孔とともにオリフィス通
路を形成するオリフィス孔を有するという手段を採用し
ている。
【0023】この手段によれば、主液室と副液室とを連
通するオリフィス通路の長さを第2連結基板のオリフィ
ス孔によって延長することができる。本発明の液体封入
式防振装置においては、オリフィス通路を流動する液体
の液中共振周波数は、オリフィス通路の通路長さや断面
積等により決まることから、本発明の手段を採用するこ
とによって、より低い周波数の振動を低減するようにチ
ューニングすることが可能となる。
【0024】また、請求項5記載の発明に係る液体封入
式防振装置は、請求項2又は3記載の発明において、前
記仕切板は、少なくともその一方面から突出し前記オリ
フィス通路を延長するオリフィス形成筒部を有するとい
う手段を採用している。
【0025】この手段によれば、主液室と副液室とを連
通するオリフィス通路の長さをオリフィス形成筒部によ
って延長することができる。これにより、より低い周波
数の振動を低減するようにチューニングすることが可能
となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0027】〔実施形態1〕図1は実施形態1に係る液
体封入式防振装置の軸方向に沿う断面図である。
【0028】本実施形態の液体封入式防振装置は、図1
に示すように、その中央部にオリフィス通路を形成する
中央孔1aを有するリング状の第1連結基板1と、第1
連結基板1の一方面に固着された筒状支持部2aと該筒
状支持部2aの他端部開口を閉塞し第1連結基板1との
間に主液室2dを形成する閉塞部2bとからなる第1弾
性支持部材2と、第1連結基板1の他方面に重合固定さ
れるリング状の第2連結基板3と、第2連結基板3の他
方面側に一体に連結形成された筒状の第2弾性支持部材
4と、第2弾性支持部材4の内周部にその外周縁部を保
持され、第1連結基板1との間に副液室5dを形成する
ダイヤフラム5とから構成され、全体形状が扁平状に形
成されている。
【0029】第1連結基板1は、硬質樹脂(ガラス繊維
(40重量%)を含有するポリプロピレン)によりリン
グ状に形成されている。この第1連結基板1は、その中
央部に厚さ方向に貫通しオリフィス通路を形成する中央
孔1aを有する。この中央孔1aは、第1連結基板1の
外径の約1/3の大きさに形成されている。このオリフ
ィス通路として機能する中央孔1aは、この液体封入式
防振装置の低減を目的とする振動周波数に合わせてその
孔径や孔長さ(第1連結基板1の板厚)が適宜設定され
る。
【0030】第1弾性支持部材2は、ゴム材料を加硫成
形することにより、一端が開口する短い円筒状に形成さ
れており、短い円筒状の筒状支持部2aと、筒状支持部
2aの他端部開口を閉塞する閉塞部2bとからなる。こ
の第1弾性支持部材2は、筒状支持部2aの一端面が第
1連結基板1の一方面に固着されて第1連結基板1と同
軸状に配置されている。この場合、筒状支持部2aの内
周面は、第1連結基板1の内周面と外周面間の略中央に
位置し、筒状支持部2aの外周面は、第1連結基板1の
外周面から少し内側へ寄った位置に位置している。これ
により、第1弾性支持部材2の内部、即ち、閉塞部2b
と第1連結基板1との間には主液室2dが形成されてい
る。なお、この第1弾性支持部材2は、第1連結基板1
の成形と同時に2色成形することにより、第1連結基板
1と一体的に形成されている。
【0031】第2連結基板3は、第1連結基板1と同じ
硬質樹脂(ガラス繊維(40重量%)を含有するポリプ
ロピレン)によりリング状に形成されている。第2連結
基板3の外径は、第1連結基板1の外径と同じである。
また、第2連結基板3の内径は、その外径の約3/5の
大きさであり、筒状支持部2aの内径と略同じ大きさに
形成されている。この第2連結基板3は、第1連結基板
1の他方面(第1弾性支持部材2と反対側の面)に重合
した状態でその接合面を溶着することにより第1連結基
板1に結合固定されている。
【0032】第2弾性支持部材4は、第2連結基板3と
同じ硬質樹脂(ガラス繊維(40重量%)を含有するポ
リプロピレン)により短い円筒状に形成され、第2連結
基板3と一体に形成されている。この第2弾性支持部材
4は、その一端面が第2連結基板3の他方面(第1連結
基板1と反対側の面)に連結された状態で第2連結基板
3と同軸状に配置されている。この第2弾性支持部材4
の外径は、筒状支持部2aの外径と略同じである。ま
た、第2弾性支持部材4の内径は、筒状支持部2aの内
径よりも大きく、かつ第2連結基板3と反対側の開口端
に向かって次第に大径となるように傾斜している。この
硬質樹脂よりなる第2弾性支持部材4の剛性は、ゴムよ
りなる第1弾性支持部材2の筒状支持部2aの剛性より
も大きく、両者の間に剛性差が設定されている。
【0033】ダイヤフラム5は、軟質樹脂(TPO(オ
レフィン系))により円形の薄膜状に形成されたもので
あり、その外周縁部が第2弾性支持部材4の内周部に固
定保持されている。これにより、ダイヤフラム5と第1
連結基板1との間には、中央孔1aを介して主液室2d
と連通する副液室5dが形成されている。これら主液室
2d及び副液室5dには、例えば、水やエチレングリコ
ール等の非圧縮性の液体Lが封入されている。このダイ
ヤフラム5は、第2弾性支持部材4及び第連結基板3の
成形と同時に2色成形することにより、第2弾性支持部
材4と一体的に結合されて形成されている。なお、副液
室5d側に配置されているダイヤフラム5の剛性は、主
液室2d側に配置されている第1弾性支持部材2の閉塞
部2bの剛性よりも小さくなるように設定されている。
【0034】以上のように構成された本実施形態の液体
封入式防振装置は次のようにして作製される。先ず、2
色成形を行うにより、一体的に結合された第1連結基板
1と第1弾性支持部材2とを形成する。また、これとは
別に、2色成形を行うことにより、一体的に結合された
第2連結基板3と第2弾性支持部材4とダイヤフラム5
とを形成する。
【0035】そして、これら二つの成形体を、主液室2
d及び副液室5dに封入すべき液体L中に浸漬した状態
で、第1連結基板1と第2連結基板3とを重合させ、そ
の接合面どうしを例えば振動溶着等の手段により液中溶
着させる。このようにして、二つの成形体の組付けを行
うと同時に、主液室2d及び副液室5dへの液体Lの封
入を行うことにより、本実施形態の液体封入式防振装置
が完成する。
【0036】このようにして作製された本実施形態の液
体封入式防振装置は、一般住宅の床や吊り天井等に好適
に設置されて使用される。例えば、床パネルが梁材等の
構造躯体に支持されて配設されている構造の床に設置す
る場合には、図2に示すように、第1弾性支持部材2が
床パネル7に当接し第2弾性支持部材4が梁等の構造躯
体8に当接する状態で床パネル7と構造躯体8との間に
介装され、その床パネル7を弾性支持するようにして適
数個の液体封入式防振装置が設置される。この場合、構
造躯体8の上面の液体封入式防振装置が設置される部位
に、比較的浅い深さの円形凹部8aを設けておき、その
円形凹部8aに第2弾性支持部材4が嵌合保持されるよ
うにして液体封入式防振装置が設置される。そして、そ
の液体封入式防振装置の第1弾性支持部材2に裏面が当
接するようにして床パネル7が載置される。
【0037】なお、構造躯体8の上面に設けられる円形
凹部8aは、上記のように構造躯体8の一部を除去して
その上面を窪ませることにより形成されているが、例え
ば図3に示すように、リング状の枠部材8bを構造躯体
8の上面に固定することにより、その枠部材8bの内側
に円形凹部8aを形成するようにしてもよい。なお、こ
のような枠部材8bは、必ずしもリング状に形成されて
いなくてもよく、液体封入式防振装置の水平方向への位
置ずれを規制するように、周方向の少なくとも3箇所に
部分的に設けるようにすればよい。
【0038】このようにして液体封入式防振装置が設置
された床において、床パネル7に歩行や作業に伴う衝撃
が加わって振動が発生すると、第1弾性支持部材2及び
第2弾性支持部材4が上下に圧縮されて弾性変形するこ
とによってその衝撃が緩和される。これと同時に、第1
弾性支持部材2及び第2弾性支持部材4の弾性変形によ
り主液室2d及び副液室5dの容積が変化し、この容積
変化に伴ってオリフィス通路(第1連結基板1の中央孔
1a)を流動する液体Lの液柱共振作用によりその振動
が効果的に吸収される。なお、このとき、第1弾性支持
部材2の筒状支持部2aの剛性が第2弾性支持部材4の
剛性よりも小さくされているため、主液室2dの容積変
化が大きくなってオリフィス通路を流動する液体Lの流
動量が増することから、液柱共振作用が促進される。そ
の結果、床パネル7の振動や衝撃音が有効に低減され
る。
【0039】以上のように、本実施形態の液体封入式防
振装置は、第1連結基板1と第1弾性支持部材2と第2
連結基板3と第2弾性支持部材4とダイヤフラム5とか
らなり、振動入力時に、主液室2d及び副液室5dに封
入された液体Lが第1連結基板1の中央孔1aを介して
流動するように構成されていることから簡易な構造にす
ることができる。
【0040】また、本実施形態の液体封入式防振装置
は、取付相手部材に固定するための取付部材を有せず、
全体形状が扁平状に形成されているため、構造を簡略化
してコンパクト化することができ、コストの大幅な低減
も可能となる。
【0041】〔変形例1〕図4は変形例1に係る液体封
入式防振装置の軸方向に沿う断面図である。
【0042】本変形例の液体封入式防振装置は、図4に
示すように、上記実施形態1のものと基本的構成が同じ
であり、第2連結基板13のみが異なるものである。よ
って、上記実施形態1のものと同様に構成された第1連
結基板11、第1弾性支持部材12、第2弾性支持部材
14及びダイヤフラ1ム15等の詳しい説明は省略し、
第2連結基板13の異なる点を中心に説明する。
【0043】本変形例の第2連結基板13は、その中央
部に第1連結基板1の中央孔11aと同じ大きさに形成
されたオリフィス孔13aを有する。即ち、この第2連
結基板13は、上記第1実施形態のものより内周側に幅
が拡張され、第1連結基板1と同じ大きさに形成されて
いる。この第2連結基板13は、第1連結基板1の他方
面(第1弾性支持部材2と反対側の面)に重合固定され
ていることから、オリフィス孔13aが中央孔11aと
連続する状態で連結して、中央孔11aとともにオリフ
ィス通路を形成している。これにより、オリフィス通路
が上記実施形態1の場合よりも延長されている。
【0044】このように構成された本変形例の液体封入
式防振装置は、オリフィス通路を長くすることができる
ため、より低い周波数の振動を低減するようにチューニ
ングすることが可能となる。
【0045】〔実施形態2〕図5は実施形態2に係る液
体封入式防振装置の軸方向に沿う断面図である。
【0046】本実施形態の液体封入式防振装置は、図5
に示すように、リング状の第1連結基板21と、第1連
結基板21の一方面に固着された筒状支持部22aと該
筒状支持部22aの他端部開口を閉塞する閉塞部22b
とからなる第1弾性支持部材22と、第1連結基板21
の他方面側に重合固定されるリング状の第2連結基板2
3と、第2連結基板23の他方面側に一体に連結形成さ
れた筒状の第2弾性支持部材24と、第2弾性支持部材
24の内周部にその外周縁部を保持され、第1弾性支持
部材22の閉塞部22bとの間に液室を形成するダイヤ
フラム25と、第1連結基板21の内周端部と第2連結
基板23の内周端部とによりその外周端部を狭持されて
前記液室を主液室22dと副液室25dとに仕切り、そ
の中央部に主液室22dと副液室25dとを連通するオ
リフィス通路(中央孔26a)を有する仕切板26とか
ら構成され、全体形状が扁平状に形成されている。
【0047】第1連結基板21は、硬質樹脂(ガラス繊
維(40重量%)を含有するポリプロピレン)によりリ
ング状に形成されている。この第1連結基板1は、その
中央部に厚さ方向に貫通する中央孔21aを有する。こ
の第1連結基板21の一方面の内周側角部には、周方向
に一周するように切欠き状に形成された環状段部21b
が設けられている。
【0048】第1弾性支持部材22は、ゴム材料を加硫
成形することにより、一端が開口する短い円筒状に形成
されており、短い円筒状の筒状支持部22aと、筒状支
持部22aの他端部開口を閉塞する閉塞部22bとから
なる。この第1弾性支持部材22は、筒状支持部22a
の一端面が第1連結基板21の一方面に固着されて第1
連結基板21と同軸状に配置されている。この場合、筒
状支持部22aの内周面は、第1連結基板21の内周面
と略同じ位置に位置し、筒状支持部22aの外周面は、
第1連結基板21の外周面から少し内側へ寄った位置に
位置している。なお、この第1弾性支持部材22は、第
1連結基板21の成形と同時に2色成形することによ
り、第1連結基板21と一体的に形成されている。
【0049】第2連結基板23は、第1連結基板21と
同じ硬質樹脂(ガラス繊維(40重量%)を含有するポ
リプロピレン)によりリング状に形成されている。この
第2連結基板23は、第1連結基板21と略同じ大きさ
に形成され、その中央部に厚さ方向に貫通する中央孔2
3aを有する。そして、第2連結基板23の一方面の内
周側角部には、第1連結基板21の環状段部21bと対
応して、周方向に一周するように切欠き状に形成された
環状段部23bが設けられている。この第2連結基板2
3は、それぞれの環状段部21b、23bどうしが対向
するようにして、第1連結基板21に重合した状態でそ
の接合面を溶着することにより第1連結基板21に結合
固定されている。なお、第1連結基板21と第2連結基
板23とを溶着により結合固定する際には、環状段部2
1b、23bの間に後述の仕切板26が狭持される。
【0050】第2弾性支持部材24は、第2連結基板2
3と同じ硬質樹脂(ガラス繊維(40重量%)を含有す
るポリプロピレン)により短い円筒状に形成され、第2
連結基板23と一体に形成されている。この第2弾性支
持部材24は、上記実施形態1の第2弾性支持部材4と
同様に構成されたものであるため、詳しい説明は省略す
る。
【0051】ダイヤフラム25は、軟質樹脂(TPO
(オレフィン系))により円形の薄膜状に形成されたも
のであり、その外周縁部が第2弾性支持部材24の内周
部に固定保持されている。これにより、ダイヤフラム2
5と第1弾性支持部材22の閉塞部22bとの間には液
室が形成されている。この液室には、例えば、水やエチ
レングリコール等の非圧縮性の液体Lが封入されてい
る。このダイヤフラム25は、第2弾性支持部材24及
び第連結基板23の成形と同時に2色成形することによ
り、第2弾性支持部材24と一体的に結合されて形成さ
れている。なお、このダイヤフラム25の剛性は、第1
弾性支持部材22の閉塞部22bの剛性よりも小さくな
るように設定されている。
【0052】仕切板26は、第1連結基板21等と同じ
硬質樹脂(ガラス繊維(40重量%)を含有するポリプ
ロピレン)によりリング状に形成されている。この仕切
板26は、その中央部に厚さ方向に貫通しオリフィス通
路を形成する中央孔26aを有する。この仕切板26
は、第1連結基板21の環状段部21bと第2連結基板
23の環状段部23bとの間にその外周端部を狭持され
ている。これにより、第1弾性支持部材22の閉塞部2
2bとダイヤフラム25との間に形成された液室は、閉
塞部22b側の主液室22dとダイヤフラム25側の副
液室25dとに仕切られている。この主液室22dと副
液室25dは、仕切板26のオリフィス通路(中央孔2
6a)によって連通されている。
【0053】以上のように構成された本実施形態の液体
封入式防振装置は、上記実施形態1の場合と略同様にし
て作製される。即ち、2色成形により一体的に形成した
第1連結基板21と第1弾性支持部材22の成形体と、
同じく2色成形により一体的に形成した第2連結基板2
3と第2弾性支持部材24とダイヤフラム25の成形体
とを液中溶着させることにより、二つの成形体の組付け
を行うと同時に、主液室22d及び副液室25dへの液
体Lの封入を行う。このとき、本実施形態の場合には、
第1連結基板21の環状段部21bと第2連結基板23
の環状段部23bとの間に仕切板26を狭持した状態
で、第1連結基板21と第2連結基板23との溶着によ
る組付けが行われる。
【0054】このようにして作製された本実施形態の液
体封入式防振装置は、実施形態1の場合と同様に、一般
住宅の床や吊り天井等に好適に設置されて使用され、実
施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
【0055】特に、本実施形態の液体封入式防振装置
は、主液室22dと副液室25dとを連通するオリフィ
ス通路(中央孔26a)が設けられた仕切板26を有す
ることから、第1連結基板21の中央孔21aの大きさ
と第1弾性支持部材22の筒状支持部22aの内径の大
きさを合わせたり、或いは第2連結基板23の中央孔2
3aの大きさとダイヤフラム25の大きさを合わせるこ
とにより、アンダカット部が無い状態にすることができ
るため、2色成形を容易に行うことができる。
【0056】〔変形例2〕図6は変形例2に係る液体封
入式防振装置の軸方向に沿う断面図である。
【0057】本変形例の液体封入式防振装置は、図6に
示すように、第1連結基板31と、第1弾性支持部材3
2と、第2連結基板33と、第2弾性支持部材34と、
ダイヤフラ1ム35と、仕切板36とから構成され、上
記実施形態2のものと基本的構成が同じであるが、第1
連結基板31と第2連結基板33と仕切板36が異なる
ものである。よって、上記実施形態2のものと同様に構
成された第1弾性支持部材32、第2弾性支持部材34
及びダイヤフラ1ム35等の詳しい説明は省略し、第1
連結基板31と第2連結基板33と仕切板36のそれぞ
れ異なる点を中心に説明する。
【0058】第1及び第2連結基板31、33は、鉄系
金属板によりリング状に形成されており、その中央部に
略同じ大きさに形成された中央孔31a、33aを有す
る。第1連結基板31の内周部には、第1弾性支持部材
32側に突出し周方向に一周するように形成された環状
段部31bが設けられている。また、第2連結基板33
の内周部には、第1連結基板31の環状段部31bと対
向して、第2弾性支持部材34側に突出し周方向に一周
するように形成された環状段部33bが設けられてい
る。そして、第1連結基板31は、第2連結基板33よ
りも一回り大きく形成されており、第1連結基板31の
外周端部には、その一方面に第2連結基板33を重合さ
せた状態でその外周端部をかしめることによって形成さ
れたかしめ部31cを有する。第1連結基板31と第2
連結基板33は、このかしめ部31cにより結合固定さ
れている。
【0059】仕切板36は、鉄系金属板によりリング状
に形成されており、その中央部にオリフィス通路を形成
する中央孔36aを有する。この仕切板36は、上記実
施形態2の仕切板26よりも板厚が厚くされていること
により、オリフィス通路(中央孔36a)の長さが長く
なるようにされている。この仕切板36は、第1連結基
板31の環状段部31bと第2連結基板33の環状段部
33bとの間にその外周端部を狭持されている。
【0060】本変形例の液体封入式防振装置は次のよう
にして作製される。先ず、第1弾性支持部材32を第1
連結基板31とともに一体加硫成形することにより形成
する。一方、第2弾性支持部材34とダイヤフラム35
とを2色成形することにより形成し、このとき、第2弾
性支持部材34に第2連結基板33を固着して一体化さ
せておく。そして、その二つの成形体を、主液室32d
及び副液室35dに封入すべき液体L中に浸漬した状態
で、両環状段部31b、33bにより仕切板36を狭持
するようにして第1連結基板31と第2連結基板33と
を重合させて、第1連結基板31の外周端部をかしめる
ことにより両者を結合固定させる。このようにして、二
つの成形体の組付けと、主液室32d及び副液室35d
への液体Lの封入とを同時に行うことにより、本変形例
の液体封入式防振装置が完成する。
【0061】以上のように構成された液体封入式防振装
置は、上記実施形態2の場合と同様の作用及び効果を奏
する。特に、本変形例の液体封入式防振装置は、第1連
結基板31と第2連結基板33と仕切板36が鉄系金属
板により形成され、また、第1連結基板31と第2連結
基板33がかしめにより結合固定されるように構成され
ているため、製造コストの更なる低減化が可能である。
【0062】〔変形例3〕図7は変形例3に係る液体封
入式防振装置の要部を拡大して示す軸方向に沿う部分断
面図である。
【0063】本変形例は、上記変形例2の仕切板36を
変更したものである。即ち、本変形例の仕切板46は、
円形の鉄系金属板の中央部をポンチ等で打ち抜くことに
より、その一方面から突出してオリフィス通路を延長す
るように形成されたオリフィス形成筒部46bを有する
ものである。このオリフィス形成筒部46bは、その内
孔に形成されるオリフィス通路の通路長さや断面積が、
低減を目的とする振動の周波数に合わせて適宜設定され
ている。
【0064】本変形例の場合には、オリフィス通路の長
さをオリフィス形成筒部46bによって延長することが
できるため、より低い周波数の振動を低減するようにチ
ューニングすることが可能となる。また、仕切板46の
板厚を薄くすることができるため、軽量化することがで
きる。
【0065】なお、本変形例の仕切板46は、金属製で
あるが、例えば樹脂等により作製することも可能であ
る。また、本変形例においては、オリフィス形成筒部4
6bが副液室側に突出するように配置されているが、こ
れとは逆に主液室側に突出するように配置してもよい。
更には、仕切板46の両面から突出するようにオリフィ
ス形成筒部46bを形成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る液体封入式防振装置
の軸方向に沿う断面図である。
【図2】本発明の実施形態1に係る液体封入式防振装置
を床に設置した状態を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る液体封入式防振装置
を他の床に設置した状態を示す断面図である。
【図4】本発明の変形例1に係る液体封入式防振装置の
軸方向に沿う断面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る液体封入式防振装置
の軸方向に沿う断面図である。
【図6】本発明の変形例2に係る液体封入式防振装置の
軸方向に沿う断面図である。
【図7】本発明の変形例3に係る液体封入式防振装置の
要部を拡大して示す軸方向に沿う部分断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31…第1連結基板 1a、11a、21a、23a、26a、31a、33
a、36a…中央孔 2、12、22、32…第1弾性支持部材 2a、22a…筒状支持部 2b、22b…閉塞部 2d、22d、32d…主液室 3、13、23、33…第2連結基板 4、14、24、34…第2弾性支持部材 5、15、25、35…ダイヤフラム 5d、25d、35d…副液室 13a…オリフィ
ス孔 21b、23b、31b、33b…環状段部 31
c…かしめ部 46b…オリフィス形成筒部 L…液体 7…
床パネル 8…構造躯体 8a…円形凹部 8b…枠部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その中央部に厚さ方向に貫通する中央孔
    を有するリング状の第1連結基板と、 該第1連結基板の一方面にその一端面が固着されて前記
    第1連結基板と同軸状に配置された筒状支持部と該筒状
    支持部の他端部開口を閉塞し前記第1連結基板との間に
    主液室を形成する閉塞部とからなる第1弾性支持部材
    と、 前記第1連結基板の他方面に重合固定されるリング状の
    第2連結基板と、 該第2連結基板の一方面にその一端面が結合固定されて
    前記第2連結基板と同軸状に配置された筒状の第2弾性
    支持部材と、 該第2弾性支持部材の内周部にその外周縁部を保持さ
    れ、前記第1連結基板との間に前記中央孔を介して前記
    主液室と連通する副液室を形成するダイヤフラムと、 から構成され、全体形状が扁平状に形成されていること
    を特徴とする液体封入式防振装置。
  2. 【請求項2】 前記第1連結基板の内周端部と前記第2
    連結基板の内周端部とによりその外周端部を狭持されて
    その両側に形成される前記主液室と前記副液室とを仕切
    り、その中央部に前記主液室と前記副液室とを連通する
    オリフィス通路を有する仕切板を備えていることを特徴
    とする請求項1記載の液体封入式防振装置。
  3. 【請求項3】 前記第1弾性支持部材の剛性は、前記第
    2弾性支持部材の剛性よりも小さく設定されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の液体封入式防振装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2連結基板は、前記第1連結基板
    の前記中央孔と同じ大きさに形成されて前記中央孔とと
    もにオリフィス通路を形成するオリフィス孔を有するこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載の液体封入式防振装
    置。
  5. 【請求項5】 前記仕切板は、少なくともその一方面か
    ら突出し前記オリフィス通路を延長するオリフィス形成
    筒部を有することを特徴とする請求項2又は3記載の液
    体封入式防振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010119595A1 (ja) * 2009-04-16 2010-10-21 東洋ゴム工業株式会社 液封入式防振装置
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CN106090112A (zh) * 2016-08-24 2016-11-09 张家港市铭诺橡塑金属有限公司 一种用于汽车的液阻型橡胶隔振器

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