JP2002371766A - 遮煙機能を有する自閉式防火引き戸装置 - Google Patents

遮煙機能を有する自閉式防火引き戸装置

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    • E05Y2900/132Doors
    • E05Y2900/134Fire doors

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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Special Wing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】防火戸に遮煙機能をもたせた装置を提供する 【解決手段】引き戸の全閉近傍で壁開口部側に湾曲され
た湾曲部を有し先端部には吊戸の接地手段が施された2
本のレールが平行に敷設され各レールにのせた吊車によ
り転動自在に動く自閉手段を備えた引き戸が吊設され引
き戸下框部には吊車が湾曲部に達した時ガイド車に当っ
て湾曲部に沿った方向に引き戸下部を案内する傾斜部材
が設けられまた引き戸には吊車が湾曲部に達した時全閉
方向に引き戸を引き寄せる引き寄せ手段が設けられ更に
全閉時に引き戸が当接する戸先縦枠と壁開口部上枠と壁
開口部縦枠と床面に当接する引き戸下框部の溝壁内に凹
溝部が形成されこの凹溝部に弾性を有する遮煙材が挟み
込まれて防火遮煙構造が形成されて引き戸の全閉時に引
き戸裏面側で下框部を除く3方と引き戸下框部の床面と
で合計壁開口部の4方が弾性遮煙材により圧接され塞が
れることを特徴とする遮煙機能を有する自閉式防火引き
戸装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は係止装置により常開
係止され緊急時は自動操作により係止解除されて自閉し
て壁開口部を塞ぐ際、壁開口部の四方と密接して煙の外
部流出を阻止するように構成された防災用引き戸とその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】引き戸は当初手動による開け閉めであ
り、次第に電動、空圧、油圧、弾機、錘などの非手動手
段が用いられるようになって自動化・半自動化が進んで
きた。半自動化というのは開放時には手動で自動閉鎖と
いう意味である。防火戸もまた半自動化のものが多く、
更に煙感知機や火災報知機等と連動させ、遠隔操作で自
動閉鎖する引き戸が提供されてきており、更に特開昭5
5−98584号公報記載のような閉鎖スピードを制御
しながら閉鎖する技術も開発されてきていた。
【0003】ところが近年の火災は火による焼死よりも
むしろ煙により窒息死する率が高い傾向があるため防火
戸は単に類焼阻止だけでなく煙害事故防止にも重点を置
かれるようになってきており、従来の引き戸類は防火に
関してはその役割を十分に果たしているものの火災の発
生と共に生ずる煙を遮蔽することが出来なかった。
【0004】遮煙するためには開き戸閉鎖時に壁開口部
の隙間をなくする方策をとらねばならなく、その方法は
引き戸自身を壁開口部に密着させるとか隙間に遮煙体を
設けることが必要であった。前者の先行技術として古く
は特公昭39−12442号公報ように閉鎖と同時に密
着させるスライディング防熱扉や特開平11−7906
9号公報に記載のように案内レール開口部付近で壁側に
湾曲させて密着させる方法があり、後者の技術としては
特許第2674424号公報記載のようにエレベータ用
乗場遮煙ドア装置等の技術が開示されてきていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら特公昭3
9−12442号公報のものも特開平11−79069
号公報のものも防火戸に必須の自閉機能を備えてなく、
また特許第2674424号公報記載のものはエレベー
タ乗降用の出入口に設けられた引き戸には有効であるが
通常一般の位置に設けられた防火用の引き戸には有効で
はないという不都合がある。本発明はかかる不都合を解
決することを目的として提供されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は弾性遮煙材を防
火材でサンドイッチ状に挟み込んで火から遮煙材を守る
という構成を壁開口部の周りに施し引き戸で塞ぐことに
より不都合を解決した。すなわち一つには全閉時に引き
戸が当接する戸先側縦枠と引き戸の裏面上框部が当接す
る壁開口部上枠と引き戸裏面の後縦框部が当接する壁開
口部縦枠とに凹溝部が形成されこの凹溝部に弾性を有す
る遮煙材が挟み込まれて防火遮煙構造を形成し引き戸下
框部の溝壁内にも弾性を有する遮煙材が防火材によって
挟み込まれてなる防火遮煙構造をなした防火遮煙体が装
着され更にレール上に吊車によって転動自在に吊設され
自閉手段を備えた片引き戸において引き戸全閉近傍で壁
開口部側に湾曲された2本のレールが同一直線上あるい
は互いに平行に敷設され、上記のそれぞれのレール上に
は引き戸を鉛直にしかも開閉方向の床面に対し水平に配
設させる接続具を介して設けられた前と後の吊車がそれ
ぞれ載設され上記レール先端部には引き戸全閉時に上記
防火遮煙体が床面に接地するように接地手段が設けられ
また戸先吊車が載設される側のレール湾曲部に吊車が達
した時全閉側に引き戸を引き寄せる引き寄せ手段が具備
され更に引き戸下框部の溝壁内に引き戸の鉛直を保持す
るためのガイド車が床面から配設されこの溝壁内にはま
た吊車がレール湾曲部に達した時上記ガイド車に当接し
てしかもレール湾曲部に沿った方向に引き戸下框部を圧
接すべく傾斜部材が設けられ、引き戸全閉時に引き戸裏
面側で下框部を除く3方と引き戸下框部の床面とで合計
壁開口部の4方が弾性遮煙材により圧接され塞がれてい
ることを特徴とする遮煙機能を有する自閉式防火両引き
戸装置であり、また一つには自閉手段がレールを傾斜さ
せて敷設することでありこのレールは引き戸全閉近傍で
壁開口部側に湾曲されしかも先端部に上記接地手段を設
けないものであることを特徴とする遮煙機能を有する自
閉式防火引き戸装置であり、また一つにはこの構成を引
き分け方式の両引き戸に採用したものであり片引き戸に
おける戸先側縦枠に設けた凹溝部を形成させてこの凹溝
部に弾性遮煙材を挟み込んだ防火遮煙構造を両引き戸の
召し合わせ部に設け壁枠開口部の中心に対し左右対称に
それぞれを片引き戸の構成で設計したことを特徴とする
遮煙機能を有する自閉式防火引き戸装置である。
【0007】これらの遮煙機能を有する自閉式防火引き
戸装置にしてもエレベータ前に設置した場合、一旦エレ
ベータから降りた際非常事態によりこの防火戸が閉じて
いても外部の状況が確認できないため次の行動がとれな
いという不都合があるためその解決手段を設けたものを
発明した。それはすなわち上記構成の引き戸にガラス入
りの覗き窓が設けられこのガラスが建築基準法施行令第
110条、平成2年建設省告示第1125に定められた
甲種防火戸基準または乙種防火戸基準に合格するもので
あることを特徴とする遮煙機能を有する自閉式防火引き
戸装置である。
【0008】引き戸に備えられた自閉手段は弾機を用い
ても良いし、重錘を用いても良いし、傾斜レールを用い
ても良いし、その他の方法を用いても良い。また自閉時
の加速による危険防止のため同時に調速装置も用いるこ
とが好ましい。
【0009】また、引き戸下框部溝壁内の弾性遮煙材が
防火材によって挟み込まれてなる防火遮煙構造は床面に
対して凹溝部が形成されこの凹溝部に弾性遮煙材を挟み
込んだ構成でユニット式の防火遮煙体とすれば取り付け
がより簡単になる。また、レール湾曲部に吊車が達した
際の引き戸引き寄せ手段とはレールの湾曲に打ち勝って
引き戸を全閉位置まで到達させる手段であり、その方法
は自閉手段の弾機の強さ、重錘の重さ、レール傾斜角度
などを増加させてその条件を満足させても良いし、別に
独自の強制的な引き寄せ装置を設けても良い。
【0010】また、ここでいうレール先端部に設けられ
た接地手段とは引き戸全閉時に同時に防火遮煙体を床面
に接地させるため吊車を誘導する方策であって例えばレ
ール先端に傾斜を設けるとか段差を設けるとかあるいは
吊車を落とし込む溝穴を設ける等の細工をすることをい
う。この傾斜をレールの湾曲部から開始すればその傾斜
は引き戸の引き寄せ手段になりかつ防火遮煙体の接地手
段にもなる。引き戸の自閉手段としてレールを傾斜して
敷設した場合、その傾斜は自閉手段、引き寄せ手段、接
地手段の三つを兼ねることになるが、引き寄せ手段はレ
ールの湾曲部からの傾斜をそれまでの敷設傾斜角度より
も更に大きくすることが好ましい。
【0011】次に本発明の装置の動作を説明すると本発
明装置は自閉装置を有するため一旦係止解除されると引
き戸は自閉する。また2本のレールを平行に敷設してい
るため前と後の吊車はそれぞれ同じ方向に同じ動作する
し、両車とも同位置でのレール湾曲のため湾曲部から引
き戸は壁開口部側を圧接する方向に動く。その際湾曲部
では進行方向に対して分力が働いて自閉力が軽減される
ため引き寄せ手段により引き寄せ力を付加させて閉じさ
せる。全閉時はレール湾曲のため引き戸上框部は壁開口
部側に圧接され、また引き戸下框部もガイド車と傾斜部
材によりレール湾曲側に圧接されるため引き戸全体が壁
開口部側に圧接されることになってバリアフリーの引き
戸下面を除いて3方が遮煙されることになる。ところが
引き戸全閉時にはレール先端部に設けられた接地手段に
より溝壁内に設けられた防火遮煙体が床面に接地するた
め最終的には都合壁開口部の4方面とも引き戸による遮
煙が完了する。また弾性遮煙材は凹溝部が形成された中
に挟み込まれた防火遮煙構造のため弾性遮煙材は圧接さ
れて直接火に接することがないため、火災の発生と共に
生ずる煙を遮蔽することが出来る。
【0012】また次第に煙が弱まって火勢が強くなって
弾性遮煙材が溶け始めても引き寄せ手段によりその分更
に引き戸は順次引き寄せられレールの湾曲と接地手段と
により枠体と引き戸との隙間及び床面と引き戸との隙間
は小さくなって防火の役目も十分に機能を果たすことに
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の遮煙機能を有する自
閉式防火引き戸装置実施例1を図に基づいて説明すると
図1はレール2a、2b上に吊車3a、3bにより吊設
され車の転動自在に往復する遮煙機能を有する自閉式防
火引き戸装置を設置した場合の一例を示す正面図であ
り、図2は図1におけるA−A断面図、図3は図1にお
けるB−B断面図であり、図4は図1におけるC−C断
面図であり、図5は溝壁内に設けられた弾性遮煙体の断
面とガイド車装着図である。また、本実施例1は引き戸
自閉手段としてレールの傾斜を利用したものである。
【0014】まずその構成を説明すると、引き戸1は防
火戸であり、平行でしかも傾斜して敷設され先端が壁側
に湾曲した2本のレール2a、2b上にそれぞれの吊車
3a、3bを設けた引き戸1が吊り下げられ、吊車3
a、3bと引き戸1は引き戸1が鉛直にしかも開閉方向
の床面と水平になるように配設させる接続具4a、4b
を介して接続され引き戸1はレールに沿って自在に動
く。引き戸1は全開時においては係止装置(図示せず)
により係止され、この係止装置は緊急時火災報知機や煙
感知機等と連動して遠隔操作で係止解除されて引き戸1
が自閉するように構成されてなる。
【0015】壁開口部の縦枠5で引き戸1裏面の後縦框
部に当接する部分と、壁開口部の上枠21で引き戸1裏
面の上框部に当接する部分とにはそれぞれ図2、図3に
示すように各枠に凹溝部6が設けられて弾性遮煙材7が
挟み込まれている。また引き戸1の戸先側縦枠8には図
4に示すように戸先が入り込むように凹形溝が形成され
ているがその凹形溝内に更に上記したのと同様の凹溝部
6が設けられて弾性遮煙材7が挟み込まれている。
【0016】また図5に示すように引き戸1下框部の溝
壁9内にも床面に対して凹溝部6が形成されこの凹溝部
6に弾性遮煙材7が挟み込まれている防火遮煙構造をも
った防火遮煙体10が装着されている。更に溝壁9内側
には図5に示すように引き戸1の振れを規制するガイド
車11が引き戸全閉時の戸尻側の床面に載置固定されて
あり、傾斜レールに沿って引き戸1は移動するため引き
戸1がいずれの位置にあってもガイド車11が溝壁9内
からはずれないために溝は深溝であることが好ましい。
また図6において引き戸1閉鎖方向は矢印の方向であ
る。引き戸1の吊車3a、3bがレール2a、2b上の
湾曲部に達するのと同時にガイド車11により引き戸1
の下框部もまた湾曲方向すなわち白抜き矢印方向に圧接
されるように溝壁9内に傾斜部材12が設けられてい
る。
【0017】また引き戸1の戸先側上面には図7、図8
に示す強制引き寄せ装置13が設けられ、引き戸戸先側
縦枠8で強制引き寄せ装置13と対向する位置には引き
寄せ案内板14が設けられている。
【0018】図7は強制引き寄せ装置13と引き寄せ案
内板14との関連位置を示す正面図、図8は図7の上面
図である。強制引き寄せ装置13の構成を説明すると1
枚の平板からなるレバー15の先端部に回転可能なガイ
ド車輪16が軸枢着されレバー15中間部には引っ張り
バネ17の一方が係止される係止軸18が設けられレバ
ー15の後端部は引き戸上面に装着されレバー15が回
転のための支点軸19を持ちしかも前後端が折り曲げら
れてなるレバーブラケット20に回転可能な状態で軸着
されている。後部の折り曲げ部は引っ張りバネ17のも
う一方端が係止される部分でありバネ係止穴(図示せ
ず)が設けられている。前部の折り曲げ部は引っ張りバ
ネ17の両端係止部を結ぶ直線上あるいはそれより上に
レバーブラケット20の支点軸19がくるようにレバー
停止位置を調整するためのレバーストッパである。
【0019】次に強制引き寄せ装置13の動作を説明す
ると、引き戸1の前後の吊車3a、3bが2本のレール
2a、2b上の湾曲部に達すると同時にレバー15の先
端部のガイド車輪16が対向位置にある引き寄せ案内板
14の先に衝突してガイド車輪16が上向きに上がる。
すると今まで直線上に並んで引っ張りバネ17のバラン
スをロックしていたものが崩れて引っ張りバネ17の復
元力によってレバー15は支点軸19を中心に回転し始
めてガイド車輪16が引き寄せ案内板14上を駆け上が
り引き寄せ案内板14の頂点まで達すると今度はガイド
車輪16の軸を中心に引っ張りバネ17の復元力により
更にレバーブラケット20の支点軸19が回転しようと
するため引き戸1は全閉方向へ強制的に引き寄せられる
ことになる。
【0020】今度は強制引き寄せ装置13解除の動作を
説明すると引き戸1を開放してゆくとレバー15先端の
ガイド車輪16が上昇して案内板14の頂点に達すると
今度は案内板14の反対側の壁を伝わりながら下降して
来る。そして案内板14のうちガイド車輪16が閉鎖時
に衝突した側と反対側の端部に最終的に当接する時支点
軸19が引っ張りバネ17の両端係止部を結ぶ直線上あ
るいはそれより上の位置になって引っ張りバネ17はバ
ランスがとれてレバー15は安定固定されることにな
る。
【0021】次に本実施例1の動作を説明すると一旦手
動により全開位置まで開かれた引き戸1は係止装置(図
示せず)により係止される。火災報知器や煙感知器が作
動すると非常信号により係止装置の係止が解除されて引
き戸1は傾斜レールにより次第に閉じてゆく。引き戸1
の前後の吊車3a、3bが2本のレール2a、2b上の
湾曲部に達すると同時に図6に示すように引き戸1下框
部の溝壁9内を通過するガイド車11に溝壁9に設けら
れた傾斜部材12も接触し始め強制引き寄せ装置13に
より引き寄せられるに従って引き戸1は下りながら壁面
側に圧接されてゆき、全閉位置まで達した時は引き戸底
部に設けられた防火遮煙体10もまた接地され壁面開口
部の4方面はすべて圧接されて煙は遮断されることにな
る。当初に火に煽られても弾性遮煙材7は枠体により囲
まれてなるために焼失せず防火遮煙効果が発揮できるこ
とになる。
【0022】続いて実施例2について説明する。図9は
実施例2の自閉式防火両引き戸装置を設置した場合の一
例を示す正面図である。これは実施例1の構成を引き分
け方式の両引き戸に採用したものであり片引き戸におけ
る戸先側縦枠に設けた凹溝部を形成させこの凹溝部に弾
性遮煙材を挟み込んだ防火遮煙構造を図10に示すよう
に両引き戸の召し合わせ部に設け、壁枠開口部の中心に
対し左右対称にそれぞれ片引き戸の構成でもって設計し
た遮煙機能を有する自閉式防火両引き戸装置である。
【0023】これは実施例1の構成と変わらないが強制
引き寄せ装置用の案内板14の取り付けが実施例1と同
じようには取り付けることが出来ないため一例として図
11に示すような格好にして壁側から取り付けなければ
ならない。また、各部の部品製作にあたっては壁枠開口
部の中心に対して左右対称であるため左右勝手のある部
品となることを考慮しなければならない。また、召し合
わせ部は実施例1の戸先側縦枠に設けられた凹形溝の機
能と同様どちら側からの火煙にも対応できるように図1
0に示すように召し合わせ部が互いにかぶる状態になっ
ていることがより望ましい。これら一つ一つの引き戸の
動作については実施例1と同様であるため説明を省略す
る。
【0024】続いて実施例3について説明する。図12
は実施例3の覗き窓22を設けた自閉式防火両引き戸装
置を設置した場合の一例を示す正面図である。これは甲
種防火戸の基準を充たすガラスとして厚さ5mmの超耐
熱結晶化ガラスを用いて防火戸製作したものである。ま
た用途によっては乙種防火戸の基準を充たすガラスを用
いても良いためその場合は厚さ5mmの耐熱板ガラスあ
るいは網入りガラスを用いれば良い。この引き戸装置は
覗き窓22を設けた以外の構成及び動作は実施例2と同
様であるため説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】本発明の装置は引き戸が全閉時にレール
湾曲のため壁開口部側に圧接され、また引き戸下框部も
防火遮煙体が床面に接地して合計4方とも引き戸により
遮煙が完了できる。また弾性遮煙材は凹溝部が形成され
た中に挟み込まれた防火遮煙構造のため全体が直接火に
接することがないため、火災の発生と共に生ずる煙を遮
蔽することが出来てしかもその後は防火の役目も十分に
機能を果たすことが出来るという効果がある。またガラ
ス入りの覗き窓を設けてなるため反対側の状況がすぐに
確認できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の引き戸装置を壁開口部手前に
設置した全体正面図
【図2】壁開口部縦枠と引き戸との関係断面図で図1に
おけるA−A断面図
【図3】壁開口部上枠と引き戸との関係断面図で図1に
おけるB−B断面図
【図4】引き戸縦枠凹溝内での弾性遮煙材の装着断面図
で図1におけるC−C断面図
【図5】溝壁内に設けられた弾性遮煙体の断面とガイド
車装着図
【図6】引き戸下框部における溝壁内への傾斜部材装着
及びガイド車の装着断面図
【図7】強制引き寄せ装置13と案内板14との関係位
置を示す正面図
【図8】強制引き寄せ装置13と案内板14との関係位
置を示す上面図
【図9】実施例2の引き戸装置を壁開口部手前に設置し
た全体正面図
【図10】引き分け方式両引き戸の召し合わせ部断面図
【図11】強制引き寄せ装置13と案内板14との取付
状況を示す正面図
【図12】実施例3の引き戸装置を壁開口部手前に設置
した全体正面図
【符号の説明】
1 引き戸 2a、2b レール 3a、3b 吊車 4a、4b 接続具 5 壁開口部の縦枠 6 凹溝部 7 弾性遮煙材 8 引き戸戸先側縦枠 9 溝壁 10 防火遮煙体 12 傾斜部材 13 強制引き寄せ装置 14 案内板 15 レバー 16 ガイド車輪 17 引っ張りバネ 18 係止軸 19 支点軸 20 レバーブラケット 21 壁開口部の上枠 22 覗き窓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全閉時に引き戸が当接する戸先側縦枠と
    引き戸裏面の上框部が当接する壁開口部上枠と引き戸裏
    面の後縦框部が当接する壁開口部縦枠とに凹溝部が形成
    されこの凹溝部に弾性を有する遮煙材が挟み込まれて防
    火遮煙構造を形成し引き戸下框部の壁開口部側溝壁内に
    も弾性を有する遮煙材が防火材によって挟み込まれてな
    る防火遮煙構造をなした防火遮煙体が装着され更にレー
    ル上に吊車によって転動自在に吊設され自閉手段を備え
    た片引き戸において引き戸全閉近傍で壁開口部側に湾曲
    された2本のレールが同一直線上あるいは互いに平行に
    敷設され上記のそれぞれのレール上には引き戸を鉛直に
    しかも開閉方向の床面に対し水平に配設させる接続具を
    介して設けられた前と後の吊車がそれぞれ載設され、上
    記のそれぞれのレール先端部には引き戸全閉時に上記防
    火遮煙体が床面に接地するように接地手段が設けられま
    た上記吊車がレール湾曲部に達した時全閉側に引き戸を
    引き寄せる引き寄せ手段が具備され更に引き戸下框部の
    溝壁内に引き戸の鉛直を保持するためのガイド車が床面
    から配設され、この溝壁内にはまた吊車がレール湾曲部
    に達した時、上記ガイド車に当接してしかもレール湾曲
    部に沿った方向に引き戸下框部を圧接すべく傾斜部材が
    設けられ、引き戸全閉時に引き戸裏面側で下框部を除く
    3方と引き戸下框部の床面とで合計壁開口部の4方が弾
    性遮煙材により圧接され塞がれていることを特徴とする
    遮煙機能を有する自閉式防火引き戸装置
  2. 【請求項2】 自閉手段がレールを傾斜させて敷設する
    ことでありこのレールは引き戸全閉近傍で壁開口部側に
    湾曲されるがその先端部には上記接地手段を設けないも
    のであることを特徴とする請求項1記載の遮煙機能を有
    する自閉式防火引き戸装置
  3. 【請求項3】 引き戸が両引き分け方式の2枚戸であり
    全閉時に引き戸戸先が当接する対象が戸先側縦枠ではな
    くて召し合わせ部でありこの召し合わせ部に凹溝部が形
    成されこの凹溝部に弾性を有する遮煙材が挟み込まれて
    なる防火遮煙構造が設けられ壁枠開口部の中心に対して
    左右対称にそれぞれ片引き戸における構成が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載または請求項2記載
    の遮煙機能を有する自閉式防火引き戸装置
  4. 【請求項4】 引き戸にガラス入りの覗き窓が設けられ
    このガラスが甲種防火戸基準または乙種防火戸基準に合
    格するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか1項に記載の遮煙機能を有する自閉式防火引
    き戸装置
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