JP2002370815A - プーリーライニングの補修方法及びその補修装置 - Google Patents
プーリーライニングの補修方法及びその補修装置Info
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- JP2002370815A JP2002370815A JP2001179992A JP2001179992A JP2002370815A JP 2002370815 A JP2002370815 A JP 2002370815A JP 2001179992 A JP2001179992 A JP 2001179992A JP 2001179992 A JP2001179992 A JP 2001179992A JP 2002370815 A JP2002370815 A JP 2002370815A
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Abstract
適正なライニング厚さでライニングの摩耗した部分の表
面が滑らかな状態で、且つ短時間に補修できるプーリー
ライニングの補修方法及びその補修装置を提供する。 【解決手段】 補修装置7aはプーリーの端部に貼り付
けるライニング厚さ設定帯31とライニングプーリー2
1に巻き付ける成型ベルト8aと、成型ベルト8aとラ
イニングプーリー21との間に挿入させる付着防止シー
ト9aと、絞りローラ10aを備え、成型ベルト8aと
付着防止シート9aを一体にして矢印と白矢印の方向に
同時に回動させて、ライニングプーリー21の一回転に
同調させてライニング11の欠如部分と付着防止シート
9aとの間に不定形のライニング材11aによるライニ
ング11bを形成させて欠如部分を修復する。
Description
グ(以降プーリーライニングと云う)の補修方法及びそ
の補修装置に係り、特にベルトコンベヤ等に使用されて
いるプーリーのライニングの補修方法及びその補修装置
に関する。
ば鉄母材)の減耗防止、搬送材料の付着防止等から耐摩
耗ゴムライニング、セラミックライニング等のライニン
グが施されている。経時によってプーリーライニングは
プーリー母材の鉄皮部分が見え始めるとコンベヤ設備か
らプーリーを取り外し、工場内に持ち込み、ライニング
を全面剥し、新規ライニングて張替え、再度、工場から
現場に運搬し取り付ける。一般に、プーリーの設置箇所
は高所であり、また、重量物であるため、レッカーを使
用しプーリーの上げ下ろしを行っている。
7に示すように一般にベルトが掛けられる中央部か或い
はそのエッジ部に発生する部分的な摩耗が大部分であ
る。
の状態の一例を示す模式図である。図7においてプーリ
ー1はプーリー母材1aの鉄皮2の表面にライニング3
が施されている。ライニング3は経時によって中央部3
aか或いはそのエッジ部3bに摩耗が部分的に発生す
る。符合4は摩耗部分を示す。また、符号5は軸、符号
6は軸受けを示す。
修方法では、全ライニングの内僅かな部分の補修であっ
ても全面取り替えをしており、大部分のライニング部分
は無駄に処理されている。
ーリーの取り外し工事が必要であり、これも無駄な仕事
になっている。
余裕がない設備では予備のライニングを施しているプー
リーを用意しておかなければならず補修コスト高とな
る。
現地で摩耗した部分の補修に不定形ライニング材による
補修が試みられているが、ライニングした部分が下側に
なると前記ライニング材が垂れ下がり、プーリーから剥
離してしまう。そのために、垂れ下がらない程度に養生
しながら回転させて行うことが考えられが、時間を要
し、表面形状も凹凸になり現地での施工は困難である。
例えば鉄皮に網目状の鋼材を溶接して取り付け、垂れ下
がりの防止と均一な厚みを得る方法が試みられている
が、この方法は元のライニング材を全部剥がさなければ
ならず、現地で施工することは困難である。
に付着し易く補修作業が困難である。
ライニングを一つ以上に分割して、それらのライニング
の端部に雌ネジを配し、該雌ネジにネジボルトを螺着し
て、ライニングをコンベヤプーリーに取り付けるコンベ
ヤプーリーライニングの取替え方法が開示されている。
に分割して、それらのライニングの端部をボルトナット
で螺着して、現地でのライニングの取替えを簡便且つ短
時間で行うことができる旨記載されている。
必要とする僅かな部分を補修できるようにライニングを
分割することは困難であり、取り替えを必要としない部
分も一緒に処理される。
を前提として上記のような問題点の解決を図ったもので
あり、既設のライニングを剥がすことなく、適正なライ
ニング厚みにしてライニングの摩耗した部分の表面が滑
らかな状態で、且つ短時間に補修することができるプー
リーライニングの補修方法及びその補修装置を提供する
ことを目的とする。
プーリーのライニングを補修する際に、前記プーリーの
端部にライニング厚み設定帯を貼り付け、該プーリーに
成型ベルトを巻き付け、前記プーリーの周面と成型ベル
トとの間に付着防止シートを挿入し、前記ベルトと付着
防止シートとを一体にしてプーリーの回転に同調させプ
ーリーライニングの欠如部分と付着防止シートとの間に
不定形のライニング材を充填することを特徴とするプー
リーライニングの補修方法である。
ニングが摩耗、脱落等によって窪み等を生じた部分を総
称したもので、プーリーライニングの正常な外径を保持
されなくなった部分を全部含む。
明に直接使用する装置であって、プーリーの端部に貼り
付けるライニング厚み設定帯と、該プーリーに巻き付け
る成型ベルトと、該成型ベルトと前記プーリーとの間に
挿入させるライニング材付着防止シートと、絞りローラ
を備え、前記プーリーとライニング材付着防止シートと
の間に充填されたライニング層を有するようにしたこと
を特徴とするプーリーライニングの補修装置である。本
発明によれば、プーリーと成型ベルトとの間にライニン
グ材付着防止シートを挿入させて、プーリーとライニン
グ材付着防止シートとの間にライニング材を注入充填さ
せて既設のライニングを剥がすことなく適正なライニン
グ厚みにしてライニングの摩耗等の欠如部分を表面が滑
らかな状態で、且つ短時間に補修できる。
を図面によって詳述する。図1は本発明の一実施の形態
を示す側面図であり、図2は図1の符号Pで示す箇所の
要部拡大図であり、 図3は本発明によるプーリーライ
ニングの摩耗状態の修復した一例を示す模式図である。
材21aとその周面に施されたライニング11から構成
されている。以降ライニングプーリー21と呼称する。
ーリー21(一例:スナッププーリー)はプーリー母材
21aの周面に鉄皮22を有している。
装置7aはプーリーの端部に貼り付けたライニング厚み
設定帯31とライニングプーリー21に巻き付けるエン
ドレス式ライニング成型ベルト(以降成型ベルトと呼称
する)8aと、該成型ベルト8aとライニングプーリー
21との間に挿入させるライニング材付着防止シート
(以降付着防止シートと呼称する)9aと、絞りローラ
10aを備えている。成型ベルト8aはテンショローラ
12a、12bによって張力が保持されている。符号1
5aはシート用ドラムである。
際にプーリー回転装置13aによって自由に回転できる
ようにする。符号27はプーリー支持台であり、符号2
8aは冶具である。
設定帯31はライニング材がライニングプーリー21と
成型ベルトとの間に注入充填させてプーリーの回転に同
調させた際にそのまま適正なライニンク厚みを形成させ
る。ライニング厚み設定帯31には設定し易いゴム帯等
が用いられる。
とライニングプーリー21との間に挿入させる付着防止
シート9aはライニング材に付着しないとともに注入充
填されるライニング材により損傷しない強度等を有する
シートであればよい。一般にはポリエチレン、ポリプロ
ピレン等のポリオレフィン、ビニール樹脂、塩化ビニリ
デン樹脂等のシートが使用できる。
イニングの補修の際にプーリー回転装置13aによって
成型ベルト8aを矢印の方向に回動させ付着防止シート
9aを成型ベルト8aと一体にして白矢印の方向に同時
に回動させて、前記ライニングプーリー21の摩耗等に
よるライニング11の欠如部分と付着防止シート9aと
の間にライニング材容器14から不定形のライニング材
11aを注入し、ライニングプーリー21の一回転に同
調させながらその欠如部分にライニング材11aを充填
させてライニング層11bを形成する。その後養生して
ライニング11を修復する。この際空気を巻き込まない
ようにして注入される。
の摩耗等による欠如部分に充填されたライニング材11
aは図2に示すように付着防止シート9aによって保護
されているので、ライニング材11aはライニングプー
リー21の定型ベルト8aから離れた位置等でも垂れ下
がることがない。
り付けるか又は成型ベルト8aに接着材等によって固定
しておけば、成型ベルト8aの回動に同調してシート用
ドラム15aから送り出される。
に示すようにプーリーの端部にライニング厚み設定帯3
1を貼り付けているので、絞りローラ10aを目的とす
るライニング厚みの隙間位置に取り付けて、ライニング
プーリー21と付着防止シート9aとの間にライニング
材11aを注入し、ライニングプーリー21の回転に同
調させればライニング層11bを形成しそのまま適正な
ライニング厚みとなる。符号Lは適正なライニング厚み
を示す設定線である。
止シート9aの先端がライニングプーリー21の一回転
に同調した時点で適正なライニング層11bを形成し、
既設のライニングの摩耗等による欠如部分をライニング
材11aにより充填されq適正な厚みとなり、適正な外
径のライニングプーリー21となる。ここにおいてプー
リーライニングの修復が完了する。
耗性の不定形ライニング材であればよい。一般には熱硬
化性接着剤、例えば接着剤として優れたエポキシ樹脂等
と耐摩耗材例えば各種セラミックス類の細粒又は燒結、
細砕して得られる粉粒体等とを練り合わせたものが好ま
しい。セラミックス類としては炭化ケイ素、炭化ホウ
素、窒化ケイ素、窒化ホウ素、溶解アルミナ、アルミナ
ジルコニア等が挙げられる。必要に応じて溶剤、硬化促
進材等が適宜配合される。また、セラミックス類に代わ
って金属粉、鉱物粉等も用いることができる。
ングの補修なので、不定形ライニング材の硬化に必要な
時間だけ付着防止シート9aをその状態で保持し、ライ
ニング11の硬化を確認した後、上記プーリーライニン
グの補修の逆手順により一連の装置を取り外して、ライ
ニングの補修作業が終了する。上記補修作業において、
付着防止シート9aはライニング材11aが付着しない
ので付着防止シート9aとの剥離が容易であるとともに
ライニング表面は滑らかになる。
コンベヤ設備の位置関係を示す説明図であり、図5は本
発明の補修装置によるライニング補修を始める前の状態
を示す説明図であり、図6は本発明の補修装置によるラ
イニング補修している途中の状態を示す説明図である。
はヘッドプーリー17とテールプーリー18との間にベ
ルト19が太矢印に示すようにエンドレスに回動する。
ヘッドプーリー17とテールプーリー18との間にはウ
ェイトプーリー20、スナッププーリー21、ベンドプ
ーリー23が設置されている。また、送りベルト19
a、戻りベルト19bはキャリヤローラ24a、リター
ンローラ24bによって円滑に移動される。符号25は
テンションウェイトであり、符号26はベルトクリーナ
である。ここではベンドプーリー23の一つを補修の対
象としてそのプーリーライニング補修について詳述す
る。
リー23は、補修の際にプーリー母材23aの端部にラ
イニング厚さ設定帯31貼り付け、ライニングプーリー
23に成型ベルト8bを巻き付け、成型ベルト8bとプ
ーリー母材23aとの間に付着防止シート9bを挿入さ
せ、絞りローラ10bを目的とするライニング厚みの隙
間位置に取り付ける。そしてライニングプーリー23は
周りのベルトコンベヤの張力を緩め、プーリー回転装置
13bによって自由に回転させながらライニングプーリ
ー23と付着防止シート9bとの間にライニング材11
aを注入充填する。成型ベルト8bはテンショローラ1
2c、12dによって張力が保持されている。
動させ付着防止シート9bを白矢印の方向に同時に回動
させて、ライニングプーリー23と付着防止シート9b
との間にライニング材容器14から不定形のライニング
材11aを注入し、プーリー23を一回転させながらそ
の周りにライニング材11を充填させると適正なライニ
ング厚みが形成される。その後養生してライニング11
を修復する。符号Lは適正なライニング厚みを示す設定
線である。
填されたライニング材11aは付着防止シート9bによ
って保護されているのでライニングプーリー23の成型
ベルトが離れた位置等でも垂れ下がることがない。付着
防止シート9bは先端をプーリーに貼り付けるか成型ベ
ルト8bに接着材等によって固定しているので成型ベル
ト8bの回動に同調してシート用ドラム15bから送り
出される。
シート9bの先端がプーリー23の周りを一回転した時
点で既設ライニング30の摩耗等による欠如部分がライ
ニング材11bにより充填され適正な厚みとなり、ライ
ニングの修復が完了する。
後、上記プーリーライニングの補修の逆手順により一連
の装置を取り外して、ライニングの補修作業が終了す
る。
ーリーを5mm厚みで500mmライニングした時の時
間は、ライニング準備・片付け1時間、ライニング材準
備及びライニングで1時間、ライニング材硬化養生2時
間の合計4時間であり、従来方法9〜10時間に対し半
減できる。図1〜図6に示す実施の形態によれば、本発
明は以下の効果が得られた。 摩耗した部分のみ補修が可能であり、ライニング材の
費用低減が図れる。 補修の際に、プーリーの端部にライニング厚さ設定帯
を貼り付け、目的とするラ イニング厚みの隙間位置に
絞りローラを取り付けることによって、注入されたラ
イニング材がそのまま適正な外径のライニング厚みとな
る。 ライニング補修の際にプーリーを設備から取り外す必
要がないので、プーリー取 り外し作業費及びレッカー
費用の削減が図れる。 補修時間が短縮でき、プーリーを有するベルトコンベ
ヤ等の設備の停止が短縮で きる。 補修についての予備品等を用意する必要がない。 ライニング材にもよるが、既設のライニング材を剥が
す等の工程を必要としない 。
プーリーライニングの補修方法、その補修装置について
述べたが、これに限定されるものではなく、ライニング
を施しているプーリーであれば本発明によるライニング
補修装置を適用し、ライニング補修を行うことによって
同様な効果が得られる。
ニング厚み設定帯を貼り付け、ライニングプーリーと成
型ベルトとの間にライニング材付着防止シートを挿入さ
せた簡単な構造によって、前記ライニングプーリーとラ
イニング材付着防止シートとの間にライニング材を注入
充填させて既設のライニングを剥がすことなく適正なラ
イニング厚みにして摩耗等の欠如部分の表面が滑らかな
状態で、且つ短時間に補修することができる。
備の位置関係を示す説明図でる。
態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
修復した一例を示す模式図である。
示す模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 プーリーのライニングを補修する際に、
前記プーリーの端部にライニング厚み設定帯を貼り付
け、該プーリーに成型ベルトを巻き付け、前記プーリー
の周面と成型ベルトとの間に付着防止シートを挿入し、
前記ベルトと付着防止シートとを一体にしてプーリーの
回転に同調させプーリーライニングの欠如部分と付着防
止シートとの間に不定形のライニング材を充填すること
を特徴とするプーリーライニングの補修方法。 - 【請求項2】 プーリーの端部に貼り付けるライニング
厚み設定帯と、該プーリーに巻き付ける成型ベルトと、
該成型ベルトと前記プーリーとの間に挿入させるライニ
ング材付着防止シートと、絞りローラを備え、前記プー
リーとライニング材付着防止シートとの間に充填された
ライニング層を有するようにしたことを特徴とするプー
リーライニングの補修装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001179992A JP4123737B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | プーリーライニングの補修方法及びその補修装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001179992A JP4123737B2 (ja) | 2001-06-14 | 2001-06-14 | プーリーライニングの補修方法及びその補修装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370815A true JP2002370815A (ja) | 2002-12-24 |
JP4123737B2 JP4123737B2 (ja) | 2008-07-23 |
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ID=19020477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP4123737B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114506094A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-05-17 | 上海伽材新材料科技有限公司 | 一种预浸料铺贴定位方法 |
-
2001
- 2001-06-14 JP JP2001179992A patent/JP4123737B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114506094A (zh) * | 2022-01-18 | 2022-05-17 | 上海伽材新材料科技有限公司 | 一种预浸料铺贴定位方法 |
CN114506094B (zh) * | 2022-01-18 | 2024-01-30 | 上海伽材新材料科技有限公司 | 一种预浸料铺贴定位方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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