JP2002369797A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2002369797A
JP2002369797A JP2001182004A JP2001182004A JP2002369797A JP 2002369797 A JP2002369797 A JP 2002369797A JP 2001182004 A JP2001182004 A JP 2001182004A JP 2001182004 A JP2001182004 A JP 2001182004A JP 2002369797 A JP2002369797 A JP 2002369797A
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noise reduction
feedback coefficient
signal
processor
electronic endoscope
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Akihiro Takahashi
昭博 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子内視鏡装置においてノイズリダクション
回路の帰還係数を制御することにより、ズーミング時の
残像やぼけを低減する。 【解決手段】 スコープ10の先端に撮像センサ14を
設け、撮像センサ14から得られた撮像信号をプロセッ
サ100に出力する。プロセッサ100は、得られた撮
像信号に基づいてビデオ信号を生成する。プロセッサ1
00は、ズーミングが行われているときにはノイズリダ
クション機能を低いレベルに設定し、自動的に残像やボ
ケのない高精度の画像を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スコープの可撓管
先端部から被写体像に対応するビデオ信号を得、プロセ
ッサにより映像信号処理を行い、モニタ装置によりビデ
オ信号に基づいて被写体像を再現する電子内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】このような電子内視鏡装置においては、
スコープの先端にCCDイメージセンサが設けられ、こ
のCCDイメージセンサは対物レンズ系と組み合わせら
れる。またスコープ内には光ファイバー束からなるライ
トガイドが挿通させられており、スコープの基端側に接
続されたプロセッサ内の光源ランプから、このライトガ
イドを介してスコープ先端に照明光が供給される。患者
の体腔内へスコープが挿入された時、対物レンズ系の前
方がライトガイドの先端側端面から射出する照明光によ
って照明され、光学像がCCDイメージセンサの受光面
に結像され、そこで光電変換されて撮像信号として出力
される。撮像信号はプロセッサの映像信号処理回路へ送
られ、この撮像信号に基づいてビデオ信号が生成され
る。さらにビデオ信号はモニタ装置に対して出力され、
そこで被写体像がモニタ画面上に再現される。
【0003】最近では、病巣の早期発見を目的として患
部を拡大表示する電子内視鏡装置、例えばスコープの対
物レンズ系を可変焦点レンズにより構成し、ズーム機能
およびオートフォーカス機能を設けた電子内視鏡装置も
考えられている。
【0004】一般に、消化器官等の円筒状部位の内部を
進みながら撮影するときには中央が暗く周囲が明るいと
いうコントラストの強い映像が得られる。このため、暗
部に対応する出力信号はAGCゲインを大きくすること
により信号レベルが上げられる。しかし、このとき撮像
信号に含まれる様々なノイズ成分も一緒に増幅されるた
め、結果的に暗部に対応する画像ではノイズが目立つと
いう欠点を有する。
【0005】このため、従来の電子内視鏡装置のプロセ
ッサにはノイズを低減する巡回型ノイズリダクション回
路が設けられており、この巡回型ノイズリダクション回
路はフレームメモリから読み出された撮像信号に第1の
帰還係数kを乗じた信号と、現フレームの撮像信号に第
2の帰還係数(1−k)を乗じた信号とを加算し、加算
した結果をフレームメモリに格納することにより、フレ
ーム間に相関性のないノイズ成分を低減させる。
【0006】しかし、巡回型ノイズリダクション回路に
よってノイズ低減を行う場合、フレーム間に相関性の少
ない動画において残像や輪郭のぼけ等の現象が生じると
いう欠点があり、特にズーミングを行って患部を拡大表
示する用途においてこの欠点は大きな障害である。なぜ
なら、消化器官等の内壁を拡大表示すると、蠕動運動や
脈動や血流等極めて激しく動く部位が拡大表示されるた
め、上記残像現象やぼけ現象が目立ち、病巣の早期発見
を阻害する恐れがあるためである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、ズーミングを行った際に高
精度の画像を自動的に得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡装置
は、固体撮像素子と、焦点距離が可変な撮影光学系とを
有するスコープと、撮影光学系の焦点距離を制御するズ
ーム手段と、固体撮像素子から出力された撮像信号のノ
イズを低減する巡回型ノイズリダクション回路と、ズー
ミングを検出する検出手段と、検出手段による検出結果
に応じて巡回型ノイズリダクション回路の帰還係数を制
御する帰還係数制御手段と、ノイズの低減された撮像信
号に基づいてビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段
とを有するプロセッサと、プロセッサにより出力された
ビデオ信号に基づいて、画面に被写体像を再現するモニ
タ装置とを備えることを特徴とする。
【0009】電子内視鏡装置において、巡回型ノイズリ
ダクション回路は、具体的には、フレームメモリから読
み出された撮像信号に第1の帰還係数k(0<k<1)
を乗じた信号と、現フレームの撮像信号に第2の帰還係
数(1−k)を乗じた信号とを加算し、加算した結果を
出力すると共にフレームメモリに格納する。このとき、
検出手段によってズーミングが検出された場合には、帰
還係数調節手段によって第1の帰還係数が相対的に低く
設定され、検出手段によってズーミングが検出されない
場合には、帰還係数調節手段によって第1の帰還係数が
相対的に高く設定される。
【0010】電子内視鏡装置には、例えば巡回型ノイズ
リダクション回路の作動および作動停止を指示するため
の指示手段を備えてもよく、これにより操作者が任意に
作動および作動停止を切り替えるこことができる。
【0011】撮影光学系から固体撮像素子までの相対距
離を調節して自動的に合焦させるオートフォーカス手段
をさらに備え、オートフォーカス時に巡回型ノイズリダ
クション回路を自動的に作動させてもよい。
【0012】また、本発明による電子内視鏡装置のプロ
セッサは、固体撮像素子と、焦点距離が可変な撮影光学
系とを有するスコープが接続される電子内視鏡装置のプ
ロセッサであって、撮影光学系の焦点距離を制御するズ
ーム手段と、固体撮像素子から出力された撮像信号のノ
イズを低減する巡回型ノイズリダクション回路と、ズー
ミングを検出する検出手段と、検出手段による検出結果
に応じて巡回型ノイズリダクション回路の帰還係数を制
御する帰還係数制御手段と、ノイズの低減された撮像信
号に基づいてビデオ信号を生成するビデオ信号生成手段
とを有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
添付図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明による電子内視鏡装置の実施
形態を示すブロック図である。電子内視鏡装置は、可撓
管を有するスコープ10と、スコープ10に着脱自在な
プロセッサ100と、プロセッサ100に接続されるモ
ニタ装置200とを備える。スコープ10には光ファイ
バ束から成る光ガイド部材12がスコープ先端部10a
にまで挿通しており、光ガイド部材12の基端側はスコ
ープ10のプロセッサ100への装着時にプロセッサ1
00に設けられた光源102に光学的に接続される。こ
れにより、光源102からの照明光は光ガイド部材12
によってスコープ先端部10aへ導かれ、前方の被写
体、例えば内臓器官Xが照明される。
【0015】スコープ先端部10aには固体撮像素子例
えばCCDから成る撮像センサ14が設けられ、この撮
像センサ14にはCCDと組み合わされた対物レンズ系
16が包含される。スコープ10はズーム機能およびオ
ートフォーカス機能を備える。具体的には、対物レンズ
系16は複数のレンズから成り、その中に含まれる可動
レンズがプロセッサ100のズーム/フォーカス制御回
路114により駆動されて光軸方向における相対位置を
変化させ、これにより焦点位置および像倍率が変更され
る。スコープ10にはズーミングを行うためのズームダ
イヤル18が設けられ、ズームダイヤル18はフォーカ
ス検出回路18に電気的に接続される。
【0016】本実施形態ではカラー画像を再現するため
に同時方式が採用され、白色照明光により照明された被
写体の光学像が対物レンズ系16によりCCDの受光面
に結像させられる。CCDに結像された光学的被写体像
は、撮像センサ14により1フレーム分のアナログ撮像
信号に光電変換され、スコープ10のコネクタ部20に
内蔵されたドライブ/プロセス回路22によって撮像セ
ンサ14から順次読み出される。
【0017】撮像センサ14から読み出されたアナログ
撮像信号は、ドライブ/プロセス回路22において、撮
像センサ14の特性やスコープ10の光学特性に応じた
処理、例えばクランプ処理やサンプルホールド処理、ガ
ンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、輪郭強調処
理および増幅処理等が施され、輝度信号および色差信号
からなるコンポーネントデジタル信号に変換されて、プ
ロセッサ100の映像信号処理回路104に順次出力さ
れる。
【0018】コネクタ部20に設けられた読出し専用メ
モリ(ROM)26にはスコープ10の固有の光学的特
性に関する情報が格納される。スコープ10は高精密部
品から構成されるので、僅かな機械的誤差であっても個
々のスコープ10の光学的特性に大きく影響する。この
ため、スコープ10側にデータを持たせ、スコープ10
の交換の際にプロセッサ100側で各スコープ10の光
学的特性に応じた調整作業を行う必要がないように構成
している。
【0019】プロセッサ100の映像信号処理回路10
4においては、輝度信号成分に後述するノイズリダクシ
ョン処理が施され、ノイズが低減された輝度信号、色差
信号および復号同期信号を多重したNTSC方式のコン
ポジットビデオ信号などのアナログカラービデオ信号が
生成される。
【0020】アナログカラービデオ信号はプロセッサ1
00からモニタ装置200やVCRなどの記録装置30
0に出力される。モニタ装置200ではアナログカラー
ビデオ信号に基づいて画面上に被写体像が再現され、ま
た記録装置300では静止画または動画としてアナログ
カラービデオ信号が記録される。プロセッサ100には
キーボード400が接続され、このキーボード400か
ら入力された患者名や図示しないタイマ回路から得られ
る診察日時等の文字情報はシステムコントロール回路1
16により文字パターン信号に変換されて映像信号処理
回路104に出力され、ここでコンポーネントデジタル
信号に付加される。これにより、モニタ装置200の画
面上には光学的被写体像の再現画像と共に文字情報が表
示される。
【0021】システムコントロール回路116はプロセ
ッサ100の全動作を制御するマイクロコンピュータで
あり、CPU、種々のルーチンを実行するためのプログ
ラムやパラメータを格納するROMや、データ等を一時
的に格納するRAMを備える。
【0022】プロセッサ100は自動調光機能を備え
る。詳述すると、プロセッサ100は、映像信号処理回
路104から出力された1フレーム分の撮像信号の平均
輝度レベルを算出し、この平均輝度レベルに基づいて、
光源102と光ガイド部材12の入射端面との間には設
けられた絞り112の開度を適正なものに調整する。こ
れにより光量は自動的に調節される。
【0023】また、プロセッサ100にはコントラスト
方式のオートフォーカス機能が設けられる。具体的に
は、ズーム/フォーカス制御回路114により可動レン
ズを動かし、フォーカス検出回路108により映像信号
処理回路104から出力された撮像信号から特定周波数
成分の振幅の変化量を検出する。システムコントロール
回路106は、フォーカス検出回路108の検出結果に
基づいて信号振幅が最大値を取るときに合焦であると判
定する。
【0024】オートフォーカス機能や自動調光機能など
は、プロセッサ100の表面に設けられたパネルスイッ
チ110により設定または解除される。
【0025】図2は、映像信号処理回路104の詳細を
示すブロック図である。スコープ10から入力された1
フレーム分のデジタル輝度信号は、巡回型ノイズリダク
ション回路120を通って輝度信号用メモリ(Yメモ
リ)140に格納され、対応する1フレーム分のデジタ
ル色差信号が色差信号用メモリ(R−Y/B−Yメモ
リ)142に格納される。両メモリ140および142
に格納された輝度信号および色差信号は同時にビデオプ
ロセス回路144に読み出され、ここで同期信号が付加
されてNTSCコンポジットビデオ信号に変換される。
【0026】巡回型ノイズリダクション回路120は、
1フレーム分の輝度信号を格納できるフレームメモリ1
22と、フレームメモリの出力信号に第1の帰還係数k
(0<k<1)を乗算する第1の乗算器124と、次フ
レームの輝度信号に第2の帰還係数(1−k)を乗算す
る第2の乗算器126と、2つの乗算器124および1
26の出力信号を加算する加算器128とを備え、加算
器128の出力はフレームメモリ122に再び格納され
る。フレームメモリ122の書き込みおよび読出しはメ
モリ制御回路130によって制御される。また、第1お
よび第2の帰還係数kおよび(1−k)は帰還係数制御
回路132によって定められる。
【0027】第1の帰還係数kが0(第2の帰還係数
(1−k)は1)の場合には入力された輝度信号はその
ままYメモリ140に入力される。第1および第2の帰
還係数kおよび(k−1)が共に0.5の場合には、現
フレームの輝度信号と前フレームの輝度信号とが1:1
の割合で混合された輝度信号がYメモリ140に入力さ
れる。輝度信号は両フレーム間において高い相関性を有
しているが、ノイズ成分はランダムに発生するために両
フレーム間での相関性は低い。従って、現フレームの輝
度信号にノイズ成分があった場合、同箇所にノイズ成分
のない前フレームの輝度信号と平均化されるのでノイズ
成分が半減する。この様に、巡回型ノイズリダクション
回路120においては第1の帰還係数kの値が1に近づ
くほど前フレームの影響度が高くなってノイズの低減効
果が高まる。
【0028】上記ノイズリダクション機能は手動で設定
および設定解除することができる。パネルスイッチ11
0(図1)にはノイズリダクション設定スイッチ110
aが設けられており、このノイズリダクション設定スイ
ッチ110aを押下することにより設定および設定解除
が切り替えられる。具体的には、ノイズリダクション設
定スイッチ110aを押下してノイズリダクション機能
を設定すると、システムコントロール回路106から帰
還係数選択信号が帰還係数制御回路132に対して出力
され、kの値が0以外の所定の値に設定され、kの値に
応じた度合いでノイズが低減される。一方、設定解除が
指示されたときにはシステムコントロール回路106か
ら帰還係数選択信号が帰還係数制御回路132に対して
出力され、第1の帰還係数kの値が0に設定される。即
ち、実質的に巡回型ノイズリダクション回路120は実
質的に作動せず、ノイズは低減されない。
【0029】一般に、スコープ10の先端部10aを消
化器官などの円筒状内壁内を進退する場合にはズーミン
グによる拡大表示は行わず、モニタ装置200の画面に
は中央が暗く周囲が明るい映像が表示される。このとき
中央の暗い部分にはノイズが目立つため、上記ノイズリ
ダクション機能は極めて有効であり、第1の帰還係数k
の値を相対的に大きく設定することが好ましい。
【0030】所望の観察部位に先端部10aが到達し、
病巣等を探す場合にはズーミングを行って拡大観察する
が、このとき内壁の蠕動運動、脈動や血流などの比較的
動きの大きい部位が拡大表示され、輝度信号成分にフレ
ーム相関性がなくなり、巡回型ノイズリダクション回路
120の影響で時間軸方向での周波数応答特性が悪くな
り、モニタ装置200の画面上で画面全体に残像が生じ
る残像現象や、被写体の輪郭が不明確になる所謂ぼけ現
象などの弊害が生じる。この弊害は第1の帰還係数kの
値が1に近づくほど顕著になるので、第1の帰還係数k
の値は相対的に小さく設定する、あるいは0に設定する
ことが好ましい。kの値を小さくすればノイズ低減効果
は減じるが、ズーミングを行っている場合には、1フレ
ーム内での輝度差は少なく略均一な明るさの映像が得ら
れるので、ノイズ成分そのものが少なく、kの値を小さ
く設定しても問題はない。
【0031】このようなスコープ10の使用状態を鑑
み、ズームダイヤル18が操作されて拡大ズーミングが
行われていることがシステムコントロール回路106に
おいて検出されると、システムコントロール回路106
は係数選択信号を帰還係数制御回路132に送出し、k
の値を相対的に大きな値に設定させる。一方、拡大ズー
ミングが行われていないことが検出されるとkの値を相
対的に小さい値に設定すべく係数選択信号を帰還係数制
御回路132に送出する。
【0032】従って、ズーミングにより拡大表示が行わ
れているときには、自動的にノイズ低減の度合いが低下
させられて残像現象やぼけ現象が軽減された高精度の映
像をモニタ装置200に表示させることができる。
【0033】なお、巡回型ノイズリダクション回路12
0の加算器128から出力された輝度信号はフォーカス
検出回路108に入力され、ここではノイズ成分が低減
された輝度信号に基づいて合焦状態を検出し、システム
コントロール回路106に検出結果が出力される。
【0034】図3は、プロセッサ100のシステムコン
トロール回路106において実行されるノイズリダクシ
ョン処理ルーチンを示すフローチャートである。
【0035】ステップS102ではズーム機能およびオ
ートフォーカス機能が設定されているか否かが判定さ
れ、双方とも設定されていなければステップS120に
進み、さらにノイズリダクション機能が設定されている
か否かが判定される。ノイズリダクション機能が設定さ
れている場合にはステップS122において第1の帰還
係数kの値を相対的に大きい値である0.5に設定すべ
く係数選択信号が出力される。ノイズリダクション機能
が設定されていなければステップS124において第1
の帰還係数kを0に設定すべく係数選択信号が出力され
る。ステップS122または124が終了するとステッ
プS126において標準倍率の画像をモニタ装置200
に表示させるべく映像信号処理回路104を駆動制御
し、その後ステップS102に戻る。
【0036】ステップS102においてパネルスイッチ
100においてズーム機能およびオートフォーカス機能
が設定され、かつズームダイヤル18により拡大画像を
表示すべくズーミングが指示されているか否かが判定さ
れ、ステップS104においてさらにノイズリダクショ
ン設定スイッチ110aによりノイズリダクション機能
が設定されているか否かが判定され、ノイズリダクショ
ン機能が設定されていない場合にのみステップS106
が実行されてノイズリダクション機能が自動的に設定さ
れる。即ち、拡大画像を表示すべくズーミングが行われ
るときには必ずノイズリダクション設定スイッチ110
aによる設定に関わらず、必ずノイズリダクション機能
が設定される。
【0037】続いてステップS108ではズーム/フォ
ーカス制御回路114によるズーミングおよびオートフ
ォーカス動作を開始させるとともに、フォーカス検出回
路108によって合焦状態を検出させる。ステップS1
10では合焦状態であるか否かが判定され、合焦状態で
なければステップS108およびS110が繰り返し実
行され、合焦状態であると判定されるとステップS11
4に進む。
【0038】ステップS114では、第1の帰還係数k
の値を相対的に小さい値である0.3に設定すべく係数
選択信号が出力される。ステップS114が終了すると
ステップS118において拡大した画像をモニタ装置2
00に表示させるべく映像信号処理回路104を駆動制
御し、その後ステップS102に戻る。
【0039】このように、本実施形態の電子内視鏡装置
によると、ズーミングが行われかつ合焦状態であった場
合には、自動的に高精度の画像を出力できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子内視鏡
装置は、ズーミングを行った際に高精度の画像を自動的
に得ることを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子内視鏡装置の概略ブロック図
である。
【図2】図1に示す映像信号処理回路の詳細を示すブロ
ック図である。
【図3】プロセッサのシステムコントロール回路におい
て実行されるノイズリダクション処理ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10 スコープ 14 撮像センサ 100 プロセッサ 104 映像信号処理回路 120 巡回型ノイズリダクション回路 200 モニタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M Fターム(参考) 2H040 BA03 GA02 GA06 GA11 4C061 AA00 BB02 CC06 DD03 HH51 JJ17 LL02 NN01 NN05 PP13 RR06 SS18 SS30 5C022 AA09 AB15 AB22 AB66 AC42 5C024 AX02 BX02 CX03 CY50 EX54 GY01 GY31 HX18 5C054 AA01 CC02 CC07 CD03 CH02 EA01 EA05 FC12 GB11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子と、焦点距離が可変な撮影
    光学系とを有するスコープと、 前記撮影光学系の焦点距離を制御するズーム手段と、前
    記固体撮像素子から出力された撮像信号のノイズを低減
    する巡回型ノイズリダクション回路と、ズーミングを検
    出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応じ
    て前記巡回型ノイズリダクション回路の帰還係数を制御
    する帰還係数制御手段と、ノイズの低減された前記撮像
    信号に基づいてビデオ信号を生成するビデオ信号生成手
    段とを有するプロセッサと、 前記プロセッサにより出力された前記ビデオ信号に基づ
    いて、画面に前記被写体像を再現するモニタ装置とを備
    えることを特徴とする電子内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記巡回型ノイズリダクション回路が、
    フレームメモリから読み出された撮像信号に第1の帰還
    係数k(0<k<1)を乗じた信号と、現フレームの撮
    像信号に第2の帰還係数(1−k)を乗じた信号とを加
    算し、加算した結果を出力すると共に前記フレームメモ
    リに格納することを特徴とする請求項1に記載の電子内
    視鏡装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段によってズーミングが検出
    された場合には、前記帰還係数調節手段によって前記第
    1の帰還係数が相対的に低く設定され、前記検出手段に
    よってズーミングが検出されない場合には、前記帰還係
    数調節手段によって前記第1の帰還係数が相対的に高く
    設定されることを特徴とする請求項2に記載の電子内視
    鏡装置。
  4. 【請求項4】 前記巡回型ノイズリダクション回路の作
    動および作動停止を指示するための指示手段を備えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  5. 【請求項5】 前記撮影光学系から前記固体撮像素子ま
    での相対距離を調節して自動的に合焦させるオートフォ
    ーカス手段をさらに備え、オートフォーカス時に前記巡
    回型ノイズリダクション回路が自動的に作動することを
    特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
  6. 【請求項6】 固体撮像素子と、焦点距離が可変な撮影
    光学系とを有するスコープが接続される電子内視鏡装置
    のプロセッサであって、 前記撮影光学系の焦点距離を制御するズーム手段と、前
    記固体撮像素子から出力された撮像信号のノイズを低減
    する巡回型ノイズリダクション回路と、ズーミングを検
    出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応じ
    て前記巡回型ノイズリダクション回路の帰還係数を制御
    する帰還係数制御手段と、ノイズの低減された前記撮像
    信号に基づいてビデオ信号を生成するビデオ信号生成手
    段とを有することを特徴とする電子内視鏡装置のプロセ
    ッサ。
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