JP2002369761A - 泡発生器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗剤液の送気経路内への侵入逆流が防止さ
れ、同送気経路内の詰まりによって動作しなくなる危険
性も回避される泡発生器を提供する。 【解決手段】 洗剤液１が溜められるタンク２と、タン
ク２の下方に配設される送気部３と、送気部３から同タ
ンク２内の洗剤液１中に空気を送り込む送気経路４と、
を備え、前記タンク２内には中程高さまでに洗剤液１が
溜められるようになして、この洗剤液１より上方の同タ
ンク２内空間を泡滞留空間部５とし、前記送気経路４の
先端吐出部６から洗剤液１中に空気が送り込まれること
で生成される泡７を同泡滞留空間部５内に充満させ、こ
の泡７を吹き出す泡吹出部８が同タンク２の上方に配設
されており、前記送気経路４の途中に同泡滞留空間部５
内で折り返し状に屈曲保持される屈曲部９を形成してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、タンク内に溜めら
れた洗剤液中に空気を送り込むことで生成される泡を泡
吹出部から吹き出させて使用する、例えば、入浴時に浴
槽内に泡を吹き出して使用したり、ひげそり前のシェー
ビングフォーム生成に使用したり、洗顔や手洗い時等に
泡を吹き出して使用したりする泡発生器に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来から、空気と洗剤液とを混合させて
泡を生成する泡発生器は知られているが、該従来の泡生
成器にあっては、洗剤液中に空気を送り込む送気経路が
詰まって動作しなくなるという問題を生じていた。すな
わち、従来の泡生成器では、洗剤液が空気を送る送気経
路内に入り込み易くて、その際、該送気経路内で同入り
込んだ洗剤液は硬化固着し、この場合に、同泡発生器は
動作しなくなってしまうものであった。又、前記洗剤液
中に不純物が含まれていた場合、該不純物を送気経路外
に空気と共に排出させることは難しく、結果として、該
送気経路内に同不純物が堆積してしまい、泡発生器は動
作しなくなる可能性があった。

【０００３】例えば、その従来例として、実公昭５２−
４８８６５号公報には「美容処理液用泡沫発生器」が開
示されている。該「美容処理液用泡沫発生器」では、図
１９に示す如く、洗剤液１（薬液）が溜められるタンク
２（容器本体）と、該タンク２の下方に配設される送気
部３（送気ポンプ）と、該送気部３から同タンク２内の
洗剤液１中に空気を送り込む送気経路４（送気パイプ）
と、を備えている。そして、前記タンク２の上方には、
送気経路４の先端吐出部６（スポンジ状キャップ）から
洗剤液１中に空気が送り込まれることで生成される泡７
（泡沫）を吹き出す泡吹出部８（嘴管）が配設されてい
る。

【０００４】この場合、タンク２の底部12（下室）内に
送気部３が配設収容され、該送気部３の送気口3aには送
気経路４となる送気パイプの一端が接続され、該送気パ
イプの他端はスポンジ状キャップが装着されて先端吐出
部６となり、該先端吐出部６は同タンク２の底部上面12
ａ上に位置している。ここで、タンク２の上室内に洗剤
液１が溜められ、機器を持ち上げると同タンク２の底部
12に下方へ突設されたスイッチの作動棒42の突出動作に
よってスイッチＯＮとなり、送気部３が作動して送気経
路４を介し同洗剤液１中には先端吐出部６から空気が送
り込まれて、同タンク２内には泡７が生成される。

【０００５】前記スイッチＯＮ状態で、タンク２の上端
部分に螺着されるキャップ11に付設された軸押し用指当
て43を押し操作することにより弁体44が開いて泡吹出部
８から泡７は吹き出され、該泡７を頭髪や顔に塗ってコ
ールドパーマやひげそり時に使用することができる。し
かしながら、該「美容処理液用泡沫発生器」にあって
は、送気経路４となる送気パイプがタンク２内に溜めら
れた洗剤液１中で浮遊して揺れ動くので、該洗剤液１は
先端吐出部６から同送気経路４内に侵入して逆流し易い
という問題が発生する。

【０００６】又、同様の別の従来例として、特開平１０
−１３７１５３号公報には「浴用泡発生器」が開示され
ている。該「浴用泡発生器」では、図２０に示す如く、
洗剤液１（石鹸剤と温水又は水との混合液）が溜められ
るタンク２（容器体）と、該タンク２の下方に配設され
る送気部３（ポンプユニット）と、該送気部３から同タ
ンク２内の洗剤液１中に空気を送り込む送気経路４（ビ
ニルチューブ47や空気取入口等）と、を備えている。そ
して、前記タンク２の上方には、送気経路４の先端吐出
部６（発泡石46）から洗剤液１中に空気が送り込まれる
ことで生成される泡７を吹き出す泡吹出部８（吹出口）
が配設されている。

【０００７】この場合、タンク２の底部12（下方のケー
スや機台等）内に送気部３が配設収容され、該送気部３
の送気経路４先端に位置する送気口3aは同タンク２の底
部上面12ａに空気取入口として開口形成されている。
又、タンク２の底部上面12ａの送気口3a周囲には隔壁45
が立設されており、該隔壁45で囲まれた凹部には発泡石
46が固着されて前記送気経路４の先端吐出部６となって
いる。ここで、タンク２内に洗剤液１が溜められ、送気
部３を作動させることで先端吐出部６となる発泡石46か
ら同洗剤液１中には空気が送り込まれて、該洗剤液１の
液面1a上の泡滞留空間部５内には泡７が生成充満され
る。

【０００８】前記タンク２の泡滞留空間部５内に充満さ
れた泡７は同タンク２の上端部分に設けられたキャップ
11の泡吹出部８から吹き出され、該泡７を浴槽内に吹き
出させて使用することができる。しかしながら、該「浴
用泡発生器」にあっては、洗剤液１の液面1aがタンク２
内の上端付近に位置して泡滞留空間部５は狭く、先端吐
出部６となる発泡石46が同洗剤液１中に存在し、又、送
気経路４はそのほとんどが同タンク２の底部12内に収容
され下方に位置することもあって、該送気経路４内には
その先端吐出部６から同洗剤液１が侵入して逆流し易い
という問題を発生する。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の泡
生成器にあっては、いずれにしても、送気経路内に洗剤
液が侵入して逆流し易く、該送気経路の詰まりによって
動作しなくなってしまうという問題を生じるものであっ
た。本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決
するために発明されたもので、その課題は、洗剤液の送
気経路内への侵入逆流が防止されて、該送気経路内の詰
まりによって動作しなくなる危険性も回避される泡発生
器を提供することである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１記載の
泡発生器は、洗剤液が溜められるタンクと、該タンクの
下方に配設される送気部と、該送気部から同タンク内の
洗剤液中に空気を送り込む送気経路と、を備え、前記タ
ンク内には中程高さまでに洗剤液が溜められるようにな
して、該洗剤液より上方の同タンク内空間を泡滞留空間
部とし、前記送気経路の先端吐出部から洗剤液中に空気
が送り込まれることで生成される泡を同泡滞留空間部内
に充満させ、該泡滞留空間部内に充満された泡を吹き出
す泡吹出部が同タンクの上方に配設されており、前記送
気経路の途中に同泡滞留空間部内で折り返し状に屈曲保
持される屈曲部を形成してなる。

【００１１】したがって、この場合、タンク内には中程
高さまでに洗剤液が溜められ、該洗剤液より上方の泡滞
留空間部内では、送気経路の途中に形成される屈曲部が
折り返し状に屈曲保持されるので、該送気経路内にはそ
の先端吐出部から同洗剤液が侵入し難く、侵入したとし
ても送気部までには至らない。すなわち、送気経路の屈
曲部は洗剤液の液面よりも上方に位置することになっ
て、該洗剤液が先端吐出部から上昇しては同送気経路内
に侵入し難い。又、侵入したとしても洗剤液の液面より
以上に上昇することがなく、送気経路の屈曲部で折り返
って送気部までには同洗剤液が入り込まない。そのた
め、洗剤液の送気経路内への侵入逆流が防止されて、該
送気経路内の詰まりで動作しなくなる危険性も回避され
る。

【００１２】本発明の請求項２記載の泡発生器は、上記
請求項１記載の泡発生器において、タンク周壁の中程高
さ位置に透視窓部を設け、該透視窓部から同タンク内に
溜められる洗剤液の液面を透視確認することで、該タン
ク内の中程高さまでに同洗剤液が溜められるようになし
たことを特徴とする。

【００１３】したがって、この場合は特に、タンク周壁
の中程高さ位置に透視窓部が設けられており、該透視窓
部から同タンク内に溜められる洗剤液の液面を透視確認
することで、該タンク内の中程高さまでに同洗剤液は確
実に溜められ、該洗剤液より上方の同タンク内に泡滞留
空間部が確保される。それ故、生成された泡が泡滞留空
間部内に堆積してタンクの上端部分に達するまでの間
に、該泡に含まれる余分な水分は自重で落下して同泡か
ら十分に排除され、粘りのある泡として泡吹出部から吹
き出し使用することができる。

【００１４】本発明の請求項３記載の泡発生器は、上記
請求項１又は２記載の泡発生器において、タンクの上端
部分を開閉自在なキャップとして形成し、該キャップに
泡吹出部を配設し、送気経路の屈曲部を同タンクの上端
部分の開口よりも上方に突設させたことを特徴とする。

【００１５】したがって、この場合は特に、タンクの上
端部分が開閉自在なキャップとして形成されているの
で、該キャップを取り外すことにより同タンク内にその
上端部分の開口から洗剤液は容易に注入供給され、該供
給後に同キャップを取り付けて該キャップに配設される
泡吹出部から支障なく泡を吹き出し使用することができ
る。しかも、送気経路の屈曲部が前記タンクの上端部分
の開口よりも上方に突設されているので、該タンク内に
水や洗剤液を満杯に入れてもその液面より上方に同屈曲
部は位置し、該水や洗剤液の同送気経路内への侵入逆流
が防止される。

【００１６】本発明の請求項４記載の泡発生器は、上記
請求項３記載の泡発生器において、送気経路の屈曲部に
おける下側内壁面をタンクの上端部分の開口縁よりも上
方に位置させたことを特徴とする。

【００１７】したがって、この場合は特に、上記屈曲部
をタンクの上端部分の開口よりも上方に突設させるに際
し、該タンクの上端部分の開口縁よりも上方に同屈曲部
における下側内壁面が位置されるので、該屈曲部内の下
側内壁面は液面より上方に位置して、水や洗剤液の送気
経路内への侵入逆流が確実に防止される。

【００１８】本発明の請求項５記載の泡発生器は、上記
請求項１〜４のいずれか一つに記載の泡発生器におい
て、タンクの底部に送気部を配設し、送気経路となる略
逆Ｕ字状に屈曲したパイプの一端を同送気部の送気口に
接続し、該パイプの屈曲部を同タンクの泡滞留空間部内
に位置させ、同パイプの他端に先端吐出部を設けて、該
先端吐出部を同タンクの底部上面に近接して位置させた
ことを特徴とする。

【００１９】したがって、この場合は特に、送気経路と
なる略逆Ｕ字状に屈曲したパイプの一端がタンクの底部
に配設される送気部の送気口に接続されて、該パイプの
他端に設けた先端吐出部は同タンクの底部上面に近接し
て位置されるので、同パイプの屈曲部が確実に同タンク
の泡滞留空間部内に位置され、洗剤液の同送気経路内へ
の侵入逆流は確実に防止される。又、送気経路内を流れ
る空気は下方から上方へ更に上方から下方へとスムーズ
に送られ、タンクの底部上面に近接して位置する先端吐
出部から洗剤液中に吐出されて、該洗剤液が十分に活用
され、効率良く泡は生成される。

【００２０】本発明の請求項６記載の泡発生器は、上記
請求項５記載の泡発生器において、送気経路となるパイ
プの一端を送気部の送気口に嵌合接続して、同送気経路
をタンクに対して着脱自在となしたことを特徴とする。

【００２１】したがって、この場合は特に、送気経路と
なるパイプの一端が送気部の送気口に嵌合接続されて、
同送気経路はタンクに対して着脱自在となっているの
で、該送気経路を取り外して容易に清掃することができ
る。それ故、逆流により送気経路内に残留する洗剤液の
洗浄や不純物等の排出除去は簡単に行われ、同送気経路
の詰まりを確実に防止することができる。

【００２２】本発明の請求項７記載の泡発生器は、上記
請求項６記載の泡発生器において、送気経路となるパイ
プを軟質材で形成し、該パイプの略逆Ｕ字状に屈曲した
形状を保持する保持具を備えたことを特徴とする。

【００２３】したがって、この場合は特に、送気経路と
なるパイプが軟質材で簡単に形成され、しかも、保持具
を用いることで同パイプの略逆Ｕ字状に屈曲した形状は
保持され、外的負荷が加わっても泡滞留空間部内で同送
気経路の屈曲部は確実に保持される。

【００２４】本発明の請求項８記載の泡発生器は、上記
請求項１〜７のいずれか一つに記載の泡発生器におい
て、送気経路内に先端吐出部から侵入して逆流する洗剤
液の該逆流を防止する逆流防止弁を備えたことを特徴と
する。

【００２５】したがって、この場合は特に、傾いたり転
倒した際にも、逆流防止弁によって送気経路内に先端吐
出部から侵入して逆流する洗剤液の該逆流が防止され、
同侵入逆流は確実に防止され、詰まりによって動作しな
くなる危険性も確実に回避される。

【００２６】

【発明の実施の形態】図１〜９は、本発明の請求項１〜
７に対応する一実施形態を示し、該実施形態の泡発生器
は小型で、洗剤液１が溜められるタンク２と、該タンク
２の下方底部12に配設される送気部３と、該送気部３か
ら同タンク２内の洗剤液１中に空気を送り込む送気経路
４と、を備えている。そして、該実施形態の泡発生器に
おいては、タンク２内に溜められた洗剤液１中に空気を
送り込むことで生成される泡７を吹き出させて使用する
ことができ、例えば、洗顔や手洗い時等に同泡７を吹き
出して使用することができる。

【００２７】又、該実施形態の泡発生器では、図１に示
す如く、前記タンク２内に中程高さまでに洗剤液１が溜
められるようになして、該洗剤液１より上方の同タンク
２内空間を泡滞留空間部５とし、前記送気経路４の先端
吐出部６から洗剤液１中に空気が送り込まれることで生
成される泡７を同泡滞留空間部５内に充満させ、該泡滞
留空間部５内に充満された泡７を吹き出す泡吹出部８が
同タンク２の上方に配設されており、前記送気経路４の
途中に同泡滞留空間部５内で折り返し状に屈曲保持され
る屈曲部９を形成している。この場合、洗剤液１は空気
が送り込まれ発泡して泡７となり、該泡７は同洗剤液１
より比重が軽いので該洗剤液１の液面1a上の泡滞留空間
部５内に堆積充満される。

【００２８】又、該実施形態の泡発生器では、図２、３
に示す如く、タンク２周壁の中程高さ位置に透視窓部10
を設けて、該透視窓部10から同タンク２内に溜められる
洗剤液１の液面1aを透視確認することで、該タンク２内
の中程高さまでに同洗剤液１が溜められるようになして
いる。そして、図４に示す如く、タンク２の上端部分を
開閉自在なキャップ11として形成し、該キャップ11に泡
吹出部８を配設し、図８（ａ）に示す如く、送気経路４
の屈曲部９を同タンク２の上端部分の開口よりも上方に
突設させている。この場合、送気経路４の屈曲部９にお
ける下側内壁面9aをタンク２の上端部分の開口縁2aより
も上方に位置させてもいる。

【００２９】又、該実施形態の泡発生器では、図１に示
す如く、タンク２の底部12内に送気部３を配設収容し
て、送気経路４となる略逆Ｕ字状に屈曲したパイプ13の
一端13ａを同送気部３の送気口3aに接続し、該パイプ13
の屈曲部９を同タンク２の泡滞留空間部５内に位置さ
せ、同パイプ13の他端13ｂに先端吐出部６を設けて、該
先端吐出部６を同タンク２の底部上面12ａに近接して位
置させている。そして、この場合、送気経路４となるパ
イプ13の一端13ａを送気部３の送気口3aに嵌合接続する
ことで、図９に示す如く、同送気経路４をタンク２に対
して着脱自在となしてもいる。又、図７に示す如く、前
記送気経路４となるパイプ13を軟質材で形成して略逆Ｕ
字状となし、図８に示す如く、同パイプ13の略逆Ｕ字状
に屈曲した形状を保持する保持具14を備えてもいる。

【００３０】タンク２は合成樹脂製で、その上端部分に
着脱開閉自在なキャップ11と、その下端部分に中空状の
底部12と、を備えいてる。タンク２の周壁両側には透視
窓部10が配設されており、該透視窓部10は縦長略楕円形
状で透明若しくは半透明に形成されている。透視窓部10
の上下中程位置には目印16（洗剤液１を入れる部分と泡
滞留空間部５とを目視にて区別することができる水位を
示す印）が付されており、該目印16に洗剤液１の液面1a
を合致させることで、タンク２内には同洗剤液１が所定
の中程高さまでに溜められ、該洗剤液１の液面1a上には
所定容積の泡滞留空間部５が確保される。なお、この場
合、タンク２の周壁全体を透明若しくは半透明に形成し
て、前記目印16で洗剤液１の液面1aを所定高さに確保す
るものとしても良い。

【００３１】キャップ11は、図４に示す如く、タンク２
の上端部分に着脱自在に取着されるもので、この場合、
該タンク２の上端部分外周に形成された係止溝18に同キ
ャップ11の内周に形成された係止凸起17が挿入係止され
て取着される。その際、係止凸起17及び係止溝18は複数
対配設されていて、キャップ11をタンク２に対し回動さ
せることでスムーズ且つ確実に着脱係止させることがで
きる。又、図１に示す如く、キャップ11の内部下側には
略山型の内蓋19が嵌着固定されており、該内蓋19の外周
に付設されるパッキン材20をタンク２の上端部分内周に
密接させることで、該タンク２の上端部分の開口は同キ
ャップ11にて密閉されている。なお、タンク２の上端部
分の開口がキャップ11で密閉された状態で、該キャップ
11の内蓋19下側の空間は前記泡滞留空間部５の一部とな
る。

【００３２】又、前記内蓋19の山型頂部には接続筒部21
が上方へ突設され、該接続筒部21と泡吹出部８とは出口
流路パイプ22で連通接続されており、タンク２の容量を
超えた分の泡７が前記泡滞留空間部５から該接続筒部21
及び出口流路パイプ22を通じて同泡吹出部８で吹き出さ
れる。その際、泡７は泡滞留空間部５にて上昇すると共
に良質化され、粘りを有する状態で吹き出される。な
お、キャップ11の上壁部分には開閉自在な点検蓋23がネ
ジ24で取着されており、該点検蓋23を取り外した状態で
は、容易に接続して組み立てることができ、前記出口流
路パイプ22、泡吹出部８等を容易に洗浄清掃することも
できる。

【００３３】タンク２の底部12は中空状で、該タンク２
に嵌合固着されることで形成されている。底部12内に
は、送気部３と、図６に示す如く、同送気部３を作動さ
せる電動モータ25及びその駆動電源となる乾電池26等が
収容設置されている。乾電池26は取り替えられるもの
で、その際に、底部12の下壁部分となる底蓋27が着脱さ
れる。又、電動モータ25の駆動によって送気部３が作動
するもので、その際、図５に示す如く、同送気部３で
は、ダイヤフラム3bを押し引き動作させて吸込口3cから
空気を吸い込み、該空気を送気口3aからタンク２内に送
気経路４を介して送り込むものである。ここでは、吸排
弁3dの作用によって、空気が吸込口3cから送気口3aへの
一方向に流れて吸排気される。

【００３４】前記電動モータ25の駆動を入切操作するス
イッチ28は、図２、３、６に示す如く、タンク２の底部
12の側壁部分に設けられている。スイッチ28は回動操作
されるもので、図６（ｂ）に示す如く、直立状態でスイ
ッチＯＦＦとなり、回動されて傾いた状態でスイッチＯ
Ｎとなる。その際、スイッチ28の回動操作によって接点
プレート29がスライドし、同スイッチ28はＯＮ／ＯＦＦ
される。

【００３５】又、前記タンク２の底部上面12ａには筒状
体30が立設されていて、該筒状体30は前記送気部３と連
通接続されて送気口3aとなり、同筒状体30に送気経路４
となるパイプ13の一端13ａが嵌合接続されている。タン
ク２の底部上面12ａには、送気経路４となるパイプ13の
他端13ｂに設けられた先端吐出部６が近接して位置され
ている。ここでは、先端吐出部６が底部上面12ａに形成
された凹所31内に収容設置されており、その際、該凹所
31の内周面に突設された複数の凸リブ32によって同先端
吐出部６は当止保持されている。

【００３６】又、送気経路４の前記先端吐出部６は吐出
される空気を微細化するために連通多孔体で形成されて
いて、該先端吐出部６から微細化された空気がタンク２
内の洗剤液１中に十分拡散するよう効率良く吐出され
る。すなわち、先端吐出部６と凹所31の内周面との間に
は凸リブ32により間隙が確保されて、微細化された空気
は同先端吐出部６の連通多孔体の表面から吐出され易
く、しかも、該先端吐出部６が同凹所31内で洗剤液１中
に確実に浸かって、該凹所31内に流れ込んで収集される
洗剤液１の残存分も泡７の生成に十分活用される。

【００３７】送気経路４となるパイプ13は軟質材でな
り、屈曲部９が簡単に形成される。この場合、図７に示
す如く、パイプ13の屈曲部９となる部位の外周に一つ乃
至複数の凹溝33を設けて蛇腹状に形成しておけば、極め
て簡単に屈曲加工することができる。又、屈曲されたパ
イプ13は、図８に示す如く、その略逆Ｕ字状に屈曲した
形状が保持具14によって保持される。図８（ｂ）に示す
如く、保持具14は略Ｓ字状に湾曲した形状で、軟質材で
なるパイプ13のＵ字両側に対し嵌着して簡単に取り付け
られる。

【００３８】そして、図９に示す如く、前記保持具14に
より略逆Ｕ字状に屈曲した形状に保持された状態で、パ
イプ13の一端13ａを簡単に送気部３の送気口3aとなる前
記筒状体30に嵌合接続することができ、その際、先端吐
出部６も前記凹所31内に収容設置される。なお、前記図
８（ａ）においては、送気部３の送気口3aを簡略化して
示し、該送気口3aとなる筒状体30は省略されているが、
現実には筒状体30が存在し、該筒状体30にパイプ13の一
端13ａは嵌合接続されている。

【００３９】したがって、該実施形態の泡発生器におい
ては、タンク２内には中程高さまでに洗剤液１が溜めら
れ、該洗剤液１より上方の泡滞留空間部５内では、送気
経路４の途中に形成される屈曲部９が折り返し状に屈曲
保持されているので、該送気経路４内にはその先端吐出
部６から同洗剤液１が侵入し難く、又、侵入したとして
も送気部３までには至らないものである。

【００４０】すなわち、送気経路４の屈曲部９は泡滞留
空間部５内に存在して洗剤液１の液面1aよりも上方に位
置することになり、該洗剤液１が先端吐出部６から上昇
しては同送気経路４内に侵入し難いものである。又、侵
入したとしても洗剤液１の液面1aより以上に上昇するこ
とがなく、送気経路４の屈曲部９で折り返って送気部３
までには同洗剤液１が入り込まないものである。そのた
め、洗剤液１の送気経路４内への侵入逆流が防止され
て、該送気経路４内の詰まりで動作しなくなる危険性も
回避される。

【００４１】又、該実施形態の泡発生器においては、タ
ンク２周壁の中程高さ位置に透視窓部10が設けられてお
り、該透視窓部10から同タンク２内に溜められる洗剤液
１の液面1aを透視確認しながら目印16に該洗剤液１の液
面1aを合致させることで、同タンク２内の中程所定高さ
にまで同洗剤液１は確実に溜められ、そして、該洗剤液
１より上方の同タンク２内に所定容積の泡滞留空間部５
が確保されるものである。それ故、生成された泡７が泡
滞留空間部５内に堆積してタンク２の上端部分に達する
までの間に、該泡７に含まれる余分な水分は自重で落下
して同泡７から十分に排除され、粘りのある泡７として
泡吹出部８から吹き出し使用することができる。

【００４２】又、該実施形態の泡発生器においては、タ
ンク２の上端部分が開閉自在なキャップ11として形成さ
れているので、該キャップ11を取り外すことにより同タ
ンク２内にその上端部分の開口から洗剤液１は容易に注
入供給され、該供給後に同キャップ11を取り付けて該キ
ャップ11に配設される泡吹出部８から支障なく泡７を吹
き出し使用することができ、機器としての使い勝手は良
好である。

【００４３】更に、送気経路４の屈曲部９が前記タンク
２の上端部分の開口よりも上方に突設されているので、
同タンク２内を洗浄しようとして若しくは誤って該タン
ク２内に水を満杯に入れてしまっても、或いは、同タン
ク２内に洗剤液１を満杯に入れた場合でも、その液面よ
りかは上方に同屈曲部９が位置することになって、水や
洗剤液１の同送気経路４内への侵入逆流は防止され、送
気部３が動作しなくなる危険性は回避される。

【００４４】又、この場合、上記屈曲部９をタンク２の
上端部分の開口よりも上方に突設させるに際し、該タン
ク２の上端部分の開口縁2aよりも上方に同屈曲部９にお
ける下側内壁面9aが位置されるので、該屈曲部９内の下
側内壁面9aは水や洗剤液１の液面より必ず上方に位置し
て、水や洗剤液１の送気経路４内への侵入逆流が確実に
防止される。

【００４５】又、該実施形態の泡発生器においては、送
気経路４となる略逆Ｕ字状に屈曲したパイプ13の一端13
ａがタンク２の底部12に配設される送気部３の送気口3a
に接続されて、該パイプ13の他端13ｂに設けた先端吐出
部６は同タンク２の底部上面12ａに近接して位置される
ので、同パイプ13の屈曲部９が確実に同タンク２の泡滞
留空間部５内に位置されて、洗剤液１の同送気経路４内
への侵入逆流は確実に防止される。そして、送気経路４
内を流れる空気は下方から上方へ更に上方から下方へと
スムーズに送られ、タンク２の底部上面12ａに近接して
位置する先端吐出部６から洗剤液１中に吐出されて、該
洗剤液１が十分に活用され、効率良く泡７は生成され
る。

【００４６】又、該実施形態の泡発生器においては、送
気経路４となるパイプ13の一端13ａが送気部３の送気口
3aに嵌合接続されることにより、同送気経路４はタンク
２に対して着脱自在となっているので、該送気経路４を
取り外して容易に清掃することができる。それ故、逆流
により送気経路４内に残留する洗剤液１の洗浄や不純物
等の排出除去は簡単に行われ、同送気経路４の詰まりを
確実に防止することができる。更に、送気経路４となる
パイプ13が軟質材で簡単に形成されるものであり、この
場合に、保持具14を用いることにより同パイプ13の略逆
Ｕ字状に屈曲した形状は保持され、外的負荷が加わって
も泡滞留空間部５内で同送気経路４の屈曲部９は確実に
保持される。

【００４７】図１０は、本発明の請求項１〜７に対応す
る別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器では、保
持具14がタンク２の内壁面に結合片34を介して一体に突
設されている。この場合、送気経路４となるパイプ13を
装着する際に、該パイプ13が保持具14に嵌着して簡単に
取り付けられるものであり、該保持具14によって同パイ
プ13は確実に支持される。なお、それ以外は、上記図１
〜９に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施形
態におけると同様の作用効果が奏される。

【００４８】図１１は、本発明の請求項１〜７に対応す
る更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器で
は、タンク２の底部上面12ａに立設される筒状体30の外
周に雄ネジ35が形成され、送気経路４となるパイプ13の
一端13ａの内周には雌ネジ36が形成されており、該雌ネ
ジ36を同雄ネジ35ととを螺合させることで、送気部３の
送気口3aとなる前記筒状体30に同パイプ13の一端13ａは
着脱自在に接続されている。なお、それ以外は、上記図
１〜９に示した実施形態と同様に構成され、同上記実施
形態におけると同様の作用効果が奏される。

【００４９】図１２は、本発明の請求項１〜８全てに対
応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器
では、送気経路４内に先端吐出部６から侵入して逆流す
る洗剤液１の該逆流を防止する逆流防止弁15を備えてい
る。ここでは、逆流防止弁15が送気経路４の途中に設け
られた流路37を有する開閉弁であり、図１２（ａ）で
は、該開閉弁がその流路37を閉塞するように回動操作さ
れて同逆流防止弁15は閉状態となっており、又、図１２
（ｂ）では、同開閉弁がその流路37を開通するように回
動操作されて同逆流防止弁15は開状態となっている。

【００５０】この場合、逆流防止弁15の開閉動作が、上
記電動モータ25の駆動を入切操作するスイッチ28と連動
されるようになしても良い。ここで、逆流防止弁15はス
イッチ28がＯＦＦ状態で送気経路４を閉じた状態とする
ものであり、該閉状態では洗剤液１の送気部３への侵入
逆流が防止される。又、洗剤液１は通常使用前にスイッ
チ28がＯＦＦ状態でタンク２内に注入供給されるもの
で、その際、送気経路４は閉じた状態にあって、送気部
３までの同洗剤液１の侵入逆流が防止される。そして、
スイッチ28を回動操作して逆流防止弁15を開状態にする
と、洗剤液１中への送気が可能となる。

【００５１】したがって、該実施形態の泡発生器におい
ては、機器が傾いたり転倒した際にも、逆流防止弁15に
よって送気経路４内に先端吐出部６から侵入して逆流す
る洗剤液１の該逆流が防止され、同侵入逆流は確実に防
止されるものであり、同送気経路４内の詰まりによって
動作しなくなる危険性も確実に回避される。なお、それ
以外は、上記図１〜９に示した実施形態と同様に構成さ
れ、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏され
る。

【００５２】図１３は、本発明の請求項１〜８全てに対
応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器
では、送気経路４内に先端吐出部６から侵入して逆流す
る洗剤液１の該逆流を防止する逆流防止弁15として、自
重により自動的に開閉される自動開閉弁が採用されてい
る。この場合、逆流防止弁15は枢支部38で軸支されて送
気経路４の流通開口39を自重によって開閉するものであ
る。すなわち、機器が起立した通常使用状態では、図１
３（ａ）に示す如く、送気経路４の流通開口39が開口さ
れ、機器が転倒した際には、図１３（ｂ）に示す如く、
同送気経路４の流通開口39が逆流防止弁15によって閉塞
され、いずれにおいても、同逆流防止弁15は自重で垂下
した状態となる。

【００５３】したがって、該実施形態の泡発生器におい
ても、機器が転倒した際、逆流防止弁15によって送気経
路４内に先端吐出部６から侵入して逆流する洗剤液１の
該逆流が防止され、同侵入逆流は確実に防止されるもの
であり、同送気経路４内の詰まりによって動作しなくな
る危険性も確実に回避される。なお、それ以外は、上記
図１〜９に示した実施形態と同様に構成され、同上記実
施形態におけると同様の作用効果が奏される。

【００５４】図１４は、本発明の請求項１〜７に対応す
る更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器で
は、機器が傾いた際に、洗剤液１の液面1aの移動を妨げ
る狭窄片40を、送気経路４となるパイプ13内に設けてい
る。この場合、機器が傾いた際には、図１４（ｂ）に示
す如く、パイプ13内の洗剤液１が屈曲部９を超えて送気
部３へと逆流しようとしても狭窄片40でせき止められ、
該狭窄片40の障害作用によって同洗剤液１の逆流は防止
される。なお、それ以外は、上記図１〜９に示した実施
形態と同様に構成され、同上記実施形態におけると同様
の作用効果が奏される。

【００５５】図１５は、本発明の請求項１〜７に対応す
る更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器で
は、機器が傾いた際に、洗剤液１の液面1aの移動を妨げ
る狭窄片40を、送気経路４となるパイプ13内に複数配設
している。この場合、複数（四つ）の狭窄片40は各々そ
の向きを変えて配設されており、前記図１４に示した実
施形態におけると同様の逆流防止効果が機器の様々な傾
き方向に対応するものとなり向上されて発揮される。な
お、それ以外は、上記図１〜９に示した実施形態と同様
に構成され、同上記実施形態におけると同様の作用効果
が奏される。

【００５６】図１６は、本発明の請求項１〜７に対応す
る更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器で
は、送気経路４となるパイプ13の屈曲部９が略コ字状に
角張って屈曲形成されており、又、図面では保持具14を
省略している。なお、それ以外は、上記図１〜９に示し
た実施形態と同様に構成され、同上記実施形態における
と同様の作用効果が奏される。

【００５７】図１７は、本発明の請求項１、２、５〜７
に対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発
生器では、送気経路４となるパイプ13の屈曲部９が略コ
字状に角張って屈曲形成され、該屈曲部９はタンク２の
上端部分の開口縁2aよりも下方に位置しており、又、図
面で保持具14を省略している。なお、それ以外は、上記
図１〜９に示した実施形態と同様に構成され、請求項
３、４に係る以外の作用効果が同上記実施形態における
と同様に奏される。

【００５８】図１８は、本発明の請求項１に対応する更
に別の実施形態を示し、該実施形態の泡発生器では、送
気経路４となる柔軟なチューブの中程に浮輪状のフロー
ト41を付設し、該フロート41によって同送気経路４の中
程一部が屈曲部９として洗剤液１の液面1a上に突出する
ようになしている。この場合、機器がいかなる姿勢で
も、フロート41の浮力によって送気経路４の屈曲部９は
常に泡滞留空間部５内で浮上保持され、洗剤液１の逆流
が簡単に防止される。なお、それ以外は、上記図１〜９
に示した実施形態と同様に構成され、請求項２〜７に係
る以外の作用効果が同上記実施形態におけると同様に奏
される。

【００５９】

【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の泡
発生器においては、送気経路内に洗剤液が侵入し難く、
侵入したとしても送気部までには至らず、該洗剤液の同
送気経路内への侵入逆流が防止されて、該送気経路内の
詰まりで動作しなくなってしまう危険性も回避される。

【００６０】又、本発明の請求項２記載の泡発生器にお
いては、特に、洗剤液の液面を透視確認することがで
き、該洗剤液より上方には泡滞留空間部が確保され、生
成される泡は同泡滞留空間部内で余分な水分が十分に排
除され、粘りのある泡となって使用される。

【００６１】又、本発明の請求項３記載の泡発生器にお
いては、特に、キャップを取り外すことで洗剤液を容易
に注入供給することができ、しかも、屈曲部はタンクの
上端部分の開口より上方に突設されていて、該タンク内
が満杯となっても送気経路内への侵入逆流は防止され
る。

【００６２】又、本発明の請求項４記載の泡発生器にお
いては、特に、上記の場合に、屈曲部の下側内壁面がタ
ンクの上端部分の開口縁よりも上方に位置して、該屈曲
部内の下側内壁面は液面より上方に位置し、水や洗剤液
の送気経路内への侵入逆流が確実に防止される。

【００６３】又、本発明の請求項５記載の泡発生器にお
いては、特に、送気経路となる略逆Ｕ字状のパイプの屈
曲部が確実にタンクの泡滞留空間部内に位置されて、洗
剤液の同送気経路内への侵入逆流は確実に防止され、し
かも、該送気経路内を流れる空気がスムーズに送られ、
同タンクの底部上面に近接する先端吐出部から洗剤液中
に吐出されて、該洗剤液は十分に活用され泡が効率良く
生成される。

【００６４】又、本発明の請求項６記載の泡発生器にお
いては、特に、タンクに対して着脱自在な送気経路を取
り外して容易に清掃することができ、それ故、送気経路
内に残留する洗剤液の洗浄や不純物等の排出除去は簡単
に行われ、同送気経路の詰まりを確実に防止することが
できる。

【００６５】又、本発明の請求項７記載の泡発生器にお
いては、特に、送気経路となるパイプが軟質材で簡単に
形成され、しかも、保持具を用いることで同パイプの略
逆Ｕ字状に屈曲した形状は保持され、外的負荷が加わっ
ても泡滞留空間部内で同送気経路の屈曲部は確実に保持
される。

【００６６】又、本発明の請求項８記載の泡発生器にお
いては、特に、傾いたり転倒したりしても、逆流防止弁
によって洗剤液の侵入逆流が確実に防止され、詰まりに
よって動作しなくなる危険性も確実に回避される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態である泡発生器を示す縦断
面図。

【図２】同泡発生器の外観を示す斜視図。

【図３】同泡発生器の外観を示す側面図。

【図４】同泡発生器においてキャップを取り外した状態
を示す側面図。

【図５】同泡発生器におけるタンクの下部を示す縦断面
図。

【図６】同泡発生器を示す（ａ）は縦断面図、（ｂ）は
（ａ）におけるＡ矢視図。

【図７】同泡発生器において送気経路となるパイプの形
成過程を示し、（ａ）は屈曲形成前の状態を示す側面
図、（ｂ）は屈曲形成後の状態を示す側面図。

【図８】同泡発生器におけるパイプ保持状態を示す
（ａ）は要部概略縦断面図、（ｂ）は（ａ）におけるＸ
−Ｘ断面図。

【図９】同泡発生器においてパイプを取り外した状態を
示す要部縦断面図。

【図１０】別の実施形態である泡発生器におけるパイプ
保持状態を示す（ａ）は要部概略縦断面図、（ｂ）は
（ａ）におけるＹ−Ｙ断面図。

【図１１】更に別の実施形態である泡発生器においてパ
イプを取り外した状態を示す要部縦断面図。

【図１２】更に別の実施形態である泡発生器を示し、
（ａ）は逆流防止弁の閉状態を示す概略縦断面図、
（ｂ）は同逆流防止弁の開状態を示す概略縦断面図。

【図１３】更に別の実施形態である泡発生器を示し、
（ａ）は逆流防止弁の開状態を示す概略斜視図、（ｂ）
は同逆流防止弁の閉状態を示す概略斜視図。

【図１４】更に別の実施形態である泡発生器を示し、
（ａ）は送気経路の正常状態を示す要部概略斜視図、
（ｂ）は同送気経路の傾いた状態を示す要部概略斜視
図。

【図１５】更に別の実施形態である泡発生器を示し、
（ａ）は送気経路を示す要部概略縦断面図、（ｂ）は同
送気経路を示す要部概略斜視図。

【図１６】更に別の実施形態である泡発生器を示す要部
概略縦断面図。

【図１７】更に別の実施形態である泡発生器を示す要部
概略縦断面図。

【図１８】更に別の実施形態である泡発生器を示す要部
概略斜視図。

【図１９】従来例である泡発生器を示す縦断面図。

【図２０】別の従来例である泡発生器を示す縦断面図。

【符号の説明】

１ 洗剤液 1a 液面 ２ タンク 2a 開口縁 ３ 送気部 3a 送気口 ４ 送気経路 ５ 泡滞留空間部 ６ 先端吐出部 ７ 泡 ８ 泡吹出部 ９ 屈曲部 9a 下側内壁面 10 透視窓部 11 キャップ 12 底部 12ａ底部上面 13 パイプ 13ａ一端 13ｂ他端 14 保持具 15 逆流防止弁

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗剤液が溜められるタンクと、該タンク
   の下方に配設される送気部と、該送気部から同タンク内
   の洗剤液中に空気を送り込む送気経路と、を備え、前記
   タンク内には中程高さまでに洗剤液が溜められるように
   なして、該洗剤液より上方の同タンク内空間を泡滞留空
   間部とし、前記送気経路の先端吐出部から洗剤液中に空
   気が送り込まれることで生成される泡を同泡滞留空間部
   内に充満させ、該泡滞留空間部内に充満された泡を吹き
   出す泡吹出部が同タンクの上方に配設されており、前記
   送気経路の途中に同泡滞留空間部内で折り返し状に屈曲
   保持される屈曲部を形成してなる泡発生器。
2. 【請求項２】 タンク周壁の中程高さ位置に透視窓部を
   設け、該透視窓部から同タンク内に溜められる洗剤液の
   液面を透視確認することで、該タンク内の中程高さまで
   に同洗剤液が溜められるようになしたことを特徴とする
   請求項１記載の泡発生器。
3. 【請求項３】 タンクの上端部分を開閉自在なキャップ
   として形成し、該キャップに泡吹出部を配設し、送気経
   路の屈曲部を同タンクの上端部分の開口よりも上方に突
   設させたことを特徴とする請求項１又は２記載の泡発生
   器。
4. 【請求項４】 送気経路の屈曲部における下側内壁面を
   タンクの上端部分の開口縁よりも上方に位置させたこと
   を特徴とする請求項３記載の泡発生器。
5. 【請求項５】 タンクの底部に送気部を配設し、送気経
   路となる略逆Ｕ字状に屈曲したパイプの一端を同送気部
   の送気口に接続し、該パイプの屈曲部を同タンクの泡滞
   留空間部内に位置させ、同パイプの他端に先端吐出部を
   設けて、該先端吐出部を同タンクの底部上面に近接して
   位置させたことを特徴とする請求項１〜４のいずれか一
   つに記載の泡発生器。
6. 【請求項６】 送気経路となるパイプの一端を送気部の
   送気口に嵌合接続して、同送気経路をタンクに対して着
   脱自在となしたことを特徴とする請求項５記載の泡発生
   器。
7. 【請求項７】 送気経路となるパイプを軟質材で形成
   し、該パイプの略逆Ｕ字状に屈曲した形状を保持する保
   持具を備えたことを特徴とする請求項６記載の泡発生
   器。
8. 【請求項８】 送気経路内に先端吐出部から侵入して逆
   流する洗剤液の該逆流を防止する逆流防止弁を備えたこ
   とを特徴とする請求項１〜７のいずれか一つに記載の泡
   発生器。