JP2002369441A - モータ、コネクタ付ホルダ部材、及びモータの製造方法 - Google Patents

モータ、コネクタ付ホルダ部材、及びモータの製造方法

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JP2002369441A
JP2002369441A JP2001177374A JP2001177374A JP2002369441A JP 2002369441 A JP2002369441 A JP 2002369441A JP 2001177374 A JP2001177374 A JP 2001177374A JP 2001177374 A JP2001177374 A JP 2001177374A JP 2002369441 A JP2002369441 A JP 2002369441A
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motor
connector
holder
manufacturing
reinforcing steel
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Inventor
Yoshiyuki Matsushita
義幸 松下
Kengo Yamamura
健吾 山村
Kenji Obata
健治 小幡
Takayuki Kudo
孝行 工藤
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コネクタ部の向きが異なるモータの需要に対し
て、低コストで応じることができるモータを提供する。 【解決手段】モータは、回転力を発生しその回転力を外
部に出力するモータ部のブラシホルダ14が形成された
ホルダ部11と、モータ部の外側に設けられ、外部コネ
クタが装着可能なコネクタ部12とを備える。モータ部
(ホルダ部11)とコネクタ部12とは、外側部32の
内部に導線21〜26及び補強用鋼材27が収容されて
構成された屈曲可能で、且つ、曲げられた状態で所定の
保持力を有する可変連結部13にて連結される。よっ
て、外部コネクタの装着方向の異なる、即ちコネクタ部
12の向きが異なる種々のモータの需要に対して、可変
連結部13を屈曲させるだけで応じることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラシホルダが形
成されたホルダ部とコネクタ部とを備えたコネクタ付ホ
ルダ部材、及びモータ、及びモータの製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーウインド装置等に用いられ
るモータとしては、回転力を発生し、その回転力を外部
に出力するモータ部と、そのモータ部に対して一体成
形、若しくは固定されたコネクタ部とを備えたものがあ
る。例えば、モータ部は、ヨーク、マグネット、回転子
(電機子)、給電用ブラシ、ブラシホルダ等からなり回
転力を発生するモータ本体と、該モータ本体に連結固定
され、回転子の回転を減速して外部に出力する出力部と
を備える。そして、コネクタ部は、ブラシホルダが形成
された樹脂製のホルダ部から外部に延出して一体成形さ
れる。尚、このコネクタ部には、給電用ブラシ等と電気
的に接続されるコネクタ端子がインサート成形される。
【0003】このように構成されたモータは、コネクタ
部に制御装置に接続された外部コネクタを装着すれば、
制御装置と電気的に接続されるため、車両等への組付け
が容易となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなモータでは、外部コネクタの装着方向が異なる、
即ちコネクタ部の方向(向き)が異なるモータの需要に
対し、コネクタ部がモータ部に対して一体成形、若しく
は固定されるため、モータの共用ができないという問題
がある。即ち、コネクタ部の向きが異なるモータの需要
に対して、コネクタ部及びブラシホルダが形成された樹
脂製のホルダ部を、異なる金型を用いて多種製造する必
要がある。このことは、モータの製造コストを高くする
原因となっている。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、コネクタ部の向きが異
なるモータの需要に対して、低コストで応じることがで
きるコネクタ付ホルダ部材、モータ、及びモータの製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、回転力を発生し、その回
転力を外部に出力するモータ部と、前記モータ部の外側
に設けられ、外部コネクタが装着可能なコネクタ部とを
備えたモータにおいて、前記モータ部と前記コネクタ部
とを、屈曲可能で、且つ、曲げられた状態で所定の保持
力を有する可変連結部にて連結した。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記可変連結部は、可撓性を有する
外側部の内部に前記モータ部と前記コネクタ部を電気的
に接続する導線を収容してなる。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のモータにおいて、前記外側部は、エラストマー、又
は、ゴム材料よりなる。請求項4に記載の発明は、請求
項2又は3に記載のモータにおいて、前記外側部の内部
に中空部を形成し、前記導線が前記中空部内を移動可能
とした。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
に記載のモータにおいて、前記外側部を、前記モータ部
及び前記コネクタ部の少なくとも一方の防水手段と一体
成形した。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5
に記載のモータにおいて、前記導線を被覆した。請求項
7に記載の発明は、請求項2乃至6に記載のモータにお
いて、前記可変連結部は、曲げられた状態で所定の保持
力を発生するための補強用鋼材を備えた。
【0011】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のモータにおいて、前記補強用鋼材を、前記外側部の内
部に収容した。請求項9に記載の発明は、請求項7又は
8に記載のモータにおいて、前記補強用鋼材の断面を、
円形とした。
【0012】請求項10に記載の発明は、給電用ブラシ
を保持するブラシホルダが形成されたホルダ部と、前記
給電用ブラシと電気的に接続され、外部コネクタが装着
可能なコネクタ部とを備えたコネクタ付ホルダ部材にお
いて、前記ホルダ部と前記コネクタ部とを、屈曲可能
で、且つ、曲げられた状態で所定の保持力を有する可変
連結部にて連結した。
【0013】請求項11に記載の発明は、回転力を発生
し、その回転力を外部に出力するモータ部と、前記モー
タ部の外側に設けられ、外部コネクタが装着可能なコネ
クタ部とを備えたモータの製造方法であって、前記モー
タ部側のモータ部側樹脂部材と、前記コネクタ部側のコ
ネクタ部側樹脂部材とを別体で成形するとともに、同モ
ータ部側樹脂部材と同コネクタ部側樹脂部材とが導線に
て連結されるように該導線をインサート成形する1次成
形工程と、前記導線を収容する可撓性を有する外側部を
成形し、該外側部と前記導線にて前記モータ部と前記コ
ネクタ部とを連結する可変連結部を形成する2次成形工
程とを備え、前記可変連結部を屈曲可能で、且つ、曲げ
られた状態で所定の保持力を有するように設定する。
【0014】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のモータの製造方法において、前記1次成形工程
で、前記可変連結部が曲げられた状態で所定の保持力を
発生するための補強用鋼材を前記導線と共にインサート
成形し、前記2次成形工程で、前記導線と共に前記補強
用鋼材を外側部にて収容して前記可変連結部を形成す
る。
【0015】請求項13に記載の発明は、請求項11又
は12に記載のモータの製造方法において、前記モータ
部側樹脂部材と前記コネクタ部側樹脂部材とを、1つの
金型を用いて成形する。
【0016】請求項14に記載の発明は、請求項11乃
至13のいずれか1項に記載のモータの製造方法におい
て、前記2次成形工程で、スライドコアを用いて前記外
側部の内部に前記導線が移動可能な中空部を形成する。
【0017】請求項15に記載の発明は、請求項11乃
至14のいずれか1項に記載のモータの製造方法におい
て、前記2次成形工程で、前記外側部を、前記モータ部
及び前記コネクタ部の少なくとも一方の防水手段と一体
成形する。
【0018】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
モータ部と前記コネクタ部とは、屈曲可能で、且つ、曲
げられた状態で所定の保持力を有する可変連結部にて連
結されるため、外部コネクタの装着方向の異なる種々の
モータの需要に対して、可変連結部を屈曲させるだけで
応じることができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、可変連結
部は、可撓性を有する外側部の内部に前記モータ部と前
記コネクタ部を電気的に接続する導線を収容してなるた
め、屈曲可能となる。又、導線は外側部により保護され
る。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、外側部
は、エラストマー、又は、ゴム材料よりなるため、可変
連結部が屈曲可能となる。又、外側部をエラストマー、
又は、ゴム材料とすることで外側部の内部への液体の侵
入を防止することができる。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、外側部の
内部には中空部が形成され、導線が中空部内を移動可能
とされるため、可変連結部の屈曲時に導線が移動するこ
とで該導線に大きな引っ張り力がかかることは防止され
る。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、外側部
は、前記モータ部及び前記コネクタ部の少なくとも一方
の防水手段と一体成形されるため、外側部と防水手段を
別に成形したものに比べて、その製造工程が少なくな
る。
【0023】請求項6に記載のモータによれば、前記導
線は被覆されるため、可変連結部の屈曲時等に導線同士
が接触しても、電気的には接続されず、短絡等が発生し
ない。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、可変連結
部は、曲げられた状態で所定の保持力を発生するための
補強用鋼材を備えるため、導線の太さや外側部の厚み等
を所望の値(例えば、必要最小限)にしながら、曲げら
れた状態で所定の保持力を得ることができる。
【0025】請求項8に記載の発明によれば、補強用鋼
材は、前記外側部の内部に収容されるため、外側部によ
り保護される。また、外観を損ね難くなる。請求項9に
記載の発明によれば、補強用鋼材の断面は、円形とされ
るため、可変連結部を屈曲させる方向に関わらず、その
屈曲時に均等に保持力を得ることができる。
【0026】請求項10に記載の発明によれば、ホルダ
部とコネクタ部とは、屈曲可能で、且つ、曲げられた状
態で所定の保持力を有する可変連結部にて連結されるた
め、外部コネクタの装着方向の異なる種々のモータの需
要に対して、可変連結部を屈曲させるだけで応じること
ができる。
【0027】請求項11に記載の発明によれば、1次成
形工程にて、モータ部側のモータ部側樹脂部材と、コネ
クタ部側のコネクタ部側樹脂部材とが別体で成形される
とともに、同モータ部側樹脂部材と同コネクタ部側樹脂
部材とが導線にて連結されるように該導線がインサート
成形される。次に、2次成形工程にて、導線を収容する
可撓性を有する外側部が成形され、該外側部と前記導線
にてモータ部とコネクタ部とを連結する可変連結部が形
成される。そして、この可変連結部は、屈曲可能で、且
つ、曲げられた状態で所定の保持力を有するように設定
される。よって、外部コネクタの装着方向の異なる種々
のモータの需要に対して、可変連結部を屈曲させるだけ
で応じることができる。
【0028】請求項12に記載の発明によれば、1次成
形工程にて、前記可変連結部が曲げられた状態で所定の
保持力を発生するための補強用鋼材が前記導線と共にイ
ンサート成形される。又、2次成形工程にて、前記導線
と共に前記補強用鋼材が外側部にて収容されて前記可変
連結部が形成される。よって、補強用鋼材を組付ける工
程が前記導線を組付ける工程と共通の工程で行われ、製
造工程の増大が抑制される。しかも、補強用鋼材を設け
ることで、導線の太さや外側部の厚み等を所望の値(例
えば、必要最小限)にしながら、曲げられた状態で所定
の保持力を得ることができる。
【0029】請求項13に記載の発明によれば、モータ
部側樹脂部材とコネクタ部側樹脂部材とは、1つの金型
を用いて成形されるため、金型の個数が低減される。請
求項14に記載の発明によれば、スライドコアを用いる
ことで、容易に前記外側部の内部に前記導線が移動可能
な中空部を形成することができる。そして、外側部の内
部には中空部が形成され、導線が中空部内を移動可能と
されるため、可変連結部の屈曲時に導線が移動すること
で該導線に大きな引っ張り力がかかることは防止され
る。
【0030】請求項15に記載の発明によれば、2次成
形工程で、外側部は、前記モータ部及び前記コネクタ部
の少なくとも一方の防水手段と一体成形されるため、外
側部と防水手段を別に成形する方法に比べて、その製造
工程が少なくなる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパワーウインド装
置用のモータに具体化した一実施の形態について図1〜
図8を参照して説明する。図1は、本実施形態における
モータ1の要部断面図を示す。モータ1は、モータ本体
2と減速部3とを備えている。
【0032】図1に示すように、上記モータ本体2は、
ヨークハウジング(以下、単にヨークという)4、1対
のマグネット5、回転軸6、アーマチャ(電機子)7、
コンミテータ(整流子)8、コネクタ付ホルダ部材9、
及び給電用のブラシ10を備えている。
【0033】ヨーク4は、略有底扁平円筒状に形成され
ている。そして、ヨーク4の軸直交方向断面の長手方向
両端の内周面には、1対のマグネット5が対向して固着
されている。また、ヨーク4の底部には、その中心軸に
沿って上記回転軸6の基端部が回転可能に支持されてい
る。
【0034】上記マグネット5の位置に対応する上記回
転軸6の中間部には、前記アーマチャ7が固定されてい
る。また、上記回転軸6の上記アーマチャ7よりも先端
側には、コンミテータ8が固定されている。
【0035】ヨーク4の開口部には、コネクタ付ホルダ
部材9が設けられている。コネクタ付ホルダ部材9は、
図2及び図3に示すように、樹脂材料よりなるモータ部
側樹脂部材としてのホルダ部11と、樹脂材料よりな
り、図示しない外部コネクタが装着可能なコネクタ部1
2と、ホルダ部11とコネクタ部12とを連結する可変
連結部13とを備える。
【0036】ホルダ部11は、ヨーク4の開口部と対応
し、同開口部を略覆う略板形状に形成され、ヨーク4の
開口部に嵌合固定されている。ホルダ部11の上面に
は、ブラシ10(図1参照)を保持するためのブラシホ
ルダ14が一対形成されている。又、ホルダ部11の中
央には、回転軸6の先端側を回転可能に支持する軸受1
5(図1参照)を保持するための保持孔16が形成され
ている。又、ホルダ部11の一側には、ヨーク4の開口
部から外部に突出した延設部17が形成されている。こ
のホルダ部11の延設部17を除く外縁には、防水性を
有したエラストマーよりなるモータ部の防水手段として
の防水枠18が設けられている。
【0037】ホルダ部11の内部には、複数の導線21
〜26の一端側がインサート成形されている。詳しく
は、本実施の形態の導線21〜26は、給電用の2本の
導線21,22と、センサ用の4本の導線23〜26と
からなる。各導線21〜26は、その両端部を除いて被
覆された所謂エナメル導線である。又、給電用の導線2
1,22は、センサ用の導線23〜26より径が太いも
のが用いられている。そして、給電用の導線21,22
は、その一端側が前記延設部17からホルダ部11の平
面方向に沿って該ホルダ部11内に収容されるととも
に、その一端部がホルダ部11の上面から突出するよう
にインサート成形されている。又、センサ用の導線23
〜26は、その一端側が前記延設部17からホルダ部1
1の平面方向に沿って該ホルダ部11内に収容されると
ともに、その一端部がホルダ部11の下面から突出する
ようにインサート成形されている。尚、ホルダ部11の
上面から突出する給電用の導線21,22の一端部に
は、図示しないピッグテールを介してブラシ10(図1
参照)が接続される。又、ホルダ部11の下面から突出
するセンサ用の導線23〜26の一端部には、回転軸6
に固定される図示しないセンサマグネットの磁力を検出
することで該回転速度を検出するための図示しないセン
サ(ホールIC)が(2個)接続される。
【0038】又、ホルダ部11の延設部17には、その
突出方向から補強用鋼材27の一端部がインサート成形
されている。補強用鋼材27は、その断面が円形、即ち
円柱形状に形成されている(図5参照)。
【0039】コネクタ部12の一側には、外部コネクタ
が挿入される装着凹部12aが形成されている。そし
て、コネクタ部12の内部には、前記複数の導線21〜
26の他端側がインサート成形されている。詳しくは、
各導線21〜26は、その他端側がコネクタ部12の他
側から装着凹部12a側に向かって収容されるととも
に、その他端部が装着凹部12a内で突出するようにイ
ンサート成形されている。尚、各導線21〜26の他端
側は、扁平形状にコイニング加工され、その端部はコネ
クタ部12のコネクタ端子を構成する。
【0040】又、コネクタ部12の他側には、前記補強
用鋼材27の他端部がインサート成形されている。ここ
で、導線21〜26及び補強用鋼材27は、図4に示す
ように、配置されている。補強用鋼材27は、コネクタ
部12の中央に配置されている。そして、コネクタ部1
2において、補強用鋼材27の両側には装着凹部12a
の底からコネクタ部12の他側まで貫通した貫通孔12
bが形成されている。給電用の2つの導線21,22
は、貫通孔12bの下側(図4中、右側)に並設して配
置されている。又、センサ用の4つの導線23〜26
は、貫通孔12bの上側(図4中、左側)に並設して配
置されている。
【0041】このコネクタ部12の装着凹部12a側を
除く周囲には、エストラマーよりなるコネクタ部12の
防水手段としてのコネクタ防水部31が設けられてい
る。このコネクタ防水部31は、装着凹部12aの開口
側から屈曲しながら筒状に突出する筒部31aを備えて
いる。そして、コネクタ部12(装着凹部12a)に外
部コネクタが装着されると、筒部31aの内側に外部コ
ネクタが密着し、該装着箇所(導線21〜26)が被水
することは防止される。
【0042】可変連結部13は、前記導線21〜26、
補強用鋼材27、及び外側部32を有する。外側部32
は、導線21〜26及び補強用鋼材27を収容するよう
に設けられている。外側部32は、エラストマーよりな
る。外側部32は、前記防水枠18と前記コネクタ防水
部31とを繋ぐように一体成形されている。外側部32
の外周は、大径と小径を繰り返すように形成されてい
る。又、外側部32の内部には、図5に示すように、中
空部32aが形成されている。中空部32aは、前記コ
ネクタ部12の貫通孔12bと連通し、外側部32の略
中央に配置される補強用鋼材27の両側に形成されてい
る。よって、補強用鋼材27は、中空部32a内を移動
可能とされている。又、外側部32内部において、前記
給電用の2つの導線21,22は、補強用鋼材27に沿
って同補強用鋼材27及び中空部32aの下側(図5
中、右側)に隣接して並設されている。又、外側部32
内部において、前記センサ用の4つの導線23〜26
は、補強用鋼材27及び中空部32aに沿って同補強用
鋼材27及び中空部32aの上側(図5中、左側)に隣
接して並設されている。このように、各導線21〜26
は、中空部32aと隣接して配置されることで、外力に
て容易に該中空部32a内を移動可能とされている。
【0043】上記のように構成された可変連結部13
は、屈曲可能で、且つ、曲げられた状態(図6参照)で
所定の保持力を有する。尚、ここで言う、曲げられた状
態とは、捩じられた状態を含む。又、所定の保持力と
は、コネクタ部12に外部コネクタを装着する際に、可
変連結部13が曲がってしまわない程度の保持力であ
る。この保持力は、補強用鋼材27に補助されることで
発生される。即ち、可変連結部13は、導線21〜26
と外側部32のみでは、曲げられた状態で所定の保持力
を有さないが、所定の曲げ強度を有する補強用鋼材27
を備えることで、曲げられた状態で所定の保持力を有す
るように設定されている。
【0044】このように構成されたモータ本体2には、
図1に示すように、減速部3が固定されている。減速部
3は、ギヤハウジング41と、ウォーム軸42と、ウォ
ームホイール43と、クラッチ44とを備えている。
【0045】ギヤハウジング41には、一端開口側から
ウォーム軸収容凹部41aが形成され、該ウォーム軸収
容凹部41aには、ウォーム軸42が収容されている。
又、ギヤハウジング41において、ウォーム軸収容凹部
41aの軸直交方向には、該ウォーム軸収容凹部41a
と連通するウォームホイール収容凹部41bが形成さ
れ、該ウォームホイール収容凹部41bには、ウォーム
ホイール43がウォーム軸42と噛合するように収容さ
れている。このウォームホイール43の図示しない回転
軸は、ギヤハウジング41から突出し、その回転軸に連
結される連結体に回転力を伝達(出力)する。そして、
ギヤハウジング41の一端開口部が、前記ヨーク4の開
口部に、コネクタ付ホルダ部材9のホルダ部11(防水
枠18)を挟むように固定されることで、該減速部3が
モータ本体2に固定されている。尚、このとき、ウォー
ム軸42の基端部には、回転軸6の先端部がクラッチ4
4を介して連結される。このクラッチ44は、回転軸6
側の回転力をウォーム軸42に伝達するとともに、ウォ
ーム軸42側(ウォームホイール43側)の回転力を回
転軸6に伝達しないものである。又、このとき、ギヤハ
ウジング41の一端開口部が、ヨーク4の開口部に、防
水枠18を挟むように固定されることから、言い換える
と、防水枠18がヨーク4の開口部に密着されるととも
に、ギヤハウジング41の開口部と密着されることか
ら、ヨーク4及びギヤハウジング41の内部への液体の
浸入が防止され、該内部の部材が被水することは防止さ
れる。尚、本実施の形態では、コネクタ部12及び可変
連結部13を除いたモータ本体2と、減速部3とがモー
タ部を構成している。
【0046】このように構成されたモータ1では、外部
コネクタの装着方向が異なる、即ちコネクタ部12の方
向(向き)が異なる種々のモータの需要に対して、可変
連結部13を屈曲させることで応じることができる。例
えば、可変連結部13(導線21〜26、補強用鋼材2
7、外側部32)を図1において紙面直交方向(図6
(a)中、下方向)に屈曲させる。すると、外部コネク
タの装着方向、即ちコネクタ部12の方向(向き)が変
化する。このとき、可変連結部13は、曲げられた状態
で所定の保持力を有するため、コネクタ部12の方向
(向き)は、その状態で保持される。又、このとき、導
線21〜26及び補強用鋼材27は、屈曲されるとき、
その屈曲部の外周側ほど引っ張り力がかかるが、中空部
32a内を移動可能とされているため、図6(b)に示
すように、外周側の導線22,26ほど中空部32aの
内周側に寄る。よって、導線21〜26に大きな引っ張
り力がかかることは防止される。
【0047】このように構成されたモータ1は、そのギ
ヤハウジング41が車両ドア(例えば、インナパネル)
に固定され、コネクタ部12に図示しない制御装置に接
続された外部コネクタが装着される。又、ウォームホイ
ール43の回転軸は、図示しないレギュレータ等を介し
てドアウインドウに連結される。そして、制御装置から
コネクタ部12(導線21,22)、ブラシ10を介し
てコンミテータ8に駆動電流が供給されると、アーマチ
ャ7にて磁界が発生され、回転軸6が回転駆動される。
すると、回転軸6の回転に基づいてウォームホイール4
3が回転し、レギュレータ等を介してドアウインドウが
開閉駆動される。尚、このこき、センサ(ホールIC)
にて回転軸6の回転速度に応じた検出信号が生成され、
その検出信号が導線23〜26を介して検出され、該検
出信号に基づいて駆動電流が供給される(フィードバッ
ク制御される)。
【0048】次に、上記のように構成されたコネクタ付
ホルダ部材9(モータ1)の製造方法について、図7及
び図8に従って説明する。まず、図7に示すように、巻
き線カット工程にて、前記各導線21〜26に応じた太
さ及び長さの被覆された導線(所謂エナメル導線)51
を切断する。
【0049】次に、被覆の除去工程にて、各導線51の
両端の被覆を除去し、被覆除去部51aを形成する。次
に、コイニング工程にて、各導線51の端部を前記各導
線21〜26に応じた扁平形状にコイニング加工する。
【0050】次に、部分硬度軟化処理工程にて、各導線
51の中間部(図7中、2点鎖線で示す部分)を高温処
理して該中間部の曲げ強度を弱くする。次に、一次成形
工程にて、金型52を用い、ホルダ部11(防水枠18
を除く)と、コネクタ部12(コネクタ防水部31を除
く)とを別体で成形するとともに、ホルダ部11とコネ
クタ部12とが導線21〜26にて連結されるように該
導線21〜26をインサート成形し1次成形品53を製
造する。本実施の形態では、このとき、前記補強用鋼材
27を導線21〜26と共にインサート成形する。又、
本実施の形態では、図8に示すように、ホルダ部11と
コネクタ部12とを1つの金型52を用いて成形する。
尚、ここで言う、1つの金型52とは、ホルダ部11と
コネクタ部12とを成形するための型が1つの金型に両
方形成されたものであって、上金型と下金型とを含む。
即ち、この金型52の中間部には、導線21〜26及び
補強用鋼材27の中間部が配置され、樹脂材料が充填さ
れない未充填部52a(図8中、2点鎖線で示す)が形
成されている。又、本実施の形態の金型52のコネクタ
部12と対応した側には、前記コネクタ部12の装着凹
部12a及び貫通孔12bを成形するためのスライドコ
ア52bが設けら、該スライドコア52bにて装着凹部
12a及び貫通孔12bを形成する。
【0051】次に、2次成形工程にて、金型54を用
い、1次成形品53の前記導線21〜26を収容するよ
うに外側部32を成形し、可変連結部13(コネクタ付
ホルダ部材9(図2及び図3参照))を形成する。本実
施の形態では、このとき、導線21〜26と共に補強用
鋼材27を外側部32にて収容する。又、本実施の形態
では、このとき、外側部32と共に前記防水枠18及び
コネクタ防水部31を一体成形する。又、本実施の形態
の金型54の導線21〜26及び補強用鋼材27と対応
した位置には、前記コネクタ部12の装着凹部12a及
び貫通孔12bを貫通しホルダ部11まで該貫通方向に
移動可能で前記中空部32aを成形するためのスライド
コア54aが設けられ、該スライドコア54aにて中空
部32aを形成する。すると、図2及び図3に示すよう
に、コネクタ付ホルダ部材9が製造される。
【0052】次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以
下に記載する。 (1)ホルダ部11(モータ部)とコネクタ部12と
は、屈曲可能で、且つ、曲げられた状態で所定の保持力
を有する可変連結部13にて連結されるため、外部コネ
クタの装着方向の異なる種々のモータの需要に対して、
可変連結部13を屈曲させるだけで応じることができ
る。即ち、外部コネクタの装着方向の異なる種々のモー
タの需要に対して、1つのモータ1で応じることができ
る。よって、異なる金型等が不要となるとともに、部品
管理が容易となり、その製造コストを低減することがで
きる。
【0053】(2)可変連結部13は、可撓性を有する
外側部32の内部に導線21〜26を収容してなるた
め、屈曲可能となるとともに、導線21〜26が外側部
32により保護される(損傷し難くなる)。
【0054】(3)外側部32は、エラストマーよりな
るため、外側部32の内部への液体の侵入が防止され
る。よって、導線21〜26が被水しない。 (4)外側部32の内部には中空部32aが形成され、
導線21〜26が中空部32a内を移動可能とされるた
め、図6に示すように、可変連結部13の屈曲時に導線
21〜26が移動することで該導線21〜26に大きな
引っ張り力がかかることは防止される。
【0055】(5)外側部32は、2次成形工程にて、
防水枠18及びコネクタ防水部31と一体成形されるた
め、外側部32と防水枠18とコネクタ防水部31とを
別に成形したものに比べて、その製造工程が少なくな
る。よって、その製造コストを更に低減することができ
る。
【0056】(6)導線21〜26は被覆されるため
(所謂エナメル導線よりなるため)、可変連結部13の
屈曲時等(図6参照)に導線21〜26同士が接触して
も、電気的には接続されず、短絡等が発生しない。
【0057】(7)可変連結部13は、曲げられた状態
で所定の保持力を発生するための補強用鋼材27を備え
るため、導線21〜26の太さや外側部32の厚み(撓
み強度)等を所望の値(例えば、必要最小限)にしなが
ら、曲げられた状態で所定の保持力を得ることができ
る。
【0058】(8)補強用鋼材27は、外側部32の内
部に収容されるため、外側部32により保護される(損
傷し難くなる)。また、外観を損ね難くなる。 (9)補強用鋼材27の断面は、円形とされるため、可
変連結部13を屈曲させる方向に関わらず、その屈曲時
に均等に保持力を得ることができる。
【0059】(10)1次成形工程にて、可変連結部1
3が曲げられた状態で所定の保持力を発生するための補
強用鋼材27が導線21〜26と共にインサート成形さ
れる。そして、2次成形工程にて、導線21〜26と共
に補強用鋼材27が外側部32にて収容されて可変連結
部13が形成される。よって、補強用鋼材27を組付け
る(インサートする)工程が導線21を組付ける(イン
サートする)工程と共通の工程で行われ、製造工程の増
大が抑制される。
【0060】(11)ホルダ部11とコネクタ部12と
は、1つの金型52を用いて成形されるため、金型の個
数が低減される。又、ホルダ部11とコネクタ部12と
を別の(2つの)金型を用いて成形する場合、中間部品
(例えば、ホルダ部11のみが成形されたもの)を別の
金型に配置し直すといった工程が必要となるが、1つの
金型52を用いて成形するため、別の金型に配置し直す
といった工程が不要となる。よって、その製造コストを
更に低減することができる。
【0061】(12)2次成形工程にて、スライドコア
54aを用いることで、容易に中空部32aを形成する
ことができる。上記実施の形態は、以下のように変更し
て実施してもよい。
【0062】・上記実施の形態では、可変連結部13
は、外側部32の内部に導線21〜26及び補強用鋼材
27を収容して構成したが、屈曲可能で、且つ、曲げら
れた状態で所定の保持力を有しホルダ部11とコネクタ
部12とを連結するものであれば、他の構成に変更して
もよい。
【0063】・例えば、外側部32を設けなくてもよ
い。この場合、導線21〜26及び補強用鋼材27が可
変連結部を構成する。このようにしても、上記実施の形
態の効果(1)、(6)、(9)、(11)と同様の効
果を得ることができる。又、導線21〜26は、被覆さ
れているため、内部の導体が被水しない。又、外側部3
2と共に防水枠18及びコネクタ防水部31が不要なモ
ータに具体化した場合、2次成形工程は不要となる。
尚、この場合、ギヤハウジング41の開口部の形状を適
宜変更する必要がある。
【0064】・又、例えば、補強用鋼材27を外側部3
2の外部に設けてもよい。このようにしても、上記実施
の形態の効果(1)〜(7)、(9)、(11)、(1
2)と同様の効果を得ることができる。
【0065】・上記実施の形態では、外側部32をエラ
ストマーにて形成したが、可撓性を有する他の素材(例
えば、ゴム)にて形成してもよい。このようにしても、
上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができ
る。又、外側部32の形状を他の形状(例えば、外周が
大径と小径を繰り返すように形成されていないもの)に
適宜変更してもよい。
【0066】・上記実施の形態では、外側部32を、2
次成形工程にて、防水枠18及びコネクタ防水部31と
一体成形したが、それぞれを別工程で別成形してもよ
い。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜
(4)、(6)〜(12)と同様の効果を得ることがで
きる。
【0067】・上記実施の形態では、外側部32を、2
次成形工程にて、防水枠18及びコネクタ防水部31と
一体成形したが、防水枠18及びコネクタ防水部31の
一方と一体成形するようにしてもよい。このようにして
も、上記実施の形態の効果(1)〜(4)、(6)〜
(12)に加えて、その製造工程が少なくなる。又、防
水枠18及びコネクタ防水部31の一方しか備えていな
いモータに具体化し、その一方と外側部32を一体成形
するようにしてもよい。このようにしても、その製造工
程が少なくなる。
【0068】・上記実施の形態では、導線21〜26は
被覆されるとしたが、例えば、外側部32に個々の導線
を収容する室をそれぞれ形成する等、導線の絶縁が確保
できれば、被覆されていなくてもよい。このようにして
も、上記実施の形態の効果(1)〜(3)、(5)、
(7)〜(9)、(11)と同様の効果を得ることがで
きる。
【0069】・上記実施の形態では、可変連結部13
は、曲げられた状態で所定の保持力を発生するための補
強用鋼材27を備えるとしたが、前記所定の保持力を得
ることができれば、補強用鋼材27を備えなくてもよ
い。例えば、導線21〜26の太さを太く(中空のパイ
プ状のものも含む)して導線自体の強度、剛性を高める
ことで、該導線にて所定の保持力を発生させてもよい。
又、例えば、導線21〜26の導体材料を黄銅として導
線自体の強度、剛性を高めることで、該導線にて所定の
保持力を発生させてもよい。又、例えば、導線21〜2
6を集約して(束ねて)導線自体の強度、剛性を高める
ことで、該導線にて所定の保持力を発生させてもよい。
又、例えば、可変連結部(外側部)の外周に補強化材を
塗布し、加熱や、紫外線の照射などでその強度、剛性を
高めて保持力を発生させてもよい。又、導体21〜26
を収容する外側部自身を、加熱や、紫外線の照射などで
硬化する材質(エポキシ樹脂等)で構成し、その強度、
剛性を高めて保持力を発生させてもよい。このようにし
ても、上記実施の形態の効果(1)〜(6)、(1
1)、(12)と同様の効果を得ることができる。
【0070】・上記実施の形態では、補強用鋼材27の
断面を円形としたが、断面を他の形状(例えば、楕円や
4角形等の多角形)に変更してもよい。このようにして
も、上記実施の形態の効果(1)〜(8)、(10)〜
(12)と同様の効果を得ることができる。
【0071】・上記実施の形態では、1次成形工程に
て、補強用鋼材27を導線21〜26と共にインサート
成形したが、別工程でホルダ部11やコネクタ部12に
連結固定してもよい。このようにしても、上記実施の形
態の効果(1)〜(9)、(11)、(12)と同様の
効果を得ることができる。又、コネクタ部12を可変連
結部13と別体で成形し(一体成形せずに)、コネクタ
部と可変連結部を組み付けて固定する構成に変更しても
よい。
【0072】・上記実施の形態では、ホルダ部11とコ
ネクタ部12とを、1つの金型52を用いて成形した
が、別の(一体成形されていない)金型を用いてそれぞ
れ成形するようにしてもよい。このようにしても、上記
実施の形態の効果(1)〜(10)、(12)と同様の
効果を得ることができる。
【0073】・上記実施の形態では、2次成形工程に
て、スライドコア54aを用いることで、中空部32a
を形成したが、他の方法で中空部32aを形成してもよ
い。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜
(11)と同様の効果を得ることができる。
【0074】・上記実施の形態の防水枠18は、モータ
部を防水するものであれば他の形状の防水手段に変更し
てもよい。又、コネクタ防水部31は、コネクタ部12
を防水するものであれば他の形状の防水手段に適宜変更
してもよい。
【0075】・上記実施の形態では、導線21〜26を
6本備えたモータ1としたが、導線の数を適宜変更して
もよい。例えば、給電用の導線を3本備えたモータや、
センサ用の導線を2本備えたモータに変更してもよい。
このようにしても、上記実施の形態の効果と同様の効果
を得ることができる。
【0076】・上記実施の形態では、減速部3を備えた
モータ1に具体化したが、減速部3を備えていないモー
タや、他の構成の減速部(遊星歯車を備えたもの等)を
備えたモータ等に変更してもよい。このようにしても、
上記実施の形態の効果と同様の効果を得ることができ
る。
【0077】・上記実施の形態では、パワーウインド装
置用のモータ1に具体化したが、他の装置に用いられる
モータに具体化してもよい。又、他の装置に用いられる
モータとして使用してもよい。このようにしても、上記
実施の形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0078】上記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記
載する。 (イ)請求項2乃至4に記載のモータにおいて、前記外
側部を、前記モータ部及び前記コネクタ部の防水手段と
一体成形したことを特徴とするモータ。このようにする
と、外側部は、モータ部及びコネクタ部の両防水手段と
一体成形されるため、外側部と少なくとも一方の防水手
段を別に成形したものに比べて、その製造工程が少なく
なる。
【0079】(ロ)請求項2に記載のモータにおいて、
前記外側部は、防水性を有することを特徴とするモー
タ。このようにすると、外側部の内部に液体が侵入しな
くなる。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜9に記
載の発明によれば、コネクタ部の向きが異なるモータの
需要に対して、低コストで応じることができるモータを
提供することができる。
【0081】又、請求項10に記載の発明によれば、コ
ネクタ部の向きが異なるモータの需要に対して、低コス
トで応じることができるコネクタ付ホルダ部材を提供す
ることができる。
【0082】又、請求項11〜15に記載の発明によれ
ば、コネクタ部の向きが異なるモータの需要に対して、
低コストで応じることができるモータの製造方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のモータの要部断面図。
【図2】本実施の形態のコネクタ付ホルダ部材の要部断
面図。
【図3】本実施の形態のコネクタ付ホルダ部材の要部断
面図。
【図4】本実施の形態のコネクタ部を先端側から見た
図。
【図5】図3のA−A断面図。
【図6】(a)本実施の形態のコネクタ付ホルダ部材を
説明するための説明図。(b)(a)のB−B断面図。
【図7】コネクタ付ホルダ部材の製造方法を説明するた
めの説明図。
【図8】同じくコネクタ付ホルダ部材の製造方法を説明
するための説明図。
【符号の説明】
3…減速部、4…ヨーク、5…マグネット、6…回転
軸、7…アーマチャ、8…コンミテータ、10…ブラ
シ、11…ホルダ部(モータ部側樹脂部材)、12…コ
ネクタ部、13…可変連結部、14…ブラシホルダ、1
8…防水枠(モータ部の防水手段)、21〜26…導
線、27…補強用鋼材、31…コネクタ防水部(コネク
タ部の防水手段)、32…外側部、52…金型、32a
…中空部、54a…スライドコア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小幡 健治 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 (72)発明者 工藤 孝行 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 5E087 LL03 LL04 LL12 MM08 QQ04 RR28 5H604 AA08 BB13 DB16 PB04 PC01 PC05 QB01 QB03 QB04 5H605 AA08 BB05 CC06 CC08 CC10 DD17 EA15 EA27 EC01 EC04 EC05 EC08 EC14 FF06 FF08 GG18 5H615 AA01 BB01 PP28 SS44 TT26 TT33

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転力を発生し、その回転力を外部に出
    力するモータ部(3〜8,11)と、 前記モータ部の外側に設けられ、外部コネクタが装着可
    能なコネクタ部(12)とを備えたモータにおいて、 前記モータ部と前記コネクタ部とを、屈曲可能で、且
    つ、曲げられた状態で所定の保持力を有する可変連結部
    (13)にて連結したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のモータにおいて、 前記可変連結部は、可撓性を有する外側部(32)の内
    部に前記モータ部と前記コネクタ部を電気的に接続する
    導線(21〜26)を収容してなることを特徴とするモ
    ータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のモータにおいて、 前記外側部は、エラストマー、又は、ゴム材料よりなる
    ことを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のモータにおい
    て、 前記外側部の内部に中空部(32a)を形成し、前記導
    線が前記中空部内を移動可能としたことを特徴とするモ
    ータ。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4に記載のモータにおい
    て、 前記外側部を、前記モータ部及び前記コネクタ部の少な
    くとも一方の防水手段(18,31)と一体成形したこ
    とを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項2乃至5に記載のモータにおい
    て、 前記導線を被覆したことを特徴とするモータ。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至6に記載のモータにおい
    て、 前記可変連結部は、曲げられた状態で所定の保持力を発
    生するための補強用鋼材(27)を備えたことを特徴と
    するモータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のモータにおいて、 前記補強用鋼材を、前記外側部の内部に収容したことを
    特徴とするモータ。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のモータにおい
    て、 前記補強用鋼材の断面を、円形としたことを特徴とする
    モータ。
  10. 【請求項10】 給電用ブラシ(10)を保持するブラ
    シホルダ(14)が形成されたホルダ部(11)と、 前記給電用ブラシと電気的に接続され、外部コネクタが
    装着可能なコネクタ部(12)とを備えたコネクタ付ホ
    ルダ部材において、 前記ホルダ部と前記コネクタ部とを、屈曲可能で、且
    つ、曲げられた状態で所定の保持力を有する可変連結部
    (13)にて連結したことを特徴とするコネクタ付ホル
    ダ部材。
  11. 【請求項11】 回転力を発生し、その回転力を外部に
    出力するモータ部(3〜8,11)と、 前記モータ部の外側に設けられ、外部コネクタが装着可
    能なコネクタ部(12)とを備えたモータの製造方法で
    あって、 前記モータ部側のモータ部側樹脂部材(11)と、前記
    コネクタ部側のコネクタ部側樹脂部材(12)とを別体
    で成形するとともに、同モータ部側樹脂部材と同コネク
    タ部側樹脂部材とが導線(21〜26)にて連結される
    ように該導線をインサート成形する1次成形工程と、 前記導線を収容する可撓性を有する外側部(32)を成
    形し、該外側部と前記導線にて前記モータ部と前記コネ
    クタ部とを連結する可変連結部(13)を形成する2次
    成形工程とを備え、前記可変連結部を屈曲可能で、且
    つ、曲げられた状態で所定の保持力を有するように設定
    することを特徴としたモータの製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のモータの製造方法
    において、 前記1次成形工程で、前記可変連結部が曲げられた状態
    で所定の保持力を発生するための補強用鋼材(27)を
    前記導線と共にインサート成形し、 前記2次成形工程で、前記導線と共に前記補強用鋼材を
    外側部にて収容して前記可変連結部を形成することを特
    徴とするモータの製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12に記載のモータの
    製造方法において、 前記モータ部側樹脂部材と前記コネクタ部側樹脂部材と
    を、1つの金型(52)を用いて成形することを特徴と
    するモータの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至13のいずれか1項に
    記載のモータの製造方法において、 前記2次成形工程で、スライドコア(54a)を用いて
    前記外側部の内部に前記導線が移動可能な中空部(32
    a)を形成することを特徴とするモータの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至14のいずれか1項に
    記載のモータの製造方法において、 前記2次成形工程で、前記外側部を、前記モータ部及び
    前記コネクタ部の少なくとも一方の防水手段(18,3
    1)と一体成形することを特徴とするモータの製造方
    法。
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