JP2002369071A - 画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム - Google Patents

画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム

Info

Publication number
JP2002369071A
JP2002369071A JP2001174626A JP2001174626A JP2002369071A JP 2002369071 A JP2002369071 A JP 2002369071A JP 2001174626 A JP2001174626 A JP 2001174626A JP 2001174626 A JP2001174626 A JP 2001174626A JP 2002369071 A JP2002369071 A JP 2002369071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
filter
value
sharpness
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001174626A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Watanabe
伸之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2001174626A priority Critical patent/JP2002369071A/ja
Publication of JP2002369071A publication Critical patent/JP2002369071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影された画像の画質を向上する事を目的と
し、適応的なフィルタの設計方法を提供する。 【解決手段】 元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタの
パラメータを決定する際に、注目画素と隣接画素の差分
値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭度を測定し(1
02)、これに基づいてフィルタの係数を決定する鮮鋭
化処理手段(103)を備えた画像処理方法を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラな
どで撮像した画像に係わり、特に画像の場所ごとに異な
るパラメータで画像の周波数特性を変更する画像処理方
法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プロ
グラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI技術の進展により、デジタ
ルフィルタによる2次元画像処理が広く行われるように
なってきた。この2次元画像処理にはローパスフィルタ
処理、ハイパスフィルタ処理、コンボルーションフィル
タ処理等がある。このコンボルーションフィルタ処理に
おいては、処理対象とする画素を中心とするN×N個(N
は2以上。整数)の画素の画像データに夫々所定の重み
係数を乗算して、これら乗算結果を加算することによ
り、その処理対象とする画素の画像データが形成され
る。
【0003】また、例えば、動画領域と静止画領域とで
異なるフィルタ処理を施すような所謂アダプティブ(適
応型)フィルタもデジタルフィルタにより実現すること
ができる。しかしながら、ローパスフィルタ処理、及び
ハイパスフィルタ処理は、処理対象とする画像の全体に
一様に施されるものであるため、原画像の持つ局所的な
情報を有効に利用することができない不都合がある。
【0004】具体的に言えば、例えば、ローパスフィル
タを施すと重要なエッジ情報が失われることがあり、ハ
イパスフィルタを施すと本来輝度変化が滑らかな領域で
もノイズなどが強調されてざらついて見えたりすること
がある。また、従来の単純なコンボルーションフィルタ
処理では非線形処理等の多様な画像処理に対応しにくい
不都合がある。
【0005】このような問題を鑑み、特開平4−205
573号公報では、動体と背景を動きベクトルで分離す
る方式を開示している。しかしながら、このような動き
の情報だけでは、位置によって異なる適応フィルタの適
応範囲にも限界があり、例えば、動きのほとんどない、
主要被写体と背景の分離、像面湾曲な光学系に特有なス
ペースバリアントなボケの補正などには適用できない。
【0006】また、デジタルフィルタを光学系の特性に
合わせて設計しようとした場合、光学系のPSF(Poin
t Spread Function)を実験的にまたは、光学設計の段
階での計算により得て、その特性を補完するような形で
フィルタを設計する。
【0007】通常、光学系の収差は光軸上から離れるに
つれて、回転非対称な成分(コマ収差、非点収差)が大
きくなるため、理想的な逆フィルタではPSFの回転非
対称性を考慮すれば、回転非対称なデジタルフィルタに
なる。もっとも、回転非対称ということになると、上述
のように、画像の場所毎に異なるパラメータでデータを
持つということは、N x Nのデータを画素毎に持たなけ
ればならず、非現実的といえる。また、撮像機器の通常
の使用目的では、PSFを回転対称と見なせる範囲で、
逆フィルタを設計しただけでも周波数成分の回復という
ことでは、効果が期待できる。
【0008】パラメトリックにデジタルフィルタを定義
する方法にはいくつかあり、3 x3のカーネルサイズの
周波数回復フィルタでの例では、高周波強調のフィルタ
Hを以下のように設定する
【数1】 Hの分配係数をパラメータαで調節するようにしたパラ
メトリックな回復フィルタは、 H=αI+(1−α)H (2) I=単位行列 ここで、αを変更すれば、回復フィルタの特性が調整で
き、αが小さいほど高周波強調のフィルタとなる。
【0009】次に、逆フィルタを計算しておく方法につ
いて述べる。PSFを exp(−d*R) (Rは処理対象とする中心の画素からの距離を表す)の
ような減衰関数で近似した場合でも、効果は期待でき
る。あらかじめ、dを変化させたときの最小二乗誤差の
フィルタの計算をしておく。
【0010】最小二乗フィルタの計算例を以下に示す。
以下の例では目標とする応答関数を△関数としている。
領域
【数2】 で定義されたボケ関数がh(i、j)であるときに、こ
れを、線形フィルタで表現したときの係数行列は、
【数3】 となる。インパルスに対するPSFの伝達関数のz変換
表現は、
【数4】 となる。また、設計するFIR逆フィルタを
【数5】 と定義しておく。いま、PSFに逆フィルタを作用させ
たものを
【数6】 とする。最小二乗誤差の近似からフィルタfは、以下の
ように求められ、
【数7】 を得る。ここで簡単のため、P=Q=mとした(14)
式を行列表現で表すと、 Ax=B となる。ここで、x、Bの中身を
【数8】 というような(2m+1)±(2m+1)=4m+4
m+1個の要素を持つものとする。
【0011】ここで、パラメータとしてdを得たとき
に、回転対称な逆フィルタfの係数をルックアップテー
ブルで持っておけば、画像の大きさによらずに、画像の
位置によって異なるようなフィルタリング処理となる。
【0012】その他の鮮鋭化手法としては、原画像とロ
ーパスを施した画像の差分を取り、原画像に差分の定数
倍を加えるという方法がある。このときの定数がパラメ
ータとして与えられる。
【0013】また、画像位置によって異なるようなフィ
ルタを必要とする状況は以下のような事が考えられる。
最近のデジタルカメラのように、受光面のサイズが小さ
くなるにつれて、焦点深度が浅く、被写界深度が深いと
いう傾向が現れるように、特に小型のデジタルカメラで
は、「ボケ味」を表現することが難しいとされている。
そこで、撮影された画像のコントラストの情報から、周
波数応答を改善するフィルタを設計する様な、適応的な
方法が必要とされる。
【0014】また、スペースインバリアントについて
は、適応的に画像のボケ状態を測定し、逆フィルタを掛
ける方法としては、特開平6−162187号公報に、
画像のデフォーカス状態に適応的に逆フィルタを掛ける
技術が開示されている。また、画像に依存する補正方法
としては、特開平11−150669号公報では、被写
体の構造が自己相似形(例えば、枝、や山の画像)にな
っていて、低解像の画像の周波数スペクトル構造と理想
とする高解像の画像の周波数スペクトル構造が周波数シ
フトによって類似の構造になることを利用している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平6−1
62187号公報では、画像のデフォーカス状態に適応
的に逆フィルタを掛けるものだが、測定時に2つ以上の
像面を必要とし、撮影装置に特殊な構成を必要とすると
いう課題がある。また、画像に依存する補正方法として
は、特開平11−150669号公報があるが、これは
被写体の構造が自己相似形(例えば、枝、や山の画像)
になっていて、低解像の画像の周波数スペクトル構造と
理想とする高解像の画像の周波数スペクトル構造が周波
数シフトによって類似の構造になることを利用してい
る。適応的な補正方法として優れているが、計算にコス
トがかかることと、適応できる画像の種類が限定されて
しまう事が難点である。像面湾曲の様に像の位置によっ
て解像感が異なる画像に対して解像感をそろえたり、逆
に遠近によるボケ味を強調するのを目的としている。
【0016】本発明の目的は、上述のように、スペース
バリアントなフィルタリングによって、画質の改善、加
工を行おうとした場合に、フィルターの係数を求める方
法を提供する。詳しくは、回転対称のような簡易な構造
の逆フィルタにおいては、逆フィルタの係数を、PSF
のぼけ具合のパラメータと関連づけておき、そのパラメ
ータを決定する方法を提供する。さらには、領域を分離
した画像で、各領域のボケ味を調整し、被写界深度を擬
似的に加工する画像処理方法および、それを実装したデ
ジタルカメラおよび、プログラム方法を提供することで
ある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理方
法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プロ
グラムは、画像をその画像の位置毎に、異なったデジタ
ルフィルタで画像の周波数特性を変更する方法であっ
て、元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタのパラメータ
を決定する際に、注目画素と隣接画素の差分値の分布に
基づくSF値で元画像の鮮鋭度を測定し、これに基づい
てフィルタの係数を決定する鮮鋭化処理工程を備えたこ
とを特徴とする画像処理方法である。
【0018】また、画像をその画像の位置毎に、異なっ
たデジタルフィルタで画像の周波数特性を変更するデジ
タルカメラであって、元画像の鮮鋭度に基づいて、フィ
ルタのパラメータを決定する際に、注目画素と隣接画素
の差分値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭度を測定
し、これに基づいてフィルタの係数を決定する鮮鋭化処
理手段を備えたことを特徴とするデジタルカメラであ
る。
【0019】また、画像をその画像の位置毎に、異なっ
たデジタルフィルタで画像の周波数特性を変更するプロ
グラムであって、元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタ
のパラメータを決定する際に、注目画素と隣接画素の差
分値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭度を測定する
処理と、この測定結果に基づいてフィルタの係数を決定
する処理とをコンピュータに実行させるためのプログラ
ムである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、デジタルフィルタによ
って、高周波強調、あるいは低周波強調で、画像の鮮鋭
さ、ボケ味を調節する方式において、前記デジタルフィ
ルタのパラメータを調節する方法に関する。
【0021】以下に、本発明の実施形態を以下に図面を
用いて説明する。
【0022】まず、図1は、本発明の実施形態の周波数
特性補正手段を示す概念図である。本実施形態は、画像
をその画像の位置毎に、異なったデジタルフィルタで画
像の周波数特性を変更する(鮮鋭化、ぼかし)方法であ
って、まず、元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタのパ
ラメータを決定する。その際、元画像の鮮鋭度を測定す
る方法が、図2に示したのは、注目画素と隣接画素の差
分値△Dの分布(デルタヒストグラム)に基づくSF(S
harpness Factory)値であり、これに基づいてフィルタ
の係数を決定する。ここで△D値とSF値について補足
すると、隣接画素の差分値は、図3に示すように、注目
画素とその隣接8個の画素との輝度の差分絶対値であ
り、例えば、中央の画素レベルが16、その周りが、1
2、14、20、8、24、12、16、32となって
いれば、差分の絶対値は、図4に示すように、4、2、
4、8、8、4、0、16となり、△Dのヒストグラム
(0〜16の△Dの出現頻度)は、(1,0,1,0,
3,0,0,0,2,0,0,0,0,0,0,0,
1)となる。このようなヒストグラムを所定の範囲の画
素について積算したものである。原画像における上述の
差分△D(絶対値)のヒストグラムをS(I)とし、
原画像に平滑化フィルタをかけたものをS(I)とし
て鮮鋭度SFを
【数9】 のように定義する。SF値が大きいほど、原画像の鮮鋭
度が高いと言う評価になる。
【0023】次に、図5に原画像と平均化フィルタを施
した画像のデルタヒストグラムを示した。SF値は、2
つのヒストグラムの差分の絶対値を積分したものであ
る。定義からわかるように、SF値は画像に依存する値
なので、一般に、画像の周波数成分との厳密な関係は成
り立たない。ただし、傾向として同一の画像に対してS
F値が高ければ、周波数特性が高周波まで伸びていると
言うことが出来る。
【0024】また、ランダムパターンのように、画像の
位置によって、被写体の情報が異ならず、広い周波数成
分を持っている画像であれば、このような条件であれ
ば、光学系の収差(像面湾曲、球面収差)などで、画像
の位置によってボケ具合が異なるのを評価することが出
来る。通常では、光軸付近が最もMTFが高周波成分に
のびている様に設計されているので、軸上付近のSF値
と軸外のSF値を比較することによってどの程度の鮮鋭
化が必要であるのかがわかる。
【0025】次に、図1に戻って、まず、画像入力手段
100から入力画像が入力され、周波数特性補正手段1
01にデータを渡す。ここで、周波数特性補正手段10
1は、鮮鋭度算出手段102、フィルタパラメータ算出
手段103、デジタルフィルタ104からなり、デジタ
ルフィルタを施した画像が出力画像として出力される。
また、前記鮮鋭度算出手段102は、前述したSF値を
計算する。そして、フィルタパラメータ算出手段103
は、後述するように、SF値とフィルタパラメータの関
係をしめすLUT(Look Up Table)や、関係式を定義
した計算手段を示している。このLUTは、SF値とデ
ジタルフィルタを構成する行列の各計数の関係を表して
いるものでも良いし、前述、あるいは後述するようにパ
ラメトリックなフィルタのパラメータであっても良い。
【0026】また、パラメトリックにデジタルフィルタ
の例としては、前述のように3x3のカーネルサイズの
周波数回復フィルタでは、高周波強調のフィルタHを以
下のように設定する。
【0027】
【数10】 Hの分配係数をパラメータαで調節するようにしたパラ
メトリックな回復フィルタは、 H=αI+(1−α)H I=単位行列 αを変更すれば回復フィルタの特性が調整でき、αが小
さいほど高周波強調のフィルタとなる。
【0028】ここでαの値を推定するために、上述のS
F値を用いる方法について述べる。ランダムパターンの
ように、画像の位置によって、被写体の情報が異なら
ず、広い周波数成分を持っている画像であれば、このよ
うな条件であれば、光学系の収差(像面湾曲、球面収
差)などで、画像の位置によってボケ具合が異なるのを
評価することが出来る。通常では、光軸付近が最もMT
Fが高周波成分にのびている様に設計されているので、
軸上付近のSF値と軸外のSF値を比較することによっ
てどの程度の鮮鋭化が必要であるのかがわかる。
【0029】次に、図6に示したように、まず、ランダ
ムパターン601を撮影し、デジタルデータを得る。こ
のときに光学系602、撮像系であるイメージャ603
の伝達特性を含んだデジタル画像データ604を得る。
【0030】前記光学系602では、光学伝搬特性(主
に振幅:MTF)、前記撮像系(イメージャ603)で
は、イメージャのサンプリングの特性、AD変換の特
性、その他電気系の特性が含まれる。前記デジタル画像
データ604で、画像の中央付近A、像高の1/2付近
B、像高1付近の領域Cでそれぞれデルタヒストグラム
を計算しSF値を得る。ここで、領域B、Cの領域のS
F値を領域AのSF値に近づけるようにする。その計算
方法を図7を用いて説明する。
【0031】B、Cの領域の画像(S701)を用い、
式12のαの初期値及びデクリメント幅δを設定する
(S702)。
【0032】次に、BまたはCの領域にフィルタ処理を
行う(S703)。また、デルタヒストグラムの計算の
ためにフィルタリングはマージンをとっておく。そし
て、フィルタ処理したBまたはCの領域に対して、上述
の式10の定義に従い、計算したSF値が基準となる領
域AのSF値を求める(S704、S705)。
【0033】そして、基準となる領域AのSF値と近い
かどうかを判断する。このとき、単純に2値的に判断し
ても良いし、段階的な判断を行っても良い。判定基準を
満たしていれば処理を終了(S707)、パラメータα
を取得する。基準を満たしていない場合は、S708で
パラメータαを変更する。図7では、パラメータの変更
は等間隔のデクリメントで行っているが、適応的にデク
リメント幅を変更する方法でも良いし、収束精度を良く
するために、最適解の周りで往復的に調べても良い。
【0034】このようにして、軸外の周波数特性を軸上
のものに近づけるために、領域をA、B、Cと離散的に
サンプリングして、SF値により各領域のパラメータが
取得し、次に各領域の間のパラメータを補間によって求
める様にする。また、サンプリングする領域は、このよ
うな3点で有る必要はなく、精度を上げるために多数の
領域を設定しても良い。
【0035】このようにして、像面の像高とパラメータ
αの関係が得られれば、それをLUTとして記憶してお
き、像高方向に変化するフィルタリングを実現する。も
う一つのパラメトリックなフィルタを設計する方法は、
上述のExp関数を用い、最小二乗法で最適逆フィルタ
を計算する方法を用いる。ボケ関数を2次の関数
【数11】 (Eは、ボケ関数の大きさを表す)とする。ここで、
i,jは、軸対象のボケ関数の中心位置を(0、0)と
したときのインデクスを表している。パラメータdの変
化に対して、逆フィルタの係数を求める。dが小さけれ
ばボケが大きいことになり、逆フィルタの高周波強調も
大きくなる。また、高周波領域での誤差を抑えるために
逆フィルタのための目的関数をδ関数とせずに、高周波
帯域を緩和させたものにしても良い。
【0036】ここでは、7x7のフィルタについて示す
ので対称性を考慮して求めておくべき要素数は、10種
{F(−3、−3)、F(−3、−2)、F(−3、−
1)、F(−3、−0)、F(−2、−2)、F(−
2、−1)、F(−2、−0)、F(−1、−1)、F
(−1、−0)、F(0、0)}になる。
【0037】次に、図8には行列の他の要素を*で示し
ており、行列の対称性から、それらの領域は前述の10
種の要素のどれかと等しい。
【0038】また、図9には、dを0.3から5まで変
化させたときの各要素の値を示している。このようにd
の値に対して、行列の要素をLUTで持っておく。
【0039】次に、前述の図7に準してSF値からdの
値を算出する方法を図10を用いて説明する。B、Cの
領域の画像を用い(S1001)、式14のdの初期値
及びデクリメント幅δを設定する(S1002)。そし
て、dの値からLUTにより逆フィルタの要素を読み出
し、逆フィルタHinv(d)を構成する(S100
3)。続いて、逆フィルタをBまたはCの領域でフィル
タ処理を行う(S1004)。そして、フィルタ処理し
たBまたはCの領域に対して、上述の式10定義に従い
計算したSF値が基準となる領域AのSF値を求める
(S1005、S1006)。
【0040】次に、基準となる領域、AのSF値と近い
かどうかを判断する(S1007)。このとき、単純に
2値的に判断しても良いし、段階的な判断を行っても良
い。そして、基準を満たしていれば処理を終了し(S1
009)、パラメータαを取得する。一方、基準を満た
していない場合は、S1008でパラメータdを変更す
る。また、上述のようにパラメータを補間して求めるこ
とも出来る。このパラメータの補完に関しては、像高方
向に補間するほかに、光学系の焦点距離、絞りによって
補間することも考えられる。例えば、画像の有る領域で
のフィルタパラメータをf=50mm、f=100mmで求
めて置いたとすると、f=70mmに対しては、直接計算
するのではなく、前述の2つの焦点距離での値を参照し
て補間によって求めることが出来る。
【0041】次に、図11に、このようにして求めたフ
ィルタパラメータをLUTに実装した画質補正装置の構
成を示す。入力画像110に対して、アドレス算出手段
112で画素位置を算出し、画素位置に従ってLUTよ
りフィルタパラメータを読み出す(113)。このと
き、像面湾曲等光軸に対象でスペースバリアントな補正
であれば、画素位置から像の中心からの距離(像高)算
出して、LUTよりパラメータを読み込み、デジタルフ
ィルタを構成する(114)。
【0042】また、LUTにおいて、位置の分割数また
は像高の分割数は、画素による分割数より粗くても良
い。そのときはLUTに記載されている画素の位置か
ら、対象としている画素の位置を線形補間によって表現
するようにして、LUTのフィルタパラメータを補間す
ることによって、図12に示すように、デジタルフィル
タを構成する様にする。
【0043】次に、図12では、LUT123に記録さ
れた位置情報を読み出し(124)、アドレス補間を行
い(126)、補間係数に従ってLUTに記録されたフ
ィルタパラメータの補間を行い(125)、デジタルフ
ィルタ127を構成して、フィルタ処理を入力画像に施
し、補正画像を出力する。
【0044】以上、本発明の第1の実施形態によれば、
SF値を用いて、光学系、撮像系に起因する像高方向に
変化する周波数特性を補完するフィルタを得ることがで
き、像の位置や、光学系の条件によって変化するパラメ
ータを補間によって得ることが出来る。なお、単板ベイ
ヤー配列においては、RGB色の補間を行った後、各色
に対してSF値を求めて、上述の方法で画質補正のフィ
ルタを算出するようにしても良い。
【0045】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。本発明の第2の実施形態は、光学系、撮像系に
よる歪み補正、色ズレ補正と、第1の実施形態に示した
周波数特性の補正手段を備えた画像の補正手段であり、
その構成を図13に示した。
【0046】図13に示すように、歪み、色ズレの補正
手段131は、レンズの設計値から、歪曲収差の値を
得、それに従って画像の幾何変換を行い、周波数特性補
正手段132を経由して補正画像が出力される。また、
このときの処理の流れの概要を図14に示した。入力画
像130に対して、歪み、色ズレの補正処理を行い(S
142)、上述のランダムパターンの撮像を用いて、解
像度の(SF値を用いた)測定を行い(S143)、上
述のように測定されたSF値に従って、フィルタのパラ
メータを決定する(S144)。上述のようにランダム
パターンを用いて、軸上のSF値を参考にフィルタパラ
メータを算出し、スペースバリアントな画像を作成で
き、回復画像が出力される。
【0047】上述の方法を用いると、フィルタパラメー
タの決定時に歪みの補正の時に用いている、画素補間に
よる周波数応答性も考慮される。このような場合、周波
数応答性が過補正になってしまい、エイリアシングや、
アーティファクトが出てしまう事が考えられる。そのた
めに図15のように処理の順番を逆にする構成も考えら
れ、入力画像150にまず周波数特性補正を行い(15
1)、歪み補正を行ってから(152)、出力画像を出
力する(153)方法である。
【0048】以上、本発明の第2の実施形態によると、
撮像系(レンズ)の歪みの補正と、スペースバリアント
なボケの補正する事が出来、撮像系に起因する画像の劣
化を補正することが出来る。
【0049】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0050】近年のデジタルカメラのように、受光面の
サイズが小さくなるにつれて、焦点深度が浅く、被写界
深度が深いという傾向が現れるように、特に小型のデジ
タルカメラでは、「ボケ味」を表現することが難しいと
されている。そこで、本発明の第3の実施形態では、距
離のよるボケ具合を拡大するために、主要被写体と背景
をエッジ検出、彩度などで分離し、それぞれの領域で上
述したSF値を計算して各領域の周波数応答特性を判別
し、各領域のフィルタパラメータを算出する。
【0051】第3の実施形態の構成を図16に示した。
【0052】まず、図16に示すように、画像が像域分
離手段160に入力される。この像域分離手段160で
は、例えば、エッジ検出フィルタなどで像域の境界を検
出し、各境界内の色、周波数特性、テクスチャ等で像域
を分離する。即ち、主要被写体で比較的フォーカスが合
っている部分で、コントラストが高いものと背景など、
ボケが含まれていて、コントラストが低いものに分離さ
れる。また、各領域は、次の周波数補正手段(161−
1〜161−n)を通してボケ具合が調整される。(ボ
ケ具合の調整方法は次の図17に示した)。そして、周
波数特性を補正された像を合成され(163)、画像が
出力される。
【0053】次に、図17にボケ具合の調整方法を示し
た。図17に示すように、領域iのSF値Sfiを計算
し(S171)、この結果とあらかじめ設定した値(閾
値SFt)を読み込み(S172)、この値との大小を
比較する(S173)。そして、前記閾値よりも低い場
合、鮮鋭化処理を行わず、その領域の処理は終了する。
一方、前記閾値よりも大きい場合、高周波強調のフィル
タパラメータに設定して鮮鋭化処理(S174)、続い
てフィルタ処理(S175)を行う。このようにして各
領域毎に鮮鋭化の実行の判断を行い、所定のフィルタパ
ラメータで処理を行い図16の領域合成手段162で画
像の合成を行い処理を終了する。
【0054】この実施形態では、SF値の高い領域をさ
らに高周波強調を欠ける方法を示したが、これとは逆
に、SF値の低い領域をさらにぼかしたり、逆にボケの
差を少なくして擬似的に被写界深度を深くする処理も出
来る。
【0055】なお、SF値とフィルタパラメータの関係
は前出のランダムパターンを用いた方法を参照する。
【0056】以上、本発明の第3の実施形態を用いるこ
とにより、撮像系の持つ被写界深度の性能を越えて、擬
似的にボケ味を出すことが出来る。
【0057】なお、本発明の上記実施形態によれば、以
下のごとき構成が得られる。
【0058】「付記1」 画像をその画像の位置毎に、
異なったデジタルフィルタで画像の周波数特性を変更す
る方法であって、元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタ
のパラメータを決定する際に、注目画素と隣接画素の差
分値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭度を測定し、
これに基づいてフィルタの係数を決定する鮮鋭化処理工
程を備えたことを特徴とする画像処理方法。
【0059】「付記2」 前記フィルタの係数を決定す
る際、レンズ設計上MTFが最も高い領域のSF値を参
照して、鮮鋭度の回復を行おうとする領域のSF値を、
レンズ設計上最もMTFの高い領域のSF値に近づける
ようにフィルタのパラメータを決定することを特徴とす
る付記1に記載の画像処理方法。
【0060】「付記3」 前記フィルタの係数を決定す
る際、画像を所定の領域分割を行って鮮鋭度をSF値と
して測定し、この測定から最もSF値が高い領域の値を
参照し、鮮鋭度の回復を行おうとする領域のSF値を、
最も鮮鋭度の高い領域のSF値に近づけるようにフィル
タのパラメータを決定することを特徴とする付記1また
は2に記載の画像処理方法。
【0061】「付記4」 画像をその画像の位置毎に、
異なったデジタルフィルタで画像の周波数特性を変更す
るデジタルカメラであって、元画像の鮮鋭度に基づい
て、フィルタのパラメータを決定する際に、注目画素と
隣接画素の差分値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭
度を測定し、これに基づいてフィルタの係数を決定する
鮮鋭化処理手段を備えたことを特徴とするデジタルカメ
ラ。
【0062】「付記5」 前記フィルタの係数を決定す
る際、レンズ設計上MTFが最も高い領域のSF値を参
照して、鮮鋭度の回復を行おうとする領域のSF値を、
レンズ設計上最もMTFの高い領域のSF値に近づける
ようにフィルタのパラメータを決定することを特徴とす
る付記4に記載のデジタルカメラ。
【0063】「付記6」 前記フィルタの係数を決定す
る際、画像を所定の領域分割を行って鮮鋭度をSF値と
して測定し、この測定から最もSF値が高い領域の値を
参照し、鮮鋭度の回復を行おうとする領域のSF値を、
最も鮮鋭度の高い領域のSF値に近づけるようにフィル
タのパラメータを決定する鮮鋭化処理手段を備えている
ことを特徴とする付記4または5に記載のデジタルカメ
ラ。
【0064】「付記7」 前記注目画素と隣接画素の差
分値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭度を測定し、
これに基づいてフィルタの係数を決定する鮮鋭化処理手
段がデジタルフィルタであって、そのパラメータを記憶
する機構を備えていることを特徴とする付記4乃至6の
いずれか1つに記載のデジタルカメラ。
【0065】「付記8」 撮影条件に応じて、記憶した
パラメータからの補間によってデジタルフィルタのパラ
メータを決定する機構をさらに備えていることを特徴と
する付記4乃至7のいずれか1つに記載のデジタルカメ
ラ。
【0066】「付記9」 光学系の歪み、色ズレを補正
する幾何変換手段をさらに備えたことを特徴とする付記
1乃至3のいずれか1つに記載の画像処理方法。
【0067】「付記10」 前記鮮鋭化処理手段は、S
F値が所定量より低い領域に対してはアンシャーフ処理
を行わないか、または、ローパスフィルタをかける様に
し、SF値の高い領域に対しては、鮮鋭度が上がるよう
に処理を行う事を特徴とする付記1乃至3のいずれか1
つに記載の画像処理方法。
【0068】「付記11」 元の画像の解像感が高い領
域と低い領域を分割するときに、デルタヒストグラムと
自己組織化マッフを用いて領域を分割することを特徴と
する付記10に記載の画像処理方法。
【0069】「付記12」 元の画像の解像感が高い領
域と低い領域を分割するときに、デルタヒストグラムと
画素の色空間上の位置を参照して領域を分割することを
特徴とする付記10に記載の画像処理方法。
【0070】「付記13」 画像をその画像の位置毎
に、異なったデジタルフィルタで画像の周波数特性を変
更するプログラムであって、元画像の鮮鋭度に基づい
て、フィルタのパラメータを決定する際に、注目画素と
隣接画素の差分値の分布に基づくSF値で元画像の鮮鋭
度を測定する処理と、この測定結果に基づいてフィルタ
の係数を決定する処理とをコンピュータに実行させるた
めのプログラム。
【0071】
【発明の効果】以上、本発明を用いることにより、光学
系の性能の補正(球面収差、像面湾曲)や主要被写体と
背景を分離して、ボケ味を加工するなど、スペースバリ
アントなフィルタリングによって、画質の改善、加工を
行おうとした場合に、フィルターの係数を求める方法を
提供出来る。即ち、回転対称のような簡易な構造の逆フ
ィルタにおいては、逆フィルタの係数を、PSFのぼけ
具合のパラメータと関連づけておき、そのパラメータを
決定する方法を提供する。さらには、領域を分離した画
像で、各領域のボケ味を調整し、被写界深度を擬似的に
加工する方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る周波数特性補正
手段を示す概念図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る注目画素と隣接
画素の差分値△Dの分布に基づくSF値を示す図。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る注目画素とその
隣接8個の画素を示す図。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る注目画素とその
隣接8個の画素との輝度の差分絶対値示す図。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る原画像と平均化
フィルタを施した画像のデルタヒストグラムを示した
図。
【図6】本発明の第1の実施形態に係るランダムパター
ンを撮影したときのデジタルデータを示す図。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る領域B、Cの領
域のSF値を領域AのSF値に近づけるようにするとき
の計算方法を示す図。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る行列の他の要素
を*で示した図。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るdを0.3から
5まで変化させたときの各要素の値を示した図。
【図10】本発明の第1の実施形態に係るSF値からd
の値を算出する方法を示す図。
【図11】本発明の第1の実施形態に係るフィルタパラ
メータをLUTは、実装した画質補正装置の構成を示す
図。
【図12】本発明の第1の実施形態に係るデジタルフィ
ルタの構成を示す図。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る補正画像の処
理の流れを示す図。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る補正画像の処
理の流れを示す図。
【図15】本発明の第2の実施形態に係る補正画像の処
理順序を逆にしたときの処理の流れを示す図。
【図16】本発明の第3の実施形態に係る構成を示す
図。
【図17】本発明の第3の実施形態に係るボケ具合の調
整方法を示す図。
【符号の説明】
100…画像入力手段、101…周波数特性補正手段、
102…鮮鋭度算出手段、103…フィルタパラメータ
算出手段、104…デジタルフィルタ、110…入力画
像、112…アドレス算出手段、123…LUT、12
7…デジタルフィルタ、130…入力画像、131…補
正手段、132…周波数特性補正手段、150…入力画
像、160…像域分離手段、162…領域合成手段、6
01…ランダムパターン、602…光学系、603…イ
メージャ、604…デジタル画像データ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月18日(2001.12.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このような問題を鑑み、特開平4−205
573号公報では、動体と背景を動きベクトルで分離す
る方式を開示している。しかしながら、このような動き
の情報だけでは、位置によって異なる適応フィルタの適
応範囲にも限界があり、例えば、動きのほとんどない、
主要被写体と背景の分離、像面湾曲など光学系に特有な
スペースバリアントなボケの補正などには適用できな
い。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】BまたはCの領域の画像(S701)を用
い、式12のαの初期値及びデクリメント幅δを設定す
る(S702)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】次に、BまたはCの領域にフィルタ処理を
行う(S703)。また、デルタヒストグラムの計算の
ためにフィルタリングはマージンをとっておく。そし
て、フィルタ処理したBまたはCの領域に対して、上述
の式10の定義に従い、計算したSF値基準となる領
域AのSF値を求める(S704、S705)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】次に、前述の図7に準してSF値からdの
値を算出する方法を図10を用いて説明する。Bまたは
Cの領域の画像を用い(S1001)、式14のdの初
期値及びデクリメント幅δを設定する(S1002)。
そして、dの値からLUTにより逆フィルタの要素を読
み出し、逆フィルタHinv(d)を構成する(S10
03)。続いて、逆フィルタをBまたはCの領域でフィ
ルタ処理を行う(S1004)。そして、フィルタ処理
したBまたはCの領域に対して、上述の式10定義に従
い計算したSF値基準となる領域AのSF値を求める
(S1005、S1006)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】次に、図11に、このようにして求めたフ
ィルタパラメータをLUTに実装した画質補正装置の構
成を示す。入力画像110に対して、アドレス算出手段
112で画素位置を算出し、画素位置に従ってLUTよ
りフィルタパラメータを読み出す(113)。このと
き、像面湾曲等光軸に対称でスペースバリアントな補正
であれば、画素位置から像の中心からの距離(像高)算
出して、LUTよりパラメータを読み込み、デジタルフ
ィルタを構成する(114)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】上述の方法を用いると、フィルタパラメー
タの決定時に歪みの補正済みの画像を用いている
、画素補間による周波数応答性も考慮される。このよ
うな場合、周波数応答性が過補正になってしまい、エイ
リアシングや、アーティファクトが出てしまう事が考え
られる。そのために図15のように処理の順番を逆にす
る構成も考えられ、入力画像150にまず周波数特性補
正を行い(151)、歪み補正を行ってから(15
2)、出力画像を出力する(153)方法である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】以上、本発明の第2の実施形態によると、
撮像系(レンズ)の歪みの補正と、スペースバリアント
なボケの補正する事が出来、撮像系に起因する画像の
劣化を補正することが出来る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】まず、図16に示すように、画像が像域分
離手段160に入力される。この像域分離手段160で
は、例えば、エッジ検出フィルタなどで像域の境界を検
出し、各境界内の色、周波数特性、テクスチャ等で像域
を分離する。即ち、主要被写体で比較的フォーカスが合
っている部分で、コントラストが高いものと背景な
ケが含まれていて、コントラストが低いものに分離さ
れる。また、各領域は、次の周波数補正手段(161−
1〜161−n)を通してボケ具合が調整される。(ボ
ケ具合の調整方法は次の図17に示した)。そして、周
波数特性を補正された像を合成され(163)、画像が
出力される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】この実施形態では、SF値の高い領域をさ
らに高周波強調をける方法を示したが、これとは逆
に、SF値の低い領域をさらにぼかしたり、逆にボケの
差を少なくして擬似的に被写界深度を深くする処理も出
来る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA01 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC02 CE03 CE06 CH01 DA20 DB02 DB09 DC22 DC36 5C021 PA66 PA73 XB11 5C022 AA13 AB21 AC69

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像をその画像の位置毎に、異なったデ
    ジタルフィルタで画像の周波数特性を変更する方法であ
    って、 元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタのパラメータを決
    定する際に、注目画素と隣接画素の差分値の分布に基づ
    くSF値で元画像の鮮鋭度を測定し、これに基づいてフ
    ィルタの係数を決定する鮮鋭化処理工程を備えたことを
    特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 画像をその画像の位置毎に、異なったデ
    ジタルフィルタで画像の周波数特性を変更するデジタル
    カメラであって、 元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタのパラメータを決
    定する際に、注目画素と隣接画素の差分値の分布に基づ
    くSF値で元画像の鮮鋭度を測定し、これに基づいてフ
    ィルタの係数を決定する鮮鋭化処理手段を備えたことを
    特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 画像をその画像の位置毎に、異なったデ
    ジタルフィルタで画像の周波数特性を変更するプログラ
    ムであって、 元画像の鮮鋭度に基づいて、フィルタのパラメータを決
    定する際に、注目画素と隣接画素の差分値の分布に基づ
    くSF値で元画像の鮮鋭度を測定する処理と、この測定
    結果に基づいてフィルタの係数を決定する処理とをコン
    ピュータに実行させるためのプログラム。
JP2001174626A 2001-06-08 2001-06-08 画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム Pending JP2002369071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174626A JP2002369071A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174626A JP2002369071A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002369071A true JP2002369071A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19015885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001174626A Pending JP2002369071A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002369071A (ja)

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005122688A (ja) * 2003-09-26 2005-05-12 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2005303983A (ja) * 2004-01-06 2005-10-27 Sony Corp 画像処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体
KR100565065B1 (ko) * 2003-01-31 2006-03-30 삼성전자주식회사 필터 뱅크를 이용한 이미지 세부묘사 향상 방법 및 장치
US7054036B2 (en) * 2002-01-25 2006-05-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing method and image forming apparatus
JP2006157908A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 検知装置、エネルギー場の検知方法及びカメラ
JP2006246080A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sony Corp 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、および撮影装置
JP2006279656A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Pioneer Electronic Corp 画像処理装置
WO2007046205A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Kyocera Corporation 撮像装置および画像処理方法
JP2007116261A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Kyocera Corp 撮像装置および撮像方法
WO2007063918A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Kyocera Corporation 撮像装置およびその方法
WO2007108164A1 (ja) * 2006-03-23 2007-09-27 Niigata Seimitsu Co., Ltd. 画像処理装置
JP2007259404A (ja) * 2006-02-21 2007-10-04 Kyocera Corp 撮像装置
JP2008118348A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Nikon Corp 電子カメラおよびプログラム
JP2009157915A (ja) * 2007-12-06 2009-07-16 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置
JP2009260724A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Sony Corp 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2010056992A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Mitsubishi Electric Corp 画像補正装置、および、画像補正方法、および、プログラム、および、記録媒体
JP2010073074A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Hitachi Ltd 画像信号処理装置、画像表示装置、録画再生装置、画像信号処理方法
JP2010198188A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toshiba Corp 画像認識装置、画像認識方法
JP2010244579A (ja) * 2003-09-26 2010-10-28 Fujifilm Corp 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2010277464A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Sony Corp フィルタ回路、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
WO2011007395A1 (ja) * 2009-07-17 2011-01-20 三菱電機株式会社 画像処理装置
US7899208B2 (en) 2004-01-06 2011-03-01 Sony Corporation Image processing device and method, recording medium, and program for tracking a desired point in a moving image
JP2011154708A (ja) * 2011-03-24 2011-08-11 Toshiba Corp 画像認識装置、画像認識方法
JP2011188454A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Sharp Corp 撮像モジュール
JP2012169830A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、および電子機器
JP2012226399A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Kyocera Document Solutions Inc 画像処理装置および画像形成装置
US8320703B2 (en) 2006-12-06 2012-11-27 Sony Corporation Image processing method and apparatus
JP2013186355A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Casio Comput Co Ltd 自動合焦装置、自動合焦方法及びプログラム
US8675998B2 (en) 2007-12-06 2014-03-18 Mitsubishi Electric Corporation Method and apparatus for high frequency component smoothing, and image display apparatus
WO2015174257A1 (ja) * 2014-05-13 2015-11-19 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、電子機器、並びにプログラム
JP2017225191A (ja) * 2017-09-13 2017-12-21 株式会社ニコン 撮像装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451671A (ja) * 1990-06-19 1992-02-20 Fujitsu Ltd カラー読取装置
JPH0698170A (ja) * 1992-04-28 1994-04-08 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0451671A (ja) * 1990-06-19 1992-02-20 Fujitsu Ltd カラー読取装置
JPH0698170A (ja) * 1992-04-28 1994-04-08 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置

Cited By (47)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054036B2 (en) * 2002-01-25 2006-05-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing method and image forming apparatus
KR100565065B1 (ko) * 2003-01-31 2006-03-30 삼성전자주식회사 필터 뱅크를 이용한 이미지 세부묘사 향상 방법 및 장치
JP2005122688A (ja) * 2003-09-26 2005-05-12 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2011003201A (ja) * 2003-09-26 2011-01-06 Fujifilm Corp 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2010244579A (ja) * 2003-09-26 2010-10-28 Fujifilm Corp 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP4685966B2 (ja) * 2003-09-26 2011-05-18 富士フイルム株式会社 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP4685965B2 (ja) * 2003-09-26 2011-05-18 富士フイルム株式会社 画像処理方法および装置並びにプログラム
JP2005303983A (ja) * 2004-01-06 2005-10-27 Sony Corp 画像処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体
US7899208B2 (en) 2004-01-06 2011-03-01 Sony Corporation Image processing device and method, recording medium, and program for tracking a desired point in a moving image
CN1829291A (zh) * 2004-12-01 2006-09-06 三菱电机株式会社 感测设备、感测能量场的方法以及照相机
CN1829291B (zh) * 2004-12-01 2012-11-14 三菱电机株式会社 感测设备、感测能量场的方法以及照相机
JP2006157908A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 検知装置、エネルギー場の検知方法及びカメラ
JP4593449B2 (ja) * 2004-12-01 2010-12-08 ミツビシ・エレクトリック・リサーチ・ラボラトリーズ・インコーポレイテッド 検知装置及びエネルギー場の検知方法
JP2006246080A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Sony Corp 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、および撮影装置
JP4577565B2 (ja) * 2005-03-03 2010-11-10 ソニー株式会社 画像処理方法、画像処理装置、プログラム、および撮影装置
JP2006279656A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Pioneer Electronic Corp 画像処理装置
JP4538358B2 (ja) * 2005-03-30 2010-09-08 パイオニア株式会社 画像処理装置
JP2007116261A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Kyocera Corp 撮像装置および撮像方法
WO2007046205A1 (ja) * 2005-10-18 2007-04-26 Kyocera Corporation 撮像装置および画像処理方法
WO2007063918A1 (ja) * 2005-11-29 2007-06-07 Kyocera Corporation 撮像装置およびその方法
US8350948B2 (en) 2005-11-29 2013-01-08 Kyocera Corporation Image device which bypasses blurring restoration during a through image
JP2007259404A (ja) * 2006-02-21 2007-10-04 Kyocera Corp 撮像装置
WO2007108164A1 (ja) * 2006-03-23 2007-09-27 Niigata Seimitsu Co., Ltd. 画像処理装置
JP2007257237A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Niigata Seimitsu Kk 画像処理装置
JP4641957B2 (ja) * 2006-03-23 2011-03-02 彰 吉田 画像処理装置および画像処理プログラム
JP2008118348A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Nikon Corp 電子カメラおよびプログラム
US8320703B2 (en) 2006-12-06 2012-11-27 Sony Corporation Image processing method and apparatus
US8675998B2 (en) 2007-12-06 2014-03-18 Mitsubishi Electric Corporation Method and apparatus for high frequency component smoothing, and image display apparatus
JP4596066B2 (ja) * 2007-12-06 2010-12-08 三菱電機株式会社 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置
JP2009157915A (ja) * 2007-12-06 2009-07-16 Mitsubishi Electric Corp 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置
CN101561926B (zh) * 2008-04-17 2013-02-13 索尼株式会社 图像处理设备、图像拍摄设备、图像处理方法
JP4544336B2 (ja) * 2008-04-17 2010-09-15 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2009260724A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Sony Corp 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2010056992A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Mitsubishi Electric Corp 画像補正装置、および、画像補正方法、および、プログラム、および、記録媒体
JP2010073074A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Hitachi Ltd 画像信号処理装置、画像表示装置、録画再生装置、画像信号処理方法
US8249378B2 (en) 2009-02-24 2012-08-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Image recognition apparatus and image recognition method
JP2010198188A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Toshiba Corp 画像認識装置、画像認識方法
JP2010277464A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Sony Corp フィルタ回路、画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム
JP5014514B2 (ja) * 2009-07-17 2012-08-29 三菱電機株式会社 画像処理装置
WO2011007395A1 (ja) * 2009-07-17 2011-01-20 三菱電機株式会社 画像処理装置
JP2011188454A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Sharp Corp 撮像モジュール
JP2012169830A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、および電子機器
JP2011154708A (ja) * 2011-03-24 2011-08-11 Toshiba Corp 画像認識装置、画像認識方法
JP2012226399A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Kyocera Document Solutions Inc 画像処理装置および画像形成装置
JP2013186355A (ja) * 2012-03-09 2013-09-19 Casio Comput Co Ltd 自動合焦装置、自動合焦方法及びプログラム
WO2015174257A1 (ja) * 2014-05-13 2015-11-19 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、撮像装置、電子機器、並びにプログラム
JP2017225191A (ja) * 2017-09-13 2017-12-21 株式会社ニコン 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002369071A (ja) 画像処理方法および、それを実装したデジタルカメラおよび、プログラム
EP2860694B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, image processing program, and non-transitory computer-readable storage medium
US6754398B1 (en) Method of and system for image processing and recording medium for carrying out the method
JP5818586B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
US6822758B1 (en) Image processing method, system and computer program to improve an image sensed by an image sensing apparatus and processed according to a conversion process
KR20050107741A (ko) 이미지 인해스먼트 기능을 가진 카메라
JP2003172873A (ja) 補正データ作成方法及び撮像装置
US9418406B2 (en) Anisotropy in resolution spatial filter image processing apparatus, and information processing method
JP2011521370A (ja) 画像の鮮鋭度を向上させる画像処理
JP6293374B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、これを記録した記録媒体、映像撮影装置、及び映像記録再生装置
KR101975472B1 (ko) 초해상도 기반 고품질 디지털 연속 줌 영상 생성 시스템 및 방법
US20160371567A1 (en) Image processing apparatus, image pickup apparatus, image processing method, and non-transitory computer-readable storage medium for estimating blur
US20110158541A1 (en) Image processing device, image processing method and program
US10949955B2 (en) Image processing method, imaging apparatus using the same, image processing apparatus, storage medium, and lens apparatus
WO2011121763A1 (ja) 画像処理装置、およびそれを用いた撮像装置
US20220405892A1 (en) Image processing method, image processing apparatus, image processing system, and memory medium
JP6821526B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置、撮像装置、および、プログラム
US11599973B2 (en) Image processing apparatus, lens apparatus, and image processing method for sharpening processing
JP6020123B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2011523125A (ja) 画像の鮮鋭度を向上させる画像処理
JP6598886B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、画像処理プログラム、記憶媒体、および、レンズ装置
EP1672912B1 (en) Method for producing an optical system including an electronic image enhancement processor
JP2018107541A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP4698015B2 (ja) 重み付き平均測定反射率パラメータの決定方法及びシステム
JP7207893B2 (ja) 撮像装置、レンズ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080603

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101005