JP2002368457A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

Info

Publication number
JP2002368457A
JP2002368457A JP2001177215A JP2001177215A JP2002368457A JP 2002368457 A JP2002368457 A JP 2002368457A JP 2001177215 A JP2001177215 A JP 2001177215A JP 2001177215 A JP2001177215 A JP 2001177215A JP 2002368457 A JP2002368457 A JP 2002368457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield
wiring board
shield case
plate
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001177215A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4232356B2 (ja
Inventor
Yasunori Murata
康典 村田
Kazunori Omori
和範 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001177215A priority Critical patent/JP4232356B2/ja
Publication of JP2002368457A publication Critical patent/JP2002368457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4232356B2 publication Critical patent/JP4232356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント板ユニット相互間での電磁波障害防
止を図るためにプリント板ユニット単位での確実なシー
ルドを行なうこと。 【解決手段】 片側の側面が解放されたシールドケース
25によってプリント配線板65の周囲が覆われ、プリ
ント配線板の前面側のみがシールドケースに取り付けら
れ背面側のプラグイン接続用コネクタ67側がシールド
ケースとは分離状態で可動可能であり、解放された側面
に対してシールドケースの背面側から着脱可能に挿入さ
れるシールドカバー75によって解放された側面が遮蔽
されるプリント板ユニットとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント板ユニッ
ト相互間での電磁波障害防止を図るためにプリント板ユ
ニット単位での確実なシールドを行なうことの可能な通
信装置に関する。近年、インターネットの普及によって
基幹網におけるデータの通信量は数カ月で2倍程度にお
よぶ伸びがある。そのなかでも通信装置に求められる要
件として、高速度、長距離、高密度、拡張性、などがあ
る。その通信速度は、従来のメガヘルツ単位から、ギ
ガ、テラ、の単位へと高速度化されてきており、信号の
高速度化には電磁波妨害による障害の影響が深刻な状況
になりつつある。
【0002】したがって、通信装置の高速度化に対して
従来の回路技術による電磁波妨害の対処では規格すら満
足し得ないレベルになってきており、構造的な解決手段
をも講じることが必要である。また、高速度化にともな
い、シールドすべき構造体の容積を小型化してシールド
筐体内での電磁波の共振を防ぐとともに発熱対策も重要
なことである。
【0003】
【従来の技術】従来の通信装置について図33の要部の
みを示す概略の斜視図を参照すると、プリント板ユニッ
ト1は金属基板2の側面にプリント配線板3を取り付
け、金属基板2の正面側には平面視コの字形をなす金属
板製の正面板4が取り付けられており、プリント配線板
3の背面側には背面方向に向けてプラグイン接続用のコ
ネクタ5が実装されている。
【0004】正面板4の上下にはシェルフへの取り付け
固定用のねじ6が設けられており、一側面には矢印で示
す要部拡大図に示されるように、山形に彎曲形成された
薄板な金属製の板ばね7が多数上下方向に並べて取り付
けられている。この板ばね7の取り付け構造は詳細を図
示していないが、山形の彎曲面を押さえることにより容
易に弾性変形し解放することにより元の形状に復元し得
る。また、金属製の正面板4とは直接接触している。
【0005】金属製のシェルフ11は、両側の側面板1
2の上下が連結部材13で結合され、背面には多数のプ
ラグイン接続用のコネクタ14が実装されたプリント配
線板でなるバックワイヤリングボード15が取り付けら
れて、正面側が解放された、ほぼ箱形形状でなる。側面
板12の一方の内面には上下方向に山形に彎曲形成され
た薄板な金属製の板ばね16が取り付けられており、図
示していないが上下に対向し前後方向のガイドが設けら
れている。
【0006】図は、都合でシェルフ11よりもプリント
板ユニット1の大きさを拡大図示しているが、実際には
プリント板ユニット1がシェルフ11の内部に図示状態
で挿入可能であり、プリント板ユニット1も左右方向へ
多数並列状態に挿入実装される。したがって、プリント
板ユニット1を並列状態に挿入実装させることにより、
個々のプリント板ユニット1のコネクタ5はシェルフ1
1のバックワイヤリングボード15のコネクタ14とプ
ラグイン接続され、隣接する正面板4どうしが板ばね7
を介して、およびシェルフ11の板ばね16とも電気的
に接触接続され、シェルフ11の前面は正面板4によっ
て、電気的にも塞がれた状態となるし、個々の正面板4
は取り付けねじ6がシェルフ11の前面フレームにねじ
込まれ固定されることでシェルフ11に電気的にも接続
されることになる。
【0007】シェルフ11の上下面はフレーム部材であ
る連結部材13のみではなく、実際にはプリント板ユニ
ット1の冷却用の空気を上下方向通過可能として電磁波
に対しては遮蔽されるように構成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図33の通信装置の構
成によると、シェルフ11全体で電磁波に対する障害対
策を行なわせると、プリント配線板3から放射される電
磁波の周波数が低くてもシェルフ内で共振しやすくな
り、高速度通信装置では不都合な影響を生じる。正面板
4に取り付けられた板ばね7は薄い金属板なことから、
操作時に作業者の手が触れる可能性があり、不用意にけ
がなどをするおそれがあることから安全上の問題があ
る。このために、導電性を有する合成ゴムなどを使用す
ることは、シールド機能が径年変化により低下すること
から長期信頼性上の問題がある。
【0009】複数のプリント板ユニット1をシェルフ1
1内に順次並列状態に挿入させることによって、複数の
板ばね7の復元力が横方向に累積加勢され、最後になる
ほどプリント板ユニット1を挿入するための挿入抵抗力
が増加し、コネクタのプラグイン接続が困難となる。以
上のような問題点にかんがみて、本発明はプリント板ユ
ニット相互間での電磁波障害防止を図るためにプリント
板ユニット単位での確実なシールドを行なうことのでき
る通信装置の提供を発明の課題とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めの本発明の構成要旨とするところの第1の手段は、プ
リント配線板を有するプリント板ユニットがシェルフに
挿入されシェルフのバックワイヤリングボードとコネク
タどうしによりプラグイン接続される通信装置であっ
て、プリント板ユニットは片側の側面が解放されたシー
ルドケースによってプリント配線板の周囲が覆われると
ともにプリント配線板の前面側のみがシールドケースに
取り付けられ背面側のプラグイン接続用コネクタ側がシ
ールドケースとは分離状態で可動可能であり解放された
側面に対してシールドケースの背面側から着脱可能に挿
入されるシールドカバーによって解放された側面が遮蔽
される通信装置である。
【0011】この第1の手段によると、プリント配線板
はシールドケースとシールドカバーとによって周囲が確
実に覆われて遮蔽状態となるので、単体での確実なシー
ルド遮蔽がなされ、しかも、内部で発火したとしても延
焼防止機能をそなえる。プラグイン接続用のコネクタ側
がシールドケースに固定されないことから、バックワイ
ヤリングボードのコネクタとのプラグイン接続に際して
シールドケースとは機械的に拘束されることなく、確実
なプラグイン接続がなされる。
【0012】本発明の構成要旨とするところの第2の手
段は、プリント配線板を有するプリント板ユニットがシ
ェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリングボード
とコネクタどうしによりプラグイン接続される通信装置
であって、プリント板ユニットは片側の側面が解放され
たシールドケースによってプリント配線板の周囲が覆わ
れるとともにプリント配線板の前面側のみがシールドケ
ースに左右方向と上下方向とに可動可能に取り付けられ
背面側のプラグイン接続用コネクタ側がシールドケース
とは分離状態で可動可能であり解放された側面に対して
シールドケースの背面側から着脱可能に挿入されるシー
ルドカバーによって解放された側面が遮蔽される通信装
置である。
【0013】この第2の手段によると、第1の手段と同
様の作用、効果を奏するものであるが、さらに加えて、
プリント配線板の前面側がシールドケースに対して前後
方向を規制されるものの、上下、左右方向へ可動可能な
ことから、コネクタのプラグイン接続が一層容易確実に
行なえるものである。前後方向を規制することは、プラ
グイン接続の挿抜に対する操作力が確実に作用し得るこ
とになる。
【0014】本発明の構成要旨とするところの第3の手
段は、プリント配線板を有するプリント板ユニットがシ
ェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリングボード
とコネクタどうしによりプラグイン接続される通信装置
であって、プリント板ユニットは片側の側面が解放され
たシールドケースによってプリント配線板の周囲が覆わ
れるとともにプリント配線板の前面側のみがシールドケ
ースに取り付けられ背面側のプラグイン接続用コネクタ
側がシールドケースとは分離状態で可動可能であり解放
された側面に対してシールドケースの背面側から着脱可
能に挿入されるシールドカバーの周囲がシールドケース
の周囲端面に対向して設けられた接続用板ばねとの対向
間に弾性接触し接続されることにより解放された側面が
遮蔽される通信装置である。
【0015】この第3の手段によると、第1の手段と同
様の作用、効果を奏するものであるが、さらに加えて、
シールドケースの解放面の周囲端面には、この端面に対
向するように接続用板ばねが設けられていることから、
この端面と接続用板ばねとの対向間にシールドカバーの
周縁を挿入させることで、確実なシールドケースとシー
ルドカバーとの電気的接続が行なわれる。この構成は、
第2の手段に対しても当然に適用し得ることである。
【0016】本発明の構成要旨とするところの第4の手
段は、プリント配線板を有するプリント板ユニットがシ
ェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリングボード
とコネクタどうしによりプラグイン接続される通信装置
であって、プリント板ユニットは片側の側面が解放され
たシールドケースによってプリント配線板の周囲が覆わ
れるとともに解放された側面に対してシールドケースの
背面側から着脱可能に挿入されるシールドカバーによっ
て解放された側面が遮蔽され、シェルフはバックワイヤ
リングボード前面のプラグイン接続用のコネクタを囲む
とともに前面側が解放された箱形で内側側面に接続用板
ばねをそなえたシールド部材をそなえてなり、プリント
板ユニットがシェルフに挿入されることにより周囲を覆
うシールドケースとシールドカバーとがシールド部材に
嵌まり合い接続用板ばねと弾性接触し接続される通信装
置である。
【0017】この第4の手段によると、第1の手段と同
様の作用、効果を奏するものであるが、さらに加えて、
シェルフ側のバックワイヤリングボード前面のシールド
部材にプリント板ユニットのコネクタ側の周囲が嵌まり
込み、シールドケースとシールドカバーとがシールド部
材の接続用板ばねと接触接続されることで、連続して電
気的に接続されることでコネクタどうしも確実にシール
ド遮蔽される。この構成は、第2の手段、第3の手段に
対しても当然に適用し得ることである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信装置につい
て、構成要旨にもとづいた好適な実施の形態につき、図
を参照しながら具体的詳細に説明する。なお、全図を通
じて同様箇所には理解を容易とするために便宜上、同一
符号を付して示すものとする。図1は、本発明通信装置
の要部のみを概略に示す分離状態の斜視図であって、背
面側のバックワイヤリングボードは都合で図示していな
い。金属製のシールドケースで覆われたプリント板ユニ
ット21はシェルフ22の内面のガイドに沿って挿入さ
れ、内部に設けられる背面側のバックワイヤリングボー
ドの前面に設けられる箱形のシールド部材23とシール
ドケースとが嵌まり合う構成である。これらについて、
以下具体的な各図を参照して詳細説明をする。なお、図
に対応させた説明の都合上理解を明確とするために、シ
ェルフ22のプリント板ユニット21が挿入される側を
正面または前面、シールド部材23が設けられる側を背
面、図示左右方向を左右、図示向こう側を上、手前側を
下、と称することとする。
【0019】図2はプリント板ユニット21のシールド
ケース25を、図(a)に側面図、図(b)に平面図、
図3に正面図、として示される。シールドケース25は
ケース本体26、前面板27、前面板27の上下に付加
される対の取り付け用金具28、とからなる。ケース本
体26は、一方の側面板31と、側面板の3方がそれぞ
れ直角に折り曲げられてなる正面板32、上面板33、
下面板34と、それらの端縁が側面板31と平行に折り
曲げられた端面部35と、側面板31の背面側が傾斜面
により中央部寄りに折り曲げられて上下部と中間部との
3箇所に延在され側面板31と平行する位置決め面36
と、からなる。
【0020】上面板33と下面板34の背面側の対向面
が接近するように折り曲げられた段差面37に形成され
ており、この段差面37には背面側に開口する切り欠き
溝38が設けられている。上面板33には、図2の平面
図(b)に示されるように、二点鎖線に示される範囲内
に微小にして多数の通気孔39が形成されている。この
通気孔39は下面板34にも同様に形成されている。
【0021】正面板32の中間部で端面部35とはわず
かな間隔を介して並行するL形のガイド板41が溶接し
て設けられている。このケース本体26は、比較的に薄
板な金属板、たとえばステンレス鋼板を加工して形成さ
れたものである。前面板27はケース本体26の幅およ
び高さと同じ寸法であり高さ方向の両端部分が平面視片
側に幅が狭められて前方に折り曲げられ、さらに上下方
向に曲げられた第1の取り付け面42に形成されており
第1の取り付け面42の中央部には、ねじ挿通孔43が
設けられている。
【0022】前面板27の上下と中間部との3箇所にL
形の取り付け金具44が溶接して設けられ、ケース本体
26の正面板32の貫通孔を通してケース本体の内部に
突設されており、突設面にはねじ孔45が形成されてい
る。ケース本体26の正面板32と前面板27とには後
述するコネクタを覗かせる長孔46が、それぞれ2箇所
に形成されている。
【0023】上下一対の取り付け用金具28は乙字形に
折り曲げられて対称形をなし、一端部側は前面板27の
面に接して溶接して取り付けられており、他端部側は前
面板27の第1の取り付け面42と同じ幅として、先端
部が取り付け面42よりも前方に突設されるとともに所
定間隔に並行する第2の取り付け面47に形成され、そ
の中央部には孔48が設けられている。
【0024】取り付け用金具28の前面板27と接する
部分は第1の取り付け面42の側面に並行するように、
前面板27とは直角方向に折り曲げられて、シェルフへ
の挿抜用の梃子式の操作レバー取り付け部49に形成さ
れ、その面にはピン挿入孔51が設けられている。上記
前面板27は、ケース本体26の板厚よりも厚いステン
レス鋼板であり、取り付け用金具28の厚さは、前面板
27よりも、さらに厚くしてあり、シェルフへの取り付
け時の機械的強度を確保している。
【0025】図4は、薄く、かつ細幅で微細な金属製の
第1の接続用板ばね52であり、平坦面部分53と先端
部が山形に折り曲げられたばね部54とからなる。この
第1の接続用板ばね52は、図5に示される補強金具5
5の側面に平坦部分53が点溶接して取り付けられる。
補強金具55は、図(a)の平面図、図(b)の側面
図、に示されるようであり、曲げ起こされた狭幅な側面
56と長い幅の側面57とをそなえ、複数の第1の接続
用板ばね52はこの長い幅の側面57に所定間隔で、溶
接箇所である平坦面部分53が図示左側となるようにし
て縦列状態に取り付けられる。また、補強金具55の面
には、二点鎖線に示される範囲内に微小にして多数の通
気孔58が形成されている。
【0026】この補強金具55は、図6に示されるよう
にシールドケース25の下面板34の内面に点溶接によ
って取り付けられる。図6は図2の矢視A−Aに示され
る断面図であり背面側から見たケース本体26部分のみ
の正面側の内面が示されている。すなわち、下面板34
の内面に相互の面どうしを対向接触させるようにして取
り付けるのであるが、長い幅の側面57と下面板34の
端面部35の内面との間に間隔を設けるようにしてい
る。この間隔内に第1の接続用板ばね52が介在される
が、さらに僅かな空間が端面部35の内面とばね部54
との間に設けられる。
【0027】補強金具55とケース本体26との取り付
けは互いの面どうしの部分を複数箇所点溶接して取り付
けることが行なわれる。また、たがいのケース本体26
側の通気孔39と補強金具55の通気孔58とは、その
孔の大きさと位置関係、数量などはすべて一致するよう
に設定されている。補強金具55はケース本体26と同
様厚さのステンレス鋼板であり、第1の接続用板ばね5
2はばね用のステンレス鋼板でなる。
【0028】詳細な図示は省略するが、ケース本体26
の上面板33側の内面にも同様な対称形の構成で、第1
の接続用板ばね52、狭幅な側面56、長い幅の側面5
7、通気孔58をそなえる補強金具59が同様にして取
り付けられている。これらの補強金具55、59は図2
の図(a)にも、その一部分が見えることから図示され
ている。
【0029】図7は、第2の接続用板ばね61であり、
図(a)に正面図、図(b)に図(a)の平面図、図
(c)に図(a)の側面図、として示してある。この第
2の接続用板ばね61は長さ方向に平坦な平面板部分6
2と、平面視ほぼ直角方向に曲げられて山形のばね部分
63と、からなり、ばね部分63には所定間隔で貫通孔
64が連続して形成されている。この第2の接続用板ば
ね61も、薄板なばね用のステンレス鋼板からなる。
【0030】この第2の接続用板ばね61は図6を参照
すると、ケース本体26の正面板32の内面に点溶接し
て取り付けられているが、その取り付け状態は正面板3
2の端面部35の内面に対してばね部分63の頂点が、
部分拡大の平面視断面図に示されるように、わずかな間
隔を介して上下方向にそわせて位置決めし取り付けられ
ている。
【0031】以上のようであって、シールドケース25
の側面板31と対向する片側の側面は、周囲の端面部3
5で囲まれるようであって、その内面側が解放されてい
るようになっている。図8は、プリント配線板65の側
面図が図(a)に、平面図が図(b)に示されている。
プリント配線板65の正面側には2つの正面側コネクタ
66と、背面側にも2つの背面側コネクタ67と、が実
装されている。これらのコネクタは公知なものであるこ
とから詳細部分、たとえば端子部分や取り付け手段など
は図示煩雑となることから、あえて図示省略してあり、
プリント配線板自体についても回路パターンや電子部品
などを図示していない。図9には正面図が示されてい
る。
【0032】図8の図(a)に示されるように、方形な
プリント配線板65の前面側には上下方向の3箇所に取
り付け孔68と、背面側の中央部分に切り欠き部69
と、が形成されている。図10は、図2に示されるシー
ルドケース25の内部にプリント配線板65を取り付け
た状態の側面図である。すなわち、プリント配線板65
をシールドケース25の背面側から前面方向に向けて内
部に挿入し、正面側コネクタ66を正面板32の長孔4
6内に嵌め込み前面板27の前方に突出させ、プリント
配線板65の前面側をシールドケース25の3箇所の取
り付け金具44にあてがって、取り付け孔68を取り付
け金具44のねじ孔45に一致させ、ねじ71を取り付
け孔68に挿入してねじ孔45にねじ込み締めつけた状
態である。
【0033】プリント配線板65の背面側端部は、シー
ルドケース25の3箇所の位置決め面36に接するよう
であるが、設計上は接触しないような適宜わずかな間隔
が設定されている。ただし、姿勢方向によっては撓みに
よって接触することはあり得る。中央部の位置決め面3
6に対しては、その大分部が切り欠き部69から覗いて
見えるようである。
【0034】図11には、シールドカバー75の側面図
(a)と、平面図(b)と、が示される。シールドカバ
ー75は、側面板76と平面視で背面側が側面板76に
対して段差面77と、背面側端部が側面板76に対して
傾斜面78を介して直角方向に折り曲げられた背面板7
9と、その先端部分は背面方向に突出される4箇所の第
1の位置決め面81と、中央部分の第2の位置決め面8
2と、からなる。
【0035】図(a)に示されるように、側面板76に
対して段差面77、傾斜面78、背面板79の上下方向
の長さは短く設定されており、これらを結合するととも
に補強するように上下にそれぞれ端面板83が溶接して
取り付けられており、上下面にはそれぞれねじ孔84が
設けられている。このシールドカバー75についてもケ
ース本体26とおなじ厚さのステンレス鋼板から製され
る。ただし端面板83の板厚さは厚い。
【0036】シールドカバー75をシールドケース25
に嵌め合わせて組み立てることについて図12の平面視
断面図を参照して説明する。図12のシールドケース2
5は図10で説明のプリント配線板65が取り付けられ
た状態である。シールドカバー75をシールドケース2
5の背面側に図示状態に位置させて、側面板76をシー
ルドケース25の解放された側面、すなわち、上下の補
強金具55および59の長い幅の側面57と、シールド
ケース25の端面部35と、の対向間に挿入させる。側
面板76の上下方向の幅はシールドケース25の上面板
33と下面板34との対向間の内面幅に、わずかな隙間
が与えられる程度に等しく設定されていることから挿入
可能である。
【0037】側面板76は補強金具55、59の長い幅
の側面57と端面部35との対向間に案内され挿入され
るにしたがって、内面側が第1の接続用板ばね52と接
触しさらに挿入されることで第1の接続用板ばね52を
押さえ弾性変形させることとなり、その弾性復元力によ
って外面側が端面部35の内面に圧接摺動する。複数の
第1の接続用板ばね52すべてによって側面板76の上
下面がシールドケース25に電気的に接続される。
【0038】挿入の最後で、側面板76の前方端縁が第
2の接続用板ばね61のばね部分63とシールドケース
25の正面板32の端面部35との対向間に押し込まれ
ることにより、この部分でも同様にして電気的に接続さ
れる。押し込まれるに先だって中央部分がガイド板41
によって対向間に案内される。つまり、シールドカバー
75の3方の面、すなわち、シールドケース25の側面
の解放面すべてがシールドカバー75によって覆われる
ことになる。この状態が図13に示される。
【0039】以上のようにして挿入されると、シールド
カバー75の背面側上下の端面板83が、シールドケー
ス25背面上下の段差面37の対向面の内部に丁度嵌ま
り込み、端面板83のねじ孔84が段差面37の切り欠
き溝38と一致するので、切り欠き溝38からねじ孔8
4にねじ85をねじ込み締めつけ固定させることにより
シールドカバー75はシールドケース25に結合固定さ
れる。この状態が図14の側面図に示される。
【0040】図14に示されるように、シールドケース
25にシェルフ22への取り付け用ねじを組み立てるこ
とについて図15を参照して説明する。まず、図(a)
のように前面板27の第1の取り付け面42と、取り付
け用金具28の第2の取り付け面47と、の対向間にス
ペーサ91を配置させる。このスペーサ91の長さは第
1、第2の取り付け面42、47の対向間隔に等しいか
わずかに短い長さであり、中心には、一方にねじ孔92
と、他方側にねじ径よりも大径な凹部93と、が形成さ
れてなる。
【0041】取り付けねじ95は、一方に大径な頭部9
6と、先端にねじ部97と、頭部96とねじ部97との
間に細径な軸部98と、が形成されてなる。頭部の周囲
には手による回転操作のためのナール(刻み目)がほど
こされている。スペーサ91を第1、第2の取り付け面
42、47の対向間に挿入するとともに、取り付けねじ
95の先端を第2の取り付け面47の孔48から挿入し
てスペーサ91のねじ孔92にねじ込み通過させること
により、図(b)に示されるようにねじ部97は凹部9
3と第1の取り付け面42のねじ挿通孔43とに嵌まり
込み、ねじ部97の先端が第1の取り付け面42よりも
突出する長さを有している。軸部98は第2の取り付け
面47の孔48と、スペーサ91のねじ孔92との部分
に嵌まり合って軸方向へ自在に移動可能でもある。図1
4で上下の両側に取り付けられている取り付けねじ95
は、図15の図(b)の状態に示されている。
【0042】この状態から、取り付けねじ95の頭部9
6を持って軸方向、図示右方向へ図(c)に示されるよ
うに移動させることによりねじ部97はスペーサ91の
凹部93と、第1の取り付け面42のねじ挿通孔43と
の内部に位置し、ねじ部97は第1の取り付け面42か
ら突出しないようになる。スペーサ91内部のねじ孔9
2にねじ部97の端部が係合することで抜けることはな
い。
【0043】また、図14で上下の操作レバー取り付け
部49には、シェルフ22にプリント板ユニット21を
挿入しコネクタどうしのプラグイン接続または引き出し
時に操作するための梃子式の操作レバー99がピン挿入
孔51にスプリングピンを挿入することによって取り付
けられている。この操作レバー99は公知なものである
から具体的詳細な説明は省略することとする。
【0044】図14のように組み立てられたプリント板
ユニット21は、その上下面ならびに両側面にねじ頭な
どの突出する部分が、唯一シールドカバー75を固定さ
せるためのねじ85以外に一切存在しておらず、平坦な
面によって構成されている。シールドカバー75の第1
の位置決め面81についても、プリント配線板65とは
接触することなく適宜わずかな間隔を介して位置決めさ
れており、第2の位置決め面82はシールドケース25
の中央部の位置決め面36に接触して図13に示されて
いるように位置決めされている。この接触はプリント配
線板65の切り欠き部69の部分によってプリント配線
板65に接することなくなされる。
【0045】このようにシールドケース25の位置決め
面36と、シールドカバー75の第2の位置決め面82
との接触位置決めされることは、シールドケース25と
シールドカバー75の背面側の中央部分の相互間が後述
するような理由によって接近するように変形することを
防止するために必要なことからである。それ以外の周囲
はシールドカバー75の側面板76の周囲端縁がシール
ドケース25の周囲と既述したように嵌まり合って位置
決めされており、このような変形が起こり得ないので、
背面側の対策としてである。
【0046】プリント配線板65の背面側コネクタ67
の周囲についても、シールドケース25ならびにシール
ドカバー75のいずれの部分とも接触することのないよ
うに必要とする適宜わずかな間隔が設けられているの
で、したがって、プリント配線板65の背面側はシール
ドケース25とシールドカバー75とに対して分離状態
である。
【0047】図16はシェルフ22の要部正面図、図1
7は正面側の側断面図、図18は背面側の側断面図、を
それぞれに示し、これらを参照しながらシェルフ22に
ついて具体的に説明する。まず、図16を参照すると、
シェルフを構成する部材である図示横方向に延び上下に
所定間隔で対向する上面板101の前端面102および
下面板103の前端面104には、それぞれ所定間隔で
ねじ孔105と切り欠き部106とが左右方向へ交互に
形成されている。前端面102、104の位置は図17
から理解されるように、上面板101と下面板103と
の対向面よりも上下に折り曲げ形成されて離間した位置
に設けられている。
【0048】これらのねじ孔105と切り欠き部106
との対の組み合わせの対向間には、図18にも示される
ようにそれぞれに上下に細長く前面が開口する箱形のシ
ールド部材107(図1の符号23に相当)が背面板1
08に左右方向へ並列して箱形の底面が点溶接により取
り付けられている。なお、図17はシェルフ22の前面
側の側断面図であり、図18はシェルフ22の背面側の
側断面図として、理解を容易とするための都合上分割し
て図示してあることに注意されたい。符号の109はシ
ェルフ22の側板である。
【0049】背面板108は、上面板101と下面板1
03との背面側端面に結合されており、さらに、間隔部
材111を介して背面側にバックワイヤリングボード1
12が取り付け配置され、前面にコネクタ113が上下
2箇所に実装されている。上下の中心線は結合用のねじ
位置である。このコネクタ113はシールド部材107
の背面側の貫通孔から先端部がシールド部材107の内
面に覗かされている。なお、図16でコネクタ113の
端子配列などは図示煩雑となることから省略してある。
【0050】シールド部材107の内面周囲には、底面
側の平面部が点溶接して取り付けられ開口側方向の自由
端が山形に形成された接続用板ばねが上下と左右に対向
するようにして設けられている。接続用板ばねは薄いば
ね用金属板、たとえば、ばね用のステンレス鋼板からな
る。上下の接続用板ばね115は図18に示されるよう
であり、その中間部分には図16に示されるように一部
に切り欠き116が設けられており、左右の接続用板ば
ね117は図18に示されるように所定間隔に山形部分
が分離されるようにスリット118が設けられており、
このスリット118は図16にも示されているようであ
る。
【0051】シールド部材107の配列される前面方向
の上面板101と下面板103とには、図17、図18
に示されるように対向方向に向けてガイド121が形成
されている。このガイド121は上下対称位置に形成さ
れるがその左右方向の間隔はシールド部材107の配列
間隔に等しく、図16にその先端部分が示されている。
【0052】この状態について、上面板101と、下面
板103とに形成されたガイド部分のみの正面視断面を
示す図19を参照すると、一層よく理解し得る。すなわ
ち、ガイド121は左右方向隣接間が貫通孔122に形
成されており、上面板101と下面板103との僅かな
平面部分123とによるL字形に曲げ形成されている。
その間の貫通孔122が通気孔として機能するように構
成されている。
【0053】隣接するガイド121との間にわずかな間
隔を設けて二点鎖線に示される長方形の形状は、図14
で説明のプリント板ユニット21のシールドケース25
とシールドカバー75とで構成される正面視外形輪郭形
状である。このことからあえて説明するまでもなく容易
に理解されようが、この隣接するガイド121間にプリ
ント板ユニット21を挿入することによって左右方向は
四隅のガイド121にガイドされることから、左右方向
に傾くことなく、平面部分123によってもガイドされ
ることから、上下方向に傾くことなく、前後方向すなわ
ち、挿抜方向に確実容易に移動させることが可能とな
る。
【0054】図20は、シェルフ22の上面板101と
下面板103との対向間であり、隣接するガイド121
間にプリント板ユニット21を前面開口側から挿入さ
せ、コネクタ67、113どうしをプラグイン接続させ
た状態が示される。このように挿入させるには、コネク
タ67、113をプラグイン接続の直前状態位置に挿入
し、上下の操作レバー99先端の二股部分を図16に図
示の切り欠き部106に嵌め合わせ、レバー部分を手で
押し込む方向へ移動させることにより操作レバー99の
梃子作用で容易に挿入させてプラグイン接続させること
ができる。ついで、取り付けねじ95の頭部を図15の
図(c)の状態からねじ込む方向に回転させてシェルフ
22前端面102、104に設けられているねじ孔10
5にねじ込み、図15の図(b)の状態となるように締
めつけて固定させることにより図20の状態となる。
【0055】図20の状態およびその挿入過程におい
て、プリント板ユニット21の背面側先端がシェルフ2
2のシールド部材107の前面開口部から入り込むが、
図2で説明のシールドケース25の側面板31と上下の
段差面37と、図11で説明のシールドカバー75の段
差面77と、の4面で構成されるケース面が入り込むこ
とになる。
【0056】シールドケース25の側面板31とシール
ドカバー75の段差面77の両面はシールド部材107
の左右の接続用板ばね117を圧縮変形させるながら押
し込まれ、シールドケース25の上下の段差面37はシ
ールド部材107の上下の接続用板ばね115を圧縮変
形させながら押し込まれる。つまり、プラグイン接続さ
れた状態においては、これら各面31、77、37が、
それぞれの接続用板ばね117、115の弾性復元力に
よって圧接状態に接触することで相互が電気的に接続さ
れるこことなり、プリント板ユニット21の背面側のコ
ネクタ67を含む開口面周囲がすべてシールド部材10
7によって覆われシールドされることになる。
【0057】シールドケース25とシールドカバー75
とを取り付け固定させるための上下2本のねじ85の頭
部(図14に示す)は、上下の接続用板ばね115の切
り欠き116の部分に入り込み、板ばね115とは接触
干渉しないようになっている。左右の接続用板ばね11
7の復元力に押し付けられるシールドケース25の側面
板31とシールドカバー75の段差面77とは、その間
が弾性変形し接近させられるようになるが、シールドケ
ース25の中間部分の端面部36とシールドカバー75
の同じく中間部分の第2の位置決め面82とが接触して
いることにより変形しないよう間隔が維持されるので、
このことによってシールド効果が損なわれることがな
い。
【0058】また、既述したことであるが、プリント板
ユニット21の背面側はシールドケース25およびシー
ルドカバー75のいずれの部分とも接触することなく分
離状態であることから、シールド部材107に対するシ
ールドケース25とシールドカバー75との接触状態に
起因する相対位置の誤差が生じるとしても、これに関係
なくコネクタ67、113どうしの正確にして確実なプ
ラグイン接続状態が得られる。
【0059】逆には、コネクタ67、113どうしのプ
ラグイン接続状態によって、シールド部材107に対す
るシールドケース25とシールドカバー75との接触状
態に不干渉であり不都合を与えることがないものとなっ
ている。本発明の通信装置によれば、プリント板ユニッ
ト21の上下左右の周囲面には組み立て用のねじは、唯
一シールドカバー75を固定するためのねじ85(図1
4に示す)以外にはなく、突出する部分もないことから
図19で説明のようにシェルフ22内にプリント板ユニ
ット21を最大限高密度に接近させた状態に実装させる
ことができ、しかも隣接するガイド121間の貫通孔1
22によってプリント板ユニット21内部への上下の通
気孔39(図2に示す)に対して全面的に効率よく通気
を行なわせることが可能なものともなっている。
【0060】シールドケース25の上下面板101、1
03の内面の補強金具55、59の通気孔58との組み
合わせは、通気孔39と58とによる孔の長さが長くな
ることから、この孔を介しての電磁波の通過が制限され
補強されることとなる。図21は、本発明の第2の一実
施の形態にかかるプリント配線板65Aの側面図であっ
て、基本的には図8で説明のプリント配線板65と同様
なことから同等部分には同一符号を付して説明する。プ
リント配線板65Aの正面側には2つの正面側コネクタ
66と、背面側にも2つの背面側コネクタ67と、が実
装されている。同様に端子部分や取り付け手段なども図
示省略してあり、プリント配線板自体の回路パターンや
電子部品なども図示していない。
【0061】図示されるように、方形なプリント配線板
65Aの前面側には上下方向の3箇所に取り付け孔12
5と、背面側の中央部分に切り欠き部69と、が形成さ
れている。この取り付け孔125は上下方向に長円形で
あって、その短径寸法は取り付けねじのねじ径よりも、
後述するように大きな所定径に設定されている。このプ
リント配線板65Aを図2で説明のシールドケース25
の内部に取り付けるこについては、図22の要部拡大の
平面視断面図(a)と、側面図(b)と、を参照して説
明する。
【0062】図(a)は、シールドケース25の前面板
27に取り付けられた取り付け金具44の部分における
プリント配線板65Aを断面した図であり、取り付け孔
125内に、その短径よりもわずかに小径な円形管状の
スペーサ126を嵌め込み、取り付け孔125よりも大
径な平座金127を用いてねじ71をねじ孔45にねじ
込んで取り付けた状態が示されている。
【0063】また、この管状のスペーサ126の長さは
プリント配線板65Aの厚さよりも適宜わずかに長く設
定されていることから、取り付け金具44の面と平座金
127との対向間にはプリント配線板65Aの両側面と
の間にわずかな隙間が与えられていることが示されてい
る。図(b)は、ねじ71の頭部を図示省略して示した
側面図であり、管状のスペーサ126と取り付け孔12
5との関係を理解するためのものである。図から明らか
なように、管状のスペーサ126の図示向こう側と手前
側である上下方向に取り付け孔125の長径側が位置し
て両方へ可動可能な隙間があり、取り付け孔125の短
径方向である左右方向には管状のスペーサ126の周囲
との間にほとんど隙間が存在しないことが理解されよ
う。このようなことは、3箇所の取り付け孔125とも
に同一であり共通することである。
【0064】以上の構成になるプリント配線板65Aの
取り付けられたプリント板ユニット21を既述した実施
の形態と同様にシェルフ22にプラグイン接続させるこ
とで、シェルフに対する接続状態は同等であるが、相違
する点はプリント配線板65Aの正面側が取り付け孔1
25と管状のスペーサ126とによって固定されること
なく左右方向と上下方向とに可動可能な状態に取り付け
られたことにより、より一層のプリント板ユニット21
内におけるシールドケース25とプリント配線板65A
との自由度が生じ、シールドケース25がシェルフ22
によって位置が規制されるとしてもプリント配線板65
Aはその影響を受けることなく、バックワイヤリングボ
ード112とのコネクタどうしの接続が確実正確なもの
となる。さらには、正面視で左右方向への傾斜も可能な
ことに注目すべきである。ここで重要なことは、必要と
する以上の自由度を与えることがないように設定させて
いることに注意すべきであって、そうでないとコネクタ
どうしの正確なプラグイン接続に影響をあたえるからで
ある。
【0065】図23は、図20に対応させたシェルフ2
2にプリント板ユニット21を挿入した状態の一ユニッ
ト分を対象に要部のみの平面視断面図であるが、プリン
ト板ユニット21は図21、図22で説明のプリント配
線板65Aの場合として示される。図23においては、
理解を容易とするためにガイド121に隣接する他のプ
リント板ユニットの部分を図示していない。
【0066】図24は、本発明の第3の一実施の形態に
かかるプリント板ユニット131のシールドケース13
2の側面図であり、図25に平面図、図26に正面図、
として示される。シールドケース132はケース本体1
33、前面板134、前面板134の上下に付加される
対の取り付け用金具28、とからなる。ケース本体13
3は、一方の側面板136と、側面板の3方がそれぞれ
直角に折り曲げられてなる正面板137、上面板13
8、下面板139と、それらの端縁が側面板136と平
行に折り曲げられた端面部141と、側面板136の背
面側が傾斜面により中央部寄りに折り曲げられて上下部
と中間部との3箇所に延在され側面板136とは傾斜す
る位置決め面142と、からなる。
【0067】上面板138と下面板139とには、左右
方向の中間部に前後方向に形成された凹溝143によっ
てシールドケース132が区分され、正面視左右に第1
のユニット部144と第2のユニット部145とに形成
されている。上面板138と下面板139の背面側の対
向面が、第1のユニット部144と第2のユニット部1
45のそれぞれの上下面部分が接近するように折り曲げ
られた段差面146に形成されており、この段差面14
6にはそれぞれに背面側に開口する切り欠き溝147が
設けられている。
【0068】図25の平面図に示されるように、段差面
146は凹溝143の幅で左右に分割されており、第1
のユニット部144と第2のユニット部145とにそれ
ぞれ対応して設けられている。この段差面146の分割
された箇所には凹溝143の幅と対応した幅の溝状に折
り曲げ形成された仕切りでもある支柱148が上面板1
38と下面板139との間に溶接接合されて設けられて
おり、その一側面は第2のユニット部145の側面板1
49として背面方向に延ばされ、先端が傾斜面により中
央部寄りに折り曲げられて上部の長い部分と下端部との
位置決め面151に形成されている。
【0069】上面板138には、図25に示されるよう
に、第1のユニット部144と第2のユニット部145
とにそれぞれ二点鎖線に示される範囲内に微小にして多
数の通気孔152が形成されている。この通気孔152
は下面板139にも同様に形成されている。正面板13
7の中間部で端面部141とはわずかな間隔を介して並
行するL形のガイド板41が溶接して設けられている。
【0070】このケース本体133は、比較的に薄板な
金属板、たとえばステンレス鋼板を加工して形成された
ものである。前面板134はケース本体133の幅およ
び高さと同じ寸法であり高さ方向の両端部分が前方に折
り曲げられ、さらに上下方向に曲げられた第1の取り付
け面153に形成されており第1の取り付け面153の
片側寄りには、ねじ挿通孔154が設けられている。
【0071】前面板134には、第1のユニット部14
4の位置に対応して上下と中間部との3箇所にL形の取
り付け金具44が溶接して設けられてあり、第2のユニ
ット部145の位置に対応しては中間部と下方部との2
箇所に取り付け金具44が設けられ、ケース本体133
の貫通孔を通してケース本体の内部に突設されており、
突設面にはねじ孔45が形成されている。
【0072】ケース本体133と前面板134との第1
のユニット部144に対応する部分には後述するコネク
タを覗かせる長孔46が、それぞれ2箇所に形成されて
いる。上下一対の取り付け用金具28は乙字形に折り曲
げられて対称形をなし、一端部側は前面板134の面に
接して溶接して取り付けられており、他端部側は前面板
134の第1の取り付け面153と対向として先端部が
第1の取り付け面153よりも前方に突設されるととも
に所定間隔に並行する第2の取り付け面47に形成さ
れ、その中央部には孔48が設けられている。
【0073】取り付け用金具28の前面板134と接す
る部分は第1の取り付け面153の側面に並行するよう
に、前面板134とは直角方向に折り曲げられて、シェ
ルフへの挿抜用の梃子式の操作レバー取り付け部49に
形成され、その面にはピン挿入孔51が設けられてい
る。上記前面板134は、ケース本体133の板厚より
も厚いステンレス鋼板であり、取り付け用金具28の厚
さは、前面板134よりも、さらに厚くしてあり、シェ
ルフへの取り付け時の機械的強度を確保している。
【0074】図4および図5を参照して説明の、第1の
接続用板ばね52を複数そなえた補強金具55が、図2
7に示されるようにシールドケース132の下面側、そ
れも第2のユニット部145の部分の内面に点溶接によ
って取り付けられる。図27は図24の矢視A−Aに示
される断面図であり、背面側から見たケース本体133
部分のみの正面側の内面が示されている。
【0075】すなわち、下面板139の内面に相互の面
どうしを対向接触させるようにして取り付けるのである
が、長い幅の側面57と下面板139の端面部141の
内面との間に間隔を設けるようにしている。この間隔内
に第1の接続用板ばね52が介在されるが、さらに僅か
な空間が端面部141の内面とばね部54との間に設け
られる。
【0076】補強金具55とケース本体133との取り
付けは互いの面どうしの部分を複数箇所点溶接して取り
付けることが行なわれる。また、たがいのケース本体1
33側の通気孔152と補強金具55の通気孔58と
は、その孔の大きさと位置関係、数量などはすべて一致
するように設定されている。補強金具55はケース本体
133と同様の厚さのステンレス鋼板であり、第1の接
続用板ばね52はばね用のステンレス鋼板でなる。
【0077】詳細な図示は省略するが、ケース本体13
3の上面板138の第2のユニット部145の部分の内
面にも同様な対称形の構成で、第1の接続用板ばね5
2、狭幅な側面56、長い幅の側面57、通気孔58を
そなえる補強金具59が、同様にして取り付けられてい
る。これらの補強金具55、59は図24の側面図に
も、その一部分が見えることから図示されている。
【0078】さらには、第1のユニット部144の上面
板138、下面板139の内面にも同様な、狭幅な側
面、通気孔をそなえる対称形の補強金具155、156
が、同様にして取り付けられるが、この補強金具15
5、156には第1の接続用板ばね52が設けられてお
らず、したがって、長い幅の側面もそなえていないが上
面板138と下面板139との通気孔152とは、その
通気孔の大きさ、位置、数量が一致している。
【0079】図7を参照して説明の第2の接続用板ばね
61が、図27を参照すると、ケース本体133の正面
板137の内面に点溶接して取り付けられているが、そ
の取り付け状態は正面板137の端面部141の内面に
対してばね部分63の頂点が、図6の部分拡大の平面視
断面図を参照して説明のように、わずかな間隔を介して
上下方向にそわせて位置決めし取り付けられている。
【0080】以上のようであって、シールドケース13
2の側面板136と対向する片側の側面は、周囲の端面
部141で囲まれるようであり、その内面側が解放され
るようになっている。図21を参照して説明のプリント
配線板65Aが第1のユニット部144の3箇所の取り
付け金具44に、図22を参照して説明のようにして管
状のスペーサ126とねじ71とを組み合わせて取り付
ける。これについては図示を省略しているので既述の説
明を参照して理解されたい。
【0081】また、第2のユニット部145には図21
のプリント配線板65Aと同様であるが、正面側コネク
タ66をそなえず、背面側コネクタ67についても下方
側のみをそなえたプリント配線板157が管状のスペー
サ126とねじ71とを組み合わせて2箇所の取り付け
金具44に取り付けられる。これについても同様に理解
可能なことから図示を省略する。
【0082】図28には、第1のシールドカバー161
の側面図(a)と、平面図(b)と、が示される。第1
のシールドカバー161は、側面板162と、平面視で
背面側が側面板162に対して段差面163と、背面側
が側面板162に対して傾斜面164を介して直角方向
に折り曲げられた背面板165と、その先端部分は背面
方向に突出される上部の第1の位置決め面166と、中
央部分の第2の位置決め面167と、下端部の第3の位
置決め面168と、からなる。
【0083】図(a)に示されるように、側面板162
に対して段差面163、傾斜面164、背面板165の
上下方向の長さは短く設定されており、これらを結合す
るとともに補強するように上下にそれぞれ端面板169
が溶接して取り付けられており、上下面にはそれぞれね
じ孔171が設けられている。この第1のシールドカバ
ー161についてもケース本体13とおなじ厚さのステ
ンレス鋼板から製される。ただし端面板169の板厚さ
は厚い。
【0084】図29には、第2のシールドカバー175
の側面図(a)と、平面図(b)と、が示される。第2
のシールドカバー175は、平面視コの字形で上下方向
に延びる溝形部176と、その一側面が背面方向に延び
る側面板177と、背面側が側面板177に対して傾斜
面178を介して直角方向に折り曲げられた背面板17
9と、その先端部分は背面方向に突出される中央部の傾
斜面でなる第1の位置決め面181と、その上下の第2
の位置決め面182と、上下端部の第3の位置決め面1
83と、からなる。
【0085】これらの、側面板177と背面板179と
を結合するとともに補強するように上下にそれぞれ端面
板184が溶接して取り付けられており、上下面にはそ
れぞれねじ孔185が設けられている。この第2のシー
ルドカバー175についても第1のシールドカバー16
1とおなじ厚さのステンレス鋼板から製される。第1の
シールドカバー161および第2のシールドカバー17
5をシールドケース132に嵌め合わせて組み立てるこ
とについて図30の平面視断面図を参照して説明する。
図30のシールドケース132は既述したようにしてプ
リント配線板65Aならびに157が取り付けられた状
態である。
【0086】第1のシールドカバー161と第2のシー
ルドカバー175とをシールドケース132の背面側に
図示状態に位置させて、第1のシールドカバー161の
側面板162をシールドケース132の解放された側
面、すなわち、上下の補強金具55および59の長い幅
の側面57と、シールドケース132の端面部141
と、の対向間に挿入させる。側面板162の上下方向の
幅はシールドケース132の上面板138と下面板13
9との対向間の内面幅に、わずかな隙間が与えられる程
度に等しく設定されていることから挿入可能である。
【0087】側面板162は補強金具55、59の長い
幅の側面57と端面部141との対向間に案内され挿入
されるにしたがって、内面側が第1の接続用板ばね52
と接触しさらに挿入されることで第1の板ばね52を押
さえ弾性変形させることとなり、その弾性復元力によっ
て外面側が端面部141の内面に圧接摺動する。複数の
第1の接続用板ばね52すべてによって側面板162の
上下面がシールドケース132に電気的に接続される。
【0088】挿入の最後で、側面板162の前方端縁が
第2の接続用板ばね61のばね部分63とシールドケー
ス132の正面板137の端面部141との対向間に押
し込まれることにより、この部分でも同様にして電気的
に接続される。押し込まれるに先だって中央部分がガイ
ド板41によって対向間に案内される。つまり、第1の
シールドカバー161の3方の面、すなわち、シールド
ケース132の側面の解放面すべてが第1のシールドカ
バー161によって覆われることになる。この状態が図
31に示される。
【0089】以上のようにして挿入されると、第1のシ
ールドカバー161の背面側上下の端面板169が、シ
ールドケース132背面上下の段差面146の対向間の
内部に丁度嵌まり込み、端面板169のねじ孔171が
段差面146の切り欠き溝147と一致するので、切り
欠き溝147からねじ186ををねじ込み締めつけ固定
させることにより第1のシールドカバー161はシール
ドケース132に結合固定される。
【0090】つぎに、第2のシールドカバー175をシ
ールドケース132に嵌め合わせ組み立てるには、シー
ルドケース132の第1のユニット部144の背面側に
図示状態位置から支柱148の溝状部分に第2のシール
ドカバー175の溝形部176を嵌め込ませることによ
り、上下の端面板184がシールドケース132の上下
の段差面146の対向間の内部に丁度嵌まり込み、端面
板184のねじ孔185が段差面146の切り欠き溝1
47と一致するので、切り欠き溝147からねじ186
をねじ込み締めつけ固定させることで第2のシールドカ
バー175はシールドケース132に結合固定される。
このようにして、第2のシールドカバー175の側面板
177によってプリント配線板65Aの背面側と、背面
側コネクタ67とが覆われることとなる。この状態が図
31に示される。
【0091】シールドケース132の取り付け用金具2
8にシェルフ22への取り付けねじ95を組み立てるこ
とについては、図15を参照して説明と同じであること
から、ここでの説明を省略するので既述の説明を図とと
もに参照して理解されたい。ただし、図15ならびに説
明のシールドケースの符号25を132に、前面板27
を134に、第1の取り付け面42を153に、ねじ挿
通孔43を154に、置き換えることが必要である。
【0092】また、取り付け用金具28の操作レバー取
り付け部49に対して操作レバー99を組み合わせ、ス
プリングピンをピン挿入孔51に挿入することによって
取り付けることについても同様である。本実施の形態に
なるプリント板ユニット131においても、その上下面
ならびに両側面にねじ頭などの突出する部分が、唯一第
1、第2のシールドカバー161、175を固定させる
ためのねじ186以外に一切存在しておらず、平坦な面
によって構成されている。
【0093】図31を参照すると、シールドケース13
2の背面側の、第1のユニット部144における位置決
め面142はプリント配線板65Aならびに背面側コネ
クタ67とは接触することなく、適宜な間隔を隔ててい
る。中央部の位置決め面142は第2のシールドカバー
175の第1の位置決め面181と接して外部からの押
圧力に耐えて相互の間隔を維持するように位置決めして
いる。
【0094】第2のシールドカバー175の第2の位置
決め面182、第3の位置決め面183についてもプリ
ント配線板65Aの面に接触することなく、適宜の間隔
を隔てている。このようにプリント配線板65Aとは間
隔を隔てた位置決め面は、プリント配線板が所定位置よ
りも大きく移動することのないように位置決めするよう
に機能する。
【0095】シールドケース132の、第2のユニット
部145における位置決め面151の上方の長い位置決
め面151は、第1のシールドカバー161の第1の位
置決め面166と接して外部からの押圧力に耐えて相互
の間隔を維持するように位置決めしている。下端部の位
置決め面151と、第1のシールドカバー161の第2
の位置決め面167、第3の位置決め面168と、は背
面側のコネクタ67とは接触することなく、プリント配
線板157の面とも接触することなく、適宜の間隔を隔
てている。このようにプリント配線板157とは間隔を
隔てた位置決め面は、プリント配線板が所定位置よりも
大きく移動することのないように位置決めするように機
能する。
【0096】したがって、プリント配線板65A、15
7の背面側は、シールドケース132、第1のシールド
カバー161、第2のシールドカバー175、に対して
分離状態である。上記、プリント板ユニット131を図
16ないし図19で説明のシェルフ22に挿入しプラグ
イン接続させることについて、以下に、シェルフ22に
プリント板ユニット131が挿入された状態の図32の
平面視断面図を参照して説明する。図32においても、
理解を容易とするためにガイド121に隣接する他のプ
リント板ユニットの部分を図示煩雑となることから図示
していない。
【0097】シェルフ22の上面板101と下面板10
3との対向間であり、隣接するガイド121とさらに隣
接するガイド121間にプリント板ユニット131を前
面開口側から挿入させコネクタ67、113どうしをプ
ラグイン接続させた状態が示される。つまり、3箇所の
ガイド121の中間部のガイド121をシールドケース
132の上面板138と下面板139との中間部の凹溝
143によって跨いだ形に挿入される。
【0098】このように挿入させるには、図20をも参
照し、コネクタ67、113をプラグイン接続の直前状
態の位置に挿入し、上下の操作レバー99先端の二股部
分を図16に図示される切り欠き部106に嵌め合わ
せ、レバー部分を手で押し込む方向へ移動させることに
より操作レバー99の梃子作用で容易に挿入させてプラ
グイン接続させることができる。ついで、取り付けねじ
95の頭部を図15の図(c)の状態からねじ込む方向
に回転させてシェルフ22前端面102、104に設け
られているねじ孔105にねじ込み、図15の図(b)
の状態となるように締めつけて固定させることにより図
20の状態でもある図32の状態とすることができる。
【0099】図32の状態およびその挿入過程におい
て、プリント板ユニット131の背面側先端がシェルフ
22の隣接する2組のシールド部材107の前面開口部
から入り込むが、図24、25で説明のシールドケース
132の側面板136、149と上下の段差面146
と、図28、29で説明の第1、第2のシールドカバー
161、175の段差面163と側面板177と、のそ
れぞれの4面で構成されるケース面が入り込むことにな
る。
【0100】シールドケース132の側面板136と第
2のシールドカバー175の側面板177、および第1
のシールドカバー161の段差面163と支柱148の
側面板149、それぞれの両面は2組のシールド部材1
07の左右の接続用板ばね117を圧縮変形させながら
押し込まれ、シールドケース132の上下の段差面14
6は同様にシールド部材107の上下の接続用板ばね1
15を圧縮変形させながら押し込まれる。つまり、プラ
グイン接続された状態においては、これら各面177、
163、149、146が、それぞれの接続用板ばね1
17、115の弾性復元力によって圧接状態に接触する
ことで相互が電気的に接続されることとなり、プリント
配線板ユニット131の背面側のコネクタ67を含む開
口面周囲がすべてシールド部材107によって覆われシ
ールドされることになる。
【0101】シールドケース132と第1、第2のシー
ルドカバー161、175とを取り付け固定させるため
の上下2本のねじ186の頭部は、上下の接続用板ばね
115の切り欠き116の部分に入り込み、板ばね11
5とは接触干渉しないようになっている。左右の接続用
板ばね117の復元力に押し付けられるシールドケース
132の側面板136と第2のシールドカバー175の
側面板177、および支柱148の側面板149と第1
のシールドカバー161の段差面163、とは、それら
の間が弾性変形し接近させられるようになるが、シール
ドケース132の中間の位置決め面142と第2のシー
ルドカバー175の第1の位置決め面181との接触、
および支柱148の上側の長い位置決め面151と第1
のシールドカバー161の第1の位置決め面166との
接触がなされていることによって、いずれもが変形しな
いよう間隔が維持されるので、シールド効果が損なわれ
ることはない。
【0102】プリント配線板65A、157が可動可能
な状態に支持されているが上下方向の左右方向に移動可
能であるものの、その移動可能な範囲は限定されてお
り、シールドケースの位置に規制されることなくコネク
タ67、113相互にそなわるガイド機能によってプラ
グイン接続はなんらの問題なく行なわれる。また、既述
したことではあるが、プリント板ユニット131の背面
側はシールドケース132および第1、第2のシールド
カバー161、175のいずれの部分とも接触すること
なく分離状態であることから、シールド部材107に対
するシールドケース132と第1、第2のシールドカバ
ー161、175との接触状態に起因する相対位置の誤
差が生じるとしても、これに関係なくコネクタ67、1
13どうしの正確にして確実なプラグイン接続状態が得
られる。
【0103】逆には、コネクタ67、113どうしのプ
ラグイン接続状態によって、シールド部材107に対す
るシールドケース132と第1、第2のシールドカバー
161、175との接触状態に不干渉であり不都合を与
えることがないものとなっている。本発明の通信装置に
よっても、プリント板ユニット131の上下左右の周囲
面には組み立て用のねじは、唯一第1、第2のシールド
カバー161、175を固定するためのねじ186以外
にはなく、突出する部分もないことから図32で説明の
ようにシェルフ22内にプリント板ユニット131、2
1を最大限度に接近させた状態に実装させることがで
き、しかも隣接するガイド121間の貫通孔122によ
ってプリント板ユニット131、21内部への上下の通
気孔152、39に対して全面的に効率よく通気を行な
わせることが可能なものともなっている。
【0104】シールドケース132の上下面板138、
139の内面の補強金具55、59、155、156の
通気孔58との組み合わせは、通気孔152とによる孔
の長さが長くなることから、この孔を介しての電磁波の
通過が制限され補強されることとなる。 (付記1) プリント配線板を有するプリント板ユニッ
トがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリング
ボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される通
信装置であって、上記プリント板ユニットは片側の側面
が解放されたシールドケースによってプリント配線板の
周囲が覆われるとともにプリント配線板の前面側のみが
シールドケースに取り付けられ背面側のプラグイン接続
用コネクタ側がシールドケースとは分離状態で可動可能
であり解放された側面に対してシールドケースの背面側
から着脱可能に挿入されるシールドカバーによって解放
された側面が遮蔽されることを特徴とする通信装置。 (付記2) プリント配線板を有するプリント板ユニッ
トがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリング
ボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される通
信装置であって、上記プリント板ユニットは片側の側面
が解放されたシールドケースによってプリント配線板の
周囲が覆われるとともにプリント配線板の前面側のみが
シールドケースに左右方向と上下方向とに可動可能に取
り付けられ背面側のプラグイン接続用コネクタ側がシー
ルドケースとは分離状態で可動可能であり解放された側
面に対してシールドケースの背面側から着脱可能に挿入
されるシールドカバーによって解放された側面が遮蔽さ
れること特徴とする通信装置。 (付記3) プリント配線板を有するプリント板ユニッ
トがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリング
ボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される通
信装置であって、上記プリント板ユニットは片側の側面
が解放されたシールドケースによってプリント配線板の
周囲が覆われるとともにプリント配線板の前面側のみが
シールドケースに取り付けられ背面側のプラグイン接続
用コネクタ側がシールドケースとは分離状態で可動可能
であり解放された側面に対してシールドケースの背面側
から着脱可能に挿入されるシールドカバーの周囲がシー
ルドケースの周囲端面に対向して設けられた接続用板ば
ねとの対向間に弾性接触し接続されることにより解放さ
れた側面が遮蔽されることを特徴とする通信装置。 (付記4) プリント配線板を有するプリント板ユニッ
トがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリング
ボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される通
信装置であって、上記プリント板ユニットは片側の側面
が解放されたシールドケースによってプリント配線板の
周囲が覆われるとともに解放された側面に対してシール
ドケースの背面側から着脱可能に挿入されるシールドカ
バーによって解放された側面が遮蔽され、上記シェルフ
はバックワイヤリングボード前面のプラグイン接続用の
コネクタを囲むとともに前面側が解放された箱形で内側
側面に接続用板ばねをそなえたシールド部材をそなえて
なり、上記プリント板ユニットがシェルフに挿入される
ことにより周囲を覆うシールドケースとシールドカバー
とがシールド部材に嵌まり合い接続用板ばねと弾性接触
し接続されることを特徴とする通信装置。 (付記5) 複数のプリント配線板を並列に有するプリ
ント板ユニットがシェルフに挿入され複数のプリント配
線板の並列するコネクタがバックワイヤリングボードの
コネクタとプラグイン接続される通信装置であって、上
記プリント板ユニットは片側の側面が解放されたシール
ドケースによってプリント配線板の周囲が覆われるとと
もにプリント配線板の前面側のみがシールドケースに取
り付けられ背面側のプラグイン接続用コネクタ側がシー
ルドケースとは分離状態で可動可能であり解放された側
面に対してシールドケースの背面側から着脱可能に挿入
されるシールドカバーによって解放された側面と複数の
プリント配線板のコネクタが遮蔽されることを特徴とす
る通信装置。
【0105】(付記6) 複数のプリント配線板を並列
に有するプリント板ユニットがシェルフに挿入され複数
のプリント配線板の並列するコネクタがバックワイヤリ
ングボードのコネクタとプラグイン接続される通信装置
であって、上記プリント板ユニットは片側の側面が解放
されたシールドケースによってプリント配線板の周囲が
覆われるとともにプリント配線板の前面側のみがシール
ドケースに取り付けられ背面側のプラグイン接続用コネ
クタ側がシールドケースとは分離状態で可動可能であり
解放された側面に対してシールドケースの背面側から着
脱可能に挿入されるシールドカバーによって解放された
側面と複数のプリント配線板のコネクタが遮蔽され、上
記シェルフはバックワイヤリングボード前面のプラグイ
ン接続用のコネクタを囲むとともに前面側が解放された
箱形で内側側面に接続用板ばねをそなえたシールド部材
をそなえてなり、上記プリント板ユニットがシェルフに
挿入されることにより並列するプラグイン接続用コネク
タの周囲をそれぞれに覆うシールドケースとシールドカ
バーとが並列するシールド部材にそれぞれ嵌まり合いそ
れぞれ接続用板ばねと弾性接触し接続されることを特徴
とする通信装置。
【0106】(付記7) 付記1ないし付記6のいずれ
かに記載の通信装置において、シールドケースとシール
ドカバーとの背面側にプリント配線基板ならびにコネク
タに接触することのない位置決め面をそなえ相互の位置
決め面どうしを接触させることによりシールドケースと
シールドカバーとの背面側間隔を維持させるようにした
ことを特徴とする通信装置。
【0107】
【発明の効果】以上、詳細に説明のように本発明の通信
装置によると、プリント板ユニット単位での確実なシー
ルドを行なうことができるので、プリント板ユニット相
互間での電磁波障害防止を図ることができ、さらには、
シェルフ側についても同様なシールド部材をそなえてシ
ールド構成となし得ることからプラグインコネクタを含
めた全体をユニット単位でシールドすることができる実
用上の効果はきわめて顕著である。
【0108】しかもシールド構造とは独立にプリント配
線基板とバックワイヤリングボードとのコネクタどうし
のプラグイン接続が行なえるので電気的な接続がシール
ド構造に影響されることなく確実なコネクタ接続がなさ
れる。このような独立したシールド構造とすることで、
内部での発火をしたとしても延焼防止機能をそなえる。
など、種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明通信装置の一実施の形態の分離状態斜視
図である。
【図2】シールドケースの側面図と平面図である。
【図3】シールドケースの正面図である。
【図4】第1の接続用板ばねの平面図と側面図である。
【図5】補強金具の平面図と側面図である。
【図6】図2の矢視A−A断面図である。
【図7】第2の接続用板ばねの三面図である。
【図8】プリント配線板の側面図と平面図である。
【図9】プリント配線板の正面図である。
【図10】シールドケースにプリント配線板を取り付け
た状態の側面図である。
【図11】シールドカバーの側面図と平面図である。
【図12】シールドケースとシールドカバーとの組み立
て説明図(その1)である。
【図13】シールドケースとシールドカバーとの組み立
て説明図(その2)である。
【図14】プリント板ユニットの側面図である。
【図15】シールドケースに取り付けねじを組み立てる
説明図である。
【図16】シェルフの要部正面図である。
【図17】シェルフの要部側断面図(その1)である。
【図18】シェルフの要部側断面図(その2)である。
【図19】シェルフの正面視中間部断面図である。
【図20】シェルフにプリント板ユニットを挿入した状
態の側断面図である。
【図21】本発明第2の一実施の形態にかかるプリント
配線板の側面図である。
【図22】図20のプリント配線板のシールドケースへ
の取り付け説明図である。
【図23】シェルフにプリント板ユニットを挿入した状
態の平面視断面図である。
【図24】本発明第3の一実施の形態にかかるシールド
ケースの側面図である。
【図25】シールドケースの平面図である。
【図26】シールドケースの正面図である。
【図27】図24の矢視A−A断面図である。
【図28】第1のシールドカバーの側面図と平面図であ
る。
【図29】第2のシールドカバーの側面図と平面図であ
る。
【図30】シールドケースとシールドカバーとの組み立
て説明図(その1)である。
【図31】シールドケースとシールドカバーとの組み立
て説明図(その2)である。
【図32】シェルフにプリント板ユニットを挿入した状
態の平面視断面図である。
【図33】従来の通信装置の概略の分離状態斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 プリント板ユニット 2 金属基板 3 プリント配線板 4 正面板 5 コネクタ 6 ねじ 7 板ばね 11 シェルフ 12 側面板 13 連結部材 14 コネクタ 15 バックワイヤリングボード 16 板ばね 21 プリント板ユニット 22 シェルフ 23 シールド部材 25 シールドケース 26 ケース本体 27 前面板 28 取り付け用金具 31 側面板 32 正面板 33 上面板 34 下面板 35 端面部 36 位置決め面 37 段差面 38 切り欠き溝 39 通気孔 41 ガイド板 42 第1の取り付け面 43 ねじ挿通孔 44 取り付け金具 45 ねじ孔 46 長孔 47 第2の取り付け面 48 孔 49 操作レバー取り付け部 51 ピン挿入孔 52 第1の接続用板ばね 53 平坦面部分 54 ばね部 55 補強金具 56 狭幅な側面 57 長い幅の側面 58 通気孔 59 補強金具 61 第2の接続用板ばね 62 平面板部分 63 ばね部分 64 貫通孔 65 プリント配線板 65A プリント配線板 66 正面側コネクタ 67 背面側コネクタ 68 取り付け孔 69 切り欠き部 71 ねじ 75 シールドカバー 76 側面板 77 段差面 78 傾斜面 79 背面板 81 第1の位置決め面 82 第2の位置決め面 83 端面板 84 ねじ孔 85 ねじ 91 スペーサ 92 ねじ孔 93 凹部 95 取り付けねじ 96 頭部 97 ねじ部 98 軸部 99 操作レバー 101 上面板 102 前端面 103 下面板 104 前端面 105 ねじ孔 106 切り欠き部 107 シールド部材 108 背面板 109 側板 111 間隔部材 112 バックワイヤリングボード 113 コネクタ 115 上下の接続用板ばね 116 切り欠き 117 左右の接続用板ばね 118 スリット 121 ガイド 122 貫通孔 123 平面部分 125 取り付け孔 126 管状のスペーサ 127 平座金 131 プリント板ユニット 132 シールドケース 133 ケース本体 134 前面板 136 側面板 137 正面板 138 上面板 139 下面板 141 端面部 142 位置決め面 143 凹溝 144 第1のユニット部 145 第2のユニット部 146 段差面 147 切り欠き溝 148 支柱 149 側面板 151 位置決め面 152 通気孔 153 第1の取り付け面 154 ねじ挿通孔 155、156 補強金具 157 プリント配線板 161 第1のシールドカバー 162 側面板 163 段差面 164 傾斜面 165 背面板 166 第1の位置決め面 167 第2の位置決め面 168 第3の位置決め面 169 端面板 171 ねじ孔 175 第2のシールドカバー 176 溝形部 177 側面板 178 傾斜面 179 背面板 181 第1の位置決め面 182 第2の位置決め面 183 第3の位置決め面 184 端面板 185 ねじ孔 186 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大森 和範 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5E321 AA05 CC22 GG05 5E348 AA03 AA08 EE01 EE10 EE29 EE37 EF06 EF16 EF38 EF42 FF03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線板を有するプリント板ユニ
    ットがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリン
    グボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される
    通信装置であって、 上記プリント板ユニットは片側の側面が解放されたシー
    ルドケースによってプリント配線板の周囲が覆われると
    ともにプリント配線板の前面側のみがシールドケースに
    取り付けられ背面側のプラグイン接続用コネクタ側がシ
    ールドケースとは分離状態で可動可能であり解放された
    側面に対してシールドケースの背面側から着脱可能に挿
    入されるシールドカバーによって解放された側面が遮蔽
    されることを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 プリント配線板を有するプリント板ユニ
    ットがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリン
    グボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される
    通信装置であって、 上記プリント板ユニットは片側の側面が解放されたシー
    ルドケースによってプリント配線板の周囲が覆われると
    ともにプリント配線板の前面側のみがシールドケースに
    左右方向と上下方向とに可動可能に取り付けられ背面側
    のプラグイン接続用コネクタ側がシールドケースとは分
    離状態で可動可能であり解放された側面に対してシール
    ドケースの背面側から着脱可能に挿入されるシールドカ
    バーによって解放された側面が遮蔽されることを特徴と
    する通信装置。
  3. 【請求項3】 プリント配線板を有するプリント板ユニ
    ットがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリン
    グボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される
    通信装置であって、 上記プリント板ユニットは片側の側面が解放されたシー
    ルドケースによってプリント配線板の周囲が覆われると
    ともにプリント配線板の前面側のみがシールドケースに
    取り付けられ背面側のプラグイン接続用コネクタ側がシ
    ールドケースとは分離状態で可動可能であり解放された
    側面に対してシールドケースの背面側から着脱可能に挿
    入されるシールドカバーの周囲がシールドケースの周囲
    端面に対向して設けられた接続用板ばねとの対向間に弾
    性接触し接続されることにより解放された側面が遮蔽さ
    れることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 プリント配線板を有するプリント板ユニ
    ットがシェルフに挿入されシェルフのバックワイヤリン
    グボードとコネクタどうしによりプラグイン接続される
    通信装置であって、 上記プリント板ユニットは片側の側面が解放されたシー
    ルドケースによってプリント配線板の周囲が覆われると
    ともに解放された側面に対してシールドケースの背面側
    から着脱可能に挿入されるシールドカバーによって解放
    された側面が遮蔽され、 上記シェルフはバックワイヤリングボード前面のプラグ
    イン接続用のコネクタを囲むとともに前面側が解放され
    た箱形で内側側面に接続用板ばねをそなえたシールド部
    材をそなえてなり、 上記プリント板ユニットがシェルフに挿入されることに
    より周囲を覆うシールドケースとシールドカバーとがシ
    ールド部材に嵌まり合い接続用板ばねと弾性接触し接続
    されることを特徴とする通信装置。
JP2001177215A 2001-06-12 2001-06-12 通信装置 Expired - Fee Related JP4232356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001177215A JP4232356B2 (ja) 2001-06-12 2001-06-12 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001177215A JP4232356B2 (ja) 2001-06-12 2001-06-12 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002368457A true JP2002368457A (ja) 2002-12-20
JP4232356B2 JP4232356B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=19018089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001177215A Expired - Fee Related JP4232356B2 (ja) 2001-06-12 2001-06-12 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4232356B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005268806A (ja) * 2004-03-20 2005-09-29 Zi Imaging Ltd 電磁的にシールドされた接続を形成する装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005268806A (ja) * 2004-03-20 2005-09-29 Zi Imaging Ltd 電磁的にシールドされた接続を形成する装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4232356B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112510442B (zh) 背板连接器
US6722971B2 (en) Fan carrier, computer system and method of installing and removing a fan in a computer system
US6682368B2 (en) Electrical connector assembly utilizing multiple ground planes
EP0428294B1 (en) Deflectable contact for providing positive surface contact for shielding electromagnetic interference
US20060185888A1 (en) Electronic apparatus including cable holder
US20020012238A1 (en) Communication device and plug-in unit therefor
CN109643861B (zh) 用于高速信号传输的ffc/fpc连接器
CN113054485B (zh) 风扇连接器
JP2001015214A (ja) シールドコネクタと受け側コネクタの結合部構造
JP2019186373A (ja) 電子装置
JP4399497B2 (ja) プラグインユニット及び通信装置
US6554642B1 (en) Electrical connector
JP2002368457A (ja) 通信装置
US8295053B2 (en) Mounting component and electronic apparatus
JP2019036484A (ja) コネクタ・基板アセンブリ、電子機器、及び電子機器の組み立て方法
JP2014120341A (ja) コネクタ
JP3552378B2 (ja) 電子装置
US20120267489A1 (en) Connector mounting apparatus with emi shielding clip
JP2003023276A (ja) 電子機器の筐体構造
JP7163742B2 (ja) 電気コネクタ
JP2006344807A (ja) 電気機器
JP2022124007A (ja) アースプレートおよび電子機器
JP2001077576A (ja) 電子機器のシールド構造
JP4784405B2 (ja) 無線装置
JP2020115512A (ja) シールド部品及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040610

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040610

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees