JP2002367985A - 酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用 - Google Patents

酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用

Info

Publication number
JP2002367985A
JP2002367985A JP2001169756A JP2001169756A JP2002367985A JP 2002367985 A JP2002367985 A JP 2002367985A JP 2001169756 A JP2001169756 A JP 2001169756A JP 2001169756 A JP2001169756 A JP 2001169756A JP 2002367985 A JP2002367985 A JP 2002367985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
thin film
seed layer
lead
pzt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001169756A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Soyama
信幸 曽山
Kazumasa Maki
一誠 牧
Satoshi Fujita
悟史 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2001169756A priority Critical patent/JP2002367985A/ja
Publication of JP2002367985A publication Critical patent/JP2002367985A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 均質な表面モホロジーを有する微細でかつ均
一な鉛含有ペロブスカイト単層膜を酸化イリジウム電極
膜の上に白金層を介在せずに形成する。 【解決手段】 酸化イリジウムの薄膜上にシード層を設
けて結晶化し、その上に鉛系ペロブスカイト型酸化物を
成膜することを特徴とし、シード層として、TiOx、
PT、PZTなどを用いる成膜方法ないしその成膜体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸化イリジウム(I
rO2)薄膜を電極とし、鉛を含有するペロブスカイト型構
造の金属酸化物(以下、鉛系ペロブスカイト型酸化物ま
たはPZT等と云う)の薄膜を用いた電極構造におい
て、PZT等の結晶性に優れた成膜方法とその成膜方法
によって製造したキャパシタ等に関する。
【0002】
【従来技術】鉛系ペロブスカイト型酸化物の薄膜はその
優れた強誘電性、常誘電性特性から種々の誘電体デバイ
スへの応用が期待されている。その成膜用基板としてシ
リコン基板表面に白金電極を設けたもの(Pt/SiO2/Si)
が一般に用いられており、さらに結晶性や成膜性を高め
るためにシリコン基板と白金電極の間にチタンや酸化チ
タンの薄膜を介在させたもの(Pt/Ti/SiO2/Si、Pt/TiO2
/SiO2/Si)などが用いられている。ところが、従来の上
記薄膜構造は、PZT等の鉛と電極の白金とが反応しや
すいために鉛が基板側に拡散し、キャパシタの信頼特性
が十分ではなかった。
【0003】鉛の拡散を防ぐために酸化イリジウム(IrO
2)を電極に用いることも知られているが、酸化イリジウ
ムにPZT等を直接に成膜すると結晶核密度の低さから
PZT等の結晶組織が不均質となり、微小キャパシタと
して使う場合には特性のバラツキが大きい。また、PZ
T等の結晶配向性も白金電極の場合とは異なるために特
性自体も劣化すると云う問題があった。そこで、酸化イ
リジウム薄膜上に白金層を重ね、その上にPZT等を積
層することにより、白金層による高配向性、高結晶核密
度性をPZT等の成膜に利用し、さらに鉛の拡散を酸化
イリジウムによって遮断した基板構造(Pt/IrO2/SiO2/S
i)を有する鉛系ペロブスカイト型酸化物キャパシタが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にデバイスの集積
度を高めるには、キャパシタのサイズが出来るだけ小さ
いことが必要であり、キャパシタ自体の厚みも薄くして
アスペクト比を低減することも重要な課題となる。上記
酸化イリジウム電極を用いた鉛系ペロブスカイト型酸化
物キャパシターにおいて、酸化イリジウム薄膜上に良好
なPZT等の薄膜を直接に成膜できれば、白金層が不要
となり、積層数の低減やキャパシタの薄膜化が実現し、
集積度を高めるうえで非常に大きな利点となる。また、
白金の微細加工性についても難しい問題があるので、白
金層抜きで良好なキャパシタが得られれば加工信頼性に
おいても大きなメリットとなる。しかし、従来の基板構
造では、先に述べたように、酸化イリジウム薄膜上に良
好なPZT等の薄膜を直接に形成することは非常に困難
であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の上記課
題を解決した成膜方法とその成膜方法によって作成した
デバイス基板の構造体を提供する。すなわち、本発明は
以下の構成からなる成膜とその応用に関する。 (1)酸化イリジウムの薄膜上にシード層を積層し、こ
のシード層を結晶化した後に、その上に鉛系ペロブスカ
イト型酸化物を成膜することを特徴とする酸化イリジウ
ム薄膜上の成膜方法。 (2)シード層が酸化チタン(TiOx)、チタン酸鉛(PT)、
またはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の何れかである上記
(1)の成膜方法。 (3)鉛系ペロブスカイト型酸化物が、チタン酸ジルコ
ン酸鉛ランタン(PLZT)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、
チタン酸鉛ランタン(PLT)、またはチタン酸鉛(PT)の一
種または二種以上である上記(1)または(2)の成膜方法。 (4)成膜方法が化学溶液堆積(CSD)法である上記(1)、
(2)または(3)に記載する成膜方法。 (5) シリコン基板表面に酸化イリジウム薄膜の電極
層を設け、この酸化イリジウム薄膜上にシード層を積層
し、このシード層を結晶化した後に、その上に鉛系ペロ
ブスカイト型酸化物薄膜と電極層とを成膜したことを特
徴とする基板積層体。 (6)上記(5)に記載する基板積層体からなる電極構造
を有するキャパシタ。 (7)上記(6)に記載するキャパシタを有する不揮発性
メモリ。
【0006】本発明の成膜方法によれば、酸化イリジウ
ム薄膜上にシード層を設け、このシード層を結晶化し、
この上にPZT等を成膜するので、シード層の結晶配向
性がPZT膜等に利用され、酸化イリジウム薄膜上に白
金層を設けなくても、結晶配向性が良く、均質な表面モ
ホロジーを有する鉛系ペロブスカイト型酸化物薄膜を形
成することができる。しかも、鉛の拡散は酸化イリジウ
ム層によって遮断されるので、誘電体特性等の劣化を防
止することができ、信頼性の高いキャパシタを得ること
ができる。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明を実施例と共に具体的
に説明する。本発明の成膜方法は、基板表面の酸化イリ
ジウム薄膜の上にシード層を設け、このシード層を結晶
化した後に、その上に鉛系ペロブスカイト型酸化物を成
膜する方法である。基板にはシリコン基板等が用いられ
る。通常、シリコン基板表面には酸化被膜(二酸化珪素
被膜)が存在するが、本発明の成膜方法の対象は、この
酸化物被膜表面に酸化イリジウム薄膜を設けたもの、あ
るいは基板表面の酸化物被膜の上にチタン薄膜や二酸化
チタン薄膜の下地層を設け、その上に酸化イリジウム膜
を設けたものなど何れでも良く、基板表面と酸化イリジ
ウム薄膜との間の下地層は限定されない。この酸化イリ
ジウム薄膜は薄膜積層体の電極となる。
【0008】酸化イリジウム薄膜上にシード層を設けて
結晶化させる。シード層はこの上に設けるPZT膜等に
対して結晶化度を高めるものが用いられる。具体的に
は、例えば、酸化チタン(TiOx)、チタン酸鉛(PT)、また
はチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などが用いられる。シー
ド層の膜厚は10ナノメータ(nm)程度であれば良いが、この
膜厚に限定されない。このシード層を結晶化温度で加熱
処理することにより結晶化させる。結晶化温度はシード
層の組成にもよるが概ね450〜750℃で1〜10分
加熱すれば良く、これに限定されず膜組成および成膜条
件に応じて定められる。シード層を設けて結晶化させ、
この上にPZT等を成膜することによってシード膜が結
晶核としての機能を果たし、PZT膜等は十分な初期核
密度を確保することができるので非常に均質な膜とな
り、酸化イリジウム薄膜上に直接にPZT膜等を設ける
よりもPZT膜等の結晶化度が格段に向上する。
【0009】結晶化したシード層の上に鉛系ペロブスカ
イト型酸化物の薄膜を設け、結晶化温度で加熱処理する
ことにより結晶化させる。鉛系ペロブスカイト型酸化物
としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛ランタン(PLZ
T)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸鉛ランタン
(PLT)、チタン酸鉛(PT)、マグネシウム酸ニオプ酸鉛(PM
N)、ニッケル酸ニオプ酸鉛(PNN)などの一種または二
種以上を用いることができる。これは微量のドープ元素
を含むものでも良い。この鉛系ペロブスカイト型酸化物
薄膜の膜厚は誘電体デバイス等の電子材料として用いる
通常の膜厚であれば良い。
【0010】上記鉛系ペロブスカイト型酸化物薄膜の上
にさらに酸化イリジウムやイリジウム、白金等の薄膜か
らなる電極層を積層して電極構造が形成される。この電
極構造を有する基板積層体は誘電体デバイスのキャパシ
タ材料となり、これを用いて不揮発性メモリが得られ
る。
【0011】本発明において、酸化イリジウム薄膜の上
にシード層および鉛系ペロブスカイト型酸化物薄膜を積
層する成膜方法はゾルゲル法などの化学溶液堆積(CS
D)法を用いることができる。なお、スパッタリング法
を用いても良い。ゾルゲル法による例を示すと、基板の
酸化イリジウム薄膜上に、シード層の溶液をスピンコー
ト等により約5ナノメータ(nm)程度の膜厚に塗布し、約20
0〜400℃で1〜10分間程度まで仮焼して溶媒を除
去する。これをさらに結晶化温度で加熱処理してシード
層を結晶化させる。結晶化温度はシード層の組成にもよ
るが概ね450〜750℃で約1〜10分加熱すれば良
い。この結晶化処理の後に、シード層の表面に鉛系ペロ
ブスカイト型酸化物(PT,PZT,PLZT等)の溶液をスピンコ
ート等により約100ナノメータ(nm)程度の膜厚に塗布し、
約450〜750℃で1〜10分間程度まで仮焼して溶
媒を除去し、さらに結晶化温度で加熱して結晶化させ
る。PZT等の成膜工程は必要に応じて数回繰り返して
もよい。同様の手順により、さらにこの表面に酸化イリ
ジウムやイリジウム、白金等の薄膜からなる電極層を設
け、電極構造を有する積層体を製造することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に示
す。
【0013】〔実施例1〕シリコン基板表面の酸化被膜
上に酸化イリジウム薄膜を有する二種の基板を用いた。
一方は基板表面のシリカ表面に酸化イリジウム薄膜を有
する基板であり、他方は酸化イリジウム薄膜とシリカ表
面被膜の間にチタン薄膜を有する基板である。各基板の
膜厚等は各々〔IrO2(500Å)/SiO2(5000Å)/Si〕、〔I
rO2(500Å)/Ti/SiO2(5000Å)/Si〕である。成膜はゾ
ルゲル溶液を用いたCSD法によって行った。この基板
表面にシード層として濃度1%の酸化チタン溶液をそれ
ぞれ塗布し、ホットプレート上で300℃、5分間加熱
した。膜厚は約5mmであった。その後、急速加熱炉(RT
A)で650℃、1分間、酸素雰囲気中で加熱し、結晶化
した酸化チタン(TiO2)シード層を有する基板とした。一
方、これとは別にRTA処理を行わずに非晶質酸化チタ
ン(TiO2)シード層を有する基板を形成した。
【0014】上記方法で作製した4種のシード層付き基
板上に10%濃度のPZT溶液(Pb:115/Zr:40/Ti:60)を
塗布し、ホットプレート上で300℃、5分間加熱し
た。この塗布とホットプレート処理を同一条件でもう一
度繰り返し、その後にRTAで650℃、1分間、酸素
雰囲気中で加熱処理して膜厚約95nmのPZT薄膜を形
成した。
【0015】このPZT薄膜表面をSEMによって観察
したところ、何れの基板でも結晶化したシード層の上に
成膜したPZT膜は非常に均質な表面モフォロジーを示
し、40〜200nmの粒径を有するペロブスカイト型単
一結晶相からなる膜組織であることが確認された。一
方、非晶質シード層上に成膜したPZT膜は何れの基板
でも不均質な表面モフォロジーを示し、ロゼッタと云わ
れる1〜6μmの粗大ペロブスカイト相と非ペロブスカ
イト相の混合層からなる膜組織であった。
【0016】〔実施例2〕実施例1と同様にして製作し
た結晶化した酸化チタン(TiO2)シード層を有する基板
と、非晶質酸化チタン(TiO2)シード層を有する4種の基
板を用い、この基板上に10%濃度のPZT溶液(Pb:11
5/Zr:40/Ti:60)を塗布し、ホットプレート上で300
℃、5分間加熱し、引き続きRTAで650℃、1分
間、酸素雰囲気中で加熱処理して膜厚約95nmのPZT
薄膜を得た。この塗布、ホットプレート処理、RTA処
理を同一条件でもう一度繰り返し、約190nm(約95n
m×2回)のPZT薄膜を得た。このPZT薄膜表面をS
EMによって観察したところ、結晶化したシード層の上
に成膜したPZT膜は何れの基板においても非常に均質
な表面モフォロジーを示し、40〜200nmの粒径を有
するペロブスカイト型単一結晶相からなる膜組織である
ことが確認された。一方、非晶質シード層上に成膜した
PZT膜は何れの基板においても不均質な表面モフォロ
ジーを示し、1〜6μmの粗大ペロブスカイト相(ロゼッ
タ)と非ペロブスカイト相の混合層からなる膜組織であ
った。
【0017】〔実施例3〕シード層として1%濃度のP
T溶液(Pb:115/Ti:100)を用い、シード層の膜厚を約4n
mとした以外は実施例1と同様にして、結晶化したPT
シード層を有する基板と、非晶質PTシード層を有する
基板とを形成した。この4種のシード層付き基板上に、
おのおの実施例1と同様にして膜厚約95nmのPZT薄
膜を成膜した。このPZT薄膜表面をSEMによって観
察したところ、何れの基板についても結晶化したシード
層の上に成膜したPZT膜は非常に均質な表面モフォロ
ジーを示し、40〜200nmの粒径を有するペロブスカ
イト型単一結晶相からなる膜組織であることが確認され
た。一方、非晶質シード層上に成膜したPZT膜は何れ
の基板でも不均質な表面モフォロジーを示し、1〜6μ
mの粗大ペロブスカイト相(ロゼッタ)と非ペロブスカイ
ト相の混合層からなる膜組織であった。
【0018】〔実施例4〕シード層として1%濃度のP
ZT溶液(P:115/Zr:40/Ti:60)を用い、シード層の膜厚
を約4nmとした以外は実施例1と同様にして、結晶化し
たPZTシード層を有する基板と、非晶質PZTシード
層を有する基板とを形成した。この4種のシード層付き
基板上に、おのおの実施例1と同様にして膜厚約95nm
のPZT薄膜を成膜した。このPZT薄膜表面をSEM
によって観察したところ、何れの基板についても結晶化
したシード層の上に成膜したPZT膜は非常に均質な表
面モフォロジーを示し、40〜200nmの粒径を有する
ペロブスカイト型単一結晶相からなる膜組織であること
が確認された。一方、非晶質シード層上に成膜したPZ
T膜は何れの基板でも不均質な表面モフォロジーを示
し、1〜6μmの粗大ペロブスカイト相(ロゼッタ)と非
ペロブスカイト相の混合層からなる膜組織であった。
【0019】〔実施例5〕実施例3と同様にして、結晶
化したPTシード層を有する基板と、非晶質PTシード
層を有する基板を形成した。この4種の基板上にスパッ
タ法により基板温度100℃で約100nmの膜厚でPZ
T膜を形成した。その後、RTAで650℃、1分間、
酸素雰囲気中で加熱処理し、約100nmの結晶化したP
ZT膜を形成した。このPZT薄膜表面をSEMによっ
て観察したところ、何れの基板についても結晶化したシ
ード層の上に成膜したPZT膜は非常に均質な表面モフ
ォロジーを示し、40〜200nmの粒径を有するペロブ
スカイト型単一結晶相からなる膜組織であることが確認
された。一方、非晶質シード層上に成膜したPZT膜は
何れの基板でも不均質な表面モフォロジーを示し、1〜
6μmの粗大ペロブスカイト相(ロゼッタ)と非ペロブス
カイト相の混合層からなり、ボイドも混じる膜組織であ
った。
【0020】上記実施例の結果を表1にまとめて示し
た。
【表1】
【0021】
【発明の効果】本発明の成膜方法によれば、電極となる
酸化イリジウム薄膜とこの上の鉛系ペロブスカイト酸化
物(PZT等)薄膜との間にシード層を介在させ、結晶化
したシード層に上にPZT等を成膜するので、シード層
の結晶配向性がPZT等の薄膜に利用され、結晶配向性
が良く、均質な表面モホロジーを有する微細でかつ均一
な柱状晶からなるペロブスカイト単層膜を酸化イリジウ
ム薄膜の上に形成することができる。しかも、PZT等
に含まれる鉛は酸化イリジウム層によってその拡散が遮
断されるので、誘電体特性等の劣化を防止することがで
き、信頼性の高いキャパシタを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 悟史 兵庫県三田市テクノパーク12−6 三菱マ テリアル株式会社三田工場内 Fターム(参考) 5F038 AC05 AC15 DF05 EZ20 5F058 BA11 BC03 BF46 BH01 5F083 FR01 GA09 GA27 GA30 JA15 PR00 PR22 PR23 PR34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化イリジウムの薄膜上にシード層を積
    層し、このシード層を結晶化した後に、その上に鉛系ペ
    ロブスカイト型酸化物を成膜することを特徴とする酸化
    イリジウム薄膜上の成膜方法。
  2. 【請求項2】 シード層が酸化チタン(TiOx)、チタン酸
    鉛(PT)、またはチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の何れかで
    ある請求項1の成膜方法。
  3. 【請求項3】 鉛系ペロブスカイト型酸化物が、チタン
    酸ジルコン酸鉛ランタン(PLZT)、チタン酸ジルコン酸鉛
    (PZT)、チタン酸鉛ランタン(PLT)、またはチタン酸鉛(P
    T)の一種または二種以上である請求項1または2の成膜
    方法。
  4. 【請求項4】 成膜方法が化学溶液堆積(CSD)法である
    請求項1、2または3に記載する成膜方法。
  5. 【請求項5】 シリコン基板表面に酸化イリジウム薄膜
    の電極層を設け、この酸化イリジウム薄膜上にシード層
    を積層し、このシード層を結晶化した後に、その上に鉛
    系ペロブスカイト型酸化物薄膜と電極層とを成膜したこ
    とを特徴とする基板積層体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載する基板積層体からなる
    電極構造を有するキャパシタ。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載するキャパシタを有する
    不揮発性メモリ。
JP2001169756A 2001-06-05 2001-06-05 酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用 Withdrawn JP2002367985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169756A JP2002367985A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001169756A JP2002367985A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002367985A true JP2002367985A (ja) 2002-12-20

Family

ID=19011791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001169756A Withdrawn JP2002367985A (ja) 2001-06-05 2001-06-05 酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002367985A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005387A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置およびその製造方法
US11007780B2 (en) 2014-03-18 2021-05-18 Rohm Co., Ltd. Device using a piezoelectric film

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005005387A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Nec Electronics Corp 半導体記憶装置およびその製造方法
JP4663216B2 (ja) * 2003-06-10 2011-04-06 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体記憶装置およびその製造方法
US11007780B2 (en) 2014-03-18 2021-05-18 Rohm Co., Ltd. Device using a piezoelectric film
US11565525B2 (en) 2014-03-18 2023-01-31 Rohm Co., Ltd. Device using a piezoelectric film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3133922B2 (ja) 強誘電体薄膜被覆基板、その製造方法、及びキャパシタ構造素子
JP3939250B2 (ja) 強誘電性複合材料、その製造方法、およびそれを用いたメモリ
JP3730122B2 (ja) 強誘電体集積回路メモリセルおよびその製造方法
US5811181A (en) Ferroelectric thin film, ferroelectric thin film covering substrate and manufacturing method of ferroelectric thin film
JP3341357B2 (ja) 圧電体薄膜素子
US6376090B1 (en) Method for manufacturing a substrate with an oxide ferroelectric thin film formed thereon and a substrate with an oxide ferroelectric thin film formed thereon
KR100932573B1 (ko) 강유전체 캐패시터, 강유전체 캐패시터의 제조 방법, 및강유전체 메모리
JP2000169297A (ja) 酸化物強誘電体薄膜の製造方法、酸化物強誘電体薄膜及び酸化物強誘電体薄膜素子
US6528863B1 (en) Perovskite-containing composite material, method of manufacturing said material, electronic component and module
US7298018B2 (en) PLT/PZT ferroelectric structure
JP2995290B2 (ja) Pzt系強誘電体薄膜の形成方法
JP3983091B2 (ja) 酸化物誘電体膜の気相成長方法
JPH09102587A (ja) 強誘電体薄膜素子
JP2002367985A (ja) 酸化イリジウム薄膜上の成膜方法とその応用
JP2002521820A (ja) 層状超格子材料の製造および層状超格子材料を含む電子デバイスを作製するための低温プロセス
JP3583638B2 (ja) 強誘電体キャパシタおよびその製造方法
JP3294214B2 (ja) 薄膜キャパシタ
JPH08153854A (ja) 強誘電体薄膜キャパシタの製造方法
JP4300765B2 (ja) 配向性強誘電体薄膜素子
JP3239852B2 (ja) 高誘電率キャパシタ及びその製造方法
JP2001298165A (ja) タンタル酸ストロンチウム・ビスマスを主成分とする誘電体を備えた記憶キャパシタの製造方法
JPH11330389A (ja) 誘電体メモリの製造方法
JP3764650B2 (ja) 強誘電体キャパシタとその製造方法およびその強誘電体キャパシタを備えた半導体装置
JP2003318369A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH07286897A (ja) 焦電型赤外線素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080805