JP2002367459A - 端子の接続装置 - Google Patents

端子の接続装置

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JP2002367459A
JP2002367459A JP2001174333A JP2001174333A JP2002367459A JP 2002367459 A JP2002367459 A JP 2002367459A JP 2001174333 A JP2001174333 A JP 2001174333A JP 2001174333 A JP2001174333 A JP 2001174333A JP 2002367459 A JP2002367459 A JP 2002367459A
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short
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JP2001174333A
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Yoshio Mizutani
美生 水谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定側端子の先端に可動側端子が円弧を描い
て当接するものにおいて、当接時における固定側端子の
倒れや変形を防止する。 【解決手段】 短絡プラグ30を回動すると、細長く立
ち上がるように設けた検知端子16(固定側端子)の立
ち上がり端に対し、短絡端子42(可動側端子)が円弧
を描きつつ当接するが、このときの短絡端子42の当接
方向を、検知端子16の立ち上がり方向とは概ね正反対
の方向としたので、当接時に短絡端子42から検知端子
16へ押圧力が作用しても、検知端子16が斜めに傾い
たり変形したりする虞はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子の接続装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ブレーカ装置としては、直列に設
けた一対の電極に対して短絡プラグを差し込むことによ
りその電極対間を短絡させて主回路を閉じた状態とし、
短絡プラグを電極対から抜くことによりその電極対間を
通電不能として主回路を開くようにした構造のものがあ
るが、この種のブレーカ装置が電気自動車の動力回路の
開閉に用いられる場合、動力回路に通電されている状態
で短絡プラグを電極対から抜くと、電極と短絡プラグと
の間でアークが発生する虞があるため、次のような対策
が講じられている。
【0003】即ち、回動可能に設けたレバーに、一対の
差込み片が形成された短絡端子を取り付けるとともに、
先端に差込み片を差し込ませるためのスリットが形成さ
れた細長い一対の端子金具を固定して設けてなる端子の
接続装置が用いられる。通常は、差込み片をスリットに
差し込んで一対の端子金具を短絡端子を介して導通させ
ることで、リレーを閉作動させて動力回路を閉じた状態
にしておく。この状態から動力回路を開く際には、ま
ず、レバーを起こして両端子金具から短絡端子を抜き取
ることにより、両端子金具の短絡を解除する。すると、
短絡の解除によってリレーが開作動し、動力回路が開い
て通電が止まった状態となる。そして、この後に短絡プ
ラグを電極から抜くことによって電極間を通電不能な状
態とする。このようにすれば、短絡プラグを抜く時点で
は、既に、レバー操作によって動力回路の通電が停止し
ているので、アークが発生することはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のものにおいて端
子金具の先端のスリットに短絡端子を差し込む場合、短
絡端子は、レバーの回動支点を中心とした円弧を描きつ
つ端子金具の先端に接近するのであるが、従来は、短絡
端子が端子金具の先端に当接するときの当接の方向、即
ち押圧の方向が、端子金具の突出方向に対して斜めの方
向とされていた。そのため、レバーを勢い良く操作した
場合には、端子金具が側方へ倒れたり曲がったりする虞
がある。また、その端子金具の倒れや変形の対策を講じ
ようとすると、端子金具自体を大型化したり、補強部材
を設ける必要があり、コンパクト化が困難になる。
【0005】尚、かかる課題は、基台の上面に、相互間
にスリットを空けて上方へ立ち上がる固定電極と、この
固定電極から離間した位置を支点として回動可能なナイ
フ形の可動電極とを直列に設け、可動電極を起立状態か
ら倒すことによって固定電極のスリットに差し込むこと
で、固定電極と可動電極とを導通可能にするナイフスイ
ッチ型のブレーカ装置においても、同様の問題である。
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、固定側の端子金
具の先端に対して可動側の端子金具が円弧を描いて当接
するものにおいて、当接時における固定側の端子金具の
倒れや変形を防止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基体
に立ち上がるように設けられた固定側端子と、前記基体
に回動可能に支持され、前記固定側電極の立ち上がり端
への接続を可能とされた可動側端子とを備えてなり、前
記可動側端子が弧を描きつつ前記固定側端子の立ち上が
り端に当接するようになっているものにおいて、前記固
定側端子の立ち上がり端に対する前記可動側端子の当接
方向が、前記固定側端子の立ち上がり方向とは概ね正反
対の方向とされている構成とした。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記固定側端子の立ち上がり端には、前記可動側端
子の回動軌跡面に対して斜めをなす弾性接触片が形成さ
れ、前記可動側端子における前記弾性接触片への当接縁
部が弧状に形成されている構成とした。
【0008】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]固定側端子
の立ち上がり端に対する可動側端子の当接方向を、固定
側端子の立ち上がり方向とは概ね正反対の方向としたの
で、可動側端子から固定側端子に作用する押圧力に起因
して、固定側端子が斜めに傾いたり変形したりする、と
いう虞はない。
【0009】[請求項2の発明]可動側端子の当接縁部
は、固定側端子の弾性接触片に対して点接触状に当接
し、当接した後も、円弧を描きつつ弾性接触片に対して
点接触状態を保ちつつ摺接するのであるが、この間、弧
状をなしている当接縁部は、その弾性接触片との当接箇
所を弧に沿って変位させつつ、固定側端子に対する押圧
方向をその立ち上がり方向とは概ね正反対の方向に保ち
続ける。
【0010】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図19を参照して説明す
る。本実施形態1のブレーカ装置Aは、リレーの開閉作
動により開閉される主回路(図示せず)に一対の電極1
4を直列に設け、その電極14に短絡プラグ30を抜き
差しすることによりリレーの開閉作動とは独立して電極
14の間の通電を許容又は阻止できるようにしたもので
ある。尚、以下の説明において、前後方向については図
1における斜め右上方を前方とし、左右方向については
図1における斜め右下方を右方とする。
【0011】上面が開放されたケース10(本発明の構
成要件である基体)は、ヒューズ11が収容された収容
空間12と、左右方向に長い格納空間13とを備えてい
る。格納空間13内には、上下方向に細長い板状をなす
一対の電極14が支柱15の前後両側面に沿って固定さ
れている。格納空間13を構成する周壁のうち前後両壁
17F,17Rには、夫々、円形の軸受孔18と、この
軸受孔18の内径よりも幅が狭くその軸受孔18の上端
から前後両壁17F,17Rの上端縁に連通する上下方
向(電極14に対する短絡プラグ30の抜き差し方向と
平行な方向)のガイド溝19とが形成されている。ま
た、格納空間13における軸受孔18よりも右方位置に
は、その前後両壁17F,17Rの中間高さから立ち上
がると共に上端に内向きの爪を有する前後一対の弾性係
止片20が設けられている。
【0012】また、格納空間13の前壁17F及び後壁
17Rにおける略右半分領域は、操作部34が格納位置
にある状態でその抜取り用指掛け部35に対する指の引
掛け動作を規制する指掛け規制部21となっている。ま
た、格納空間13の右壁17Sには、操作部34が格納
位置にある状態でその変位操作用指掛け部36に対する
指の引掛け動作を許容する切欠部22が形成されてい
る。また、ケース10には、その底面から下方へ角筒状
に突出するとともに、格納空間13の底壁における両電
極14よりも右方の位置に開口するコネクタ部70が形
成されており、このコネクタ部70には、リレー側コネ
クタ80が嵌合されるようになっている。また、コネク
タ部70の上端部には、前後一対の端子収容部71が形
成されていて、この端子収容部71内には検知端子16
(本発明の構成要件である固定側端子)が下から挿入さ
れ、その係止孔72にランス73を係止させることによ
って下方への抜けを規制された状態に取り付けられてい
る。取り付けられた検知端子16は、格納空間13の底
壁から上方へ真っ直ぐ立ち上がった状態となっている。
【0013】検知端子16は、操作部34が格納位置へ
変位したときその動作を検知してリレーを閉作動させる
とともに操作部34が格納位置から操作位置側へ変位す
る過程ではその動作を検知してリレーの開作動を開始さ
せるための検知手段75を構成するものであって、所定
形状に打ち抜いた金属板材を曲げ加工してなり、上下方
向に細長い形態となっている。検知端子16には、その
上端(本発明の構成要件である立ち上がり端)から下方
へ向かって切欠された左右一対のスリット16Aと、上
端から下方へ片持ち状に延出する前後一対の弾性接触片
16Bと、下方へ延出する雄タブ状の接続部16Cとが
形成されている。この接続部16Cは、コネクタ部70
の内部、即ちリレー側コネクタ80が嵌合させる空間内
に臨んでいる。
【0014】短絡プラグ30は、絶縁性樹脂材料からな
るプラグ本体31と、金属板材を曲げ加工してなる短絡
部材41と、金属板材を曲げ加工してなる短絡端子42
(本発明の構成要件である可動側端子)とを備えて構成
される。プラグ本体31について説明すると、基板部3
2の前後両側縁からは前後一対の方形の保護板部33が
延出されており、この一対の保護板部33の間には短絡
部材41が収容されている。短絡部材41は、弧状をな
す連結部41Aの両端から保護板部33の内面に沿うよ
うに略S字形をなす前後一対の弾性接触片41Bを延出
させた形態とされている。
【0015】基板部32には、保護板部33とは反対側
に突出する操作部34が一体に変位し得るように形成さ
れている。操作部34は、抜取り用指掛け部35と変位
操作用指掛け部36とを有する。抜取り用指掛け部35
は、基板部32の両端から保護板部33とは反対側に立
ち上がる一対の立上り部37の立ち上がり端同士の間に
基板部32と平行に差し渡された形態である。この抜取
り用指掛け部35は、その前方又は後方から手の指を例
えば2〜3本同時に引っ掛けることができるような大き
さとされており、この抜取り用指掛け部35に指を掛け
ることで操作部34をしっかり掴むことができる。ま
た、変位操作用指掛け部36は、抜取り用指掛け部35
における一端部から基板部32とは反対側(外側)へ突
出する形態とされ、この変位操作用指掛け部36には、
抜取り用指掛け部35に対する指の引掛け方向と直交す
る方向(抜取り用指掛け部35の長さ方向と平行な方
向)から1本の指の指先だけを引っ掛けることができる
ようになっている。
【0016】また、抜取り用指掛け部35における他方
の立上り部37の側縁には、弾性係止片20が係止され
る被係止部39が形成されている。さらに、プラグ本体
31には、抜取り用指掛け部35における一方(変位操
作用指掛け部36の形成されている側とは反対側)の立
上り部37の基端部に位置するとともに、立上り部37
の外面側に向かって開口する収容部38が形成されてい
る。この収容部38内には検知手段75を構成する短絡
端子42が収容されている。短絡端子42は、所定形状
に打ち抜いた金属板材を曲げ加工したものであり、板状
の連結部42Aから前後一対の平板状をなす接触部42
Bを互いに平行に延出した形態とされている。短絡端子
42は、短絡プラグ30の操作部34を回動操作するの
に伴い、これらと一体となって円弧状の軌跡に沿って回
動変位するが、その接触部42Bの板面は短絡端子42
の回動軌跡面と平行となっている。また、接触部42B
の外周縁のうち、短絡端子42が検知端子16に向かっ
て回動するときの回動方向先方となる縁部は、検知端子
16に当接する当接縁部42Cとされており、この当接
縁部42Cは、外側に向かって膨らむような弧状をなし
ている。かかる当接縁部42Cは、上記検知端子16の
一対の弾性接触片16Bに対しその間に割り込むように
しつつ概ね上から当接されるようになっているが、短絡
端子42が当接していない自由状態の弾性接触片16B
は、短絡端子42(当接縁部42C)の回動軌跡面に対
して斜め方向に延出している。したがって、当接縁部4
2Cは、弾性接触片16Bに対して点接触状態のまま摺
接することになる。
【0017】また、一対の保護板部33の外面には、前
後一対の軸部40が突出形成されている。この軸部40
の外周は、基板部32と直交する方向(電極14に対す
る短絡プラグ30の抜き差し方向)の一対の平坦部40
Fと、この両平坦部40Fの両端同士を繋ぐ一対の円弧
部40Sとから構成されている。一対の平坦部40Fの
間の間隔は、ケース10のガイド溝19の溝の幅寸法と
同じかそれよりも僅かに小さい寸法とされているととも
に、一対の円弧部40S間の最大距離はガイド溝19の
幅よりも大きい寸法とされており、この寸法設定によ
り、ガイド溝19の内部では軸部40が回転できないよ
うになっている。また、一対の円弧部40Sは、共通の
仮想円(図示せず)に沿った形態とされており、その共
通の仮想円の直径は軸受孔18の内径と同じかそれより
も僅かに小さい寸法とされており、かかる寸法設定によ
って、軸部40は軸受孔18内では回転できるようにな
っている。
【0018】ケース10のコネクタ部70に嵌合される
リレー側コネクタ80について説明する。リレー側コネ
クタ80は、合成樹脂製のコネクタハウジング81の端
子収容部82内に前後一対のリレー側端子83を収容し
たものである。各リレー側端子83は、端子収容部82
内に下方から挿入され、そのリレー側端子83のランス
84を端子収容部82の係止部85に係止させることで
下方への抜けを規制された状態に保持されている。この
リレー側端子83の略上半部分は、内部に弾性接触片8
7を収容した筒形嵌合部86となっている。また、リレ
ー側端子83の下端部には、電線88が圧着により接続
され、この電線88は図示しないリレーに接続されてい
る。
【0019】次に、ブレーカ装置Aの作動を説明する。
検知端子16は予めコネクタ部70に取り付けておき、
また、コネクタ部70には、リレー側コネクタ80のコ
ネクタハウジング81が下から嵌入されている。このコ
ネクタ部70にリレー側コネクタ80を嵌合した状態で
は、リレー側端子83の筒形嵌合部86内に検知端子1
6の接続部16Cが差し込まれて弾性接触片87に対し
て弾性接触する。これにより、リレー側端子83と検知
端子16とが接続され、ひいては、検知端子16がリレ
ーに接続される。
【0020】かかる状態から主回路を閉じる際には、図
1に示すように、ケース10の上方において短絡プラグ
30を変位操作用指掛け部36が上方を向く姿勢(軸部
40の平坦部40Fの平面が上下方向を向く)とし、こ
の姿勢のまま軸部40をガイド溝19に嵌合させてその
ガイド溝19にガイドされつつ短絡プラグ30を電極1
4に対して上から被せるように差し込む。このとき操作
部34と短絡プラグ30は操作位置にあり、図9に示す
ように、短絡部材41の弾性接触片41Bが両電極14
に接触してその両電極14間を導通可能な状態とする。
但し、この時点では主回路はまだ閉じた状態(通電可能
な状態)とはなっていない。
【0021】この後、操作部34を指で押し、軸受孔1
8内で軸部40を回転させつつ短絡プラグ30を右側へ
倒すように90°回転させると、操作部34と短絡プラ
グ30は格納位置となる(図3,6,8,12を参
照)。短絡プラグ30が操作位置から格納位置へ変位す
る間、短絡部材41は電極14に接触した状態(電極1
4を導通可能とする状態)を保つ。尚、短絡プラグ30
が正規の差込み状態になっていないときには、図13に
示すように、軸部40が軸受孔18に達せずにガイド溝
19内に留まったままであるが、軸部40はガイド溝1
9内では回転できない。したがって、この不正な差込み
状態では、短絡プラグ30を格納位置へ回転させること
はできない。したがって、この場合には、短絡プラグ3
0を正規の差込み状態となるまで、もう一度差し込む操
作を行う必要がある。
【0022】格納位置に変位した状態では、短絡端子4
2が一対の検知端子16を短絡させ、これにより、操作
部34と短絡プラグ30が格納位置に変位したことが検
知され、リレーが閉作動し、もって、主回路が閉じた状
態となる。また、この格納状態では、弾性係止片20が
操作部34の被係止部39に対して弾性的に係止するこ
とにより、操作部34は、操作位置側への遊動を規制さ
れて格納位置に保持される。さらに、軸受孔18内では
軸部40が平坦部40Fをガイド溝19に対して直交さ
せる向きになるが、この状態では、図12に示すよう
に、軸部40は、軸受孔18からそれよりも幅の狭いガ
イド溝19へ進入することはできないため、操作部34
及び短絡プラグ30の上方への変位、即ち電極14から
抜き取る方向への変位を規制される。
【0023】次に、短絡プラグ30がケース10内に格
納されるとともに、主回路が閉じている状態から主回路
を開く手順について説明する。格納状態では、図3に示
すように、抜取り用指掛け部35が格納空間13の前後
両壁17F,17Rの指掛け規制部21との間に完全に
収容され、抜取り用指掛け部35の内側に指を差し込む
ことができない。一方、変位操作用指掛け部36は、右
壁17Sの切欠部22から外部へ突出していて指を引っ
掛けることが可能な状態となっている。
【0024】そこで、まず、この変位操作用指掛け部3
6に指先を引っ掛け、操作部34に対して弾性係止片2
0と被係止部39との係止力を上回る上向きの操作力を
付与することにより、短絡プラグ30を上方へ変位させ
る。このとき、軸部40は軸受孔18内で回動するだけ
であってガイド溝19へ変位することはないので、短絡
プラグ30は軸受孔18を支点として回転する。短絡プ
ラグ30の変位が開始されると、その開始直後(短絡プ
ラグ30が操作位置へ達するより前)に、短絡端子42
が一対の検知端子16から離間し、両検知端子16の短
絡が解除され、短絡プラグ30が操作位置側への変位を
開始したことが検知される。この検知により、リレーが
励磁されて主回路を開くための開作動を開始するが、こ
の開作動が開始してから完了するまでにはタイムラグが
あり、開作動が完了すると主回路が開く。尚、このと
き、電極14は短絡部材41によって導通可能な状態に
保たれている。
【0025】この後、さらに短絡プラグ30の回動操作
を続けると、短絡プラグ30と操作部34が操作位置に
達し、軸受孔18内の軸部40がガイド溝19へ移動し
得る状態になるとともに、抜取り用指掛け部35が格納
空間13から上方へ露出して指を引掛けうる状態とな
る。そこで、変位操作用指掛け部36に引っ掛けていた
指を離し、抜取り用指掛け部35に指を掛け替えて、操
作部34を掴む。この状態で操作部34を持ち上げれ
ば、短絡プラグ30が電極14から抜き取られ、電極1
4の間が導通不能な状態となる。電極14から短絡プラ
グ30を抜いた時点では、既に、リレーの開作動によっ
て主回路は開いた状態となっているので、電極14と短
絡部材41との間にアークが発生することはない。
【0026】次に、本実施形態の作用を説明する。操作
部34を操作位置から格納位置へ回動させる際には、短
絡端子42が円弧を描きつつ概ね上から検知端子16に
接近し、短絡端子42の当接縁部42Cが検知端子16
の弾性接触片16Bに対しその板面とは斜めとなる方向
(図16を参照)から当接する。ここで、当接縁部42
Cは、円弧状をなしているので、当接縁部42Cと弾性
接触片16Bとは点接触状態となる。また、この当接縁
部42Cから弾性接触片16Bに作用する押圧力は、概
ね下向き(図17〜図19に矢線Xで示す)、即ち検知
端子16の立ち上がり方向(図17〜図19に矢線Yで
示す)に対して概ね正反対となる方向である。
【0027】この状態から短絡端子42の回動がさらに
進むと、当接縁部42Cは、その弾性接触片16Bとの
当接個所を弧状の縁部に沿って次第に変位させつつ、そ
の弾性接触片16B上を摺動するのであるが、その当接
位置における当接縁部42C側から弾性接触片16B側
へ付与される押圧力は、概ね下向き(検知端子16の立
ち上がり方向に対して概ね正反対の方向)の状態に保た
れたままである。この押圧方向は、短絡端子42の回動
が完了して操作部34が格納位置に達するまで維持され
る。
【0028】上述のように、本実施形態においては、検
知端子16の上端(立ち上がり端)に対する短絡端子4
2の当接方向を、検知端子16の立ち上がり方向とは概
ね正反対の方向としたので、短絡端子42から検知端子
16へ作用する押圧力に起因して、検知端子16が斜め
に傾いたり変形したりする虞はない。また、検知端子1
6の上端(立ち上がり端)には、短絡端子42の回動軌
跡面に対して斜めをなす弾性接触片16Bを形成すると
ともに、短絡端子42における弾性接触片16Bへの当
接縁部42Cを弧状に形成したので、当接縁部42Cが
弾性接触片16Bに当接して摺動を開始してから完了す
るまでの間、常に、弧状をなしている当接縁部42C
が、弾性接触片16Bに対し、検知端子16の立ち上が
り方向とは概ね正反対の方向に押圧する状態を保ち続け
る。したがって、当接縁部42Cが弾性接触片16Bに
摺動する間においても、検知端子16の傾きや変形が防
止される。
【0029】[実施形態2]次に、本発明を具体化した
実施形態2を図20及び図21を参照して説明する。本
実施形態2のブレーカ装置Bは、基体50の上面に立設
した一対の固定側端子51と、同じく基体50の上面で
あって固定側端子51とは離間した位置に回動可能に支
持した可動側端子52とを備えて構成されており、可動
側端子52が固定側端子51に接続されると図示しない
回路が閉じて導通可能になるとともに、可動側端子52
が固定側端子51から離間すると回路が開いて導通不能
となる。
【0030】一対の固定側端子51は、金属板材からな
り、上方へ真っ直ぐに且つ互いに平行に立ち上がる立上
り部51Aと、その立ち上がり端(上端)から斜め下方
内側へ折り返し状に延出する弾性接触片51Bとを一体
形成してなる。可動側端子52は、全体として細長い平
板状をなし、その基端部は、基体50の上面に固定した
軸受体53に回動可能に支持されている。かかる可動側
端子52は支軸54を支点として回動可能に変位するよ
うになっており、可動側端子52が図21に示す水平姿
勢(固定側端子51の立ち上がり方向に対して直角な姿
勢)になると、その可動側端子52の先端の下縁である
当接縁部52Aが、弾性接触片51Bに対して当接す
る。この当接縁部52Aは直線状をなしており、この当
接縁部52Aが弾性接触片51Bに対して線接触状に当
接するように、固定側端子51、可動側端子52及び軸
受体53が配置されている。このときの可動側端子52
から弾性接触片51B(固定側端子51)に対する押圧
方向(図21矢線Xで示す)は、固定側端子51の立ち
上がり方向(図21に矢線Yで示す)に対してぼ正反対
の方向となっている。
【0031】本実施形態2においても、固定側端子51
の立ち上がり端に対する可動側端子52の当接方向を、
固定側端子51の立ち上がり方向とは概ね正反対の方向
としたので、可動側端子52から固定側端子51に作用
する押圧力に起因して、固定側端子51が斜めに傾いた
り変形したりする、という虞はない。 [他の実施形態]本発明は上記記述及び図面によって説
明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次の
ような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さら
に、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【0032】(1)上記実施形態1では可動側端子(短
絡端子)における当接縁部を弧状にしたが、直線状にし
てもよい。 (2)上記実施形態2では可動側端子における当接縁部
を直線状としたが、実施形態1のように弧状にしてもよ
い。 (3)上記実施形態ではブレーカ装置に適用した例を説
明したが、本発明は、ブレーカ装置以外にも適用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1において短絡プラグを電極から抜い
た状態をあらわす斜視図
【図2】短絡プラグを電極に差し込んだ状態をあらわす
斜視図
【図3】操作部と短絡プラグを格納位置へ変位させた状
態をあらわす斜視図
【図4】検知端子と短絡端子の斜視図
【図5】短絡プラグを電極に差し込んだ状態をあらわす
平面図
【図6】操作部と短絡プラグを格納位置に変位させた状
態をあらわす平面図
【図7】短絡プラグを電極に差し込んだ状態をあらわす
横断面図
【図8】操作部と短絡プラグを格納位置へ変位させた状
態をあらわす横断面図
【図9】短絡プラグを電極に差し込んだ状態をあらわす
縦断面図
【図10】短絡端子が検知端子に接続した状態をあらわ
す断面図
【図11】操作部と短絡プラグが操作位置にある状態を
あらわす側面図
【図12】操作部と短絡プラグが格納位置にある状態を
あらわす側面図
【図13】短絡プラグの差込みが不正である状態をあら
わす側面図
【図14】検知端子の部分拡大断面図
【図15】短絡端子が検知端子に接続した状態をあらわ
す部分拡大断面図
【図16】短絡端子が検知端子に当接した状態をあらわ
す部分拡大断面図
【図17】短絡端子の当接縁部が検知端子の撓み接触片
への当接を開始した状態をあらわす部分拡大断面図
【図18】当接縁部が弾性接触片と摺動している過程を
あらわす部分拡大断面図
【図19】短絡端子と検知端子の接続が完了した状態を
あらわす部紛拡大断面図
【図20】実施形態2の斜視図
【図21】可動側端子が固定側端子に当接した状態をあ
らわす側面図
【符号の説明】
10…ケース(基体) 16…検知端子(固定側端子) 16B…弾性接触片 42…短絡端子(可動側端子) 42C…当接縁部 50…基体 51…固定側端子 52…可動側端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 美生 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5G051 AA02 LA03 LA06 LA12 LA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体に立ち上がるように設けられた固定
    側端子と、 前記基体に回動可能に支持され、前記固定側電極の立ち
    上がり端への接続を可能とされた可動側端子とを備えて
    なり、 前記可動側端子が弧を描きつつ前記固定側端子の立ち上
    がり端に当接するようになっているものにおいて、 前記固定側端子の立ち上がり端に対する前記可動側端子
    の当接方向が、前記固定側端子の立ち上がり方向とは概
    ね正反対の方向とされていることを特徴とする端子の接
    続装置。
  2. 【請求項2】 前記固定側端子の立ち上がり端には、前
    記可動側端子の回動軌跡面に対して斜めをなす弾性接触
    片が形成され、 前記可動側端子における前記弾性接触片への当接縁部が
    弧状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    端子の接続装置。
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