JP2002366079A - 画像表示システム - Google Patents

画像表示システム

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JP2002366079A
JP2002366079A JP2001171557A JP2001171557A JP2002366079A JP 2002366079 A JP2002366079 A JP 2002366079A JP 2001171557 A JP2001171557 A JP 2001171557A JP 2001171557 A JP2001171557 A JP 2001171557A JP 2002366079 A JP2002366079 A JP 2002366079A
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pulse
gamma characteristic
image
gradation
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Maki Nakano
真樹 中野
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Canon Inc
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  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示画像の階調性を良好に保つために階調特
性の制御を図ることが可能な画像表示システムを提供す
る。 【解決手段】 波形発生部14にて発生したデジタル画
像データに応じたパルス波形のパルス幅により、表示パ
ネル18における画像の階調を表現する画像表示装置駆
動回路15において、ガンマ特性制御コードをガンマ特
性制御コードデコーダ16によりデコードし、制御電圧
発生回路17によりガンマ特性制御コードに応じたガン
マ特性制御電圧を発生させ階調特性を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本考案は、画像表示装置への
デジタル画像データ伝送及び階調制御に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶ディスプレイやSED等のマ
トリクス状に画素が配列された画像表示装置において、
階調制御を行うには、各表示画素に描画させる駆動パル
スの、パルス幅を変化させることにより表現するのが一
般的であり、更には駆動パルスの電流値若しくは電圧値
をも制御して階調を表現している。
【0003】例えば特開平11−095189「液晶表
示素子の駆動装置」の様にパルス幅制御と液晶駆動電圧
の調整との併用を用いた液晶表示装置や、特開平11−
015430「電界放出型ディスプレイ装置」の様にパ
ルス幅制御とパルス振幅制御を組み合わせた電界放出型
ディスプレイ等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者は、
液晶材料応答性の温度特性の補正を目的としたものであ
り、液晶駆動電圧は固定され、入力画像データ対表示輝
度特性の関係を示すガンマ特性カーブをも制御すること
はできない。
【0005】また、後者は、表示可能な階調数を増やす
ことが目的であり、やはりガンマ特性カーブをも制御す
ることはできない。
【0006】近年、画像表示装置への画像信号受け渡し
はDVI(Digital Visual Interface)等のデジタル化
が進み、特にマトリクス状に画素が配列された画像表示
装置に対してはデジタル画像データでの受け渡しの方が
適している。この様なデジタル画像データ通信方式の画
像表示装置に対して、デジタル画像データを送出する画
像データ発生装置からガンマ特性調整処理機能を施させ
るには、その調整値を別途指示し画像表示装置内にて画
像データを演算処理するか、若しくは画像データ発生装
置内部であらかじめ画像データを演算処理してから送出
するしかない。
【0007】前者の場合には、調整値を伝えるための通
信経路が必要となり、又、画像表示装置側でもこれに基
づいたデータ演算処理機能等、階調処理部も大規模な回
路を必要とする。
【0008】また、後者の場合では、デジタル画像デー
タ通信においては限られたデータ伝送容量しか用意され
ていない。例えばRGB24bitといった画像データ
に画質調整処理を施すとすれば30bit、或いはそれ
以上のデータ量となるため、ガンマ特性調整処理後の画
像データを伝送することは難しかった。
【0009】本発明は、上記の従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、表
示画像の階調性を良好に保つための簡便な制御を行うこ
とができ、高品質かつ信頼性の高い画像表示を実現し得
る画像表示システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像表示システムにおいては、デジタル画像
データ及び画素クロックを生成し送信する画像データ発
生手段と、画像データ発生手段から送られたデジタル画
像データに応じたパルス幅のパルス波形を生成する波形
発生部と、複数の画像表示素子を複数の行配線と複数の
列配線によってマトリクス状に結線してなる画像表示部
と、該画像表示部を駆動させる画像表示部駆動手段と、
を備え、該画像表示部駆動手段が前記波形発生部により
生成されたパルス波形のパルス幅に基づき表示画像の階
調特性を制御する画像表示システムにおいて、ガンマ特
性を制御するためのガンマ特性制御コードをブランキン
グ期間に生成するガンマ特性制御コード発生手段と、前
記ガンマ特性制御コードに応じて前記パルス波形のパル
ス振幅を変化させる為の制御電圧を発生させる制御電圧
発生手段と、を有し、前記ガンマ特性制御コードにより
表示画像の階調特性を制御することを特徴とする。
【0011】前記画像データ発生手段が前記ガンマ特性
制御コード発生手段を具備してもよい。
【0012】前記画像表示部駆動手段は定電流駆動回路
であり、制御電圧発生手段はパルス波形の電流振幅値を
変化させるものであってもよい。
【0013】前記画像表示部駆動手段は定電圧駆動回路
であり、制御電圧発生手段はパルス波形の電圧振幅値を
変化させるものであってもよい。
【0014】前記画像表示部駆動手段が表示画像の階調
特性を制御するにあたり、階調に応じた数のパルス生成
クロックをカウントしてパルス波形を生成し、そのカウ
ント期間を複数のブロックに分け、各ブロック毎にパル
ス波形のパルス振幅を前記ガンマ特性制御コードにて制
御することが好適である。
【0015】前記画像表示部駆動手段が表示画像の階調
特性を制御するにあたり、階調に応じた数のパルス生成
クロックをカウントし、そのカウント期間中、前記制御
電圧発生手段によりパルス波形のパルス振幅を連続的に
変化させ、カウント開始時のパルス波形の振幅及びその
後の振幅の変化率を前記ガンマ特性制御コードにて制御
することが好適である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0017】(第1の実施の形態)図1及び図2を参照
して、本発明の第1の実施の形態に係る画像表示システ
ムについて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
画像表示装置の階調曲線制御部の回路ブロック図であ
り、図2は図1における画像表示装置の表示パネル駆動
方法の説明図である。
【0018】図1に示すように、10は画像データ発生
手段としての画像データ発生装置、11は画像データ発
生装置が生成し出力した画像データ及び画素クロック等
が入力されるデジタル画像信号入力端子、12はデジタ
ルデータレシーバ、13は画像データを1ライン分蓄え
るラインメモリ、14は波形発生部としての駆動用パル
ス発生器、15は画像表示部駆動手段としての画像表示
素子駆動回路、16はガンマ特性制御コードデコーダ、
17はガンマ特性制御コードをパルス波形の振幅を定め
る制御電圧に変換する制御電圧発生手段としての制御電
圧発生回路、18は画像表示部としてのマトリクス状に
画像表示素子が配置された表示パネルである。
【0019】また、図2に示すように、マトリクス状に
並んだ正方形は各画素に対応した画像表示素子であり、
蛍光表示体とこれに電子を放出する電子源とを持つ。こ
こでは便宜上、横方向に7つ、縦方向に5つ、描かれて
いるが実際にはこれよりも多い画像表示素子が並び、例
えば720pと称されるHDTVモードに対応した表示
パネルであればRGB3色毎に横方向1280個、縦方
向720個が配列される。そしてこれら画像表示素子は
縦横の2方向に配線が施され、横方向の画像表示素子は
1行毎に1つのYドライバが、同じく縦方向の各画像表
示素子も1列毎に1つのXドライバが具備され、各電子
源を駆動する。図1ではYドライバとXドライバの2つ
を併せて画像表示素子駆動回路15として表している。
【0020】ここで複数あるYドライバの内の1つだけ
が−7Vを出力し、他のYドライバは0Vを出力する。
(以降「選択ライン」と称する。)そしてXドライバは
適宜0Vか、別途設定された電流量を供給すべく約+7
Vを出力する。画像表示素子の電子源は約10V以上印
加された場合に、Xドライバから供給された電流にほぼ
比例した電荷量の電子を各画像表示素子上の蛍光表示体
に放出し発光させる構造となっており、その光量はXド
ライバから供給される電流量にほぼ比例する。
【0021】この様にして選択ライン上の各画像表示素
子の内、Xドライバが約+7Vを出力した画素のみが約
14Vで印加された事で発光し、Xドライバから供給さ
れた電流値と電流が流れる期間に応じて見た目の明るさ
が変化する。例えば画像データが8bitであれば、X
ドライバが電流を供給する期間を0〜255間の256
ステップとし、パルス生成クロックをカウントする事に
より256階調分の表現を行う、いわゆるパルス幅制御
により階調表現を行う。
【0022】図3は上記階調表現を模式的に説明したも
のであり、Xドライバが供給する電流を固定値とした場
合を表す。同図上段に示された255個のパルス列の
内、幾つ分のパルス期間Xドライバが電流を供給したか
により、同図下段の直線の様に見た目の発光光量(輝
度)が0%から100%の間で変化する。例えば256
ステップの半分に相当する128個のパルス期間Xドラ
イバが電流を供給した場合には、約50%の輝度とな
る。
【0023】この様な描画処理をYドライバが選択した
ライン毎に一斉に行い、選択ラインを順次切り替えてい
くことにより全画面分の描画処理を行う。
【0024】ここで、図1のデジタル画像信号入力端子
11には、この画像表示装置専用のデジタル画像信号発
生装置からRGB画像データや水平/垂直同期信号から
なるデジタル画像データが、ガンマ特性制御コードと共
に入力され、デジタルデータレシーバ12に供給され
る。このガンマ特性制御コードはRGB画像データのな
いブランキング期間に、RGB画像データの領域を用い
て送られており、有効表示期間のRGB画像データはラ
インメモリ13に蓄えられ、ブランキング期間のガンマ
特性制御コードはガンマ特性制御コードデコーダ16に
入力される。
【0025】駆動用パルス発生器14はラインメモリ1
3からRGB画像データを読み出し、画素毎にRGB画
像データと一致したパルス幅の駆動用パルスを発生し画
像表示素子駆動回路のXドライバに送る。ガンマ特性制
御コードデコーダ16は受信したガンマ特性制御コード
をデコードし制御電圧発生回路17に与える。制御電圧
発生回路17は例えばD/Aコンバータにて構成されて
おり、受け取ったガンマ特性制御コードに応じたガンマ
特性制御電圧”Vop”を発生させる。画像表示素子駆
動回路15のXドライバは、制御電圧発生回路17が生
成したガンマ特性制御電圧”Vop”に応じた電流を出
力し、表示パネル18上の各画像表示素子を駆動する。
【0026】このガンマ特性制御電圧”Vop”を指示
するガンマ特性制御コードは、”Gam−0”、”Ga
m−1”、”Gam−2”、”Gam−3”、の4つの
値にて構成される。図4はこのガンマ特性制御コードに
よって制御される階調表現特性を表す図であり、点線に
て4分割された各期間のガンマ特性制御電圧”Vop”
は”Gam−0”、”Gam−1”、”Gam−
2”、”Gam−3”にてそれぞれ指示される。
【0027】この図の(a)場合、初めの64個目のパ
ルス列で駆動される期間までは平均レベルよりも30%
低い駆動電流で描画し、これに続く64個目以降127
個目までのパルス列で駆動される期間は平均レベルより
も10%低い駆動電流で、そして191個目のパルス列
までの期間は平均レベルよりも10%高い駆動電流で、
これ以降最後の256個目のパルス列までの期間は平均
レベルよりも30%高い駆動電流で描画する。見た目の
輝度レベルは各期間の駆動パルス電流値の積分値に相当
するため、その階調特性はハイライト部ほど傾きが大き
くなる折れ線状となり、全体的に暗めの画像が描画され
る。
【0028】また、(b)の様に、初めの64個目のパ
ルスまでの期間と最後の192個目以降の期間とを平均
レベルよりも25%高い駆動電流で描画し、それ以外の
期間は平均レベルよりも25%低い駆動電流にて描画す
ると、シャドウ部とハイライト部のコントラストが高く
中間調のコントラストを下げた特性が得られる。
【0029】反対に(c)の様に、初めの64個目のパ
ルスまでの期間と最後の192個目以降の期間とを平均
レベルよりも25%低い駆動電流で描画し、それ以外の
期間は平均レベルよりも25%高い駆動電流にて描画す
ると、今度はシャドウ部とハイライト部のディティール
を犠牲にしつつも中間領域のコントラストの高い画像が
描画される。
【0030】さて次にガンマ特性制御コードの送信方法
について説明する。図5はデジタル画像信号発生装置か
ら送られて来るデジタル画像データであり、同期信号”
CLK”に同期して画像データ”Data0−23”や
有効画像範囲を示すイネーブル信号”EN”、水平同期
信号”H−Sync”、垂直同期信号等からなる。な
お、垂直同期信号は図5では省略してある。
【0031】画像データ”Data0−23”はRGB
3色各8bit、計24bitのデータであり、イネー
ブル信号”EN”が有効画像範囲であることを示す”
H”の期間に、1クロックにつき1画素分全24bit
のデータが存在する。そしてイネーブル信号”EN”
が”L”の期間、つまり水平ブランキング期間には、画
像データの代わりにガンマ特性制御コード”Gam−
0”、”Gam−1”、”Gam−2”、”Gam−
3”が存在し、図5ではハッチをかけて表している。
【0032】これら4つの各ガンマ特性制御コードは、
それぞれ4bit幅コードで計16bitデータとなっ
ている。
【0033】図1で示したガンマ特性制御コードデコー
ダ16は、この水平ブランキング期間に存在するガンマ
特性制御コードを抽出し、描画処理時に制御電圧発生回
路17へ与える。
【0034】なお、本実施の形態では、描画処理期間を
4つに分け、”Gam−0”、”Gam−1”、”Ga
m−2”、”Gam−3”の4つのガンマ特性制御コー
ドを与えたが、特に4区分に限定せずとも例えば6区
分、8区分といった値でも差し支えなく、各コードも4
bit幅に限定されるものではない。
【0035】本実施の形態によれば、ブロック毎にガン
マ特性を制御することができるので、画像の種類や装置
の特性に合わせて、より自然な階調を簡便な制御で行う
ことが可能となる。
【0036】(第2の実施の形態)図6乃至図10を用
いて本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、第1
の実施の形態と同じ若しくは相当する構成には同じ符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0037】第2の実施の形態においてもその回路ブロ
ック図は図1と同等であり、ガンマ特性制御コードの与
え方と制御電圧発生回路17が若干異なる。図6はこの
時の制御電圧発生回路17のガンマ特性制御電圧発生部
を抜き出して更に詳しく描いたものであり、OP−Am
pの様な差動増幅器を用いた積分回路となっている。こ
の制御電圧発生回路ではガンマ特性制御コードとして”
Vramp”、”Vstart”の2つの値がガンマ特
性制御コードデコーダ16より指示され、それぞれD/
Aコンバータ等によりアナログ値に変換された両電圧が
図6の積分回路に入力される。そしてこの積分回路の出
力電圧としてガンマ特性制御電圧”Vop”を得る。
【0038】図9は、この時のガンマ特性制御電圧”V
op”の制御方法を説明する図であり、上段がガンマ特
性制御電圧”Vop”、下段が水平同期信号”H−Sy
nc”である。
【0039】以降この図を用いて制御電圧発生回路17
のガンマ特性制御電圧発生部を説明する。
【0040】図9の”t0”は前ラインの描画処理を終
えたタイミングであり、この時点では先ず図6の積分回
路のスイッチSW1が開かれると共にスイッチSW0が
閉じられる。するとコンデンサーC0に残っている電荷
は放電抵抗r0により放電され積分回路の出力電位”V
op”は非反転入力端子に印加されている”Vstar
t”と同じ電位に向かって電位を下げる。そしてコンデ
ンサーC0に残っている電荷が完全に抜けるのが”t
1”のタイミングであり、この時の積分回路は図7に示
した回路と等価であり、積分回路は単なるバッファーア
ンプとして機能し、ガンマ特性制御電圧”Vop”は非
反転入力端子に印加されている”Vstart”と同じ
電位を出力する。
【0041】”t2”は次のラインの描画処理を開始す
るタイミングであり、ここで今度はスイッチSW0を開
くと共にスイッチSW1を閉じる。するとこの時は図8
に示した回路と等価になり、コンデンサーC0に充電を
開始する。そして反転入力端子に接続された抵抗R1と
先述のコンデンサーC0とからなる時定数にて積分を開
始し、ガンマ特性制御電圧”Vop”は1ライン分の描
画処理が終了する”t3”までの期間、直線的に増加す
る。この傾きは”Vramp”を−1倍した値に一致す
るので、”Vramp”を設定することによりガンマ特
性制御電圧”Vop”の傾きを制御できる。
【0042】”t3”以降は以上説明した”t0”から
の動作を繰り返し、各選択ライン毎の描画処理を繰り返
していく。
【0043】この様にして得られたガンマ特性制御電
圧”Vop”による階調表現を表したものが図10であ
り、最初の駆動電流は充電開始時点”t2”に於けるガ
ンマ特性制御電圧”Vop”は”Vstart”によっ
て決定さる。そして駆動電流は”Vramp”に比例し
た傾きで変化する。表示素子の見かけの明るさは駆動電
流を積分した値にほぼ比例するので、その特性曲線は図
10の様に2次関数曲線を描くこととなる。
【0044】本実施の形態によれば、二つのデータによ
りガンマ特性を制御することができ、またその変化も滑
らかなので、より自然な階調を簡便な制御で行うことが
可能となる。
【0045】(第3の実施の形態)図11を用いて本発
明の第3の実施の形態を説明する。なお、第1の実施の
形態と同じ若しくは相当する構成には同じ符号を付して
詳細な説明は省略する。
【0046】第3の実施の形態においてもその回路ブロ
ック図は第1の実施の形態のそれと同等であり、ガンマ
特性制御コードの与え方が若干異なる。
【0047】図11はデジタル画像信号発生装置から送
られて来るデジタル画像データであり、同期信号”CL
K”に同期した画像データ”Data0−23”や有効
画像範囲を示すイネーブル信号”EN”、水平/垂直同
期信号等からなる。なお、水平/垂直同期信号は図11
では省略してある。イネーブル信号”EN”が”H”と
なった期間が有効画像範囲であることは第1の実施の形
態の場合と同じであり、有効画像範囲の先頭から順に1
画素ずつ1ライン分の画像データが並ぶ。
【0048】例えば、図11にて”D0”、”D
1”、”D2”、…と記したものはそれぞれ1画素目、
2画素目、3画素目、…の画像データである。
【0049】そして垂直方向のブランキング期間では画
像データの代わりにガンマ特性制御コードが配置されて
いる。本実施の形態ではRGBそれぞれ8bit幅なの
で駆動パルスは0から255個目までの255個存在
し、この255個の各駆動パルスに応じた255個のガ
ンマ特性制御コードからなる。
【0050】図11に示した”D0”、”D1”、”D
2”、…の各データは、垂直方向のブランキング期間で
はそれぞれ描画時の駆動パルス1つ目、2つ目、3つ
目、…のガンマ特性制御電圧”Vop”を指示するコー
ドとなる。
【0051】(その他の実施の形態)第1、第2、第3
いずれの実施の形態においても、画像表示素子駆動回路
15は駆動電圧発生回17から与えられたガンマ特性制
御電圧”Vop”に応じた電流値によって画像表示素子
の階調制御を行っているが、表示パネル18は電圧値に
よる階調制御を行う表示素子を用いたものであっても良
い。
【0052】また、第1の実施の形態における制御電圧
発生回路17はガンマ特性制御コードに従ったガンマ特
性制御電圧”Vop”を、そして第2の実施の形態にお
ける制御電圧発生回路17はガンマ特性制御コードに従
った”Vramp”、”Vstart”をそれぞれ発生
するが、いずれもD/Aコンバータによるものでなくと
も、例えば固定電圧源から抵抗分圧にて所定の電位を得
られるような構成とし、その抵抗値を切り替える、若し
くは複数の分圧が得られるようタップを複数用意した上
で何れかを選択する等の方法を用いても良い。
【0053】更には第2の実施の形態における制御電圧
発生回路17の積分回路であるが、ガンマ特性制御”V
op”の傾きは、時定数、つまりC0,R1により決定
されるのでこれらの値を変化させることによって制御し
ても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は画像データ
発生装置とパルス幅制御にて階調表現する画像表示装置
からなる画像表示システムにおいて、画像データ発生装
置からはデジタル画像データと共にコード化したガンマ
特性制御値を伝送し、画像表示装置は受け取ったガンマ
特性制御コードを基に描画処理中の駆動電圧或いは駆動
電流を変化させるガンマ調整処理機能を持たせることに
より、画像表示装置側に大規模な階調処理部を要せず、
そして限られたデータ伝送容量の範囲で任意のガンマ曲
線による表示処理ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2の実施の形態の階調曲線制御部回
路ブロック図である。
【図2】表示パネル駆動方法説明図である。
【図3】階調表現方法の説明図である。
【図4】第1の実施の形態におけるガンマ特性制御コー
ドによる階調表現特性例である。
【図5】第1の実施の形態のデジタル画像データ配列図
である。
【図6】ガンマ特性制御電圧発生部の積分回路である。
【図7】ブランキング期間の積分回路等価回路図であ
る。
【図8】描画処理期間の積分回路等価回路図である。
【図9】第2の実施の形態におけるガンマ特性制御電圧
変化図である。
【図10】第2の実施の形態におけるガンマ特性制御コ
ードによる階調表現特性例である。
【図11】第3の実施の形態におけるデジタル画像デー
タ配列図である。
【符号の説明】
10 画像データ発生手段 11 デジタル画像信号入力端子 12 デジタルデータレシーバ 13 ラインメモリ 14 駆動用パルス発生器 15 画像表示素子駆動回路 16 ガンマ特性制御コードデコーダ 17 制御電圧発生回路 18 表示パネル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 G09G 3/20 641Q 3/30 301 3/30 301 3/36 3/36 H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル画像データ及び画素クロックを生
    成し送信する画像データ発生手段と、 画像データ発生手段から送られたデジタル画像データに
    応じたパルス幅のパルス波形を生成する波形発生部と、 複数の画像表示素子を複数の行配線と複数の列配線によ
    ってマトリクス状に結線してなる画像表示部と、 該画像表示部を駆動させる画像表示部駆動手段と、を備
    え、 該画像表示部駆動手段が前記波形発生部により生成され
    たパルス波形のパルス幅に基づき表示画像の階調特性を
    制御する画像表示システムにおいて、 ガンマ特性を制御するためのガンマ特性制御コードをブ
    ランキング期間に生成するガンマ特性制御コード発生手
    段と、 前記ガンマ特性制御コードに応じて前記パルス波形のパ
    ルス振幅を変化させる為の制御電圧を発生させる制御電
    圧発生手段と、を有し、 前記ガンマ特性制御コードにより表示画像の階調特性を
    制御することを特徴とする画像表示システム。
  2. 【請求項2】前記画像データ発生手段が前記ガンマ特性
    制御コード発生手段を具備することを特徴とする請求項
    1に記載の画像表示システム。
  3. 【請求項3】前記画像表示部駆動手段により制御するパ
    ルス波形のパルス振幅とは電流値であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の画像表示システム。
  4. 【請求項4】前記画像表示部駆動手段により制御するパ
    ルス波形のパルス振幅とは電圧値であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の画像表示システム。
  5. 【請求項5】前記画像表示部駆動手段が表示画像の階調
    特性を制御するにあたり、階調に応じた数のパルス生成
    クロックをカウントしてパルス波形を生成し、そのカウ
    ント期間を複数のブロックに分け、各ブロック毎にパル
    ス波形のパルス振幅を前記ガンマ特性制御コードにて制
    御することを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像表
    示システム。
  6. 【請求項6】前記画像表示部駆動手段が表示画像の階調
    特性を制御するにあたり、階調に応じた数のパルス生成
    クロックをカウントし、そのカウント期間中、前記制御
    電圧発生手段によりパルス波形のパルス振幅を連続的に
    変化させ、カウント開始時のパルス波形の振幅及びその
    後の振幅の変化率を前記ガンマ特性制御コードにて制御
    することを特徴とする請求項1乃至4に記載の画像表示
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004233844A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Toshiba Corp 表示装置及び表示方法、画像処理装置及び画像処理方法
JP2006154835A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Samsung Electronics Co Ltd 最小限の伝送線を備えるディスプレイ装置及びディスプレイ装置の信号伝送方法。
KR100664849B1 (ko) 2005-12-29 2007-01-04 매그나칩 반도체 유한회사 감마 팔레트 구현을 위한 oled용 드라이버
US8102385B2 (en) 2004-07-23 2012-01-24 Lg Display Co., Ltd. Driving circuit of liquid crystal display device and method for driving the same

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