JP2002364557A - スクロール流体機械 - Google Patents

スクロール流体機械

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JP2002364557A
JP2002364557A JP2001172012A JP2001172012A JP2002364557A JP 2002364557 A JP2002364557 A JP 2002364557A JP 2001172012 A JP2001172012 A JP 2001172012A JP 2001172012 A JP2001172012 A JP 2001172012A JP 2002364557 A JP2002364557 A JP 2002364557A
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JP
Japan
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rolling
joint
movable joint
scroll
guide
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JP2001172012A
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English (en)
Inventor
Atsushi Sakuta
作田  淳
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/10Bearings, parts of which are eccentrically adjustable with respect to each other
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/50Other types of ball or roller bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/42Pumps with cylinders or pistons

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、旋回スクロールの自転を拘束する
とともに、スラスト荷重を支承する自転拘束機構の提供
を目的とする。 【解決手段】 自転拘束機構をフレームに固定された第
1継手ガイドと、旋回スクロールの背面に固定された第
2継手ガイドと、この第1、第2継手ガイド間に設けら
れた可動継手と、第1継手ガイドと可動継手間に配置さ
れた第1球状転動体と、第2継手ガイドと可動継手間に
配置された第2球状転動体第2球状転動体より構成し、
第1球状転動体は、第1継手ガイドと可動継手の対向面
に同じ方向にそれぞれ設けられた第1転動溝内に配置さ
れ、第2球状転動体第2球状転動体は、第2継手ガイド
と可動継手の対向面に第1転動溝と垂直な方向にそれぞ
れ設けられた第2転動溝内に配置されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧縮機、真空
ポンプ等に使用されるスクロール流体機械に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、固定スクロールと、旋回スクロ
ールと、旋回スクロールを駆動するクランクシャフト
と、クランクシャフトを支承するフレームと、旋回スク
ロールの自転を拘束するオルダムリング等からなるスク
ロール流体機械において、圧縮運転時には、固定スクロ
ールと旋回スクロールによって形成される圧縮室内が高
圧となるため、旋回スクロールには軸方向にスラスト力
(スラスト荷重)が働く。このスラスト荷重はオルダム
リングを介してフレームで支承されるが、旋回スクロー
ルとオルダムリングの接触面、またフレームとオルダム
リングの接触面で摩耗が生じる。
【0003】この摩耗を防止するため、別の機構を用い
てスラスト荷重を支承する方法が提案されている。オル
ダムリングの本来の役割は、旋回スクロールの自転拘束
であるため、自転拘束機能も兼ね備えたスラスト軸受で
あることが望ましい。そこで特開平10-306784
号公報、特開2000-186680号公報では、円柱
状の転動体(以下円柱転動体)を用いて、互いに直交す
る2軸方向に運動を規制し、旋回スクロールの自転を拘
束している。またスラスト荷重も、この円柱転動体を介
してフレームあるいは継手ガイドで支承し、スラスト軸
受の役割も果たしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、円柱転動体を直交する2軸方向にそれぞれ
配列して、旋回スクロールの自転を拘束しているが、円
柱転動体は方向性をもっているので、組立時あるいは何
らかの衝撃を受けた場合に、円柱転動体の軸が傾いてし
まう恐れがある。軸が傾くと、転動体の摩耗はもちろん
運転停止といった事態に至る可能性もある。
【0005】本発明は、自転を拘束しつつ、かつスラス
ト軸受の役割も果たし、また転動体の軸心ずれによる摩
耗や運転停止の事態を回避することのできるスクロール
流体機械用自転拘束機構の提供を目的としたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明のスクロール流体機械は、少な
くとも固定スクロールと、旋回スクロールと、この旋回
スクロールを駆動するクランクシャフトと、前記クラン
クシャフトを支承するフレームより構成し、前記旋回ス
クロールを自転拘束機構によって旋回運動させてなるス
クロール流体機械であって、前記自転拘束機構は、前記
フレームに固定された第1継手ガイドと、前記旋回スク
ロールの背面に固定された第2継手ガイドと、前記第
1、第2継手ガイド間に設けられた可動継手と、前記第
1継手ガイドと前記可動継手間に配置された第1転動機
構と、前記第2継手ガイドと前記可動継手間に配置され
た第2転動機構より構成され、前記第1転動機構は、前
記第1継手ガイドと前記可動継手の対向面にそれぞれ設
けられた第1転動溝内に第1転動球状体を配置し、前記
第2転動機構は、前記第2継手ガイドと前記可動継手の
対向面に前記第1転動溝と垂直な方向に設けられた第2
転動溝内に第2球状転動体配置するものである。
【0007】請求項2記載の本発明のスクロール流体機
械は、前記第1転動機構、および前記第2転動機構をそ
れぞれ3箇所以上設けるものである。
【0008】請求項3記載の本発明のスクロール流体機
械は、前記各第1転動機構につき前記第1転動球状体を
1個とし、前記各第2転動機構につき前記第2転動球状
体を1個とするものである。
【0009】請求項4記載の本発明のスクロール流体機
械は、前記第1転動溝、および前記第2転動溝の底面形
状を、円弧形状とするものである。
【0010】請求項5記載の本発明のスクロール流体機
械は、前記第1転動球状体と同数の孔を配する第1保持
プレートを前記第1継手ガイドと前記可動継手間に、前
記第2転動球状体と同数の孔を配する第2保持プレート
を前記第2継手ガイドと前記可動継手間に設けるもので
ある。
【0011】請求項6記記載の本発明のスクロール流体
機械は、前記第1転動機構の全てを、または前記第2転
動機構の全てを挟み込むようにシール部材を設けるもの
である。
【0012】請求項7記載の本発明のスクロール流体機
械は、前記各第1転動機構および前記各第2転動機構を
個々に囲むようにシール部材を設けるものである。
【0013】請求項8記載の本発明のスクロール流体機
械は、前記シール部材を設けるシール溝を前記第1継手
ガイド、前記第2継手ガイドまたは前記可動継手に設け
るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態である
スクロール流体機械は、自転拘束機構は、フレームに固
定された第1継手ガイドと、旋回スクロールの背面に固
定された第2継手ガイドと、第1、第2継手ガイド間に
設けられた可動継手と、第1継手ガイドと可動継手間に
配置された第1転動機構と、第2継手ガイドと可動継手
間に配置された第2転動機構より構成され、第1転動機
構は、第1継手ガイドと可動継手の対向面にそれぞれ設
けられた第1転動溝内に第1転動球状体を配置し、第2
転動機構は、第2継手ガイドと可動継手の対向面に第1
転動溝と垂直な方向に設けられた第2転動溝内に第2球
状転動体配置するものである。これにより、旋回スクロ
ールの自転を拘束しつつ、かつ圧縮運転時に働くスラス
ト荷重に対するスラスト軸受の役割も果たす。さらに球
状の転動体であるため方向性を持たず、軸心ずれによる
摩耗や運転停止といった事態を回避でき、長期にわたっ
て安定した性能を発揮することができる。
【0015】本発明の第2の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、第1転動機構、および第2転動機構をそ
れぞれ3箇所以上設けるものである。これにより、可動
継手の安定性を高めるものである。
【0016】本発明の第3の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、第1転動機構につき前記第1転動球状体
を1個とし、前記各第2転動機構につき前記第2転動球
状体を1個とするものである。これにより、可動継手の
滑らかな動きを実現し、球状体の耐久性を高めるもので
ある。
【0017】本発明の第4の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、第1、第2転動溝の底面形状を、円弧形
状としたものである。これにより、転動体と転動溝を線
接触とすることができ、個々の転動体に加わる圧力を低
減できる一方、転動体の寸法を小さくしたり、個数を少
なくしたりすることができ、流体機械の小型化、コスト
削減を図ることも可能となる。
【0018】本発明の第5の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、第1、第2転動体に、それぞれ第1、第
2保持プレートを設けたものである。これにより、個々
に独立して転動していた転動体を連結させることがで
き、常に一定の間隔で転動体を配置することができる。
その結果、転動体の滑りによる摩耗を防止でき、転動体
の寿命の均一化、長期にわたる運転が可能となる。
【0019】本発明の第6の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、第1、第2転動機構をすべて挟み込むよ
うに部材を設けたものである。これにより、無給油の運
転において、球状転動体の潤滑剤としてグリスを転動溝
に封入した場合、そのグリスが運転時に飛散して圧縮室
内へと入り込むのを防ぐことができる。
【0020】本発明の第7の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、第1、第2転動機構を個々に囲むように
シール部材を設けたものである。これにより、無給油の
運転において、球状転動体の潤滑剤としてグリスを転動
溝に封入した場合、グリスの飛散を防止できるととも
に、グリスを個々の転動溝に保持させることができる。
【0021】本発明の第8の実施の形態であるスクロー
ル流体機械は、シール溝を設けたものである。これによ
り、可動継手の厚みを小さくすることができ、流体機械
の軽量化を図ることができる。
【0022】
【実施例】(実施例1)実施例1を図面に基づいて説明
する。図1はスクロール流体機械の断面図であり、例と
して空気流体機械の場合について述べる。
【0023】最初に、機構部の構成について説明する。
固定スクロール2と旋回スクロール3を噛み合わせて複
数の圧縮室5を形成する。旋回スクロール3にはクラン
クシャフト4が貫通しており、フレーム1及びベアリン
グホルダー6は、このクランクシャフト4を支承する。
クランクシャフト4の反圧縮室側はモータと連結され、
モータを駆動させることで、クランクシャフト4が回転
し、スクロールの旋回運動が行われる。旋回スクロール
3とフレーム1間には、旋回スクロール3の自転拘束機
構50が備えられている。
【0024】次に、被圧縮流体の流れについて説明す
る。被圧縮流体である空気は、フレーム1に設けられた
吸入ポート11より送り込まれ、圧縮室5に閉じ込めら
れる。圧縮室5は中心に向かって容積を減少させながら
移動し、圧縮を行う。中心部に達した圧縮空気は、固定
スクロール2を出て、ベアリングホルダー6によって囲
まれる空間へと移動し、吐出ポート12より吐出され
る。
【0025】上記圧縮過程において課題となるのは、旋
回スクロール3に圧縮反力が働くため、このスラスト荷
重を支承するスラスト軸受が必要となることである。本
発明の自転拘束機構は、旋回スクロール3の自転を拘束
するとともに、スラスト荷重を支承できるものであり、
この機構を図2に示す自転拘束機構50の断面図と可動
継手53の平面図を用いて説明していく。
【0026】フレーム1に第1継手ガイド51が固定さ
れ、旋回スクロール3の背面に第2継手ガイド52が固
定され、第1、第2継手ガイド間には、可動継手53が
設けられる。第1転動機構は、第1継手ガイド51と可
動継手53間に設けられ、第2転動機構は、第2継手ガ
イド52と可動継手53間に設けられる。第1転動機構
には、第1継手ガイド51と可動継手53の対向面に、
それぞれ同じ方向に第1転動溝51aが設けられてお
り、この第1転動溝51a内に第1球状転動体56が配
置されている。また、第2転動機構には、第2継手ガイ
ド52と可動継手53の対向面に、それぞれ第1転動溝
51aと垂直な方向に第2転動溝52aが設けられてお
り、この第2転動溝52a内に第2球状転動体第2球状
転動体57が配置されている。球状転動体56、57は
転動溝51a、52a内でそれぞれ往復運動し、旋回スク
ロール3の自転を拘束している。また、圧縮反力はこの
球状転動体56、57を介して、第1継手ガイド51で
支承される。球状転動体56、57では、転動溝51
a、52aとの接触点が、常に移動し、全面が接触点とな
りうるため、摩耗が抑制される。また球体は方向性を持
たないため、円柱転動体で発生する軸心ずれの問題も解
決される。
【0027】なお、本実施例では球状転動機構は、3ヶ
所に設けた場合を例としたが、個数及び配置はこれに限
らない。図3に4ヶ所とした場合の配置例を2つと、1
0ヶ所とした場合の配置例を1つ示しておく。
【0028】(実施例2)本発明の実施例2を図面に基
づいて説明する。図4は可動継手53の平面図と転動溝
の断面図である。転動溝の底面形状を円弧形状(底面曲
率半径R≧D/2)とすることで、転動体と転動溝を線接
触とすることができ、個々の転動体に加わる圧力を低減
できる。これにより、転動体の摩耗が抑制される。また
転動体の寸法を小さくしたり、個数を少なくしたりする
こともでき、流体機械の小型化あるいはコスト削減を図
ることができる。
【0029】(実施例3)本発明の実施例3を図面に基
づいて説明する。図5自転拘束機構60の断面図と可動
継手63の平面図である。固定スクロールと旋回スクロ
ールの位相により、転動体の中には、ほとんどスラスト
荷重を受けないものも存在する。そのような転動体は転
動溝の中で自由に移動できる状態となっているため、転
動溝の中での位置を規制することはできない。次の瞬間
にスラスト荷重を受け、再び転動体の往復運動が開始さ
れた時、転動体が転動溝の端に到達し、その場所で滑り
を起こす恐れがある。そこで転動体に保持プレート6
1、62を設けることで、個々に独立して転動していた
転動体を連結させることができる。これにより自由に移
動できる転動体が存在しても、この保持プレートで運動
が規制されているため、転動体は常に一定間隔で配置さ
れ、転動溝端部で滑りを起こすことはない。この結果、
転動体の寿命の均一化、長期にわたる運転が可能とな
る。
【0030】(実施例4)本発明の実施例4を図面に基
づいて説明する。図6は自転拘束機構70の断面図と可
動継手73の平面図である。無給油の運転においては、
摺動部の潤滑剤としてグリスが用いられる。しかし、グ
リスは運転中に飛散する恐れがあり、飛散したグリスは
圧縮室へと入り込み、圧縮空気とともに吐出されてしま
う。そこで、可動継手の表裏面に、それぞれ転動溝をす
べて挟み込むようにシール溝71a、71b、72a、7
2b及びシール部材を設ける。これにより、自転拘束機
構内でグリスを閉じ込めるため、飛散したグリスが圧縮
室へと入り込むのをを防ぐことができる。
【0031】(実施例5)本発明の実施例5を図面に基
づいて説明する。図7は自転拘束機構80の断面図と可
動継手83の平面図である。先に述べたように、無給油
の運転においては、摺動部の潤滑剤としてグリスが用い
られる。このグリスは補充されることはないので、転動
溝に保持しておく必要がある。そこで、可動継手の表裏
面に、転動溝を個々に囲むようにシール溝81、82及
びシール部材を設ける。これにより、グリスの飛散を防
止できるとともに、グリスを個々の転動溝に保持させる
ことができ、信頼性の向上を図ることができる。
【0032】(実施例6)本発明の実施例6を説明す
る。可動継手の表裏にシール溝及びシール部材を設けた
場合、表裏面でともに同じ寸法の溝となった場合、可動
継手の厚みを大きくする必要がある。そこで、このシー
ル溝及びシール部材を継手ガイドに設ける。第1側、第
2側とも継手ガイドに設けてもよく、また片方のみ継手
ガイドに設け、他方を可動継手に設けてもよい。これに
より、可動継手の厚みを小さくすることができ、流体機
械の軽量化を図ることができる。
【0033】各実施例では、空気の圧縮を例として挙げ
たが、本発明はこれに限らず、空気以外の流体を圧縮す
ることにも適用でき、また真空ポンプにも適用できる。
さらに、無給油の流体機械の自転拘束機構としても適用
できる。
【0034】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
は、自転拘束機構を第1継手ガイドと、第2継手ガイド
と、この間に設けられた可動継手からなり、第1転動機
構には第1継手ガイドと可動継手の対向面に同じ方向に
それぞれ設けられた第1転動溝内に第1球状転動体を配
置し、第2転動機構には、第2継手ガイドと可動継手の
対向面に第1転動溝と垂直な方向にそれぞれ設けられた
第2転動溝内に第2球状転動体を配置したもので、この
構成によれば、旋回スクロールの自転を拘束しつつ、か
つ圧縮運転時に働くスラスト荷重に対するスラスト軸受
の役割も果たす。さらに球状の転動体であるため方向性
を持たず、軸心ずれによる摩耗や運転停止といった事態
を回避でき、長期にわたって安定した性能を発揮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスクロール流体機械の
断面図
【図2】本発明の実施例1を示す自転拘束機構の断面図
と可動継手の平面図
【図3】本発明の実施例1を示す可動継手の平面図
【図4】本発明の実施例2を示す可動継手の平面図と転
動溝の断面図
【図5】本発明の実施例3を示す自転拘束機構の断面図
と可動継手の平面図
【図6】本発明の実施例4を示す自転拘束機構の断面図
と可動継手の平面図
【図7】本発明の実施例5を示す自転拘束機構の断面図
と可動継手の平面図
【符号の説明】
1 フレーム 2 固定スクロール 3 旋回スクロール 4 クランクシャフト 5 圧縮室 6 ベアリングホルダー 11 吸入ポート 12 吐出ポート 50 自転拘束機構 51 第1継手ガイド 51a 第1転動溝 52 第2継手ガイド 52a 第2転動溝 53 可動継手 56 第1球状転動体 57 第2球状転動体第2球状転動体 61 第1の保持プレート 62 第2の保持プレート 71a、71b 第1のシール溝 72a、72b 第2のシール溝 81 第1のシール溝 82 第2のシール溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16C 33/76 F16C 33/76 A Fターム(参考) 3H029 AA02 AB02 AB06 BB44 CC17 3H039 AA02 AA09 AA12 BB04 CC18 CC22 CC23 3J016 AA03 BB02 CA03 3J101 AA02 AA42 AA53 AA63 BA55 FA02 FA31 GA01 GA29

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも固定スクロールと、旋回スク
    ロールと、この旋回スクロールを駆動するクランクシャ
    フトと、前記クランクシャフトを支承するフレームより
    構成し、前記旋回スクロールを自転拘束機構によって旋
    回運動させてなるスクロール流体機械であって、 前記自転拘束機構は、前記フレームに固定された第1継
    手ガイドと、前記旋回スクロールの背面に固定された第
    2継手ガイドと、前記第1、第2継手ガイド間に設けら
    れた可動継手と、前記第1継手ガイドと前記可動継手間
    に配置された第1転動機構と、前記第2継手ガイドと前
    記可動継手間に配置された第2転動機構より構成され、 前記第1転動機構は、前記第1継手ガイドと前記可動継
    手の対向面にそれぞれ設けられた第1転動溝内に第1転
    動球状体を配置し、 前記第2転動機構は、前記第2継手ガイドと前記可動継
    手の対向面に前記第1転動溝と垂直な方向に設けられた
    第2転動溝内に第2球状転動体配置することを特徴とし
    たスクロール流体機械。
  2. 【請求項2】 前記第1転動機構、および前記第2転動
    機構をそれぞれ3箇所以上設けることを特徴とした請求
    項1記載のスクロール流体機械。
  3. 【請求項3】 前記各第1転動機構につき前記第1転動
    球状体を1個とし、前記各第2転動機構につき前記第2
    転動球状体を1個とすることを特徴とした請求項1また
    は2記載のスクロール流体機械。
  4. 【請求項4】 前記第1転動溝、および前記第2転動溝
    の底面形状を、円弧形状とすることを特徴とした請求項
    1〜3いずれか1項記載のスクロール流体機械。
  5. 【請求項5】 前記第1転動球状体と同数の孔を配する
    第1保持プレートを前記第1継手ガイドと前記可動継手
    間に、前記第2転動球状体と同数の孔を配する第2保持
    プレートを前記第2継手ガイドと前記可動継手間に設け
    ることを特徴とした請求項1〜4いずれか1項記載のス
    クロール流体機械。
  6. 【請求項6】 前記第1転動機構の全てを、または前記
    第2転動機構の全てを挟み込むようにシール部材を設け
    ることを特徴とした請求項1〜5いずれか1項記載のス
    クロール流体機械。
  7. 【請求項7】 前記各第1転動機構および前記各第2転
    動機構を個々に囲むようにシール部材を設けることを特
    徴とした請求項1〜5のいずれか1項記載のスクロール
    流体機械。
  8. 【請求項8】 前記シール部材を設けるシール溝を前記
    第1継手ガイド、前記第2継手ガイドまたは前記可動継
    手に設けることを特徴とした請求項6または7記載のス
    クロール流体機械。
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