JP2002363882A - 印刷用バガス紙とその製造方法。 - Google Patents

印刷用バガス紙とその製造方法。

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Abstract

(57)【要約】 【発明が解決しようとする課題】地球環境保全のため、
日常大量に消費されている木材パルプ紙に代わって10
0%非木材パルプの上質紙とその製造方法を提供するこ
とを課題とする。 【課題を解決するための手段】製糖工場で大量に副生す
るバガスから良質のバガスパルプを作って主原料とし、
副原料としては、竹のチップをPA法の薬液で前処理
し、保存性、蒸解性を飛躍的に改善し、蒸解と漂白精製
により強度のある竹のPA法パルプを得、これを針葉樹
のKPに代わるつなぎパルプとしてバガスパルプに配合
することにより、印刷適性、筆記特性及び風合いの好ま
しい100%非木材の印刷用紙とその製造方法を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は非木材パルプのみの
配合になる上質紙とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自然環境問題の解決の一つの手段とし
て、バガスパルプを主原料とする非木材パルプ100%
で印刷紙を大量に製造することが課題となっている。
【0003】バガスは製糖工業で大量に副生する砂糖キ
ビの搾り粕で、パルプ化も比較的容易であるので、バガ
スパルプを配合して紙を製造することは近年盛んであ
り、新たにパルプ工場の建設を企画する企業も多い。バ
ガスは木材に比べてリグニン含有量が小さく、セルロ−
スとヘミセルロ−スの含有量が多いため、品質の良いパ
ルプが高収率で得られそうであるが、収率は低く、諸強
度は劣り、特に引き裂き強度が劣るなどの欠点を有す
る。これは、バガスの繊維が短く、製糖の際にセルロ−
スが強い機械的衝撃を受け破壊されているうえに、AP
蒸解薬液(水酸化ナトリウム単独の水溶液)による高温
下での化学的損傷を受けているものと考えられる。これ
らの欠点は、KP蒸解薬液(水酸化ナトリウムと硫化ナ
トリウムの混合液)やPA蒸解薬液(過酸化水素のアル
カリ溶液に安定剤等の蒸解助剤を添加)で蒸解して得ら
れるパルプが、引き裂き強度以外の諸強度が大きく向上
することでも理解できる。
【0004】バガスパルプのみで紙を製造するには強度
が足りない。叩解を進めれば裂断長や、比破裂強度は幾
分上がるが、濾水度は下がり、抄紙適性は落ち、引き裂
き強度は更に低下し、得られる紙の密度は上がりパリパ
リになり、不透明度は著しく低下して印刷用紙をはじ
め、筆記洋紙など通常の紙は製造できない。しかして、
バガスパルプを主原料として、繊維長の大きい針葉樹の
KPがを10〜20% 配合して印刷用紙や筆記用紙のような
上質紙や、板紙のような産業用紙を製造してきた。
【0005】最近地球環境問題に一般の関心が高まり、
非木材パルプのみで製造した印刷用紙が市場で求められ
るようになった。南では木材も非木材も一般に繊維長は
短く、比較的長い竹の他は麻以外に繊維の長いものは求
められないとされてきた。
【0006】しかし、麻は資源的に少なく、ロ−プや織
物等に用途があるため貴重であり、麻から作るパルプは
特殊紙等の用途があるため極めて貴重で、安価な一般紙
の製造につなぎパルプとして大量に供給するような見通
しは容易に立たなかった。
【0007】竹は熱帯亜熱帯で竹林を作り、かなり纏ま
って生育しており、資源的にも豊富である。しかも、竹
は多年生草本であるので、1年中収穫することが可能な
非木材資源である。一部ではAP法(蒸解薬液は水酸化
ナトリウムの水溶液)等のパルプ化法でパルプを生産し
使われてきた。しかし、竹には糖や澱粉などのセルロ−
ス以外の低分子量の炭水化物が多く、工場の土場に短期
間置いていても激しく黴びたり、腐ったりする欠点があ
る。蒸解工程で竹は薬液の浸透が悪く、表面に比べると
内部は蒸解が悪く蒸解むらが起こりやすく、1年物、2
年物は3年物、4年物に比べ遙に蒸解が容易であり、ま
た節の部分は節間の部分に比べ遙に蒸解が困難であっ
た。このように、従来竹の蒸解むらによって、特に節の
部分は漂白困難なトゲトゲの結束繊維からなる固く黒い
ゴミは分離除去が困難なため製品パルプの品質や収率を
下げてきた。竹パルプを単独で使った上質紙や、つなぎ
パルプとして使った非木材パルプの上質紙の品質を損ね
るため、上質の非木材紙の南での製造は、北米又は北欧
の針葉樹のKPを輸入して配合する以外は至難でであっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は大量に生産可
能ではあるが、強度が低いバガスパルプを主原料とし、
良質のつなぎパルプとして竹をPA法でパルプ化して用
いるとともに、所望により抄紙助剤を合することにより
強度と、風合いのよい100%非木材パルプによる上質
紙紙と、その製法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は製糖工場で大量
に副生するバガスを従来法、又は好ましくはPA法でパ
ルプ化し、得られるバガスパルプを主原料とし、これに
つなぎパルプの原料としては、腐りやすく、また節があ
るため蒸解むらが起きやすく、蒸解後の未蒸解物や塵の
分離除去困難であったため、大量に有りながら利用され
ていなかった竹をPA法でパルプ化して用いた。竹はP
A法蒸解薬液で前処理することにより、薬液を浸透させ
保存性を良くし輸送貯蔵を容易にするとともに、蒸解時
に蒸解むらを無くし、液比を極限に下げた気相による急
速蒸解をも可能とし、未蒸解物の無い漂白容易な未晒パ
ルプと、漂白により、良質のつなぎパルプを得た。
【0010】抄紙助剤として、サイズ剤、填料及びコッ
トンパルプ又は及びわらパルプを添加することにより印
刷適性及び筆記特性の良い上質紙が非木材パルプ100
%で得られるようになった。
【0011】
【発明実施の形態】主原料として用いるバガスパルプは
PA法パルプであることが望ましい。AP法、KP法及
びPA法のいずれの方法で得られたパルプでも100%
非木材紙の主原料として使用可能である。しかし、KP
法又はPA法で得られたバガスパルプはAP法で得られ
たものよりも裂断長及び、比破裂強度等が大きいので、
つなぎパルプの添加量は少なくてすむ。 またバガスを
KP法でパルプ化するよりも、PA法でパルプ化するこ
とは、未晒パルプがKP法の半晒パルプ程度の白色度を
有すること、漂白に際し、無塩素化若しくは低塩素化が
容易で、地球環境問題に取り組むうえで望ましい。
【0012】PA法によるバガスのパルプ化は常法によ
って行う。そのパルプ化条件は幅広く取れるが、通常好
ましくは苛性アルカリと炭酸アルカリを、全アルカリと
してNa2 O換算で15〜30%、苛性化度65〜85
%、過酸化水素をH22 として2〜5%、アントラキ
ノン0.05〜0.2%、キレ−ト剤としてDTPA、
1−ヒドロキシアルキリデン−1,1−フォスフォン酸
等又はそれらの塩を0.2〜0.5%、水と任意に混ざ
り合う極性の有機溶媒としてNMP(ノルマルメチルピ
ロリドン)等を0.05〜0.2%、マグネシウム化合
物として水酸化マグネシウム等をMgOとして0.05
〜0.2%、を用いて蒸解薬液とする。液相蒸解も気相
蒸解も可能であるが、PA法における気相蒸解は煮えむ
ら無しに液比を1.5〜2.2L/kgと極めて小さく
取れ、パルプの蒸解とパルプ廃液の濃縮のエネルギ−を
極端に削減出来るので、二酸化炭素による地球温暖化防
止のうえで好ましい。蒸解は最高温度110 〜130 ℃、同
保持時間は30〜120分である。得られた未晒パルプ
はカッパ−価3〜10と極めて低く、ハンタ−白色度は
45〜60%と極めて高く、漂白はPa薬液(アルカリ
性の過酸化水素溶液)又は酸素共存のPa薬液処理で高
い白色度の半晒パルプが得られる。二酸化塩素漂白で省
塩素漂白が、オゾン漂白により無塩素漂白が可能でとも
にハンタ−白色度80〜92%の高白色度の晒パルプが
得られる。
【0013】竹パルプの原料としての竹は種々の種類の
竹が利用できるが、竹の建材、竹串、竹細工等製造時に
副生する屑竹などを利用すれば、ゴミ減らしと資源化に
よる大きな付加価値が生まれるので好ましい。PA法と
そのシステムによるパルプ化で、竹パルプの品質および
収率の著しい向上が見られる。
【0014】竹の蒸解薬液としてはバガスの蒸解に使わ
れる薬液の組成範囲のものが使用されるが、幾分煮えに
くいので、蒸解薬液中のアルカリ使用料量をNa2
15〜25%、好ましくは17〜23%とし、最高温度
を130〜170℃、好ましくは140〜160℃で行
う。PA蒸解に先立って竹チップをPA蒸解薬液に浸積
し、輸送貯蔵することは、腐敗し易い竹の保存性を格段
に向上させ、また常温における温和な蒸解が進むので湾
曲した竹のチップを軟らかくし減容に貢献するので、長
期貯蔵と長距離輸送を可能とし、地球規模での大量集荷
が容易になった。一方薬液の浸透が前蒸解効果をもたら
し、竹の難蒸解性を大きく改善し、蒸解むらを無くし、
パルプ中の夾雑物と塵を殆ど無くし、上質紙の製造に使
えるつなぎパルプの調製を可能とした。
【0015】わらパルプとコットンパルプを配合するこ
とにより、100%非木材パルプで印刷適性、筆記性及
び風合いが更に良質の上質紙とその製造方法を提供しう
るに至った。特にわらパルプの配合は印刷適性の向上に
寄与し、コットンパルプの配合は高級感のある風合を持
った上質紙の供給に寄与する。このいずれも添加量が少
ないので、従来法によるパルプ化法でもよいが、PA法
によればパルプの品質向上がさらに期待出来る。PA法
による蒸解条件は、わらパルプにあってはバガスのパル
プ化条件が適用でき、コットンパルプにあっては竹のパ
ルプ化条件が適用できる。
【0016】抄紙は安く大量供給が可能なバガスパルプ
を70〜95%、好ましくは80〜90%と高い率で配
合できる。出来得れば強度の大きいPA法のバガスパル
プを用いるようにすることが、つなぎパルプの使用量を
減らすことを可能とする。叩解は全てのパルプを混合し
て同時に行うよりも、それぞれ別個に叩解する方が、つ
なぎパルプの配合率が低くとも強度の大きいバガス紙を
得るのに好ましい。
【0017】バガスは強い叩解を行っても強度があまり
上がらずに濾水度が下がり抄紙適性が悪くなるのでCS
Fが350〜650mL、好ましくはCSF 450〜
550mLに止めるのが望ましい。
【0018】竹をPA法で蒸解して得られるパルプは強
度を上げるため幾分叩解を強くし、CSF 350m
L、好ましくはCSF 400〜500mLに工程を管
理することが望ましい。わらパルプは紙の表面平滑性を
良くし印刷適性の向上に寄与するが、叩解を軽度に抑え
ることは抄紙工程において水切れの低下を防げるのでC
SF 400〜600mL、好ましくはCSF 450
〜550mLに工程を管理することが望ましい。
【0019】コットンパルプは印刷用バガス紙の風合い
の向上に寄与し、高級感を出すのによいが、叩解を進め
ないと紙の表面を極度に損ねることがあるのでCSF
150 mL、好ましくはCSF 200〜300mL
に工程を管理することが望ましい。
【0020】つなぎパルプとして屑ジュ−トから得られ
たパルプの配合率は5〜30%、好ましくは10〜20
%である。補助原料として用いるわらパルプは配合率は
3〜15%で、コットンパルプの配合率は5〜10%で
ある。
【0021】抄紙助剤としてサイズ剤及び填料等を通常
添加する。サイズ剤は紙に適度の耐水性を持たせ、にじ
み止めを行うもので従来、代表的なロジンサイズがある
が、ロジン石鹸でパルプを処理したあとで、硫酸バンド
で弱酸性にして反応を止めるので、セルロ−スは長い年
月で痛む。近年文書の保存のため、中性サイズが好まれ
る。中性サイズ剤としてはアルキルケテンダイマ−、等
通常使われているものの内から選べるし、CMCやにか
わサイズ等の表面サイズを行うことも出来る。填料は紙
の不透明度を上げるために有効で、特に使用パルプにペ
ントサンが多く含まれるバガスや稲わら等のパルプは叩
解することにより紙の密度が上がりパリパリするととも
に不透明度が下がり印刷の裏抜けが激しくなる。本発明
によればジュ−トパルプによって無理な叩解を進めない
ので、填料の添加の必要性は少なくなる。もし加えるな
らば填料としてチャイナクレイ、タルク、チタンホワイ
ト等が有効である。
【0022】抄紙は薄物の少量生産には円網、短網等の
ヤンキ−マシン、中、重量の多層紙のうち、大量生産に
は円網抄紙機が、通常の坪量の紙の大量生産には長網又
はツインワイヤ−マシンによるのが好ましい。キャレン
ダ−又はス−パ−キャテンダ−による処理は紙の表面を
更に平滑にるのに効果がある。
【0023】
【発明の効果】主原料のバガスパルプは農産廃棄物を利
用して製造可能であり、副原料の竹パルプ、わらパル
プ、コットンパルプのいずれも南の未利用資源から得ら
れ、これらの配合によって、100%非木材パルプからな
る、良質の印刷適性と、筆記特性の良い上質紙の製造が
可能となった。
【0024】
【実施例】次に本発明を実施例により更に説明するが、
本発明はこの実施例によって限定されるものではない。
【0025】実施例1 バガスのAP法による晒パルプ82%に竹のPA法の晒
パルプ18%を用いた。ガスパルプは常法に基づきAP
法でバガスを蒸解して収得した。竹パルプは1〜4年生
の真竹をPA蒸解(薬液は、苛性アルカリと炭酸アルカ
リを、全アルカリとしてNa2 O換算で23%、苛性化
度80%、過酸化水素をH22 として3%、アントラ
キノン0.1%、キレ−ト剤として1-ヒドロキシアルキ
リデン−1,1−フォスフォン酸0.1%、水と任意に
混ざり合う極性の有機溶媒としてNMP(ノルマルメチ
ルピロリドン)を0.1%、マグネシウム化合物として
水酸化マグネシウムをMgOとして0.1%、を用いて
蒸解薬液とし、液比を2.8L/kgとし、竹と混合し
て常温で30日貯蔵した。蒸解は最高温度140℃、同保
持時間は120分で行った。得られた未晒パルプはカッ
パ−価9、ハンタ−白色度は41%であった。漂白はP
a薬液(アルカリ性の過酸化水素溶液: 水酸化ナトリウ
ムをNaOとして2%、H22 2%、DTPA
0.1%、液比5L/kg、90℃、1 時間) で処理
後、二酸化塩素漂白でハンタ−白色度81%の高白色度
の晒パルプが得られた。バガスパルプはCSF 530
mLまで叩解し、竹のPA法によるパルプはCSF 4
80mLまで叩解し、両者を合わせアルキルケテンダイ
マ−0.3%を加えて中性サイズを施し、填料としてチ
ャイナクレイ7%を加えて、長網マシンによって米坪量
55g/mの紙を得、さらにス−パ−カレンダ−にか
けてバガスを主原料とする100%非木材パルプからなる上
質紙(裂断長4.0km、比破裂強度3.4、比引き裂
き強度78) を得た。
【0026】実施例2 バガスのPA法による晒パルプ80%に竹のPA法の晒
パルプ10%、わらのPA法による晒パルプ3%、コッ
トンリンタ−パルプ7%とを用いた。PA法によるバガ
スのパルプ条件は苛性アルカリと炭酸アルカリを、全ア
ルカリとしてNaO換算で18%苛性化度75%、過
酸化水素をH22 として3%、アントラキノン0.1
%、キレ−ト剤として1-ヒドロキシアルキリデン−1,
1−フォスフォン酸を0.3%、NMPを0.1%、マ
グネシウム化合物として水酸化マグネシウム等をMgO
として0.1%、を用いて蒸解薬液とした。気相蒸解で
液比を1.9L/kgで最高温度120℃、同保持時間
は120分であった。得られた未晒パルプはカッパ−価
4、ハンタ−白色度は45%であった。漂白はPa薬液
(アルカリ性の過酸化水素溶液)で液比10L/kg、
90℃で90分処理し、高い白色度の半晒パルプが得
た。さらに二酸化塩素漂白でハンタ−白色度85%の高
白色度の晒パルプを得た。竹パルプは実施例1で得られ
たPA法のパルプを用いた。コットンパルプとわらパル
プは実施例1と同ロットのパルプをそれぞれ用いた。バ
ガスのPA法によるパルプはCSF 550mLまで叩
解し、これに竹のPA法によるパルプをCSF 500
mLまで叩解し、両者を合わせアルキルケテンダイマ−
0.3% を加えて中性サイズを施し、填料としてチャ
イナクレイ10%を加えて、長網マシンによって米坪量
53g/mの紙を得、さらにス−パ−カレンダ−にか
けてバガスを主原料とする100%非木材パルプからな
る上質紙(裂断長4.9km、比破裂強度4.5、比引
き裂き強度87) を得た。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バガス( 砂糖キビの搾り粕) のパルプを主
    原料パルプとして、つなぎのパルプとして竹のPA法の
    パルプと、所望により抄紙助剤を用いる非木材パルプ10
    0%であることを特徴とする上質紙とその製造方法。
  2. 【請求項2】補助原料パルプとして竹のPA法パルプの
    他にわらパルプ又は及びコットンパルプを用いる請求項
    1の上質紙とその製造方法。
  3. 【請求項3】わらパルプ又は及びコットンパルプがPA
    法パルプである請求項1及び2の上質紙とその製造方
    法。
  4. 【請求項4】抄紙助剤としてサイズ剤、填料を用いる請
    求項1、2及び3の上質紙とその製造方法。
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