JP2002363061A - クリーム状皮膚洗浄剤 - Google Patents

クリーム状皮膚洗浄剤

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JP2002363061A
JP2002363061A JP2001164046A JP2001164046A JP2002363061A JP 2002363061 A JP2002363061 A JP 2002363061A JP 2001164046 A JP2001164046 A JP 2001164046A JP 2001164046 A JP2001164046 A JP 2001164046A JP 2002363061 A JP2002363061 A JP 2002363061A
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fatty acid
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Seiji Kono
斉治 河野
Soichiro Watanabe
総一郎 渡辺
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Kose Corp
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Kose Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用感(使用中の泡立ち、使用中の感触、洗浄
後の保湿感)、経時安定性(温度による粘度変化)に優
れたクリーム状皮膚洗浄剤を提供すること。 【解決手段】(A)アニオン性界面活性剤、(B)無水
ケイ酸、(C)水溶性ポリアルキレングリコールを必須
成分として含有し、さらに(D)カチオン性高分子及び
/または両性界面活性剤を含有するクリーム状皮膚洗浄
剤。更に成分(A)のアニオン性界面活性剤が、アミノ
酸系界面活性剤であるクリーム状皮膚洗浄剤。また成分
(A)の含有量が、5〜25質量%、成分(B)の含有
量が、1〜15質量%であり、成分(B)と成分(C)
の配合割合が重量比で(B):(C)=100:1〜
1:1であるクリーム状皮膚洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感触・安定性の良
好なクリーム状皮膚洗浄剤に関し、さらに詳しくは、温
度による粘度変化が少なく経時安定性が良好で、かつ泡
立ち、使用感に優れ、洗浄後の保湿感に優れたクリーム
状皮膚洗浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、皮膚洗浄剤は、性状別に分類する
と、固形状・クリーム状・液状・粉末のものが用いられ
てきた。これらの中でも、クリーム状の皮膚洗浄剤は、
適量を簡便にとり出せ、水にたやすく溶解させることが
でき、泡立てやすいなど使用性が優れ、また外観等も優
美であることから好んで使用されてきた。従来のクリー
ム状皮膚洗浄剤は、泡立ちが良く洗浄効果が高いなどの
特徴から脂肪酸石鹸を主成分としたものが多かった。し
かしながら脂肪酸石鹸を主成分としたものは、一方で温
度による粘度変化が大きいという欠点を有する場合があ
った。具体的には常温では良好なクリーム状であって
も、低温では硬くなり、また高温では粘度が低くなりす
ぎて使用性を損なう場合があった。この安定性の欠点を
解消するために、水溶性高分子やモンモリロナイトクレ
ー系無機粉末、無水ケイ酸などの各種ゲル化剤を配合す
る方法が試みられてきた(例えば、特開昭53−413
09号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらゲル化剤
として、メチルセルロースなどのノニオン性の水溶性高
分子増粘剤を配合した場合には、良好な安定性を確保で
きない場合があり、モンモリロナイトクレー系無機粉末
のゲル化剤は、安定性の向上効果はあるが酸性領域では
使用できないという欠点を有していた。さらに無水ケイ
酸は、増粘効果はあるが温度変化による影響を受ける場
合があり、使用感においても特に洗浄後にきしみ感が残
る場合があった。従って、温度による粘度変化が少なく
経時安定性が良好で、かつ泡立ち、使用感に優れ、洗浄
後に適度な保湿感を持ったクリーム状皮膚洗浄剤の開発
が望まれていた。
【0004】
【問題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者等は上記欠点を克服すべく鋭意研究を行なった
結果、アニオン性界面活性剤と、無水ケイ酸と、水溶性
ポリアルキレングリコールと、カチオン性高分子及び/
または両性界面活性剤を組み合せて配合することによ
り、上述した課題を解決し得ることを見出し、この知見
に基づいて本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、成分(A)アニオン
性界面活性剤、成分(B)無水ケイ酸、成分(C)水溶
性ポリアルキレングリコールを必須成分として含有し、
さらに成分(D)カチオン性高分子及び/または両性界
面活性剤を含有することを特徴とするクリーム状皮膚洗
浄剤である。また好ましくは成分(A)のアニオン性界
面活性剤が、アミノ酸系界面活性剤であるクリーム状皮
膚洗浄剤である。さらに好ましくは成分(A)の含有量
が5〜25質量%、成分(B)の含有量が1〜15質量
%であり、成分(B)と成分(C)の配合割合が重量比
で(B):(C)=100:1〜1:1であるクリーム
状皮膚洗浄剤である。またさらに好ましくは成分(E)
として成分(C)を除くノニオン性界面活性剤を含有す
るクリーム状皮膚洗浄剤である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の構成について述べ
る。本発明に用いられる成分(A)のアニオン性界面活
性剤は、優れた洗浄効果を付与するためにクリーム状皮
膚洗浄剤として必須の成分である。本発明に用いられる
成分(A)のアニオン性界面活性剤は、特に限定されな
いが、具体的に例示すると脂肪酸塩、アルキルスルホン
酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、
ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルフォン化脂肪酸
塩、アシルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル燐酸塩、アルキルエーテルカルボン酸
塩、N−アシルアミノ酸塩等が挙げられる。また対塩基
としてはナトリウム、カリウム、アンモニア、トリエタ
ノールアミン、アルギニン、リジン、ヒスチジン、オル
チニン、オキシリジン等を挙げることができる。これら
は、必要に応じて一種、又は二種以上を組み合わせて用
いることができる。これらの中でも良好な洗浄効果、経
時安定性を得るためにはN−アシルアミノ酸塩等のアミ
ノ酸系界面活性剤が好ましく、具体的にはN−パーム核
油脂肪酸アシルグリシンアンモニウム、N−ステアロイ
ルアラニンナトリウム、N−ミリストイルアスパラギン
酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルグルタミン酸
ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸カリウム、N
−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−
ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ
油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪
酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ
油脂肪酸アシルグリシンカリウム等が挙げられる。これ
らは必要に応じて一種または二種以上を適宜選択して用
いることができる。更にこれらの中でも良好な洗浄効
果、経時安定性、泡立ちなどの使用感をより得るために
はN−アシルグルタミン酸塩が好ましく、具体的にはN
−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル
グルタミン酸カリウム、N−ラウロイルグルタミン酸ト
リエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミ
ン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸
カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエ
タノールアミン等が挙げられる。
【0007】本発明に用いられる成分(A)のアニオン
性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好まし
くは、5〜25質量%(以下、単に「%」と記す)、更
に好ましくは7〜20%である。
【0008】本発明に用いられる成分(B)の無水ケイ
酸は、クリーム状皮膚洗浄剤のゲル化剤として増粘効果
を付与する目的で含有されるものである。本発明に用い
られる成分(B)の無水ケイ酸は、特に限定されず、比
表面積、粒子径等により、種々のグレードのものや一部
酸化アルミニウムが混合されて製造された無水ケイ酸が
使用できる。ゲル化剤としてより高い増粘効果を得るに
は高純度超微粒子無水ケイ酸粉末、一部酸化アルミが混
合されて製造された超微粒子無水ケイ酸粉末が好まし
く、更に親水性の無水ケイ酸が好ましい。
【0009】本発明に用いられる成分(B)の無水ケイ
酸の含有量は、特に限定されないが、好ましくは、1〜
15%であり、更に好ましくは、5〜10%である。
【0010】本発明に用いられる成分(C)の水溶性ポ
リアルキレングリコールは、温度による粘度変化を少な
くする目的で含有され、成分(B)の無水ケイ酸と併用
することで増粘効果に加えて温度安定性が相乗的に向上
する。本発明に用いられる成分(C)の水溶性ポリアル
キレングリコールは、特に限定されないが、具体的に例
示するとポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンブチルエーテル等のポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンポリプロピレングリコール、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンランダム共重合型ポリマ
ー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリ
ルエーテル、ポリオキシプロピレングリセリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエチレン
ジアミンエーテル等のHLB値が10以上の水溶性もの
が挙げられる。これらは必要に応じて一種または二種以
上を適宜選択して用いることができる。これらの中でも
より優れた温度安定性を得るためにポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレングリコールが好ましい。
【0011】本発明に用いられる成分(C)の水溶性ポ
リアルキレングリコールの含有量は、特に限定されない
が、より優れた温度安定性を得るには、成分(B)の無
水ケイ酸と成分(C)の水溶性ポリアルキレングリコー
ルの配合割合が重量比で(B):(C)=100:1〜
1:1の範囲にあることが好ましく、更に20:1〜
2:1の範囲にあるとより好ましい。
【0012】本発明に用いられる成分(D)のカチオン
性高分子及び/または両性界面活性剤は、使用時の泡立
ち、感触を良好にし、更に使用後の肌に保湿感を付与す
る目的で含有されるものである。成分(A)のアニオン
性界面活性剤と併用することで使用時の泡立ち、感触を
相乗的に向上させることができ、更に成分(B)の無水
ケイ酸と併用することで、無水ケイ酸の増粘効果を損な
うことなく、無水ケイ酸による洗浄後のきしみ感を解消
し、優れた保湿感を付与するものである。本発明に用い
られる成分(D)のカチオン性高分子は、特に限定され
ないが、具体的には塩化O−[2−ヒドロキシ−3−
(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチル
セルロース等のカチオン化セルロース、塩化O−[2−
ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]
グァーガム等のカチオン化グァーガム、塩化ジメチルジ
アリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体、ヒドロ
キシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムク
ロリド等が挙げられる。これらは必要に応じて一種また
は二種以上を適宜選択して用いることができる。これら
の中でもより優れた感触及び保湿感を得るためには、塩
化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニ
オ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−
[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロ
ピル]グァーガムが好ましい。これらは、カチオン化
度、分子量など種々のグレードのものを使用できる。
【0013】本発明に用いられる成分(D)のカチオン
性高分子の含有量は、特に限定されないが、好ましく
は、0.1〜2%である。
【0014】本発明に用いられる成分(D)の両性界面
活性剤は、通常の洗浄剤に使用される両性の界面活性剤
であれば特に限定されないが、酢酸ベタイン型両性界面
活性剤又はイミダゾリン型両性界面活性剤が好ましく、
酢酸ベタイン型両性界面活性剤としては、オクチルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイ
ン、ミリスチルジメチルアミノ酢酸ベタイン、セチルジ
メチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピ
ルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミ
ノ酢酸ベタイン、ラウリン酸アミドプロピルジメチルア
ミノ酢酸ベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルアミノ
酢酸ベタイン、セチルジヒドロキシエチルアミノ酢酸ベ
タイン等が挙げられ、またイミダゾリン型両性界面活性
剤としては2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ
油脂肪酸−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチ
ルエチレンジアミンナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N
−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエ
チレンジアミン二ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸−N−
カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルエチ
レンジアミン二ナトリウム等が挙げらる。これらは必要
に応じて一種または二種以上を適宜選択して用いること
ができる。これらの中でもラウリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、2−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸−N−
カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチ
レンジアミン二ナトリウムが好ましい。
【0015】本発明に用いられる成分(D)の両性界面
活性剤の含有量は、特に限定されないが、好ましくは、
1〜15%である。
【0016】更に本発明において、更なる使用感、安定
性向上を目的として成分(E)の成分(C)を除くノニ
オン性界面活性剤を含有することも可能である。成分
(C)を除くノニオン性界面活性剤を含有することで、
成分(D)のカチオン性高分子及び/または両性界面活
性剤による使用感、保湿感及び成分(C)の水溶性ポリ
アルキレングリコールによる温度安定性を更に相乗的に
向上させることができる。
【0017】本発明に用いられる成分(E)のノニオン
性界面活性剤は、特に限定されないが、具体的にはグリ
セリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、ソルビトールの脂肪酸エステル、蔗糖
脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラ
ウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチン酸ジタノール
アミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン
酸モノイソプロパノールアミド、ポリオキシプロピレン
ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミド等が挙げられ
る。これらは必要に応じて一種または二種以上を適宜選
択して用いることができる。これらの中でもヤシ油脂肪
酸ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミ
ド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モ
ノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロパノール
アミド、ポリオキシプロピレンヤシ油脂肪酸モノイソプ
ロパノールアミド等の高級脂肪酸エタノールアミドが好
ましい。
【0018】本発明に用いられる成分(E)のノニオン
性界面活性剤の含有量は、特に限定されないが、好まし
くは、1〜20%である。
【0019】本発明に於いては、上記の成分のほか、香
料、染料・顔料等の色素、防腐剤、殺菌剤、消炎剤、キ
レート剤、粘度調整剤、起泡剤、泡安定化剤、湿潤剤、
過脂肪剤、パール剤、各種薬剤等を配合することができ
る。なお、本発明のクリーム状皮膚洗浄剤は、洗顔料、
洗髪料、身体洗浄料等に適用することができる。
【0020】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に説明す
る。なお、これらは本発明を何ら限定するものではな
い。
【0021】実施例1〜7および比較例1〜4:クリー
ム状皮膚洗浄料 表1、表2に示す組成および下記製法にてクリーム状皮
膚洗浄料を調製した。得られたクリーム状皮膚洗浄料
を、(1)使用感(使用中の泡立ち)、(2)使用感
(使用中の感触)、(3)使用感(洗浄後の保湿感)、
(4)経時安定性(温度による粘度変化)について、下
記の方法により評価し結果を併せて、表1、表2に示し
た。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】(製法) A:成分1〜6、8〜10を均一に混合する。 B:成分7をAに添加混合し、クリーム状皮膚洗浄料を
得た。
【0025】(評価方法)女性評価パネル20名に、ク
リーム状皮膚洗浄料について(1)使用感(使用中の泡
立ち)、(2)使用感(使用中の感触)、(3)使用感
(洗浄後の保湿感)について、下記(a)評価基準にて
5段階評価し、更に各試料の評点の平均値を(b)4段
階判定基準を用いて判定した。
【0026】(a)5段階評価基準 (評点) (評価) 4 : 非常に良い(ある) 3 : 良い(ある) 2 : 変わらない 1 : やや悪い(ない) 0 : 悪い(ない) (b)4段階判定基準 (評点) (判定) 3.0以上 : ◎ 2.0以上、3.0未満 : ○ 1.0以上、2.0未満 : △ 1.0未満 : ×
【0027】(4)経時安定性(温度による粘度変化)
の評価 表1、表2のクリーム状皮膚洗浄料を5、40℃に恒温
放置し、1ヶ月放置後の試料について粘度の変化を下記
の(c)4段階評価基準にて判定した。
【0028】 (c)4段階評価基準 [判定] ・粘度の変化は殆ど見られない ◎ ・粘度の変化が少し見られる ○ ・粘度の変化が大きく使用性を損なう △ ・粘度の変化がかなり大きく使用できない ×
【0029】表1、表2の結果から明らかなように、本
発明に係わる実施例1〜7は、使用感(使用中の泡立
ち、使用中の感触、洗浄後の保湿感)、経時安定性(温
度による粘度変化)に優れたクリーム状皮膚洗浄料であ
った。
【0030】 実施例8:クリーム状洗顔料 (成分) (%) (1)N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノ ールアミン(30%) 15 (2)N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 5 (3)ラウリン酸トリエタノールアミン 1 (4)ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二 ナトリウム(30%) 3 (5)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(30%) 10 (6)2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒド ロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(30%) 5 (7)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ ―ル(240E.O.)(60E.O.) 1.5 (8)カチオン化セルロース 注1 0.5 (9)ラウリン酸ジエタノールアミド 5 (10)1,3−ブチレングリコール 5 (11)ジプロピレングリコール 5 (12)グリセリン 1 (13)無水ケイ酸 10 (14)香料 適量 (15)防腐剤 適量 (16)精製水 残量 注1.ポリマーJR400(ユニオンカーバイド社製)
【0031】(製法) A:成分(1)〜(12)、(14)〜(16)を均一
に混合する。 B:成分(13)をAに添加混合し、クリーム状洗顔料
を得た。
【0032】実施例8で得られたクリーム状洗顔料は、
使用感(使用中の泡立ち、使用中の感触、洗浄後の保湿
感)、経時安定性(温度による粘度変化)に優れたもの
であった。
【0033】 実施例9:クリーム状ボディ洗浄料 (成分) (%) (1)N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノ ールアミン(30%) 10 (2)N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム 5 (3)ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリ ウム(26%) 3 (4)ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリ ウム 3 (5)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(30%) 5 (6)N−ヤシ油脂肪酸−N−カルボキシメトキシエチ ル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナ トリウム(38%) 5 (7)ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコ ―ル(240E.O.)(60E.O.) 2.5 (8)カチオン化セルロース 注1 1 (9)ラウリン酸モノイソプロパノールアミド 3 (10)プロピレングリコール 5 (11)ジプロピレングリコール 5 (12)ジグリセリン 1 (13)無水ケイ酸 10 (14)香料 適量 (15)防腐剤 適量 (16)精製水 残量 注1.ポリマーJR400(ユニオンカーバイド社製)
【0034】(製法) A:成分(1)〜(12)、(14)〜(16)を均一
に混合する。 B:成分(13)をAに添加混合し、クリーム状ボディ
洗浄料を得た。
【0035】実施例9で得られたクリーム状ボディ洗浄
料は、使用感(使用中の泡立ち、使用中の感触、洗浄後
の保湿感)、経時安定性(温度による粘度変化)に優れ
たものであった。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のクリーム状
皮膚洗浄剤は、使用感(使用中の泡立ち、使用中の感
触、洗浄後の保湿感)、経時安定性(温度による粘度変
化)に優れたものであり、クリーム状皮膚洗浄剤として
優れた品質を有するものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 10/02 C11D 10/02 17/08 17/08 Fターム(参考) 4C083 AB171 AB172 AC111 AC112 AC122 AC582 AC642 AC662 AC712 AC782 AC792 AD041 AD042 AD132 BB04 BB05 BB06 BB07 CC22 CC23 DD31 EE01 EE06 EE07 4H003 AB04 AB09 AB22 AC13 AD03 AD04 BA15 DA02 EA15 EA25 EB04 EB05 EB34 EB42 ED02 FA16 FA18 FA21 FA26 FA30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)〜(C)、 (A)アニオン性界面活性剤 (B)無水ケイ酸 (C)水溶性ポリアルキレングリコール を必須成分として含有し、さらに成分(D)としてカチ
    オン性高分子及び/または両性界面活性剤を含有するこ
    とを特徴とするクリーム状皮膚洗浄剤。
  2. 【請求項2】成分(A)のアニオン性界面活性剤が、ア
    ミノ酸系界面活性剤であることを特徴とする請求項1記
    載のクリーム状皮膚洗浄剤。
  3. 【請求項3】成分(A)の含有量が5〜25質量%、成
    分(B)の含有量が1〜15質量%であり、成分(B)
    と成分(C)の配合割合が重量比で(B):(C)=1
    00:1〜1:1であることを特徴とする請求項1又は
    2のいずれかに記載のクリーム状皮膚洗浄剤。
  4. 【請求項4】さらに成分(E)として成分(C)を除く
    ノニオン性界面活性剤を含有することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のクリーム状皮膚洗浄剤。
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