JP2002362720A - モジュール式コンベヤベルトおよびモジュール式コンベヤベルトの製造方法 - Google Patents

モジュール式コンベヤベルトおよびモジュール式コンベヤベルトの製造方法

Info

Publication number
JP2002362720A
JP2002362720A JP2001338761A JP2001338761A JP2002362720A JP 2002362720 A JP2002362720 A JP 2002362720A JP 2001338761 A JP2001338761 A JP 2001338761A JP 2001338761 A JP2001338761 A JP 2001338761A JP 2002362720 A JP2002362720 A JP 2002362720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
module
polymer material
link ends
modules
substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001338761A
Other languages
English (en)
Inventor
Luis Cediel
セディール ルイス
Claudia Susanne Honold
ズーザーネ ホノルド クラウディア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Habasit AG
Original Assignee
Habasit AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/867,070 external-priority patent/US6696003B2/en
Priority claimed from US09/867,122 external-priority patent/US20020179417A1/en
Application filed by Habasit AG filed Critical Habasit AG
Publication of JP2002362720A publication Critical patent/JP2002362720A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G17/00Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface
    • B65G17/06Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms
    • B65G17/08Conveyors having an endless traction element, e.g. a chain, transmitting movement to a continuous or substantially-continuous load-carrying surface or to a series of individual load-carriers; Endless-chain conveyors in which the chains form the load-carrying surface having a load-carrying surface formed by a series of interconnected, e.g. longitudinal, links, plates, or platforms the surface being formed by the traction element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0013Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor using fillers dispersed in the moulding material, e.g. metal particles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/709Articles shaped in a closed loop, e.g. conveyor belts
    • B29L2031/7092Conveyor belts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2201/00Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
    • B65G2201/02Articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2207/00Indexing codes relating to constructional details, configuration and additional features of a handling device, e.g. Conveyors
    • B65G2207/26Hygienic features, e.g. easy to sanitize

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンベヤベルトのためのモジュールを提供す
ることである。 【解決手段】 このモジュールは、表層に使用されるポ
リマー材料によって完全に包囲されているコアに使用さ
れるポリマー材料を有するサンドイッチ構造ないしは積
層構造をなしている。表層に使用される材料は、モジュ
ールの上における細菌の繁殖を阻止するための抗菌性物
質を含んでいる。このコンベヤベルトは、食品の製造お
よび食品の取扱い部門を含む食品の移送および運送に特
に有効に用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ベルト装置、よ
り詳しくは、同じ全体構造の互いに連結されたモジュー
ルからなるモジユール式コンベヤベルトに関するもので
ある。このコンベヤベルトを構成するモジュールは、望
ましくは、細菌の繁殖を阻止し、しかも、人が触れても
安全な抗菌性物質を含んでいる。さらに、このモジュー
ルは、射出成型法によって積層構造として形成されてい
る。
【0002】
【従来の技術】モジュール式コンベヤベルトは、よく知
られている。食物産業における製品管理目的のために、
コンベヤは、清潔さを保証するために容易に検査できる
ことが望ましい。政府および産業界の規制もまた、人が
消費する製品の製造に使用される装置の検査および清潔
さの基準を規定している。したがって、摩耗の期間が延
長されることにより、ベルト上での細菌の増殖を抑制
し、衛生条件の改善を促進するとともに、人が触れても
安全な殺菌ないし抗菌性物質(antimicrobi
al material)を含むコンベヤベルトに対す
る需要がある。この抗菌性物質はまた、それが使用され
る国の規制に合致しなければならない。やがて、詳細に
説明するように、第1のポリマー材料の中心コアが第2
のポリマー材料の表層によって完全に包み込まれ、少な
くともその表層の材料に抗菌性物質を含むモジュールか
ら作られた本発明のコンベヤベルトは、これらの基準に
合致するものである。このモジュールの構造をサンドイ
ッチないし積層構造(sandwich layer
construction)という。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この積層構造によって
断面が3層構造を有するモジュールが得られる。外層ま
たは表層は、抗菌性物質または化合物を含むポリマー材
料から形成される。そして、内部またはコア構造は、他
の物質、望ましくは、ポリマー材料から形成される。抗
菌性物質は比較的高価である。モジュール上の細菌増殖
を抑制するために、抗菌性物質はポリマーモジュールの
外部域にのみ存在すればよい。また、今日の環境意識社
会においては、再生利用(リサイクル)がますます強調
されており、そのため、多くの成型業者たちは、再生材
料を使用する方法を捜し求めている。
【0004】
【課題を解決するための手段】再生材料は、なお十分な
物理的性質を有しているから、このモジュールの積層構
造は、再生材料をコアとして効果的に使用する。この構
造は、外部(表層)材料が比較的薄くてすみ、それによ
って、初めて使用される材料の量および抗菌性物質を含
むポリマー材料の量を少なくして、成型物のコストを下
げるのに役立つ。本発明によれば、積層モジュールのコ
アには、比較的高級な表層物質に比べて、比較的安価な
ポリマー物質、たとえば、ポリエチレンを使用すること
ができる。
【0005】ここで、積層成型法(sandwich
molding)と呼ぶ一つの好ましい成型方法におい
て、積層構造は、2種類のポリマー材料を順次型の空洞
内に送入することによって達成される。ポリマー材料が
層状に流れる状態で注入されるとき、注入された射出溶
融物は、それが型の壁に接触するや否や固まり始めるの
で、その流れの中心にある溶融物は、型壁の近くにある
溶融物よりも早く流れて行く。したがって、後から注入
されたポリマー材料が、特に、流れの断面の中心部にお
いて先に注入された材料と入れ代わる。一方、冷たい型
壁に接触する溶融物は固まってモジュールの外層ないし
表層を形成し維持する。このようにして、抗菌性物質を
含まない第2のポリマー材料が、コアを構成し、本発明
の積層ないし3層構造のモジュールが得られる。
【0006】この積層成型方法において、モジュールの
コアとなるように意図されたポリマー材料が、表層ポリ
マー材料と混合しないことを保証するために、抗菌性物
質を含む表層材料が常に最初に注入される。それからコ
ア物質が、短い時間的重なり(timed overl
ap)をもって注入される。この二つの物質の注入中の
この時間的重なりは、溶融物の流れの先端部が一時的に
停止して、表面にニットライン(knit line
s)と呼ばれる傷を生じさせることがないようにするた
めに必要である。この種の時間シーケンスでは、積層構
造を形成するために、第2の(コア)材料の溶融物は、
最初に注入された抗菌性物質を含むポリマー材料の流れ
に続いてその断面を貫通して流れなければならない。
【0007】積層構造を有するモジュールの他の好まし
い製造方法は、被覆成型(overmolding)方
法と呼ばれ、第1の型によってモジュールのコアを形成
する。そして、このコアが幾分より大きな形状の空洞を
有する第2の型の中心に配置され、そのコアの全表面の
まわりに環状空間を形成する。そして、抗菌性物質を含
む第2のポリマー材料が、第2の型の中に注入され、こ
の環状空間を満たし、コアに表層ポリマー材料として接
着する。
【0008】本発明は、細菌の繁殖を抑制し、人が触れ
ても安全な抗菌特性を有するモジュール式コンベヤベル
トに関するものであり、このベルト装置は、それぞれポ
リマー材料から形成され、多数の第1のリンク端と多数
の第2のリンク端と、第1および第2のリンク端と一体
的に形成されるとともに、これらのリンク端を連結する
中間部分とからなる複数の同種のモジユールであって、
それぞれのモジュールのリンク端をモジユールの両側に
配置されたリンク端を除いて隣接するモジュールのリン
ク端と離脱可能に係合させた複数のモジュールと、これ
らのモジュールを係合リンク端において回動可能に連結
するピボット軸と、ポリマー材料に混入された抗菌性物
質とからなり、この抗菌性物質は、Mg+2、Ca+2、Z
+2、Ag +2、Cu+2、Al+3を基礎とする化合物、こ
れらの金属の酸化物および水酸化物、ジンクピリジオン
(zinc pyrithione)、イミダゾール、
並びにそれらの混合物からなる群から選ばれる。この抗
菌性物質が、モジュールを構成するポリマー材料に混入
されると、その抗菌性物質はベルト上の細菌の増殖を継
続して抑制し、人が触れても安全である。さらに、モジ
ュールを構成するポリマー材料は、第2のコアポリマー
材料に支持された第1の表層ポリマー材料を有する積層
構造をなし、抗菌性物質は、コア中よりもより高い濃度
で表層ポリマー材料中に混入されている。
【0009】さらに、本発明によれば、ピボット軸を、
表層材料に混入された抗菌性物質を含む積層成型構造と
することができる。
【0010】本発明のこれらおよび他の特徴は、以下の
記述および添付図面を参照することによって、当業者に
より明確となるであろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照すると、図1A〜1C
は、本発明によるモジュール式コンベヤベルトの積層モ
ジュールを作るための型11を含む積層成型装置10を
示す。積層構造の平坦上面モジュール12の1例が、図
2〜4および図9〜15に示される。積層構造のラジア
スモジュール(radius module)14の1
例が、図5〜8に示される。これらのモジュールの構造
を以下に詳細に述べる。
【0012】積層構造を有するモジュール12、14を
作る型11は、射出ユニット18からプラスチック溶融
物を受け入れる空洞16を形成する第1と第2の接合半
型11A、11Bを含む。接合半型11A、11Bは、
それぞれ静止プラテン20と可動プラテン22の上に載
置されている。静止プラテン20、可動プラテン22お
よび射出ユニット18は、共通ベース24によって支持
される。型11は、第1の半型11Aを通る湯口チャン
ネル26を有し、このチャンネルは、材料が空洞16に
注入されるとき、射出ユニット18のノズル28と流体
流通する。ノズル28は、当該技術で公知のシャットオ
フバルブ(図示省略)を備えている。
【0013】主射出ユニット18は、バレル30を有
し、このバレル30は、射出成型に典型的な形状のフィ
ードスクリュー32を含んでいる。このフィードスクリ
ューは、バレル30内で往復運動し、プラスチックを可
塑化し、型11内に注入するように制御される。射出ユ
ニット18は、このユニット18を型11に対して直線
的に接近離反させるための手段、たとえば、油圧シリン
ダ(図示省略)を備えている。より詳しくは、射出ユニ
ット18は、射出のために型11に向かって動かされ、
それから型11および静止プラテン20から離れるよう
に後退させられて、第2の表層ポリマー材料を射出ユニ
ットのバレル30内に供給できるようになっている。表
層ポリマー材料の重要さを以下に詳細に述べる。
【0014】従属可塑化ユニット34が、射出ユニット
18の近くに静止プラテン20上に設置され、射出ユニ
ット18対して垂直な線に沿って動かすことができる。
従属可塑化ユニット34の末端にホットランナーマニホ
ルド36が連結されている。従属ユニット34のこの配
置方向は、マニホルド36が射出ユニット18の正面に
正しく配置されて、ノズル28と直接連結が可能なよう
にユニット34の位置決めを容易にしている。従属ユニ
ット34は、往復動しない押出機であるが、所望なら、
このユニットを第2の往復動スクリュー射出ユニットと
することもできる。
【0015】本発明による積層成型方法による積層モジ
ュールの製造の1サイクルの操作を図1A〜1Cを参照
して述べる。射出ユニット18は、後方位置に後退させ
られている(図1A)。これによって、静止プラテン2
0とノズル28の間に、隙間が得られる。それから従属
ユニット34を下方に動かして、ホットランナーマニホ
ルド36を射出ユニット18の前面に配置する。そこ
で、射出ユニット18のノズル28をマニホルド36に
向けて動かし、射出ユニット18と従属ユニット34の
間に、流体密な連結を確立する。それから従属ユニット
34を作動させて、可塑化された表層材料38をマニホ
ルド36とノズル28を通して射出ユニット18のバレ
ル30の端部に送入し、スクリュー32をバレル内で後
方に動かす。図1Bに示すように、従属ユニット34か
らの表層材料38の送入は、モジュール12、14の構
造によって規定されるポリマー材料の十分な量が送入さ
れるまで継続する。
【0016】表層ポリマー材料38の送入が完了する
と、射出ユニット18が、通常の方法においてフィード
スクリュー32を回転後退させ、十分な量のコア材料4
0を可塑化させて、1回分の溶融物を準備する。この可
塑化作用と同時に、射出ユニット18は、少し後退して
従属ユニット34から分離される。従属ユニット34が
上方に動かされるので、射出ユニット18は邪魔される
ことなく、前進してノズル28が型11の湯口チャンネ
ル26に連通する位置にくることができる。図1Cに示
されるように、次いで、射出ユニット18が、射出成型
方法に典型的な方法でフィードスクリュー32を前進さ
せることによって、蓄積された量の表層ポリマー材料3
8およびこれに続いて、コアポリマー材料40を型11
内に注入する。
【0017】成型装置10を詳細に説明したが、次に、
本発明による積層成型方法によって得られる積層構造を
もつ平坦上面モジュール12とラジアスモジュール14
の例を説明する。モジュール12および14は、人が触
れても安全であるとともに、モジュール上の細菌の繁殖
を抑制する広範スペクトル(broad spectr
um)抗菌剤を含むことが望ましい。より詳しくは、モ
ジュール12および14は、図1A〜1Cに示される射
出成型装置10によって形成され、特に、専ら表層のポ
リマー材料に抗菌性物質が混入されている。
【0018】図2および図3は、型11内に成型されて
いる平坦上面モジュール12を示し、図4は、モジュー
ル12をその最終形態で示す。積層構造の平坦上面モジ
ュール12は、表層部分44によって囲まれたコア部分
42を有する。表層部分44を形成するポリマー材料
は、本発明の抗菌性物質を含んでいる。これらの抗菌性
物質は、Mg+2、Ca+2、Zn+2、Ag+2、Cu+2、A
+3を基礎とする無機抗菌物質、これらの酸化物および
水酸化物、ジンクピリジオン、イミダゾールならびにそ
れらの混合物を含む。表層部分44のポリマー材料中の
抗菌性物質の濃度は、約0.15重量%から約10.5
重量%の間であることが好ましい。コア部分42のポリ
マー材料は、抗菌性物質を含むとしても、少ししか含ま
ないことが望ましい。コア部分42が抗菌性物質を含む
場合は、その濃度は表層部分44のそれよりも小さいこ
とが望ましい。あるいはまた、コア部分および表層部分
のポリマー材料は、同一であってもよいし、また異なっ
てもよい。適当なポリマー材料としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ホモポリマーまたはコポリマー、
POMおよびABSなどがある。
【0019】積層構造の平坦上面モジュール10は、多
数の第1のリンク端48と、それから反対方向に延長す
る多数の第2のリンク端を有するほぼ長方形状の板状本
体46を有する。本体46の下面の幅を横切って横断リ
ブ52が延長し、両側にチャンネル54、56を形成
し、それぞれの縁58、60からそれぞれリンク端4
8、50が突出している。リブ52およびリンク端4
8、50の内面は、スプロケットホイール(図示せず)
の対応する歯が係合して相互連結されたモジュール12
によって形成されるコンベヤベルトに駆動力を与えるよ
うになっている。横断リブ52によって形成されたモジ
ュール12の下面構造は、モジュールを強化し、モジュ
ール10のその長軸ないし横断軸のまわりの屈曲を阻止
するのに役立つ。
【0020】リンク端48、50は、正合配置された円
筒形状の孔62を有している。孔62は、型11内に同
形状の軸64を配置することによって形成される(図
2、3)。これらの孔にピンまたはロッド(図示しな
い)が挿入され、隣り合うモジュールを横方向に整列さ
せるとともに、多数のモジュールの端と端を回動可能に
係合させて、モジュール式コンベヤベルト(図示しな
い)を形成する。好ましくは、モジュール12は、リン
ク端の構造が両端可逆的(end−to−end re
versible)であることが望ましい。換言すれ
ば、モジュールのいずれの端も、他のリンクモジュール
のいずれの端にも係合することができる。
【0021】図5〜7は、積層構造モジュールの他の実
施例、この場合、型11内に形成されるラジアスモジュ
ール14を示し、図8は、そのモジュール14の最終形
態を示す。モジュール14をラジアスモジュール(ra
dius module)と呼ぶ。なぜなら、以下に詳
細に述べるように、このモジュールは、湾曲路をめぐっ
て反転走行ができるコンベヤベルトの構築に適している
からである。平坦上面モジュール12と同様に、ラジア
スモジュール14は、コア部分70とそれを囲む表層部
分72とからなる積層構造を有する。モジュール14は
さらに、複数の第1のリンク端76と複数の第2のリン
ク端78とを支持する中間部分74を有している。第1
のリンク端76は、ベルトの走行方向に配置されてお
り、第2のリンク端78は、第1のリンク端76と反対
方向に延長している。中間部分74は、上方の横断強化
ウエブ80と、そこから移行する下方の波状部分82と
からなる。波状部分82は、一連の背84と谷86をサ
インカーブ状に形成している。中間部分74の横断ウエ
ブ80に沿って、背84は図5の右側に延長し、第1の
リンク端76を支持するとともに、図で左側に延長して
第2のリンク端78を支持している。
【0022】モジュール14はさらに、型11内に円柱
形ロッド90を配置することによって得られるほぼ円筒
形状のピボット軸孔88をリンク端76内に有してい
る。同様に、長孔92がベルト走行方向を横切ってリン
ク端78内に設けられている。長孔92は、型11内に
同様形状のロッド94を配置することによって得られ
る。コンベヤベルトを形成する多数のモジュール14の
第1のリンク端76内の孔88および第2のリンク端7
8内の長孔92を通して、ピボット軸((図示しない)
を挿通させる。ピボット軸は、孔88内ではベルトの走
行方向に動けないことが望ましい。しかしながら、長孔
92の長孔形状のためにピボット軸は、長孔92内では
動くことができる。これによって、多数のモジュール1
4から形成されたコンベヤベルトは、一方側では縮小
し、他方側では長孔92内のピボット軸の動きによって
扇状に開いて、湾曲路のまわりに反転走行することがで
きる。ラジアスモジュールのより詳しい説明は、本発明
の譲受人に譲渡され、本発明の明細書に参考として組み
込まれた2000年5月25日付け米国特許出願09/
579,090を参照されたい。
【0023】さらに、本発明の範囲内において平坦上面
モジュール12の表層部分44とラジアスモジュール1
4の表層部分72を構成するポリマー材料は、抗菌特性
を与える添加物質以外の添加物質を含むこともできる。
これらの添加物質としては、たとえば、導電性を高める
物質(カーボンブラックおよび粒状グラファイト充填
材)、火炎抑制剤、顔料などがある。抗菌性物質と同じ
ように、これらの添加物質は、ポリマー材料中に約0.
15重量%から10.5重量%の濃度で含まれることが
望ましい。
【0024】図9〜15は、抗菌特性を有する積層構造
の平坦上面モジュール100を本発明による被覆成型
(over molding)方法によって製造する第
2の実施例を示す。図9〜14は、成形中のモジュール
100を示し、図15は、モジュール100をその最終
形態で示す。モジュール100は、構造が図2〜3のモ
ジュール12と同一であるので、その構造の詳細は再び
説明しない。
【0025】被覆成型方法は、平坦上面モジュール10
0のコア104のための第1の空洞を提供する接合半型
102A、102Bからなる第1の型102を、まず使
用する。半型102A、102Bは、完成モジュールの
リンク端に設けられたピボット軸孔108(図14)と
同じ形状であるが、サイズは同じでないロッド106を
支持している。モジュールのコア104のための第1の
型の空洞が、幾らか寸法が小さいのと同じ理由によっ
て、ロッド106によってリンク端中に設けられる孔1
10(図11)は、ピボット軸孔108の最終寸法に対
して大きくなっている。
【0026】第1の半型102Aは、第1および第2の
延長部分112および114を含み、これらの延長部分
は、型の空洞内に突入してロッド106と接触してい
る。この方法によって、射出ユニットのバレル30を半
型102Aに向かって動かして、コアポリマー材料を第
1の空洞内に注入すると、各リンク端の厚みを貫通する
亀裂ないしチャンネル116(図12)が形成される。
【0027】図11に示すコア104を、次に、第2の
型118(図11〜14)内に設置する。この第2の型
は、半型118Aおよび118Bからなり、コア104
の全周のまわりに寸法のやや大きい第2の空洞を提供す
る。図9および14に示すように、コア104はその両
端に間隔を置いた2対のタブ120A、120Bを備え
ている。これらのタブは、半型118Bの同じ寸法のく
ぼみに係合して、コア104を第2の空洞内に支持す
る。このようにして、型118は、コア104の全外周
表面のまわりに環状の空間122を提供する。この環状
空間は、ほぼ一様であるが、その必要はない。実際、当
業者は、コア104が多くの異なった寸法および形状を
もつことができ、最終のモジュール100の寸法および
形状に限定されないことを容易に理解するであろう。
【0028】図12に示すように、延長部分116の位
置は、軸126とリンク端128の内面との間のピボッ
ト軸空間124と環状空間122との間の連通路を提供
する。ロッド126は、コア104を作るための型10
2に使用されるロッド106よりも、コア104のまわ
りに成型される表層128の予定の厚みだけ寸法が小さ
い。
【0029】図13および図14に示すように、射出ユ
ニットのバレル30は、半型118Aに向かって動かさ
れ、第2の空洞に表層ポリマー材料を注入してコア10
4のまわりを完全に覆う。表層ポリマー材料は、図1A
〜1Cに示される射出成型方法において述べたものと同
一であり、抗菌性物質を含んでいる。これによって、表
層材料128はコア材料に密着し、コア104を、リン
ク端128の内部を含み、コア104の両端のタブ12
0A、120Bを除いて、完全に被覆する。
【0030】図15は、本発明のこの実施例による完成
された平坦上面モジュール100を示す。このモジュー
ルは、延長タブ120A、120Bがあることを除い
て、図4に示す平坦上面モジュール12と同一である。
このタブは、従来の方法、たとえば、削り取る方法によ
って取り除かれる。そうすると、モジュール100は、
いつでも使用することができる。
【0031】本発明の平坦上面モジュール12、100
およびラジアスモジュール14の例を説明したが、これ
は例示にすぎない。モジュール式ベルト技術における当
業者は、本発明の成型方法が、平面グリッド(flus
h grid)モジュール、隆起リブ(raised
rib)モジュール、フライト(flight)モジュ
ールを含む種々のモジュール、およびモジュール式コン
ベヤベルトの種々の部品、たとえば、スプロケット、ピ
ボット軸、側面ガード、フィンガーボードなどを製造す
るのに使用できることを容易に理解するであろう。要す
るに、本発明の積層構造は、モジュール式コンベヤベル
トの構成部品のポリマー材料中に抗菌性物質を混入する
ことが望まれる場合に、モジュール式コンベヤベルトの
どのような構成部品を製作するのにも使用することがで
きる。
【0032】上記記述は、本発明を例示するのにすぎ
ず、本発明は、請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】1A〜1Cは、本発明によるモジュール式コン
ベヤベルトのモジュールを製造するのに適した射出成型
装置の概略断面図である。
【図2】本発明による平坦上面モジュールを製作するた
めの積層成型方法のための型の一実施例の一部を破断し
た平面図である。
【図3】図2の線3−3に沿う断面図である。
【図4】本発明の平坦上面モジュールの平面図である。
【図5】本発明によるラジアスモジュールを製作する積
層成型方法のための型の一実施例の一部を破断した平面
図である。
【図6】図5の線6−6に沿う断面図である。
【図7】図5の線7−7に沿う断面図である。
【図8】本発明によるラジアスモジュールの斜視図であ
る。
【図9】本発明による平坦上面モジュールを製作するた
めの被覆成型方法のための型の他の実施例の一部を破断
した平面図である。
【図10】図9の線10−10に沿う断面図である。
【図11】被覆成型方法によって作られる平坦上面モジ
ュールのコアの側面図である。
【図12】平坦上面モジュールを完成するための第2の
型中に配置された図11に示すモジュールの断面図であ
る。
【図13】表層ポリマー材料がモジュールのコアに成型
付着された図12に示されたモジュールを収納した第2
の型の断面図である。
【図14】図13の線14−14に沿う断面図である。
【図15】本発明による被覆成型方法で作られた平坦上
面モジュールの平面図である。
【符号の説明】
12 平坦上面モジュール 46 板状本体 48、50 リンク端 52 横断リブ 62 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 101:00 B29K 101:00 105:16 105:16 105:20 105:20 B29L 29:00 B29L 29:00 Fターム(参考) 3F024 AA03 AA13 BA00 CA08 3F034 AA18 CA05 CB06 4F206 AB11 AB12 AB16 AG16 AL16 JA07 JB28 JF02 JN15 4F213 AA04 AB01 AB05 AB12 AB13 AD15 AG16 AH12 WA05 WA55 WA60 WB22 WF51

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)それぞれポリマー材料から構成さ
    れ、 多数の第1のリンク端と多数の第2のリンク端
    と、 第1及び第2のリンク端と一体に形成されるとと
    もにこれらのリンク端を連結する中間部分とからなる複
    数の同様なモジュールであって, 各々のモジュールのリ
    ンク端を、 モジュールの両側に配置されたリンク端を
    除いて、 隣接するモジュールのリンク端と離脱可能に
    係合させ、モジュールを構成するポリマー材料を第1の
    表層ポリマー材料とそれを支持する第2のコアポリマー
    材料とによる積層構造となした複数の同様なモジュール
    と、 b)モジュールを係合リンク端において回動可能に連結
    するピボット軸と、からなるモジュール式コンベヤベル
    ト。
  2. 【請求項2】 モジュールを構成するポリマー材料に添
    加物質を組み合わせてなる請求項1のコンベヤベルト。
  3. 【請求項3】 添加物質が抗菌性物質、導電性材料、火
    炎遅延剤、および顔料からなる群から選ばれた請求項1
    のコンベヤベルト。
  4. 【請求項4】 抗菌性物質がMg+2、Ca+2、Zn+2
    Ag+2、Cu+2、Al+3を基礎とする化合物、これらの
    金属の酸化物及び水酸化物、ジンクピリジオン、イミダ
    ゾール、ならびにそれらの混合物からなる群から選ばれ
    た請求項3のコンベヤベルト。
  5. 【請求項5】 添加物質が表層ポリマー材料に混合され
    ている請求項2のコンベヤベルト。
  6. 【請求項6】 表層ポリマー材料中の添加物質の濃度が
    コアポリマー材料中の添加物質の濃度よりも大きい請求
    項5のコンベヤベルト。
  7. 【請求項7】 添加物質が約0.15重量%から約1
    0.5重量%の量でポリマー材料中に存在する請求項2
    のコンベヤベルト。
  8. 【請求項8】 ピボット軸が少なくとも第1の表層ポリ
    マー材料中に添加物質を有する積層構造を持つ請求項1
    のコンベヤベルト。
  9. 【請求項9】 モジュールが平坦上面モジュール、ラジ
    アスモジュール、フラッシュグリッドモジュール、隆起
    リブモジュール、フライトモジュールからなる群から選
    ばれた請求項1のコンベヤベルト。
  10. 【請求項10】 a)それぞれポリマー材料から構成さ
    れ、 多数の第1のリンク端と多数の第2のリンク端
    と、 第1及び第2のリンク端と一体に形成されるとと
    もにこれらのリンク端を連結する中間部分とからなる複
    数の同様なモジュールであって、各々のモジュールのリ
    ンク端を、 モジュールの両側に配置されたリンク端を
    除いて、 隣接するモジュールのリンク端と離脱可能に
    係合させた複数の同様なモジュールと、 b)モジュールを係合リンク端において回動可能に連結
    するピボット軸と、 c)モジュールを構成するポリマー材料に組み合わされ
    た抗菌性物質であって、Mg+2、Ca+2、Zn+2、Ag
    +2、Cu+2、Al+3を基礎とする化合物、これらの金属
    の酸化物及び水酸化物、ジンクピリジオン、イミダゾー
    ル、ならびにそれらの混合物からなる群から選ばれた抗
    菌性物質と、からなる、ベルト上の細菌増殖を阻止する
    抗菌特性を有するモジュール式コンベヤベルト。
  11. 【請求項11】 添加物質が約0.15重量%から約1
    0.5重量%の量でポリマー材料中に存在する請求項1
    0のコンベヤベルト。
  12. 【請求項12】 a)それぞれポリマー材料から構成さ
    れ、 多数の第1のリンク端と多数の第2のリンク端
    と、 第1及び第2のリンク端と一体に形成されるとと
    もにこれらのリンク端を連結する中間部分とからなる複
    数の同様なモジュールであって、各々のモジュールのリ
    ンク端を、 モジュールの両側に配置されたリンク端を
    除いて、 隣接するモジュールのリンク端と離脱可能に
    係合させ、モジュールを構成するポリマー材料を第1の
    表層ポリマー材料とそれを支持する第2のコアポリマー
    材料とによる積層構造となした複数の同様なモジュール
    を用意する工程と、 b)モジュールを係合リンク端において回動可能に連結
    するピボット軸を用意する工程と、からなるモジュール
    式コンベヤベルトの製造方法。
  13. 【請求項13】 モジュールを構成する少なくとも第1
    の表層ポリマー材料に添加物質を組み合せることを含む
    請求項12の方法。
  14. 【請求項14】 添加物質を抗菌性物質、導電性材料、
    火炎遅延剤、および顔料からなる群から選択することを
    含む請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 抗菌性物質をMg+2、Ca+2、Z
    +2、Ag+2、Cu+2、Al +3を基礎とする化合物、こ
    れらの金属の酸化物及び水酸化物、ジンクピリジオン、
    イミダゾール、ならびにそれらの混合物からなる群から
    選択することを含む請求項14の方法。
  16. 【請求項16】 表層ポリマー材料中の添加物質の第1
    の濃度をコアポリマー材料中の添加物質の第2の濃度よ
    りも大きくして用意することを含む請求項13の方法。
  17. 【請求項17】 添加物質の第1の濃度を約0.15重
    量%から約10.5重量%の量において提供することを
    含む請求項16の方法。
  18. 【請求項18】 a)それぞれポリマー材料から構成さ
    れ、 多数の第1のリンク端と多数の第2のリンク端
    と、 第1及び第2のリンク端と一体に形成されるとと
    もにこれらのリンク端を連結する中間部分とからなる複
    数の同様なモジュールであって、各々のモジュールのリ
    ンク端を、 モジュールの両側に配置されたリンク端を
    除いて、 隣接するモジュールのリンク端と離脱可能に
    係合させ、 b)モジュールを係合リンク端において回動可能に連結
    するピボット軸を用意し、 c)モジュールを構成するポリマー材料に抗菌性物質を
    混合し、 d)抗菌性物質をMg+2、Ca+2、Zn+2、Ag+2、C
    +2、Al+3を基礎とする化合物、これらの金属の酸化
    物及び水酸化物、ジンクピリジオン、イミダゾール、な
    らびにそれらの混合物からなる群から選択する、ことか
    らなる、コンベヤベルト上の細菌増殖を阻止する抗菌特
    性を有するモジュール式コンベヤベルトの製造方法。
  19. 【請求項19】 抗菌性物質が約0.15重量%から1
    0.5重量%の量においてポリマー材料中に存在する請
    求項18の方法。
  20. 【請求項20】 a)フィードスクリューを収容したバ
    レルを有する主射出ユニットと付随可塑化ユニットとを
    有する成型装置を用意する工程と、 b)製造されるモジュールの形状に合致した空洞を有す
    る型を用意する工程と、 c)付随可塑化ユニットから第1のポリマー材料の第1
    の量を主射出ユニットのバレル中に送入する工程と、 d)主射出ユニットから第2のポリマー材料の第2の量
    をバレルに送入して、第1のポリマー材料および第2の
    ポリマー材料を個別の定量でバレル内に充填する工程
    と、 e)バレルを型に連結し、フィードスクリューを作動さ
    せて先ず第1のポリマー材料を型内に注入してモジュー
    ルの表層を形成し、続いて第2のポリマー材料を型内に
    注入してモジュールのコアを形成する工程と、 f)多数の第1のリンク端と多数の第2のリンク端と、
    第1及び第2のリンク端と一体に形成されるとともに
    これらのリンク端を連結する中間部分とからなるモジュ
    ールであって、モジュールを構成するポリマー材料が第
    1の表層ポリマー材料とそれを支持する第2のコアポリ
    マー材料とによる積層構造をなすモジュールを型から取
    り出す工程と、からなるモジュール式コンベヤベルト用
    モジュールを製造する方法。
  21. 【請求項21】 添加物質が混合された第1のポリマー
    材料を用意することを含む請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 第1のポリマー材料中の添加物質の第
    2の濃度よりも大きい第2のポリマー材料中の添加物質
    の第1の濃度を用意することを含む請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 添加物質の第1の濃度を約0.15重
    量%から約10.5重量%の量で用意することを含む請
    求項22の方法。
  24. 【請求項24】 添加物質を抗菌性物質、導電性材料、
    火炎遅延剤、および顔料からなる群から選ぶことを含む
    請求項21の方法。
  25. 【請求項25】 抗菌性物質をMg+2、Ca+2、Z
    +2、Ag+2、Cu+2、Al +3を基礎とする化合物、こ
    れらの金属の酸化物及び水酸化物、ジンクピリジオン、
    イミダゾール、ならびにそれらの混合物からなる群から
    選ぶことを含む請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 モジュールが平坦上面モジュール、ラ
    ジアスモジュール、フラッシュグリッドモジュール、隆
    起リブモジュール、フライトモジュールからなる群から
    選ぶことを含む請求項20の方法。
  27. 【請求項27】 型内への第1のポリマー材料の注入と
    第2のポリマー材料の注入との間に短時間間隔を設ける
    ことを含む請求項20の方法。
  28. 【請求項28】 第2のポリマー材料をリサイクルされ
    た材料として用意することを含む請求項20の方法。
  29. 【請求項29】 a)成型装置を用意する工程と、 b)製造されるモジュールのコアの形状に合致した空洞
    を有する第1の型を用意する工程と、 c)成形装置から第1のポリマー材料の第1の量を第1
    の型に注入してコアを作る工程と、 d)コアを、その実質上全周の周りに環状の空間をおい
    て第2の型内に配置する工程と、 e)成型装置から第2のポリマー材料の第2の量を第2
    の型に注入してコアの実質上全周に支持された第2のポ
    リマー材料の表層を形成する工程と、 f)多数の第1のリンク端と多数の第2のリンク端と、
    第1及び第2のリンク端と一体に形成されるとともに
    これらのリンク端を連結する中間部分とからなるモジュ
    ールであって、モジュールを構成するポリマー材料が第
    2の表層ポリマー材料を第1のコアポリマー材料に支持
    させた積層構造をなす成型されたモジュールを第2の型
    から取り出す工程と、からなるモジュール式コンベヤベ
    ルト用モジュールを製造する方法。
  30. 【請求項30】 第2の型の凹所に支持される少なくと
    も二つの間隔を置いたタブを有し、周りに環状の空間を
    置いて第2の凹所内に位置づけられるようにしたコアを
    用意することを含む請求項29の方法。
  31. 【請求項31】 コア内を貫通し各リンク端の厚みを通
    してその内部位置にまで至る延長部を有する第1の型を
    用意することを含む請求項29の方法。
  32. 【請求項32】 添加物質が混合された第2のポリマー
    材料を用意することを含む請求項29の方法。
  33. 【請求項33】 第1のポリマー材料中の添加物質の第
    2の濃度よりも大きい第2のポリマー材料中の添加物質
    の第1の濃度を用意することを含む請求項31の方法。
  34. 【請求項34】 添加物質を抗菌性物質、導電性材料、
    火炎遅延剤、および顔料からなる群から選ぶことを含む
    請求項32の方法。
  35. 【請求項35】 抗菌性物質をMg+2、Ca+2、Z
    +2、Ag+2、Cu+2、Al +3を基礎とする化合物、こ
    れらの金属の酸化物及び水酸化物、ジンクピリジオン、
    イミダゾール、ならびにそれらの混合物からなる群から
    選ぶことを含む請求項34の方法。
  36. 【請求項36】 添加物質の第1の濃度を約0.15重
    量%から約10.5重量%の量で用意することを含む請
    求項33の方法。
  37. 【請求項37】 モジュールが平坦上面モジュール、ラ
    ジアスモジュール、フラッシュグリッドモジュール、隆
    起リブモジュール、フライトモジュールからなる群から
    選ぶことを含む請求項29の方法。
  38. 【請求項38】 第1のポリマー材料をリサイクルされ
    た材料として用意することを含む請求項29の方法。
JP2001338761A 2001-05-29 2001-09-28 モジュール式コンベヤベルトおよびモジュール式コンベヤベルトの製造方法 Pending JP2002362720A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/867070 2001-05-29
US09/867,070 US6696003B2 (en) 2001-05-29 2001-05-29 Methods for manufacturing a module for a modular conveyor belt having a sandwich layer construction
US09/867122 2001-05-29
US09/867,122 US20020179417A1 (en) 2001-05-29 2001-05-29 Module for a modular conveyor belt having a sandwich layer construction and methods of manufacture

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002362720A true JP2002362720A (ja) 2002-12-18

Family

ID=27127988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001338761A Pending JP2002362720A (ja) 2001-05-29 2001-09-28 モジュール式コンベヤベルトおよびモジュール式コンベヤベルトの製造方法

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1264785B1 (ja)
JP (1) JP2002362720A (ja)
CN (1) CN1280166C (ja)
AT (1) ATE273890T1 (ja)
CA (1) CA2387230C (ja)
DE (1) DE60200973T2 (ja)
DK (1) DK1264785T3 (ja)
ES (1) ES2227415T3 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510670A (ja) * 2004-08-25 2008-04-10 ハバシット アクチエンゲゼルシャフト 長円形のピボット・ホールを有するベルト・モジュール
JP2008543697A (ja) * 2005-06-14 2008-12-04 レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー 横方向のチャンネルをもつプラスチッコンベヤベルトとモジュール

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040007448A1 (en) * 2002-07-12 2004-01-15 Luis Cediel Module for a modular conveyor belt having antimicrobial characteristics and method of manufacture
KR100501242B1 (ko) * 2003-05-31 2005-07-18 주식회사 대우일렉트로닉스 항균 기능을 갖는 사출물 성형 방법
DE102006033613A1 (de) * 2006-07-18 2008-01-24 Winter-Kunststoffverarbeitung E.K. Spritzgussteil und Verfahren zum Herstellen eines Spritzgussteils
WO2008138153A1 (de) * 2007-05-11 2008-11-20 Brunnergässli Holding Ag Komponente einer der verarbeitung von nahrungsmitteln dienenden maschine
WO2012172717A1 (ja) * 2011-06-17 2012-12-20 バンドー化学株式会社 Vリブドベルトの製造方法
AT521056B1 (de) 2018-06-27 2019-10-15 Engel Austria Gmbh Zwei-Komponenten-Plastifiziereinheit
DE102020101748A1 (de) * 2019-12-23 2021-06-24 Ferromatik Milacron Gmbh Mehrkomponenten-Spritzgießmaschine
DK202270583A1 (en) * 2022-12-06 2024-07-01 Ammeraal Beltech Modular As High Stiffness Belt

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5443378A (en) * 1994-07-11 1995-08-22 Ferromatik Milacron Maschinenbau Gmbh Apparatus for the sandwich method of injection molding
DE19620646C2 (de) * 1996-05-22 1998-04-16 Eldra Kunststofftechnik Gmbh Verfahren zur Herstellung von hochwertigen Kunststoffteilen
US6039964A (en) * 1997-04-11 2000-03-21 Omni Manufacturing, Inc. Germicidally protected conveyor components
US6247582B1 (en) * 1998-12-21 2001-06-19 Rexnord Corporation Fiber filled chain link for a modular conveyer chain

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510670A (ja) * 2004-08-25 2008-04-10 ハバシット アクチエンゲゼルシャフト 長円形のピボット・ホールを有するベルト・モジュール
JP2008543697A (ja) * 2005-06-14 2008-12-04 レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー 横方向のチャンネルをもつプラスチッコンベヤベルトとモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
EP1264785B1 (en) 2004-08-18
CA2387230C (en) 2006-10-03
EP1264785A1 (en) 2002-12-11
CN1388053A (zh) 2003-01-01
CA2387230A1 (en) 2002-11-29
DE60200973D1 (de) 2004-09-23
DE60200973T2 (de) 2005-08-11
CN1280166C (zh) 2006-10-18
DK1264785T3 (da) 2004-12-20
ATE273890T1 (de) 2004-09-15
ES2227415T3 (es) 2005-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6696003B2 (en) Methods for manufacturing a module for a modular conveyor belt having a sandwich layer construction
JP2002362720A (ja) モジュール式コンベヤベルトおよびモジュール式コンベヤベルトの製造方法
EP2012992B1 (de) Verfahren zur herstellung eines verbundbauteils
CN101394759B (zh) 用于制造食品或食品半成品的压铸配混机的应用及用于制造食品或食品半成品的设备
US20090315210A1 (en) Production assembly and process for mass manufacture of a thermoplastic pallet incorporating a stiffened insert
SE9800315L (sv) Sätt och anordning för tillverkning av pilkugghjul och pumpar med sådana kugghjul
US20030127765A1 (en) Extrusion composite compression injection process and apparatus
CN1784563A (zh) 模制的带轮
EP0254366B1 (en) Process and device for injection moulding an object consisting of a number of layers of different materials
KR920703296A (ko) 다층 플라스틱 제품을 제조하기 위한 방법 및 장치
US6880696B2 (en) Module for a modular conveyor belt having a sandwich layer construction and method of manufacture
US20020179417A1 (en) Module for a modular conveyor belt having a sandwich layer construction and methods of manufacture
WO2008049253A2 (en) Modular belt with surface engraving
DE102008060080B4 (de) Zweifarben-Formungsverfahren
WO2001032471A1 (fr) Objet moule, et procede et dispositif de fabrication dudit objet moule
CN107953570A (zh) 直压式生物质复合材料的连续生产系统及其使用方法
EP1350611A1 (de) Verfahren zum Herstellen von Wirkstoffe enthaltenden Formkörpern
EP0794046A2 (de) Verfahren zur Herstellung von Kunststofferzeugnissen aus mindestens zwei komponenten, Anlage und Spritzgiessform zur Ausführung des Verfahrens
CN2631735Y (zh) 挤压成型机成型模头
CN102601916B (zh) 一种智能大容量挤注成型机组
CN218838442U (zh) 一种注塑机用双色注塑喷嘴
CN212579080U (zh) 一种注塑机的进料装置
EP3710382A1 (en) Superhydrophobic plastic conveyor components and methods for their molding
CN218111501U (zh) 一种多色塑胶注塑机
CN214056170U (zh) 一种具有喷嘴的间歇性多规格塑料注塑机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060509

RD12 Notification of acceptance of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7432

Effective date: 20060509

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060509

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060509

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090909