JP2002362595A - チューブ容器 - Google Patents

チューブ容器

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JP2002362595A
JP2002362595A JP2001171665A JP2001171665A JP2002362595A JP 2002362595 A JP2002362595 A JP 2002362595A JP 2001171665 A JP2001171665 A JP 2001171665A JP 2001171665 A JP2001171665 A JP 2001171665A JP 2002362595 A JP2002362595 A JP 2002362595A
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tube container
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Hiroshi Inoue
浩 井上
Masahiro Yasunaga
雅博 安永
Manabu Kamegawa
學 亀川
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Sakura Color Products Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チューブ容器に改良を加え、チューブ容器の
内容物の混合が安定して行われ、より簡単な構造であ
り、生産性に優れたチューブ容器の提供を課題とするも
のである。 【解決手段】 チューブ容器1は略円筒形で一端が封止
されているチューブ本体部2と、チューブ本体部2の開
口している端部に取り付けられる略円筒形のチューブ口
部3により構成され、両者が接続されている。チューブ
口部3の内部には、チューブ口部3の円周上の2点を結
ぶ直線状の形状を有する邪魔部材8がチューブ口部3と
一体成形することにより設けられる。チューブ容器1の
内容物は邪魔部材8によって攪拌されるため、分離する
ことなく吐出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分離しやすい物質に
より構成される内容物を混合しながら吐出できるチュー
ブ容器に関するものであり、特に絵の具用チューブ容器
として好適である。
【0002】
【従来の技術】チューブ容器は絵の具などの粘性を有す
る物質を内部に収容し、チューブ容器本体部を押圧する
ことによりチューブ容器の内容物をチューブ容器本体部
の先端に設けられた口部より吐出する構造である。しか
し内容物が絵の具などのように一部が分離しやすい物質
である場合、チューブ容器から内容物を吐出する時に、
分離した液体が浮き出ることがある。すなわちチューブ
入りの絵の具を長期間保管すると、チューブ口部の周辺
に僅かに溶剤が滲み出す。この状態でパレットに絵の具
絞り出すと、ほんの少しだけ溶剤が先に出て、続いて絵
の具が絞り出される。そのためパレット上では、絵の具
の先端部に溶剤が付着した状態となる。この溶剤は絵の
具を変質させるものではなく、筆で絵の具と混ぜてしま
えばよい。しかしながらパレット上に溶剤が分離した絵
の具が絞り出されると、絵の具が変質しているのではな
いかという不安を与える。またこの溶剤を混ぜると、絵
の具の色が濁るのではないかという誤解を与える。
【0003】ここで、チューブ容器から2種以上の物質
により構成された内容物を吐出する際に、内容物の分離
を抑制するための手段として特開平8−169453号
のチューブ容器が公知である。
【0004】図12(a)は従来技術のチューブ容器の
概念図であり、図12(b)は図12(a)に示すチュ
ーブ容器101の口部102の内部に嵌合される混合部
材103である。混合部材103には複数の螺旋状の溝
104が設けられており、この溝104をチューブ容器
101の内容物が通過する。混合部材103の上部に設
けられた注出口105において、複数の溝104を通過
したチューブ容器101の内容物が衝突することで混合
され、注出口105より外部に吐出される。そのため、
チューブ容器101の内部で内容物が分離していても、
チューブ容器101から内容物を吐出する際には内容物
が混合され分離しないという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のチューブ容
器101は、前記した通りたとえチューブ容器101の
内部において内容物が分離していても、内容物は混合さ
れた状態で吐出される。しかし当該チューブ容器101
は別途に混合部材103を作成の後、当該混合部材10
3をチューブ容器101の口部102に内蔵させる必要
がある。よってチューブ容器101の製造においては混
合部材103をチューブ容器101の口部102に内蔵
させる工程が必要とされ、生産効率が悪いという問題が
ある。また、工程および部材が増加するため、コストも
高くならざるを得ないという問題もある。
【0006】さらに従来技術のチューブ容器101は、
絵の具の様に固まりやすい性状の物質を収容するのには
適切ではない。すなわち特開平8−169453号公報
に明記されている様に、従来技術のチューブ容器101
は、クリームや歯磨きを収納することを目的として開発
されたものである。これらの物質は、長期に渡って保管
しても固まることは無いので、従来技術のチューブ容器
101は、内容物が固まった時の対策が全くなされてい
ない。すなわち絵の具は、長期間保管するとチューブ口
部の近傍部分の絵の具が硬化する。ここで従来技術のチ
ューブ容器101は、チューブ容器101の口部102
の内部に混合部材103を嵌合する構造であったから、
混合部材103が硬化した絵の具がチューブ容器101
の外部に出ようとする力に耐え切れず、混合部材103
が外れてしまう。混合部材103がチューブ容器101
内で外れてしまうとチューブ容器101の内容物が混合
されずに吐出されるばかりか、場合によっては混合部材
103により注出口105が封鎖され、内容物の吐出す
らスムーズに行えなくなることが懸念される。
【0007】そこで本発明は、これらの問題を解決する
ためチューブ容器に改良を加え、チューブ容器の内容物
の混合が安定して行われ、より簡単な構造であり、生産
性に優れたチューブ容器の提供を課題とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記のように2種以上の
物質により構成された内容物を収容するチューブ容器に
おいては、前記内容物がチューブ容器内部において分離
していても、チューブ容器から吐出する時には分離を抑
制したいという要求がある。また、チューブ容器の製造
に要する工程や部材を極力減らし、コストの低減および
生産性の向上を図りたいという要求がある。さらに絵の
具の様な固まり易い性状のものを収容するという要求が
ある。
【0009】そこで上記した課題を解決する請求項1に
記載の発明は、チューブ本体部とチューブ本体部の先端
に設けられチューブ本体部の内容物を吐出するチューブ
口部より構成されるチューブ容器において、チューブ口
部の内側に当該チューブ口部と一体成形された攪拌部が
設けられ、当該攪拌部がチューブ本体部内の内容物がチ
ューブ口部より吐出する際に当該内容物を攪拌すること
を特徴とするチューブ容器である。
【0010】本発明のチューブ容器においては、チュー
ブ口部の内部に設けられた攪拌部により、内容物がチュ
ーブ口部より吐出する際に攪拌される。そのため、たと
え内容物が2種以上の物質により構成された物質であ
り、チューブ本体部内において内容物が分離していたと
しても、吐出時には内容物は攪拌され分離しない。ま
た、攪拌部はチューブ口部の内側に当該チューブ口部と
一体成形されるため、チューブ容器の製造工程は簡略化
され、それに伴いコストの低減および生産性の向上が図
られる。さらに本発明のチューブ容器では、攪拌部はチ
ューブ口部の内側に当該チューブ口部と一体成形される
ため、硬化した絵の具を吐出する場合にも、攪拌部が外
れることはない。
【0011】請求項2に記載の発明は攪拌部は口部周上
の2点により両端が支持される邪魔部材により構成され
ることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容器であ
る。
【0012】本発明は、絵の具用のチューブ容器として
好適なものである。本発明のチューブ容器は口部周上の
2点により両端が支持される邪魔部材がチューブ口部の
内部に設けられる。当該邪魔部材は簡単な構造であるた
めチューブ口部との一体成形が容易であり、簡単な製造
工程によりチューブ容器が製造できる。また絵の具は、
「内容物が分離する」といっても溶剤がほんの少し表面
に浮き出るだけであるから、簡単な攪拌で足る。本発明
によると、絵の具を吐出する際に、絵の具の流れが邪魔
部材によって分割され、溶剤が絵の具の中に押し込まれ
る。その結果、絵の具等の内容物が混合されるため、溶
剤が分離することなく吐出される。
【0013】請求項3に記載の発明は、攪拌部は口部周
上の複数の点により端部が支持される邪魔部材により構
成されることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容
器である。
【0014】本発明についても絵の具用のチューブ容器
として好適なものである。本発明のチューブ容器は攪拌
部が複数の点により端部が支持された邪魔部材により構
成されており、絵の具等の内容物がチューブ口部を通過
するときに邪魔部材によって絵の具等の流れが分割され
る。そして表面の溶剤等が絵の具等の中に押し込まれ、
混合される。そのためチューブ本体部の内容物は分離せ
ず吐出される。また、攪拌部は構成が簡単であるためチ
ューブ口部との一体成形が容易であり、生産性が高い。
【0015】請求項4に記載の発明は邪魔部材は断面形
状が略三角形であることを特徴とする請求項2又は3に
記載のチューブ容器である。
【0016】本発明のチューブ容器は断面視が略三角形
の邪魔部材が内蔵される。そのため絵の具等の内容物が
チューブ口部において容易に分割されるため、チューブ
本体部を強く押圧しなくても内容物の攪拌がなされる。
【0017】請求項5に記載の発明は邪魔部材は内容物
の吐出方向に対して傾斜した面をもつことを特徴とする
請求項2又は3に記載のチューブ容器である。
【0018】本発明のチューブ容器においては、邪魔部
材は内容物の吐出方向に対して傾斜した面をもつ。その
ため、絵の具等の内容物を吐出時に分割する際、邪魔部
材と内容物との接触機会が多い。その結果、内容物の内
部への溶剤の押し込みがさらに効率よく行え、内容物の
攪拌がより効率よく行える。
【0019】請求項6に記載の発明は、攪拌部は口部周
部から口部内部方向に片持ち状に成形された邪魔部材に
より構成されることを特徴とする請求項1に記載のチュ
ーブ容器である。
【0020】本発明についても絵の具用のチューブ容器
として好適なものである。本発明のチューブ容器は、攪
拌部として口部周部から口部内部方向に片持ち状に成形
された邪魔部材を有する。そのため絵の具等の内容物が
チューブ口部を通過するときに邪魔部材によって溶剤等
が分散され、絵の具等の中に塗り込められる。そのため
チューブ本体部の絵の具等の内容物は当該邪魔部材によ
り混合され、分離のない状態でチューブ容器から吐出さ
れる。また、邪魔部材により構成される攪拌部とチュー
ブ口部は一体成形されるため、生産性が高い。さらに、
邪魔部材の配置,形状を変える事により、チューブ容器
より吐出した内容物の断面形状を様々に変えることがで
きる。
【0021】請求項7に記載の発明は邪魔部材はチュー
ブ本体部の内容物を吐出する際に吐出方向に弾性変形が
可能であることを特徴とする請求項6に記載のチューブ
容器である。
【0022】本発明のチューブ容器は口部周部から口部
内部方向に片持ち状に成形された邪魔部材が内容物を吐
出する際に吐出方向に弾性変形が可能である。そのた
め、弾性変形した邪魔部材にはチューブ本体部方向に戻
ろうとする弾性力が発生する。絵の具等の内容物は邪魔
部材を通過するだけでも攪拌がなされるが、このとき前
記弾性力が内容物に加わりさらに内容物の攪拌が促進さ
れる。さらに、弾性変形可能な範囲で邪魔部材の厚さお
よび材質を変化させれば、邪魔部材に発生する弾性力を
変化させることができる。すなわち邪魔部材の厚さおよ
び材質の調整により、内容物の攪拌具合の調整が可能で
ある。また、邪魔部材の配置、形状を変えれば、チュー
ブ容器より吐出した内容物の断面形状を様々に変えるこ
とができる。また、当該邪魔部材を内容物の吐出時以外
は口部の断面の大部分を封鎖する形状にすると、内容物
の乾燥を防ぐこともできる。
【0023】請求項8に記載の発明は、攪拌部は口部内
部と同一の大きさの部材に多数の孔が設けられることに
より構成される邪魔部材であることを特徴とする請求項
1に記載のチューブ容器である。
【0024】本発明のチューブ容器の口部の内部には口
部内部と同一の大きさの部材に多数の孔が設けられた攪
拌部が設けられる。当該攪拌部によれば内容物の攪拌が
十分なされ、吐出時の内容物の分離が起こらない。ま
た、邪魔部材の構成が単純であるため、作成が容易であ
る。さらに、邪魔部材に設けられる孔の大きさおよび数
を調整すれば、チューブ容器からの内容物の吐出量の調
整が可能である。また、孔の形状を変えればチューブ容
器より吐出した内容物の断面形状を様々に変えることが
できる。
【0025】請求項9に記載の発明は少なくともチュー
ブ口部は合成樹脂を成形したものであることを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれかに記載のチューブ容器であ
る。
【0026】チューブ容器において少なくともチューブ
口部を合成樹脂により作成すると、合成樹脂により作成
される部材は様々な形状に形成できる。また、従来の絵
の具用チューブ容器のように鉛を含有する材料を容器材
料として使用しないため、毒性のない環境に配慮したチ
ューブ容器の作成が可能である。
【0027】請求項10に記載の発明は、攪拌部はチュ
ーブ口部の吐出側の端部よりチューブ本体部側に寄った
位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7
のいずれかに記載のチューブ容器である。
【0028】本発明のチューブ容器では、攪拌部はチュ
ーブ口部の吐出側の端部よりチューブ本体部側に配置さ
れている。そのためチューブ容器とチューブ容器の先端
に取り付けられるキャップの気密嵌合を妨害しない。ま
た絵の具の様な内容物では、邪魔板によって内容物が分
断されるので、攪拌部を吐出側の端部に設けると、内容
物が押し出されたトコロテンの様な状態となって出てき
てしまうが、本発明の構成によると、攪拌部が端部より
チューブ本体部側に寄った位置に配置されているので、
一端分断された内容物が内部で再結合する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下さらに本発明の実施形態につ
いて説明する。なお、以下に示す本発明の各実施形態に
おいては、チューブ容器の内容物は特に絵の具とする。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態の絵の具
用チューブ容器の概念図であり、図1(a)は第1実施
形態のチューブ容器の外観を示す正面図、図1(b)は
第1実施形態のチューブ容器を口部の方向から見た側面
図、図1(c)は図1(b)のA−A’断面図である。
なお、図1(b)において作図上、明瞭化のため邪魔部
材8に網掛けを施した。図1(a)において1はチュー
ブ容器であり、チューブ容器1は略円筒形で一端が封止
されているチューブ本体部2と、チューブ本体部2の開
口している端部に取り付けられる略円筒形のチューブ口
部3から構成される。
【0030】順次説明すると、チューブ本体部2は樹脂
で作られたものであり、図1(c)に示すように略円筒
形で、一方の端部が封止された形状であり、内部にチュ
ーブ容器の内容物である絵の具を収容する。また、チュ
ーブ本体部2の他方の端部は本体内部方向に絞られ、本
体接合部4が設けられる。
【0031】チューブ口部3は図1(c)に示すように
略円筒形の形状を有し、径の異なる3エリアA,B,C
に別れている。すなわち絵の具の出口側の端部たるAエ
リアは、断面の径が縮小され吐出部5が形成される。ま
た、チューブ口部3のチューブ本体2側の端部たるCエ
リアは断面の径が拡大され口部接合部6が設けられる。
そしてその中間部たるBエリアには、外周に雄ネジ7が
設けられ、図示しないキャップを雄ネジ7にねじ込むこ
とで吐出部5を封鎖できる構造となっている。
【0032】一方、チューブ口部3の内部には、邪魔部
材(攪拌部)8が設けられている。邪魔部材8は、チュ
ーブ口部3と一体成形することにより設けられる。な
お、邪魔部材8はチューブ口部3の内部であれば、本体
接合部4の近傍であっても、吐出部5の近傍であっても
良い。しかしチューブ容器1はチューブ口部3内部に絵
の具が残留した状態で保存される場合があるため、邪魔
部材8が本体接合部4の近傍に設けられた場合は、前記
チューブ口部3の内部に残留した絵の具は攪拌されない
ことが想定される。そのため、本実施形態においては邪
魔部材8をチューブ口部3の内部で吐出部5の近傍に設
けた。また特に本実施形態では、邪魔部材8は、チュー
ブ口部3の吐出側の端部よりチューブ本体部2側に寄っ
た位置に配置されている。より具体的には、エリアAと
エリアBの境界部分に邪魔部材8が設けられている。
【0033】邪魔部材8は、図1(b)に示すように平
面視がチューブ口部の円周上の2点を結ぶ直線状の形状
を有した構成である。チューブ口部3とチューブ本体部
2は口部接合部6と本体接合部4を接合することにより
結合される。邪魔板の断面形状は任意であり、円形でも
矩形でもよい。また図3(a)の様に三角形でもよく、
さらに図3(b)の様な傾斜形状であってもよい。
【0034】次に本実施形態のチューブ容器1の作用に
ついて説明する。本発明のチューブ容器1のチューブ本
体部2の内部には絵の具が収容される。チューブ本体部
2を押圧するとチューブ本体部2の内部に収容されてい
る絵の具がチューブ口部3方向に移動する。チューブ口
部3に移動した絵の具はさらにチューブ本体部2に加わ
る押圧力によりチューブ口部3の吐出部5から押し出さ
れる。本実施形態においては邪魔部材8が設けられてい
るため、当該邪魔部材8を絵の具が通過する際に絵の具
が攪拌される。さらに具体的には、絵の具は邪魔部材8
を通過する時、邪魔部材8により絵の具の吐出方向に2
分割される。この際絵の具の表面に浮き出した絵の具の
溶剤は邪魔部材8によって分割された絵の具の間に押し
込まれる。分割された絵の具は邪魔部材8を通過した
後、吐出部5の内部において合流し一体となることで絵
の具の攪拌が完了し、吐出部5より吐出される。
【0035】本実施形態のチューブ容器1においては、
チューブ容器1の内容物である絵の具が、吐出部5のチ
ューブ本体2側の端部の内部に設けられた邪魔部材8に
おいて攪拌される。チューブ容器1の内容物が単一の物
質から構成されている場合は、チューブ容器1の内部で
分離が起こらない。そのため例えチューブ容器1の吐出
部5が単に開口した形状、すなわち邪魔部材8を内蔵し
ない形状の場合でも吐出物の性状は安定している。しか
し、絵の具は溶剤のほんの一部が分離し、分離した溶剤
が吐出部5の先端部分に溜まることがよくあり、チュー
ブ容器1の吐出部5が単に開口した形状であると、絵の
具の吐出時に吐出部5の先端に溜まった溶剤がそのまま
の状態で吐出され使用感が非常に悪い。しかし本実施形
態のチューブ容器1はチューブ口部3の内部に邪魔部材
8が設けられており、邪魔部材8によって絵の具が攪拌
されるため、絵の具は分離することなく吐出される。
【0036】図2(a)は第1実施形態のチューブ容器
1における邪魔部材8の変形実施形態を示す平面図であ
る。なお図2は吐出部5をチューブ口部3の方向から見
た平面図であり、明瞭化のため邪魔部材9に網掛けを施
した。第1実施形態においては邪魔部材は図1(b)に
示すように平面視がチューブ口部3の円周上の2点を結
ぶ直線状の形状を有する邪魔部材が1つ設けられた構造
である。しかし、邪魔部材は図2(a)の様に邪魔部材
が複数平行にチューブ口部3に一体成形された邪魔部材
9のような形態であっても、邪魔部材8を吐出部5の内
部に一体成形した場合と同様に絵の具は分離することな
く吐出される。
【0037】図2(b)は第1実施形態のチューブ容器
1における邪魔部材8のさらに別の変形実施形態を示す
平面図である。なお図4は吐出部5をチューブ口部3の
方向から見た平面図であり、明瞭化のため邪魔部材10
に網掛けを施した。第1実施形態においては邪魔部材は
図1(b)に示すように平面視がチューブ口部3の円周
上の2点を結ぶ直線状の形状の邪魔部材を有する構造で
ある。しかし邪魔部材は平面視が直線状でなく図2のよ
うに波型の形状の邪魔部材より構成される邪魔部材10
であっても、邪魔部材8を吐出部5の内部に一体成形し
た場合と同様に絵の具は分離することなく吐出される。
また、邪魔部材は前記波型の形状の邪魔部材がチューブ
口部3の内部に複数設けられた形状であってもよい(図
示せず)。
【0038】さらに、図3の(a)に示すように、邪魔
部材8,9,10の断面形状を略三角形とすれば、チュ
ーブ容器1から吐出される絵の具の分割時に作用する抵
抗を小さくでき、チューブ本体部2を強く押圧しなくて
も、チューブ容器1より絵の具を攪拌して吐出すること
ができる。また邪魔部材8,9,10の断面形状を三角
形とすることにより、内容物は邪魔部材8,9,10の
傾斜した面23と接する。そのため内容物は、吐出する
際に、傾斜した面23と接し、内容物が邪魔部材8,
9,10と接する時間が長い。そのため絵の具の攪拌が
より効率よく行える。さらに図3の(b)に示すよう
に、邪魔部材8,9,10をチューブ口部3の内部にお
いて内容物の吐出方向に傾斜させて設けると、チューブ
容器1から絵の具を吐出する場合において絵の具が分割
される際に、邪魔部材8,9,10と内容物との接触機
会がさらに増大し、絵の具の内部への溶剤の押し込みが
さらに効率よく行え、絵の具の攪拌がより効率よく行え
る。
【0039】また、本実施形態においては邪魔部材8,
9,10がチューブ口部3と一体成形され、さらに当該
邪魔部材8,9,10は形状が単純であるため、生産性
が高く、製造コストも低減できる。また、邪魔部材8,
9,10はチューブ口部3と一体であるためチューブ容
器1内で外れる事がない。さらに邪魔部材8,9,10
は吐出部5の外側の端部よりチューブ容器25の内部側
に位置するため、チューブ容器とチューブ容器の先端に
取り付けられるキャップは完全に閉めることができ、気
密性が維持され内容物の乾燥が防止できる。また、少な
くともチューブ口部の材料に合成樹脂を用いれば、成形
がより容易であるためさらなるコストの低減が可能であ
る。さらに、旧来の鉛を含有するチューブ容器に比べ毒
性が低く、環境に配慮したチューブ容器が作成できる。
【0040】(第2実施形態)図4は第2実施形態のチ
ューブ容器11を口部の方向から見た平面図である。ま
た、作図上において明瞭化のため邪魔部材11に網掛け
を施した。なお、本実施形態は前記実施形態のチューブ
容器1とほぼ同様の構造を有するため、前記実施形態と
同一の部材については同一の番号を付し、詳細の説明に
ついては省略した。
【0041】本実施形態においては、邪魔部材の形状が
前記実施例と異なる。すなわち前記実施例における直線
状の邪魔部材8に代わり、十字状の邪魔部材12がチュ
ーブ口部と一体成形される。すなわち邪魔部材12は平
面視がチューブ口部3の円周上の4点を結ぶ十文字状の
形状である。
【0042】本実施形態のチューブ容器11において
も、チューブ容器11の内容物がチューブ本体部2を押
圧することによりチューブ本体部2から押し出されチュ
ーブ口部3の吐出部5から押し出される。その際、本実
施形態においては吐出部5の内部に邪魔部材12が設け
られているため、当該邪魔部材12を内容物が通過する
際に前記第1実施形態と同様の原理で絵の具が攪拌され
る。すなわち、絵の具は邪魔部材12を通過する時、邪
魔部材12により絵の具の吐出方向に4分割される。こ
の際絵の具の表面に浮き出した絵の具の溶剤は邪魔部材
12によって分割された絵の具の分割部分に押し込まれ
る。分割された絵の具は邪魔部材12を通過した後、吐
出部5の内部において合流し一体となることで絵の具の
攪拌が完了し、吐出部5より吐出される。そのためチュ
ーブ容器11内部において絵の具の溶剤が分離していて
も、邪魔部材12によって絵の具の中に分離した溶剤が
攪拌され、押し込められるため、絵の具は分離すること
なく吐出される。
【0043】図5は第2実施形態のチューブ容器1にお
ける邪魔部材12の変形実施形態を示す平面図である。
なお図5は吐出部5をチューブ口部3の方向から見た平
面図である。また、作図上において明瞭化のため邪魔部
材13に網掛けを施した。前記した第2実施形態におい
ては邪魔部材12は図4(b)に示すように平面視がチ
ューブ口部3の円周上の4点を結ぶ十文字状の形状を例
示した。しかし邪魔部材は平面視が直線状でなく図5の
ように波型の形状を有する邪魔部材13のような形状で
あってもよい。
【0044】また邪魔部材12,13はチューブ口部3
の円周上の何点を結ぶ形状であってもよい。邪魔部材に
よる絵の具がより多く分割されれば、さらに容易に分離
した絵の具の溶剤を絵の具の中に押し込むことができ、
さらに良好な攪拌状態が期待できる。よって邪魔部材8
を吐出部5の内部に一体成形した場合と同様に、邪魔部
材12,13を吐出部5の内部に一体成形した場合にお
いても、絵の具は分離することなくチューブ容器11よ
り吐出される。
【0045】さらに、前記実施形態において図3(a)
に示した変形実施例と同様に、邪魔部材8,9,10の
断面形状を略三角形とすれば、チューブ容器1から吐出
される絵の具に作用する抵抗を小さくでき、チューブ本
体部2を強く押圧しなくても、チューブ容器1より絵の
具を攪拌して吐出することができる。また、前記実施形
態において図3(b)に示した変形実施例と同様に、邪
魔部材12,13をチューブ口部3の内部において吐出
方向に対して傾斜させて設けると、チューブ容器11か
ら絵の具を吐出する場合において絵の具が分割される部
分の表面積が大きくなるので、絵の具の内部への溶剤の
押し込みがさらに効率よく行え、絵の具の攪拌がより効
率よく行える。
【0046】また、本実施形態においても前記実施形態
と同様に邪魔部材12,13がチューブ口部3と一体成
形される。そのためチューブ口部3の生産性が高く、製
造コストも低減できる。また、邪魔部材12,13はチ
ューブ口部3と一体であるためチューブ容器1内で外れ
る事がない。さらに邪魔部材12,13は吐出部5の外
側の端部よりチューブ容器25の内部側に位置するた
め、チューブ容器とチューブ容器の先端に取り付けられ
るキャップは完全に閉めることができ、気密性が維持さ
れ内容物の乾燥が防止できる。また、少なくともチュー
ブ口部の材料に合成樹脂を用いれば、成形がより容易で
あり、さらにチューブ容器製造時のコストダウンが可能
である。
【0047】(第3実施形態)図6は第3実施形態のチ
ューブ容器15の吐出部5をチューブ口部3の方向から
見た平面図である。また、作図上において明瞭化のため
邪魔部材16に網掛けを施した。なお、本実施形態につ
いても前記実施形態のチューブ容器1,11とほぼ同様
の構造を有するため、前記実施形態と同一の部材につい
ては同一の番号を付し、詳細の説明については省略す
る。
【0048】本実施形態においては、邪魔部材16が前
記実施例と異なる形状を有し、チューブ口部3と一体成
形される。さらに具体的には、邪魔部材16は図6に示
すように、チューブ口部3の円周部からチューブ口部3
の内部方向に片持ち状に成形されたものである。
【0049】本実施形態のチューブ容器15において
も、前記と同様にチューブ本体部2に収容されている絵
の具が吐出部5から押し出される。絵の具が吐出部5を
通過する際、本実施形態においては吐出部5の内部に設
けられた邪魔部材16により絵の具の一部が分離して生
じた溶剤が邪魔部材16により絵の具の表面に塗り付け
られ、絵の具と攪拌され、絵の具は分離のない状態で吐
出される。
【0050】図7および図8は第3実施形態のチューブ
容器15における邪魔部材16の変形実施例を示す平面
図である。なお、図7および図8においても明瞭化のた
め邪魔部材17,18に網掛けを施した。図7の17お
よび図8の18はそれぞれ邪魔部材である。邪魔部材1
7,18はそれぞれ前記の邪魔部材16と同様に、チュ
ーブ口部3の円周部からチューブ口部3の内部方向に片
持ち状に成形されたものであり、邪魔部材の形状が邪魔
部材16と異なるものである。チューブ口部3が邪魔部
材17,18を吐出部5の内部に一体成形されたもので
あっても、チューブ容器1から吐出される絵の具は邪魔
部材16によるのと同様に分離した絵の具の溶剤を絵の
具に塗りつけることにより攪拌され、分離のない状態で
チューブ容器から吐出される。吐出された絵の具はある
程度の粘度を有するため、吐出後においても吐出時の形
状が維持される。よって前記のように邪魔部材の形状を
様々な形状に変形することにより、内容物の平面断面形
状を様々に変形して吐出できる。
【0051】また、図6,6,7に示す邪魔部材16,
17,18を絵の具が吐出する際に吐出方向に弾性変形
が可能であるものとすると、内容物の吐出時に発生する
弾性力が内容物に加わるため、一部分離した絵の具の溶
剤がさらに完全に絵の具に塗りつけられ、絵の具の攪拌
が促進される。さらに、弾性変形可能な範囲で邪魔部材
の厚さおよび材質を変化させれば、邪魔部材に発生する
弾性力を変化させることができ、邪魔部材の厚さおよび
材質の調整により、内容物の攪拌具合の調整が可能であ
る。
【0052】図9は第3実施形態のチューブ容器15に
おける邪魔部材16のさらに別の変形実施例を示す平面
図である。なお、図9においても明瞭化のため邪魔部材
19に網掛けを施した。図9の19は邪魔部材であり、
前記の邪魔部材16,17,18と同様にチューブ口部
3の円周部からチューブ口部3の内部方向に片持ち状に
成形されたものである。また、邪魔部材19の邪魔部材
は絵の具が吐出する際に吐出方向に弾性変形が可能であ
るものであり、吐出部5の内部の大部分を覆う形状であ
る。邪魔部材は絵の具が吐出する際に吐出方向に弾性変
形するため、絵の具の吐出時に弾性力が発生し、当該弾
性力が絵の具に加わり絵の具の分離により生じた溶剤が
絵の具に塗りつけられ、内容物が攪拌される。
【0053】図9に示す邪魔部材19は、前記の通り吐
出部5の内部の大部分を覆う形状である。また、絵の具
用チューブ容器15からの吐出が終了すると、邪魔部材
19の邪魔部材は、自己の弾性力により元の位置に戻
る。すなわち、邪魔部材19は、元の位置に戻って吐出
部5の内部の大部分を覆う。そのため、邪魔部材19の
ような形状の邪魔部材をチューブ口部3と一体成形すれ
ば、邪魔部材の邪魔部材が絵の具の吐出時以外は口部の
断面の大部分を封鎖するため、内容物の乾燥を防ぐこと
もできる。
【0054】また、本実施形態においても前記実施形態
と同様に邪魔部材16乃至19がチューブ口部3と一体
成形される。そのためチューブ口部3の生産性が高く、
安価に製造できる。また、邪魔部材16乃至19はチュ
ーブ口部3と一体であるためチューブ容器1内で外れる
事がなく、安定して内容物の攪拌ができる。また、合成
樹脂を原材料として用いれば、成形が容易であるためコ
ストの低減が可能である。
【0055】(第4実施形態)図10は第4実施形態の
チューブ容器20の吐出部5をチューブ口部3の方向か
ら見た平面図である。なお、図10中において邪魔部材
21には網掛けを施した。なお、本実施形態についても
前記実施形態とほぼ同様の構造を有するため、前記実施
形態と同一の部材については同一の番号を付し、詳細の
説明については省略する。
【0056】本実施形態においては、邪魔部材21が前
記実施例と異なる形状を有し、チューブ口部3と一体成
形される。さらに具体的には、邪魔部材21は図8に示
すように、チューブ口部3の吐出部側の端部を封鎖し、
当該封鎖部に多数の孔を設けることにより邪魔部材21
が構成される。
【0057】本実施形態のチューブ容器20において
も、前記と同様にチューブ本体部2に絵の具が収容され
ている。絵の具はチューブ本体部2を押圧することで、
チューブ本体部2からチューブ口部3に移り、チューブ
口部3の先端に設けられた吐出部5から押し出される。
絵の具は吐出部5を通過する際、吐出部5の内部にある
邪魔部材21に設けられた多数の孔により絵の具の濾し
がなされることにより絵の具と絵の具から分離した溶剤
が攪拌された後、吐出部5より吐出される。
【0058】また、本実施形態においても前記実施形態
と同様に邪魔部材21がチューブ口部3と一体成形され
る。邪魔部材21はチューブ口部3に孔を設けるだけの
単純な構成であるため、生産が容易であり、安価に製造
できる。また、邪魔部材21はチューブ口部3と一体で
あるためチューブ容器1内で外れる事がなく、安定して
内容物の攪拌ができる。なお、合成樹脂を原材料として
用いれば、成形が容易でありコストの低減が可能であ
る。
【0059】(第5実施形態)図11は本発明の第5実
施形態のチューブ容器25の概念図であり、図11
(a)は第5実施形態のチューブ容器25の外観を示す
平面図、図11(b)は第5実施形態のチューブ容器2
5を口部の方向から見た平面図、図11(c)は図11
(b)のA−A’断面図である。図11(b)において
攪拌部26については、明瞭にするため網掛けを施し
た。なお、本実施形態についても前記実施形態とほぼ同
様の構造を有するため、前記実施形態と同一の部材につ
いては同一の番号を付し、詳細の説明については省略す
る。
【0060】本実施形態においては、邪魔部材26が前
記第1実施形態と同様の形状を有し、チューブ口部3と
一体成形される。しかし本実施形態の邪魔部材26は第
1実施形態とは異なり吐出部5の外側の端部側に位置す
るように一体成形される。
【0061】本実施形態のチューブ容器25において
も、チューブ本体部2に絵の具が収容されている。絵の
具はチューブ本体部2を押圧することで生じる圧力によ
り、チューブ本体部2からチューブ口部3を通じ、チュ
ーブ口部3の先端に設けられた吐出部5から押し出され
る。絵の具はチューブ口部3の内部に設けられた邪魔部
材26により、前記第1実施形態と同様の要領で攪拌さ
れ、吐出部5より吐出される。
【0062】本実施形態のチューブ容器25はチューブ
口部3の内部に設けられた邪魔部材26において絵の具
の攪拌を行う。よって例え絵の具が時間の経過により分
離しても、絵の具が邪魔部材26によって攪拌されなが
ら吐出部5より吐出されるため、絵の具は分離せず吐出
される。
【0063】上記実施形態においては第1実施形態にお
ける邪魔部材8と同様の形状の邪魔部材26が吐出部5
の外側の端部よりチューブ容器25の内部側に一体形成
されている。しかし、本実施形態の邪魔部材26の形状
は邪魔部材8の形状に限らず、前出の各実施形態におけ
る邪魔部材と同様の形状を有するものであっても良い。
【0064】以上説明した第1乃至第5実施形態におい
てはチューブ容器の内容物は絵の具であったが、実際の
使用にあたっては内容物は絵の具に限らない。
【0065】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明のチューブ容
器はチューブ口部の内部に攪拌部を有し、チューブ容器
の内容物がチューブ容器より吐出される際に当該攪拌部
により内容物が攪拌される。内容物が2種以上の物質の
混合体である場合、チューブ容器内部において内容物が
分離することが懸念される。しかし当該チューブ容器に
よれば、内容物はチューブ容器から吐出する以前に分離
した液体が内容物の内部に押し込められるか、あるいは
表面に塗りつけられることにより攪拌される。そのた
め、例え内容物が分離するような物質であっても、内容
物が分離することなく吐出される。
【0066】また、攪拌部とチューブ口部は一体成形さ
れるため生産性が高く、チューブ容器の使用時にチュー
ブ容器の内部で攪拌部が外れる事がない。また、少なく
ともチューブ口部を合成樹脂で成形すればチューブ容器
の作成が容易である。また合成樹脂を原材料として使用
すれば、絵の具用チューブ容器のような鉛を含有する材
料で作成されているチューブ容器に比べ毒性が低く、環
境に配慮したチューブ容器の作成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のチューブ容器の概念図
であり、(a)は第1実施形態のチューブ容器の外観を
示す正面図、(b)は第1実施形態のチューブ容器を口
部の方向から見た側面図、(c)は(b)のA−A’断
面図である。
【図2】(a)は第1実施形態のチューブ容器における
邪魔部材の変形実施形態を示す平面図であり、(b)は
第1実施形態のチューブ容器における邪魔部材のさらに
別の変形実施形態を示す平面図である。
【図3】(a)は第1実施形態のチューブ容器における
邪魔部材のさらに別の変形実施形態のチューブ口部の断
面図であり、(b)は第1実施形態のチューブ容器にお
ける邪魔部材のさらに別の変形実施形態のチューブ口部
の断面図である。
【図4】第2実施形態のチューブ容器を口部の方向から
見た平面図である。
【図5】第2実施形態のチューブ容器における邪魔部材
の変形実施形態を示す平面図である。
【図6】第3実施形態のチューブ容器の吐出部をチュー
ブ口部の方向から見た平面図である。
【図7】第3実施形態のチューブ容器における邪魔部材
の変形実施例を示す平面図である。
【図8】第3実施形態のチューブ容器における邪魔部材
のさらに別の変形実施例を示す平面図である。
【図9】第3実施形態のチューブ容器における邪魔部材
のさらに別の変形実施例を示す平面図である。
【図10】第4実施形態のチューブ容器の吐出部をチュ
ーブ口部の方向から見た平面図である。
【図11】本発明の第5実施形態のチューブ容器の概念
図であり、(a)は第5実施形態のチューブ容器の外観
を示す平面図、(b)は第5実施形態のチューブ容器を
口部の方向から見た平面図、(c)は(b)のA−A’
断面図である。
【図12】(a)は従来技術のチューブ容器の概念図で
あり、(b)は図12(a)に示すチューブ容器の口部
の内部に嵌合される混合部材である。
【符号の説明】
1,10,15,20,25,101 チューブ容器 2 チューブ本体部 3 チューブ口部 4 本体接合部 5 吐出部 6 口部接合部 7 雄ネジ 8, 9,11,12,16 邪魔部材(攪拌部) 17,18,19,21,26 邪魔部材(攪拌部) 23 傾斜した面 10 チューブ容器 102 口部 103 混合部材 104 溝 105 注出口
フロントページの続き (72)発明者 亀川 學 大阪市中央区森ノ宮中央1丁目6番20号 株式会社サクラクレパス内 Fターム(参考) 3E065 AA02 BA11 BB02 DA04 DA08 DA20 DB05 DD05 FA01 FA20 GA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ本体部とチューブ本体部の先端
    に設けられチューブ本体部の内容物を吐出するチューブ
    口部より構成されるチューブ容器において、チューブ口
    部の内側に当該チューブ口部と一体成形された撹拌部が
    設けられ、当該攪拌部がチューブ本体部内の内容物がチ
    ューブ口部より吐出する際に当該内容物を攪拌すること
    を特徴とするチューブ容器。
  2. 【請求項2】 攪拌部は口部周上の2点により両端が支
    持される邪魔部材により構成されることを特徴とする請
    求項1に記載のチューブ容器。
  3. 【請求項3】 攪拌部は口部周上の複数の点により端部
    が支持される邪魔部材により構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載のチューブ容器。
  4. 【請求項4】 邪魔部材は断面形状が略三角形であるこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載のチューブ容器。
  5. 【請求項5】 邪魔部材は内容物の吐出方向に対して傾
    斜した面をもつことを特徴とする請求項2又は3に記載
    のチューブ容器。
  6. 【請求項6】 攪拌部は口部周部から口部内部方向に片
    持ち状に成形された邪魔部材により構成されることを特
    徴とする請求項1に記載のチューブ容器。
  7. 【請求項7】 邪魔部材はチューブ本体部の内容物を吐
    出する際に吐出方向に弾性変形が可能であることを特徴
    とする請求項6に記載のチューブ容器。
  8. 【請求項8】 攪拌部は口部内部と同一の大きさの部材
    に多数の孔が設けられることにより構成される邪魔部材
    であることを特徴とする請求項1に記載のチューブ容
    器。
  9. 【請求項9】 少なくともチューブ口部は合成樹脂を成
    形したものであることを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれかに記載のチューブ容器。
  10. 【請求項10】 攪拌部はチューブ口部の吐出側の端部
    よりチューブ本体部側に寄った位置に配置されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のチュ
    ーブ容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013111727A1 (ja) * 2012-01-25 2013-08-01 ライオン株式会社 チューブ容器及びチューブ容器入り製品

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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