JP2002362375A - 階段昇降用台車を用いた階段運搬方法とその台車 - Google Patents

階段昇降用台車を用いた階段運搬方法とその台車

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JP2002362375A
JP2002362375A JP2001175908A JP2001175908A JP2002362375A JP 2002362375 A JP2002362375 A JP 2002362375A JP 2001175908 A JP2001175908 A JP 2001175908A JP 2001175908 A JP2001175908 A JP 2001175908A JP 2002362375 A JP2002362375 A JP 2002362375A
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Toshio Morita
俊雄 森田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】平坦な床面を走行し且つ階段も都合良く昇降す
ることができること。 【解決手段】荷台部11と、荷台部後端から立設された背
もたれ部10と、車輪部12とから成る台車部を有し、背も
たれ部の背面側に、上下方向に延長する支軸20を設け、
この支軸を上下方向にスライドするスライド部材を設
け、このスライド部材と台車部とを、支軸の適宜位置に
固定された滑車を介してワイヤーで連結し、スライド部
材を下方に押し下げることによって台車部が支軸に案内
されて上方に上昇する階段昇降用台車である。背もたれ
部10の背面側に、滑走部30を設け、階段を下降する際に
は、この滑走部が階段の角部に当接して、滑走させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、各種の荷物を運
搬又は搬送するための台車であって、一般の平坦な面は
勿論のこと、階段をも容易に昇降させることが可能な階
段昇降用台車に関する。また、この台車を用いた階段の
運搬方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】本願の出願人は、階段を登るのに相応し
い搬送具を発明し、先に出願を行った(特開平9−32
3655号)。この搬送具は、荷台部の下部に滑走部が
設けられたもので、この滑走部を階段の角部に直接接触
させて、上方に押し上げることによって階段を上方に滑
らせて、登らせることのできるものである。更に、上記
の滑走部の外周にエンドレスの回転部材を設け、この回
転部材を階段の角部に直接接触させて、上方に押し上げ
ることにより回転部材が回転し、これによってこの搬送
具が上方に登ることができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の搬送具において
は、階段を登る場合には、便利であるが、階段の昇降専
用であるために、通常の平らな床面や路面を搬送する際
には、車輪等が設けられていなかったために、多少の難
点が存在していた。そこで、本願出願人は、上記難点を
克服すべく、特願2000−242858号として先に
階段昇降用台車を提案した。この発明に係る階段昇降用
台車は、車輪を設けた台車であって、平坦な床面等を走
行することができ、尚且つ、階段をも都合良く昇降する
ことのできるものである。即ち、荷台部と、荷台部後端
から立設された背もたれ部と、車輪部とから成る台車に
おいて、背もたれ部の背面側に、階段の角部上を滑走す
ることのできる滑走部を設けたことを特徴とするもので
あった。
【0004】これにより、平坦な面を走行する際は、通
常の使用状態で使用して、背もたれ部の上端部を把持し
て、台車を前方に押して車輪を転動させ、荷物を運搬す
ることができ、階段を上昇させるに際しては、台車の背
もたれ部の背面に設けられた滑走部を階段の角部に当接
させて、背もたれ部の上端部を把持して上方に引き上げ
るようにして階段の角部を滑らせて、上方に引き上げる
ことができ、逆に階段を下降させる際には、これと逆の
手順で滑り下ろす事が出来る。更に、この発明では、滑
走部の適宜位置にストッパー手段を設け、階段の上昇時
に階段の一段毎にストッパーが階段の段部に作用するよ
うに構成している。本願発明においては、先に提案した
上記のような階段昇降用台車とは全く異なる技術的思想
に基づく異なる構造のもの、及びそれを用いた階段運搬
方法を提案することをその課題とするものである。
【0005】上記の課題を解決するために、本願発明の
第1のものは、荷台部と、荷台部後端から立設された背
もたれ部と、車輪部とから成る台車部を有し、背もたれ
部の背面側には上下方向に延長する支軸が設けられ、こ
の支軸と台車部とをワイヤー等の作動力伝達手段を用い
て連結し、人力により又は他の自動的駆動手段を用いて
前記作動力伝達手段を介して、支軸を支持支点として台
車部を支軸に沿って上昇させることができる階段昇降用
台車を使用し、前記人力により又は自動的駆動手段を作
動させて、階段の1段の高さ分、台車部を支軸に沿って
上昇させて階段を1段登らせ、その後台車部の車輪部を
支持支点として支軸を引き上げて階段を1段登らせる事
により台車全体が階段の1段分を上昇し、これを繰り返
すことによって階段の1段分ずつを台車が上昇して行く
ことができることを特徴とする階段昇降用台車を用いた
階段運搬方法である。この方法により、台車は、人力に
より又は電動モーター等の自動的駆動手段を作動させ、
階段の1段ずつを登ることができる。
【0006】本願発明の第2のものは、荷台部11と、
荷台部11後端から立設された背もたれ部10と、車輪
部12とから成る台車部を有し、背もたれ部10の背面
側に、上下方向に延長する支軸20、20を設け、この
支軸20、20を上下方向に移動するスライド部材25
を設け、このスライド部材25と台車部とを、支軸の適
宜位置に固定された滑車45を介してワイヤー40で連
結し、スライド部材25を下方に押し下げることによっ
て台車部が支軸20、20に案内されて上方に上昇する
ことを特徴とする階段昇降用台車である。
【0007】上記構成からなる階段昇降用台車は、その
荷台部11に荷物を乗せて、平らな床面等を車輪部を転
動させて搬送することができ、階段部を上昇させる際に
は、階段の第1段部の直前で、支軸20、20を直立さ
せ、支軸に設けられたスライド部材25を足等で押し下
げることにより、ワイヤー40により台車部が支軸2
0、20に案内されて上方に上昇する。台車部を第1段
部の上面の高さにまで上昇させた後、車輪部12を階段
の第1段部の上面に乗せ、その後車輪部12を支持支点
として、支軸20、20を上方に引き上げることによっ
て階段の1段を上昇させることができる。その後、支軸
の下方先端部が階段の第1段部の上面に位置している状
態で、再度上記の動作を繰り返すことによって第2段目
以降1段ずつ階段を上昇させて行くことができるのであ
る。
【0008】本願発明の第3のものは、荷台部11と、
荷台部11後端から立設された背もたれ部10と、車輪
部12と、背もたれ部10から背面側に延長する枠体を
介して、上下方向に延長する後方縦枠体15、15とか
ら成る台車部を有し、背もたれ部10から背面側に延長
する枠体に、上下方向に延長する支軸20、20を設
け、この支軸20、20に沿って台車部が上下方向に往
復動することができ、前記後方縦枠体15、15を上下
方向に移動するスライド部材25を設け、このスライド
部材25と台車部とを、支軸の適宜位置に固定された滑
車45を介してワイヤー40で連結し、スライド部材2
5を下方に押し下げることによって台車部が支軸20、
20に案内されて上方に上昇することを特徴とする階段
昇降用台車である。
【0009】本願発明の第4のものは、上記第3の発明
において、ワイヤー40の台車部への取付位置に更に滑
車46を設け、両滑車45、46を介して、ワイヤー4
0の一方端をスライド部材25に連結し、他方端を支軸
20に連結したことを特徴とする階段昇降用台車であ
る。この発明においては、滑車46の作用により、スラ
イド部材を押し下げる力が荷物の略半分となり、容易に
台車部及び荷物を上昇させることができる。
【0010】本願発明の第5のものは、上記第2から第
4のそれぞれの発明において、台車部の背もたれ部10
の下端部が、支軸20に沿って上昇する際に、支軸20
に近づくように背面側に移行し、台車部が階段を1段上
昇する際に、台車部の車輪部12が階段の上面に載り易
く構成されたことを特徴とする階段昇降用台車である。
この発明により、台車部が階段の1段を上昇した際に、
車輪部が階段の上面に円滑に載ることとなる。
【0011】本願発明の第6のものは、上記第2から第
5のそれぞれの発明において、支軸20を背もたれ部1
0の背面側に延長する枠体に係止するためのストッパー
ビン等のストッパー部材を、両者の接合位置に設け、台
車が平坦面を走行する際に、支軸20が下方に突出しな
いようにしたことを特徴とする階段昇降用台車である。
【0012】本願発明の第7のものは、上記第2から第
6のそれぞれの発明において、背もたれ部10の下方背
面側又は後方縦枠体15、15の下方部に、滑走部3
0、30又はエンドレスの回転部材等の下降補助部材を
更に設け、階段を下る際に、この下降補助部材を階段の
角部に当接して、下降できることを特徴とする階段昇降
用台車である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づき本願発
明の実施の形態について説明する。添付図面は、全て本
願発明の実施の形態を図示している。図1が、本願発明
に係る階段昇降用台車の第1の実施形態の全体斜視説明
図であり、理解容易化のために、荷台部の図示を省略し
ている。この階段昇降用台車は、背もたれ部10と、背
もたれ部10の下端から略直角前方に延長する荷台部1
1と、荷台部11の後方外側に位置する車輪部12、1
2とから成る台車部と、背もたれ部10の後方の両側に
位置する2本の支軸20、20とから構成されている。
これらの構成部材のそれぞれは、車輪部12を除き、金
属製のものからなる。
【0014】背もたれ部10は、両側に位置し、上下方
向に伸びる2本の縦枠体10a、10aと、これら両縦
枠体を横方向に連結、固定する横枠体10b、10bと
からなり、図では、横枠体10b、10bは、上下の2
本のみ図示しているが、これは、その構造を明瞭にする
ためであり、適宜この横枠体を両側の縦枠体10a、1
0aの間に複数本掛け渡すことができ、自由に設計する
ことができる。或いは、これらの上下の横枠体10b,
10bの中間に設けられる横枠体の代わりにネット状の
金網を配設することもできる。
【0015】背もたれ部10の両側の縦枠体10a、1
0aの下端部から略直角前方に荷台部11が設けられる
こととなる。この荷台部11の図示は省略しているが、
平面視略矩形形状の枠体からなり、その上に各種の荷物
を載置することができるものである。また、この荷台部
11は、枠体からなるものでなく、平面視略矩形形状の
板状体のものから形成することもできる。いずれにして
もこの荷台部は、従来のものと同様の構成により形成す
ることができる。
【0016】また、背もたれ部10の両側の縦枠体10
a、10aの下端部分の後方側のやや外側には、車輪部
12、12が支持枠体を介して設けられている。更に、
本願発明の実施形態においては、両縦枠体10a、10
aのそれぞれの中央部からやや下方の部分に後方に延長
する後方延長枠体10c、10cが上下に2本ずつ配設
されており、これら上下の後方延長枠体10c、10c
の先端部を連結するように、滑走部30がそれぞれに設
けられている。この滑走部30は、金属製の枠体30a
の下面に合成樹脂製の滑走部材30bを接合したものか
らなり、後に説明するが、階段を下降する際に下降補助
部材として使用するものである。尚、上記後方延長枠体
10cの下方のものは、車輪部12の軸部を支持するた
めにも利用されている。
【0017】背もたれ部10の背面側には、支軸20、
20が設けられている。この支軸20、20は、背もた
れ部10の両側の縦枠体10aの後方折曲部10d、及
び前記後方延長枠体10cの内側にそれぞれ位置してい
る。また、支軸20の下方先端部分は、傾斜枠体20a
と前方延長枠体20bにより略三角形形状の枠体構造を
それぞれ有しており、両支軸20、20の先端部は、横
枠体20cにより相互に連結されている。更に、背もた
れ部10の縦枠体10aの上端の後方折曲部10dの端
部は、支軸20上をスライドできるように構成されてい
る。即ち、後方折曲部10dの端部には、管体10eが
設けられ、この管体10eがその内部に支軸20を挿通
させ、上下にスライドできるように構成されているので
ある。尚、このスライドする管体10eの構成は、必ず
しも管体からなるものでなくともよく、管体10eの部
分が上下に移動できるものであれば、どのような構成で
あってもよい。例えば、3個のローラーを3方向から支
軸に当接するようにして、スライドさせる事も出来る
し、スライドレールを使用する事も出来る。
【0018】両側に位置する支軸20の略中央部の少し
上方には、スライド部材25が配置されている。このス
ライド部材25は、両側の支軸20、20に掛け渡され
るような枠体からなり、その枠体の両端部に管体25k
がそれぞれ設けられ、この管体25k内を支軸20が挿
通し、スライド部材25が上下にスライド可能に形成さ
れている。このスライド部材25の両端部に設けられた
管体は、必ずしも管体から構成されていなくともよく、
スライド部材25が上下方向に移動できるものであれ
ば、どのようなものであってもよい。例えば、3個のロ
ーラを3方向から当接して移動可能に構成するもできる
し、スライドレールを使用すこともできる。そして、こ
のスライド部材25と、台車部の一部を構成する後方延
長枠体10cとが金属製のワイヤー40によって、支軸
20に固定された滑車(管体25kと管体10eとの間
に位置するが、図1では内側に隠れて現れていない。こ
の滑車については他の図に基づき後に説明する。)を介
して連結されているのである。
【0019】このワイヤー40によって、スライド部材
25を例えば足等により押し下げることによって、台車
部の全体が支軸20、20に沿って上方に上昇すること
ができるのである。この台車部の上昇に際しては、縦枠
体10a、10aの上端の管体10e、10eが支軸2
0上をスライドし、縦枠体10a、10aの下方端部分
においては、適宜横方向の支持枠体等により、支軸20
を左右両側から挟むように配置させて、支軸20に沿っ
て上下方向に適切にスライド移動しうるように構成する
ことができる。両支軸20の上端部は、前方に折曲する
把持部20h、20hが設けられ、これら把持部を把持
して、平坦な床面等において台車を走行させることがで
きる。
【0020】図2乃至図5は、上記階段昇降用台車を用
いて階段を登る階段運搬方法の具体的手順を図示する説
明図である。図2が台車を階段の第1段目の直前に位置
させ、支軸20、20を略直立させた状態を示し、図3
は、支軸20、20に設けられたスライド部材25を少
し押し下げ、台車部を少し上昇させた状態を示し、図4
は、台車部を階段の1段分上昇させ、車輪部12を階段
の第1段目の上面に載置させた状態を示し、図5は、支
軸20、20をも階段の第1段目の上面に乗せて階段の
1段分だけ本願発明に係る台車を上昇させた状態を示し
ている。これらの図面においても、その構造や動きが把
握し易いように、荷台部等の図示を省略している。
【0021】以下、具体的に詳説する。図2において
は、台車の背面側を階段の第1段目の直前に位置させ、
支軸20、20を略鉛直方向に配置する。この支軸2
0、20は、図2からも解る通り、その下方の三角形状
の枠体部分の少し上方で背面側に湾曲しており、略鉛直
方向に配置しても、その上方部分は、少し背面側に傾斜
している。これは、台車部が上方に上昇した際に、階段
の段部の上面側に移行し易いようにしたためである。こ
の図2においては、滑車45が明確に現れており、この
滑車45は、スライド部材25の両端部に位置する管体
25kの上方の支軸20、20にそれぞれ固定されてい
る。これらの両滑車25、25を介して両ワイヤー4
0、40がスライド部材25の両側と台車部の一部であ
る両側の後方延長枠体10c、10cを連結している。
これによりスライド部材25に足を掛けて下方に力を加
えると、支軸20、20に沿ってスライド部材25が下
方に移動し、これに伴って台車部が上方に移動すること
ができる。
【0022】図3は、上記した通り、スライド部材25
を押し下げて、台車部が少し上方に移動した状態を図示
しており、車輪部12が階段の第1段目の上面に乗り上
がる直前の状態を示している。スライド部材25が押し
下げられると、台車部は、支軸20、20を支持支点と
して、支軸20、20に沿って上方に上昇しつつ、背も
たれ部10の下方の横枠体10bが支軸20の傾斜枠体
20aに沿って上方に移行するため、少し背面側に近づ
くこととなる。これにより車輪部12が階段の第1段目
の上面に乗り上がり易くなる。
【0023】図4に至り、車輪部12が階段の第1段目
に乗り上がり、これにより台車部が階段の第1段目の上
面に位置することとなる。その後、車輪部12を支持支
点として、両支軸20、20を、その上端部の把持部2
0h、20hを持って上方に引き上げることによって支
軸20、20を階段の第1段目の上面に乗せることがで
き、図2の最初の状態と同じ状態となる。その後、上記
の一連の動作を繰り返すことによって、本願発明に係る
台車は、階段を1段ずつ登って行く事が出来るのであ
る。上記の例では、人力によりスライド部材を押し下げ
たが、支軸の適宜位置に電動モータ等の自動的駆動手段
を設け、ワイヤーをこの駆動手段によって巻き上げて、
台車部を上昇させることもできるのである。この場合に
は、スライド部材は、不要なものとなる。
【0024】図6は、本願発明に係る台車が階段を下降
する状態を図示する説明図であって、上記と同様荷台部
の図示は省略している。この図にある通り、階段を下降
させる場合には、支軸20の把持部20hを把持して、
背もたれ部10の背面側に設けられた滑走部30を階段
の角部に当接して滑走させ、順次階段を下降させること
ができる。より具体的には、階段の段部を先ず最初に車
輪部12が通過して、その段部に滑走部30が当接し、
次に車輪部12がその下の段部の上面に接触して前方に
転がり、次の下方の階段の角部を通過して、再度滑走部
30がその角部に当接する。これを繰り返すことにより
台車は、階段をなめらかに下降することができるのであ
る。また、滑走部としては、エンドレスのベルト状(キ
ャタビラ等)のものや、金属部材を連結したもの等の回
転部材を利用して実施することもでき、これらを下降補
助部材として実施することもできる。この回転部材は、
本願出願人の前記した先の出願(特開平9−32365
5号)に記載したものを採用することができる。
【0025】以上、本願発明の第1の実施形態について
説明したが、本願発明に係る台車においては以下の通り
設計変更をすることができる。本願発明においては、台
車部及び支軸の具体的な構成は、全く自由に設計するこ
とが可能である。要するに、支軸に設けられているスラ
イド部材と台車部とがワイヤーにより滑車を介して連結
され、スライド部材が下方に押し下げられると、台車部
が支軸に沿って上方に上昇するものであれば、どのよう
な構成であってもよいものである。また、前記した通
り、電動モータ等の自動的駆動主手段を用いたときは、
スライド部材は、不要のものとなる。
【0026】例えば、上記の実施形態においては、支軸
20は、背もたれ部10の背面側の両側に2本設けてい
るが、これを1本として、背もたれ部の背面側の中央部
の上下方向に設ける事もできる。ただし、この場合は、
支軸が中央に1本となるため、安定性が少し悪くなる
が、軽量の荷物を運ぶ台車であれば、十分に実施可能で
ある。支軸20をスライドする縦枠体10aの上端に設
けられた管体10eにおいては、縦枠体10aが上昇す
るに際して、その下端部が支軸20の側に近づく関係
上、支軸20がこの管体10eに遊嵌された状態で挿通
されている。ワイヤー40の両端部は、スライド部材2
5と台車部の一部である後方延長枠体10cに滑車45
を介して連結しているが、その台車部の側の連結箇所も
適宜自由に選択することができ、台車部の縦枠体10a
の適宜位置であってもよいし、下方の横枠体10cの部
分であってもよい。これは、適宜枠体の構造に適合させ
て選択すればよい。
【0027】支軸20、20の上端部分を相互に横方向
に連結する横枠体を設ける事も自由である。背もたれ部
10の背面側に設けた滑走部30の構造や長さ等も適宜
自由に設計することができ、合成樹脂製の滑走部材30
bは、特に設けなくとも実施可能であり、金属製の枠体
30aのみで実施することも可能である。車輪部12の
大きさも適宜自由に設定でき、滑走部30との位置関係
においても、背もたれ部10の縦枠体10aから(直角
方向の)車輪部12の最下端までの距離が、縦枠体10
aから(直角方向の)滑走部30の最下端までの距離と
同等か、少し大きいことが好ましい。
【0028】図7及び図8は、本願発明の第2の実施形
態を図示しており、図7がその全体斜視説明図、図8が
その側面説明図である。これらの図においては図示簡略
化のため荷台部及び滑走部の図示を省略している。ま
た、図中符号については、前記第1の実施形態と共通す
る部分に関しては、共通の符号を用いている。この第2
の実施形態においては、前記第1の実施形態と異なって
いる点は、背もたれ部10の縦枠体10a,10aの後
方に、上下方向に縦枠体10a,10aと略平行に後方
縦枠体15、15を設け、この後方縦枠体15、15上
をスライド部材25が上下方向に移動することと、両縦
枠体10a,10aの下方位置にもう1つ第2の滑車4
6、46をそれぞれ設けていることである。このように
両側に滑車を2個ずつ設けることにより、スライド部材
25を足等で押し下げる際に、その力を2分の1に低減
させることができるのである。その他の構成に関して
は、第1の実施形態と同様である。
【0029】この第2の実施形態に係る階段昇降用台車
においては、背もたれ部10が、両縦枠体10a,10
aと、これらの縦枠体を横方向に連結する横枠体10
b,10bとからなり(図では、上下の横枠体のみを図
示しているが、その中間に適宜横枠体を設けている)、
この背もたれ部10から後方に向かって、後方延長枠体
10c、10c及び後方折曲部10dを介して両縦枠体
10a,10aに略平行に後方縦枠体15、15を設け
ている。このような構成からなる背もたれ部10と、背
もたれ部10の下端部から前方に延長する荷台部11及
び車輪部12とから台車部が形成されるのである。
【0030】他方、支軸20、20は、背もたれ部10
の後方に且つ上下方向に位置し、それぞれ後方折曲部1
0dの中間部に位置する取付部14と、下端の後方延長
枠体10cに形成されている長条孔部13内に挿通され
て配置されている。取付部14においては、台車部は、
支軸20に沿って上下に移動でき、しかも取付部14に
おいて台車部は、後に図9において説明するが、その台
車部の下端部が左右に揺動しうるように構成されてい
る。
【0031】スライド部材25は、この第2の実施形態
では、前記第1の実施形態と異なり、後方縦枠体15、
15上を上下にスライド移動しうるように形成してい
る。そして、第1の滑車45が、前記第1の実施形態と
同様に支軸20に取り付けられ、更に、第2の滑車46
が両縦枠体10a,10aの下方適宜位置に取り付けら
れている。従って、ワイヤー40は、その一方端がスラ
イド部材25のそれぞれの端部部分に連結され、第1の
滑車45から第2の滑車46に掛け渡されて、その他方
端が、支軸20の滑車45が取り付けられた少し下方位
置20wに連結されている。このように滑車45、46
を介したワイヤー40の配設により、スライド部材25
を足等により押し下げることにより、台車部がおよそ半
分程の力で上方に上昇することとなるのである。
【0032】尚、この第2の実施形態では、滑走部の図
示を省略しているが、その滑走部は、後方縦枠体15、
15の下方端部位に第1の実施形態と同様のものを取り
付ければよく、或いは、第1の実施形態と異なり、エン
ドレスのベルト状のもの(キャタビラ状のもの)を回転
自在に取り付けたものであってもよい。また、この第2
の実施形態においては、荷台部11の前方下面に自由輪
16を設けている(図8参照)。
【0033】図9は、上記第2の実施形態に係る台車
が、階段を1段登った状態を図示する側面説明図であ
る。先ず、図8に図示した状態で、階段の第1段目の直
前に台車を略直立に位置させ、足等を用いて台車のスラ
イド部材25を下方に押し下げる。この動作により、ス
ライド部材25が下方に移動し、滑車45、46を介し
てワイヤー40により、支軸20に沿って背もたれ部1
0等が上方に上昇する。このとき、図9からも良く解る
通り、背もたれ部10の下方端部が後方に移動すること
ができる。即ち、支軸20の下方部が下端に位置する後
方延長枠体10cに形成されている長条孔部内に挿通し
ているため、その長条孔部内で支軸が前方に移動するこ
とができるためである。
【0034】このように背もたれ部10の下方端部が後
方に移動することにより、車輪部12が階段のひとつ上
の段部の上面に都合よく乗り上がることができるのであ
る。このような効果は、前記第1の実施形態において図
を持って台車が階段を登って行く具体的手順の説明にお
いても記載したが、この図9からより明瞭に見て取る事
が出来るものである。尚、支軸20の下端部は、前記第
1の実施形態と同様に、その下端部分が三角形状に形成
されているが、これは単なる一例であって、必ずしもそ
れらの枠体を三角形形状にする必要はなく、適宜自由な
形状に設計変更することができるものである。
【0035】図10は、本願発明の他の実施形態に係る
台車の支軸20と荷台部との関係を示す説明図である。
この実施形態においては、両側の支軸20と台車部の両
側の後方縦枠体15とをワイヤー41によりそれぞれ連
結している。このワイヤーは、ベルトでもよく、材質も
特に限定しない。ワイヤー41の後方縦枠体15への連
結部分においては、ワイヤーパイプ42を設けて、ワイ
ヤー41が枠体等に絡まってしまわないように構成して
いる。このワイヤー41によって、台車部が上の段部に
載った後、台車部の車輪部(図示省略)を支持支点とし
て、支軸20を上方に引き上げ、上の段部に載せる際
に、支軸20の下端部が都合よく背面側に引き寄せられ
ることとなるのである。
【0036】図11は、前記第1の実施形態に係る台車
の両支軸20に沿って上下にスライドする台車部の背も
たれ部10の上端部の後方折曲部10dの先端に形成さ
れている管体10eの部分に形成されるストッパーピン
50を図示する説明図である。このストッパーピン50
は、台車が平坦な床面等を走行する際に、誤って支軸が
下方に突出してしまうことを防止するために設けられる
ものである。通常は、台車部の自重により支軸には上方
向の力が掛かるために下方向に突出することはないので
あるが、何らかの理由により下方向に突き出る恐れもあ
るために、このストッパーピン50を本願発明において
は設けている。当然のこととして、第2の実施形態にお
いても、このストッパーピン50を設ける事ができる。
【0037】このストッパーピン50は、支軸20に設
けられた孔部と後方折曲部10d及び管体10eに設け
られた孔部に挿通され、支軸20が下方に移動しない状
態におかれる。そして、階段を登る際には、両管体10
e同士を連結する横棒26に軸着されたレバー52をそ
の軸Cを中心として図中左方向に回動させることによ
り、ストッパーピン50の係止が外れ、支軸20は、上
下方向に移動しうる状態となるのである。上記構成は、
左右対称であって、図11においてはその左側のみを図
示している。
【0038】レバー52を回動させて、ストッパーピン
50を解除させた状態で、レバー52自体が適宜係止固
定される構成を採用することも自由である。また、この
ストッパーピンの構成は、このようなレバー操作による
ものでなく、スプリング等を用いて常に外側方向に付勢
させた状態とし、単にストッパーピンを内側方向に引き
出して、所定角度回転させることにより、その解除状態
を維持出来るような構成とし、他方、逆に回転させるこ
とにより、その解除状態が解かれ、再度ストッパーピン
が支軸を係止するような簡単な構成を採用することも出
来る。
【0039】また、同様に、上記第2の実施形態に係る
台車においても、このストッパーピンの構成を容易に採
用することができる。この第2の実施形態においては、
滑車を2個使用しているが、当然のこととして、前記第
1の実施形態と同様に、滑車45の1個のみを使用し
て、滑車46の取付位置でワイヤー40の端部を連結固
定するように構成することもできる。この場合には、当
然のこととしてスライド部材を下方に押し下げる力は、
前記第1の実施形態と同様で、半減することはない。
【0040】尚、図8に図示した通り、この実施形態に
おいては、車輪部12の前方回転を制止するための制動
片60を設けており、この制動片60の部分の拡大説明
図を図12に示している。制動片60は、略3角形形状
を有し、背もたれ部10の縦枠体10aに軸Sにより軸
着されている。そして、台車が平坦な床面等を走行する
際には、この縦枠体10aは床面に対して略60度程度
以下の角度で走行されるため、この角度の範囲内におい
て、前記制動片60は、車輪部12に対して制動作用が
働かない状態とし(二点鎖線に図示した状態)、他方、
階段を登る状態のときに、即ち、台車の縦枠体10aが
床面に対して略90度から略60度の範囲内にあるとき
には、この制動片60が車輪部12に対して前方への回
転を阻止できるように構成している。61は、制動片6
0の時計周り方向の回動を阻止する当たり止めであり、
台車の縦枠体10aが略90度から略60度の範囲内に
あるときにはこの当たり止め61に制動片60が当接
し、制動片60が作用して車輪部12の前方への回転を
阻止することができるのである。
【0041】これにより、スライド部材を押し下げて、
台車部が階段の上面に乗ったときに、車輪部12が前方
に回転することが阻止され、支軸を引き上げる際に、1
段階上に登っている台車部が誤って前方に転がり、その
段面から下の段面に落ちてしまうことが防止されるので
ある。この制動片60は、自重により機能するように構
成しているが、適宜制動部材を手動でその都度機能させ
るように構成することも当然可能である。尚、この第2
の実施形態においても、人力によらず、電動モータ等の
自動的駆動手段を利用することもできるものである。以
上、第2の実施形態について説明したが、本実施形態に
おいても、前記第1の実施形態と同様に、特許請求の範
囲内においてその他の種々の設計変更を行うことが可能
である。
【0042】
【発明の効果】本願の第1の発明においては、階段昇降
用台車を用いて、人力によりまたは電動モータ等の自動
的駆動手段を作動させて、まず支軸を支持支点として台
車部を上昇させて階段の1段を登らせ、次に台車部の車
輪部を支持支点として支軸を引き上げて階段の1段を登
らせ、これを繰り返すことによって階段を1段ずつ登ら
せることができる階段運搬方法を提供できる。
【0043】本願の第2の発明においては、平坦な面を
走行する際は、通常の使用状態で使用し、支軸の上端部
を把持し、台車を前方に押して車輪部を転動させ、荷物
を運搬することができ、階段を上昇させるに際しては、
台車の支軸を階段の段部の直前に位置させて、略鉛直状
態にし、スライド部材を足等によって押し下げることに
より、容易に台車部を上昇させる事が出来、これによっ
て台車部の車輪部を段部の上面に乗せる事が出来、その
後支軸を引き上げて段部の上面に乗せ、これを繰り返す
事により確実に台車を1段ずつ上方に登らせて行くこと
ができる。
【0044】本願の第3の発明においては、上記第2の
発明と同じ効果を発揮することのできる階段昇降用台車
であって、そのスライド部材を背もたれ部の背面側に上
下に延長する後方縦枠体に設けたものである。本願の第
4の発明においては、前記第3の台車において滑車を2
個備えたものであり、これによりスライド部材を押し下
げる力を略2分の1とすることができ、容易に台車部を
上昇させることができる。
【0045】本願の第5の発明においては、台車部が上
昇するに際して、背もたれ部の下端部分が背面側に移行
するために、台車部が階段を1段上昇するときに、台車
部の車輪部が階段の段部の上面に円滑に載りやすくなる
という効果を発揮する。本願の第6の発明においては、
ストッパー部材の機能により、台車が平坦な床面等を走
行する際に、支軸が下方に突出する恐れがなくなる。本
願の第7の発明においては、背もたれ部の背面に設けら
れた滑走部や回転部材等の下降補助部材を階段の角部に
当接させ、支軸の上端部を把持して階段の角部を円滑に
下降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る階段昇降用台車の第1の実施形
態の全体斜視説明図である。
【図2】図1に示す台車が階段を上昇する手順を示す説
明図であって、その台車を階段の第1段目の直前に位置
させ、支軸を略直立させた状態を図示している。
【図3】図1に示す台車が階段を上昇する手順を示す説
明図であって、支軸のスライド部材を少し押し下げ、台
車部を少し上昇させた状態を図示している。
【図4】図1に示す台車が階段を上昇する手順を示す説
明図であって、台車部を階段の1段分上昇させ、車輪部
を階段の第1段目の上面に載置させた状態を図示してい
る。
【図5】図1に示す台車が階段を上昇する手順を示す説
明図であって、支軸を階段の第1段目の上面に乗せて階
段の1段分だけ台車を上昇させた状態を図示している。
【図6】図1に示す台車が階段を下降する状態を図示す
る説明図である。
【図7】本願発明に係る階段昇降用台車の第2の実施形
態の全体斜視説明図である。
【図8】本願発明に係る上記第2の実施形態の側面説明
図である。
【図9】本願発明の第2の実施形態に係る台車が階段を
1段登った状態を図示する側面説明図である。
【図10】本願発明の他の実施形態に係る台車の支軸と
荷台部との関係を示す説明図であって、その(A)が、
台車部が1段上の段部に載った状態を示し、その(B)
が支軸も1段上の段部に載り、台車全体が1段上の段部
に載った状態を示したものであり、支軸と台車部の後方
縦枠体とがワイヤーによって連結されているものであ
る。
【図11】本願発明に係る台車が平坦面を走行する際、
支軸が下方に移動することを防止するストッパーピンの
部分を図示する説明図である。
【図12】本願発明に係る台車の車輪部に設けられた制
動片の部分を図示する説明図である。
【符号の説明】
10…背もたれ部、10a…縦枠体、10b…横枠体、
10c…後方延長枠体、10d…後方折曲部、11…荷
台部、12…車輪部、15…後方縦枠体、20…支軸、
25…スライド部材、30…滑走部、40…ワイヤー、
45、46…滑車、50…ストッパーピン、60…制動
片。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台部と、荷台部後端から立設された背も
    たれ部と、車輪部とから成る台車部を有し、 背もたれ部の背面側には上下方向に延長する支軸が設け
    られ、 この支軸と台車部とをワイヤー等の作動力伝達手段を用
    いて連結し、 人力により又は他の自動的駆動手段を用いて前記作動力
    伝達手段を介して、支軸を支持支点として台車部を支軸
    に沿って上昇させることができる階段昇降用台車を使用
    し、 前記人力により又は自動的駆動手段を作動させて、階段
    の1段の高さ分、台車部を支軸に沿って上昇させて階段
    を1段登らせ、その後台車部の車輪部を支持支点として
    支軸を引き上げて階段を1段登らせる事により台車全体
    が階段の1段分を上昇し、これを繰り返すことによって
    階段の1段分ずつを台車が上昇して行くことができるこ
    とを特徴とする階段昇降用台車を用いた階段運搬方法。
  2. 【請求項2】荷台部(11)と、荷台部(11)後端から立設さ
    れた背もたれ部(10)と、車輪部(12)とから成る台車部を
    有し、 背もたれ部(10)の背面側に、上下方向に延長する支軸(2
    0)(20)を設け、この支軸(20)(20)を上下方向に移動する
    スライド部材(25)を設け、 このスライド部材(25)と台車部とを、支軸の適宜位置に
    固定された滑車(45)を介してワイヤー(40)で連結し、 スライド部材(25)を下方に押し下げることによって台車
    部が支軸(20)(20)に案内されて上方に上昇することを特
    徴とする階段昇降用台車。
  3. 【請求項3】荷台部(11)と、荷台部(11)後端から立設さ
    れた背もたれ部(10)と、車輪部(12)と、背もたれ部(10)
    から背面側に延長する枠体を介して、上下方向に延長す
    る後方縦枠体(15)(15)とから成る台車部を有し、 背もたれ部(10)から背面側に延長する枠体に、上下方向
    に延長する支軸(20)(20)を設け、この支軸(20)(20)に沿
    って台車部が上下方向に往復動することができ、 前記後方縦枠体(15)(15)を上下方向に移動するスライド
    部材(25)を設け、 このスライド部材(25)と台車部とを、支軸の適宜位置に
    固定された滑車(45)を介してワイヤー(40)で連結し、 スライド部材(25)を下方に押し下げることによって台車
    部が支軸(20)(20)に案内されて上方に上昇することを特
    徴とする階段昇降用台車。
  4. 【請求項4】ワイヤー(40)の台車部への取付位置に更に
    滑車(46)を設け、両滑車(45)(46)を介して、ワイヤー(4
    0)の一方端をスライド部材(25)に連結し、他方端を支軸
    (20)に連結したことを特徴とする請求項3に記載の階段
    昇降用台車。
  5. 【請求項5】台車部の背もたれ部(10)の下端部が、支軸
    (20)に沿って上昇する際に、支軸(20)に近づくように背
    面側に移行し、台車部が階段を1段上昇する際に、台車
    部の車輪部(12)が階段の上面に載り易く構成されたこと
    を特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の階段昇降
    用台車。
  6. 【請求項6】支軸(20)を背もたれ部(10)の背面側に延長
    する枠体に係止するためのストッパービン等のストッパ
    ー部材を、両者の接合位置に設け、台車が平坦面を走行
    する際に、支軸(20)が下方に突出しないようにしたこと
    を特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の階段昇降
    用台車。
  7. 【請求項7】背もたれ部(10)の下方背面側又は後方縦枠
    体(15)(15)の下方部に、滑走部(30)(30)又はエンドレス
    の回転部材等の下降補助部材を更に設け、階段を下る際
    に、この下降補助部材を階段の角部に当接して、下降で
    きることを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載の
    階段昇降用台車。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105644602A (zh) * 2016-04-13 2016-06-08 桑新桓 用于大件快递的便携式卸货上楼一体机
CN107428354A (zh) * 2015-03-25 2017-12-01 安格尔·缪克思 用于搬运车、行李和类似物件的以杆来手动抬升荷载的装置
CN114599221A (zh) * 2022-03-04 2022-06-07 盐城维信电子有限公司 一种自动电测设备

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