JP2002362344A - ピストン型リザーバおよび車両用ブレーキ液圧制御ユニット - Google Patents

ピストン型リザーバおよび車両用ブレーキ液圧制御ユニット

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Abstract

(57)【要約】 【課題】異物の浸入を有効に防止しつつ、圧縮コイルば
ね76を小型化し、リザーバ自体を小型化することがで
きるリザーバ70の提供。 【解決手段】リザーバ70に呼吸孔を設けることなく、
しかも、気体室80の気体ばね作用を積極的に利用し、
貯える作動液の液圧を所定の低圧に保つ。すなわち、こ
の発明のリザーバ70の特徴は、次のとおりである。 A.シリンダ孔560の他端を密閉し、気体室80をそ
の気体室以外の部分から独立した密閉空間としている B.液圧室の液圧82を、圧縮コイルばね76の作用
と、ピストン74の移動により気体室80の容積が変動
することに伴う気体ばねの作用とで定めている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液圧回路の作動
液を貯えるリザーバの技術であり、特に、作動液を10
bar(つまり、10×10Pa)以下で貯える低圧
のピストン型リザーバに関する。また、この発明は、そ
のようなリザーバを含む車両用ブレーキ液圧制御ユニッ
トにも関する。
【0002】
【発明の背景】この種のピストン型リザーバは、窒素や
ヘリウムを封入した高圧のもの(一般に、アキュムレー
タという)に比べて、異質である。シリンダ孔の中を液
圧室と気体室とに区画するピストンは、圧縮コイルばね
によって気体室の側から液圧室の側に向かう力を与えら
れているが、低圧作動のために、気体室自体は、もっぱ
ら大気に開放されていた。したがって、このピストン型
リザーバでは、外部から大気開放の気体室の中へ水分、
塩分、ダストなどの異物が浸入するおそれがある。特
に、異物の浸入の問題は、アンチロックブレーキシステ
ムなどの車両用ブレーキ液圧制御技術において深刻であ
る。なぜなら、異物の浸入により、気体室中の金属製の
圧縮コイルばねが腐食するなどして、ピストンがスムー
ズに動かなくなり、ブレーキ制御に悪影響をもたらす可
能性があるからである。
【0003】異物の浸入に対する今までの対策として
は、圧縮コイルばねなどに充分な防錆処理をしたり、保
護部材で保護するなどの受動的な対策(たとえば、特開
平5−272501号公報参照)のほか、異物の浸入自
体を抑制しようとする能動的な対策が知られている。後
者の能動的な対策として、特開平8−207731号公
報では、ピストンが入るシリンダ孔を水平に配置し、し
かも、気体室と外部との通気孔を保護キャップ(ふた部
材)の最下部に配置するなどの工夫をし、また、別の特
開平11−139285号公報では、シリンダ孔の開口
部をふさぐふた部材に、迷路状あるいはラビリンス構造
の通気孔(通気孔は、ピストンの往復動に応じて呼吸す
るために、呼吸孔ともいわれる。)を設けるという工夫
をしている。さらに、特開平11−321608号およ
び特開平11−334565号の各公報では、リザーバ
自体は密閉構造とし、内部の気体室を近くの別の密封空
間と連通させ、その密封空間に対して気体室の圧力変動
を逃がすようにするという工夫をしている。
【0004】
【発明の解決すべき課題】リザーバのスムーズな作動を
より確実にするためには、異物の浸入自体を抑制あるい
は防止する後者の対策が好ましい。しかし、ふた部材に
呼吸孔を設けることを前提とする限り、異物の浸入を完
全には防止することができない。異物の浸入を完全に防
止するという点からすれば、リザーバ自体を密閉構造と
し、気体室の圧力変動を別の密封空間に逃がすという技
術がすぐれている。
【0005】ところが、圧力変動を逃がすという技術で
は、気体室と別の密封空間とを連絡するための連絡通路
などが必要であり、第1に、その手立てが少し面倒であ
る。また第2には、圧縮コイルばねは、呼吸孔があると
きと同様、その負荷で液圧をすべて受け止めているた
め、ばねの小型化に限界があり、リザーバ自体の高さを
さらに低くするなどの小型化を進めることが困難であ
る。さらには、気体室を密閉する手段として、O−リン
グなどのシール部材を用いる方法を採用しているので、
部品点数が多いという第3の問題もある。この発明は、
異物の浸入を有効に防止しつつ、圧縮コイルばねを小型
化し、リザーバ自体を小型化することができるリザーバ
の技術を提供することを目的とする。また、この発明
は、少ない部品点数でふた部材を密閉構造にすることが
できるリザーバの技術を提供することを他の目的とす
る。さらに、この発明は、小型化および安全性にすぐれ
た車両用ブレーキ液圧制御ユニットを提供することをも
目的とする。この発明のさらに他の目的は、以下の説明
から明らかになるであろう。
【0006】
【発明の解決手段】この発明では、リザーバに呼吸孔を
設けることなく、しかも、気体室の気体ばね作用を積極
的に利用し、貯える作動液の液圧を所定の低圧に保つ。
すなわち、この発明のリザーバは、基本的に、次の各特
徴をもつ。 A.シリンダ孔の他端を密閉し、気体室をその気体室以
外の部分から独立した密閉空間としている B.液圧室の液圧を、圧縮コイルばねの作用と、ピスト
ンの移動により気体室の容積が変動することに伴う気体
ばねの作用とで定めている
【0007】特徴Aについて、シリンダ孔の他端を密閉
すること自体は、前記した特開平11−321608号
や特開平11−334565号の各公報が示すものと同
様である。しかし、密閉するだけでなく、密閉した気体
室をその気体室以外の部分から独立した密閉空間とする
点でそれらの先行例とは異なる。ただ、密閉手段として
は、先行例と同様に、O−リング等のシール部材を用い
る公知の方法をも適用することができる。部品を少なく
する意味で、好ましい密閉手段は、シリンダ孔の他端の
開口部にふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた
部材よりもシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた
部材にカシメるという方法である。気体室の気体は、通
常はエアであるが、そのほか窒素やヘリウムなどの不活
性ガスを用いることもできる。不活性ガスを用いる場合
には、窒素やヘリウムの環境下で、ふた部材の圧入およ
びカシメなどを行えば良い。カシメ自体は、液圧周りの
シール手段としてはすでに知られているが、液体に比べ
て粘性の低い気体周りに対し、完全な密閉構造を得るた
めに、カシメを適用することは斬新である。ここでは、
圧入とカシメとを組み合わせることによって、気体周り
の有効なシールあるいは密閉の手段としている。
【0008】次に、図1を参照しながら、特徴Bについ
て説明しよう。図1は、この発明によるリザーバの液圧
保持特性を示し、横軸にゲージ圧で液圧をとり、縦軸に
貯える作動液の容積をとっている。まず、圧縮コイルば
ねだけによる今までの液圧保持特性は、実線の線分L
1、L2、L3およびL4で表すことができる。圧縮コ
イルばねには、点Pに対応する予圧(たとえば、2ba
r)相当の予負荷がかかっている。圧縮コイルばねの力
を受けるピストンは、点Pよりも大きな液圧の点Qに達
した時点で、ストロークし始め、点R(たとえば、6.
5barの液圧相当)で最大のストローク(たとえば、
3cc相当)に達する。そして、ヒステリシスの影響に
より、点Rよりも液圧の小さな点Sの時点から容積を縮
小して元の点Pに戻る。一方、この発明で用いる圧縮コ
イルばねは、今までのばねに比べてばね定数は小さい。
同じ点Pから始まる線分L1、鎖線で示す線分M2、そ
れに続く線分M3および線分M4が、そのばねの特性を
示している。気体ばねによる特性は、ハッチングを付け
た3角形状の領域で示すことができる。したがって、気
体ばねによる特性と、圧縮コイルばねの特性とを合成し
た特性として、線分L1、破線で示す曲線部分N2、そ
れに続く線分L3および破線で示す曲線部分N4で示す
ものを得る。このように、今までの圧縮コイルばねだけ
を用いた場合における特徴点P、Q、R、Sを基準にす
れば、同様の特性を気体ばねによる特性と圧縮コイルば
ねの特性との組み合わせによって達成することができ
る。勿論、気体は、温度変化に伴ってばね作用を変化さ
せるが、この設計思想にしたがえば、実際上の不具合は
生じない。なぜなら、要求される高温から低温にわたる
広範囲の温度変化があるときでも、少なくとも点PとQ
とに対する温度の影響は小さいからである。このよう
に、この発明のリザーバでは、気体ばねによる作用分だ
け圧縮コイルばねの負荷を軽減することができ、ばねの
設計自由度が増し、そのばねの寸法を小さくすることが
でき、結果的にリザーバ自体を小型化することができ
る。
【0009】また、この発明のリザーバは、別の観点か
ら、次の各点の特徴をもつ。 a.シリンダ孔の他端を密閉している b.aの密閉のため、前記シリンダ孔の他端の開口部に
ふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた部材より
もシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた部材にカ
シメている すでに述べたとおり、カシメ自体は、液圧周りのシール
手段としてはすでに知られているが、液体に比べて粘性
の低い気体周りに対し、完全な密閉構造を得るために、
いわゆる当業者がカシメを適用することは斬新である。
ここでは、圧入とカシメとを組み合わせることによっ
て、気体周りの有効なシールあるいは密閉の手段として
いる。それにより、O−リング等のシール部材を省略す
ることができ、全体として部品点数を削減する効果を生
む。この考え方は、気体ばねによって圧縮コイルばねの
負荷を小さくする場合だけでなく、前記した特開平11
−321608号や特開平11−334565号の各公
報が示す技術において、シリンダ孔の開口部を密閉する
場合にも適用することができる。
【0010】この発明は、ピストン型リザーバに対して
単独に適用することができるのは勿論であるが、小型化
とともに安全性が求められる車両用ブレーキ液圧制御ユ
ニットに対して適用した場合の効果は特に顕著である。
なぜなら、エンジンルームという狭く、耐環境性が求め
られる空間に配置する上において、装置の小型化は重要
な課題であり、しかも、耐環境性に加え、安全確保が第
1のブレーキ制御技術において、不安材料である異物の
浸入を確実に防止することが別の重要な課題であるから
である。
【0011】
【実施例】図2は、この発明によるリザーバの一実施例
を含む、自動車用のアンチロックブレーキシステムの一
例を示す回路図である。リザーバの構成を除く、この回
路自体はすでに知られたものであるが、まずは、この回
路図によって、この発明の対象であるリザーバの位置づ
けを明らかにする。
【0012】このアンチロックブレーキシステムは、ブ
レーキの液圧発生源であるタンデム型のマスタシリンダ
10と、ブレーキ液圧の制御対象である4つのホイール
シリンダ201,202,203,204と、ホイール
シリンダ201〜204とマスタシリンダ10との間に
位置するブレーキ液圧制御ユニット50とを備える。タ
ンデム型のマスタシリンダ10には、独立した2つのポ
ート11,12があり、それに応じて、ブレーキ液圧制
御ユニット50のハウジングには、2つの配管接続口5
11,512がある。また、ブレーキ液圧制御ユニット
50のハウジングは、4つのホイールシリンダ201〜
204に応じて、4つの別の配管接続口521,52
2,523,524を備える。マスタシリンダ10から
延びる配管は、前後型あるいはX型の配管であり、ハウ
ジングは、両系統に対して共通のモータMが駆動するプ
ランジャ型の液圧ポンプ30を支持し、しかも、4つの
ホイールシリンダ201〜204に応じて、4つの常開
型のソレノイドバルブEV,EV,EV,EV
および4つの常閉型のソレノイドバルブAV,A
,AV,AVを収容する。そして、問題のリザ
ーバ70,70は、常閉型のソレノイドバルブAV
AV;AV,AVに連絡し、それと同時に、液圧
ポンプ30の吸込み側に連絡している。したがって、各
リザーバ70は、アンチロック制御の際、各ホイールシ
リンダ201,202;203,204から各ソレノイ
ドバルブAV〜AVを通して弛められる液圧を貯
え、また、貯えた液圧を液圧ポンプ30の作動によっ
て、マスタシリンダ10側へ戻す。
【0013】回路図を示す図2には、明示していない
が、ブレーキ液圧制御ユニット50は、リザーバ70の
ほか、ソレノイドバルブEV,EV,EV,EV
;AV,AV,AV,AVおよび液圧ポンプ
30等を含む油圧ユニットと、その油圧ユニットのモー
タMの駆動および各ソレノイドバルブの開閉を制御する
ための電子制御ユニットとが一体化した構成である。こ
の一体化によって、ハーネスやコネクタ等の結合箇所を
少なくし、自動車の搭載スペースを削減し、しかも、電
気的な接続部分を減らし、信頼性の向上を図ることがで
きる。この一体化の形態自体は、良く知られており、た
とえば、特開平10−59152号や特開平11−29
7450号の各公報が示している。このような一体化を
するとき、ユニットを全体として小型化するため、各部
品を小型化することが要求される。リザーバ70を小型
化する技術は、その要求に応える上で必要なものの一つ
である。
【0014】リザーバ70は、容量が3cc程度であ
り、1〜10bar程度(つまり、1×10〜10×
10Pa程度)で作動液を貯える低圧のピストン型リ
ザーバである。リザーバ70は、ブレーキ液圧制御ユニ
ット50のブロック状のハウジングの内部にあり、図3
および図4が、リザーバ70の部分を拡大し断面構造で
示している。図3はカシメ前の状態、図4がカシメ後の
状態をそれぞれ示す。
【0015】ハウジング550には、ハウジングをセッ
トしたときに、垂直となる軸線方向に延びるシリンダ孔
560がある。シリンダ孔560は、上に位置する孔の
奥が閉じ、下に位置する部分が開いている。シリンダ孔
560は、孔の奥から開口部のごく近くまでにわたる大
部分の部分560aが均一な径であり、それに続く開口
部が2段構成になっている。すなわち、部分560aと
それよりも少し大径な途中部分560bとが形作る第1
の段部571と、途中部分560bとそれよりもさらに
大径な一番外の部分560cとが形作る第2の段部57
2との2段構成である。第1の段部571は、途中部分
560bに圧入したふた部材72のストッパーとなる部
分であり、また、第2の段部572は、カシメ部分を構
成するための部分である。ふた部材72は、金属製であ
り、そこには呼吸のための孔を全く含まない。そして、
ふた部材72は、途中部分560bに対する圧入(図
3)と、一周にわたる第2の段部572の部分をカシメ
治具によってカシメたカシメ部分572s(図4)とに
よって、シリンダ孔560の開口部を完全に気密に密閉
する。気密な密閉であるために、シリンダ孔560の内
部は外部から完全に遮断され、そこに外部から異物が浸
入することはない。なお、ふた部材72には、第1の段
部571上に当たる周縁部分72aと、内周の盛り上が
り部分72bとがある。また、シリンダ孔560の底部
にある通路580a,580bは、液圧ポンプ30側お
よびホイールシリンダ201〜204側に連絡するため
のものである。
【0016】さて、ふた部材72によって密閉されたシ
リンダ孔560の内部には、ピストン74のほか、ピス
トン74を底部側に押す圧縮コイルばね76とがある。
ピストン74は、外周の溝の中にO−リング73を支持
し、それによって、シリンダ孔560の内部を底部側の
液圧室82と、開口部側の気体室(ここでは、エア室)
80とに区画している。また、ピストン74には、気体
室80に面する側に凹部740があり、その凹部740
の中に圧縮コイルばね76の一部を入れ、ばね76の端
部を支持している。圧縮コイルばね76の他方の端部
は、ふた部材72の盛り上がり部分(ばね76から見れ
ば、凹んだ部分)72bの中に入っている。このよう
に、ばね76の両端を凹部の中に入れることによって、
リザーバ70の軸線方向の長さを短縮することができ
る。しかも、圧縮コイルばね76は、すでに図1を参照
して説明したように、気体室80の容積変動に伴う気体
ばねに補助されるため、今までのばねに比べてばね定数
が小さなものであり、ばね自体が小型化している。
【0017】リザーバ70は、ピストン74の軸線方向
に沿う往復移動により、ホイールシリンダ201〜20
4側から弛められた液圧あるいは作動液を液圧室82の
中に貯え、また、貯えた作動液を液圧ポンプ30の作動
により、マスタシリンダ10側に戻す。この間、液圧室
82内の作動液の液圧は、前記した図1における破線に
沿う特性にしたがって、所定の1〜10bar程度(つ
まり、1×10〜10×10Pa程度)を保つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を説明するための液圧−容積の特性
図である。
【図2】 この発明によるリザーバの一実施例を含む、
自動車用のアンチロックブレーキシステムの一例を示す
回路図である。
【図3】 リザーバ70の部分の断面図であり、カシメ
前の状態を示す図である。
【図4】 図3と同様の断面図であり、カシメ後の状態
を示す図である。
【符号の説明】
10 マスタシリンダ 201〜204 ホイールシリンダ 30 液圧ポンプ 50 ブレーキ液圧制御ユニット 511,512,521〜524 配管接続口 560 シリンダ孔 572s カシメ部分 70 リザーバ 80 気体室 82 液圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB08 CC02 DD03 EE01 FF04 LL02 LL05 LL08 LL23 LL37 LL46 LL50

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向の一端が閉じ、他端が開いたシ
    リンダ孔をもつハウジングと、前記シリンダ孔の内部を
    軸線方向に往復移動可能であり、前記一端に臨む側に液
    圧室、前記他端に臨む側に気体室をそれぞれ区画するピ
    ストンと、前記気体室の中に位置し、前記ピストンに対
    し前記気体室の側から前記液圧室の側に向かう力を与え
    る圧縮コイルばねとを備え、前記液圧室の内部に、それ
    に連絡する液圧回路の作動液を貯えるリザーバであっ
    て、次の各点を特徴とする、ピストン型リザーバ。 A.前記シリンダ孔の他端を密閉し、前記気体室をその
    気体室以外の部分から独立した密閉空間としている B.前記液圧室の液圧を、前記圧縮コイルばねの作用
    と、前記ピストンの移動により前記気体室の容積が変動
    することに伴う気体ばねの作用とで定めている
  2. 【請求項2】 前記気体室の気体はエアあるいは不活性
    ガスのいずれかであり、しかも、前記液圧室の容積がゼ
    ロのとき、気体室の圧力が大気圧である、請求項1のリ
    ザーバ。
  3. 【請求項3】 前記シリンダ孔の他端を密閉するため、
    前記シリンダ孔の他端の開口部にふた部材を圧入し、し
    かも、その圧入したふた部材よりもシリンダ孔の外側の
    ハウジングの部分をふた部材にカシメた、請求項1のリ
    ザーバ。
  4. 【請求項4】 前記液圧回路は自動車のブレーキ回路で
    あり、前記液圧室に10×10Pa以下の低圧で作動
    液を貯える、請求項1〜3のいずれかのリザーバ。
  5. 【請求項5】 軸線方向の一端が閉じ、他端が開いたシ
    リンダ孔をもつハウジングと、前記シリンダ孔の内部を
    軸線方向に往復移動可能であり、前記一端に臨む側に液
    圧室、前記他端に臨む側に気体室をそれぞれ区画するピ
    ストンと、前記気体室の中に位置し、前記ピストンに対
    し前記気体室の側から前記液圧室の側に向かう力を与え
    る圧縮コイルばねとを備え、前記液圧室の内部に、それ
    に連絡する液圧回路の作動液を貯えるリザーバであっ
    て、次の各点を特徴とする、ピストン型リザーバ。 a.前記シリンダ孔の他端を密閉している b.aの密閉のため、前記シリンダ孔の他端の開口部に
    ふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた部材より
    もシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた部材にカ
    シメている
  6. 【請求項6】 マスタシリンダおよびホイールシリンダ
    に接続するための配管接続口があり、しかも、ブレーキ
    液圧の込めおよび弛めのためのソレノイドバルブ、なら
    びにモータ駆動の液圧ポンプを支持するハウジングを含
    む油圧ユニットと、その油圧ユニットの前記モータの駆
    動および前記ソレノイドバルブの開閉を制御するための
    電子制御ユニットとが一体化した車両用ブレーキ液圧制
    御ユニットであって、前記ハウジングは、さらに、前記
    弛めたブレーキ液圧あるいはブレーキ作動液を一時的に
    貯えるリザーバを備え、そのリザーバはシリンダ孔の内
    部を軸線方向に往復移動するピストンをもつピストン型
    であり、しかも、次の特徴をもつ、車両用ブレーキ液圧
    制御ユニット。 A.前記ピストンが区画する気体室を、その気体室以外
    の部分から独立した密閉空間としている B.前記弛めたブレーキ液圧あるいはブレーキ作動液の
    液圧を、前記ピストンを押す圧縮コイルばねの作用と、
    前記ピストンの移動により前記気体室の容積が変動する
    ことに伴う気体ばねの作用とで定めている
  7. 【請求項7】 前記気体室を密閉するため、前記シリン
    ダ孔の開口部にふた部材を圧入し、しかも、その圧入し
    たふた部材よりもシリンダ孔の外側のハウジングの部分
    をふた部材にカシメた、請求項6の車両用ブレーキ液圧
    ユニット。
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