JP3676264B2 - ピストン型リザーバおよび車両用ブレーキ液圧制御ユニット - Google Patents

ピストン型リザーバおよび車両用ブレーキ液圧制御ユニット Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液圧回路の作動液を貯えるリザーバの技術であり、特に、作動液を10bar(つまり、10×10Pa)以下で貯える低圧のピストン型リザーバに関する。また、この発明は、そのようなリザーバを含む車両用ブレーキ液圧制御ユニットにも関する。
【0002】
【発明の背景】
この種のピストン型リザーバは、窒素やヘリウムを封入した高圧のもの(一般に、アキュムレータという)に比べて、異質である。シリンダ孔の中を液圧室と気体室とに区画するピストンは、圧縮コイルばねによって気体室の側から液圧室の側に向かう力を与えられているが、低圧作動のために、気体室自体は、もっぱら大気に開放されていた。したがって、このピストン型リザーバでは、外部から大気開放の気体室の中へ水分、塩分、ダストなどの異物が浸入するおそれがある。特に、異物の浸入の問題は、アンチロックブレーキシステムなどの車両用ブレーキ液圧制御技術において深刻である。なぜなら、異物の浸入により、気体室中の金属製の圧縮コイルばねが腐食するなどして、ピストンがスムーズに動かなくなり、ブレーキ制御に悪影響をもたらす可能性があるからである。
【0003】
異物の浸入に対する今までの対策としては、圧縮コイルばねなどに充分な防錆処理をしたり、保護部材で保護するなどの受動的な対策(たとえば、特開平5−272501号公報参照)のほか、異物の浸入自体を抑制しようとする能動的な対策が知られている。後者の能動的な対策として、特開平8−207731号公報では、ピストンが入るシリンダ孔を水平に配置し、しかも、気体室と外部との通気孔を保護キャップ(ふた部材)の最下部に配置するなどの工夫をし、また、別の特開平11−139285号公報では、シリンダ孔の開口部をふさぐふた部材に、迷路状あるいはラビリンス構造の通気孔(通気孔は、ピストンの往復動に応じて呼吸するために、呼吸孔ともいわれる。)を設けるという工夫をしている。さらに、特開平11−321608号および特開平11−334565号の各公報では、リザーバ自体は密閉構造とし、内部の気体室を近くの別の密封空間と連通させ、その密封空間に対して気体室の圧力変動を逃がすようにするという工夫をしている。
【0004】
【発明の解決すべき課題】
リザーバのスムーズな作動をより確実にするためには、異物の浸入自体を抑制あるいは防止する後者の対策が好ましい。しかし、ふた部材に呼吸孔を設けることを前提とする限り、異物の浸入を完全には防止することができない。異物の浸入を完全に防止するという点からすれば、リザーバ自体を密閉構造とし、気体室の圧力変動を別の密封空間に逃がすという技術がすぐれている。
【0005】
ところが、圧力変動を逃がすという技術では、気体室と別の密封空間とを連絡するための連絡通路などが必要であり、第1に、その手立てが少し面倒である。また第2には、圧縮コイルばねは、呼吸孔があるときと同様、その負荷で液圧をすべて受け止めているため、ばねの小型化に限界があり、リザーバ自体の高さをさらに低くするなどの小型化を進めることが困難である。さらには、気体室を密閉する手段として、O−リングなどのシール部材を用いる方法を採用しているので、部品点数が多いという第3の問題もある。
この発明は、異物の浸入を有効に防止しつつ、圧縮コイルばねを小型化し、リザーバ自体を小型化することができるリザーバの技術を提供することを目的とする。
また、この発明は、少ない部品点数でふた部材を密閉構造にすることができるリザーバの技術を提供することを他の目的とする。
さらに、この発明は、小型化および安全性にすぐれた車両用ブレーキ液圧制御ユニットを提供することをも目的とする。
この発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになるであろう。
【0006】
【発明の解決手段】
この発明では、リザーバに呼吸孔を設けることなく、しかも、気体室の気体ばね作用を積極的に利用し、貯える作動液の液圧を所定の低圧に保つ。すなわち、この発明のリザーバは、基本的に、次の各特徴をもつ。
A.シリンダ孔の他端を密閉し、気体室をその気体室以外の部分から独立した密閉空間としている
B.液圧室の液圧を、圧縮コイルばねの作用と、ピストンの移動により気体室の容積が変動することに伴う気体ばねの作用とで定めている
【0007】
特徴Aについて、シリンダ孔の他端を密閉すること自体は、前記した特開平11−321608号や特開平11−334565号の各公報が示すものと同様である。しかし、密閉するだけでなく、密閉した気体室をその気体室以外の部分から独立した密閉空間とする点でそれらの先行例とは異なる。ただ、密閉手段としては、先行例と同様に、O−リング等のシール部材を用いる公知の方法をも適用することができる。部品を少なくする意味で、好ましい密閉手段は、シリンダ孔の他端の開口部にふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた部材よりもシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた部材にカシメるという方法である。気体室の気体は、通常はエアであるが、そのほか窒素やヘリウムなどの不活性ガスを用いることもできる。不活性ガスを用いる場合には、窒素やヘリウムの環境下で、ふた部材の圧入およびカシメなどを行えば良い。カシメ自体は、液圧周りのシール手段としてはすでに知られているが、液体に比べて粘性の低い気体周りに対し、完全な密閉構造を得るために、カシメを適用することは斬新である。ここでは、圧入とカシメとを組み合わせることによって、気体周りの有効なシールあるいは密閉の手段としている。
【0008】
次に、図1を参照しながら、特徴Bについて説明しよう。図1は、この発明によるリザーバの液圧保持特性を示し、横軸にゲージ圧で液圧をとり、縦軸に貯える作動液の容積をとっている。まず、圧縮コイルばねだけによる今までの液圧保持特性は、実線の線分L1、L2、L3およびL4で表すことができる。圧縮コイルばねには、点Pに対応する予圧(たとえば、2bar)相当の予負荷がかかっている。圧縮コイルばねの力を受けるピストンは、点Pよりも大きな液圧の点Qに達した時点で、ストロークし始め、点R(たとえば、6.5barの液圧相当)で最大のストローク(たとえば、3cc相当)に達する。そして、ヒステリシスの影響により、点Rよりも液圧の小さな点Sの時点から容積を縮小して元の点Pに戻る。一方、この発明で用いる圧縮コイルばねは、今までのばねに比べてばね定数は小さい。同じ点Pから始まる線分L1、鎖線で示す線分M2、それに続く線分M3および線分M4が、そのばねの特性を示している。気体ばねによる特性は、ハッチングを付けた3角形状の領域で示すことができる。したがって、気体ばねによる特性と、圧縮コイルばねの特性とを合成した特性として、線分L1、破線で示す曲線部分N2、それに続く線分L3および破線で示す曲線部分N4で示すものを得る。このように、今までの圧縮コイルばねだけを用いた場合における特徴点P、Q、R、Sを基準にすれば、同様の特性を気体ばねによる特性と圧縮コイルばねの特性との組み合わせによって達成することができる。勿論、気体は、温度変化に伴ってばね作用を変化させるが、この設計思想にしたがえば、実際上の不具合は生じない。なぜなら、要求される高温から低温にわたる広範囲の温度変化があるときでも、少なくとも点PとQとに対する温度の影響は小さいからである。このように、この発明のリザーバでは、気体ばねによる作用分だけ圧縮コイルばねの負荷を軽減することができ、ばねの設計自由度が増し、そのばねの寸法を小さくすることができ、結果的にリザーバ自体を小型化することができる。
【0009】
また、この発明のリザーバは、別の観点から、次の各点の特徴をもつ。
a.シリンダ孔の他端を密閉している
b.aの密閉のため、前記シリンダ孔の他端の開口部にふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた部材よりもシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた部材にカシメている
すでに述べたとおり、カシメ自体は、液圧周りのシール手段としてはすでに知られているが、液体に比べて粘性の低い気体周りに対し、完全な密閉構造を得るために、いわゆる当業者がカシメを適用することは斬新である。ここでは、圧入とカシメとを組み合わせることによって、気体周りの有効なシールあるいは密閉の手段としている。それにより、O−リング等のシール部材を省略することができ、全体として部品点数を削減する効果を生む。この考え方は、気体ばねによって圧縮コイルばねの負荷を小さくする場合だけでなく、前記した特開平11−321608号や特開平11−334565号の各公報が示す技術において、シリンダ孔の開口部を密閉する場合にも適用することができる。
【0010】
この発明は、ピストン型リザーバに対して単独に適用することができるのは勿論であるが、小型化とともに安全性が求められる車両用ブレーキ液圧制御ユニットに対して適用した場合の効果は特に顕著である。なぜなら、エンジンルームという狭く、耐環境性が求められる空間に配置する上において、装置の小型化は重要な課題であり、しかも、耐環境性に加え、安全確保が第1のブレーキ制御技術において、不安材料である異物の浸入を確実に防止することが別の重要な課題であるからである。
【0011】
【実施例】
図2は、この発明によるリザーバの一実施例を含む、自動車用のアンチロックブレーキシステムの一例を示す回路図である。リザーバの構成を除く、この回路自体はすでに知られたものであるが、まずは、この回路図によって、この発明の対象であるリザーバの位置づけを明らかにする。
【0012】
このアンチロックブレーキシステムは、ブレーキの液圧発生源であるタンデム型のマスタシリンダ10と、ブレーキ液圧の制御対象である4つのホイールシリンダ201,202,203,204と、ホイールシリンダ201〜204とマスタシリンダ10との間に位置するブレーキ液圧制御ユニット50とを備える。タンデム型のマスタシリンダ10には、独立した2つのポート11,12があり、それに応じて、ブレーキ液圧制御ユニット50のハウジングには、2つの配管接続口511,512がある。また、ブレーキ液圧制御ユニット50のハウジングは、4つのホイールシリンダ201〜204に応じて、4つの別の配管接続口521,522,523,524を備える。マスタシリンダ10から延びる配管は、前後型あるいはX型の配管であり、ハウジングは、両系統に対して共通のモータMが駆動するプランジャ型の液圧ポンプ30を支持し、しかも、4つのホイールシリンダ201〜204に応じて、4つの常開型のソレノイドバルブEV,EV,EV,EVおよび4つの常閉型のソレノイドバルブAV,AV,AV,AVを収容する。そして、問題のリザーバ70,70は、常閉型のソレノイドバルブAV,AV;AV,AVに連絡し、それと同時に、液圧ポンプ30の吸込み側に連絡している。したがって、各リザーバ70は、アンチロック制御の際、各ホイールシリンダ201,202;203,204から各ソレノイドバルブAV〜AVを通して弛められる液圧を貯え、また、貯えた液圧を液圧ポンプ30の作動によって、マスタシリンダ10側へ戻す。
【0013】
回路図を示す図2には、明示していないが、ブレーキ液圧制御ユニット50は、リザーバ70のほか、ソレノイドバルブEV,EV,EV,EV;AV,AV,AV,AVおよび液圧ポンプ30等を含む油圧ユニットと、その油圧ユニットのモータMの駆動および各ソレノイドバルブの開閉を制御するための電子制御ユニットとが一体化した構成である。この一体化によって、ハーネスやコネクタ等の結合箇所を少なくし、自動車の搭載スペースを削減し、しかも、電気的な接続部分を減らし、信頼性の向上を図ることができる。この一体化の形態自体は、良く知られており、たとえば、特開平10−59152号や特開平11−297450号の各公報が示している。このような一体化をするとき、ユニットを全体として小型化するため、各部品を小型化することが要求される。リザーバ70を小型化する技術は、その要求に応える上で必要なものの一つである。
【0014】
リザーバ70は、容量が3cc程度であり、1〜10bar程度(つまり、1×10〜10×10Pa程度)で作動液を貯える低圧のピストン型リザーバである。リザーバ70は、ブレーキ液圧制御ユニット50のブロック状のハウジングの内部にあり、図3および図4が、リザーバ70の部分を拡大し断面構造で示している。図3はカシメ前の状態、図4がカシメ後の状態をそれぞれ示す。
【0015】
ハウジング550には、ハウジングをセットしたときに、垂直となる軸線方向に延びるシリンダ孔560がある。シリンダ孔560は、上に位置する孔の奥が閉じ、下に位置する部分が開いている。シリンダ孔560は、孔の奥から開口部のごく近くまでにわたる大部分の部分560aが均一な径であり、それに続く開口部が2段構成になっている。すなわち、部分560aとそれよりも少し大径な途中部分560bとが形作る第1の段部571と、途中部分560bとそれよりもさらに大径な一番外の部分560cとが形作る第2の段部572との2段構成である。第1の段部571は、途中部分560bに圧入したふた部材72のストッパーとなる部分であり、また、第2の段部572は、カシメ部分を構成するための部分である。ふた部材72は、金属製であり、そこには呼吸のための孔を全く含まない。そして、ふた部材72は、途中部分560bに対する圧入(図3)と、一周にわたる第2の段部572の部分をカシメ治具によってカシメたカシメ部分572s(図4)とによって、シリンダ孔560の開口部を完全に気密に密閉する。気密な密閉であるために、シリンダ孔560の内部は外部から完全に遮断され、そこに外部から異物が浸入することはない。なお、ふた部材72には、第1の段部571上に当たる周縁部分72aと、内周の盛り上がり部分72bとがある。また、シリンダ孔560の底部にある通路580a,580bは、液圧ポンプ30側およびホイールシリンダ201〜204側に連絡するためのものである。
【0016】
さて、ふた部材72によって密閉されたシリンダ孔560の内部には、ピストン74のほか、ピストン74を底部側に押す圧縮コイルばね76とがある。ピストン74は、外周の溝の中にO−リング73を支持し、それによって、シリンダ孔560の内部を底部側の液圧室82と、開口部側の気体室(ここでは、エア室)80とに区画している。また、ピストン74には、気体室80に面する側に凹部740があり、その凹部740の中に圧縮コイルばね76の一部を入れ、ばね76の端部を支持している。圧縮コイルばね76の他方の端部は、ふた部材72の盛り上がり部分(ばね76から見れば、凹んだ部分)72bの中に入っている。このように、ばね76の両端を凹部の中に入れることによって、リザーバ70の軸線方向の長さを短縮することができる。しかも、圧縮コイルばね76は、すでに図1を参照して説明したように、気体室80の容積変動に伴う気体ばねに補助されるため、今までのばねに比べてばね定数が小さなものであり、ばね自体が小型化している。
【0017】
リザーバ70は、ピストン74の軸線方向に沿う往復移動により、ホイールシリンダ201〜204側から弛められた液圧あるいは作動液を液圧室82の中に貯え、また、貯えた作動液を液圧ポンプ30の作動により、マスタシリンダ10側に戻す。この間、液圧室82内の作動液の液圧は、前記した図1における破線に沿う特性にしたがって、所定の1〜10bar程度(つまり、1×10〜10×10Pa程度)を保つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を説明するための液圧−容積の特性図である。
【図2】 この発明によるリザーバの一実施例を含む、自動車用のアンチロックブレーキシステムの一例を示す回路図である。
【図3】 リザーバ70の部分の断面図であり、カシメ前の状態を示す図である。
【図4】 図3と同様の断面図であり、カシメ後の状態を示す図である。
【符号の説明】
10 マスタシリンダ
201〜204 ホイールシリンダ
30 液圧ポンプ
50 ブレーキ液圧制御ユニット
511,512,521〜524 配管接続口
560 シリンダ孔
572s カシメ部分
70 リザーバ
80 気体室
82 液圧室

Claims (6)

  1. 軸線方向の一端が閉じ、他端が開いたシリンダ孔をもつハウジングと、前記シリンダ孔の内部を軸線方向に往復移動可能であり、前記一端に臨む側に液圧室、前記他端に臨む側に気体室をそれぞれ区画するピストンと、前記気体室の中に位置し、前記ピストンに対し前記気体室の側から前記液圧室の側に向かう力を与える圧縮コイルばねとを備え、前記液圧室の内部に、それに連絡する液圧回路の作動液を貯えるリザーバであって、次の各点を特徴とする、ピストン型リザーバ。
    A.前記シリンダ孔の他端を密閉し、しかも、前記気体室を前記ハウジング外の大気や前記ハウジング内の別の密閉空間と連通させることなく、前記気体室をその気体室以外の部分から独立した密閉空間としている
    B.前記液圧室の液圧を、前記圧縮コイルばねの作用と、前記ピストンの移動により前記気体室の容積が変動することに伴う気体ばねの作用とで定めている
  2. 前記気体室の気体はエアあるいは不活性ガスのいずれかであり、しかも、前記液圧室の容積がゼロのとき、気体室の圧力が大気圧である、請求項1のリザーバ。
  3. 前記シリンダ孔の他端を密閉するため、前記シリンダ孔の他端の開口部にふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた部材よりもシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた部材にカシメた、請求項1のリザーバ。
  4. 前記液圧回路は自動車のブレーキ回路であり、前記液圧室に10×10Pa以下の低圧で作動液を貯える、請求項1〜3のいずれかのリザ
    ーバ。
  5. マスタシリンダおよびホイールシリンダに接続するための配管接続口があり、しかも、ブレーキ液圧の込めおよび弛めのためのソレノイドバルブ、ならびにモータ駆動の液圧ポンプを支持するハウジングを含む油圧ユニットと、その油圧ユニットの前記モータの駆動および前記ソレノイドバルブの開閉を制御するための電子制御ユニットとが一体化した車両用ブレーキ液圧制御ユニットであって、前記ハウジングは、さらに、前記弛めたブレーキ液圧あるいはブレーキ作動液を一時的に貯えるリザーバを備え、そのリザーバはシリンダ孔の内部を軸線方向に往復移動するピストンをもつピストン型であり、しかも、次の特徴をもつ、車両用ブレーキ液圧制御ユニット。
    A.前記ピストンが区画する気体室を、前記ハウジング外の大気や前記ハウジング内の別の密閉空間と連通させることなく、その気体室以外の部分から独立した密閉空間としている
    B.前記弛めたブレーキ液圧あるいはブレーキ作動液の液圧を、前記ピストンを押す圧縮コイルばねの作用と、前記ピストンの移動により前記気体室の容積が変動することに伴う気体ばねの作用とで定めている
  6. 前記気体室を密閉するため、前記シリンダ孔の開口部にふた部材を圧入し、しかも、その圧入したふた部材よりもシリンダ孔の外側のハウジングの部分をふた部材にカシメた、請求項の車両用ブレーキ液圧ユニット。
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