JP2002361891A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2002361891A
JP2002361891A JP2001178050A JP2001178050A JP2002361891A JP 2002361891 A JP2002361891 A JP 2002361891A JP 2001178050 A JP2001178050 A JP 2001178050A JP 2001178050 A JP2001178050 A JP 2001178050A JP 2002361891 A JP2002361891 A JP 2002361891A
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ink
tank
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ink tank
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JP2001178050A
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Kazuhisa Kawakami
和寿 川上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数のインクタンクのうちの交換すべきタンク
を自動的にかつ確実に表示するとともに、交換されたタ
ンクを容易にかつ確実に確認できるようにし、インクタ
ンクの交換ミスをなくして、交換時の操作性の容易化及
び確実性の向上を図る。 【解決手段】インクタンク着脱用の交換窓15と、交換
窓の近傍の第1の印16と、交換窓とは別の確認窓18
と、確認窓の近傍の第2の印17と、インクタンクのイ
ンク量検出手段と、交換したインクタンクを確認する確
認キー13と、を有し、インクタンクの交換の必要性を
検出した場合に、交換対象となるインクタンクを第1の
印と合致させるとともに交換窓を通して交換し、確認キ
ーを操作することで交換したインクタンクを第2の印と
合致させて確認窓により特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドからインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置に関し、特に交換可能な複数のインクタンクが装
着されるインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情
報に基づいて紙、布、プラスチックシート、OHP用シ
ート等の記録媒体(被記録材)に画像(文字や記号等を
含む)を記録していくように構成されている。前記記録
装置は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤド
ット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けること
ができる。
【0003】記録媒体の搬送方向(紙送り方向、副走査
方向)と交叉する方向に主走査しながら記録するシリア
ルタイプの記録装置においては、記録媒体に沿って移動
(主走査)するキャリッジ上に搭載した記録手段として
の記録ヘッドによって画像を記録し、1行分の記録を終
了した後に所定量の紙送り(副走査としてのピッチ搬
送)を行い、その後に再び停止した記録媒体に対して次
の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返す
ことにより、記録媒体全体の記録が行われる。一方、記
録媒体(被記録材)の搬送方向の副走査のみで記録する
ラインタイプの記録装置においては、記録媒体を所定の
記録位置にセットし、一括して1行分の記録を行った
後、所定量の紙送り(ピッチ送り)を行い、さらに次の
行の記録を一括して行うという動作を繰り返すことによ
り、記録媒体全体の記録が行われる。
【0004】そのうち、インクジェット式の記録装置
(インクジェット記録装置)は、記録手段としてのイン
クジェットヘッドから記録媒体へインクを吐出して記録
を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であ
り、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙
に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ラン
ニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒
音が少なく、しかも、多種類のインク(例えばカラーイ
ンク)を使用してカラー画像を記録するのが容易である
などの利点を有している。また、インクジェット記録装
置においては、記録媒体(被記録材)の材質に対する要
求も様々なものがあり、近年では、これらの要求に対す
る開発が進み、通常の記録媒体である紙(薄紙や加工紙
を含む)や樹脂薄板(OHP等)などの他に、布、皮
革、不織布、さらには金属等を記録媒体として用いる記
録装置も使用されるようになっている。
【0005】インクジェット記録装置は、インクジェッ
トヘッドに供給されるインクを加熱あるいは振動によっ
て用紙等の記録媒体に向かって噴出させることで記録
(画像形成、プリント、印刷等)を行うように構成され
ており、現在のところ記録媒体に沿って移動するキャリ
ッジに搭載したインクジェットヘッドを用いて記録する
シリアル式のインクジェット記録装置の方が広く使用さ
れている。また、インクジェット記録装置は、小さなド
ットを高密度で形成できるため、カラー記録(カラー印
刷)を含めた多くの記録(印刷)に使用され、特に記録
密度の一層の向上あるいはカラー印刷の一層の精細化を
可能にするため、キャリッジにブラックインク用ヘッド
とカラーインク用ヘッドを搭載したもの、もしくはブラ
ックインク用ヘッドとカラーインク用ヘッドが一体に構
成されたヘッドユニットをキャリッジに搭載したものが
実用化されている。
【0006】前記インクジェット記録装置においては、
装置全体の小型化とインク補給の容易さを図るために、
各インクジェットヘッドにブラックインク及びカラーイ
ンクを供給するための独立したインクタンクをキャリッ
ジに交換可能に搭載することも行われている。このよう
なインクタンクにおいては、それを装着する際に、該イ
ンクタンクとインクジェットヘッドとの接続部から該ヘ
ッド内のインク流路に気泡が侵入することがある。その
ため、複数のインクタンクを交換可能に搭載したインク
ジェット記録装置においては、どのインクタンクの交換
が行われたかを特定するとともに、交換されたインクタ
ンクが接続されたインクジェットヘッドのインク吐出部
分に負圧を作用させることによりインクをヘッドに強制
的に充填したり、該ヘッドから排出させるなどの回復操
作(インク吐出性能の維持回復のための操作)を実行す
る必要がある。
【0007】また、前記インクタンクの交換を容易にす
るため、タンク検出手段からの信号によりインクタンク
の装着状態を検出するタンク交換履歴判定手段を設け、
インクタンクの装着が検知された場合には、交換された
インクタンクから対応するインクジェットヘッドへのイ
ンク充填操作を行なうように構成されたインクジェット
記録装置が提案されている(例えば特開平7−3235
67号公報)。また、特定のインクタンクのインク量が
少なくなって該インクタンクの交換が指示された場合に
は、交換が必要なインクタンクを判断し(特定し)、交
換対象のインクタンクのみを外部へ通じる窓部へ自動的
に移動させるように構成されたインクジェット記録装置
も提案されている(例えば特開平10−202912号
公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交換さ
れたインクタンクが接続されたインクジェットヘッドの
み、インク吐出部分に負圧を作用させてインクを強制的
に充填したり、排出させたりする前述の従来技術におい
ては、交換されなかったインクタンクに対する不必要な
インク吸引(無駄なインク消費)は防止できるものの、
交換すべきインクタンクをユーザー自身が判断せねばな
らず、交換すべきインクタンクを間違えたことによる無
用な着脱操作により、インクジェットヘッドへの気泡の
侵入を許してしまい、吐出不良による記録品位の低下を
招くという技術的課題が残されたままであった。
【0009】また、交換が必要なインクタンクを判断し
(特定し)、交換対象のインクタンクのみを外部へ通じ
る窓部へ自動的に移動させるように構成された前述の従
来技術においては、交換すべきインクタンクを間違えた
ことによる上記の技術的課題(不具合)は解決される
が、交換対象となるインクタンクのみを交換できるよう
に窓を形成することから、インクタンクを交換するため
のスペースが狭くなってしまい、インクタンクの交換の
容易性を損なうという技術的課題が残されていた。
【0010】本発明はこのような技術的課題に鑑みてな
されたものであり、本発明の目的は、複数のインクタン
クが交換可能に装着されたインクジェット記録装置にお
いて、複数のインクタンクのうちの交換すべきインクタ
ンクをユーザーに対して自動的にかつ確実に知らせるこ
とができ、インクタンクを交換した後では交換されたイ
ンクタンクをユーザーが容易にかつ確実に確認(判定)
することができ、複数のインクタンクを用いる場合のイ
ンクタンク交換時の操作性を容易にするとともに確実性
を向上させることができるインクジェット記録装置を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
上記目的を達成するため、インクを吐出して記録を行う
複数のインクジェットヘッドと、各インクジェットヘッ
ドにインクを供給する複数のインクタンクと、前記イン
クジェットヘッド及び前記インクタンクを搭載して往復
移動するキャリッジと、を備えたインクジェット記録装
置において、前記インクタンクを着脱するためのタンク
交換窓と、該タンク交換窓の近傍に配された第1の印
と、前記タンク交換窓とは別に設けられたタンク確認窓
と、該タンク確認窓の近傍に配された第2の印と、前記
インクタンクのインク量を検出するインク量検出手段
と、交換されたインクタンクを確認するためのタンク確
認キーと、を有し、前記インク量検出手段によりインク
タンクの交換が必要であると判断された場合に、交換対
象となるインクタンクを前記第1の印と合致する位置に
移動させるとともに前記タンク交換窓を通して該インク
タンクを交換し、インクタンクを交換した後で前記タン
ク確認キーを操作した場合に、交換したインクタンクを
前記第2の印と合致する位置に移動させるとともに交換
されたインクタンクを前記タンク確認窓を通して特定す
ることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同
一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本
発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例の内
部構成を示す模式的斜視図である。図1において、キャ
リッジ1にはインク貯留部としての複数のインクタンク
と記録手段としての複数のインクジェットヘッドが搭載
されており、該キャリッジ1は、ガイドシャフト4に沿
って往復移動可能に案内支持されており、キャリッジモ
ータ2の正逆転駆動によりタイミングベルト(伝動ベル
ト)3を介して往復駆動される。図示の例では、前記キ
ャリッジ上には2個のインクジェットヘッドとこれらの
インクジェットヘッドのそれぞれに交換可能に装着され
た2個のインクタンクとが搭載されている。
【0013】図示の例では、上記2個のインクジェット
ヘッドはカラーインク用ヘッドとブラックインク用ヘッ
ドとで構成されており、前記2個のインクタンクはカラ
ー用インクタンク5とブラック用インクタンク6とで構
成されている。つまり、前記キャリッジ1には、カラー
用インクジェットヘッド(不図示)とブラック用インク
ジェットヘッド(不図示)が搭載され、これらのインク
ジェットヘッドのそれぞれには、対応するインクジェッ
トヘッドにインクを供給するためのカラー用インクタン
ク5及びブラック用インクタンク6が着脱可能(交換可
能)に保持されている。
【0014】記録手段としての前記インクジェットヘッ
ドは、熱エネルギーを利用してインクを吐出する記録ヘ
ッドであって、熱エネルギーを発生するための電気熱変
換体を備えたものである。また、前記インクジェットヘ
ッドは、前記電気熱変換体により印加される熱エネルギ
ーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じ
る気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よ
りインクを吐出させ、記録を行うものである。
【0015】図10はインクジェットヘッドのインク吐
出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図10に
おいて、記録用紙等の記録媒体と所定の隙間(例えば、
約0.2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口
面81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成さ
れ、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路8
4の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生する
ための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設され
ている。インクジェットヘッドは、前記吐出口82が主
走査方向(該インクジェット及びキャリッジ1の移動方
向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、キャリッ
ジ1に搭載されている。こうして、画像信号(記録情
報)または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体8
5を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰さ
せ、その時に発生する圧力によって吐出口82からイン
クを吐出させる記録手段としてのインクジェットヘッド
が構成されている。
【0016】図1において、前記キャリッジ1の移動範
囲内であって記録領域を外れた位置には、インクジェッ
トの吐出口面を覆うためのキャッピング手段7が配設さ
れている。このキャッピング手段7は、カラーインク用
ヘッド(カラー用インクジェットヘッド)を覆うカラー
用キャッピングユニット8とブラックインク用ヘッド
(ブラック用インクジェットヘッド)を覆うブラック用
キャッピングユニット9とで構成されている。そして、
キャッピング手段7は、吸引チューブ等を介して吸引ポ
ンプ(不図示)に接続されている。この吸引ポンプは、
キャッピング手段7に負圧を与えるためのものであり、
キャッピング状態で吸引することにより吐出口からイン
クを吸い出す(吸引する)吸引回復動作を行ったり、キ
ャップを開放した状態(アンキャッピング状態)で予備
吐出(空吐出)等によりキャップ内に排出されたインク
を吸引(空吸引)したりするために使用される。
【0017】すなわち、前記カラー用キャッピングユニ
ット8及び前記ブラック用キャッピングユニット9は、
吐出口面81に密着されることで非記録時におけるイン
クの乾燥や埃の付着を抑制する蓋体として機能する他
に、記録品位を保つために記録とは関係の無いインク吐
出(予備吐出)を行うときに吐出インクを受ける予備吐
出受けとして機能したり、さらに、前記吸引回復動作時
に前記吸引ポンプからの負圧を前記カラー用インクジェ
ットヘッド及びブラック用インクジェットヘッドの吐出
口面(吐出口)に作用させて、各ヘッドの吐出口よりイ
ンクを吸引排出させる吸引回復手段としても機能するも
のである。そして、前記キャッピング手段7の記録領域
側には、ゴム状弾性材で形成された板状ブレードから成
るワイパー10で構成されたワイピング手段が配設され
ている。このワイパー10は、キャリッジ1がキャッピ
ング手段7を通過して往復移動する際に、該キャリッジ
の動きを利用して、前記カラー用インクジェットヘッド
及びブラック用インクジェットヘッドの吐出口面を拭き
払い清掃するものである。
【0018】図2は本発明を適用したインクジェット記
録装置の一実施例においてアクセスカバーが閉じられて
いる時の外観の模式的斜視図であり、図3は本発明を適
用したインクジェット記録装置の一実施例においてアク
セスカバーを開けた時の状態を示す模式的斜視図であ
る。図2及び図3において、以上のように構成を有する
インクジェット記録装置の本体部は筐体11の内部に収
納されている。前記筐体11の背面には、記録媒体とし
ての記録用紙を積載するとともに記録装置からの指令に
応じて記録用紙を一枚づつ分離して記録部へ送給するた
めの自動給紙装置12が設けられている。前記筐体11
の上面には、電源キーとしても機能するタンク確認キー
13が配設されている。このタンク確認キー13は、交
換されたインクタンクを確認するためのものである。さ
らに、前記筐体11には装置本体の上部及び前部を覆う
開閉可能なアクセスカバー14が設けられている。図示
の例では、前記アクセスカバー14は、ヒンジ(不図
示)によって装置本体の前面側で開閉可能となるように
装着されている。
【0019】図3において、前記アクセスカバー14を
開放した(開いた)場合には、インクタンク5、6を交
換するときの窓口として使用されるタンク交換窓15が
露出されるように構成されている。このタンク交換窓1
5は、前述したキャッピング手段7の位置から外れた位
置に形成されている。その理由は、前記タンク交換窓1
5が前記キャッピング手段7を避ける位置に配置される
構成とすることで、キャッピング状態で不用意にインク
タンクが抜き差しされることを防止することができ、こ
れによって、負圧状態にされたキャップ内部の圧力が上
昇して吐出口82のインクメニスカスが破壊されること
により記録不良になってしまうなどの不都合を解消され
るからである。
【0020】図3において、前記タンク交換窓15の近
傍(対応する位置)には第1の印(三角印)16と第3
の印(三角印)21が配されて(形成されて)おり、該
タンク交換窓15の右側にはタンク確認窓18が形成さ
れており、該タンク確認窓18の近傍(対応する位置)
には第2の印(三角印)17が配されて(形成されて)
いる。さらに、前記タンク確認窓18の右側には第2の
タンク確認窓23が形成されており、該第2のタンク確
認窓23の近傍(対応する位置)には第4の印(三角
印)22が配されて(形成されて)いる。
【0021】そして、前記カラー用インクタンク5の表
面(上面)には、該インクタンクがカラー用であること
を明示するための印(記号Cの印)19が配されて(形
成されて)いる。また、前記ブラック用インクタンク6
の表面(上面)には、該インクタンクがブラック用であ
ることを明示するための印(記号Bの印)20が配され
て(形成されて)いる。さらに、前記キャリッジ1の右
端部には印(三角印)24が配されて(形成されて)い
る。前述の各印16、17、21、22、24、19、
20、24は、ユーザーが識別できるマークであれば良
く、例えば、記入、打刻、成形、埋め込み等適宜な方法
で形成することができるものである。なお、前記アクセ
スカバー14の開閉状態を検知するカバー検知手段(不
図示)が筐体11内に配設されており、それによって、
常に前記アクセスカバー14の開閉状態を監視できるよ
うに構成されている。
【0022】図4は本発明を適用したインクジェット記
録装置の一実施例においてカラー用インクタンクを交換
する時の状態を示す部分平面図であり、図5は図4のイ
ンクジェット記録装置においてカラー用インクタンクを
交換した後でインクタンクを確認する時の状態を示す部
分平面図である。図4において、インク量検出手段(不
図示)によりカラー用インクタンク5及びブラック用イ
ンクタンク6のインク残量を検出し、カラー用インクタ
ンク5内のインク量が記録に必要な量より少ないと判断
した場合には、前記タンク確認キー13に内蔵されたL
EDが点滅し、ユーザーにインク切れを知らせる。
【0023】ここで、前記インク量検知手段としては、
光学式や電気式など、インクタンク内のインク量を検知
できるものであれば、周知の検知手段を含め、種々の検
知手段を用いることができる。本実施例では、ドットカ
ウント方式のインク量検知手段が使用されている。この
ドットカウント方式のインク量検知手段は、画像記録の
ために吐出口から吐出されるドット数(インク滴の
数)、予備吐出動作により吐出口から吐出されるインク
滴の数、並びに、インク充填動作や記録品位低下時に記
録不良を改善するために実施されるクリーニング動作
(例えば吸引回復動作)により吐出口から排出されるイ
ンク量などを積算し、このようなインク消費量からイン
ク残量を算出するものである。このインク量検知は、カ
ラー用インクタンク5とブラック用インクタンク6につ
いて、それぞれ個別に行われる。
【0024】そこで、ユーザーがインクタンク交換のた
めに前記アクセスカバー14を開けると、カバー検知手
段により該アクセスカバー14が開いていると判断(判
定)され、キャリッジ1はキャリッジ制御手段(不図
示)によりカラー用インクタンク5(インク量が少ない
と判断されたインクタンク)を交換(着脱)できる位置
に移動させられる。つまり、カラー用インクタンク5が
交換対象である場合には、図4に示すように、カラー用
インクタンク5の上面に配された記号Cの印19がタン
ク交換窓15の近傍に配された前記第1の印(三角印)
16と一致(合致)するようになる位置まで、キャリッ
ジ1がキャリッジ制御手段により自動的に移動させられ
る。ユーザーは、記号Cの印19と第1の印(三角印)
16が合致する状態から、カラー用インクタンク5を交
換すれば良いことを認識し、カラー用インクタンク5を
交換する。
【0025】ユーザーは、カラー用インクタンク5を交
換した後、タンク確認キー13を押し下げることにより
インクタンク交換作業が終了したことを記録装置に知ら
せる。すると、前記キャリッジ制御手段により前記キャ
リッジ1を所定区間移動させ、その移動に要した時間等
により該キャリッジ1の質量変化を読み取り(検知
し)、その結果からインクタンクが交換されたか否かを
判別する。これにより、カラー用インクタンク5が交換
されたことが認識される。
【0026】カラー用インクタンク5が交換されたこと
を判別すると、図5に示すように、前記キャリッジ制御
手段により、該カラー用インクタンク5の上面に配され
た記号Cの印19が前記第2の印(三角印)17と合致
するようになる位置までキャリッジ1を自動的に移動さ
せる。そして、ユーザーは、タンク確認窓18を通し
て、記号Cの印19と第2の印(三角印)17が合致し
たことを認識(視認)することができる。つまり、この
時は、カラー用インクタンク5の上面の「C印」19
は、タンク交換窓15とは別に形成されたタンク確認窓
18を通して、ユーザーが目視で認識できる状態になっ
ている。
【0027】この段階(図5に示す段階)で、ユーザー
は、自分が交換したインクタンクを確認でき、正しい表
示(この場合はカラー用インクタンク5)であれば、前
記タンク確認キー13を1回だけ押す(押し下げる)。
一方、間違いであれば(記号Cの印19と第2の印17
が合致していない場合には)、ユーザーは前記タンク確
認キー13を2回押す(押し下げる)。前記タンク確認
キー13が1回だけ押されたときには、キャリッジ制御
手段により、インクジェットヘッドの吐出口82がキャ
ッピング手段7によってキャッピングされる位置までキ
ャリッジ1を移動させる。
【0028】この位置にキャリッジ1を移動させた後、
キャッピング手段7によってヘッドの吐出口を密閉(キ
ャッピング)し、このキャッピング状態で、該キャッピ
ング手段に接続された吸引ポンプを作動させることによ
り、交換したカラー用インクタンク5からインクを吸引
する。このような吸引手段(吸引ポンプ)によるインク
吸引動作は、インク吸引制御手段によって制御される。
そして、このようなインク吸引動作により、交換された
インクタンク(新しいカラー用インクタンク5)及びイ
ンクジェットヘッド(カラーインク用ヘッド)による正
常な記録動作が可能となる。また、上記のインク吸引動
作の前に、交換した新しいカラー用インクタンク5のイ
ンク消費量のみを0にする(リセットする)。
【0029】一方、前記タンク確認キー13が2回押さ
れたときは、表示が間違いであり、反対のインクタンク
(この場合はブラック用インクタンク6)が交換されて
いることになる。この場合も、前記キャリッジ制御手段
により、インクジェットヘッドの吐出口82がキャッピ
ング手段7によってキャッピングされる位置までキャリ
ッジ1を移動させる。この位置にキャリッジ1を移動さ
せた後、キャッピング手段7によってヘッドの吐出口を
密閉(キャッピング)し、このキャッピング状態で、該
キャッピング手段に接続された吸引ポンプを作動させる
ことにより、交換した新しいインクタンク(この場合は
ブラック用インクタンク6)からインクを吸引する。こ
のような吸引手段(吸引ポンプ)によるインク吸引動作
は、インク吸引制御手段によって制御される。
【0030】そして、このようなインク吸引動作によ
り、交換されたインクタンク(新しいブラック用インク
タンク6)及びインクジェットヘッド(ブラックインク
用ヘッド)による正常な記録動作が可能となる。また、
上記のインク吸引動作の前に、交換した新しいブラック
用インクタンク6のインク消費量のみを0にする(リセ
ットする)。
【0031】図6は本発明を適用したインクジェット記
録装置の一実施例においてブラック用インクタンクを交
換する時の状態を示す部分平面図であり、図7は図6の
インクジェット記録装置においてブラック用インクタン
クを交換した後でインクタンクを確認する時の状態を示
す部分平面図である。図6において、インク量検出手段
(不図示)によりカラー用インクタンク5及びブラック
用インクタンク6のインク残量を検出し、ブラック用イ
ンクタンク6内のインク量が記録に必要な量より少ない
と判断した場合には、前記タンク確認キー13に内蔵さ
れたLEDが点滅し、ユーザーにインク切れを知らせ
る。
【0032】そこで、ユーザーがインクタンク交換のた
めに前記アクセスカバー14を開けると、カバー検知手
段により該アクセスカバー14が開いていると判断(判
定)され、キャリッジ1はキャリッジ制御手段(不図
示)によりブラック用インクタンク6(インク量が少な
いと判断されたインクタンク)を交換(着脱)できる位
置に移動させられる。つまり、ブラック用インクタンク
6が交換対象である場合には、図6に示すように、ブラ
ック用インクタンク6の上面に配された記号Bの印20
がタンク交換窓15の近傍に配された前記第1の印(三
角印)16と一致(合致)するようになる位置まで、キ
ャリッジ1がキャリッジ制御手段により自動的に移動さ
せられる。ユーザーは、記号Bの印20と第1の印(三
角印)16が合致する状態から、ブラック用インクタン
ク6を交換すれば良いことを認識し、ブラック用インク
タンク6を交換する。
【0033】ユーザーは、ブラック用インクタンク6を
交換した後、タンク確認キー13を押し下げることによ
りインクタンク交換作業が終了したことを記録装置に知
らせる。すると、前記キャリッジ制御手段により前記キ
ャリッジ1を所定区間移動させ、その移動に要した時間
等により該キャリッジ1の質量変化を読み取り(検知
し)、その結果からインクタンクが交換されたか否かを
判別する。これにより、ブラック用インクタンク6が交
換されたことが認識される。
【0034】ブラック用インクタンク6が交換されたこ
とを判別すると、図7に示すように、前記キャリッジ制
御手段により、該ブラック用インクタンク6の上面に配
された記号Bの印20が前記第2の印(三角印)17と
合致するようになる位置までキャリッジ1を自動的に移
動させる。そして、ユーザーは、タンク確認窓18を通
して、記号Bの印20と第2の印(三角印)17が合致
したことを認識(視認)することができる。つまり、こ
の時は、ブラック用インクタンク6の上面の「B印」2
0は、タンク交換窓15とは別に形成されたタンク確認
窓18を通して、ユーザーが目視で認識できる状態にな
っている。
【0035】この段階(図7に示す段階)で、ユーザー
は、自分が交換したインクタンクを確認でき、正しい表
示(この場合はブラック用インクタンク6)であれば、
前記タンク確認キー13を1回だけ押す(押し下げ
る)。一方、間違いであれば(記号Bの印20と第2の
印17が合致していない場合には)、ユーザーは前記タ
ンク確認キー13を2回押す(押し下げる)。前記タン
ク確認キー13が1回だけ押されたときには、キャリッ
ジ制御手段により、インクジェットヘッドの吐出口82
がキャッピング手段7によってキャッピングされる位置
までキャリッジ1を移動させる。
【0036】この位置にキャリッジ1を移動させた後、
キャッピング手段7によってヘッドの吐出口を密閉(キ
ャッピング)し、このキャッピング状態で、該キャッピ
ング手段に接続された吸引ポンプを作動させることによ
り、交換したブラック用インクタンク6からインクを吸
引する。このような吸引手段(吸引ポンプ)によるイン
ク吸引動作は、インク吸引制御手段によって制御され
る。そして、このようなインク吸引動作により、交換さ
れたインクタンク(新しいブラック用インクタンク6)
及びインクジェットヘッド(ブラックインク用ヘッド)
による正常な記録動作が可能となる。また、上記のイン
ク吸引動作の前に、交換した新しいブラック用インクタ
ンク6のインク消費量のみを0にする(リセットす
る)。
【0037】一方、前記タンク確認キー13が2回押さ
れたときは、表示が間違いであり、反対のインクタンク
(この場合はカラー用インクタンク5)が交換されてい
ることになる。この場合も、前記キャリッジ制御手段に
より、インクジェットヘッドの吐出口82がキャッピン
グ手段7によってキャッピングされる位置までキャリッ
ジ1を移動させる。この位置にキャリッジ1を移動させ
た後、キャッピング手段7によってヘッドの吐出口を密
閉(キャッピング)し、このキャッピング状態で、該キ
ャッピング手段に接続された吸引ポンプを作動させるこ
とにより、交換した新しいインクタンク(この場合はカ
ラー用インクタンク5)からインクを吸引する。このよ
うな吸引手段(吸引ポンプ)によるインク吸引動作は、
インク吸引制御手段によって制御される。
【0038】そして、このようなインク吸引動作によ
り、交換されたインクタンク(新しいカラー用インクタ
ンク5)及びインクジェットヘッド(カラーインク用ヘ
ッド)による正常な記録動作が可能となる。また、上記
のインク吸引動作の前に、交換した新しいカラー用イン
クタンク5のインク消費量のみを0にする(リセットす
る)。
【0039】図8は本発明を適用したインクジェット記
録装置の一実施例においてカラー用インクタンク及びブ
ラック用インクタンクの両方を交換する時の状態を示す
部分平面図であり、図9は図8のインクジェット記録装
置においてカラー用インクタンク及びブラック用インク
タンクの両方を交換した後でインクタンクを確認する時
の状態を示す部分平面図である。図8において、インク
量検出手段(不図示)によりカラー用インクタンク5及
びブラック用インクタンク6のインク残量を検出し、両
方のインクタンクのインク量が記録に必要な量より少な
いと判断した場合には、前記タンク確認キー13に内蔵
されたLEDが点滅し、ユーザーにインク切れを知らせ
る。
【0040】そこで、ユーザーがインクタンク交換のた
めに前記アクセスカバー14を開けると、カバー検知手
段により該アクセスカバー14が開いていると判断(判
定)され、キャリッジ1はキャリッジ制御手段(不図
示)によりカラー用インクタンク5及びブラック用イン
クタンク6を交換(着脱)できる位置に移動させられ
る。つまり、カラー用インクタンク5及びブラック用イ
ンクタンクの両方が交換対象である場合には、図8に示
すように、キャリッジ1に配された(図示の例では、キ
ャリッジ1の右側上面に記された)印(三角印)24が
前記タンク交換窓15の近傍の前記第1の印16と異な
る位置に配された第3の印(三角印)21と一致(合
致)するようになる位置まで、キャリッジ1がキャリッ
ジ制御手段により自動的に移動させられる。ユーザー
は、キャリッジ1上の印(三角印)24と第3の印(三
角印)21が合致する状態から、カラー用インクタンク
5及びブラック用インクタンク6の両方ともを交換すれ
ば良いことを認識し、カラー用インクタンク5及びブラ
ック用インクタンク6の両方を交換する。
【0041】ユーザーは、カラー用インクタンク5及び
ブラック用インクタンク6を交換した後、タンク確認キ
ー13を押し下げることによりインクタンク交換作業が
終了したことを記録装置に知らせる。すると、前記キャ
リッジ制御手段により前記キャリッジ1を所定区間移動
させ、その移動に要した時間等により該キャリッジ1の
質量変化を読み取り(検知し)、その結果からインクタ
ンクが交換されたか否かを判別する。これにより、カラ
ー用インクタンク5及びブラック用インクタンクの両方
が交換されたことが判別される。
【0042】カラー用インクタンク5及びブラック用イ
ンクタンクの両方が交換されたことを判別すると、図9
に示すように、前記キャリッジ制御手段により、該キャ
リッジ1の右側上面に設けられた印(三角印)24が前
記第4の印(三角印)22(図示の例では前記第2の印
17の右側に配されている)と一致(合致)するように
なる位置までキャリッジ1を自動的に移動させる。そし
て、ユーザーは、前記タンク確認窓18の右側に配置さ
れた第2のタンク確認窓23を通して、キャリッジ1上
に配された印(三角印)24と第4の印(三角印)22
が合致したことを認識(視認)することができる。つま
り、この時は、キャリッジ1の上面の印24は、前記タ
ンク交換窓15及び前記タンク確認窓18とは別に形成
された第2のタンク確認窓23を通して、ユーザーが目
視で認識できる状態になっている。
【0043】この段階(図9に示す段階)で、ユーザー
は、自分が交換したインクタンクを確認でき、正しい表
示であれば、前記タンク確認キー13を1回だけ押す
(押し下げる)。一方、間違いであれば(キャリッジ1
の印24と第4の印22が合致していない場合には)、
ユーザーは前記タンク確認キー13を2回押す(押し下
げる)。前記タンク確認キー13が1回だけ押されたと
きには、キャリッジ制御手段により、インクジェットヘ
ッドの吐出口82がキャッピング手段7によってキャッ
ピングされる位置までキャリッジ1を移動させる。
【0044】この位置にキャリッジ1を移動させた後、
キャッピング手段7によってインクジェットヘッドの吐
出口82を密閉(キャッピング)し、このキャッピング
状態で、該キャッピング手段に接続された吸引ポンプを
作動させることにより、交換したカラー用インクタンク
5及びブラック用インクタンク6の両方からインクを吸
引する。このような吸引手段(吸引ポンプ)によるイン
ク吸引動作は、インク吸引制御手段によって制御され
る。そして、このようなインク吸引動作により、交換さ
れた各インクタンク(新しいカラー用インクタンク5及
びブラック用インクタンク)と各インクジェットヘッド
(カラーインク用ヘッド及びブラックインク用ヘッド)
とによる正常な記録動作が可能となる。また、上記のイ
ンク吸引動作の前に、交換した新しいカラー用インクタ
ンク5及びブラック用インクタンク6のインク消費量を
共に0にする(リセットする)。
【0045】一方、前記タンク確認キー13が2回押さ
れたときは、表示が間違いであり、前記インク量検出手
段(不図示)により、再度、カラー用インクタンク5及
びブラック用インクタンク6のインク残量を検知し、交
換したインクタンクを特定するために前述の確認動作を
繰り返し行う。なお、前述の実施例では、カラー用イン
クタンク5及びブラック用インクタンク6の両方とも交
換が必要な場合のために、第3の印21及び第4の印2
2と第2のタンク確認窓23とを設けるように構成した
が、これは、前述の第1の印16及び第2の印17と前
記タンク確認18を利用して両方のインクタンクの交換
を行うように構成してもよい。
【0046】なお、以上の実施例では、カラー用インク
タンク5及びブラック用インクタンク6の2種類のイン
クタンクが装着されるインクジェット記録装置を例に挙
げて説明したが、本発明は、複数のインクタンクを用い
るインクジェット記録装置であれば、インクタンクの種
類や数に関わりなく自由に実施できるものであり、これ
らもその範囲内に含むものである。また、本発明は、イ
ンクジェットヘッドもしくは吐出口群(吐出口列)の数
や種類にも関わりなく自由に実施できるものであり、こ
れらもその範囲内に含むものである。
【0047】さらに、本発明は、インクジェットヘッド
にインクタンクを交換可能に装着する構成の他、インク
ジェットヘッドとインクタンクを一体化した交換可能な
ヘッドカートリッジを用いる構成、インクジェットヘッ
ドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用の
チューブ等で接続する構成など、インクジェットヘッド
とインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に
適用することができ、同様の効果が得られるものであ
り、それらも本発明の範囲内に含まれるものである。な
お、本発明は、インクジェット記録装置であれば、例え
ば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いるインクジ
ェットヘッドを使用するものなど全ての記録方式のもの
に適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してイン
クを吐出する方式のインクジェットヘッドを使用するイ
ンクジェット記録装置において優れた効果をもたらすも
のである。かかる方式によれば、記録(印刷)の高密度
化、高精細化が達成できるからである。
【0048】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
(請求項1)によれば、インクを吐出して記録を行う複
数のインクジェットヘッドと、各インクジェットヘッド
にインクを供給する複数のインクタンクと、前記インク
ジェットヘッド及び前記インクタンクを搭載して往復移
動するキャリッジと、を備えたインクジェット記録装置
において、前記インクタンクを着脱するためのタンク交
換窓と、該タンク交換窓の近傍に配された第1の印と、
前記タンク交換窓とは別に設けられたタンク確認窓と、
該タンク確認窓の近傍に配された第2の印と、前記イン
クタンクのインク量を検出するインク量検出手段と、交
換されたインクタンクを確認するためのタンク確認キー
と、を有し、前記インク量検出手段によりインクタンク
の交換が必要であると判断された場合に、交換対象とな
るインクタンクを前記第1の印と合致する位置に移動さ
せるとともに前記タンク交換窓を通して該インクタンク
を交換し、インクタンクを交換した後で前記タンク確認
キーを操作した場合に、交換したインクタンクを前記第
2の印と合致する位置に移動させるとともに交換された
インクタンクを前記タンク確認窓を通して特定する構成
としたので、複数のインクタンクのうちの交換すべきイ
ンクタンクをユーザーに対して自動的にかつ確実に知ら
せることができ、インクタンクを交換した後では交換さ
れたインクタンクをユーザーが容易にかつ確実に確認
(判定)することができ、複数のインクタンクを用いる
場合のインクタンク交換時の操作性を容易にするととも
に確実性を向上させることができるインクジェット記録
装置が提供される。
【0049】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
構成に加えて、前記複数のインクタンクが2種類であ
り、前記インク量検出手段により該2種類のインクタン
クともに交換が必要である判断された場合に、前記キャ
リッジに配された印が前記第1の印と合致するように該
キャリッジを移動させて2種類のインクタンクを交換
し、インクタンクを交換した後で前記タンク確認キーを
操作した場合に、前記キャリッジに配された印が前記第
2の印と合致するように該キャリッジを移動させるとと
もに交換されたインクタンクを前記タンク確認窓を通し
て特定する構成としたので、さらに、2種類のインクタ
ンクのうちの交換すべきインクタンクをユーザーに対し
て自動的にかつ確実に知らせることができ、インクタン
クを交換した後では交換されたインクタンクをユーザー
が容易にかつ確実に確認(判定)することができ、2種
類のインクタンクを用いる場合のインクタンク交換時の
操作性を容易にするとともに確実性を向上させることが
できるインクジェット記録装置が提供される。
【0050】請求項3の発明によれば、上記請求項1の
構成に加えて、前記複数のインクタンクが2種類であ
り、前記インク量検出手段により該2種類のインクタン
クともに交換が必要である判断された場合に、前記キャ
リッジに配された印が前記タンク交換窓の近傍の前記第
1と異なる位置に配された第3の印と合致するように該
キャリッジを移動させて2種類のインクタンクを交換
し、インクタンクを交換した後で前記タンク確認キーを
操作した場合に、前記キャリッジに配された印が前記タ
ンク確認窓とは別に設けられた第2のタンク確認窓の近
傍に配された第4の印と合致するように該キャリッジを
移動させるとともに交換されたインクタンクを該第2の
タンク確認窓を通して特定する構成としたので、さら
に、2種類のインクタンクのうちの交換すべきインクタ
ンクをユーザーに対して自動的にかつ確実に知らせるこ
とができ、インクタンクを交換した後では交換されたイ
ンクタンクをユーザーが容易にかつ確実に確認(判定)
することができ、2種類のインクタンクを用いる場合の
インクタンク交換時の操作性を容易にするとともに確実
性を向上させることができるインクジェット記録装置が
提供される。
【0051】請求項4及び5の発明によれば、上記請求
項1の構成に加えて、前記タンク確認キーの操作はキー
の押し下げである構成、あるいは、前記タンク確認キー
は電源キーとしても機能する構成としたので、一層効率
よく、複数のインクタンクのうちの交換すべきインクタ
ンクをユーザーに対して自動的にかつ確実に知らせるこ
とができ、インクタンクを交換した後では交換されたイ
ンクタンクをユーザーが容易にかつ確実に確認(判定)
することができ、複数のインクタンクを用いる場合のイ
ンクタンク交換時の操作性を容易にするとともに確実性
を向上させることができるインクジェット記録装置が提
供される。
【0052】請求項6の発明によれば、上記各請求項の
構成に加えて、交換されたインクタンクを特定した後、
交換されたインクタンクからインクを吸引することによ
り該インクタンクのインク吐出性能の維持回復を図る構
成としたので、上記効果に加えて、無駄なインク吸引を
防ぎかつ必要なインク吸引のみを実行することから、無
駄なインク消費を無くしながら、自動的に記録品位を保
持することが可能となり、インクタンク交換時の操作の
容易性を更に向上させることができるインクジェット記
録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例の内部構成を示す模式的斜視図である。
【図2】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてアクセスカバーが閉じられている時の外
観の模式的斜視図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてアクセスカバーを開けた時の状態を示す
模式的斜視図である。
【図4】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてカラー用インクタンクを交換する時の状
態を示す部分平面図である。
【図5】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてカラー用インクタンクを交換した後でイ
ンクタンクを確認する時の状態を示す部分平面図であ
る。
【図6】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてブラック用インクタンクを交換する時の
状態を示す部分平面図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてブラック用インクタンクを交換した後で
インクタンクを確認する時の状態を示す部分平面図であ
る。
【図8】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてカラー用インクタンク及びブラック用イ
ンクタンクの両方を交換する時の状態を示す部分平面図
である。
【図9】本発明を適用したインクジェット記録装置の一
実施例においてカラー用インクタンク及びブラック用イ
ンクタンクの両方を交換した後でインクタンクを確認す
る時の状態を示す部分平面図である。
【図10】本発明を適用したインクジェット記録装置の
インクジェットヘッドのインク吐出部の構造を模式的に
示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 3 タイミングベルト 4 ガイドシャフト(CRガイド) 5 カラー用インクタンク 6 ブラック用インクタンク 7 キャッピング手段 8 カラー用キャップユニット 9 ブラック用キャップユニット 10 ワイパー(ワイパーブレード) 11 筐体 12 自動給紙部 13 タンク確認キー(電源キーも兼ねたキー) 14 アクセスカバー 15 タンク交換窓 16 第1の印 17 第2の印 18 タンク確認窓 19 カラー用インクタンクの印 20 ブラック用インクタンクの印 21 第3の印 22 第4の印 23 第2のタンク確認窓 24 キャリッジに配された印 81 吐出口面 82 吐出口 83 共通液室 84 液路 85 電気熱変換体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して記録を行う複数のイン
    クジェットヘッドと、各インクジェットヘッドにインク
    を供給する複数のインクタンクと、前記インクジェット
    ヘッド及び前記インクタンクを搭載して往復移動するキ
    ャリッジと、を備えたインクジェット記録装置におい
    て、 前記インクタンクを着脱するためのタンク交換窓と、該
    タンク交換窓の近傍に配された第1の印と、前記タンク
    交換窓とは別に設けられたタンク確認窓と、該タンク確
    認窓の近傍に配された第2の印と、前記インクタンクの
    インク量を検出するインク量検出手段と、交換されたイ
    ンクタンクを確認するためのタンク確認キーと、を有
    し、 前記インク量検出手段によりインクタンクの交換が必要
    であると判断された場合に、交換対象となるインクタン
    クを前記第1の印と合致する位置に移動させるとともに
    前記タンク交換窓を通して該インクタンクを交換し、イ
    ンクタンクを交換した後で前記タンク確認キーを操作し
    た場合に、交換したインクタンクを前記第2の印と合致
    する位置に移動させるとともに交換されたインクタンク
    を前記タンク確認窓を通して特定することを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のインクタンクが2種類であ
    り、前記インク量検出手段により該2種類のインクタン
    クともに交換が必要である判断された場合に、前記キャ
    リッジに配された印が前記第1の印と合致するように該
    キャリッジを移動させて2種類のインクタンクを交換
    し、インクタンクを交換した後で前記タンク確認キーを
    操作した場合に、前記キャリッジに配された印が前記第
    2の印と合致するように該キャリッジを移動させるとと
    もに交換されたインクタンクを前記タンク確認窓を通し
    て特定することを特徴とする請求項1に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のインクタンクが2種類であ
    り、前記インク量検出手段により該2種類のインクタン
    クともに交換が必要である判断された場合に、前記キャ
    リッジに配された印が前記タンク交換窓の近傍の前記第
    1と異なる位置に配された第3の印と合致するように該
    キャリッジを移動させて2種類のインクタンクを交換
    し、インクタンクを交換した後で前記タンク確認キーを
    操作した場合に、前記キャリッジに配された印が前記タ
    ンク確認窓とは別に設けられた第2のタンク確認窓の近
    傍に配された第4の印と合致するように該キャリッジを
    移動させるとともに交換されたインクタンクを該第2の
    タンク確認窓を通して特定することを特徴とする請求項
    1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記タンク確認キーの操作はキーの押し
    下げであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記タンク確認キーは電源キーとしても
    機能することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 交換されたインクタンクを特定した後、
    交換されたインクタンクからインクを吸引することによ
    り該インクタンクのインク吐出性能の維持回復を図るこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットヘッドはインクを吐
    出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱
    変換体を備えていることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェットヘッドは前記電気熱
    変換体が発生する熱エネルギーによりインクに生じる膜
    沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出させることを特
    徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020189434A (ja) * 2019-05-22 2020-11-26 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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